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JP2002113604A - 切削工具 - Google Patents

切削工具

Info

Publication number
JP2002113604A
JP2002113604A JP2001032304A JP2001032304A JP2002113604A JP 2002113604 A JP2002113604 A JP 2002113604A JP 2001032304 A JP2001032304 A JP 2001032304A JP 2001032304 A JP2001032304 A JP 2001032304A JP 2002113604 A JP2002113604 A JP 2002113604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting tool
film
group
tool according
titanium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001032304A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruyo Fukui
治世 福井
Yoshiharu Uchiumi
慶春 内海
Hideki Moriguchi
秀樹 森口
Shinya Imamura
晋也 今村
Hisanori Ohara
久典 大原
Yasuhisa Hashimoto
泰久 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2001032304A priority Critical patent/JP2002113604A/ja
Publication of JP2002113604A publication Critical patent/JP2002113604A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高温における耐摩耗性を備え、断続切削での
欠損を低減するとともに、溶着による欠損を防止するた
めの潤滑性を同時に備えた切削工具を提供することであ
る。 【解決手段】 切削工具は、基材と、この基材の上に形
成された、チタン、クロムおよびアルミニウムからなる
群より選ばれた2種以上の元素と炭素および窒素からな
る群より選ばれた1種以上の元素とからなる化合物を含
む耐摩耗性被膜、または、チタン、ジルコニウムおよび
アルミニウムからなる群より選ばれた1種以上の元素と
炭素および窒素からなる群より選ばれた1種以上の元素
とからなる化合物を含む耐摩耗性被膜と、この耐摩耗性
被膜の上に接するように形成された硬質炭素膜と、チタ
ン、クロム、ジルコニウニ、ハフニウム、バナジウム、
硼素、アルミニウム及びケイ素からなる群より選ばれた
1種以上の元素を含む非炭素膜とが交互に積層された潤
滑性被膜とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドリル、エンド
ミル、フライス加工用刃先交換型チップ、旋削用刃先交
換型チップ、メタルソー、歯切工具、リーマ、タップな
どの切削工具に関し、特にその表面に耐摩耗性被膜を備
えた切削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】切削
工具の高能率化、高精度化の要求を満たすために、新し
い切削工具の材料が次々と開発されている。このような
材料開発の流れの中で、欠かすことのできない工具製造
技術の1つとして切削工具の表面に被膜を形成するため
のセラミックスコーティング技術がある。また、最近の
動向として、加工能率を一層向上させるために、切削速
度がより高速になってきており、刃先の温度は益々高温
になる傾向にある。したがって、工具材料に要求される
特性は一段と厳しくなる一方である。
【0003】切削工具は、様々な形態の損傷を受ける。
その主なものは摩耗と欠損である。摩耗は、(1)機械
的な摩擦摩耗と、(2)高温での酸化や被削材との間で
の拡散などによって生じる熱的摩耗とに大きく分けられ
る。いずれの摩耗の場合も、切削速度や送り速度が大き
くなって工具の刃先温度が高くなるほど著しくなる。一
方、欠損は、刃先にかかる大きな切削抵抗や機械的、熱
的な衝撃によって起こり、高速送り切削や断続切削で顕
著に現われる。
【0004】上述の市場の要求や状況に応えるととも
に、これらの損傷を防止するために、セラミックスコー
ティングの膜成分として、窒化チタン、炭化チタン、炭
窒化チタンなどのチタン系セラミックスが従来最も広く
用いられてきた。すなわち、WC(炭化タングステン)
基超硬合金、サーメット、セラミックス、高速度鋼等の
切削工具の硬質基材の表面に、硬質被覆層として、PV
D(physical vapor deposition)法やCVD(chemical
vapor deposition)法によって、チタンの炭化物、窒化
物、炭窒化物を単層または複数層形成することはよく知
られている。
【0005】しかし、このチタン系被膜は、耐摩耗性や
靭性に優れるが、耐酸化性に劣ると言われている。最近
の切削工具の動向として、(1)加工能率を一層向上さ
せるため、切削速度がより高速になりつつあること、
(2)切削油剤の削減のためのドライ加工化が進みつつ
あること等から、工具の刃先温度はますます高温になる
傾向があり、被膜の耐酸化特性の向上は非常に重要にな
ってきた。
【0006】そこで、このチタン系被膜にアルミニウム
を添加することにより、セラミックスコーティング膜の
耐摩耗性と耐酸化性とを両立させる方法が開発されてい
る。たとえば、3元素系の窒化チタンアルミニウム
((Ti,Al)N)膜が開発されている。現在では、
そのようなセラミックスコーティング膜の成分として、
たとえば特公平5−67705号公報に開示されている
炭窒化チタンアルミニウム((Ti,Al)CN)膜が
用いられつつある。この炭窒化チタンアルミニウム膜
は、切削加工中にその表面が酸化され、チタンやアルミ
ニウムの酸化物を形成する。特にアルミニウムの酸化物
であるアルミナは高い高温硬度と優れた安定性を有して
いるため、炭窒化チタンアルミニウム膜で被覆された切
削工具は、最近の切削工具の高速化や高硬度の被削材の
加工に対応可能な優れた性能を示している。
【0007】さらに、現在では、4元素系、5元素系の
セラミックスコーティング膜が提案されている。たとえ
ば、特開平11−80932号公報には(Ti,Al,
Pb)N膜と(Ti,Al,Pb)CN膜が開示されて
いる。特開平11−80933号公報には(Ti,A
l,Cu)N膜と(Ti,Al,Cu)CN膜が開示さ
れている。特開2000−129424には(Al,T
i,V)(NC)膜が開示されている。
【0008】これらの公報に開示された膜は、特に鋼な
どの断続切削を高速に行った場合に靭性不足で刃先にチ
ッピングが発生しやすく、比較的短時間に切削寿命に到
達していた等の問題に対する改善を目的とするものであ
った。しかしながら、最近では、被削材の種類も多岐に
わたり、切削される材料が工具に溶着しやすい場合が多
くなってきた。この場合、工具の切れ刃近傍に被削材が
溶着し、上記のようなコーティング膜では切れ刃の欠け
を誘発させるという欠点があった。
【0009】そこで、特開平10−158861号公報
では、切削工具の表面での被削材の溶着を防ぐために、
耐摩耗性被膜として窒化チタン膜と複合窒化膜を切削工
具の表面に形成することが提案されている。ここで、窒
化チタン膜は切削工具の基材の表面に接して形成されて
おり、複合窒化膜は窒化チタン膜の上に形成され、チタ
ンとバナジウムと窒素とを含有する。そして、耐摩耗性
被膜の最表面が酸化バナジウムを含む融点が1000℃
以下の低融点酸化物で被覆されている。このように低融
点の酸化物で耐摩耗性被膜を被覆するのは、切削中の摩
