JP2002163830A - 光学的収差を利用した光情報処理システムおよび厚みムラのある透明層で保護された記録層を持つ情報媒体 - Google Patents
光学的収差を利用した光情報処理システムおよび厚みムラのある透明層で保護された記録層を持つ情報媒体Info
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Abstract
ムを提供する。 【解決手段】このシックネスサーボシステムは、厚みム
ラを伴う透明層で覆われた記録層に対向する対物レンズ
60と、対物レンズ60および透明層を介して記録層に
レーザビームを供給するレーザ光源10と、記録層で反
射されたレーザビームを透明層および対物レンズ60を
介して検知する光検出器90Aと、レーザ光源10から
記録層までの間のレーザビーム光路に設けられ、透明層
の厚みムラに起因する対物レンズ60の光学的収差を補
正する厚みムラ補正手段50/52とを備える。このサ
ーボシステムでは、光検出器90Aで厚みムラに対応す
る収差量が検出され、検出された前記収差量が極小とな
るように厚みムラ補正手段50/52が動作する。検出
された収差量から、透明層の厚みムラを換算することも
できる。
Description
ビーム)を用いて情報媒体(光ディスク)に記録された
情報を再生し、または情報媒体に対して情報の記録再生
を行うシステム(装置・方法)に利用されるものであっ
て、以下のものに関する。
束光の収差状況検出; (ロ)情報媒体の記録面上に形成される集束光に対する
収差補正制御; (ハ)情報媒体の記録面上での集束光を記録トラックに
沿って安定にトレースさせるためのトラックずれ検出機
能およびこの集束光に対する収差補正機能を持った光学
ヘッドまたは情報再生装置/情報記録再生装置におけ
る、光学系および処理回路系の改善(合理化・簡素
化); (ニ)情報媒体からの再生信号品質向上機能(情報媒体
上の隣接トラック間クロストークキャンセル処理など)
および情報媒体上の記録面上に形成される集束光に対す
る収差補正機能を持った光学ヘッドまたは情報再生装置
/情報記録再生装置における、光学系および処理回路系
の改善(合理化・簡素化); (ホ)高密度化に適した情報媒体の物性(構造・サイズ
・特性など); (ヘ)安定な記録動作または安定な再生動作を保証でき
る情報媒体を提供するための、情報媒体(例えば片面1
層/2層光ディスク)に関する製造管理方法。
に関するともいえる。
ーボシステム; (2)光学的収差を利用した情報媒体透明保護層の厚み
ムラ検出システム; (3)片面1層の情報記録層(リードオンリー層または
リードライト層)が透明保護層により保護された情報媒
体; (4)片面2層の情報記録層(各層がリードオンリー層
またはリードライト層)が透明保護層により保護された
情報媒体; (5)光学的収差を利用した対物レンズ制御方法および
この方法を用いた光学ヘッド; (6)収差状況検出方法およびこの方法を利用したチル
トサーボ; (7)収差検出光学系および差分プッシュプル信号処理
系を持つ光学ヘッドおよびこの光学ヘッドを用いたサー
ボシステム; (8)収差検出光学系およびクロストークキャンセル処
理系を持つ光学ヘッドおよびこの光学ヘッドを用いたサ
ーボシステム。
体(光ディスク)に記録された情報の再生を行う情報再
生装置(リード専用光ディスクドライブまたは光ディス
クプレーヤ)もしくは情報媒体に対する情報の記録再生
を行う情報記録再生装置(リードライト可能光ディスク
ドライブまたは光ディスクレコーダ)は、通常、 (a)情報媒体の光反射層または記録層位置と集束光の
集光点位置とを一致させるための、焦点補正機能(フォ
ーカシングサーボ); (b)情報媒体の光反射層または記録層上に同心円状も
しくはスパイラル状(螺旋状)に形成されたトラックに
沿って集束光をトレースさせるための、トラックずれ補
正機能(トラッキングサーボ); (c)情報媒体の反りなどにより発生する光反射層また
は記録層の傾きに対して補正を行う傾き補正機能(チル
トサーボ)等の機能を有している。
は、焦点ぼけ量、トラックずれ量などの理想値からのず
れ量を光学的に検出して補正をかける構造になっている
が、補正機能(サーボ機構)を作動させても、ずれた分
を完全に理想状態に戻すことはできない。このような、
補正機能(サーボ機構)を作動させたときの理想状態か
らのずれ量(サーボをかけても残る焦点ぼけ量、トラッ
クずれ量など)を「残留偏差」と呼んでいる。
構)に関しては、「サーボ系が安定動作するために必要
な残留偏差量」をどのような値に設定すれば良いかが、
過去からの試行錯誤の積み重ねから経験的に分かってい
る。
(トラッキングサーボ)に関して説明を続ける。
装置(光ディスクプレーヤ)もしくは情報の記録再生を
行う情報記録再生装置(光ディスクレコーダ)に装填さ
れる情報媒体(光ディスク)は、同心円上またはスパイ
ラル状(螺旋状)のトラックを有し、そのトラックに沿
って情報が予め記録され、あるいはそのトラックに沿っ
て情報を記録する構造になっている。
生専用の情報媒体(DVD−ROMなど)では、トラッ
クに沿って微小な凹凸形状を有したピット配列を集束光
が通過するときの集束光の反射光量変化を用いて、情報
再生が行われるようになっている。
な情報媒体(DVD−R、DVD−RW、DVD−RA
Mなど)では、トラックに沿って連続溝(プリグルー
ブ)が予め形成されている。この情報媒体は、集束光を
その連続溝(プリグルーブ)あるいは隣接連続溝間の領
域(ランド)に沿って移動させながら情報記録を行う構
造を有している。
に蛇行(ウォブル)しており、この蛇行したプリグルー
ブもしくはランドからの蛇行信号(ウォブル信号)を用
いて、情報記録時の基準クロック信号抽出や情報媒体の
回転速度検出を行っている。
はランド中心からの位置ずれ(トラックずれ)検出に
は、集束光がプリグルーブまたはランド部分で回折され
たときに生じる回折パターンを検出するプッシュプル法
が用いられる場合が多い。しかし、このプッシュプル法
には、情報媒体に反りなどによる傾きが生じるとトラッ
クずれ検出信号にオフセットが発生するという問題が存
在する。
ル(Differential Push-Pull)DPP法という検出方法
が考案されている。このDPP法では、情報媒体の記録
面上に複数の集束光(3本のレーザビーム)を照射し、
中央のメインビームがプリグルーブ(あるいはランド)
上に存在したときには左右のサブビームをランド(ある
いはプリグルーブ)上に照射させ、メインビームから得
られるプッシュプル信号と各サブビームから得られるプ
ッシュプル信号間の差を取ることで、オフセット量をキ
ャンセルしている。
トラック間距離(トラックピッチ)を縮めると、再生時
の集束光が隣接トラック上に存在するピットの信号も同
時に感知するクロストーク現象が発生して、再生信号の
劣化が生じてしまう。
クの影響を除去する方法として、クロストークキャンセ
ラ(CrossTalk Canceller)CTC法という処理方法が
考案されている。このCTC法では、情報媒体の記録面
上に複数の集束光(3本のレーザビーム)を照射し、中
央のメインビームが特定のトラック中央に存在したとき
には左右のサブビームを左右の隣接トラック上に照射さ
せ、メインビームからの検出信号に含まれるクロストー
ク成分を、左右のサブビームからの検出信号により電気
回路上で相殺している。
の付着や傷が生じると、情報の再生もしくは記録再生が
困難になる。このため、光を集光させる対物レンズに対
向する情報媒体の記録面上には、透明基板または透明保
護層などの透明層が設けられている。しかし、この透明
層の厚さ(対物レンズに対向する透明層表面から記録層
までの距離)が理想的な厚み値(媒体製造上の設計中心
値)からずれる「厚みムラ」が生じると、記録面上の集
束光に球面収差が発生する。また、反りなどの影響で情
報媒体が傾くと、この透明層の影響により、記録面上で
集束光にコマ収差が発生する。球面収差およびコマ収差
のいずれの収差が発生した場合でも、記録面上での集束
光のスポットサイズが大きくなり、情報媒体からの再生
信号劣化や情報媒体への記録の不安定さが生じる。
スポットサイズは波長に比例し、光を収束させるための
対物レンズの絞り角を示す開口数(Numerical Apertur
e)NA値に反比例する。従って、情報媒体の記録密度
向上を目指して集束光のスポットサイズの縮小化を行う
ためには、対物レンズのNA値を大きくする必要があ
る。ところが、前記コマ収差の起き易さ(発生容易性)
はNA値の3乗に比例し、前記球面収差の発生容易性は
NA値の4乗に比例する。このため、高密度化を目指し
てNA値を大きくすると、情報媒体のわずかな特性変化
(透明層の厚み変化および/または対物レンズに対する
平行性の変化)で非常に大きなコマ収差/球面収差が発
生し易くなるという問題が生じる。
の保護層(透明基板あるいは透明層)の厚みムラ補正
(球面収差補正)機構/制御系および情報媒体の傾き補
正(コマ収差補正)機構/制御系が必要となる。
(DPP)法による安定なトラックずれ検出やクロスト
ークキャンセラ(CTC)法による再生信号の信頼性向
上も、同時に望まれている。
の記録容量向上を目指して、現行のDVD−ROMディ
スクでは「片面2層ディスク」が規格化されている。こ
の情報媒体では、基板の片側面上に、光反射層が2層、
ある間隔を置いて積層されている。この「片面2層ディ
スク」の再生時には、再生光の集光位置を上下の光反射
層位置に合わせて移動させることで、どちらの光反射層
からの情報を再生するかを切替選択している。ここで、
再生時の層間クロストーク(一方の光反射層から情報再
生しているときに他方の光反射層で反射した光が光検出
器内に漏れ込んでくる現象;この層間クロストークも再
生信号を劣化させる)を低減させるため、層間距離は所
定の距離以上になるよう規格化されている。
に積層し、記録再生可能な情報媒体に対しても片面から
の記録再生時の記録容量を向上させる技術も開発されて
いる。
では、情報媒体の記録密度向上を目指して集束光のスポ
ットサイズの縮小化を狙い、情報再生装置または情報記
録再生装置内に利用される光学ヘッドの対物レンズのN
A値が大きくなってきた。例えば、CD用光学ヘッドの
対物レンズのNA値は0.47、初期のMOドライブの
NA値は0.55、現世代DVD装置のNA値は0.6
であり、次世代DVDに利用される情報再生装置または
情報記録再生装置でのNA値は0.65以上(具体的に
は0.65〜0.90の範囲)が検討されている。
が生じると、記録面上の集束光に発生する球面収差量が
近似的にはNA値の4乗に比例して大きくなる。従っ
て、NA値として0.65を越える情報再生装置もしく
は情報記録再生装置においては、透明層の厚みムラによ
り生じる球面収差を補正する新たな「透明層の厚みムラ
に対する補正機能(シックネスサーボ;Thickness Serv
o)」の技術が必要となってきた。
録再生装置において「透明層の厚みムラ補正機能(シッ
クネスサーボ)」の技術が採用されたことはなく、これ
までのサーボ技術では、「透明層の厚みムラ補正機能
(シックネスサーボ)において安定動作に要求される残
留偏差量(許容残留偏差量の上限)」は完全に未知な情
報になっている。
再生装置において「透明層の厚みムラ補正機能(シック
ネスサーボ)」の技術が採用されたことがないため、
「補正を行う前に元から存在する透明層の厚みムラに関
する許容範囲」に関しても、現在は完全に未知な情報と
なっている。
ックネスサーボ)のサーボ回路を設計する上では、上記
の「要求される残留偏差量」とともに「厚みムラ補正を
行う前に元から存在する透明層の厚みムラ範囲(規格内
良品ディスクにおける透明層厚みムラの最大幅)」が必
須な情報となる。
下であるため、情報再生装置/情報記録再生装置(光デ
ィスクドライブ)内の光学ヘッドに使用される対物レン
ズの構造としては、非球面の単レンズが使用される場合
が多かった。しかし次世代のDVDにおいて記録密度向
上を目指してNA値を0.65以上に上げると、対物レ
ンズの製造技術上の問題から単レンズ構成が不可能とな
り、2枚以上の複数レンズ構成による対物レンズ構造が
要求される。
ンズ間の位置ずれマージン、傾きマージンを確保するた
めに、透明層の厚みを従来DVDの0.6mmよりさら
に薄くする(例えば0.1mm)必要がある。このよう
に透明層の厚みを従来の0.6mmより大幅に薄くした
場合には、透明層の厚みムラの影響が相対的に大きくな
るため、従来のDVDで使用された情報媒体と同じ製造
方法(品質管理方法)を採用することが困難となる。
媒体構造としては、記録または再生用の光を通過させな
い方向(ディスク裏面側)に基板(この基板は必ずしも
透明である必要はない)を配置し、その上に光反射層ま
たは記録層を形成し、その上に薄い(例えば公称厚0.
1mm)透明保護層を形成する構造が採用される。
ィスク)において、記録または再生用の光を通過させる
方向に存在する透明層の形成方法としては、(A)光反
射層または記録層の上にスピンコート法もしくはブレー
ドコート法などの方法で透明層を塗布する、あるいは
(B)事前に作成した透明層(透明シート)を透明な接
着層を介して光反射層または記録層の上に接着するなど
が考えられる。
ても、情報媒体に対する製造工程の途中段階では単独で
透明層の厚みを測定することは不可能であり、情報媒体
として完成後の段階で透明層の厚みを測定する必要性が
生じる。
ィスク)では、厚み0.6mmの透明基板上に直接光反
射層または記録層が形成され、その0.6mm透明基板
越しにレーザ光が記録面上(光反射層上または記録層
上)に照射される構造を採用していた。このため、従来
のDVDで使用される情報媒体では、製造段階において
光反射層または記録層を形成する前の透明基板の厚みを
マイクロメータなどにより機械測定することで、透明基
板の厚みムラ管理を容易に行うことができた。しかし、
このような機械測定法は、上記の薄い(0.1mm)透
明層厚を精度良く測定し管理するする目的には適当でな
い。
ばならない情報媒体においては、情報媒体(大量生産さ
れる光ディスク)として許容される透明層の厚みムラ範
囲が、規格書上で規定される。しかし規格書上で透明層
の厚みムラの許容範囲を規定するにしても、現状では透
明層部分の厚みを測定する方法が確立されていない。
測定方法としては、透明層の一部を剥離し、ターリース
テップにより透明層の有無での段差を測定する方法が考
えられる。しかし、この方法は情報媒体に対する破壊測
定方法なので、測定後の(透明層の一部が破壊された)
情報媒体は使用不可能となってしまう。
媒体(光ディスク)における透明層の厚みに関する非破
壊測定方法が存在せず、精度の良い非破壊測定方法が望
まれている。
明層を持つ情報媒体(光ディスク)において、この透明
層の特性(厚さと屈折率の関係など)をどのようにすれ
ばよいかについても、現在は全く未知の状態にある。
ROMディスクには片面2層ディスクが存在している。
現行のDVD−ROMディスクに関する規格書内では、
光反射層の2層間の厚みは55±15μmと規定され、
DVD−ROMディスク表面(光入射面)から各記録層
までの距離は、標準値0.6mmに対して+53μm〜
−50μmの範囲内に規定されている。現行DVDで使
用される光学ヘッドの対物レンズNA値は0.60であ
り、+53μm〜−50μmという厚み誤差範囲は再生
光学系における許容収差範囲内に含まれている。
物レンズのNA値の4乗に比例して増大する。このた
め、情報媒体の高密度化を目指してNA値を0.65以
上に上げると、急激に球面収差量が増大し、増大した収
差量が上記の許容収差範囲内(+53μm〜−50μ
m)に納まらなくなる。
2層間の間隔を狭める; *ディスク表面(光入射面)から各層の光反射層または
記録層までの厚み精度を厳しく管理するの両方の対応を
取る必要がある。しかしながら、この場合、 *2層間の間隔を狭めると、一方の光反射層または記録
層の再生時に他方の光反射層または記録層で反射した光
が光検出器内に漏れ込み、層間クロストークとなって再
生信号を劣化させる; *ディスク表面から各層までの厚み精度を厳しくすると
情報媒体(光ディスク)の製造歩留まりが低下し、情報
媒体の販売価格が増加する という問題が生じる。
mm)透明層下の高密度記録層の情報を、大きなNA
(例えば0.85)を持つ対物レンズにより集光された
短波長(例えば405nm)レーザビームを用いて光学
的に読み取る場合を考えてみる。この場合、レーザビー
ムの焦点を記録層に合わせる(記録層上のレーザスポッ
トを最小に絞り込む)フォーカシングサーボと、透明層
の厚みムラに起因する光学的収差を補正するシックネス
サーボの2つが必要となる(たとえフォーカシングサー
ボにより焦点が最良点に自動調整されていても、収差に
よりレーザスポットサイズが大きくなってしまうこと
を、このシックネスサーボにより防ぐ)。
スサーボを同時に行う方法として、フォーカシングサー
ボの光学系とシックネスサーボの光学系を別の周波数で
ウォブリングさせる方法が考えられる。この方法では、
ウォブリングを通して光ディスクから得られた再生RF
信号のエンベロープを捉えて、フォーカシングサーボお
よびシックネスサーボを行なっている(再生RF信号エ
ンベロープのウォブリング周波数はフォーカシングサー
ボとシックネスサーボとで異なるので、両者のサーボ検
出信号を周波数分離できる)。
ーボの検出信号とシックネスサーボの検出信号をとの間
のクロストークが多く、フォーカシングサーボループと
シックネスサーボループを完全に独立させることができ
ない。このため、十分な制御量のサーボを安定にかける
ことが困難となり、透明層の厚さムラの許容範囲に対す
る要求が厳しくなる。また、サーボ応答周波数の上限が
ウォブリング周波数で規制されるので、高速サーボを実
現することも困難となる。
の半径方向および/または円周方向の反りなどの影響で
光ディスクが対物レンズに対して傾くと、記録面上で集
束光にコマ収差が発生する。このコマ収差が発生した場
合、球面収差が発生した場合と同様に、記録面上での集
束光のスポットサイズが大きくなり、光ディスク(情報
媒体)からの再生信号劣化や光ディスク(情報媒体)へ
の記録の不安定さが生じる。
の厚みムラ」により生じる球面収差の影響を補正するた
めにシックネスサーボを新たに導入するだけでなく、デ
ィスク(情報媒体)の反りなどが原因で起きる「透明層
の対物レンズに対する傾き」により生じるコマ収差の影
響を補正するためのチルトサーボも(必要に応じて)新
たに導入することになる。
チルトサーボを、その検出光学系も含めて(前述したD
PPおよび/またはCTCの光学系および回路系の他
に)新規追加導入することになると、その分サーボ系
(検出系、回路系)を複雑化させ、光学ヘッドの製品コ
ストを増加させる要因になる。
であって、その目的は、以下のものである: (1)光学的収差を利用したシックネスサーボシステム
を提供すること、あるいは厚みムラ補正機能(シックネ
スサーボ)として要求される残留偏差量を規定すること
で安定かつ信頼性の高い情報再生装置もしくは情報記録
再生装置を提供すること; (2)光学的収差を利用した情報媒体透明保護層の厚み
ムラ検出システムを提供すること、あるいは透明層の厚
みを規定された範囲内に制限することにより情報再生装
置もしくは情報記録再生装置での厚みムラ補正機能(シ
ックネスサーボ)の高い安定性と高い信頼性を確保する
ことを可能とするための、透明層の厚み測定方法を提供
すること; (3)片面1層の情報記録層(リードオンリー層または
リードライト層)が透明保護層により保護された情報媒
体を提供すること、あるいは透明層の厚みを規定された
範囲内に制限することにより情報再生装置もしくは情報
記録再生装置での厚みムラ補正機能(シックネスサー
ボ)の高い安定性と高い信頼性を確保することを可能と
する情報媒体を提供すること; (4)片面2層の情報記録層(各層がリードオンリー層
またはリードライト層)が透明保護層により保護された
情報媒体を提供すること、あるいは大きな開口数(たと
えばNAが0.65以上)の対物レンズを使った場合で
も片面2層構造を有した情報媒体に対する安定した再生
もしくは記録を保証し、または情報媒体の表面から各層
の光反射層または記録層までの厚み精度を緩くして情報
媒体の製造歩留まりを向上させ媒体価格を低下させるこ
と; (5)光学的収差を利用したレンズ制御方法およびこの
方法を用いた光学ヘッドを提供すること、あるいはフォ
ーカシングサーボループとシックネスサーボループを完
全に独立させたレンズ制御方法およびこの方法を用いた
光学ヘッドを提供すること; (6)収差状況検出方法およびこの方法を利用したチル
トサーボを提供すること、あるいはコマ収差状況の検出
方法およびこの方法を利用して光ディスク(情報媒体)
の半径方向および/または円周方向の反りなどの影響を
抑制するチルトサーボを提供すること; (7)収差検出光学系および差分プッシュプル信号処理
系を持つ光学ヘッドおよびこの光学ヘッドを用いたサー
ボシステム(または装置)を提供すること、あるいはシ
ックネスサーボおよび/またはチルトサーボのための収
差検出光学系と差動プッシュプル(DPP)法を用いた
トラッキングサーボのための光学系とを兼用させて光学
ヘッドの製品コストを抑えること; (8)収差検出光学系およびクロストークキャンセル処
理系を持つ光学ヘッドおよびこの光学ヘッドを用いたサ
ーボシステム(または装置)を提供すること、あるいは
シックネスサーボおよび/またはチルトサーボのための
収差検出光学系とクロストークキャンセラ(CTC)の
ための光学系とを兼用させて光学ヘッドの製品コストを
抑えることである。
に、この発明に係るサーボシステム(または装置)で
は、 *透明層の厚みムラに対しては、球面収差成分のRMS
(Root Mean Square)値を利用して情報再生装置もしく
は情報記録再生装置における厚みムラ補正機能(シック
ネスサーボ:Thickness Servo)の特性を規定し(透明
層厚みムラ補正の残留偏差量を所定値以下に制御す
る)、 *マレシャルの評価基準(Marechal criterion)を利用
して厚みムラ補正機能(シックネスサーボ)の許容残留
偏差量を規定(使用光の波長をλとしたときに、透明厚
みムラ補正の残留偏差量を0.07λrms以下に制御)
し、あるいは *上記厚みムラ補正機能(シックネスサーボ)の許容残
留偏差量および情報再生装置もしくは情報記録再生装置
で設定されるシックネスサーボのサーボループゲインG
から、情報媒体の透明層の許容厚みムラ範囲を設定して
いる(使用光の波長をλとしたときに、透明厚みムラ補
正の残留偏差量を0.07λrms×G以下に制御す
る)。
ために、この発明に係るサーボシステム(または装置)
では、 ・NAがたとえば0.65を越える対物レンズを使い、
情報媒体(片面1層または2層構造を有した光ディス
ク)に対する再生もしくは記録を行う場合には透明層の
厚みムラ補正(シックネスサーボ)機能を働かせ、 ・安定かつ信頼性の高い再生あるいは記録を保証するた
めに、情報媒体(片面1層または2層構造を有した光デ
ィスク)に対する厚みムラ補正(シックネスサーボ)の
残留偏差量を0.07λrms以下(シックネスサーボの
サーボゲインがGの場合は0.07λrms×G以下)に
規定し、あるいは ・安定かつ信頼性の高い厚みムラ補正(シックネスサー
ボ)を確保するために、厚みムラ補正(シックネスサー
ボ)のサーボゲインG(Gは1以上;たとえばG=2〜
10000)も考慮して、情報媒体の表面から各層(1
層または2層)の光反射層または記録層までの厚み精度
を規定する(シックネスサーボの残留偏差量を0.07
λrms×G以下に規定する)。
ボシステムは、厚みムラあるいは屈折率ムラを伴ない得
る透明層で覆われた記録層または光反射層を持つ情報媒
体(100)から、前記記録層または光反射層に記録さ
れた情報を再生する場合、または前記記録層に対して情
報の記録再生を行う場合に利用されるものであって、光
源(10)からの波長λの光(LB)を情報媒体(10
0)の記録面上に集光させる送光系(20〜60)、前
記情報媒体(100)からの前記波長λの光(LB)を
検出する検出光学系(30〜90A)、および前記送光
系(20〜60)により前記情報媒体(100)の記録
面上に集光された前記波長λの光の光学的収差量が小さ
くなるようなサーボ系(シックネスサーボ系)を備え、
前記光学的収差量を小さくするサーボ系が動作した結果
としての前記光学的収差量の残留偏差量が、0.07λ
rms以下に保たれるように構成される。
テムは、厚みムラあるいは屈折率ムラを伴ない得る透明
層で覆われた記録層または光反射層を持つ情報媒体(1
00)から、前記記録層または光反射層に記録された情
報を再生する場合、または前記記録層に対して情報の記
録再生を行う場合に利用されるものであって、光源(1
0)からの波長λの光(LB)を情報媒体(100)の
記録面上に集光させる送光系(20〜60)、前記情報
媒体(100)からの前記波長λの光(LB)を検出す
る検出光学系(30〜90A)、および前記送光系(2
0〜60)により前記情報媒体(100)の記録面上に
集光された前記波長λの光の光学的収差量が小さくなる
ようなサーボ系(シックネスサーボ系)を備え、前記光
学的収差量を小さくするサーボ系のサーボゲインがGで
あるときに、このサーボ系が動作した結果としての前記
光学的収差量の残留偏差量が、0.07λrms×G以下
に保たれるように構成される。
テムは、厚みムラを伴ない得る透明層で覆われた記録層
または光反射層に対向する対物レンズ(60)と、前記
対物レンズ(60)および前記透明層を介して前記記録
層または光反射層にレーザビームを供給するレーザ光源
(10)と、前記記録層または光反射層で反射された前
記レーザビームを前記透明層および前記対物レンズ(6
0)を介して検知する光検出器(90)と、前記レーザ
光源(10)から前記記録層または光反射層までの間の
レーザビーム光路に設けられ、前記透明層の厚みムラに
起因する前記対物レンズ(60)の光学的収差を補正す
る厚みムラ補正手段(50〜54)とを備え、前記光検
出器(90)で前記厚みムラに対応する収差量を検出
し、検出された前記収差量が小さくなるように前記厚み
ムラ補正手段(50〜54)を動作させる帰還ループを
構成している。
テムは、厚みムラあるいは屈折率ムラを伴ない得る透明
層で覆われた記録層または光反射層に対向する対物レン
ズ(60)と、前記対物レンズ(60)および前記透明
層を介して前記記録層または光反射層に波長λのレーザ
ビームを供給するレーザ光源(10)と、前記記録層ま
たは光反射層で反射された前記レーザビームを前記透明
層および前記対物レンズ(60)を介して検知する光検
出器(90)と、前記レーザ光源(10)から前記記録
層または光反射層までの間のレーザビーム光路に設けら
れ、前記透明層の厚みムラあるいは屈折率ムラに起因す
る前記対物レンズ(60)の光学的収差を補正する厚み
ムラ補正手段(50〜54)とを備え、前記光検出器
(90)で前記厚みムラあるいは屈折率ムラに対応する
収差量を検出し、検出された前記収差量が小さくなるよ
うに前記厚みムラ補正手段(50〜54)を動作させる
帰還ループにおいて、前記帰還ループの動作収束点にお
いて残留するところの光学的収差量の残留偏差量を、
0.07λrms以下に保つように構成される。
テムは、厚みムラあるいは屈折率ムラを伴ない得る透明
層で覆われた記録層または光反射層に対向する対物レン
