JP2002116075A - 歯車流量計及び歯車ポンプ - Google Patents
歯車流量計及び歯車ポンプInfo
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- JP2002116075A JP2002116075A JP2000310856A JP2000310856A JP2002116075A JP 2002116075 A JP2002116075 A JP 2002116075A JP 2000310856 A JP2000310856 A JP 2000310856A JP 2000310856 A JP2000310856 A JP 2000310856A JP 2002116075 A JP2002116075 A JP 2002116075A
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- pump
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- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 分解能を高めて計測誤差を小さくした歯車流
量計を提供すること。 【解決手段】 計測室11内に回転自在に軸支されて噛
合した三葉以上の一対の多葉歯車12,13と、多葉歯
車12,13の回転を検出する検出手段16,17とを
有する歯車流量計1。
量計を提供すること。 【解決手段】 計測室11内に回転自在に軸支されて噛
合した三葉以上の一対の多葉歯車12,13と、多葉歯
車12,13の回転を検出する検出手段16,17とを
有する歯車流量計1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体流量を歯車の
回転に基づいて計測するための歯車流量計、及び歯車の
回転によって流体を押し出す歯車ポンプに関する。
回転に基づいて計測するための歯車流量計、及び歯車の
回転によって流体を押し出す歯車ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプなどによって送られる流体の流量
を計測するための流量計として、従来から容積式の歯車
流量計があり、特に歯車形状を楕円形にしたものが利用
されている。図6は、そうした従来の歯車流量計を示し
た正面図であり、図7は、図6のA−A断面図である。
を計測するための流量計として、従来から容積式の歯車
流量計があり、特に歯車形状を楕円形にしたものが利用
されている。図6は、そうした従来の歯車流量計を示し
た正面図であり、図7は、図6のA−A断面図である。
【0003】歯車流量計100のボディ101には、図
6に示すように、入力ポート102と出力ポート103
との間に計測室104が形成され、そこに楕円歯車10
5,106が噛合している。楕円歯車105には、マグ
ネット107が埋設され、このマグネット107の磁極
を検出する磁気センサ108が、図7に示すように、ボ
ディ101に取り付けられた蓋体109に固定されてい
る。そして、こうした歯車流量計100の磁気センサ1
08には、磁気センサ108からの検出信号に基づいて
流体流量を算出する演算手段110が接続されている。
6に示すように、入力ポート102と出力ポート103
との間に計測室104が形成され、そこに楕円歯車10
5,106が噛合している。楕円歯車105には、マグ
ネット107が埋設され、このマグネット107の磁極
を検出する磁気センサ108が、図7に示すように、ボ
ディ101に取り付けられた蓋体109に固定されてい
る。そして、こうした歯車流量計100の磁気センサ1
08には、磁気センサ108からの検出信号に基づいて
流体流量を算出する演算手段110が接続されている。
【0004】そこで、流体が入力ポート102から計測
室104に流入すると、流体圧を受けた楕円歯車10
5,106に回転が生じる。流体は、回転する楕円歯車
105,106によって空間Sに閉じ込められ、計測室
104の内壁に沿って送られて出力ポート103へと流
れる。計測室104を通過する流体は、こうした楕円歯
車105,106の回転に従って二次側へと流れ、その
流量は、楕円歯車105,106によって形成される空
間Sによって決定されるが、予め計算や実測による確認