擦熱で酸化物が軟化または溶融状態になり、溶着した被
削材が容易に脱落し、溶着そのものを生じなくするため
である。
【0010】しかし、近年、切削工具の加工能率を一層
向上させるために切削速度がより高速になることに加
え、特に、対環境対策として、切削油剤削減のためのド
ライ(乾式)加工化が進みつつある。これらのことか
ら、切削工具の刃先温度は益々高温になる傾向にあるの
で、今後用いられる工具の材料には高温における耐摩耗
性が要求されるとともに、刃先での溶着欠損を防ぐため
の潤滑性が同時に求められるようになってきている。
【0011】そこで、特開2000−176705で
は、工具上にTiN、TiCN、TiAlN、Al23
もしくはこれらの組合せを含む硬質物質をコーティング
した後に、さらに硬質炭素系潤滑膜を被覆した工具部材
が提案されている。この公報では、コーティング工具上
に安定した耐久性を有し、かつ量産性に適した安価な、
硬質炭素系潤滑膜を提供するために、硬質炭素系潤滑膜
の下に、シリコンと炭素、もしくはシリコン、炭素およ
び窒素を含む成分からなる中間層を有し、その中間層の
下に界面と接する厚さ0.02μm以上0.5μm以下
のシリコンの単体の層を形成している。
【0012】しかし、硬質炭素系潤滑膜の密着性を高め
るために、硬質炭素系潤滑膜の下に形成される、シリコ
ンを含む層は、耐摩耗性が低く、脆いという問題があ
る。
【0013】また、上記の公報で開示された方法によれ
ば、最表面層の硬質炭素系被膜は炭化水素系のガスを用
いてイオンプレーティングとプラズマCVDの手法によ
って形成されるため、被膜中に水素原子が含まれてしま
う。通常、硬質炭素系被膜中の水素原子は大気中におい
て約350℃以上の温度で膜中から脱離することがわか
っている。水素が脱離した後、硬質炭素系被膜はグラフ
ァイトに変態し、その硬度が極端に低下する。従って、
このような被膜を過酷な切削環境下で使用することは困
難である。
【0014】そこで、この発明の目的は、上述のような
技術的な背景に鑑みてなされたものであり、高温におけ
る耐摩耗性を備え、断続切削での欠損を低減するととも
に、溶着による欠損を防止するための潤滑性を同時に備
えた切削工具を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の一つの局面に
従った切削工具(以下、「切削工具1」という)は、基
材と、この基材の上に形成された、チタン(Ti)、ク
ロム(Cr)およびアルミニウム(Al)からなる群よ
り選ばれた2種以上の元素と炭素(C)および窒素
(N)からなる群より選ばれた1種以上の元素とからな
る化合物を含む耐摩耗性被膜と、この耐摩耗性被膜の上
に接するように形成された潤滑性被膜とを備える。
【0016】切削工具1においては、耐摩耗性被膜を形
成する化合物は極めて硬く、耐酸化温度が高いため、切
削工具の耐摩耗性を向上させるとともに、寿命を長くす
ることができる。また、耐摩耗性被膜の上に接するよう
に潤滑性被膜が形成されているので、被削材の切り屑の
排出性が良好になるとともに、切削工具の表面上への被
削材の溶着を抑制することができ、その結果として切れ
刃の折損を防止することができる。
【0017】この発明のもう一つの局面に従った切削工
具(以下、「切削工具2」という)は、基材と、この基
材の上に形成された、チタン(Ti)、ジルコニウム
(Zr)およびアルミニウム(Al)からなる群より選
ばれた1種以上の元素と炭素(C)および窒素(N)か
らなる群より選ばれた1種以上の元素とからなる化合物
を含む耐摩耗性被膜と、この耐摩耗性被膜の上に接する
ように形成された潤滑性被膜とを備える。
【0018】切削工具2においては、耐摩耗性被膜を形
成する化合物は極めて硬く、耐酸化温度が高いため、切
削工具の耐摩耗性を向上させるとともに、寿命を長くす
ることができる。また、耐摩耗性被膜は潤滑性被膜との
密着性がよいため、付着力強化層としての役割も兼ね備
える。従って、耐摩耗性被膜の上に接するように潤滑性
被膜が形成されていることによって、潤滑性被膜が剥離
することなく、被削材の切り屑の排出性が良好になると
ともに、切削工具の表面上への被削材の溶着を抑制する
ことができ、その結果として切削初期における切れ刃の
折損を防止することができる。
【0019】切削工具1と2において、潤滑性被膜は硬
質炭素膜を含むのが好ましい。硬質炭素膜は、アモルフ
ァス状の炭素膜または水素化炭素膜であり、a−C、a
−C:H、i−C、ダイヤモンドライクカーボン(DL
C)などとも称される。この硬質炭素膜は、高い硬度を
有し、平面平滑性に優れ、低い摩擦係数を有するので、
潤滑性被膜として好ましい。
【0020】このような硬質炭素膜は、主成分が炭素で
あり、特に成膜中に不可避的に混入してしまう不純物を
除くと、実質的に炭素のみからなるのが好ましい。ま
た、硬質炭素膜は不可避的不純物としてアルゴン(A
r)を含んでいてもよい。
【0021】硬質炭素膜のヌープ硬度(Hk)は800
kg/mm2以上、3500kg/mm2以下であること
が好ましい。ここで、ヌープ硬度が800kg/mm2
未満の場合、硬質炭素膜の耐摩耗性が低くなり、工具寿
命が短くなる。また、ヌープ硬度が3500kg/mm
2を超える場合、硬質炭素膜の耐摩耗性が向上するが、
硬質炭素膜の内部に蓄積される圧縮応力が大きくなり、
膜の剥離が発生する。硬質炭素膜のヌープ硬度(Hk)
は1000kg/mm2以上、2500kg/mm2以下
であることがさらに好ましい。
【0022】また、潤滑性被膜は、硬質炭素膜と、チタ
ン(Ti)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、
ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、硼素(B)、
アルミニウム(Al)およびケイ素(Si)からなる群
より選ばれた1種以上の元素を含む非炭素膜とを含むの
が好ましい。この場合、硬質炭素膜と非炭素膜とが交互
に積層されることにより潤滑性被膜が構成されてもよ
い。ここで、硬質炭素膜と非炭素膜とを交互に積層する
のは、内部応力緩和層として上記の非炭素膜が作用する
からである。
【0023】さらに、潤滑性被膜は、硬質炭素膜と、チ
タン(Ti)、クロム(Cr)、ジルコニウム(Z
r)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、硼素
(B)、アルミニウム(Al)およびケイ素(Si)か
らなる群より選ばれた1種以上の元素と炭素(C)、窒
素(N)および酸素(O)からなる群より選ばれた1種
以上の元素とからなる化合物を含む化合物膜とを含むの
が好ましい。この場合、硬質炭素膜と化合物膜とが交互
に積層されることによって潤滑性被膜が構成されてもよ
い。ここで、硬質炭素膜と化合物膜とを交互に積層する
のは、上記の化合物膜が内部応力を緩和するように働く
からである。
【0024】切削工具1においては、潤滑性被膜の厚み
は0.5μm以上5μm以下であるのが好ましい。ここ
で、潤滑性被膜の厚みを0.5μm以上5μm以下に限
定している理由として、厚みが0.5μm未満になると
潤滑性被膜がすぐに摩耗してなくなってしまうからであ
り、5μmを超えると潤滑性被膜に蓄積される残留応力
が大きくなって膜が剥離してしまうからである。
【0025】切削工具2においては、潤滑性被膜の厚み
は0.1μm以上5μm以下であるのが好ましい。ここ
で、潤滑性被膜の厚みを0.1μm以上5μm以下に限
定している理由として、厚みが0.1μm未満になると
潤滑性被膜がすぐに摩耗してなくなってしまうからであ
り、5μmを超えると潤滑性被膜に蓄積される残留応力
が大きくなって膜が剥離してしまうからである。潤滑性
被膜の厚みは0.1μm以上3μm以下であるのがさら
に好ましい。
【0026】切削工具1においては、耐摩耗性被膜は、
チタン(Ti)、クロム(Cr)およびアルミニウム
(Al)からなる群より選ばれた2種以上の元素と炭素
(C)および窒素(N)からなる群より選ばれた1種以
