JP2002110949A - Soiの熱処理方法及び製造方法 - Google Patents
Soiの熱処理方法及び製造方法Info
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- JP2002110949A JP2002110949A JP2000296470A JP2000296470A JP2002110949A JP 2002110949 A JP2002110949 A JP 2002110949A JP 2000296470 A JP2000296470 A JP 2000296470A JP 2000296470 A JP2000296470 A JP 2000296470A JP 2002110949 A JP2002110949 A JP 2002110949A
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- soi
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-
- H10P90/1924—
-
- H10W10/181—
Abstract
(57)【要約】
【課題】 SOIのHF欠陥密度を低減する。
【解決手段】 厚さ200nm以下のSOIを、不活性雰囲
気中において、SOIの結晶半導体を構成する半導体材料
と金属との半導体金属化合物(例えばニッケルシリサイ
ド)の共晶温度(例えば966℃)以上であって半導体
材料の融点以下の温度で熱処理する。
気中において、SOIの結晶半導体を構成する半導体材料
と金属との半導体金属化合物(例えばニッケルシリサイ
ド)の共晶温度(例えば966℃)以上であって半導体
材料の融点以下の温度で熱処理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁層上に結晶半
導体層を有するSOI(Semiconductor On Insulator)の熱
処理方法及び製造方法に関するものである。
導体層を有するSOI(Semiconductor On Insulator)の熱
処理方法及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SOIを還元性雰囲気中で熱処理すること
により平坦性の高い表面を得る技術については、たとえ
ば特開平05-217821号公報で佐藤らによって開示されて
いる。これによると、たとえば1000℃での水素ガス中での
熱処理により原子間力顕微鏡によって観察されるSOI層
表面の荒れが2nm以下の高い平滑性が得られている。ま
た、水素アニールによる表面平滑化は、研磨による方法と
比較して、表面に物理的なダメージを生じないという特
徴を有している。また、同技術は多数枚同時処理型の熱処
理装置、たとえば半導体プロセスで一般的に用いられて
いる縦型拡散炉を用いてバッチ処理をおこなうことによ
って高い生産性を得られるという利点を有している。又、
特開平11-145020号には、SOIウエハを還元性雰囲気
中で熱処理する方法において、急速加熱・急速冷却装置
を用いて1100〜1300℃の温度範囲で、1〜60
秒間熱処理をするSOIウエハの熱処理方法により、水
素アニール法によってSOI層のCOP(Crystal Origi
nated Particle:結晶起因欠陥)を消滅させることが記載
されている。ところで、近年のSOIにおいては、絶縁
性表面上の半導体層、いわゆるSOI層と呼ばれる層の
薄膜化が望まれており、厚さが1μmより小さいSOI
層を有するSOIウエハが望まれている。
により平坦性の高い表面を得る技術については、たとえ
ば特開平05-217821号公報で佐藤らによって開示されて
いる。これによると、たとえば1000℃での水素ガス中での
熱処理により原子間力顕微鏡によって観察されるSOI層
表面の荒れが2nm以下の高い平滑性が得られている。ま
た、水素アニールによる表面平滑化は、研磨による方法と
比較して、表面に物理的なダメージを生じないという特
徴を有している。また、同技術は多数枚同時処理型の熱処
理装置、たとえば半導体プロセスで一般的に用いられて
いる縦型拡散炉を用いてバッチ処理をおこなうことによ
って高い生産性を得られるという利点を有している。又、
特開平11-145020号には、SOIウエハを還元性雰囲気
中で熱処理する方法において、急速加熱・急速冷却装置
を用いて1100〜1300℃の温度範囲で、1〜60
秒間熱処理をするSOIウエハの熱処理方法により、水
素アニール法によってSOI層のCOP(Crystal Origi
nated Particle:結晶起因欠陥)を消滅させることが記載
されている。ところで、近年のSOIにおいては、絶縁
性表面上の半導体層、いわゆるSOI層と呼ばれる層の
薄膜化が望まれており、厚さが1μmより小さいSOI
層を有するSOIウエハが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなSOI層の薄膜化に伴い、その重要性が顕在化してく
る問題もある。その一つがSOI層におけるHF欠陥であ
る。近年、SOIにおいてはHF欠陥が少なくなりつつあ
るものの、完全に無くなったわけではない。そして、こ
のHF欠陥はSOIデバイスの動作不良の原因になると考え
られ、欠陥密度の更なる低減が求められている。HF欠陥と
は、たとえばSadanaらによる文献年ANO-DEFCTS IN COMME
RCIAL BONDED SOI AND SIMOX Proceedings 1994 IEEE
International SOI Conference, Oct. 1994)に記載され
ているように、SOIに特有の欠陥であり、SOIをフッ酸に
浸漬処理することで顕在化するものである。HF欠陥の原
因は、金属汚染、SOI層のピンホール、及び、SOI層中のC
OPであると考えられるが、このうち金属汚染に基づくHF
欠陥については、高額な設備投資をして金属汚染を極力
低減するという高コストの対策のみが検討されるに留ま
り、金属汚染とHF欠陥との関連性の検討に基づく根本
的な対策が講じられていなかった。
うなSOI層の薄膜化に伴い、その重要性が顕在化してく
る問題もある。その一つがSOI層におけるHF欠陥であ
る。近年、SOIにおいてはHF欠陥が少なくなりつつあ
るものの、完全に無くなったわけではない。そして、こ
のHF欠陥はSOIデバイスの動作不良の原因になると考え
られ、欠陥密度の更なる低減が求められている。HF欠陥と
は、たとえばSadanaらによる文献年ANO-DEFCTS IN COMME
RCIAL BONDED SOI AND SIMOX Proceedings 1994 IEEE
International SOI Conference, Oct. 1994)に記載され
ているように、SOIに特有の欠陥であり、SOIをフッ酸に
浸漬処理することで顕在化するものである。HF欠陥の原
因は、金属汚染、SOI層のピンホール、及び、SOI層中のC
OPであると考えられるが、このうち金属汚染に基づくHF
欠陥については、高額な設備投資をして金属汚染を極力
低減するという高コストの対策のみが検討されるに留ま
り、金属汚染とHF欠陥との関連性の検討に基づく根本
的な対策が講じられていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、薄いS
OI層を有する薄膜SOIのHF欠陥密度を低減できるSO
Iの熱処理方法及び製造方法を提供することにある。本
発明の別の目的は、比較的低コストで金属汚染に起因す
るHF欠陥を低減できるSOIの熱処理方法及び製造方法
を提供することにある。
OI層を有する薄膜SOIのHF欠陥密度を低減できるSO
Iの熱処理方法及び製造方法を提供することにある。本
発明の別の目的は、比較的低コストで金属汚染に起因す
るHF欠陥を低減できるSOIの熱処理方法及び製造方法
を提供することにある。
【0005】本発明の骨子は、絶縁性表面上に厚さが2
00nm以下の半導体層を有するSOIを、還元性雰囲気
中においてシリコンの融点以下の温度で熱処理する第1
の熱処理工程と、該第1の熱処理工程の後、該SOIを、
不活性雰囲気中或いは該還元性雰囲気より弱い還元性雰
囲気中において966℃以上シリコンの融点以下の温度
で熱処理する第2の熱処理工程と、を含むことを特徴と
するSOIの熱処理方法にある。
00nm以下の半導体層を有するSOIを、還元性雰囲気
中においてシリコンの融点以下の温度で熱処理する第1
の熱処理工程と、該第1の熱処理工程の後、該SOIを、
不活性雰囲気中或いは該還元性雰囲気より弱い還元性雰
囲気中において966℃以上シリコンの融点以下の温度
で熱処理する第2の熱処理工程と、を含むことを特徴と
するSOIの熱処理方法にある。
【0006】又、別の本発明の骨子は、絶縁性表面上に
厚さが200nm以下の半導体層を有するSOIを、不活
性雰囲気中において966℃以上シリコンの融点以下の
温度で熱処理することを特徴とするSOIの熱処理方法に
ある。
厚さが200nm以下の半導体層を有するSOIを、不活
性雰囲気中において966℃以上シリコンの融点以下の
温度で熱処理することを特徴とするSOIの熱処理方法に
ある。
【0007】更に別の本発明の骨子は、絶縁性表面上に
厚さが200nm以下の半導体層を有するSOIを、還元
性雰囲気中においてシリコンの融点以下の温度で熱処理
する第1の熱処理工程と、該第1の熱処理工程の後、該
