JP2002175218A - 記憶システム - Google Patents
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Abstract
モリカード間で制御情報の複製を行い、機器のスロット
数に制約されることのない記憶システムを提供すること
を課題とする。 【解決手段】 メモリカード10のデータ記憶領域15
にはキー情報が記録され、メモリカード20の複数のデ
ータ記憶領域25には複数の実情報が記録されている。
メモリカード10からメモリカード20へキー情報をコ
ピーすることにより、該当する実情報が有効なものとな
る。キー情報をコピーした際には、メモリカード10に
はコピー履歴が記録されるとともに、コピー先のメモリ
カード20の識別番号が記録され、その後は、識別番号
が同一のメモリカード20にのみキー情報を再コピーす
ることを可能とする。キー情報を取得したメモリカード
20が機器のスロットに挿入されることにより、機器は
実情報を利用可能となる。
Description
情報を記憶するシステムに関する。
ード状の記録媒体が存在する。これらカード状の記録媒
体は、PC、OA機器、家庭用電化機器、ゲーム機、産
業用機器など様々な機器で利用されている。
般的な利用形態を説明する。利用者は、機器の作動中、
もしくは、機器の一連の動作終了後において、機器に設
けられたスロットにカード記録媒体を挿入する。そし
て、カード記録媒体に対する書き込み指示を所定の操作
により行うことにより、進行中の機器の動作状態や、設
定情報などが保存されるのである。
例としてゲーム機における利用形態がある。利用者はゲ
ームプログラムを記録した媒体(カートリッジやCD−
ROM)をゲーム機にセットしてゲームを楽しむ。そし
て、ゲームの進行途中、もしくは、一時中断する場合な
どにおいて、その進行中のゲームの状態をカード記録媒
体に保存するのである。
的接点を持つものと、電磁波を利用した電気的接点を持
たないRF(radio frequency)カードとがある。電気
的接点を持たないカード記録媒体は、非接触でデータの
送受信が行えるため、カード記録媒体を機器に設けられ
たスロットに挿入するといった面倒な作業を不要にする
ことができる。
体の利用形態は、機器の状態を保存するというのが主目
的であった。これに対して、機器の制御プログラムに機
能追加をしたい場合や、機能変更を行いたい場合には、
制御プログラムを修正するというのは非常に煩雑な作業
である。そこで、このような追加情報などを記録した媒
体をカード記録媒体として供給するという方法が考えら
れる。
給用として利用することで、機器の制御を柔軟に変更す
ることが可能となるが、複数のカード記録媒体に記録さ
れている情報を同時に使用することが機器の制御に必要
な場合、もしくは、同時に使用することで機器の作業効
率が向上する場合がある。
ト数には限りがあり、一般的には、カードスロットの数
は、1つか2つ程度であるため、使用できるカード枚
数、すなわち扱えるデータ数が限定されることとなる。
そして、カード記録媒体を手作業により必要に応じて交
換する利用形態は、機器への着脱が頻繁に発生する場合
には非常に煩わしい作業である。
憶装置にコピーし、その中から必要な情報を電子的に選
択して使用することも可能であるが、権利を保護される
べき情報を不当にコピーされるなどの恐れがある。
量のメモリカードと、大容量のメモリカードを組み合わ
せて、情報の漏洩、不正コピーを防止しながら、機器に
制御情報を供給する記憶システムを提供することを目的
とする。
め、請求項1の発明は、所定の機器の制御情報を記憶す
るシステムであって、前記制御情報を蓄積する第1記憶
媒体と、前記第1記憶媒体から前記制御情報をコピー
し、その複製を蓄積する第2記憶媒体とを含み、前記第
1記憶媒体は、前記制御情報を複製した際に複製履歴を
記録する手段と、前記複製履歴が記録された後は再度の
複製を制限する手段とを備え、前記第2記憶媒体は前記
機器が読み取り可能な記憶媒体であることを特徴とす
る。
システムであって、前記第1記憶媒体は、さらに、前記
制御情報を複製した際に、複製先である前記第2記憶媒
体の識別番号を取得する手段と、取得した前記識別番号
を記録する手段と、前記識別番号を記録した第2記憶媒
体には、再度の複製を許可する手段とを備えることを特
徴とする。
2に記載の記憶システムであって、前記第1記憶媒体は
比較的小容量の記憶媒体であり、前記第2記憶媒体は比
較的大容量の記憶媒体であり、前記第2記憶媒体は複数
の第1記憶媒体からコピーした複数の制御情報の複製を
蓄積することを特徴とする。
3のいずれかに記載の記憶システムであって、さらに、
