JP2002128714A - シクロヘキサンの酸化方法 - Google Patents
シクロヘキサンの酸化方法Info
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- JP2002128714A JP2002128714A JP2000316242A JP2000316242A JP2002128714A JP 2002128714 A JP2002128714 A JP 2002128714A JP 2000316242 A JP2000316242 A JP 2000316242A JP 2000316242 A JP2000316242 A JP 2000316242A JP 2002128714 A JP2002128714 A JP 2002128714A
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- cyclohexane
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- cyclohexanol
- cyclohexanone
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生産性に優れるシクロヘキサノン、シクロヘ
キサノールおよび/またはシクロヘキシルヒドロペルオ
キシドの製造方法を提供すること。 【解決手段】 シクロヘキサンを、N−ヒドロキシ環状
イミド、遷移金属化合物および25℃における比誘電率
が7以上でシクロヘキサン100重量部に対して10〜
80重量部の溶媒の存在下、分子状酸素と接触させる。
キサノールおよび/またはシクロヘキシルヒドロペルオ
キシドの製造方法を提供すること。 【解決手段】 シクロヘキサンを、N−ヒドロキシ環状
イミド、遷移金属化合物および25℃における比誘電率
が7以上でシクロヘキサン100重量部に対して10〜
80重量部の溶媒の存在下、分子状酸素と接触させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シクロヘキサンの
酸化方法に関する。詳しくは、シクロヘキサンを酸素酸
化して、シクロヘキサノン、シクロヘキサノールおよび
/またはシクロヘキシルヒドロペルオキシドを製造する
方法に関する。
酸化方法に関する。詳しくは、シクロヘキサンを酸素酸
化して、シクロヘキサノン、シクロヘキサノールおよび
/またはシクロヘキシルヒドロペルオキシドを製造する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シクロヘキサンの酸素酸化により、シク
ロヘキサノン、シクロヘキサノールおよび/またはシク
ロヘキシルヒドロペルオキシドを得る反応は、KAオイ
ル(シクロヘキサノンとシクロヘキサノールの混合物)
の製造プロセス等において行われている。従来、シクロ
ヘキサンを酸素酸化する方法としては、無触媒または触
媒としてコバルト塩やホウ酸の存在下にシクロヘキサン
と分子状酸素を接触させる方法が採用されており、種々
の改良法が検討されている(例えば、特開平9−202
742号公報等)。また、近年、触媒としてN−ヒドロ
キフタルイミドのようなイミド化合物と金属化合物を組
み合わせて用いる方法が開発されている(例えば、特開
平8−38909号公報、特開平9−87215号公
報、特開平9−143109号公報、特開平9−327
626号公報、特開平10−286467号公報、特開
平11−349493号公報等)。
ロヘキサノン、シクロヘキサノールおよび/またはシク
ロヘキシルヒドロペルオキシドを得る反応は、KAオイ
ル(シクロヘキサノンとシクロヘキサノールの混合物)
の製造プロセス等において行われている。従来、シクロ
ヘキサンを酸素酸化する方法としては、無触媒または触
媒としてコバルト塩やホウ酸の存在下にシクロヘキサン
と分子状酸素を接触させる方法が採用されており、種々
の改良法が検討されている(例えば、特開平9−202
742号公報等)。また、近年、触媒としてN−ヒドロ
キフタルイミドのようなイミド化合物と金属化合物を組
み合わせて用いる方法が開発されている(例えば、特開
平8−38909号公報、特開平9−87215号公
報、特開平9−143109号公報、特開平9−327
626号公報、特開平10−286467号公報、特開
平11−349493号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、反応速度や容積効率が十分でない等、生産性
の点で満足できるものではなかった。本発明の目的は、
生産性に優れるシクロヘキサノン、シクロヘキサノール
および/またはシクロヘキシルヒドロペルオキシドの製
造方法を提供することにある。
方法では、反応速度や容積効率が十分でない等、生産性
の点で満足できるものではなかった。本発明の目的は、
生産性に優れるシクロヘキサノン、シクロヘキサノール
および/またはシクロヘキシルヒドロペルオキシドの製
