JP2002118014A - クランプフィルタ用フェライト焼結体およびその製造方法 - Google Patents
クランプフィルタ用フェライト焼結体およびその製造方法Info
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
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- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
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- H01F1/342—Oxides
- H01F1/344—Ferrites, e.g. having a cubic spinel structure (X2+O)(Y23+O3), e.g. magnetite Fe3O4
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フェライトの中でも最も大きな初透磁率と飽
和磁化の値をもつMnZnフェライトを用いて従来のフ
ェライト製品にないような特性、特に、30MHz以上
(特に、50MHz〜1GHz)の高周波におけるイン
ピーダンスの高い材料を提供する。 【解決手段】 主成分としてFe2O3が45.0〜5
0.0モル%、ZnOが7.0〜15.0モル%、Mn
Oが35.0〜48.0モル%含有されてなるMnZn
系のクランプフィルタ用フェライト焼結体であって、当
該焼結体は、Fe2+量が0.20wt%以下であり、M
n3+量が0.30wt%以下であり、飽和磁化Isが4
00mT以上であり、300MHzにおける複素誘電率
の実数部ε’が200以下であり、300MHzにおけ
る複素初透磁率の絶対値│μ*│が36以上となるよう
に構成する。
和磁化の値をもつMnZnフェライトを用いて従来のフ
ェライト製品にないような特性、特に、30MHz以上
(特に、50MHz〜1GHz)の高周波におけるイン
ピーダンスの高い材料を提供する。 【解決手段】 主成分としてFe2O3が45.0〜5
0.0モル%、ZnOが7.0〜15.0モル%、Mn
Oが35.0〜48.0モル%含有されてなるMnZn
系のクランプフィルタ用フェライト焼結体であって、当
該焼結体は、Fe2+量が0.20wt%以下であり、M
n3+量が0.30wt%以下であり、飽和磁化Isが4
00mT以上であり、300MHzにおける複素誘電率
の実数部ε’が200以下であり、300MHzにおけ
る複素初透磁率の絶対値│μ*│が36以上となるよう
に構成する。
Description
【0001】本発明は、信号処理時に誘起されるノイズ
や電源ラインのノイズ対策として用いられる部品に関す
るものであり、特にインターフェースケーブル、電源ケ
ーブルなどの各種ケーブルにいわゆるクランプ装着して
使用されるクランプフィルタ用フェライト焼結体に関す
る。
や電源ラインのノイズ対策として用いられる部品に関す
るものであり、特にインターフェースケーブル、電源ケ
ーブルなどの各種ケーブルにいわゆるクランプ装着して
使用されるクランプフィルタ用フェライト焼結体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信技術の発達、あるいは、
多様な電気機器の普及に伴い、電磁ノイズの発生が問題
となっている。このようなノイズを除去するための部品
の一つにクランプフィルタがある。クランプフィルタ
は、主として信号や電源ラインに使用され、輻射ノイズ
および侵入ノイズを吸収するために使用される部品の一
つである。このようなクランプフィルタの使用は、機器
に内蔵される電子回路の高速化、高周波化、および機器
の小型化に伴う電子部品の高密度実装化に伴い、近年急
速に増加している。
多様な電気機器の普及に伴い、電磁ノイズの発生が問題
となっている。このようなノイズを除去するための部品
の一つにクランプフィルタがある。クランプフィルタ
は、主として信号や電源ラインに使用され、輻射ノイズ
および侵入ノイズを吸収するために使用される部品の一
つである。このようなクランプフィルタの使用は、機器
に内蔵される電子回路の高速化、高周波化、および機器
の小型化に伴う電子部品の高密度実装化に伴い、近年急
速に増加している。
【0003】クランプフィルタは、樹脂製のクランプ型
ケースにコアを分割充填したもので、コアの材質にはフ
ェライトが使用されることが多い。ノイズの除去にはフ
ェライトの持つインピーダンスが利用され、クランプフ
ィルタ用のコアには、数十MHzの比較的低周波から1
GHz付近の高周波まで高いインピーダンスを持つこと
が求められている。インピーダンス│Z│は以下の式で
表される。
ケースにコアを分割充填したもので、コアの材質にはフ
ェライトが使用されることが多い。ノイズの除去にはフ
ェライトの持つインピーダンスが利用され、クランプフ
ィルタ用のコアには、数十MHzの比較的低周波から1
GHz付近の高周波まで高いインピーダンスを持つこと
が求められている。インピーダンス│Z│は以下の式で
表される。
【0004】 │Z│ ∝ f・│μ*│ …(1) │μ*│=(μ’2 +μ”2)1/2 …(2) ここでfは周波数、μ*は複素初透磁率、μ’および
μ”はそれぞれ複素初透磁率の実数部および虚数部であ
る。
μ”はそれぞれ複素初透磁率の実数部および虚数部であ
る。
【0005】上記(1)式より、高いインピーダンスを
得るためには、高い周波数まで複素初透磁率の絶対値│
μ*│が大きいことが必要である。また、初透磁率と、
初透磁率が低下する緩和周波数の間にはスヌークの限界
と呼ばれる下記関係式(3)が知られている。
得るためには、高い周波数まで複素初透磁率の絶対値│
μ*│が大きいことが必要である。また、初透磁率と、
初透磁率が低下する緩和周波数の間にはスヌークの限界
と呼ばれる下記関係式(3)が知られている。