されている。そのため、マグネット107を介して楕円
歯車105の回転が磁気センサ108によって検出さ
れ、その信号を受けた演算手段110によって空間S分
の流体がどれだけ二次側に流れたかが算出される。
室104に流入すると、流体圧を受けた楕円歯車10
5,106に回転が生じる。流体は、回転する楕円歯車
105,106によって空間Sに閉じ込められ、計測室
104の内壁に沿って送られて出力ポート103へと流
れる。計測室104を通過する流体は、こうした楕円歯
車105,106の回転に従って二次側へと流れ、その
流量は、楕円歯車105,106によって形成される空
間Sによって決定されるが、予め計算や実測による確認
されている。そのため、マグネット107を介して楕円
歯車105の回転が磁気センサ108によって検出さ
れ、その信号を受けた演算手段110によって空間S分
の流体がどれだけ二次側に流れたかが算出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た容積式の歯車流量計100では、空間S内の流体が交
互に送られるため二次側の流れに脈動が生じ、楕円歯車
105,106の場合、その脈動が大きいために分解能
が低くなってしまい、演算手段110によって算出され
た計測流量と実流量との間に生じる誤差が大きかった。
即ち、楕円歯車105,106によって生じる脈動は、
90度の回転毎にしか流体が二次側へ流れないものであ
り、またその1回毎に送られる流量を決定する空間Sの
容積も大きかった。そして、磁気センサ108は、空間
S分の流体が二次側に流れる回転を検出しているが、空
間S内の流体が全て二次側へ流れる前に回転が止まって
しまった場合にはその分の回転が検出されなかった。そ
のため、現実には流体が流れているにもかかわらず回転
が検出されないために加算されなかった流量が誤差とな
り、その値が大きかった。
た容積式の歯車流量計100では、空間S内の流体が交
互に送られるため二次側の流れに脈動が生じ、楕円歯車
105,106の場合、その脈動が大きいために分解能
が低くなってしまい、演算手段110によって算出され
た計測流量と実流量との間に生じる誤差が大きかった。
即ち、楕円歯車105,106によって生じる脈動は、
90度の回転毎にしか流体が二次側へ流れないものであ
り、またその1回毎に送られる流量を決定する空間Sの
容積も大きかった。そして、磁気センサ108は、空間
S分の流体が二次側に流れる回転を検出しているが、空
間S内の流体が全て二次側へ流れる前に回転が止まって
しまった場合にはその分の回転が検出されなかった。そ
のため、現実には流体が流れているにもかかわらず回転
が検出されないために加算されなかった流量が誤差とな
り、その値が大きかった。
【0006】また、歯車ポンプについても同様に楕円歯
車105,106を使用した構成のものが考えられる
が、前述したように二次側の流れに大きな脈動が生じて
しまうため、安定した流量の流体を送るものとして提供
するにはほど遠かった。一方、基本外径を小さくするこ
とにより、脈動を小さくすること、前記流量計に関して
いえば分解能を上げることは可能である。しかし、そう
することによって二次側へ送られる流体流量が少なくな
ってしまったのでは、効率の悪いものとなってしまう。
車105,106を使用した構成のものが考えられる
が、前述したように二次側の流れに大きな脈動が生じて
しまうため、安定した流量の流体を送るものとして提供
するにはほど遠かった。一方、基本外径を小さくするこ
とにより、脈動を小さくすること、前記流量計に関して
いえば分解能を上げることは可能である。しかし、そう
することによって二次側へ送られる流体流量が少なくな
ってしまったのでは、効率の悪いものとなってしまう。
【0007】そこで、本発明は、かかる課題を解決すべ
く、分解能を高めて計測誤差を小さくした歯車流量計を
提供すること、又は、脈動を小さくした歯車ポンプを提
供することを目的とする。
く、分解能を高めて計測誤差を小さくした歯車流量計を
提供すること、又は、脈動を小さくした歯車ポンプを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る歯車流量計
は、計測室内に回転自在に軸支されて噛合した三葉以上
の一対の多葉歯車と、前記多葉歯車の回転を検出する検
