JP2002110091A - 電極材料、高圧放電ランプおよび照明装置 - Google Patents
電極材料、高圧放電ランプおよび照明装置Info
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- JP2002110091A JP2002110091A JP2000301358A JP2000301358A JP2002110091A JP 2002110091 A JP2002110091 A JP 2002110091A JP 2000301358 A JP2000301358 A JP 2000301358A JP 2000301358 A JP2000301358 A JP 2000301358A JP 2002110091 A JP2002110091 A JP 2002110091A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高圧放電ランプなどの電極において、電極変形
および消耗を抑制し、安定的に電子放射性を維持する電
極材料を提供する。さらに管壁の石英ガラスとの失透を
抑制し高圧放電ランプの超寿命化を図る。 【解決手段】タングステンのような高融点金属を基体と
し、ハフニウムまたはストロンチウムから選択される失
透抑制の機能を有する金属ならびにランタン、イットリ
ウム、セリウム、トリウムから選択される電子放射機能
を有する金属の複合酸化物を1〜4wt%含有している
合金からなる電極材料を高圧放電ランプLP1の陰極3
に用いる。
および消耗を抑制し、安定的に電子放射性を維持する電
極材料を提供する。さらに管壁の石英ガラスとの失透を
抑制し高圧放電ランプの超寿命化を図る。 【解決手段】タングステンのような高融点金属を基体と
し、ハフニウムまたはストロンチウムから選択される失
透抑制の機能を有する金属ならびにランタン、イットリ
ウム、セリウム、トリウムから選択される電子放射機能
を有する金属の複合酸化物を1〜4wt%含有している
合金からなる電極材料を高圧放電ランプLP1の陰極3
に用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧放電ランプの
電極、特に水銀灯およびキセノンランプなどの陰極に適
した電極材料、この電極材料を用いた高圧放電ランプお
よび照明装置に関する。
電極、特に水銀灯およびキセノンランプなどの陰極に適
した電極材料、この電極材料を用いた高圧放電ランプお
よび照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超高圧水銀ランプまたはキセノン
ランプに用いられる陰極として、酸化トリウムなどを添
加したタングステン合金が使用されており、また陽極に
は純度99.9%以上の純タングステンまたはタングス
テンに結晶成長を抑制するためにK,Si,Alなどを
ドープしたドープトタングステンなどが使用されてい
る。
ランプに用いられる陰極として、酸化トリウムなどを添
加したタングステン合金が使用されており、また陽極に
は純度99.9%以上の純タングステンまたはタングス
テンに結晶成長を抑制するためにK,Si,Alなどを
ドープしたドープトタングステンなどが使用されてい
る。
【0003】ところで、上記酸化トリウムを添加したタ
ングステン電極材料(いわゆるトリエ−テッドタングス
テン材)は電子放射性に優れたものであるが、酸化トリ
ウムは放射性物質であるため原料の入手が困難となりつ
つあり、また、保管および取り扱いに厳重な管理が必要
であった。このため、酸化トリウムの添加を減少させる
または不要とすることが望まれている。
ングステン電極材料(いわゆるトリエ−テッドタングス
テン材)は電子放射性に優れたものであるが、酸化トリ
ウムは放射性物質であるため原料の入手が困難となりつ
つあり、また、保管および取り扱いに厳重な管理が必要
であった。このため、酸化トリウムの添加を減少させる
または不要とすることが望まれている。
【0004】また、この種のランプに使用される陰極
