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JP2002196391A - カメラ用シャッタ - Google Patents

カメラ用シャッタ

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Publication number
JP2002196391A
JP2002196391A JP2000393055A JP2000393055A JP2002196391A JP 2002196391 A JP2002196391 A JP 2002196391A JP 2000393055 A JP2000393055 A JP 2000393055A JP 2000393055 A JP2000393055 A JP 2000393055A JP 2002196391 A JP2002196391 A JP 2002196391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
blade
blades
opening
shutter blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000393055A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yamagishi
茂 山岸
Koji Sekizawa
宏治 関澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP2000393055A priority Critical patent/JP2002196391A/ja
Publication of JP2002196391A publication Critical patent/JP2002196391A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】2枚の合成樹脂製のシャッタ羽根が好適に作動
するようにしたカメラ用レンズシャッタを提供するこ
と。 【解決手段】2枚のシャッタ羽根4,5は、合成樹脂製
であって、軸1h,1iに回転可能に取り付けられてお
り、それらの長孔4a,5aに嵌合している駆動ピン3
の往復作動によって、相反する方向へ同時に回転され、
開口部1aを開閉するように構成されている。そして、
シャッタ羽根4には、作動軌跡に沿って円弧状の突条4
b,4cが形成され、シャッタ羽根5には、同様にし
て、突条5b,5cが形成されていて、開閉作動時に
は、突条4bと突条5bが摺接し、突条4cと突条5c
が摺接するようになっている。従って、それらによる摺
接面積は小さく且つ摺接部位が移動するので、合成樹脂
製のシャッタ羽根でありながら、高速化と耐久性に有利
であり、シャッタ全体の低コスト化にも有利な構成とな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚のシャッタ羽
根を相反する方向へ同時に往復回転させて、円形の露光
開口を開閉するようにした、レンズシャッタと称されて
いるカメラ用シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシャッタは、通常、二つの地板
の間に構成された羽根室内に、2枚のシャッタ羽根が回
転可能に配置されており、露光作動を行うときは、両者
の長孔に挿入された共通の駆動ピンによって、相反する
方向へ同時に往復回転させられ、円形の露光開口を開閉
するようにしている。また、各シャッタ羽根の形状に
は、大きく分けて2種類あり、開口規制縁を直線状に形
成したものと、曲線状又は「く」に似た形状に形成した
ものとがある。従って、後者のシャッタ羽根は全体とし
て勾玉状をしていることになるが、このような形状をし
ていると、露光開口をその略中心から開いていくことに
なるため、偏った露光むらが生じにくいという特徴があ
るほか、露光開口を全開にしないで途中の位置からシャ
ッタ羽根を閉鎖させることによって、小口径での撮影が
可能になるという利点もある。このことから、前者の形
状のシャッタ羽根よりも、後者の形状のシャッタ羽根を
採用する方が比較的多いのが現状である。
【0003】また、この種のシャッタは、露光作動中に
おいて、各シャッタ羽根が往復作動を行うため、開き作
動から閉じ作動に反転する際には、一旦、停止すること
になる。そのため、フォーカルプレンシャッタに比較す