ズ(60)と、前記対物レンズ(60)および前記透明
層を介して前記記録層または光反射層に波長λのレーザ
ビームを供給するレーザ光源(10)と、前記記録層ま
たは光反射層で反射された前記レーザビームを前記透明
層および前記対物レンズ(60)を介して検知する光検
出器(90)と、前記レーザ光源(10)から前記記録
層または光反射層までの間のレーザビーム光路に設けら
れ、前記透明層の厚みムラあるいは屈折率ムラに起因す
る前記対物レンズ(60)の光学的収差を補正する厚み
ムラ補正手段(50〜54)とを備え、前記光検出器
(90)で前記厚みムラあるいは屈折率ムラに対応する
収差量を検出し、検出された前記収差量が小さくなるよ
うに前記厚みムラ補正手段(50〜54)を動作させる
ものであって、1より大きいサーボゲインG(2〜1
万)を持つ帰還ループにおいて、前記帰還ループの動作
収束点において残留するところの光学的収差量の残留偏
差量を、0.07λrms×G以下に保つように構成され
る。
テムは、厚みムラを伴ない得る透明層で覆われた記録層
または光反射層に対向する対物レンズ(60)と、前記
対物レンズ(60)および前記透明層を介して前記記録
層または光反射層にレーザビームを供給するレーザ光源
(10)と、前記対物レンズ(60)と前記レーザ光源
(10)との間に設けられ、前記記録層または光反射層
へのレーザビームにサブビームを生成させるホログラム
素子(20A)と、前記記録層または光反射層で反射さ
れた前記レーザビームを前記透明層および前記対物レン
ズ(60)を介して検知する光検出器(90)と、前記
レーザ光源(10)から前記記録層または光反射層まで
の間のレーザビーム光路に設けられ、前記透明層の厚み
ムラに起因する前記対物レンズ(60)の光学的収差を
補正する厚みムラ補正手段(50〜54)とを備え、前
記光検出器(90)で前記記録面上における前記サブビ
ームのスポット変化を検出することで前記厚みムラに対
応する収差量を検出し、検出された前記収差量が小さく
なるように前記厚みムラ補正手段(50〜54)を動作
させる帰還ループを構成している。
記透明層で覆われた記録層または光反射層を持つ光ディ
スク(100)に対して情報の記録または再生を行う光
ディスク装置に組み込むことができる。
テムは、前記透明層で覆われた記録層または光反射層を
持つ光ディスク(100)に対して情報の記録または再
生を行うものであって、前記対物レンズ、前記厚みムラ
補正手段(50〜54)、および前記レーザ光源(1
0)を含む光学ヘッドを備えた光ディスク装置に組み込
むことができる。
明に係るシステム(または方法)では、 *干渉計の原理を用いて情報媒体上に集光後に反射した
光の波面収差量を測定し、その収差量を換算して透明層
の厚みムラ量を測定している。
では、厚みムラ(δd)を伴ない得る透明層で覆われた
記録層または光反射層に前記透明層を介して集束光を照
射(レーザ光源1000〜対物レンズ1008)し、前
記記録層または光反射層で反射された光の収差量(Wc
rms)を計測し(CCDモニタ1012、波面収差アナ
ライザ1014)、計測された収差量(Wcrms)から
前記透明層の厚み(透明層厚の基準値100μm+δd
または100μm−δd)を求めるようにしている。
所定の標準ディスクで校正された試験装置(図20)に
厚みムラ(δd)を伴ない得る透明層を持つ試験ディス
ク(100)をセットし(ST202)、セットされた
試験ディスク透明層の波面収差または球面収差に対応す
る収差量(Wcrms)を計測し(ST208)、計測さ
れた収差量(Wcrms)を試験ディスク透明層の厚みム
ラ(δd)に換算している(ST210、ST212;
図21のグラフまたは式(8))。
ディスクの記録層または光反射層上の透明層厚みムラの
影響を抑制するシックネスサーボ系を持つ試験装置(図
22)を所定の標準ディスクで校正し(ST100)、
校正された試験装置(図22)に厚みムラ(δd)を伴
ない得る透明層を持つ試験ディスク(100)をセット
し(ST102)、前記試験ディスクの記録層または光
反射層からの反射光を受けつつ前記シックネスサーボが
安定するまで待機し(ST108)、前記シックネスサ
ーボが安定したときの残留偏差を検出し(ST11
0)、検出された残留偏差から前記試験ディスクの透明
層厚みムラを測定している(ST112)。
記録層または光反射層が透明層で覆われた情報媒体(1
00)の記録層または光反射層へ光学的収差(球面収差
および/またはコマ収差)が与えられた集束光を送り
(ST308)、前記記録層または光反射層で反射され
た集束光に対応する再生信号(シックネスサーボの残留
偏差および/または図15〜図18の縦軸信号)から前
記透明層の収差状況(ST310の球面収差対応データ
および/またはST312のコマ収差対応データ)を検
出している。
ディスクのそりの影響を抑制するチルトサーボ系を持つ
試験装置(図19)を、所定の標準ディスクで校正し
(ST300)、校正された試験装置(図19)に試験
ディスク(100)をセットし(ST302)、前記試
験ディスクの記録層または光反射層からの反射光を受け
つつ前記チルトサーボが安定するまで待機し(ST30
8)、前記チルトサーボの検出信号(ウォブル検出信
号)から前記試験ディスクのそりに対応した情報(コマ
収差対応データ)を取得している(ST312)。
明に係る情報媒体(片面1層光ディスク)では、透明層
の屈折率とその厚みとの組み合わせで決まる範囲を特定
している。
は、所定範囲内(1.47〜1.67)の屈折率nおよ
び所定範囲の厚みムラ(±δd)を伴い得る所定の厚み
d(公称100μm)を持つ透明層で保護された記録層
または光反射層を持つ。
dの関係が、以下の4点で囲まれる範囲内で定義され
る: (1)n=1.47、d=110μm; (2)n=1.67、d=110μm; (3)n=1.67、d=90μm; (4)n=1.47、d=90μm。
は、所定範囲内(1.57〜1.67)の屈折率nおよ
び所定範囲の厚みムラ(±δd)を伴い得る所定の厚み
d(公称100μm)を持つ透明層で保護された記録層
または光反射層を持つ。
dの関係が、以下の6点で囲まれる範囲内で定義され
る: (1)n=1.57、d=115μm; (2)n=1.62、d=110μm; (3)n=1.67、d=110μm; (4)n=1.67、d=90μm; (5)n=1.62、d=90μm; (6)n=1.57、d=95μm。
は、所定範囲内(1.42〜1.72)の屈折率nおよ
び所定範囲の厚みムラ(±δd)を伴い得る所定の厚み
d(公称100μm)を持つ透明層で保護された記録層
または光反射層を持つ。
dの関係が、以下の6点で囲まれる範囲内で定義され
る: (1)n=1.42、d=186μm; (2)n=1.57、d=160μm; (3)n=1.72、d=160μm; (4)n=1.72、d=40μm; (5)n=1.57、d=40μm; (6)n=1.42、d=66μm。
記透明層は、ポリカーボネート、アクリル、またはカー
トンで構成できる。
て、前記透明層の厚みdの基準値は、公称100μmと
することができる。
前記透明層を介して前記記録層または光反射層に所定波
長(たとえばλ=405nm)のコヒーレント光を導く
対物レンズ(60)と前記透明層の厚みムラまたはその
屈折率ムラに起因する前記対物レンズ(60)の光学的
収差の影響を抑制するシックネスサーボ系(500)を
含む装置(図6、図13または図14)で用いられるこ
とが想定されている場合において、前記透明層の厚みム
ラをδdとし、前記透明層の屈折率をnとし、前記対物
レンズの開口数をNAとし、前記シックネスサーボ系の
サーボゲインをGとし、前記シックネスサーボ系のサー
ボ動作による前記光学的収差の補正機能をWcrms(図
21)で表したときに、前記厚みムラδdの大きさ(±
δd)が、{[0.94×8・n3]/[0.07×
(n2−1)×(NA)4]}×(G・Wcrms)に相当
する値以下となるように管理される。
波長λが650nmないし400nmの範囲にあるコヒ
ーレント光を前記透明層を介して前記記録層または光反
射層に照射するように構成された装置(図6、図13ま
たは図14)で用いられる。
いる装置(図6、図13または図14)は、前記透明層
を介して前記記録層または光反射層に前記コヒーレント
光を導く対物レンズ(60)を含み、この対物レンズ
(60)の開口数NAが、0.6ないし0.9の範囲、
より好ましくは0.65ないし0.85の範囲から選択
される。
所定範囲内の屈折率nおよび所定範囲の厚みムラ(±δ
d)を伴い得る所定の厚みd(公称100μm)を持つ
透明層で保護された記録層または光反射層を持ち、前記
透明層を介して前記記録層または光反射層に所定波長
(たとえばλ=405nm)のコヒーレント光を導く対
物レンズ(60)と前記透明層の厚みムラまたはその屈
折率ムラに起因する前記対物レンズ(60)の光学的収
差の影響を抑制するシックネスサーボ系(500)を含
む装置(図6、図13または図14)で用いられること
が想定されている。この場合において、前記透明層の厚
みムラをδdとし、前記透明層の屈折率をnとし、前記
対物レンズの開口数をNAとし、前記シックネスサーボ
系のサーボゲインをGとし、前記シックネスサーボ系の
サーボ動作による前記光学的収差の補正機能をWcrms
(図21)で表したときに、前記厚みムラδdの大きさ
(±δd)が、{[0.94×8・n3]/[0.07
×(n2−1)×(NA)4]}×(G・Wcrms)に相
当する値以下となるように管理される。
明に係る情報媒体(片面2層光ディスク)では、透明層
の屈折率とその厚みとの組み合わせで決まる範囲を特定
している。
は、第1の記録層または光反射層と、透明なスペース層
を介して前記第1の記録層または光反射層に積層された
第2の記録層または光反射層とを持ち、前記第1の記録
層または光反射層上に、所定範囲内の屈折率nおよび所
定範囲の厚みムラを伴い得る所定の厚みdを持つ透明層
が設けられる。
m)は前記透明層の表面から前記スペース層の中間まで
の長さを示し、前記透明層の屈折率nおよび厚みdの関
係が、以下の4点で囲まれる範囲内で定義される: (1)n=1.47、d=115μm; (2)n=1.67、d=115μm; (3)n=1.67、d=85μm; (4)n=1.47、d=85μm。
は、第1の記録層または光反射層と、透明なスペース層
を介して前記第1の記録層または光反射層に積層された
第2の記録層または光反射層とを持ち、前記第1の記録
層または光反射層上に、所定範囲内の屈折率nおよび所
定範囲の厚みムラを伴い得る所定の厚みdを持つ透明層
が設けられる。
m)は前記透明層の表面から前記スペース層の中間まで
の長さを示し、前記透明層の屈折率nおよび厚みdの関
係が、以下の6点で囲まれる範囲内で定義される: (1)n=1.57、d=120μm; (2)n=1.62、d=115μm; (3)n=1.67、d=115μm; (4)n=1.67、d=85μm; (5)n=1.62、d=85μm; (6)n=1.57、d=90μm。
は、第1の記録層または光反射層と、透明なスペース層
を介して前記第1の記録層または光反射層に積層された
第2の記録層または光反射層とを持ち、前記第1の記録
層または光反射層上に、所定範囲内の屈折率nおよび所
定範囲の厚みムラを伴い得る所定の厚みdを持つ透明層
が設けられる。
m)は前記透明層の表面から前記スペース層の中間まで
の長さを示し、前記透明層の屈折率nおよび厚みdの関
係が、以下の6点で囲まれる範囲内で定義される: (1)n=1.42、d=229μm; (2)n=1.57、d=190μm; (3)n=1.72、d=190μm; (4)n=1.72、d=10μm; (5)n=1.57、d=10μm; (6)n=1.42、d=49μm。
記透明層は、ポリカーボネート、アクリル、またはカー
トンで構成できる。
て、前記透明層の厚みdの基準値は、公称100μmと
することができる。
前記透明層を介して前記第1の記録層または光反射層も
しくは前記第2の記録層または光反射層に所定波長(た
とえばλ=405nm)のコヒーレント光を導く対物レ
ンズ(60)と前記透明層の厚みムラまたはその屈折率
ムラに起因する前記対物レンズ(60)の光学的収差の
影響を抑制するシックネスサーボ系(500)を含む装
置(図6、図13または図14)で用いられることが想
定されている場合において、前記透明層の厚みムラをδ
dとし、前記透明層の屈折率をnとし、前記対物レンズ
の開口数をNAとし、前記シックネスサーボ系のサーボ
ゲインをGとし、前記シックネスサーボ系のサーボ動作
による前記光学的収差の補正機能をWcrms(図21)
で表したときに、前記厚みムラδdの大きさ(±δd)
が、{[0.94×8・n3]/[0.07×(n2−
1)×(NA)4]}×(G・Wcrms)に相当する値以
下となるように管理される。
波長λが650nmないし400nmの範囲にあるコヒ
ーレント光を、前記透明層を介して、前記第1の記録層
または光反射層もしくは前記第2の記録層または光反射
層に照射するように構成された装置(図6、図13また
は図14)で用いられる。
いる装置(図6、図13または図14)は、前記透明層
を介して前記記録層または光反射層に前記コヒーレント
光を導く対物レンズ(60)を含み、この対物レンズ
(60)の開口数NAが、0.6ないし0.9の範囲、
より好ましくは0.65ないし0.85の範囲から選択
される。
所定範囲内の屈折率nおよび所定範囲の厚みムラ(±δ
d)を伴い得る所定の厚みd(公称100μm)を持つ
透明層で保護された第1の記録層または光反射層と、前
記透明層と反対側の前記第1の記録層または光反射層上
に透明なスペース層を介して積層された第2の記録層ま
たは光反射層とを持ち、前記透明層を介して前記第1の
記録層または光反射層もしくは前記第2の記録層または
光反射層に所定波長(たとえばλ=405nm)のコヒ
ーレント光を導く対物レンズ(60)と、前記透明層の
厚みムラまたはその屈折率ムラに起因する前記対物レン
ズ(60)の光学的収差の影響を抑制するシックネスサ
ーボ系(500)を含む装置(図6、図13または図1
4)で用いられることが想定されている。この場合にお
いて、前記透明層の厚みムラをδdとし、前記透明層の
屈折率をnとし、前記対物レンズの開口数をNAとし、
前記シックネスサーボ系のサーボゲインをGとし、前記
シックネスサーボ系のサーボ動作による前記光学的収差
の補正機能をWcrms(図21)で表したときに、前記
厚みムラδdの大きさ(±δd)が、{[0.94×8
・n3]/[0.07×(n2−1)×(NA)4]}×
(G・Wcrms)に相当する値以下となるように管理さ
れる。
ムラを伴ない得る透明層で覆われた記録層または光反射
層を持つ情報媒体(100)から、前記記録層または光
反射層に記録された情報を再生する場合、または前記記
録層に対して情報の記録再生を行う場合に利用されるこ
の発明の装置(光学ヘッド、ディスクドライブまたはレ
コーダ/プレーヤ)は、光源(10)からの光(LB)
を情報媒体(100)の記録面上に集光させる送光系
(20〜60)、前記情報媒体(100)からの前記光
(LB)を検出する検出光学系(30〜90A)、およ
び前記送光系(20〜60)により前記情報媒体(10
0)の記録面上に集光された前記光の光学的収差を補正
する収差補正手段(50、52)を備えている。
された情報を再生する場合、または前記記録層に対して
情報の記録再生を行う場合において、前記収差補正手段
(50、52)による前記光学的収差の補正が行われ
る。
明に係る装置では、光学的収差量(球面収差量)と焦点
ぼけ量をそれぞれ独自に検出して、それらの補正制御を
行うように構成される。
学ヘッド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレー
ヤ)は、情報媒体(100)に記録された情報を再生す
る場合または情報媒体(100)に対して情報の記録再
生を行う場合に利用されるものであって、光源(10)
からの光(LB)を情報媒体(100)の記録面上に集
光させる送光系(20〜60)および前記情報媒体(1
00)からの光(LB)を検出する検出光学系(30〜
90A)を備え、前記送光系(20〜60)により前記
情報媒体(100)の記録面上に集光された光の球面収
差状況(図8)および焦点ぼけ状況を、それぞれ独立に
検出するように構成される(図10)。
ラを伴ない得る透明層で覆われた記録層または光反射層
に対向する対物レンズ(60)と;前記対物レンズ(6
0)および前記透明層を介して前記記録層または光反射
層にレーザビームを供給するレーザ光源(10)と;前
記記録層または光反射層で反射された前記レーザビーム
を前記透明層および前記対物レンズ(60)を介して検
知する光検出器(90A)と;前記レーザ光源(10)
から前記記録層または光反射層までの間のレーザビーム
光路に設けられ、前記透明層の厚みムラに起因する前記
対物レンズ(60)の球面収差を補正する厚みムラ補正
手段(50〜54)と;前記対物レンズ(60)により
前記記録層または光反射層上に形成される前記レーザビ
ームのビームスポットの焦点ぼけを補正する焦点ぼけ補
正手段(60、62)と;前記光検出器(90A)で前
記情報媒体(100)の記録面上に集光された光スポッ
トの焦点ぼけ量を検出し、検出された焦点ぼけ量が小さ
くなるように前記焦点ぼけ補正手段(60、62)を動
作させるフォーカシングサーボ系(600)と;前記光
検出器(90A)で前記厚みムラに対応する球面収差量
を検出し、検出された前記球面収差量が小さくなるよう
に前記厚みムラ補正手段(50〜54)を動作させるも
のであって、前記フォーカシングサーボ系(600)の
サーボループから独立したサーボループを持つシックネ
スサーボ系(500)とで構成することもできる。
ックネスサーボ系(500)のサーボループおよび前記
フォーカシングサーボ系(600)のサーボループから
独立したサーボループを持つトラッキングスサーボ系
(400)をさらに備えることができる。
により前記球面収差量が抑えられ前記フォーカシングサ
ーボ系の動作により前記焦点ぼけ量が抑えられた前記ビ
ームスポットが、前記記録層または光反射層の所定位置
上を移動するように、前記トラッキングサーボ系が動作
する。
明に係る装置では、情報媒体の透明層の厚みムラ等によ
り生じる波面収差(球面収差)の発生状況を検出するよ
うに構成される。
20)は、光源(1000)からの光を情報媒体(10
0)の記録面上に集光させる送光系(1002〜100
8)と、前記情報媒体(100)からの光を検出する検
出光学系(1004〜1012)と、前記検出光学系
(1004〜1012)での検出結果から、前記送光系
(1002〜1008)により前記情報媒体(100)
の記録面上に集光された光の波面収差または球面収差の
発生状況(図21)を検出する手段(1014)とで構
成できる。
ド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレーヤ)は、
光源(10)からの光(LB)に光学的収差を与えて情
報媒体(100)の記録面上に集光させる送光系(20
〜60)と、前記情報媒体(100)からの光(LB)
を検出する検出光学系(30〜90)とを具備し、前記
検出光学系(30〜90)による検出結果から、前記送
光系(20〜60)により前記情報媒体(100)の記
録面上に集光された光の光学的収差状況(図9、図15
〜図18)を検出するように構成(図6、図13、図1
4)できる。
ヘッド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレーヤ)
は、光源(10)からの光(LB)に球面収差を与えて
情報媒体(100)の記録面上に集光させる送光系(2
0A〜60)と、前記情報媒体(100)からの光(L
B)を検出する検出光学系(30〜90A)とを具備
し、前記検出光学系(30〜90A)による検出結果か
ら、前記送光系(20A〜60)により前記情報媒体
(100)の記録面上に集光された光の球面収差状況
(図9)を検出するように構成(図6)できる。
媒体の記録面上に集光される前記光(LB)の集光スポ
ットのサイズは、前記球面収差の量に応じて変化するも
のであり(図5、図9)、前記球面収差状況(図9)
は、前記球面収差の量(図9の横軸)とこの球面収差の
量に対応して変化する前記集光スポットのサイズ(図9
の右側縦軸)との関係を含む。
られる情報媒体の記録面上に集光される前記光(LB)
の集光スポットの中心強度は、前記球面収差の量に応じ
て変化するものであり(図5、図9)、前記球面収差状
況(図9)は、前記球面収差の量(図9の横軸)とこの
球面収差の量に対応して変化する前記集光スポットの中
心強度(図9の左側縦軸)との関係を含む。
れる前記光(LB)の波長をλとしたときに、前記球面
収差の量(図9の横軸)は、0.2λないし0.8λの
範囲、好ましくは0.3λ〜0.7λの範囲、より好ま
しくは0.4λ〜0.6λの範囲にほぼ収まるように選
択される(範囲選択の指針の1つとして、収差量増大に
対する集光スポット中心強度の低下の度合いと、収差量
変化に対する集光スポットサイズの変化率の大きさとの
バランスを考慮することが挙げられる)。
ド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレーヤ)は、
光源(10)からの光(LB)にコマ収差を与えて情報
媒体(100)の記録面上に集光させる送光系(20B
〜60)と、前記情報媒体(100)からの光(LB)
を検出する検出光学系(30〜90B)とを具備し、前
記検出光学系(30〜90B)による検出結果から、前
記送光系(20B〜60)により前記情報媒体(10
0)の記録面上に集光された光のコマ収差状況(図15
〜図18)を検出するように構成(図13、図14)で
きる。
差状況(図15〜図18)から、前記情報媒体(10
0)のそり量(図15〜図18の横軸)に対応したそり
量対応信号(図15〜図18の縦軸)が検出されるよう
に構成(図13、図14)できる。
ド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレーヤ)は、
前記送光系(20B〜60)から前記情報媒体(10
0)の記録面に入射する前記光の傾きを調整するチルト
補正手段(72)と、前記そり量対応信号(図15〜図
18の縦軸)に基づいて、前記光(対物レンズ中央を通
過するレーザビーム)が前記記録面に対して垂直に入射
するように前記チルト補正手段(72)を動作させるチ
ルトサーボ系(700)とをさらに備えて構成(図1
3、図14)できる。
明に係る装置では、収差検出用光学系とDPP(差動プ
ッシュプル)用光学系を兼用するように構成される。
学ヘッド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレー
ヤ)は、情報媒体(100)上に同心円状または螺旋状
に形成されるトラックに沿って記録された情報を集束光
を用いて再生し、あるいは情報媒体(100)上に同心
円状または螺旋状に形成されるトラックに沿って情報を
集束光を用いて記録するものであって、光源(10)
と、この光源(10)からの光(LB)を前記情報媒体
(100)の記録面上で複数の集光位置に集光させるた
めの光分割機能を有した光学素子(ホログラム素子20
A)と、この光学素子(20A)からの光(LB)を前
記情報媒体(100)の記録面上の複数の集光位置に集
光する送光系(30〜60)と、前記情報媒体(10
0)を経た前記光(LB)を検出する検出光学系(30
〜90A)とを備え、前記検出光学系(30〜90A)
から、前記情報媒体(100)の記録面上における前記
集束光と前記トラックとの間の相対的位置ずれ(トラッ
クずれ)に対応した信号(図7の差動プッシュプルDP
P信号)を検出するように構成できる。
ヘッド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレーヤ)
は、コヒーレントな光(LB)を出力する光源(10)
と;前記光(LB)からメインビームおよびサブビーム
を作り出す光分割機能を有した光学素子(ホログラム素
子20A)と;前記メインビームおよびサブビームを、
厚みムラを伴ない得る透明層で覆われた記録層または光
反射層に送り、この記録層または光反射層の記録面上に
集光させる送光系(30〜60)と;前記記録面で反射
された前記メインビームを検出するメインビーム検出用
セル(92)および前記記録面で反射された前記サブビ
ームを検出するサブビーム検出用セル(94、96)を
含む検出光学系(30〜90A)と;前記光源(10)
から前記記録面までの間の光路に設けられ、前記透明層
の厚みムラによる光学的収差を補正する厚みムラ補正手
段(50〜54)と;前記サブビーム検出用セル(9
4、96)の検出信号に基づいて、前記透明層の厚みム
ラによる光学的収差の影響が小さくなるように前記厚み
ムラ補正手段(50〜54)を動作させるシックネスサ
ーボ系(500)と;前記記録面上における前記メイン
ビームの位置ずれ(トラックずれ)を補正する位置ずれ
補正手段(64)と;前記メインビーム検出用セル(9
2)の検出信号に基づいて、前記メインビームの位置ず
れの影響が小さくなるように前記位置ずれ補正手段(6
4)を動作させるトラッキングサーボ系(400)とを
備え、前記トラッキングサーボ系(400)が、前記サ
ブビーム検出用セル(94、96)の検出信号(DPP
信号)を、前記メインビーム検出用セル(92)の検出
信号とともに利用して、前記メインビームの位置ずれの
影響が小さくなるように前記位置ずれ補正手段(64)
を動作させるように構成できる。
ヘッド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレーヤ)
は、コヒーレントな光(LB)を出力する光源(10)
と;前記光(LB)から、0次のメインビーム、+1次
のサブビームおよび−1次のサブビームを作り出すホロ
グラム素子(20A)と;前記0次のメインビーム、+
1次のサブビームおよび−1次のサブビームを、厚みム
ラを伴ない得る透明層で覆われた記録層または光反射層
に送り、この記録層または光反射層の記録面上に集光さ
せる送光系(30〜60)と;前記記録面で反射された
前記0次のメインビームを検出するメインビーム検出用
セル(92)、前記記録面で反射された前記+1次のサ
ブビームを検出する第1のサブビーム検出用セル(9
4)、および前記記録面で反射された前記−1次のサブ
ビームを検出する第2のサブビーム検出用セル(96)
を含む検出光学系(30〜90A)と;前記光源(1
0)から前記記録面までの間の光路に設けられ、前記透
明層の厚みムラによる光学的収差を補正する厚みムラ補
正手段(50〜54)と;前記第1のサブビーム検出用
セル(94)および前記第2のサブビーム検出用セル
(96)の検出信号に基づいて、前記透明層の厚みムラ
による光学的収差の影響が小さくなるように前記厚みム
ラ補正手段(50〜54)を動作させるシックネスサー
ボ系(500)と;前記記録面上における前記メインビ
ームの位置ずれ(トラックずれ)を補正する位置ずれ補
正手段(64)と;前記メインビーム検出用セル(9
2)の検出信号に基づいて、前記メインビームの位置ず
れの影響が小さくなるように前記位置ずれ補正手段(6
4)を動作させるトラッキングサーボ系(400)とを