は、作動温度が高く、特に電極材料が飛散し電極が変形
しやすい問題があり、電極材料が飛散し管壁に付着する
などが要因となる黒化、失透の発生はランプの寿命特性
を悪化させ、また、電極の変形はアークの変形およびち
らつきの原因となっている。特に、近年の高圧放電ラン
プの小型化および高負荷化などに伴って、上記したよう
な電極の変形および消耗、また光束維持率の低下および
ランプの黒化などが一層生じやすい状況になっている。
特に高圧放電ランプは使用中内部の温度が高温であるた
め電極の温度が上昇しやすくなっており、これも電極の
変形および消耗などの一因となっている。
は、作動温度が高く、特に電極材料が飛散し電極が変形
しやすい問題があり、電極材料が飛散し管壁に付着する
などが要因となる黒化、失透の発生はランプの寿命特性
を悪化させ、また、電極の変形はアークの変形およびち
らつきの原因となっている。特に、近年の高圧放電ラン
プの小型化および高負荷化などに伴って、上記したよう
な電極の変形および消耗、また光束維持率の低下および
ランプの黒化などが一層生じやすい状況になっている。
特に高圧放電ランプは使用中内部の温度が高温であるた
め電極の温度が上昇しやすくなっており、これも電極の
変形および消耗などの一因となっている。
【0005】点光源の機能を求められるような短ギャッ
プの高圧放電ランプの場合、特に電極の変形および消耗
によるアークの変形によって、光学系を通しての照度の
変化が顕著となりやすく、より信頼性の高い電極が求め
られている。
プの高圧放電ランプの場合、特に電極の変形および消耗
によるアークの変形によって、光学系を通しての照度の
変化が顕著となりやすく、より信頼性の高い電極が求め
られている。
【0006】このような問題を解決するため、新たな電
極材料として特許2792543号公報には、バリウム
を含む複合酸化物を高融点金属に添加した放電管用陰極
(従来例1)が開示され、また、特開平11−5408
6号公報には硼化ランタンの化合物を添加したタングス
テン系電極材(従来例2)が開示されている。
極材料として特許2792543号公報には、バリウム
を含む複合酸化物を高融点金属に添加した放電管用陰極
(従来例1)が開示され、また、特開平11−5408
6号公報には硼化ランタンの化合物を添加したタングス
テン系電極材(従来例2)が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1に開示されているようにバリウムを含む複合酸化物を
上記のような高圧放電ランプに利用した場合電極温度が
3000℃以上の高温となり、バリウムのような融点の
低い金属は、複合酸化物として添加したとしても蒸発を
抑制することができずに、電極材料が蒸発し電極が変形
するおよびランプが黒化するなどの不具合を生じてしま
う。
1に開示されているようにバリウムを含む複合酸化物を
上記のような高圧放電ランプに利用した場合電極温度が
3000℃以上の高温となり、バリウムのような融点の
低い金属は、複合酸化物として添加したとしても蒸発を
抑制することができずに、電極材料が蒸発し電極が変形
するおよびランプが黒化するなどの不具合を生じてしま
う。
【0008】また、従来例2にあるように硼化ランタン
を用いることで、電極の電子放射を向上させる場合に
は、蒸発したこれらの材料が発光管材料であるガラスに
付着し、特に硼化ランタンは融点が低く管壁に付着し管
壁の白濁によって透過率が低下するするなどの不具合が
生じている。
を用いることで、電極の電子放射を向上させる場合に
は、蒸発したこれらの材料が発光管材料であるガラスに
付着し、特に硼化ランタンは融点が低く管壁に付着し管
壁の白濁によって透過率が低下するするなどの不具合が
生じている。
【0009】本発明は、これらの不具合を解消するた
め、酸化トリウムのような放射性物質の添加量を減少す
るまたは不要とし、また電極の変形を抑制し、発光管材
料の失透を抑制することのできる電極材料を提供するこ
とを目的とする。