SOIを、不活性雰囲気中或いは該還元性雰囲気より弱い
還元性雰囲気中において、該半導体層を構成する半導体
材料と金属との半導体金属化合物の共晶温度以上該半導
体材料の融点以下の温度で熱処理する第2の熱処理工程
と、を含むことを特徴とするSOIの熱処理方法にある。
更に、他の本発明の骨子は、絶縁性表面上に厚さが20
0nm以下の半導体層を有するSOIを、不活性雰囲気中
において該半導体層を構成する半導体材料と金属との半
導体金属化合物の共晶温度以上該半導体材料の融点以下
の温度で熱処理することを特徴とするSOIの熱処理方法
にある。
厚さが200nm以下の半導体層を有するSOIを、還元
性雰囲気中においてシリコンの融点以下の温度で熱処理
する第1の熱処理工程と、該第1の熱処理工程の後、該
SOIを、不活性雰囲気中或いは該還元性雰囲気より弱い
還元性雰囲気中において、該半導体層を構成する半導体
材料と金属との半導体金属化合物の共晶温度以上該半導
体材料の融点以下の温度で熱処理する第2の熱処理工程
と、を含むことを特徴とするSOIの熱処理方法にある。
更に、他の本発明の骨子は、絶縁性表面上に厚さが20
0nm以下の半導体層を有するSOIを、不活性雰囲気中
において該半導体層を構成する半導体材料と金属との半
導体金属化合物の共晶温度以上該半導体材料の融点以下
の温度で熱処理することを特徴とするSOIの熱処理方法
にある。
【0008】(作用)以下に詳述するように、本発明者
は、金属汚染に基づくHF欠陥の原因は、SOI層を構
成する半導体材料と汚染金属物質との化合物であること
を突き止め、このような化合物を分解することにより、
化合物が除去されて形成されるHF欠陥を低減すること
を見出した。
は、金属汚染に基づくHF欠陥の原因は、SOI層を構
成する半導体材料と汚染金属物質との化合物であること
を突き止め、このような化合物を分解することにより、
化合物が除去されて形成されるHF欠陥を低減すること
を見出した。
【0009】又、HF欠陥は金属汚染濃度に依存して増減
すること、そして、この金属汚染濃度は熱処理雰囲気の
還元性の度合いに依存し、還元性が弱いほうが熱処理中
の金属汚染が少ないことを見出した。更には、厚さが1
μmより薄いSOI層においては、極めて微量な金属汚染
によってもHF欠陥が問題になる。本発明によれば、第1
の熱処理工程或いは別の原因によりSOI層が金属汚染
されていたとしても、SOI層を構成する半導体材料と
金属との半導体金属化合物の共晶点以上で熱処理するこ
とにより、生成された半導体金属化合物の少なくとも一
部を分解することができる。そして、この時の雰囲気を
還元性の弱い雰囲気或いは不活性雰囲気とすることで、
再び金属汚染されないようにして、半導体金属化合物の
析出を抑制する。
すること、そして、この金属汚染濃度は熱処理雰囲気の
還元性の度合いに依存し、還元性が弱いほうが熱処理中
の金属汚染が少ないことを見出した。更には、厚さが1
μmより薄いSOI層においては、極めて微量な金属汚染
によってもHF欠陥が問題になる。本発明によれば、第1
の熱処理工程或いは別の原因によりSOI層が金属汚染
されていたとしても、SOI層を構成する半導体材料と
金属との半導体金属化合物の共晶点以上で熱処理するこ
とにより、生成された半導体金属化合物の少なくとも一
部を分解することができる。そして、この時の雰囲気を
還元性の弱い雰囲気或いは不活性雰囲気とすることで、
再び金属汚染されないようにして、半導体金属化合物の
析出を抑制する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によるSOIの熱処理方法
の概略について図1を用いて説明する。絶縁基体(表面に
絶縁層を有する基体或いは絶縁材料からなる基体)上に
厚さが200nm以下の半導体層(SOI層)を有する
SOIを用意する。図1に示すように、工程S1では、熱
処理を行うための処理室内にSOIを配して、後述する第
1の熱処理工程のために、処理室内に還元性ガスを導入
して還元性雰囲気に置換する。昇温工程S2において、
熱処理装置の加熱器を働かせて、SOIを所定の熱処理
温度まで昇温する。工程S3の第1の熱処理工程におい
ては、SOIに所定の温度で、且つ所定の時間をかけて
熱処理を施す。この時の熱処理温度は、SOI層の欠陥を
修復するアニール処理及び/又はSOI層の表面を平滑化
する平滑化処理などSOI層の処理に必要な温度以上、SOI
層を構成する半導体材料の融点以下とする。そのために
は、還元性雰囲気中でSOIを熱処理することが望まし
い。このときの還元性雰囲気としては、100%水素雰
囲気或いは水素と不活性ガスとを含む還元性雰囲気であ
り、後者の場合は水素濃度を例えば30体積%以上にす
ることが好ましいものである。次いで、第2の熱処理を
行うために、工程S4では、処理室内を前述した還元性
雰囲気から別の雰囲気に置換する。この別の雰囲気と
は、該還元性雰囲気よりも還元性の弱い還元性雰囲気、
或いは不活性雰囲気のいずれかである。例えば、ヘリウ
ム、ネオン、アルゴン、クリプトンなどの希ガス、又は
窒素ガス、から選択される少なくとも一種の不活性ガス
を用いる。或いは、この不活性ガスに、第1の熱処理雰
囲気より還元性が十分に弱くなる程度の水素を添加した
ガスを用いる。ここで、還元性が弱いというのは、水素
濃度が相対的に低いことを意味し、具体的には、水素濃
度を25体積%以下、より好ましくは10体積%以下に
するとよい。そして、第2の熱処理工程S5では、還元
性の弱い還元性雰囲気中、或いは不活性雰囲気中で、SO
Iを熱処理する。この時の熱処理温度は、SOI層を構
成する半導体材料と金属との半導体金属化合物の共晶温
度以上該半導体材料の融点以下の温度とする。こうし
て、第1の熱処理工程によりSOI層が金属汚染されて
いたとしても、SOI層を構成する半導体材料と金属と
の半導体金属化合物の共晶点以上の温度で熱処理するこ
とにより、生成された半導体金属化合物の少なくとも一
部を分解することができる。そして、この時の雰囲気を
還元性の弱い雰囲気或いは不活性雰囲気とすることで、
再び金属汚染されないようにして、半導体金属化合物の
析出を抑制する。そして、降温工程S6においてSOIの温
度を下げて、処理室からSOIを取り出す。こうして得ら
れた薄膜SOIは、HF欠陥が少なく、汚染金属の濃度も低
いものとなる。ところで、金属汚染は、第1の熱処理工
程において生じるものとは限らない。そこで、金属に汚
染されたSOIは、以下に述べるような熱処理方法によ
り、金属汚染を低減しHF欠陥の発生を抑止することがで
きる。
の概略について図1を用いて説明する。絶縁基体(表面に
絶縁層を有する基体或いは絶縁材料からなる基体)上に
厚さが200nm以下の半導体層(SOI層)を有する
SOIを用意する。図1に示すように、工程S1では、熱
処理を行うための処理室内にSOIを配して、後述する第
1の熱処理工程のために、処理室内に還元性ガスを導入
して還元性雰囲気に置換する。昇温工程S2において、
熱処理装置の加熱器を働かせて、SOIを所定の熱処理
温度まで昇温する。工程S3の第1の熱処理工程におい
ては、SOIに所定の温度で、且つ所定の時間をかけて
熱処理を施す。この時の熱処理温度は、SOI層の欠陥を
修復するアニール処理及び/又はSOI層の表面を平滑化
する平滑化処理などSOI層の処理に必要な温度以上、SOI
層を構成する半導体材料の融点以下とする。そのために
は、還元性雰囲気中でSOIを熱処理することが望まし
い。このときの還元性雰囲気としては、100%水素雰
囲気或いは水素と不活性ガスとを含む還元性雰囲気であ
り、後者の場合は水素濃度を例えば30体積%以上にす
ることが好ましいものである。次いで、第2の熱処理を
行うために、工程S4では、処理室内を前述した還元性
雰囲気から別の雰囲気に置換する。この別の雰囲気と
は、該還元性雰囲気よりも還元性の弱い還元性雰囲気、
或いは不活性雰囲気のいずれかである。例えば、ヘリウ
ム、ネオン、アルゴン、クリプトンなどの希ガス、又は
窒素ガス、から選択される少なくとも一種の不活性ガス
を用いる。或いは、この不活性ガスに、第1の熱処理雰
囲気より還元性が十分に弱くなる程度の水素を添加した
ガスを用いる。ここで、還元性が弱いというのは、水素
濃度が相対的に低いことを意味し、具体的には、水素濃
度を25体積%以下、より好ましくは10体積%以下に
するとよい。そして、第2の熱処理工程S5では、還元
性の弱い還元性雰囲気中、或いは不活性雰囲気中で、SO
Iを熱処理する。この時の熱処理温度は、SOI層を構
成する半導体材料と金属との半導体金属化合物の共晶温
度以上該半導体材料の融点以下の温度とする。こうし
て、第1の熱処理工程によりSOI層が金属汚染されて
いたとしても、SOI層を構成する半導体材料と金属と
の半導体金属化合物の共晶点以上の温度で熱処理するこ
とにより、生成された半導体金属化合物の少なくとも一
部を分解することができる。そして、この時の雰囲気を
還元性の弱い雰囲気或いは不活性雰囲気とすることで、
再び金属汚染されないようにして、半導体金属化合物の
析出を抑制する。そして、降温工程S6においてSOIの温
度を下げて、処理室からSOIを取り出す。こうして得ら
れた薄膜SOIは、HF欠陥が少なく、汚染金属の濃度も低
いものとなる。ところで、金属汚染は、第1の熱処理工
程において生じるものとは限らない。そこで、金属に汚
染されたSOIは、以下に述べるような熱処理方法によ
り、金属汚染を低減しHF欠陥の発生を抑止することがで