備え、前記トラッキングサーボ系(400)が、前記第
1のサブビーム検出用セル(94)および前記第2のサ
ブビーム検出用セル(96)のうち少なくとも一方の検
出信号(DPP信号)を、前記メインビーム検出用セル
(92)の検出信号とともに利用して、前記メインビー
ムの位置ずれの影響が小さくなるように前記位置ずれ補
正手段(64)を動作させるように構成できる。
明に係る装置では、収差検出用光学系とCTC(クロス
トークキャンセル)用光学系を兼用するように構成され
る。
学ヘッド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレー
ヤ)は、情報媒体(100)上に同心円状または螺旋状
に形成されるトラックに沿って記録された情報を集束光
を用いて再生するものであって、光源(10)と、この
光源(10)からの光(LB)を前記情報媒体(10
0)の記録面上で複数の集光位置に集光させるための光
分割機能を有した光学素子(ホログラム素子20A)
と、この光学素子(20A)からの光(LB)を前記情
報媒体(100)の記録面上の複数の集光位置に集光す
る送光系(30〜60)と、前記情報媒体(100)を
経た前記光(LB)を検出する検出光学系(30〜90
A)とを備え、前記検出光学系(30〜90A)から、
前記情報媒体(100)の記録面上における隣接トラッ
ク間のクロストークに対応した信号(図7のクロストー
クキャンセルCTC信号)を検出するように構成でき
る。
ヘッド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレーヤ)
は、コヒーレントな光(LB)を出力する光源(10)
と;前記光(LB)からメインビームおよびサブビーム
を作り出す光分割機能を有した光学素子(ホログラム素
子20A)と;前記メインビームおよびサブビームを、
厚みムラを伴ない得る透明層で覆われた記録層または光
反射層に送り、この記録層または光反射層の記録面上に
形成された互いに隣接する複数記録トラックに集光させ
る送光系(30〜60)と;前記記録面で反射された前
記メインビームを検出するメインビーム検出用セル(9
2)および前記記録面で反射された前記サブビームを検
出するサブビーム検出用セル(94、96)を含む検出
光学系(30〜90A)と;前記光源(10)から前記
記録面までの間の光路に設けられ、前記透明層の厚みム
ラによる光学的収差を補正する厚みムラ補正手段(50
〜54)と;前記サブビーム検出用セル(94、96)
の検出信号に基づいて、前記透明層の厚みムラによる光
学的収差の影響が小さくなるように前記厚みムラ補正手
段(50〜54)を動作させるシックネスサーボ系(5
00)と;前記メインビーム検出用セル(92)の検出
信号に基づいて、前記記録トラックに記録された情報を
再生する再生手段(300)とを備え、前記再生手段
(300)が、前記サブビーム検出用セル(94、9
6)から、前記隣接する複数記録トラック間のクロスト
ーク成分に対応するクロストークキャンセル信号(CT
C信号)を検出し、このクロストークキャンセル信号
(CTC信号)を用いて、前記メインビーム検出用セル
(92)の検出信号に含まれる前記クロストーク成分を
キャンセルするように構成できる。
ヘッド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレーヤ)
は、コヒーレントな光(LB)を出力する光源(10)
と;前記光(LB)から、0次のメインビーム、+1次
のサブビームおよび−1次のサブビームを作り出すホロ
グラム素子(20A)と;前記0次のメインビーム、+
1次のサブビームおよび−1次のサブビームを、厚みム
ラを伴ない得る透明層で覆われた記録層または光反射層
に送り、この記録層または光反射層の記録面上に形成さ
れた互いに隣接する複数記録トラックに集光させる送光
系(30〜60)と;前記記録面で反射された前記0次
のメインビームを検出するメインビーム検出用セル(9
2)、前記記録面で反射された前記+1次のサブビーム
を検出する第1のサブビーム検出用セル(94)、およ
び前記記録面で反射された前記−1次のサブビームを検
出する第2のサブビーム検出用セル(96)を含む検出
光学系(30〜90A)と;前記光源(10)から前記
記録面までの間の光路に設けられ、前記透明層の厚みム
ラによる光学的収差を補正する厚みムラ補正手段(50
〜54)と;前記第1のサブビーム検出用セル(94)
および前記第2のサブビーム検出用セル(96)の検出
信号に基づいて、前記透明層の厚みムラによる光学的収
差の影響が小さくなるように前記厚みムラ補正手段(5
0〜54)を動作させるシックネスサーボ系(500)
と;前記メインビーム検出用セル(92)の検出信号に
基づいて、前記記録トラックに記録された情報を再生す
る再生手段(300)とを備え、前記再生手段(30
0)が、前記第1のサブビーム検出用セル(94)およ
び前記第2のサブビーム検出用セル(96)のうち少な
くとも一方から、前記隣接する複数記録トラック間のク
ロストーク成分に対応するクロストークキャンセル信号
(CTC信号)を検出し、このクロストークキャンセル
信号(CTC信号)を用いて、前記メインビーム検出用
セル(92)の検出信号に含まれる前記クロストーク成
分をキャンセルするように構成できる。
明に係る装置では、収差検出用光学系とDPP用光学系
およびCTC用光学系を兼用するように構成される。
学ヘッド、ディスクドライブまたはレコーダ/プレー
ヤ)は、情報媒体(100)上に同心円状または螺旋状
に形成されるトラックに沿って記録された情報を集束光
を用いて再生し、あるいは情報媒体(100)上に同心
円状または螺旋状に形成されるトラックに沿って情報を
集束光を用いて記録するものであって、光源(10)
と、この光源(10)からの光(LB)を前記情報媒体
(100)の記録面上で複数の集光位置に集光させるた
めの光分割機能を有した光学素子(ホログラム素子20
A)と、この光学素子(20A)からの光(LB)を前
記情報媒体(100)の記録面上の複数の集光位置に集
光する送光系(30〜60)と、前記情報媒体(10
0)を経た前記光(LB)を検出する検出光学系(30
〜90A)とを備え、前記検出光学系(30〜90A)
から、前記情報媒体(100)の記録面上における前記
集束光と前記トラックとの間の相対的位置ずれ(トラッ
クずれ)に対応した信号(図7の差動プッシュプルDP
P信号)を検出するように構成するとともに、前記検出
光学系(30〜90A)から、前記情報媒体(100)
の記録面上における隣接トラック間のクロストークに対
応した信号(図7のクロストークキャンセルCTC信
号)を検出するように構成できる。
やチルトサーボの光学系および回路系から差分プッシュ
プル(DPP)やクロストークキャンセル(CTC)の
信号を取り出すようにしたので、シックネスサーボやチ
ルトサーボの光学系および回路系の一部をDPPやCT
Cにも流用できることになる。このようにすれば、DP
PやCTCの機能込みでの装置構成を単純化できるた
め、装置の小型軽量化およびトータルコスト削減を実現
できる。
の一実施の形態に係る、光学的収差を利用した光情報処
理システムおよび厚みムラのある透明層で保護された記
録層を持つ情報媒体について説明する。
理想的な結像が得られても、レンズ全体では理想的な結
像が得られない。この理想からのずれを収差と呼ぶ。こ
の収差(光学的収差)としては、球面収差、コマ収差、
非点収差、像面のそり、像のゆがみ、色収差等がある。
これらの収差のうち、この発明の幾つかの実施の形態で
は、球面収差(波面収差)および/またはコマ収差を主
に利用している。
ンズの組み合わせによる球面収差補正メカニズム(集光
面上に透明層がない場合)を説明する図である。
学系として用いると、図1(a)に例示するように、1
点αから出た光線はこの無収差凸レンズにより理想的に
集光され、集光された光線は全て単一の集光点βに集ま
るようになる。このような無収差レンズが図1(a)に
示すような2種の曲面を持つ凸レンズにより構成されて
いる場合を考えてみる。
凸レンズの裏表を入れ替えると、この凸レンズはもはや
無収差レンズとしては機能しなくなる。この場合、レン
ズの周辺から集光点へ向かう光の角度は図1(a)の場
合より大きくなり、図1(b)に例示するように、凸レ
ンズの球面収差が生じる。このような収差が生じると、
凸レンズ中央を通過する光が集光点βに集まるような状
態にあっても、凸レンズ周辺を通過する光の集光点は集
光点βの位置よりも手前(レンズ側)にずれる。この集
光点のずれの程度は、凸レンズを通過する光がレンズ中
央から離れるほど(つまりレンズ周辺に近づくほど)大
きくなる。
差が生じると、レンズ中央を通過する光が目的の集光点
βに集まるように調整されていても、集光点βを含む集
光面上の集光スポットサイズは、レンズ周辺からの集光
点ずれ光により大きく広がってしまう。この場合、集光
面上で絞り込まれた小さな集光スポットが得られないだ
けでなく、単位面積当たりの集光スポットの光度(輝
度)も落ちてしまう。一方、凸レンズ周辺からの光の集
光面位置でみたときは、レンズ中央からの光の集光点が
ずれることになり、その集光面位置でもやはり集光スポ
ットサイズが広がってしまう。
の出方(凸レンズ周辺からの光の集光点がずれる方向)
が、集光点βを含む集光面よりもレンズ寄りに生じてい
る。このような球面収差の出方は、凸レンズに入射する
光の状態を変えることにより、変えることができる。
凸レンズよりも光源側に凹レンズを配置して、この凹レ
ンズにコリメートされた平行光を送り込む。すると、凹
レンズからは、発散された光が凸レンズに送出される。
光学系をこのように構成すると、あたかも点光源αから
出たかの如き発散光が、凸レンズに入射されることにな
る。この場合、図1(c)の凸レンズが図1(a)に示
したような無収差レンズであったとしても、凹レンズ周
辺側から凸レンズ周辺側への発散光の広がり方が図1
(a)の状態よりも大きくなるときは、凸レンズの周辺
から集光点へ向かう光の角度が図1(a)の場合より小
さくなり、凹レンズの球面収差が生じるようになる。
収差の出方(レンズ周辺からの光の集光点がずれる方
向)は、凸レンズ側からみて集光面よりも遠方に生じる
ようになる。すなわち、凹レンズを設けたことにより、
凸レンズの球面収差とは逆方向に凹レンズの球面収差が
生じるようになる。このような凹レンズの球面収差が
(凸レンズの球面収差も同時に存在するときは凹レンズ
の球面収差が凸レンズの球面収差よりも強勢に)生じた
場合、たとえレンズ中央を通過する光が目的の集光点β
に集まるように調整されていても、集光点βを含む集光
面上の集光スポットサイズは、レンズ周辺からの集光点
ずれ光により大きく広がってしまう。この場合も、集光
面上で絞り込まれた小さな集光スポットが得られないだ
けでなく、単位面積当たりの集光スポットの光度(輝
度)も落ちてしまう。
に例示したような球面収差が生じると、集光点β(合焦
点)をいくら調整しても、小さく絞り込まれた集光スポ
ットを特定の集光面上で得ることができない。また、集
光スポットサイズが大きくなれば、単位面積当たりの集
光スポットの光度(輝度)も落ちてしまう。
情報ピットの高密度記録ができなくなり、また高密度記
録された情報ピット列を含む密間隔の隣接トラック間ク
ロストークが増大して正常なピット読み取りが困難とな
る。さらに、単位面積当たりの集光スポットの光度(輝
度)が落ちると、情報媒体に情報ピットを書き込むため
により大パワーのレーザダイオードが必要となる。それ
に加えて、単位面積当たりの集光スポットの光度(輝
度)が落ちると情報再生時の光検出器の感度およびその
信号対雑音比もより高めなければならなくなる。これら
のことから、光学系全体でみた球面収差の発生量は、最
小限(理想的にはゼロ)に抑えることが要求される。
面収差の出方(レンズ周辺からの光の焦点が集光面から
遠方にずれること)は、凹レンズから凸レンズに入射さ
れる発散光の広がり方を変えることにより、変えること
ができる。
凹レンズを凸レンズから離して凸レンズに入射される発
散光の広がり方を減らすと、凸レンズの周辺から集光面
へ向かう光の角度が図1(c)の場合より大きくなり、
結果的に収差なしの状態(図1(a))と同様にでき
る。凹レンズを凸レンズからさらに離して凸レンズに入
射される発散光の広がり方をもっと減らすと、図示しな
いが凸レンズの周辺から集光面へ向かう光の角度が図1
(d)の場合より大きくなり、結果的に、図1(b)に
示すような収差(凸レンズの球面収差)が発生するよう
になる。
レンズおよび凸レンズを図1(c)(d)に示すように
組み合わせ、凹レンズと凸レンズとの間隔を適宜調整す
れば、凹レンズの球面収差または凸レンズの球面収差を
自由に発生させることができるとともに、凹レンズの球
面収差と凸レンズの球面収差とが相互に打ち消された、
図1(d)に示すような無収差状態も創り出すこともで
きる。
が分かる。すなわち、集光面と光源(より具体的には集
光点とこの集光点に対向する光学系)との間に何らかの
理由で光学的な収差の影響(主にレンズ周辺からの光の
集光点がずれることによる影響)が発生しても、その影
響は、凸レンズと組み合わされる球面収差補正用の凹レ
ンズの相対的な位置調整によって(あるいは凸レンズに
送り込まれる発散光の広がり方の調整によって)、打ち
消す(あるいは抑制し、もしくは補正する)ことができ
る。この打ち消しにより創り出された「収差がない状
態」の下で対物レンズの焦点を最良点(合焦点)に調整
すれば、集光面上で最小サイズに絞り込まれた高輝度な
集光スポットを得ることができる。
る何らかの理由」の1つとして、光学系が配置された空
中と異なる屈折率を持つ透明層が集光面と対物レンズと
の間に存在し、この透明層の厚さおよび/またはその屈
折率nの値がばらつくこと(透明層に厚みムラおよび/
または屈折率ムラがある場合)が挙げられる。
上に設けられた透明層の厚みムラ(および/または屈折
率ムラ)による光学的な収差(球面収差)の発生メカニ
ズムを説明する図である。
上に、空中(屈折率は1)と異なる屈折率nを持つ材質
(たとえばポリカーボネートではn=1.62)で作ら
れた所定基準厚(たとえば0.1mm)の透明層が設け
られている。そして、この透明層を介して、記録層表面
上に、光源からの光が凸レンズ(対物レンズ)により集
光される。
ムラもない場合において、記録層表面上の集光点βに、
収差なしで光源からの光が全て最良の焦点(合焦点)で
集光される状態を例示している。
準厚(たとえば0.1mm)よりも薄くなる方向にばら
つくと、図2(b)に例示するように、集光点が対物レ
ンズ側にばらつく収差(図1(b)に例示した凸レンズ
の球面収差と同様)が発生する。図2(a)の状態で透
明層の屈折率だけが基準値(たとえば1.62)よりも
小さくなる方向にばらついても、図2(b)に例示する
ような収差が発生する。
けが基準厚(0.1mm)よりも厚くなる方向にばらつ
くと、図2(c)に例示するように、集光点が記録層内
部側にばらつく収差(図1(c)に例示した凹レンズの
球面収差と同様)が発生する。図2(a)の状態で透明
層の屈折率だけが基準値(1.62)よりも大きくなる
方向にばらついても、図2(c)に例示するような収差
が発生する。
1(b)、および図2(c)と図1(c)をそれぞれ比
較すると分かるように、対物レンズと集光面(記録面)
との間に光学的な収差(球面収差)の発生要因(透明層
の厚みムラおよび/または屈折率ムラ等)がある場合
は、対物レンズを含む光学系に(凸レンズまたは凹レン
ズの)球面収差が発生した場合と同様な状況に置かれ
る。このことは、透明層の厚みムラおよび/または屈折
率ムラによる球面収差の影響を、図1(c)(d)で説
明したと同様な方法(凹レンズおよび凸レンズの相対間
隔を適宜調整する方法)で取り除くことが可能なことを
示唆している。
が基準厚よりも薄い方にばらついて(あるいは透明層の
屈折率が小さい方にばらついて)図1(b)に示すよう
な凸レンズの球面収差と同様な収差が発生した場合は、
図1(c)に示すように光学系側において凹レンズを凸
レンズに近づけて凸レンズ周辺へ入射される発散光の広
がり方を大きくする(つまり凹レンズの球面収差を発生
させる)。そのようにすれば、図2(b)に示すような
収差(レンズ側への集光点のばらつき)を打ち消して、
図2(a)に示すような無収差状態に補正できる。
準厚よりも厚い方にばらついて(あるいは透明層の屈折
率が大きい方にばらついて)図1(c)に示すような凹
レンズの球面収差と同様な収差が発生した場合は、光学
系側において凹レンズを凸レンズから離して凸レンズ周
辺へ入射される発散光の広がり方を小さくする(つまり
凸レンズの球面収差を発生させる)。そのようにすれ
ば、図2(c)に示すような収差(記録層の奥側への集
光点のばらつき)を打ち消して、図2(a)に示すよう
な無収差状態に補正できる。
固定した上で(つまり焦点ぼけ調整/デフォーカス調整
をせずに)凹レンズおよび凸レンズの相対間隔を調整し
て(つまり凸レンズに入射する発散光の広がり方を変化
させて)球面収差補正をすると、集光面(記録層表面)
に対する凸レンズ(対物レンズ)の合焦点も変化し、焦
点ぼけが発生する。このような焦点ぼけに対する対策も
含めて、収差補正光学系について、さらに説明を続け
る。
ラ補正用凸レンズ、および対物レンズの相対位置関係に
より、光学的な収差(球面収差)の発生状況を調整でき
ることを説明する図である(ここでは図2で示した透明
層の図示は省略している)。
凹レンズにより発散光に変換され、この発散光が凸レン
ズにより絞られ、この絞られた光(平行光)が対物レン
ズの瞳全体に入射し、この対物レンズへの入射光全てが
集光面(記録層面)上の焦点fに集束する場合(球面収
差なし)を例示している。この図解では、図2で例示し
た透明層の厚みムラ(および/または屈折率ムラ)がな
く、対物レンズへの入射光が平行しているときに、集光
面上の焦点fに全ての光線が集中する「収差なしの合焦
状況(焦点ぼけなし)」を想定している。このような状
況では、収差補正量はゼロであるとする。
光学系において、対物レンズへの入射光が平行であると
きに焦点fで合焦となる場合を示している。このように
対物レンズへの入射光が平行であるときに焦点fで合焦
となるように調整された光学系において、対物レンズへ
の入射光が非平行となると、この光学系の合焦点は平行
入射光の場合の合焦位置fからずれる。このようなずれ
(δ)を念頭において、光学的な収差(球面収差)の発
生状況がどのように調整されるかについて、以下に説明
する。
準厚よりも厚めにばらついたとすると、収差は焦点fを
含む集光面より奥側(対物レンズから離れる方向)に生
じる。このような収差の発生状況は、図3(b)に示す
ような方法で抑制できる。すなわち、図3(b)に例示
するように、左側凹レンズと中央凹レンズとの相対位置
関係を変えて、右側対物レンズ周辺に入射する光を平行
光から収束光寄りに変化させる。すると、対物レンズ周
辺からの光線は集光面上より手前(対物レンズに近づく
方向)に集まる。これにより、図2(c)に示すような
収差の発生状況(対物レンズ周辺からの光線が集光面上
から奥側に集まる)が、図3(b)に示すような光学系
の厚み補正操作(対物レンズ周辺に入射する光を収束光
寄りに変化させる)により、打ち消される。
いたときの球面収差を補正するような収差補正量が生じ
る。図3(b)は、この収差補正量(対物レンズ周辺に
入射する光が収束光寄りに変化)に対応して、光学系の
実質的な合焦点が、収差補正量ゼロの場合の焦点fから
対物レンズ側へ距離δだけずれる様子を模式的に例示し
ている。
準厚よりも薄めにばらついたとすると、収差の影響は集
光面より手前(対物レンズに近づく方向)に生じる。こ
の場合は、対物レンズ周辺からの光の焦点位置が対物レ
ンズ中央からの光の焦点位置よりも手前に生じる。この
ような収差の影響は、図3(c)に示すような方法で抑
制できる。すなわち、図3(c)に例示するように、左
側凹レンズと中央凹レンズとの相対位置関係を変えて、
右側対物レンズ周辺に入射する光を平行光から発散光寄
りに変化させる。すると、対物レンズ周辺からの光線は
集光面上より奥側(対物レンズから離れる方向)に集ま
る。これにより、図2(b)に示すような収差の影響
(対物レンズ周辺からの光線が集光面上から手前集ま
る)が、図3(c)に示すような光学系の厚み補正操作
(対物レンズ周辺に入射する光を発散光寄りに変化させ
る)により、打ち消される。
いたときの球面収差を補正するような収差補正量が生じ
る。図3(c)は、この収差補正量(対物レンズ周辺に
入射する光が発散光寄りに変化)に対応して、光学系の
実質的な合焦点が、収差補正量ゼロの場合の焦点fから
対物レンズよりも離れる方向に距離δだけずれる様子を
模式的に例示している。
が分かる。すなわち、図3を参照して説明した複数レン
ズ構成による透明層厚みむら補正光学系は、球面収差を
自由にコントロールできる機能を持つ光学系ユニット
(その中身はブラックボックスとして扱える)と捉える
ことができる。しかし、図2(b)(c)に示すような
透明層厚みムラによる球面収差を図3に示すような光学
系ユニットで補正すると、同時に光学系ユニットの焦点
fがずれてしまう。
面収差を補正しつつ光学系ユニットの焦点fのずれも補
正する要求が生まれる。この要求を満たすためには、球
面収差発生状況検出と焦点ずれの発生状況検出とを独立
した別の方法でを行う必要がある。その具体的な方法に
ついては図6〜図8を参照して後述するが、その前に、
図3の光学系における問題点(球面収差検出と焦点ずれ
検出とが互いに影響しあうこと)について説明する。
厚みムラ補正用凸レンズ、および対物レンズを1つの光
学系ユニット70としてブラックボックス化した場合に
おいて、記録層上に設けられた透明層の厚みムラによる
球面収差(あるいは焦点ずれ)が発生すると、光学系ユ
ニット70を通過した記録面上からの反射光がどのよう
になるかを例示している。図4の構成では、厚みムラ補
正用の光学系ユニット70を挟んで情報媒体(透明層で
記録層が保護された光ディスク)と反対側に、図示しな
い光源および焦点ぼけ検出用光学系(光検出器)が配置
される。
レンズと凹レンズとの間の間隔を変化させると、対物レ
ンズへの入射光の状態が発散光/平行光/収束光と変化
する。このように対物レンズへの入射光の状態が発散光
/平行光/収束光と変化すると、図4の光学系ユニット
70内部の対物レンズにより集光される集光位置βから
対物レンズまでの距離が厚みムラ補正用の凸レンズと凹
レンズとの間の間隔に応じて変化する。そのため、厚み
ムラ補正(球面収差補正)を行うと、同時に集光位置β
も変化し、フォーカシングサーボへ影響を与えやすい構
造となっている。この点を踏まえて、図4の説明を続け
る。
折率ムラもないときの、合焦状態における光学系ユニッ
ト70への入力光と出力光の関係を例示している。すな
わち、図4(a)の光学系ユニット70に図示しない光
源側から平行光が入射されると、光学系ユニット70か
らの光は全て光軸上の集光点βに集束する。集光点βで
反射された反射光は、光学系ユニット70を介して平行
光となり、図示しない光検出器側(後述する図6の光検
出器90Aなど)に送られる。
みムラ(および/または増加方向の屈折率ムラ)による
収差が生じたときの(あるいは焦点ずれが生じたとき
の)、光学系ユニット70への入力光と出力光の関係を
例示している。すなわち、図4(b)の光学系ユニット
70に図示しない光源側から平行光が入射されると、光
学系ユニット70内の対物レンズ周囲からの光は、収差
の影響で(あるいは焦点ずれにより)位置が奥にずれた
集光点βに向かう。集光点βは記録層の面上より奥にあ
るため、光学系ユニット70内の対物レンズ周囲からの
光は、集光点βに到達する前に、光軸から外れた記録層
の面上で反射される。この光軸から外れた記録層の面上
で反射された反射光は、光学系ユニット70を介して発
散光となり、図示しない光検出器側に送られる。
みムラ(および/または減少方向の屈折率ムラ)による
収差が生じたときの(あるいは焦点ずれが生じたとき
の)、光学系ユニット70への入力光と出力光の関係を
例示している。すなわち、図4(c)の光学系ユニット
70に図示しない光源側から平行光が入射されると、光
学系ユニット70内の対物レンズ周囲からの光は、収差
の影響で(あるいは焦点ずれにより)位置が手前にずれ
た集光点βに向かう。集光点βは記録層の面上より手前
にあるため、光学系ユニット70内の対物レンズ周囲か
らの光は、集光点βを通り過ぎてから、光軸から外れた
記録層の面上で反射される。この光軸から外れた記録層
の面上で反射された反射光は、光学系ユニット70を介
して収束光となり、図示しない光検出器側に送られる。
が分かる。すなわち、透明層に厚みムラがないときは
(あるいは焦点ずれがないときは)図4(a)に示すよ
うに平行な反射光が光学系ユニット70から出力され
る。しかし、透明層に厚手方向の厚みムラがあるときは
(あるいは記録層の奥側への焦点ずれが生じたときは)
図4(b)に示すように発散方向の反射光が光学系ユニ
ット70から出力され、透明層に薄手方向の厚みムラが
あるときは(あるいはレンズ側への焦点ずれが生じたと
きは)図4(c)に示すように収束方向の反射光が光学
系ユニット70から出力される。
力される反射光の発散状態/収束状態を区別して検出す
れば、2種類の球面収差の発生状況(透明層が厚くなる
方向の球面収差発生状況と、透明層が薄くなる方向の球
面収差発生状況)を区別して検出できることになる。逆
に、光学系ユニット70から出力される反射光の発散状
態/収束状態から、2種類の焦点ずれ状態(記録層の奥
側に焦点がずれる方向の焦点ぼけと、レンズ側に焦点が
ずれる方向の焦点ぼけ)を区別して検出できることにも
なる。しかし、この場合の球面収差の発生状況検出と焦
点ずれ状態検出とは同じ原理(光学系ユニット70から
出力される反射光の発散状態/収束状態の検出を利用す
る原理)によることになるため、厚みムラ補正(球面収
差補正)を行うサーボ系(後述するシックネスサーボ
系)とフォーカシングサーボ系とは相互に影響しあうこ
とになる。
図4の光学系ユニット70では、厚みムラ補正(球面収
差補正)を行うと、同時に集光位置βも変化し、フォー
カシングサーボへ影響を与えやすい構造となる。この影
響を避けるためには、厚みムラ補正(球面収差補正)を
行うシックネスサーボ系とフォーカシングサーボ系とは
互いに独立したサーボ動作を行えるような工夫が必要と
なる。この工夫がどのように実現されるかの具体例は、
図6以降を参照して後述する。
補正なし;収差なしの状態において対物レンズ中央で合
焦・ジャストフォーカスに固定)で球面収差のみを与え
たときに、記録面(光反射面)上に生じる集光スポット
の強度分布が球面収差によりどのように変化するかを説
明するとともに、各球面収差に対応して集光スポットの
形状(サイズ/幅)がどのようになるかを例示する図で
ある。この図は、球面収差の量によって集光スポットの
光強度分布がどのように変化するかの傾向を模式的に例
示するためのものであるので、縦軸および横軸の単位は
任意(a.u.)としている。また、球面収差の量は、
使用光の波長λを用いた球面収差係数W 40により表して
いる。
央の光強度は、無収差の場合(球面収差係数W40=0.
0λ)に最も大きくなる。集光スポット中央の光強度
は、球面収差が大きくなるほど(W40=0.2λ→0.
