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JP2002194085A - ポリシロキサン - Google Patents

ポリシロキサン

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Publication number
JP2002194085A
JP2002194085A JP2001300517A JP2001300517A JP2002194085A JP 2002194085 A JP2002194085 A JP 2002194085A JP 2001300517 A JP2001300517 A JP 2001300517A JP 2001300517 A JP2001300517 A JP 2001300517A JP 2002194085 A JP2002194085 A JP 2002194085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
acid
hydrogen atom
structural unit
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001300517A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Iwazawa
晴生 岩沢
Noboru Yamahara
登 山原
Tsutomu Shimokawa
努 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSR Corp filed Critical JSR Corp
Priority to JP2001300517A priority Critical patent/JP2002194085A/ja
Publication of JP2002194085A publication Critical patent/JP2002194085A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライエッチング耐性に優れ、しかも放射線
に対する透明性、感度、解像度、現像性等のレジストと
しての基本物性にも優れたレジスト材料の樹脂成分等と
して有用な新規ポリシロキサンを提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)に示す構造単位(I)
および/または構造単位(II)を有し、ポリスチレン換
算重量平均分子量が500〜1,000,000のポリ
シロキサン。 【化1】 〔一般式(1)において、各Rは相互に独立して水素原
子またはメチル基を示し、R’は水素原子、メチル基ま
たはトリフルオロメチル基を示し、Xは水素原子または
1価の酸解離性基を示し、R''は水素原子、炭素数1〜
20の1価の炭化水素基、炭素数1〜20の1価のハロ
ゲン化炭化水素基、ハロゲン原子または1級、2級もし
くは3級のアミノ基を示し、nは0〜3の整数であ
る。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、放射線を
用いる微細加工に好適な感放射線性樹脂組成物の樹脂成
分等、として有用な新規ポリシロキサンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI(高集積回路)の高密度
化、高集積化に対する要求が益々高まっており、それに
伴い配線パターンの微細化も急速に進行している。この
ような配線パターンの微細化に対応しうる手段の一つと
して、リソグラフィープロセスに用いる露光光線を短波
長化する方法があり、近年では、g線(波長436n
m)やi線(波長365nm)等の紫外線に替えて、K
rFエキシマレーザー(波長248nm)あるいはAr
Fエキシマレーザー(波長193nm)に代表される遠
紫外線や、電子線、X線等が用いられるようになってお
り、またF2 エキシマレーザー(波長157nm)の使
用も検討されている。ところで、従来のレジスト組成物
には、樹脂成分としてノボラック樹脂、ポリ(ビニルフ
ェノール)等が用いられてきたが、これらの材料は構造
中に芳香族環を含み、193nmの波長に強い吸収があ
るため、例えばArFエキシマレーザーを用いたリソグ
ラフィープロセスでは、高感度、高解像度、高アスペク
ト比に対応した高い精度が得られない。そこで、193
nm以下、特に157nmの波長に対して透明で、かつ
芳香族環と同等以上のドライエッチング耐性を有するレ
ジスト用樹脂成分が求められている。その一つとしてシ
ロキサン系ポリマーが考えられ、MIT R.R.Kunzらは、ポ
リシロキサン系ポリマーが、193nm以下の波長、特
に157nmでの透明性に優れるという測定結果を提示
しており、このポリマーが193nm以下の波長を用い
るリソグラフィープロセスにおけるレジスト材料に適し
ていると報告している(J. Photopolym. Sci. Techno
l., Vol.12, No.4, 1999) 。また、ポリシロキサン系ポ
リマーはドライエッチング耐性に優れ、中でもラダー構
造をもつポリオルガノシルセスキオキサンを含むレジス
トが高い耐プラズマ性を有することも知られている。
【0003】一方、シロキサン系ポリマーを用いるレジ
スト材料についても既に幾つか報告されている。即ち、
特開平5−323611号公報には、カルボン酸エステ
ル基、フェノールエーテル基等の酸解離性基が1個以上
の炭素原子を介してケイ素原子に結合した、側鎖に酸解
離性基を有するポリシロキサンを用いた放射線感応性樹
脂組成物が、特開平8−160623号公報には、ポリ
(2−カルボキシエチルシロキサン)のカルボキシル基
をt−ブチル基等の酸解離性基で保護したポリマーを用
いたポジ型レジストが、特開平11−60733号公報
には、酸解離性エステル基を有するポリオルガノシルセ
スキオキサンを用いたレジスト樹脂組成物が、それぞれ
開示されている。しかし、これらの従来の酸解離性基含
有シロキサン系ポリマーを用いたレジスト材料では、放
射線に対する透明性、解像度、現像性等のレジストとし
ての基本物性の点で未だ満足できるレベルにあるとはい
えない。さらに、特開平11−302382号公報に
は、カルボキシル基を有する非芳香族系の単環式もしく
は多環式炭化水素基または有橋環式炭化水素基を側鎖に
有し、かつ該カルボキシル基の少なくとも1部が酸不安
定性基で置換されたシロキサン系ポリマー、および該ポ
リマーを用いたレジスト材料が開示されており、このレ
ジスト材料は、KrFエキシマレーザー(波長248n
m)あるいはArFエキシマレーザー(波長193n
m)の吸収が小さく、パターン形状が良好であり、また
感度、解像度、ドライエッチング耐性等にも優れている
とされている。しかしながら、特開平11−30238
2号公報のシロキサン系ポリマーを含めても、レジスト
材料の樹脂成分として有用なシロキサン系ポリマーの種
類は少なく、短波長の放射線に有効に感応し、高度のド
ライエッチング耐性を備えつつ、レジストとしての基本
物性に優れたレジスト材料をもたらしうる新たなシロキ
サン系ポリマーの開発は、半導体素子における急速な微
細化の進行に対応しうる技術開発の観点から重要な課題
となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、Kr
Fエキシマレーザー(波長248nm)、ArFエキシ
マレーザー(波長193nm)あるいはF2 エキシマレ
ーザー(波長157nm)に代表される遠紫外線等の放
射線に有効に感応し、ドライエッチング耐性に優れ、し
かも放射線に対する透明性、感度、解像度、現像性等の
レジストとしての基本物性にも優れたレジスト材料の樹
脂成分等として有用な新規ポリシロキサンを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(1)に示す構造単位(I)および/または構造単位
(II)を有し、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
(GPC)により測定したポリスチレン換算重量平均分
子量が500〜1,000,000のポリシロキサン
(以下、「ポリシロキサン(1)」という。)、からな
る。
【0006】
【化2】
【0007】〔一般式(1)において、各Rは相互に独
立して水素原子またはメチル基を示し、R’は水素原
子、メチル基またはトリフルオロメチル基を示し、Xは
水素原子または1価の酸解離性基を示し、R''は水素原
子、炭素数1〜20の1価の炭化水素基、炭素数1〜2
0の1価のハロゲン化炭化水素基、ハロゲン原子または
1級、2級もしくは3級のアミノ基を示し、nは0〜3
の整数であり、式中の各ケイ素原子は最上位にあるビシ
クロ[ 2.2.1 ]ヘプタン環の2−位または3−位に
結合している。〕
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。ポ
リシロキサン(1)の構造単位(I)および構造単位
(II)において、R’としては、水素原子、メチル基お
よびトリフルオロメチル基の何れも好ましい。なお、構
造単位(I)におけるR’と構造単位(II)における
R’とは、相互に同一でも異なってもよい。
【0009】次に、構造単位(I)および構造単位(I
I)において、Xの1価の酸解離性基(以下、「酸解離
性基(α)」という。)としては、例えば、3級アルキ
ル基、Xが結合している酸素原子と共にアセタール基を
形成する基(以下、「アセタール形成基」という。)、
置換メチル基、1−置換エチル基、1−分岐アルキル基
(但し、3級アルキル基を除く。)、シリル基、ゲルミ
ル基、アルコキシカルボニル基、アシル基、環式酸解離
性基等を挙げることができる。
【0010】酸解離性基(α)において、前記3級アル
キル基としては、例えば、t−ブチル基、1,1−ジメ
チルプロピル基、1−メチル−1−エチルプロピル基、
1,1−ジメチルブチル基、1−メチル−1−エチルブ
チル基、1,1−ジメチルペンチル基、1−メチル−1
−エチルペンチル基、1,1−ジメチルヘキシル基、
1,1−ジメチルヘプチル基、1,1−ジメチルオクチ
ル基等を挙げることができる。また、アセタール形成基
としては、例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル
基、n−プロポキシメチル基、i−プロポキシメチル
基、n−ブトキシメチル基、t−ブトキシメチル基、n
−ペンチルオキシメチル基、n−ヘキシルオキシメチル
基、シクロペンチルオキシメチル基、シクロヘキシルオ
キシメチル基、1−メトキシエチル基、1−エトキシエ
チル基、1−n−プロポキシエチル基、1−i−プロポ
キシエチル基、1−n−ブトキシエチル基、1−t−ブ
トキシエチル基、1−n−ペンチルオキシエチル基、1
−n−ヘキシルオキシエチル基、1−シクロペンチルオ
キシエチル基、1−シクロヘキシルオキシエチル基、1
−メトキシプロピル基、1−エトキシプロピル基、(シ
クロヘキル)(メトキシ)メチル基、(シクロヘキル)
(エトキシ)メチル基、(シクロヘキル)(n−プロポ
キシ)メチル基、(シクロヘキル)(i−プロポキシ)
メチル基、(シクロヘキル)(シクロヘキシルオキシ)
メチル基等を挙げることができる。
【0011】また、前記置換メチル基としては、例え
ば、フェナシル基、p−ブロモフェナシル基、p−メト
キシフェナシル基、p−メチルチオフェナシル基、α−
メチルフェナシル基、シクロプロピルメチル基、ベンジ
ル基、ジフェニルメチル基、トリフェニルメチル基、p
−ブロモベンジル基、p−ニトロベンジル基、p−メト
キシベンジル基、p−メチルチオベンジル基、p−エト
キシベンジル基、p−エチルチオベンジル基、ピペロニ
ル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニ
ルメチル基、n−プロポキシカルボニルメチル基、i−
プロポキシカルボニルメチル基、n−ブトキシカルボニ
ルメチル基、t−ブトキシカルボニルメチル基等を挙げ