め、酸化トリウムのような放射性物質の添加量を減少す
るまたは不要とし、また電極の変形を抑制し、発光管材
料の失透を抑制することのできる電極材料を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電極材
料は、高融点金属を基材とし、失透抑制の機能を有する
金属および電子放射機能を有する金属の複合酸化物を1
〜4wt%含有している合金であることを特徴とする。
料は、高融点金属を基材とし、失透抑制の機能を有する
金属および電子放射機能を有する金属の複合酸化物を1
〜4wt%含有している合金であることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の電極材
料であって、失透抑制機能を有する金属は、ハフニウム
またはストロンチウムから選択され、電子放射機能を有
する金属は、ランタン、イットリウム、セリウム、トリ
ウムから選択することを特徴とする。
料であって、失透抑制機能を有する金属は、ハフニウム
またはストロンチウムから選択され、電子放射機能を有
する金属は、ランタン、イットリウム、セリウム、トリ
ウムから選択することを特徴とする。
【0012】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0013】高融点金属とは、例えば、タングステン、
レニウム、モリブデンの1種またはこれらの合金を許容
する。
レニウム、モリブデンの1種またはこれらの合金を許容
する。
【0014】失透抑制機能を有する金属は、ハフニウム
またはストロンチウムから選択される。
またはストロンチウムから選択される。
【0015】電子放射機能を有する金属は、仕事関数が
低い金属から選択され、特にランタン、イットリウム、
セリウムなどの希土類、トリウムから選択することがで
きる。これらの金属は電子放射に優れた金属であること
が知られている。
低い金属から選択され、特にランタン、イットリウム、
セリウムなどの希土類、トリウムから選択することがで
きる。これらの金属は電子放射に優れた金属であること
が知られている。
【0016】上記の失透抑制機能を有する金属と電子放
射機能を有する金属の複合酸化物を形成することで、金
属間の結合エネルギーが大きく、電子放射機能を有する
金属の蒸発を抑制することができる。特に電子放射機能
を有する金属である希土類は、使用中電極材料が蒸発す
るなどして飛散した場合、管壁材と反応し結晶化させ失
透を生じる問題があったが、このような金属が蒸発して
も、失透抑制機能を有している金属とともに蒸発される
ため、管壁での反応を低減することができる。
射機能を有する金属の複合酸化物を形成することで、金
属間の結合エネルギーが大きく、電子放射機能を有する
金属の蒸発を抑制することができる。特に電子放射機能
を有する金属である希土類は、使用中電極材料が蒸発す
るなどして飛散した場合、管壁材と反応し結晶化させ失
透を生じる問題があったが、このような金属が蒸発して
も、失透抑制機能を有している金属とともに蒸発される
ため、管壁での反応を低減することができる。
【0017】また、電子放射機能を有する金属としてト
リウムのような電子放射物質を用いる場合であっても、
複合酸化物として電極材料に添加するため電子放射物質
の絶対量を低減することができる。
リウムのような電子放射物質を用いる場合であっても、
複合酸化物として電極材料に添加するため電子放射物質
の絶対量を低減することができる。
【0018】電極材料は、高融点金属の粉末と、失透機
能を有する金属と電子放射機能を有する金属の複合酸化
物の粉末とを含む混合粉末を、電極形状に形成した後焼
結する、加圧成形後焼結したものを鍛造し電極形状に形
成するなどで製造することができ、焼結は、真空雰囲気
内で還元ガスを導入し過熱を行う焼結する方法、真空雰
囲気の中で段階的に昇温して加熱する焼結方法、放電プ
ラズマを用いて焼結する方法などを用いることができ
る。例えば、加熱焼結方法としては、水素雰囲気中で3
000℃の高温化で焼結する方法、真空雰囲気の中で段