4λ→0.6λ→0.8λ)減少してゆく。
0.0λ→→0.4λ→→0.8λ)、集光スポットの
広がり方(図5(a)では光強度の単峰曲線の中腹もし
くは裾野の幅;図5(b)では集光スポットの直径)が
大きくなる。この集光スポットの広がりは、焦点ぼけに
よる集光スポットの広がりとは異なる原因(収差)に起
因しているので、対物レンズの焦点調整だけでこの集光
スポットの広がりを防止あるいは抑制することはできな
い。逆に、収差補正だけで焦点ぼけによる集光スポット
の広がりを防止あるいは抑制することもできない。
した場合において、球面収差の発生状況を、集光スポッ
トの光強度(または単峰曲線のピーク強度)および/ま
たは集光スポットの広がり方(または単峰曲線の中腹〜
裾野の幅)に関連した情報(信号)から検出できること
を示している。このことは、球面収差の発生状況を焦点
ぼけ状態から分離して検出できることを示唆している。
逆説的に言えば、球面収差による集光スポットの広がり
と焦点ぼけによる集光スポットの広がりとが区別される
ことなく焦点調整が働いてしまうと、球面収差発生状況
の検出を正しく行うことができなくなる可能性を暗示し
ている。
目標の記録面(光反射面)上で常に安定して鋭く絞り込
まれた小さな集光スポットを得るためには、焦点調整と
収差補正とを相互に独立させながら協同的(あるいは同
時並行的)に行うことが必要となる。すなわち、焦点ぼ
け補正を行いつつ(フォーカシングサーボを動作させつ
つ)球面収差の発生状況を検出して球面収差補正を行う
には、球面収差検出系(シックネスサーボ系など)の動
作を、フォーカシングサーボ系から独立させる必要があ
る、ということである。
び/または屈折率ムラ)による球面収差の影響を抑制す
る手段(シックネスサーボ系)、情報媒体記録面上での
焦点ぼけを極小化する手段(フォーカシングサーボ系)
などを備えた装置(光ディスクドライブまたは記録/再
生装置の要部)の構成を説明する図である。この構成に
おけるシックネスサーボ系は、図1〜図5を参照して説
明した球面収差の検出原理を利用して実現できる。ま
た、この構成におけるシックネスサーボ系は、フォーカ
シングサーボ系から独立したサーボループを構成してい
る。このようにシックネスサーボ系のサーボループとフ
ォーカシングサーボ系のサーボループとを独立させたこ
とは、この実施の形態の大きな特徴となっている。
ザビームLB(たとえば波長λ=405nmのブルーレ
ーザ)は、片面に球面収差発生用ホログラムが形成され
たホログラム素子20Aに入射される。このレーザビー
ムLBは、球面収差発生用ホログラム素子20Aによ
り、3方向に進む光(メインビームMに対応した0次
光、サブビームAに対応した+1次光、およびサブビー
ムBに対応した−1次光)に波面分割される。
ームLB(3方向に進む0次光、+1次光および−1次
光の光ビームを含む)は、ビームスプリッタ30を介し
てコリメートレンズ40Aに送られる。コリメートレン
ズ40Aは、レーザ光源10からのレーザビームLBを
平行光に変換して、厚みムラ補正用凹レンズ50に送
る。厚みムラ補正用凹レンズ50を通過したレーザビー
ムLBは、厚みムラ補正用凸レンズ52を介して対物レ
ンズ60に送られる。この対物レンズ60により絞り込
まれた集束光が、情報媒体(再生専用または記録再生用
の光ディスク)100の記録層面上に、その透明保護層
を介して、集光される。
たとえば0.6ないし0.9の範囲から選択される。よ
り具体的には、0.65ないし0.85の範囲から選択
される。ここでは、一例として、NA=0.85の対物
レンズ60が用いられている(情報媒体透明層の厚み基
準値が0.1mmの場合)。
正用凸レンズ52、および対物レンズ60は、図3に例
示したレンズ群に対応し、図4で説明した光学系ユニッ
ト70と同様な光学系ユニットを構成するものと捉える
ことができる。
正用凹レンズ50および厚みムラ補正用凸レンズ52の
レンズ群に対しては厚みムラ補正用凸レンズ駆動コイル
(および/または図示しないが厚みムラ補正用凹レンズ
駆動コイル)54が設けられ、対物レンズ60に対して
は焦点ぼけ補正用駆動コイル62およびトラッキングず
れ補正用駆動コイル64が設けられている。これらの補
正用駆動コイル54、62、64は、対応するレンズ機
構に連結されたアクチエータ(ボイスコイルモータ)の
一部を構成している。
コイル54への通電方向および通電量をコントロールす
ることにより、厚みムラ補正用凹レンズ50と厚みムラ
補正用凸レンズ52との間隔(または対物レンズ60に
対するレンズ50、52の位置)を自由に変更できる
(これをシックネスサーボで用いる)。また、焦点ぼけ
補正用駆動コイル62への通電方向および通電量をコン
トロールすることにより、対物レンズ60と情報媒体1
00の記録層との間隔(あるいはレンズ50、52およ
び60を一体化した光学系ユニットと媒体記録層との間
隔)を自由に変更できる(これをフォーカシングサーボ
で用いる)。さらに、トラッキングずれ補正用駆動コイ
ル64への通電方向および通電量をコントロールするこ
とにより対物レンズ60の光軸(集光点)と情報媒体1
00の記録層面上のトラック位置と相対位置関係を自由
に変更できる(これをトラッキングサーボで用いる)。
3個の集光スポット(メインビームM、サブビームAお
よびサブビームBの集光スポット)の反射光は、対物レ
ンズ60、厚みムラ補正用レンズ群(50、52)およ
びコリメートレンズ40Aを介してビームスプリッタ3
0に戻される。ビームスプリッタ30に戻った3個の集
光スポットの反射光レーザビームLBは、非点収差を発
生するシリンドリカルレンズ80を介して光検出器90
Aに入射する。この反射光レーザビームLBは、光検出
器90A上において3個のビームに分割され、それぞ
れ、メインビームM検出用4分割セル92、サブビーム
A検出用2分割セル94、およびサブビームB検出用2
分割セル96の受光面上に送られる。
(メインビームM検出用4分割セル92、サブビームA
検出用2分割セル94、サブビームB検出用2分割セル
96)は、この実施の形態では、情報媒体100の記録
層面上に集光される3つの斜め集光スポットに対応し
て、斜め配置されている。
成するセルa〜dの光検知出力は、プリアンプ201〜
204を介して、再生信号検出回路系300、トラック
ずれ検出・補正制御回路系(トラッキングサーボ系)4
00、および焦点ぼけ検出・補正制御回路系(フォーカ
シングサーボ系)600に送られる。また、サブビーム
A検出用2分割セル94を構成するセルe、fの光検知
出力は、プリアンプ205、206を介して、再生信号
検出回路系300、トラックずれ検出・補正制御回路系
(トラッキングサーボ系)400、および情報媒体10
0の透明層厚みムラ(および/または屈折率ムラ)検出
・補正制御回路系(シックネスサーボ系)500に送ら
れる。さらに、サブビームB検出用2分割セル96を構
成するセルg、hの光検知出力は、プリアンプ207、
208を介して、再生信号検出回路系300、トラック
ずれ検出・補正制御回路系(トラッキングサーボ系)4
00、および情報媒体100の透明層厚みムラ(屈折率
ムラ)検出・補正制御回路系(シックネスサーボ系)5
00に送られる。
ビームM検出用4分割セル92を構成するセルa〜dの
光検知出力に基づいて、情報媒体100に記録された記
録マークの内容に対応する再生出力を提供するように構
成されている。
ッキングサーボ系)400は、メインビームM検出用4
分割セル92を構成するセルa〜dの光検知出力、サブ
ビームA検出用2分割セル94を構成するセルe、f、
およびサブビームB検出用2分割セル96を構成するセ
ルg、hの光検知出力に基づきトラックずれ補正用駆動
コイル64を駆動して、メインビームMが情報媒体10
0の記録トラック(グルーブトラックGまたはランドト
ラックL)上を正確にトレースするように構成されてい
る。
シングサーボ系)600は、メインビームM検出用4分
割セル92を構成するセルa〜dの光検知出力に基づき
焦点ぼけ補正用駆動コイル62を駆動して、情報媒体1
00の記録層面上に集光するメインビームMが常に最良
の焦点を結ぶように、すなわちメインビームMが情報媒
体100の記録トラック上で常にジャストフォーカス
(合焦)状態となるように構成されている。
制御回路系(シックネスサーボ系)500は、サブビー
ムA検出用2分割セル94およびサブビームB検出用2
分割セル96を構成するセルe、f、g、hの光検知出
力に基づき厚みムラ補正用凸レンズ駆動コイル(および
/または図示しない厚みムラ補正用凹レンズ駆動コイ
ル)54を駆動して、フォーカシングサーボ系600に
よりメインビームMが最良の焦点を結ぶように制御され
ていてもなおメインビームMの集光スポットサイズが広
がってしまう現象(媒体透明層の厚みムラおよび/また
は屈折率ムラに起因する球面収差の影響)を、抑制もし
くは除去するように構成されている。
より透明層厚みムラ補正をした結果メインビームMの焦
点がずれてしまった場合は、その焦点ずれ(焦点ぼけ)
は、シックネスサーボ系500とは独立したサーボルー
プを持つフォーカシングサーボ系600のサーボ動作に
より、自動的に補正される。
次光(球面収差発生用ホログラム素子20Aで回折を受
けずに直進する光)は、光学系ユニットのレンズ群(レ
ンズ50、52、60)を介して情報媒体100の記録
面(光反射層または記録層)上に集光され、ホログラム
素子20Aによる収差の付加がない小さな集光スポット
(たとえば図5(b)においてW40=0.0λで示すよ
うな集光スポット)を持つメインビームMとなる。(た
だし、ホログラム素子20Aによる収差の付加がなくて
も、メインビームMの集光スポットは、情報媒体100
の透明層の厚みムラ等による収差の影響は受ける。)一
方、球面収差発生用ホログラム素子20Aにより回折し
た+1次光は情報媒体100の記録面上で集光してサブ
ビームAを形成する。このサブビームAは、球面収差発
生用ホログラム素子20Aによる収差付加の影響で、大
きな球面収差を有した場合の集光スポット(たとえば図
5(b)においてW40=0.4λで示すような集光スポ
ット)を形成する。また、球面収差発生用ホログラム素
子20Aにより回折した−1次光は情報媒体100の記
録面上で集光してサブビームBを形成する。このサブビ
ームBは、球面収差発生用ホログラム素子20Aによる
収差付加の影響で、大きな球面収差を有した場合の集光
スポット(たとえば図5(b)においてW40=0.4λ
で示すような集光スポット)を形成する。
媒体の記録層面)を基準にして、対物レンズ60からみ
て集光点よりも遠い方向に集光する球面収差と、集光点
よりも近い方向に集光する球面収差とを、球面収差発生
用ホログラム素子20Aにより、サブビームAおよびサ
ブビームBに対して、予め別々に与えている。つまり、
−1次光のサブビームBは、+1次光のサブビームAと
は逆極性の球面収差を有した集光スポットを形成する。
Bに互いに逆極性の球面収差を予め与えておくと、情報
媒体透明層の厚みムラで球面収差(メインビームM、サ
ブビームAおよびサブビームBの全てに影響する)が発
生した場合、メインビームMに対して焦点が合っている
位置でも、一方のサブビームでは球面収差が相殺し合っ
て集光スポットサイズが小さくなり、他方のサブビーム
では球面収差がさらに加算されて集光スポットサイズが
大きくなる(後述する図8(a)(c)参照)。
方が、記録トラックのウォブルグルーブからの検出信号
振幅が大きくなり、かつ記録マークあるいは凹凸形状の
エンボスピットからの再生信号振幅も大きくなる。すな
わち、集光スポットサイズの大小と、ウォブルグルーブ
からの検出信号振幅および/または記録マークあるいは
エンボスピットからの再生信号振幅の大小との間には、
対応関係がある。そのため、サブビームAおよびサブビ
ームBに関して、ウォブルグルーブからの検出信号振幅
および/または記録マークあるいはエンボスピットから
の再生信号振幅の大小比較を行なうことで、媒体記録面
上でのサブビームA/Bのスポットサイズはどちらが小
さいか(またはどちらが大きいか)を検出できる。これ
により、収差の発生方向(図2(b)のように収差が対
物レンズ寄りの手前側に発生する方向なのか、図2
(c)のように収差が対物レンズから離れる奥側に発生
する方向なのか)を検出できるようになる。
ムAおよびサブビームBのスポットサイズが等しくなる
点でメインビームMの収差がゼロまたは極小となるよう
に調整されておれば、媒体透明層の厚みムラおよび/ま
たは屈折率ムラによる球面収差が発生しても、サブビー
ムAおよびサブビームBのスポットサイズを等しくする
ようなサーボ系(シックネスサーボ系)のサーボ動作に
より、メインビームMに対する球面収差の影響(媒体透
明層の厚みムラおよび/または屈折率ムラにより、焦点
が合っているにも拘わらずメインビームMの集光スポッ
トサイズが広がってしまうこと)を極小化もしくは除去
できる。
に関して、ウォブルグルーブからの検出信号振幅および
/または記録マークあるいはエンボスピットからの再生
信号振幅の大小から、球面収差の発生量を検出できる。
すなわち、サブビームAおよびサブビームBに関して
の、ウォブルグルーブからの検出信号振幅および/また
は記録マークあるいはエンボスピットからの再生信号振
幅とその大小関係から、情報媒体透明層による球面収差
発生状況を検出することができる。
Bとは球面収差が生じる極性が反対であり、発生した球
面収差量に対応してサブビームAおよびサブビームBの
集光スポットサイズが変化するので、サブビームAおよ
びサブビームBの検出結果から、収差発生状況(媒体透
明層の厚みムラおよび/または屈折率ムラの大きさおよ
びその増減方向)を検知できるようになる。
ーザビームLBが平行光でないことから、メインビーム
Mを間に挟んだサブビームAおよびサブビームBの並び
は、図6に例示されるように、情報媒体100のトラッ
ク(グルーブトラックGおよびランドトラックL)の並
び方向に対して斜めになる。この斜め配置のサブビーム
AおよびサブビームBにより、球面収差関連情報(シッ
クネスサーボに利用できる情報)の他に、メインビーム
Mがトレースする現トラックの左右隣接トラックの情報
(トラッキングサーボ、クロストークキャンセル等に利
用できる情報)も得ることができる。
部構成の具体例を説明するブロック図である。以下、焦
点ぼけ検出・補正制御回路系(フォーカシングサーボ
系)600、トラックずれ検出・補正制御回路系(トラ
ッキングサーボ系)400、媒体透明層の厚みムラ(お
よび/または屈折率ムラ)検出・補正制御回路系(シッ
クネスサーボ系)500、および再生信号検出回路系3
00それぞれの内容につて、具体的に説明する。
ォーカシングサーボ系)600について*** 図6のシリンドリカルレンズ80により非点収差が与え
られたメインビームMの戻り光は、メインビームM検出
用4分割セル92を構成するセルa〜d上で、次のよう
に形状変化するビームスポットを形成する。
体記録層の面上あるときに非点収差光学系のビーム断面
が円形となるような位置に、4分割セルa〜dの受光面
が配置されている。このため、合焦状態では、4分割セ
ルa〜dの受光面の中心上に円形のビームスポットが形
成される。ところが、対物レンズ60からみて媒体記録
層面よりも遠方に焦点がずれると、4分割セルa〜dの
うち対角方向に配置された1対のセル(たとえばセルa
およびセルc)の並び方向に細長くなる楕円形のビーム
スポットが、4分割セルの受光面上に形成される。逆
に、媒体記録層面よりも手前に焦点がずれたときは、4
分割セルa〜dのうち他の対角方向に配置された1対の
セル(たとえばセルbおよびセルd)の並び方向に細長
くなる楕円形のビームスポットが、4分割セルの受光面
上に形成される。
92による光検知結果から4分割セルの受光面上のビー
ムスポットの形状変化(縦長楕円〜円〜横長楕円)を検
出すれば、焦点ずれ量および焦点ずれの方向を検知でき
る。これらの焦点ずれ量および焦点ずれの方向情報を用
いて、フォーカシングサーボを実現できる。このフォー
カシングサーボを実現するための回路構成は、図7の実
施の形態では、次のようになっている。
分割セル92を構成するセルaの光検知出力は、プリア
ンプ201を介して加算器211および加算器214そ
れぞれの一方入力端に送られる。4分割セル92を構成
するセルbの光検知出力は、プリアンプ202を介して
加算器212および加算器213それぞれの一方入力端
に送られる。同様に、メインビームM検出用4分割セル
92を構成するセルcの光検知出力はプリアンプ203
を介して加算器211および加算器213それぞれの他
方入力端に送られ、4分割セル92を構成するセルdの
光検知出力はプリアンプ204を介して加算器212お
よび加算器214それぞれの他方入力端に送られる。
たセルa+セルcの出力)は減算器223の−入力端に
送られ、加算器212の出力(別の対角方向に配置され
たセルb+セルdの出力)は減算器223の+入力端に
送られる。この場合、合焦時(セルa〜セルd上のメイ
ンビームスポットは円形)では、加算器212の出力
(セルb+セルd)と加算器211の出力(セルa+セ
ルc)との差分を示す減算器223の出力[(b+d)
−(a+c)]の大きさは、ゼロ(または極小)とな
る。
面よりも遠方に焦点がずれると、セルaおよびセルcの
並び方向に細長くなる楕円形のビームスポットが形成さ
れ、加算器211の出力(セルa+セルc)の方が加算
器212の出力(セルb+セルd)よりも大きくなる。
その結果、焦点ずれ量に対応したマイナス方向の出力
[−(a+c)+(b+d)]が減算器223から出力
される。このマイナス方向の出力[−(a+c)+(b
+d)]を位相補償回路271を介して駆動電流供給回
路281に与え、駆動電流供給回路281から焦点ぼけ
補正用駆動コイル62に対応する駆動電流を供給する
と、減算器223の出力[−(a+c)+(b+d)]
の大きさがゼロ(または極小値)に向かうように対物レ
ンズ60の位置が調整される。減算器223の出力[−
(a+c)+(b+d)]の大きさがゼロ(または極
小)になれば、媒体記録層面よりも遠方への焦点ずれが
補正されたことになる。
面よりも手前に焦点がずれると、セルbおよびセルdの
並び方向に細長くなる楕円形のビームスポットが形成さ
れ、加算器212の出力(セルb+セルd)の方が加算
器211の出力(セルa+セルc)よりも大きくなる。
その結果、焦点ずれ量に対応したプラス方向の出力
[(b+d)−(a+c)]が減算器223から出力さ
れる。このプラス方向の出力[(b+d)−(a+
c)]を位相補償回路271を介して駆動電流供給回路
281に与え、駆動電流供給回路281から焦点ぼけ補
正用駆動コイル62に対応する駆動電流を供給すると、
減算器223の出力[(b+d)−(a+c)]の大き
さがゼロ(または極小値)に向かうように対物レンズ6
0の前後位置が調整される。減算器223の出力[(b
+d)−(a+c)]の大きさがゼロ(または極小)に
なれば、媒体記録層面よりも手前への焦点ずれが補正さ
れたことになる。
シングサーボ系600は、後述するトラッキングサーボ
系400、シックネスサーボ系500、チルトサーボ系
700(図13、図14)等から独立して構成できる。
というのも、この発明の実施の形態では、(非点収差を
利用した)フォーカシングサーボの動作原理、(プッシ
ュプル法または差動プッシュプル法を利用した)トラッ
キングサーボの動作原理、(球面収差を利用した)シッ
クネスサーボの動作原理、および(コマ収差を利用し
た)チルトサーボの動作原理を、それぞれ全く異なるも
のとすることができるからである。
(トラッキングサーボ系)400について*** 媒体100の記録層で反射されたメインビームMの戻り
光は、合焦時は、メインビームM検出用4分割セル92
を構成するセルa〜d上に円形ビームスポットを形成す
る。この4分割セル上の円形ビームスポットは、メイン
ビームMの集光スポットが媒体記録層のグルーブ中心上
あるいはランド中心上にあるときは、左右対称な反射回
析光分布を持つ。この反射回析光分布の左右対称性は、
メインビームM検出用4分割セル92をセルa+dとセ
ルb+cに2分割し、この2分割セル(a+dとb+
c)の出力差がゼロまたは極小になることをもって、検
出できる。
を減算器224の+入力端に与え、加算器213の出力
(b+c)を減算器224の−入力端に与える。する
と、減算器224からは、グルーブGまたはランドLの
トラック進行方向に向かいビームスポットを左右に2分
割した光検出出力の差分(トラッキングエラー信号)
[(a+d)−(b+c)]が出力される。この出力
(トラッキングエラー信号)がゼロまたは極小となるよ
うにトラックずれ補正用駆動コイル64への駆動電流を
コントロールしてやれば、メインビームMの集光スポッ
トの中心が媒体記録層のグルーブ中心上あるいはランド
中心上にくるような自動制御が可能となる。このような
自動制御をプッシュプル法によるトラッキングサーボと
いう。
グエラー信号([(a+d)−(b+c)])に直流オ
フセットが現れやすいという問題がある。この直流オフ
セットが現れると、トラッキングエラー信号がゼロを示
していても、集光ビームスポットは媒体記録面のトラッ
ク(グルーブGまたはランドL)の中心にはないことに
なる。このオフセットの原因としては、対物レンズ60
の光軸ずれ、媒体(光ディスク)100の半径方向の傾
き(ラジアルチルト)、グルーブGまたはランドLの形
状のアンバランスなどがある。
00を用いた記録/再生処理においては、上述したよう
なオフセットはあるべきではないので、このオフセット
に対する対策が望まれる。このオフセットを取り除く
(または問題にならないレベルまで小さくする)手段と
して、差動プッシュプル(DPP)法を用いたトラッキ
ングずれ補正がある。このDPP法で利用する差動プッ
シュプル信号(DPP信号)の一部は、図7の構成で
は、シックネスサーボ系500から取り出すことができ
る(シックネスサーボ系500の詳細な回路構成につい
ては後述する)。
グエラー信号([(a+d)−(b+c)])を、加算
器216に入力する。この加算器216には、サブビー
ムAの検出出力(減算器221の出力f−e)を所定の
増幅度(−A1)を持つ反転増幅器231で反転増幅し
た出力[(e−f)×A1]と、サブビームBの検出出
力(減算器222の出力h−g)を所定の増幅度(−A
2)を持つ反転増幅器232で反転増幅した出力[(g
−h)×A2]とが、さらに入力される。
置で言えば、反転増幅器231からの出力[(e−f)
×A1]が図6のメインビームMに対して右側のオフセ
ットを打ち消すために利用でき、反転増幅器232から
の出力[(g−h)×A2]が図6のメインビームMに
対して左側のオフセットを打ち消すために利用できる。
これらの打ち消し量は、反転増幅器231の増幅度の大
きさA1および/または反転増幅器232の増幅度の大
きさA2を変えることにより、任意に調整できる。
キングエラー信号が、加算器216から位相補償回路2
72を介して駆動電流供給回路282に与えられる。駆
動電流供給回路282からトラッキングずれ補正用駆動
コイル64に対応する駆動電流を供給すると、加算器2
16の出力([(a+d)−(b+c)]+[(e−
f)×A1]+[(g−h)×A2])の大きさがゼロ
(または極小値)に向かうように対物レンズ60の左右
位置が調整される。この加算器216の出力の大きさが
ゼロ(または極小)になれば、媒体記録層の面上におけ
るメインビームMの集光スポットの中心と媒体記録層の
グルーブ中心あるいはランド中心との間の位置ずれ(す
なわちトラッキングずれ)が補正されたことになる。
ラックを持たない媒体(再生専用ディスク)にも適用で
きるが、図6に示すようなウォブルトラックを持つ媒体
(記録再生用ディスク)では、次のような方法でトラッ
キングずれを補正することもできる。
ブGまたはランドL)が図6に示すようにウォブルして
いる媒体(記録再生用ディスク)100では、メインビ
ームMの集光スポットの進行方向左右部分で2つのウォ
ブル成分を検知できる。検知された左右のウォブル成分
(ウォブル信号振幅)は、加算器213の出力(4分割
セルのb+c)および加算器214の出力(4分割セル
のa+d)から取り出すことができる。
幅)の差((a+d)−(b+c))を減算器224で
とり、このウォブル成分(ウォブル信号振幅)の差がゼ
ロまたは極小となるようにトラックずれ補正用駆動コイ
ル54を制御すれば、メインビームMの集光スポット
が、左右のウォブルで挟まれたトラック(グルーブGま
たはランドL)の中央上を常にトレースするように制御
できる。すなわち、図7の回路構成で、ウォブルを利用
したトラッキングサーボにも対応できる。
(光ディスク)100のラジアルチルト、グルーブGま
たはランドLのウォブル形状のアンバランスなどがある
と、ウォブルを利用したトラッキングサーボにおいて
も、前述した直量オフセットが発生する。そこで、図7
の回路構成では、直流オフセットの影響を避けるため、
上記ウォブルを利用したトラッキングサーボにおいて
も、差動プッシュプル(DPP)法を用いたトラッキン
グずれ補正を実行できるようになっている。
たは屈折率ムラ)検出・補正制御回路系(シックネスサ
ーボ系)500について***4分割セルa〜dの中心
上でビームスポットが円形となる(つまり合焦状態とな
る)ようなフォーカシングサーボが働いても、媒体透明
層の厚みムラ等により発生した球面収差が補正されない
ままでは、媒体記録層の面上におけるメインビームMの
焦点スポットサイズを小さく絞ることはできない。逆
に、フォーカシングサーボによる焦点ぼけ補正がされな
いままでは、球面収差補正を行うシックネスサーボが働
いても、媒体記録層の面上においてメインビームMの焦
点スポットを合焦状態(スポットサイズ最小)に維持す
ることは保証されない。したがって、メインビームの合
焦状態を維持しつつ媒体透明層の厚みムラ等による球面
収差を補正するために、フォーカシングサーボと協同的
に(しかし独立して)動作できるシックネスサーボが必
要となる。
のビームスポットの形状変化の仕方(縦長楕円〜円〜横
長楕円)は、媒体透明層の厚みムラによる球面収差が発
生しても維持される。このため、球面収差発生状況から
独立して焦点ずれ(焦点ぼけ)を検出できる。逆に言え
ば、焦点ずれ検出と異なる方法を用いることにより、焦
点ずれの状況から独立して、媒体透明層の厚みムラによ
る球面収差の発生状況を検出できるともいえる。このよ
うな球面収差発生状況の検出は、次のような構成により
実現できる。
割セル94を構成するセルeの光検知出力は、プリアン
プ205を介して加算器217の一方入力端および減算
器221の−入力端に送られる。また、サブビームA検
出用2分割セル94を構成するセルfの光検知出力は、
プリアンプ206を介して加算器217の他方入力端お
よび減算器221の+入力端に送られる。同様に、図6
のサブビームB検出用2分割セル96を構成するセルg
の光検知出力は、プリアンプ207を介して加算器21
8の一方入力端および減算器222の−入力端に送られ
る。また、サブビームB検出用2分割セル96を構成す
るセルhの光検知出力は、プリアンプ208を介して加
算器218の他方入力端および減算器222の+入力端
に送られる。
241の一方入力端に送られ、減算器221の出力(f
−e)はスイッチ241の他方入力端に送られる。減算
器221の出力(f−e)は前述した差動プッシュプル
信号の一部として利用するために反転増幅器231に送
られる。加算器217の出力(e+f)は後述するクロ
ストークキャンセル信号の一部として利用するために反
転増幅器233に送られる。同様に、加算器218の出
力(g+h)はスイッチ242の一方入力端に送られ、
減算器222の出力(h−g)はスイッチ242の他方
入力端に送られる。減算器222の出力(h−g)は前
述した差動プッシュプル信号の一部として利用するため
に反転増幅器232に送られる。加算器218の出力
(g+h)は後述するクロストークキャンセル信号の一
部として利用するために反転増幅器234に送られる。
分割セル94を構成するセルeおよびセルfの検出和信
号(e+f)または検出差信号(f−e)を選択して、
振幅値検出部261に送る。振幅値検出部261は、選
択された検出和信号(e+f)または検出差信号(f−
e)の振幅を検出して、減算器225の−入力端に送
る。同様に、スイッチ242は、サブビームB検出用2
分割セル96を構成するセルgおよびセルhの検出和信
号(g+h)または検出差信号(h−g)を選択して、
振幅値検出部262に送る。振幅値検出部262は、選
択された検出和信号(g+h)または検出差信号(h−
g)の振幅を検出して、減算器225の+入力端に送
る。振幅値検出部261の出力[和信号(e+f)また
は差信号(f−e)の振幅値]は減算器225の−入力
端に送られ、振幅値検出部262の出力[和信号(g+
h)または差信号(h−g)の振幅値]は減算器225
の+入力端に送られる。
選択されたときは、図6のサブビームAの集光スポット
サイズ(スポット面積)に対応した値が、振幅値検出部
261で検出される。同様に、スイッチ242により和
信号(g+h)が選択されたときは、サブビームBの集
光スポットサイズ(スポット面積)に対応した値が、振
幅値検出部262で検出される。
ムAの集光スポットサイズ(スポット面積)とサブビー
ムBの集光スポットサイズ(スポット面積)とが同じに
なるときにゼロ(または極小)となるような信号が出力
される。この減算器225からの出力信号は、位相補償
回路273を介して駆動電流供給回路283に与えられ
る。駆動電流供給回路283は、減算器225からの出
力信号がゼロ(または極小)となるような極性および大
きさの駆動電流を、図6の厚みムラ補正用レンズ駆動コ
イル54に供給する。すると、サブビームAの集光スポ
ットサイズ(スポット面積)とサブビームBの集光スポ
ットサイズ(スポット面積)とが同じになるように、図
6の厚みムラ補正用凹レンズ50および/または厚みム
ラ補正用凸レンズ52の位置が調整される。その結果、
減算器225からの出力信号の大きさがゼロ(または極
小)になれば、媒体透明層の厚みムラが補正されたこと
になる。(この厚みムラ補正の原理の詳細については、
図8を参照して後述する。)この方法による厚みムラ補
正は、媒体透明層厚みムラにより球面収差が発生する
と、それに対応して集光スポットサイズ(面積または直
径)が変化すること(図5(a)の横軸参照)を利用し
ているともいえる。
検出については、上記とは別の捉え方もできる。すなわ
ち、別の見方をすると、減算器225からは、サブビー
ムAの集光スポットの検出光量(スポット面積×単位面
積当たりの明るさ)とサブビームBの集光スポットの検
出光量(スポット面積×単位面積当たりの明るさ)とが
同じになるときにゼロ(または極小)となるような信号
が出力される。この減算器225からの出力信号は、位
相補償回路273を介して駆動電流供給回路283に与
えられる。駆動電流供給回路283は、減算器225か
らの出力信号がゼロ(または極小)となるような極性お
よび大きさの駆動電流を、図6の厚みムラ補正用レンズ
駆動コイル54に供給する。すると、サブビームAの集
光スポットの検出光量とサブビームBの集光スポットの
集光スポットの光量とが同じになるように、図6の厚み
ムラ補正用凹レンズ50および/または厚みムラ補正用
凸レンズ52の位置が調整される。その結果、減算器2
25からの出力信号の大きさがゼロ(または極小)にな
れば、媒体透明層の厚みムラが補正されたことになる。
層厚みムラにより球面収差が発生すると、それに対応し
て集光スポットの明るさ(光強度)が変化すること(図
5(a)の縦軸参照)を利用しているともいえる。
はウォブルトラックを持たない媒体(再生専用ディス
ク)にも適用できるが、図6に示すようなウォブルトラ
ックを持つ媒体(記録再生用ディスク)では、以下に述
べるような方法で媒体透明層の厚みムラ補正を行うこと
もできる。この方法では、集光スポットサイズが小さい
ほどこのスポットで捉えたウォブル成分(ウォブル形状
の変化分)が相対的に大きく検出されること、すなわち
集光スポットサイズが小さく絞り込まれるほどウォブル
成分を敏感に検出できること(あるいは大きなスポット
サイズではウォブル形状の変化に鈍感となること)を利
用している。
(f−e)が選択されたときは、図6のサブビームAの
集光スポットで検出されるウォブル成分(セルfでの検
出成分とセルeでの検出成分のプッシュプル合成値)が
振幅値検出部261で検出され、スイッチ242により
差信号(h−g)が選択されたときは、サブビームBの
集光スポットで検出されるウォブル成分(セルhでの検
