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JP2002111688A - ネットワークシステムとその通信帯域制御方法 - Google Patents

ネットワークシステムとその通信帯域制御方法

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JP2002111688A
JP2002111688A JP2001036296A JP2001036296A JP2002111688A JP 2002111688 A JP2002111688 A JP 2002111688A JP 2001036296 A JP2001036296 A JP 2001036296A JP 2001036296 A JP2001036296 A JP 2001036296A JP 2002111688 A JP2002111688 A JP 2002111688A
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data
communication quality
band
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久雄 菊池
Hideki Sotooka
秀樹 外岡
Tsutomu Matsuno
強 松野
Seiichi Tamura
清一 田村
Yoshiaki Adachi
芳昭 足達
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Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サブネット内の発生帯域情報に基づく動的な帯
域制御を可能とする。 【解決手段】ネットワーク1にそれぞれ通信アプリケー
ションプログラム27で動作する複数のノード2が接続
されたネットワークシステムにおいて、ノード2のそれ
ぞれが、通信帯域を制御するために必要な通信属性を通
信アプリケーションプログラム27から取得する送信レ
ート制御モジュール25と、取得された通信属性を記憶
する帯域情報管理テーブル26と、前記自ノードの帯域
情報をネットワークに接続された他のノード全部に配信
する帯域情報送信モジュール24と、他ノードの帯域情
報送信モジュール24により配信された帯域情報を受信
して帯域情報管理テーブル26に記憶する帯域情報受信
モジュール23とを有し、送信レート制御モジュール2
5は、帯域情報管理テーブル26に記憶された帯域情報
に基づき現在の帯域量を求めて帯域制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークシ
ステムとその通信帯域制御方法に係り、特に通信プロト
コルとしてIP(Internet Protocol)を用いるIPネッ
トワークにおけるネットワークシステムとその通信帯域
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット・イントラネットの進展
とパーソナルコンピュータをはじめとするハードウェア
の高性能化により、インターネット,イントラネット上
でのマルチメディアアプリケーションは当然のこととな
ってきている。
【0003】インターネット・イントラネットのネット
ワーク媒体としては主にイーサネット(登録商標)、上
位プロトコルとしては、IP(Internet Protocol)が
使用されている。
【0004】イーサネットおよびIPプロトコルは帯域
共有型のネットワークであり、データの種別に依らず、
常に最大の帯域を使用して通信が行われる、ベストエフ
ォート(最大努力)のネットワークである。
【0005】従って、IPネットワークにおいては、W
EBアプリケーションやマルチメディアアプリ―ケーシ
ョンのトラフィックも、社内業務システムなどのような
ミッションクリティカルな通信も区別なく対等なものと
して扱われ、同一のネットワーク上の帯域を共有するこ
とになる。
【0006】この結果、ファイル転送により帯域が圧迫
されて、ミッションクリティカルな業務アプリケーショ
ンのデータが遅延したり、WEBアプリケーションなど
の通信データにより帯域が確保されず、音声など遅延時
間の保証が必要なデータ転送にゆらぎが発生するなどの
問題がある。
【0007】これらは、いずれもIPネットワークがア
プリケーションや通信のデータ種別によらず、1つの共
有帯域をベストエフォートで使用することにより発生す
る。
【0008】これらの対応策としては、通信品質の保証
が必要なデータ転送用のネットワークセグメントとその
他のネットワークセグメントを分離するなどして、十分
な帯域を確保することにより解決することもできるが、
追加の投資が必要となり現実には容易ではない。
【0009】上述の背景から、アプリケーションやデー
タ種別毎に使用する帯域制御することによりIPネット
ワークの帯域を効率よく使用する帯域制御技術のニーズ
が高まっている。
【0010】現在、帯域制御については以下の標準的な
技術がある。 1.RSVP(Resource Reservation Protocol) RSVPは、TCP/IPの上位プロトコルとして動作
し、端末上のアプリケーションおよび、ルータに実装さ
れるシグナリングのプロトコルである。End toEndの通
信において、要求元の端末のアプリケーションから目的
とする端末に対して、必要な通信帯域を予約するPAT
Hと呼ばれるメッセージを発行する。PATHメッセー
ジは、通常のメッセージと同様にルーティングされて目
的の端末に送達される。このとき、PATHメッセージ
を中継する全てのルータが、要求された帯域を確保可能
ならば、PATHメッセージを目的の端末まで転送し、
帯域が確保できたことを表すRESVメッセージを要求
の端末まで送り返す。確保できなければ、拒否のメッセ
ージを要求した端末に送り返す。上記の動作により、要
求元から目的の端末まで、経路上の全てのルータ上で帯
域の確保を行う。
【0011】上記の通り、RSVPは、帯域予約のプロ
トコルであり、実装までは規定されていない。また、通
信経路上のルータ装置で帯域の管理を行うため、要求端
末と目的端末とが同一セグメント(サブネットワーク)
上にある場合の帯域制御はできないものとなっている。
そのため、RSVPを拡張した形で、SBM(SubnetBan
dwidth Manager)と呼ばれるプロトコルも標準化されて
いる。SBMでは、DSBM(Designated SBM)と呼
ばれる、帯域管理サーバをサブネット内に実装する。端
末のアプリケーションから送出されるPATHメッセー
ジは、宛先がサブネット内ならば、DSBMに転送され
る。DSBMは、受け取ったPATHメッセージで要求
されている帯域が確保可能か否かを判断し、応答である
RESVメッセージを返す。つまり、サブネット内の帯域管
理をDSBMで行う方式となっている。 2.DiffServ(Differentiated Services) DiffServは、優先制御型のプロトコルである。端末のア
プリケーションでは、データの重要度に従って分類した
優先度クラスに対応して、IPプロトコルヘッダ一部
(DSフィールド)に優先度を埋め込み、ルータなどの
中継装置が優先度を認識して、優先度の高いパケットを
優先して転送する。
【0012】優先度を低く設定されたパケットはルータ
などの中継装置内でバッファリングされるため、パケッ
トが遅延するか、廃棄されてしまうが、バッファが大量
のパケットであふれることのないように、TCP/IP
のウィンドウサイズを変更するなどして、端末からの送
信を低速にするなどのフロー制御も実施されている。
【0013】また、優先度の設定については、IEEE802.