階的に昇温して加熱する焼結方法は、1次再結晶温度
(2000〜2300℃)で一定時間(30分〜1時間
程度)保持した後2次再結晶温度以上(2500℃程
度)に段階的に昇温する。このように形成した電極は電
極の再結晶粒径を安定させることができるためと考えら
れる。
能を有する金属と電子放射機能を有する金属の複合酸化
物の粉末とを含む混合粉末を、電極形状に形成した後焼
結する、加圧成形後焼結したものを鍛造し電極形状に形
成するなどで製造することができ、焼結は、真空雰囲気
内で還元ガスを導入し過熱を行う焼結する方法、真空雰
囲気の中で段階的に昇温して加熱する焼結方法、放電プ
ラズマを用いて焼結する方法などを用いることができ
る。例えば、加熱焼結方法としては、水素雰囲気中で3
000℃の高温化で焼結する方法、真空雰囲気の中で段
階的に昇温して加熱する焼結方法は、1次再結晶温度
(2000〜2300℃)で一定時間(30分〜1時間
程度)保持した後2次再結晶温度以上(2500℃程
度)に段階的に昇温する。このように形成した電極は電
極の再結晶粒径を安定させることができるためと考えら
れる。
【0019】また、添加する複合酸化物を1〜4wt%
としたのは、複合酸化物が1wt%未満であれば、電子
放射性物質の量が微量過ぎるため電子放射性が悪化し、
このためこの電極材料で例えばランプの電極を構成した
場合に、ランプが立ち消える、不点灯となる不具合を生
じる。4wt%を越えると、高融点金属との合金とした
ときに、電極材料の融点が低下し、このためこの電極材
料でランプの電極を構成した場合に寿命中に電極材料が
蒸発し、電極が変形する、管壁に付着した電極材料によ
って管壁が黒化などを生じる虞があるためである。
としたのは、複合酸化物が1wt%未満であれば、電子
放射性物質の量が微量過ぎるため電子放射性が悪化し、
このためこの電極材料で例えばランプの電極を構成した
場合に、ランプが立ち消える、不点灯となる不具合を生
じる。4wt%を越えると、高融点金属との合金とした
ときに、電極材料の融点が低下し、このためこの電極材
料でランプの電極を構成した場合に寿命中に電極材料が
蒸発し、電極が変形する、管壁に付着した電極材料によ
って管壁が黒化などを生じる虞があるためである。
【0020】請求項1または2の発明によれば、安定的
に電子を放射することができ、かつ電極材料が蒸発する
などして管壁材に被着しても管壁材との反応を抑制し失
透などの不具合を低減することができる電極材料を提供
することができる。
に電子を放射することができ、かつ電極材料が蒸発する
などして管壁材に被着しても管壁材との反応を抑制し失
透などの不具合を低減することができる電極材料を提供
することができる。
【0021】請求項3の発明の高圧放電ランプは、石英
ガラスからなる透光性容器と;透光性容器に少なくとも
1対が封装され、そのうちの少なくとも1つは請求項1
または2記載の電極材料からなる電極と;を具備してい
る。
ガラスからなる透光性容器と;透光性容器に少なくとも
1対が封装され、そのうちの少なくとも1つは請求項1
または2記載の電極材料からなる電極と;を具備してい
る。
【0022】請求項4の発明の高圧放電ランプは、石英
ガラスからなる透光性容器と;透光性容器に封装される
請求項1または2に記載の電極材料からなる陰極と;陰
極に対向して透光性容器に封装される高融点金属からな
る陽極と;を具備している。
ガラスからなる透光性容器と;透光性容器に封装される
請求項1または2に記載の電極材料からなる陰極と;陰
極に対向して透光性容器に封装される高融点金属からな
る陽極と;を具備している。
【0023】高圧放電ランプは、水銀ランプ、メタルハ
ライドランプを示す。特に、本発明は点灯時の内圧が高
く、高負荷である超高圧放電ランプに適用することがで
きる。また、ランプは直流、交流どちらで点灯するもの
も許容するが、直流点灯ランプにおいて陰極側に本発明
の電極材料を用いることで、陰極の電子放射性を良好と
することができ、ランプの立消え、ちらつきを低減さ