出成分とセルgでの検出成分のプッシュプル合成値)が
振幅値検出部262で検出される。
成分(f−e)の大きさは、図6のホログラム素子20
Aにより予め球面収差が与えられている+1次光のサブ
ビームAの球面収差と透明層厚みムラによる球面収差と
が打ち消し合ってサブビームAの集光スポットサイズが
小さくなると、大きくなる。逆に、振幅値検出部261
で検出されたウォブル成分(f−e)の大きさは、予め
球面収差が与えられている+1次光のサブビームAの球
面収差と透明層厚みムラによる球面収差とが加算し合っ
てサブビームAの集光スポットサイズが大きくなると、
小さくなる。
ォブル成分(h−g)の大きさは、図6のホログラム素
子20AによりサブビームAとは逆極性の球面収差が予
め与えられている−1次光のサブビームBの球面収差と
透明層厚みムラによる球面収差とが加算し合ってサブビ
ームBの集光スポットサイズが大きくなると、小さくな
る。逆に、振幅値検出部262で検出されたウォブル成
分(h−g)の大きさは、予め逆極性の球面収差が与え
られている−1次光のサブビームBの球面収差と透明層
厚みムラによる球面収差とが打ち消し合ってサブビーム
Aの集光スポットサイズが小さくなると、大きくなる。
出されたウォブル成分(f−e)の大きさと振幅値検出
部262で検出されたウォブル成分(h−g)の大きさ
との差分を減算器225でとれば、スイッチ241およ
び242で加算器217および218の出力を選択した
ときと同様に、媒体透明層の厚みムラを補正するシック
ネスサーボを実現できるようになる。
ゼロ(または極小)となるような極性および大きさの駆
動電流を、図6の厚みムラ補正用レンズ駆動コイル54
に供給する。すると、サブビームA検出用の2分割セル
94で検知され振幅値検出部261で振幅検出されたウ
ォブル成分(f−e)の大きさが、サブビームB検出用
の2分割セル96で検知され振幅値検出部262で振幅
検出されたウォブル成分(h−g)の大きさと同じにな
るように、図6の厚みムラ補正用凹レンズ50および/
または厚みムラ補正用凸レンズ52の位置が調整され
る。
知され振幅値検出部261で振幅検出されたウォブル成
分(f−e)の大きさはサブビームAの集光スポットサ
イズ(スポット面積)に対応し、サブビームB検出用の
2分割セル96で検知され振幅値検出部262で振幅検
出されたウォブル成分(h−g)の大きさはサブビーム
Bの集光スポットサイズ(スポット面積)に対応してい
るので、減算器225からの出力信号の大きさがゼロ
(または極小)になれば、サブビームAの集光スポット
サイズ(スポット面積)とサブビームBの集光スポット
サイズ(スポット面積)とが同じになる場合と同様なサ
ーボ動作が行なわれ、媒体透明層の厚みムラが補正され
たことになる。
正を行うシックネスサーボとは異なる考え方で焦点ぼけ
を検出するフォーカシングサーボが可能である。このフ
ォーカシングサーボでは、図4に示すような光学系ユニ
ット70を、図6の光学系に適用する。このフォーカシ
ングサーボによって、フォーカシングサーボとシックネ
スサーボとの間に大きな干渉を発生させることなく、互
いに独立に安定したサーボを掛けることができる。この
場合のフォーカシングサーボにおける焦点ぼけの検出
は、以下の方法で行うこともできる。
50、厚みムラ補正用凸レンズ52、および対物レンズ
60の全体を図4の光学系ユニット70と捉えると、図
6に示した光学系では、コリメートレンズ40A通過後
の光は常に平行光として光学系ユニット70に入射され
る。対物レンズ60により集光される集光位置(図4の
β)と媒体100の記録層の位置が一致している場合
(焦点ぼけがない合焦状態)には、この記録層で反射し
再び光学系ユニット70を通過した光は、厚みムラ補正
用凸レンズ52と厚みムラ補正用凹レンズ50との間の
間隔に依らず常に平行光となる。
媒体記録層位置よりも後方(対物レンズから離れる方
向)に位置する場合には、記録層で反射し光学系ユニッ
ト70通過後の光は発散光となる。この状況では、厚み
ムラ補正用凸レンズ52と厚みムラ補正用凹レンズ50
との間の間隔に依らず、常に発散光となる。逆に、対物
レンズ60による集光位置βが媒体記録層位置よりも前
方(対物レンズに近づく方向)に位置する場合には、記
録層で反射し光学系ユニット70通過後の光は、常に収
束光となる。
通過した後の光の状態(平行光、発散光、あるいは収束
光)は、図6のシリンドリカルレンズ80および光検出
器90Aの組み合わせ(あるいは後述する図22の焦点
ぼけ検出部910)で検出できる。このような反射光の
状態(平行光、発散光、あるいは収束光)を検出するこ
とにより、焦点ぼけ状態(合焦状態、遠方への焦点ずれ
状態、あるいは手前への焦点ずれ状態)を単独で検出す
ることが可能となる。この焦点ぼけ状態は、透明層の厚
みムラ発生状況(球面収差発生状況)や厚みムラ補正用
凸レンズ52と厚みムラ補正用凹レンズ50との間の間
隔に依らず、安定に検出できる。
*** 再生信号検出回路系300は、図6のメインビームMに
より媒体記録層の記録マークを読み取った結果を、電気
信号として出力する回路系である。
割セル92のセルbおよびセルcの加算出力(b+c)
と、メインビームM検出用4分割セル92のセルaおよ
びセルdの加算出力(a+d)とが、加算器215にお
いて加算合成される。その結果、4分割セルa〜d全て
での検知結果に対応する信号(a+b+c+d)が、加
算器215から出力される。この信号(a+b+c+
d)は、隣接トラックからのクロストークを除去する処
理を受けていない。この信号(a+b+c+d)は、ス
イッチ243に入力される。このスイッチ243には、
隣接トラックからのクロストークを除去する処理を受け
た信号も入力されている。このクロストークを除去する
処理を受けた信号は、以下の構成により得られる。
受けていない加算器215からの信号(a+b+c+
d)を遅延器251で第1の所定時間遅延させた第1の
遅延信号が、加算器219に入力される。また、この加
算器219には、サブビームA検出用セル94のセルe
およびセルfの加算出力(e+f)を反転増幅器233
により所定の増幅度(−A3)で反転増幅したあと遅延
器252で第2の所定時間遅延させた第2の遅延信号
(クロストークキャンセル信号)が、入力される。この
加算器219にはさらに、サブビームB検出用セル96
のセルgおよびセルhの加算出力(g+h)を反転増幅
器234により所定の増幅度(−A4)で反転増幅した
あと遅延器253で第3の所定時間遅延させた第3の遅
延信号(クロストークキャンセル信号)が、入力され
る。
用いると、サブビームAによる記録マークの検出タイミ
ングは、メインビームMによる記録マーク検出タイミン
グよりも、媒体記録面上におけるビームの位置ずれ分だ
け先行する。一方、サブビームBによる記録マークの検
出タイミングは、メインビームMによる記録マーク検出
タイミングよりも、媒体記録面上におけるビームの位置
ずれ分だけ遅れる。つまり、同じ記録マークが、サブビ
ームAとメインビームMとサブビームBとにより、異な
る時間(異なるタイミング)で読み取られる。この時間
ずれ(タイミングずれ)を同一時間軸となるように補正
するのが、図7の遅延器251ないし253である。
ている場合においては、メインビームMの検出信号(a
+b+c+d)に含まれる隣接トラック(メインビーム
Mがトレースするトラックの左右トラック)からのクロ
ストーク成分の大きさは、通常は、サブビームAの検出
信号(e+f)に含まれる右側トラック成分の大きさと
異なり、かつサブビームBの検出信号(g+h)に含ま
れる左トラック成分とも異なる。そのため、サブビーム
Aの検出信号(e+f)およびサブビームBの検出信号
(g+h)をメインビームMの検出信号(a+b+c+
d)から単純に減算しただけでは、メインビームMの検
出信号(a+b+c+d)に含まれる隣接トラックから
のクロストーク成分を完全に打ち消す(あるいは最小化
する)ことはできない。
f)に対する反転増幅器233の増幅度A3およびサブ
ビームBの検出信号(g+h)に対する反転増幅器23
4の増幅度A4を(実際の装置における実状に合わせ
て)調整し、メインビームMの検出信号(a+b+c+
d)に含まれる隣接トラックからのクロストーク成分
を、[−A3×(e+f)]および/または[−A4×
(g+h)]の合成により完全に打ち消す(あるいは最
小化する)ことができるようにしている。
延時間調整および反転増幅器233、234の増幅度調
整によりクロストークがキャンセルされたメインビーム
Mの検出信号(a+b+c+d)、またはクロストーク
を除去する処理を受けていない加算器215からの検出
信号(a+b+c+d)のいずれか一方が、スイッチ2
43により選択されて、再生信号処理回路291に送ら
れる。再生信号処理回路291では、検出信号(a+b
+c+d)を復調し、適宜エラー訂正を行い、情報媒体
100に記録された情報ピットの内容に対応する再生出
力を提供する。
トラックからのクロストークが実質的にない(あるいは
隣接トラックからのクロストークの影響が無視できるレ
ベルにある)ときは、加算器215からの検知結果(a
+b+c+d)を用いて再生出力を得るようにしてもよ
い。隣接トラックからのクロストークが実質的にない
(または無視できる)ときは、加算器215からの検知
結果(a+b+c+d)にクロストークキャンセル信号
を混入させない方がよい結果が得られることがある。
利用したシックネスサーボがどのように具現されるかを
概念的に説明する図である。
ビームBには、図6のホログラム素子20Aにより、互
いに逆極性の球面収差が事前に与えられている。この場
合、媒体透明層に厚みムラがないときは、サブビームA
のスポットサイズとサブビームBのスポットサイズとが
同じになる(あるいはサブビームAのスポットの明るさ
とサブビームBのスポットの明るさとが同じになる)よ
うに調整されているとする(図8(b)参照)。
収差(メインビームM、サブビームAおよびサブビーム
Bの全てに影響する)が発生した場合は、メインビーム
Mに対して焦点が合っている位置でも、一方のサブビー
ムでは球面収差が相殺し合って集光スポットサイズが小
さくなり(あるいは球面収差が相殺し合って集光スポッ
トが明るくなり)、他方のサブビームでは球面収差が加
算されて集光スポットサイズが大きくなる(あるいは球
面収差が加算されて集光スポットが暗くなる)(図5
(a)、図8(a)(c)参照)。
た球面収差が相殺されるような媒体透明層の厚みムラが
生じたときは、図8(a)に示すように、サブビームA
のスポットサイズは透明層厚みムラがないときのスポッ
トサイズ(図8(b))よりも小さくなり(あるいはサ
ブビームAのスポットは透明層厚みムラがないときより
も明るくなり)、サブビームBのスポットサイズは透明
層厚みムラのないときのスポットサイズよりも球面収差
の加算により大きくなる(あるいはサブビームBのスポ
ットは透明層厚みムラがないときよりも暗くなる)。
面収差が相殺されるような媒体透明層の厚みムラが生じ
たときは、図8(c)に示すように、サブビームBのス
ポットサイズは透明層厚みムラがないときのスポットサ
イズ(図8(b))よりも小さくなり(あるいはサブビ
ームBのスポットは透明層厚みムラがないときよりも明
るくなり)、サブビームAのスポットサイズは透明層厚
みムラのないときのスポットサイズよりも球面収差の加
算により大きくなる(あるいはサブビームAのスポット
は透明層厚みムラがないときよりも暗くなる)。
小さい方がウォブルグルーブからの検出信号振幅が大き
くなり、また記録マークあるいはエンボスピット(凹凸
形状のピット)からの再生信号振幅も大きくなる。そこ
で、集光スポットサイズに対応した再生信号振幅の大小
比較を行い、記録層面上でのサブビームA/Bのスポッ
トサイズのうちどちらが小さいか(あるいはどちらが大
きいか)を検出すれば、球面収差検出を行なうことがで
きる。そして、図8(b)に示すように記録層面上での
サブビームのスポットサイズが同じとなるように図6の
厚みムラ補正用凹レンズ50および/または厚みムラ補
正用凸レンズ52の位置あるいはそれらの間隔を調整す
れば、球面収差を利用したシックネスサーボが実現され
る。
光検出セルの出力も大きくなる。そこで、サブビームA
/Bの集光スポットの明るさに対応した信号の大小比較
を行い、サブビームA/Bの集光スポットのどちらが明
るいか(あるいはどちらが暗いか)を検出しても、球面
収差検出を行なうことができる。そして、サブビームA
/Bの集光スポットの明るさが同じとなるように図6の
厚みムラ補正用凹レンズ50および/または厚みムラ補
正用凸レンズ52の位置あるいはそれらの間隔を調整す
れば、球面収差を利用したシックネスサーボが実現され
る。
ムA/Bを利用)を用いたシックネスサーボは、前述し
た4分割セルa〜d上での集光スポット形状変化の検出
(メインビームMを利用)を用いたフォーカシングサー
ボとは全く異なる検出原理を利用しているので、両者の
サーボ系を独立・分離して構成することができる。
とめ*** 図6の構成要素10〜90を含んで構成される光学ヘッ
ドでは、シリンドリカルレンズ80を用いた非点収差法
による焦点ぼけ検出を行っている。すなわち、メインビ
ームMが照射されるメインビームM検出用セル92の4
分割光検出セルa〜d間で検出された検出光量に対し
て、フォーカシングサーボ系600の内部で対角セル間
の2つの和(a+c、およびb+d)の差をとること
で、焦点ぼけ量を検出している。
は、サブビームAおよびサブビームBそれぞれの反射光
が照射される2つのサブビーム検出用セル94および9
6において、2分割光検出セル(e+f、およびg+
h)で検出された検出光量から検出している。
にムラ(誤差)が生じると、メインビームMは、透明層
の厚みムラにより発生する球面収差を含んだ集光スポッ
ト強度分布(図5参照)を持つ。一方、透明層の厚みム
ラにより発生する球面収差はサブビームAおよびサブビ
ームBにも加算されるが、前述したようにサブビームA
およびサブビームBにはそれぞれ逆極性の球面収差が事
前に与えられている。このため、透明層の厚みムラによ
り発生する球面収差により、サブビームAおよびサブビ
ームBのいずれか一方は球面収差量が相殺され、他方は
球面収差量が増大するようになる(図8(a)(c)参
照)。
面収差が小さいサブビームからの再生信号の方が大きく
なるので、両者(サブビームAおよびサブビームB)の
再生信号振幅値を比較することで、透明層の厚みムラ量
(厚み誤差量)とその誤差の発生方向(基準より厚い方
向の誤差なのか薄い方向の誤差なのか)を検出できる。
すなわち、情報媒体100の記録領域では、互いに段差
を持って構成されるランドLとグルーブGとの間の境界
面は、ウォブル形状(ウォブルグルーブ)を持つ。そこ
で、透明層の厚みムラ検出・補正制御回路系500内に
おいて、プリアンプ205と206との間の検出信号の
差およびプリアンプ207と208との間の検出信号の
差を減算器221および222で算出して、ウォブルグ
ルーブからの検出信号差を求めることにより、透明層の
厚み誤差量を検出している。
凹凸形状(エンボス)のピット列が存在しており、ここ
から透明層の厚み誤差量を検出する場合には、加算器2
17および218で換算された再生信号振幅を比較すれ
ばよい。
ラ補正凸レンズ駆動用コイル54に制御電流を流して厚
みムラ補正用凸レンズ50と厚みムラ補正用凹レンズ5
2との間隔を変えることにより、透明層厚みムラによる
球面収差とは逆方向の球面収差を光学ヘッドのレンズ側
で発生させて、透明層の厚みムラによる収差を補正でき
る。
誤差)を検出する構成(光学系および電気回路系)の一
部は、記録マークからの再生信号に対するクロストーク
打ち消しおよび/または差動プッシュプル法によるトラ
ックずれ検出に利用できる。
補正なし;収差なしの状態において対物レンズ中央で合
焦・ジャストフォーカスに固定)で球面収差のみを与え
たときに、集光スポットの特性(相対的中心強度、スポ
ット幅)がどのように変化するかを説明するグラフ図で
ある。
面収差量W40(λ)に対する集光スポットの相対的中心
強度の変化を示し、左側の縦軸が集光スポットの中心強
度比率(スポット中心で最大1)を示している。
している。すなわち、集光スポットの相対的中心強度
は、球面収差量W40(λ)がゼロ(球面収差なし)のと
きにが最大の“1”となり、球面収差量W40(λ)が大
きくなるほど低下する。また、球面収差量W40(λ)が
0.2λ〜0.8λの間では、球面収差量W40(λ)の
変化に対する集光スポット中心強度の変化率が大きい。
つまり、球面収差量W40(λ)が0.2λ〜0.8λの
間では、集光スポット中心強度の変化から、球面収差の
発生量を高感度で検出できる(カーブの傾きが大きい部
分ほど検出感度が高い)。球面収差量W40(λ)が0.
2λ以下あるいは0.8λ以上では、球面収差量W
40(λ)が変化しても集光スポット中心強度はあまり変
化しないので、球面収差発生量の検出感度は低くなる。
線カーブは球面収差量W40(λ)に対する集光スポット
の5%幅の変化を示し、右側の縦軸はこの集光スポット
幅の変化率を示している。ここで、集光スポットの5%
幅とは、集光スポットの中心光強度を100%としたと
きに、光強度が5%となる部分のスポットの広がり範囲
の幅をいう。
している。すなわち、集光スポットの5%幅は、球面収
差量W40(λ)が大きくなるほど増加する。球面収差量
W40(λ)が0.3λ〜0.8λの間では、球面収差量
W40(λ)の変化に対する集光スポットの5%幅の変化
率は比較的大きい。球面収差量W40(λ)が0.4λ〜
0.7λの間では、球面収差量W40(λ)の変化に対す
る集光スポットの5%幅の変化率はより大きい。つま
り、球面収差量W40(λ)が0.4λ〜0.7λの間で
は、集光スポットの5%幅の変化から、球面収差の発生
量を高感度に検出できる。球面収差量W40(λ)が0.
3λ〜0.4λ以下では球面収差発生量の検出感度が下
がる。一方、球面収差量W40(λ)が0.7λ〜0.8
λ以上では集光スポットの相対的中心強度が小さくなる
ため、集光スポットが暗くなる。すると集光スポットの
5%幅を高いS/N比で検出することが困難となり、検
出精度が落ちる。
線カーブは球面収差量W40(λ)に対する集光スポット
のe−2幅の変化を示し、右側の縦軸はこの集光スポッ
ト幅の変化率を示している。ここで、集光スポットのe
−2幅とは、集光スポットの中心光強度を“1”とした
ときに、光強度が「exp(−2)」の値(0.1353
34…)となる部分のスポットの広がり範囲の幅をい
う。「e−2幅」の「e」とは、指数関数(exponentia
l)を指す。
している。すなわち、集光スポットのe−2幅は、球面
収差量W40(λ)が大きくなるほど増加する。球面収差
量W 40(λ)が0.4λ〜0.6λの間では、球面収差
量W40(λ)の変化に対する集光スポットのe−2幅の
変化率は大きい。つまり、球面収差量W40(λ)が0.
4λ〜0.6λの間では、集光スポットのe−2幅の変
化から、球面収差の発生量を高感度に検出できる。球面
収差量W40(λ)が0.4λ以下では球面収差発生量の
検出感度が下がる。一方、球面収差量W40(λ)が0.
6λ以上では集光スポットの相対的中心強度が小さくな
るため、集光スポットが暗くなる。すると集光スポット
のe−2幅を高いS/N比で検出することが困難とな
り、検出精度が落ちる。
面収差量W40(λ)に対する集光スポットの半値幅の変
化を示し、右側の縦軸はこの集光スポット幅の変化率を
示している。ここで、集光スポットの半値幅とは、集光
スポットの中心光強度を100%としたときに、光強度
が50%となる部分のスポットの広がり範囲の幅をい
う。
示している。すなわち、集光スポットの半値幅は、球面
収差量W40(λ)が大きくなるほど増加する。球面収差
量W 40(λ)が0.5λ〜0.7λの間では、球面収差
量W40(λ)の変化に対する集光スポットの半値幅の変
化率は大きい。つまり、球面収差量W40(λ)が0.5
λ〜0.7λの間では、集光スポットの半値幅の変化か
ら、球面収差の発生量を高感度に検出できる。球面収差
量W40(λ)が0.5λ以下では球面収差発生量の検出
感度が下がる。一方、球面収差量W40(λ)が0.7λ
以上では集光スポットの相対的中心強度が小さくなるた
め、集光スポットが暗くなる。すると集光スポットの半
値幅を高いS/N比で検出することが困難となり、検出
精度が落ちる。
ムAおよびサブビームBに対して図6のホログラム素子
20Aにより事前に与えるべき球面収差をどの程度にす
ればよいかの指針を含んでいる。言い換えると、集光ス
ポットの光強度をある程度以上確保でき、また球面収差
量W40(λ)に対する集光スポット中心強度の変化率あ
るいは集光スポット幅の変化率をある程度以上の大きさ
に確保できるような球面収差を、サブビームAおよびサ
ブビームBに対して事前に与えるための具体的な判断材
料が、図9に示されている。
強度をある程度以上確保できる球面収差量としてW
40(λ)を0.8λ以下とし、球面収差量W40(λ)に
対する集光スポット中心強度の変化率をある程度以上の
大きさに確保できる収差量としてW40(λ)を0.2λ
以上0.8λ以下とすることが考えられる。
ると、サブビームAおよびサブビームBに対して事前に
与えるべき好ましい球面収差量W40(λ)として、0.
3λ〜0.7λの範囲から選ぶことが考えられる。より
好ましくは、球面収差量W40(λ)として、0.4λ〜
0.6λの範囲から選ぶことが考えられる。
たシックネスサーボ系およびフォーカシングサーボ系を
抽出して示すブロック図である。
されたレーザビームは、ビームスプリッタ30および媒
体透明層の厚みムラ(屈折率ムラ)補正機構を介して、
対物レンズ60に送光される。ここで、厚みムラ(屈折
率ムラ)補正機構は、図6の厚みムラ補正用凹レンズ5
0、厚みムラ補正用凸レンズ52、および厚みムラ補正
用レンズ駆動コイル54を含んで構成されている。
は、光ディスク(情報媒体)100の透明保護層を介し
て記録層の面上に送られ、そこで反射される。媒体記録
層で反射されたレーザビームは、対物レンズ60および
透明層厚みムラ補正機構(50、52、54)を介して
ビームスプリッタ30に戻され、ビームスプリッタから
波面収差検出部900および焦点ぼけ検出部910に送
られる。ここで、波面収差検出部900は、図6のサブ
ビーム検出用セル94および96とその周辺パーツに対
応している。また、焦点ぼけ検出部910は、図6のメ
インビーム検出用セル92とその周辺パーツに対応して
いる。
リカルレンズ80および4分割セルa〜dを用いて(非
点収差を利用して)焦点ぼけを検出し、その検出結果を
焦点ぼけ検出・補正制御回路系600に送る(非点収差
を利用した焦点ぼけの検出方法については図7の説明を
参照)。焦点ぼけ検出・補正制御回路系600は、焦点
ぼけの検出結果に基づきアクチエータ(図6の駆動コイ
ル62)を駆動して、対物レンズ60からの集光ビーム
が媒体記録層面上で合焦状態となるような制御を行う。
は屈折率ムラが発生すると、球面収差(または波面収
差)が発生する。この球面収差(波面収差)は、焦点ぼ
け検出部910から完全に独立した波面収差検出部90
0で検出される(球面収差の検出方法については図8以
前の説明を参照)。波面収差検出部900で検出された
球面収差(波面収差)に相当する信号は、透明層厚みム
ラ検出・補正制御回路系500に送られる。透明層厚み
ムラ検出・補正制御回路系500は、検出された球面収
差(波面収差)に相当する信号の大きさが最小となるよ
うに、透明層厚みムラ補正機構(50、52、54)内
のアクチエータ(図6の駆動コイル54)を駆動する。
その結果、媒体透明層の厚みムラおよび/または屈折率
ムラの影響が打ち消されるように、透明層厚みムラ補正
機構(50、52、54)の光学的な内部状態(発散光
/平行光/収束光といった光線の状態;図3、図4参
照)が変更される。
52、54)の光学的な内部状態が変更されると焦点ぼ
けも発生するが、この焦点ぼけは、波面収差検出部90
0とは独立別個の焦点ぼけ検出部910で、球面収差
(波面収差)とは別個に(非点収差を利用して)検出さ
れる。そのため、媒体透明層の厚みムラおよび/または
屈折率ムラを打ち消すサーボ動作(シックネスサーボ動
作)を妨害することなく、透明層厚みムラ補正機構(5
0、52、54)の光学的な内部状態変化などに伴う焦
点ぼけが、フォーカシングサーボ動作により、除去され
もしくは最小限に抑制される。
または屈折率ムラが打ち消されるように透明層厚みムラ
補正機構(50、52、54)の光学的な内部状態が変
更された結果、波面収差検出部900で検出された球面
収差(波面収差)に相当する信号は、ある極小値に収束
する。この収束時の極小値はゼロとはならず、ある有限
値となる。この有限値を「残留偏差」と呼ぶことにする
と、この残留偏差は、媒体透明層の厚みムラおよび/ま
たは屈折率ムラに比例し、シックネスサーボ系のサーボ
ゲインGに反比例する性質を持つ。
収差発生量が媒体透明層の厚みムラによる球面収差発生
量よりもずっと小さい、つまり媒体透明層の屈折率ムラ
を実質的に無視できる状況にあるとする。この場合は、
上記シックネスサーボ系の残留偏差は、媒体透明層の厚
みムラを示すようになる。すなわち、この残留偏差は、
媒体透明層の厚みムラをシックネスサーボ系のサーボゲ
インGで割った値に比例する(比例係数を適当に選べ
ば、残留偏差=厚みムラ÷サーボゲインGとなる)。
わち、媒体透明層の厚みムラによる球面収差はシックネ
スサーボにより除去(もしくは抑制)され、このシック
ネスサーボとは独立したフォーカシングサーボにより
(球面収差の発生状況如何によらず)焦点ぼけが除去
(もしくは抑制)され、かつ、厚みムラによる球面収差
および焦点ぼけが除去(もしくは抑制)された状態での
シックネスサーボ系の残留偏差から、媒体透明層の厚み
ムラの発生量も分かる。
100の透明保護層の厚みムラの影響を補償するメカニ
ズムを持った光学ヘッドに適用できる。この光学ヘッド
は、焦点ぼけ(フォーカシング)検出部910および波
面収差(球面収差)検出部900を有している。この光
学ヘッドを備えた光ディスクドライブは、フォーカシン
グサーボ系回路600および波面収差を抑制するシック
ネスサーボ系回路500を持つ。すなわち、図10の構
成を備えた光ディスクドライブでは、フォーカシングサ
ーボとシックネスサーボとが互いに独立して動作できる
ようになっている。
図22)に示すような構成の光学ヘッドを備えた光ディ
スクドライブは、分割された光検出器の和出力および差
出力が計測されるトラッキングチャネルを持つ。その信
号計測中においては、光ビームの焦点と記録層(または
光反射層)との間の軸回り(円周方向)トラッキングエ
ラーemax.(axial)は、±0.10μm以内に抑えられ
る。また、そのときの半径方向トラッキングエラーema
x.(radial)は、±0.010μm以内に抑えられる。な
お、上記emax.(axial)およびemax.(radial)の最終的
な数値は、ディスクの製造性、メカニズム機構精度など
を考慮に入れたシステム全体のマージン配分設定が行わ
れたあとに決定される。
に、透明保護層(2層ディスクではスペース層も含め
て)の球面収差eave.max.は、0.015λrms以内に
抑えることが望ましい。以下、この点について説明を続
ける。
on)は、一般的な光学システムの波面収差は0.07λ
rms以下にするとよいことを示している。書替可能なD
VDでは、この波面収差は2つに分けられる。第1の波
面収差は、光学ヘッドの収差であり、第2の波面収差は
光ディスクと光学ヘッドとの間のインターフェイス(デ
ィスクの透明保護層など)における収差である。各波面
収差は、同じ値(たとえば、マレシャルの評価基準で与
えられた0.07λrmsのほぼ半分に相当する0.03
3λrms)とされる。
に対して同じコンセプトを持っている。ザイデルの収差
(Seidel's aberration)内には通常2つの収差グルー
プが存在する。第1のグループに属するものとしてはコ
マ収差と傾斜入射ビームがあり、第2のグループに属す
るものとしては球面収差と非点収差と焦点ぼけ(デフォ
ーカシング)がある。同じグループ内の収差は相互に影
響し合うが、異なるグループの収差間では相互影響は小
さい。
MSまたはrms)値は、上記2グループの平方平均か
ら算出できる。波面収差のrms値は、第1および第2
のグループ間で、1:2に分割できる(第1グループ=
1:第2グループ=2)。このことから、前記0.03
3λrmsは、0.015λrms:0.030λrmsに分割
される。球面収差とデフォーカシングとの間の影響を考
慮すると、前記ディスクの透明保護層の厚みムラ(およ
び/または透明保護層の屈折率ムラ)を抑えるシックネ
スサーボは、上記0.015λrms以下の収差を実現で
きるようなものであることが望まれる。
いて、さらに説明を続ける。
年:ラジオ技術社)pp.54〜55によると、一般の
光学系において安定に結像する限界値は、マレシャルの
評価基準と呼ばれ、トータル波面収差のRMS(Root M
ean Square)値Wrmsにより、 Wrms ≦ 0.07λrms …(1) (但し、λは使用波長)として知られている。
スサーボ)における残留偏差量を上記(1)式の値に基
づいて設定している。
みムラに起因する球面収差以外に、焦点ぼけ、コマ収
差、レーザ光源の非点隔差に基づく非点収差などが存在
する。そこで、収差に対するマージン配分方法として
は、対物レンズの傾きに起因するコマ収差やレーザ光源
の非点隔差に基づく非点収差を持つ光学ヘッドの許容収
差と、厚み補正(シックネスサーボ)後の情報媒体に基
づく球面収差の残留偏差とで(1)式の値を2分割する
ことが考えられる。
て、 Wcrms ≦ 0.035λrms …(2) と設定することも可能である。
値と焦点ぼけにより発生する波面収差とで2分割し、 Wcrms ≦ 0.017λrms …(3) とすることもできる。
補正(シックネスサーボ)における残留偏差量を(1)
式で定義したが、より一層の記録または再生の安定化と
高信頼性を目指した場合には、(2)式または(3)式
で定義される残留偏差量を採用する方が望ましい。
88年:ラジオ技術社)p.62によると、透明層の屈
折率をn、対物レンズの開口数NA値をNAとしたと
き、透明層の厚みムラδdに対する球面収差係数W40d
は、 W40d=[(n2−1)/8n3]・(NA)4・δd …(4) で与えられる。
層の屈折率の増分δnに対する球面収差係数W40nは、 W40n = [d(NA)4/8n3] ×{−(n2−3)・(δn/n)+(n2−6)・(δn/n)2} …(5) となる。
(東海大学出版会、1975年)p.701によると、
球面収差係数W40と球面収差による波面収差のrms値
Wcrmsとの関係は、 W40 = (0.94/0.07)Wcrms …(7) となっている。
(シックネスサーボ)における残留偏差量を(1)式〜
(3)式で表すような波面収差のrms値で規定した
が、それに限らず、(7)式で示すような球面収差係数
(W40)で定義することもできる。さらに、(4)式〜
(6)式を用いて、厚み補正(シックネスサーボ)後の
擬似的な取り残し厚み誤差量δdで、厚み補正(シック
ネスサーボ)における残留偏差量を定義しても良い。
厚み誤差表示における残留偏差量δdは、 δd={[0.94×8n3]/[0.07×(n2−1)×(NA)4]} × Wcrms …(8) を用いて規定できる(ここでは、屈折率の増分δnに対
する球面収差係数W40nを無視できるものとし、W40=
W40dとしている)。
るサーボゲインをGとすると、(8)式のG倍以内の情
報媒体透明層の厚みムラまで、(使用する光学系で安定
な結像を得るための限界として)許容できるようにな
る。このGは、透明層の厚みムラもしくは屈折率ムラに
より生じる光学的収差量に対する補正機能の働き具合の
大きさを示すパラメータとなる。この補正機能は、Wc
rmsで表される。
透明層の厚みムラ最大許容量を、 δd={[0.94×8n3]/[0.07×(n2−1)×(NA)4]} × (G・Wcrms) …(9) と設定できる。
りにおいては、サーボゲインGの大きさに上限はない。
とはいえ、実用上は、Gの値は、2倍〜10000倍、
あるいは6dB〜80dBの間の適当な値に(他のサー
ボ動作との兼ね合い等も考慮して)選ばれる。
体例としては、波長λが650nmではn=1.55程
度、波長λが405nmではn=1.62程度を挙げる
ことができる。また、対物レンズのNA値の具体例とし
ては、0.6ないし0.9の範囲、より好ましくは0.