【0006】fr・μ’ ∝ Is …(3) ここで、frは回転磁化の緩和周波数、Isは飽和磁化
を示している。
を示している。
【0007】(3)式より、高周波まで初透磁率を大き
く保つためには、飽和磁化の大きい材料を選択すること
が有効である。しかしながら、飽和磁化が大きくても渦
電流損失を抑制できなければ、高周波において初透磁率
を大きく保つことはできない。数百MHz以上の高周波
においは誘電率が材料の抵抗を大きく低下させ、渦電流
損失を増大させる原因となるため、誘電率を小さくする
ことが必要である。
く保つためには、飽和磁化の大きい材料を選択すること
が有効である。しかしながら、飽和磁化が大きくても渦
電流損失を抑制できなければ、高周波において初透磁率
を大きく保つことはできない。数百MHz以上の高周波
においは誘電率が材料の抵抗を大きく低下させ、渦電流
損失を増大させる原因となるため、誘電率を小さくする
ことが必要である。
【0008】このような観点から高周波のノイズフィル
タ用途の材料として、従来から渦電流損失の小さいNi
CuZnフェライトが使用されてきた。また、酸化鉄量
が比較的に多い組成のMnZnフェライトは、渦電流損
失が大きいためにノイズフィルタとしては、50MHz
以下の周波数帯域での使用が一般的とされていた。
タ用途の材料として、従来から渦電流損失の小さいNi
CuZnフェライトが使用されてきた。また、酸化鉄量
が比較的に多い組成のMnZnフェライトは、渦電流損
失が大きいためにノイズフィルタとしては、50MHz
以下の周波数帯域での使用が一般的とされていた。
【0009】本願発明の用途とは異なるものの、本願と
フェライト組成が類似する従来例としては以下のものが
挙げられる。
フェライト組成が類似する従来例としては以下のものが
挙げられる。
【0010】(1)特許2925883号 偏向ヨークまたはLCフィルタコアとしての使用を目的
とし、酸化鉄Fe2O350〜56モル%、ZnO 5〜
25モル%、残部をMnOとする原料を混合し、成形
し、焼成し、冷却してMnZn系酸化物磁性材料を製造
する方法において、前記焼成を酸素濃度約2〜3%の低
酸素濃度雰囲気で行ない、冷却時に700℃〜400℃
の範囲の温度から空気を導入することにより、表面抵抗
の高い焼結体が得られる旨の報告がなされている。
とし、酸化鉄Fe2O350〜56モル%、ZnO 5〜
25モル%、残部をMnOとする原料を混合し、成形
し、焼成し、冷却してMnZn系酸化物磁性材料を製造
する方法において、前記焼成を酸素濃度約2〜3%の低
酸素濃度雰囲気で行ない、冷却時に700℃〜400℃
の範囲の温度から空気を導入することにより、表面抵抗
の高い焼結体が得られる旨の報告がなされている。
【0011】しかしながら、このように製造された焼結
体を本願の用途であるクランプフィルタとして使用する
場合には以下のような不都合が生じる。
体を本願の用途であるクランプフィルタとして使用する
場合には以下のような不都合が生じる。
【0012】すなわち、特許2925883号に開示さ
れた技術では700℃〜400℃の範囲の温度から空気
を導入しているために、表面層の酸化による内部応力が
発生して複素初透磁率の絶対値│μ*│が低下し、イン
ピーダンスの高い焼結体が得られないという問題があ
る。
れた技術では700℃〜400℃の範囲の温度から空気
を導入しているために、表面層の酸化による内部応力が
発生して複素初透磁率の絶対値│μ*│が低下し、イン
ピーダンスの高い焼結体が得られないという問題があ
る。
【0013】(2)特開平7−230909号公報 偏向ヨークとしての使用を目的とし、酸化鉄Fe2O3
45〜48.6モル%、MnO 28〜50モル%、残
部をZnOとする原料とし、焼成条件として空気中で昇
温し、安定部は1000〜1300℃、酸素分圧1〜1
00%とし、冷却に際しては平衡酸素分圧で冷却するこ
とにより高抵抗、高透磁率、低損失の焼結体が得られる
旨の報告がなされている。
45〜48.6モル%、MnO 28〜50モル%、残
部をZnOとする原料とし、焼成条件として空気中で昇
温し、安定部は1000〜1300℃、酸素分圧1〜1
00%とし、冷却に際しては平衡酸素分圧で冷却するこ
とにより高抵抗、高透磁率、低損失の焼結体が得られる
旨の報告がなされている。
【0014】しかしながら、このように製造された焼結
体を本願の用途であるクランプフィルタとして使用する
場合には以下のような不都合が生じる。
体を本願の用途であるクランプフィルタとして使用する
場合には以下のような不都合が生じる。
【0015】すなわち、特開平7−230909号公報
には、所定の冷却速度を維持させながら所定の温度範囲
まで平衡分圧を保って冷却していく制御技術が開示され
ておらず、当該制御技術が行なわなければ焼結体の内部
と表面における微細構造や価数の不均一さが生じるこ
と、およびそれに伴う内部応力が発生するために複素初
透磁率の絶対値│μ*│が低下し、インピーダンスの高
い焼結体が得られないという問題がある。
には、所定の冷却速度を維持させながら所定の温度範囲
まで平衡分圧を保って冷却していく制御技術が開示され
ておらず、当該制御技術が行なわなければ焼結体の内部
と表面における微細構造や価数の不均一さが生じるこ
と、およびそれに伴う内部応力が発生するために複素初
透磁率の絶対値│μ*│が低下し、インピーダンスの高
い焼結体が得られないという問題がある。
【0016】(3)特開平10−208926号公報 偏向ヨークとしての使用を目的とし、酸化鉄Fe2O3
43.0〜49.5モル%、MnO 33.5〜49.
0モル%、ZnO 8.0〜17.0モル%とする原料と
し、焼成条件として、安定部での酸素濃度を3〜13%
とし、冷却に際しては500℃までの冷却速度を120
〜400℃/hrとすることにより高抵抗、高透磁率、
低損失の焼結体が得られる旨の報告がなされている。
43.0〜49.5モル%、MnO 33.5〜49.