造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、シクロヘキサンの酸化反応を、N−ヒドロキシ
環状イミド、遷移金属化合物および特定量の特定溶媒の
存在下に行うことにより、上記目的が達成されることを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、シクロヘキサンを、N−ヒドロキシ環状イミド、遷
移金属化合物および25℃における比誘電率が7以上で
シクロヘキサン100重量部に対して10〜80重量部
の溶媒の存在下、分子状酸素と接触させることにより、
シクロヘキサノン、シクロヘキサノールおよび/または
シクロヘキシルヒドロペルオキシドを製造する方法に係
るものである。
の結果、シクロヘキサンの酸化反応を、N−ヒドロキシ
環状イミド、遷移金属化合物および特定量の特定溶媒の
存在下に行うことにより、上記目的が達成されることを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、シクロヘキサンを、N−ヒドロキシ環状イミド、遷
移金属化合物および25℃における比誘電率が7以上で
シクロヘキサン100重量部に対して10〜80重量部
の溶媒の存在下、分子状酸素と接触させることにより、
シクロヘキサノン、シクロヘキサノールおよび/または
シクロヘキシルヒドロペルオキシドを製造する方法に係
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明においては、シクロヘキサンの酸素酸化の触媒と
して、N−ヒドロキシ環状イミドと遷移金属化合物を組
み合わせて用いる。N−ヒドロキシ環状イミドとして
は、例えば、置換基を有していてもよい、N−ヒドロキ
シフタルイミド、N−ヒドロキシナフタルイミド、N−
ヒドロキシマレイミド、N−ヒドロキシスクシンイミド
等が挙げられ、また、該置換基としては、例えば、アル
キル基、アリール基、ハロゲン原子、ニトロ基等が挙げ
られる。具体的には、N−ヒドロキシフタルイミド、N
−ヒドロキシクロロフタルイミド、N−ヒドロキシニト
ロフタルイミド、N−ヒドロキシナフタルイミド、N−
ヒドロキシクロロナフタルイミド、N−ヒドロキシマレ
イミド、N−ヒドロキシスクシンイミド等が挙げられ
る。N−ヒドロキシ環状イミドは、必要に応じてそれら
の2種以上を用いてもよい。N−ヒドロキシ環状イミド
の使用量は、シクロヘキサンに対して、通常0.000
1〜10モル%、好ましくは0.001〜1モル%の範
囲である
本発明においては、シクロヘキサンの酸素酸化の触媒と
して、N−ヒドロキシ環状イミドと遷移金属化合物を組
み合わせて用いる。N−ヒドロキシ環状イミドとして
は、例えば、置換基を有していてもよい、N−ヒドロキ
シフタルイミド、N−ヒドロキシナフタルイミド、N−
ヒドロキシマレイミド、N−ヒドロキシスクシンイミド
等が挙げられ、また、該置換基としては、例えば、アル
キル基、アリール基、ハロゲン原子、ニトロ基等が挙げ
られる。具体的には、N−ヒドロキシフタルイミド、N
−ヒドロキシクロロフタルイミド、N−ヒドロキシニト
ロフタルイミド、N−ヒドロキシナフタルイミド、N−
ヒドロキシクロロナフタルイミド、N−ヒドロキシマレ
イミド、N−ヒドロキシスクシンイミド等が挙げられ
る。N−ヒドロキシ環状イミドは、必要に応じてそれら
の2種以上を用いてもよい。N−ヒドロキシ環状イミド
の使用量は、シクロヘキサンに対して、通常0.000
1〜10モル%、好ましくは0.001〜1モル%の範
囲である
【0006】遷移金属化合物としては、遷移金属元素と
して、例えば、コバルト、セリウム、マンガン、モリブ
デン、鉄、チタン、ルテニウム、ロジウム、ニッケル、
銅等を含むものが挙げられ、また、該化合物の種類とし
ては、例えば、酸化物、有機酸塩、無機酸塩、ハロゲン
化物、アルコキシド、アセチルアセトナートのような錯
体、オキソ酸やその塩、イソポリ酸やその塩、ヘテロポ
リ酸やその塩等が挙げられる。中でも、コバルト、セリ
ウム、マンガンを含む化合物が好ましい。遷移金属化合
物は、必要に応じてそれらの2種以上を用いることもで
きる。遷移金属化合物の使用量は、シクロヘキサンに対
して、通常0.00001〜1モル%、好ましくは0.
0001〜0.1モル%の範囲である。
して、例えば、コバルト、セリウム、マンガン、モリブ
デン、鉄、チタン、ルテニウム、ロジウム、ニッケル、
銅等を含むものが挙げられ、また、該化合物の種類とし
ては、例えば、酸化物、有機酸塩、無機酸塩、ハロゲン
化物、アルコキシド、アセチルアセトナートのような錯
体、オキソ酸やその塩、イソポリ酸やその塩、ヘテロポ
リ酸やその塩等が挙げられる。中でも、コバルト、セリ
ウム、マンガンを含む化合物が好ましい。遷移金属化合
物は、必要に応じてそれらの2種以上を用いることもで
きる。遷移金属化合物の使用量は、シクロヘキサンに対
して、通常0.00001〜1モル%、好ましくは0.