きる。
【0011】図2に示すように、工程S11では、熱処理
を行うための処理室内に厚さが200nm以下のSOI
層を有するSOIを配して、後述する熱処理工程のため
に、処理室内に不活性ガスを導入して不活性雰囲気に置
換する。不活性ガスとしては、例えば、ヘリウム、ネオ
ン、アルゴンなどの希ガス、又は窒素ガス、から選択さ
れる少なくとも一種の不活性ガスを用いる。昇温工程S
12において、熱処理装置の加熱器を働かせて、SOI
を所定の熱処理温度まで昇温する。工程S13の熱処理
工程においては、この不活性雰囲気中で、SOIを熱処理
する。この時の熱処理温度は、SOI層を構成する半導
体材料と金属との半導体金属化合物の共晶温度以上該半
導体材料の融点以下の温度とする。こうして、SOI層
が金属汚染されていたとしても、SOI層を構成する半
導体材料と金属との半導体金属化合物の共晶点以上で熱
処理することにより、生成された半導体金属化合物の少
なくとも一部を分解することができる。そして、この時
の雰囲気を不活性雰囲気とすることで、再び金属汚染さ
れないようにして、半導体金属化合物の析出を抑制す
る。そして、降温工程S14においてSOIの温度を下げ
て、処理室からSOIを取り出す。こうして得られた薄膜S
OIは、HF欠陥が少なく、汚染金属の濃度も低いものとな
る。
を行うための処理室内に厚さが200nm以下のSOI
層を有するSOIを配して、後述する熱処理工程のため
に、処理室内に不活性ガスを導入して不活性雰囲気に置
換する。不活性ガスとしては、例えば、ヘリウム、ネオ
ン、アルゴンなどの希ガス、又は窒素ガス、から選択さ
れる少なくとも一種の不活性ガスを用いる。昇温工程S
12において、熱処理装置の加熱器を働かせて、SOI
を所定の熱処理温度まで昇温する。工程S13の熱処理
工程においては、この不活性雰囲気中で、SOIを熱処理
する。この時の熱処理温度は、SOI層を構成する半導
体材料と金属との半導体金属化合物の共晶温度以上該半
導体材料の融点以下の温度とする。こうして、SOI層
が金属汚染されていたとしても、SOI層を構成する半
導体材料と金属との半導体金属化合物の共晶点以上で熱
処理することにより、生成された半導体金属化合物の少
なくとも一部を分解することができる。そして、この時
の雰囲気を不活性雰囲気とすることで、再び金属汚染さ
れないようにして、半導体金属化合物の析出を抑制す
る。そして、降温工程S14においてSOIの温度を下げ
て、処理室からSOIを取り出す。こうして得られた薄膜S
OIは、HF欠陥が少なく、汚染金属の濃度も低いものとな
る。
【0012】本発明により処理されるSOIとしては、
シリコン基板などの支持基体の上に絶縁層を介して設け
られた結晶半導体層を有するSOIウエハや、石英ガラ
スなどの絶縁性基体の上に直接或いは絶縁層を介して結
晶半導体層が設けられたSOIウエハなどが用いられ
る。結晶半導体層としては、シリコンやシリコンゲルマ
ニウムなどのシリコンを主成分とする単結晶半導体が好
ましく用いられ、とりわけ、エピタキシャル成長などに
より形成されたCOPを含まない単結晶半導体層を用いる
と、COPによるHF欠陥もなくなるので、より好ましいも
のである。そして、SOIは、SIMOX法や貼り合せ法により
作製された中間品、或いは完成品であり得る。とりわ
け、ドナーウエハに多孔質層を形成し、その上に非多孔
質の単結晶半導体層をエピタキシャル成長させたもの
を、ハンドルウエハに貼り合せた後、多孔質層において
分離してえられたSOIや、ドナーウエハに水素などのイ
オンを注入し、ハンドルウエハに貼り合せた後、比較的
高濃度にイオン注入された層において分離して得られた
SOIに本発明は好ましく適用できる。特に、本発明は、
貼り合せ法のなかでも、特許第2608351号公報や
USP5,371,037の明細書、或いは特開平7−3
02889号公報やUSP5,856,229号の明細書
などに記載されているような方法、即ち、第1の基体
(ドナーウエハ)に多孔質層を形成し、その上に非多孔
質のエピタキシャル成長層を形成し、これを第2の基体
(ハンドルウエハ)に貼り合せ、多孔質層を含む不要な
部分を除去した後、SOI層の表面を平滑化して、SOIウエ
ハを製造する製造方法に好適に用いられる。なお、ここ
で述べた金属汚染とは、主として、商品として出荷され
るSOIウエハの完成前の中間製品において観察される金
属汚染であり、完成した高品質のSOIウエハにおいては重
大な金属汚染は存在しないことが多い。本発明者らの分
析によれば、前述したところの多孔質層を利用したSOI
ウエハの製造方法を経て完成した、完成品のSOIウエハに
おいては問題となるような金属汚染は観察されていな
い。また、この方法における中間製品における金属汚染レ
ベルは、通常の半導体製造工程において問題とされる金
属汚染と比較すると極めて低いレベルであり、SOIウエハ
表面の金属汚染濃度が例えば1×109原子/cm2〜2×109原
子/cm2程度の極低レベルの金属汚染である。本発明はこ
うした極低レベルの金属汚染によるHF欠陥の除去にも顕
著な効果を示すものである。
シリコン基板などの支持基体の上に絶縁層を介して設け
られた結晶半導体層を有するSOIウエハや、石英ガラ
スなどの絶縁性基体の上に直接或いは絶縁層を介して結
晶半導体層が設けられたSOIウエハなどが用いられ
る。結晶半導体層としては、シリコンやシリコンゲルマ
ニウムなどのシリコンを主成分とする単結晶半導体が好
ましく用いられ、とりわけ、エピタキシャル成長などに
より形成されたCOPを含まない単結晶半導体層を用いる
と、COPによるHF欠陥もなくなるので、より好ましいも
のである。そして、SOIは、SIMOX法や貼り合せ法により
作製された中間品、或いは完成品であり得る。とりわ
け、ドナーウエハに多孔質層を形成し、その上に非多孔
質の単結晶半導体層をエピタキシャル成長させたもの
を、ハンドルウエハに貼り合せた後、多孔質層において
分離してえられたSOIや、ドナーウエハに水素などのイ
オンを注入し、ハンドルウエハに貼り合せた後、比較的
高濃度にイオン注入された層において分離して得られた
SOIに本発明は好ましく適用できる。特に、本発明は、
貼り合せ法のなかでも、特許第2608351号公報や
USP5,371,037の明細書、或いは特開平7−3
02889号公報やUSP5,856,229号の明細書
などに記載されているような方法、即ち、第1の基体
(ドナーウエハ)に多孔質層を形成し、その上に非多孔
質のエピタキシャル成長層を形成し、これを第2の基体
(ハンドルウエハ)に貼り合せ、多孔質層を含む不要な
部分を除去した後、SOI層の表面を平滑化して、SOIウエ
ハを製造する製造方法に好適に用いられる。なお、ここ
で述べた金属汚染とは、主として、商品として出荷され
るSOIウエハの完成前の中間製品において観察される金
属汚染であり、完成した高品質のSOIウエハにおいては重
大な金属汚染は存在しないことが多い。本発明者らの分
析によれば、前述したところの多孔質層を利用したSOI
ウエハの製造方法を経て完成した、完成品のSOIウエハに
おいては問題となるような金属汚染は観察されていな
い。また、この方法における中間製品における金属汚染レ
ベルは、通常の半導体製造工程において問題とされる金
属汚染と比較すると極めて低いレベルであり、SOIウエハ
表面の金属汚染濃度が例えば1×109原子/cm2〜2×109原
子/cm2程度の極低レベルの金属汚染である。本発明はこ
うした極低レベルの金属汚染によるHF欠陥の除去にも顕
著な効果を示すものである。
【0013】本発明の熱処理温度としては、半導体金属
化合物の融点以上、SOIを構成する半導体の融点以下で
あり、ニッケル汚染によるHF欠陥を減らすためには、ニ
ッケルシリサイドの共晶温度である966℃以上にする
とよい。より好ましくはニッケルシリサイドの融点であ
る993℃以上にするとよい。上限は1300℃以下程
度にするとよい。半導体金属化合物としては、ニッケル
シリサイド、マンガンシリサイド、鉄シリサイドなどの
金属珪化物であり、金属汚染を引き起こす金属として
は、ニッケル、マンガン、鉄などの遷移金属などが挙げ
られる。鉄シリサイドの場合、その生成温度は550
℃、共晶温度は1208℃、融点は1212℃〜122
0℃であるため、熱処理温度を1208℃以上にすると
よい。マンガンシリサイドの場合、その生成温度は80
0℃、共晶温度不明、融点は1150℃であるため、熱
処理温度を、余裕をもって融点以上とすれば所望の効果
が得られる。
化合物の融点以上、SOIを構成する半導体の融点以下で
あり、ニッケル汚染によるHF欠陥を減らすためには、ニ
ッケルシリサイドの共晶温度である966℃以上にする
とよい。より好ましくはニッケルシリサイドの融点であ
る993℃以上にするとよい。上限は1300℃以下程
度にするとよい。半導体金属化合物としては、ニッケル
シリサイド、マンガンシリサイド、鉄シリサイドなどの
金属珪化物であり、金属汚染を引き起こす金属として
は、ニッケル、マンガン、鉄などの遷移金属などが挙げ
られる。鉄シリサイドの場合、その生成温度は550
℃、共晶温度は1208℃、融点は1212℃〜122
0℃であるため、熱処理温度を1208℃以上にすると
よい。マンガンシリサイドの場合、その生成温度は80
0℃、共晶温度不明、融点は1150℃であるため、熱
処理温度を、余裕をもって融点以上とすれば所望の効果
が得られる。
【0014】金属汚染の濃度は、ニッケルを例にすれ
