JP2002110468A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
固体電解コンデンサの製造方法Info
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Abstract
デンサにおいて、実装時の熱応力による漏れ電流の増大
や、高い耐電圧特性が得られないという課題を抱えてい
た。 【解決手段】 誘電体層上に形成した導電性のあるマン
ガン酸化物層、第一の導電性高分子層、あるいは導電性
組成物層を介して電着を施すことにより、漏れ電流の流
れる陽極酸化皮膜の絶縁欠陥部及びその周辺を覆うよう
に選択的に絶縁性高分子層を形成できるので、実装時や
使用時の熱応力により絶縁欠陥部及びその周辺に生じる
陽極酸化皮膜の損傷による漏れ電流の増大を防止でき、
かつ耐電圧特性の優れた固体電解コンデンサが得られ
る。
Description
サの製造方法に関し、特に絶縁性高分子層を電解質の一
部に配する耐電圧の優れた固体電解コンデンサの製造方
法に関する。
コンデンサについても小型大容量で高周波領域でのイン
ピーダンスの低いものが要求されている。そこで、コン
デンサの電解質に電気伝導度の高い導電性高分子を用い
て、高周波領域でのインピ−ダンスを低くしたコンデン
サが多く提案されている。
化皮膜からなる誘電体層の上に導電性を有するマンガン
酸化物層を形成し、マンガン酸化物層を経由して電解重
合により導電性高分子層を形成してなる固体電解コンデ
ンサが提案されている。
陽極酸化皮膜からなる誘電体層の上に3、4ーエチレン
ジオキシチオフェンを繰り返し単位としp−トルエンス
ルホン酸アニオンをド−パントとして含む導電性高分子
を化学重合により形成したコンデンサが提案されてい
る。3,4−エチレンジオキシチオフェンモノマ−と酸
化剤を溶媒により溶解した溶液を、酸化が施されたアル
ミニウム電極に塗布し、次いで室温あるいは加熱して溶
媒を除去し、化学重合反応により導電性高分子層を形成
し、次いで水を用いて導電性高分子層から過剰な酸化剤
を洗い去り、最後に乾燥させてコンデンサを得る製造方
法が記述されている。
学重合によるポリピロ−ル膜上に電解重合によるポリピ
ロ−ル膜を形成するタンタル固体電解コンデンサの製造
方法が提案されている。
は導電性高分子を陰極導電層に用いて、漏れ電流の低い
固体電解コンデンサを得ようとする方法として、陽極酸
化皮膜からなる誘電体層の絶縁欠陥部に、かつ誘電体層
と導電性高分子層の間に、電着法により絶縁性高分子層
を形成し、実装時の熱応力による漏れ電流の増大を防止
する方法が提案されている。
には導電性高分子層を陰極導電層に用いた固体電解コン
デンサにおいて、陽極酸化皮膜と導電性高分子層との間
に絶縁層を設け、あるいは陽極酸化皮膜上に第一の導電
性高分子層を形成した後に絶縁層を、さらにその上に第
二の導電性高分子層を形成し、陽極酸化皮膜の表面に直
接導電性高分子層あるいは第二の導電性高分子層が接触
しないようにして漏れ電流を低減する方法が提案されて
いる。
化皮膜からなる誘電体層の絶縁欠陥部に、かつ誘電体層
と導電性高分子層の間に、電着法により絶縁性高分子層
を形成し、実装時の熱応力による漏れ電流の増大を防止
する場合、絶縁性高分子層は絶縁欠陥部にしか形成され
ないために、実装時の熱応力により絶縁欠陥部周辺に生
じる陽極酸化皮膜の損傷による漏れ電流の増大を防止で
きず、また高い耐電圧特性が得られないという課題があ
った。
た固体電解コンデンサにおいて、陽極酸化皮膜と導電性
高分子層との間に絶縁層を設け、あるいは陽極酸化皮膜
上に第一の導電性高分子層を形成した後に絶縁層を、さ
らにその上に第二の導電性高分子層を形成し、陽極酸化
皮膜の表面に直接導電性高分子層あるいは第二の導電性
高分子層が接触しないようにして漏れ電流を低減する場
合、浸漬塗布や電解重合により陽極酸化皮膜あるいは第
一の導電性高分子層の表面を絶縁層で完全に覆うため
に、良好な等価直列抵抗特性が得られないという課題が
あった。
もので、優れた等価直列抵抗特性と、低い漏れ電流特