ると、どうしても高速のシャッタスピード(有効露光時
間)を得ることが難しい。また、最近では、カメラの電
動化が進み、モータを開閉駆動手段として使用すること
が多くなってきたが、ばねの場合よりも起動性で劣るた
め、シャッタ羽根を瞬間的に復動させることが難しい。
そのため、この種のシャッタにおいて、シャッタスピー
ドの高速化を図るためには、駆動手段の駆動力を如何に
大きくするか、シャッタ羽根を如何に軽量化するか、シ
ャッタ羽根の作動に対する摩擦抵抗力を如何に小さくす
るか、が課題となっている。
【0004】そこで,先ず、駆動手段の駆動力を大きく
することについて述べる。駆動手段として、ばねを用い
ている場合には、これまでにも十分に検討されていて、
今まで以上に強いばねを用いることは、他の構成部材の
材料や形状等の関係で、不可能なところまで来ている。
また、駆動手段としてモータを用いる場合には、駆動力
を大きくしようとすると、大型であって且つ高価なモー
タを使用しなければならず、この種のシャッタの小型
化,低コスト化の要求には反したものとなってしまう。
また、最近のカメラは、多くの電気制御部品を用いてい
て、モータに対しても省電力化が要求されているが、そ
のような要求に対しても応えられないものとなってしま
う。従って、この観点からのシャッタスピードの高速化
は、容易なことではない。
【0005】次に、シャッタ羽根の軽量化について述べ
る。周知のように、この種のシャッタの場合には、露光
作動の最終段階でシャッタ羽根の作動を停止させるため
にストッパが設けられており、また、露光開口を全開さ
せた直後にも、その作動を停止させるためにストッパが
設けられている。従って、それらの停止時においてシャ
ッタ羽根に加わる衝撃力は非常に大きく、シャッタの耐
久性に与える影響は大きいものがある。そのため、比較
的高速作動を要求されるシャッタの場合には、耐久性に
優れた金属製のシャッタ羽根を採用せざるを得ないのが
実情であった。ところが、最近になって、0.1mm以
下の厚さのシャッタ羽根を、合成樹脂で且つ低コストで
製作することが可能となり、また、作動停止時の強度に
ついてもそれなりの対策が考えられるようになってき
た。そのため、この観点からのシャッタスピードの高速
化は有望である。
【0006】最後に、シャッタ羽根の作動上における摩
擦抵抗力を小さくする点について述べる。この点につい
ては、羽根室を構成している二つの地板が合成樹脂で製
作されており、露光開口を規制する円形開口部の近接位
置であって羽根室側の面に、その開口部を囲むようにし
て相手の地板側に突き出た環状部を形成し、シャッタ羽
根が各地板に対しては、その環状部とのみ摺接するよう
にしたものが知られている。また、そのような環状部を
設けただけではシャッタ羽根の安定した作動が得にくい
場合があるので、その場合には、二つの地板に対し、シ
ャッタ羽根の作動軌跡に沿って、複数の細い突条を円弧
状に形成し、シャッタ羽根がそれらの突条にも摺接する
ようにしたものが知られている。そして、二つの地板に
対し、そのような環状部と突条の両方を形成した場合の
一例が、特開平11−133480号公報に記載されて
いる。
【0007】しかしながら、上記のように、羽根室を構
成している二つの地板に、環状部や突条を形成すれば、
シャッタ羽根と地板との間の摩擦抵抗力は小さくなる
が、2枚のシャッタ羽根同士の摩擦抵抗力は依然として
変わらない。そこで、更に高速化を図るためには、2枚
のシャッタ羽根同士の摩擦抵抗力を小さくする必要があ
り、その手段を地板に設けるようにしたものも知られて
いる。しかし、そのようにすると、地板の形状を益々複
雑にするだけであって、製作上は決して好ましいことで
はない。このような実情に鑑み、本発明は、露光作動時
に相反する方向へ同時に往復回転させられる2枚のシャ
ッタ羽根が、合成樹脂で製作されていて、しかもシャッ
タ羽根相互間の摩擦抵抗力が小さくて済むようにしたカ
メラ用レンズシャッタに関する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シャッタ羽
根相互間に生じる摩擦抵抗力を小さくするためには、シ
ャッタ羽根の表面仕上げに工夫を凝らすことも必要であ
るが、構造,形状上から対策を講じる必要もある。そし
て、その場合には、上記のように地板の形状に工夫を凝
らす方法もあるが、種々の理由によってそれが余り好ま
しいとは言えない場合には、シャッタ羽根の形状に工夫
を凝らすのが良策といえる。そのような観点から先ず考