出手段とを有することを特徴とする。従って、本発明の
歯車流量計では、計測室に流入した流体によって多葉歯
車に回転が生じ、その際、多葉歯車によって形成された
空間に閉じこめられた流体が計測室の内壁に沿って外回
りで二次側へと流れる。そして、本発明の歯車流量計に
よれば、三葉以上の多葉歯車で構成しているので、流体
を二次側へ送るための前記空間の容積が小さくなり、ま
た歯車が一回転する間に形成される前記空間の数、即ち
送られる回数も多くなるため、分解能が高まり、計測誤
差を小さくすることができる。
は、計測室内に回転自在に軸支されて噛合した三葉以上
の一対の多葉歯車と、前記多葉歯車の回転を検出する検
出手段とを有することを特徴とする。従って、本発明の
歯車流量計では、計測室に流入した流体によって多葉歯
車に回転が生じ、その際、多葉歯車によって形成された
空間に閉じこめられた流体が計測室の内壁に沿って外回
りで二次側へと流れる。そして、本発明の歯車流量計に
よれば、三葉以上の多葉歯車で構成しているので、流体
を二次側へ送るための前記空間の容積が小さくなり、ま
た歯車が一回転する間に形成される前記空間の数、即ち
送られる回数も多くなるため、分解能が高まり、計測誤
差を小さくすることができる。
【0009】また、発明に係る歯車流量計は、前記計測
室を密閉する透明な蓋体を有することが望ましい。本発
明によれば、計測室内を外から見ることができるように
なり、計測室内で起きている異物の噛み込み等の不具合
を簡単に発見できる。
室を密閉する透明な蓋体を有することが望ましい。本発
明によれば、計測室内を外から見ることができるように
なり、計測室内で起きている異物の噛み込み等の不具合
を簡単に発見できる。
【0010】また、本発明に係る歯車ポンプは、ポンプ
室内に噛合した三葉以上の一対の多葉歯車と、前記多葉
歯車に回転を与える駆動手段とを有することを特徴とす
る。従って、本発明の歯車ポンプでは、駆動モータによ
って多葉歯車に回転が与えられ、流体が二次側へと押し
出されるが、三葉以上の多葉歯車で構成しているので、
流体を二次側へ送るための空間の容積が小さく、また歯
車が一回転する間に形成される前記空間の数、即ち送ら
れる回数も多くなるため、脈動を小さくすることができ
る。
室内に噛合した三葉以上の一対の多葉歯車と、前記多葉
歯車に回転を与える駆動手段とを有することを特徴とす
る。従って、本発明の歯車ポンプでは、駆動モータによ
って多葉歯車に回転が与えられ、流体が二次側へと押し
出されるが、三葉以上の多葉歯車で構成しているので、
流体を二次側へ送るための空間の容積が小さく、また歯
車が一回転する間に形成される前記空間の数、即ち送ら
れる回数も多くなるため、脈動を小さくすることができ
る。
【0011】また、発明に係る歯車ポンプは、前記ポン
プ室を密閉する透明な蓋体を有することが望ましい。本
発明によれば、ポンプ室内を外から見ることができるよ
うになり、ポンプ室内で起きている異物の噛み込み等の
不具合を簡単に発見できる。
プ室を密閉する透明な蓋体を有することが望ましい。本
発明によれば、ポンプ室内を外から見ることができるよ
うになり、ポンプ室内で起きている異物の噛み込み等の
不具合を簡単に発見できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る歯車流量計の
一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、
歯車流量計の正面図であり、図2は、歯車流量計の分解
斜視図である。また、図3は、噛合する三葉歯車を具体
的に示した図である。歯車流量計1は、図1に示すよう
に、ボディ2の正面に計測室11が形成され、その計測
室11を挟んで入力ポート3と出力ポート4とが連通さ
れている。計測室11には支軸が立設され、そこに回転
自在にはめ込まれた一対の三葉の多葉歯車(以下、「三
葉歯車」という)12,13が図3に示すように噛合し
ている。
一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、
歯車流量計の正面図であり、図2は、歯車流量計の分解
斜視図である。また、図3は、噛合する三葉歯車を具体
的に示した図である。歯車流量計1は、図1に示すよう
に、ボディ2の正面に計測室11が形成され、その計測
