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JP2002198036A - 負極及び非水電解質電池並びにそれらの製造方法 - Google Patents

負極及び非水電解質電池並びにそれらの製造方法

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Publication number
JP2002198036A
JP2002198036A JP2000391185A JP2000391185A JP2002198036A JP 2002198036 A JP2002198036 A JP 2002198036A JP 2000391185 A JP2000391185 A JP 2000391185A JP 2000391185 A JP2000391185 A JP 2000391185A JP 2002198036 A JP2002198036 A JP 2002198036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
electrolyte battery
silicon
active material
aqueous electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000391185A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Akashi
寛之 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000391185A priority Critical patent/JP2002198036A/ja
Publication of JP2002198036A publication Critical patent/JP2002198036A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負極材料における界面破壊を抑える。 【解決手段】 負極活物質を含有する負極と、正極活物
質を含有する正極と、電解質と、微多孔性膜からなるセ
パレータとを備え、上記負極の容量が、軽金属をイオン
状態で吸蔵及び離脱する際に得られる容量成分と、軽金
属が析出及び溶解する際に得られる容量成分との和で表
される非水電解質電池であって、上記負極は、珪素又は
珪素化合物を含有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負極活物質を含有
する負極、及び上記負極と、正極活物質を含有する正極
と、電解質と、セパレータとを備える非水電解質電池に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、PDA、カムコーダ
ー、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯型電子機
器の発達は目覚しく、その駆動時間の長時間化が強く望
まれている。ほとんどの携帯型電子機器は、二次電池を
駆動電源として採用していることから、二次電池の高容
量化、高エネルギー密度化開発は、携帯型電子機器の実
用化において重要な役割を担っている。
【0003】これまでに実用化されている二次電池のな
かで、最も高いエネルギー密度を有する二次電池は、L
iイオン二次電池である。しかし、最近ではさらなる高
エネルギー密度を有する二次電池を望む声が高まりつつ
あり、多くの研究者らが次世代の高エネルギー密度型電
池の開発を精力的に進めている。
【0004】このような市場要求のもと、現在、次世代
の高エネルギー密度型電池として期待されているのはL
i金属二次電池である。一般的なLi金属二次電池は、
負極集電体にLi金属を圧着したものを負極として採用
し、さらに正極としてMnO 等を組合せた構成とな
る。電極電位が最も低く旦つ理論電気化学当量が205
4mAh/dmとなるLi金属を負極の活物質として
利用することから、同金属二次電池は、前出のLiイオ
ン二次電池を遥かに上回るエネルギー密度を実現させる
潜在能力を秘めている。
【0005】Li金属二次電池に関する研究は、197
0年代より活発化し、その実用化に対して様々な角度よ
り研究開発がなされてきた。(例えば、Lithium Batter
ies,Jean-Paul Gabano 編,Academic Press(198
3))。しかしながら、これまで検討されてきたLi金
属二次電池は、Li金属またはLi合金の析出溶解反応
のみを負極反応として利用してきたため、充放電時にお
ける負極の体積変化が大きいことが間題であった。負極
の体積変化が大きいと、負極表面にデンドライト状の金
属類が堆積し易くなり、充放電サイクル特性が極端に劣
化してしまう。
【0006】最近、発明者らはLi金属の析出溶解反応
を負極反応の一部に取り入れ、その他にLiイオンのド
ープおよび脱ドープ反応も積極的に負極反応に取り入れ
たような新しい負極反応機構を発案した。Liイオンの
ドープおよび脱ドープ反応は、析出溶解反応よりもその
可逆性が格段に高い特徴を有することから、同反応と析
出溶解反応とを複合化させることにより、高エネルギー
密度と優れた充放電サイクル特性を兼ね備えた次世代二
次電池を考案した。
【0007】電池の作動原理より、電池システムは、
「負極の充放電容量が、アルカリ金属イオンまたはアル
カリ土類金属イオンの電気化学的ドープおよび脱ドープ
反応による充放電容量成分と、アルカリ金属またはアル
カリ土類金属の電気化学的析出溶解反応による充放電容
量成分の和で表されることを特徴とする非水電解質電
池」と特徴付けることができる。
【0008】ここで記述した電気化学的ドープおよび脱
ドープ反応とは、当該イオンが、そのイオン性を失うこ
となく電気化学的に電極へ吸蔵及び放出される反応を指
す。例えばLiイオンの黒鉛へのインターカレーション
や脱インターカレーション反応、またLiイオンのアモ
ルファス炭素内への吸蔵や放出等が相当する。
【0009】上記負極の具体的例として、発明者らはL
iイオンを電気化学的ドープおよび脱ドープ反応するこ
とが可能な黒鉛表面においてLi金属の析出溶解反応を
実現することにより、高容量を有する新規な負極材料が
得られることを実証した。
【0010】本明細書では、前記の黒鉛のような金属の
祈出溶解反応の基板となり、且つそれ自身も電気化学的
ドープおよび脱ドーブ反応を有するような材料を「負極
母材」と定義する.また、本発明の「負極活物質」と
は、祈出溶解する金属類と、負極母材の両者を指すもの
とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような新規な充放電反応様式を有する負極材料の実用
化に向けて鋭意検討した結果、本発明者は同負極材料の
充放電容量が充放電サイクルを繰り返すことにより比較
的劣化し易いことを明らかにした。充放電サイクル経過
時に容量劣化し易い負極材料を使用すると、これを用い
た二次電池も充放電操作を繰り返した場合の容量劣化が
大きくなり易く、実用化が非常に困難となる。
【0012】発明者らは、同負極材料のサイクル経過時
における容量劣化現象の原因を様々な角度より解析した
結果、容量劣化現象の主要因が、充電時に発生する負極
活物質の集電体からの剥離現象であり、これが電池の内
部抵抗の増大化を誘発していることを突き止めた。
【0013】以下、Li金属が負極母材となる黒鉛上に
析出するような充電反応様式を例に、サイクル劣化現象
の詳細を説明する。
【0014】負極材料には、「黒鉛粒子同士間の接着界
面」と「黒鉛粒子と集電体間の接着界面」が存在し、同
負極を充電した場合は、それぞれの接着界面にLi金属
が析出することになる。そのような状況下において、一
定量を超えた量のLi金属が界面付近に析出すると、同
析出による接着界面の破壊が生じ易くなり、結果的に負
極材料の集電性能の劣化が発生する。発生した集電性能
の劣化は、充放電反応時の分極現象の増大化を助長し、
これにより正負極表面では、非水電解質の化学的劣化が
加速されることで、電他の極端な容量劣化が発生してい
ることを明らかにした。
【0015】すなわち、発明者らは、これら負極材料に
おける界面破壊から電解質材料の化学的劣化までの一連
の現象が、上記負極材料を採用した二次電池における充
放電容量のサイクル劣化の主要因であることを突き止め
た。
【0016】本発明は、上述したような従来の実情に鑑
みて提案されたものであり、負極材料における界面破壊
を抑えた負極、及び上記負極を用いることにより、充放
電容量のサイクル劣化を抑えた非水電解質電池及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の負極は、負極活
物質を含有し、その容量が、軽金属をイオン状態で吸蔵
及び離脱する際に得られる容量成分と、軽金属が析出及
び溶解する際に得られる容量成分との和で表される負極
であって、上記負極は、珪素又は珪素化合物を含有して
いることを特徴とする。
【0018】上述したような本発明に係る負極では、珪
素又は珪素化合物を含有しているので、負極材料間にお
ける界面破壊が抑えられる。
【0019】また、本発明の非水電解質電池は、負極活
物質を含有する負極と、正極活物質を含有する正極と、
電解質と、微多孔性膜からなるセパレータとを備え、上
記負極の容量が、軽金属をイオン状態で吸蔵及び離脱す
る際に得られる容量成分と、軽金属が析出及び溶解する
際に得られる容量成分との和で表される非水電解質電池
であって、上記負極は、珪素又は珪素化合物を含有して
いることを特徴とする。
【0020】上述したような本発明に係る非水電解質電
池では、珪素又は珪素化合物を含有しているので、負極
材料間における界面破壊が抑えられる。これにより、こ
の非水電解質電池では、負極材料間における界面破壊に
起因する充放電容量のサイクル劣化が抑えられる。
【0021】また、本発明の非水電解質電池は、負極活
物質を含有する負極と、正極活物質を含有する正極と、
電解質と、微多孔性膜からなるセパレータとを備え、当
該負極は軽金属をイオン状態で吸蔵及び離脱することが
可能な負極材料を含むとともに、開回路電圧が過充電電
圧よりも低い状態において当該負極に当該軽金属が析出
している非水電解質電池であって、上記負極は、珪素又
は珪素化合物を含有していることを特徴とする。
【0022】上述したような本発明に係る非水電解質電
池では、上述したような本発明に係る非水電解質電池で
は、珪素又は珪素化合物を含有しているので、負極材料
間における界面破壊が抑えられる。これにより、この非
水電解質電池では、負極材料間における界面破壊に起因
する充放電容量のサイクル劣化が抑えられる。
【0023】また、本発明の負極の製造方法は、負極活
物質を含有し、その容量が、軽金属をイオン状態で吸蔵
及び離脱する際に得られる容量成分と、軽金属が析出及
び溶解する際に得られる容量成分との和で表される負極
の製造方法であって、珪素又は珪素化合物を添加するこ
とを特徴とする。
【0024】上述したような本発明に係る負極の製造方
法では、珪素又は珪素化合物を添加しているので、負極
材料間における界面破壊が抑えられた負極が得られる。
【0025】本発明の非水電解質電池の製造方法は、負
極活物質を含有する負極と、正極活物質を含有する正極
と、電解質と、微多孔性膜からなるセパレータとを備
え、上記負極の容量が、軽金属をイオン状態で吸蔵及び
離脱する際に得られる容量成分と、軽金属が析出及び溶
解する際に得られる容量成分との和で表される非水電解
質電池の製造方法であって、上記負極に、珪素又は珪素
化合物を添加することを特徴とする。
【0026】上述したような本発明に係る非水電解質電
池の製造方法では、珪素又は珪素化合物を添加している
