[go: up one dir, main page]

JP2002113958A - 熱転写記録方法及び印画物 - Google Patents

熱転写記録方法及び印画物

Info

Publication number
JP2002113958A
JP2002113958A JP2000311878A JP2000311878A JP2002113958A JP 2002113958 A JP2002113958 A JP 2002113958A JP 2000311878 A JP2000311878 A JP 2000311878A JP 2000311878 A JP2000311878 A JP 2000311878A JP 2002113958 A JP2002113958 A JP 2002113958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
dye
image
heat
image receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000311878A
Other languages
English (en)
Inventor
Yorihiro Yamatani
自広 山谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000311878A priority Critical patent/JP2002113958A/ja
Publication of JP2002113958A publication Critical patent/JP2002113958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 品位、保存性、耐久性に優れた熱転写記録方
法を提供すること。 【解決手段】 支持体上に、熱拡散性染料を含有するイ
ンク層を少なくとも1層有するインクシートのインク層
と、支持体上に、前記熱拡散性染料を受容しうる受像層
を少なくとも1層有する受像シートの受像層を対向する
ように重ね合わせ、サーマルヘッドで像様に加熱するこ
とにより、前記熱拡散性染料を受像層に転写させ、受像
シート上の染料を転写した領域に、サーマルヘッドによ
って熱転写性の保護層を設ける熱転写記録方法におい
て、保護層中には紫外線吸収剤が含有され、かつ保護層
転写後の、染料が転写されていない領域のb*値(b2
と保護層転写前の、染料が転写されていない領域のb*
値(b1)が、b2−b1≦2の関係にあることを特徴と
する熱転写記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱転写により画
像を記録する熱転写記録方法に関し、詳しくは、画像品
質、画像保存性、画像耐久性に優れた熱転写記録方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー又はモノクロの画像の形成
技術として、加熱により拡散移行する性質を有する熱拡
散性染料を含有するインクシートを、受像シートの受像
層と対向させて、サーマルヘッドやレーザー等の加熱印
字手段を用いて、該受像層に該熱拡散性染料を画像様に
転写して画像を形成する技術が知られている。このよう
な感熱転写方式は、デジタルデータで画像形成を可能と
し、現像液等の処理液を使わず、しかも銀塩写真に匹敵
する高画質を形成できる方法として定評がある。
【0003】しかし、得られた画像の保存性や耐久性に
関しては、銀塩写真に比較して弱いという欠点を有して
いる。具体的には、 1)長期間の保存の間に、光や熱、空気中の酸素、水分
等による画像の退色や滲みが生じる(耐光性、耐熱性) 2)アルバムやクリアファイル、プラスチック消しゴム
等、染料染着性の高いものや、可塑剤を含んだものと接
触させた場合、長期間の保存の間に染料がそれらへ逆転
写したり、画像が滲んだりする(耐可塑剤性) 3)水、ジュース、酒、コーヒー等を画像上にこぼした
場合、それを拭き取る際染料も拭き取られ変色する(耐
水性、耐溶剤性) 4)指で触ったところが皮脂により変色する(耐皮脂
性) 5)消しゴムで擦ると画像がとれる(耐摩擦性) 6)市販されているラミネート材加工、特に低温で加工
が可能なコールドラミネート材加工をした時、長期間の
保存の間にラミネート材に染料が拡散し画像が滲む(ラ
ミネート適性) 等の問題があった。これは、銀塩写真は、用いる色素が
高沸点溶媒や紫外線吸収剤などによりプロテクトされて
いるのに対し、感熱転写では染料はバインダ中に分散さ
れているだけで、直接、外部からの影響を受けやすい為
であると考えられる。
【0004】上記の欠点を改善する手段として、熱転写
によりインク層中の化合物と受像層中の化合物を反応さ
せることにより画像を形成する反応型の染料を用いた画
像形成方法がいくつか提案されている。ここで、インク
層側に含有させる化合物を染料前駆体、受像層中に含有
させる化合物を染料定着体と定義した場合、例えば、特
開平9−327976号、米国特許第4,880,76
9号、同第5,534,479号等には、染料前駆体と
して脱プロトン化されたカチオン色素を、染料定着体と
して該カチオン色素をプロトン化し得る有機ポリマー酸
又はオリゴマー酸等を用い、熱転写によりカチオン色素
を再プロトン化させることにより画像を形成する方法が
提案されている。又、特開平5−221151号等に
は、染料前駆体として反応基を有する特定構造の色素
を、染料定着体として活性水素化合物を用い、熱転写に
よりそれらを反応させ画像を形成する方法が提案されて
いる。更に、特開昭59−78893号、同59−10
9394号、同60−2398号等には、染料前駆体と
してキレート化可能な熱拡散性染料(以下ポストキレー
ト染料とも称す)を、染料定着体として金属イオン含有
化合物(以下メタルソースとも称す)を含有させ、熱転
写後それらを反応させて金属キレートを形成させること
により、画像を形成する方法(以下ポストキレート方式
と呼ぶこともある)が開示されている。
【0005】特にポストキレート染料とメタルソースを
用いて形成した画像は、画像形成された受像材料を高温
及び高湿下に長時間放置しても、色素の褪色及び滲みが
起こりにくく、耐光性についても従来の熱拡散染料によ
る画像に比べて優れている。
【0006】しかし、耐可塑剤性や、耐摩擦性、耐溶剤
性等の画像耐久性については未だ効果は不十分であっ
た。
【0007】画像耐久性を改善する手段として、近年、
受像シートの画像形成面上に、熱転写性の保護層を有す
る保護層転写シートを重ね合わせ、サーマルヘッドやヒ
ートローラ等の加熱手段を用いて該保護層を転写させる
ことによって、画像形成面上に保護層を設ける方法が用
いられている。画像上に保護層を設けると、上述のよう
な、画像の耐摩擦性、耐水性、耐溶剤性、耐皮脂性等の
物理耐性を向上させることが出来る。又、保護層中に、
紫外線吸収剤や酸化作用など、染料を変質あるいは分解
する作用を有する放射線や物質を吸収または遮断して染
料の変質や分解を防止したり、また薬剤を添加して、画
像の保存性をさらに向上させたり、保護層中に蛍光増白
剤などを添加して、偽造を防止したり或いは印画物の白
色度を向上させるといった特殊な機能を保護層に付与す
ることも出来る。
【0008】更に、保護層転写時の熱によって、保護層
が転写されると同時に、画像を形成している染料が再発
色処理されることにより、画像がより鮮明化したり、染
料が受像層表面から内部へ移動することで保存性につい
ても向上効果が見込まれる。
【0009】ところで、保護層に含有させる紫外線吸収
剤は、当然ながら使われる染料が変質や分解を起こしや
すい波長領域を十分カバーしていることが好ましいが、
そのような紫外線吸収剤は多くの場合、可視光の領域に
まで吸収がのびており、若干黄色味を帯びていることが
多い。すなわち保護層自身がわずかながら黄色味を帯び
ている。そのため保護層を印画面に転写した場合、印画
領域に色味がつくという欠点がある。特に染料の転写量
が少ない、あるいは全くないハイライトから白地の領域
ではその色がハッキリと認識されるため、画像品位を落
としてしまう。例えばウエディングドレス等のような比
較的ハイライトの領域が多い画像などではハイライト部
が黄色味を帯び好ましくない。同様の理由で、プリント
サイズより保護層転写領域のサイズが小さい、即ちフチ
のあるような画像においては、フチの近傍にハイライト
から白地の部分があるため、フチの部分との色味の差が
目立ち画像品位の低下が著しく目立ってしまう。
【0010】上述したポストキレート方式で画像を形成
する場合、通常の染料より耐光性が向上しているため、
紫外線吸収剤を含有させなくてもある程度十分な耐光性
をもっているため、含有させるとしても、黄色味を帯び
ない、上記のものより短波側に吸収をもつ紫外線吸収剤
を用いることが可能である。しかし当然ながら耐光性を
更に向上させるには紫外線吸収剤を含有させた方が好ま
しい。
【0011】しかし紫外線吸収剤を含有させた場合に、
保護層を熱転写する時の熱エネルギーの強さによって
は、紫外線吸収剤とメタルソースがキレート反応を起こ
し、紫外線吸収剤が可視光領域まで長波化してしまうも
のもあり、その場合結局黄色味を帯びてしまっていた。
即ちJIS−Z 8730等に規定されたL***
色系におけるb*の値が正の方向にシフトしてしまっ
た。いわんや元々可視光領域にも吸収波長を持つ紫外線
吸収剤を用いた場合は、さらに黄色味が強くなってしま
い実用に耐えられなかった。
【0012】ポストキレート方式の場合、画像保存性を
満足する性能にするためには染料転写後にある程度の熱
エネルギーを与え(後加熱)、キレート反応を促進させ
る必要がある。しかるに、熱エネルギーを与えすぎると
上述のような問題が発生し、色付きと画像保存性能は背
反する現象になっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は品位、保存性、
耐久性に優れた熱転写記録方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成によって達成される。