前記第1記憶媒体から前記第2記憶媒体へ前記制御情報
をコピーする際には、前記制御情報を暗号化する手段を
含むことを特徴とする。
4のいずれかに記載の記憶システムであって、前記制御
情報は、前記機器を制御するための実情報に有効性を付
与するキー情報を含み、前記第2記憶媒体は、その記憶
領域に、あらかじめ無効状態の前記実情報を含み、前記
システムは、前記第1記憶媒体から前記第2記憶媒体へ
前記キー情報を複製する手段と、前記キー情報が複製さ
れることにより、前記第2記憶媒体の蓄積する前記実情
報に有効性を付与する手段とを含むことを特徴とする。
4のいずれかに記載の記憶システムであって、前記機器
を制御するための実情報は、前記機器の備える第3記憶
手段に蓄積されており、前記制御情報は、前記実情報に
有効性を付与するキー情報を含み、前記システムは、前
記第1記憶媒体から前記第2記憶媒体へ前記キー情報を
複製する手段と、前記第2記憶媒体を読み込むことによ
り、前記第3記憶手段の備える実情報に有効性を付与す
る手段とを含むことを特徴とする。
4のいずれかに記載の記憶システムであって、前記制御
情報は、前記機器を制御するための実情報を含み、前記
システムは、前記第1記憶媒体から前記第2記憶媒体へ
前記実情報を複製する手段と、前記第2記憶媒体を読み
込むことにより、前記機器に前記実情報を供給する手段
とを含むことを特徴とする。
を記憶するシステムであって、前記機器を制御するため
の実情報は、前記機器が読み取り可能な記憶手段に蓄積
されており、前記実情報に有効性を付与するキー情報を
蓄積する第1記憶媒体と、前記第1記憶媒体との間で相
互通信を可能とする無線通信手段と、前記無線通信手段
を介して、前記第1記憶媒体の保持する前記キー情報を
読み込むことにより、前記実情報に有効性を付与する手
段とを備えることを特徴とする。
システムであって、前記記憶手段は、複数の前記実情報
を蓄積しており、さらに、前記無線通信手段を介して、
複数の第1記憶媒体の保持する各キー情報を同時に読み
込むことにより、複数の前記実情報に有効性を付与する
手段を備えることを特徴とする。
項9のいずれかに記載の記憶システムであって、前記機
器はゲーム機であり、前記実情報は、ゲームに登場する
キャラクター情報としたことを特徴とする。
実施の形態について説明する。
いて本発明の第1の実施形態について説明する。図1
は、家庭用ゲーム機50の概観図である。家庭用ゲーム
機50はスロット55を備え、スロット55にゲームカ
ートリッジを挿入することで、ゲームカートリッジから
ゲームプログラムを読み出し可能としている。利用者
は、ゲームカートリッジをセットした上で、コントロー
ラ59等を用いて所定の操作を行うことによりゲームを
実行することができる。ゲーム機50から出力された映
像は、接続ケーブルを介してディスプレイ6に送られ、
ディスプレイ6上にゲームの映像が映し出される。
いて実行されるゲームプログラムはゲームカートリッジ
を媒介として供給されるが、ゲームプログラムは、CD
−ROMやDVD−ROMによって供給されるタイプで
あってもよい。また、ゲーム機50に通信機能を備える
ことによって、インターネットからゲームプログラムを
ダウンロードするようにしてもよい。
1,52を備えている。ゲームプログラムによっては、
進行中のゲームの状態を保存することができるものや、
カスタマイズした状態を保存することができるものがあ
る。利用者は、ゲームを進行させた後、その状態を保存
したい場合は、メモリスロット51(または52)にメ
モリカードを挿入することによって、ゲームの進行状態
や設定状態を保存することができるのである。
のブロック構成図である。図に示すように、記憶システ
ムは、ゲーム機(制御機器)50、データ輸送用の小容
量メモリカード10、データ蓄積用の大容量メモリカー
ド20とを含んでいる。
10,20は、上述したように、ゲームの状態保存を行
うための記憶媒体ではなく、ゲームに付加的な制御を与
えるためのデータを記録した記憶媒体として使用される
ものである。もちろん、ゲームの状態保存を行う目的で
使用することも可能であり、状態保存用の記憶媒体とし
て共用させるようにしてもよい。
フェース510,520と、複製手段53と、制御装置
54とを備えている。インタフェース510,520
は、前述したメモリスロット51,52に挿入されたメ
モリカードとの通信制御を行うインタフェースである。
制御装置54は、本実施形態においてはゲーム機50と
してのあらゆる機能を実現するための装置であり、制御
装置54には、図1で示したスロット55やスロット5
5を介してゲームカートリッジのインタフェースとの間
で通信を制御する手段や、コントローラ59からの制御