ので、負極材料間における界面破壊が抑えられた負極が
得られる。そしてそのような負極を用いることで、負極
材料間における界面破壊に起因する充放電容量のサイク
ル劣化が抑えられた非水電解質電池が得られる。
【0027】また、本発明の非水電解質電池の製造方法
は、負極活物質を含有する負極と、正極活物質を含有す
る正極と、電解質と、微多孔性膜からなるセパレータと
を備え、当該負極は軽金属をイオン状態で吸蔵及び離脱
することが可能な負極材料を含むとともに、開回路電圧
が過充電電圧よりも低い状態において当該負極に当該軽
金属が析出している非水電解質電池の製造方法であっ
て、上記負極に、珪素又は珪素化合物を添加することを
特徴とする。
【0028】上述したような本発明に係る非水電解質電
池の製造方法では、珪素又は珪素化合物を添加している
ので、負極材料間における界面破壊が抑えられた負極が
得られる。そしてそのような負極を用いることで、負極
材料間における界面破壊に起因する充放電容量のサイク
ル劣化が抑えられた非水電解質電池が得られる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る非水電解質電
池の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0030】本発明を適用した非水電解質電池では、充
電の過程において、開回路電圧(電池電圧)が過充電電
圧よりも低い時点で負極に軽金属が析出し始めるように
なっている。すなわち、この非水電解質電池では、開回
路電圧が過充電電圧よりも低い状態において負極に軽金
属が析出しており、負極の容量は、軽金属をイオン状態
で吸蔵及び離脱する際に得られる容量成分と、軽金属が
析出及び溶解する際に得られる容量成分との和で表され
る。すなわち、この非水電解質電池では、充電の過程に
おいて、開回路電圧(電池電圧)が過充電電圧よりも低
い時点で負極に軽金属が析出し始めるようになってい
る。なお、詳細については後述する。
【0031】以下に、軽金属としてリチウムを用いた非
水電解質二次電池の一構成例を、図1に示す。本発明を
適用した非水電解質二次電池1は、略中空円筒状の電池
缶2の内部に、帯状の正極3と帯状の負極4とがセパレ
ータ5を介して巻回された巻回電極体を有している。電
池缶2は、例えば、ニッケルがめっきされた鉄により構
成されており、一端部が閉鎖され他端部が開放されてい
る。電池缶2の内部には、巻回電極体を挟むように巻回
電極体の周面に対して垂直に一対の絶縁板6,7がそれ
ぞれ配置されている。
【0032】電池缶2の開放端部には、電池蓋8と、こ
の電池蓋8の内側に設けられた安全弁機構9及び熱感抵
抗素子(Positive Temperature Coefficient;以下、P
TC素子と称する。)10とが、ガスケット11を介し
てかしめられることにより取り付けられており、電池缶
2の内部は密閉されている。電池蓋8は、例えば、電池
缶2と同様の材料により構成されている。安全弁機構9
は、PTC素子10を介して電池蓋8と電気的に接続さ
れており、内部短絡あるいは外部からの加熱等により電
池の内圧が一定以上となった場合にディスク板が反転し
て電池蓋8と巻回電極体との電気的接続を切断するよう
になっている。PTC素子10は、温度が上昇すると抵
抗値の増大により電流を制限し、大電流による異常な発
熱を防止する、いわゆる温度ヒューズ機能を備えてい
る。ガスケット11は、例えば、絶縁材料により構成さ
れており、表面にはアスファルトが塗布されている。
【0033】巻回電極体は、例えばセンターピン12を
中心にして巻回されている。巻回電極体の正極3にはア
ルミニウム等よりなる正極リード13が接続されてお
り、負極4にはニッケル等よりなる負極リード14が接
続されている。正極リード13は安全弁機構9に溶接さ
れることにより電池蓋8と電気的に接続されており、負
極リード14は電池缶2に溶接され電気的に接続されて
いる。また、正極3と負極4との間のセパレータ5に
は、電解液が含浸されている。
【0034】正極3は、例えば、正極合剤層3aと、正
極集電体3bとを有している。正極集電体3bは、例え
ばアルミニウム(Al)箔等の金属箔により構成されて
いる。正極合剤層3aは、例えば、正極活物質と、グラ
ファイト等の導電剤と、ポリフッ化ビニリデン等の結着
剤とを含有して構成されている。
【0035】正極活物質としては、軽金属であるリチウ
ムを含有する化合物、例えばリチウム酸化物,リチウム
硫化物あるいはリチウムを含む層間化合物が適当であ
り、これらの2種以上を混合して用いてもよい。特に、
エネルギー密度を高くするには、正極活物質としてLi
MOを主体とするリチウム複合酸化物を含んでいる
ことが好ましい。なお、Mは1種類以上の遷移金属が好
ましく、具体的には、コバルト(Co),ニッケル(N
i),マンガン(Mn),鉄(Fe),アルミニウム
(Al),バナジウム(V)及びチタン(Ti)のうち
の少なくとも1種が好ましい。また、xは、電池の充放
電状態によって異なり、通常、0.05≦x≦1.10
の範囲内の値である。このようなリチウム複合酸化物の
具体例としては、LiCoO、LiNiO、L
NiCo1−y(但し、これらの式中x
1、0<y<1である)等が挙げられる。また、リチウ
ム複合酸化物としてスピネル構造を有するLiMn
、オリビン構造を有するLi FePOを用いる
ことも可能である。
【0036】なお、このようなリチウム複合酸化物は、
例えば、リチウムの炭酸塩,硝酸塩,酸化物あるいは水
酸化物と、遷移金属の炭酸塩,硝酸塩,酸化物あるいは
水酸化物とを所望の組成になるように混合し、粉砕した
後、酸素雰囲気中において600〜1000℃の範囲内
の温度で焼成することにより調製される。
【0037】正極合剤層3aは、また、充放電容量を大
きくするという見地からいうと、定常状態(例えば5回
程度充放電を繰り返した後)において、負極活物質1g
あたり280mAh以上の充放電容量相当分のリチウム
を含んでいることが好ましい。また、350mAh以上
の充放電容量相当分のリチウムを含んでいればより好ま
しい。但し、このリチウムは必ずしも正極合剤層3a、
すなわち正極3から全て供給される必要はなく、電池内
全体において存在するようにしてもよい。例えば、負極
4にリチウム金属等を貼り合わせることで電池内のリチ
ウムを補充することも可能である。なお、電池内のリチ
ウム量は、電池の放電容量を測定することにより定量さ
れる。
【0038】正極合剤層3aは、更に、例えば、炭酸リ
チウム(LiCO)等の炭酸金属塩を含有していて
もよい。このように炭酸金属塩を含むようにすれば、サ
イクル特性を更に向上させることができ好ましい。これ
は、正極3において炭酸金属塩が一部分解し、負極4に
安定な被膜を形成するためであると考えられる。
【0039】負極4は、例えば、負極合剤層4aと、負
極集電体4bとを有している。負極合剤層4aは、例え
ば、負極活物質として、軽金属をイオン状態で吸蔵及び
離脱することが可能な負極材料を含んで構成されてい
る。
【0040】ここで、具体的な軽金属としては、リチウ
ム(Li),ナトリウム(Na),カリウム(K),マ
グネシウム(Mg),カルシウム(Ca),又はそれら
を含む合金が挙げられる。中でも、既存のリチウムイオ
ン二次電池との互換性を確保する観点から、軽金属とし
てリチウム又はリチウムを含む合金を用いることが好ま
しい。
【0041】また、リチウムと合金を形成可能な元素と
しては、アルミニウム(Al),亜鉛(Zn),鉛(P
b),スズ(Sn),ビスマス(Bi),カドミウム
(Cd)等が挙げられる。
【0042】なお、軽金属をイオン状態で吸蔵というの
は、例えば黒鉛に対する軽金属イオンの電気化学的なイ
ンタカレーション反応に代表されるように、軽金属がイ
オン状態で存在するものをいい、軽金属の金属状態によ
る析出とは異なる概念である。以下の説明では、説明を
簡素化するために、軽金属であるリチウムをイオン状態
で吸蔵及び離脱することを、単に軽金属を吸蔵及び離脱
と表現する場合もある。このような負極材料としては、
例えば、炭素材料,金属化合物,LiN等のリチウム
窒化物,あるいは高分子材料が挙げられ、これらのうち
のいずれか1種又は2種以上が混合して用いられてい
る。
【0043】特に、具体的には後述するが、本発明に係
る非水電解質電池では、負極中に、珪素又は珪素化合物
を含有している。
【0044】負極材料構成に珪素又は珪素化合物を混合
することにより、充放電反応時に発生する負極活物質同
士または、負極活物質と負極集電体間の剥離現象を効果
的に抑制することが可能となり、サイクル経過による放
電容量の劣化を抑制することができる。
【0045】このような、負極中に含有される珪素化合
物として具体的には、例えばSiO 、MgSi、S
iF、その他Siを含む無機化合物又は有機化合物等
が挙げられる。
【0046】また、珪素又は珪素化合物の含有量として
は、充電前の負極総重量に対して1%以上、50%以下
の範囲であることが好ましい。珪素又は珪素化合物の含
有比率が1%未満の場合は、負極活物質同士または、負
極活物質と負極集電体間の剥離現象を抑制する作用が弱
く、容量劣化抑制という本発明の効果が十分に得られな
い。また、珪素又は珪素化合物の混合比率が50%を越
えると、特に珪素化合物を混合した場合に、混合率の増
加に伴い負極の初回充放電効率値の低下を引き起こして
しまう。
【0047】従って、珪素又は珪素化合物の含有比率
を、充電前の負極総重量に対して1%以上、50%以下
の範囲とすることで、初回充放電効率値の低下を引き起
こすことなく、負極活物質同士または、負極活物質と負
極集電体間の剥離現象を抑制して、容量劣化を効果的に
抑えることができる。
【0048】また、粒形状の珪素又は珪素化合物を使用
する場合には、混合する相手材料と同等程度の粒径のも
のを利用することが望ましい。通常、黒鉛などは平均粒
径が35μm程度のものを利用することが多く、このよ
うな場合は珪素又は珪素化合物の粒径は35μm前後に
粉砕したのものを利用する方がよい。その他、例えば繊
維形状を有する珪素化合物を使用した方が、電極製造方
法等のプロセス工程上効率的である場合は、その粒子形
状は上記の例に制限されない。
【0049】炭素材料としては、難黒鉛化性炭素,易黒
鉛化性炭素,黒鉛,熱分解炭素類,コークス類,ガラス
状炭素類,有機高分子化合物焼成体,炭素繊維あるいは
活性炭等が挙げられる。このうち、コークス類には、ピ
ッチコークス,ニードルコークスあるいは石油コークス
等がある。有機高分子化合物焼成体というのは、フェノ
ール樹脂やフラン樹脂等の高分子材料を適当な温度で焼
成して炭素化したものをいい、一部には難黒鉛化性炭素
又は易黒鉛化性炭素に分類されるものもある。また、金
属化合物としては、SnSiOあるいはSnO等の
酸化物等や、MgSi等のSi,Sn,Mg,Cu,
Pb,Cd等の元素を含む化合物が挙げられ、高分子材
料としてはポリアセチレンあるいはポリピロール等が挙
げられる。
【0050】このような負極材料としては、充放電電位
が比較的リチウム金属に近いものが好ましい。負極4の
充放電電位が低いほど電池の高エネルギー密度化が容易
となるからである。中でも炭素材料は、充放電時に生じ
る結晶構造の変化が非常に少なく、高い充放電容量を得
ることができると共に、良好なサイクル特性を得ること
ができるので好ましい。特に黒鉛は、電気化学当量が大
きく、高いエネルギー密度を得ることができ好ましい。
また、難黒鉛化性炭素は、優れたサイクル特性を得るこ
とができるので好ましい。
【0051】黒鉛としては、例えば、真密度が2.10
g/cm以上のものが好ましく、2.18g/cm
以上のものであればより好ましい。なお、このような真
密度を得るには(002)面のC軸結晶子厚みが14.