0モル%、ZnO 8.0〜17.0モル%とする原料と
し、焼成条件として、安定部での酸素濃度を3〜13%
とし、冷却に際しては500℃までの冷却速度を120
〜400℃/hrとすることにより高抵抗、高透磁率、
低損失の焼結体が得られる旨の報告がなされている。
【0017】しかしながら、このように製造された焼結
体をクランプフィルタとして使用する場合には以下のよ
うな不都合が生じる。
体をクランプフィルタとして使用する場合には以下のよ
うな不都合が生じる。
【0018】すなわち、特開平10−208926号公
報に開示された技術では、冷却時における冷却速度が大
き過ぎて、焼結体の内部と表面における微細構造や価数
の不均一さが生じること、およびそれに伴う内部応力が
発生するために複素初透磁率の絶対値│μ*│が低下
し、インピーダンスの高い焼結体が得られないという問
題がある。
報に開示された技術では、冷却時における冷却速度が大
き過ぎて、焼結体の内部と表面における微細構造や価数
の不均一さが生じること、およびそれに伴う内部応力が
発生するために複素初透磁率の絶対値│μ*│が低下
し、インピーダンスの高い焼結体が得られないという問
題がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このような実状のもと
に本発明は創案されたものであり、その目的は、フェラ
イトの中でも最も大きな初透磁率と飽和磁化の値をもつ
MnZnフェライトを用いて従来のフェライト製品にな
いような特性、特に、30MHz以上(特に、50MH
z〜1GHzの高周波におけるインピーダンスの高い材
料を提供することにある。
に本発明は創案されたものであり、その目的は、フェラ
イトの中でも最も大きな初透磁率と飽和磁化の値をもつ
MnZnフェライトを用いて従来のフェライト製品にな
いような特性、特に、30MHz以上(特に、50MH
z〜1GHzの高周波におけるインピーダンスの高い材
料を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明は、主成分としてFe2O3が45.0
〜50.0モル%、ZnOが7.0〜15.0モル%、
MnOが35.0〜48.0モル%含有されてなるMn
Zn系のクランプフィルタ用フェライト焼結体であっ
て、当該焼結体は、Fe2+量が0.20wt%以下であ
り、Mn3+量が0.30wt%以下であり、飽和磁化I
sが400mT以上であり、300MHzにおける複素
誘電率の実数部ε’が200以下であり、300MHz
における複素初透磁率の絶対値│μ*│が36以上であ
るように構成される。
るために、本発明は、主成分としてFe2O3が45.0
〜50.0モル%、ZnOが7.0〜15.0モル%、
MnOが35.0〜48.0モル%含有されてなるMn
Zn系のクランプフィルタ用フェライト焼結体であっ
て、当該焼結体は、Fe2+量が0.20wt%以下であ
り、Mn3+量が0.30wt%以下であり、飽和磁化I
sが400mT以上であり、300MHzにおける複素
誘電率の実数部ε’が200以下であり、300MHz
における複素初透磁率の絶対値│μ*│が36以上であ
るように構成される。
【0021】また、本発明は、主成分としてFe2O3が
45.0〜50.0モル%、ZnOが7.0〜15.0
モル%、MnOが35.0〜48.0モル%含有されて
なるMnZn系のクランプフィルタ用フェライト焼結体
の製造方法であって、該方法は、粉末原料調整工程、仮
焼き工程、加圧成形工程、および焼成工程を含み、前記
焼成工程は、焼成温度パターンの実質的な最高温度Th
℃が保持される高温保持部およびその後の冷却を行う降
温部を備え、前記高温保持部は、その焼成雰囲気の酸素
分圧Po2が1%以上とされ、前記降温部は、前記高温保
持部の最高温度Th℃からT1℃に至るまで(ただし、1
000℃≦T1≦1180℃)、冷却速度rを10℃/
hr以上115℃/hr以下としながら平衡酸素分圧を
保って冷却される冷却処理を含んでなるように構成され
る。
45.0〜50.0モル%、ZnOが7.0〜15.0
モル%、MnOが35.0〜48.0モル%含有されて
なるMnZn系のクランプフィルタ用フェライト焼結体
の製造方法であって、該方法は、粉末原料調整工程、仮
焼き工程、加圧成形工程、および焼成工程を含み、前記
焼成工程は、焼成温度パターンの実質的な最高温度Th
℃が保持される高温保持部およびその後の冷却を行う降
温部を備え、前記高温保持部は、その焼成雰囲気の酸素
分圧Po2が1%以上とされ、前記降温部は、前記高温保
持部の最高温度Th℃からT1℃に至るまで(ただし、1
000℃≦T1≦1180℃)、冷却速度rを10℃/
hr以上115℃/hr以下としながら平衡酸素分圧を
保って冷却される冷却処理を含んでなるように構成され
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフェライト焼結体
について詳細に説明する。本発明のフェライト焼結体
は、MnZn系のクランプフィルタとして用いられるも
のである。その実質的な主成分としては、Fe2O3が4
5.0〜50.0モル%(特に好ましくは、46.0〜
49.5モル%)、ZnOが7.0〜15.0モル%
(特に好ましくは、10.0〜13.0モル%)、Mn
Oが35.0〜48.0モル%(特に好ましくは、3
7.5〜44.0モル%)含有されて構成される。
について詳細に説明する。本発明のフェライト焼結体
は、MnZn系のクランプフィルタとして用いられるも
のである。その実質的な主成分としては、Fe2O3が4
5.0〜50.0モル%(特に好ましくは、46.0〜
49.5モル%)、ZnOが7.0〜15.0モル%
(特に好ましくは、10.0〜13.0モル%)、Mn
Oが35.0〜48.0モル%(特に好ましくは、3
7.5〜44.0モル%)含有されて構成される。
【0023】このような本発明のフェライト焼結体は、
Fe2+量が0.20wt%以下(下限は零を含み、好適
な範囲は、0〜0.16wt%)、Mn3+量が0.30
wt%以下(下限は零を含み、好適な範囲は、0〜2.
5wt%)となるように構成される。さらに、300M
Hzにおける複素初透磁率の絶対値│μ*│が36以上
(特に、36〜48、さらに好ましくは、43〜48)
となるように構成されている。複素初透磁率の絶対値│
μ*│の上限値に特に制限はないが、通常は、50程度
が常識的な上限値であると考えられる。
Fe2+量が0.20wt%以下(下限は零を含み、好適
な範囲は、0〜0.16wt%)、Mn3+量が0.30
wt%以下(下限は零を含み、好適な範囲は、0〜2.