0001〜0.1モル%の範囲である。
【0007】本発明においては、上記触媒に加えて、2
5℃における比誘電率が7以上、好ましくは20以上の
溶媒の存在下に、シクロヘキサンの酸素酸化を行う。該
溶媒を存在させないと、反応速度が十分でない。該溶媒
しては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、
ベンゾニトリルのようなニトリル類;ニトロメタン、ニ
トロベンゼンのようなニトロ化合物;1,2−ジクロロ
エタン、o−ジクロロベンゼンのような塩素化炭化水素
類;フェノール、p−クロロフェノールのようなフェノ
ール類;ぎ酸、トリフルオロ酢酸のような有機酸等が挙
げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることも
できる。中でも、ニトリル類が好ましい。該溶媒の使用
量は、シクロヘキサン100重量部に対して、反応速度
の観点から、10重量部以上、好ましくは15重量部以
上、さらに好ましくは20重量部以上であり、また、容
積効率の観点から、80重量部以下、好ましくは70重
量部以下、さらに好ましくは50重量部以下である。
5℃における比誘電率が7以上、好ましくは20以上の
溶媒の存在下に、シクロヘキサンの酸素酸化を行う。該
溶媒を存在させないと、反応速度が十分でない。該溶媒
しては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、
ベンゾニトリルのようなニトリル類;ニトロメタン、ニ
トロベンゼンのようなニトロ化合物;1,2−ジクロロ
エタン、o−ジクロロベンゼンのような塩素化炭化水素
類;フェノール、p−クロロフェノールのようなフェノ
ール類;ぎ酸、トリフルオロ酢酸のような有機酸等が挙
げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用いることも
できる。中でも、ニトリル類が好ましい。該溶媒の使用
量は、シクロヘキサン100重量部に対して、反応速度
の観点から、10重量部以上、好ましくは15重量部以
上、さらに好ましくは20重量部以上であり、また、容
積効率の観点から、80重量部以下、好ましくは70重
量部以下、さらに好ましくは50重量部以下である。
【0008】上記触媒および溶媒の存在下に、シクロヘ
キサンを分子状酸素と接触させる。シクロヘキサンと分
子状酸素との接触は、通常、シクロヘキサン、触媒およ
び溶媒を含む液に酸素含有ガスの気泡を分散させること
により行われ、例えば、ガス導入管を用いてもよいし、
反応器に吹き出し孔を設けてもよい。気泡径の大きさは
適宜選択されるが、反応速度を高める観点からは、気泡
径を小さく、好ましくは1mm以下にするのがよい。酸
素含有ガスとしては、酸素、空気、または酸素もしくは
空気を窒素やヘリウムのような不活性ガスで希釈したも
のを用いることができる。
キサンを分子状酸素と接触させる。シクロヘキサンと分
子状酸素との接触は、通常、シクロヘキサン、触媒およ
び溶媒を含む液に酸素含有ガスの気泡を分散させること
により行われ、例えば、ガス導入管を用いてもよいし、
反応器に吹き出し孔を設けてもよい。気泡径の大きさは
適宜選択されるが、反応速度を高める観点からは、気泡
径を小さく、好ましくは1mm以下にするのがよい。酸
素含有ガスとしては、酸素、空気、または酸素もしくは
空気を窒素やヘリウムのような不活性ガスで希釈したも
のを用いることができる。
【0009】反応は、回分式でも連続式でも行うことが
できるが、生産性の観点からは、連続式で行うのが好ま
しい。連続式で行う場合、遷移金属化合物を溶解させた
シクロヘキサン、N−ヒドロキシイミド化合物を溶解さ
せた溶媒および酸素含有ガスを反応器に連続的に供給し
ながら、反応液およびガスを反応器から連続的に抜き出
すのが好ましい。
できるが、生産性の観点からは、連続式で行うのが好ま
しい。連続式で行う場合、遷移金属化合物を溶解させた
シクロヘキサン、N−ヒドロキシイミド化合物を溶解さ
せた溶媒および酸素含有ガスを反応器に連続的に供給し
ながら、反応液およびガスを反応器から連続的に抜き出
すのが好ましい。
【0010】反応温度は、通常90〜150℃、好まし
くは100〜140℃の範囲であり、また、反応圧力
は、通常0.1〜3MPa、好ましくは0.1〜2MP
aの範囲である。
くは100〜140℃の範囲であり、また、反応圧力
は、通常0.1〜3MPa、好ましくは0.1〜2MP
aの範囲である。
【0011】反応生成物は条件により異なるが、通常、
シクロヘキサノン、シクロヘキサノール、シクロヘキシ
ルペルオキシドの3種とともに、アジピン酸のようなカ
ルボン酸、シクロヘキシルエステル等が生成する。反応
の後処理方法については適宜選択することができるが、
例えば、反応液を、必要に応じて冷却、溶媒除去等に付
した後、濾過して触媒を濾別し、得られた濾液をアルカ
リ処理する方法が挙げられる。該アルカリ処理により、
シクロヘキシルエステルをケン化し、シクロヘキシルペ
ルオキシドをシクロヘキサノンやシクロヘキサノールに
変換することができる。
シクロヘキサノン、シクロヘキサノール、シクロヘキシ
ルペルオキシドの3種とともに、アジピン酸のようなカ
ルボン酸、シクロヘキシルエステル等が生成する。反応
の後処理方法については適宜選択することができるが、
例えば、反応液を、必要に応じて冷却、溶媒除去等に付
した後、濾過して触媒を濾別し、得られた濾液をアルカ
リ処理する方法が挙げられる。該アルカリ処理により、