0nm以上であることが必要である。また、(002)
面の面間隔が0.340nm未満であることが好まし
く、0.335nm以上0.337nm以下の範囲内で
あればより好ましい。
【0052】黒鉛は、天然黒鉛でも人造黒鉛でもよい。
人造黒鉛であれば、例えば、有機材料を炭化して高温熱
処理を行い、粉砕・分級することにより得られる。高温
熱処理は、例えば、必要に応じて窒素(N)等の不活
性ガス気流中において300℃〜700℃で炭化し、毎
分1℃〜100℃の速度で900℃〜1500℃まで昇
温してこの温度を0時間〜30時間程度保持し仮焼する
と共に、2000℃以上、好ましくは2500℃以上に
加熱し、この温度を適宜の時間保持することにより行
う。
【0053】出発原料となる有機材料としては、石炭あ
るいはピッチを用いることができる。ピッチには、例え
ば、コールタール,エチレンボトム油あるいは原油等を
高温で熱分解することにより得られるタール類、アスフ
ァルト等を蒸留(真空蒸留,常圧蒸留あるいはスチーム
蒸留),熱重縮合,抽出,化学重縮合することにより得
られるもの、木材還流時に生成されるもの、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリビニルアセテート、ポリビニルブチラー
ト又は3,5−ジメチルフェノール樹脂がある。これら
の石炭あるいはピッチは、炭化の途中最高400℃程度
において液体として存在し、その温度で保持されること
で芳香環同士が縮合・多環化し、積層配向した状態とな
り、そののち約500℃以上で固体の炭素前駆体、すな
わちセミコークスとなる(液相炭素化過程)。
【0054】有機材料としては、また、ナフタレン,フ
ェナントレン,アントラセン,トリフェニレン,ピレ
ン,ペリレン,ペンタフェン,ペンタセン等の縮合多環
炭化水素化合物あるいはその誘導体(例えば、上述した
化合物のカルボン酸,カルボン酸無水物,カルボン酸イ
ミド)、又はそれらの混合物を用いることができる。更
に、アセナフチレン,インドール,イソインドール,キ
ノリン,イソキノリン,キノキサリン,フタラジン,カ
ルバゾール,アクリジン,フェナジン,フェナントリジ
ン等の縮合複素環化合物あるいはその誘導体、又はそれ
らの混合物を用いることもできる。
【0055】上述したような有機材料を出発原料として
人造黒鉛を生成するには、例えば、上記有機材料を窒素
等の不活性ガス気流中、300℃〜700℃の温度で炭
化した後、不活性ガス気流中、昇温速度毎分1℃〜10
00℃、到達温度900℃〜1500℃、到達温度での
保持時間0〜30時間程度の条件で仮焼し、さらに温度
2000℃以上、好ましくは2500℃以上で熱処理す
る。但し、場合によっては炭化や仮焼操作は省略しても
よい。そして、生成された黒鉛材料は分級あるいは粉砕
・分級して負極材料に供される。
【0056】なお、粉砕は、炭化,仮焼の前後、あるい
は黒鉛化前の昇温過程の間のいずれで行ってもよい。こ
れらの場合には、最終的に粉末状態で黒鉛化のための熱
処理が行われる。但し、嵩密度及び破壊強度の高い黒鉛
粉末を得るには、原料を成型したのち熱処理を行い、得
られた黒鉛化成型体を粉砕・分級することが好ましい。
【0057】例えば、黒鉛化成型体を作製する場合に
は、フィラーとなるコークスと、成型剤あるいは焼結剤
となるバインダーピッチとを混合して成型したのち、こ
の成型体を1000℃以下の低温で熱処理する焼成工程
と、焼成体に溶融させたバインダーピッチを含浸させる
ピッチ含浸工程とを数回繰り返してから、高温で熱処理
する。含浸させたバインダーピッチは、以上の熱処理過
程で炭化し、黒鉛化される。ちなみに、この場合には、
フィラー(コークス)とバインダーピッチとを原料にし
ているので多結晶体として黒鉛化し、また原料に含まれ
る硫黄や窒素が熱処理時にガスとなって発生することか
ら、その通り路に微小な空孔が形成される。よって、こ
の空孔により、リチウムの吸蔵及び離脱反応が進行し易
しくなると共に、工業的に処理効率が高いという利点も
ある。なお、成型体の原料としては、それ自身に成型
性、焼結性を有するフィラーを用いてもよい。この場合
には、バインダーピッチの使用は不要である。
【0058】また、難黒鉛化性炭素としては、(00
2)面の面間隔が0.37nm以上、真密度が1.70
g/cm未満であると共に、空気中での示差熱分析
(differential thermal analysis ;DTA)において
700℃以上に発熱ピークを示さないものが好ましい。
【0059】このような難黒鉛化性炭素は、例えば、有
機材料を1200℃程度で熱処理し、粉砕・分級するこ
とにより得られる。
【0060】出発原料となる有機材料としては、例え
ば、フルフリルアルコールあるいはフルフラールの重合
体,共重合体、又はこれらの高分子と他の樹脂との共重
合体であるフラン樹脂を用いることができる。また、フ
ェノール樹脂,アクリル樹脂,ハロゲン化ビニル樹脂,
ポリイミド樹脂,ポリアミドイミド樹脂,ポリアミド樹
脂,ポリアセチレンあるいはポリパラフェニレン等の共
役系樹脂、セルロースあるいはその誘導体、コーヒー豆
類、竹類、キトサンを含む甲殻類、バクテリアを利用し
たバイオセルロース類を用いることもできる。
【0061】熱処理は、例えば、必要に応じて300℃
〜700℃で炭化した(固相炭素化過程)のち、毎分1
℃〜100℃の速度で900℃〜1300℃まで昇温
し、この温度を0〜30時間程度保持することにより行
う。粉砕は、炭化の前後、あるいは昇温過程の間で行っ
てもよい。
【0062】更に、水素原子(H)と炭素原子(C)と
の原子数比H/Cが例えば0.6〜0.8である石油ピ
ッチに酸素(O)を含む官能基を導入(いわゆる酸素架
橋)させた化合物を用いることもできる。
【0063】石油ピッチは、例えば、コールタール,エ
チレンボトム油あるいは原油等を高温で熱分解すること
により得られるタール類、又はアスファルト等を、蒸留
(真空蒸留,常圧蒸留あるいはスチーム蒸留),熱重縮
合,抽出あるいは化学重縮合することにより得られる。
【0064】また、酸素架橋形成方法としては、例え
ば、硝酸、混酸、硫酸、次亜塩素酸等の水溶液と石油ピ
ッチとを反応させる湿式法、空気あるいは酸素等の酸化
性ガスと石油ピッチとを反応させる乾式法、又は硫黄,
硝酸アンモニウム,過硫酸アンモニア,塩化第二鉄等の
固体試薬と石油ピッチとを反応させる方法を用いること
ができる。
【0065】この化合物における酸素の含有率は3%以
上であることが好ましく、5%以上であればより好まし
い(特開平3−252053号公報参照)。酸素の含有
率は、最終的に得られる炭素材料の結晶構造に影響を与
え、これ以上の含有率において、難黒鉛化性炭素に上述
したような(002)面間隔が0.37nm以上、真密
度が1.70g/cm空気気流中での示差熱分析(D
TA)において700℃以上に発熱ピークを有さないと
いった物性パラメータを付与することができ、負極の容
量を向上させることができる。
【0066】なお、出発原料となる有機材料はこれらに
限定されず、他のあらゆる有機材料、すなわち酸素架橋
処理等により固相炭化過程を経て難黒鉛化炭素材料とな
り得るものであればよい。
【0067】難黒鉛化炭素材料としては、上述した有機
材料を出発原料として製造されるものの他、特開平3−
137010号公報に記載されているリン(P)と酸素
と炭素とを主成分とする化合物も、上述した物性パラメ
ータを示すので好ましい。
【0068】ちなみに、本実施の形態において、リチウ
ムを吸蔵及び離脱可能な負極材料には、リチウムが析出
及び溶解することにより負極活物質として機能するリチ
ウム金属及びリチウムアルミニウム合金等のリチウム合
金を含まない。但し、この二次電池では、負極合剤層4
aに負極活物質としてリチウム金属あるいはリチウム合
金を含んでいてもよく、また、図示しないが、負極合剤
層4aとは別に、リチウム金属あるいはリチウム合金よ
りなる金属層を負極4に有していてもよい。
【0069】負極合剤層4aは、また、例えば、ポリフ
ッ化ビニリデン等の結着剤を含んで構成されていてもよ
い。負極集電体4bは、例えば、銅(Cu)箔等の金属
箔により構成されている。
【0070】セパレータ5は、正極と負極とを隔離し、
両極の接触による電流の短絡を防止しつつ電解液中のリ
チウムイオンを通過させるものである。このセパレータ
5は、微少な孔を多数有する微多孔性膜からなる。ここ
で、微多孔性膜とは、孔の平均孔径が5μm以下のもの
を指すこととする。
【0071】セパレーター5の材料としては、従来の電
池に使用されてきたものを利用することが可能である。
そのなかでも、ショート防止効果に優れ、旦つシャット
ダウン効果による電池の安全性向上が可能なポリオレフ
ィン製微孔性フィルムを使用することが特に好ましい。
【0072】以下にシャットダウン機能を有するポリオ
レフィン製微多孔性膜の製法の一例を示す。
【0073】まず、溶融状態のポリオレフィン組成物を
含有する押出機の途中に、溶融状態で液状の低揮発性溶
媒(ポリオレフィン組成物に対して良溶媒)を供給し、
混練することにより、均一な濃度のポリオレフィン組成
物の高濃度溶液を調製する。
【0074】次に、上記低揮発性溶媒としては、例えば
ノナン、デカン、デカリン、p−キシレン、ウンデカ
ン、流動パラフィン等の低揮発性脂訪族または環式の炭
化水素等を使用することができる。
【0075】ポリオレフィン組成物と低揮発性溶媒との
配合割合は、両者の合計を100重量%として、ポリオ
レフィン組成物が10重量%以上、80重量%以下の範
囲であることが好ましい。ポリオレフィン組成物の割合
が10重量%未満では、ダイス出口で膨潤やネックイン
が大きくなり過ぎ、シート成形が困難となる。一方、ポ
リオレフィン組成物の割合が80重量%以上を越える
と、均一溶液の調製が困難となる。従って、ポリオレフ
ィン組成物の配合割合を10重量%以上、80重量%以
下の範囲とすることで、均一溶液の調製が容易にすると
ともに、ダイス出口での膨潤やネックインが少なくな
り、シート成形が容易になる。なお、ポリオレフィン組
成物のより好ましい配合割合は、15重量%以上、70
重量%以下の範囲である。
【0076】次に、このポリオレフィン組成物の加熱溶
液をダイスより押し出して成型するが、シートダイスの
場合のギャップは、通常0.1mm以上、5mm以下の
範囲とすることが望ましい。また、押出温度は140℃
以上、250℃以下の範囲であり、押出速度は2cm/
分以上、30cm/分以下の範囲にあることが望まし
い。
【0077】このようにしてダイスから押し出したポリ
オレフィン組成物溶液のシートを冷却して、ゲル状シー
トを得る。冷却は少なくともゲル化温度以下まで行う。
冷却方法としては、冷風、冷却水、その他の冷却媒体に
直接接触させる方法、冷媒で冷却したロールに接触させ
る方法等を用いることができる。なお、ダイスから押し
出したポリオレフィン組成物溶液は、冷却前あるいは冷
却中に、1以上、10以下、好ましくは1以上、5以下
の引取比で引き取ってもよい。引取比が10以上となる
とネックインが大きくなり、また延伸に破断を起こし易