1pによりデータリンクレベル(Ethernet)での優先制御
も可能としている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークにおい
て、効率的なデータ送信を行うには、その時点でのネッ
トワークの帯域量に余裕があるときには、高い帯域量で
送信し、余裕が少ないときは、帯域量を小さくして送信
するように、送信するときのネットワークの帯域量に応
じた帯域制御を行うことが望ましい。
【0015】DiffServ(IPプロトコルのDSフィール
ド使用、またはIEEE802.1pの優先度を使用)は、予めデ
ータの優先度を定めておき、優先度の高いパケットを優
先して転送するから、通信フロー毎に帯域使用量に基づ
いて帯域量(時間当りの送信データ量)をきめることが
困難である。
【0016】一方、RSVPは、帯域予約の観点で設計
されており、送信側ノードから受信側ノードまでの帯域
確保の処理は実現されるものの、フロー毎の帯域情報
(ここでいう帯域情報は、帯域制御のために必要な情報
を意味する)は、ルータもしくはDSBMに集中して管
理されることとなるから、サブネット内の帯域制御(通
信量制御)に適用する場合、サブネット内にDSBMサ
ーバを配置する必要がある。
【0017】サブネットワークの通信容量をできるだけ
効率よく利用するには、サブネットワーク上にどのよう
なデータフローが発生しているか(ネットワークの帯域
量)を把握し、通信品質を保証すべき通信と、品質を保
証せず帯域の空きを使って通信するものを分離して管
理,制御する必要がある。ルータなどの中継装置があれ
ば、ルータを通過するパケットを監視することで、フロ
ー毎の帯域情報を取得し、容易に現在の帯域量を把握で
きるが、すべてのデータパケットが通過するルータが設
けられていないサブネット内の帯域制御に適用できる技
術は知られていない。
【0018】そして、サブネット内では、全ての端末が
同位であり、ネットワークを流れるパケットから帯域情
報を取得するには、専用の端末にて全パケットを監視
(キャプチャー)する必要がある。10Base5やリピー
タハブなどのサブネットが1つのセグメントで実現され
ていれば、全パケットの監視による帯域情報の取得も可
能であるが、スイッチングハブなどでサブネットを複数
のセグメントに分割したネットワークにおいては、セグ
メント内で閉じた通信は他のセグメントに転送しないと
いうスイッチングハブの機能により、サブネット内の全
パケット収集を1つの端末で実現することはできない。
【0019】通信品質を保証すべき通信の帯域量を高い
精度で制御するには、前述のように、帯域量を把握する
ことに加え、実際に帯域制御を実施しているときのネッ
トワークを流れる帯域量との差異を極小化することも必
要になってくる。
【0020】ネットワークを流れるパケットは、アプリ
ケーションの通信データ(実効通信データ)と、回復プ
ロトコルの再送データを含む各種プロトコル制御データ
に分類される。特に、後者は前者のオーバーヘッドとし
て必然的に発生するが、その量は、通信品質に大きく依
存することが知られている。これは、例えばネットワー
クの通信品質の劣化によりデータの損失が発生し、その
回復のための再送データが発生することからも明らかで
ある。
【0021】従って、限られたネットワークの帯域をで
きるだけ効率よく利用するには、後者の特に回復プロト
コルの再送データにより、実効通信データの帯域が圧迫
されることがないように通信品質を制御することが必須
となってくる。即ち、実際にネットワークを流れる帯域
量が、実効通信データの帯域量に等しくなるように通信
品質を制御することが必須であるといえる。
【0022】特に、無線LANやモバイル環境下では、
通信品質が使用場所などに依存して低下したりするの
で、その時々の品質に応じた品質補正が必要になる。
【0023】本発明は上記に鑑みなされたもので、その
目的は、サブネット内の帯域制御において、特別なハー
ドウェアを用いることなく、サブネット内の発生帯域情
報に基づく帯域制御を可能とすることにある。
【0024】さらに、本発明の他の目的は、通信品質が
不均質で劣化するようなネットワーク環境においても、
それに依存して発生する再送データを含む各種プロトコ
ルの制御データの帯域量を、データの通信粒度や回復強
度を変更するなどして調整し、データの実効通信帯域や
品質補正を制御し、より高精度な帯域制御を可能とする
ことにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するに
は、サブネットの各ノードが、サブネット内の発生帯域
情報を把握する必要がある。そのためには、各ノードが
自ノードの帯域情報を採取して保持するとともにそれを
他のノードすべてに送信し、各ノードは受信した他のノ
ードの帯域情報を自ノードの帯域情報に併せて保持する
ようにすればよい。そうすれば、各ノードが、他のノー
ドの帯域情報と自ノードの帯域情報を用いてその時点で
のネットワークの帯域量がどのような数値になっている
か、帯域量の内訳(例えば、通信品質を保証すべき通信
と、品質を保証せず帯域の空きを使って通信するものの
割合)がどうなっているかを把握できる。各ネットワー
クは、把握したネットワークの帯域量に基づいて、送信
するデータの帯域量を制御すればよい。
【0026】本発明においては、ネットワークに接続さ
れた各ノードに、通信帯域を制御するために必要な通信
属性を通信アプリケーションプログラムから取得する帯
域情報取得手段を設け、取得した通信属性を自ノードの