【0015】1.支持体上に、熱拡散性染料を含有する
インク層を少なくとも1層有するインクシートのインク
層と、支持体上に、前記熱拡散性染料を受容しうる受像
層を少なくとも1層有する受像シートの受像層を対向す
るように重ね合わせ、サーマルヘッドで像様に加熱する
ことにより、前記熱拡散性染料を受像層に転写させた
後、受像シート上の少なくとも染料を転写した領域に、
サーマルヘッドによって少なくとも1層の熱転写性の保
護層を設ける熱転写記録方法において、保護層中の少な
くとも1層には紫外線吸収剤が含有されており、かつ保
護層転写後の、染料が転写されていない領域のb*
(b2)と、保護層転写前の、染料が転写されていない
領域のb*値(b1)の関係が、 b2−b1≦2 であることを特徴とする熱転写記録方法。
【0016】2.b2が0以下であることを特徴とする
前記1に記載の熱転写記録方法。 3.熱転写性保護層が、少なくとも透明樹脂層と接着剤
層からなることを特徴とする前記1に記載の熱転写記録
方法。
【0017】4.接着剤層に、紫外線吸収剤が含有され
ていることを特徴とする前記3に記載の熱転写記録方
法。
【0018】5.インク層には、キレート化可能な熱拡
散性染料が含有されており、かつ受像層には、該熱拡散
性染料とキレート反応しうる金属イオン含有化合物が含
有されていることを特徴とする前記1〜4のいずれか1
項に記載の熱転写記録方法。
【0019】6.支持体上に、熱拡散性染料を含有する
インク層を少なくとも1層有するインクシートのインク
層と、支持体上に、前記熱拡散性染料を受容しうる受像
層を少なくとも1層有する受像シートの受像層を対向す
るように重ね合わせ、サーマルヘッドで像様に加熱する
ことにより、前記熱拡散性染料を受像層に転写させた
後、受像シート上の少なくとも染料を転写した領域に、
サーマルヘッドによって少なくとも1層の熱転写性の保
護層を設けることによって得られる印画物において、保
護層転写後の、染料が転写されていない領域のb*
(b2)と、保護層転写前の、染料が転写されていない
領域のb*値(b1)の関係が、 b2−b1≦2 であることを特徴とする印画物。
【0020】7.b2が0以下であることを特徴とする
前記6に記載の印画物。 8.光学濃度1.0±0.1のニュートラルのパッチ
に、照射エネルギー400kJ/m2(420nmでの
積算値)のキセノン光を暴露した時、暴露前の色度と暴
露後の色度の差ΔE*abが10以下であることを特徴
とする前記6に記載の印画物。
【0021】9.光学濃度2.0±0.1のニュートラ
ルのパッチを、65℃、50%RHの光のあたらない環
境下に1年間保存した時、保存後のアキュータンス値が
保存前のそれに対し90%以上であることを特徴とする
前記6に記載の印画物。
【0022】10.インク層には、キレート化可能な熱
拡散性染料が含有されており、かつ受像層には、前記熱
拡散性染料とキレート反応しうる金属イオン含有化合物
が含有されていることを特徴とする前記6に記載の印画
物。
【0023】以下本発明を更に詳細に説明する。前述の
如く、ポストキレート方式を用いたときの色つきの原因
は、保護層転写時の熱エネルギーによって紫外線吸収剤
とメタルソースがキレート反応をおこし、紫外線吸収剤
が可視光領域まで長波化してしまう為であると考えられ
る。
【0024】本発明者は、この点に着目して、紫外線吸
収剤とメタルソースとの反応が起こらないか、起こって
も印画面に影響を及ぼさない程度に、保護層転写時のサ
ーマルヘッドの表面温度をコントロールすることで、保
護層転写後の、染料が転写されていない領域b*(b2
と、印画前の同領域のb*値(b1)の差を小さくするこ
とを可能とした。
【0025】ここで、b*値、及び後述する色差ΔE*
b値は、表面色の色差の表示方法を規定したJIS−Z
8730等のL***表色系に従う。
【0026】保護層転写後の、染料が転写されていない
領域と、印画前の同領域のb*値の差を2以下に抑える
ことで、紫外線吸収剤の長波化起因による色つきの影響
は目視上かなり目立たなくなる。又、b*値の差が2以
下であっても、b2が0以上であると視覚的には黄色み
が帯びているように感じられるため、b2は0以下であ
ることが好ましい。
【0027】実際の転写時の、保護層転写シートと接し
ているときのサーマルヘッドの表面温度の測定は難し
く、正確な温度は判らないが、目安として、室内の空気
に接している状態でのサーマルヘッドの表面温度が50
0度付近になるような印加電圧の与え方をしたときに、
長波化の現象が顕著になってくるならば、500度にな
らない、例えば450度以上にならないようにサーマル
ヘッドを制御することにより、本発明の効果を得ること
が可能となる。
【0028】サーマルヘッドは、高電気抵抗の発熱体を
用いて低電圧駆動で電圧印加時間を変えて発熱量を制御
する。その際、サーマルヘッドは、印加される電力に応
じてパルス的に発熱する。
【0029】サーマルヘッドの制御は通常、図1で示さ
れるように、1駆動周期の間に、パルス状のエネルギー
をON/OFFさせる。ONの間、ヘッド表面温度は上
昇し、OFFの間にONする前の温度に降温される。降
温時間を設けることで次の周期におけるデータ部分にお
いてヘッドの余熱で余分な染料が転写してしまうのを防
止している。
【0030】実際の制御では、蓄熱によって温度が上昇
するのを防止するために、ヘッドに印加する電圧を1つ
の大きなパルスでなく、細かな複数のパルス(以下基準
パルスと呼ぶ)に分けて行われることが通常多い。図1
で説明すると、0.5msのパルスを例えば5μsの基
準パルスに細分して100パルス電圧を印加させる、等
の手段が取られる。
【0031】尚、本来、電源容量の関係から、ヘッド1
ライン全体(例えば2000個以上の発熱体)を同時に
駆動することは実用上行われず、通常は1ラインのヘッ
ドを2〜8分割してそのブロック毎に複数の画像データ
を同時処理して記録していく。ここでは、説明を簡単に
するために同時駆動を基本に説明しているが、上述の如
く分割して同時処理しても良いのは当然である。
【0032】保護層を転写する際も、通常上記の如きプ
ロセスを用いることが多いが、その際には、前述のよう
な、長波化が起こる温度以上にヘッドの表面温度が上が
らないようにヘッドを制御することが必要である。
【0033】本発明者らは、ヘッド表面温度がある一定
以上に上がらないようにするために、基準パルスを制御
する、具体的には適度な間隔でパルスをOFFさせるこ
とで、本発明の目的を達成した。例えば、5μsの基準
パルスに100回電圧の印加を繰り返すことで、トータ
ル0.5msのパルスを与えるところを、1回毎にパル
スをOFFにする(即ちON時間のトータルとしては
0.25ms)、51回目以降は5μsONではなく3
μsON/2μsOFFにする(即ちON時間のトータ
ルとしては0.4ms)等のように制御することで、長
波化を抑えることを可能にした。
【0034】OFFにする回数や時間的位置、間隔は、
保護層の転写性や、ポストキレート染料とメタルソース
反応性即ち画像保存性により適宜決められる。即ち、長
波化しない制御であっても、保護層の接着性や画像保存
性を満足できるレベルまで充分な印加エネルギーを与え
ることが必要であり、あまりOFF時間を多くとると、
それらの性能が満足できず好ましくない。
【0035】本発明者らは画像保存性を満足できるレベ
ルとして、耐光性と耐熱性を下記の性能以下にならない
ように制御条件を検討した。即ち、耐光性においては、
光学濃度1.0±0.1のニュートラルのパッチに、照
射エネルギー400kJ/m 2(420nmでの積算
値)のキセノン光を暴露した時、暴露前の色度と暴露後
の色差ΔE*abが10以下であること、耐熱性におい
ては、光学濃度2.0±0.1のニュートラルのパッチ
を、65℃、50%RHの光のあたらない環境下に1年
間保存した時、保存後のアキュータンス値が保存前のそ
れに対し90%以上であることとした。
【0036】ここで、耐光性は、下記条件のキセノンフ
ェードメーターにより試験を行った。 ・耐光性試験機 :アトラス社製Ci65 ・光源 :キセノンランプ ・フィルター :内蔵=IRフィルター、外側=ソーダライムガラス ・ブラックパネル温度:25℃ ・照射強度 :1.2W/m2(420nmでの測定値) 耐熱性については、TABAI社製PLATINOS
RAINBOW PR−3Gを用いた。
【0037】又、アキュータンス値は、下記の如き方法
により求めた。即ち、2cm×2cmのパッチを作製
し、その主走査方向及び/又は副走査方向のエッジ部分
の反射濃度をマイクロデンシトメータ(PDM−5、コ
ニカ(株)製)で測定し、それを下記式を用いてアキュ
ータンス値に変換する(サンプリング長5000μm=
5mm、サンプリングピッチ10μm、アパーチャーサ
イズ10μm×500μm)。この作業を保存前、保存
後について行い、保存後の値を保存前の値で規格化す
る。
【0038】
【数1】
【0039】但し、 D90=0.90Dmax+0.10Dmin D10=0.10Dmax+0.10Dmin ΔDi:隣り合う濃度測定値の差 ΔXi:測定ピッチ n(D90-D10):XiとXf間にある測定点の数 尚、上記の関係を図2に示した。
【0040】本発明においては、サーマルヘッドを用い
て保護層の転写を行うが、その際サーマルヘッドは、染
料転写時と同じものを用いても、また保護層転写用に別
のサーマルヘッドを設けても良い。
【0041】次に、本発明において用いられる保護層転
写シートの具体例を図3を用いて説明する。
【0042】図3における、具体例の保護層転写シート
は、支持体1L上に透明樹脂層2Lが剥離可能に設けら
れ、更にその上に感熱接着剤層5Lが設けられている。
3Lは剥離層であり、透明樹脂層と支持体との接着性を
低くして、透明樹脂層の転写を容易にする作用を有す
る。この層3Lは支持体と透明樹脂層との剥離性が優れ
ている場合は不要である。4Lは背面層であり、プリン
タのサーマルヘッドとの粘着を防止する作用を有してい