ば、熱処理前のSOI表面のニッケル濃度は、1×109原子/
cm2以上、更には2×109原子/cm2以上であってもよい。
又、第1の熱処理工程によって、SOI表面のニッケル濃
度が、1×109原子/cm2以上、更には2×109原子/cm2以
上になってしまったSOIであっても、本発明の熱処理
(第2の熱処理工程)によって、HF欠陥の発生を抑止で
き、上記濃度よりも金属汚染濃度を低減することができ
る。ここでいう「SOIウエハ表面のニッケル濃度」とは、純
水または酸溶液等を用いてウエハ表面に存在する金属不
純物を液中に回収し、この液中の元素別の金属濃度をICP
-MS(誘導結合プラズマ質量分析)装置等を用いて測定し、
この測定値からウエハ単位面積あたりの金属原子数に換
算することによって求められるものである。同じような
金属汚染濃度であっても、厚さが1μm程度のSOI層の
場合には、金属によるHF欠陥は発生し難いが、厚さが2
00nm以下の薄膜SOIにおいては金属に因るHF欠陥が
顕著に現れる。例えば、ニッケル濃度が1×109原子/cm2
以上の場合にはより顕著に現れる。本発明に用いられる
熱処理装置としては、多数枚処理型又は枚葉式の熱処理
装置が用いられる。加熱方式としては、ランプ加熱や誘
導加熱を用いることができ、急速昇降温型の熱処理装置
を用いることもできる。多数枚処理型の場合には炉の形
態は縦型炉でも横型炉でもよい。
ば、熱処理前のSOI表面のニッケル濃度は、1×109原子/
cm2以上、更には2×109原子/cm2以上であってもよい。
又、第1の熱処理工程によって、SOI表面のニッケル濃
度が、1×109原子/cm2以上、更には2×109原子/cm2以
上になってしまったSOIであっても、本発明の熱処理
(第2の熱処理工程)によって、HF欠陥の発生を抑止で
き、上記濃度よりも金属汚染濃度を低減することができ
る。ここでいう「SOIウエハ表面のニッケル濃度」とは、純
水または酸溶液等を用いてウエハ表面に存在する金属不
純物を液中に回収し、この液中の元素別の金属濃度をICP
-MS(誘導結合プラズマ質量分析)装置等を用いて測定し、
この測定値からウエハ単位面積あたりの金属原子数に換
算することによって求められるものである。同じような
金属汚染濃度であっても、厚さが1μm程度のSOI層の
場合には、金属によるHF欠陥は発生し難いが、厚さが2
00nm以下の薄膜SOIにおいては金属に因るHF欠陥が
顕著に現れる。例えば、ニッケル濃度が1×109原子/cm2
以上の場合にはより顕著に現れる。本発明に用いられる
熱処理装置としては、多数枚処理型又は枚葉式の熱処理
装置が用いられる。加熱方式としては、ランプ加熱や誘
導加熱を用いることができ、急速昇降温型の熱処理装置
を用いることもできる。多数枚処理型の場合には炉の形
態は縦型炉でも横型炉でもよい。
【0015】(実施形態1)図3は、本発明に用いられ
る熱処理装置の概要を示す模式的縦断面図である。図3
において、符号1は処理室であり、この熱処理室1は石
英ガラスなどからなる炉心管の上部に設けられた導入口
16から熱処理用の雰囲気ガスを導入し、下部の排気口
18から排気できるように構成されている。2は誘導加熱
器などのヒーターである。3は炉蓋5上に配置されたヒー
トバリア4上に搭載された被処理体6の保持手段であ
る。この保持手段は例えば炭化珪素製のボートであり、
複数のSOIウエハのような被処理体6を保持できる。ボー
ト3の構成材料としては焼結法によって製造された炭化
珪素が用いられるが、焼結法によって製造された炭化珪
素基材の表面に化学気相堆積法によって合成された化学
合成炭化珪素のコーティング膜が施された物であっても
よい。又、不図示ではあるが炉心菅の下方には被処理体
の搬入搬出室が設けられており、炉蓋5を下降させて、
被処理体を取り付けたり、取り出すことができる。
る熱処理装置の概要を示す模式的縦断面図である。図3
において、符号1は処理室であり、この熱処理室1は石
英ガラスなどからなる炉心管の上部に設けられた導入口
16から熱処理用の雰囲気ガスを導入し、下部の排気口
18から排気できるように構成されている。2は誘導加熱
器などのヒーターである。3は炉蓋5上に配置されたヒー
トバリア4上に搭載された被処理体6の保持手段であ
る。この保持手段は例えば炭化珪素製のボートであり、
複数のSOIウエハのような被処理体6を保持できる。ボー
ト3の構成材料としては焼結法によって製造された炭化
珪素が用いられるが、焼結法によって製造された炭化珪
素基材の表面に化学気相堆積法によって合成された化学
合成炭化珪素のコーティング膜が施された物であっても
よい。又、不図示ではあるが炉心菅の下方には被処理体
の搬入搬出室が設けられており、炉蓋5を下降させて、
被処理体を取り付けたり、取り出すことができる。
【0016】上述した本発明の熱処理方法は、図3の装
置を用いて、図1の手順で実施できる。 炉蓋5をあらかじめ下方に移動した状態とし、被処理体と
しての複数のSOIウエハ6をボート3に搭載する。このS
OIウエハのSOI層の厚さは200nm以下である。次
いで炉蓋5を図示の状態に移動し、SOIウエハ6を処理室7
内に配置するとともに炉心管1の開口部8を封止する。
炉蓋5の動作は不図示の上下動機構でおこなわれる。処理
室空間7の温度は例えば600℃程度の実際の熱処理温度
より低い温度に予熱されている。また、必要に応じて、SO
Iウエハ表面の酸化を防止するために、処理空間7には
窒素ガスを導入し、不活性ガス雰囲気とすることが望ま
しい。 引き続き、導入口16から処理空間7に100体積%の
水素ガス又は例えば30体積%の水素を含む不活性ガス
を導入し、処理室1内を水素含有還元性雰囲気に置換す
る。(工程S1) 次いでヒーター2により処理空間7を所定の処理温度に
加熱し、SOIウエハ6を775℃以上の温度、例えば1
050℃に昇温する。(工程S2)このような装置の場合
には、処理室1内の温度が775℃以上になっていれ
ば、SOIウエハの温度も775℃以上になっているも
のと考えてよい。熱処理工程S3では、例えば、1時間
以上の熱処理を行う。水素ガスの供給を止めて、導入口
16から処理空間7にアルゴンガスを導入し、処理室1
内をアルゴン含有不活性雰囲気に置換する。(工程S4)
ここでは、アルゴン希釈の水素を導入することで、アル
ゴン含有不活性雰囲気に代えて、水素を25体積%以
下、より好ましくは10体積%以下の濃度で含む弱還元
性雰囲気としてもよい。次いで、ヒーター2により処理
空間7を所定の処理温度に加熱し、SOIウエハ6を9
66℃以上の温度、例えば1100℃に昇温させ、例えば、
1分以上の熱処理を行う。(工程S5) その後、工程S6において、ヒーター2への供給電力を
下げて、SOIウエハの温度を、775℃より低い所定
の予熱温度(例えば600℃)に下げる。 所定の予熱温度に達した後に処理室1内の雰囲気を必要
に応じて置換し、その後に炉蓋5を下方に移動して、ボー
トから或いはボートごとSOIウエハ6を取り出す。 こうして得られたSOIウエハのHF欠陥は少ないもの
である。
置を用いて、図1の手順で実施できる。 炉蓋5をあらかじめ下方に移動した状態とし、被処理体と
しての複数のSOIウエハ6をボート3に搭載する。このS
OIウエハのSOI層の厚さは200nm以下である。次
いで炉蓋5を図示の状態に移動し、SOIウエハ6を処理室7
内に配置するとともに炉心管1の開口部8を封止する。
炉蓋5の動作は不図示の上下動機構でおこなわれる。処理
室空間7の温度は例えば600℃程度の実際の熱処理温度
より低い温度に予熱されている。また、必要に応じて、SO
Iウエハ表面の酸化を防止するために、処理空間7には
窒素ガスを導入し、不活性ガス雰囲気とすることが望ま
しい。 引き続き、導入口16から処理空間7に100体積%の
水素ガス又は例えば30体積%の水素を含む不活性ガス
を導入し、処理室1内を水素含有還元性雰囲気に置換す
る。(工程S1) 次いでヒーター2により処理空間7を所定の処理温度に
加熱し、SOIウエハ6を775℃以上の温度、例えば1
050℃に昇温する。(工程S2)このような装置の場合
には、処理室1内の温度が775℃以上になっていれ
ば、SOIウエハの温度も775℃以上になっているも
のと考えてよい。熱処理工程S3では、例えば、1時間
以上の熱処理を行う。水素ガスの供給を止めて、導入口
16から処理空間7にアルゴンガスを導入し、処理室1
内をアルゴン含有不活性雰囲気に置換する。(工程S4)
ここでは、アルゴン希釈の水素を導入することで、アル
ゴン含有不活性雰囲気に代えて、水素を25体積%以
下、より好ましくは10体積%以下の濃度で含む弱還元
性雰囲気としてもよい。次いで、ヒーター2により処理
空間7を所定の処理温度に加熱し、SOIウエハ6を9
66℃以上の温度、例えば1100℃に昇温させ、例えば、
1分以上の熱処理を行う。(工程S5) その後、工程S6において、ヒーター2への供給電力を
下げて、SOIウエハの温度を、775℃より低い所定
の予熱温度(例えば600℃)に下げる。 所定の予熱温度に達した後に処理室1内の雰囲気を必要
に応じて置換し、その後に炉蓋5を下方に移動して、ボー
トから或いはボートごとSOIウエハ6を取り出す。 こうして得られたSOIウエハのHF欠陥は少ないもの
である。
【0017】ここで、HF欠陥と金属汚染との関係につ
いて詳述する。SOIウエハに図3に示したような多数枚
同時処理型の熱処理装置を用いて還元性雰囲気中で高温
の熱処理を施した結果、SOI層にHF欠陥が増加することが
