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JP2002114719A - パラジクロロベンゼンの製造方法 - Google Patents

パラジクロロベンゼンの製造方法

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Publication number
JP2002114719A
JP2002114719A JP2000311716A JP2000311716A JP2002114719A JP 2002114719 A JP2002114719 A JP 2002114719A JP 2000311716 A JP2000311716 A JP 2000311716A JP 2000311716 A JP2000311716 A JP 2000311716A JP 2002114719 A JP2002114719 A JP 2002114719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
dcb
producing
lewis acid
benzene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000311716A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuharu Mitarai
計治 御手洗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2000311716A priority Critical patent/JP2002114719A/ja
Publication of JP2002114719A publication Critical patent/JP2002114719A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高活性でp選択性が高くかつ工業的にも有利な
p−DCBの製造方法を提供する。 【解決の手段】下記式(1)で表されるN−置換フタル
イミド誘導体とルイス酸からなる触媒の存在下、ベンゼ
ン及び/又はモノクロロベンゼンを液相で塩素化するこ
とを特徴とするパラジクロロベンゼンの製造方法。 【化1】 (式中、Rはフェニル基、ベンジル基、ビフェニル基、
ナフチル基、トリル基、クロロフェニル基、シクロヘキ
シル基、クロロシクロヘキシル基、又は炭素数1〜10
のアルキル基を表わす。)を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベンゼン及び/又
はモノクロロベンゼンを液相で塩素化してパラジクロロ
ベンゼン(以下、「p−DCB」と記す)を製造する方
法に関し、さらに詳しくは、新規な触媒を用いて、有利
にp−DCBを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】p−DCBは、医薬、農薬の原料とし
て、またそれ自体が殺虫剤、防虫剤として、更に近年急
速に需要が伸びているエンジニアリングプラスチックの
一つであるポリフェニレンサルファイド(PPS)の原
料として工業的価値が極めて高い化合物である。
【0003】従来p−DCBは、塩化第二鉄、五塩化ア
ンチモン等のルイス酸を触媒として、ベンゼン及び/又
はモノクロロベンゼンを液相塩素化する製造法が知られ
ている。しかし、目的とするp−DCBの選択率はせい
ぜい60%程度であり、オルト、メタ置換体やトリクロ
ロベンゼン等が多量に副生する。そこで、p置換体を選
択率良くに製造する方法がこれまで数多く提案されてき
た。
【0004】例えば、米国特許第1946040号明細
書には、ベンゼンやMCB等の塩素化反応において、鉄
や三塩化アンチモン等のルイス酸に硫黄を助触媒として
加えるとパラ置換体の選択率が向上することが報告さ
れ、具体的に触媒として塩化アンチモン、鉄及びイオウ
を用い、20〜50℃で塩素化を行い、ジクロロベンゼ
ン中のp−DCBの比率が74.7%に達することが示
されている。
【0005】米国特許第3226447号明細書には、