シクロヘキシルエステルをケン化し、シクロヘキシルペ
ルオキシドをシクロヘキサノンやシクロヘキサノールに
変換することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。なお、10.5%酸素
ガス、9%酸素ガスおよび5%酸素ガスは、それぞれ空
気を窒素で希釈することにより調製した。ここでいう酸
素濃度を表す%は、標準状態(0℃、1気圧)における
容量基準であり、また以下の実施例において、その他の
濃度を表す%は重量基準である。実施例4〜8、比較例
1、2においては、ガス導入管の先端にガラスフィルタ
ーを装着し、気泡径が1mm以下となるようにした。ま
た、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、シクロヘキサ
ノールおよびシクロヘキシルヒドロペルオキシドの分析
は、ガスクロマトグラフィーにより行い、アジピン酸の
分析は、イオンクロマトグラフィーにより行った。
れらに限定されるものではない。なお、10.5%酸素
ガス、9%酸素ガスおよび5%酸素ガスは、それぞれ空
気を窒素で希釈することにより調製した。ここでいう酸
素濃度を表す%は、標準状態(0℃、1気圧)における
容量基準であり、また以下の実施例において、その他の
濃度を表す%は重量基準である。実施例4〜8、比較例
1、2においては、ガス導入管の先端にガラスフィルタ
ーを装着し、気泡径が1mm以下となるようにした。ま
た、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、シクロヘキサ
ノールおよびシクロヘキシルヒドロペルオキシドの分析
は、ガスクロマトグラフィーにより行い、アジピン酸の
分析は、イオンクロマトグラフィーにより行った。
【0013】実施例1 1リットルのガラスオートクレーブに、シクロヘキサン
210g(2.5モル)、N−ヒドロキシフタルイミド
2.9g(0.018モル)、オクチル酸コバルト0.
052g(0.00015モル)およびアセトニトリル
84gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温
度100℃に調整した。この中に、該圧力および温度を
維持しながら、ガス導入管により10.5%酸素ガスを
400ml/分で1時間吹き込んだ。その後、該10.
5%酸素ガス400ml/分を空気500ml/分に切
り替え、それと同時に、252ppmオクチル酸コバル
ト/シクロヘキサン溶液を3.6g/分で、および3.
3%N−ヒドロキシフタルイミド/アセトニトリル溶液
を1.5g/分で供給開始し、引き続き上記の圧力およ
び温度を維持しながら供給速度とほぼ等速度で反応液を
抜き出し、滞留時間1時間で連続的に5時間反応させ
た。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.8
%、シクロヘキサノール濃度0.5%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.1%、アジピン酸濃度0.
9%であり、シクロヘキサン転化率7.2%、シクロヘ
キサノン選択率50.5%、シクロヘキサノール選択率
8.4%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率1
7.1%、アジピン酸選択率11.5%であった。
210g(2.5モル)、N−ヒドロキシフタルイミド
2.9g(0.018モル)、オクチル酸コバルト0.
052g(0.00015モル)およびアセトニトリル
84gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温
度100℃に調整した。この中に、該圧力および温度を
維持しながら、ガス導入管により10.5%酸素ガスを
400ml/分で1時間吹き込んだ。その後、該10.
5%酸素ガス400ml/分を空気500ml/分に切
り替え、それと同時に、252ppmオクチル酸コバル
ト/シクロヘキサン溶液を3.6g/分で、および3.
3%N−ヒドロキシフタルイミド/アセトニトリル溶液
を1.5g/分で供給開始し、引き続き上記の圧力およ
び温度を維持しながら供給速度とほぼ等速度で反応液を
抜き出し、滞留時間1時間で連続的に5時間反応させ
た。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.8
%、シクロヘキサノール濃度0.5%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.1%、アジピン酸濃度0.
9%であり、シクロヘキサン転化率7.2%、シクロヘ
キサノン選択率50.5%、シクロヘキサノール選択率
8.4%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率1
7.1%、アジピン酸選択率11.5%であった。
【0014】実施例2 1リットルのガラスオートクレーブに、シクロヘキサン
227g(2.7モル)、N−ヒドロキシフタルイミド
1.3g(0.008モル)、オクチル酸コバルト0.
024g(0.00007モル)およびアセトニトリル
55gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温
度110℃に調整した。この中に、該圧力および温度を
維持しながら、ガス導入管により10.5%酸素ガスを
400ml/分で1時間吹き込んだ。その後、該10.