えられるのは、少なくとも一方のシャッタ羽根に、先端
が点又は小面積の面となるような突出部を設け、他方の
羽根とは原則としてその突出部だけで摺接させるように
することである。
【0009】しかしながら、そのようにした場合には、
シャッタ羽根の作動中、その先端が常に相手のシャッタ
羽根に摺接することになる。そのため、合成樹脂製であ
るが故に、その先端が早期に磨耗たり破損したりしてし
まい、シャッタ羽根の作動に影響を及ぼしてしまう恐れ
がある。従って、そのようにする場合は、両方のシャッ
タ羽根に通常とは異なる特殊な金属皮膜を施す必要があ
り、低コスト化の点で決して好ましいものとは言えなく
なってしまう。そこで、そのような問題点を少しでも緩
和するために、上記の突出部の先端面積を大きくして、
相互の摺接面に傷が付きにくいようにすることも考えら
れるが、そのようにしても、シャッタ羽根の作動中、そ
の先端面の全てが常に相手のシャッタ羽根に摺接するよ
うに構成されている以上、上記の問題点は本質的に解決
されたことにはならないし、むしろ、作動中における摺
接面積が大きくなってしまい、摩擦抵抗力を小さくする
という観点からは逆行したものとなってしまう。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、合
成樹脂製の2枚のシャッタ羽根が相反する方向へ同時に
作動して円形の露光開口を開閉するようにしたレンズシ
ャッタであって、開閉作動中における相互の摺接面積が
小さくて、しかも作動中に摺接部位が両者とも変わって
いくようにした、高速性,耐久性に優れたカメラ用シャ
ッタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のカメラ用シャッタは、両者間に羽根室を
構成しており各々が光軸を中心にした円形の開口部を有
している二つの地板と、両者が前記羽根室内において前
記地板の一方に対して異なる位置で回転可能に取り付け
られていて駆動手段によって相反する方向へ同時に回転
させられて前記開口部を開閉する合成樹脂製の2枚のシ
ャッタ羽根と、を備えていて、前記各シャッタ羽根は、
相手のシャッタ羽根に対向する面に、開閉作動時におい
て相互に摺接する少なくとも一つの突条が、夫々の作動
軌跡に沿うようにして、一体成形にて形成されているよ
うにする。
【0012】また、本発明のカメラ用シャッタは、前記
地板の少なくとも一方が、該地板側に配置されているシ
ャッタ羽根の作動軌跡に沿って、該シャッタ羽根が開閉
作動時に摺接するにための少なくとも一つの突条を有し
ているようにしてもよい。
【0013】また、本発明のカメラ用シャッタは、前記
シャッタ羽根の少なくとも一方が、相手のシャッタ羽根
とは対向しない側の面に、開閉作動時において、その面
が対向する側の前記地板に摺接する少なくとも一つの突
条を、該シャッタ羽根の作動軌跡に沿うようにして、一
体成形にて形成しているようにすると、該地板の加工が
容易になる。
【0014】その場合、前記シャッタ羽根の一方の面に
形成されている突条と、他方の面に形成されている突条
とが、背中合わせとなるようにして形成されているよう
にすると、シャッタ羽根の作動が安定し、且つ成形加工
上も有利になる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図示した
二つの実施例で説明する。尚、図1〜図5は第1実施例
を示したものであって、図1はシャッタの閉鎖状態をフ
ィルム面側から視た平面図であり、図2は2枚のシャッ
タ羽根と駆動ピンとの連結部近傍の構成を分かり易く示
した断面図であり、図3は2枚のシャッタ羽根と二つの
地板との重なり構成を分かり易く示した断面図であり、
図4はシャッタ羽根の先端部を示した斜視図であり、図
5はシャッタの全開状態を図1と同様にして視た平面図
である。また、図6は図3と同様にして示した第2実施
例の断面図である。
【0016】先ず、第1実施例の構成を説明する。本実
施例の羽根室は、外径が略同じであって共に合成樹脂で
製作されているシャッタ地板1と補助地板2の間に構成
されているが、図1においては、その羽根室内の構成を
分かり易くするために、シャッタ地板1よりもフィルム
面側、即ち図1の表面側に配置されている補助地板2の
形状を一点鎖線で示している。また、この二つの地板
1,2は相互に取り付けられていて、且つシャッタ地板
1をカメラ本体に取り付けるようにしているが、それら
の取付け構成の図示は省略されている。また、シャッタ
地板1と補助地板2の中央部には、被写体光の光路とな