せ、始動特性を良好とすることができる。
ライドランプを示す。特に、本発明は点灯時の内圧が高
く、高負荷である超高圧放電ランプに適用することがで
きる。また、ランプは直流、交流どちらで点灯するもの
も許容するが、直流点灯ランプにおいて陰極側に本発明
の電極材料を用いることで、陰極の電子放射性を良好と
することができ、ランプの立消え、ちらつきを低減さ
せ、始動特性を良好とすることができる。
【0024】請求項3の発明によれば、電極の変形およ
び消耗を低減でき、また、管壁材である石英ガラスとの
反応を抑制することができるため、高圧放電ランプを長
寿命化することができる。
び消耗を低減でき、また、管壁材である石英ガラスとの
反応を抑制することができるため、高圧放電ランプを長
寿命化することができる。
【0025】請求項4の発明によれば、請求項3の効果
に加えて、特に、陰極の電子放射性が向上することがで
きるため、寿命中の立消えを抑止し、さらにランプの長
寿命化に有効である
に加えて、特に、陰極の電子放射性が向上することがで
きるため、寿命中の立消えを抑止し、さらにランプの長
寿命化に有効である
【0026】請求項5の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置の光源として封装される請求項3または
4に記載の高圧放電ランプと;高圧放電ランプを点灯す
る点灯装置と;を具備している。
体と;照明装置の光源として封装される請求項3または
4に記載の高圧放電ランプと;高圧放電ランプを点灯す
る点灯装置と;を具備している。
【0027】本発明において、照明装置とは、高圧放電
ランプの発光を利用するあらゆる装置を意味しており、
たとえば照明器具、液晶などのバックライト、自動車用
ヘッドライト、露光装置などを含む。また、点灯装置と
は、高圧放電ランプを安定に点灯させるものであれば良
い。
ランプの発光を利用するあらゆる装置を意味しており、
たとえば照明器具、液晶などのバックライト、自動車用
ヘッドライト、露光装置などを含む。また、点灯装置と
は、高圧放電ランプを安定に点灯させるものであれば良
い。
【0028】請求項5に発明によれば請求項3または4
の効果を奏する照明装置を提供することができる。
の効果を奏する照明装置を提供することができる。
【0029】
【発明の実施形態】本発明の光源装置の第1の実施例を
図1を参照して説明する。図1は、250Wタイプの超
高圧水銀ランプLP1の断面図である。
図1を参照して説明する。図1は、250Wタイプの超
高圧水銀ランプLP1の断面図である。
【0030】同図において、1は石英ガラスからなるバ
ルブでありこのバルブ1は楕円球状の放電空間1aとそ
れに連通した一対の封止部1b、1bを有している。封
止部1b、1bにはそれぞれ陰極3、陽極4が収納され
ている。放電空間は最大径が20mm、その肉厚が2m
mである。放電空間1a内部には図示しない水銀120
mg、アルゴンガス500torr(約66.5kP
a)が封入されている。
ルブでありこのバルブ1は楕円球状の放電空間1aとそ
れに連通した一対の封止部1b、1bを有している。封
止部1b、1bにはそれぞれ陰極3、陽極4が収納され
ている。放電空間は最大径が20mm、その肉厚が2m
mである。放電空間1a内部には図示しない水銀120
mg、アルゴンガス500torr(約66.5kP
a)が封入されている。
【0031】陰極3は、本発明の電極材料からなりその
先端は先端角が30°をなす円錐形状に成形されて、そ
れ以外の電極軸3aの軸径は1.5mmである。
先端は先端角が30°をなす円錐形状に成形されて、そ
れ以外の電極軸3aの軸径は1.5mmである。
【0032】陽極4は、放電空間1aにおいて陰極と対
向配置されている。陽極4はドープトタングステンから
なり、径が2.5mmの電極軸4aの先端には径が4.
0mm、長さ8mmの胴部4bを有している。
向配置されている。陽極4はドープトタングステンから
なり、径が2.5mmの電極軸4aの先端には径が4.