室11を挟んで入力ポート3と出力ポート4とが連通さ
れている。計測室11には支軸が立設され、そこに回転
自在にはめ込まれた一対の三葉の多葉歯車(以下、「三
葉歯車」という)12,13が図3に示すように噛合し
ている。
【0013】この三葉歯車12,13は、120度回転
する毎に計測室11の内壁との間に空間Sを作り出すた
めの3辺の歯面12a…,13a…を構成するように形
成されている。従って、多葉歯車とは、1回転する間に
空間Sを作り出すための辺を複数もった歯車であり、本
実施形態では三葉としているが、三葉以上であれば四
葉、五葉或いはそれ以上にしてもよい。また、ボディ2
には計測室11を囲むように形成された溝にシール用の
Oリング15がはめ込まれ、計測室11内部を外から確
認できるように透明な蓋体14がネジ止めされている。
更にボディ2には、開閉可能なカバー18が軸支されて
いる。
する毎に計測室11の内壁との間に空間Sを作り出すた
めの3辺の歯面12a…,13a…を構成するように形
成されている。従って、多葉歯車とは、1回転する間に
空間Sを作り出すための辺を複数もった歯車であり、本
実施形態では三葉としているが、三葉以上であれば四
葉、五葉或いはそれ以上にしてもよい。また、ボディ2
には計測室11を囲むように形成された溝にシール用の
Oリング15がはめ込まれ、計測室11内部を外から確
認できるように透明な蓋体14がネジ止めされている。
更にボディ2には、開閉可能なカバー18が軸支されて
いる。
【0014】一対の三葉歯車12,13のうち一方の三
葉歯車12には、3個のマグネット16…が隣り合う歯
面12a…の間に位置するようにそれぞれ埋設されてい
る。そして、ボディ2に固定された蓋体14には、マグ
ネット16…が所定の位置にあることを検出する磁気セ
ンサ17が挿入されている。さらに、磁気センサ17に
は、磁気センサ17から出力される検出信号を受けて流
量を算出する不図示の演算手段が接続されている。この
演算手段は、予め計算や実測によって確認された空間S
内に入る流体流量の値が記憶され、磁気センサ17から
の検出信号を受けて空間S分の流体の流れを確認し、そ
れによって二次側へ流れた流体流量を算出するものであ
る。
葉歯車12には、3個のマグネット16…が隣り合う歯
面12a…の間に位置するようにそれぞれ埋設されてい
る。そして、ボディ2に固定された蓋体14には、マグ
ネット16…が所定の位置にあることを検出する磁気セ
ンサ17が挿入されている。さらに、磁気センサ17に
は、磁気センサ17から出力される検出信号を受けて流
量を算出する不図示の演算手段が接続されている。この
演算手段は、予め計算や実測によって確認された空間S
内に入る流体流量の値が記憶され、磁気センサ17から
の検出信号を受けて空間S分の流体の流れを確認し、そ
れによって二次側へ流れた流体流量を算出するものであ
る。
【0015】そこで、流体がこの歯車流量計1を通って
流れる場合、例えばポンプによって送られた流体が吐出
されるとき、この流体流量を以下のようにして計測する
ことができる。圧送された流体がこの歯車流量計1を通
って流れると、入力ポート3から流入した流体圧力によ
って三葉歯車12,13に回転が生じる。そして、入力
ポート3から計測室11に流入した流体は、三葉歯車1
2,13によって形成される空間Sに閉じこめられ、順
次、計測室11の壁面に沿って外回りで送られて出力ポ
ート4から二次側へと流れる。
流れる場合、例えばポンプによって送られた流体が吐出
されるとき、この流体流量を以下のようにして計測する
ことができる。圧送された流体がこの歯車流量計1を通
って流れると、入力ポート3から流入した流体圧力によ
って三葉歯車12,13に回転が生じる。そして、入力
ポート3から計測室11に流入した流体は、三葉歯車1
2,13によって形成される空間Sに閉じこめられ、順
次、計測室11の壁面に沿って外回りで送られて出力ポ
ート4から二次側へと流れる。
【0016】こうして流体が計測室11を通って流れる
と、歯車流量計1では、磁気センサ17が三葉歯車12
の回転を検出して二次側へどれだけの量の流体が流れた
かを計測することがっできる。三葉歯車12の回転に従
ってマグネット16…が検出位置を通過すると、磁気セ
ンサ17から検出信号が発信され、その検出信号をカウ
ントすることによって流体を二次側へ流すための空間S