上の元素とからなる化合物の膜から構成される複数層を
含むのが好ましい。切削工具2においては、耐摩耗性被
膜は、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)およびア
ルミニウム(Al)からなる群より選ばれた1種以上の
元素と炭素(C)および窒素(N)からなる群より選ば
れた1種以上の元素とからなる化合物の膜から構成され
る複数層を含むのが好ましい。この場合、耐摩耗性被膜
を複数層から構成することにより、耐摩耗性と密着性を
さらに向上させることができる。上記の化合物の膜をマ
イクロメートルオーダーの厚みで形成し、その膜を数層
から数十層積層させて耐摩耗性被膜を構成してもよい。
また、上記の化合物の膜をナノメートルオーダーの厚み
で形成し、その膜を数百層から数千層積層させて耐摩耗
性被膜を構成してもよい。
【0027】切削工具1においては、耐摩耗性被膜の厚
みは0.5μm以上10μm以下であるのが好ましい。
耐摩耗性被膜の厚みが0.5μm未満であると、耐摩耗
性被膜がすぐに摩耗して耐摩耗性が不十分となるからで
ある。また、耐摩耗性被膜の厚みが10μmを超える
と、耐摩耗性被膜に蓄積される残留応力が大きくなって
膜が剥離してしまうからである。
【0028】切削工具2においては、耐摩耗性被膜の厚
みは0.1μm以上10μm以下であるのが好ましい。
耐摩耗性被膜の厚みが0.1μm未満であると、耐摩耗
性被膜がすぐに摩耗して耐摩耗性が不十分となるからで
ある。また、耐摩耗性被膜の厚みが10μmを超える
と、耐摩耗性被膜に蓄積される残留応力が大きくなって
膜が剥離してしまうからである。耐摩耗性被膜の厚みは
0.5μm以上5μm以下であるのがさらに好ましい。
【0029】切削工具1においては、耐摩耗性被膜の表
面粗度は、Ra表示で0.03μm以上0.5μm以下
であるのが好ましい。耐摩耗性被膜の表面粗度がRa表
示で0.5μmを超えると、表面に存在する突起が潤滑
性の効果を阻害してしまうからである。
【0030】切削工具2においては、耐摩耗性被膜の表
面粗度は、Ra表示で0.01μm以上0.5μm以下
であるのが好ましい。耐摩耗性被膜の表面粗度がRa表
示で0.5μmを超えると、表面に存在する突起が潤滑
性の効果を阻害してしまうからである。
【0031】切削工具1の最表面が、チタン(Ti)、
クロム(Cr)およびアルミニウム(Al)からなる群
より選ばれた1種以上の元素と炭素(C)、窒素(N)
および酸素(O)からなる群より選ばれた1種以上の元
素とからなる化合物の膜で被覆されているのが好まし
い。切削工具2の最表面が、チタン(Ti)、ジルコニ
ウム(Zr)、クロム(Cr)およびアルミニウム(A
l)からなる群より選ばれた1種以上の元素と炭素
(C)、窒素(N)および酸素(O)からなる群より選
ばれた1種以上の元素とからなる化合物の膜で被覆され
ているのが好ましい。上記の化合物の膜で切削工具1ま
たは2の最表面が被覆されていると、表面の外観の色調
が統一され、商品価値が向上するとともに、使用済みの
コーナを識別することが容易になる。
【0032】切削工具1においては、基材の表面と耐摩
耗性被膜との間に、チタン(Ti)膜、窒化チタン(T
iN)膜、クロム(Cr)膜および窒化クロム(Cr
N)膜からなる群より選ばれた1種以上の膜を含む中間
層が形成されていてもよい。この場合、上記の中間層
は、基材の表面と耐摩耗性被膜との両者に対して密着性
がよいので、耐摩耗性被膜の基材に対する付着力を一層
向上させることができる。このため、耐摩耗性被膜が基
材から剥離することなく、切削工具の寿命をさらに向上
させることができる。中間層の厚みは0.05μm以上
1.0μm以下であるのが好ましい。
【0033】切削工具2においては、基材の表面と耐摩
耗性被膜との間に、周期律表第4a、5a、6a族元素
からなる群より選ばれた1種以上の元素、または周期律
表第4a、5a、6a族元素からなる群より選ばれた1
種以上の元素の窒化物、炭窒化物または炭化物のいずれ
かを含む中間層が形成されていてもよい。この場合、上
記の中間層は、基材の表面と耐摩耗性被膜との両者に対
して密着性がよいので、耐摩耗性被膜の基材に対する付
着力を一層向上させることができる。このため、耐摩耗
性被膜が基材から剥離することなく、切削工具の寿命を
さらに向上させることができる。特に、チタン(T
i)、ジルコニウム(Zr)、クロム(Cr)、窒化チ
タン(TiN)、窒化ジルコニウム(ZrN)または窒
化クロム(CrN)のいずれかを含む中間層は、密着性
の観点から好ましい。また、耐摩耗性被膜と潤滑性被膜
との間にも、上記の中間層が形成されていてもよい。特
に、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)またはクロ
ム(Cr)を含む中間層は、潤滑性被膜を構成する硬質
炭素膜の炭素と化学的な結合を持つため、潤滑性被膜に
対して強固な密着力が得られるので、好ましい。中間層
の厚みが0.5nm以上100nm以下であれば、密着
性向上の点で好ましい。中間層の厚みが0.5nm未満
では、基材の全表面を均一に被覆することができないの
で、中間層の基材に対する十分な密着性を得ることがで
きない。また、厚みが100nmを超える中間層を形成
しても、さらなる密着力の向上を得ることができないの
で、生産コストの観点から好ましくない。
【0034】切削工具1と2において、耐摩耗性被膜、
潤滑性被膜および中間層のすべての膜をアークイオン式
イオンプレーティング法またはスパッタリング法で形成
するのが好ましい。この場合、各被膜の密着性が向上す
る。さらに、各被膜をスパッタリング法で形成する場合
には、スパッタリング法の中でもイオン化率の高いアン
バランスドマグネトロンスパッタリング法を採用するの
が密着性の観点から好ましい。
【0035】切削工具1と2の基材の材料として、炭化
タングステン基超硬合金、サーメット、セラミックス、
立方晶窒化硼素焼結体、ダイヤモンド焼結体または鉄系
合金のいずれかであるのが好ましい。上記のセラミック
スは、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、酸
化アルミニウムまたは炭化ホウ素のいずれかであるのが
好ましい。上記の鉄系合金は、高速度鋼、ダイス鋼また
はステンレス鋼であるのが好ましい。
【0036】切削工具1と2は、ドリル、エンドミル、
フライス加工用刃先交換型チップ、旋削用刃先交換型チ
ップ、メタルソー、歯切工具、リーマまたはタップとし
て用いられる。
【0037】
【実施例】(実施例1) (1) サンプルの作製 (i) 本発明品の作製 基材として、グレードがJISP30の超硬合金、チッ
プ形状がJIS(日本工業規格)のSDKN42のフラ
イス加工用刃先交換型チップを準備した。
【0038】図1は、この発明の実施例で用いた成膜装
置の概略的な構成を示す側面図であり、図2はその概略
的な構成を示す上面図である。この成膜装置は公知のア
ークイオンプレーティング法を用いている。
【0039】図1を参照して、成膜装置1は、チャンバ
2と、主テーブル3と、支持棒4と、アーク式蒸発源5
aおよび5bと、陰極6aおよび6bと、可変電源とし
ての直流電源7a、7bおよび8と、ガスを供給するた
めのガス導入口9と、ガス排出口14とを備える。
【0040】チャンバ2はガス排出口14を通じて真空
ポンプに連結されている。これにより、チャンバ2の内
部の圧力を変化させることができる。チャンバ2の内部
には、主テーブル3と支持棒4と陰極6aおよび6bが
設けられている。
【0041】チャンバ2の内部に設けられた支持棒4は
主テーブル3を支持する。支持棒4の内部には回転軸が
設けられており、この回転軸が主テーブル3を回転させ
る。主テーブル3の上には、複数の基材10を保持する
ための治具11が設けられている。支持棒4、主テーブ
ル3および治具11は直流電源8の負極と電気的に接続
されている。直流電源8の正極は接地されている。