65ないし0.85の範囲(またはNA≧0.65)を
挙げることができる。
図10の構成に(9)式を適用すれば、球面収差の残留
偏差値(Wcrms)すなわちシックネスサーボの残留偏
差のG倍が、媒体透明層の厚みムラ(δd)となる。こ
の厚みムラ(δd=G・Wcrms)の最大値が所定の規
格値(たとえば±10μm)以下に抑えられておれば、
その媒体(光ディスク)を用いて正常な記録/再生が可
能となる。
る。媒体透明層の厚みムラ(Wcrms)が0.07λrms
以下のときは(λ=405nmでは0.07λ=28n
m)、シックネスサーボのサーボゲインG=1でも正常
な記録/再生が可能となる。しかし、媒体透明層の厚み
ムラを量産ディスクにおいて28nm以下に管理するの
は、歩留まり等の点から、今のところ難しい。
500位あれば、媒体透明層の厚みムラ(Wcrms)を
0.07λ×400〜500=28λ〜35λまで許容
しても(λ=405nmでは、28λ=11μm、35
λ=14μm)、正常な記録/再生が可能となる。
0ならば、媒体透明層の厚みムラ(Wcrms)を70λ
〜700λまで許容しても(λ=405nmでは、70
λ=28μm、700λ=280μm)、正常な記録/
再生が可能となる。つまり、サーボゲインG=1000
で安定な動作をするシックネスサーボ系を設計すれば、
媒体透明層の厚みムラが28μmあっても正常な記録/
再生が可能となる。さらに、サーボゲインG=1000
0で安定な動作をするシックネスサーボ系を設計できれ
ば、媒体透明層の厚みムラが280μmあっても正常な
記録/再生が可能となる。
いる装置のシックネスサーボ系がG=400〜500の
サーボゲインを持つとすれば、上述したように11μm
〜14μmまでの厚みムラに対処できるので、この装置
で用いる媒体透明層の厚みムラ許容値は、±10μmに
抑えておけば十分となる。
持つシックネスサーボ系を備えたこの発明の装置(図6
あるいは図10に示すような構成を含む光ディスクドラ
イブ等)を用いれば、媒体透明層の厚みムラ許容値(大
量生産される媒体の透明層厚みムラの管理上の許容値)
を大きくできるので、媒体の歩留まりを大幅に改善で
き、媒体の製造単価を引き下げることができる。
状態において対物レンズ中央で合焦・ジャストフォーカ
スに固定)でコマ収差のみを与えたときに、記録面上に
生じる集光スポットの強度分布がコマ収差によりどのよ
うに変化するかを説明するとともに、コマ収差を与えた
ときの集光スポットにどのようなサイドローブが生じる
かを例示する図である。
中の実線(コマ収差なし)で例示するように、媒体記録
面上におけるレーザビームの集光スポットの光強度分布
は、そのスポット面の中央を中心にして、単峰のピーク
(メインピーク)を持つ。この場合の単峰ピークの幅
は、相対的に狭い。ここでいう「幅」とは、集光スポッ
トの中央ピークを“1”とした場合の相対的な光強度が
所定値以下になるときの、集光スポット面中心からの距
離×2に相当する幅をいう(具体的には、図9で述べた
5%幅、e−2幅、あるいは半値幅などに対応)。
(a)中の破線(コマ収差(小)あり)で例示するよう
に、集光スポット面中央の中心光強度(メインピーク)
はコマ収差なしの場合に比べて少し低下し、メインピー
クの幅が少し広がり、かつメインピークの脇にサイドロ
ーブと呼ばれる小さなサブピークが生じるようになる。
このコマ収差によるサイドローブは、図11(b)に例
示するように、スポット形状が円形(状況により楕円形
もしくは涙滴形)のメインピークの脇に隣接して、その
一部を取り囲むような位置に、バナナのような形状で生
じる。
(a)中の細かい破線(コマ収差(大)あり)で例示す
るように、集光スポット面中央の中心光強度(メインピ
ーク)はコマ収差小の場合に比べてさらに低下し、メイ
ンピークの幅もさらに広がる。この場合、サイドローブ
(サブピーク)の光強度は、コマ収差小の場合よりも大
きくなる。
に入射する(または媒体記録層面と対物レンズが平行し
ている)場合に上記コマ収差によるサイドローブが発生
しない(またはサイドローブが最小となる)ように光学
ヘッドが設計・製作されているとする。この場合、レー
ザビームが媒体記録層面に垂直に入射しない(または媒
体記録層面と対物レンズが平行していない)場合に、上
記コマ収差によるサイドローブが発生(または増大)す
る。
記録層面上の法線とレーザビームとの間の傾き角度(あ
るいは媒体記録層面と対物レンズとの間の傾き角度)が
大きくなるほど増大する。つまり、このコマ収差の大小
によるサイドローブの発生状況は、媒体記録層面上の法
線とレーザビームとの間のチルト角に依存して変化す
る。このチルト角の変化に応じて、レーザビームの集光
スポットの光強度およびその幅も変化する。
発生状況(コマ収差の大小に応じたメインピークの幅お
よび/または強度の変化、コマ収差の大小に応じたサイ
ドローブの発生の有無およびサイドローブの強度および
/または大きさの変化など)から、媒体記録層面と対物
レンズとの平行度(または傾き具合)を検知できること
になる。換言すれば、情報媒体(光ディスク)のそりの
発生状況(またはチルトの発生状況)を、媒体記録層面
におけるコマ収差発生状況から捉えることができる。
伴う複数のサブビームで挟まれたメインビームが、媒体
記録面上にどのような集光スポットを形成するかを説明
するとともに、これらの集光スポットの状態を検出する
光検出用セル群を例示する図である。
は、レーザビームの0次光である。メインビームMを挟
むサブビーム1およびサブビーム2は、第1のホログラ
ム素子によりレーザビームから取り出された±1次光で
ある。また、サブビーム1およびサブビーム2を挟む外
側のサブビーム3およびサブビーム4は、第2のホログ
ラム素子によりレーザビームから取り出された別の±1
次光である。また、Gは光ディスク(情報媒体)のウォ
ブリングされたグルーブトラックを指し、Lはウォブリ
ングされたランドトラックを指す。
アル方向)の傾き(ラジアルチルト)は、サブビーム1
およびサブビーム2のコマ収差発生状況(コマ収差の大
小に応じた各サブビーム中央の集光スポット幅および/
またはその強度の変化、サイドローブの強度変化など)
に基づいて捉えることができる。
クのタンジェンシャル方向)の傾き(タンジェンシャル
チルト)は、サブビーム3およびサブビーム4のコマ収
差発生状況(コマ収差の大小に応じた各サブビーム中央
の集光スポット幅およびその強度の変化、サイドローブ
の強度変化など)に基づいて捉えることができる。
光学的収差発生状況(波面収差または球面収差)および
光強度変化などは、図12(b)のメインビーム検出用
セル(4分割セルa〜d)92により検出できる。ま
た、図12(a)に示されるサブビーム1〜サブビーム
4それぞれの光学的収差発生状況(コマ収差)および光
強度変化などは、図12(b)のサブビーム検出用セル
(2分割セルe〜l)93〜99により検出できる。
伴う複数のサブビームを利用して情報媒体(光ディス
ク)のそり(ディスク半径方向のラジアルチルトおよび
ディスク円周方向のタンジェンシャルチルト)の影響を
抑制する手段(チルトサーボ系)を備えた装置(光ディ
スクドライブまたは記録/再生装置の要部)の構成を説
明する図である。図13の装置構成は、図6の装置構成
にコマ収差を利用したチルトサーボ系を加えたものに相
当する。そのため、以下では、コマ収差およびチルトサ
ーボに関係する部分を中心に説明する。
光源10で発行されたレーザビームは、コリメートレン
ズ40Bにより平行光に変換され、変換された平行光レ
ーザビームはホログラム素子20Bに入射する。このホ
ログラム素子20Bの表裏両面には、それぞれ異なるホ
ログラムが形成されている。これらのホログラムは、入
射されるレーザビームに所定の光学的収差(ここではコ
マ収差)を与えるために設けられている。
ない0次の直進光は、図6と同様な構成の光学系を通っ
て、媒体記録層面上に、メインビームMの円形集光スポ
ットを形成する。ここで、図13の光学系(50〜6
0)は図6の光学系(50〜60)と同様に構成できる
が、図13ではさらにチルトサーボのためのアクチエー
タ(ラジアルチルト補正用駆動コイル72およびタンジ
ェンシャルチルト補正用駆動コイル74)が設けられて
いる。すなわち、ラジアルチルト補正用駆動コイル72
への通電量および通電方向を変えることにより、図13
の光学系(50〜60)の媒体(ディスク)半径方向へ
の傾き方向および傾き量を自由に変更できる。また、タ
ンジェンシャルチルト補正用駆動コイル74への通電量
および通電方向を変えることにより、図13の光学系
(50〜60)の媒体(ディスク)円周方向への傾き方
向および傾き量を自由に変更できる。
ザ光源10側)ホログラムにより回析された±1次光に
は、媒体(光ディスク)100の半径方向(ラジアル方
向)にコマ収差が与えられる。その結果、図13あるい
は図12(a)に示すように、媒体記録層面上に、サイ
ドローブを伴うサブビーム1およびサブビーム2それぞ
れの集光スポットが、メインビームMの集光スポットを
挟むように形成される。これらのサブビーム1およびサ
ブビーム2には、図6のサブビームAおよびサブビーム
Bと同様に、互いに逆極性の収差(コマ収差)が、ホロ
グラム素子20Bの表面ホログラムにより事前に与えら
れる。
のコマ収差が増加するようなチルトが発生すると他方
(サブビーム2)のコマ収差が減少し、一方(サブビー
ム1)のコマ収差が減少するようなチルトが発生すると
他方(サブビーム2)のコマ収差が増加するような関係
が生まれる。このことを図11(a)にあてはめると、
次のことが言える。すなわち、ラジアル方向のチルトが
発生すると、サブビーム1(またはサブビーム2)のサ
イドローブが大きくなる一方でサブビーム2(またはサ
ブビーム1)のサイドローブが小さくなる。
ムスプリッタ30側)ホログラムにより回析された±1
次光には、媒体(光ディスク)100の円周方向(タン
ジェンシャル方向)にコマ収差が与えられる。その結
果、図13あるいは図12(a)に示すように、媒体記
録層面上に、サイドローブを伴うサブビーム3およびサ
ブビーム4それぞれの集光スポットが、サブビーム1お
よびサブビーム2それぞれの集光スポットを外側から挟
むように形成される。これら外側のサブビーム3および
サブビーム4には、内側のサブビーム1およびサブビー
ム2と同様に、互いに逆極性の収差(コマ収差)が、ホ
ログラム素子20Bの裏面ホログラムにより事前に与え
られる。
のコマ収差が増加するようなチルトが発生すると他方
(サブビーム4)のコマ収差が減少し、一方(サブビー
ム3)のコマ収差が減少するようなチルトが発生すると
他方(サブビーム4)のコマ収差が増加するような関係
が生まれる。このことを図11(a)にあてはめると、
次のことが言える。すなわち、タンジェンシャル方向の
チルトが発生すると、サブビーム3(またはサブビーム
4)のサイドローブが大きくなる一方でサブビーム4
(またはサブビーム3)のサイドローブが小さくなる。
イドローブの増減は、サブビーム1検出用セル93およ
びサブビーム2検出用セル95それぞれの2分割セルに
より検知できる。同様に、上記サブビーム3およびサブ
ビーム4のサイドローブの増減は、サブビーム3検出用
セル97およびサブビーム4検出用セル99それぞれの
2分割セルにより検知できる。
向の傾きがないときにおいて、サブビーム1検出用セル
93の2分割セルで検出されるサブビーム1のメインピ
ークおよび/またはサイドローブと、サブビーム2検出
用セル95の2分割セルで検出されるサブビーム2のメ
インピークおよび/またはサイドローブとが、同じにな
るように調整されている(この調整において、半径方向
の傾きがないときはサブビーム1およびサブビーム2の
サイドローブの大きさが最小となるので、そのことも考
慮している)。
スク)円周方向の傾きがないときにおいて、サブビーム
3検出用セル97の2分割セルで検出されるサブビーム
3のメインピークおよび/またはサイドローブと、サブ
ビーム4検出用セル99の2分割セルで検出されるサブ
ビーム4のメインピークおよび/またはサイドローブと
が、同じになるように調整されている(この調整におい
て、円周方向の傾きがないときはサブビーム3およびサ
ブビーム4のサイドローブの大きさが最小となるので、
そのことも考慮している)。
うに構成されている。サブビーム1検出用セル93の2
分割セルそれぞれの光検知出力は、差動アンプ(減算
器)701に入力される。サブビーム2検出用セル95
の2分割セルそれぞれの光検知出力は、差動アンプ(減
算器)702に入力される。差動アンプ701の出力お
よび差動アンプ702の出力は、それぞれ差動アンプ
(比較器)705に入力される。
で検出されるサブビーム1の状態とサブビーム2検出用
セル95の2分割セルで検出されるサブビーム2の状態
とが同じときは、差動アンプ705に入力される2つの
信号レベルは同じとなっている。この場合は、差動アン
プ705からの出力はゼロ(または極小)となる。
のコマ収差が与えられているので、媒体(ディスク)半
径方向の傾き(ラジアルチルト)が発生すると、一方の
サブビームのメインピークが小さくなるとともにそのサ
イドローブが大きくなり、他方のサブビームのメインピ
ークが大きくなるとともにそのサイドローブが小さくな
る。そうすると、差動アンプ705に入力される2つの
信号レベルは、発生したラジアルチルトの方向および大
きさに対応して変化する。その結果、差動アンプ705
からは、発生したラジアルチルトの方向に対応した極性
を持ち、発生したラジアルチルトの大きさに対応した大
きさを持つ、ラジアルチルトサーボ制御信号が出力され
る。
幅してラジアルチルト補正用駆動コイル72に供給する
と、光学系(50〜60)は、発生したラジアルチルト
(光学系とディスクの記録層面との半径方向の傾き)が
小さくなる方向に傾く。この動作は、差動アンプ705
からの出力がゼロ(または極小)となるまで反復継続さ
れる。このような動作により、ラジアル方向のチルトサ
ーボ系が構成される。
は、次のように構成されている。サブビーム3検出用セ
ル97の2分割セルそれぞれの光検知出力は、差動アン
プ(減算器)703に入力される。サブビーム4検出用
セル99の2分割セルそれぞれの光検知出力は、差動ア
ンプ(減算器)704に入力される。差動アンプ703
の出力および差動アンプ704の出力は、それぞれ差動
アンプ(比較器)706に入力される。
で検出されるサブビーム3の状態とサブビーム4検出用
セル99の2分割セルで検出されるサブビーム4の状態
とが同じときは、差動アンプ706に入力される2つの
信号レベルは同じとなっている。この場合は、差動アン
プ706からの出力はゼロ(または極小)となる。
のコマ収差が与えられているので、媒体(ディスク)円
周方向の傾き(タンジェンシャルチルト)が発生する
と、一方のサブビームのメインピークが小さくなるとと
もにそのサイドローブが大きくなり、他方のサブビーム
のメインピークが大きくなるとともにそのサイドローブ
が小さくなる。そうすると、差動アンプ706に入力さ
れる2つの信号レベルは、発生したタンジェンシャルチ
ルトの方向および大きさに対応して変化する。その結
果、差動アンプ706からは、発生したタンジェンシャ
ルチルトの方向に対応した極性を持ち、発生したタンジ
ェンシャルチルトの大きさに対応した大きさを持つ、タ
ンジェンシャルトサーボ制御信号が出力される。
幅してタンジェンシャルチルト補正用駆動コイル74に
供給すると、光学系(50〜60)は、発生したタンジ
ェンシャルチルト(光学系とディスクの記録層面との円
周方向の傾き)が小さくなる方向に傾く。この動作は、
差動アンプ706からの出力がゼロ(または極小)とな
るまで反復継続される。このような動作により、タンジ
ェンシャル方向のチルトサーボ系が構成される。
1の回路群(701、702、705、707)および
タンジェンシャルチルトサーボ系を構成する第2の回路
群(703、704、706、708)によって、図1
3の傾き検出・補正制御回路系(チルトサーボ系)70
0が構成される。
系およびタンジェンシャルチルトサーボ系各々を、図7
に示すシックネスサーボ系と同様に構成する場合を例示
する図である。
2分割セル出力およびサブビーム2検出用セル95の2
分割セル出力が、プリアンプを介して、図7のシックネ
スサーボ系の内部回路(217、218、221、22
2、241、242、261、262、225、27
3、283)と同様な構成の第1回路ブロック群に供給
される。この第1回路ブロック群を構成する各ブロック
の接続関係は、図7のシックネスサーボ系の対応する内
部回路(217、218、221、222、241、2
42、261、262、225、273、283)と同
じでよい。この第1回路ブロック群の出力はラジアルチ
ルトサーボ系の制御出力として、ラジアルチルト補正用
駆動コイル72に供給される。
分割セル出力およびサブビーム4検出用セル99の2分
割セル出力が、プリアンプを介して、図7のシックネス
サーボ系の内部回路(217、218、221、22
2、241、242、261、262、225、27
3、283)と同様な構成の第2回路ブロック群に供給
される。この第2回路ブロック群を構成する各ブロック
の接続関係も、図7のシックネスサーボ系の対応する内
部回路(217、218、221、222、241、2
42、261、262、225、273、283)と同
じでよい。この第2回路ブロック群の出力はタンジェン
シャルチルトサーボ系の制御出力として、タンジェンシ
ャルチルト補正用駆動コイル74に供給される。
ロック群およびタンジェンシャルチルトサーボ系の第2
回路ブロック群によって、図14の傾き検出・補正制御
回路系(チルトサーボ系)700が構成される。
ラム素子20Aにコリメートする前の非平行レーザビー
ムを入力したため、サブビームA/メインビームM/サ
ブビームBの集光スポットの配列は斜めになってる。こ
れに対し、図14(あるいは前述した図13)の実施の
形態では、ホログラム素子20Bにコリメートした後の
平行レーザビームを入力しているため、サブビーム3/
サブビーム1/メインビームM/サブビーム2/サブビ
ーム4の集光スポットの配列は直線状になる。このた
め、光検出器90Bを構成するビーム検出用セル群92
〜99の配列は、サブビーム3/サブビーム1/メイン
ビームM/サブビーム2/サブビーム4の集光スポット
の配列に対応して、直線状配列となっている。
20Bにより球面収差を事前に与えておくことにより、
上述したラジアルチルトサーボおよび/またはタンジェ
ンシャルチルトサーボの他に、図8を参照して説明した
球面収差利用のシックネスサーボも可能となっている。
このシックネスサーボに利用するサブビームとしては、
図14(または図13)の構成では、サブビーム1とサ
ブビーム2(またはサブビーム3とサブビーム4)を採
用することができる。この場合、サブビーム1とサブビ
ーム2(またはサブビーム3とサブビーム4)に対する
光検知出力を図7のシックネスサーボ系500に供給す
ればよい。
7に適用されるとすれば、互いに逆極性の球面収差が事
前に与えられたサブビーム1の集光スポット面積(メイ
ンピークの集光スポット面積+サイドローブ面積)とサ
ブビーム2の集光スポット面積(メインピークの集光ス
ポット面積+サイドローブ面積)とが等しくなるような
シックネスサーボ(透明層厚みムラ補正動作)が、機能
するようになる。
り対物レンズと媒体記録層面とが平行になるよう補正さ
れた結果)サブビームのサイドローブが極小化した状況
下で考えれば、図14(または図13)の構成における
シックネスサーボの動作は、図6の場合と実質的に同じ
となる。
おいて、レーザ光源10とホログラム素子20Bとの間
のコリメートレンズ40Bを、図6のようにビームスプ
リッタ30と厚みムラ補正用レンズ系との間に移動させ
る構成も可能である。この場合、レーザ光源10からホ
ログラム素子20Bに入射するレーザビームは非平行と
なるため、媒体記録層面上に形成される集光スポット群
は、図13(または図14もしくは図12)に例示する
ように直線状配列とはならず、図6(または図8)に例
示したようにトラック進行方向に向かって斜め配列とな
る(どの程度傾いた斜め配列になるかは個々の製品にお
ける設計次第)。
サブビーム2(またはサブビーム3とサブビーム4)に
対する光検知出力を図7の構成に適用すれば、シックネ
スサーボ系500を構成できるだけでなく、これらのサ
ブビーム検知出力から、トラッキングサーボ系400で
利用する差動プッシュプル信号を得ることができるし、
再生信号検出回路系300で利用するクロストークキャ
ンセル信号を得ることもできる。
トサーボで利用する)コマ収差検出方法に基づくコマ収
差検出特性を説明する。ここでは、再生光学系における
使用波長λを405nmとし、対物レンズのNA値を
0.70とし、媒体透明層の屈折率nを1.67(また
は1.62)としている。また、再生専用の情報媒体に
対しては、微少な凹凸形状(エンボス)を有するエンボ
スピット列からの再生信号を用い、トラックピッチは
0.32μmとしている。一方、記録再生可能な情報媒
体に対しては、ランド/グルーブ記録を前提とし、ラン
ドとグルーブ間の段差量をλ/8n(またはλ/6
n)、ランドとブルーブのデューティー比を50%、ウ
ォブル振幅を±10nm、媒体透明層の厚みを0.6m
mとしている。
方向のそり具合(ラジアルチルト量)と、ウォブル検出
信号振幅またはエンボスピット再生信号振幅との関係を
例示するグラフ図である。図15において、右下がりの
実線はウォブルの検出信号振幅(記録再生用ディスク)
であり、左側縦軸がその大きさを示している。また、右
下がりの破線はエンボスピットの再生信号振幅(再生専
用ディスク)であり、右側縦軸がその大きさを示してい
る。
(コマ収差)を与えない場合において、サブビーム
(1、2)から得られる「ウォブルグルーブからの検出
信号振幅」および「エンボスビット再生信号振幅」が、
情報媒体(ディスク)100の半径方向傾き量(ラジア
ルチルト量)に対してどのように変化するかを例示して
いる。
小さい方が、記録トラックのウォブルグルーブからの検
出信号振幅が大きくなり(記録再生用ディスクの場
合)、かつ記録マークあるいは凹凸形状のエンボスピッ
トからの再生信号振幅も大きくなる(再生専用ディスク
の場合)。このことは、図15でも示されている。すな
わち、チルト量が大きくなると集光スポット形状が楕円
化してその長円方向にスポットサイズが大きくなるの
で、チルト量が大きくなるほど、「ウォブルグルーブか
らの検出信号振幅」も「エンボスビット再生信号振幅」
も減少する。(図15ラジアルチルト量が大きくなる方
向を集光スポットサイズが大きくなる方向に読み替えれ
ばよい。)図15の例示から、次のことが分かる。すな
わち、記録再生用ディスクでも再生専用ディスクでも、
チルト量が増えると集光スポットサイズが増えるので、
対応する検出信号は小さくなる。チルト量変化に対する
検出信号の変化の程度はチルト量の大きさにより違いが
あり、チルト量が変化しても検出信号があまり変化しな
い部分(チルト量が0.1゜以下あるいは0.7゜以上
の範囲)と、チルト量の変化に対応して検出信号が敏感
に変化する部分(チルト量が0.2゜〜0.6゜位の範
囲)がある。
検出信号振幅」および/または「エンボスビット再生信
号振幅」)の変化からチルト量変化を効率よく検出する
には、チルト量変化に対する検出信号の変化の割合(図
15の実線あるいは破線の傾き)が大きい部分を利用す
ることが望ましい。そこで、チルト量変化に対する検出
信号の変化の割合が大きい部分を利用するためには、図
15の例でいえば、0.4゜付近(より広くみれば0.