命令を受取ってゲームプログラムに対する制御を行う手
段などを含んでいる。
タを蓄積することが可能であり、これら小容量のメモリ
カード10は、ゲーム機50のメモリスロット51(ま
たは52)に挿入されることによってゲーム機50に制
御情報を提供することも可能であるが、本実施形態にお
いては、メモリカード10に記録されたデータを大容量
のメモリカード20にコピーし、メモリカード20をメ
モリスロット52(または51)に挿入することで、ゲ
ーム機50は、メモリカード20(10)に記録された
データを読み取るようにしている。
録されたデータを、大容量のメモリカード20にコピー
して使用するメリットは、まず第1にメモリスロットの
数に制約を受けないという点である。つまり、制御機器
(ゲーム機器50)に設けられるメモリスロットの数に
は限りがあるため(通常は、1スロットか、2スロット
程度である)、複数のメモリカードからデータを読み込
む必要がある場合には、その都度、メモリカードを差替
えて全てのメモリカードを読み込ませる必要があり、非
常に面倒である。そこで、複数のメモリカードに記録さ
れたデータを大容量のメモリカードにコピーしておくこ
とで、データの読み込みは、大容量のメモリカードを読
み込ませる1回の操作で済むようにすることができるの
である。
ードに記憶されたデータに同時にアクセスすることが可
能となる点である。上述したように、1または2スロッ
トにメモリカードを入れ替えながらメモリカードに記録
されたデータにアクセスする方法では、これら複数のデ
ータに同時アクセスすることは不可能であるため、処理
に時間を要することになる。これに対して、大容量のメ
モリカードにデータを集中させておくことで、制御機器
(ゲーム機50)は、同時(厳密な意味での同時は不可
能であるが、カードの抜き差しなどの時間を要しないと
いうこと)に複数のデータにアクセスすることが可能と
なるのである。
ードを持ち歩く必要がないということである。必要とな
るデータは1枚のメモリカード20に集約して保管して
いるため、可搬性、携帯性にも優れているのである。
れた記憶システムを利用して、小容量のメモリカード1
0から大容量のメモリカード20にキー情報をコピーす
る実施の形態について説明する。
使用する用語「実情報」と「キー情報」の定義について
説明する。実情報とは、機器の制御を行うプログラム、
設定情報などを示す。つまり、実情報は機器の制御を行
う実体的な情報である。機器は、制御プログラムの実行
により動作可能となっている状態において、さらに、メ
モリカードに記録された実情報が付加されることによ
り、その動作に変更を加えることや、機能追加をするこ
とが可能となる。
与えるための鍵情報である。たとえば、メモリカードに
記録されている実情報は初期状態においては無効に設定
しておく。ゲーム機は、この初期状態においてはメモリ
カードから実情報を読み込んで実行することが不可能で
あり、キー情報の照合が得られた場合にのみ実情報を実
行することが可能となるようにする。
は、データ記憶領域15を備えているが、図3に示すよ
うに、このデータ記憶領域15には、ゲームのキャラク
ターのキー情報30が記録されている。図に示すよう
に、2枚のメモリカード10,10には、それぞれキャ
ラクターX,Yのキー情報30,30が記録されてい
る。
のメモリカード20は、複数のデータ記憶領域25,2
5,・・・を備えているが、図3に示すように、このデ
ータ領域25には、ゲームのキャラクターの実情報31
が記録されている。図に示すように、メモリカード20
には、キャラクターX,Yの実情報31,31が記録さ
れている。
め複数のキャラクターの実情報31,31が記録されて
おり、これらのデータは無効(利用できない)状態とな
っている。そして、これら各実情報31を有効なものと
するためのキー情報30が、それぞれメモリカード10
に記録されているのである。
は、たとえば、あるゲームを購入した際に、ゲームプロ
グラムを記録したゲームカートリッジに加えて、複数の
キャラクター情報を記録したキャラクターカード(メモ
リカード20)が添付される。利用者は、ゲームカート
リッジをセットすることでゲームを進行させることが可
能でるが、キャラクターを追加させたい場合には、キャ
ラクターカード(メモリカード20)に記録されている
キャラクターの中から必要なキャラクターを選択する。
そして、選択したキャラクターのキー情報30が記録さ
れたメモリカード10を購入するのである。これによっ
て、キャラクターカード内の特定の実情報31のみを有
効なものとして利用することが可能となるのである。
売りで販売されるメモリカード10にはキー情報30の
みを記録すればよいので、メモリカード10に小容量の