【0042】チャンバ2の側壁には、アーク式蒸発源5
aとそのアーク式蒸発源5aに接続された陰極6aに向
かい合うように、アーク式蒸発源5bと陰極6bが取付
けられている。図2にも示すように、チャンバ2の側壁
には、アーク式蒸発源5cとそのアーク式蒸発源5cに
接続された陰極6cに向かい合うように、アーク式蒸発
源5dと陰極6dが取付けられている。
【0043】図1に示すように、アーク式蒸発源5aお
よび陰極6aは、直流電源7aの負極と電気的に接続さ
れている。直流電源7aの正極は接地され、かつチャン
バ2と電気的に接続されている。アーク式蒸発源5bお
よび陰極6bは、直流電源7bの負極と電気的に接続さ
れている。直流電源7bの正極は接地され、かつチャン
バ2に電気的に接続されている。また、図1には示され
ていないが、図2に示される1対のアーク式蒸発源5c
および陰極6cとアーク式蒸発源5dおよび陰極6d
も、上記と同様にして直流電源の負極に電気的に接続さ
れている。
【0044】直流電源7aおよび7bは、陰極6aおよ
び6bとチャンバ2との間のアーク放電によって、アー
ク式蒸発源5aおよび5bを部分的に溶解させて陰極物
質を矢印12aおよび12bに示す方向に蒸発させる。
陰極6aおよび6bとチャンバ2との間には数十ボルト
程度の電圧が印加される。アーク式蒸発源5aは、チタ
ン(Ti)とアルミニウム(Al)の原子比率が0.5
対0.5の化合物から形成されている。アーク式蒸発源
5bはチタン(Ti)から形成されている。
【0045】ガス導入口9には、矢印13で示す方向か
らさまざまなガスが導入される。このガスの例として、
アルゴン、窒素、水素、酸素ガス、または、たとえばメ
タン、アセチレン、ベンゼンなどの炭化水素ガスなどが
ある。
【0046】まず、図1で示すような成膜装置を用い
て、主テーブル3を回転させながら、真空ポンプにより
ガス排出口14から矢印15で示す方向にガスを排出さ
せることによってチャンバ2の内部を減圧した。このと
き、ヒータ(図示せず)により基材10を温度450℃
または500℃に加熱した状態で、チャンバ2の内部の
圧力が8×10-4Paまたは1.3×10-3Paとなる
まで真空引きを行なった。次に、ガス導入口9から矢印
13で示す方向にアルゴンガスを導入してチャンバ2の
内部の圧力を2.7Paに保持し、直流電源8の電圧を
徐々に上げながら、−1000Vとし、基材10の表面
のクリーニングを10分間行なった。その後、アルゴン
ガスをガス排出口14から矢印15で示す方向に排気し
た。
【0047】次に、直流電源8の電圧を−1000Vに
維持したまま、チャンバ2の内部にガス導入口9から、
矢印13で示す方向に流量100SCCM(25℃、1
気圧の標準状態での流量:cm3/min)のアルゴン
と窒素の混合ガスを導入した。直流電源7bから陰極6
bに80Aのアーク電流を供給し、陰極6bのアーク式
蒸発源5bからチタンイオンを発生させた。これによ
り、チタンイオンが基材10の表面をスパッタクリーニ
ングし、基材10の表面の強固な汚れや酸化膜が除去さ
れた。
【0048】その後、チャンバ2の内部の圧力が4Pa
になるように、ガス導入口9から窒素ガスを導入し、直
流電源8の電圧を−150Vまたは−200Vとした。
これにより、基材10の表面において窒化チタン(Ti
N)膜の形成が開始した。窒化チタン膜の厚みが所定の
厚みに達するまでこの状態を維持した。このようにし
て、中間層としての窒化チタン膜を形成した。
【0049】中間層として窒化クロム(CrN)膜を形
成する場合には、陰極6bのアーク式蒸発源5bとして
チタンの代わりにクロム(Cr)を用いる以外は、膜形
成条件を窒化チタン膜の膜形成条件と全く同じ条件とし
た。
【0050】また、中間層としてチタン(Ti)膜を形
成する場合には、窒素ガスを導入しない状態で、直流電
源8の電圧を−200Vとした。
【0051】中間層としてクロム(Cr)膜を形成する
場合には、陰極6bのアーク式蒸発源5bとしてチタン
の代わりにクロム(Cr)を用いて、かつ、窒素ガスを
導入しない状態で、直流電源8の電圧を−200Vとし
た。
【0052】中間層として窒化ジルコニウム(ZrN)
膜を形成する場合には、陰極6bのアーク式蒸発源5b
としてチタンの代わりにジルコニウム(Zr)を用いる
以外は、膜形成条件を窒化チタン膜の膜形成条件と全く
同じ条件とした。
【0053】中間層としてジルコニウム(Zr)膜を形
成する場合には、陰極6bのアーク式蒸発源5bとして
チタンの代わりにジルコニウム(Zr)を用いて、か
つ、窒素ガスを導入しない状態で、直流電源8の電圧を
−200Vとした。
【0054】中間層の形成が終了すると、上記の状態の
ままで、直流電源7aから陰極6aに、95Aの電流を
供給した。これにより、陰極6aに設けられたアーク式
蒸発源5aを形成するチタンとアルミニウムの化合物が
矢印12aで示す方向に蒸発し、基材10の表面に所定
の厚みの耐摩耗性被膜としての窒化チタンアルミニウム
((Ti,Al)N)膜を形成した。窒化チタンアルミ
ニウム膜の組成式を(TiX,Al1-X)Nとした場合、
Xは0.3≦X≦0.8の範囲内であるのが好ましい。
このため、アーク式蒸発源5aを形成する化合物の組成
式を(TiX,Al1-X)とすると、Xは0.3≦X≦
0.8の範囲内であるのが好ましい。
【0055】耐摩耗性被膜として炭窒化チタンアルミニ
ウム((Ti,Al)CN)膜を形成する場合には、チ
ャンバ2の内部の圧力が4Paになるようにガス導入口
9から窒素とメタンの混合ガスを導入する以外は、膜形
成条件を窒化チタンアルミニウム膜の膜形成条件と同じ
に設定した。
【0056】また、窒化チタンクロムアルミニウム
((Ti,Cr,Al)N)膜を耐摩耗性被膜として形
成する場合には、アーク式蒸発源5aを形成する化合物
の組成式をTixCryAlz(0.1≦x≦0.8、
0.1≦y≦0.8、0.1≦z≦0.8、x+y+z
=1)とするのが好ましい。
【0057】炭窒化チタンクロムアルミニウム((T
i,Cr,Al)CN)膜を形成する場合には、アーク
式蒸発源5aを形成する化合物の組成式をTi0.33Cr
0.33Al0.33とし、膜形成条件を炭窒化チタンアルミニ
ウム膜の膜形成条件と同じに設定した。アーク式蒸発源
5aを形成する化合物の組成式をTixCryAl
z(0.1≦x≦0.8、0.1≦y≦0.8、0.1
≦z≦0.8、x+y+z=1)とするのが好ましい。
【0058】窒化クロムアルミニウム((Cr,Al)
N)膜を形成する場合には、アーク式蒸発源5aを形成
する化合物の組成式をCr0.5Al0.5とし、膜形成条件
を窒化チタンアルミニウム膜の膜形成条件と同じに設定
した。アーク式蒸発源5aを形成する化合物の組成式を
(CrX,Al1-X)とすると、Xは0.3≦X≦0.8
の範囲内であるのが好ましい。
【0059】炭窒化クロムアルミニウム((Cr,A
l)CN)膜を形成する場合には、アーク式蒸発源5a
を形成する化合物の組成式をCr0.5Al0.5とし、膜形
成条件を炭窒化チタンアルミニウム膜の膜形成条件と同
じに設定した。アーク式蒸発源5aを形成する化合物の
組成式を(CrX,Al1-X)とすると、Xは0.3≦X
≦0.8の範囲内であるのが好ましい。
【0060】耐摩耗性被膜として窒化チタンクロム
((Ti,Cr)N)膜を形成する場合には、アーク式
蒸発源5aを形成する化合物の組成式をTi0.5Cr0.5
とし、膜形成条件を窒化チタンアルミニウム膜の膜形成
条件と同じに設定した。アーク式蒸発源5aを形成する
化合物の組成式を(TiX,Cr1-X)とすると、Xは
0.3≦X≦0.8の範囲内であるのが好ましい。
【0061】炭窒化チタンクロム((Ti,Cr)C
N)膜を形成する場合には、アーク式蒸発源5aを形成
する化合物の組成式をTi0.5Cr0.5とし、膜形成条件
を炭窒化チタンアルミニウム膜の膜形成条件と同じに設
定した。アーク式蒸発源5aを形成する化合物の組成式
を(TiX,Cr1-X)とすると、Xは0.3≦X≦0.