が三葉歯車12,13によってどれだけ形成されたかが
確認できる。即ち、検出信号のカウント数によって三葉
歯車12,13の回転角が分かり、その回転角からどれ
だけの空間Sが形成され、流量が二次側へ流れたかを算
出することができる。三葉歯車12,13の場合、両歯
車が1回転する間に空間Sが交互に6回形成され、60
゜の回転ごとに流体が流れる。但し、本実施形態では、
三葉歯車12に120゜の間隔で埋設されたマグネット
16…によって回転角を検出しているため、1回のカウ
ント毎に空間S2個分の流体流量が加算される。
と、歯車流量計1では、磁気センサ17が三葉歯車12
の回転を検出して二次側へどれだけの量の流体が流れた
かを計測することがっできる。三葉歯車12の回転に従
ってマグネット16…が検出位置を通過すると、磁気セ
ンサ17から検出信号が発信され、その検出信号をカウ
ントすることによって流体を二次側へ流すための空間S
が三葉歯車12,13によってどれだけ形成されたかが
確認できる。即ち、検出信号のカウント数によって三葉
歯車12,13の回転角が分かり、その回転角からどれ
だけの空間Sが形成され、流量が二次側へ流れたかを算
出することができる。三葉歯車12,13の場合、両歯
車が1回転する間に空間Sが交互に6回形成され、60
゜の回転ごとに流体が流れる。但し、本実施形態では、
三葉歯車12に120゜の間隔で埋設されたマグネット
16…によって回転角を検出しているため、1回のカウ
ント毎に空間S2個分の流体流量が加算される。
【0017】ところで、本実施形態では、歯車流量計1
に三葉歯車12,13を使用したため、脈動を小さくし
て分解能を高めることができた。ここで、多葉歯車の葉
数別流量比率のグラフを図4に示す。このグラフでは、
楕円歯車による空間Sの流体流量を基準(100%)と
した場合に、三葉から十葉における多葉歯車による空間
Sの流量比率(%)を示している。グラフから分かるよ
うに、二葉である楕円歯車(二葉歯車)に対して三葉歯
車は、空間Sによる1回分の流体流量が約70%程度に
まで減っている。一方で、十葉歯車と三葉歯車との間で
は約10%程の違いしか見られない。従って、歯車流量
計の分解能を上げるには、二葉歯車から三葉歯車にする
ことで大きな効果が得れることが分かる。また、三葉と
四葉以上とでは流体流量にあまり差がなくても、葉数を
多くすることで1回転当たりに形成される空間Sの回数
が多くなる点で分解能を上げるのに有効である。
に三葉歯車12,13を使用したため、脈動を小さくし
て分解能を高めることができた。ここで、多葉歯車の葉
数別流量比率のグラフを図4に示す。このグラフでは、
楕円歯車による空間Sの流体流量を基準(100%)と
した場合に、三葉から十葉における多葉歯車による空間
Sの流量比率(%)を示している。グラフから分かるよ
うに、二葉である楕円歯車(二葉歯車)に対して三葉歯
車は、空間Sによる1回分の流体流量が約70%程度に
まで減っている。一方で、十葉歯車と三葉歯車との間で
は約10%程の違いしか見られない。従って、歯車流量
計の分解能を上げるには、二葉歯車から三葉歯車にする
ことで大きな効果が得れることが分かる。また、三葉と
四葉以上とでは流体流量にあまり差がなくても、葉数を
多くすることで1回転当たりに形成される空間Sの回数
が多くなる点で分解能を上げるのに有効である。
【0018】よって、歯車流量計1によれば、空間Sに
よる流体流量を大幅に減らすことができ、また一回転当
たりに送る回数も増やすことができたので、脈動を小さ
くして分解能を向上させることができた。従って、三葉
歯車12の回転が途中で停止したために加算されない実
流量が少なくなり、計測値との誤差が小さくなった。ま
た、歯車流量計1は、透明な蓋体14で計測室11を密
閉したので、計測室11内を外から見ることができるよ
うになり、計測室11内で起きている異物の噛み込み等
の不具合を簡単に発見できるようになった。
よる流体流量を大幅に減らすことができ、また一回転当
たりに送る回数も増やすことができたので、脈動を小さ
くして分解能を向上させることができた。従って、三葉
歯車12の回転が途中で停止したために加算されない実
流量が少なくなり、計測値との誤差が小さくなった。ま
た、歯車流量計1は、透明な蓋体14で計測室11を密
閉したので、計測室11内を外から見ることができるよ