帯域情報として保持する帯域情報記憶手段を設けた。ま
た、帯域情報記憶手段に保持された自ノードの帯域情報
を他ノードすべてに送信する帯域情報送信手段と、他ノ
ードから送信された帯域情報を受信して前記帯域情報記
憶手段に格納する帯域情報受信手段を設けた。
【0027】さらに、帯域情報記憶手段に保持された自
ノードおよび他ノードの帯域情報に基づいてその時点で
のネットワークの帯域量を求め、求めた帯域量に基づい
て送信するデータの帯域量を制御する帯域量計算手段を
設けた。
【0028】すなわち、本発明は、前記課題を達成する
ために、ネットワークに複数のノードが接続されたネッ
トワークシステムの通信帯域を制御する通信帯域制御方
法において、前記複数のノードそれぞれが、通信帯域を
制御するために必要な通信属性を通信アプリケーション
プログラムから取得し、取得した通信属性を自ノードの
帯域情報として記憶するとともにネットワークに接続さ
れた全てのノードに配信し、他ノードから配信された帯
域情報を該他ノードの帯域情報として記憶し、前記記憶
された自ノードの帯域情報と他ノードの帯域情報に基づ
いて現在の帯域量を求め、求められた帯域量をネットワ
ークの帯域量とみなして帯域判定し、帯域制御すること
を特徴とする。
【0029】ここでいう通信属性はすなわち帯域情報で
あり、IPアドレス,ポート番号,帯域量,データ種
別,動作アプリケーションの数とプロセスIDのリスト
などをまとめていう。
【0030】さらに、本発明においては、ネットワーク
通信環境が無線環境であったり、モバイル機器の使用場
所に依存するなどして通信品質が不均質な場合にも高精
度な帯域制御が可能なように、前記で求めた帯域量と実
効通信データの帯域量が等しくなるように通信品質を調
整可能とする通信品質補正手段を備えている。
【0031】すなわち、各ノードは、自ノードにおいて
観測可能な通信データパケット量とその通信品質と通信
品質を制御するために必要な通信品質属性を取得する通
信品質取得手段と、前記取得した自ノードの通信データ
パケットから、アプリケーション通信データを通信する
際に発生する再送データを含む各種プロトコル制御デー
タが占める帯域量を除く、実効通信データの帯域量を前
記取得した通信品質をもとに算出し、それが前記帯域量
計算手段が求めた帯域量と等しくなるように前記取得し
た通信品質属性を決定する通信品質補正手段とを設けた
ものである。
【0032】また、通信品質属性を調整した結果得られ
る通信品質が、一定の水準に達しない場合には、通信品
質が劣化しているものとみなして、前記所定の水準の通
信品質が得られる実効通信帯域量を求め、帯域制御をす
るものである。
【0033】ここでいう通信品質属性は、アプリケーシ
ョンプログラムの通信データを前記帯域量計算手段が求
めた帯域量に従って送信する際の、データ通信粒度を決
定するデータパケット長や通信タイミングなどの制御パ
ラメータと、データ回復強度を決定する再送や誤り訂正
処理の制御パラメータを含み、前記通信品質補正手段
は、前記帯域量計算手段が求めた帯域量を実効通信デー
タの帯域量として保証可能な、データの通信粒度と回復
強度を決定し、通信品質を制御するものである。
【0034】上記構成によれば、通信アプリケーション
プログラムの動作数を通信属性毎に取得してネットワー
クに接続されたすべてのノードに配信することにより、
実際にLANのパケットを監視することなく、各ノード
がそれぞれLAN内の帯域量を推定することが可能とな
る。
【0035】さらに、各ノードがそれぞれ上記算出した
帯域量にしたがってデータ通信を行う場合に、自ノード
で観測可能な、例えばTCP/IPプロトコルなどの通
信データの入出力情報などから得られる、通信データパ
ケット量,データ損失や誤り訂正情報などの通信品質を
もとに、実効通信データの帯域量を算出し、それが帯域
制御量に等しくなるように、通信データの品質を調整す
ることが可能となる。
【0036】すなわち、決定した帯域量を遵守しながら
も、データ通信粒度を調整したり、回復強度を変更する
などして、それに伴って発生する再送トラフィックを含
む各種プロトコルの制御トラフィックの帯域量を調整す
ることにより、一定の水準の通信品質をもち、また、上
記推定した帯域量の精度を高めることが可能となる。
【0037】従って、各ノードは、当該ノードの帯域情
報と配信された他ノードの帯域情報に基づいて全体の帯
域量を高精度に把握することが可能となり、通信毎に、
把握しているネットワーク全体の帯域量に基づいて帯域
制御を行うことができる。
【0038】なお、サブネットがスイッチングハブなど
で複数のセグメントに分割されている場合でも、自ノー
ドの帯域情報をブロードキャストで他のノードに配信す
ることにより、帯域情報をすべてのノードに配信するこ
とができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。
【0040】図1に、本発明の第一の実施の形態のシス
テム構成を示す。IPネットワーク1は、スイッチ機能
を有する機器(スイッチングハブ3)で構成されてお
り、複数のノード2がネットワーク1を介してIP通信
を行うようになっている。
【0041】図2にIP通信を行っているノード2内の
機能構成を示す。ノード2は、通信アプリケーションプ
ログラム27と、擬似ソケットライブラリ30と、オペ
レーティングシステム28と、帯域情報管理テーブル2
6と、帯域情報送信モジュール24と、帯域情報受信モ
ジュール23と、ネットワークインターフェースカード