る。この層4Lも支持体の耐熱性やスリップ性が良好で
ある場合には不要である。
【0043】支持体1Lとしては、従来の熱拡散性染料
用のインクシートに使用されているものと同じ支持体を
そのまま用いることが出来ると共に、その他のものも使
用することが出来、特に制限はされない。好ましい支持
体1Lの具体例としては、例えば、コンデンサー紙、グ
ラシン紙、パラフィン紙等の薄紙、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエー
テルケトン、ポリエーテルサルフォン等の耐熱性の高い
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢
酸セルロース、ポリエチレンの誘導体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、
ポリイミド、ポリメチルペンテン、アイオノマー等プラ
スチックの延伸あるいは未延伸フィルムや、これらの材
料を積層したものなどがあげられる。
【0044】支持体1Lの厚さは、強度、熱伝導性、耐
熱性などが適切になるように、材料に応じて適宜選択す
ることができるが、通常は1〜100μm程度のものが
好ましく用いられる。上記のごとき支持体は、この表面
に形成する層との密着性が乏しい場合には、その表面に
プライマー処理や、コロナ処理を施すことが好ましい。
【0045】支持体1L上に設ける透明樹脂層2Lは、
耐摩擦性、耐溶剤性、耐水性、透明性、硬度等に優れた
種々の樹脂、例えばポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹
脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタ
ン樹脂、これらの樹脂のシリコン変性樹脂及びこれらの
各樹脂の混合物等があげられる。これらの樹脂は透明性
に優れているが、比較的強靱な被膜を形成する傾向があ
り、転写時における膜切れが十分とは言えないので、こ
れらの透明樹脂にシリカ、炭酸カルシウム、プラスチッ
クピグメントなどの透明性の高い微粒子やワックス等を
樹脂の透明性を害さない程度に添加しても良い。
【0046】支持体1L上、又はその上に予め設けた剥
離層3L上に透明樹脂層2Lを形成する方法としては、
グラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコー
トその他多くの手段で上記樹脂を含む塗料を塗布及び乾
燥する方法などがあげられる。透明樹脂層2Lの厚みは
好ましくは0.1〜20μm程度である。
【0047】又、上記透明樹脂層の形成に際しては、該
透明樹脂層に、滑剤等の添加剤を含有させることによっ
て、被覆される各種画像の耐スクラッチ性、光沢などを
向上させることができる。
【0048】上記透明樹脂層の形成に先立って、支持体
面に形成しても良い剥離層3Lは、ワックス類、シリコ
ンワックス、シリコン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂
などの剥離剤から形成する。形成方法は前記透明樹脂層
の形成方法と同様で良く、その厚みは0.05〜5μm
程度で十分である。又、転写後に艶消し保護層が望まし
い場合には、剥離層中に各種の粒子を包含させるかある
いは剥離層側表面をマット処理した支持体を使用するこ
とにより、表面をマット状にすることも出来る。
【0049】更に上記の透明樹脂層の表面には、これら
の層の転写性を良好にするために、感熱接着剤層5Lを
設ける。これらの感熱接着剤層は、例えば、アクリル樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビ
ニル・酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエステル樹脂などの
如く熱時接着性の良好な樹脂の溶液を塗布及び乾燥する
ことによって、好ましくは0.1〜10μm程度の厚み
に形成する。
【0050】好ましい感熱接着剤は、Tg(ガラス転移
温度)が40〜75℃、更に好ましくはTgは60〜7
0℃の熱可塑性樹脂であり、又、重合度が50〜30
0、更に好ましくは50〜250のポリ塩化ビニル樹
脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重
合樹脂である。
【0051】熱転写性保護層の少なくとも1層、即ち前
記透明樹脂層、感熱接着剤層のうち少なくとも1層に、
紫外線吸収剤が含有されていることが好ましいが、透明
樹脂層に含有させた場合、保護層転写後は透明樹脂層が
印画物の最表面に存在するため、長期間に環境などの影
響を受け経時的にその効果が低下することから、特に好
ましくは感熱接着剤層に含有させる。
【0052】紫外線吸収剤としては、サリチル酸系、ベ
ンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリ
レート系等の紫外線吸収剤があげられ、例えば具体的に
はTinuvin P、Tinuvin 234、Ti
nuvin 320、Tinuvin 326、Tin
uvin 327、Tinuvin 328、Tinu
vin 312、Tinuvin 315(チバガイギ
ー社製)、Sumisorb−110、Sumisor
b−130、Sumisorb−140、Sumiso
rb−200、Sumisorb−250、Sumis
orb−300、Sumisorb−320、Sumi
sorb−340、Sumisorb−350、Sum
isorb−400(住友化学工業(株)製)、Mar
k LA−32、Mark LA−36、Mark 1
413(アデカアーガス化学(株)製)等の商品名で市
場から入手でき、いずれも本発明で使用することが出来
る。
【0053】又、反応性紫外線吸収剤とアクリル系モノ
マーとがランダム共重合したTg60℃以上、好ましく
は80℃以上のランダム共重合体を用いることも出来
る。
【0054】上記の反応性紫外線吸収剤は、従来公知の
サリチル酸系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール
系、シアノアクリレート系、ニッケルキレート系、ヒン
ダードアミン系等の非反応性紫外線吸収剤に、例えば、
ビニル基やアクリロイル基、メタアクリロイル基等の付
加重合性二重結合、或いは、アルコール系水酸基、アミ
ノ基、カルボキシル基、エポキシ基、イソシアネート基
等を導入したものを使用することができる。具体的に
は、UVA635L、UVA633L(BASFジャパ
ン(株)製)、PUVA−30M(大塚化学(株)製)
等の商品名で市場から入手でき、何れも本発明で使用す
ることが出来る。
【0055】以上のような反応性紫外線吸収剤とアクリ
ル系モノマーとのランダム共重合体における反応性紫外
線吸収剤の量は10〜90質量%、好ましくは30〜7
0質量%の範囲である。また、このようなランダム共重
合体の分子量は5000〜250000程度、好ましく
は9000〜30000程度とすることが出来る。
【0056】上述した紫外線吸収剤、及び、反応性紫外
線吸収剤とアクリル系モノマーとのランダム共重合体
は、各々単独で含有させても良いし、両方を含有させて
も良い。反応性紫外線吸収剤とアクリル系モノマーとの
ランダム共重合体の添加量は、含有させる層に対し5〜
50質量%の範囲で含有させることが好ましい。
【0057】もちろん紫外線吸収剤以外にも他の耐光化
剤を含有させても良い。ここで耐光化剤とは、光エネル
ギー、熱エネルギー、酸化作用など、染料を変質あるい
は分解する作用を吸収又は遮断して染料の変質や分解を
防止する薬剤であり、具体的には上述した紫外線防止剤
の他、従来合成樹脂の添加剤などとして知られている酸
化防止剤、光安定剤があげられる。その場合も、熱転写
性保護層の少なくとも1層、即ち前記剥離層、透明樹脂
層、感熱接着剤層のうち少なくとも1層に含有させてよ
いが、特に好ましくは、感熱接着剤層に含有させる。
【0058】酸化防止剤としてはフェノール系、モノフ
ェノール系、ビスフェノール系、アミン系等の一次酸化
防止剤、或いは硫黄系、リン系等の二次酸化防止剤があ
げられる。又、光安定剤としてはヒンダードアミン系等
があげられる。
【0059】上記の、紫外線吸収剤を含む、耐光化剤の
使用量は特に限定されないが、好ましくは含有させる層
を形成する樹脂100質量部当たり0.05〜10質量
部、好ましくは3〜10質量部の割合で使用する。使用
量が少なすぎると耐光化剤としての効果が得難く、一方
多すぎては不経済である。
【0060】又、上記の耐光化剤の他にも、例えば、蛍
光増白剤、充填剤等の各種の添加剤も同時に接着剤層に
適当な量で添加することができる。
【0061】保護層転写シートの保護層は、支持体上に
単独で設けても良いし、後述するインクシートのインク
層と面順次に設けても良い。
【0062】保護層がインクシートのインク層と面順次
に供給される場合の実施の形態について、図面に基づい
て説明する。図4は本発明の1実施例であるインクシー
トを示す図である。図4のaでは、支持体3の同一平面
上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)イ
ンク層2が面順次に設けられ、CとYとの間に、透明樹
脂層と接着層がこの順に積層されている保護層1が設け
られている。尚、図4では、各々の層の間に隙間を取っ
ていないが、熱転写記録装置の制御方法に併せて適宜隙
間を設けても良い。又、各層の頭出しを制度良く行なう
ために、検知マークをインクシートに設けることが好ま
しいが、設け方については特に限定されることはない。
aは、支持体の同一平面上にインク層と保護層を設けた
が、もちろん図4のbに示すように、別個の支持体にそ
れぞれを設けても良いことは言うまでもない。尚、イン
ク層の定義であるが、ポストキレート染料を用いた場
合、インク層に含有されている染料自身は反応前の化合
物であり厳密にいえばY、M、C染料とは言えないが、
Y、M、C画像を最終的に形成する為の層という意味