3゜〜0.5゜付近を中心に±0.3゜位の範囲)で信
号検出が行われるようなコマ収差を、図13あるいは図
14のホログラム素子20Bにより、サブビーム(1、
2)に対して、事前に与えるようにすればよい。
0Bにより0.3゜〜0.5゜程度(より具体的には
0.4゜位)のコマ収差をサブビーム(1、2)に対し
て事前に与えておけば、対物レンズとディスク記録面と
の間の平行性が崩れると、それに対応して比較的大きな
チルト量が検出される。そうすると、この検出チルト量
に対応した大きさおよび方向の制御電流がチルトサーボ
系700からラジアルチルト補正用駆動コイル72に供
給され、対物レンズとディスク記録面とが平行となるよ
うなサーボ動作が行われるようになる。
う図13または図14のチルトサーボ系700は、情報
媒体(ディスク)100のラジアル方向にたとえば最大
±0.7゜のチルトがあっても正常な情報の記録または
再生が可能なように、設計すればよい。
方向のそり具合(ラジアルチルト量)と、ウォブルグル
ーブの差信号による検出信号またはエンボスピットの和
信号による検出信号との関係を例示するグラフ図であ
る。図16において、右下がりの実線はウォブルグルー
ブからの差信号による検出信号(記録再生用ディスク)
であり、左側縦軸がその大きさを示している。また、右
下がりの破線はエンボスピットの和信号による検出信号
(再生専用ディスク)であり、右側縦軸がその大きさを
示している。
(コマ収差)を与えない場合において、サブビーム
(1、2)から得られる「ウォブルグルーブからの差信
号による検出信号」および「エンボスビット和信号によ
る再生信号」が、情報媒体(ディスク)100の半径方
向傾き量(ラジアルチルト量)に対してどのように変化
するかを例示している。
00では、サブビーム検出用セル93またはサブビーム
検出用セル95の検出結果をそのまま利用できる。一
方、図16の変化を利用するチルトサーボ系700で
は、サブビーム検出用セル93およびサブビーム検出用
セル95の検出結果の差分(ウォブルグルーブを持つ記
録再生用ディスクの場合)またはサブビーム検出用セル
93およびサブビーム検出用セル95の検出結果の和分
(エンボスピットを持つ再生専用ディスクの場合)を利
用する。ここでは、サブビーム1個のトータル光量(メ
インピークの光量+サイドローブの光量)を“1”と
し、ディスクのラジアルチルトがない状態でサブビーム
検出用セル93からの検出信号とサブビーム検出用セル
95からの検出信号との差分(または和分)がゼロとな
る点を、ラジアルチルトサーボの動作基点に置いてい
る。
は、 図13あるいは図14のホログラム素子20Bに
より、事前に逆極性のコマ収差が与えられている。その
ため、ラジアルチルトが発生すると、発生したラジアル
チルトにより一方のサブビームのコマ収差は打ち消され
他方のサブビームのコマ収差は加算される。その結果、
その発生チルト検出量に対応した極性および大きさの
「ウォブルグルーブからの差信号による検出信号」また
は「エンボスビット和信号による再生信号」が、チルト
サーボ系700において得られる。この「ウォブルグル
ーブからの差信号による検出信号」または「エンボスビ
ット和信号による再生信号」に対応した制御電流をラジ
アルチルト補正用駆動コイル72に供給すれば、発生し
たラジアルチルトを打ち消すようなサーボ動作が行われ
るようになる。
なわち、チルト検出用にウォブルグルーブからの差信号
を用いた場合でもエンボスビット和信号を用いた場合で
も、±0.35゜以上の広範囲に渡り情報媒体のラジア
ルチルト検出信号特性が安定に得られる。そのため、図
16の変化を利用してラジアルチルトサーボ動作を行う
図13または図14のチルトサーボ系700により、情
報媒体(ディスク)100のラジアル方向に±0.35
゜以上のチルトがあっても、正常な情報の記録再生が可
能となる。
方向のそり具合(タンジェンシャルチルト量)と、ウォ
ブル検出信号振幅またはエンボスピット再生信号振幅と
の関係を例示するグラフ図である。図17において、右
下がりの実線はウォブルの検出信号振幅(記録再生用デ
ィスク)であり、左側縦軸がその大きさを示している。
また、右下がりの破線はエンボスピットの再生信号振幅
(再生専用ディスク)であり、右側縦軸がその大きさを
示している。
(コマ収差)を与えない場合において、サブビーム
(3、4)から得られる「ウォブルグルーブからの検出
信号振幅」および「エンボスビット再生信号振幅」が、
情報媒体(ディスク)100の円周方向傾き量(タンジ
ェンシャルチルト量)に対してどのように変化するかを
例示している。
小さい方が、記録トラックのウォブルグルーブからの検
出信号振幅が大きくなり(記録再生用ディスクの場
合)、かつ記録マークあるいは凹凸形状のエンボスピッ
トからの再生信号振幅も大きくなる(再生専用ディスク
の場合)。このことは、図17でも示されている。すな
わち、チルト量が大きくなると集光スポット形状が楕円
化してその長円方向にスポットサイズが大きくなるの
で、チルト量が大きくなるほど、「ウォブルグルーブか
らの検出信号振幅」も「エンボスビット再生信号振幅」
も減少する。(図17タンジェンシャルチルト量が大き
くなる方向を集光スポットサイズが大きくなる方向に読
み替えればよい。)図17の例示から、次のことが分か
る。すなわち、記録再生用ディスクでも再生専用ディス
クでも、チルト量が増えると集光スポットサイズが増え
るので、対応する検出信号は小さくなる。チルト量変化
に対する検出信号の変化の程度はチルト量の大きさによ
り違いがあり、チルト量が変化しても検出信号があまり
変化しない部分(チルト量が0.2゜以下あるいは0.
8゜以上の範囲)と、チルト量の変化に対応して検出信
号が敏感に変化する部分(チルト量が0.3゜〜0.7
゜位の範囲)がある。
検出信号振幅」および/または「エンボスビット再生信
号振幅」)の変化からチルト量変化を効率よく検出する
には、チルト量変化に対する検出信号の変化の割合(図
17の実線あるいは破線の傾き)が大きい部分を利用す
ることが望ましい。そこで、チルト量変化に対する検出
信号の変化の割合が大きい部分を利用するためには、図
17の例でいえば、0.5゜付近(より広くみれば0.
4゜〜0.6゜付近を中心に±0.4゜位の範囲)で信
号検出が行われるようなコマ収差を、図13あるいは図
14のホログラム素子20Bにより、サブビーム(3、
4)に対して、事前に与えるようにすればよい。
0Bにより0.4゜〜0.6゜程度(より具体的には
0.5゜位)のコマ収差をサブビーム(3、4)に対し
て事前に与えておけば、対物レンズとディスク記録面と
の間の平行性が崩れると、それに対応して比較的大きな
チルト量が検出される。そうすると、この検出チルト量
に対応した大きさおよび方向の制御電流がチルトサーボ
系700からタンジェンシャルチルト補正用駆動コイル
74に供給され、対物レンズとディスク記録面とが平行
となるようなサーボ動作が行われるようになる。
動作を行う図13または図14のチルトサーボ系700
は、情報媒体(ディスク)100のタンジェンシャル方
向にたとえば最大±0.3゜のチルトがあっても正常な
情報の記録または再生が可能なように、設計すればよ
い。
方向のそり具合(タンジェンシャルチルト量)と、ウォ
ブルグルーブの差信号による検出信号またはエンボスピ
ットの和信号による検出信号との関係を例示するグラフ
図である。図18において、右下がりの実線はウォブル
グルーブからの差信号による検出信号(記録再生用ディ
スク)であり、左側縦軸がその大きさを示している。ま
た、右下がりの破線はエンボスピットの和信号による検
出信号(再生専用ディスク)であり、右側縦軸がその大
きさを示している。
(コマ収差)を与えない場合において、サブビーム
(3、4)から得られる「ウォブルグルーブからの差信
号による検出信号」および「エンボスビット和信号によ
る再生信号」が、情報媒体(ディスク)100の円周方
向傾き量(タンジェンシャルチルト量)に対してどのよ
うに変化するかを例示している。
00では、サブビーム検出用セル97またはサブビーム
検出用セル99の検出結果をそのまま利用できる。一
方、図18の変化を利用するチルトサーボ系700で
は、サブビーム検出用セル97およびサブビーム検出用
セル99の検出結果の差分(ウォブルグルーブを持つ記
録再生用ディスクの場合)またはサブビーム検出用セル
97およびサブビーム検出用セル99の検出結果の和分
(エンボスピットを持つ再生専用ディスクの場合)を利
用する。ここでは、サブビーム1個のトータル光量(メ
インピークの光量+サイドローブの光量)を“1”と
し、ディスクのタンジェンシャルチルトがない状態でサ
ブビーム検出用セル97からの検出信号とサブビーム検
出用セル99からの検出信号との差分(または和分)が
ゼロとなる点を、タンジェンシャルチルトサーボの動作
基点に置いている。
は、 図13あるいは図14のホログラム素子20Bに
より、事前に逆極性のコマ収差が与えられている。その
ため、タンジェンシャルチルトが発生すると、発生した
タンジェンシャルチルトにより一方のサブビームのコマ
収差は打ち消され他方のサブビームのコマ収差は加算さ
れる。その結果、その発生チルト検出量に対応した極性
および大きさの「ウォブルグルーブからの差信号による
検出信号」または「エンボスビット和信号による再生信
号」が、チルトサーボ系700において得られる。この
「ウォブルグルーブからの差信号による検出信号」また
は「エンボスビット和信号による再生信号」に対応した
制御電流をタンジェンシャルチルト補正用駆動コイル7
4に供給すれば、発生したタンジェンシャルチルトを打
ち消すようなサーボ動作が行われるようになる。
なわち、チルト検出用にウォブルグルーブからの差信号
を用いた場合でもエンボスビット和信号を用いた場合で
も、±0.5゜以上の広範囲に渡り情報媒体のタンジェ
ンシャルチルト検出信号特性が安定に得られる。そのた
め、図18の変化を利用してタンジェンシャルチルトサ
ーボ動作を行う図13または図14のチルトサーボ系7
00により、情報媒体(ディスク)100のタンジェン
シャル方向に±0.3゜〜±0.5゜以上のチルトがあ
っても、正常な情報の記録再生が可能となる。
ジアル方向)と円周方向(タンジェンシャル方向)の2
軸方向で情報媒体(ディスク)の傾き量を独自にしかも
精度良く検出するする方法は知られていなかった。しか
し、図11〜図18を参照して説明したこの発明の実施
形態(コマ収差を利用したチルト検出またはチルトサー
ボ系)の原理を用いれば、2軸方向での傾き量を独自に
しかも精度良く検出することができる。
4の構成とを組み合わせた場合(この場合、図6の片面
処理ホログラム素子20Aを両面処理ホログラム素子2
0Cと置換し、図13または図14のビーム検出セル9
2〜99を図6のビーム検出セル92〜96のように斜
め配置とする)において、互いに独立したトラッキング
サーボ系、シックネスサーボ系、フォーカシングサーボ
系およびチルトサーボ系を抽出して示すブロック図であ
る。
ホログラム素子20Bに入射されるレーザビームがコリ
メートレンズ40Bによりコリメートされて平行光とな
っているため、第1および第2のホログラムによる2種
(4個)のサブビーム1〜4は、光ディスク100の記
録層面上に、そのトラック方向(タンジェンシャル方
向)に沿って直線状に集光される。このため、メインビ
ームMを中心に含むサブビーム1〜4の集光スポット群
(サイドローブも含む)の検出用セル群92〜99も、
直線状に並んで配置されている。
レーザビームがコリメートされていない場合は、図6の
場合(メインビームAおよびB)のように、サブビーム
1〜4の集光スポット群は、光ディスク100の記録層
面上に、そのトラック方向(タンジェンシャル方向)に
向かって斜めに集光される(この場合の集光スポット群
の配列例は図示せず)。この場合は、メインビームMを
中心に含むサブビーム1〜4の集光スポット群(サイド
ローブも含む)の検出用セル群92〜99も、斜めに配
置されることになる(図示せず)。
ム1〜4および対応する検出用セル群92〜99を斜め
配置とした場合は、サブビーム1〜4検出用セル群93
〜99)のうちの2つ以上(セル93と95および/ま
たはセル97と99)の検出信号を、図6のサブビーム
検出用セル94および96の検出信号と同じ用途に利用
できる。すなわち、斜め配置した検出用セル群92〜9
9のうちの2以上の検出信号(たとえばセル93および
95の検出信号)から、シックネスサーボ用の検出信
号、クロストークキャンセル(CTC)用の信号、トラ
ッキングサーボ用の差動プッシュプル(DPP)信号等
も取り出すことができる。
ーム1〜4および対応する検出用セル群92〜99を斜
め配置とした場合は、図6の装置機能(トラッキングサ
ーボ、シックネスサーボ、フォーカシングサーボ、DP
P、CTCなど)の他に、さらにチルトサーボ(ラジア
ルチルトサーボおよび/またはタンジェンシャルチルト
サーボ)の機能も持つことができるようになる。この場
合、トラッキングサーボ、シックネスサーボ、フォーカ
シングサーボおよびチルトサーボそれぞれを、独立した
サーボ系として構成できる。
テム構成を例示したものが、図19である。すなわち、
図13または図14のメインビーム検出用4分割セル9
2で構成される焦点ぼけ検出部910の検知出力は、独
立したサーボループとして、図7に示すような構成のフ
ォーカシングサーボ系600に送られる。また、メイン
ビーム検出用4分割セル92(差動プッシュプル法を利
用するときはさらにサブビーム検出用2分割セル1、2
またはサブビーム検出用2分割セル3、4)で構成され
るトラッキングずれ検出部910の検知出力は、独立し
たサーボループとして、図7に示すような構成のトラッ
キングサーボ系400に送られる。また、サブビーム検
出用2分割セル1、2(または3、4)で構成される波
面収差(球面収差)検出部900の検知出力は、独立し
たサーボループとして、図7に示すような構成のシック
ネスサーボ系500に送られる。さらに、サブビーム検
出用2分割セル1、2および/またはサブビーム検出用
2分割セル3、4で構成されるコマ収差検出部930の
検知出力は、独立したサーボループとして、図13また
は図14に示すような構成のシックネスサーボ系700
に送られる。
解析装置)を利用して情報媒体透明層の厚みムラ量を検
査する方法を説明する図である。この方法では、既存の
干渉計システム(ザイロの干渉計など)を利用すること
ができる。このシステムでは、波面収差アナライザ10
14が、CCDモニタ1012で検知された被検体ディ
スク100の光学的なパターンから、球面収差ファクタ
の平方自乗平均RMSを算出するようになっている。
ーレントなレーザ光はコリメートレンズ1002により
平行レーザビームに変換される。この平行レーザビーム
の一部は、ビームスプリッタ1004、光学的収差を抑
制するための光学系1006、対物レンズ1008、そ
して被検体ディスク100の透明保護層を介して、ディ
スク100の記録層(光反射層)に入射され、そこで反
射される。また、上記平行レーザビームの他部は、ビー
ムスプリッタ1004からミラー1010に送られ、そ
こで反射される。
てレーザ光源1000から得られた平行レーザビームの
スポットサイズは、対物レンズ1008の瞳孔径まで広
げられる。対物レンズ1008の波面収差は、0.02
λrms以内に管理されている。また、ビームスプリッタ
1004と対物レンズ1008との間に設けられた光学
系1006は、厚さが正確に規定値(ここでは0.1m
m)に管理された標準光ディスクでもって校正され、そ
のトータルの波面収差は、0.01λrms以内に管理さ
れている(波面収差の管理値0.01λrms、0.02
λrmsは、例示であって、別の波面収差値が採用される
ことを妨げない)。また、レーザ光源1000には波長
λがたとえば405±10nmのブルーレーザが用いら
れ、対物レンズ1008には、開口数NAがたとえば
0.85±0.01のものが用いられる(λ=405n
mおよびNA=0.85は例示であって、λおよび/ま
たはNAとして別の値が採用されることを妨げない)。
射されたレーザビームは、ディスク100の透明層、対
物レンズ1008、光学系1004およびビームスプリ
ッタ1004を介してCCDモニタ1012の受光面
(図示せず)に導かれる。一方、ミラー1010で反射
されたレーザビームも、ビームスプリッタ1004を介
してCCDモニタ1012の受光面(図示せず)に送ら
れる。ディスク100の記録層(光反射層)で反射され
たレーザビーム(光学系およびディスク透明層に起因す
る光学的収差の影響を含む)とミラー1010で反射さ
れたレーザビームとは、互いに干渉しあい、光学的収差
の影響を反映した干渉縞が発生する。CCDモニタ10
12の受光面には、この干渉縞が投影される。
た干渉縞(光学的なパターン)は、波面収差アナライザ
1014で解析される。その解析結果から、ディスク透
明層の厚みムラおよび/または屈折率ムラによる球面収
差成分を抽出して出力する。こうして波面収差アナライ
ザ1014から出力されたデータは、ディスク100の
透明層を往復したダブルパスでの収差の影響を含むとこ
ろの、球面収差のrms値となっている。ここで得られ
たダブルパスのデータ(球面収差のrms値)をシング
ルパスのデータに換算すれば、被検体ディスク100の
透明保護層の厚みムラを非接触で非破壊検査できるよう
になる(シングルパスへの換算方法については、図21
を参照して後述する)。
光学系1006および収差の小さな対物レンズ1008
が必要になるが、CCDモニタ1012、波面収差アナ
ライザ1014等には実績のある既存のものを利用でき
る。そのため、比較的ローコストに信頼性の高いシステ
ムを構築できる。
収差(球面収差)のrms値(Wcrms)と媒体透明層
の厚みムラ量δdとの関係を示すグラフ図である。図2
0のアナライザ1014からの出力データは、ディスク
透明層を往復したレーザビームから求めたものであり、
図21の実線(ダブルパス)に示すような関係を持って
いる。一方、前述した(8)式において、屈折率nおよ
び開口数NAに所定の値を代入すると、δd=k・Wc
rms(kは比例定数)となる。このδd=k・Wcrmsの
関係をグラフ化したものが、図21の破線(シングルパ
ス)に相当する。
ム強度を“1”(RIM Int. = 1)としたときの、ダブル
パス(ディスク透明層を通過するレーザビームの往復光
路)におけるWcrmsとδdとの関係を例示している。
ここで、リム強度“1”(RIMInt. = 1)とは、対物レ
ンズを通過する入射光の中心強度を“1”としたとき
に、対物レンズ瞳の開口部最外周の強度が“1”となる
場合をいう。つまり、リム強度“1”(RIM Int. = 1)
は、対物レンズ瞳全体に均一な強度の光が入射する場合
を示している。
価用の光学ヘッドに合わせたときの、シングルパス(デ
ィスク透明層を通過するレーザビームの片道光路)にお
けるWcrmsとδdとの関係を例示している。この図に
おいて、条件が変わらないなら、シングルパスの破線の
傾きはダブルパスの実線の傾きの半分となる。したがっ
て、ダブルパスの場合に波面収差アナライザ1014か
ら得たデータは、容易にシングルパスの場合に換算でき
る(ダブルパスのデータを半分にするだけ)。
“A”とし、対物レンズを通過する入射光の中心強度を
“1”としたときの“e−2幅”(集光スポット中心強
度を“1”としたときに、光の強度が“exp(−2)”
の値0.135334…をとる場所の幅)を“W”とす
ると、“A/W”をリム強度(RIM Int.)と同様に用い
ることができる。この“A/W”をビーム充填率とい
う。
強度分布の光が対物レンズに入射された場合(RIM Int.
= 1)は、“e−2幅”が大きくなり、結果的にビーム
充填率“A/W”の値は“0”に近づく。逆に、“e−
2幅”が小さくなると“A/W”の値は大きくなる。一
方、対物レンズの瞳を通過する光の“e−2幅”を狭く
して“A/W”値を大きくすると、対物レンズ瞳のへり
(Rim)位置での強度が低下するので、リム強度(RIM I
nt.)も小さくなる。このように、ビーム充填率“A/
W”の値とリム強度(RIM Int.)との間には対応関係が
あるので、たとえば“A/W”=0.7の評価用光学ヘ
ッドを図21の破線に対応させることができる。
の出力データに基づいて、図21の実線からディスク透
明層の厚みムラ(δd)を算出できる。シングルパスに
おける実際の球面収差は、図21の破線から求めること
ができる。また、この実際の球面収差のrms値から、
使用する光学ヘッドの球面収差が分かる。
透明保護層には、厚みムラの他にこの透明層を構成する
材質(ポリカーボネートなど)の屈折率ムラもあり得
る。このため、ディスク透明層の収差は、厚みムラのみ
ならず屈折率ムラの影響も含み得ることになる。しか
し、図20〜図21の説明では、複雑化を避けるため、
屈折率ムラの影響も込みの(あるいは屈折率ムラはない
ものとした)透明層厚みムラの収差を考えている。
たディスク透明層の厚みムラ値は、実際の量産ディスク
においては、厳密に厚みムラだけを指しているとは限ら
ない。しかし、実際の量産ディスクではある程度の誤差
が見込まれているので、屈折率ムラの影響も込みの(あ
るいは屈折率ムラはないものとした)透明層厚みムラ検
査方法(測定方法)で十分実用性がある。むしろ、量産
ディスクのばらつきによる総合的な収差の影響を所定値
以内に管理するという視点からみれば、屈折率ムラの影
響も込みで透明層の厚みムラを管理できる図20〜図2
1の方法が良いとも言える。
「波面収差の検出による媒体透明層の厚みムラ検出方
法」を簡単にまとめると、次のようになる。すなわち、
ダブルパスにおける媒体透明層の球面収差を、図20の
波面収差アナライザ1014の出力(波面収差または波
面収差から球面収差分を抽出したもの)から検出し、検
出した球面収差(または球面収差)のWcrms値を図2
1のシングルパスラインに当てはめて(またはダブルパ
スのデータをシングルパスのデータに換算して)、媒体
透明層の厚みムラ(および/または媒体透明層の屈折率
ムラ)を求める。
クネスサーボ系から媒体透明層の厚みムラ量δdに対応
した測定値950を抽出する構成を説明する図である。
前述した図20では、波面収差(球面収差)アナライザ
1014による解析結果から、媒体透明層の厚みムラお
よび/または屈折率ムラを求めている。これに対して、
独立したサーボ系を構成するシックネスサーボの残留偏
差から、媒体透明層の厚みムラおよび/または屈折率ム
ラを求めることもできる。その構成が図22である。
50の抽出部分を除き、図10の構成と同じとなってい
る。そのため、透明層厚みムラ測定値950の抽出部分
以外については、図10での説明内容は全て図22に適
用できる。したがって、同じ参照符合の部分については
図10の説明を参照してもらうこととし、図22の説明
は簡略化する。
クネスサーボ系500のサーボ動作が安定したあとにゲ
インGのシックネスサーボ系500に残留する残留偏差
は、図10を参照して前述したように、媒体透明層の厚
みムラおよび/または屈折率ムラ(屈折率ムラを無視す
るときは厚みムラ)をサーボゲインGで割ったもの(つ
まり残留偏差=元の厚みムラ÷サーボゲインG)に相当
する。そのため、図22の構成(具体的には図6および
図7)に含まれるシックネスサーボ系500からの厚み
ムラ測定値(厚みムラ検出信号;電流値または電圧値)
950を用いて、残留偏差×サーボゲインGから、媒体
透明層の厚みムラ(屈折率ムラを無視しないときは媒体
透明層の厚みムラおよび屈折率ムラ)を求めることがで
きる。
(および/または屈折率ムラ)を所定値以内に管理する
ためのシックネスサーボの残留偏差量は、以下の方法で
判定しあるいは規定できる: *波面収差のrms値で判定する(たとえば0.07λ
rms以内); *収差補正後のδd(図21あるいは(8)式から得ら
れるδd)から残留偏差(電流値または電圧値)を規定
する。
みムラ測定値・検出信号950から求めた媒体透明層の
厚みムラは、前記(8)式あるいは図21のシングルパ
スラインから得られるδdに対応する。つまり、媒体透
明層の波面収差(あるいは球面収差)を特定値(たとえ
ば0.07λrms)以内に管理する場合、図20の構成
と図21の関係(あるいは(8)式の関係)から求めた
δdを前記特定値(0.07λrms)に対応する値以下
に管理する方法と、図22の構成から求めた厚みムラ測
定値(残留偏差×サーボゲインG)を前記特定値(0.