20と、を含んで形成されている。上記擬似ソケットラ
イブラリ30,オペレーティングシステム28,帯域情
報管理テーブル26,帯域情報送信モジュール24、及
び帯域情報受信モジュール23は、いずれもソフトウェ
アで構成されている。
【0042】上記擬似ソケットライブラリ30と、帯域
情報管理テーブル26と、帯域情報送信モジュール24
と、帯域情報受信モジュール23が、本発明により新た
に付加された部分である。
【0043】通信アプリケーションプログラム27は、
データの送受信を行うプログラムである。
【0044】擬似ソケットライブラリ30は、通信アプ
リケーションプログラム27とオペレーティングシステ
ム28及び帯域情報管理テーブル26に接続され、帯域
情報取得手段と帯域量計算手段を兼ねた送信レート制御
モジュール25と、さらには、通信品質取得手段と通信
品質補正手段を兼ねた品質制御モジュール31を実装し
ている。
【0045】擬似ソケットライブラリ30は、通信アプ
リケーションプログラム27からの送信内容を取得する
ために、オペレーティングシステム28に含まれるソケ
ットライブラリ29とまったく同一のアプリケーション
インターフェース(API)をもつが、この擬似ソケッ
トライブラリ30は、ユーザの要求内容を横取り(フッ
ク)するのみで、その他の機能は全て、オペレーティン
グシステム28に含まれるソケットライブラリ29を呼
び出すことにより実現している。前記送信レート制御モ
ジュール25は、通信アプリケーションプログラム27
からの送信パラメータを元に帯域情報を作成し、作成し
た帯域情報を帯域情報管理テーブル26に出力する。
【0046】また品質制御モジュール31は、前記送信
レート制御モジュール25がソケットライブラリ29を
呼び出す際の制御パラメータを前記オペレーティングシ
ステム28などから得られる各種通信品質状況に応じ
て、決定する。
【0047】オペレーティングシステム28は、通信ア
プリケーションプログラム27と前記擬似ソケットライ
ブラリ30に接続され、その機能として、ソケットライ
ブラリ29に加え、IPプロトコルを処理するためのI
Pプロトコル処理モジュール22と、ネットワークを制
御するためのネットワーク制御ドライバ21が実装され
ている。オペレーティングシステム28はまた、ネット
ワークインターフェースカード20を介して前記ネット
ワーク1に接続されている。
【0048】帯域情報記憶手段である帯域情報管理テー
ブル26は、擬似ソケットライブラリ30,帯域情報送
信モジュール24、及び帯域情報送信モジュール24に
接続され、送信レート制御モジュール25から入力され
た帯域情報を格納する。また、帯域情報受信モジュール
23から入力された他のノードの帯域情報を格納する。
【0049】帯域情報配信手段である帯域情報送信モジ
ュール24は、前記帯域情報管理テーブル26に接続さ
れるとともに、オペレーティングシステム28,ネット
ワークインターフェースカード20を介して前記ネット
ワーク1に接続されている。帯域情報送信モジュール2
4は、帯域情報管理テーブル26に格納された自ノード
の帯域情報をソケットライブラリ29を介してネットワ
ーク1にブロードキャストする。送信レート制御モジュ
ール25と帯域情報送信モジュール24の送信は、ほぼ
同一タイミングでおこなわれる。
【0050】帯域情報受信手段である帯域情報受信モジ
ュール23は、前記帯域情報管理テーブル26に接続さ
れるとともに、オペレーティングシステム28,ネット
ワークインターフェースカード20を介して前記ネット
ワーク1に接続している。帯域情報受信モジュール23
は、他のノードの帯域情報送信モジュール24が送信し
た帯域情報を受信し、帯域情報管理テーブル26に出力
する。
【0051】ネットワークインターフェースカード20
は、これらの構成をネットワーク1に接続してデータの
送受信を行う。
【0052】図3に帯域情報管理テーブル26の構成の
例を示す。帯域情報管理テーブル26は、自ノード用の
情報を記憶する自ノードテーブル261と他ノード用の
情報を記憶する他ノードテーブル262から構成され
る。他ノードテーブル262は、図示された自ノードテ
ーブル261と構成は同一であり、他ノードの数に合わ
せてその数だけ設定される。帯域情報管理テーブル26
には、通信データのフローならびにデータの種別を特定
するための情報として、IPアドレス263,ポート番
号264,帯域量265,種別266,動作アプリケー
ションの数267とプロセスIDのリスト268を記憶す
る。
【0053】IPアドレス(通信相手を指定するもの)
263,ポート番号(通信内容を識別するもの)26
4,帯域量265,種別266はユーザの設定によりあ
らかじめ格納される値である。種別266は、IPアド
レス263とポート番号264により特定される通信の
帯域を確保することにより通信品質を保証することを指
示する「QoS」か、ベストエフォートで通信するかを
識別する「BE」が設定される。
【0054】動作アプリケーションの数267とプロセ
スIDのリスト268は、動的(通信毎)に送信レート
制御モジュール25により設定される値であり、動作ア
プリケーションの数267は、IPアドレス263とポ
ート番号264により特定される通信を現在行っている
プロセスの数であり、プロセスIDのリスト268はそ
のプロセスの識別子(番号)を格納する。
【0055】図4,図5,図6に、送信レート制御モジ
ュール25の処理フローを示す。帯域量計算手段を兼ね
ている送信レート制御モジュール25は、擬似ソケット