あった。本発明者は、この増加するHF欠陥について鋭意
研究を進めた結果、HF欠陥の増加は熱処理によってウエ
ハに生じる極めて微量なニッケル等の金属汚染と関係の
あることを見いだした。すなわち、熱処理中にSOI層の表
面または内部が金属によって汚染されると、降温過程に
おいて金属とシリコンが結合した微細な析出物(半導体
金属化合物)が発生し、これがフッ酸によって除去され
て、HF欠陥として顕在化するようである。 還元性雰囲気中では、酸化雰囲気中等と比較して、金属汚
染の低減が困難である場合が多い。金属汚染の汚染源は
熱処理装置にあると考えられ、これを低減するためには
熱処理装置の改善をはかる方法もある。しかし、多数枚
同時処理型の熱処理装置などはその処理枚数に応じて使
用する部材も大規模で複雑なものとなるため、すべての
部材に極めて高純度な材質を使用することは経済的にも
技術的にも困難が多く、極めて微量な金属汚染をより低
い濃度以下のレベルに管理することは容易ではない。例
えば、100枚以上のSOIウエハを同時に処理する場合に用
いられる保持具であるボートは、その長さが1メートル以
上に及び、しかもウエハを保持するために400以上の溝が
加工された形状であるため、そのボートを極めて高純度
な材料を用いて製造すると高価になるだけでなく、点検
や交換・洗浄作業等の管理行為も容易ではない。 上述した実施形態によれば、高純度の材料を用いた高価
な装置を使うことなく、SOI表面のニッケル濃度が、1×
109原子/cm2以上であるようなSOIウエハ、或いは、熱処
理によりSOI表面のニッケル濃度が、1×109原子/cm2以
上になってしまうような装置で熱処理されたSOIウエハ
であっても、金属汚染に起因するHF欠陥の発生を抑制
することができる。
いて詳述する。SOIウエハに図3に示したような多数枚
同時処理型の熱処理装置を用いて還元性雰囲気中で高温
の熱処理を施した結果、SOI層にHF欠陥が増加することが
あった。本発明者は、この増加するHF欠陥について鋭意
研究を進めた結果、HF欠陥の増加は熱処理によってウエ
ハに生じる極めて微量なニッケル等の金属汚染と関係の
あることを見いだした。すなわち、熱処理中にSOI層の表
面または内部が金属によって汚染されると、降温過程に
おいて金属とシリコンが結合した微細な析出物(半導体
金属化合物)が発生し、これがフッ酸によって除去され
て、HF欠陥として顕在化するようである。 還元性雰囲気中では、酸化雰囲気中等と比較して、金属汚
染の低減が困難である場合が多い。金属汚染の汚染源は
熱処理装置にあると考えられ、これを低減するためには
熱処理装置の改善をはかる方法もある。しかし、多数枚
同時処理型の熱処理装置などはその処理枚数に応じて使
用する部材も大規模で複雑なものとなるため、すべての
部材に極めて高純度な材質を使用することは経済的にも
技術的にも困難が多く、極めて微量な金属汚染をより低
い濃度以下のレベルに管理することは容易ではない。例
えば、100枚以上のSOIウエハを同時に処理する場合に用
いられる保持具であるボートは、その長さが1メートル以
上に及び、しかもウエハを保持するために400以上の溝が
加工された形状であるため、そのボートを極めて高純度
な材料を用いて製造すると高価になるだけでなく、点検
や交換・洗浄作業等の管理行為も容易ではない。 上述した実施形態によれば、高純度の材料を用いた高価
な装置を使うことなく、SOI表面のニッケル濃度が、1×
109原子/cm2以上であるようなSOIウエハ、或いは、熱処
理によりSOI表面のニッケル濃度が、1×109原子/cm2以
上になってしまうような装置で熱処理されたSOIウエハ
であっても、金属汚染に起因するHF欠陥の発生を抑制
することができる。
【0018】(実施形態2)本発明の熱処理方法は、図
3の装置を用いて、図2の手順で実施できる。 SOI層の厚さが200nm以下で、ニッケル濃度が、1×
109原子/cm2以上であるようなSOIウエハを複数用意す
る。炉蓋5をあらかじめ下方に移動した状態とし、被処理
体としての複数のSOIウエハ6をボート3に搭載する。次
いで炉蓋5を図示の状態に移動し、SOIウエハ6を処理室7
内に配置するとともに炉心管1の開口部8を封止する。
炉蓋5の動作は不図示の上下動機構でおこなわれる。処理
室空間7の温度は例えば600℃程度の実際の熱処理温度
より低い温度に予熱されている。また、必要に応じて、SO
Iウエハ表面の酸化を防止するために、処理空間7には
窒素ガスを導入し、窒素ガス雰囲気とすることが望まし
い。 引き続き、導入口16から処理空間7にアルゴンガスを
導入し、処理室1内をアルゴン含有不活性雰囲気に置換
する。(工程S11) 次いでヒーター2により処理空間7を所定の処理温度に
加熱し、SOIウエハ6を966℃以上の温度、例えば1
100℃に昇温する。(工程S12) そして、例えば、1分以上の熱処理を行う。(工程S1
3) その後、ヒーター2への供給電力を下げて、SOIウエ
ハの温度を、775℃より低い所定の予熱温度(例えば6
00℃)に下げる。(工程S14) 所定の予熱温度に達した後に処理室1内の雰囲気を必要
に応じて置換し、その後に炉蓋5を下方に移動して、ボー
トから或いはボートごとSOIウエハ6を取り出す。こうし
て得られた薄膜SOIウエハのHF欠陥は少ないもので
ある。
3の装置を用いて、図2の手順で実施できる。 SOI層の厚さが200nm以下で、ニッケル濃度が、1×
109原子/cm2以上であるようなSOIウエハを複数用意す
る。炉蓋5をあらかじめ下方に移動した状態とし、被処理
体としての複数のSOIウエハ6をボート3に搭載する。次
いで炉蓋5を図示の状態に移動し、SOIウエハ6を処理室7
内に配置するとともに炉心管1の開口部8を封止する。
炉蓋5の動作は不図示の上下動機構でおこなわれる。処理
室空間7の温度は例えば600℃程度の実際の熱処理温度
より低い温度に予熱されている。また、必要に応じて、SO
Iウエハ表面の酸化を防止するために、処理空間7には
窒素ガスを導入し、窒素ガス雰囲気とすることが望まし
い。 引き続き、導入口16から処理空間7にアルゴンガスを
導入し、処理室1内をアルゴン含有不活性雰囲気に置換
する。(工程S11) 次いでヒーター2により処理空間7を所定の処理温度に
加熱し、SOIウエハ6を966℃以上の温度、例えば1
100℃に昇温する。(工程S12) そして、例えば、1分以上の熱処理を行う。(工程S1
3) その後、ヒーター2への供給電力を下げて、SOIウエ
ハの温度を、775℃より低い所定の予熱温度(例えば6
00℃)に下げる。(工程S14) 所定の予熱温度に達した後に処理室1内の雰囲気を必要
に応じて置換し、その後に炉蓋5を下方に移動して、ボー
トから或いはボートごとSOIウエハ6を取り出す。こうし
て得られた薄膜SOIウエハのHF欠陥は少ないもので
ある。
【0019】(実施形態3)図3の装置を用いて、図4
の手順でSOIの熱処理を実施できる。 炉蓋5をあらかじめ下方に移動した状態とし、被処理体と
しての複数のSOIウエハ6をボート3に搭載する。このS
OIウエハのSOI層の厚さは200nm以下である。次
いで炉蓋5を図示の状態に移動し、SOIウエハ6を処理室7
内に配置するとともに炉心管1の開口部8を封止する。
炉蓋5の動作は不図示の上下動機構でおこなわれる。処理
室空間7の温度は例えば600℃程度の実際の熱処理温度
より低い温度に予熱されている。また、必要に応じて、SO
Iウエハ表面の酸化を防止するために、処理空間7には
窒素ガスを導入し、不活性ガス雰囲気とすることが望ま
しい。 引き続き、導入口16から処理空間7に100体積%の
水素ガス又は例えば30体積%の水素を含む不活性ガス
を導入し、処理室1内を水素含有還元性雰囲気に置換す
る。(工程S21) 次いでヒーター2により処理空間7を所定の処理温度に
加熱し、SOIウエハ6を775℃以上の温度、例えば1
050℃に昇温する。(工程S22) 熱処理工程S23では、例えば、1時間以上の熱処理を
行う。ヒーター2の加熱温度を下げて、処理空間7を6
00℃程度に降温する。(工程S24) 処理室1内を窒素ガスに置換して、炉蓋5を下方に移動
して、SOIウエハ6を取り出す。そして、このSOIウエハの
特性の測定や欠陥の測定など、所定の検査処理や加工処
理などを行う。(工程S25) 再び、SOIウエハ6を処理室7内に配置する。この時も、
処理室空間7の温度は例えば600℃程度の実際の熱処理
温度より低い温度に予熱されている。また、必要に応じ
て、処理空間7には窒素ガスを導入し、不活性ガス雰囲
気とする。 窒素ガスの供給を止めて、導入口16から処理空間7に
アルゴンガスを導入し、処理室1内をアルゴン含有不活
性雰囲気に置換する。(工程S26)ここでは、アルゴン
希釈の水素を導入することで、アルゴン含有不活性雰囲
気に代えて、水素を25体積%以下、より好ましくは1
0体積%以下の濃度で含む弱還元性雰囲気としてもよ
い。次いで、ヒーター2により処理空間7を所定の処理
温度に加熱し、SOIウエハ6を966℃以上の温度、
例えば1100℃に昇温させ(工程27)、例えば、1分以
上の熱処理を行う。(工程S28) その後、工程S29において、ヒーター2への供給電力
を下げて、SOIウエハの温度を、775℃より低い所
定の予熱温度(例えば600℃)に下げる。 所定の予熱温度に達した後に処理室1内の雰囲気を必要
に応じて置換し、その後に炉蓋5を下方に移動して、ボー