鉄、アルミニウム、アンチモンのハロゲン化物と助触媒
として2価の硫黄を含む有機硫黄化合物の組み合わせよ
り成る触媒系でp−DCBを製造する方法が開示されて
いる。例えば、塩化第二鉄、チオグリコール酸を用い、
反応温度36〜37℃でベンゼンの塩素化を行い、p−
DCB/DCB比率74.0%を得ている。しかし、7
8〜135℃では、p−DCB/DCB比率は68.3
%である。
【0006】特公平4−25065号公報には、塩化第
二鉄等のルイス酸とフェノチアジン誘導体を使用して、
パラ置換体を高選択率で製造する方法が開示されてい
る。ここでは、塩化第二鉄とN−クロロカルボニルフェ
ノチアジンを使用し、60℃でベンゼンを塩素化し、p
−DCB/DCB比率82.4%の高い成績を得てい
る。しかし、この触媒系は、活性が低く、未反応塩素が
多く残留するという欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、p−DC
Bを選択的に製造する方法として、鉄、アルミニウム、
アンチモンのハロゲン化物等のルイス酸と有機、無機の
硫黄化合物や単体硫黄の組み合わせによる触媒の使用が
開示されている。しかし、これらはp体の選択性は高い
ものの触媒活性が低かったり、あるいは、塩素化温度が
低温の条件を必要とする等の問題があった。塩素の転化
率が低く未反応塩素が多く残留すると排ガス処理が複雑
になってしまい、また、塩素化温度が低いほどp体選択
率は向上するものの反応速度が遅く効率的でなく、さら
に、反応液の固結(凝固点の一例:p−DCB/53
℃)が問題となる。
【0008】このため、高活性でp選択性が高くかつ工
業的にも有利なp−DCBの製造方法が望まれていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この現状
に鑑み、ベンゼン及び/又はモノクロロベンゼンを液相
塩素化によるパラ置換ハロゲン化ベンゼン誘導体の選択
的製造方法について、特に、新規触媒系について検討し
た。
【0010】その結果、塩化第二鉄等のルイス酸と助触
媒としてN−置換フタルイミド誘導体を反応系中に共存
させると、驚くべきことに、高い触媒活性が発現できか
つp−DCBの選択率が向上することを見いだし、本発
明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、N−置換フタルイミ
ド誘導体とルイス酸からなる触媒の存在下、ベンゼン及
び/又はモノクロロベンゼンを液相で塩素化することを
特徴とするp−DCBの製造方法を提供するものであ
る。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。
【0013】本発明において助触媒として用いることが
できるN−置換フタルイミド誘導体は、次式(2)で示
される。
【0014】
【化2】
【0015】(式中、Rはフェニル基、ベンジル基、ビ
フェニル基、ナフチル基、トリル基、クロロフェニル
基、シクロヘキシル基、クロロシクロヘキシル基、又は
炭素数1〜10のアルキル基を表わす。) 前記(2)式で示されるN−置換フタルイミド誘導体と
しては、例えば、N−(フェニルチオ)フタルイミド、
N−(ナフチルチオ)フタルイミド、N−(ベンジルチ
オ)フタルイミド、N−(シクロヘキシルチオ)フタル
イミド、N−(p−トリルチオ)フタルイミド、N−
(n−オクチルチオ)フタルイミド、N−(p−クロロ
フェニルチオ)フタルイミド、N−(シクロヘキシルチ
オ)フタルイミド、N−(α−クロロシクロヘキシルチ
オ)フタルイミド等が挙げられる。
【0016】これらの化合物は、N−ブロモフタルイミ
ドとジスルフィド(一般式:R−S−S−R)との反
応、あるいは、フタルイミドとサルフェニルクロライド
(一般式:RSCl)をtert−アミンの存在下で反
応させることにより、容易に得られる。尚、ジスルフィ
ド及びサルフェニルクロライドの一般式に示されるR
は、前記(2)式に示されるRと同じ置換基を示す。
【0017】本発明において用いられるルイス酸は、構
成される主たる金属としてFe、Sb、Al、Sn、T
i、Zr、Nb、Mn、Mo、W等が挙げられ、これら
の金属をそのまま用いることもできるが、オキシド、オ