る円形をした開口部1a,2aが形成されており、本実
施例においては、口径の小さい方の開口部1aが露光開
口を規制するようになっている。
【0017】シャッタ地板1の被写体側、即ち図1にお
いて背面側には、電流制御式であって、回転子を所定の
角度範囲においてだけ往復回転させるようにしたムービ
ングマグネット型モータと称されているモータが取り付
けられている。このモータは周知であって、何種類かの
構成(例えば、特開2000−66267号公報や特開
2000−78808号公報に記載されているものな
ど)が知られている。そのため、全体の具体的な構成の
図示及び説明は省略することにし、永久磁石製の回転子
から径方向へ張り出した部位において、回転子と一体的
に設けられている駆動ピン3だけを図1に示してある。
そして、その駆動ピン3は、シャッタ地板1に形成され
た長孔1bを貫通して羽根室内に挿入されており、後述
するように、撮影時には、開口部1aを全開にした直後
に、その長孔1bの端面に当接するようになっている。
即ち、図1において、長孔1bの上方の端面は、ストッ
パの役目をしていることになる。
【0018】シャッタ地板1の羽根室側の面には、二つ
のストッパ1c,1dが設けられている。また、シャッ
タ地板1には、いずれも補助地板2側に突き出すように
して、開口部1aを囲んだ環状部1eと、その環状部1
eに連設された突条1fと、独立した突条1gとが形成
されているが、突条1gは、環状部1eと突条1fより
も、若干大きく補助地板2側に突き出ている。そして、
突条1fは、後述のシャッタ羽根4の作動軌跡に沿って
細く円弧状に形成され、突条1gは、シャッタ羽根4よ
り補助地板2側に配置されている後述のシャッタ羽根5
の作動軌跡に沿って細く円弧状に形成されている。更
に、シャッタ地板1には、二つの軸1h,1iが設けら
れていて、それらの先端は、図2に示されているよう
に、補助地板2に設けられている孔2b,2cに嵌合し
ている。
【0019】また、補助地板2の羽根室側の面には、い
ずれもシャッタ地板1側に突き出すようにして、開口部
2aを囲むように形成された環状部2dと、その環状部
2dに連設されたガイド条2eと、独立して形成された
ガイド条2fとが設けられているが、ガイド条2fは、
環状部2dとガイド条2eよりも、若干大きくシャッタ
地板1側に突き出ている。そして、ガイド条2eは、後
述のシャッタ羽根5の作動軌跡に沿って円弧状に形成さ
れ、ガイド条2fは、後述のシャッタ羽根4の作動軌跡
に沿って円弧状に形成されている。
【0020】上記したシャッタ地板1の軸1h,1iに
は、軽量化のために全体として薄く成形された合成樹脂
製のシャッタ羽根4,5が回転可能に取り付けられてい
る。そして、軸1h,1iに嵌合しているシャッタ羽根
4,5の各孔の周辺部は、図2から分かるように、合成
樹脂による一体成形によって、両面にわたって肉厚部と
して形成され、全体として円筒形状となっている。ま
た、シャッタ羽根4,5には、長孔4a,5aが形成さ
れていて、それらの両方に上記の駆動ピン3が嵌合する
ようになっている。そして、それらの長孔4a,5aの
周辺部も、図2から分かるように、両面にわたって一体
成形で肉厚部として形成されているが、その肉厚部は、
相手のシャッタ羽根に対向する側の面が、対向しない側
の面よりも薄くなるように形成されている。
【0021】シャッタ羽根4には、他方のシャッタ羽根
5と対向する側の面であって開口部1aを覆わない領域
に、自己の作動軌跡に沿うようにして細くて円弧状をし
た二つの突条4b,4cが形成されており、また、一番
作動量が大きくて細く形成されている先端部が、図4に
示すように、突条4cと同じ厚さになるようにして、肉
厚に形成されている。また、シャッタ羽根5の方も、シ
ャッタ羽根4と対向する側の面に、自己の作動軌跡に沿
うようにして細くて円弧状をした二つの突条5b,5c
が形成されていて、その先端部がシャッタ羽根4と同様
にして肉厚に形成されている。
【0022】シャッタ羽根4,5はこのように形成され
ているので、一方のシャッタ羽根4は、シャッタ地板1
側の面がシャッタ地板1の環状部1eと突条1fに接触
し、補助地板2側の面が補助地板2の突条2fに接触す
ることになり、他方のシャッタ羽根5は、補助地板2側
の面が補助地板2の環状部2dと突条2eに接触し、シ
ャッタ地板1側の面がシャッタ地板1の突条1gに接触
することになる。そして、シャッタ羽根4,5同士は、
軸1h,1iの近傍では突条4bと突条5bが接触し、