トから或いはボートごとSOIウエハ6を取り出す。 こうして得られたSOIウエハのHF欠陥は少ないもの
である。
の手順でSOIの熱処理を実施できる。 炉蓋5をあらかじめ下方に移動した状態とし、被処理体と
しての複数のSOIウエハ6をボート3に搭載する。このS
OIウエハのSOI層の厚さは200nm以下である。次
いで炉蓋5を図示の状態に移動し、SOIウエハ6を処理室7
内に配置するとともに炉心管1の開口部8を封止する。
炉蓋5の動作は不図示の上下動機構でおこなわれる。処理
室空間7の温度は例えば600℃程度の実際の熱処理温度
より低い温度に予熱されている。また、必要に応じて、SO
Iウエハ表面の酸化を防止するために、処理空間7には
窒素ガスを導入し、不活性ガス雰囲気とすることが望ま
しい。 引き続き、導入口16から処理空間7に100体積%の
水素ガス又は例えば30体積%の水素を含む不活性ガス
を導入し、処理室1内を水素含有還元性雰囲気に置換す
る。(工程S21) 次いでヒーター2により処理空間7を所定の処理温度に
加熱し、SOIウエハ6を775℃以上の温度、例えば1
050℃に昇温する。(工程S22) 熱処理工程S23では、例えば、1時間以上の熱処理を
行う。ヒーター2の加熱温度を下げて、処理空間7を6
00℃程度に降温する。(工程S24) 処理室1内を窒素ガスに置換して、炉蓋5を下方に移動
して、SOIウエハ6を取り出す。そして、このSOIウエハの
特性の測定や欠陥の測定など、所定の検査処理や加工処
理などを行う。(工程S25) 再び、SOIウエハ6を処理室7内に配置する。この時も、
処理室空間7の温度は例えば600℃程度の実際の熱処理
温度より低い温度に予熱されている。また、必要に応じ
て、処理空間7には窒素ガスを導入し、不活性ガス雰囲
気とする。 窒素ガスの供給を止めて、導入口16から処理空間7に
アルゴンガスを導入し、処理室1内をアルゴン含有不活
性雰囲気に置換する。(工程S26)ここでは、アルゴン
希釈の水素を導入することで、アルゴン含有不活性雰囲
気に代えて、水素を25体積%以下、より好ましくは1
0体積%以下の濃度で含む弱還元性雰囲気としてもよ
い。次いで、ヒーター2により処理空間7を所定の処理
温度に加熱し、SOIウエハ6を966℃以上の温度、
例えば1100℃に昇温させ(工程27)、例えば、1分以
上の熱処理を行う。(工程S28) その後、工程S29において、ヒーター2への供給電力
を下げて、SOIウエハの温度を、775℃より低い所
定の予熱温度(例えば600℃)に下げる。 所定の予熱温度に達した後に処理室1内の雰囲気を必要
に応じて置換し、その後に炉蓋5を下方に移動して、ボー
トから或いはボートごとSOIウエハ6を取り出す。 こうして得られたSOIウエハのHF欠陥は少ないもの
である。
【0020】(実施形態4)上述した実施形態3におい
て、工程S26〜工程S29までを、別の熱処理装置、例え
ばRTA又はRTPと呼ばれるような急速昇降温型の熱処理装
置を用いて行う。
て、工程S26〜工程S29までを、別の熱処理装置、例え
ばRTA又はRTPと呼ばれるような急速昇降温型の熱処理装
置を用いて行う。
【0021】(実施形態5)図1に示した手順で、処理
室に100%水素ガスを導入し、1050℃で3時間の
第1の熱処理をSOIに施す。
室に100%水素ガスを導入し、1050℃で3時間の
第1の熱処理をSOIに施す。
【0022】温度を下げずに100%アルゴン(又はH
e,Ne,Kr)などの希ガスに置換して、温度を1150℃
に上げ、1時間の第2の熱処理をSOIに施す。
e,Ne,Kr)などの希ガスに置換して、温度を1150℃
に上げ、1時間の第2の熱処理をSOIに施す。
【0023】(実施形態6)図1に示した手順で、処理
室に100%水素ガスを導入し、1050℃で3時間の
第1の熱処理をSOIに施す。
室に100%水素ガスを導入し、1050℃で3時間の
第1の熱処理をSOIに施す。
【0024】温度を下げずにアルゴン(又はHe,Ne,Kr)
などの希ガスを導入して、処理室内を弱還元性雰囲気に
して、第2の熱処理をSOIに施す。アルゴン(又はHe,N
e,Kr)などの希ガスの導入により水素濃度が5体積%と
なったら、加熱を停止する。
などの希ガスを導入して、処理室内を弱還元性雰囲気に
して、第2の熱処理をSOIに施す。アルゴン(又はHe,N
e,Kr)などの希ガスの導入により水素濃度が5体積%と
なったら、加熱を停止する。
【0025】(実施形態7)図1に示した手順で、処理
室にアルゴン(又はHe,Ne,Kr)などの希ガスに水素ガス
を添加し、1050℃で、水素ガス添加により水素濃度
が50体積%になってから3時間の第1の熱処理をSOI
に施す。
室にアルゴン(又はHe,Ne,Kr)などの希ガスに水素ガス
を添加し、1050℃で、水素ガス添加により水素濃度
が50体積%になってから3時間の第1の熱処理をSOI
に施す。
【0026】温度を下げずに、水素ガスの添加量を減ら
し、水素濃度5体積%に下げてから、この弱還元性雰囲
気にて、2時間の第2の熱処理をSOIに施す。
し、水素濃度5体積%に下げてから、この弱還元性雰囲
気にて、2時間の第2の熱処理をSOIに施す。
【0027】(実施形態8)図1に示した手順で、処理
室にアルゴン(又はHe,Ne,Kr)などの希ガスに水素ガス
を添加し、水素濃度90体積%の雰囲気で1050℃に
加熱する。
室にアルゴン(又はHe,Ne,Kr)などの希ガスに水素ガス
を添加し、水素濃度90体積%の雰囲気で1050℃に
加熱する。
【0028】温度を下げずに、水素ガスの添加量を徐々
に減らし、還元性を弱め、4時間かけて水素濃度を5体
積%に下げて、加熱を停止する。
に減らし、還元性を弱め、4時間かけて水素濃度を5体
積%に下げて、加熱を停止する。
【0029】(実施形態9)図1に示した手順で、処理
室に水素ガスを導入し、水素濃度100体積%の雰囲気
で、1050℃、3時間の第1の熱処理を施す。
室に水素ガスを導入し、水素濃度100体積%の雰囲気
で、1050℃、3時間の第1の熱処理を施す。
【0030】温度を下げずに、アルゴン(又はHe,Ne,K
r)などの希ガスに置換して、775℃、又は966
℃、或いは993℃に降温し、2時間の第2の熱処理を
施す。
r)などの希ガスに置換して、775℃、又は966
℃、或いは993℃に降温し、2時間の第2の熱処理を
施す。
【0031】(実施形態10)図1に示した手順で、処
理室に水素ガスを導入し、水素濃度100体積%の雰囲
気で、1050℃、3時間の第1の熱処理を施す。
理室に水素ガスを導入し、水素濃度100体積%の雰囲
気で、1050℃、3時間の第1の熱処理を施す。
【0032】温度を下げずに、アルゴン(又はHe,Ne,K
r)などの希ガスに置換して、775℃、又は966
℃、或いは993℃に降温し、2時間の第2の熱処理を
施す。
r)などの希ガスに置換して、775℃、又は966
℃、或いは993℃に降温し、2時間の第2の熱処理を
施す。
【0033】(実施形態11)図1に示した手順で、処
理室に水素ガスを導入し、水素濃度100体積%の雰囲
気で、まず775℃で、1時間保持し、その後1050
℃に昇温して、2時間保持することで第1の熱処理を施
す。
理室に水素ガスを導入し、水素濃度100体積%の雰囲
気で、まず775℃で、1時間保持し、その後1050
℃に昇温して、2時間保持することで第1の熱処理を施
す。
【0034】温度を下げずに、アルゴン(又はHe,Ne,K
r)などの希ガスに置換して、2時間の第2の熱処理を
施す。
r)などの希ガスに置換して、2時間の第2の熱処理を
施す。
【0035】(実施形態12)図1に示した手順で、処
理室に水素ガスを導入し、水素濃度100体積%の雰囲
気で、1050℃で、3時間の第1の熱処理を施す。
理室に水素ガスを導入し、水素濃度100体積%の雰囲
気で、1050℃で、3時間の第1の熱処理を施す。
【0036】温度を下げずに、アルゴン(又はHe,Ne,K
r)などの希ガスに置換して、1時間保持し、993℃
に降温して1時間、その後966℃に降温して1時間、
更に775℃に降温して1時間保持して、第2の熱処理
を施す。
r)などの希ガスに置換して、1時間保持し、993℃
に降温して1時間、その後966℃に降温して1時間、
更に775℃に降温して1時間保持して、第2の熱処理
を施す。
【0037】(実施形態13)処理室に水素ガスを導入
し、水素濃度100体積%の雰囲気で、1050℃で、
1時間の第1の熱処理を施す。
し、水素濃度100体積%の雰囲気で、1050℃で、
1時間の第1の熱処理を施す。
【0038】温度を下げずに、アルゴン(又はHe,Ne,K
r)などの希ガスに置換して、1時間の第2の熱処理を
施す。
r)などの希ガスに置換して、1時間の第2の熱処理を
施す。
【0039】再び、温度を下げずに水素ガスに置換し、
水素濃度100体積%の雰囲気で、1050℃で、1時
間の第1の熱処理を施す。そして、温度を下げずに、再
びアルゴン(又はHe,Ne,Kr)などの希ガスに置換して、
1時間の第2の熱処理を施す。
水素濃度100体積%の雰囲気で、1050℃で、1時
間の第1の熱処理を施す。そして、温度を下げずに、再
びアルゴン(又はHe,Ne,Kr)などの希ガスに置換して、
1時間の第2の熱処理を施す。
【0040】この第1及び第2の熱処理を2〜10回、
或いはそれ以上繰り返し行う。
或いはそれ以上繰り返し行う。
【0041】最後はアルゴン(又はHe,Ne,Kr)などの希
ガス雰囲気で加熱を止める。
ガス雰囲気で加熱を止める。