メモリカードを使用することが可能となる。
いため、実情報の漏洩防止を図ることが可能である。特
に、実情報の記録されたキャラクターカード(メモリカ
ード20)からは、実情報のコピーを禁止するようにし
ておけば、確実に漏洩防止を図ることができる。
説明する。まず、メモリカード10およびメモリカード
20をゲーム機50のメモリスロット51,52に挿入
する。これによって、メモリカード10とゲーム機50
とは、インタフェース11,510を介して通信可能と
なり、メモリカード20とゲーム機50とは、インタフ
ェース21,520を介して通信可能となる。
等を用いた所定の操作が行われることにより複製手段5
3が実行され、メモリカード10に記録されたキー情報
30が、メモリカード20にコピーされる。この際、キ
ー情報30は、暗号化回路12によって暗号化され、メ
モリカード20の暗号化回路22において復号されるの
で、データの漏洩を防止することができる。
30は、所定の記憶領域に記録される。ゲーム機50
は、このキー情報30を参照することによって対応する
実情報31を有効なものとして実行するのである。
るキャラクターのキー情報30は、当該キャラクターの
実情報31が記録されているメモリカード20でのみ復
号可能としておくことにより、データの不正コピーを防
止することができるのである。たとえば、メモリカード
20に記録されたキャラクターの実情報31と、メモリ
カード10に記録された該当するキー情報30とを、他
のメモリカードにコピーした場合であっても、このキー
情報30を利用してキャラクターの実情報31を有効な
ものとして実行することはできないのである。
路13は、メモリカード20に対してキー情報30のコ
ピーを実行した際には、履歴記憶手段14にコピー履歴
を残すようにしている。
み可能としており、アクセス制御回路13は、履歴記憶
手段14にコピー履歴が書き込まれた状態では、さら
に、他のメモリカードに対してキー情報30のコピーが
行えないよう制限する手段を備えている。このようなコ
ピー制限を加えることにより、1枚のメモリカード10
を使用してキー情報30を多数のメモリカード20に不
正コピーする行為を防止することが可能となる。
カードに対しては不正コピーを防止すべきであるが、同
一のメモリカード20に対しては再度のコピーを許可す
るようにしてもよい。
カード20は固有の識別番号を識別番号記憶領域27内
に保持しており、メモリカード10のアクセス制御回路
13は、メモリカード20に対してキー情報30のコピ
ーを行った際には、メモリカード20の識別番号を取得
し、当該識別番号をコピー履歴とともに履歴記憶手段1
4に書き込むようにしている。これにより、アクセス制
御回路13は、履歴記憶手段14にコピー履歴が書き込
まれた後であっても、キー情報30のコピー要求が発生
した際には、コピー先のメモリカード20の識別番号
と、履歴記憶手段14に記録された識別番号とを照合
し、識別番号が一致する場合には、コピーを許可するこ
とができるのである。
メモリカード20に対してはキー情報30を複数回コピ
ーすることが可能となり、たとえば、メモリカード20
にコピーされたキー情報30が消去されてしまった場合
などにおいても、同一のメモリカード10からキー情報
30の再コピーが可能となるのである。
に関するキー情報30をメモリカード10が記録してい
るものとして説明したが、メモリカード10の容量の範
囲内においてメモリカード10に複数のキャラクターの
キー情報を記録しておくようにしてもよい。以下の実施
の形態においても同様である。
20への情報のコピーは、本実施形態においては、ゲー
ム機50を利用する方法を説明したが、ゲーム販売店、
コンビニエンスストアなどにおいて、専用のコピー機を
設置するようにしてもよい。
リカード10から大容量のメモリカード20にキー情報
30をコピーし、メモリカード20をマスターキーとし
て利用する実施の形態について説明する。なお、記憶シ
ステムの構成は図2で示したものと同様であり、メモリ
カード20のデータ記憶領域25に記録されているデー
タの内容が異なる。
ータ記憶領域15には、図3で示した実施の形態と同様
ゲームのキャラクターのキー情報30が記録されてい
る。図に示すように、2枚のメモリカード10,10に
は、それぞれキャラクターX,Yのキー情報30,30
が記録されている。
記憶領域25には、図3で示した実施の形態とは異なり
ゲームのキャラクターの実情報31は記録されていな
い。図に示すように、キャラクターX,Yの実情報31
は、あらかじめゲームカートリッジに記録されている。
または、CD−ROMやDVD−ROM、もしくは、イ
ンターネット等のネットワーク経由で取得可能であり、