先端近傍では突条4cと突条5cが接触することにな
る。図3の断面図は、正確に断面して示したものではな
いが、図1における開口部1a,2aの下方位置を示し
たものであり、上記のような重なり関係が理解し得るよ
うになっている。また、本実施例のシャッタ羽根4,5
は、撮影に際して、開口部1aを、その略中心から開き
始め、略中心に向けて閉じていくようにするために、各
々の開口規制縁を曲線状に形成し、全体として勾玉状に
形成されている。
【0023】次に、本実施例の作動を説明する。図1
は、シャッタの閉鎖状態を示している。そして、この状
態においては、図示していないムービングマグネット型
モータには通電されていない。しかし、その永久磁石製
の回転子には、上記の特開2000−66267号公報
や特開2000−78808号公報にも記載されている
ように、自己の磁力を利用した回転力が付与されてい
て、図1において、駆動ピン3を下方へ付勢している。
そのため、シャッタ羽根4には時計方向へ回転する力が
与えられ、シャッタ羽根5には反時計方向へ回転する力
が与えられているが、各シャッタ羽根4,5の先端がス
トッパ1c,1dに接触し、この状態が維持されてい
る。
【0024】このような図1の状態において、レリーズ
ボタンが押されると、図示していないムービングマグネ
ット型モータに正方向の通電が行われ、回転子が正方向
へ回転させられる。そのため、駆動ピン3も回転させら
れることになるが、回転子の回転は所定の角度範囲にお
いてだけ行われるので、駆動ピン3は、図1において、
略上方へ作動させられることになる。そのため、シャッ
タ羽根4は反時計方向へ回転され、シャッタ羽根5が時
計方向へ回転されて、両者の開口規制縁によって開口部
1a,2aを略中心から開いていく。そして、このよう
な開き作動は、シャッタ羽根4,5が薄くて軽量である
ことと、シャッタ羽根4,5の相互間の摺接面積が小さ
いことと、シャッタ羽根4,5と二つの地板1,2との
摺接面積が小さいことから、高速で行われることにな
る。
【0025】また、ここで注目すべきことは、シャッタ
羽根4,5の作動中には、両者は、突条4bと突条5b
の間と、突条4cと突条5cの間で、相互に摺接関係が
維持されているが、突条4bと突条4cは、軸1hを中
心にして円弧状に形成され、突条5bと突条5cは、軸
1iを中心にして円弧状に形成されているため、それら
の摺接面積は常に一定で変わることがないが、摺接部位
が移動している点である。従って、作動中におけるシャ
ッタ羽根4,5間に作用する摩擦抵抗力は小さくて常に
一定であり、しかも、各突条は、その摺接面の長さ方向
のどの部位をとってみても、摺接している時間が極めて
短いため、シャッタ羽根4,5の高速作動が安定して得
られ、且つ耐久性にも優れたものとなっている。尚、本
実施例においては、各シャッタ羽根に二つの突条を形成
しているが、いずれか一方だけにしてもよく、その場合
には、どちらかというと、突条4c,5cを残す方が好
ましい。
【0026】このようにして、その後、シャッタ羽根
4,5が開口部1aを全開にさせると、駆動ピン3が長
孔1bの上方の端面に当接して停止させられる。その状
態が図5に示されている。ところが、長孔4a,5aの
端面と駆動ピン3との間には公差があるため、その当接
時には、両者間において衝突を繰り返しながら衝撃力が
減衰され、やがて停止することになる。そのため、シャ
ッタ羽根4,5が単に薄いだけの場合には、撮影のたび
にそのようなことが行われるため、長孔4a,5aの縁
が削れ、シャッタ羽根4,5の作動が不安定になった
り、シャッタ羽根4,5が破壊されたりすることがある
が、本実施例においては、長孔4a,5aの周辺部が上
記のように肉厚に形成されているので、そのような心配
は全くない。
【0027】駆動ピン3の作動が停止させられた後、直
ちに又は所定時間経過後に、ムービングマグネット型モ
ータに逆方向への通電が行なわれ、回転子が上記の場合
とは逆方向へ回転させられる。そのため、図5におい
て、シャッタ羽根4は時計方向へ回転され、シャッタ羽
根5は反時計方向へ回転されて、相互間では上記したよ
うな摺接関係を保ちながら、開口部1a,2aを閉じて
いく。そして、その閉じ作動は、開口部1a,2aを完
全に閉じた後、シャッタ羽根4,5の先端がストッパ1
c,1dに当接することによって停止させられる。その
後、ムービングマグネット型モータに対する通電が断た
れ、次の撮影に備えている状態が、図1に示された状態
である。尚、本実施例においては、上記のように二つの