ライブラリ30の関数として実装される。従って、処理
自体は、通信アプリケーションプログラム27の要求に
従って実行される。ソケットライブラリの関数として
は、通信の開始時点で発行される図4の関数connect(2
501),通信の終了時点で発行される図5の関数clos
e(2505)、実際のデータ転送を行う図6の関数send
(2509)がある。これら関数が、通信アプリケーシ
ョンプログラム27から呼び出されることを利用して、
関数connect(2501)ではデータ通信フローの発生
を、関数close(2505)では通信データフローの消滅
を、関数send(2509)ではデータ送信要求を検出し
て、帯域情報の取得と、帯域制御を行う。
【0056】関数connect(2501)では、connect(2
501)で指定されたIPアドレスとポート番号をキー
にして、帯域情報管理テーブル26の自ノードテーブル
261に設定されたIPアドレス263とポート番号2
64を検索(処理2502)し、エントリが検索できた
ならば、そのエントリのアプリケーション数に1を加
え、プロセスIDのリストに自プロセス(通信アプリケ
ーションプログラム27のプロセス番号)を追加する
(処理2503)。さらに、変更したテーブルを全ての
ノードに通知する必要があるため、帯域情報送信モジュ
ール24にイベント(送信の指示)を送る(処理250
4)。
【0057】関数close(2505)では、関数connect
(2501)の処理とは逆に、検索(処理2502)に
て見つけたエントリのアプリケーション数から1を減算
し、プロセスIDのリストから自プロセス(通信アプリ
ケーションプログラム27のプロセス番号)を削除し
(処理2507)、帯域情報送信モジュール24にイベ
ントを送る(処理2508)。
【0058】関数send(2509)では、実際に送信す
るデータのレートを調整する処理を行う。レートは、単
位時間に許される最大データ量、つまり帯域量に従い、
あるデータサイズ毎にディレイをすることによって、単
位時間当たりのデータ量を調整する。送信可能帯域量
は、種別がQoSの場合とBEの場合で異なり、考え方
は以下の通りである。 (1)QoSでは、設定された帯域量を送信可能帯域量
として扱う (2)BEでは、BEとして割り当てられている帯域量
からQoSとして使用されている帯域量を引いた帯域量
を送信可能帯域量として扱う。
【0059】つまり以下のように計算する。
【0060】送信可能帯域量=BE設定帯域量/動作ア
プリケーションの数−QoS使用帯域量 BE設定帯域量=帯域情報管理テーブル26に設定され
た種別がBEの帯域量 QoS使用帯域量=QoS設定帯域量×動作アプリケー
ションの数 上記により、関数send(2509)では、種別がBEの
場合には、配信された全てのノードの帯域情報管理テー
ブルから各々の通信パスに対する動作アプリケーション
の数を求め(処理2510)、求めた動作アプリケーシ
ョンの数に基づいて送信可能な帯域量を求め(処理25
12)、種別がQoSの場合には、設定された帯域量を
送信可能帯域量として処理する(処理2511)。求め
た送信可能帯域量に従い、送信のレート、つまり送信頻
度の調節を行う(処理2513)。このレート送信頻度
などの具体的な調整は、後述の品質制御モジュール31
にて実施している。詳細な方法は後述する。なお、図4
〜図6は、TCP/IPベースの通信の処理を元にして
いるが、UDP/IPにおいては、関数connect に相当
する処理と関数sendに相当する処理を、関数sendtoに実
装する方法を採っている。
【0061】図7に、帯域情報送信モジュール24の処
理フローを示す。本モジュールは、起動されるとタイマ
ー242および、送信レート制御モジュール25からの
帯域情報送信要求イベント待ち(処理244)となる。
つまり、タイマーによる周期と、通信アプリケーション
プログラム27が通信を開始する場合の処理が行われ
る。タイマーによる周期実行を行うのは、自ノードテー
ブルの帯域情報(帯域情報管理テーブル)の送信をブロ
ードキャストで行う(処理245)ため、メッセージが
1回の送信にて送達しない可能性があり、そのリカバリ
のためである。
【0062】図8に、帯域情報受信モジュール23の処
理フローを示す。本モジュールは、起動されると帯域情
報受信待ち(処理232)となる。他ノードの帯域情報
を受信すると、受信した内容をノード番号をインデック
スとした帯域情報管理テーブル26にセットする。
【0063】上記実施の形態によれば、通信アプリケー
ションプログラムの動作数を通信属性毎に取得してネッ
トワークに接続されたすべてのノードに配信することに
より、実際にLANのパケットを監視することなく、各
ノードがそれぞれLAN内の帯域量を推定することが可
能となる。ここでいう通信属性はすなわち帯域情報であ
り、IPアドレス,ポート番号,帯域量,データ種別,
動作アプリケーションの数とプロセスIDのリストなど
をまとめていう。したがって、各ノードがそれぞれ通信
毎に、その時点でのネットワーク帯域量に基づいて帯域
制御することが可能となる。
【0064】なお、スイッチングハブなどで複数のセグ
メントに分割されたサブネットであっても、帯域情報を
ブロードキャストで他のノードに配信することで、各ノ
ードが他のノードの帯域情報を入手することができる。
【0065】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。第2の実施の形態では、通信品質が不均質で劣化す
るようなネットワーク環境において、データ通信時の通