5%酸素ガス400ml/分を空気500ml/分に切
り替え、それと同時に、112ppmオクチル酸コバル
ト/シクロヘキサン溶液を4.0g/分で、および2.
3%N−ヒドロキシフタルイミド/アセトニトリル溶液
を1.1g/分で供給開始し、引き続き上記の圧力およ
び温度を維持しながら供給速度とほぼ等速度で反応液を
抜き出し、滞留時間1時間で連続的に5時間反応させ
た。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.5
%、シクロヘキサノール濃度1.0%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度0.8%、アジピン酸濃度0.
9%であり、シクロヘキサン転化率6.0%、シクロヘ
キサノン選択率45.9%、シクロヘキサノール選択率
17.3%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
12.5%、アジピン酸選択率11.6%であった。
227g(2.7モル)、N−ヒドロキシフタルイミド
1.3g(0.008モル)、オクチル酸コバルト0.
024g(0.00007モル)およびアセトニトリル
55gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温
度110℃に調整した。この中に、該圧力および温度を
維持しながら、ガス導入管により10.5%酸素ガスを
400ml/分で1時間吹き込んだ。その後、該10.
5%酸素ガス400ml/分を空気500ml/分に切
り替え、それと同時に、112ppmオクチル酸コバル
ト/シクロヘキサン溶液を4.0g/分で、および2.
3%N−ヒドロキシフタルイミド/アセトニトリル溶液
を1.1g/分で供給開始し、引き続き上記の圧力およ
び温度を維持しながら供給速度とほぼ等速度で反応液を
抜き出し、滞留時間1時間で連続的に5時間反応させ
た。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.5
%、シクロヘキサノール濃度1.0%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度0.8%、アジピン酸濃度0.
9%であり、シクロヘキサン転化率6.0%、シクロヘ
キサノン選択率45.9%、シクロヘキサノール選択率
17.3%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
12.5%、アジピン酸選択率11.6%であった。
【0015】実施例3 1リットルのガラスオートクレーブに、シクロヘキサン
168g(2モル)、N−ヒドロキシフタルイミド2.
9g(0.018モル)、オクチル酸コバルト0.05
2g(0.00015モル)およびアセトニトリル10
7gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温度
100℃に調整した。この中に、該圧力および温度を維
持しながら、ガス導入管により10.5%酸素ガスを4
00ml/分で1時間吹き込んだ。その後、該10.5
%酸素ガス400ml/分を空気500ml/分に切り
替え、それと同時に、297ppmオクチル酸コバルト
/シクロヘキサン溶液を3.0g/分で、および2.7
%N−ヒドロキシフタルイミド/アセトニトリル溶液を
2.1g/分で供給開始し、引き続き上記の圧力および
温度を維持しながら供給速度とほぼ等速度で反応液を抜
き出し、滞留時間1時間で連続的に4時間反応させた。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.6
%、シクロヘキサノール濃度0.4%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.1%、アジピン酸濃度0.
9%であり、シクロヘキサン転化率8.1%、シクロヘ
キサノン選択率49.7%、シクロヘキサノール選択率
7.9%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率1
8.2%、アジピン酸選択率11.1%であった。
168g(2モル)、N−ヒドロキシフタルイミド2.
9g(0.018モル)、オクチル酸コバルト0.05
2g(0.00015モル)およびアセトニトリル10
7gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温度
100℃に調整した。この中に、該圧力および温度を維
持しながら、ガス導入管により10.5%酸素ガスを4
00ml/分で1時間吹き込んだ。その後、該10.5
%酸素ガス400ml/分を空気500ml/分に切り
替え、それと同時に、297ppmオクチル酸コバルト
/シクロヘキサン溶液を3.0g/分で、および2.7
%N−ヒドロキシフタルイミド/アセトニトリル溶液を
2.1g/分で供給開始し、引き続き上記の圧力および
温度を維持しながら供給速度とほぼ等速度で反応液を抜
き出し、滞留時間1時間で連続的に4時間反応させた。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.6
%、シクロヘキサノール濃度0.4%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.1%、アジピン酸濃度0.
9%であり、シクロヘキサン転化率8.1%、シクロヘ
キサノン選択率49.7%、シクロヘキサノール選択率
7.9%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率1
8.2%、アジピン酸選択率11.1%であった。
【0016】実施例4 1リットルのガラスオートクレーブに、シクロヘキサン
168g(2モル)、N−ヒドロキシフタルイミド2.
44g(0.015モル)、オクチル酸コバルト0.0
63g(0.00018モル)およびアセトニトリル7
2gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温度
100℃に調整した。この中に、該圧力および温度を維
持しながら、ガス導入管により10.5%酸素ガスを4
50ml/分で2時間吹き込んだ。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.7
%、シクロヘキサノール濃度0.9%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.1%、アジピン酸濃度0.