0mm、長さ8mmの胴部4bを有している。
【0033】陰極3および陽極4はそれらの基端部が封
止部1b内に幅2mm、厚さ26μm、長さ28mmの
モリブデンからなる箔導体6、6を介して封止,固定さ
れている。箔導体6には電気的に外部リード線7、7が
接続されている。
止部1b内に幅2mm、厚さ26μm、長さ28mmの
モリブデンからなる箔導体6、6を介して封止,固定さ
れている。箔導体6には電気的に外部リード線7、7が
接続されている。
【0034】バルブ1の封止部両端にはそれぞれ口金
8、8がセラミック接着剤(図示しない)によって固着
されており外部リード線7、7と電気的に内部で接続さ
れている。
8、8がセラミック接着剤(図示しない)によって固着
されており外部リード線7、7と電気的に内部で接続さ
れている。
【0035】図2は、上記第1の実施形態のランプLP
1を用いた紫外線照射装置10の例を示す。同図におい
て、紫外線照射装置10は、上記第1の実施形態の超高
圧水銀ランプLPと、この超高圧水銀ランプLPの周囲
に配置されて超高圧水銀ランプLP1が発生した紫外線
を集光する楕円反射板11と、この楕円反射板11から
の紫外線を光ファイバ12の受光面に向けて反射する平
板状の反射板13、紫外線の照射面の熱を低減するため
の熱線カットフィルタ14およびシャッタ15とからな
っている。
1を用いた紫外線照射装置10の例を示す。同図におい
て、紫外線照射装置10は、上記第1の実施形態の超高
圧水銀ランプLPと、この超高圧水銀ランプLPの周囲
に配置されて超高圧水銀ランプLP1が発生した紫外線
を集光する楕円反射板11と、この楕円反射板11から
の紫外線を光ファイバ12の受光面に向けて反射する平
板状の反射板13、紫外線の照射面の熱を低減するため
の熱線カットフィルタ14およびシャッタ15とからな
っている。
【0036】本実施形態のランプの陰極材として表1に
ある添加材を添加した電極材料を高圧放電ランプの陰極
に用いた実施例を示す。
ある添加材を添加した電極材料を高圧放電ランプの陰極
に用いた実施例を示す。
【0037】実施例1は、電極材料にタングステンを基
体とし添加物としてHfLa2O5を2.0wt%添加
したものを上記実施形態の超高圧放電ランプの陰極に使
用したものである。電極の大きさなども上記実施形態に
記載したものである。
体とし添加物としてHfLa2O5を2.0wt%添加
したものを上記実施形態の超高圧放電ランプの陰極に使
用したものである。電極の大きさなども上記実施形態に
記載したものである。
【0038】実施例2は、電極材料にタングステンを基
体とし添加物としてHfThO4を2.0wt%添加し
たものを上記実施形態の超高圧放電ランプの陰極に使用
したものである。電極の大きさなども上記実施形態に記
載したものと同一である。
体とし添加物としてHfThO4を2.0wt%添加し
たものを上記実施形態の超高圧放電ランプの陰極に使用
したものである。電極の大きさなども上記実施形態に記
載したものと同一である。
【0039】これらの実施例と比較を行うために比較例
1として、電極材料にタングステンを基体とし添加物と
してLa2O3を2.0wt%添加したものを上記実施
形態の超高圧放電ランプの陰極に使用したものをしめ
す。電極の大きさなども上記実施形態に記載したものと
同一である。
1として、電極材料にタングステンを基体とし添加物と
してLa2O3を2.0wt%添加したものを上記実施
形態の超高圧放電ランプの陰極に使用したものをしめ
す。電極の大きさなども上記実施形態に記載したものと
同一である。
【0040】また、比較例2は、電極材料にタングステ
ンを基体とし、添加物としてThO 2を1.7wt%添
加したものを上記実施形態の超高圧放電ランプの陰極に
使用したものをしめす。電極の大きさなども上記実施形
態に記載したものである。
ンを基体とし、添加物としてThO 2を1.7wt%添
加したものを上記実施形態の超高圧放電ランプの陰極に
使用したものをしめす。電極の大きさなども上記実施形
態に記載したものである。
【0041】これらのそれぞれの電極材料を陰極として
使用した超高圧放電ランプの寿命特性として、500時
間経過後の紫外線(365nmいわゆるi線)の照度維
持率の結果を表1に示す。
使用した超高圧放電ランプの寿命特性として、500時
間経過後の紫外線(365nmいわゆるi線)の照度維
持率の結果を表1に示す。
【表1】
【0042】表1から明らかなように、実施例1および
2の各電極材料を用いた超高圧水銀ランプは比較例1お
よび2の電極材料を用いたものと比較して光束維持率に
優れていることが分かる。ランプをこの寿命試験後に観
察すると、電極、とくに陰極の変形、消耗が少なく、ま
たバルブ1の放電空間1aの黒化が少なくなっているこ
とが観察された。これは、超高圧放電ランプの長寿命化
に大きく寄与するものである。
2の各電極材料を用いた超高圧水銀ランプは比較例1お
よび2の電極材料を用いたものと比較して光束維持率に
優れていることが分かる。ランプをこの寿命試験後に観
察すると、電極、とくに陰極の変形、消耗が少なく、ま
たバルブ1の放電空間1aの黒化が少なくなっているこ
とが観察された。これは、超高圧放電ランプの長寿命化
に大きく寄与するものである。
【0043】
【発明の効果】請求項1または2の発明によれば、安定
的に電子を放射することができ、さらに電極材料が蒸発
するなどして、管壁材に被着したとしても、管壁材との
反応を抑制することのできる電極材料を提供することが
できる。
的に電子を放射することができ、さらに電極材料が蒸発
するなどして、管壁材に被着したとしても、管壁材との
反応を抑制することのできる電極材料を提供することが
できる。
【0044】請求項3の発明によれば、電極の変形およ
び消耗を低減でき、また、管壁材である石英ガラスとの
反応を抑制することができるため、高圧放電ランプを長