ることができる。また、前記1−置換エチル基として
は、例えば、1−シクロプロピルエチル基、1−フェニ
ルエチル基、1,1−ジフェニルエチル基、1−メトキ
シカルボニルエチル基、1−エトキシカルボニルエチル
基、1−n−プロポキシカルボニルエチル基、1−i−
プロポキシカルボニルエチル基、1−n−ブトキシカル
ボニルエチル基、1−t−ブトキシカルボニルエチル基
等を挙げることができる。
【0012】また、前記1−分岐アルキル基としては、
例えば、i−プロピル基、1−メチルプロピル基、1−
メチルブチル基等を挙げることができる。また、前記シ
リル基としては、例えば、トリメチルシリル基、エチル
ジメチルシリル基、メチルジエチルシリル基、トリエチ
ルシリル基、i−プロピルジメチルシリル基、メチルジ
−i−プロピルシリル基、トリ−i−プロピルシリル
基、t−ブチルジメチルシリル基、メチルジ−t−ブチ
ルシリル基、トリ−t−ブチルシリル基、フェニルジメ
チルシリル基、メチルジフェニルシリル基、トリフェニ
ルシリル基等を挙げることができる。また、前記ゲルミ
ル基としては、例えば、トリメチルゲルミル基、エチル
ジメチルゲルミル基、メチルジエチルゲルミル基、トリ
エチルゲルミル基、i−プロピルジメチルゲルミル基、
メチルジ−i−プロピルゲルミル基、トリ−i−プロピ
ルゲルミル基、t−ブチルジメチルゲルミル基、メチル
ジ−t−ブチルゲルミル基、トリ−t−ブチルゲルミル
基、フェニルジメチルゲルミル基、メチルジフェニルゲ
ルミル基、トリフェニルゲルミル基等を挙げることがで
きる。また、前記アルコキシカルボニル基としては、例
えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
i−プロポキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル
基等を挙げることができる。
【0013】また、前記アシル基としては、例えば、ア
セチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ヘプタノイル
基、ヘキサノイル基、バレリル基、ピバロイル基、イソ
バレリル基、ラウリロイル基、ミリストイル基、パルミ
トイル基、ステアロイル基、オキサリル基、マロニル
基、スクシニル基、グルタリル基、アジポイル基、ピペ
ロイル基、スベロイル基、アゼラオイル基、セバコイル
基、アクリロイル基、プロピオロイル基、メタクリロイ
ル基、クロトノイル基、オレオイル基、マレオイル基、
フマロイル基、メサコノイル基、カンホロイル基、ベン
ゾイル基、フタロイル基、イソフタロイル基、テレフタ
ロイル基、ナフトイル基、トルオイル基、ヒドロアトロ
ポイル基、アトロポイル基、シンナモイル基、フロイル
基、テノイル基、ニコチノイル基、イソニコチノイル
基、p−トルエンスルホニル基、メシル基等を挙げるこ
とができる。さらに、前記環式酸解離性基としては、例
えば、3−オキソシクロヘキシル基、テトラヒドロピラ
ニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチオピ
ラニル基、テトラヒドロチオフラニル基、3−ブロモテ
トラヒドロピラニル基、4−メトキシテトラヒドロピラ
ニル基、2−オキソ−4−メチル−4−テトラヒドロピ
ラニル基、4−メトキシテトラヒドロチオピラニル基、
3−テトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド基等
を挙げることができる。
【0014】構造単位(I)および構造単位(II)にお
けるXとしては、特に、水素原子や、酸解離性基(α)
として、t−ブチル基、t−ブトキシカルボニル基、テ
トラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、メト
キシメチル基、エトキシメチル基、1−メトキシエチル
基、1−エトキシエチル基等が好ましい。なお、構造単
位(I)におけるXと構造単位(II)におけるXとは、
相互に同一でも異なってもよい。構造単位(I)および
構造単位(II)における酸解離性基(α)は、酸の存在
下で解離して水酸基を形成する基である。また、構造単
位(I)におけるnおよび構造単位(II)におけるnと
しては、それぞれ0または1が好ましい。なお、構造単
位(I)におけるnと構造単位(II)におけるnとは、
相互に同一でも異なってもよい。
【0015】次に、構造単位(II)において、R''の炭
素数1〜20の1価の炭化水素としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n
−ブチル基、2−メチルプロピル基、1−メチルプロピ
ル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル
基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル
基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル
基、n−ドデシル基、n−テトラデシル基、n−ヘキサ
デシル基、n−オクタデシル基、シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基等の直鎖状、分岐状も
しくは環状のアルキル基;フェニル基、o−トリル基、
m−トリル基、p−トリル基、ベンジル基、フェネチル
基、α−ナフチル基、β−ナフチル基等の芳香族炭化水
素基;ノルボルニル基、トリシクロデカニル基、テトラ
シクロデカニル基、アダマンチル基等の有橋式炭化水素
基等を挙げることができる。これらの1価の炭化水素基
のうち、メチル基、エチル基、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基、ノルボルニル基、テトラシクロデカニル
基等が好ましい。
【0016】また、R''の炭素数1〜20の1価のハロ
ゲン化炭化水素基としては、例えば、前記1価の炭化水
素基を1種以上あるいは1個以上のハロゲン原子、好ま
しくは1個以上のフッ素原子で置換した基、より具体的
には、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル
基、3,3,3,2,2−ペンタフルオロ−n−プロピ
ル基、ヘプタフルオロ−n−プロピル基、ヘプタフルオ
ロ−i−プロピル基、ペンタフルオロフェニル基、ペン
タフルオロベンジル基、ペンタフルオロフェネチル基、
パーフルオロノルボルニル基、下記式(a)
【0017】
【化3】 (式中、各Rfは相互に独立して、水素原子またはフッ
素原子を示し、かつ少なくとも1個のRfがフッ素原子
であり、jは0〜4の整数である。)
【0018】で表される基等を挙げることができる。こ
れらの1価のハロゲン化炭化水素基のうち、トリフルオ
ロメチル基、ペンタフルオロエチル基、3,3,3,
2,2−ペンタフルオロ−n−プロピル基、ペンタフル
オロフェニル基、o−フルオロフェニル基、m−フルオ
ロフェニル基、p−フルオロフェニル基、2,3−ジフ
ルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、
2,5−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフ
ェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジ
フルオロフェニル基、2,3,4−トリフルオロフェニ
ル基、2,3,5−トリフルオロフェニル基、2,3,
6−トリフルオロフェニル基、2,4,6−トリフルオ
ロフェニル基、3,4,5−トリフルオロフェニル基、
ペンタフルオロベンジル基、ペンタフルオロフェネチル
基等が好ましい。
【0019】また、R''のハロゲン原子としては、例え
ば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等を挙げることが
できる。これらのハロゲン原子のうち、フッ素原子、塩
素原子が好ましい。また、R''の2級もしくは3級のア
ミノ基としては、例えば、メチルアミノ基、エチルアミ
ノ基、n−プロピルアミノ基、i−プロピルアミノ基、
n−ブチルアミノ基、シクロペンチルアミノ基、シクロ
ヘキシルアミノ基、フェニルアミノ基、ベンジルアミノ
基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ−i−プ
ロピルアミノ基、ジシクロペンチルアミノ基、ジシクロ
ヘキシルアミノ基、ジフェニルアミノ基、ジベンジルア
ミノ基等を挙げることができる。R''のアミノ基として
は、アミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、
ジシクロペンチルアミノ基、ジシクロヘキシルアミノ
基、ジフェニルアミノ基等が好ましい。
【0020】構造単位(II)におけるR''としては、特
に、メチル基、エチル基、シクロヘキシル基、ペンタフ
ルオロエチル基、フッ素原子、塩素原子、ジメチルアミ
ノ基等が好ましい。
【0021】構造単位(I)の好ましい具体例を示す
と、下記式(I-1-1) 〜(I-1-12)で表される構造単
位、式(I-2-1) 〜(I-2-12)で表される構造単位等を
挙げることができる。
【0022】
【化4】
【0023】
【化5】
【0024】
【化6】
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】
【0028】
【化10】
【0029】
【化11】
【0030】これらの構造単位(I)のうち、特に、式
(I-1-2) 、式(I-1-3) 、式(I-1-5) 、式(I-1-
6) 、式(I-1-8) 、式(I-1-9) 、式(I-2-2) 、式
(I-2-3) 、式(I-2-5) 、式(I-2-6) 、式(I-2-
8) または式(I-2-9) で表される構造単位等が好まし
い。
【0031】次に、構造単位(II)の好ましい具体例を
示すと、下記式(II-1-1) 〜(II-1-48)で表される構造
単位、式(II-2-1) 〜(II-2-48)で表される構造単位等
を挙げることができる。
【0032】
【化12】
【0033】
【化13】
【0034】
【化14】
【0035】
【化15】
【0036】
【化16】
【0037】
【化17】
【0038】
【化18】
【0039】
【化19】
【0040】
【化20】
【0041】
【化21】
【0042】
【化22】
【0043】
【化23】
【0044】
【化24】
【0045】
【化25】
【0046】
【化26】
【0047】
【化27】
【0048】
【化28】
【0049】
【化29】
【0050】
【化30】
【0051】
【化31】
【0052】
【化32】
【0053】
【化33】
【0054】
【化34】
【0055】
【化35】
【0056】
【化36】
【0057】
【化37】
【0058】
【化38】
【0059】
【化39】
【0060】
【化40】
【0061】
【化41】
【0062】
【化42】
【0063】
【化43】
【0064】これらの構造単位(II)のうち、特に、式
(II-1-14)、式(II-1-15)、式(II-1-17)、式(II-1-1
8)、式(II-1-20)、式(II-1-21)、式(II-1-26)、式
(II-1-27)、式(II-1-29)、式(II-1-30)、式(II-1-3
2)、式(II-1-33)、式(II-2-14)、式(II-2-15)、式
(II-2-17)、式(II-2-18)、式(II-2-20)、式(II-2-2
1)、式(II-2-26)、式(II-2-27)、式(II-2-29)、式
(II-2-30)、式(II-2-32)または式(II-2-33)で表され
る構造単位等が好ましい。ポリシロキサン(1)におい
て、構造単位(I)および構造単位(II)はそれぞれ、
単独でまたは2種以上が存在することができる。
【0065】構造単位(I)を与える縮合成分として
は、例えば、下記一般式(2)に示すシラン化合物
(i)またはシラン化合物(ii) を挙げることができ、