性、及び高い耐電圧特性を有する固体電解コンデンサの
製造方法を提供することを目的としたものである。
決するもので、本発明第一の固体電解コンデンサの製造
方法は、陽極酸化皮膜からなる誘電体層を形成した弁金
属電極を用意する工程と、前記誘電体層上にマンガン酸
化物層を形成する工程と、前記マンガン酸化物層上の少
なくとも一部に、前記誘電体層の絶縁欠陥部及びその周
辺を覆うように電着により絶縁性高分子層を形成する工
程と、前記マンガン酸化物層上あるいは絶縁性高分子層
上に導電性高分子層を形成する工程とを備えた構成であ
る。
着を施すため、漏れ電流の流れる絶縁欠陥部及びその周
辺を覆うように選択的に絶縁性高分子層を形成できるの
で、実装時や使用時の熱応力により絶縁欠陥部及びその
周辺に生じる陽極酸化皮膜の損傷による漏れ電流の増大
を防止でき、かつ耐電圧特性の優れた固体電解コンデン
サが得られる。また、マンガン酸化物層の全面を絶縁性
高分子層が覆わないので、等価直列特性の優れた固体電
解コンデンサが得られる。
法は、陽極酸化皮膜からなる誘電体層を形成した弁金属
電極を用意する工程と、前記誘電体層上に化学重合によ
り第一の導電性高分子層を形成する工程と、前記第一の
導電性高分子層上の少なくとも一部に、前記誘電体層の
絶縁欠陥部及びその周辺を覆うように電着により絶縁性
高分子層を形成する工程と、前記第一の導電性高分子層
上あるいは絶縁性高分子層上に第二の導電性高分子層を
形成する工程とを備えた構成である。
て電着を施すため、漏れ電流の流れる絶縁欠陥部及びそ
の周辺を覆うように選択的に絶縁性高分子層を形成でき
るので、実装時や使用時の熱応力により絶縁欠陥部及び
その周辺に生じる陽極酸化皮膜の損傷による漏れ電流の
増大を防止でき、かつ耐電圧特性の優れた固体電解コン
デンサが得られる。また、第一の導電性高分子層の全面
を絶縁性高分子層が覆わないので、等価直列特性の優れ
た固体電解コンデンサが得られる。
法は、陽極酸化皮膜からなる誘電体層を形成した弁金属
電極を用意する工程と、可溶性導電性高分子が溶解され
た溶液組成物、または導電性高分子微粒子が分散媒中に
分散された分散液状組成物からなる導電性組成物前駆体
を用意する工程と、前記誘電体層上に前記導電性組成物
前駆体を塗布する工程と、前記導電性組成物前駆体から
媒体を除去して導電性組成物層を形成する工程と、前記
導電性組成物層上の少なくとも一部に、前記誘電体層の
絶縁欠陥部及びその周辺を覆うように電着により絶縁性
高分子層を形成する工程と、前記導電性組成物層上ある
いは絶縁性高分子層上に導電性高分子層を形成する工程
とを備えた構成である。
を施すため、漏れ電流の流れる絶縁欠陥部及びその周辺
を覆うように選択的に絶縁性高分子層を形成できるの
で、実装時や使用時の熱応力により絶縁欠陥部及びその
周辺に生じる陽極酸化皮膜の損傷による漏れ電流の増大
を防止でき、かつ耐電圧特性の優れた固体電解コンデン
サが得られる。また、導電性組成物層の全面を絶縁性高
分子層が覆わないので、等価直列特性の優れた固体電解
コンデンサが得られる。
陽極酸化皮膜を有する誘電体層を形成した弁金属電極を
用意する工程と、前記誘電体層上にマンガン酸化物層を
形成する工程と、前記マンガン酸化物層上の少なくとも
一部に、前記誘電体層の絶縁欠陥部及びその周辺を覆う
ように電着により絶縁性高分子層を形成する工程と、前
記マンガン酸化物層上あるいは絶縁性高分子層上に導電
性高分子層を形成する工程とを有する固体電解コンデン
サの製造方法であり、導電性のあるマンガン酸化物層を
介して電着を施すため、漏れ電流の流れる絶縁欠陥部及
びその周辺を覆うように選択的に絶縁性高分子層を形成
できるので、実装時や使用時の熱応力により絶縁欠陥部
及びその周辺に生じる陽極酸化皮膜の損傷による漏れ電
流の増大を防止でき、かつ耐電圧特性の優れた固体電解
コンデンサを実現できる。また、マンガン酸化物層の全
面を絶縁性高分子層が覆わないので、等価直列特性の優
れた固体電解コンデンサを実現できる。
ンタル、ニオブ、チタン、ジルコニウムから選ばれる一
種を用いることができる。
電解重合により形成することができる。重合性モノマ−