ストッパ1c,1dを設けているが、周知のように、い
ずれか一方だけでもよい場合があることは言うまでもな
い。
【0028】ところで、上記のような閉じ作動は、開き
作動と同様に高速で行われるため、シャッタ羽根4,5
の先端がストッパ1c,1dに当接したとき、大きな衝
撃力が発生する。そのため、シャッタ羽根4,5を単に
合成樹脂で薄く製作したというだけでは、本実施例のよ
うに、平面形状が勾玉状であって、先端が細長く形成さ
れていると、上記の衝撃力によって、その先端部が削ら
れたり破壊されたりすることがある。また、それだけで
はなく、この停止時には、長孔4a,5aと駆動ピン3
の間にも大きな力が作用することになる。ところが、本
実施例においては、シャッタ羽根4,5の先端部が肉厚
に形成され、長孔4a,5aの周辺部も肉厚に形成され
ているので、そのような心配は全くない。
【0029】尚、シャッタ羽根4,5の先端に形成され
た肉厚部は、相手のシャッタ羽根側の面だけを肉厚にし
ているが、作動上で支障が生じない設計にしたときは、
反対側の面だけを肉厚にしても差し支えないし、両面と
も肉厚にしても差し支えない。また、上記においては、
長孔4a,5aの周辺部が、いずれも両面にわたって肉
厚に形成されているが、それらの一方の面にだけ形成さ
れているようにしても差し支えない。しかしながら、シ
ャッタ羽根4,5が作動するとき、それらの摺接面が出
来るだけ小さくなるように構成するためには、それらの
少なくとも一方を本実施例のようにするのが最も好まし
い。
【0030】また、本実施例においては、駆動ピン3
が、ムービングマグネット型モータの回転子と一体の場
合で説明したが、本発明は、例えば、その回転子によっ
て往復作動させられるレバーと一体に構成されているよ
うにしても差し支えないし、駆動源も、ムービングマグ
ネット型モータに限定されず、ステップモータであって
も、ばねであっても差し支えない。また、本実施例の場
合には、開き作動の最終段階で、駆動ピン3が長孔1b
の端面に当接して停止させられるようになっているが、
シャッタ羽根4,5のうちの少なくとも一方が、シャッ
タ地板1又は補助地板2に設けられたストッパに当接し
て停止させられるような構成にしても差し支えない。
【0031】更に、上記の作動説明においては、シャッ
タ羽根4,5が開口部1a(即ち、露光開口)を全開に
してから閉じ作動を行う場合で説明したが、上記の実施
例においては図示していない口径規制部材が備えられて
おり、シャッタ羽根4,5の開き作動は、開口部1aを
全開にする前に、駆動ピン3がその口径規制部材に当接
することによって停止させられ、閉じ作動は、その停止
位置から行うようにすることも可能になっている。従っ
て、そのような作動を行わせた場合には、長孔1bに代
わって口径規制部材がストッパということになる。ま
た、そのようにして小さい口径での撮影を行う場合に
は、その口径を余り小さくすると、シャッタ羽根4,5
の開口規制縁の端面で反射した光が、撮影に悪影響を与
えることになるが、上記の実施例は、シャッタ羽根4,
5が薄いため、その点では有利である。但し、必要に応
じて、開口規制縁の端面を斜めに形成することを妨げな
い。
【0032】次に、図6を用いて第2実施例を説明す
る。図6は、上記の図3と同様にして、本実施例の構成
の一部だけを断面で示したものである。本実施例のシャ
ッタ地板11には、第1実施例のシャッタ地板1のよう
な、環状部1e、突条1fが形成されていない。また、
本実施例の補助地板12にも、第1実施例の補助地板2
のような、環状部2d、突条2eが形成されていない。
そして、本実施例のシャッタ羽根14には、第1実施例
のシャッタ羽根4の突条4cと同じ突条14aのほか、
その突条14aと全く背中合わせになるようにして、円
弧状の突状14bが形成されている。また、本実施例の
シャッタ羽根15にも、第1実施例のシャッタ羽根5の
突条5cと同じ突条15aのほか、その突条15aと全
く背中合わせになるようにして、円弧状の突状15bが
形成されている。そのほかの構成は、第1実施例の場合
と全く同じである。
【0033】即ち、本実施例の構成は、第1実施例にお
ける環状部1e,2dと突条1f,2eを無くした代り
に、シャッタ羽根14,15に突条14b,15bを形
成したものということができ、このように構成したこと
によって、複雑な形状をしていた各地板の形状が単純化
され、シャッタ全体としては低コスト化が可能となる。
また、本実施例のシャッタ羽根14,15は、製作面の