くなり好ましくない。
【0078】そして、このゲル状シートを加熱し、通常
のテンター法、ロール法、圧延法若しくはこれらの方法
の組合せによって所定の培率で延伸する。二軸延伸が好
ましく、縦横同時延伸または逐次延伸のいずれでもよい
が、特に同時二次延伸が好ましい。
【0079】延伸温度は、ポリオレフィン組成物の融点
+10℃以下程度、好ましくは結晶分散温度から融点未
満の範囲である。延伸温度が上記+10℃を越える場合
は、樹脂の溶融により延伸による効果的な分子鎖配向が
できないため好ましくない。また延伸温度が結晶分散温
度未満では、樹脂の軟化が不十分で、延仲工程においで
破膜し易く、高倍率の延伸ができない。
【0080】次に、得られた延伸膜を揮発溶剤で洗浄
し、残留する低揮発性溶媒を除去する。洗浄溶剤として
は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素、塩化
メチレン、四塩化炭素などの塩素系炭化水素、3フッ化
エタン等のフッ化炭素、ジエチルエーテル、ジオキサン
などのエーテル類などの易揮発性のものを用いる。これ
らのものは、ポリオレフィン組成物の溶解に用いた低揮
発性溶媒に応じて適宜選択し、単独若しくは混合して用
いる。洗浄方法は、揮発性溶剤に浸潰し抽出する方法、
揮発溶剤をシャワーする方法、またはこれらの組合せに
よる方法などにより行うことができる。
【0081】上記の洗浄は、延伸フィルム中の残留低揮
発性溶媒が1重量部未満になるまで行う。その後洗浄溶
剤を乾燥するが、洗浄溶媒の乾燥方法は、加熱乾燥、風
乾等の方法で行うことができる。以上の工程を経ること
で、セパレータ5を得ることができる。
【0082】このようなセパレータ5は、100℃以
上、160℃以下の電池温度範囲でシャットダウン効果
を有することが好ましい。電池温度が100℃以上、1
60℃以下の範囲でシャットダウン効果を得るために
は、微孔性膜を構成する材料の融点が、その温度領城内
に存在することが必要である。また、セパレータは電極
間に設置されることから、電気化学的安定性にも富むこ
とが要求される。この条件を満足する材料としては、ポ
リオレフィン製高分子が伐表的であり、特にポリエチレ
ンを使用することが望ましい。その他、ポリプロピレン
なども使用することが可能である。この他にも、非水電
解質に対する化学的安定性を備えた樹脂であれば、上記
ポリエチレンやポリプロピレンと共重合化させたり、ま
たはブレンド化することや、ポリエチレンとポリプロピ
レンからなるセパレーターを複数枚積層して用いること
もできる。
【0083】また、セパレータ5の厚みは、5μm以
上、50μm以下の範囲であることが好ましい。また、
セパレータ全体積中における空隙体積の比率を表す空孔
率は、20%以上、60%以下の範囲であることが望ま
しい。以上の条件に合致するセパレータ5を採用するこ
とにより、製造歩留まり、出力特性、サイクル特性、安
全性に優れた非水電解質電池を得ることが可能となる。
【0084】電解液は、非水溶媒に電解質塩としてリチ
ウム塩を溶解させたものである。非水溶媒というのは、
例えば、25℃における固有粘度が10.0mPa・s
以下の非水化合物をいう。この非水溶媒は、例えば、エ
チレンカーボネート(etylene carbonate ;EC)及び
プロピレンカーボネート(propylene carbonate ;P
C)のうちの少なくとも1種を含んでいることが好まし
い。これにより、サイクル特性を向上させることができ
る。特に、エチレンカーボネートとプロピレンカーボネ
ートとを混合して用いるようにすれば、よりサイクル特
性を向上させることができるので好ましい。
【0085】但し、負極4に黒鉛を用いる場合には、非
水溶媒におけるプロピレンカーボネートの濃度を30質
量%未満とすることが好ましい。プロピレンカーボネー
トは黒鉛に対して比較的高い反応性を有しているので、
プロピレンカーボネートの濃度が高すぎると特性が劣化
してしまう虞がある。非水溶媒にエチレンカーボネート
とプロピレンカーボネートとを含む場合には、非水溶媒
におけるプロピレンカーボネートに対するエチレンカー
ボネートの混合質量比(エチレンカーボネート/プロピ
レンカーボネート)、すなわちエチレンカーボネートの
含有率をプロピレンカーボネートの含有率で割った値を
0.5以上とすることが好ましい。
【0086】非水溶媒は、また、ジエチルカーボネー
ト,ジメチルカーボネート(dimethylcarbonate;DM
C),エチルメチルカーボネート(ethyl methyl carbo
nate;EMC)あるいはメチルプロピルカーボネート等
の鎖状炭酸エステルを少なくとも1種含んでいることが
好ましい。これにより、サイクル特性をより向上させる
ことができる。
【0087】非水溶媒は、更に、2,4−ジフルオロア
ニソール(difluoro anisole;DFA)及びビニレンカ
ーボネート(vinylene carbonate;VC)のうちの少な
くとも1種を含んでいることが好ましい。2,4−ジフ
ルオロアニソールは放電容量を改善することができ、ビ
ニレンカーボネートはサイクル特性をより向上させるこ
とができる。特に、これらを混合して用いれば、放電容
量及びサイクル特性を共に向上させることができるので
より好ましい。
【0088】非水溶媒における2,4−ジフルオロアニ
ソールの濃度は、例えば、15質量%以下とすることが
好ましい。濃度が高すぎると放電容量の改善が不充分と
なる虞がある。非水溶媒におけるビニレンカーボネート
の濃度は、例えば、15質量%以下とすることが好まし
い。濃度が高すぎるとサイクル特性の向上が不充分とな
る虞がある。
【0089】更に、非水溶媒は、ブチレンカーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、これら
化合物の水素基の一部又は全部をフッ素基で置換したも
の、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、
2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラ
ン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、酢酸メチル、
プロピオン酸メチル、アセトニトリル、グルタロニトリ
ル、アジポニトリル、メトキシアセトニトリル、3−メ
トキシプロピロニトリル、N,N−ジメチルフォルムア
ミド、N−メチルピロリジノン、N−メチルオキサゾリ
ジノン、N,N−ジメチルイミダゾリジノン、ニトロメ
タン、ニトロエタン、スルホラン、ジメチルスルフォキ
シドあるいはリン酸トリメチル等のいずれか1種又は2
種以上を含んでいてもよい。
【0090】リチウム塩としては、例えば、LiP
、LiBF、LiAsF、LiClO、Li
B(C、LiCHSO、LiCFSO
、LiN(SOCF、LiC(SO
、LiAlCl、LiSiF、LiClあ
るいはLiBrが適当であり、これらのうちのいずれか
1種又は2種以上が混合して用いられている。中でも、
LiPFは高いイオン伝導性を得ることができると共
に、サイクル特性を更に向上させることができるので好
ましい。なお、リチウム塩の非水溶媒に対する濃度は特
に限定されないが、0.1mol/dm以上、5.0
mol/dm以下の範囲内であることが好ましく、よ
り好ましくは0.5mol/dm以上、3.0mol
/dm以下の範囲内である。このような濃度範囲にお
いて電解液のイオン伝導度を高くすることができる。
【0091】このような構成を有する非水電解質二次電
池1はつぎのように作用する。
【0092】この非水電解質二次電池1では、充電を行
うと、正極合剤層3aに含まれる正極活物質からリチウ
ムイオンが離脱し、電解液を介してセパレータ5を通過
して、まず、負極合剤層4aに含まれるリチウムを吸蔵
及び離脱可能な負極材料に吸蔵される。更に充電を続け
ると、開回路電圧が過充電電圧よりも低い状態におい
て、充電容量がリチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料
の充電容量能力を超え、リチウムを吸蔵及び離脱可能な
負極材料の表面にリチウム金属が析出し始める。具体的
には、電極材料にもよるが、開回路電圧として0V以上
4.2V以下の範囲内のいずれかの時点で、リチウムを
吸蔵及び離脱可能な負極材料の表面にリチウム金属が析
出し始める。そののち、開回路電圧として例えば4.2
Vとなる時点、すなわち充電を終了するまで、負極4に
はリチウム金属が析出し続ける。これにより、負極合剤
層4aの外観は、例えばリチウムを吸蔵及び離脱可能な
負極材料として炭素材料を用いる場合等、黒色から黄金
色、更に銀色へと変化する。
【0093】次いで、放電を行うと、まず、負極4に析
出したリチウム金属がイオンとなって溶解し、電解液を
介してセパレータ5を通過して、正極合剤層3aに含ま
れる正極活物質に吸蔵される。更に放電を続けると、負
極合剤層4a中のリチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材
料に吸蔵されたイオン状のリチウムが離脱し、正極活物
質に吸蔵される。
【0094】ここにおいて過充電電圧というのは、電池
が過充電状態になった時の開回路電圧を指し、例えば、
日本蓄電池工業会(電池工業会)の定めた指針の1つで
ある「リチウム二次電池安全性評価基準ガイドライン」
(SBA G1101)の6ページに記載され定義され
る、「完全充電」された電池の開回路電圧よりも高い電
圧を指す。また換言すれば、各電池の公称容量を求める
際に用いた充電方法、標準充電方法、もしくは推奨充電
方法を用いて充電した後の開回路電圧よりも高い電圧を
指す。具体的には、この非水電解質二次電池1では、例
えば開回路電圧が4.2Vの時に完全充電となり、開回
路電圧が0V以上4.2V以下の範囲内の一部において
リチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料の表面にリチウ
ム金属が析出している。
【0095】よって、完全充電状態において負極4(具
体的にはリチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料)を例
えばLi多核種核磁気共鳴分光法により測定すると、リ
チウムイオンに帰属されるピークと、リチウム金属に帰
属されるピークとが得られる。これに対して、完全放電
状態においては、リチウムイオンに帰属されるピークは
得られるが、リチウム金属に帰属されるピークは消失し
ている。なお、完全放電というのは、負極4から正極3
への電極反応種(本実施の形態ではリチウムイオン)の
供給がなくなった場合に相当する。例えば、本実施の形
態における非水電解質二次電池1又はリチウムイオン二
次電池の場合には、閉回路電圧が2.75Vに達した時
点で「完全放電された」と見なすことができる。
【0096】これにより、この非水電解質二次電池1で
は、高いエネルギー密度を得ることができると共に、充