5wt%)となるように構成される。さらに、300M
Hzにおける複素初透磁率の絶対値│μ*│が36以上
(特に、36〜48、さらに好ましくは、43〜48)
となるように構成されている。複素初透磁率の絶対値│
μ*│の上限値に特に制限はないが、通常は、50程度
が常識的な上限値であると考えられる。
【0024】上記の焼結体組成範囲において、Fe2O3
が45モル%未満となると、結晶磁気異方性の増大によ
ってインピーダンスの周波数特性が高周波側に移動(シ
フト)し、さらには飽和磁化が低下することにより、例
えば100MHzより低い周波数において満足なインピ
ーダンスの値が得られないという傾向が生じてしまう。
また、Fe2O3が50.0モル%を超えると、高周波に
おける複素誘電率の実数部ε’が増大するために、渦電
流損失が大きくなりインピーダンスの低下が顕著になっ
てしまうという不都合が生じる。
が45モル%未満となると、結晶磁気異方性の増大によ
ってインピーダンスの周波数特性が高周波側に移動(シ
フト)し、さらには飽和磁化が低下することにより、例
えば100MHzより低い周波数において満足なインピ
ーダンスの値が得られないという傾向が生じてしまう。
また、Fe2O3が50.0モル%を超えると、高周波に
おける複素誘電率の実数部ε’が増大するために、渦電
流損失が大きくなりインピーダンスの低下が顕著になっ
てしまうという不都合が生じる。
【0025】上記の焼結体組成範囲において、ZnOが
7.0モル%未満となると、結晶磁気異方性の増大によ
ってインピーダンスの周波数特性が高周波側に移動(シ
フト)し、さらには飽和磁化が低下することにより、例
えば100MHzより低い周波数において満足なインピ
ーダンスの値が得られないという傾向が生じてしまう。
また、ZnOが15.0モル%を超えると、飽和磁化の
低下により、例えば100MHzより高周波において高
いインピーダンスが得られなくなるという不都合が生じ
てしまう。
7.0モル%未満となると、結晶磁気異方性の増大によ
ってインピーダンスの周波数特性が高周波側に移動(シ
フト)し、さらには飽和磁化が低下することにより、例
えば100MHzより低い周波数において満足なインピ
ーダンスの値が得られないという傾向が生じてしまう。
また、ZnOが15.0モル%を超えると、飽和磁化の
低下により、例えば100MHzより高周波において高
いインピーダンスが得られなくなるという不都合が生じ
てしまう。
【0026】MnOの量は、上記のFe2O3およびZn
Oの範囲により必然的に定まり、MnOが35.0〜4
8.0モル%の範囲で高いインピーダンスが得られる。
本発明のフェライト焼結体のFe2+量が0.20wt%
を超えると、300MHzの高周波における複素誘電率
の実数部ε’が200を超えて増大するために、渦電流
損失が大きくなりインピーダンスの低下が顕著になって
しまう傾向が生じる。また、本発明の焼結体のMn3+量
が0.30wt%を超えると、400mT以上の高い飽
和磁化が得られず高いインピーダンスが得られなくなっ
てしまうという不都合が生じる。このような理由からも
わかるように、本発明の焼結体の300MHzの高周波
における複素誘電率の実数部ε’は、200以下、特
に、12〜200、特に好ましくは12〜15とされ
る。さらに、飽和磁化Isは400mT以上、特に、4
20〜470mT、特に好ましくは440〜470mT
とされる。
Oの範囲により必然的に定まり、MnOが35.0〜4
8.0モル%の範囲で高いインピーダンスが得られる。
本発明のフェライト焼結体のFe2+量が0.20wt%
を超えると、300MHzの高周波における複素誘電率
の実数部ε’が200を超えて増大するために、渦電流
損失が大きくなりインピーダンスの低下が顕著になって
しまう傾向が生じる。また、本発明の焼結体のMn3+量
が0.30wt%を超えると、400mT以上の高い飽
和磁化が得られず高いインピーダンスが得られなくなっ
てしまうという不都合が生じる。このような理由からも
わかるように、本発明の焼結体の300MHzの高周波
における複素誘電率の実数部ε’は、200以下、特
に、12〜200、特に好ましくは12〜15とされ
る。さらに、飽和磁化Isは400mT以上、特に、4
20〜470mT、特に好ましくは440〜470mT
とされる。
【0027】なお、本願発明のフェライト材料において
は、上記の主成分に加えて、SiO 2、CaCO3、Nb
2O5、ZrO、Ta2O5、SnO2、CoO等の微量添
加成分を0.02〜0.2wt%程度の含有割合で添加
してもよい。
は、上記の主成分に加えて、SiO 2、CaCO3、Nb
2O5、ZrO、Ta2O5、SnO2、CoO等の微量添
加成分を0.02〜0.2wt%程度の含有割合で添加
してもよい。
【0028】本発明の用途であるクランプフィルタと
は、樹脂製のクランプ型ケースにコアを分割充填したも
ので、コアの材質には本発明のフェライト焼結体が用い
られる。一般に、フェライト焼結体が充填された分割さ
れたクランプ型ケースは、ノイズ除去対象となるケーブ
ルをクランプした状態で使用される。ノイズの除去には
フェライトの持つインピーダンスが利用され、クランプ
フィルタ用のフェライト焼結体(コア)には、数十MH
zの比較的低周波から1GHz付近の高周波まで高いイ
ンピーダンスを持つことが求められる。
は、樹脂製のクランプ型ケースにコアを分割充填したも
ので、コアの材質には本発明のフェライト焼結体が用い
られる。一般に、フェライト焼結体が充填された分割さ
れたクランプ型ケースは、ノイズ除去対象となるケーブ
ルをクランプした状態で使用される。ノイズの除去には
フェライトの持つインピーダンスが利用され、クランプ
フィルタ用のフェライト焼結体(コア)には、数十MH
zの比較的低周波から1GHz付近の高周波まで高いイ
ンピーダンスを持つことが求められる。
【0029】次ぎに、本発明のクランプフィルタ用フェ
ライト焼結体の製造方法について説明する。本発明のフ
ェライト焼結体の製造方法は、粉末原料調整工程、仮焼
き工程、加圧成形工程、および焼成工程を含み、本発明
の特徴的要部は焼成工程にある。焼成工程における焼成
プロファイルの一例が図1に示される。
ライト焼結体の製造方法について説明する。本発明のフ
ェライト焼結体の製造方法は、粉末原料調整工程、仮焼
き工程、加圧成形工程、および焼成工程を含み、本発明
の特徴的要部は焼成工程にある。焼成工程における焼成
プロファイルの一例が図1に示される。
【0030】焼成工程は、図1に示されるようにその焼
成温度パターンから分類される、いわゆる昇温部(ライ
ンA−B)、高温保持部(ラインB−C)、降温部(ラ
インC−D−E)を備えている。昇温部では高温保持部