信粒度や回復強度などを調整することにより、それに依
存して発生する再送データを含むプロトコル制御データ
量を変更し、高精度に帯域制御を実施可能とするもので
ある。
【0066】図9に、品質制御モジュール31の処理フ
ローを示す。本モジュールは、前記送信レート制御モジ
ュール25が決定した、送信可能帯域量に従い、実効通
信データ量がそれに等しくなるように、データ通信時の
通信粒度や回復強度などを変更し、それに依存して発生
する再送データを含むプロトコル制御データの帯域を変
更するものである。
【0067】本モジュールは、起動されると、まずポリ
シーを参照し、規定のデフォルト制御パラメータや制御
ポリシーを取得する(処理3101)。このポリシーは
図示していないが、事前にそれを管理するノードで定義
され、制御に先だって配布され、各ノードはそれに従っ
て制御処理を実施するものである。
【0068】そして、ポリシーを取得した後、送信レー
ト制御モジュール25が決定した送信可能帯域量をパラ
メータなどから取得し(処理3102)、まず規定のパ
ラメータでソケットライブラリを呼び出し、送信する
(処理3103)。例えば、帯域量が5Kバイト/秒で
規定のパケットサイズが500バイトであれば、ディレ
イは100ミリ秒と決定される。そして、TCP/IP
プロトコルの通信データの入出力情報などから得られ
る、通信データパケット量とデータ損失情報などの通信
品質を観測する(処理3104)。なお、前記(処理3
104)では、他の通信品質属性として、例えば再送回
数や時間間隔などのデータ回復強度のための制御パラメ
ータをも同様に取得する。
【0069】そして、前記(処理3101)でポリシか
ら取得した、通信品質水準と比較するなどして(処理3
105)、その水準に達していれば、実効通信データの
帯域量を算出し(処理3106)、前記(処理310
2)で取得した、送信レート制御モジュール25が決定
した送信可能帯域量と比較する(処理3107)。比較
した結果が等しければ、前記(処理3103)と同様に
規定のパラメータでソケットライブラリを呼び出し、送
信する(処理3108)。
【0070】例えば、前記(処理3101)で取得した
ポリシーは、“品質水準は再送データの発生がN回以
下、その品質に達している場合にはパケットサイズ1K
バイトで送信する”であるとするならば、前記(処理3
108)では、ソケットライブラリを呼び出す際のパラ
メータを、パケットサイズは500バイトから1Kバイ
トに、ディレイは100ミリ秒を200ミリ秒に変更
し、送信する。即ち前記(処理3108)では、送信可
能な帯域量5Kバイト/秒を遵守するように、データの
粒度を変更しデータを送信する。
【0071】そして、残り通信データがあれば、前記
(処理3108)の通信状況を観測すべく(処理310
4)から繰り返し実施し、なくなれば処理を終了する
(処理3109)。
【0072】さて、前記(処理3107)で、実効通信
帯域量に等しくない場合には、実効通信データの帯域量
の調整(処理3121)を実施することとなる。
【0073】例えば、前記(処理3101)で取得した
ポリシーは、“通信品質が一定水準以上でありながら帯
域量が等しくない場合には、再送が成功する確率を向上
させるためにパケットサイズ400バイトで送信する。
データ回復強度の再送時間間隔を2倍の値に変更する”
であるとするならば、前記(処理3121)では、ソケ
ットライブラリを呼び出す際のパラメータを、パケット
サイズは500バイトから400バイトに、ディレイは
100ミリ秒を80ミリ秒に、さらに再送時間間隔を2
倍の値に変更し、送信する。即ち前記(処理3121)
では、送信可能な帯域量5Kバイト/秒を遵守するよう
に、データの粒度と回復の強度を変更しデータを送信す
る。
【0074】そして前記と同様に、残り通信データがあ
れば、前記(処理3121)の通信状況を観測すべく
(処理3104)から繰り返し実施し、なくなれば処理
を終了する(処理3109)。
【0075】前記処理は通信品質が一定水準に達してい
る場合の処理であるが、もし、前記(処理3105)
で、通信品質が一定水準に達しない場合には、規定の通
信品質を満たす帯域量を求め(処理3120)前記、実
効通信データの帯域量の調整(処理3121)を実施す
ることとなる。
【0076】すなわち、この場合の状態は、不均質に品
質状態が劣化し、送信レート制御モジュール25が決定
した送信可能帯域量を、再送データが圧迫していると判
断している状態であり、規定の水準の通信品質が得られ
る実効通信帯域量を求め、その帯域量に従ってデータを
送信する。
【0077】例えば、前記(処理3101)で取得した
ポリシーは、“通信品質が再送データの発生がN回以下
とならない場合には、誤り訂正処理を2倍の強度のもの
に、再送時間間隔を2倍の値に変更し、その結果得られ
る実効通信帯域量とする”であるとするならば、前記
(処理3121)では、ソケットライブラリを呼び出す
際のパラメータを、誤り訂正処理を2倍の強度のもの
に、さらに再送時間間隔を2倍の値に変更し送信する。
【0078】そして前記と同様に、残り通信データがあ
れば、前記(処理3121)の通信結果状況を観測すべ
く(処理3104)から繰り返し実施することとなる
が、この場合通信品質が一定水準に回復するまで求めた
帯域量で送信する。
【0079】第2の実施の形態によれば、各ノードがそ
れぞれ算出した帯域量にしたがってデータ通信を行う場
合に、自ノードで観測可能な、例えばTCP/IPプロ
トコルなどの通信データの入出力情報などから得られ