で、便宜上同様に表現する。
【0063】本発明に用いられる熱転写記録装置とし
て、例えば、図5に示すような装置を用いることができ
る。図5において、10はインクシート供給ロール、1
5はインクシート、11は使用されたインクシート15
を巻き取る巻取ロール、12はサーマルヘッド、13は
プラテンローラ、14はサーマルヘッド12とプラテン
ローラ13との間に挿入された受像シートである。
【0064】図5のaに示す熱転写記録装置を用い、イ
ンクシートとして例えば図4のaに示すインクシートを
用いて画像を形成するにはまず、インクシートのイエロ
ー染料を含有する領域2Yと受像シートの受像層とを重
ね合わせ、サーマルヘッドの熱印加により該領域のイン
ク層中のイエロー染料を画像データにしたがって受像シ
ートに移行させてイエロー画像を形成し、次いでこのイ
エロー画像の上にマゼンタ染料を含有する領域2Mのイ
ンク層から同様にしてマゼンタ染料を画像様に移行さ
せ、次いでこの転写画像の上にシアン染料を含有する領
域2Cのインク層から同様にしてシアン染料を画像様に
移行させ、最後にこの画像の全面に保護層1を転写し、
画像の形成を完了する。
【0065】図5のbは、インクシートを図4のbの態
様にした場合である。この場合、まず染料転写用の装置
において、インクシートのイエロー染料を含有する領域
2Yと受像シートの受像層とを重ね合わせ、サーマルヘ
ッドの熱印加により該領域のインク層中のイエロー染料
を画像データにしたがって受像シートに移行させてイエ
ロー画像を形成し、次いでこのイエロー画像の上にマゼ
ンタ染料を含有する領域2Mのインク層から同様にして
マゼンタ染料を画像様に移行させ、次いでこの転写画像
の上にシアン染料を含有する領域2Cのインク層から同
様にしてシアン染料を画像様に移行させ、染料転写画像
を形成し、最後に保護層転写用装置を用いて、この画像
の全面に保護層1の転写を行い、画像の形成を完了す
る。
【0066】図5のcは、インクシートを各色別個に
し、各々対応する装置で記録する場合である。この場
合、まずY転写用装置で、イエローインクシート上の染
料を画像データにしたがって受像シートに移行させてイ
エロー画像を形成し、次にM転写用装置で、このイエロ
ー画像の上にマゼンタインクシート上の染料を同様にし
て画像様に移行させ、次にC転写用装置で、この画像上
にシアンインクシート上の染料を画像データにしたがっ
て受像シートに移行させて、最後に図5のbの場合と同
様保護層転写用装置でこの画像の全面に保護層1の転写
を行い、画像の形成を完了する。
【0067】尚、前記具体例において、印字の順がY→
M→C→保護層、となっているが、これに限定されるも
のではない。例えばシアンインク層と保護層の間にBK
(ブラック)層を設け、Y→M→C→BK→保護層の順
で印字しても良いし、Y、M、Cの順番を例えばC、
M、Yのように適宜変えても良い。
【0068】次に、本発明に用いられるインクシートに
ついて説明する。本発明において、インクシートは、支
持体とその上に設けたインク層から少なくとも形成さ
れ、該インク層は、熱拡散性染料を含有する。
【0069】インクシート用支持体としては、寸法安定
性がよく、感熱ヘッドでの記録の際の熱に耐えうる限り
特に制限がなく、公知のものを使用することができ、具
体的には前述した保護層転写シートのものと同様のもの
を用いることが可能である。
【0070】インク層のバインダーとしては、従来公知
のものがいずれも使用可能であり、例えば、セルロース
系、ポリアクリル酸系、ポリビニルアルコール系、ポリ
ビニルピロリドン系等の水溶性ポリマー、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニル
ブチラール、ポリビニルアセタール、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース等の有機溶媒に可溶のポリマーが
ある。これらの中でも、保存性の優れたポリビニルブチ
ラール、ポリビニルアセタールあるいはセルロース系樹
脂が好ましい。
【0071】有機溶剤に可溶のポリマーを用いる場合、
1種または2種以上を有機溶媒に溶解して用いるだけで
なく、ラテックス分散の形で使用してもよい。バインダ
ー樹脂の使用量としては、支持体1m2あたり0.1g
〜50gが好ましい。上記各種のバインダーは、その1
種を単独で使用することもできるし、またその2種以上
を併用することもできる。
【0072】本発明に用いられるインク層に含有させる
熱拡散性染料としては、従来公知のものを用いることが
出来、特に制限はないが、良好な画像保存性を得られる
観点から、ポストキレート染料を用いることが好まし
い。
【0073】ポストキレート染料としては、熱転写が可
能であれば特に制限はなく、公知の各種の化合物を適宜
に選定して使用することができる。具体的には、例えば
特開昭59−78893号、同59−109349号、
特開平4−89292号、同4−94974号、同4−
97894号等に記載されているシアン染料、マゼンタ
染料、イエロー染料などを使用することができる。
【0074】上記染料の中でも、メタルソースと2座の
キレートを形成することができるメチン染料を使用する
ことが本発明の目的をより効果的に発現するので好まし
い。そのような染料として、下記一般式(1)で表され
る染料が挙げられる。
【0075】
【化1】
【0076】式中、Xは少なくとも2座のキレート形成
可能な基または原子を有する原子群を表し、Yは芳香族
性炭素環または複素環を形成するに必要な原子群を表
し、R 1、R2及びR3は各々、水素原子、ハロゲン原子
または1価の置換基を表す。nは0、1または2を表
す。Yは好ましくは5〜6員の芳香族性炭素環または複
素環を形成する原子群であり、該環上には更に置換基を
有してもよい。
【0077】X=として特に好ましくは下記一般式
(2)で表されるものである。
【0078】
【化2】
【0079】式中、Zは少なくとも一つのキレート化可
能な窒素原子を含む基で置換された芳香族性含窒素複素
環を形成するに必要な原子群を表す。
【0080】上記の芳香族性炭素環、複素環の具体例と
しては、ベンゼン、ピリジン、ピリミジン、フラン、チ
オフェン、チアゾール、イミダゾール、ナフタレン等の
各環が挙げられる。これらの環は、更に他の炭素環(ベ
ンゼン環など)や複素環(ピリジン環など)と宿合環を
形成してもよい。
【0081】又、環上の置換基としてはアルキル基、ア
リール基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、
アシルアミノ基、アルコキシル基、ヒドロキシル基、ア
ルコキシカルボニル基、ハロゲン原子等が挙げられ、そ
れらの基は更に置換されてもよい。
【0082】R1、R2及びR3で表されるハロゲン原子
としてはフッ素原子、塩素原子等が、又、1価の置換基
としてはアルキル基、アルコキシル基、シアノ基、アル
コキシカルボニル基等が挙げられる。
【0083】X=としては下記一般式(3)〜(6)で
表されるものが特に好ましい。
【0084】
【化3】
【0085】式中、R4及びR5は各々、水素原子、ハロ
ゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)または
1価の置換基(アルキル基、アリール基、アシル基、ア
ミノ基、ニトロ基、シアノ基、アシルアミノ基、アルコ
キシル基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニル基
等)を表す。又、Qは含窒素複素環を形成するに必要な
原子群を表す。
【0086】以下に、具体的化合物例を示すが、本発明
はこれらに限定されない。
【0087】
【化4】
【0088】
【化5】
【0089】
【化6】
【0090】
【化7】
【0091】本発明に用いられるポストキレート染料の
添加量は、通常、染料固形分1m2に対し、0.1g〜
20gが好ましく、更に0.2g〜5gがより好まし
い。インク層中には、印画時のインク層バインダーと受
像層樹脂の熱融着を防止するため、従来公知のあらゆる
離型剤を添加、あるいは離型層を設けてもよい。離型剤
としては、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス
等の各種ワックス類、高級脂肪酸アルコール、オルガノ
ポリシロキサン、各種界面活性剤、各種のリン酸エステ
ル、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂等を用いることが出
来る。離型剤の使用量は、含有させる層の固形分に対
し、0.5〜40質量%が好ましい。又、離型層を設け
る場合、バインダーは上記染料層に用いられるものと同
様のものが使用可能である。
【0092】支持体の、染料層を設けた面とは反対側の
面に、耐熱性を付与するための背面層を設けることも好
ましい。
【0093】背面層に使用されるバインダー樹脂は、例
えば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロー
ス、酢酸セルロース、酪酸セルロース、硝化綿等のセル
ロース樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビ
ニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、ア
クリロニトリル/スチレン共重合体等のアクリル系樹
脂、ポリアミド樹脂、ビニルトルエン樹脂、クマロンイ
ンデン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン樹脂、
シリコーン編成ウレタン樹脂、フッ素変性ウレタン樹脂
等が挙げられる。
【0094】また、これらの樹脂は混合して用いても良
い。背面層の耐熱性をより高めるために、前記の樹脂の
うち、水酸基などの反応性基を有している樹脂を使用
し、架橋剤としてポリイソシアネート等を併用して架橋
樹脂層としてもよい。さらに、サーマルヘッドのような