また構造単位(II)を与える縮合成分としては、例え
ば、下記一般式(3)に示すシラン化合物(iii) または
シラン化合物(iv) を挙げることができる。
【0066】
【化44】 〔一般式(2)において、R、R’、Xおよびnは、一
般式(1)におけるそれぞれR、R’、Xおよびnと同
義であり、Yは炭素数1〜20の1価の炭化水素基、炭
素数1〜20の1価のハロゲン化炭化水素基または下記
式(b)で表される基を示す。〕
【0067】
【化45】 〔一般式(3)において、R、R’、X、nおよびR''
は、一般式(2)におけるそれぞれR、R’、X、nお
よびR''と同義であり、Yは炭素数1〜20の1価の炭
化水素基、炭素数1〜20の1価のハロゲン化炭化水素
基または下記式(b)で表される基を示す。〕
【0068】
【化46】 (式中、各Y’は相互に独立して、水素原子、炭素数1
〜20の1価の炭化水素基、炭素数1〜20の1価のハ
ロゲン化炭化水素基または炭素数1〜20の直鎖状、分
岐状もしくは環状のアルコキシル基を示し、kは1〜1
0の整数である。)
【0069】なお、シラン化合物(i)〜(iii)におけ
るYは相互に同一でも異なってもよく、またシラン化合
物(iii)とシラン化合物(iv) におけるR''は相互に同
一でも異なってもよい。
【0070】Xが水素原子であるシラン化合物(i)乃
至(iv)は、例えば、各化合物に対応するノルボルネン
(即ち、ビシクロ[ 2.2.1 ]ヘプト−2−エン)誘
導体と、各化合物に対応するヒドロシラン化合物とを、
常法のヒドロシリル化反応に従い、ヒドロシリル化触媒
の存在下、無溶媒下あるいは適当な溶媒中で反応させる
方法等により合成することができる。
【0071】また、Xが酸解離性基(α)であるシラン
化合物(i)乃至(iv)は、例えば、下記〜の方法
等により合成することができる。 Xがt−ブトキシカルボニル基の場合、Xが水素原
子であるシラン化合物(i)乃至(iv)中の水酸基を、
触媒量の4−ジメチルアミノピリジンの存在下で、ジ−
t−ブチルジカーボネートによりエステル化する方法; Xがt−ブチル基の場合、Xが水素原子であるシラ
ン化合物(i)乃至(iv)中の水酸基をナトリウムオキ
シド基に変換した化合物と、t−ブチルクロライドと
を、常法により脱塩化ナトリウム反応させるか、あるい
はシラン化合物(i)乃至(iv)中の水酸基を酸無水物
基に変換した化合物と、t−ブチルアルコールとを、常
法により縮合させる方法; Xがテトラヒドロピラニル基である場合、Xが水素
原子であるシラン化合物(i)乃至(iv)中の水酸基
を、2,3−ジヒドロ−4H−ピランと、常法により付
加反応させる方法; Xがアセタール形成基である場合、Xが水素原子で
あるシラン化合物(i)乃至(iv)中の水酸基を、対応
するビニルエーテルと、常法により付加反応させる方
法。
【0072】ポリシロキサン(1)は、シラン化合物
(i)乃至(iv)を、酸性触媒または塩基性触媒の存在
下、無溶媒または溶媒中で、常法により重縮合させるこ
とによって製造することができる。この重縮合に際して
は、シラン化合物(i)乃至(iv)はそれぞれ、一部ま
たは全部を部分縮合物として用いることもできる。
【0073】以下、ポリシロキサン(1)を製造する重
縮合法について説明する。前記酸性触媒としては、例え
ば、塩酸、硫酸、硝酸、蟻酸、酢酸、n−プロピオン
酸、酪酸、吉草酸、しゅう酸、マロン酸、琥珀酸、マレ
イン酸、フマル酸、アジピン酸、フタル酸、テレフタル
酸、無水酢酸、無水マレイン酸、クエン酸、ホウ酸、燐
酸、四塩化チタン、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、ベン
ゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスル
ホン酸等を挙げることができる。これらの酸性触媒は、
単独でまたは2種以上を混合して使用することができ
る。
【0074】前記塩基性触媒のうち、無機塩基類として
は、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム等を挙げることができる。
【0075】また、前記塩基性触媒のうち、有機塩基類
としては、例えば、n−ヘキシルアミン、n−ヘプチル
アミン、n−オクチルアミン、n−ノニルアミン、n−
デシルアミン、シクロヘキシルアミン等の直鎖状、分岐
状もしくは環状のモノアルキルアミン類;ジ−n−ブチ
ルアミン、ジ−n−ペンチルアミン、ジ−n−ヘキシル
アミン、ジ−n−ヘプチルアミン、ジ−n−オクチルア
ミン、ジ−n−ノニルアミン、ジ−n−デシルアミン、
シクロヘキシルメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン
等の直鎖状、分岐状もしくは環状のジアルキルアミン
類;トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、ト
リ−n−ブチルアミン、トリ−n−ペンチルアミン、ト
リ−n−ヘキシルアミン、トリ−n−ヘプチルアミン、
トリ−n−オクチルアミン、トリ−n−ノニルアミン、
トリ−n−デシルアミン、シクロヘキシルジメチルアミ
ン、ジシクロヘキシルメチルアミン、トリシクロヘキシ
ルアミン等の直鎖状、分岐状もしくは環状のトリアルキ
ルアミン類;
【0076】アニリン、N−メチルアニリン、N,N−
ジメチルアニリン、2−メチルアニリン、3−メチルア
ニリン、4−メチルアニリン、4−ニトロアニリン、ジ
フェニルアミン、トリフェニルアミン、ナフチルアミン
等の芳香族アミン類;エチレンジアミン、N,N,N',
N’−テトラメチルエチレンジアミン、テトラメチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルエ
ーテル、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’
−ジアミノジフェニルアミン、2,2−ビス(4’−ア
ミノフェニル)プロパン、2−(3’−アミノフェニ
ル)−2−(4’−アミノフェニル)プロパン、2−
(4’−アミノフェニル)−2−(3’−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2−(4’−アミノフェニル)−2
−(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,4−ビ
ス [1’−(4''−アミノフェニル)−1’−メチルエ
チル] ベンゼン、1,3−ビス [1’−(4''−アミノ
フェニル)−1’−メチルエチル ]ベンゼン等のジアミ
ン類;
【0077】イミダゾール、ベンズイミダゾール、4−
メチルイミダゾール、4−メチル−2−フェニルイミダ
ゾール等のイミダゾール類;ピリジン、2−メチルピリ
ジン、4−メチルピリジン、2−エチルピリジン、4−
エチルピリジン、2−フェニルピリジン、4−フェニル
ピリジン、2−メチル−4−フェニルピリジン、ニコチ
ン、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、キノリン、4−ヒ
ドロキシキノリン、8−オキシキノリン、アクリジン等
のピリジン類;ピペラジン、1−(2’−ヒドロキシエ
チル)ピペラジン等のピペラジン類のほか、ピラジン、
ピラゾール、ピリダジン、キノザリン、プリン、ピロリ
ジン、ピペリジン、モルホリン、4−メチルモルホリ
ン、1,4−ジメチルピペラジン、1,4−ジアザビシ
クロ [2.2.2] オクタン等の他の含窒素複素環化合
物等を挙げることができる。これらの塩基性触媒は、単
独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
【0078】前記酸性触媒および塩基性触媒のうち、塩
酸、硫酸、酢酸、しゅう酸、マロン酸、マレイン酸、フ
マル酸、無水酢酸、無水マレイン酸、トリエチルアミ
ン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミ
ン、ピリジン等が好ましい。酸性触媒または塩基性触媒
の使用量は、シラン化合物の全量100重量部に対し
て、通常、0.01〜10,000重量部である。
【0079】また、重縮合に用いられる溶媒としては、
例えば、2−ブタノン、2−ペンタノン、3−メチル−
2−ブタノン、2−ヘキサノン、4−メチル−2−ペン
タノン、3−メチル−2−ペンタノン、3,3−ジメチ
ル−2−ブタノン、2−ヘプタノン、2−オクタノン等
の直鎖状もしくは分岐状のケトン類;シクロペンタノ
ン、3−メチルシクロペンタノン、シクロヘキサノン、
2−メチルシクロヘキサノン、2,6−ジメチルシクロ
ヘキサノン、イソホロン等の環状のケトン類;プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレ
ングリコールモノ−n−プロピルエーテルアセテート、
プロピレングリコールモノ−i−プロピルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテ
ルアセテート、プロピレングリコールモノ−i−ブチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノ−se
c−ブチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
モノ−t−ブチルエーテルアセテート等のプロピレング
リコールモノアルキルエーテルアセテート類;2−ヒド
ロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン
酸エチル、2−ヒドロキシプロピオン酸n−プロピル、
2−ヒドロキシプロピオン酸i−プロピル、2−ヒドロ
キシプロピオン酸n−ブチル、2−ヒドロキシプロピオ
ン酸i−ブチル、2−ヒドロキシプロピオン酸sec−
ブチル、2−ヒドロキシプロピオン酸t−ブチル等の2
−ヒドロキシプロピオン酸アルキル類;3−メトキシプ
ロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、
3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピ
オン酸エチル等の3−アルコキシプロピオン酸アルキル
類;
【0080】n−プロピルアルコール、i−プロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、t−ブチルアルコー
ル、シクロヘキサノール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチ
レングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−
プロピルエーテル等のアルコール類;ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、ジエチレングリコールジ−n−プロピルエー
テル、ジエチレングリコールジ−n−ブチルエーテル等
のジアルキレングリコールジアルキルエーテル類;エチ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレン
グリコールモノ−n−プロピルエーテルアセテート等の
エチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート
類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;
【0081】2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸
エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、
2−ヒドロキシ−3−メチル酪酸メチル、3−メトキシ
ブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルア
セテート、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネ
ート、3−メチル−3−メトキシブチルブチレート、酢
酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸n−ブチル、アセト
酢酸メチル、アセト酢酸エチル、ピルビン酸メチル、ピ
ルビン酸エチル等の他のエステル類のほか、N−メチル
ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、ベンジルエチルエーテル、ジ−
n−ヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、カプロン酸、カプリル酸、1−オクタノール、1−
ノナノール、ベンジルアルコール、酢酸ベンジル、安息
香酸エチル、しゅう酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、
γ−ブチロラクトン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン等
を挙げることができる。これらの溶媒は、単独でまたは
2種以上を混合して使用することができる。溶媒の使用
量は、シラン化合物の全量100重量部に対して、通
常、2,000重量部以下である。
【0082】ポリシロキサン(1)を製造する重縮合
は、無溶媒下、あるいは2−ブタノン、2−ペンタノ
ン、3−メチル−2−ブタノン、2−ヘキサノン、4−
メチル−2−ペンタノン、3−メチル−2−ペンタノ
ン、3,3−ジメチル−2−ブタノン、2−ヘプタノ
ン、2−オクタノン、シクロペンタノン、3−メチルシ
クロペンタノン、シクロヘキサノン、2−メチルシクロ
ヘキサノン、2,6−ジメチルシクロヘキサノン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−
プロピルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルア
セテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテ
ルアセテート等の溶媒中で実施することが好ましい。
【0083】また、重縮合に際しては、反応系に水を添
加することもできる。この場合の水の添加量は、シラン
化合物の全量100重量部に対して、通常、10,00
0重量部以下である。重縮合における反応温度は、通
常、−50〜+300℃、好ましくは20〜100℃で
あり、反応時間は、通常、1分〜100時間程度であ
る。
【0084】ポリシロキサン(1)は、構造単位(I)
および構造単位(II)以外の構造単位(以下、「他の構
造単位」という。)を1種以上有することができる。他
の構造単位を与えるシラン化合物としては、例えば、下
記一般式(4)で表されるシラン化合物(以下、「シラ
ン化合物(4)」という。)、下記一般式(5)で表さ
れるシラン化合物(以下、「シラン化合物(5)」とい
う。)等の酸素原子を有する1価の有機基を有するシラ
ン化合物や、下記一般式(6)で表されるシラン化合物
(以下、「シラン化合物(6)」という。)、下記一般
式(7)で表されるシラン化合物(以下、「シラン化合
物(7)」という。)、下記一般式(8)で表されるシ
ラン化合物(以下、「シラン化合物(8)」という。)
等を挙げることができる。これらのシラン化合物(4)
〜(8)はそれぞれ、一部または全部を部分縮合物とし
て用いることもできる。
【0085】
【化47】
【0086】〔一般式(4)および一般式(5)におい
て、Aは酸素原子を有する1価の有機基を示し、各R1
は相互に独立して炭素数1〜10の直鎖状、分岐状もし
くは環状のアルキル基または炭素数1〜10の直鎖状、
分岐状もしくは環状のハロゲン化アルキル基を示し、R
2 は水素原子、炭素数1〜20の直鎖状もしくは分岐状
のアルキル基、炭素数1〜20の直鎖状もしくは分岐状
のハロゲン化アルキル基、炭素数6〜20の1価の芳香
族炭化水素基または炭素数6〜20の1価のハロゲン化
芳香族炭化水素基を示す。〕
【0087】
【化48】
【0088】〔一般式(6)〜(8)において、各R1
は相互に独立して炭素数1〜10の直鎖状、分岐状もし
くは環状のアルキル基または炭素数1〜10の直鎖状、
分岐状もしくは環状のハロゲン化アルキル基を示し、各
3 は相互に独立して水素原子、水酸基、ハロゲン原
子、置換されていてもよい炭素数1〜20の直鎖状、分
岐状もしくは環状のアルキル基、置換されていてもよい
炭素数1〜20の直鎖状、分岐状もしくは環状のアルコ
キシル基、置換されていてもよいアセトキシ基または置
換されていてもよい炭素数6〜20の芳香族炭化水素基
を示す。但し、各R3 は、一般式(4)および一般式
(5)におけるAを含まない。〕
【0089】以下、これらのシラン化合物(4)〜
(8)について順次説明する。一般式(4)および一般
式(5)において、Aの酸素原子を有する1価の有機基
としては、例えば、下記一般式(9)で表される基(以
下、「水酸基含有有機基(9)」という。)、下記一般
式(10)で表される基(以下、「カルボキシル基含有
有機基(10)」という。)、酸解離性基を有する1価
の有機基等を挙げることができる。
【0090】
【化49】 〔一般式(9)および一般式(10)において、Pは、
メチレン基、ジフルオロメチレン基、炭素数2〜20の
直鎖状、分岐状もしくは環状のアルキレン基、炭素数2
〜20の直鎖状、分岐状もしくは環状のフルオロアルキ
レン基、炭素数6〜20の2価の芳香族基または炭素数
3〜20の2価の他の脂環式基を示す。〕
【0091】一般式(9)および一般式(10)におい
て、Pの炭素数2〜20の直鎖状、分岐状もしくは環状
のアルキレン基としては、例えば、エチレン基、トリメ
チレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、シクロヘ
キシレン基等を挙げることができ、炭素数2〜20の直
鎖状、分岐状もしくは環状のフルオロアルキレン基とし
ては、例えば、テトラフルオロエチレン基、ヘキサフル
オロトリメチレン基、オクタフルオロテトラメチレン基
等を挙げることができ、炭素数6〜20の2価の芳香族
基としては、例えば、フェニレン基、ナフチレン基、テ
トラフルオロフェニレン基、パーフルオロナフチレン基
等を挙げることができ、また炭素数3〜20の2価の他
の脂環式基としては、ノルボルネン骨格、トリシクロデ
カン骨格あるいはアダマンタン骨格を有する2価の炭化
水素基や、これらの基のハロゲン化物等を挙げることが
できる。一般式(9)および一般式(10)におけるP
としては、メチレン基、トリフルオロメチレン基、ノル
ボルネン骨格を有する2価の炭化水素基やそのハロゲン
化物、アダマンタン骨格を有する2価の炭化水素基やそ
のハロゲン化物等が好ましい。
【0092】また、一般式(4)および一般式(5)に
おいて、Aにおける酸解離性基を有する1価の有機基と
しては、酸により解離して、好ましくは、カルボキシル
基、フェノール性水酸基またはアルコール性水酸基を生
じる酸解離性基を有する炭素数1〜20の直鎖状もしく
は分岐状のアルキル基、該酸解離性基を有する炭素数4
〜30の1価の脂環式炭化水素基等の、ポリシロキサン
(1)を製造する反応条件下で安定な基を挙げることが
できる。Aにおける酸解離性基としては、例えば、下記
一般式(11)または一般式(12)で表される基(以
下、これらの基をまとめて「酸解離性基(β)」とい
う。)等が好ましい。
【0093】
【化50】
【0094】〔一般式(11)および一般式(12)に
おいて、Qは単結合、メチレン基、ジフルオロメチレン
基、炭素数2〜20の直鎖状、分岐状もしくは環状のア
ルキレン基、炭素数2〜20の直鎖状、分岐状もしくは
環状のフルオロアルキレン基、炭素数6〜20の2価の
芳香族基または炭素数3〜20の2価の他の脂環式基を
示し、Zは酸により解離して水素原子を生じる1価の有
機基を示す。〕
【0095】一般式(11)および一般式(12)にお
いて、Qの炭素数2〜20の直鎖状、分岐状もしくは環
状のアルキレン基、炭素数2〜20の直鎖状、分岐状も
しくは環状のフルオロアルキレン基、炭素数6〜20の
2価の芳香族基および炭素数3〜20の2価の他の脂環
式基としては、例えば、一般式(9)および一般式(1
0)におけるPのそれぞれ対応する基等を挙げることが
できる。一般式(10)および一般式(11)における
Qとしては、エチレン基、シクロヘキシレン基、フェニ
レン基、テトラフルオロフェニレン基、ノルボルネン骨
格を有する2価の炭化水素基やそのハロゲン化物、アダ
マンタン骨格を有する2価の炭化水素基やそのハロゲン
化物等が好ましい。
【0096】また、Zの酸により解離して水素原子を生
じる1価の有機基としては、例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
2−メチルプロピル基、1−メチルプロピル基、t−ブ
チル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチ
ル基、n−オクチル基、n−デシル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、4−t−ブチルシクロヘキシル
基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等の直鎖状、
分岐状もしくは環状のアルキル基;フェノキシカルボニ
ル基、4−t−ブチルフェノキシカルボニル基、1−ナ
フチルオキシカルボニル基等のアリーロキシカルボニル
基;ベンジル基、4−t−ブチルベンジル基、フェネチ
ル基、4−t−ブチルフェネチル基等のアラルキル基;
t−ブトキシカルボニル基、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル基、9
−フルオレニルメチルカルボニル基、2,2,2−トリ
クロロエチルカルボニル基、2−(トリメチルシリル)
エチルカルボニル基、i−ブチルカルボニル基、ビニル
カルボニル基、アリルカルボニル基、ベンジルカルボニ
ル基、4−エトキシ−1−ナフチルカルボニル基、メチ
ルジチオカルボニル基等の有機カルボニル基;
【0097】メトキシメチル基、メチルチオメチル基、
t−ブチルチオメチル基、(フェニルジメチルシリル)
メトキシメチル基、ベンジルオキシメチル基、t−ブト
キシメチル基、シロキシメチル基、2−メトキシエトキ
シメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル
基、ビス(2−クロロエトキシ)メチル基、2−(トリ
メチルシリル)エトキシメチル基、1−メトキシシクロ
ヘキシル基、テトラヒドロピラニル基、4−メトキシテ
トラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、テト
ラヒドロチオピラニル基、テトラヒドロチオフラニル
基、1−エトキシエチル基、1−メチル−1−メトキシ
エチル基、1−メチル−1−ベンジルオキシエチル基、
1−(2’−クロロエトキシ)エチル基、1−メチル−
1−ベンジルオキシ−2−フルオロエチル基、2,2,
2−トリクロロエチル基、2−トリメチルシリルエチル
基、2−(フェニルセレニル)エチル基等の、一般式
(11)中の酸素原子と結合してアセタール基を形成す
る有機基;トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、
トリ−i−プロピルシリル基、ジメチル−i−プロピル
シリル基、ジエチル−i−プロピルシリル基、ジメチル
エチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、t−ブ
チルジフェニルシリル基、トリベンジルシリル基、トリ
−p−キシリルシリル基、トリフェニルシリル基、ジフ
ェニルメチルシリル基、t−ブチルメトキシフェニルシ
リル基等の有機シリル基等を挙げることができる。
【0098】これらの酸により解離して水素原子を生じ
る1価の有機基のうち、t−ブチル基、テトラヒドロピ
ラニル基、1−エトキシエチル基、t−ブチルジメチル