放電サイクル特性及び急速充電特性を向上させることが
できるようになっている。これは、負極4にリチウム金
属を析出させるという点では負極にリチウム金属あるい
はリチウム合金を用いた従来のリチウム二次電池と同様
であるが、リチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料にリ
チウム金属を析出させるようにしたことにより、次のよ
うな利点が生じるためであると考えられる。
【0097】第1に、従来のリチウム二次電池ではリチ
ウム金属を均一に析出させることが難しく、それがサイ
クル特性を劣化させる原因となっていたが、リチウムを
吸蔵及び離脱可能な負極材料は一般的に表面積が大きい
ので、この非水電解質二次電池1ではリチウム金属を均
一に析出させることができることである。第2に、従来
のリチウム二次電池ではリチウム金属の析出及び溶解に
伴う体積変化が大きく、それも充放電サイクル特性を劣
化させる原因となっていたが、この非水電解質二次電池
1ではリチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料の粒子間
の隙間にもリチウム金属が析出するので体積変化が少な
いことである。第3に、従来のリチウム二次電池ではリ
チウム金属の析出量及び溶解量が多ければ多いほど上記
の問題も大きくなるが、この非水電解質二次電池1では
リチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料によるリチウム
の吸蔵及び離脱も充放電容量に寄与するので、電池容量
が大きいわりにはリチウム金属の析出量及び溶解量が小
さいことである。第4に、従来のリチウム二次電池では
急速充電を行うとリチウム金属がより不均一に析出して
しまうので充放電サイクル特性が更に劣化してしまう
が、この非水電解質二次電池1では充電初期においては
リチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料にリチウムが吸
蔵されるので急速充電が可能となることである。
【0098】これらの利点をより効果的に得るために
は、例えば、開回路電圧が過充電電圧になる前の最大電
圧時において負極4に析出するリチウムの最大析出容量
は、リチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料の充電容量
能力の0.05倍以上、3.0倍以下であることが好ま
しい。リチウムの析出量が多すぎると従来のリチウム二
次電池と同様の問題が生じてしまい、少なすぎると充放
電容量を充分に大きくすることができない虞がある。ま
た、例えば、リチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料の
放電容量能力は、150mAh/g以上であることが好
ましい。リチウムの吸蔵及び離脱能力が大きいほどリチ
ウムの析出量は相対的に少なくなる。なお、負極材料の
充電容量能力は、例えば、リチウム金属を対極として、
この負極材料を負極活物質とした負極について0Vまで
定電流・定電圧法で充電した時の電気量から求められ
る。負極材料の放電容量能力は、例えば、これに引き続
き、定電流法で10時間以上かけて2.5Vまで放電し
た時の電気量から求められる。
【0099】更に、例えば、リチウムを吸蔵及び離脱可
能な負極材料を含む負極合剤層4aの正極3との対向方
向における厚さは、10μm以上、300μm以下であ
ることが好ましい。負極合剤層4aが厚すぎると厚さ方
向において負極材料に析出するリチウムの量が不均一と
なり、充放電サイクル特性が劣化してしまうと共に、薄
すぎると相対的にリチウムの析出量が多くなるので、従
来のリチウム二次電池と同様の問題が生じてしまう虞が
ある。加えて、例えば、負極4が負極活物質としてリチ
ウム金属あるいはリチウム合金等のリチウムを吸蔵及び
離脱可能な負極材料以外の材料を含む場合には、負極活
物質におけるリチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材料の
割合は、50質量%以上であることが好ましい。リチウ
ムを吸蔵及び離脱可能な負極材料の割合が少ないと、従
来のリチウム二次電池の問題を充分に改善できない虞が
ある。
【0100】よって、この非水電解質二次電池1では、
充電初期においてリチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材
料にリチウムを吸蔵し、開回路電圧が過充電電圧よりも
低い充電途中からリチウムを吸蔵及び離脱可能な負極材
料の表面にリチウム金属が析出するので、従来のいわゆ
るリチウム二次電池及びリチウムイオン二次電池の両方
の特性が得られる。すなわち、高いエネルギー密度が得
られると共に、充放電サイクル特性及び急速充電特性が
改善される。
【0101】ところで、上述したような非水電解質二次
電池の負極において、負極材料には、「黒鉛粒子同士間
の接着界面」と「黒鉛粒子と集電体間の接着界面」が存
在し、同負極を充電した場合は、それぞれの接着界面に
Li金属が析出することになる。そのような状況下にお
いて、一定量を超えた量のLi金属が界面付近に析出す
ると、同析出による接着界面の破壊が生じ易くなり、結
果的に負極材料の集電性能の劣化が発生する。発生した
集電性能の劣化は、充放電反応時の分極現象の増大化を
助長し、これにより正負極表面では、非水電解質の化学
的劣化が加速されることで、電他の極端な容量劣化が発
生していることを明らかにした。
【0102】すなわち、発明者らは、これら界面破壊か
ら電解質材料の化学的劣化までの一連の現象が、本発明
の負極材料を採用した二次電池における充放電容量のサ
イクル劣化の主要因であることを突き止めた。
【0103】そして、本発明者らは、先に述べた容量劣
化メカニズムを考慮し、その改善方法について鋭意検討
した結果、発明者は、負極母材の一部に珪素化合物を一
定量以下の比率で混合することにより、同負極容量のサ
イクル劣化を改善可能であることを見出した。
【0104】珪素粉やその化合物を負極材料として利用
する試みについては、既に特開平7−29602号公報
や特許公報第2948205号において公知とされてい
る。実験の結果、確かにこれらの材料は比較的充放電サ
イクル数が浅い範囲においては、黒鉛材料よりも高い充
放電容量を示すが、いずれも初回の充放電容量比が極端
に低いことや、充放電サイクル時の容量劣化が大きいこ
とが判明した。これらの解決は、現在でも同様な負極材
料を用いた二次電池を実用化する上で大きな技術的課題
の一つとなっている。
【0105】本発明では、上記のような特徴を有する珪
素粉や珪素化合物を、充放電容量がアルカリ金属イオン
またはアルカリ土類金属イオンの電気化学的ドープおよ
び脱ドープ反応による充放電容量成分と、アルカリ金属
またはアルカリ土類金属の電気化学的析出溶解反応によ
る充放電容量成分の和で表されることを特徴とする負極
材料へ、適切量混合することにより、初回の充放電容量
比を損なわせることなく、充放電サイクル特性を大幅に
改善できることを可能とした。
【0106】特に、本発明に係る非水電解質電池では、
負極中に、珪素又は珪素化合物を含有している。
【0107】負極材料構成に珪素又は珪素化合物を混合
することにより、充放電反応時に発生する負極活物質同
士または、負極活物質と負極集電体間の剥離現象を効果
的に抑制することが可能となり、サイクル経過による放
電容量の劣化を抑制することができる。
【0108】このような、負極中に含有される珪素化合
物として具体的には、例えばSiO 、MgSi、S
iF、その他Siを含む無機化合物又は有機化合物等
が挙げられる。
【0109】また、珪素又は珪素化合物の含有量として
は、充電前の負極総重量に対して1%以上、50%以下
の範囲であることが好ましい。珪素又は珪素化合物の含
有比率が1%未満の場合は、負極活物質同士または、負
極活物質と負極集電体間の剥離現象を抑制する作用が弱
く、容量劣化抑制という本発明の効果が十分に得られな
い。また、珪素又は珪素化合物の混合比率が50%を越
えると、特に珪素化合物を混合した場合に、混合率の増
加に伴い負極の初回充放電効率値の低下を引き起こして
しまう。
【0110】従って、珪素又は珪素化合物の含有比率
を、充電前の負極総重量に対して1%以上、50%以下
の範囲とすることで、初回充放電効率値の低下を引き起
こすことなく、負極活物質同士または、負極活物質と負
極集電体間の剥離現象を抑制して、容量劣化を効果的に
抑えることができる。
【0111】また、粒形状の珪素又は珪素化合物を使用
する場合には、混合する相手材料と同等程度の粒径のも
のを利用することが望ましい。通常、黒鉛などは平均粒
径が35μm程度のものを利用することが多く、このよ
うな場合は珪素又は珪素化合物の粒径は35μm前後に
粉砕したのものを利用する方がよい。その他、例えば繊
維形状を有する珪素化合物を使用した方が、電極製造方
法等のプロセス工程上効率的である場合は、その粒子形
状は上記の例に制限されない。
【0112】そして、このような非水電解液電池1は、
つぎのようにして製造される。
【0113】正極は、正極活物質と結着剤とを含有する
正極合剤を、正極集電体となる例えばアルミニウム箔等
の金属箔上に均一に塗布、乾燥して正極活物質層を形成
することにより作製される。上記正極合剤の結着剤とし
ては、公知の結着剤を用いることができるほか、上記正
極合剤に公知の添加剤等を添加することができる。
【0114】負極は、負極活物質と結着剤とを含有する
負極合剤を、負極集電体となる例えば銅箔等の金属箔上
に均一に塗布、乾燥して負極活物質層を形成することに
より作製される。上記負極合剤の結着剤としては、公知
の結着剤を用いることができるほか、上記負極合剤に公
知の添加剤等を添加することができる。
【0115】以上のようにして得られる正極と、負極と
を、例えば微孔性ポリプロピレンフィルムからなるセパ
レータを介して密着させ、渦巻型に多数回巻回すること
により巻層体が構成される。
【0116】次に、その内側にニッケルメッキを施した
鉄製の電池缶の底部に絶縁板6を挿入し、さらに巻層体
を収納する。そして負極の集電をとるために、例えばニ
ッケルからなる負極リードの一端を負極に圧着させ、他
端を電池缶に溶接する。これにより、電池缶は負極と導
通をもつこととなり、非水電解液電池の外部負極とな
る。また、正極の集電をとるために、例えばアルミニウ
ムからなる正極リードの一端を正極に取り付け、他端を
電流遮断用薄板を介して電池蓋と電気的に接続する。こ
の電流遮断用薄板は、電池内圧に応じて電流を遮断する
ものである。これにより、電池蓋は正極と導通をもつこ
ととなり、非水電解液電池の外部正極となる。
【0117】次に、この電池缶の中に非水電解液を注入
する。この非水電解液は、電解質を非水溶媒に溶解させ
て調製される。
【0118】次に、アスファルトを塗布した絶縁封口ガ
スケットを介して電池缶をかしめることにより電池蓋が
固定されて円筒型の非水電解液電池が作製される。
【0119】なお、この非水電解液電池においては、図