取得されたキャラクターの実情報31を他の記憶装置に
記録しておくようにしてもよい。
かじめ複数のキャラクターの実情報31が記録されてお
り、これらのデータは無効(利用できない)状態となっ
ている。そして、これら各実情報31を有効なものとす
るためのキー情報30が、それぞれメモリカード10に
記録されているのである。
は、たとえば、あるゲームを購入した場合、ゲームプロ
グラムを記録したゲームカートリッジには、複数のキャ
ラクターの実情報31が記録されている。利用者は、ゲ
ームカートリッジをゲーム機50にセットすることでゲ
ームを進行させることが可能であるが、キャラクターを
追加させたい場合には、ゲームカートリッジに記録され
ているキャラクターのうち、必要なキャラクターのキー
情報30が記録されたメモリカード10を入手(たとえ
ば購入)するのである。
場合には、複数のメモリカード10を入手し、これら複
数のメモリカード10に記録されているキー情報30を
一枚のメモリカード20にコピーするのである。これに
よって、メモリカード20をマスターキーとしてゲーム
機50のメモリスロット52(または51)に挿入する
ことにより、同時にゲームカートリッジ内の複数のキャ
ラクターを利用することが可能となるのである。
履歴の記憶方法、コピー先メモリカード20の識別番号
の取得方法などは、図3で示した実施の形態と同様であ
り、不正コピーの防止等を確保している。
リカード10から大容量のメモリカード20にゲームの
キャラクターの実情報31をコピーする実施の形態につ
いて説明する。なお、記憶システムの構成は図2で示し
たものと同様であり、メモリカード10およびメモリカ
ード20のデータ記憶領域15,25に記録されている
データの内容が異なる。
ータ記憶領域15には、図3で示した実施の形態とは異
なりゲームのキャラクターの実情報31が記録されてい
る。図に示すように、2枚のメモリカード10,10の
データ記憶領域15,15には、それぞれキャラクター
X,Yの実情報31,31が記録されている。
記憶領域25には、図3で示した実施の形態とは異なり
ゲームのキャラクターの実情報31は記録されていな
い。
モリカード20やゲームカートリッジ等には、あらかじ
め複数のキャラクターの実情報31が記録されているも
のではなく、それぞれ個々のメモリカード10に単独で
記録されている。これら各実情報31をメモリカード2
0にコピーすることにより、複数のキャラクターの有効
な実情報31を備えたメモリカード20を作成するので
ある。
は、たとえば、あるゲームを購入した場合、ゲームプロ
グラムを記録したゲームカートリッジには、標準のキャ
ラクター情報のみが記録されている。利用者は、ゲーム
カートリッジをセットすることでゲームを進行させるこ
とが可能でるが、キャラクターを追加させたい場合に
は、必要なキャラクターの実情報31が記録されたメモ
リカード10を入手(たとえば購入)するのである。こ
のメモリカード10をゲーム機50のメモリスロット5
1(52)に挿入することで、単独のキャラクターを追
加することは可能である。
場合には、複数のメモリカード10を購入し、これら複
数のメモリカード10に記録されている実情報31を一
枚のメモリカード20にコピーする。そして、複数のキ
ャラクターの実情報31を備えたメモリカード20をゲ
ーム機50のメモリスロット52(または51)に挿入
することにより、同時にメモリカード20内の複数のキ
ャラクター情報を利用することが可能となるのである。
の記憶方法、コピー先メモリカード20の識別番号の取
得方法などは、図3で示した実施の形態と同様であり、
不正コピーの防止等を確保している。
ド10にある程度大きめの記憶容量が必要となる。また
は、実情報31が比較的データ容量の小さい設定情報で
ある場合などに向いている。
第2の実施の形態について説明する。本実施の形態につ
いてもゲーム機50Aを例として説明する。ゲーム機5
0Aの構成は、基本的には図1で示した構成と同様であ
るが、メモリカードとゲーム機との通信インタフェース
を非接触方式としている点が異なる。
0A)は、リーダ51Aを備えている。リーダ51A
は、ゲーム機50Aと一体構成であってもよいし、別構
成としてもよい。別構成の場合には、ゲーム機50A本
体とリーダ51A間で有線、無線による通信を行うよう
にすればよい。
ェースであり、このリーダ51Aの近傍にメモリカード
10Aを配置することで、当該メモリカード10Aのイ
ンタフェース11Aとの間で無線通信を可能としてい
る。
インタフェース11A,データ記憶領域15A、アンテ
ナ17A、プロトコル制御回路18Aを備えている。
を介してリーダ51Aとの間で通信制御を行うものであ
る。また、プロトコル制御回路18Aは、ゲーム機50