シリル基等が好ましい。一般式(4)および一般式
(5)におけるAとしては、2−t−t−ブトキシカル
ボニルエチル基、4−t−ブトキシカルボニルシクロヘ
キシル基、4−t−ブトキシカルボニルフェニル基、4
−t−ブトキシカルボニル−2,3,5,6−テトラフ
ルオロフェニル基、5−t−ブトキシカルボニルノルボ
ニル基、5−t−ブトキシカルボニルアダマンチル基等
が好ましい。なお、一般式(4)におけるAと一般式
(5)におけるAとは、相互に同一でも異なってもよ
い。
【0099】また、R1 の炭素数1〜10の直鎖状、分
岐状もしくは環状のアルキル基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n
−ブチル基、2−メチルプロピル基、1−メチルプロピ
ル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル
基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、
n−デシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等
を挙げることができ、炭素数1〜10の直鎖状、分岐状
もしくは環状のハロゲン化アルキル基としては、例え
ば、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル
基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフル
オロメチル基等を挙げることができる。一般式(4)お
よび一般式(5)におけるR1 としては、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル
基等が好ましい。なお、一般式(4)におけるR1 と一
般式(5)におけるR1 とは、相互に同一でも異なって
もよい。
【0100】また、一般式(5)において、R2 の炭素
数1〜20の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i
−プロピル基、n−ブチル基、2−メチルプロピル基、
1−メチルプロピル基、t−ブチル基、n−ペンチル
基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル
基、n−ノニル基、n−デシル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基等を挙げることができ、炭素数1〜2
0の直鎖状もしくは分岐状のハロゲン化アルキル基とし
ては、例えば、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロ
エチル基、ヘプタフルオロ−n−プロピル基、ヘプタフ
ルオロ−i−プロピル基等を挙げることができ、炭素数
6〜20の1価の芳香族炭化水素基としては、例えば、
フェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基、ベンジ
ル基、フェネチル基等を挙げることができ、炭素数6〜
20の1価のハロゲン化芳香族炭化水素基としては、例
えば、ペンタフルオロフェニル基、パーフルオロベンジ
ル基、パーフルオロフェネチル基、2−(ペンタフルオ
ロフェニル)ヘキサフルオロ−n−プロピル基、3−
(ペンタフルオロフェニル)ヘキサフルオロ−n−プロ
ピル基等を挙げることができる。一般式(5)における
2 としては、メチル基、エチル基、トリフルオロメチ
ル基、ペンタフルオロエチル基、パーフルオロフェネチ
ル基、3−(ペンタフルオロフェニル)ヘキサフルオロ
−n−プロピル基等が好ましい。
【0101】次に、一般式(6)〜(8)において、R
1 の炭素数1〜10の直鎖状、分岐状もしくは環状のア
ルキル基および炭素数1〜10の直鎖状、分岐状もしく
は環状のハロゲン化アルキル基としては、例えば、一般
式(4)および一般式(5)におけるR1 のそれぞれ対
応する基等を挙げることができる。一般式(6)〜
(8)におけるR1 としては、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基等が好ま
しい。なお、一般式(6)におけるR1 、一般式(7)
におけるR1 および一般式(8)におけるR1 は、相互
に同一でも異なってもよく、またこれらの各R1 は、一
般式(4)におけるR1 および一般式(5)におけるR
1 と相互に同一でも異なってもよい。
【0102】また、R3 のハロゲン原子としては、例え
ば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等を
挙げることができる。また、R3 の置換されていてもよ
い炭素数1〜20の直鎖状、分岐状もしくは環状のアル
キル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、2−メチル
プロピル基、1−メチルプロピル基、t−ブチル基、n
−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−
オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基、トリフルオロメチル基、ペ
ンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロ−n−プロピル
基、ヘプタフルオロ−i−プロピル基、ヒドロキシメチ
ル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピ
ル基、4−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシシクロ
ヘキシル基、メトキシメチル基、2−メトキシエチル
基、3−メトキシプロピル基、4−メトキシブチル基、
4−メトキシシクロヘキシル基、アセトキシメチル基、
2−アセトキシエチル基、3−アセトキシプロピル基、
4−アセトキシブチル基、4−アセトキシシクロヘキシ
ル基、メルカプトメチル基、2−メルカプトエチル基、
3−メルカプトプロピル基、4−メルカプトブチル基、
4−メルカプトシクロヘキシル基、シアノメチル基、2
−シアノエチル基、3−シアノプロピル基、4−シアノ
シクロヘキシル基、3−グリシドキシプロピル基、2−
(3’,4’−エポキシ)シクロヘキシル基、2−
(3’,4’−エポキシ)シクロヘキシルエチル基、3
−モルフォリノプロピル基等を挙げることができる。
【0103】また、R3 の置換されていてもよい炭素数
1〜20の直鎖状、分岐状もしくは環状のアルコキシル
基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、2−
メチルプロポキシ基、1−メチルプロポキシ基、t−ブ
トキシ基、シクロヘキシルオキシ基、フルオロメトキシ
基、クロロメトキシ基、2−クロロエトキシ基、2−ブ
ロモエトキシ基、3−クロロプロポキシ基、3−ブロモ
プロポキシ基、3−グリシドキシプロポキシ基、4−フ
ルオロシクロヘキシルオキシ基、3,4−エポキシシク
ロヘキシルオキシ基等を挙げることができる。また、R
3 の置換されていてもよいアセトキシ基としては、例え
ば、アセトキシ基、トリフルオロアセトキ基、クロロア
セトキシ基、ブロモアセトキシ基等を挙げることができ
る。
【0104】また、R3 の置換されていてもよい炭素数
6〜20の芳香族炭化水素基としては、例えば、フェニ
ル基、α−ナフチル基、ベンジル基、フェネチル基、2
−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−
フルオロフェニル基、ペンタフルオロフェニル基、4−
クロロフェニル基、4−ブロモフェニル基、パーフルオ
ロベンジル基、パーフルオロフェネチル基、2−(ペン
タフルオロフェニル)ヘキサフルオロ−n−プロピル
基、3−(ペンタフルオロフェニル)ヘキサフルオロ−
n−プロピル基、2−ヒドロキシフェニル基、3−ヒド
ロキシフェニル基、4−ヒドロキシフェニル基、2−メ
トキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メト
キシフェニル基、2−アセトキシフェニル基、3−アセ
トキシフェニル基、4−アセトキシフェニル基、2−ト
リメチルシロキシフェニル基、3−トリメチルシロキシ
フェニル基、4−トリメチルシロキシフェニル基、2−
フルオロベンジル基、3−フルオロベンジル基、4−フ
ルオロベンジル基、4−クロロベンジル基、4−ブロモ
ベンジル基、2−ヒドロキシベンジル基、3−ヒドロキ
シベンジル基、4−ヒドロキシベンジル基、2−メトキ
シベンジル基、3−メトキシベンジル基、4−メトキシ
ベンジル基、2−アセトキシベンジル基、3−アセトキ
シベンジル基、4−アセトキシベンジル基、2−トリメ
チルシロキシベンジル基、3−トリメチルシロキシベン
ジル基、4−トリメチルシロキシベンジル基等を挙げる
ことができる。
【0105】一般式(6)〜(8)におけるR3 として
は、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、ペン
タフルオロエチル基、パーフルオロフェネチル基、3−
(ペンタフルオロフェニル)ヘキサフルオロ−n−プロ
ピル基等が好ましい。なお、一般式(6)における
3 、一般式(7)におけるR3 および一般式(8)に
おけるR3 は、相互に同一でも異なってもよい。
【0106】前記シラン化合物(4)〜(8)は、それ
ぞれ単独でまたは2種以上を混合して使用することがで
き、またそれらの2種以上を組み合わせて使用すること
ができ、それらを適切に選択しあるいは適切に組み合わ
せることにより、得られるポリシロキサン(1)の分子
量およびガラス転移温度(Tg)を制御でき、また19
3nm以下、特に157nmの波長における透明性をさ
らに向上させることができる。さらに、ポリシロキサン
(1)を製造する重縮合に際しては、得られるポリマー
の分子量を制御し、また得られるポリマーの安定性を向
上させるために、ヘキサメチルジシロキサンを添加する
ことができる。ヘキサメチルジシロキサンの添加量は、
シラン化合物の全量100重量部に対して、通常、50
0重量部以下、好ましくは50重量部以下である。この
場合、ヘキサメチルジシロキサンの添加量が500重量
部を超えると、得られるポリマーの分子量が小さくな
り、ガラス転移温度(Tg)が低下する傾向がある。
【0107】ポリシロキサン(1)は、通常、部分的に
ラダー構造を有する。このラダー構造は、基本的に、重
縮合反応に関して3官能であるシラン化合物(i)やシ
ラン化合物(4)、重縮合反応に関して3官能ないし4
官能(但し、R3 が水酸基またはハロゲン原子である場
合)であるシラン化合物(6)、重縮合反応に関して3
官能(但し、1個のR3 が水酸基またはハロゲン原子で
ある場合)ないし4官能(但し、2個のR3 が水酸基ま
たはハロゲン原子である場合)であるシラン化合物
(7)、あるいは重縮合反応に関して3官能(但し、2
個のR3 が水酸基またはハロゲン原子である場合)ない
し4官能(但し、3個のR3 が水酸基またはハロゲン原
子である場合)であるシラン化合物(8)の反応により
導入されるものである。
【0108】ポリシロキサン(1)における各構造単位
の具体的な含有率は、それらの種類や組み合わせ、ポリ
シロキサン(1)の用途等に応じて変わり、それぞれの
場合における各構造単位の好適な含有率は、試験等によ
り当業者が適宜に選定することができるが、構造単位
(I)の含有率は、全構造単位に対して、一般に、1〜
100モル%、好ましくは2〜100モル%、特に好ま
しくは5〜100モル%であり、構造単位(II)の含有
率は、全構造単位に対して、一般に、0〜100モル
%、好ましくは1〜100モル%、特に好ましくは2〜
100モル%であり、かつ構造単位(I)と構造単位
(II)との合計含有率は、全構造単位に対して、一般
に、1〜100モル%、好ましくは2〜100モル%、
特に好ましくは5〜100モル%である。また、他の構
造単位の含有率は、全構造単位に対して、一般に、99