まで漸増的な温度上昇が図られ、高温保持部では、焼成
温度パターンの実質的な最高温度Th℃が所定時間保持
され、降温部ではその後の漸減的な温度冷却が行なわれ
る。なお、本発明における最高温度Th℃は、1280
〜1320℃程度とされる。
成温度パターンから分類される、いわゆる昇温部(ライ
ンA−B)、高温保持部(ラインB−C)、降温部(ラ
インC−D−E)を備えている。昇温部では高温保持部
まで漸増的な温度上昇が図られ、高温保持部では、焼成
温度パターンの実質的な最高温度Th℃が所定時間保持
され、降温部ではその後の漸減的な温度冷却が行なわれ
る。なお、本発明における最高温度Th℃は、1280
〜1320℃程度とされる。
【0031】本発明の所定の特性を有するフェライト焼
結体を製造するためには、以下の(I)および(II)の
要件を満たす必要がある。すなわち、
結体を製造するためには、以下の(I)および(II)の
要件を満たす必要がある。すなわち、
【0032】(I)高温保持部における、その焼成雰囲
気の酸素分圧Po2を1%以上、特に、1〜50%、特に
好ましくは、3〜20%とすることが必要である。上限
は100%まで許容される。高温保持部における焼成雰
囲気の酸素分圧Po2が1%未満であると、Fe2+量の増
加により複素誘電率の実数部ε’が増大し、高いインピ
ーダンスが得られなくなるという不都合が生じる。
気の酸素分圧Po2を1%以上、特に、1〜50%、特に
好ましくは、3〜20%とすることが必要である。上限
は100%まで許容される。高温保持部における焼成雰
囲気の酸素分圧Po2が1%未満であると、Fe2+量の増
加により複素誘電率の実数部ε’が増大し、高いインピ
ーダンスが得られなくなるという不都合が生じる。
【0033】(II)前記降温部では、前記高温保持部に
おける最高温度Th℃からT1℃に至るまで冷却速度rを
10℃/hr以上115℃/hr以下(好ましくは、1
0℃/hr以上80℃/hr以下)としながら、かつ平
衡酸素分圧を保って冷却される冷却処理を含むことが必
要である。ただし、上記の要件を満たすT1の温度範囲
は、1000℃≦T1≦1180℃である。この温度T1
が1180℃を超えると、雰囲気が平衡酸素分圧から大
きくずれることによって焼結体の内部と表面付近とで、
価数や微細構造の不均一さが生じること、およびそれに
伴い内部応力が発生することによりインピーダンスが低
下するという不都合が生じる。また、この温度が100
0℃未満となると、平衡酸素分圧が十分に低くなるため
に雰囲気を窒素に切り替えることが望ましい。誤解を避
けるためにさらに説明を加えておくと、1000℃未満
の温度では、平衡酸素分圧が十分に低くなるために、1
000℃未満では窒素に切り替える操作を行うことが好
ましい。ただし、1000℃はあくまで下限の値であっ
て、1000℃以上であっても1180℃までは許容さ
れ、1000℃から1180℃までの温度範囲で窒素切
り換え(窒素切り換えまでは、平衡酸素分圧を維持させ
る)を行えば目的とする特性が得られる。
おける最高温度Th℃からT1℃に至るまで冷却速度rを
10℃/hr以上115℃/hr以下(好ましくは、1
0℃/hr以上80℃/hr以下)としながら、かつ平
衡酸素分圧を保って冷却される冷却処理を含むことが必
要である。ただし、上記の要件を満たすT1の温度範囲
は、1000℃≦T1≦1180℃である。この温度T1
が1180℃を超えると、雰囲気が平衡酸素分圧から大
きくずれることによって焼結体の内部と表面付近とで、
価数や微細構造の不均一さが生じること、およびそれに
伴い内部応力が発生することによりインピーダンスが低
下するという不都合が生じる。また、この温度が100
0℃未満となると、平衡酸素分圧が十分に低くなるため
に雰囲気を窒素に切り替えることが望ましい。誤解を避
けるためにさらに説明を加えておくと、1000℃未満
の温度では、平衡酸素分圧が十分に低くなるために、1
000℃未満では窒素に切り替える操作を行うことが好
ましい。ただし、1000℃はあくまで下限の値であっ
て、1000℃以上であっても1180℃までは許容さ
れ、1000℃から1180℃までの温度範囲で窒素切
り換え(窒素切り換えまでは、平衡酸素分圧を維持させ
る)を行えば目的とする特性が得られる。
【0034】なお、前述したように上記所定の温度T1
未満の温度では、平衡酸素分圧が十分に低くなるために
雰囲気を窒素に切り替えることが望ましい。
未満の温度では、平衡酸素分圧が十分に低くなるために
雰囲気を窒素に切り替えることが望ましい。
【0035】平衡酸素分圧とは、磁気特性と誘電率に大
きく影響を及ぼすFeおよびMnイオンの価数を一定に
保つような酸素分圧であり、酸素分圧Po2(%)、絶対
温度をT(K)とすると、下記式で表される。
きく影響を及ぼすFeおよびMnイオンの価数を一定に
保つような酸素分圧であり、酸素分圧Po2(%)、絶対
温度をT(K)とすると、下記式で表される。
【0036】ln(Po2/100)=a/T+b
(a,bは定数)
(a,bは定数)
【0037】降温部における雰囲気の平衡酸素分圧から
のずれは、焼結体の内部と表面付近で価数や微細構造の
不均一性さが生じること、およびそれに伴い内部応力が
発生することによって複素初透磁率の絶対値│μ*│が
低下しインピーダンスが低下するという不都合が生じて
しまう。なお、平衡酸素分圧に従った制御をする際に
は、上記の冷却速度の範囲を満たすことが必要である。
冷却速度rが10℃/hr未満となると、生産性が悪く
なり、経済的なデメリットが大きくなってしまうという
不都合が生じる。また、冷却速度rが115℃/hrを
超えると、焼結体内外の温度差が生じること、および炉
内の雰囲気が平衡酸素分圧からずれ易くなる傾向が生じ
てインピーダンスが低下してしまう。
のずれは、焼結体の内部と表面付近で価数や微細構造の
不均一性さが生じること、およびそれに伴い内部応力が
発生することによって複素初透磁率の絶対値│μ*│が
低下しインピーダンスが低下するという不都合が生じて
しまう。なお、平衡酸素分圧に従った制御をする際に
は、上記の冷却速度の範囲を満たすことが必要である。
冷却速度rが10℃/hr未満となると、生産性が悪く
なり、経済的なデメリットが大きくなってしまうという
不都合が生じる。また、冷却速度rが115℃/hrを
超えると、焼結体内外の温度差が生じること、および炉
内の雰囲気が平衡酸素分圧からずれ易くなる傾向が生じ
てインピーダンスが低下してしまう。
【0038】
【実施例】以下、具体的実施例を挙げて本発明をさらに
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0039】焼結後の組成が下記表1および表2に示さ