8の範囲内であるのが好ましい。
【0062】耐摩耗性被膜として窒化ジルコニウム(Z
rN)膜を形成する場合には、陰極6bのアーク式蒸発
源5bとしてチタンの代わりにジルコニウム(Zr)を
用いる以外は、膜形成条件を中間層としての窒化チタン
膜の膜形成条件と全く同じ条件とした。
【0063】また、窒化チタンジルコニウムアルミニウ
ム((Ti,Zr,Al)N)膜を耐摩耗性被膜として
形成する場合には、アーク式蒸発源5aを形成する化合
物の組成式をTixZryAlz(0.1≦x≦0.8、
0.1≦y≦0.8、0.1≦z≦0.8、x+y+z
=1)とするのが好ましい。
【0064】炭窒化チタンジルコニウムアルミニウム
((Ti,Zr,Al)CN)膜を形成する場合には、
アーク式蒸発源5aを形成する化合物の組成式をTi
0.33Zr 0.33Al0.33とし、膜形成条件を炭窒化チタン
アルミニウム膜の膜形成条件と同じに設定した。アーク
式蒸発源5aを形成する化合物の組成式をTixZry
z(0.1≦x≦0.8、0.1≦y≦0.8、0.
1≦z≦0.8、x+y+z=1)とするのが好まし
い。
【0065】窒化ジルコニウムアルミニウム((Zr,
Al)N)膜を形成する場合には、アーク式蒸発源5a
を形成する化合物の組成式をZr0.5Al0.5とし、膜形
成条件を窒化チタンアルミニウム膜の膜形成条件と同じ
に設定した。アーク式蒸発源5aを形成する化合物の組
成式を(ZrX,Al1-X)とすると、Xは0.3≦X≦
0.8の範囲内であるのが好ましい。
【0066】炭窒化ジルコニウムアルミニウム((Z
r,Al)CN)膜を形成する場合には、アーク式蒸発
源5aを形成する化合物の組成式をZr0.5Al0.5
し、膜形成条件を炭窒化ジルコニウムアルミニウム膜の
膜形成条件と同じに設定した。アーク式蒸発源5aを形
成する化合物の組成式を(ZrX,Al1-X)とすると、
Xは0.3≦X≦0.8の範囲内であるのが好ましい。
【0067】耐摩耗性被膜として窒化チタンジルコニウ
ム((Ti,Zr)N)膜を形成する場合には、アーク
式蒸発源5aを形成する化合物の組成式をTi0.5Zr
0.5とし、膜形成条件を窒化チタンアルミニウム膜の膜
形成条件と同じに設定した。アーク式蒸発源5aを形成
する化合物の組成式を(TiX,Zr1-X)とすると、X
は0.3≦X≦0.8の範囲内であるのが好ましい。
【0068】炭窒化チタンジルコニウム((Ti,Z
r)CN)膜を形成する場合には、アーク式蒸発源5a
を形成する化合物の組成式をTi0.5Zr0.5とし、膜形
成条件を炭窒化チタンアルミニウム膜の膜形成条件と同
じに設定した。アーク式蒸発源5aを形成する化合物の
組成式を(TiX,Zr1-X)とすると、Xは0.3≦X
≦0.8の範囲内であるのが好ましい。
【0069】各サンプルについて耐摩耗性被膜の表面粗
度Ra(μm)を測定した。次に、耐摩耗性被膜の上に
潤滑性被膜として硬質炭素膜を形成した。図示されてい
ない基板加熱ヒータを用いて基材10の温度を200℃
に制御し、主テーブル3に−35Vまたは−50Vの電
圧を直流電源8によって印加した状態で、成膜装置1の
チャンバ2の内部に窒素(N2)ガス、メタン(CH4
ガス、水素(H2)ガス、アルゴン(Ar)ガスのいず
れか1種類または数種類を合計流量で100SCCMで
導入し、あるいはガスを全く導入しない状態で、真空ア
ーク放電により、陰極6cに設けられたアーク式蒸発源
5cを形成するグラファイトのターゲットを蒸発させ、
イオン化させることによって、耐摩耗性被膜の上に硬質
炭素膜を形成した。
【0070】さらに、上記の潤滑性被膜を形成するとき
に、チャンバ2の内部にガス導入口9から反応ガスを導
入しながら、真空アーク放電により、陰極6dに設けら
れたアーク式蒸発源5dを形成する、チタン(Ti)、
クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム
(Hf)、バナジウム(V)、硼素(B)、アルミニウ
ム(Al)、ケイ素(Si)のうちから選ばれる少なく
とも1種以上の金属を同時に蒸発させることによって、
耐摩耗性被膜の上に硬質炭素膜と所定の非炭素膜または
化合物膜とからなる積層構造の潤滑性被膜を形成するこ
とができた。
【0071】なお、潤滑性被膜の上に最表面層として窒
化チタン(TiN)膜、炭窒化チタン(TiCN)膜、
窒化クロム(CrN)、窒化ジルコニウム(ZrN)、
窒化チタンアルミニウム(TiAlN)膜または酸化ア
ルミニウム(Al23)膜を形成した本発明品も作製し
た。
【0072】(ii) 従来品1と3の作製 従来品1と3の作製にあたっては、陰極6aに設けられ
たアーク式蒸発源5aをチタンとアルミニウムの原子比
率が0.5対0.5の化合物、陰極6bに設けられたア
ーク式蒸発源5bをチタンで形成した。その他の成膜装
置1の構成については本発明品の作製と同様とした。
【0073】成膜装置1において、まず、治具11に基
材10を取付け、本発明品の作製と同様にこれらを回転
させた。次に、本発明品の作製と同様の工程で基材10
の表面をアルゴンイオンでスパッタクリーニングした
後、チタンイオンでスパッタクリーニングし、さらに厚
みが0.5μmの窒化チタン(TiN)膜を形成した。
【0074】窒化チタン膜の形成が終了すると、直流電
源7aから陰極6aへ、従来品1では−30Vの電圧
で、従来品3では−35Vの電圧で、電流95Aの電力
を供給して、陰極6aに設けられたアーク式蒸発源5a
からチタンイオン、アルミニウムイオンを発生させた。
また、ガス導入口9から窒素ガスを導入し、主テーブル
3に−200Vの電圧を直流電源8によって印可した。
チタンイオンとアルミニウムイオンと窒素ガスとが反応
して基材10の表面の窒化チタン膜上に厚みが3μmの
窒化チタンアルミニウム((Ti0.5,Al0.5)N)膜
を形成した。
【0075】(iii) 従来品2と4の作製 従来品2と4の作製にあたっては、陰極6aに設けられ
るアーク式蒸発源5aと陰極6bに設けられるアーク式
蒸発源5bをチタンで形成した。その他の成膜装置1の
構成については従来品1の作製の場合と同様とした。
【0076】成膜装置1において、まず、治具11に基
材10を取付けて、本発明品の作製と同様にこれらを回
転させた。次に、本発明品の作製と同様の工程で基材1
0の表面をアルゴンイオンでスパッタクリーニングした
後、チタンイオンでスパッタクリーニングし、さらに厚
みが0.5μmの窒化チタン(TiN)膜を形成した。
【0077】窒化チタン膜の形成が終了すると、直流電
源7aから陰極6aへ、従来品2では−30Vの電圧
で、従来品4では−35Vの電圧で、電流95Aの電力
を供給して、陰極6aに設けられたアーク式蒸発源5a
からチタンイオンを発生させた。また、ガス導入口9か
らメタン(CH4)ガスと窒素(N2)ガスを導入し、主
テーブル3に−200Vの電圧を印可した。これらのガ
スとチタンイオンとが反応して基材10の表面の窒化チ
タン膜上に厚みが3μmの炭窒化チタン(Ti
(C0.5,N0.5))膜を形成した。
【0078】以上のようにして、表1〜表4に示すよう
な膜の構成を有する本発明品No.1〜97、従来品N
o.1〜4を作製した。
【0079】(2) 切削試験評価 上述の工程で製造したサンプルである本発明品No.1
〜97、従来品No.1〜4のそれぞれについて、実際
に被削材として熱間ダイス鋼(JIS SKD61)を
用いて正面フライス加工を実施し、切削工具の寿命を評
価した。切削条件は、切削速度50m/min、送り
0.3mm/刃、切込2mm、ドライ条件とした。な
お、寿命の判定は、本発明品No.1〜47、従来品N
o.1〜2については、切削長さが15mでの逃げ面の
摩耗量(mm)、本発明品No.48〜94、従来品N
o.3〜4については、切削長さが20mでの逃げ面の
摩耗量(mm)によって行なった。これらの寿命の評価
結果を表1〜表4に示す。
【0080】また、表3〜4に示される本発明品No.