キシクロリド、硫酸塩、ハライド形となった化合物を用
いてもよい。これらの金属や金属化合物の内、Fe、S
b、Alやその化合物が好ましく、さらにFeやその化
合物が好ましく、特にその塩化物などのハロゲン化物が
好ましく用いられ、p−DCBを有利に製造するという
本発明の効果をより一層高めることができる。これらの
ルイス酸は、1種単独で用いることができるが、2種以
上の混合物として用いても構わない。
【0018】ルイス酸濃度は、ベンゼン及び/又はモノ
クロロベンゼンに対して0.001〜3重量%、好まし
くは0.01〜1重量%であり、また、ルイス酸に対す
るN−置換フタルイミド誘導体のモル比は0.1〜1
0、好ましくは0.5〜2である。
【0019】本発明において塩素化に供される原料は、
ベンゼン、モノクロロベンゼン、さらにこれらの混合物
であり、これらの原料中にジクロロベンゼン、トリクロ
ロベンゼン等の高次塩素化物が含まれても構わない。
【0020】塩素化の際に用いられる塩素ガスは、工業
用塩素ガスあるいは塩素ガスに窒素、空気等が含まれて
いてもよい。
【0021】本発明において、反応装置、反応方法及び
反応条件は、ベンゼン及び/又はモノクロロベンゼンが
液状で触媒と接触する限り、制限されない。例えば、反
応装置は回分式、半回分式あるいは連続式を用いること
ができる。
【0022】反応は、塩素化反応に関与しない溶媒、例
えば、四塩化炭素等の存在下で行うこともできる。
【0023】反応温度としては、通常は0〜100℃、
工業的には40〜80℃が好ましい。温度が高すぎると
塩素の吸収速度の低下を招いたり、o−置換体、m−置
換体や高置換ハロゲン化物の生成量が多くなることがあ
る。一方、温度が低すぎると反応速度が小さくなった
り、反応液の固結が無視できなくなって問題となること
がある。
【0024】塩素化反応の滞在時間は、反応温度、攪拌
条件、反応装置等により異なるが、通常1〜10時間、
好ましくは2〜8時間であり、十分な塩素化が可能であ
る。滞在時間が短いと塩素転化率が低下することがあ
り、長いと反応槽容量当たりの生産性が低下することが
ある。
【0025】供給される塩素ガス量は、塩素化生成物の
ベンゼン核に対して付加塩素量がモル比で1.2〜1.
8になる量が好ましい。例えば、原料がベンゼンの時、
供給塩素量はベンゼンに対して1.2〜1.8倍モル、
原料がモノクロロベンゼンの時、0.2〜0.8倍モル
が好ましい。原料がベンゼンとモノクロロベンゼンの混
合物の時は、その比に合わせた塩素ガス供給量が好まし
い。一方、塩素ガス供給量が少ないと生産性が低下する
こtがあり、逆に、塩素ガス供給量が多いと多塩素化物
が増すことがある。塩素化生成物のベンゼン核に対する
付加塩素量のモル比は塩素化率を意味し、それが1.2
〜1.8の時、p−DCBの生産性、選択率いずれも高
くできる。また、この塩素化率は次式(3)で定義でき
る。
【0026】
【数1】
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、ベンゼン及び/又はモ
ノクロロベンゼンの液相塩素化反応において、産業上有
用なp−DCBを従来の方法に比べて高選択率かつ高塩
素転化率で効率的に製造することができる。以下その効
果を列記する。
【0028】1)塩素転化率が高く、副生塩酸ガス中の
塩素濃度を極めて低くできるため、その除害処理が不要
か、必要としても簡単な設備でできる。
【0029】2)p−DCBの選択率を高くできる。
【0030】3)反応器をコンパクトにできる。
【0031】4)多塩素化物等の副生物が少なく、p−
DCBの分離精製が容易。
【0032】
【実施例】次に本発明を実施例によって説明するが、本
発明はこれらに制限されるものではない。
【0033】尚、塩素転化率は反応の際に供給された塩
素ガス量(重量%)に対する反応した塩素の量(重量
%)を、p−DCB/DCB比率は反応液中の全ジクロ
ロベンゼンの量(重量%)に対するp−DCBの量(重
量%)を示し、これらの量は公知の方法であるガスクロ
マトグラフィーにより測定して求めた。
【0034】実施例1 500ml邪魔板、攪拌機付きガラス製容器に、塩化第