Aの通信インタフェースとの間で行う通信を制御する回
路である。
形態と同様、データ記憶領域15Aを備えており、この
データ記憶領域15Aには、ゲームのキャラクターのキ
ー情報30が記録されている。つまり、図4で示した実
施の形態と同様、ゲームカートリッジには、あらかじめ
複数のキャラクターの実情報31が記録されており、か
つ、それらの情報は無効な状態となっている。
ている複数のキャラクターの実情報31の中から追加キ
ャラクターを使用したい場合には、このキャラクターの
キー情報30が記録されたメモリカード10Aを入手
(たとえば購入)するのである。そして、このメモリカ
ード10Aをリーダ51Aの近傍位置に配置することに
より、ゲーム機50は、メモリカード10Aのキー情報
を読み取りゲームカートリッジ内の特定のキャラクター
情報を有効なものとするのである。
記録されたキャラクター情報を複数利用したい場合に
は、図に示すように、対応するキー情報30を記録した
複数のメモリカード10Aを入手し、この複数のメモリ
カード10Aをリーダ51Aの近傍位置に配置するので
ある。これにより、ゲーム機50Aは、同時に複数のメ
モリカード10Aから複数のキー情報30を読み取るこ
とが可能となり、ゲームカートリッジ内に記録された複
数のキャラクター情報を同時に有効なものとすることが
できるのである。
実施形態においてマスターキーを作成したように複数の
キー情報30を1枚のメモリカードにコピーする必要は
ない。つまり、キー情報30を記録している複数のメモ
リカード10Aをそのままリーダ51Aの近傍に配置す
ることで、複数のキー情報30の読み取りが可能となる
のである。
Aをシート状に構成し、複数のメモリカード10Aをリ
ーダ51A上に配置することを可能としている。
リカード10Aとリーダ51Aとのインタフェースは無
線通信としているため、現状の段階では、あまり大きな
情報の通信には向かず、上述したように、キー情報30
などのデータ容量の小さい情報を扱うようにしている。
約という問題を除けば、第2の実施の形態においても、
キャラクターの実情報31をメモリカード10Aに記録
させるようにしてもよい。つまり、キャラクターの実情
報31を記録したメモリカード10Aを入手することに
より、このメモリカード10Aをリーダ51Aの近傍位
置に配置することで、ゲームにあらたなキャラクターを
追加することが可能となる。さらに、キャラクターの実
情報31を記録した複数種のメモリカード10Aをリー
ダ51Aの近傍位置に配置することで、複数のキャラク
ターの追加が可能となるのである。
て機能追加される対象(実情報)は、ゲームに登場する
キャラクター情報を例として説明したが、他にもゲーム
の別ステージ(空間)などを追加情報として供給するよ
うにしてもよい。
ム機を例に説明したが、本発明の記憶システムは、他に
も家電、OA機器、産業機械などの制御機器においても
利用することが可能である。
通信インタフェースを利用することにより、メモリカー
ド10Aをメモリスロットに挿入することなく、キー情
報を読み取り可能とすることを説明した。そして、リー
ダ51Aをシート状のリーダで構成している場合には、
このリーダ上に複数のメモリカード10Aを配置するこ
とによって、複数のキー情報を読み取り可能となるが、
このメモリカード10Aの配置によって、制御機器(ゲ
ーム機器)の制御に変化を与えるようにしてもよい。
ダ上のメモリカード10Aの配置を、そのままゲーム上
の陣形とするようにしてもよい。メモリカード10A
は、各キャラクター(武将)に対応しており、コントロ
ーラによる電子的な制御に加えて、メモリカード10A
を物理的に操作するという楽しみ方が可能となるのであ
る。
ことにより、サッカーやラグビーなどのスポーツゲーム
に応用することもできる。メモリカード10Aを、各キ
ャラクター(選手)に対応させて、物理的にフォーメー
ションを変化させながらゲームを楽しむことができるの
である。
0(10A),20には、メモリ残量確認機構を設ける
ようにしてもよい。たとえば、メモリカードに簡易ビュ
ーワを設けて、メモリの残量や使用量を確認できるよう
にしておけば、データの追加作業などにおいて便利であ
る。
明では、第1記憶媒体から第2記憶媒体に制御情報を複
製し、第1記憶媒体には複製履歴を残すとともに、複製
履歴を記録した後は、再度の複製を制限するようにした
ので、制御情報の不正コピーを防止することができる。
は、さらに、制御情報を複製した際には、複製先の第2
記憶媒体の識別番号を記録する手段を含み、同一の第2
記憶媒体には再度の複製を許可するようにしたので、制
御情報が消去された場合などであっても、正当な記憶媒