モル%以下、好ましくは95モル%以下である。また、
重縮合反応に関して2官能である構造単位の合計含有率
は、全構造単位に対して、一般に、0〜100モル%、
好ましくは1〜100モル%であり、重縮合反応に関し
て3官能である構造単位の合計含有率は、全構造単位に
対して、一般に、1〜100モル%、好ましくは2〜1
00モル%であり、重縮合反応に関して4官能である構
造単位の合計含有率は、全構造単位に対して、一般に、
98モル%以下、好ましくは95モル%以下である。
【0109】ポリシロキサン(1)を、例えば、遠紫外
線、電子線、X線等の放射線を用いる微細加工用のレジ
スト材料におけるアルカリ可溶性樹脂成分として使用す
る場合、そのXが水素原子である構造単位(I)の含有
率は、全構造単位に対して、通常、1〜99モル%、好
ましくは1〜98モル%、特に好ましくは5〜95モル
%であり、そのXが水素原子である構造単位(II) の含
有率は、全構造単位に対して、通常、100モル%以
下、好ましくは1〜98モル%、特に好ましくは5〜9
5モル%であり、かつ該構造単位(I)と該構造単位
(II)との合計含有率は、全構造単位に対して、通常、
1〜100モル%、好ましくは2〜100モル%、特に
好ましくは5〜100モル%である。また、この場合の
他の構造単位の含有率は、全構造単位に対して、通常、
99モル%以下、好ましくは95モル%以下であり、該
構造単位(I)、該構造単位(II)、水酸基含有有機基
(9)を有する他の構造単位およびカルボキシル基含有
有機基(10)を有する他の構造単位の合計含有率は、
通常、1〜100モル%、好ましくは2〜100モル
%、特に好ましくは5〜100モル%である。またこの
場合、重縮合反応に関して2官能である構造単位の合計
含有率は、全構造単位に対して、通常、99モル%以
下、好ましくは90モル%以下、特に好ましくは80モ
ル%以下であり、重縮合反応に関して3官能である構造
単位の合計含有率は、全構造単位に対して、通常、1〜
100モル%、好ましくは5〜100モル%であり、重
縮合反応に関して4官能である構造単位の合計含有率
は、全構造単位に対して、通常、98モル%以下、好ま
しくは95モル%以下である。
【0110】ポリシロキサン(1)を、例えば、前記と
同様の微細加工用のレジスト材料において、酸解離性基
を有し、該酸解離性基が解離したときにアルカリ可溶性
となる樹脂成分として使用する場合、そのXが酸解離性
基(α)である構造単位(I)の含有率は、全構造単位
に対して、通常、1〜100モル%、好ましくは2〜1
00モル%、特に好ましくは5〜100モル%であり、
そのXが酸解離性基(α)である構造単位(II) の含有
率は、全構造単位に対して、通常、0〜100モル%、
好ましくは1〜100モル%、特に好ましくは2〜10
0モル%であり、かつ該構造単位(I)と該構造単位
(II)との合計含有率は、全構造単位に対して、通常、
1〜100モル%、好ましくは2〜100モル%、特に
好ましくは5〜100モル%である。また、この場合の
他の構造単位の含有率は、全構造単位に対して、通常、
99モル%以下、好ましくは95モル%以下であり、該
構造単位(I)、該構造単位(II)および酸解離性基
(β)を有する他の構造単位の合計含有率は、全構造単
位に対して、通常、1〜100モル%、好ましくは2〜
100モル%、特に好ましくは5〜100モル%であ
る。またこの場合、重縮合反応に関して2官能である構
造単位の合計含有率は、全構造単位に対して、通常、1
00モル%以下、好ましくは99モル%以下であり、重
縮合反応に関して3官能である構造単位の合計含有率
は、全構造単位に対して、通常、1〜100モル%、好
ましくは5〜100モル%であり、重縮合反応に関して
4官能である構造単位の合計含有率は、全構造単位に対
して、通常、98モル%以下、好ましくは95モル%以
下である。
【0111】ポリシロキサン(1)のゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィ(GPC)により測定したポリス
チレン換算重量平均分子量(以下、「Mw」という。)
は、500〜1,000,000、好ましくは500〜
500,000、特に好ましくは800〜100,00
0である。この場合、Mwが500未満では、得られる
ポリマーのガラス転移温度(Tg)が低下する傾向があ
り、一方1,000,000を超えると、得られるポリ
マーの溶剤への溶解性が低下する傾向がある。また、ポ
リシロキサン(1)のガラス転移温度(Tg)は、通
常、−50〜+500℃、好ましくは0〜300℃であ
る。この場合、ガラス転移温度(Tg)が−50℃未満
では、レジスト材料としたときにパターンの形成が困難
となる傾向があり、一方500℃を越えると、得られる
ポリマーの溶剤への溶解性が低下する傾向がある。
【0112】ポリシロキサン(1)の用途 Xが水素原子である構造単位(I)および/またはXが
水素原子である構造単位(II)を有し、場合により、A
が水酸基含有有機基(9)あるいはカルボキシル基含有
有機基(10)であるシラン化合物(4)に由来する他
の構造単位および/またはAが水酸基含有有機基(9)
あるいはカルボキシル基含有有機基(10)であるシラ
ン化合物(5)に由来する他の構造単位をさらに有する
ポリシロキサン(1)は、通常、アルカリ可溶性を有
し、特に、遠紫外線、電子線、X線等の放射線を用いる
微細加工用のレジスト材料(以下、「レジスト材料
(イ)」という。)におけるアルカリ可溶性樹脂成分と
して有用である。このレジスト材料(イ)は、ドライエ
ッチング耐性に優れ、しかも放射線に対する透明性、感
度、解像度、現像性等のレジストとしての基本物性にも
優れている。
【0113】また、Xが酸解離性基(α)である構造単
位(I)および/またはXが酸解離性基(α)である構
造単位(II)を有し、場合により、Aが酸解離性基
(β)を有する1価の有機基であるシラン化合物(4)
に由来する他の構造単位および/またはAが酸解離性基
(β)を有する1価の有機基であるシラン化合物(5)
に由来する他の構造単位をさらに有するポリシロキサン
(1)は、通常、これらの酸解離性基が解離したときに
アルカリ可溶性となり、特に、遠紫外線、電子線、X線
等の放射線を用いる微細加工用のレジスト材料(以下、
「レジスト材料(ロ)」という。)における酸解離性基
含有樹脂成分として有用である。このレジスト材料
(ロ)は、ドライエッチング耐性に優れ、しかも放射線
に対する透明性、感度、解像度、現像性等のレジストと
しての基本物性にも優れている。
【0114】レジスト材料(イ)は、アルカリ可溶性の
ポリシロキサン(1)のほか、通常、露光により酸を発
生する感放射線性酸発生剤、アルカリ溶解性制御剤等を
さらに含有する。また、レジスト材料(ロ)は、酸解離
性基を有するポリシロキサン(1)のほか、通常、露光
により酸を発生する感放射線性酸発生剤等をさらに含有
する。前記感放射線性酸発生剤としては、としては、例
えば、オニウム塩、ハロゲン含有化合物、ジアゾケトン
化合物、スルホン化合物、スルホン酸化合物等を挙げる
ことができる。また、前記アルカリ溶解性制御剤として
は、例えば、フェノール性水酸基、カルボキシル基等の
酸性官能基に酸の存在下で解離しうる置換基を導入した
化合物等を挙げることができる。さらに、レジスト材料
(イ)およびレジスト材料(ロ)には、酸拡散制御剤、
界面活性剤、増感剤、ハレーション防止剤、接着助剤、
保存安定化剤、消泡剤等を配合することもできる。
【0115】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
さらに具体的に説明する。
【実施例】合成例1 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、トリエトキシシラン38.8gおよび5−[2−ヒ
ドロキシ−2,2−ジ(トリフルオロメチル)エチル]
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン43.2gを
加え、室温にて攪拌したのち、塩化白金酸の0.2モル
i−プロピルアルコール溶液0.1ミリリットルを加え
て、反応を開始させ、100℃で30時間加熱還流し
た。その後、反応溶液を室温に戻し、n−ヘキサンで希
釈した後、セライト上で吸引ろ過し、さらに溶媒を減圧
留去して、粗生成物を得た。その後、粗生成物を3mm
Hgおよび105℃で減圧蒸留して精製し、化合物5
9.8gを得た。この化合物について、 1H−NMRス
ペクトル(化学シフト「σH」)、13C−NMRスペク
トル(化学シフト「σC」)、29Si−NMRスペクト
ル(化学シフト「σSi」)、19F−NMRスペクトル
(化学シフト「σF」)、赤外吸収スペクトル(I
R)、質量スペクトル(FABMS)を測定したところ、測定
値は以下の通りであり、前記式(i)(但し、R=水素
原子、R’=トリフルオロメチル基、X=水素原子、Y
=エチル基、n=0)で表されるシラン化合物と同定さ
れた。 σH :3.8ppm(エトキシ基)、1,2ppm
(エトキシ基)。 σC :123ppm(トリフルオロメチル基)、59
ppm(エトキシ基)、18ppm(メチル基)。 σSi :−48ppm。 σF :−76〜−79ppm。 IR :3400cm−1(水酸基)、2878cm-1
(エトキシ基)、1215cm-1(C―F結合)、10
82cm-1(シロキサン基)。 FABMS :m/z=439(M+ +1)
【0116】合成例2 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例1で得られたシラン化合物3.0gおよびテ
トラヒドロフラン10ミリリットルを加え、窒素気流
中、氷冷下で攪拌し、反応溶液の温度が5℃以下に達し
た時点で、4−ジメチルアミノピリジン16.7mgを
加えたのち、ジ−t−ブチルジカーボネート1.64g
をテトラヒドロフラン5ミリリットルに溶解した溶液を
15分間かけて滴下した。滴下が終了してから1時間後
に反応溶液を室温に戻し、さらに5時間攪拌した。その
後、反応溶液にn−ヘキサン50ミリリットルを加えて
分液ロートに移したのち、有機層を氷水で3回洗浄し
た。その後、有機層をビーカーに注ぎ、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥して、ろ過したのち、溶媒を減圧留去し
て、粗生成物を得た。その後、粗生成物をシリカゲルク
ロマトグラフィーにかけて、n−ヘキサン留分から、化
合物3.5gを得た。この化合物について、 1H−NM
Rスペクトル(化学シフト「σH」)、13C−NMRス
ペクトル(化学シフト「σC」)、29Si−NMRスペ
クトル(化学シフト「σSi」)、19F−NMRスペクト
ル(化学シフト「σF」)、赤外吸収スペクトル(I
R)、質量スペクトル(FABMS)を測定したところ、測定
値は以下の通りであり、前記式(i)(但し、R=水素
原子、R’=トリフルオロメチル基、X=t−ブトキシ
カルボニル基、Y=エチル基、n=0)で表されるシラ
ン化合物と同定された。 σH :3.8ppm(エトキシ基)、1.2ppm
(エトキシ基)。 σC :149ppm(炭酸エステル基)、123pp
m(トリフルオロメチル基)、85ppm(t−ブトキ
シ基)、59ppm(エトキシ基)、28ppm(t−
ブチル基)、18ppm(メチル基)。 σSi :−48ppm。 σF :−72.7〜−73.3ppm。 IR :2879cm-1(エトキシ基)、1774cm
-1(炭酸エステル基)、1221cm-1(C−F結
合)、1082cm-1(シロキサン基)。 FABMS :m/z=537(M+ +1)
【0117】合成例3 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、トリエトキシシラン18.1gおよび8−[2−ヒ
ドロキシ−2,2−ジ(トリフルオロメチル)エチル]
テトラシクロ[4.4.0.12,5 .17,10]ドデカ−
3−エン25.0gを加え、室温にて攪拌したのち、塩
化白金酸の0.2モルi−プロピルアルコール溶液0.