うになり、計測室11内で起きている異物の噛み込み等
の不具合を簡単に発見できるようになった。
【0019】ところで、これまで流量計について説明し
たが、流路上の密閉空間内に多葉歯車を噛合した構成
は、この多葉歯車に駆動力を与えて回転させることによ
り、ポンプとして機能させることができる。そこで、多
葉歯車を利用した歯車ポンプについて図面を参照して簡
単に説明する。図5は、歯車ポンプを示した正面図であ
る。歯車ポンプ20は、ボディ42にポンプ室21が開
設され、そのポンプ室21を挟んで吸込口43及び吐出
口44が形成されている。そのポンプ室21には一対の
三葉歯車22,23が噛合し、不図示の駆動モータによ
って回転が与えられるように構成されている。そして、
ボディ42にはポンプ室21を密閉するように、そのポ
ンプ室21が開設された面に透明な蓋体が固定されてい
る。
たが、流路上の密閉空間内に多葉歯車を噛合した構成
は、この多葉歯車に駆動力を与えて回転させることによ
り、ポンプとして機能させることができる。そこで、多
葉歯車を利用した歯車ポンプについて図面を参照して簡
単に説明する。図5は、歯車ポンプを示した正面図であ
る。歯車ポンプ20は、ボディ42にポンプ室21が開
設され、そのポンプ室21を挟んで吸込口43及び吐出
口44が形成されている。そのポンプ室21には一対の
三葉歯車22,23が噛合し、不図示の駆動モータによ
って回転が与えられるように構成されている。そして、
ボディ42にはポンプ室21を密閉するように、そのポ
ンプ室21が開設された面に透明な蓋体が固定されてい
る。
【0020】この歯車ポンプ20では、駆動モータによ
って三葉歯車22,23に回転が与えられると、流体は
吸入口43側から吐出口44側へ押し出される。その
際、吸入口43からポンプ室21内に入った流体は、三
葉歯車22,23によって形成される空間Sに閉じこめ
られて、ポンプ室21の壁面に沿って外回りで流れ、そ
して吐出口44へと押し出される。
って三葉歯車22,23に回転が与えられると、流体は
吸入口43側から吐出口44側へ押し出される。その
際、吸入口43からポンプ室21内に入った流体は、三
葉歯車22,23によって形成される空間Sに閉じこめ
られて、ポンプ室21の壁面に沿って外回りで流れ、そ
して吐出口44へと押し出される。
【0021】よって、歯車ポンプ20でも三葉歯車2
2,23を使用したことにより、空間Sによる流体流量
を大幅に減らすことができ、また一回転当たりに送る回
数も増やすことができたので、楕円歯車(二葉歯車)を
使用した歯車ポンプに比べ脈動を小さくすることができ
た。また、歯車ポンプ21は、透明な蓋体でポンプ室2
1を密閉したので、ポンプ室21内を外から見ることが
できるようになり、ポンプ室21内で起きている異物の
噛み込み等の不具合を簡単に発見できるようになった。
2,23を使用したことにより、空間Sによる流体流量
を大幅に減らすことができ、また一回転当たりに送る回
数も増やすことができたので、楕円歯車(二葉歯車)を
使用した歯車ポンプに比べ脈動を小さくすることができ
た。また、歯車ポンプ21は、透明な蓋体でポンプ室2
1を密閉したので、ポンプ室21内を外から見ることが
できるようになり、ポンプ室21内で起きている異物の
噛み込み等の不具合を簡単に発見できるようになった。
【0022】なお、本発明は、前記実施形態のものに限
定されず、その趣旨を逸脱しない範囲内での種々の変
形、改良が可能である。例えば、前記実施形態では、三
葉歯車12,13,22,23を使用したが、これ以外
に、四葉歯車や五葉歯車等を使用してもよい。
定されず、その趣旨を逸脱しない範囲内での種々の変
形、改良が可能である。例えば、前記実施形態では、三
葉歯車12,13,22,23を使用したが、これ以外
に、四葉歯車や五葉歯車等を使用してもよい。
【0023】
【発明の効果】従って、本発明は、計測室内に回転自在
に軸支されて噛合した三葉以上の一対の多葉歯車と、前
記多葉歯車の回転を検出する検出手段とを有する構成と
したので、分解能を高めることができ、計測誤差を小さ
くした歯車流量計を提供することが可能となった。ま
た、本発明は、ポンプ室内に噛合した三葉以上の一対の
多葉歯車と、前記多葉歯車に回転を与える駆動手段とを
有する構成としたので、二次側流体の脈動を小さくした