体に対しては制御情報の復旧が可能となる。
比較的小容量の記憶媒体であり、第2記憶媒体は比較的
大容量の記憶媒体であり、第1記憶媒体の蓄積する複数
の制御情報を第2記憶媒体へ複製するようにしたので、
第1記憶媒体を低コストな媒体で構成することが可能と
なる。
ら第2記憶媒体への複製は暗号化するようにしたので、
情報の漏洩を防止することが可能となる。
は、機器を制御するための実情報を蓄積し、第1記憶媒
体には、実情報を有効化させるキー情報を蓄積し、第1
記憶媒体から第2記憶媒体にキー情報をコピーするよう
にしたので、第1記憶媒体には容量の小さいキー情報の
みが蓄積されるため、第1記憶媒体の小容量化を可能と
するとともに、複製処理の高速化が可能となる。
ための実情報は第3記憶手段に蓄積され、第1記憶媒体
の蓄積するキー情報を第2記憶媒体へコピーし、第2記
憶媒体を読み込むことで実情報を有効なものとするの
で、同様に第1記憶媒体の小容量化が可能となる。ま
た、複数のキー情報を第2記憶媒体にコピーすること
で、第2記憶媒体をマスターキーとして使用することが
可能となる。
実情報を蓄積し、第2記憶媒体へ実情報をコピーするよ
うにしたので、機器の制御に柔軟な修正を加えることが
可能となる。
ら無線通信通信手段を介してキー情報を読み取るように
したので、機器のスロットに記憶媒体を挿入する操作が
不要となる。
媒体から無線通信手段を介してキー情報を読み取るよう
にしたので、機器のスロットに記憶媒体を挿入する操作
を行うことなく、複数の制御情報を同時に有効化させる
ことが可能となる。
ム機に応用するものであり、ゲームに登場するキャラク
ターを追加させることが可能となる。
庭用ゲーム機の概観図である。
成図である。
施形態を示す図である。
成図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 所定の機器の制御情報を記憶するシステ
ムであって、 前記制御情報を蓄積する第1記憶媒体と、 前記第1記憶媒体から前記制御情報をコピーし、その複
製を蓄積する第2記憶媒体と、を含み、 前記第1記憶媒体は、 前記制御情報を複製した際に複製履歴を記録する手段
と、 前記複製履歴が記録された後は再度の複製を制限する手
段と、を備え、 前記第2記憶媒体は前記機器が読み取り可能な記憶媒体
であることを特徴とする記憶システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の記憶システムであっ
て、 前記第1記憶媒体は、さらに、 前記制御情報を複製した際に、複製先である前記第2記
憶媒体の識別番号を取得する手段と、 取得した前記識別番号を記録する手段と、 前記識別番号を記録した第2記憶媒体には、再度の複製
を許可する手段と、を備えることを特徴とする記憶シス
テム。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の記憶シ
ステムであって、 前記第1記憶媒体は比較的小容量の記憶媒体であり、前
記第2記憶媒体は比較的大容量の記憶媒体であり、 前記第2記憶媒体は複数の第1記憶媒体からコピーした
複数の制御情報の複製を蓄積することを特徴とする記憶
システム。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の記憶システムであって、さらに、 前記第1記憶媒体から前記第2記憶媒体へ前記制御情報
をコピーする際には、前記制御情報を暗号化する手段、
を含むことを特徴とする記憶システム。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の記憶システムであって、 前記制御情報は、 前記機器を制御するための実情報に有効性を付与するキ
ー情報、を含み、 前記第2記憶媒体は、 その記憶領域に、あらかじめ無効状態の前記実情報、を
含み、 前記システムは、 前記第1記憶媒体から前記第2記憶媒体へ前記キー情報
を複製する手段と、 前記キー情報が複製されることにより、前記第2記憶媒
体の蓄積する前記実情報に有効性を付与する手段と、を
含むことを特徴とする記憶システム。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の記憶システムであって、前記機器を制御するための
実情報は、前記機器の備える第3記憶手段に蓄積されて
おり、 前記制御情報は、 前記実情報に有効性を付与するキー情報、を含み、 前記システムは、 前記第1記憶媒体から前記第2記憶媒体へ前記キー情報
を複製する手段と、 前記第2記憶媒体を読み込むことにより、前記第3記憶
手段の備える実情報に有効性を付与する手段と、を含む