加熱手段との滑り性を向上させるために、背面層に固形
あるいは液状の離型剤または滑剤を加えて、耐熱滑性を
もたせてもよい。離型剤または滑剤としては、例えばポ
リエチレンワックス、パラフィンワックス等の各種ワッ
クス類、高級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサ
ン、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両
性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活
性剤、有機カルボン酸及びその誘導体、フッ素系樹脂、
シリコーン系樹脂、タルク、シリカ、硫化モリブデン等
の無機化合物の微粒子等を用いることができる。背面層
への滑剤の好ましい添加量は、背面層の全固形分に対
し、5〜50質量%であり、特に好ましくは10〜30
質量%である。背面層の厚みは、塗布乾燥後で0.1〜
10μm程度が好ましい。
【0095】インクシートは、インク層を形成する前記
各種の成分を溶媒に分散ないし溶解してなるインク層形
成用塗工液を調製し、これをインクシート用支持体の表
面に、例えばグラビア印刷方式で塗工し、乾燥すること
により製造することができる。形成するインク層の厚み
は、通常、0.2〜10μmが適当であり、好ましく
は、0.3〜3μmである。
【0096】次に、本発明に用いられる受像シートにつ
いて説明する。本発明の受像シートは、支持体と、支持
体の表面に形成される受像層から少なくとも構成され
る。
【0097】受像シートの支持体としては、受像層を保
持するという役割を有すると共に、熱転写時には熱が加
えられるため、加熱された状態でも取り扱い上支障のな
い程度の機械的強度を有することが好ましい。このよう
な支持体の材料は特に限定されず、例えば、コンデンサ
ーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙(ポリオレフ
ィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート
紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂又は
エマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成
樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、あるいはポリ
エステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリ
ウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロー
ス誘導体、ポリエチレン、エチレンー酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエ
ーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォ
ン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビ
ニルエーテル、、ポリビニルフルオライド、テトラフル
オロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘ
キサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチ
レン、ポリビニリデンフルオライド等のフィルムが挙げ
られ、また、これらの合成樹脂に、後の工程で形成され
る画像の鮮明性を高めるために、白色顔料や充填剤(例
えばチタンホワイト、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、硫
酸バリウム、シリカ、タルク、クレー、炭酸カルシウム
等)を加えて成膜した白色不透明フィルムあるいは発泡
させた発泡シートも使用でき、特に限定されない。
【0098】また、上記支持体の任意の組み合わせによ
る積層体も支持体として使用できる。代表的な積層体の
例として、セルロース繊維紙と合成紙あるいはセルロー
ス繊維紙とプラスチックフィルムとの合成紙が挙げられ
る。クッション性や熱伝導性等の機能性を分離させるた
めに、該合成紙やプラスチックフィルム上にさらに上記
の材料を積層してもよい。支持体の厚みは用途に応じて
任意で良く、通常10〜300μm程度が用いられる。
【0099】より高い印字感度を有すると共に、濃度ム
ラや白抜けのない高画質を得るためには、支持体中に微
細空隙を有する層を存在させることが好ましい。微細空
隙を有する層としては、内部に微細空隙を有するプラス
チックフィルムや合成紙を用いることが出来る。また、
各種支持体の上に、各種の塗工方式で微細空隙を有する
層を形成できる。微細空隙を有するプラスチックフィル
ムまたは合成紙としては、ポリオレフィン、特にポリプ
ロピレンを主体として、それに無機顔料及び/またはポ
リプロピレンと非相溶なポリマーをブレンドし、これら
をボイド(空隙)形成開始剤として用い、これらの混合
物を延伸、成膜したプラスチックフィルムまたは合成紙
が好ましい。これらがポリエステル等を主体としたもの
の場合には、その粘弾性的あるいは熱的性質から、クッ
ション性、及び断熱性が、ポリプロピレンを主体とした
ものに比較して劣るため、印字感度に劣り、かる濃度ム
ラなども生じやすい。
【0100】これらの点を考慮すると、プラスチックフ
ィルム及び合成紙の20℃における弾性率は5×108
Pa〜1×1010Paが好ましい。また、これらのプラ
スチックフィルムや合成紙は、通常2軸延伸により成膜
されたものであるが故に、これらは加熱により収縮す
る。これらを110℃下で60秒放置した場合の収縮率
は0.5〜2.5%である。上述のプラスチックフィル
ムや合成紙は、それ自体が、微細空隙を含む層の単層で
あっても良いし、複数の層構成であっても良い。
【0101】複数の層構成の場合には、その構成する全
ての層に微細空隙を含有しても良いし、微細空隙が存在
しない層を含有しても良い。このプラスチックフィルム
や合成紙には、必要に応じて隠蔽剤として、白色顔料を
混入させてもよい。又、白色性を増すために、蛍光増白
剤等の添加剤を含有させても良い。微細空隙を有する層
は、30〜80μmの厚みが好ましい。
【0102】微細空隙を有する層を支持体の上にコーテ
ィング法によって形成することも可能である。使用する
プラスチック樹脂としては、ポリエステル、ウレタン樹
脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル等の公知の樹脂を単独或いは複数を
ブレンドして使用することができる。支持体は、上述し
た各種紙、合成紙、不織布、プラスチックフィルム等を
用いることができる。
【0103】又、必要に応じて、受像層を設ける側とは
反対側の支持体の面に、カール防止の目的として、ポリ
ビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、変性ポリオレフィン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネート等の樹脂や合成紙
の層を設けることが出来る。貼り合わせ方法としては、
例えば、ドライラミネーション、ノンソルベント(ホッ
トメルト)ラミネーション、ECラミネーション法等の
公知の積層方法が使用できるが、好ましい方法はドライ
ラミネーション及びノンソルベントラミネーション法で
ある。ノンソルベントラミネーション法に好適な接着剤
としては、例えば、武田薬品工業(株)製のタケネート
720L等が挙げられ、ドライラミネーションに好適な
接着剤としては、例えば、武田薬品工業(株)製のタケ
ラックA969/タケネートA−5(3/1)、昭和高
分子(株)製の、ポリゾール PSA SE−140
0、ビニロール PSA AV−6200シリーズ等が
挙げられる。これらの接着剤の使用量としては、固形分
で約1〜8g/m2好ましくは2〜6g/m2の範囲であ
る。
【0104】上述したような、プラスチックフィルムと
合成紙、或いはそれら同士、或いは各種紙とプラスチッ
クフィルムや合成紙、等を積層する場合、接着層により
貼り合わせることが出来る。
【0105】上記支持体とその上に設ける層との密着性
が乏しい場合には、支持体の表面に各種プライマー処理
やコロナ放電処理を施すのが好ましい。
【0106】受像層は、インクシートのインク層から、
加熱により拡散してくる染料を受容することができる限
り特に制限がなく、基本的にバインダー及び各種の添加
剤で形成される。支持体の表面に受像層を形成する方法
としては、受像層を形成する成分を溶媒に分散あるいは
溶解してなる受像層用塗工液を調製し、その受像層用塗
工液を前記支持体の表面に塗布し、乾燥する塗工法、あ
るいは前記受像層を形成する成分を有する混合物を溶融
押出し、支持体の表面にラミネートするラミネート法等
を挙げることができる。支持体の表面に形成される受像
層の厚みは、一般に0.5〜50μm、好ましくは1〜
20μm程度である。
【0107】受像層用のバインダーとしては、塩化ビニ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂及び
各種の耐熱性樹脂などさまざまのバインダーを使用する
ことができる。バインダーの種類の選択は任意である
が、画像保存性などの点において、ポリビニルアセター
ル系樹脂又は塩化ビニル系樹脂が好ましい。前記ポリビ
ニルアセタール系樹脂としては、ポリビニルアセトアセ
タール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホ
ルマール樹脂などがあげられる。前記塩化ビニル系樹脂
としては、ポリ塩化ビニル樹脂と塩化ビニル共重合体と
を挙げることができる。この塩化ビニル共重合体として
は、塩化ビニルをモノマーユニットとして50モル%以
上の割合で含有する塩化ビニルと他のコモノマーとの共
重合体を挙げることができる。前記ポリビニルアセター