れるような割合となるように各原料成分(主成分)を秤
量し、その後、鋼鉄製ボールミルで16時間湿式混合し
た。次に、この混合粉を大気中で900℃で2時間、仮
焼き(仮焼成)した。次いで、SiO2を200pp
m、CaCO3を800ppm添加し、鋼鉄製ボールミ
ルで湿式粉砕した。このようにして得られたMnZnフ
ェライト粉に有機バインダを添加して造粒し、目的の形
状に成形した。
れるような割合となるように各原料成分(主成分)を秤
量し、その後、鋼鉄製ボールミルで16時間湿式混合し
た。次に、この混合粉を大気中で900℃で2時間、仮
焼き(仮焼成)した。次いで、SiO2を200pp
m、CaCO3を800ppm添加し、鋼鉄製ボールミ
ルで湿式粉砕した。このようにして得られたMnZnフ
ェライト粉に有機バインダを添加して造粒し、目的の形
状に成形した。
【0040】焼成は、いずれの試料においても高温保持
部1300℃で3時間とした。その後の降温部では、雰
囲気の酸素分圧を変化させた。降温部における冷却処理
を平衡酸素分圧で行う場合には、上述した式 ln(P
o2/100)=a/T+b(a,bは定数)に従って操作
した。a=2.8×104、b=8〜19の範囲で行な
い、bの値は、高温保持部の酸素分圧の値によって適
宜、適正な値を採択した。
部1300℃で3時間とした。その後の降温部では、雰
囲気の酸素分圧を変化させた。降温部における冷却処理
を平衡酸素分圧で行う場合には、上述した式 ln(P
o2/100)=a/T+b(a,bは定数)に従って操作
した。a=2.8×104、b=8〜19の範囲で行な
い、bの値は、高温保持部の酸素分圧の値によって適
宜、適正な値を採択した。
【0041】このようにして作製した外径10mm、内
径5mm、厚さ2.5mmの焼結体について、インピ−
ダンスアナライザ(HP4291A)を用いて複素初透
磁率を調べた。
径5mm、厚さ2.5mmの焼結体について、インピ−
ダンスアナライザ(HP4291A)を用いて複素初透
磁率を調べた。
【0042】また、直径10mm、高さ7mmの円柱状
の焼結体を、外形7mm、内径3mm、厚さ2mmのト
ロイダル形状に加工し、ネットワークアナライザ(HP
8753D)を用い、同軸管法により、複素誘電率
ε’、ε”を測定した。
の焼結体を、外形7mm、内径3mm、厚さ2mmのト
ロイダル形状に加工し、ネットワークアナライザ(HP
8753D)を用い、同軸管法により、複素誘電率
ε’、ε”を測定した。
【0043】さらに、焼結体を粉砕し、振動試料型磁力
計(VSM)による磁化測定、ならびに焼結体組成、F
e2+量およびMn3+量の分析を行った。
計(VSM)による磁化測定、ならびに焼結体組成、F
e2+量およびMn3+量の分析を行った。
【0044】結果を下記表1〜表3に示した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】なお、ちなみに本発明が目標とし、かつそ
の特性を超えようとしてきた比較例としてのクランプフ
ィルタ用NiCuZnフェライト(組成は、Fe2O3が
49.3モル%、NiOが14.9モル%、CuOが
7.1モル%、ZnOが28.7モル%)の磁気特性は
以下の通りである。すなわち、
の特性を超えようとしてきた比較例としてのクランプフ
ィルタ用NiCuZnフェライト(組成は、Fe2O3が
49.3モル%、NiOが14.9モル%、CuOが
7.1モル%、ZnOが28.7モル%)の磁気特性は
以下の通りである。すなわち、
【0049】(1)飽和磁化…355mT (2)複素誘電率(300MHz) ・実数部ε’…12.3 ・虚数部ε”…0.2 (3)複素初透磁率(300MHz) ・実数部μ’…3.8 ・虚数部μ”…35.7 ・インピーダンスに比例した量である複素初透磁率の絶
対値│μ*│…35.9
対値│μ*│…35.9
【0050】表1における試料No.1〜14について 主成分組成の異なる試料の特性を示しており、いずれの
試料においても、焼成パターンの高温保持部は、130
0℃(Th℃に相当)で3時間、酸素分圧20%とし
た。ついで操作される降温部においては、平衡酸素分圧
で1000℃(T 1℃に相当)まで冷却速度50℃/h
rとし、1000℃未満では窒素雰囲気に切り替えてそ
の後の冷却速度を300℃/hrとした。
試料においても、焼成パターンの高温保持部は、130
0℃(Th℃に相当)で3時間、酸素分圧20%とし
た。ついで操作される降温部においては、平衡酸素分圧
で1000℃(T 1℃に相当)まで冷却速度50℃/h
rとし、1000℃未満では窒素雰囲気に切り替えてそ
の後の冷却速度を300℃/hrとした。
【0051】試料No.1(比較例)に見られるよう
に、Fe2O3が45モル%未満となると、Mn3+量の増
加に伴い、飽和磁化の値が低下し、複素初透磁率の絶対
値│μ*│の値が小さくなってしまう。また、試料N
o.9(比較例)に見られるように、Fe2O3が50モ
ル%を超えると、Fe2+量が増大することで、複素誘電
率の実数部ε’が増大し、複素初透磁率の絶対値│μ*
│の値が小さくなってしまう。
に、Fe2O3が45モル%未満となると、Mn3+量の増
加に伴い、飽和磁化の値が低下し、複素初透磁率の絶対
値│μ*│の値が小さくなってしまう。また、試料N
o.9(比較例)に見られるように、Fe2O3が50モ
ル%を超えると、Fe2+量が増大することで、複素誘電
率の実数部ε’が増大し、複素初透磁率の絶対値│μ*
│の値が小さくなってしまう。
【0052】また、試料No.10(比較例)に見られ
るように、ZnO量が7モル%未満となると、磁気異方
性が大きくなり、初透磁率の周波数特性が全体的に高周
波側にシフトし、300MHz付近においては、複素初
透磁率の絶対値│μ*│の値が小さくなってしまう。ま
た、試料No.14(比較例)に見られるように、Zn
O量が15モル%を超えると、磁気異方性が低下しすぎ
ること、および飽和磁化の値が低下することにより、複
素初透磁率の絶対値│μ*│の値が小さくなってしま
う。
るように、ZnO量が7モル%未満となると、磁気異方
性が大きくなり、初透磁率の周波数特性が全体的に高周
波側にシフトし、300MHz付近においては、複素初
透磁率の絶対値│μ*│の値が小さくなってしまう。ま
た、試料No.14(比較例)に見られるように、Zn
O量が15モル%を超えると、磁気異方性が低下しすぎ
ること、および飽和磁化の値が低下することにより、複
素初透磁率の絶対値│μ*│の値が小さくなってしま
う。
【0053】表1における試料No.15〜20につい
て 主成分組成を同一とし、試料を焼成する際における高温
保持部(Th℃=1300℃)の酸素分圧を変化させ