1に示すように、負極リード及び正極リードに接続する
センターピンが設けられているとともに、電池内部の圧
力が所定値よりも高くなったときに内部の気体を抜くた
めの安全弁装置及び電池内部の温度上昇を防止するため
のPTC素子が設けられている。
【0120】なお、上述の説明では、円筒型の非水電解
質二次電池を例に挙げたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば円筒型、角型、ボタン型等、種々
の形状の非水電解質二次電池に適用可能である。
【0121】また、上述した実施の形態では、非水電解
質として電解質塩を非水溶媒に溶解してなる非水電解液
を用いた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、非水電解質として、電解質塩
と膨潤溶媒とマトリクス高分子とからなるゲル電解質、
イオン伝導性高分子と電解質塩とを複合化させてなる高
分子固体電解質、イオン伝導性無機セラミック,ガラ
ス,イオン性結晶等を主成分とする無機固体電解質と非
水電解液とを混合してなる非水電解質材料等を用いた場
合にも適用可能である。
【0122】例えば非水電解質としてゲル電解質を用い
る場合、ゲル電解質のイオン伝導度が1mS/cm以上
であれば、ゲル電解質の組成及びゲル電解質を構成する
マトリクス高分子の構造はいかなるものであっても構わ
ない。
【0123】具体的なマトリクス高分子としては、ポリ
アクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化
ビニリデンとポリヘキサフルオロプロピレンとの共重合
体、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロ
プロピレン、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレン
オキサイド、ポリフォスファゼン、ポリシロキサン、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリメタクリル
酸メチル、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、スチレ
ン−ブタジエンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、ポリ
スチレン、ポリカーボネート等を用いることが可能であ
る。特に電気化学的な安定性を考慮すると、ポリアクリ
ロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、ポリヘキサフルオ
ロプロピレン、ポリエチレンオキサイド等を用いること
が好ましい。
【0124】ゲル電解質を作製するために必要なマトリ
クス高分子の重量は、マトリクス高分子と非水電解液と
の相溶性により異なることから一概に規定することは困
難であるが、非水電解液に対して5重量%〜50重量%
とすることが好ましい。
【0125】
【実施例】つぎに、本発明の効果を確認すべく行った実
施例及び比較例について説明する。なお、以下に示す例
では、具体的な化合物名や数値を挙げて説明している
が、本発明はこれらに限定されるものではないことは言
うまでもない。
【0126】まず、以下に示す実施例1〜実施例4及び
比較例1〜比較例3では、コイン型非水電解質電池を作
製し、その特性を評価した。
【0127】〈実施例1〉粒状黒鉛に珪素粉を混合した
負極母材を用いることにより負極を作製した。
【0128】まず、充電前の負極総重量において、平均
粒径15μmの粒状黒鉛粉末を89重量%と、平均粒径
30μmの珪素粉を1重量%と、ポリフッ化ビニリデン
(PVDF)を10重量%とを混合して負極合剤を調製
し、これを溶剤である1−メチル2−ピロリドンに分散
させることでぺ−スト状の負極合剤スラリーを得た。こ
れを負極合剤スラリーAとする。
【0129】次に、負極集電体として厚さ10μmの帯
状銅箔を用意し、この負極集電体の片面に上記負極合剤
スラリーAを均一に塗布、乾燥させた後、加熱プレス処
理することにより、総厚みが50μmの帯状負極を作製
した。
【0130】さらにこれを直径15mmの円状に切り出
すことで、コイン型セル評価用の負極Aを作製した。
【0131】そして、負極の充放電曲線および容量を評
価するために、図2に示すようなコイン型非水電解質電
池20を作製した。
【0132】まず非水電解液は、エチレンカーボネート
とプロピレンカーボネートとジエチル力ーポネートとが
体積比で1:0.5:2の割合で混合されてなる溶媒
に、LiPFを1.5重量モル%濃度となるように溶
解させて調製した。
【0133】そして、負極21として、上述のようにし
て得られた負極Aをステンレス鋼からなる負極缶22に
収容した。また、正極23として、上記負極21の充放
電容量よりも過剰な充放電容量を有するLi金属板を、
ステンレス鋼からなる正極缶24に収容した。そして、
負極と正極との間に、厚みが25μm、空孔が40%の
ポリエチレン製多孔性膜からなるセパレータ25を配し
た。
【0134】最後に、負極缶22及び正極缶24内に非
水電解液を注入し、ポリプロピレン製樹脂からなる絶縁
ガスケット26を介して負極缶と正極缶とをかしめて固
定することにより、直径が20mm、高さが2.5mm
のコイン型非水電解液電池20を完成させた。
【0135】〈実施例2〉まず、充電前の負極総重量に
おいて、平均粒径15μmの粒状黒鉛粉末を85重量%
と、平均粒径30μmの珪素粉を5重量%と、ポリフッ
化ビニリデン(PVDF)を10重量%とを混合して負
極合剤を調製し、これを溶剤である1−メチル−2−ピ
ロリドンに分散させることでぺ−スト状の負極合剤スラ
リーを得た。これを負極合剤スラリーBとする。
【0136】次に、負極集電体として厚さ10μmの帯
状銅箔を用意し、この負極集電体の片面に上記負極合剤
スラリーBを均一に塗布、乾燥させた後、加熱プレス処
理することにより、総厚みが50μmの帯状負極を作製
した。これを負極Bとする。
【0137】そして、負極Bを用いて、実施例1と同様
にしてコイン型非水電解質電池を作製した。
【0138】〈実施例3〉まず、充電前の負極総重量に
おいて、平均粒径15μmの粒状黒鉛粉末を40重量%
と、平均粒径30μmの珪素粉を50重量%と、ポリフ
ッ化ビニリデン(PVDF)を10重量%とを混合して
負極合剤を調製し、これを溶剤である1−メチル−2−
ピロリドンに分散させることでぺ−スト状の負極合剤ス
ラリーを得た。これを負極合剤Cとする。
【0139】次に、負極集電体として厚さ10μmの帯
状銅箔を用意し、この負極集電体の片面に上記負極合剤
スラリーCを均一に塗布、乾燥させた後、加熱プレス処
理することにより、総厚みが50μmの帯状負極を作製
した。これを負極Cとする。
【0140】そして、負極Cを用いて、実施例1と同様
にしてコイン型非水電解質電池を作製した。
【0141】〈実施例4〉まず、充電前の負極総重量に
おいて、平均粒径15μmの粒状黒鉛粉末を40重量%
と、平均粒径30μmの酸化珪素粉を50重量%と、ポ
リフッ化ビニリデン(PVDF)を10重量%とを混合
して負極合剤を調製し、これを溶剤である1−メチル−
2−ピロリドンに分散させることでぺ−スト状の負極合
剤スラリーを得た。これを負極合剤スラリーDとする。
【0142】次に、負極集電体として厚さ10μmの帯
状銅箔を用意し、この負極集電体の片面に上記負極合剤
スラリーDを均一に塗布、乾燥させた後、加熱プレス処
理することにより、総厚みが50μmの帯状負極を作製
した。これを負極Dとする。
【0143】そして、負極Dを用いて、実施例1と同様
にしてコイン型非水電解質電池を作製した。
【0144】〈比較例1〉まず、充電前の負極総重量に
おいて、平均粒径15μmの粒状黒鉛粉末を90重量%
と、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を10重量%と
を混合して負極合剤を調製し、これを溶剤である1−メ
チル−2−ピロリドンに分散させることでぺ−スト状の
負極合剤スラリーを得た。これを負極合剤スラリーEと
する。
【0145】次に、負極集電体として厚さ10μmの帯
状銅箔を用意し、この負極集電体の片面に上記負極合剤
スラリーEを均一に塗布、乾燥させた後、加熱プレス処
理することにより、総厚みが50μmの帯状負極を作製
した。これを負極Eとする。
【0146】そして、負極Eを用いて、実施例1と同様
にしてコイン型非水電解質電池を作製した。
【0147】〈比較例2〉まず、充電前の負極総重量に
おいて、平均粒径30μmの珪素粉を90重量%と、ポ
リフッ化ビニリデン(PVDF)を10重量%とを混合
して負極合剤を調製し、これを溶剤である1−メチル−
2−ピロリドンに分散させることでぺ−スト状の負極合
剤スラリーを得た。これを負極合剤スラリーFとする。
【0148】次に、負極集電体として厚さ10μmの帯
状銅箔を用意し、この負極集電体の片面に上記負極合剤
スラリーFを均一に塗布、乾燥させた後、加熱プレス処
理することにより、総厚みが50μmの帯状負極を作製
した。これを負極Fとする。
【0149】そして、負極Fを用いて、実施例1と同様
にしてコイン型非水電解質電池を作製した。
【0150】〈比較例3〉まず、充電前の負極総重量に
おいて、平均粒径15μmの粒状黒鉛粉末を30重量%
と、平均粒径30μmの珪素粉を60重量%と、ポリフ
ッ化ビニリデン(PVDF)を10重量%とを混合して
負極合剤を調製し、これを溶剤である1−メチル−2−
ピロリドンに分散させることでぺ−スト状の負極合剤ス
ラリーを得た。これを負極合剤スラリーGとする。
【0151】次に、負極集電体として厚さ10μmの帯
状銅箔を用意し、この負極集電体の片面に上記負極合剤
スラリーを均一に塗布、乾燥させた後、加熱プレス処理
することにより、総厚みが50μmの帯状負極を作製し
た。これを負極Gとする。
【0152】そして、負極Gを用いて、実施例1と同様
にしてコイン型非水電解質電池を作製した。
【0153】以上のようにして作製したコイン型非水電
解質電池について充放電試験を行った。
【0154】負極へのLiイオンのドープ反応(充電)
は、定電流方式により行った。まず、1mAで通電開始
後、負極の充電容量が1000mAh/dmに達する
まで充電した。Liイオンの脱ドープ反応(放電)も定
電流方式により行った。1mAで放電開始後、端子電圧
が1.5V(対Li)に達した時点で、充放電試験の1
サイクルを終了とした。
【0155】このような条件で充放電試験を30サイク
ル繰り返し、各サイクル時の充放電容量から算出される
充放電容量比のサイクル依存性を評価することで、負極
の充放電容量特性と充放電サイクル特性とを評価した。
【0156】作製されたコイン型非水電解質電池につい
て、初回時及び30サイクル目における充放電容量比
(各サイクル毎の充電容量に対する放電容量の比率)を
表1に示す。
【0157】
【表1】
【0158】表1から、実施例1で作製された負極Aに
ついて、初回サイクル時における充放電容量比は90.