ル系樹脂、塩化ビニル系樹脂の他に、ポリエステル系樹
脂も熱転写用の受像層として好適に用いることができ
る。ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、特開
昭58−188695号、同62−244696号公報
に記載されている化合物を挙げることができる。また、
ポリカーボネート系樹脂としては、たとえば、特開昭6
2−169694号公報に記載の各種の化合物を使用す
ることができる。
【0108】アクリル系樹脂としては、例えばポリアク
リルエステルを挙げることができる。耐熱性樹脂として
は耐熱性がよく、極度に軟化点あるいはガラス転移点
(Tg)の低い樹脂でなく、前記塩化ビニル系樹脂と適
度に相溶し、実質的に無色である限り公知の各種の耐熱
性樹脂を使用することができる。ここで言う「耐熱性」
とは耐熱保存した場合に樹脂そのものが黄変などの着色
を起こさず、物理的強度が極端に劣化しないことを指
す。前記耐熱性樹脂は軟化点が30〜200℃、特にT
gが50〜150℃であるのが好ましい。軟化点が30
℃未満であると、熱転写性染料の転写を行う際、インク
シートと受像層とが融着を起こすことがあるので好まし
くない。軟化点が200℃を越えると受像層の感度が低
下して好ましくない。上記条件を満たす耐熱性樹脂とし
てはフェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素アルデヒド樹
脂、ケトン樹脂などがあげられるが、中でも尿素アルデ
ヒド樹脂、ケトン樹脂が特に好ましい。尿素アルデヒド
樹脂は尿素とアルデヒド類(主としてホルムアルデヒ
ド)との縮合により得られるものであり、ケトン樹脂は
ケトンとホルムアルデヒドとの縮合反応によって得られ
る。
【0109】本発明における好ましい態様としてインク
層中にポストキレート染料を含有させた場合、該ポスト
キレート染料と金属キレートを形成し得るメタルソース
を受像層中に含有させる。
【0110】メタルソースとしては、金属イオンの無機
又は有機の塩及び金属錯体が挙げられ、中でも有機酸の
塩及び錯体が好ましい。金属としては、周期律表の第I
〜第VIII族に属する1価及び多価の金属が挙げられる
が、中でもAl,Co,Cr,Cu,Fe,Mg,M
n,Mo,Ni,Sn,Ti及びZnが好ましく、特に
Ni,Cu,Cr,Co及びZnが好ましい。メタルソ
ースの具体例としては、Ni2+,Cu2+,Cr2+,Co
2+及びZn2+と酢酸やステアリン酸等の脂肪族の塩、或
いは安息香酸、サルチル酸等の芳香族カルボン酸の塩等
が挙げられる。また、下記一般式(7)で表される錯体
が受像層中に安定かつ添加でき、かつ実質的に無色であ
る為に特に好ましい。
【0111】一般式(7) [M(Q1)X(Q2)Y(Q3)ZP+(L-)P 一般式(7)中、Mは金属イオン、好ましくはNi2+
Cu2+,Cr2+,Co 2+又はZn2+を表す。Q1,Q2
びQ3は各々Mで表される金属イオンと配位結合可能な
配位化合物を表し、互いに同じであっても異なっていて
もよい。これらの配位化合物としては、例えばキレート
科学(5)(南江堂)に記載されている配位化合物から
選択することができる。L-は有機アニオン基を表し、
具体的にはテトラフェニルホウ素アニオンやアルキルベ
ンゼンスルホン酸アニオン等を挙げることができる。X
は1、2又は3を表し、Yは1、2又は0を表し、Zは
1又は0を表すが、これらは前記一般式(7)で表され
る錯体が4座配位か、6座配位かによって決定される
か、或いはQ1,Q2,Q3の配位子の数によって決定さ
れる。Pは1又は2を表す。この種のメタルソースの具
体例としては、米国特許第4,987,049号明細書
に例示されたもの、或いは特開平9−39423号明細
書に例示された化合物MS−1〜99などを挙げること
ができる。
【0112】メタルソースの添加量は、通常、受像層の
バインダーに対して5〜80質量%が好ましく、10〜
70質量%がより好ましい。受像層のメタルソース量が
多すぎるとメタルソースの色味が受像シートの白地の色
調に表れてしまい好ましくない。
【0113】上記受像層は、染料層との熱融着を防止す
るために、離型剤を添加することが好ましい。離型剤と
しては、燐酸エステル系可塑剤、フッ素系化合物、シリ
コーンオイル(反応硬化型シリコーンを含む)等を使用
することができるが、この中でもシリコーンオイルが好
ましい。シリコーンオイルとしては、ジメチルシリコー
ンを始め各種の変性シリコーンを用いることができる。
具体的には、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリ
コーン、アルコール変性シリコーン、ビニル変性シリコ
ーン、ウレタン変性シリコーン等を用い、これらをブレ
ンドしたり、各種の反応を用いて重合させて用いること
もできる。離型剤は1種もしくは2種以上のものが使用
される。また、離型剤の添加量は、受像層形成用樹脂1
00質量部に対し、0.5〜30質量部が好ましい。こ
の添加量の範囲を満たさない場合は、熱転写シートと受
像シートの受像層との融着もしくは印画感度低下などの
問題が生じる場合がある。尚、これらの離型剤は受像層
に添加せず、受像層上に別途離型層として設けても良
い。
【0114】以上の受像層は、支持体上に、バインダー
樹脂と染料定着体に、必要に応じて離型剤等の添加剤を
加え、水または有機溶剤などの溶媒に溶解または分散さ
せた塗布液を、バーコーター、グラビア印刷法、スクリ
ーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーテ
ィング法などの通常の方法で塗布し、乾燥して形成する
ことができる。後述するバリアー層、中間層、裏面層の
形成手段も、上記の受像層の場合と同様の方法で行われ
る。又、受像層は、上記のように支持体上に直接塗布液
を塗布し、乾燥して形成するだけでなく、別の支持体に
受像層を予め形成してあるものから、支持体上に受像層
を転写形成してもよい。なお、上記の別の支持体は、同
様の材料が使用できる。受像層の厚さは、塗布乾燥後の
膜厚で、0.1〜10μm程度が好ましい。
【0115】受像層と支持体との間には、少なくとも1
層以上の中間層を設けても良い。中間層は、接着層(プ
ライマー層)、バリアー層、紫外線吸収層、発泡層、帯
電防止層等、受像層と支持体の間に設ける層すべてを意
味し、公知のものは、必要に応じていずれも使用でき
る。さらに、支持体のギラツキ感やムラを隠蔽するため
に、中間層に酸化チタン等の白色顔料を添加すると、支
持体の選択の自由度が広がるので好ましい。中間層樹脂
と白色顔料との含有量は、樹脂固形分100質量部に対
し、白色顔料固形分30〜300質量部が好ましいが、
隠蔽性を高めるには100〜300質量部の範囲で用い
ることがさらに好ましい。
【0116】中間層としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂、或いは官能基を有する熱可塑性樹脂を、各種の添
加剤その他の手法を用いて硬化させた層を用いることが
できる。具体的には、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエステル、塩素化ポリプロピレン、
変性ポリオレフィン、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポ
リカーボネート、アイオノマー、単官能及び/または多
官能水酸基含有のプレポリマーをイソシアネート等で硬
化させた樹脂等を使用することが出来る。
【0117】また、支持体の、受像層とは反対側の面
に、受像シートの機械搬送性向上、帯電防止、筆記性付
与などのために、裏面層を設けることも出来る。搬送性
向上のためには、バインダー樹脂に有機または無機のフ
ィラーを適量添加するか、ポリオレフィン樹脂、セルロ
ース樹脂のような滑性の高い樹脂を用いることが好まし
い。また、帯電防止機能を得るためには、アクリル樹脂
のような導電性樹脂や導電性フィラーからなる層を、さ
らには脂肪酸エステル、硫酸エステル、燐酸エステル、
アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイン類、アミノ酸
類、エチレンオキサイド付加類などの、帯電防止剤を添
加した層を形成しても良い。
【0118】帯電防止剤の使用量は、帯電防止剤を添加
する層、及び、帯電防止剤の種類によって異なるが、い
ずれの場合にも受像シートの表面電気抵抗値が1013Ω
/cm2以下が好ましい。1013Ω/cm2より大きい場
合には、静電密着により、受像シート同志が貼りつき、
給紙トラブルの原因となる。量的には0.01〜3.0
g/m2の使用量が好ましい。帯電防止剤の使用量が
0.01g/m2以下では、帯電防止効果が不十分であ
り、一方、3.0g/m2以上では多すぎて不経済であ
り、またべたつきなどの問題が発生する場合がある。
【0119】筆記性を付与させる筆記層は、水性ペン、
ボールペン、万年筆、鉛筆等による筆記性を付与した
層、または印刷インキ、インクジェットインキ、熱溶融
転写インキ、トナーなどの印刷、印字適性を持たせた層
である。又、受像シートをハガキとして使用する場合な
どに、筆記層に切手の接着性を持たせることが出来る。
筆記層は、バインダー樹脂と無機フィラーを主成分に構
成する。バインダー樹脂として、例えば、アクリル酸エ
ステル、飽和ポリエステル、酢酸ビニル、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、酢酸セルロース、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコール
等が使用できる。無機フィラーとしては、シリカ、クレ
ー、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げら
れる。筆記層は、受像シートの全面に設けても良いし、
部分的に形成しても良い。筆記層の形成手段は従来公知
の印刷塗工手段でよい。筆記層の厚さは、乾燥時で0.