5%であり、シクロヘキサン転化率7.4%、シクロヘ
キサノン選択率50.2%、シクロヘキサノール選択率
16.4%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
17.0%、アジピン酸選択率6.7%であった。
168g(2モル)、N−ヒドロキシフタルイミド2.
44g(0.015モル)、オクチル酸コバルト0.0
63g(0.00018モル)およびアセトニトリル7
2gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温度
100℃に調整した。この中に、該圧力および温度を維
持しながら、ガス導入管により10.5%酸素ガスを4
50ml/分で2時間吹き込んだ。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.7
%、シクロヘキサノール濃度0.9%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.1%、アジピン酸濃度0.
5%であり、シクロヘキサン転化率7.4%、シクロヘ
キサノン選択率50.2%、シクロヘキサノール選択率
16.4%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
17.0%、アジピン酸選択率6.7%であった。
【0017】実施例5 実施例4において、オクチル酸コバルト0.063g
(0.00018モル)の代わりにオクチル酸コバルト
0.032g(0.00009モル)および酢酸銅一水
和物0.019g(0.00009モル)を用いた以外
は、実施例4と同様の操作を行った。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.1
%、シクロヘキサノール濃度0.5%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.7%、アジピン酸濃度0.
6%であり、シクロヘキサン転化率7.3%、シクロヘ
キサノン選択率40.7%、シクロヘキサノール選択率
10.2%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
27.3%、アジピン酸選択率7.4%であった。
(0.00018モル)の代わりにオクチル酸コバルト
0.032g(0.00009モル)および酢酸銅一水
和物0.019g(0.00009モル)を用いた以外
は、実施例4と同様の操作を行った。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.1
%、シクロヘキサノール濃度0.5%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.7%、アジピン酸濃度0.
6%であり、シクロヘキサン転化率7.3%、シクロヘ
キサノン選択率40.7%、シクロヘキサノール選択率
10.2%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
27.3%、アジピン酸選択率7.4%であった。
【0018】実施例6 実施例5において、酢酸銅一水和物0.019g(0.
00009モル)の代わりにシュウ酸第一鉄二水和物
0.019g(0.0001モル)を用いた以外は、実
施例5と同様の操作を行った。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.1
%、シクロヘキサノール濃度0.2%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度2.3%、アジピン酸濃度0.
6%であり、シクロヘキサン転化率6.8%、シクロヘ
キサノン選択率41.5%、シクロヘキサノール選択率
3.5%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率3
8.2%、アジピン酸選択率8.3%であった。
00009モル)の代わりにシュウ酸第一鉄二水和物
0.019g(0.0001モル)を用いた以外は、実
施例5と同様の操作を行った。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.1
%、シクロヘキサノール濃度0.2%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度2.3%、アジピン酸濃度0.
6%であり、シクロヘキサン転化率6.8%、シクロヘ
キサノン選択率41.5%、シクロヘキサノール選択率
3.5%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率3
8.2%、アジピン酸選択率8.3%であった。
【0019】実施例7 実施例5において、酢酸銅一水和物0.019g(0.
00009モル)の代わりに酢酸セリウム0.031g
(0.00009モル)を用いた以外は、実施例5と同
様の操作を行った。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度3.1
%、シクロヘキサノール濃度0.8%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.4%、アジピン酸濃度0.
8%であり、シクロヘキサン転化率8.6%、シクロヘ
キサノン選択率49.1%、シクロヘキサノール選択率
12.6%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
18.9%、アジピン酸選択率8.2%であった。
00009モル)の代わりに酢酸セリウム0.031g
(0.00009モル)を用いた以外は、実施例5と同
様の操作を行った。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度3.1
%、シクロヘキサノール濃度0.8%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.4%、アジピン酸濃度0.
8%であり、シクロヘキサン転化率8.6%、シクロヘ
キサノン選択率49.1%、シクロヘキサノール選択率
12.6%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
18.9%、アジピン酸選択率8.2%であった。
【0020】実施例8 実施例5において、酢酸銅一水和物0.019g(0.
00009モル)の代わりにチタンテトライソプロポキ
シド0.029g(0.0001モル)を用いた以外
は、実施例5と同様の操作を行った。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.2
%、シクロヘキサノール濃度0.5%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.9%、アジピン酸濃度0.
5%であり、シクロヘキサン転化率6.8%、シクロヘ
キサノン選択率43.7%、シクロヘキサノール選択率
9.0%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率3
1.2%、アジピン酸選択率6.3%であった。
00009モル)の代わりにチタンテトライソプロポキ
シド0.029g(0.0001モル)を用いた以外
は、実施例5と同様の操作を行った。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.2
%、シクロヘキサノール濃度0.5%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.9%、アジピン酸濃度0.