【0042】(実施形態14)図5を参照して本発明の
実施形態によるSOIの製造方法について説明する。
実施形態によるSOIの製造方法について説明する。
【0043】図5の(a)に示すように、内部に分離層
23を有する第1の基体21を用意する。このような基
体の作製方法は以下のとおりである。 第1の方法:単結晶シリコンウエハなどの基板22を用
意して、その表面に陽極化成処理などを施し分離層23
となる多孔質層を形成する。この多孔質層は必要に応じ
て、互いに多孔度の異なる複数の層にて構成するとよ
い。そして、必要に応じて、多孔質層の孔内壁面を酸化
した後、水素を含む還元性雰囲気中及び/又は原料ガス
を微量含む還元性雰囲気中で熱処理を行い、多孔質層の
表面孔を封止する。多孔質層上に非多孔質単結晶の半導
体層24を形成する。こうして、第1の基体21が得ら
れる。 第2の方法:単結晶シリコンウエハなどの基板22を用
意して、必要に応じてその表面に絶縁層を形成し、ヘリ
ウム、ネオン、アルゴンなどの希ガスのイオン、窒素イ
オン、水素イオンなどを、分離層23を形成すべき深さ
付近にピーク濃度をもつように打ち込む。そうすると、
基板22の所定の深さにおいて、打ち込まれた粒子がピ
ーク濃度をもつ層が得られる。このピーク濃度の付近に
は、局所的に、マイクロバブルが発生したり、欠陥が発
生したり、或いは歪みが発生したりするので、機械的強
度が局所的に弱くなり、後の分離工程における分離層2
3として働く。そして、分離層23上の基板22の表面
部分が半導体層24となる。こうして、第1の基体21
が得られる。図5の(b)に示すように、第1の基体2
1とは別にシリコンウエハや石英ガラスウエハなどの第
2の基体26を用意し、これと第1の基体21とを貼り
合わせる。この時、少なくともいずれか一方の基体の表
面を絶縁性の表面としておく。ここでは、第1の基体2
1及び第2の基体26の少なくともいずれかの表面に絶
縁層25を形成して貼り合わせる例を図示している。図
5の(c)に示すように、第1及び第2の基体21、2
6に外力を加えて互いに引き離して、分離層23におい
て第1及び第2の基体21、26を分離する。分離層2
3内及びその上下界面は、機械的強度が弱かったり、応
力が集中していたりするので、このような引き離し力に
より分離層23の中やその上限界面に亀裂が生じる。こ
の外力としては、単純に貼り合せ基体を引っ張る方法、
貼り合せ基体の側面に流体ジェットを吹き付けたり、流
体を用いて静水圧をかけたりする方法、貼り合せ基体の
側面に固体の楔を挿入する方法などである。或いは、分
離層23に光照射したり、貼り合せ基体を加熱したりし
て、分離層に発生する力によるものであってもよい。も
ちろん、個々の方法を組合わせて分離してもよい。第2
の基体26上には非多孔質の半導体層が移設されてお
り、その表面(分離面)に残留する残留分離層23Bが
比較的厚い場合には必要に応じて、これを除去し、表面
を平滑化して、図5の(d)に示すようなSOIを作製す
る。本発明の熱処理方法は、この分離直後のSOIあるい
は、残留分離層を除去した後のSOI、或いは研磨による
表面平滑化を行った後のSOIに好適に用いられる。熱処
理方法の具体例は上述した実施形態1〜13と同じであ
る。特に、残留多孔質層をウエットエッチングした後、
図1又は図4の処理を施すこと、或いはイオン注入によ
る分離層において分離した後、図1又は図4の処理を施
すことが、より好ましいものである。その後、SOI層の
端部の加工処理や各種汚染を取り除く洗浄処理を行っ
て、最終製品のSOIが得られる。尚、分離された第1の
基体の基板22上に残留多孔質層23Aが残留する場合
には、これを必要に応じて除去すれば、基板22は再び
図5の(a)における基板22として再び使用できる。
23を有する第1の基体21を用意する。このような基
体の作製方法は以下のとおりである。 第1の方法:単結晶シリコンウエハなどの基板22を用
意して、その表面に陽極化成処理などを施し分離層23
となる多孔質層を形成する。この多孔質層は必要に応じ
て、互いに多孔度の異なる複数の層にて構成するとよ
い。そして、必要に応じて、多孔質層の孔内壁面を酸化
した後、水素を含む還元性雰囲気中及び/又は原料ガス
を微量含む還元性雰囲気中で熱処理を行い、多孔質層の
表面孔を封止する。多孔質層上に非多孔質単結晶の半導
体層24を形成する。こうして、第1の基体21が得ら
れる。 第2の方法:単結晶シリコンウエハなどの基板22を用
意して、必要に応じてその表面に絶縁層を形成し、ヘリ
ウム、ネオン、アルゴンなどの希ガスのイオン、窒素イ
オン、水素イオンなどを、分離層23を形成すべき深さ
付近にピーク濃度をもつように打ち込む。そうすると、
基板22の所定の深さにおいて、打ち込まれた粒子がピ
ーク濃度をもつ層が得られる。このピーク濃度の付近に
は、局所的に、マイクロバブルが発生したり、欠陥が発
生したり、或いは歪みが発生したりするので、機械的強
度が局所的に弱くなり、後の分離工程における分離層2
3として働く。そして、分離層23上の基板22の表面
部分が半導体層24となる。こうして、第1の基体21
が得られる。図5の(b)に示すように、第1の基体2
1とは別にシリコンウエハや石英ガラスウエハなどの第
2の基体26を用意し、これと第1の基体21とを貼り
合わせる。この時、少なくともいずれか一方の基体の表
面を絶縁性の表面としておく。ここでは、第1の基体2
1及び第2の基体26の少なくともいずれかの表面に絶
縁層25を形成して貼り合わせる例を図示している。図
5の(c)に示すように、第1及び第2の基体21、2
6に外力を加えて互いに引き離して、分離層23におい
て第1及び第2の基体21、26を分離する。分離層2
3内及びその上下界面は、機械的強度が弱かったり、応
力が集中していたりするので、このような引き離し力に
より分離層23の中やその上限界面に亀裂が生じる。こ
の外力としては、単純に貼り合せ基体を引っ張る方法、
貼り合せ基体の側面に流体ジェットを吹き付けたり、流
体を用いて静水圧をかけたりする方法、貼り合せ基体の
側面に固体の楔を挿入する方法などである。或いは、分
離層23に光照射したり、貼り合せ基体を加熱したりし
て、分離層に発生する力によるものであってもよい。も
ちろん、個々の方法を組合わせて分離してもよい。第2
の基体26上には非多孔質の半導体層が移設されてお
り、その表面(分離面)に残留する残留分離層23Bが
比較的厚い場合には必要に応じて、これを除去し、表面
を平滑化して、図5の(d)に示すようなSOIを作製す
る。本発明の熱処理方法は、この分離直後のSOIあるい
は、残留分離層を除去した後のSOI、或いは研磨による
表面平滑化を行った後のSOIに好適に用いられる。熱処
理方法の具体例は上述した実施形態1〜13と同じであ
る。特に、残留多孔質層をウエットエッチングした後、
図1又は図4の処理を施すこと、或いはイオン注入によ
る分離層において分離した後、図1又は図4の処理を施
すことが、より好ましいものである。その後、SOI層の
端部の加工処理や各種汚染を取り除く洗浄処理を行っ
て、最終製品のSOIが得られる。尚、分離された第1の
基体の基板22上に残留多孔質層23Aが残留する場合
には、これを必要に応じて除去すれば、基板22は再び
図5の(a)における基板22として再び使用できる。
【0044】
【実施例】本発明の実施例を以下に示す。 ニッケル濃度が、SOI層の厚さが100nm、埋め込み酸化膜
の厚さが100nmのSOIウエハを複数用意した。図3に示し
た熱処理装置にSOIウエハを投入し、第1の熱処理工
程として水素ガス100%雰囲気、温度1050℃の条件で3時間
の熱処理を施した。 次いで、水素ガスを100%アルゴンガスに置換して、
第2の熱処理工程としてアルゴンガス100%雰囲気、温度1
050℃の条件で2時間の熱処理を施した。 第1の熱処理のみ行った、比較例によるSOIウエハと、第
1及び第2の熱処理を行った本実施例のSOIウエハ
と、について、原子間力顕微鏡により、それらの表面平
滑性を観察した。その結果いずれも鏡面研磨されたミラ
ーウエハと同等水準の優れた表面平滑性を呈しているこ
とがわかった。 又、第1の熱処理のみ行った、比較例によるSOIウエハ
と、第1及び第2の熱処理を行った本実施例のSOIウ
エハと、をフッ酸に15分間浸漬した後、所定の範囲を光
学顕微鏡で観察し、HF欠陥数を計測し、計測数を観察面積
で除してHF欠陥密度を求めた。その結果を下記表1に示
す。
の厚さが100nmのSOIウエハを複数用意した。図3に示し
た熱処理装置にSOIウエハを投入し、第1の熱処理工
程として水素ガス100%雰囲気、温度1050℃の条件で3時間
の熱処理を施した。 次いで、水素ガスを100%アルゴンガスに置換して、
第2の熱処理工程としてアルゴンガス100%雰囲気、温度1
050℃の条件で2時間の熱処理を施した。 第1の熱処理のみ行った、比較例によるSOIウエハと、第
1及び第2の熱処理を行った本実施例のSOIウエハ
と、について、原子間力顕微鏡により、それらの表面平
滑性を観察した。その結果いずれも鏡面研磨されたミラ
ーウエハと同等水準の優れた表面平滑性を呈しているこ
とがわかった。 又、第1の熱処理のみ行った、比較例によるSOIウエハ
と、第1及び第2の熱処理を行った本実施例のSOIウ
エハと、をフッ酸に15分間浸漬した後、所定の範囲を光
学顕微鏡で観察し、HF欠陥数を計測し、計測数を観察面積
で除してHF欠陥密度を求めた。その結果を下記表1に示
す。