1%と比較的良好な特性が得られ、さらに30サイクル
時の充放電容量比は96.1%となり、優れた充放電容
量特性と充放電サイクル特性が実現されていることが確
認された。
【0159】また、負極Aの第2サイクル目の充放電曲
線を図3に示す。放電曲線のA領域、B領域は、それぞ
れ「負極母材上に析出したLi金属の溶解反応」、「負
極母材からのLiイオンの脱ドープ(デインターカレー
ション反応)」に対応している。これにより、負極Aの
充放電反応がLiイオンの電気化学的ドープおよび脱ド
ープ反応による充放電容量成分と、Li金属の電気化学
的析出溶解反応による充放電容量成分の和で表されるこ
とが確認された。
【0160】また、表1から、実施例2で作製した負極
Bについて、初回サイクル時における充放電容量比は8
8.7%と比較的良好な特性が得られ、さらに30サイ
クル時の充放電容量比は95.8%となり、優れた充放
電容量特性と充放電サイクル特性が実現されていること
が確認された。
【0161】また、実施例3で作製した負極Cについ
て、初回サイクル時における充放電容量比は87.3%
と比較的良好な特性が得られ、さらに30サイクル時の
充放電容量比は95.4%となりい優れた充放電容量特
性と充放電サイクル特性が実現されていることが確認さ
れた。
【0162】また、実施例4で作製した負極Dについ
て、初回サイクル時における充放電容量比は86.1%
と比較的良好な特性が得られ、さらに30サイクル時の
充放電容量比は95.4%となり、優れた充放電容量特
性と充放電サイクル特性が実現されていることが確認さ
れた。
【0163】一方、比較例1で作製された負極Eについ
ては、初回サイクル時における充放電容量比は89.3
%と比較的良好な特性が得られたものの、30サイクル
時の充放電容量比は80.7%と大きく低下しているこ
とが判明した。
【0164】また、負極Eの第2サイクル目の充放電曲
線を図4に示す。放電曲線のA領域、B領域は、それぞ
れ「負極母材上に析出したLi金属の溶解反応」、「負
極母材からのLiイオンの脱ドープ(デインターカレー
ション反応)」に対応しており、これから負極Aの充放
電反応がLiイオンの電気化学的ドープおよび脱ドープ
反応による充放電容量成分と、Li金属の電気化学的析
出溶解反応による充放電容量成分の和で表されることが
確認された。
【0165】また、充放電曲線の形状について実施例1
と比較すると、放電終了前付近の領域において観測され
ていたショルダーが比較例1では見られず、明らかに実
施例1とは充放電反応が異なることが理解される。
【0166】また、比較例2で作製された負極Fについ
ては、初回サイクル時における充放電容量比は59.2
%となり、上記実施例と比較して極端に低い数値を示し
た。また、30サイクル時の充放電容量比も50.4%
となり、充放電サイクル劣化が大きいことも確認され
た。
【0167】また、比較例3で作製された負極Fについ
ては、初回サイクル時における充放電容量比は71.5
%となり、比較例1よりも高い数値が得られたものの、
上記実施例よりも劣る結果が得られた。同様に30サイ
クル時の充放電容量比も88.1%となり、比較例1よ
りも高い数値が得られたものの、上記実施例には劣る結
果が得られた。
【0168】以上の結果から、初回時の充放電容量比が
極端に低く且つ充放電容量比のサイクル劣化が大きな珪
素粉やその化合物を、本発明の負極母材として適切量混
合することにより、電池への応用に際して要求される初
回充放電容量比を一定水準以上に保持しつつ、充放電サ
イクル特性を大幅に改善できることが実証された。
【0169】混合比については、充電前の負極総重量に
対して珪素粉またはその化合物を1重量%以上、50重
量%以下の範囲に制御することで、優れた電極特性を実
現できることが明らかになった。
【0170】つぎに、以下に示す実施例5〜実施例8及
び比較例4〜比較例6では、円筒型非水電解質電池を作
製し、その特性を評価した。
【0171】〈実施例5〉まず、以下のようにして負極
を作製した。
【0172】負極集電体として厚さ10μmの帯状銅箔
を用意し、この負極集電体10の両面に実施例1と同様
にして得られる負極合剤スラリーAを均一に塗布した
後、加熱工程により溶媒を完全留去させることで電極板
を得た。次工程において、同電極板を適当な温度条件で
加熱プレス成型することにより、総厚みが60μmの帯
状負極1を作製した。
【0173】つぎに、以下のようにして正極を作製し
た。
【0174】まず炭酸リチウムを0.5モルと炭酸コバ
ルトを1モルとを混合し、この混合物を、空気中、温度
900℃で5時間焼成した。得られた材料についてX線
回折測定を行った結果、JCPDSファイルに登録され
たLiCoOのピークと良く一致していた。このLi
CoOを粉砕し、レーザ回折法で得られる累積50%
粒径が15μmのLiCoO粉末を得た。
【0175】このLiCoO粉末を95重量%と、炭
酸リチウム粉末を5重量%とを混合し、この混合物の9
4重量%と、導電剤としてアモルファス性炭素粉(ケッ
チェンブラック)を3重量%と結着剤としてポリフッ化
ビニリデン(PVDF)を3重量%とを混合調裂し、1
−メチル,2−ピロリドンに分散させることでペースト
状の正極合剤スラリーを作製した。
【0176】正極集電体11として厚さ20μmの帯状
のアルミニウム箔を用意し、この正極渠電体の両面に上
記正極合剤スラリーを均一に塗布、これを乾燥させた
後、圧縮成型することで総厚みが180μmの帯状正極
を作裂した。
【0177】以上のようにして作製された帯状負極と帯
状正極とを、図1に示したように厚さ30μmの微多孔
性ポリエチレン延伸フィルムよりなるセパレータを介し
て、負極、セパレーター、正極、セパレータの順に積層
してから多数回巻回し、外径14mmのジェリーロール
型電極体を作製した。
【0178】このようにして作製したジェリーロール型
電極体を、ニッケルめっきが施された鉄製電池缶に収納
した。
【0179】ジェリーロ−ル型電極の上下両面に絶縁板
を配設し、アルミニウム製正極リードを正極集電体から
導出して電流遮断用薄板に、ニッケル製負極リードを負
極集電体から導出して電池缶に溶接することで、ジェリ
ロール型電池を作製した。
【0180】非水電解質は、エチレンカーボネート(E
C)が20重量%と、ジメチルカーボネート(DMC)
が50重量%と、エチルメチルカーボネート(EMC)
が10重量%、プロピレンカーポネート(PC)が20
重量%とが混合されてなる非水溶媒に対して、LiPF
の重量モル濃度が1.50mol/kgとなるように
溶解して非水電解液を調製した。この非水電解液の電池
缶への注液は、減圧方式により行った。作製した非水電
解液を電池内に3.0g分注入した。
【0181】最後に、アスファルトを表面に塗布した絶
縁封ロガスケットを介して電池缶をかしめることで、電
流遮断機構を有する安全弁装置、PTC素子並びに電池
蓋を固定し、電池内の気密性を保持させ、直径14m
m、高さ65mmの円筒型非水電解質電池を作製した。
【0182】〈実施例6〉負極合剤スラリーとして、実
施例2と同様にして得られる負極合剤スラリーBを用い
たこと以外は、実施例5と同様にして負極を作製し、そ
の負極を用いて実施例5と同様にして円筒型非水電解質
電池を作製した。
【0183】〈実施例7〉負極合剤スラリーとして、実
施例3と同様にして得られる負極合剤スラリーCを用い
たこと以外は、実施例5と同様にして負極を作製し、そ
の負極を用いて実施例5と同様にして円筒型非水電解質
電池を作製した。
【0184】〈実施例8〉負極合剤スラリーとして、実
施例4と同様にして得られる負極合剤スラリーDを用い
たこと以外は、実施例5と同様にして負極を作製し、そ
の負極を用いて実施例5と同様にして円筒型非水電解質
電池を作製した。
【0185】〈比較例4〉負極合剤スラリーとして、比
較例1と同様にして得られる負極合剤スラリーEを用い
たこと以外は、実施例5と同様にして負極を作製し、そ
の負極を用いて実施例5と同様にして円筒型非水電解質
電池を作製した。
【0186】〈比較例5〉負極合剤スラリーとして、比
較例2と同様にして得られる負極合剤スラリーFを用い
たこと以外は、実施例5と同様にして負極を作製し、そ
の負極を用いて実施例5と同様にして円筒型非水電解質
電池を作製した。
【0187】〈比較例6〉負極合剤スラリーとして、比
較例3と同様にして得られる負極合剤スラリーGを用い
たこと以外は、実施例5と同様にして負極を作製し、そ
の負極を用いて実施例5と同様にして円筒型非水電解質
電池を作製した。
【0188】以上のようにして作製した円筒型非水電解
質電池について充放電試験を行った。
【0189】充電は、定電流・定電圧方式により行っ
た。300mAで定電流充電開始後、端子電圧が4.2
0Vまで上昇した時点で定電圧充電に切り替えた。充電
開始後5時間を経過した時点で充電を終了させた。充電
終了直前の端子間電圧は4.20Vであり、電流値は5
mA以下であった。本明細書では、この状態を満充電状
態と定義する。他方、放電は定電流方式により行った。
300mAで放電開始後、端子電庄が2.75Vまで降
下した時点で、評価を終了した。本明細書では、この状
態を完全放電状態と定義する。これを繰り返すことで、
電池の充放電サイクル試験を行った。
【0190】作製した電池の放電容量は、第2サイクル
目の放電容量と設定し、この値により電池のエネルギー
密度を見積もった。また、充放電サイクル特性は、放電
容量比により比較評価した。放電容量比は、第2サイク
ル目の放電容量に対する各サイクル時の放電容量値の比
率として算出した(式1)。
【0191】 放電容量比(%)=(各サイクル時の放電容量値)/(第2サイクル目の放電 容量値)×100 (式1) 以上のようにして作製された非水電解質電池について、
充放電容量、体積エネルギー密度および充放電サイクル
特性を表2に示す。
【0192】
【表2】
【0193】表2より、実施例5の円筒型非水電解質電
池の放電容量は1326mAh、エネルギー密度は51
5Wh/l、さらに100サイクル目の放電容量比は9
1.3%であった。以上より、既存のLiイオン二次電
池を凌ぐ容量特性と優れた充放電サイクル特性の実現が
確認された。
【0194】また、実施例6の円筒型非水電解質電池の
放電容量は1351mAh、エネルギー密度は521W
h/l、さらに100サイクル目の放電容量比は91.