歯車ポンプを提供することが可能となった。
に軸支されて噛合した三葉以上の一対の多葉歯車と、前
記多葉歯車の回転を検出する検出手段とを有する構成と
したので、分解能を高めることができ、計測誤差を小さ
くした歯車流量計を提供することが可能となった。ま
た、本発明は、ポンプ室内に噛合した三葉以上の一対の
多葉歯車と、前記多葉歯車に回転を与える駆動手段とを
有する構成としたので、二次側流体の脈動を小さくした
歯車ポンプを提供することが可能となった。
【図1】本発明に係る歯車流量計の一実施形態を示した
正面図である。
正面図である。
【図2】本発明に係る歯車流量計の一実施形態を示した
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図3】本発明に係る歯車流量計を構成する三葉歯車の
具体例を示した平面図である。
具体例を示した平面図である。
【図4】多葉歯車の流量比率をグラフに示した図であ
る。
る。
【図5】本発明に係る歯車ポンプの一実施形態を示した
正面図である。
正面図である。
【図6】従来の流量計の断面平面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
1 歯車流量計 3 入力ポート 4 出力ポート 11 計測室 12,13 三葉歯車 14 蓋体 16 マグネット 17 磁気センサ 20 歯車ポンプ 21 ポンプ室 22,23 多葉歯車 43 吸込口 44 吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F030 CA01 CG02 3H041 AA00 BB09 CC11 CC20 DD01 DD10 DD34 3H044 AA00 BB06 CC11 CC19 DD01 DD17 DD24
Claims (4)
- 【請求項1】 計測室内に回転自在に軸支されて噛合し
た三葉以上の一対の多葉歯車と、前記多葉歯車の回転を
検出する検出手段とを有することを特徴とする歯車流量
計。 - 【請求項2】 請求項1に記載する歯車流量計におい
て、 前記計測室を密閉する透明な蓋体を有することを特徴と
する歯車流量計。 - 【請求項3】 ポンプ室内に噛合した三葉以上の一対の
多葉歯車と、前記多葉歯車に回転を与える駆動手段とを
有することを特徴とする歯車ポンプ。 - 【請求項4】 請求項3に記載する歯車ポンプにおい
て、 前記ポンプ室を密閉する透明な蓋体を有することを特徴
とする歯車ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000310856A JP2002116075A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 歯車流量計及び歯車ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000310856A JP2002116075A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 歯車流量計及び歯車ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002116075A true JP2002116075A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=18790727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000310856A Pending JP2002116075A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 歯車流量計及び歯車ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002116075A (ja) |
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- 2000-10-11 JP JP2000310856A patent/JP2002116075A/ja active Pending
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