ことを考えて、それらの突条14b,15bを、突条1
4a,15aの背中合わせに形成しているが、シャッタ
羽根14,15の回転軸から半径の異なる位置に形成す
るようにしても差し支えない。更に、本実施例の場合に
も、第1実施例における突条4b,5bに相当する突条
を形成することを妨げないが、その場合には、反対側の
面にも同様にして突条を形成することも妨げない。ま
た、本実施例の作動は、第1実施例の場合に準じて行わ
れるので、その説明は省略する。
【0034】尚、上記の各実施例の説明においては、二
つの地板が合成樹脂製の場合で説明したが、本発明は、
そのようなものに限定されず、金属製であっても差し支
えない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明は、地板に対して
異なる位置で回転可能に取り付けられている合成樹脂製
の2枚のシャッタ羽根が、相反する方向へ同時に回転し
て開閉作動を行うカメラ用シャッタにおいて、各々のシ
ャッタ羽根が、それらの対向面に、それらの回転軸を中
心にした円弧状の突条を一体成形にて形成していて、各
シャッタ羽根の作動中には、それらの突条同士を摺接さ
せるようにしたため、各シャッタ羽根同士の摩擦抵抗力
を小さくして高速化に有利となり、且つシャッタの耐久
性とコスト面でのメリットが大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタの閉鎖状態をフィルム面側から視た第
1実施例の平面図である。
【図2】2枚のシャッタ羽根と駆動ピンとの連結部近傍
の構成を分かり易く示した第1実施例の断面図である。
【図3】2枚のシャッタ羽根と二つの地板との重なり構
成を分かり易く示した第1実施例の断面図である。
【図4】第1実施例におけるシャッタ羽根の先端部を示
した斜視図である。
【図5】シャッタの全開状態を図1と同じようにして視
た第1実施例の平面図である。
【図6】図3と同じようにして示した第2実施例の断面
図である。
【符号の説明】
1,11 シャッタ地板 1a,2a 開口部 1b,4a,5a 長孔 1c,1d ストッパ 1e,2d 環状部 1f,1g,2e,2f,4b,4c,5b,5c,1
4a,14b,15a,15b 突条 1h,1i 軸 2,12 補助地板 2b,2c 孔 3 駆動ピン 4,5,14,15 シャッタ羽根

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両者間に羽根室を構成しており各々が光
    軸を中心にした円形の開口部を有している二つの地板
    と、両者が前記羽根室内において前記地板の一方に対し
    て異なる位置で回転可能に取り付けられていて駆動手段
    によって相反する方向へ同時に回転させられて前記開口
    部を開閉する合成樹脂製の2枚のシャッタ羽根と、を備
    えていて、前記各シャッタ羽根は、相手のシャッタ羽根
    に対向する面に、開閉作動時において相互に摺接する少
    なくとも一つの突条が、夫々の作動軌跡に沿うようにし
    て、一体成形にて形成されていることを特徴とするカメ
    ラ用シャッタ。
  2. 【請求項2】 前記地板の少なくとも一方が、該地板側
    に配置されているシャッタ羽根の作動軌跡に沿って、該
    シャッタ羽根が開閉作動時に摺接するにための少なくと
    も一つの突条を有していることを特徴とする請求項1に
    記載のカメラ用シャッタ。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ羽根の少なくとも一方が、
    相手のシャッタ羽根とは対向しない側の面に、開閉作動
    時において、その面が対向する側の前記地板に摺接する
    少なくとも一つの突条を、該シャッタ羽根の作動軌跡に
    沿うようにして、一体成形にて形成していることを特徴
    とする請求項1に記載のカメラ用シャッタ。
  4. 【請求項4】 前記シャッタ羽根の一方の面に形成され
    ている突条と、他方の面に形成されている突条とが、背
    中合わせとなるようにして形成されていることを特徴と
    する請求項3に記載のカメラ用シャッタ。
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Cited By (6)

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