として、ピロ−ル、チオフェン、アニリン、もしくはそ
れらの誘導体を用いることができる。
皮膜を有する誘電体層を形成した弁金属電極を用意する
工程と、前記誘電体層上に化学重合により第一の導電性
高分子層を形成する工程と、前記第一の導電性高分子層
上の少なくとも一部に、前記誘電体層の絶縁欠陥部及び
その周辺を覆うように電着により絶縁性高分子層を形成
する工程と、前記第一の導電性高分子層上あるいは絶縁
性高分子層上に第二の導電性高分子層を形成する工程と
を有する固体電解コンデンサの製造方法であり、導電性
のある第一の導電性高分子層を介して電着を施すため、
漏れ電流の流れる絶縁欠陥部及びその周辺を覆うように
選択的に絶縁性高分子層を形成できるので、実装時や使
用時の熱応力により絶縁欠陥部及びその周辺に生じる陽
極酸化皮膜の損傷による漏れ電流の増大を防止でき、か
つ耐電圧特性の優れた固体電解コンデンサを実現でき
る。また、第一の導電性高分子層の全面を絶縁性高分子
層が覆わないので、等価直列特性の優れた固体電解コン
デンサを実現できる。
皮膜を有する誘電体層を形成した弁金属電極を用意する
工程と、可溶性導電性高分子が溶解された溶液組成物、
または導電性高分子微粒子が分散媒中に分散された分散
液状組成物を有する導電性組成物前駆体を用意する工程
と、前記誘電体層上に前記導電性組成物前駆体を塗布す
る工程と、前記導電性組成物前駆体から媒体を除去して
導電性組成物層を形成する工程と、前記導電性組成物層
上の少なくとも一部に、前記誘電体層の絶縁欠陥部及び
その周辺を覆うように電着により絶縁性高分子層を形成
する工程と、前記導電性組成物層上あるいは絶縁性高分
子層上に導電性高分子層を形成する工程とを有する固体
電解コンデンサの製造方法であり、導電性のある導電性
組成物層を介して電着を施すため、漏れ電流の流れる絶
縁欠陥部及びその周辺を覆うように選択的に絶縁性高分
子層を形成できるので、実装時や使用時の熱応力により
絶縁欠陥部及びその周辺に生じる陽極酸化皮膜の損傷に
よる漏れ電流の増大を防止でき、かつ耐電圧特性の優れ
た固体電解コンデンサを実現できる。また、導電性組成
物層の全面を絶縁性高分子層が覆わないので、等価直列
特性の優れた固体電解コンデンサを実現できる。
電性高分子微粒子分散液の製造方法が種々開示されてお
り、それらを用いて容易に製造することができる。
平6−206986号公報およびケミストリーオブマテ
リアル誌(アメリカンケミカルソサイアティ1989年
発行)1巻6号650頁に記載されている方法で作製す
ることができる。
シテックメタルズ誌(エルゼビア発行)26巻267頁
およびシンシテックメタルズ誌(エルゼビア発行)85
巻1397頁に開示されている。
いては、米国特許5232631号公報およびシンシテ
ックメタルズ誌(エルゼビア発行)85巻1337頁に
記載されている。また、ポリアニリン溶液は三菱レイヨ
ン社より、アクアセーブという商品名で市販されてい
る。
としては浸漬塗布、刷毛塗り、スピンコ−ト、スプレ−
塗布等が用いうる。
体にバインダ−を添加することにより、耐電圧特性をよ
り向上させることができる。
分子や結着剤が用いうる。例えば、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコ−ル、水溶性ポリエステル、水溶
性アクリル樹脂、カルボキシメチルセルロ−ス、ポリビ
ニルスルホン酸塩、ポリスチレンスルホン酸塩、アルコ
キシシラン等が上げられる。
ポリカルボン酸系樹脂、ポリイミド系樹脂またはポリア
ミン系樹脂のいずれかであることが好適である。
に説明する。
の形態について図1をもとに説明する。同図(a)は本
実施の形態におけるコンデンサ素子の外観図であり、
(b)は断面図である。
ッチド箔1を、4mmと3mmの部分に仕切るように、
両面に渡って、幅1mmのポリイミドテープ2を貼付け
た。
×3.3mmの部分に陽極リード線8を取り付け、アル
ミニウムエッチド箔1の4mm×3.3mmの部分を、
70℃の3%アジピン酸アンモニウム水溶液を用い、ま
ず10mV/sの速度で0から35Vまで上げ、続けて