る、通信データパケット量と通信品質をもとに、実効通
信データの帯域量を算出し、それが帯域制御量に等しく
なるように、通信データの品質を調整することが可能と
なる。
【0080】すなわち、第1の実施の形態により決定し
た帯域量を遵守しながらも、データ通信粒度や回復強度
を変更するなどして、それに依存して発生する再送デー
タを含む各種プロトコル制御データの帯域量を調整する
ことにより、一定の水準の通信品質をもち、また、上記
帯域量の精度を高めることが可能となる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、サブネット内の帯域制
御において、スイッチングハブなどのセグメントが複数
に分離された形態のネットワークであっても、特別なハ
ードウェアを用いることなく、サブネット内の発生帯域
情報に基づいて通信ごとに送信可能帯域量を求めること
が可能となるので、送信可能帯域量やデータの種別に応
じた帯域制御が実現できる。
【0082】さらに、その通信品質が不均質で劣化する
ようなネットワーク環境においても、それに依存して発
生する再送データを含む各種プロトコルの制御データの
帯域量を、データの通信粒度や回復強度を変更するなど
して調整することにより、データの実効通信帯域や品質
補正が可能となるので、より高精度な帯域制御が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるネットワークの例を示すシ
ステム全体構成図である。
【図2】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2に示す帯域情報管理テーブルの構成を示す
図である。
【図4】図2に示す送信レート制御モジュールの動作を
示すフローチャートである。
【図5】図2に示す送信レート制御モジュールの他の動
作を示すフローチャートである。
【図6】図2に示す送信レート制御モジュールの他の動
作を示すフローチャートである。
【図7】図2に示す帯域情報送信モジュールの動作を示
すフローチャートである。
【図8】図2に示す帯域情報受信モジュールの動作を示
すフローチャートである。
【図9】図2に示す品質制御モジュールの動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…ネットワーク、2…ノード、3…スイッチングハ
ブ、20…ネットワークインターフェースカード、21
…ネットワーク制御ドライバ、22…IPプロトコル処
理モジュール、23…帯域情報受信モジュール、24…
帯域情報送信モジュール、25…送信レート制御モジュ
ール、26…帯域情報管理テーブル、27…通信アプリ
ケーションプログラム、28…オペレーティングシステ
ム、29…ソケットライブラリ、30…疑似ソケットラ
イブラリ、261…自ノードテーブル、262…他ノー
ドテーブル、263…IPアドレス、264…ポート番
号、265…帯域量、266…種別、267…動作アプ
リケーションの数、268…動作アプリケーションのプ
ロセスIDのリスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外岡 秀樹 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 (72)発明者 松野 強 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 田村 清一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 足達 芳昭 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 Fターム(参考) 5K033 CB08 CC01 DA05 DA15 EC03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークにそれぞれ通信アプリケーシ
    ョンプログラムで動作する複数のノードが接続されたネ
    ットワークシステムにおいて、 前記複数のノードのそれぞれが、通信帯域を制御するた
    めに必要な通信属性を前記通信アプリケーションプログ
    ラムから取得する帯域情報取得手段と、前記帯域情報取
    得手段によって取得された通信属性を自ノードの帯域情
    報として記憶する帯域情報記憶手段と、前記自ノードの
    帯域情報をネットワークに接続された他のノード全部に
    配信する帯域情報配信手段と、他ノードの前記帯域情報
    配信手段により配信された帯域情報を受信して前記帯域
    情報記憶手段に他ノードの帯域情報として記憶する帯域
    情報受信手段と、前記帯域情報記憶手段に記憶された自
    ノードの帯域情報と他ノードの帯域情報に基づいて現在
    の帯域量を求める帯域量計算手段と、を有してなり、前
    記帯域量計算手段は、求めた帯域量をネットワークの帯
    域量とみなして帯域判定し、帯域制御するものであるこ
    とを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のネットワークシステムにお
    いて、 さらに、前記の各ノードは、自ノードにおいて観測可能
    な通信データパケット量とその通信品質と通信品質を制
    御するために必要な通信品質属性を取得する通信品質取
    得手段と、前記取得した自ノードの通信データパケット
    から、アプリケーション通信データを通信する際に発生