48〜97については、潤滑性被膜のヌープ硬度(kg
/mm2)も測定した。これらの硬度の測定結果も表3
〜4に示す。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【表3】
【0084】
【表4】
【0085】表1〜表4から明らかなように、本発明品
No.1〜47は、従来品No.1およびNo.2に対
して、本発明品No.48〜97は、従来品No.3お
よびNo.4に対して、切削工具の寿命が大きく向上し
たことが確認された。
【0086】(実施例2)実施例1と同じ方法によっ
て、基材としてリーマ(JISK10超硬合金)の表面
上にそれぞれコーティングを行ない、サンプルである本
発明品(膜の構成については表1の本発明品No.2と
同じとした)、従来品1(膜の構成については表2の従
来品No.1と同じとした)および従来品2(膜の構成
については表2の従来品No.2と同じとした)を作製
した。
【0087】次に、これらのサンプルを用いて、実際に
鋳鉄の穴あけ加工を行ない、その寿命評価を行なった。
切削条件は、リーマ径15mm、切削速度10m/mi
n、送り0.05mm/刃、切込0.15mm、ウェッ
ト条件とした。なお、寿命の判定は、被加工材の寸法精
度が規定の範囲を外れた時点とした。
【0088】その結果、本発明品では42000個の穴
あけ加工を行なった時点で寸法精度が規定の範囲を外れ
たが、従来品1では4500個の穴あけ加工、従来品2
では4200個の穴あけ加工を行なった時点で、それぞ
れ寸法精度が規定の範囲を外れた。したがって、本発明
品のリーマの寿命は従来品に比べて大きく向上している
ことが確認された。
【0089】(実施例3)実施例1と同じ方法により、
基材としてエンドミル(JISK10超硬合金)の表面
上にそれぞれコーティングを行ない、サンプルである本
発明品(膜の構成については表1の本発明品No.2と
同じにした)、従来品1(膜の構成については表2の従
来品No.1と同じとした)および従来品2(膜の構成
については表2の従来品No.2と同じとした)を作製
した。
【0090】次に、これらのサンプルを用いて、実際に
鋳鉄のエンドミル側面削り(切削幅15mm)加工を行
ない、その寿命評価を行なった。切削条件は、切削速度
75m/min、送り0.02mm/刃、切込2mm、
ウェット条件とした。なお、寿命の判定は、被加工材の
寸法精度が規定の範囲を外れた時点とした。
【0091】その結果、本発明品では長さ20mのエン
ドミル側面削り加工を行なった時点で寸法精度が規定の
範囲を外れたが、従来品1では長さ1.8m、従来品2
では長さ1.4mのエンドミル側面削り加工を行なった
時点で、それぞれ寸法精度が規定の範囲を外れた。した
がって、本発明品のエンドミルの寿命が従来品に比べて
大きく向上していることが確認された。
【0092】(実施例4)実施例1と同じ方法により、
旋削用刃先交換型チップ(JISP10超硬合金、刃先
形状はすくい角が8°、逃げ角が6°)を基材として用
いて、その基材の表面上にコーティングを行ない、サン
プルである本発明品(膜の構成は表1の本発明品No.
2と同じとした)、従来品1(膜の構成については表2
の従来品No.1と同じとした)および従来品2(膜の
構成については表2の従来品No.2と同じとした)を
作製した。
【0093】次に、これらのサンプルを用いて、実際に
鋼の中仕上げ旋削加工を行ない、その寿命評価を行なっ
た。切削条件は、切削速度180m/min、送り0.
2mm/刃とした。なお、寿命の判定は、被加工材の寸
法精度が規定の範囲を外れた時点とした。
【0094】その結果、本発明品では180分間、中仕
上げ旋削加工を行なった時点で寸法精度が規定の範囲を
外れたが、従来品1では48分間、従来品2では52分
間、中仕上げ旋削加工を行なった時点で寸法精度が規定
の範囲を外れた。したがって、本発明品の旋削用刃先交
換型チップの寿命が従来品に比べて大きく向上している
ことが確認された。
【0095】(実施例5)実施例1と同じ方法により、
直径が8mmのドリル(JISK10超硬合金)を基材
として用いて、その基材の表面上にコーティングを行な
い、サンプルである本発明品(膜の構成については表1
の本発明品No.2と同じにした)、従来品1(膜の構
成については表2の従来品No.1と同じにした)およ
び従来品2(膜の構成については表2の従来品No.2
と同じにした)を作製した。
【0096】次に、これらのサンプルを用いて、実際に
SCM440(JIS呼称)の穴あけ(深さが32mm
の止まり穴)加工を行ない、その寿命評価を行なった。
切削条件は、切削速度70m/min、送り0.5mm
/回転、切削油剤なし(完全乾式)条件とした。なお、
寿命の判定は、穴あけ個数と切削動力の関係で行なっ
た。
【0097】その結果、本発明品のドリルでは650個
穴あけを行なっても、切削動力はほぼ変化せず、一定の
切削動力で穴あけ加工を続けることができた。また、本
発明品では、目標の切削長である20mをクリアし、優
れた特性が得られた。
【0098】一方、従来品1と2では、いずれも2個目
の穴あけ加工で切削動力が急上昇したため、これ以上穴
あけ加工を続けることができなくなった。これらのこと
から、本発明品では、切削油剤が存在しない完全乾式状
態で安定に切削できることと、寿命が大きく向上してい
ることが確認できた。
【0099】(実施例6)実施例1と同じ方法によっ
て、基材としてリーマ(JISK10超硬合金)の表面
上にそれぞれコーティングを行ない、サンプルである本
発明品(膜の構成については表3の本発明品No.49
と同じとした)、従来品3(膜の構成については表4の
従来品No.3と同じとした)および従来品2(膜の構
成については表4の従来品No.4と同じとした)を作
製した。
【0100】次に、これらのサンプルを用いて、実際に
鋳鉄の穴あけ加工を行ない、その寿命評価を行なった。
切削条件は、リーマ径16mm、切削速度10m/mi
n、送り0.05mm/刃、切込0.15mm、ウェッ
ト条件とした。なお、寿命の判定は、被加工材の寸法精
度が規定の範囲を外れた時点とした。
【0101】その結果、本発明品では39000個の穴
あけ加工を行なった時点で寸法精度が規定の範囲を外れ
たが、従来品3では4100個の穴あけ加工、従来品4
では4060個の穴あけ加工を行なった時点で、それぞ
れ寸法精度が規定の範囲を外れた。したがって、本発明
品のリーマの寿命は従来品に比べて大きく向上している
ことが確認された。
【0102】(実施例7)実施例1と同じ方法により、
基材としてエンドミル(JISK10超硬合金)の表面
上にそれぞれコーティングを行ない、サンプルである本
発明品(膜の構成については表3の本発明品No.49
と同じにした)、従来品3(膜の構成については表4の
従来品No.3と同じとした)および従来品4(膜の構
成については表4の従来品No.4と同じとした)を作
製した。
【0103】次に、これらのサンプルを用いて、実際に
鋳鉄のエンドミル側面削り(切削幅15mm)加工を行
ない、その寿命評価を行なった。切削条件は、切削速度
80m/min、送り0.02mm/刃、切込2mm、
ウェット条件とした。なお、寿命の判定は、被加工材の
寸法精度が規定の範囲を外れた時点とした。
【0104】その結果、本発明品では長さ25mのエン
ドミル側面削り加工を行なった時点で寸法精度が規定の
範囲を外れたが、従来品3では長さ1.6m、従来品4
では長さ1.9mのエンドミル側面削り加工を行なった
時点で、それぞれ寸法精度が規定の範囲を外れた。した
がって、本発明品のエンドミルの寿命が従来品に比べて
大きく向上していることが確認された。
【0105】(実施例8)実施例1と同じ方法により、
旋削用刃先交換型チップ(JISP10超硬合金、刃先
形状はすくい角が8°、逃げ角が6°)を基材として用
いて、その基材の表面上にコーティングを行ない、サン
プルである本発明品(膜の構成は表3の本発明品No.