35Vの定電圧を30分間印加し、陽極酸化により誘電
体層3を形成した。そして、脱イオン水の流水により1
0分洗浄してから、105℃で5分乾燥を行った。この
構成をコンデンサと見立て、化成液中の容量を測定した
ところ、5μFであった。
ニウムエッチド箔1の誘電体層3が設けられた部分を浸
漬し、自然乾燥させた後250℃で30分間加熱し熱分
解処理を行い、誘電体層3上にマンガン酸化物層4を形
成した。
陥部及びその周辺に電着によってポリカルボン酸系樹脂
からなる絶縁性高分子層5を形成する。まず、用いた電
着液組成は、固形分10重量%、脱イオン水86重量
%、ブチルセロソルブ4重量%である。その中の固形分
は、分子量約3万のアクリル酸とメタクリル酸とスチレ
ンの共重合体とベンゾグアナミンを7対3で混合し、電
着液中に分散させるため、カルボン酸基の50%をトリ
メチルアミンにより中和したものを用いた。
マンガン酸化物層4が設けられた部分を浸漬し、アルミ
ニウムエッチド箔1が陽極側となるように、リ−ド線8
と隔離して設けた電極との間に電圧10Vを印加し、5
分間定電圧電着を行った。
ってから、80℃20分間と180℃30分間熱処理す
ることにより、ベンゾグアナミンとの間で架橋反応させ
て、ポリカルボン酸系樹脂からなる絶縁性高分子層5を
絶縁欠陥部及びその周辺を覆うように形成した。なお、
ここでは、電着から熱処理までを2回繰り返して絶縁性
高分子層5を形成した。
lとアニオン系界面活性剤であるアルキルナフタレンス
ルホン酸ナトリウム(平均分子量338)0.1mol
/lを脱イオン水の中に入れ、スタ−ラで撹拌して分散
させた電解液を用意する。電解液にアルミニウムエッチ
ド箔1のマンガン酸化物層4が設けられた部分を浸漬
し、不図示のステンレス製の電解重合用電極をマンガン
酸化物層4に近接するようにポリイミドテ−プ2に接触
させ、電解重合用電極と隔離して設けた不図示の電解重
合用第二電極との間に3Vを30分印加して、電解重合
によりマンガン酸化物層4あるいは絶縁性高分子層5の
上にポリピロ−ルからなる導電性高分子層6を形成し
た。
チド箔1を10分浸漬して洗浄を行った。そして、オ−
ブン中に入れて105℃で5分乾燥した。
−ボン層と銀ペイント層で陰極層7を形成すると共に、
陰極リ−ド線9を取り付けた。
ら、エ−ジング処理を行い、合計で10個のコンデンサ
を完成させた。
Hzにおける容量、300kHzにおける等価直列抵
抗、220℃5分加熱前後の10V印加したときの漏れ
電流、及び1V刻みで順方向の電圧を印加して絶縁破壊
が起こる電圧を各々測定した。それらの平均値を以下の
(表1)に示した。
酸化物層を介して電着を施すため、漏れ電流の流れる絶
縁欠陥部及びその周辺を覆うように選択的に絶縁性高分
子層を形成できるので、実装時や使用時の熱応力により
絶縁欠陥部及びその周辺に生じる陽極酸化皮膜の損傷に
よる漏れ電流の増大を防止でき、かつ耐電圧特性の優れ
た固体電解コンデンサを実現できることが分かった。ま
た、マンガン酸化物層の全面を絶縁性高分子層が覆わな
いので、等価直列特性の優れた固体電解コンデンサを実
現できることが分かった。
施の形態について説明する。
えてポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(P
EDOT)からなる第一の導電性高分子層を用いた以
外、実施の形態1と同様にして固体電解コンデンサを作
製した。なお、実施の形態1のポリピロ−ルからなる導
電性高分子層を、ここでは第二の導電性高分子層と名称
を変更している。
る。まず、3,4−エチレンジオキシチオフェン(ED
OT)1mol/lと酸化剤のナフタレンスルホン酸第
二鉄0.2mol/lのメタノ−ルを溶媒とした混合溶
液を用意した。
誘電体層が設けられた部分を1分浸漬してから引き上
げ、60℃のオ−ブン中に入れて30分放置した。化学
重合反応により誘電体層の上にPEDOTからなる第一
の導電性高分子層を形成した後、有機溶剤のエタノ−ル
中にアルミニウムエッチド箔を20分浸漬して洗浄を行
った。そして、オ−ブン中に入れて105℃で30分乾
燥した。