5〜20g/m2程度である。
【0120】本発明に係る受像シートは、プリンタに枚
葉で供給されてもロール形態で供給されても良い。枚葉
供給とは、例えば、受像シートを一定サイズにカット
し、50枚程度を1セットとしてカセットに入れ、プリ
ンタに装着して使用される形態を指す。又、ロール形態
とは、その形でプリンタに受像シートを供給し、印画後
所望のサイズに切断して使用する形態のことである。特
に後者は、2枚差し等の給紙不良や排出不良等の搬送系
のトラブルが解消される他、印画可能枚数の大容量化に
も対応することが出来るため好ましい。
【0121】ロール形態で受像シートを供給する場合、
特に、上述したようなハガキ仕様にした場合や、ラベル
やシールタイプの受像シートを用いる場合は、裏面側に
形成された郵便番号枠等のデザインマークや、シールの
ハーフカットの位置に対して切断位置を合わせるため
に、検知マークを裏面側に設けることが出来る。
【0122】検知マークの色や形状は、プリンタの検知
器によって検知可能で有ればよく、固定されるものでは
ない。形状は、四角形でも、丸型や直線、バーコード等
が挙げられる。又、検知マークは受像シートの幅全体に
渡って形成しても良いし、一部でもよい。検知マークの
色は、黒、茶色、その他の色など、検知器に依って決め
られ限定されない。検知マークの形成方法は、グラビア
印刷やオフセット印刷で形成したり、裏面に粘着剤つき
の着色フィルムを貼り付けることも出来特に限定されな
い。
【0123】検知マークを印刷で形成する場合、着色剤
や、反射率をコントロールする吸収剤(例えば赤外線吸
収剤等)を、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂に分散したイ
ンキにより形成することが出来る。具体的には、着色剤
は、カーボンブラック、四三酸化鉄等の無機顔料やアニ
リンブラック等の有機顔料が使用できる。吸収剤として
は、シアニン系、フタロシアニン系、ナフタロシアニン
系、ナフトキノン系、アントラキノン系、アミニウム
系、ジオチール金属錯塩系、ジインモニウム系、トリフ
ェニルメタン系、クロニックメチン系、アズレニウム
系、ビリリウム系等の有機材料が挙げられる。
【0124】検知マークのバインダー樹脂としては、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエス
テル、塩素化ポリプロピレン、変性ポリオレフィン、ウ
レタン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート、アイオ
ノマー等の熱可塑性樹脂或いは、単官能及び/または多
官能水酸基含有のプレポリマーを分散しイソシアネート
等で硬化させた樹脂等を使用することが出来る。上記の
着色剤や吸収剤と、バインダーを用い、適宜分散剤(例
えば脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル等の非イオン系界面活性剤、アルキルアミン塩等の
陽イオン性界面活性剤等)を用い、溶媒に分散ないし溶
解させた検知マーク塗工液により、好ましくはグラビア
印刷で検知マークを形成することが出来る。
【0125】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。
【0126】実施例1 なお、以下の実施例において、「部」は「質量部」を意
味する。《インクシート1の作製》支持体として、片面
に易接着処理が施された厚み6μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム
(株)製6FK203E)の非易接着面に、下記組成の
背面層をグラビアコート法により塗布、乾燥後、更に加
熱熟成して硬化処理を行い、厚さ1μmの背面層を形成
した。
【0127】 〈背面層〉 ポリビニルブチラール 3.6部 (積水化学工業(株)製エスレックBX−1) ポリイソシアネート 19.2部 (大日本インキ化学工業(株)製バーノックD750−45) リン酸エステル系界面活性剤 2.9部 (第一工業製薬(株)製プライサーフA208S) リン酸エステル系界面活性剤 0.3部 (東邦化学(株)製フォスフォナールRD720) タルク 0.2部 (日本タルク(株)製:Y/X=0.03) メチルエチルケトン 33部 トルエン 33部 上記支持体の易接着面側に、下記組成のインク層及び保
護層を、イエロー層、マゼンタ層、シアン層、保護層の
順序で面順次に繰り返しグラビア印刷し、乾燥させてイ
ンクシート1を得た。インク層の塗布量はそれぞれ乾燥
時で約3g/m 2、保護層の塗布量は乾燥時で剥離層が
0.5g/m2、透明樹脂層が2g/m2、接着剤層が1
g/m2とした。
【0128】 〈イエローインク層〉 下記構造式で表されるキノフタロン系染料 5.5部
【0129】
【化8】
【0130】 ポリビニルブチラール 4.5部 (積水化学工業(株)製エスレックBX−1) メチルエチルケトン 45部 トルエン 45部 〈マゼンタインク層〉上記イエローインク層において、
染料をC.I. Disperse Red60に変え
た以外は同様にしてマゼンタインク層を得た。
【0131】〈シアンインク層〉上記イエローインク層
において、染料をC.I. Solvent Blue
63に変えた以外は同様にしてシアンインク層を得た。
【0132】 〈保護層〉 (剥離層) アルキルビニルエーテル・無水マレイン酸共重合誘導体 10部 (ダイセル化学工業(株)製VEMA) ポリビニルアルコール樹脂 2部 (クラレ(株)製) 水 40部 エタノール 60部 (透明樹脂層) アクリル樹脂 20部 (三菱レイヨン(株)製BR−83) ポリエチレンワックス 1部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 (接着剤層) 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 20部 (電気化学工業(株)製#1000A) 表1に記載の添加剤 表1の添加量 マイクロシリカ 1部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 40部 TINUVIN−328:ベンゾトリアゾール系紫外線
吸収剤 UVA−635L:ベンゾフェノン系紫外線吸収剤のア
クリル共重合体 PUVA−30M:ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
のアクリル共重合体 《インクシート2の作製》インクシート1において、イ
エローインク層に用いる染料を例示化合物26、マゼン
タインク層に用いる染料を例示化合物25、シアンイン
ク層に用いる染料を例示化合物28に変えた以外は同様
にしてインクシート2を得た。接着剤層に添加する添加
剤の種類及び量は表2に記載される。 《受像シート1の作製》支持体として厚み150μmの
合成紙(王子油化合成紙(株)製ユポFPG−150)
の一方の面に、下記組成受像層をワイヤーバーコーティ
ング方式にて乾燥時塗布量が4g/m2になるように塗
布後、110℃にて30秒間乾燥して受像シート1を得
た。
【0133】 〈受像層〉 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 60部 (電気化学工業(株)製#1000A) エポキシ変性シリコン 0.7部 (信越化学工業(株)製KF−393) アミノ変性シリコン 0.3部 (信越化学工業(株)製KF−343) メチルエチルケトン 20部 トルエン 20部 《受像シート2の作製》支持体として厚み150μmの
合成紙(王子油化合成紙(株)製ユポFPG−150)
の一方の面に、下記組成受像層をワイヤーバーコーティ
ング方式にて乾燥時塗布量が4g/m2になるように塗
布後、110℃にて30秒間乾燥して受像シート2を得
た。
【0134】 〈受像層〉 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 50部 (電気化学工業(株)製#1000A) 下記メタルソース 10部 Ni2+(CH3COCH(CO225)COC7152 エポキシ変性シリコン 0.7部 (信越化学工業(株)製KF−393) アミノ変性シリコン 0.3部 (信越化学工業(株)製KF−343) メチルエチルケトン 20部 トルエン 20部 《転写条件》解像度12dot/mm、平均抵抗値32
00Ωのサーマルヘッドを用いて、ヘッド駆動周期5m
sにて下記6種類の保護層転写条件を設定した。()内
は室内の空気に接している状態における最大ヘッド表面
温度である。
【0135】 (転写条件1)5μsecONの基準パルス×700回
(約500℃) (転写条件2)4μsecONの基準パルス×700回
(同470℃) (転写条件3)5μsecONの基準パルスを52回+
3μsecON/2μsecOFFの基準パルスを18
回、の組み合わせを10回繰り返す(同460℃) (転写条件4)5μsecONの基準パルスを35回+
3μsecON/2μsecOFFの基準パルスを35
回、の組み合わせを10回繰り返す(同445℃) (転写条件5)5μsecONの基準パルスを18回+
3μsecON/2μsecOFFの基準パルスを52
回、の組み合わせを10回繰り返す(同430℃) (転写条件6)5μONの基準パルス+5μOFFの基
準パルス、の組み合わせを350回繰り返す(同400
℃) 《画像の形成》上記手順で作製した熱転写受像シートの
受像層部とインクシートのインク層部を重ね合わせ、解
像度12dot/mm、平均抵抗値3200Ωのサーマ
ルヘッドとプラテンロールで圧接し、5〜80mJ/m
2(約0.035〜0.556mJ/ドット)の印加
エネルギー範囲で順次増加させるイエロー、マゼンタ、
シアン、ニュートラル(前記3色重ね)ステップパター
ンを、ヘッド駆動周期5msec/lineの条件でイ
ンク層の背面側から加熱して受像層上に染料を転写させ
た。次いで、同じサーマルヘッドとプラテンロールで、
保護層と染料転写した受像シートを圧接し、上記6種類
の保護層転写条件を適宜選択し、保護層の背面側から加
熱して保護層転写を行った。作成した印画物は、滲み、
印字抜け等の発生は認められなかった。
【0136】又、印画前の受像シートと印画後の受像シ
ートの差を目視観察及び色度測定するため、印画領域は
受像シートの幅より狭くした。
【0137】得られた画像1〜51について、下記の評
価を行った。評価結果を表1及び2に示す。
【0138】(色つきの評価)保護層のみを転写した印
画物の、保護層がない部分(即ち印画されていない部
分)と転写されている白地部分の色の差を目視にて評価
した。保護層中の紫外線吸収剤起因による色付きが酷い
ほど、その差が現れてしまい、画像品質を落とす。評価
基準は以下の通りである。
【0139】 ○:色の差はわからない △:よく見れば色の差が認識できるが実用上問題ない ×:色の差がはっきりと現れ見苦しい 同時に、保護層が転写されていない部分といる部分のL
***の測定も行った。測定はCR−221(ミノル
タ(株)製)を用い、D65光源、2度視野の条件で行
った。ここで測定した値からb2,b1の差を求めた。
【0140】(耐光性の評価)前述の条件にて、光学濃
度1.0±0.1のニュートラルのパッチに、照射エネ
ルギー400kJ/m2(420nmでの積算値)のキ
セノン光を暴露し、暴露前と暴露後の色差ΔE*abを
評価した。L***の測定は、CR−221(ミノル
タ(株)製)を用い、D65光源、2度視野の条件で行