2ミリリットルを加えて、反応を開始させ、150℃で
70時間加熱還流した。その後、反応溶液を室温に戻
し、n−ヘキサンで希釈したのち、セライト上で吸引ろ
過し、さらに溶媒を減圧留去して、粗生成物を得た。そ
の後、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
にかけて、n−ヘキサン留分から、化合物19.4g得
た。この化合物について、 1H−NMRスペクトル(化
学シフト「σH」)、赤外吸収スペクトル(IR)を測
定したところ、測定値は以下の通りであり、前記式
(i)(但し、R=水素原子、R’=トリフルオロメチ
ル基、X=水素原子、Y=エチル基、n=1)で表され
るシラン化合物と同定された。 σH :3.8ppm(エトキシ基)、1.2ppm
(エトキシ基)。 IR :3400cm-1(水酸基)、1220cm
-1(C―F結合)、1098cm-1(シロキサン基)。
【0118】合成例4 撹拌機、滴下ロート、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例3で得られた化合物3gおよびテトラヒドロ
フラン10ミリリットルを加え、窒素気流中、氷冷下で
撹拌し、反応溶液の温度が5℃以下に達したところで、
4―ジメチルアミノピリジン4.5mgを加え、次いで
ジ−t―ブチルジカーボネート1.43gをテトラヒド
ロフラン5ミリリットルに溶解した溶液を15分間かけ
て滴下した。1時間攪拌したのち、反応溶液を室温に戻
し、さらに5時間室温で撹拌した。その後、反応溶液に
n−ヘキサン50ミリリットルを加えて分液ロートに移
し、氷水で有機層を3度洗浄した。その後、有機層をビ
ーカーに注ぎ、無水硫酸マグネシウムで乾燥して、ろ過
したのち、溶媒を減圧留去して、粗生成物を得た。その
後、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
かけて、化合物3.2gを得た。この化合物について、
1H−NMRスペクトル(化学シフト「σH」)、赤外
吸収スペクトル(IR)を測定したところ、測定値は以
下の通りであり、前記式(i)(但し、R=水素原子、
R’=トリフルオロメチル基、X=t−ブトキシカルボ
ニル基、Y=エチル基、n=1)で表されるシラン化合
物と同定された。 σH :3.8ppm(エトキシ基)、1.5ppm
(t−ブトキシカルボニル基)、1.2ppm(エトキ
シ基)。 IR :1771cm-1(炭酸エステル基)、1218
cm-1(C―F結合)、1098cm-1(シロキサン
基)。
【0119】合成例5 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、メチルヒドロシクロシロキサン12.0gおよび5
−[2−ヒドロキシ−2,2−ジ(トリフルオロメチ
ル)エチル]ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
54.8gを加え、室温にて攪拌したのち、塩化白金酸
の0.2モルi−プロピルアルコール溶液5.0ミリリ
ットルを加えて、反応を開始させ、150℃で100時
間加熱還流した。その後、反応溶液を室温に戻し、n−
ヘキサンで希釈した後、セライト上で吸引ろ過し、さら
に溶媒を減圧留去して、化合物66.0g得た。この化
合物について、 1H−NMRスペクトル(化学シフト
「σH」)、赤外吸収スペクトル(IR)を測定したと
ころ、測定値は以下のとおりであり、前記式(iv)(但
し、R=水素原子、R’=トリフルオロメチル基、X=
水素原子、R”=メチル基、n=0)で表されるシラン
化合物と同定された。 σH :0.2ppm(SiCH3 基)。 IR :3400cm-1(水酸基)、2847cm
-1(メトキシ基)、1218cm-1(C―F結合)、1
098cm-1(シロキサン基)。
【0120】合成例6 撹拌機、滴下ロート、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例5で得られた化合物5gおよびテトラヒドロ
フラン15ミリリットルを加え、窒素気流中、氷冷下で
撹拌し、反応溶液の温度が5℃以下に達したところで、
4―ジメチルアミノピリジン36.6mgを加え、次い
でジ−t―ブチルジカーボネート3.6gをテトラヒド
ロフラン5ミリリットルに溶解した溶液を15分間かけ
て滴下した。1時間攪拌したのち、反応容器を室温に戻
し、さらに5時間室温で撹拌した。その後、反応溶液に
n−ヘキサン70ミリリットルを加えて分液ロートに移
し、氷水で有機層を3度洗浄した。その後、有機層をビ
ーカーに注ぎ無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した
のち、溶媒を減圧留去して、化合物5.5gを得た。こ
の化合物について、 1H−NMRスペクトル(化学シフ
ト「σH」)を測定したところ、以下のとおりであり、
前記式(iv)(但し、R=水素原子、R’=トリフルオ
ロメチル基、X=t−ブトキシカルボニル基、R”=メ
チル基、n=0)で表されるシラン化合物と同定され
た。 σH :1.5ppm(t−ブトキシカルボニル基)、
0.2ppm(SiCH3 基)。
【0121】合成例7 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、ジエトキシメチルシラン13.8gおよび5−[2
−ヒドロキシ−2,2−ジ(トリフルオロメチル)エチ
ル]ビシクロ [2.2.1] ヘプトー2−エン40g加
え、室温にて攪拌したのち、塩化白金酸の0.2モルi
−プロピルアルコール溶液0.2ミリリットルを加え
て、反応を開始させた。その後、100℃で48時間加
熱還流したのち、室温に戻し、n−ヘキサンで希釈し
て、反応溶液をセライト上で吸引ろ過し、さらに溶媒を
減圧留去して、粗生成物を得た。その後、粗生成物を3
mmHgおよび98℃で減圧蒸留することにより精製し
て、化合物41gを得た。この化合物について、 1H−
NMRスペクトル(化学シフト「σH」)、赤外吸収ス
ペクトル(IR)を測定したところ、測定値は以下の通
りであり、前記式(iii)(但し、R=水素原子、R’=
トリフルオロメチル基、X=水素原子、Y=エチル基、
R”=メチル基、n=0)で表されるシラン化合物と同
定された。 σH :3.8ppm(エトキシ基)、1.2ppm
(エトキシ基)、0.2ppm(SiCH3 基)。 IR :3400cm-1(水酸基)、1218cm
-1(C―F結合)、1098cm-1(シロキサン基)。
【0122】実施例1 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例1で得られた化合物2.5g、4−メチル−
2−ペンタノン2.5gおよび1.75重量%蓚酸水溶
液0.42gを加えて、撹拌しつつ、80℃で6時間反
応させた。その後、反応容器を氷冷して反応を停止さ
せ、反応溶液を分液ロートに移して、水層を廃棄し、さ
らにイオン交換水で反応溶液が中性になるまで水洗を繰
り返したのち、有機層を減圧留去して、樹脂を得た。こ
の樹脂について、 1H−NMRスペクトル(化学シフト
「σH」)、赤外吸収スペクトル(IR)およびMwを
測定したところ、以下のとおりであった。 σH :2.3ppm(CH2 C(CF3)2 基)。 IR :3400cm-1(水酸基)、1221cm
-1(C−F結合)、1130cm-1(シロキサン基)、
1080cm-1(シロキサン基)。 Mw:3,300。
【0123】実施例2 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例2で得られた化合物1.5g、4−メチル−
2−ペンタノン1.5gおよび1.75重量%蓚酸水溶
液0.20gを加えて、撹拌しつつ、80℃で5時間反
応させた。その後、反応容器を氷冷して反応を停止さ
せ、反応溶液を分液ロートに移して、水層を廃棄し、さ
らにイオン交換水で反応溶液が中性になるまで水洗を繰
り返したのち、有機層を減圧留去して、樹脂を得た。こ
の樹脂について、 1H−NMRスペクトル(化学シフト
「σH」)、赤外吸収スペクトル(IR)およびMwを
測定したところ、以下のとおりであった。 σH :2.3ppm(CH2 C(CF3)2 基)、1.
5ppm(t−ブトキシカルボニル基)。 IR :1774cm-1(炭酸エステル基)、1217
cm-1(C−F結合)、1132cm-1(シロキサン
基)、1082cm-1(シロキサン基)。 Mw:7,500。
【0124】実施例3 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例1で得られた化合物1.98g、2−t−ブ
トキシカルボニルエチルトリエトキシシラン1.62
g、メチルトリエトキシシラン2.41g、4−メチル
−2−ペンタノン6.0gおよび1.75重量%蓚酸水
溶液1.65gを加えて、撹拌しつつ、80℃で6時間
反応させた。その後、反応容器を氷冷して反応を停止さ
せ、反応溶液を分液ロートに移して、水層を廃棄し、さ
らにイオン交換水で反応溶液が中性になるまで水洗を繰
り返したのち、有機層を減圧留去して、樹脂を得た。こ
の樹脂について、 1H−NMRスペクトル(化学シフト
「σH」)、赤外吸収スペクトル(IR)およびMwを
測定したところ、以下のとおりであった。 σH :2.3ppm(CH2 C(CF3)2 基)、1.