1と同様の評価を行い、その結果を前述の(表1)に示
した。
電性高分子層を介して電着を施すため、漏れ電流の流れ
る絶縁欠陥部及びその周辺を覆うように選択的に絶縁性
高分子層を形成できるので、実装時や使用時の熱応力に
より絶縁欠陥部及びその周辺に生じる陽極酸化皮膜の損
傷による漏れ電流の増大を防止でき、かつ耐電圧特性の
優れた固体電解コンデンサを実現できることが分かっ
た。また、第一の導電性高分子層の全面を絶縁性高分子
層が覆わないので、等価直列特性の優れた固体電解コン
デンサを実現できることが分かった。
て、第一の導電性高分子層の上に電着によって絶縁性高
分子層を設けない以外実施の形態2と同様にしてコンデ
ンサを作製した。
1と同様の評価を行い、その結果を前述の(表1)に示
した。
を設けないために、(表1)に示すように、初期の漏れ
電流も大きく、熱応力により漏れ電流が増大し、また耐
電圧特性が悪かった。
て、第一の導電性高分子層の上に電着によって絶縁性高
分子層を設けず、誘電体層と第一の導電性高分子層の間
に絶縁性高分子層を設けた以外、実施の形態2と同様に
してコンデンサを作製した。
1と同様の評価を行い、その結果を前述の(表1)に示
した。
に絶縁性高分子層を形成しており、絶縁性高分子層は絶
縁欠陥部しか覆わないために、熱応力により絶縁欠陥部
周辺に生じる陽極酸化皮膜の損傷による漏れ電流の増大
が生じ、また耐電圧特性が悪かった。
の形態2との比較から明らかなように、実施の形態2で
は、導電性のある第一の導電性高分子層を介して電着を
施すために、優れた等価直列抵抗特性と、低い漏れ電流
特性、及び高い耐電圧特性を有する固体電解コンデンサ
を得られたことが判明した。
施の形態について説明する。
えてポリアニリンからなる導電性組成物層を用いた以
外、実施の形態1と同様にして固体電解コンデンサを作
製した。
ず、シンシテックメタルズ誌(エルゼビア発行)85巻
1337頁に開示されている方法で、約5重量%の可溶
性導電性高分子が溶解されたスルホン化ポリアニリン水
溶液組成物からなる導電性組成物前駆体を用意した。ア
ルミニウムエッチド箔の誘電体層が設けられた部分に、
導電性組成物前駆体を塗布後、50℃で60分、さらに
150℃で10分加熱して媒体を除去し、ポリアニリン
からなる導電性組成物層を形成した。
1と同様の評価を行い、その結果を前述の(表1)に示
した。
成物層を介して電着を施すため、漏れ電流の流れる絶縁
欠陥部及びその周辺を覆うように選択的に絶縁性高分子
層を形成できるので、実装時や使用時の熱応力により絶
縁欠陥部及びその周辺に生じる陽極酸化皮膜の損傷によ
る漏れ電流の増大を防止でき、かつ耐電圧特性の優れた
固体電解コンデンサを実現できることが分かった。ま
た、導電性組成物層の全面を絶縁性高分子層が覆わない
ので、等価直列特性の優れた固体電解コンデンサを実現
できることが分かった。
て、導電性組成物層の上に電着によって絶縁性高分子層
を設けない以外実施の形態3と同様にしてコンデンサを
作製した。
1と同様の評価を行い、その結果を前述の(表1)に示
した。
を設けないために、(表1)に示すように、初期の漏れ
電流も大きく、熱応力により漏れ電流が増大し、また耐
電圧特性が悪かった。
態3との比較から明らかなように、実施の形態3では、
導電性のある導電性組成物層を介して電着を施すため
に、優れた等価直列抵抗特性と、低い漏れ電流特性、及
び高い耐電圧特性を有する固体電解コンデンサを得られ
たことが判明した。
の形態について図2をもとに説明する。
ウム箔をアジピン酸アンモニウム3%水溶液に浸し、7
0℃で80Vを30分間印加して陽極酸化皮膜を形成
し、2.3×155mmの寸法に切断後アルミニウムタ
ブを介して陽極リード12を取り付けたコンデンサ陽極
箔11を用意した。また、0.05mmの高倍率エッチ
ドアルミニウムを2.3×180mmの寸法に切断し、
陰極リード14を取り付けた陰極箔13を用意した。
のポリアミド不織布製セパレータ15を介して捲回した
後、終末部を粘着テープ16で止めた。そして、アジピ
ン酸アンモニウム3%水溶液に浸し、70℃で70Vを
30分間印加して、再度陽極酸化皮膜形成処理を行っ