た。これらの試料においては、高温保持部から1000
℃(T1℃に相当)まで平衡酸素分圧に沿って50℃/
hrの冷却速度で冷却し、1000℃未満では、窒素雰
囲気に切り替えかつ300℃/hrの冷却速度で冷却し
た。
て 主成分組成を同一とし、試料を焼成する際における高温
保持部(Th℃=1300℃)の酸素分圧を変化させ
た。これらの試料においては、高温保持部から1000
℃(T1℃に相当)まで平衡酸素分圧に沿って50℃/
hrの冷却速度で冷却し、1000℃未満では、窒素雰
囲気に切り替えかつ300℃/hrの冷却速度で冷却し
た。
【0054】試料No.17〜20(本発明)に見られ
るように、高温保持部の酸素分圧が1〜100%の本発
明範囲では大きな複素初透磁率の絶対値│μ*│値が得
られている。しかしながら、試料No.15および16
(共に比較例)に見られるように、試料を焼成する際に
おける高温保持部の酸素分圧が1%未満の低い酸素分圧
となると、複素誘電率の実数部ε’の増大による渦電流
損失の増大によって│μ*│値が小さくなってしまう。
るように、高温保持部の酸素分圧が1〜100%の本発
明範囲では大きな複素初透磁率の絶対値│μ*│値が得
られている。しかしながら、試料No.15および16
(共に比較例)に見られるように、試料を焼成する際に
おける高温保持部の酸素分圧が1%未満の低い酸素分圧
となると、複素誘電率の実数部ε’の増大による渦電流
損失の増大によって│μ*│値が小さくなってしまう。
【0055】また、表1に示される全体の結果より、F
e2+量の増加に伴い、複素誘電率の実数部ε’は増大す
る傾向にあることがわかる。そして、Fe2+が0.2w
t%を超えるとε’が200を超え、複素初透磁率の絶
対値│μ*│の値が小さくなってしまうことが分かる
(試料No.9、15および16(いずれも比較
例))。また、Fe2O3量が少ないほどMn3+量が増加
し、それに伴い飽和磁化が低下する傾向にあることが分
かる。そして、試料No.1(比較例)に見られるよう
に、Mn3+量が3wt%を超えると飽和磁化は400m
T未満となり、複素初透磁率の絶対値│μ*│の値が小
さくなってしまうことが分かる。
e2+量の増加に伴い、複素誘電率の実数部ε’は増大す
る傾向にあることがわかる。そして、Fe2+が0.2w
t%を超えるとε’が200を超え、複素初透磁率の絶
対値│μ*│の値が小さくなってしまうことが分かる
(試料No.9、15および16(いずれも比較
例))。また、Fe2O3量が少ないほどMn3+量が増加
し、それに伴い飽和磁化が低下する傾向にあることが分
かる。そして、試料No.1(比較例)に見られるよう
に、Mn3+量が3wt%を超えると飽和磁化は400m
T未満となり、複素初透磁率の絶対値│μ*│の値が小
さくなってしまうことが分かる。
【0056】表2および表3には、降温部の冷却制御条
件を変えて製造したフェライトの特性が示されている。
特に、表2は冷却制御条件が示され、表3には得られた
焼結体の特性が示される。試料No.21〜28におい
ては、降温部の雰囲気を窒素に切り替えてからの冷却速
度は300℃/hrとした。
件を変えて製造したフェライトの特性が示されている。
特に、表2は冷却制御条件が示され、表3には得られた
焼結体の特性が示される。試料No.21〜28におい
ては、降温部の雰囲気を窒素に切り替えてからの冷却速
度は300℃/hrとした。
【0057】試料No.29(比較例)においては、1
200℃未満において、冷却速度を300℃/hrとし
たが、窒素雰囲気への切り替えは行っていない。
200℃未満において、冷却速度を300℃/hrとし
たが、窒素雰囲気への切り替えは行っていない。
【0058】表2および表3における試料No.21〜
25について試料No.21〜25においては、窒素雰
囲気に切り替える前の冷却速度、すなわち、Th℃から
T1℃に至るまで冷却速度をそれぞれ変えた。
25について試料No.21〜25においては、窒素雰
囲気に切り替える前の冷却速度、すなわち、Th℃から
T1℃に至るまで冷却速度をそれぞれ変えた。
【0059】試料No.25(比較例)に見られるよう
に、115℃/hrを超える冷却速度(120℃/h
r)では、複素初透磁率の絶対値│μ*│の値が小さく
なってしまうことが分かる。
に、115℃/hrを超える冷却速度(120℃/h
r)では、複素初透磁率の絶対値│μ*│の値が小さく
なってしまうことが分かる。
【0060】表2および表3における試料No.26〜
28について 試料No.26〜28においては、窒素雰囲気に切り替
える温度(T1℃に相当)を変えており、試料No.2
8(比較例)に見られるように、1180℃を超える温
度(T1=1200℃)で切り替えを行うと、複素初透
磁率の絶対値│μ*│の値が小さくなってしまうことが
分かる。
28について 試料No.26〜28においては、窒素雰囲気に切り替
える温度(T1℃に相当)を変えており、試料No.2
8(比較例)に見られるように、1180℃を超える温
度(T1=1200℃)で切り替えを行うと、複素初透
磁率の絶対値│μ*│の値が小さくなってしまうことが
分かる。
【0061】試料No.29(比較例)においては、1
200℃以下の酸素分圧を3%で一定にしており、望ま
しい酸素分圧制御が行われていない、すなわち、平衡酸
素分圧制御が行なわれていないために複素初透磁率の絶
対値│μ*│の値が小さくなってしまっていることが分
かる。
200℃以下の酸素分圧を3%で一定にしており、望ま
しい酸素分圧制御が行われていない、すなわち、平衡酸
素分圧制御が行なわれていないために複素初透磁率の絶
対値│μ*│の値が小さくなってしまっていることが分
かる。
【0062】
【発明の効果】上記の結果より本発明の効果は明らかで
ある。すなわち、本発明は、主成分としてFe2O3が4
5.0〜50.0モル%、ZnOが7.0〜15.0モ
ル%、MnOが35.0〜48.0モル%含有されてな
るMnZn系のクランプフィルタ用フェライト焼結体で
あって、当該焼結体は、Fe2+量が0.20wt%以下
であり、Mn3+量が0.30wt%以下であり、飽和磁
化Isが400mT以上であり、300MHzにおける
複素誘電率の実数部ε’が200以下であり、300M
Hzにおける複素初透磁率の絶対値│μ*│が36以上
となるように構成されているので、フェライトの中でも
最も大きな初透磁率と飽和磁化の値をもつMnZnフェ
ライトを用いて従来のフェライト製品にないような特
性、特に、30MHz以上(特に、50MHz〜1GH
z)の高周波におけるインピーダンスの高い材料を提供
することができる。
ある。すなわち、本発明は、主成分としてFe2O3が4