5ppm(t−ブトキシカルボニル基)、0.2ppm
(SiCH3 基)。 IR :3400cm-1(水酸基)、1703cm
-1(カルボニル基)、1213cm-1(C−F結合)、
1130cm-1(シロキサン基)、1080cm-1(シ
ロキサン基)。 Mw :2,500。
【0125】実施例4 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例3で得られた化合物4.0g、4−メチル−
2−ペンタノン4.0gおよび1.75重量%蓚酸水溶
液0.58gを加えて、撹拌しつつ、80℃で6時間反
応させた。その後、反応容器を氷冷して反応を停止さ
せ、反応溶液を分液ロートに移して、水層を廃棄し、さ
らにイオン交換水で反応溶液が中性になるまで水洗を繰
り返したのち、有機層を減圧留去して、樹脂を得た。こ
の樹脂について、 1H−NMRスペクトル(化学シフト
「σH」)、赤外吸収スペクトル(IR)およびMwを
測定したところ、以下のとおりであった。 σH :2.3ppm(CH2 C(CF3)2 基)。 IR :3400cm-1(水酸基)、1220cm
-1(C−F結合)、1130cm-1(シロキサン基)、
1080cm-1(シロキサン基)。 Mw:2,200。
【0126】実施例5 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例4で得られた化合物5.0g、4−メチル−
2−ペンタノン5.0gおよび1.75重量%蓚酸水溶
液0.61gを加えて、撹拌しつつ、80℃で6時間反
応させた。その後、反応容器を氷冷して反応を停止さ
せ、反応溶液を分液ロートに移して、水層を廃棄し、さ
らにイオン交換水で反応溶液が中性になるまで水洗を繰
り返したのち、有機層を減圧留去して、樹脂を得た。こ
の樹脂について、 1H−NMRスペクトル(化学シフト
「σH」)、赤外吸収スペクトル(IR)およびMwを
測定したところ、以下のとおりであった。 σH :2.3ppm(CH2 C(CF3)2 基)、1.
5ppm(t−ブトキシカルボニル基)。 IR :1775cm-1(炭酸エステル基)、1220
cm-1(C−F結合)、1130cm-1(シロキサン
基)、1080cm-1(シロキサン基)。 Mw:2,400。
【0127】実施例6 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例5で得られた化合物2.22g、メチルトリ
エトキシシラン2.78g、4−メチル−2−ペンタノ
ン5.0gおよび1.75重量%蓚酸水溶液1.41g
を加えて、撹拌しつつ、80℃で6時間反応させた。そ
の後、反応容器を氷冷して反応を停止させ、反応溶液を
分液ロートに移して、水層を廃棄し、さらにイオン交換
水で反応溶液が中性になるまで水洗を繰り返したのち、
有機層を減圧留去して、樹脂を得た。この樹脂につい
て、 1H−NMRスペクトル(化学シフト「σH」)、
赤外吸収スペクトル(IR)およびMwを測定したとこ
ろ、以下のとおりであった。 σH :2.3ppm(CH2 C(CF3)2 基)、0.
2ppm(SiCH3 基)。 IR :3400cm-1(水酸基)、1221cm
-1(C−F結合)、1131cm-1(シロキサン基)、
1078cm-1(シロキサン基)。 Mw:3,300。
【0128】実施例7 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例6で得られた化合物2.48g、メチルトリ
エトキシシラン2.52g、4−メチル−2−ペンタノ
ン5.0gおよび1.75重量%蓚酸水溶液1.28g
を加えて、撹拌しつつ、80℃で6時間反応させた。そ
の後反応容器を氷冷して、反応を停止させ、反応溶液を
分液ロートに移して、水層を廃棄し、さらにイオン交換
水で反応溶液が中性になるまで水洗を繰り返したのち、
有機層を減圧留去して、樹脂を得た。この樹脂につい
て、 1H−NMRスペクトル(化学シフト「σH」)、
赤外吸収スペクトル(IR)およびMwを測定したとこ
ろ、以下のとおりであった。 σH :2.3ppm(CH2 C(CF3)2 基)、1.
5ppm(t−ブトキシカルボニル基)、0.2ppm
(SiCH3 基)。 IR :1775cm-1(炭酸エステル基)、1221
cm-1(C−F結合)、1131cm-1(シロキサン
基)、1078cm-1(シロキサン基)。 Mw:3,500。
【0129】実施例8 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、合成例7で得られた化合物4.0g、4−メチル−
2−ペンタノン15gおよび1.75重量%蓚酸水溶液
0.72gを加えて、撹拌しつつ、80℃で6時間反応
させた。その後反応容器を氷冷して、反応を停止させ、
反応溶液を分液ロートに移して、水層を廃棄し、さらに
イオン交換水で反応溶液が中性になるまで水洗を繰り返
したのち、有機層を減圧留去して、樹脂を得た。この樹
脂について、 1H−NMRスペクトル(化学シフト「σ
H」)、赤外吸収スペクトル(IR)およびMwを測定
したところ、以下のとおりであった。 σH :2.3ppm(CH2 C(CF3)2 基)、0.
2ppm(SiCH3 基)。 IR :3400cm-1(水酸基)、1220cm
-1(C−F結合)、1130cm-1(シロキサン基)、
1080cm-1(シロキサン基)。 Mw:2,200。
【0130】比較例1 撹拌機、還流冷却器、温度計を装着した3つ口フラスコ
に、2−t―ブトキシカルボニルエチルトリエトキシシ
ラン20g、4−メチル−2−ペンタノン60gおよび
1.75重量%蓚酸水溶液4.09gを加えて、撹拌し
つつ、80℃で6時間反応させた。その後反応容器を氷
冷して、反応を停止させ、反応溶液を分液ロートに移し
て、水層を廃棄し、さらにイオン交換水で反応溶液が中
性になるまで水洗を繰り返したのち、有機層を減圧留去
して、樹脂を得た。この樹脂について、 1H−NMRス
ペクトル(化学シフト「σH」)、赤外吸収スペクトル
(IR)およびMwを測定したところ、以下のとおりで
あった。 σH :1.5ppm(t−ブトキシカルボニル基)。 IR :3400cm-1(水酸基)、1703cm
-1(カルボニル基)、1130cm-1(シロキサン
基)、1080cm-1(シロキサン基)。 Mw:2,700。
【0131】評価例1(放射線透過率の評価) 実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例8お
よび比較例1で製造した各樹脂から形成した膜厚1,0
00Åの被膜について、波長が157nmおよび193
nmにおける放射線透過率を測定した。測定結果を、表
1に示す。
【0132】
【表1】
【0133】表1から明らかなように、本発明のポリシ
ロキサン(1)は、基本骨格がポリシロキサン構造であ
るため、波長193nmにおける放射線透過率がいずれ
も、比較例1の樹脂の場合と同等以上の高い値を示して
いる。一方、波長157nmにおいては、比較例1の樹
脂の放射線透過率が30%であるのに対して、実施例
1、実施例2、実施例3、実施例4および実施例8の各
樹脂は、いずれも比較例1の樹脂に較べて高い放射線透
過率を有する。波長157nmにおける放射線透過率
は、一般にポリシロキサン中の炭化水素構造の割合が相
対的に増加することにより低下すると考えられるが、本
発明のポリシロキサン(1)は、炭化水素構造の割合が
比較的多いにもかかわらず、また樹脂中の部分構造が変
わっても、波長157nmにおける放射線透過率が高い
水準にある。
【0134】評価例2(レジスト性能の評価) 実施例1、実施例4および実施例8で得た各樹脂の2−
ヘプタノン溶液をスピンコーターによってシリコンウエ
ハー上に塗布し、130℃に保持したホットプレート上
で、90秒間加熱処理を行って、膜厚1,000Åの被
膜を形成した。その後、各被膜をイオン交換水に60秒
間浸したところ、被膜の膜厚はほとんど変化しなかっ
た。一方、各被膜を2.38重量%テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド水溶液に60秒間浸したところ、被
膜は完全にウエハー上から溶解除去された。この結果か
ら、本発明のポリシロキサン(1)は、イオン交換水に
対しては不溶ないし殆ど溶解しない特性を示す一方で、
通常のアルカリ現像液に対しては高い溶解性を有し、化
学増幅型レジストにおける樹脂成分として十分な有用性
を有するものであった。
【0135】さらに、実施例2および実施例3で得た各
樹脂100重量部、トリフェニルスルフォニウムトリフ
ルオロメタンスルホネート(感放射線性酸発生剤)1重
量部、トリ−n−オクチルアミン(酸拡散制御剤)0.
02重量部および2−ヘプタノン(溶媒)900重量部
を均一に混合して、組成物溶液を調製した。次いで、各
組成物溶液を、シリコンウエハー上にスピンコートによ
り塗布し、130℃に保持したホットプレート上で、9
0秒間加熱処理を行って、膜厚100nmのレジスト被
膜を形成した。その後、各レジスト被膜に対して、Ar
Fエキシマレーザー(波長193nm)により露光量を
変えて露光し、110℃に保持したホットプレート上
で、90秒間加熱処理を行ったのち、2.38重量%の
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で現像を
行って、レジストパターンを形成した。得られた各レジ
ストパターンについて、走査型電子顕微鏡で観察した結
果、実施例2の樹脂の場合、0.30μmまで解像して
おり、また実施例3の樹脂の場合、0.15μmまで解
像していた。
【0136】
【発明の効果】本発明のポリシロキサン(1)は、特
に、遠紫外線、電子線、X線等の放射線を用いる微細加
工用のレジスト材料におけるアルカリ可溶性樹脂成分あ
るいは酸解離性基含有樹脂成分として有用であり、これ
らのレジスト材料は、KrFエキシマレーザー(波長2
48nm)、ArFエキシマレーザー(波長193n
m)あるいはF2 エキシマレーザー(波長157nm)
に代表される遠紫外線等の放射線に有効に感応し、ドラ
イエッチング耐性に優れ、しかも放射線に対する透明
性、感度、解像度、現像性等のレジストとしての基本物
性にも優れている。また、ポリシロキサン(1)は、単
独であるいは一般のポリシロキサン樹脂と混合して、例
えば、成型品、フィルム、ラミネート材、塗料成分等と
しても有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下川 努 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA04 AA09 AB16 AC04 AC05 AC06 AC08 AD03 BE00 BE10 BG00 CC20 FA03 FA12 FA17 4J035 BA04 BA14 CA01N CA022 CA152 CA192 LA05 LB16

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)に示す構造単位(I)
    および/または構造単位(II)を有し、ゲルパーミエー
    ションクロマトグラフィ(GPC)により測定したポリ
    スチレン換算重量平均分子量が500〜1,000,0
    00のポリシロキサン。 【化1】 〔一般式(1)において、各Rは相互に独立して水素原
    子またはメチル基を示し、R’は水素原子、メチル基ま
    たはトリフルオロメチル基を示し、Xは水素原子または
    1価の酸解離性基を示し、R''は水素原子、炭素数1〜
    20の1価の炭化水素基、炭素数1〜20の1価のハロ
    ゲン化炭化水素基、ハロゲン原子または1級、2級もし
    くは3級のアミノ基を示し、nは0〜3の整数であり、
    式中の各ケイ素原子は最上位にあるビシクロ[ 2.2.
    1 ]ヘプタン環の2−位または3−位に結合してい
    る。〕
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