ことを特徴とする記憶システム。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の記憶システムであって、 前記制御情報は、 前記機器を制御するための実情報、を含み、 前記システムは、 前記第1記憶媒体から前記第2記憶媒体へ前記実情報を
複製する手段と、 前記第2記憶媒体を読み込むことにより、前記機器に前
記実情報を供給する手段と、を含むことを特徴とする記
憶システム。 - 【請求項8】 所定の機器の制御情報を記憶するシステ
ムであって、前記機器を制御するための実情報は、前記
機器が読み取り可能な記憶手段に蓄積されており、 前記実情報に有効性を付与するキー情報を蓄積する第1
記憶媒体と、 前記第1記憶媒体との間で相互通信を可能とする無線通
信手段と、 前記無線通信手段を介して、前記第1記憶媒体の保持す
る前記キー情報を読み込むことにより、前記実情報に有
効性を付与する手段と、を備えることを特徴とする記憶
システム。 - 【請求項9】 請求項8に記載の記憶システムであっ
て、前記記憶手段は、複数の前記実情報を蓄積してお
り、さらに、 前記無線通信手段を介して、複数の第1記憶媒体の保持
する各キー情報を同時に読み込むことにより、複数の前
記実情報に有効性を付与する手段、を備えることを特徴
とする記憶システム。 - 【請求項10】 請求項5ないし請求項9のいずれかに
記載の記憶システムであって、 前記機器はゲーム機であり、 前記実情報は、ゲームに登場するキャラクター情報とし
たことを特徴とする記憶システム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000374265A JP4331887B2 (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 記憶システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000374265A JP4331887B2 (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 記憶システム |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008322242A Division JP2009056342A (ja) | 2008-12-18 | 2008-12-18 | 記憶システム |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002175218A true JP2002175218A (ja) | 2002-06-21 |
| JP4331887B2 JP4331887B2 (ja) | 2009-09-16 |
Family
ID=18843488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000374265A Expired - Fee Related JP4331887B2 (ja) | 2000-12-08 | 2000-12-08 | 記憶システム |
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| JP (1) | JP4331887B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2006004311A (ja) * | 2004-06-21 | 2006-01-05 | Fuji Xerox Co Ltd | データ管理システム |
| WO2008129792A1 (ja) * | 2007-04-18 | 2008-10-30 | Sony Computer Entertainment Inc. | ゲームシステムおよびゲーム機 |
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| JP2009123218A (ja) * | 2007-11-16 | 2009-06-04 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 保護されている媒体間の相互作用を制御する方法、ゲーム・システム、およびコンピュータ・プログラム |
-
2000
- 2000-12-08 JP JP2000374265A patent/JP4331887B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP4331887B2 (ja) | 2009-09-16 |
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