1%であった。既存のLiイオン二次電池を凌ぐ容量特
性と優れた充放電サイクル特性の実現が確認された。
【0195】また、実施例7で得られた円筒形非水電解
質電池の放電容量は1342mAh、エネルギー密度は
517Wh/l、さらに100サイクル目の放電容量沈
は90.9%であった。既存のLiイオン二次電池を凌
ぐ容量特性と優れた充放電サイクル特性の実現が確認さ
れた。
【0196】また、実施例8で得られた円筒形非水電解
質電池の放電容量は1346mAh、エネルギー密度は
516Wh/l、さらに100サイクル目の放電容量沈
は90.7%であった。既存のLiイオン二次電池を凌
ぐ容量特性と優れた充放電サイクル特性の実現が確認さ
れた。
【0197】一方、比較例4で得られた円筒形非水電解
質電池の放電容量は1191mAh、エネルギー密度は
462Wh/lとなったが、100サイクル目の放電容
量比は79.8%であった。既存のLiイオン二次電池
を凌ぐ容量特性は実現されたものの、充放電サイクル特
性は改善が必要なことが判明した。
【0198】また、比較例5で得られた円筒形非水電解
質電池の放電容量は1066mAh、エネルギー密度は
361Wh/1、100サイクル目の放電容量沈は4
8.5%であった。容量特性および充放電サイクル特性
ともに、最も低い特性値が得られた。
【0199】また、比較例6で得られた円筒形非水電解
質電池の放電容量は1243mAh、エネルギー密度は
454Wh/lとなったが、100サイクル目の放電容
量比は77.7%であった。既存のLiイオン二次電池
を凌ぐ容量特性は実現されたものの、充放電サイクル特
性は改善が必要なことが判明した。
【0200】以上の結果から、円筒型非水電解質電池に
おいても、初回時の充放電容量比が極端に低く且つ充放
電容量比のサイクル劣化が大きな珪素粉やその化合物
を、本発明の負極母材として適切量混合することによ
り、電池への応用に際して要求される初回充放電容量比
を一定水準以上に保持しつつ、充放電サイクル特性を大
幅に改善できることを実証した。
【0201】混合比については、充電前の負極総重量に
対して珪素粉またはその化合物を1重量%以上、50重
量%以下の範囲に制御することで、優れた電極特性を実
現できることが明らかになった。
【0202】
【発明の効果】本発明では、充放電容量がアルカリ金属
イオンまたはアルカリ土類金属イオンの電気化学的ドー
プおよび脱ドープ反応による充放電容量成分とアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の電気化学的析出および溶
解反応による充放電容量成分の和で表される負極、及び
その負極を用いた非水電解質電池において、珪素又は珪
素化合物を負極に混合することで、初回充放電効率値の
低下を引き起こすことなく、負極活物質同士または、負
極活物質と負極集電体間の剥離現象を抑制することがで
きる。これにより、本発明では、容量劣化を効果的に抑
えた優れた非水電解質電池を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した非水電解質二次電池の一構成
例を示す断面図である。
【図2】実施例及び比較例で作製したコイン型非水電解
質二次電池の一構成例を示す断面図である。
【図3】実施例1で作製した負極Aの2回目の充放電曲
線を示す特性図である。
【図4】比較例1で作製した負極Eの2回目の充放電曲
線を示す特性図である。
【符号の説明】
1 非水電解質二次電池、2 電池缶、3 正極、3a
正極合剤層、3b正極集電体、4 負極、4a 負極
合剤層、4b 負極集電体、5 セパレータ、6,7
絶縁板、8 電池蓋、9 安全弁機構、10 PTC素
子、11 ガスケット、12 センターピン、13 正
極リード、14 負極リード、 20コイン型非水電解
質二次電池、 21 負極、 22 負極缶、 23
正極、 24 正極缶、 25 セパレータ、 26
ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H029 AJ05 AK02 AK03 AK05 AL01 AL02 AL06 AL07 AL08 AL11 AL18 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 CJ08 HJ01 HJ18 HJ19 5H050 AA07 BA17 CA02 CA07 CA08 CA09 CA11 CB01 CB02 CB07 CB08 CB09 CB11 CB29 GA10 HA01 HA18 HA19

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負極活物質を含有し、その容量が、軽金
    属をイオン状態で吸蔵及び離脱する際に得られる容量成
    分と、軽金属が析出及び溶解する際に得られる容量成分
    との和で表される負極であって、 上記負極は、珪素又は珪素化合物を含有していることを
    特徴とする負極。
  2. 【請求項2】 上記負極は、上記珪素又は珪素化合物
    を、充電前の負極総重量に対して1%以上、50%以下
    の範囲で含有していることを特徴とする請求項1記載の
    負極。
  3. 【請求項3】 上記負極活物質は、アルカリ金属イオン
    又はアルカリ土類金属イオンを吸蔵及び離脱することが
    可能な、炭素を含む材料であることを特徴とする請求項
    1記載の負極。
  4. 【請求項4】 上記炭素を含む材料は、黒鉛、易黒鉛化
    性炭素、難黒鉛化性炭素のいずれかであることを特徴と
    する請求項3記載の負極。
  5. 【請求項5】 負極活物質を含有する負極と、正極活物
    質を含有する正極と、電解質と、微多孔性膜からなるセ
    パレータとを備え、 上記負極の容量が、軽金属をイオン状態で吸蔵及び離脱
    する際に得られる容量成分と、軽金属が析出及び溶解す
    る際に得られる容量成分との和で表される非水電解質電
    池であって、 上記負極は、珪素又は珪素化合物を含有していることを
    特徴とする非水電解質電池。
  6. 【請求項6】 上記負極は、上記珪素又は珪素化合物
    を、充電前の負極総重量に対して1%以上、50%以下
    の範囲で含有していることを特徴とする請求項5記載の
    電池。
  7. 【請求項7】 上記負極活物質は、アルカリ金属イオン
    又はアルカリ土類金属イオンを吸蔵及び離脱することが
    可能な、炭素を含む材料であることを特徴とする請求項
    5記載の非水電解質電池。
  8. 【請求項8】 上記炭素を含む材料は、黒鉛、易黒鉛化
    性炭素、難黒鉛化性炭素のいずれかであることを特徴と
    する請求項7記載の非水電解質電池。
  9. 【請求項9】 負極活物質を含有する負極と、正極活物
    質を含有する正極と、電解質と、微多孔性膜からなるセ
    パレータとを備え、当該負極は軽金属をイオン状態で吸
    蔵及び離脱することが可能な負極材料を含むとともに、
    開回路電圧が過充電電圧よりも低い状態において当該負
    極に当該軽金属が析出している非水電解質電池におい
    て、 上記負極は、珪素又は珪素化合物を含有していることを
    特徴とする非水電解質電池。
  10. 【請求項10】 上記負極は、珪素又は珪素化合物を、
    充電前の負極総重量に対して1%以上、50%以下の範
    囲で含有していることを特徴とする請求項9記載の非水
    電解質電池。
  11. 【請求項11】 上記負極活物質は、アルカリ金属イオ
    ン又はアルカリ土類金属イオンを吸蔵及び離脱すること
    が可能な、炭素を含む材料であることを特徴とする請求
    項9記載の非水電解質電池。
  12. 【請求項12】 上記炭素を含む材料は、黒鉛、易黒鉛
    化性炭素、難黒鉛化性炭素のいずれかであることを特徴
    とする請求項11記載の非水電解質電池。
  13. 【請求項13】 負極活物質を含有し、その容量が、軽
    金属をイオン状態で吸蔵及び離脱する際に得られる容量
    成分と、軽金属が析出及び溶解する際に得られる容量成
    分との和で表される負極の製造方法であって、 珪素又は珪素化合物を添加することを特徴とする負極の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 上記珪素又は珪素化合物を、充電前の
    負極総重量に対して1%以上、50%以下の範囲で添加
    することを特徴とする請求項13記載の負極の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 上記負極活物質として、アルカリ金属
    イオン又はアルカリ土類金属イオンを吸蔵及び離脱する
    ことが可能な、炭素を含む材料を用いることを特徴とす
    る請求項13記載の負極の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記炭素を含む材料として、黒鉛、易
    黒鉛化性炭素、難黒鉛化性炭素のいずれかを用いること
    を特徴とする請求項15記載の負極の製造方法。
  17. 【請求項17】 負極活物質を含有する負極と、正極活
    物質を含有する正極と、電解質と、微多孔性膜からなる
    セパレータとを備え、上記負極の容量が、軽金属をイオ
    ン状態で吸蔵及び離脱する際に得られる容量成分と、軽
    金属が析出及び溶解する際に得られる容量成分との和で
    表される非水電解質電池の製造方法であって、 上記負極に、珪素又は珪素化合物を添加することを特徴
    とする非水電解質電池の製造方法。
  18. 【請求項18】 上記負極に、珪素又は珪素化合物を、
    充電前の負極総重量に対して1%以上、50%以下の範
    囲で添加することを特徴とする請求項17記載の非水電
    解質電池の製造方法。
  19. 【請求項19】 上記負極活物質として、アルカリ金属
    イオン又はアルカリ土類金属イオンを吸蔵及び離脱する
    ことが可能な、炭素を含む材料を用いることを特徴とす
    る請求項17記載の非水電解質電池の製造方法。
  20. 【請求項20】 上記炭素を含む材料として、黒鉛、易
    黒鉛化性炭素、難黒鉛化性炭素のいずれかを用いること
    を特徴とする請求項19記載の非水電解質電池の製造方
    法。
  21. 【請求項21】 負極活物質を含有する負極と、正極活
    物質を含有する正極と、電解質と、微多孔性膜からなる
    セパレータとを備え、当該負極は軽金属をイオン状態で
    吸蔵及び離脱することが可能な負極材料を含むととも
    に、開回路電圧が過充電電圧よりも低い状態において当
    該負極に当該軽金属が析出している非水電解質電池の製
    造方法であって、 上記負極に、珪素又は珪素化合物を添加することを特徴
    とする非水電解質電池の製造方法。
  22. 【請求項22】 上記負極に、珪素又は珪素化合物を、
    充電前の負極総重量に対して1%以上、50%以下の範
    囲で添加することを特徴とする請求項21記載の非水電
    解質電池の製造方法。
  23. 【請求項23】 上記負極活物質として、アルカリ金属
    イオン又はアルカリ土類金属イオンを吸蔵及び離脱する
    ことが可能な、炭素を含む材料を用いることを特徴とす
    る請求項21記載の非水電解質電池の製造方法。
  24. 【請求項24】 上記炭素を含む材料として、黒鉛、易
    黒鉛化性炭素、難黒鉛化性炭素のいずれかを用いること
    を特徴とする請求項23記載の非水電解質電池の製造方
    法。
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