    する再送データを含む各種プロトコル制御データが占め
    る帯域量を除く、実効通信データの帯域量を前記取得し
    た通信品質をもとに算出し、該算出結果が前記帯域量計
    算手段が求めた帯域量と等しくなるように前記取得した
    通信品質属性を決定する通信品質補正手段とを有してな
    り、 前記通信品質補正手段は、前記帯域量計算手段が求めた
    帯域量を実効通信データの帯域量として保証可能な通信
    品質を決定し、通信品質を制御するものであることを特
    徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のネットワークシステムにお
    いて、 前記通信品質属性は、アプリケーションプログラムの通
    信データを前記帯域量計算手段が求めた帯域量に従って
    送信する際の、データ通信粒度を決定するデータパケッ
    ト長や通信タイミングなどの制御パラメータと、データ
    回復強度を決定する再送や誤り訂正処理の制御パラメー
    タを含み、前記通信品質補正手段は、前記帯域量計算手
    段が求めた帯域量を実効通信データの帯域量として保証
    可能な、データの通信粒度と回復強度を決定し、通信品
    質を制御するものであることを特徴とするネットワーク
    システム。
  4. 【請求項4】請求項2記載のネットワークシステムにお
    いて、 前記通信品質補正手段は、前記通信品質取得手段より取
    得した通信品質属性を調整した結果から得られる通信品
    質が、一定の水準に達しない場合には、通信品質が劣化
    しているものとみなして、前記所定の水準の通信品質が
    得られる実効通信帯域量を求め、帯域制御するものであ
    ることを特徴とするネットワークシステム。
  5. 【請求項5】ネットワークに複数のノードが接続された
    ネットワークシステムの通信帯域を制御する通信帯域制
    御方法において、 前記複数のノードそれぞれが、通信帯域を制御するため
    に必要な通信属性を通信アプリケーションプログラムか
    ら取得し、取得した通信属性を自ノードの帯域情報とし
    て記憶するとともにネットワークに接続された全てのノ
    ードに配信し、他ノードから配信された帯域情報を該他
    ノードの帯域情報として記憶し、前記記憶された自ノー
    ドの帯域情報と他ノードの帯域情報に基づいて現在の帯
    域量を求め、求められた帯域量をネットワークの帯域量
    とみなして帯域判定し、帯域制御すること、を特徴とす
    る通信帯域制御方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の通信帯域制御方法におい
    て、 さらに、前記の各ノードは、自ノードにおいて観測可能
    な通信データパケット量とその通信品質と通信品質を制
    御するために必要な通信品質属性を取得し、前記取得し
    た自ノードの通信データパケットから、アプリケーショ
    ン通信データを通信する際に発生する再送データを含む
    各種プロトコル制御データが占める帯域量を除く、実効
    通信データの帯域量を前記取得した通信品質をもとに算
    出し、該算出結果が前記帯域量と等しくなるように前記
    取得した通信品質属性を決定して通信品質を制御するこ
    とを特徴とする通信帯域制御方法。
  7. 【請求項7】請求項5記載の通信帯域制御方法におい
    て、 前記通信品質属性は、アプリケーションプログラムの通
    信データを前記帯域量に従って送信する際の、データ通
    信粒度を決定するデータパケット長や通信タイミングな
    どの制御パラメータと、データ回復強度を決定する再送
    や誤り訂正処理の制御パラメータを含み、前記帯域量を
    実効通信データの帯域量として保証可能な、データの通
    信粒度と回復強度を決定し、通信品質を制御することを
    特徴とする通信帯域制御方法。
  8. 【請求項8】請求項5記載の通信帯域制御方法におい
    て、 前記取得した通信品質属性を調整した結果から得られる
    通信品質が、一定の水準に達しない場合には、通信品質
    が劣化しているものとみなして、前記所定の水準の通信
    品質が得られる実効通信帯域量を求め、帯域制御するこ
    とを特徴とする通信帯域制御方法。
  9. 【請求項9】請求項5または請求項6記載の通信帯域制
    御方法において、 自ノードの帯域情報の他ノードへの配信をブロードキャ
    スト通信により配信することを特徴とする帯域制御方
    法。
  10. 【請求項10】請求項5または請求項6記載の通信帯域
    制御方法において、 記憶された自ノードの帯域情報と他ノードの帯域情報に
    基づいて求められた帯域量から通信品質を保証すべき通
    信が発生したことを検出し、通信品質を保証しない通信
    の送信レートを減少させることにより通信品質を保証す
    べき通信の通信帯域を確保することを特徴とする通信帯
    域制御方法。
  11. 【請求項11】請求項5または請求項6記載の通信帯域
    制御方法において、 帯域情報としてアプリケーションプログラムを特定する
    ための識別子を合わせて格納するように構成されている
    ことを特徴とする通信帯域制御方法。
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