た。この捲回型アルミニウム電解コンデンサ素子の液中
容量は、55μFであった。
(3,4−エチレンジオキシチオフェン)微粒子が含ま
れる水分散液状組成物を用意した。これは、F.Jon
as他著シンシテックメタルズ誌(エルゼビア発行)8
5巻1397頁に開示されている方法に準じて作製し
た。この水分散液状組成物に、バインダ−として約10
重量%の水溶性アクリル樹脂を添加して、導電性組成物
前駆体を作製した。
子を浸漬して塗布後、50℃で60分、さらに130℃
で20分加熱して媒体を除去し、ポリ(3,4−エチレ
ンジオキシチオフェン)とアクリル樹脂からなる導電性
組成物層を形成した。
の絶縁欠陥部及びその周辺に電着によってポリカルボン
酸系樹脂からなる絶縁性高分子層を形成する。電着液組
成は、固形分10重量%、脱イオン水86重量%、ブチ
ルセロソルブ4重量%である。その中の固形分は、分子
量約3万のアクリル酸とメタクリル酸とスチレンの共重
合体とベンゾグアナミンを7対3で混合し、電着液中に
分散させるため、カルボン酸基の50%をトリメチルア
ミンにより中和したものを用いた。
極箔11が陽極側となるように、陽極リ−ド12と隔離
して設けた電極との間に電圧15Vを印加し、5分間定
電圧電着を行った。
ってから、80℃20分間と180℃30分間熱処理す
ることにより、ベンゾグアナミンとの間で架橋反応させ
て、ポリカルボン酸系樹脂からなる絶縁性高分子層を陽
極箔11の絶縁欠陥部及びその周辺を覆うように形成し
た。なお、ここでは、電着から熱処理までを2回繰り返
して絶縁性高分子層を形成した。
mol/lと3,4−エチレンジオキシチオフェンモノ
マ−1.6mol/lをメタノ−ルの中に入れて混合し
た重合溶液にコンデンサ素子を浸漬して塗布後、50℃
で30分、90℃で30分の熱処理と洗浄・乾燥を施
し、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)層か
らなる導電性高分子層を形成した。
に封口ゴムを用いて組み立ててから、エ−ジング処理を
行い、合計で10個のコンデンサを完成させた。
Hzにおける容量、300kHzにおける等価直列抵
抗、220℃5分加熱前後の25V印加したときの漏れ
電流、及び1V刻みで順方向の電圧を印加して絶縁破壊
が起こる電圧を各々測定した。それらの平均値を前述の
(表1)に示した。
成物層を介して電着を施すため、漏れ電流の流れる陽極
箔の絶縁欠陥部及びその周辺を覆うように選択的に絶縁
性高分子層を形成できるので、実装時や使用時の熱応力
により絶縁欠陥部及びその周辺に生じる陽極酸化皮膜の
損傷による漏れ電流の増大を防止でき、かつ耐電圧特性
の優れた固体電解コンデンサを実現できることが分かっ
た。また、陽極箔上の導電性組成物層の全面を絶縁性高
分子層が覆わないので、等価直列特性の優れた固体電解
コンデンサを実現できることが分かった。
て、導電性組成物層の上に電着によって絶縁性高分子層
を設けない以外実施の形態4と同様にしてコンデンサを
作製した。
4と同様の評価を行い、その結果を前述の(表1)に示
した。
を設けないために、(表1)に示すように、初期の漏れ
電流も大きく、熱応力により漏れ電流が増大し、また耐
電圧特性が悪かった。
態4との比較から明らかなように、実施の形態4では、
導電性のある導電性組成物層を介して電着を施すため
に、優れた等価直列抵抗特性と、低い漏れ電流特性、及
び高い耐電圧特性を有する固体電解コンデンサを得られ
たことが判明した。
としてスルホン化ポリアニリンを、導電性高分子微粒子
としてポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)を
用いたが、可溶性の、あるいは分散可能な導電性高分子
であればそれ以外の材料も用いることもでき、本発明は
その種類に限定されない。
溶性アクリル樹脂を用いたが、媒体に分散可能な高分子
や結着剤であればそれ以外の材料も用いることもでき、
本発明はその種類に限定されない。
を一回塗布する場合について述べたが、繰り返し塗布し
て導電性組成物層を形成することもできる。