5%であり、シクロヘキサン転化率6.8%、シクロヘ
キサノン選択率43.7%、シクロヘキサノール選択率
9.0%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率3
1.2%、アジピン酸選択率6.3%であった。
【0021】比較例1 1リットルのガラスオートクレーブに、シクロヘキサン
25.6g(0.3モル)、N−ヒドロキシフタルイミ
ド16.3g(0.1モル)、酢酸コバルト四水和物
0.25g(0.001モル)およびアセトニトリル2
10gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温
度100℃に調整した。この中に、該圧力および温度を
維持しながら、ガス導入管により9%酸素ガスを450
ml/分で4時間吹き込んだ。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度1.2
%、シクロヘキサノール濃度0.01%以下、シクロヘ
キシルヒドロペルオキシド濃度0.3%、アジピン酸濃
度0.3%であり、シクロヘキサン転化率43.0%、
シクロヘキサノン選択率60.8%、シクロヘキサノー
ル選択率0.1%以下、シクロヘキシルヒドロペルオキ
シド選択率13.5%、アジピン酸選択率11.3%で
あった。
25.6g(0.3モル)、N−ヒドロキシフタルイミ
ド16.3g(0.1モル)、酢酸コバルト四水和物
0.25g(0.001モル)およびアセトニトリル2
10gを入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温
度100℃に調整した。この中に、該圧力および温度を
維持しながら、ガス導入管により9%酸素ガスを450
ml/分で4時間吹き込んだ。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度1.2
%、シクロヘキサノール濃度0.01%以下、シクロヘ
キシルヒドロペルオキシド濃度0.3%、アジピン酸濃
度0.3%であり、シクロヘキサン転化率43.0%、
シクロヘキサノン選択率60.8%、シクロヘキサノー
ル選択率0.1%以下、シクロヘキシルヒドロペルオキ
シド選択率13.5%、アジピン酸選択率11.3%で
あった。
【0022】比較例2 1リットルのガラスオートクレーブに、シクロヘキサン
390g(4.63モル)、N−ヒドロキシフタルイミ
ド0.039g(0.00024モル)、オクチル酸コ
バルト0.00032g(0.0000009モル)を
入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温度115
℃に調整した。この中に、該圧力および温度を維持しな
がら、ガス導入管により5%酸素ガスを500ml/分
で14時間吹き込んだ。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.4
%、シクロヘキサノール濃度1.5%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.5%、アジピン酸濃度0.
2%であり、シクロヘキサン転化率4.5%、シクロヘ
キサノン選択率42.2%、シクロヘキサノール選択率
25.1%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
23.4%、アジピン酸選択率3.0%であった。
390g(4.63モル)、N−ヒドロキシフタルイミ
ド0.039g(0.00024モル)、オクチル酸コ
バルト0.00032g(0.0000009モル)を
入れ、窒素雰囲気下、圧力1.05MPa、温度115
℃に調整した。この中に、該圧力および温度を維持しな
がら、ガス導入管により5%酸素ガスを500ml/分
で14時間吹き込んだ。 反応液を分析した結果、シクロヘキサノン濃度2.4
%、シクロヘキサノール濃度1.5%、シクロヘキシル
ヒドロペルオキシド濃度1.5%、アジピン酸濃度0.
2%であり、シクロヘキサン転化率4.5%、シクロヘ
キサノン選択率42.2%、シクロヘキサノール選択率
25.1%、シクロヘキシルヒドロペルオキシド選択率
23.4%、アジピン酸選択率3.0%であった。
【0023】上記実施例および比較例における、反応時
間、シクロヘキサン転化率、シクロヘキサノン、シクロ
ヘキサノールおよびシクロヘキシルヒドロペルオキシド
の各選択率の和(表中では、目的物合計選択率と表示す
る)、ならびに反応液中のシクロヘキサノン、シクロヘ
キサノールおよびシクロヘキシルヒドロペルオキシドの
各濃度の和(表中では、目的物合計濃度と表示する)を
表1に示す。
間、シクロヘキサン転化率、シクロヘキサノン、シクロ
ヘキサノールおよびシクロヘキシルヒドロペルオキシド
の各選択率の和(表中では、目的物合計選択率と表示す
る)、ならびに反応液中のシクロヘキサノン、シクロヘ
キサノールおよびシクロヘキシルヒドロペルオキシドの
各濃度の和(表中では、目的物合計濃度と表示する)を
表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】溶媒としてのアセトニトリルを大量に用い
た比較例1では、シクロヘキサン転化率が高いものの、
反応時間を長くしてもシクロヘキサノン、シクロヘキサ
ノールおよびシクロヘキシルヒドロペルオキシドの合計
濃度が低く、すなわち単位反応マス量あたりの目的物の
生成量が少なく、容積効率が低い結果となっている。ま
た、シクロヘキサン以外に溶媒を用いない比較例2で
は、シクロヘキサノン、シクロヘキサノールおよびシク
ロヘキシルヒドロペルオキシドの合計選択率が高いもの
の、反応時間をかなり長くしてもシクロヘキサン転化率
が低く、反応速度が遅い結果となっている。これに対
し、溶媒としてのアセトニトリルを所定量用いた実施例
1〜8では、反応時間が1〜2時間程度でもシクロヘキ
サン転化率が7%前後と高い値を示しており、しかもシ
クロヘキサノン、シクロヘキサノールおよびシクロヘキ
シルヒドロペルオキシドの合計選択率を80%程度に保
ってこれら目的物の合計濃度が少なくとも4%程度と高
い値になっている。なお、未反応のシクロヘキサンは、
回収して再使用することができる。したがってこれらの