二鉄360ppmと助触媒であるN−(フェニルチオ)
フタルイミド740ppm(塩化第二鉄とN−(フェニ
ルチオ)フタルイミドとのモル比:1/1.3)を溶解
したモノクロロベンゼン495gを仕込み、仕込み液と
同じ原料を300g/Hrの速度でフィードしながら塩
素を0.8モル/Hrの速度で6時間供給した。この間
反応温度は60℃に維持した。
【0035】6時間後の塩素転化率は99.91%、反
応液組成は、モノクロロベンゼン:61.63wt%、
p−ジクロロベンゼン:28.70wt%、o−ジクロ
ロベンゼン:9.47wt%、m−ジクロロベンゼン:
0.07%、トリクロロベンゼン:0.08wt%、p
−DCB/DCB比率:75.1%であった。塩素化率
は1.32であった。
【0036】これらの反応条件及びその結果は表1に示
した。
【0037】
【表1】
【0038】尚、表において、Bzはベンゼン、MCB
はモノクロロベンゼン、p−DCBはp(パラ)−ジク
ロロベンゼン、o−DCBはo(オルト)−ジクロロベ
ンゼン、m−DCBはm(メタ)−ジクロロベンゼン、
TCBはトリクロロベンゼンを示し、その他はこれら以
外の成分を示す。
【0039】実施例2 反応温度を40℃で行う以外は実施例1と同様に行っ
た。これらの反応条件及びその結果は表1に示した。
【0040】実施例3 塩化第二鉄380ppmとN−(フェニルチオ)フタル
イミド770ppm(塩化第二鉄とN−フェニルチオフ
タルイミドとのモル比:1/1.3)を溶解したベンゼ
ン(Bz)、モノクロロベンゼン(MCB)混合液(B
zとMCBとの重量比:65/35)495gを仕込
み、仕込み液と同じ原料を57g/Hrの速度でフィー
ドしながら塩素を0.84モル/Hrの速度で30時間
連続供給した。その他は実施例1と同様に行った。これ
らの反応条件及びその結果は表1に示した。
【0041】比較例1 実施例1の助触媒をイオウ(単体)に変えて、塩化第二
鉄250ppmとイオウ65ppm(塩化第二鉄とイオ
ウとのモル比:1/1.3)で行う以外は全て実施例1
と同様に行った。これらの反応条件及びその結果は表2
に示した。
【0042】
【表2】
【0043】比較例2 実施例1の助触媒をN−クロロカルボニルフェノチアジ
ンに替えて、塩化第二鉄260ppmとN−クロロカル
ボニルフェノチアジン550ppm(塩化第二鉄とN−
クロロカルボニルフェノチアジンとのモル比:1/1.
3)で行う以外は実施例1と同様に行った。これらの反
応条件及びその結果は表2に示した。
【0044】比較例3 塩化第二鉄320ppmとイオウ(単体)82ppm
(塩化第二鉄とイオウとのモル比:1/1.3)を溶解
したベンゼン(Bz)、モノクロロベンゼン混合液を使
用し、30時間反応させた以外は実施例1と同様に行っ
た。これらの反応条件及びその結果は表2に示した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1)で表されるN−置換フタルイ
    ミド誘導体とルイス酸からなる触媒の存在下、ベンゼン
    及び/又はモノクロロベンゼンを液相で塩素化すること
    を特徴とするパラジクロロベンゼンの製造方法。 【化1】 (式中、Rはフェニル基、ベンジル基、ビフェニル基、
    ナフチル基、トリル基、クロロフェニル基、シクロヘキ
    シル基、クロロシクロヘキシル基、又は炭素数1〜10
    のアルキル基を表わす。)
  2. 【請求項2】ルイス酸が鉄のハロゲン化物であることを
    特徴とする請求項1に記載のパラジクロロベンゼンの製
    造方法。
  3. 【請求項3】N−置換フタルイミド誘導体がルイス酸に
    対して0.1〜10倍モルであることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のパラジクロロベンゼンの製造
    方法。
  4. 【請求項4】塩素化温度が0〜100℃であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパラジクロロ
    ベンゼンの製造方法
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