49と同じとした)、従来品3(膜の構成については表
3の従来品No.3と同じとした)および従来品4(膜
の構成については表4の従来品No.4と同じとした)
を作製した。
【0106】次に、これらのサンプルを用いて、実際に
鋼の中仕上げ旋削加工を行ない、その寿命評価を行なっ
た。切削条件は、切削速度190m/min、送り0.
2mm/刃とした。なお、寿命の判定は、被加工材の寸
法精度が規定の範囲を外れた時点とした。
【0107】その結果、本発明品では190分間、中仕
上げ旋削加工を行なった時点で寸法精度が規定の範囲を
外れたが、従来品3では49分間、従来品4では59分
間、中仕上げ旋削加工を行なった時点で寸法精度が規定
の範囲を外れた。したがって、本発明品の旋削用刃先交
換型チップの寿命が従来品に比べて大きく向上している
ことが確認された。
【0108】(実施例9)実施例1と同じ方法により、
直径が8mmのドリル(JISK10超硬合金)を基材
として用いて、その基材の表面上にコーティングを行な
い、サンプルである本発明品(膜の構成については表3
の本発明品No.49と同じにした)、従来品3(膜の
構成については表4の従来品No.3と同じにした)お
よび従来品4(膜の構成については表4の従来品No.
4と同じにした)を作製した。
【0109】次に、これらのサンプルを用いて、実際に
SCM440(JIS呼称)の穴あけ(深さが30mm
の止まり穴)加工を行ない、その寿命評価を行なった。
切削条件は、切削速度70m/min、送り0.5mm
/回転、切削油剤なし(完全乾式)条件とした。なお、
寿命の判定は、穴あけ個数と切削動力の関係で行なっ
た。
【0110】その結果、本発明品のドリルでは660個
穴あけを行なっても、切削動力はほぼ変化せず、一定の
切削動力で穴あけ加工を続けることができた。また、本
発明品では、目標の切削長である20mをクリアし、優
れた特性が得られた。
【0111】一方、従来品3と4では、いずれも2個目
の穴あけ加工で切削動力が急上昇したため、これ以上穴
あけ加工を続けることができなくなった。これらのこと
から、本発明品では、切削油剤が存在しない完全乾式状
態で安定に切削できることと、寿命が大きく向上してい
ることが確認できた。
【0112】(実施例10)実施例1と同じ方法によ
り、直径が6.8mmのドリル(JISK10超硬合
金)を基材として用いて、その基材の表面上にコーティ
ングを行ない、サンプルである本発明品(膜の構成につ
いては表3の本発明品No.49と同じにした)、従来
品3(膜の構成については表4の従来品No.3と同じ
にした)および従来品4(膜の構成については表4の従
来品No.4と同じにした)を作製した。
【0113】次に、これらのサンプルを用いて、実際に
SCM440(JIS呼称)の穴あけ(深さが30mm
の止まり穴)加工を行ない、その寿命評価を行なった。
切削条件は、切削速度100m/min、送り0.05
mm/回転、切削油剤なし(完全乾式)条件とした。な
お、寿命の判定は、穴あけ個数と切削動力の関係で行な
った。
【0114】その結果、本発明品のドリルでは480個
穴あけを行なっても、切削動力はほぼ変化せず、一定の
切削動力で穴あけ加工を続けることができた。
【0115】一方、従来品3では2個目、従来品4では
3個目の穴あけ加工で切削動力が急上昇したため、これ
以上穴あけ加工を続けることができなくなった。これら
のことから、本発明品では、切削油剤が存在しない完全
乾式状態で安定に切削できることと、寿命が大きく向上
していることが確認できた。
【0116】以上、この発明について説明したが、この
発明は、上記の工具だけではなく、他の形状のエンドミ
ル、フライス加工用刃先交換型チップ、旋削用刃先交換
型チップ、メタルソー、歯切工具、リーマ、タップなど
の切削工具に適用することができる。また、他の形状の
金属プレス用、金属鍛造用、ダイキャスト用、プラスチ
ック成形用などの金型にも適用することができる。
【0117】以上の開示された実施例はすべての点で例
示であって制限的なものでないと考慮されるべきであ
る。たとえば、耐摩耗性被膜を複数層設けてもよく、被
膜の成膜方法も、アークイオン式イオンプレーティング
に限定されるものではなく、たとえば、スパッタリング
法と複合した方法で被膜を形成してもよい。また、被膜
中のチタン(Ti)、クロム(Cr)およびアルミニウ
ム(Al)の比率、またはチタン(Ti)、ジルコニウ
ム(Zr)およびアルミニウム(Al)の比率をさまざ
まに設定してもよい。本発明の範囲は、以上の実施例の
説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や
変形を含むものであることが意図される。
【0118】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ドリ
ル、エンドミル、フライス加工用刃先交換型チップ、旋
削用刃先交換型チップ、メタルソー、歯切工具、リー
マ、タップなどの切削工具において、耐摩耗性を向上さ
せることができるだけでなく、潤滑性を向上させること
ができ、高い滑り性、高い焼き付け性、被削材の加工精
度(表面仕上げ状態)などの向上も図ることができるた
め、寿命の長い切削工具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の1つの実施例において被膜を形成
するために用いられる成膜装置の概略的な構成を示す側
面図である。
【図2】 この発明の1つの実施例において被膜を形成
するための成膜装置の概略的な構成を示す上面図であ
る。
【符号の説明】
1:成膜装置、2:チャンバ、3:主テーブル、5a,
5b,5c,5d:アーク式蒸発源、6a,6b,6
c,6d:陰極、10:基材、11:治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森口 秀樹 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 今村 晋也 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 大原 久典 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 橋本 泰久 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 3C046 FF02 FF03 FF04 FF05 FF10 FF11 FF12 FF13 FF16 FF25 4K018 AD06 FA23 FA24 KA15 4K029 AA02 AA04 AA07 BA02 BA03 BA07 BA17 BA33 BA34 BA35 BA43 BA54 BA55 BA58 BB01 BB02 BC00 BD05 CA04 DD06 EA01

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、 前記基材の上に形成された、チタン、クロムおよびアル
    ミニウムからなる群より選ばれた2種以上の元素と炭素
    および窒素からなる群より選ばれた1種以上の元素とか
    らなる化合物を含む耐摩耗性被膜と、 前記耐摩耗性被膜の上に接するように形成された潤滑性
    被膜とを備えた、切削工具。
  2. 【請求項2】 前記潤滑性被膜は、硬質炭素膜を含む、
    請求項1に記載の切削工具。
  3. 【請求項3】 前記潤滑性被膜は、硬質炭素膜と、チタ
    ン、クロム、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、
    硼素、アルミニウムおよびケイ素からなる群より選ばれ
    た1種以上の元素を含む非炭素膜とを含む、請求項1に