して、ポリカルボン酸系樹脂を用いたが、本発明はポリ
イミド系樹脂、ポリアミン系樹脂などの電着により薄膜
を形成できる高分子材料であれば用いることもでき、本
発明はその種類に限定されない。
あるマンガン酸化物層、第一の導電性高分子層、あるい
は導電性組成物層を介して電着を施すため、漏れ電流の
流れる陽極酸化皮膜の絶縁欠陥部及びその周辺を覆うよ
うに選択的に絶縁性高分子層を形成できるので、実装時
や使用時の熱応力により絶縁欠陥部及びその周辺に生じ
る陽極酸化皮膜の損傷による漏れ電流の増大を防止で
き、かつ耐電圧特性の優れた固体電解コンデンサを得る
ことができるという有利な効果が得られる。
絶縁性高分子層が覆わないので、等価直列特性の優れた
固体電解コンデンサを得ることができるという有利な効
果が得られる。
子を示す図
子を示す図
Claims (5)
- 【請求項1】 陽極酸化皮膜を有する誘電体層を形成し
た弁金属電極を用意する工程と、前記誘電体層上にマン
ガン酸化物層を形成する工程と、前記マンガン酸化物層
上の少なくとも一部に、前記誘電体層の絶縁欠陥部及び
その周辺を覆うように電着により絶縁性高分子層を形成
する工程と、前記マンガン酸化物層上あるいは絶縁性高
分子層上に導電性高分子層を形成する工程とを有する固
体電解コンデンサの製造方法。 - 【請求項2】 陽極酸化皮膜を有する誘電体層を形成し
た弁金属電極を用意する工程と、前記誘電体層上に化学
重合により第一の導電性高分子層を形成する工程と、前
記第一の導電性高分子層上の少なくとも一部に、前記誘
電体層の絶縁欠陥部及びその周辺を覆うように電着によ
り絶縁性高分子層を形成する工程と、前記第一の導電性
高分子層上あるいは絶縁性高分子層上に第二の導電性高
分子層を形成する工程とを有する固体電解コンデンサの
製造方法。 - 【請求項3】 陽極酸化皮膜を有する誘電体層を形成し
た弁金属電極を用意する工程と、可溶性導電性高分子が
溶解された溶液組成物、または導電性高分子微粒子が分
散媒中に分散された分散液状組成物を有する導電性組成
物前駆体を用意する工程と、前記誘電体層上に前記導電
性組成物前駆体を塗布する工程と、前記導電性組成物前
駆体から媒体を除去して導電性組成物層を形成する工程
と、前記導電性組成物層上の少なくとも一部に、前記誘
電体層の絶縁欠陥部及びその周辺を覆うように電着によ
り絶縁性高分子層を形成する工程と、前記導電性組成物
層上あるいは絶縁性高分子層上に導電性高分子層を形成
する工程とを有する固体電解コンデンサの製造方法。 - 【請求項4】 前記導電性組成物前駆体にバインダ−が
添加されていることを特徴とする請求項3記載の固体電
解コンデンサの製造方法。 - 【請求項5】 絶縁性高分子層がポリカルボン酸系樹
脂、ポリイミド系樹脂またはポリアミン系樹脂のいずれ
かであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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| JP2008160040A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Tdk Corp | キャパシタの製造方法 |
| JP2013062531A (ja) * | 2005-12-12 | 2013-04-04 | Tdk Corp | キャパシタおよびその製造方法 |
| JP2016176092A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-10-06 | 伸和コントロールズ株式会社 | 熱交換器の電着塗装方法 |
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-
2000
- 2000-10-03 JP JP2000303351A patent/JP3671828B2/ja not_active Expired - Fee Related
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