【0045】
【表1】
【0046】本実施例によれば、比較例の場合と比較し
てSOIウエハ上のHF欠陥密度を約1/5に減少することがで
き、HF欠陥密度を0.05個/cm2以下に減らせた。
てSOIウエハ上のHF欠陥密度を約1/5に減少することがで
き、HF欠陥密度を0.05個/cm2以下に減らせた。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、HF欠陥密度の低いSOI
を提供することが出来る。
を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱処理方法のフローチャートを示
す図。
す図。
【図2】本発明による別の熱処理方法のフローチャート
を示す図。
を示す図。
【図3】本発明に用いられる熱処理装置の模式的縦断面
図。
図。
【図4】本発明による他の熱処理方法のフローチャート
を示す図。
を示す図。
【図5】本発明によるSOIの製造方法を説明するための
図。
図。
1 処理室 2 ヒーター 3 ボート 4 ヒートバリア 5 炉蓋 6 SOIウエハ 7 処理空間 8 開口部 16 導入口 18 排気口 21 第1の基体 22 基板 23 分離層 24 半導体層 25 絶縁層 26 第2の基体
Claims (23)
- 【請求項1】 絶縁性表面上に厚さが200nm以下の
半導体層を有するSOIを、還元性雰囲気中においてシリ
コンの融点以下の温度で熱処理する第1の熱処理工程
と、該第1の熱処理工程の後、該SOIを、不活性雰囲気
中或いは該還元性雰囲気より弱い還元性雰囲気中におい
て966℃以上シリコンの融点以下の温度で熱処理する
第2の熱処理工程と、を含むことを特徴とするSOIの熱
処理方法。 - 【請求項2】 前記第1の熱処理工程における熱処理温
度が775℃以上である請求項1記載のSOIの熱処理方
法。 - 【請求項3】 前記第1の熱処理工程における熱処理温
度が966℃以上である請求項1記載のSOIの熱処理方
法。 - 【請求項4】 前記第1の熱処理工程における熱処理温
度が993℃以上である請求項1記載のSOIの熱処理方
法。 - 【請求項5】 前記還元性雰囲気は水素ガスを含む雰囲
気であり、前記弱い還元性雰囲気は水素ガスの濃度が1
0体積%以下の雰囲気である請求項1記載のSOIの熱処
理方法。 - 【請求項6】 前記弱い還元性雰囲気が水素ガスの濃度
が25体積%以下の雰囲気である請求項5記載のSOIの
熱処理方法。 - 【請求項7】 前記第2の熱処理工程における熱処理温
度が993℃以上である請求項1記載のSOIの熱処理方
法。 - 【請求項8】 前記第1の熱処理工程前の前記半導体層
はCOPを含まない層である請求項1記載のSOIの熱処理方
法。 - 【請求項9】 前記半導体層がエピタキシャル成長法に
よって形成された層である請求項8記載のSOIの熱処理
方法。 - 【請求項10】 前記第1の熱処理工程では、誘導加熱
器を用いて熱処理を行う請求項1記載のSOIの熱処理方
法。 - 【請求項11】 前記第2の熱処理工程前の前記半導体
層表面のニッケル濃度が1×109原子/cm2以上である請求
項1記載の熱処理方法。 - 【請求項12】 絶縁性表面上に厚さが200nm以下
の半導体層を有するSOIを、不活性雰囲気中において9
66℃以上シリコンの融点以下の温度で熱処理すること
を特徴とするSOIの熱処理方法。 - 【請求項13】 前記熱処理における熱処理温度が99
3℃以上である請求項12記載のSOIの熱処理方法。 - 【請求項14】 前記不活性雰囲気が、窒素ガスを含む
雰囲気である請求項12記載のSOIの熱処理方法。 - 【請求項15】 前記不活性雰囲気が、希ガスを含む雰
囲気である請求項12記載のSOIの熱処理方法。 - 【請求項16】 前記不活性雰囲気が、アルゴンガスを
含む雰囲気である請求項12記載のSOIの熱処理方法。 - 【請求項17】 前記半導体層がエピタキシャル成長法
によって形成された層である請求項12記載のSOIの熱
処理方法。 - 【請求項18】 前記熱処理工程前の前記半導体層表面
のニッケル濃度が1×109原子/cm2以上である請求項1記
載の熱処理方法。 - 【請求項19】 絶縁性表面上に厚さが200nm以下
の半導体層を有するSOIを、還元性雰囲気中においてシ
リコンの融点以下の温度で熱処理する第1の熱処理工程
と、該第1の熱処理工程の後、該SOIを、不活性雰囲気
中或いは該還元性雰囲気より弱い還元性雰囲気中におい
て、該半導体層を構成する半導体材料と金属との半導体
金属化合物の共晶温度以上該半導体材料の融点以下の温
度で熱処理する第2の熱処理工程と、を含むことを特徴
とするSOIの熱処理方法。 - 【請求項20】 絶縁性表面上に厚さが200nm以下
の半導体層を有するSOIを、不活性雰囲気中において該
半導体層を構成する半導体材料と金属との半導体金属化
合物の共晶温度以上該半導体材料の融点以下の温度で熱
処理することを特徴とするSOIの熱処理方法。 - 【請求項21】 基体上に前記半導体層を形成しSOI
を作製する工程と、該SOIに請求項1〜20のいずれか
に記載の熱処理方法を施す工程と、を含むことを特徴と
するSOIの製造方法。 - 【請求項22】 請求項1〜20のいずれかに記載の熱
処理方法によって熱処理されたことを特徴とするSOI。 - 【請求項23】請求項1〜20のいずれかに記載の熱処
理方法によって熱処理され、HF欠陥密度が0.05個/cm2以
下であることを特徴とするSOI。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000296470A JP2002110949A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | Soiの熱処理方法及び製造方法 |
| US09/961,420 US6566255B2 (en) | 2000-09-28 | 2001-09-25 | SOI annealing method and SOI manufacturing method |
| EP01123051A EP1193739A2 (en) | 2000-09-28 | 2001-09-26 | SOI annealing method and SOI manufacturing method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000296470A JP2002110949A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | Soiの熱処理方法及び製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002110949A true JP2002110949A (ja) | 2002-04-12 |
Family
ID=18778746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000296470A Withdrawn JP2002110949A (ja) | 2000-09-28 | 2000-09-28 | Soiの熱処理方法及び製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6566255B2 (ja) |
| EP (1) | EP1193739A2 (ja) |
| JP (1) | JP2002110949A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040044628A (ko) * | 2002-11-21 | 2004-05-31 | 주식회사 실트론 | Soi 웨이퍼의 soi층 두께 제어 방법 |
| JP2007516586A (ja) * | 2003-12-03 | 2007-06-21 | エス.オー.アイ.テック、シリコン、オン、インシュレター、テクノロジーズ | ウェハの表面粗さを改善する方法 |
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| US7192494B2 (en) | 1999-03-05 | 2007-03-20 | Applied Materials, Inc. | Method and apparatus for annealing copper films |
| JP2002110688A (ja) | 2000-09-29 | 2002-04-12 | Canon Inc | Soiの熱処理方法及び製造方法 |
| US7101772B2 (en) * | 2000-12-30 | 2006-09-05 | Texas Instruments Incorporated | Means for forming SOI |
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| US7883628B2 (en) | 2001-07-04 | 2011-02-08 | S.O.I.Tec Silicon On Insulator Technologies | Method of reducing the surface roughness of a semiconductor wafer |
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