寿命化することができる。
び消耗を低減でき、また、管壁材である石英ガラスとの
反応を抑制することができるため、高圧放電ランプを長
寿命化することができる。
【0045】請求項4の発明によれば、請求項3の効果
に加えて、特に、陰極の電子放射性が向上することがで
きるため、寿命中の立消えを抑止し、さらにランプの長
寿命化に有効である
に加えて、特に、陰極の電子放射性が向上することがで
きるため、寿命中の立消えを抑止し、さらにランプの長
寿命化に有効である
【0046】請求項5に発明によれば請求項3または4
の効果を奏する照明装置を提供することができる。
の効果を奏する照明装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の超高圧放電ランプの
断面図
断面図
【図2】第1の実施形態の超高圧放電ランプを用いた紫
外線照射装置の概略図
外線照射装置の概略図
LP1…超高圧放電ランプ 1…バルブ 3…陰極 4…陽極 10…紫外線照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 淨子 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 Fターム(参考) 5C015 AA05 BB01 CC07 CC08 CC09 CC12 JJ08
Claims (5)
- 【請求項1】高融点金属を基材とし、失透抑制の機能を
有する金属および電子放射機能を有する金属の複合酸化
物を1〜4wt%含有している合金であることを特徴と
する電極材料。 - 【請求項2】失透抑制機能を有する金属は、ハフニウム
またはストロンチウムから選択され、電子放射機能を有
する金属は、ランタン、イットリウム、セリウム、トリ
ウムから選択されることを特徴とする請求項1記載の電
極材料。 - 【請求項3】石英ガラスからなる透光性容器と;透光性
容器に少なくとも1対が封装され、そのうちの少なくと
も1つは請求項1または2記載の電極材料からなる電極
と;を具備したことを特徴とする高圧放電ランプ。 - 【請求項4】石英ガラスからなる透光性容器と;透光性
容器に封装される請求項1または2に記載の電極材料か
らなる陰極と;陰極に対向して透光性容器に封装される
高融点金属からなる陽極と;を具備することを特徴とす
る高圧放電ランプ。 - 【請求項5】照明装置本体と;照明装置の光源として封
装される請求項3または4に記載の高圧放電ランプと;
高圧放電ランプを点灯する点灯装置と;を具備すること
を特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000301358A JP2002110091A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 電極材料、高圧放電ランプおよび照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000301358A JP2002110091A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 電極材料、高圧放電ランプおよび照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002110091A true JP2002110091A (ja) | 2002-04-12 |
Family
ID=18782909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000301358A Pending JP2002110091A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 電極材料、高圧放電ランプおよび照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002110091A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005519435A (ja) * | 2002-03-05 | 2005-06-30 | パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング | ショートアーク型高圧放電ランプ |
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| JP2006286236A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Ushio Inc | 高負荷高輝度放電ランプ |
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| KR100847482B1 (ko) * | 2006-12-19 | 2008-07-22 | 엘지전자 주식회사 | 방전램프 |
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| JP2009259790A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-11-05 | Harison Toshiba Lighting Corp | 高圧放電ランプ |
| JP2012048828A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Ushio Inc | ショートアーク型放電ランプ |
-
2000
- 2000-09-29 JP JP2000301358A patent/JP2002110091A/ja active Pending
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