5.0〜50.0モル%、ZnOが7.0〜15.0モ
ル%、MnOが35.0〜48.0モル%含有されてな
るMnZn系のクランプフィルタ用フェライト焼結体で
あって、当該焼結体は、Fe2+量が0.20wt%以下
であり、Mn3+量が0.30wt%以下であり、飽和磁
化Isが400mT以上であり、300MHzにおける
複素誘電率の実数部ε’が200以下であり、300M
Hzにおける複素初透磁率の絶対値│μ*│が36以上
となるように構成されているので、フェライトの中でも
最も大きな初透磁率と飽和磁化の値をもつMnZnフェ
ライトを用いて従来のフェライト製品にないような特
性、特に、30MHz以上(特に、50MHz〜1GH
z)の高周波におけるインピーダンスの高い材料を提供
することができる。
【図1】焼成工程における焼成プロファイルの一例を示
すグラフである。
すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 智恵子 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 4G002 AA07 AB01 AE02 4G018 AA21 AA25 AC14 AC16 5E041 AB02 AB19 BD01 CA01 CA10 HB01 HB03 HB11 NN14 NN15
Claims (2)
- 【請求項1】 主成分としてFe2O3が45.0〜5
0.0モル%、ZnOが7.0〜15.0モル%、Mn
Oが35.0〜48.0モル%含有されてなるMnZn
系のクランプフィルタ用フェライト焼結体であって、 当該焼結体は、Fe2+量が0.20wt%以下であり、
Mn3+量が0.30wt%以下であり、 飽和磁化Isが400mT以上であり、 300MHzにおける複素誘電率の実数部ε’が200
以下であり、 300MHzにおける複素初透磁率の絶対値│μ*│が
36以上であることを特徴とするクランプフィルタ用フ
ェライト焼結体。 - 【請求項2】 主成分としてFe2O3が45.0〜5
0.0モル%、ZnOが7.0〜15.0モル%、Mn
Oが35.0〜48.0モル%含有されてなるMnZn
系のクランプフィルタ用フェライト焼結体の製造方法で
あって、 該方法は、粉末原料調整工程、仮焼き工程、加圧成形工
程、および焼成工程を含み、 前記焼成工程は、焼成温度パターンの実質的な最高温度
Th℃が保持される高温保持部およびその後の冷却を行
う降温部を備え、 前記高温保持部は、その焼成雰囲気の酸素分圧Po2が1
%以上とされ、 前記降温部は、前記高温保持部の最高温度Th℃からT1
℃に至るまで(ただし、1000℃≦T1≦1180
℃)、冷却速度rを10℃/hr以上115℃/hr以
下としながら平衡酸素分圧を保って冷却される冷却処理
を含んでなることを特徴とするクランプフィルタ用フェ
ライト焼結体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000311879A JP2002118014A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | クランプフィルタ用フェライト焼結体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000311879A JP2002118014A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | クランプフィルタ用フェライト焼結体およびその製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002118014A true JP2002118014A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=18791575
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|---|---|---|---|
| JP2000311879A Pending JP2002118014A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | クランプフィルタ用フェライト焼結体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002118014A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111138181A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-05-12 | 江门安磁电子有限公司 | 一种宽频高阻抗锰锌铁氧体材料及其制备方法 |
| CN111138179A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-05-12 | 江门安磁电子有限公司 | 一种宽频高阻抗锰锌铁氧体材料及其制备方法 |
| CN111138180A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-05-12 | 江门安磁电子有限公司 | 一种宽频高阻抗锰锌铁氧体材料及其制备方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07230909A (ja) * | 1994-02-18 | 1995-08-29 | Tdk Corp | マンガン亜鉛系フェライトコア及びその製造方法 |
| JPH07297017A (ja) * | 1994-04-28 | 1995-11-10 | Sony Corp | 低損失酸化物磁性材料の製造方法 |
-
2000
- 2000-10-12 JP JP2000311879A patent/JP2002118014A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07230909A (ja) * | 1994-02-18 | 1995-08-29 | Tdk Corp | マンガン亜鉛系フェライトコア及びその製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
| CN111138181A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-05-12 | 江门安磁电子有限公司 | 一种宽频高阻抗锰锌铁氧体材料及其制备方法 |
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