    記載の切削工具。
  4. 【請求項4】 前記硬質炭素膜と前記非炭素膜とが交互
    に積層されている、請求項3に記載の切削工具。
  5. 【請求項5】 前記潤滑性被膜は、硬質炭素膜と、チタ
    ン、クロム、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、
    硼素、アルミニウムおよびケイ素からなる群より選ばれ
    た1種以上の元素と炭素、窒素および酸素からなる群よ
    り選ばれた1種以上の元素とからなる化合物を含む化合
    物膜とを含む、請求項1に記載の切削工具。
  6. 【請求項6】 前記硬質炭素膜と前記化合物膜とが交互
    に積層されている、請求項5に記載の切削工具。
  7. 【請求項7】 前記潤滑性被膜の厚みが0.5μm以上
    5μm以下である、請求項1から請求項6までのいずれ
    か1項に記載の切削工具。
  8. 【請求項8】 前記耐摩耗性被膜は、チタン、クロムお
    よびアルミニウムからなる群より選ばれた2種以上の元
    素と炭素および窒素からなる群より選ばれた1種以上の
    元素とからなる化合物の膜から構成される複数層を含
    む、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の
    切削工具。
  9. 【請求項9】 前記耐摩耗性被膜の厚みが0.5μm以
    上10μm以下である、請求項1から請求項8までのい
    ずれか1項に記載の切削工具。
  10. 【請求項10】 前記耐摩耗性被膜の表面粗度がRa表
    示で0.03μm以上0.5μm以下である、請求項1
    から請求項9までのいずれか1項に記載の切削工具。
  11. 【請求項11】 前記切削工具の最表面が、チタン、ク
    ロムおよびアルミニウムからなる群より選ばれた1種以
    上の元素と炭素、窒素および酸素からなる群より選ばれ
    た1種以上の元素とからなる化合物の膜で被覆されてい
    る、請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載
    の切削工具。
  12. 【請求項12】 前記基材が、炭化タングステン基超硬
    合金、サーメット、セラミックス、立方晶窒化硼素焼結
    体、ダイヤモンド焼結体および鉄系合金からなる群より
    選ばれた1種の材料からなる、請求項1から請求項11
    までのいずれか1項に記載の切削工具。
  13. 【請求項13】 前記セラミックスは、炭化ケイ素、窒
    化ケイ素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウムおよび
    炭化ケイ素からなる群より選ばれた1種である、請求項
    12に記載の切削工具。
  14. 【請求項14】 前記鉄系合金は、高速度鋼、ダイス鋼
    およびステンレス鋼からなる群より選ばれた1種であ
    る、請求項12に記載の切削工具。
  15. 【請求項15】 前記切削工具は、ドリル、エンドミ
    ル、フライス加工用刃先交換型チップ、旋削用刃先交換
    型チップ、メタルソー、歯切工具、リーマおよびタップ
    からなる群より選ばれた1種である、請求項1から請求
    項14までのいずれか1項に記載の切削工具。
  16. 【請求項16】 基材と、 前記基材の上に形成された、チタン、ジルコニウムおよ
    びアルミニウムからなる群より選ばれた1種以上の元素
    と炭素および窒素からなる群より選ばれた1種以上の元
    素とからなる化合物を含む耐摩耗性被膜と、前記耐摩耗
    性被膜の上に接するように形成された潤滑性被膜とを備
    えた、切削工具。
  17. 【請求項17】 前記潤滑性被膜は、硬質炭素膜を含
    む、請求項16に記載の切削工具。
  18. 【請求項18】 前記潤滑性被膜は、硬質炭素膜と、チ
    タン、クロム、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウ
    ム、硼素、アルミニウムおよびケイ素からなる群より選
    ばれた1種以上の元素を含む非炭素膜とを含む、請求項
    16に記載の切削工具。
  19. 【請求項19】 前記硬質炭素膜と前記非炭素膜とが交
    互に積層されている、請求項18に記載の切削工具。
  20. 【請求項20】 前記潤滑性被膜は、硬質炭素膜と、チ
    タン、クロム、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウ
    ム、硼素、アルミニウムおよびケイ素からなる群より選
    ばれた1種以上の元素と炭素、窒素および酸素からなる
    群より選ばれた1種以上の元素とからなる化合物を含む
    化合物膜とを含む、請求項16に記載の切削工具。
  21. 【請求項21】 前記硬質炭素膜と前記化合物膜とが交
    互に積層されている、請求項20に記載の切削工具。
  22. 【請求項22】 前記潤滑性被膜の厚みが0.1μm以
    上5μm以下である、請求項16から請求項21までの
    いずれか1項に記載の切削工具。
  23. 【請求項23】 前記耐摩耗性被膜は、チタン、ジルコ
    ニウムおよびアルミニウムからなる群より選ばれた1種
    以上の元素と炭素および窒素からなる群より選ばれた1
    種以上の元素とからなる化合物の膜から構成される複数
    層を含む、請求項16から請求項22までのいずれか1
    項に記載の切削工具。
  24. 【請求項24】 前記耐摩耗性被膜の厚みが0.1μm
    以上10μm以下である、請求項16から請求項23ま
    でのいずれか1項に記載の切削工具。
  25. 【請求項25】 前記耐摩耗性被膜の表面粗度がRa表
    示で0.01μm以上0.5μm以下である、請求項1
    6から請求項24までのいずれか1項に記載の切削工
    具。
  26. 【請求項26】 前記切削工具の最表面が、チタン、ジ
    ルコニウム、クロムおよびアルミニウムからなる群より
    選ばれた1種以上の元素と炭素、窒素および酸素からな
    る群より選ばれた1種以上の元素とからなる化合物の膜
    で被覆されている、請求項16から請求項25までのい
    ずれか1項に記載の切削工具。
  27. 【請求項27】 前記基材が、炭化タングステン基超硬
    合金、サーメット、セラミックス、立方晶窒化硼素焼結
    体、ダイヤモンド焼結体および鉄系合金からなる群より
    選ばれた1種の材料からなる、請求項16から請求項2
    6までのいずれか1項に記載の切削工具。
  28. 【請求項28】 前記セラミックスは、炭化ケイ素、窒
    化ケイ素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウムおよび
    炭化ケイ素からなる群より選ばれた1種である、請求項
    27に記載の切削工具。
  29. 【請求項29】 前記鉄系合金は、高速度鋼、ダイス鋼
    およびステンレス鋼からなる群より選ばれた1種であ
    る、請求項27に記載の切削工具。
  30. 【請求項30】 前記切削工具は、ドリル、エンドミ
    ル、フライス加工用刃先交換型チップ、旋削用刃先交換
    型チップ、メタルソー、歯切工具、リーマおよびタップ
    からなる群より選ばれた1種である、請求項16から請
    求項29までのいずれか1項に記載の切削工具。
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