実施例では、短い反応時間で効率的に目的物を製造して
いるといえる。
た比較例1では、シクロヘキサン転化率が高いものの、
反応時間を長くしてもシクロヘキサノン、シクロヘキサ
ノールおよびシクロヘキシルヒドロペルオキシドの合計
濃度が低く、すなわち単位反応マス量あたりの目的物の
生成量が少なく、容積効率が低い結果となっている。ま
た、シクロヘキサン以外に溶媒を用いない比較例2で
は、シクロヘキサノン、シクロヘキサノールおよびシク
ロヘキシルヒドロペルオキシドの合計選択率が高いもの
の、反応時間をかなり長くしてもシクロヘキサン転化率
が低く、反応速度が遅い結果となっている。これに対
し、溶媒としてのアセトニトリルを所定量用いた実施例
1〜8では、反応時間が1〜2時間程度でもシクロヘキ
サン転化率が7%前後と高い値を示しており、しかもシ
クロヘキサノン、シクロヘキサノールおよびシクロヘキ
シルヒドロペルオキシドの合計選択率を80%程度に保
ってこれら目的物の合計濃度が少なくとも4%程度と高
い値になっている。なお、未反応のシクロヘキサンは、
回収して再使用することができる。したがってこれらの
実施例では、短い反応時間で効率的に目的物を製造して
いるといえる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、シクロヘキサノン、シ
クロヘキサノールおよび/またはシクロヘキシルヒドロ
ペルオキシドを、生産性良く製造することができるの
で、この方法は工業的規模での製造に好適である。
クロヘキサノールおよび/またはシクロヘキシルヒドロ
ペルオキシドを、生産性良く製造することができるの
で、この方法は工業的規模での製造に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 407/00 C07C 407/00 409/14 409/14 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 谷 信大 愛媛県新居浜市惣開町5番1号 住友化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC40 AC41 AC44 BA08 BA14 BA16 BA18 BA20 BA51 BB12 BB14 BB17 BB18 BB21 BB49 BC35 BE30 FC22 FE12 4H039 CA60 CA62 CA64 CC30
Claims (1)
- 【請求項1】シクロヘキサンを、N−ヒドロキシ環状イ
ミド、遷移金属化合物および25℃における比誘電率が
7以上でシクロヘキサン100重量部に対して10〜8
0重量部の溶媒の存在下、分子状酸素と接触させること
を特徴とするシクロヘキサノン、シクロヘキサノールお
よび/またはシクロヘキシルヒドロペルオキシドの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000316242A JP2002128714A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | シクロヘキサンの酸化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000316242A JP2002128714A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | シクロヘキサンの酸化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002128714A true JP2002128714A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18795220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000316242A Pending JP2002128714A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | シクロヘキサンの酸化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002128714A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1317247C (zh) * | 2004-12-09 | 2007-05-23 | 中国石化集团巴陵石油化工有限责任公司 | 从环己烷氧化产物中得到高纯度环己醇的方法 |
| JP2008528537A (ja) * | 2005-01-25 | 2008-07-31 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | シクロヘキサノンおよびシクロヘキサノールの製造方法 |
| JP2018502082A (ja) * | 2014-12-22 | 2018-01-25 | ロディア オペレーションズRhodia Operations | シクロアルカンの酸化触媒並びにアルコール及びケトンの製造方法 |
-
2000
- 2000-10-17 JP JP2000316242A patent/JP2002128714A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1317247C (zh) * | 2004-12-09 | 2007-05-23 | 中国石化集团巴陵石油化工有限责任公司 | 从环己烷氧化产物中得到高纯度环己醇的方法 |
| JP2008528537A (ja) * | 2005-01-25 | 2008-07-31 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | シクロヘキサノンおよびシクロヘキサノールの製造方法 |
| JP2018502082A (ja) * | 2014-12-22 | 2018-01-25 | ロディア オペレーションズRhodia Operations | シクロアルカンの酸化触媒並びにアルコール及びケトンの製造方法 |
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