った。
【0141】(耐熱性の評価)前述した条件にて、光学
濃度2.0±0.1のニュートラルのパッチを、65
℃、50%RHの光のあたらない環境下に1年間保存し
保存前と保存後のアキュータンス値を評価した。
【0142】(保護層接着性の評価)得られた画像の保
護層上に、JIS K 5400に準拠した碁盤目試験
を行った。具体的には保護層面上に1mm間隔で縦、横
に11本の切れ目をいれ、1mm角の碁盤目を100個
つくった。この上にセロハンテープを貼り付け、90度
の角度で素早く剥がし、剥がれずに残った碁盤目の数を
数え下記の規準で評価した。
【0143】 ◎:100個(全く剥離しない) ○:90〜99個 △:70〜89個 ×:0〜69個 実用的には△が下限である。
【0144】
【表1】
【0145】
【表2】
【0146】
【発明の効果】本発明によって画像品質、画像の保存
性、耐久性に優れた熱転写画像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーマルヘッドの表面温度の経過時間プロフィ
ールを示す図である。
【図2】アキュータンスの測定方法を示す図である。
【図3】本発明の方法に用いられる保護層の態様の例を
示す断面図である。
【図4】本発明の方法に用いられるインクシートに設け
るインク層と保護層の態様の例を示す平面図である。
【図5】本発明に用いられる熱転写記録装置の例を示す
図である。
【符号の説明】
1L 支持体 2L 透明樹脂層 3L 剥離層 4L 背面層 5L 感熱接着剤層 1 保護層領域 2Y イエロー染料を含有する領域 2M マゼンタ染料を含有する領域 2C シアン染料を含有する領域 3、3′ インクシート支持体 10 インクシート供給ロール 11 巻取ロール 12 サーマルヘッド 13 プラテンローラ 14 受像シート 15 インクシート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、熱拡散性染料を含有するイ
    ンク層を少なくとも1層有するインクシートのインク層
    と、支持体上に、前記熱拡散性染料を受容しうる受像層
    を少なくとも1層有する受像シートの受像層を対向する
    ように重ね合わせ、サーマルヘッドで像様に加熱するこ
    とにより、前記熱拡散性染料を受像層に転写させた後、
    受像シート上の少なくとも染料を転写した領域に、サー
    マルヘッドによって少なくとも1層の熱転写性の保護層
    を設ける熱転写記録方法において、保護層中の少なくと
    も1層には紫外線吸収剤が含有されており、かつ保護層
    転写後の、染料が転写されていない領域のb*値(b2
    と、保護層転写前の、染料が転写されていない領域のb
    *値(b1)の関係が、 b2−b1≦2 であることを特徴とする熱転写記録方法。
  2. 【請求項2】 b2が0以下であることを特徴とする請
    求項1に記載の熱転写記録方法。
  3. 【請求項3】 熱転写性保護層が、少なくとも透明樹脂
    層と接着剤層からなることを特徴とする請求項1に記載
    の熱転写記録方法。
  4. 【請求項4】 接着剤層に、紫外線吸収剤が含有されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の熱転写記録方
    法。
  5. 【請求項5】 インク層には、キレート化可能な熱拡散
    性染料が含有されており、かつ受像層には、該熱拡散性
    染料とキレート反応しうる金属イオン含有化合物が含有
    されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の熱転写記録方法。
  6. 【請求項6】 支持体上に、熱拡散性染料を含有するイ
    ンク層を少なくとも1層有するインクシートのインク層
    と、支持体上に、前記熱拡散性染料を受容しうる受像層
    を少なくとも1層有する受像シートの受像層を対向する
    ように重ね合わせ、サーマルヘッドで像様に加熱するこ
    とにより、前記熱拡散性染料を受像層に転写させた後、
    受像シート上の少なくとも染料を転写した領域に、サー
    マルヘッドによって少なくとも1層の熱転写性の保護層
    を設けることによって得られる印画物において、保護層
    転写後の、染料が転写されていない領域のb*値(b2
    と、保護層転写前の、染料が転写されていない領域のb
    *値(b1)の関係が、 b2−b1≦2 であることを特徴とする印画物。
  7. 【請求項7】 b2が0以下であることを特徴とする請
    求項6に記載の印画物。
  8. 【請求項8】 光学濃度1.0±0.1のニュートラル
    のパッチに、照射エネルギー400kJ/m2(420
    nmでの積算値)のキセノン光を暴露した時、暴露前の
    色度と暴露後の色度の差ΔE*abが10以下であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の印画物。
  9. 【請求項9】 光学濃度2.0±0.1のニュートラル
    のパッチを、65℃、50%RHの光のあたらない環境
    下に1年間保存した時、保存後のアキュータンス値が保
    存前のそれに対し90%以上であることを特徴とする請
    求項6に記載の印画物。
  10. 【請求項10】 インク層には、キレート化可能な熱拡
    散性染料が含有されており、かつ受像層には、前記熱拡
    散性染料とキレート反応しうる金属イオン含有化合物が
    含有されていることを特徴とする請求項6に記載の印画
    物。
JP2000311878A 2000-10-12 2000-10-12 熱転写記録方法及び印画物 Pending JP2002113958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000311878A JP2002113958A (ja) 2000-10-12 2000-10-12 熱転写記録方法及び印画物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000311878A JP2002113958A (ja) 2000-10-12 2000-10-12 熱転写記録方法及び印画物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002113958A true JP2002113958A (ja) 2002-04-16

Family

ID=18791574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000311878A Pending JP2002113958A (ja) 2000-10-12 2000-10-12 熱転写記録方法及び印画物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002113958A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7009631B2 (en) 2002-12-17 2006-03-07 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Method of smoothing surface of printing paper, smoothing apparatus and printer with the smoothing apparatus
JP2010030200A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Toppan Printing Co Ltd 熱転写記録媒体
JP2019025894A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート、熱転写受像シートのロール及び熱転写システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7009631B2 (en) 2002-12-17 2006-03-07 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Method of smoothing surface of printing paper, smoothing apparatus and printer with the smoothing apparatus
JP2010030200A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Toppan Printing Co Ltd 熱転写記録媒体
JP2019025894A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート、熱転写受像シートのロール及び熱転写システム
JP2022120177A (ja) * 2017-08-02 2022-08-17 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート及び熱転写受像シートのロール
JP7130964B2 (ja) 2017-08-02 2022-09-06 大日本印刷株式会社 熱転写受像シート及び熱転写システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI691562B (zh) 轉印薄片
JP2001105747A (ja) 熱転写染料受像シート及び受容層転写シート
JP2002274064A (ja) 熱転写シートおよび印画物
JP2001287390A (ja) 熱転写記録方法及び、それを用いる熱転写記録用プリンタ
JP2001030642A (ja) 熱転写受像材料及び熱転写記録方法
JP2005035122A (ja) 熱転写シート
JP3082785B2 (ja) 感熱転写記録用受像シート
JP2002113958A (ja) 熱転写記録方法及び印画物
JP2003080844A (ja) 保護層熱転写シート
JP3183533B2 (ja) 感熱転写画像記録体およびその製造方法
JP6677919B2 (ja) 転写シート
JPH05194328A (ja) 熱染料昇華転写により使用するための染料像受容材料
JP2003094841A (ja) 受容層転写シート及び熱転写受像シート
JP3776518B2 (ja) 熱転写受像シート
JP2967538B2 (ja) 熱転写シート及びカードの製造方法
JP2000263828A (ja) 熱転写記録方法及び、それに用いる熱転写記録材料
JPH09315097A (ja) 熱転写シートおよび印画物
JPH07205560A (ja) 受容層転写シート
JP3009101B2 (ja) カード
JP5286728B2 (ja) 熱転写受像シート及び印画物
JPH06286350A (ja) 受像シート、受像シートの製造方法、画像の保護方法、画像記録体および画像記録体の製造方法
JPH03163167A (ja) 染料及び該染料を含む熱転写シート
JPH1134512A (ja) 画像形成方法
JPH04211995A (ja) 熱転写受像シート
US20040166254A1 (en) Efficient yellow thermal imaging ribbon