07λrms)に対応する値以下に管理する方法との2つ
がある。
よいし、併用してもよい。たとえば、図20の装置で量
産ディスクの全数検査(または抜き取り検査)を行い、
図22の装置で量産ディスクの抜き取り検査(または全
数検査)を行う、といったことも可能である。図20に
よる方法ではディスクを回転させる必要はないので静的
状態での厚みムラ管理ができ、図22による方法ではデ
ィスクを回転させるので動的状態での厚みムラ管理がで
きる。
を利用して被試験ディスクの透明層厚みムラを非破壊検
査するとともに、被試験ディスクの透明層厚みムラに関
する良否判定を行う手順を説明するフローチャート図で
ある。
ば図6、図10、または図22に示す構成を備えたディ
スクドライブと、図示しないコンピュータ(パーソナル
コンピュータなど)とを組み合わせることで、実行でき
る。
(たとえば透明層の厚み基準値が0.1mmであり、そ
の厚みムラが0.01λrms以内)であり、半径方向お
よび円周方向のそりも実質的にない標準ディスクを試験
装置(透明層厚みムラの影響を抑制するシックネスサー
ボ系を持つ)にセットして、その装置を校正する(ステ
ップST100)。
クドライブに、厚みムラ(δd)を伴ない得る透明層を
持つ試験ディスク(100)をセットする(ステップS
T102)。そして、試験装置の初期設定を行う(ステ
ップST104)。この初期設定においては、試験装置
のシックネスサーボ系(500)のサーボゲインGが特
定値(G=2〜10000)に設定され、光学ヘッドが
トレースするトラック位置TRiのパラメータiが初期
値の「1」に設定され、光学ヘッドが半径方向に移動す
る間隔を決めるトラックジャンプ間隔kが特定値(たと
えばk=10なら10トラック単位でトラックジャン
プ)に設定される。その他に必要な初期設定事項があれ
ば、ステップST104で行う。
i=1)を指定して、ディスクドライブを起動する(ス
テップST106)。すると、試験ディスクは、指定さ
れたトラック位置TRiに対応した所定の回転速度で回
転し、光学ヘッドがそのトラックTRi上をトレースし
て、エンボスピット(再生専用ディスクの場合)または
ウォブルグルーブ(記録/再生用ディスクの場合)等か
らの反射光の状態が検出されるようになる。
で捉えることにより、図6その他を引用して説明したフ
ォーカシングサーボ、シックネスサーボ、トラッキング
サーボなどが動作し、これらのサーボ動作は直ぐに安定
状態に収斂する。こうしてサーボ動作が安定状態に収斂
したあと(ステップST108)、たとえば図22の厚
みムラ測定値950から、シックネスサーボの残留偏差
値を検出する(ステップST110)。
プST104で設定したサーボゲインとの積(残留偏差
値×G)を算出することにより、試験ディスクの(現ト
ラックTRiにおける)透明層厚みムラが求まる(ステ
ップST112)。こうして求めた現トラックTRiで
の透明層厚みムラ測定値は、図示しないコンピュータ内
の記憶装置に記憶される(ステップST114)。
ックTRi(最初はi=1)における透明層厚みムラ測
定値の記憶が終了すると、新たな試験対象トラックTR
i(i=i+k)が指定される(ステップST11
6)。最初にi=1でありk=10に初期設定されてい
るなら、ここではi=11となる。この新験対象トラッ
クTRi(i=i+k)が試験ディスクの最終トラック
を越えていなければ(ステップST118ノー)、ステ
ップST106〜ST116の処理ループが再度実行さ
れる。このステップST106〜ST116の処理ルー
プは、新験対象トラックTRi(i=i+k)が試験デ
ィスクの最終トラックを越えるまで反復される。
試験ディスクの最終トラックを越えたならば(ステップ
ST118イエス)、その試験ディスクのトラック全体
(kトラックづつの飛び飛び検査ではあるが)に渡る透
明層厚みムラの測定値のデータが図示しない記憶装置に
貯め込まれたことになる。
定値のデータから、その平均値、最大ピーク値等を算出
する。そして、算出した平均値が透明層厚みムラの管理
上の規定値以下であるか?、および/または最大ピーク
値が透明層厚みムラの規格上の上限値以下であるか?な
どの判断項目で、算出結果の評価(つまり試験ディスク
の良否判定)を行う。さらに、記憶装置に貯め込まれた
透明層厚みムラの測定値のデータを、(必要に応じてそ
の評価結果とともに)、図示しないハードディスクやD
VDRAMディスクなどの記憶媒体に、適宜バックアッ
プする(ステップST120)。
よび検査結果の保存処理が終了する。試験すべきディス
クがまだあるときは、ステップST102に戻って、ス
テップST102〜ST120の処理を反復する。
理は、試験ディスク1枚毎に行う必要は、必ずしもな
い。量産ディスクの厚みムラ管理(ディスクの良否判
定)に図23の処理を利用するときは、所定枚数(たと
えば10000枚)の測定処理(ST102〜ST12
0)が行われる毎に、あるいは連続した測定処理時間が
所定時間(たとえば1時間)経過する毎に、ステップS
T100における校正処理を1回行えばよい。
状態(ディスクドライブに試験ディスクがセットされ回
転駆動されてドライブのサーボ系が働いている状態)
で、量産されるディスクの透明保護層の厚みムラを管理
できる。また、非破壊検査なので検査後良品と判定され
たディスクは全て商品として出荷できる。
用して被試験ディスクの透明層厚みムラを非破壊検査す
るとともに、被試験ディスクの透明層厚みムラに関する
良否判定を行う手順を説明するフローチャート図であ
る。このフローチャートの処理手順は、たとえば図20
に示すような構成を備えた波面収差解析装置と、図示し
ないコンピュータ(たとえば図20のアナライザ101
4に内蔵したMPU)とを組み合わせることで、実行で
きる。
(たとえば透明層の厚み基準値が0.1mmであり、そ
の厚みムラが0.01λrms以内)であり、半径方向お
よび円周方向のそりも実質的にない標準ディスクを試験
装置にセットして、その装置を校正する(ステップST
200)。この校正処理においては、図20の対物レン
ズ1008が元から持っている収差量に合わせて、光学
的収差を制御する光学系1006を最適条件に調整す
る。
クドライブに、厚みムラ(δd)を伴ない得る透明層を
持つ試験ディスク(100)をセットする(ステップS
T202)。そして、試験装置の初期設定を行う(ステ
ップST204)。この初期設定においては、光学ヘッ
ドからのレーザビームを集光させるディスク上の位置を
特定するために、ディスク半径方向の位置パラメータi
およびディスク円周方向の位置パラメータjが初期値に
設定される(i=1;j=1)。
1;j=1)を指定して、その位置に光学ヘッドからレ
ーザビームを集光させる(ステップST206)。する
と、その試験対象位置Pijからの反射光の状態が、図
20のCCDモニタ1012上に投影されるようにな
る。この投影状態は波面収差アナライザ1014により
解析され、その解析結果から球面収差ファクタの平方自
乗平均(Wcrms)が計測される(ステップST20
8)。こうして計測されたWcrmsの値から、媒体記録
層で反射され媒体透明層を往復する測定光のダブルパス
での収差量が求められる(ステップST210)。求め
られたダブルパスでの収差量はシングルパスに換算さ
れ、その換算値から、図21の関係(あるいは前述した
(8)式の関係)により、透明層厚みムラδdが求めら
れる。こうして求められた透明層厚みムラδdが、図示
しないコンピュータ内の記憶装置に記憶される(ステッ
プST212)。
対象位置Pij(最初はi=1;j=1)における透明
層厚みムラ測定値の記憶が終了すると、新たな試験対象
位置Pij(ここではi=1;j=2)が指定される
(ステップST214)。この新試験対象位置Pij
(i=1;j=2)がi=1における試験ディスクの最
終位置(jmax)を越えていなければ(ステップST
216ノー)、ステップST206〜ST214の処理
ループが再度実行される。このステップST206〜S
T214の処理ループは、新試験対象位置Pijが、i
=1での最終位置(i=1;j=jmax)を越えるま
で反復される。
験ディスクの円周方向最終位置(jmax)を越えたな
らば(ステップST216イエス)、円周方向の位置パ
ラメータjが1にリセットされ(ステップST21
8)、半径方向の位置パラメータiが1つインクリメン
トされる(ここではi=2)(ステップST220)。
すると、新たな位置Pij(i=2;j=1)につい
て、ステップST206〜ST214の処理ループが再
度実行される。この処理ループは、新試験対象位置Pi
jが、i=2での最終位置(i=2;j=jmax)を
越えるまで反復される。以下同様に、iがインクリメン
トされながら(ステップST220)、試験ディスクの
半径方向最終位置(imax)を越えるまで(ステップ
ST222ノー)、ステップST206〜ST220の
処理ループが反復実行される。
径方向最終位置(imax)を越えたならば(ステップ
ST222イエス)、その試験ディスクの記録層面全体
に渡る波面収差データ(透明層厚みムラの測定値デー
タ)の収集・記憶が済んだことになる。そこで、図示し
ない記憶装置に貯め込まれた透明層厚みムラの測定値の
データから、その平均値、最大ピーク値等を算出する。
そして、算出した平均値が透明層厚みムラの管理上の規
定値以下であるか?、および/または最大ピーク値が透
明層厚みムラの規格上の上限値以下であるか?などの判
断項目で、算出結果の評価(つまり試験ディスクの良否
判定)を行う。さらに、記憶装置に貯め込まれた透明層
厚みムラの測定値のデータを、(必要に応じてその評価
結果とともに)、図示しないハードディスクやDVDR
AMディスクなどの記憶媒体に、適宜バックアップする
(ステップST222)。
よび検査結果の保存処理が終了する。試験すべきディス
クがまだあるときは、ステップST202に戻って、ス
テップST202〜ST222の処理を反復する。
処理において、インクリメントパラメータiとjは、入
れ替えて実施してもよい。すなわち、ステップST21
4〜ST218ではiをパラメータとして使用し、ステ
ップST220〜ST222でJをパラメータとして使
用するようにしてもよい。また、ステップST200に
おける校正処理は、試験ディスク1枚毎に行う必要は、
必ずしもない。所定枚数(たとえば10000枚)の測
定処理(ST202〜ST222)が行われる毎に、あ
るいは連続した測定処理時間が所定時間(たとえば1時
間)経過する毎に、ステップST200における校正処
理を1回行えばよい。
ディスクを逐一回転駆動しなくてもその透明保護層の厚
みムラを検査できる。そのため、量産されるディスク個
々の検査(厚みムラの良否判定)時間を短縮でき、メデ
ィアコストの削減に寄与する。また、この検査方法は非
破壊検査なので、検査後良品と判定されたディスクは全
て商品として出荷できる。
留偏差値(球面収差対応データ)から被試験ディスクの
透明層厚みムラを非破壊検査するとともに、同図のチル
トサーボ系の検出信号(コマ収差対応データ)から被試
験ディスクのそり状態を非破壊検査する手順を説明する
フローチャート図である。
ば図13、図14または図19に示す構成を備えたディ
スクドライブと、図示しないコンピュータ(パーソナル
コンピュータなど)とを組み合わせることで、実行でき
る。
(たとえば透明層の厚み基準値が0.1mmであり、そ
の厚みムラが0.01λrms以内)であり、半径方向お
よび円周方向のそりも実質的にない標準ディスクを試験
装置(透明層厚みムラの影響を抑制するシックネスサー
ボ系およびディスクのそりの影響を抑制するチルトサー
ボ系を持つ)にセットして、その装置を校正する(ステ
ップST300)。
スク自身のそりは無視できるレベルであっても、ドライ
ブ側ディスククランプ部の水平ブレなどに起因して無視
できないチルト変動が測定系に生じるときは、その分も
測定系の補正データとして事前に測定しておく。すなわ
ち、標準ディスクをドライブに実装した状態で既知のラ
ジアルチルト量および/または既知のタンジェンシャル
チルト量を幾つか与えたときに検出されるウォブル信号
振幅変化またはその差信号変化から、ラジアルチルト量
および/またはタンジェンシャルチルト量とウォブル信
号振幅変化またはその差信号変化との対応関係を事前に
測定し、記憶しておく。この記憶した対応関係データ
(図15〜図18に例示されるようなデータ)は、チル
ト発生要因を含む測定系でもって試験ディスクのチルト
量を評価する場合に、測定系に起因するチルト分の影響
を試験ディスクのチルト量から取り除くために利用され
る。
ィスクドライブに、厚みムラ(δd)を伴ない得る透明
層を持ち、かつそり(半径方向のそりおよび/または円
周方向のそり)も伴い得る試験ディスク(100)をセ
ットする(ステップST302)。そして、試験装置の
初期設定を行う(ステップST304)。この初期設定
においては、試験装置のシックネスサーボ系(500)
のサーボゲインGが特定値(G=2〜10000)に設
定され、光学ヘッドがトレースするトラック位置TRi
のパラメータiが初期値の「1」に設定され、光学ヘッ
ドが半径方向に移動する間隔を決めるトラックジャンプ
間隔kが特定値(たとえばk=10なら10トラック単
位でトラックジャンプ)に設定される。その他に必要な
初期設定事項(ラジアルチルトサーボ系および/または
タンジェンシャルチルトサーボ系のサーボゲインなど)
があれば、ステップST304で行う。
i=1)を指定して、ディスクドライブを起動する(ス
テップST306)。すると、試験ディスクは、指定さ
れたトラック位置TRiに対応した所定の回転速度で回
転し、光学ヘッドがそのトラックTRi上をトレースし
て、エンボスピット(再生専用ディスクの場合)または
ウォブルグルーブ(記録/再生用ディスクの場合)等か
らの反射光の状態が検出されるようになる。
で捉えることにより、図6、図13、図14その他を引
用して説明したフォーカシングサーボ、シックネスサー
ボ、トラッキングサーボ、ラジアルチルトサーボ、タン
ジェンシャルチルトサーボなどが動作し、これらのサー
ボ動作は直ぐに安定状態に収斂する。
あと(ステップST308)、たとえば図22の厚みム
ラ測定値950から、シックネスサーボの残留偏差値を
検出する(ステップST310)。こうして検出された
残留偏差値と、ステップST304で設定したサーボゲ
インとの積(残留偏差値×G)を算出することにより、
試験ディスクの(現トラックTRiにおける)透明層厚
みムラが求まる。こうして求めた現トラックTRiでの
透明層厚みムラ測定値は、図示しないコンピュータ内の
記憶装置に記憶される(ステップST310)。
と(ステップST308)、チルトサーボ系の検出信号
すなわちチルトサーボで用いたウォブル検出信号振幅変
化(またはその差信号変化)とチルト量との関係(図1
5〜図18参照)から、試験ディスクのラジアル方向お
よび/またはタンジェンシャル方向のコマ収差対応デー
タ(ラジアル方向および/またはタンジェンシャル方向
のチルト量)を求める(ステップST312)。
正処理において事前に記憶しておいた「標準ディスクを
ドライブに実装した状態で既知のチルトを幾つか与えた
ときに検出される、チルト量とウォブル信号振幅変化ま
たはその差信号変化との対応関係」のデータにより、適
宜補正する。こうして補正したラジアル方向および/ま
たはタンジェンシャル方向のコマ収差対応データ(ラジ
アル方向および/またはタンジェンシャル方向のチルト
量)を、図示しないコンピュータの記憶装置に記憶する
(ステップST312)。
ックTRi(最初はi=1)における透明層厚みムラ測
定値およびラジアルチルト量/タンジェンシャルチルト
量の測定値の記憶が終了すると、新たな試験対象トラッ
クTRi(i=i+k)が指定される(ステップST3
14)。最初にi=1でありk=10に初期設定されて
いるなら、ここではi=11となる。この新験対象トラ
ックTRi(i=i+k)が試験ディスクの最終トラッ
クを越えていなければ(ステップST316ノー)、ス
テップST306〜ST314の処理ループが再度実行
される。このステップST306〜ST314の処理ル
ープは、新験対象トラックTRi(i=i+k)が試験
ディスクの最終トラックを越えるまで反復される。
試験ディスクの最終トラックを越えたならば(ステップ
ST316イエス)、その試験ディスクのトラック全体
(kトラックづつの飛び飛び検査ではあるが)に渡る透
明層厚みムラおよびラジアルチルト量/タンジェンシャ
ルチルト量の測定値のデータが図示しない記憶装置に貯
め込まれたことになる。
びラジアルチルト量/タンジェンシャルチルト量の測定
値のデータから、それらの平均値、最大ピーク値等を算
出する。そして、算出した平均値が透明層厚みムラまた
はラジアルチルト量/タンジェンシャルチルト量の管理
上の規定値以下であるか?、および/または最大ピーク
値が透明層厚みムラまたはラジアルチルト量/タンジェ
ンシャルチルト量の規格上の上限値以下であるか?など
の判断項目で、算出結果の評価(つまり試験ディスクの
良否判定)を行う。さらに、記憶装置に貯め込まれた透
明層厚みムラおよびラジアルチルト量/タンジェンシャ
ルチルト量の測定値のデータを、(必要に応じてその評
価結果とともに)、図示しないハードディスクやDVD
RAMディスクなどの記憶媒体に、適宜バックアップす
る(ステップST318)。
よび検査結果の保存処理が終了する。試験すべきディス
クがまだあるときは、ステップST302に戻って、ス
テップST302〜ST318の処理を反復する。
理は、試験ディスク1枚毎に行う必要は、必ずしもな
い。所定枚数(たとえば10000枚)の測定処理(S
T302〜ST318)が行われる毎に、あるいは連続
した測定処理時間が所定時間(たとえば1時間)経過す
る毎に、ステップST300における校正処理を1回行
えばよい。
されるディスクの透明保護層の厚みムラだけでなく、そ
のディスクの半径方向および/または円周方向のそりも
同時に管理できる。
いて、媒体記録層を保護する透明層が屈折率1.47〜
1.67の範囲にある材質(ポリカーボネート、アクリ
ル、カートンなど)で形成された場合の、透明層厚みム
ラ許容範囲(例1)を説明する図である。この片面1層
タイプの情報媒体では、記録層表面上に透明保護層が設
けられ、記録層裏面側に基板が設けられている。この基
板は、必ずしも透明である必要はない。むろん透明基板
であってもよいが、その表面にレーザ光を遮るようなラ
ベル等が印刷あるいは形成されていてもかまわない。
0μm(0.1mm)である場合において、透明層の屈
折率nが1.47ないし1.67の範囲にあるときに、
透明層の厚みムラ(ばらつき)δdが、±10μmまで
許されることを示している。なお、透明層厚の基準値
(公称値)100μmは一例であって、この基準値は1
00μm以外に選ばれてもよい。
7〜1.67で厚み範囲が90μm〜110μmのエリ
アA10)に該当する材質としては、 *波長405nmにおいて屈折率n=1.62のポリカ
ーボネート; *波長405nmにおいて屈折率n=1.52のカート
ン; *波長405nmにおいて屈折率n=1.56のアクリ
ル(紫外線硬化樹脂/UV硬化樹脂)などがある。
ィスク)では、エンボス光反射層または未記録層の場
合、反射率Rは例えば15%〜25%程度となる。一
方、記録済みの記録層では、反射率Rは例えば1%程度
となる。片面1層タイプの記録層の透過率Tは、例えば
0%とされる。したがって、片面1層タイプの情報媒体
では、反射(15%〜25%)した残りが全て吸収され
ることになる(つまり吸収率A=75%〜85%)。
いて、媒体記録層を保護する透明層が屈折率1.57〜
1.67の範囲にある材質(ポリカーボネートなど)で
形成された場合の、透明層厚みムラ許容範囲(例2)を
説明する図である。
0μm(0.1mm)である場合において、透明層の屈
折率nが1.57ないし1.67の範囲にあるときに、
透明層の厚みムラ(ばらつき)δdが、屈折率の中心値
(1.62±0.05)よりも低い側では+15μm/
−5μmまで許され、屈折率の中心値よりも高い側では
±10μmまで許されることを示している。なお、透明
層厚の基準値(公称値)100μmは一例であって、こ
の基準値は100μm以外に選ばれてもよい。
明層厚みムラ許容範囲の規定方法としては、実用上の観
点からは、図26に例示したように四角いエリアA10
で規定する方法が有力である。しかし、より厳密に考え
れば、透明基板の許容厚み下限値を同じ(たとえば90
μmで一定)にしたまま屈折率だけを下げて行くと、厚
みを減らした場合と同様に波面収差量(球面収差)が増
大する(図2(b)参照)。この屈折率減少(収差発生
量に関しては透明層の厚さ減と等価)による収差増の影
響を抑えることを考慮すると、屈折率の低い側で斜め左
に持ち上がったグラフになる。一方、屈折率の高い側で
は、屈折率増加(収差発生量に関しては透明層の厚さ増
と等価)による収差増の影響の程度は、屈折率の低い側
よりも小さい(極端に例示すれば、100μmから90
μm増えて190μmつまり1.9倍になった場合の収
差増大の影響は、厚みが100μmから90μm減って
10μmつまり1/10になった場合の収差増大の影響
よりも小さい)。このことに実用上の観点を加味する
と、屈折率の高い側では四角いグラフでよいことにな
る。こうして定まった6角形の透明層厚みムラ許容範囲
が、図27のエリアA11である。
いて、媒体記録層を保護する透明層が屈折率1.42〜
1.72の範囲にある材質で形成された場合の、透明層
厚みムラ許容範囲(例3)を説明する図である。
0μm(0.1mm)である場合において、透明層の屈
折率nが1.42ないし1.72の範囲にあるときに、
透明層の厚みムラ(ばらつき)δdが、屈折率の中心値
(1.57)よりも低い側では+86μm/−34μm
まで許され、屈折率の中心値よりも高い側では±60μ
mまで許されることを示している。なお、透明層厚の基
準値(公称値)100μmは一例であって、この基準値
は100μm以外に選ばれてもよい。
リアA12が6角形となる理由は、図27の場合と同様
である。また図28の透明層厚みムラ許容範囲のうち厚
みムラの幅が大きい(+86μm〜−60μm)のは、
大きな厚みムラがあっても、図6その他のシックネスサ
ーボ系500のサーボゲインGが大きければ、この大き
な厚みムラの影響を実用上問題ないレベルまで抑えるこ
とができるからである。
プの録再可能光ディスク)を用いる装置(光ディスクド
ライブまたはこのドライブを持つレコーダ/プレーヤ)
において、開口数NAが大きい(例えば0.85)の対
物レンズが採用されている場合、媒体透明層の厚みムラ
はかなり小さく(5μm程度)抑えられていないと、実
際の運用上では記録および/または再生に支障をきたす
可能性がある。しかし、十分なサーボゲインGを持った
シックネスサーボをこの装置に採用すれば、サーボゲイ
ンGが大きいほど厚みムラの影響が縮小されるので、透
明層厚みムラが多少大きくても、正常な記録および/ま
たは再生が可能となる。このことから、図26の例にお
いては透明層の厚みムラが最大10μmまで許され、図
27の例においては透明層の厚みムラが最大15μmま
で許され、図28の例においては透明層の厚みムラが最
大90μm程度まで許されている。
いて、媒体記録層を保護する透明層が屈折率1.47〜
1.67の範囲にある材質(ポリカーボネート、アクリ
ル、カートンなど)で形成された場合の、透明層厚みム
ラ許容範囲(例4)を説明する図である。この片面2層
タイプの情報媒体では、透明なスペース層を挟んで第1
の記録層および第2の記録層が接合され、第1の記録層
表面上に透明保護層が設けられ、第2の記録層裏面側に
基板が設けられている。この基板は、必ずしも透明であ
る必要はない。むろん透明基板であってもよいが、その
表面にレーザ光を遮るようなラベル等が印刷あるいは形
成されていてもかまわない。
0μm(0.1mm)である場合において、透明層の屈
折率nが1.47ないし1.67の範囲にあるときに、
透明層の厚みムラ(ばらつき)δdが、±15μmまで
許されることを示している。片面2層タイプ(図29)
の透明層厚みムラ(±15μm)では片面1層タイプ
(図26)の透明層厚みムラ(±10μm)よりも大き
なばらつき(5μm多い)を認めている。その理由は、
片面1層タイプにはないスペース層の厚みムラの影響
(ここでは±5μm)を見込んでいるためである。な
お、スペース層自体は、たとえば20μm±10μm程
度に管理される。また、透明層厚の基準値(公称値)1
00μmは一例であって、この基準値は100μm以外
に選ばれてもよい。
7〜1.67で厚み範囲が85μm〜115μmのエリ
アA20)に該当する材質としては、片面1層タイプ
(図26)の場合と同様に、 *波長405nmにおいて屈折率n=1.62のポリカ
ーボネート; *波長405nmにおいて屈折率n=1.52のカート
ン; *波長405nmにおいて屈折率n=1.56のアクリ
ル(紫外線硬化樹脂/UV硬化樹脂)などがある。
ィスク)では、表面側1層目の第1記録層および内側2
層目の第2記録層が未記録層である場合、それらの反射
率Rは例えば4.2%程度となる。片面2層タイプで
は、エンボス層の反射率Rも4.2%程度とする。一
方、記録済みの第1および第2記録層では、それらの反
射率Rは例えば10.8%〜11.3%程度となる。片
面2層タイプの第1記録層の透過率Tは60%程度とさ
れ、その吸収率Aは30%程度とされる(R+T+A=
100%)。
いて、媒体記録層を保護する透明層が屈折率1.57〜
1.67の範囲にある材質(ポリカーボネートなど)で
形成された場合の、透明層厚みムラ許容範囲(例5)を
説明する図である。
0μm(0.1mm)である場合において、透明層の屈
折率nが1.57ないし1.67の範囲にあるときに、
透明層の厚みムラ(ばらつき)δdが、屈折率の中心値
(1.62±0.05)よりも低い側では+20μm/
−10μmまで許され、屈折率の中心値よりも高い側で
は±15μmまで許されることを示している。なお、透
明層厚の基準値(公称値)100μmは一例であって、
この基準値は100μm以外に選ばれてもよい。
(±15μm)が図27(片面1層タイプ)の厚みムラ
範囲(±10μm)よりも大きい理由は、図30(片面
2層タイプ)ではスペース層の厚みムラの影響(±5μ
m)がさらに考慮されているからである。また、図30
の透明層厚みムラ許容範囲を示すエリアA21が6角形
となる理由は、図27で説明した理由と同様である。
いて、媒体記録層を保護する透明層が屈折率1.42〜
1.72の範囲にある材質で形成された場合の、透明層
厚みムラ許容範囲(例6)を説明する図である。
0μm(0.1mm)である場合において、透明層の屈
折率nが1.42ないし1.72の範囲にあるときに、
透明層の厚みムラ(ばらつき)δdが、屈折率の中心値
(1.57)よりも低い側では+129μm/−51μ
mまで許され、屈折率の中心値よりも高い側では±90
μmまで許されることを示している。なお、透明層厚の
基準値(公称値)100μmは一例であって、この基準
値は100μm以外に選ばれてもよい。
リアA22が6角形となる理由は、図27の場合と同様
である。また図31の透明層厚みムラ許容範囲のうち厚
みムラの幅が大きい(+129μm〜−90μm)の
は、大きな厚みムラがあっても、図6その他のシックネ
スサーボ系500のサーボゲインGが大きければ、この
大きな厚みムラの影響を実用上問題ないレベルまで抑え
ることができるからである。
プの録再可能光ディスク)を用いる装置(光ディスクド
ライブまたはこのドライブを持つレコーダ/プレーヤ)
において、開口数NAが例えば0.85の対物レンズが
採用されている場合、(スペース層の厚みムラも含め
た)媒体透明層の厚みムラを5μm程度に抑えないと、
実際の運用上では記録および/または再生が正常にでき
ない可能性が高い。しかし、十分なサーボゲインGを持
ったシックネスサーボをこの装置に採用すれば、サーボ
ゲインGが大きいほど厚みムラの影響が縮小されるの
で、透明層厚みムラが5μmを大きく越えても、正常な
記録および/または再生が可能となる。このことから、
図29の例においては透明層の厚みムラが最大15μm
まで許され、図30の例においては透明層の厚みムラが
最大20μmまで許され、図31の例においては透明層
の厚みムラが最大130μm程度まで許されている。
管理データについてのまとめ*** 透明層の厚みは図26〜図31の図示参照;片面2層の
場合のスペース層の厚みは、20±10μm以内;1枚
のディスク内におけるスペース層のばらつきは±10μ
m以内;ディスク1回転以内におけるスペース層のばら
つきは±4μm以内;基板(ポリカーボネートの場合)
の屈折率nは1.62±0.05以内;反射光の角度ず
れ(チルト)は、半径方向で±0.70゜以内;反射光
の角度ずれ(チルト)は、円周方向で±0.30゜以
内;基板の複屈折は最大10nm。
らつきの具体的な数値(±10μm、±4μm)は、収
差補正系(シックネスサーボ系)のダイナミックレンジ
および第1記録層〜第2記録層の間のクロストークの影
響に応じて決定できる。
変動範囲(横軸)については、装置(光学ヘッドおよび
/またはディスクドライブ)全体の動作上のマージン配
分に基づいて最終決定できる。また、媒体透明層の厚み
の許容変動範囲(縦軸)については、球面収差補正系
(シックネスサーボ系)の動作上のダイナミックレン
ジ、サーボ応答帯域、全体のマージン配分などを見込ん
で最終決定できる。
軸)および厚みムラδd(縦軸)は、前述した(4)式
〜(9)式におけるnおよびδdに対応している。した
がって、例えば図26のエリアA10の外縁(n=1.
47におけるδd=±10μm、およびn=1.67に
おけるδd=±10μm)と使用する対物レンズの開口
数NA(例えば0.85)とが定まれば、透明層の厚み
ムラおよび屈折率の変動幅が図26のエリアA10に収
まることを保証する波面収差のrms値(図21の縦軸
Wcrms)の幅も、求まる。
で作成する場合において、スピンコートの温度、回転速
度、回転時間、保護層材料の粘性等をどのように定める
かの指針の1つとして、「媒体の保護層〜記録層間の厚
みを、収差制御(シックネスサーボ)後の残留偏差0.
07λ以下に管理する」方法を利用した品質管理を用い
ることができる。
されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸
脱しない範囲で種々な変形・変更が可能である。
合わせて実施されてもよく、その場合組み合わせによる
効果が得られる。
発明が含まれており、この出願で開示される複数の構成
要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出
され得る。たとえば、実施の形態に示される全構成要件
から1または複数の構成要件が削除されても、この発明
の効果のうちすくなくとも1つが得られるときは、この
構成要件が削除された構成が発明として抽出され得るも
のである。
量を用いて「厚みムラ補正(シックネスサーボ)前の厚
みムラ量」、「厚みムラ補正(シックネスサーボ)のサ
ーボゲイン設定」、「残留偏差量設定」等を統括的に行
えるので、装置(光ディスクドライブ、このドライブを
用いたプレーヤ、またはこのドライブを用いたレコー
ダ)における厚みムラ補正用のサーボ回路の設計が非常
に容易となる。
を用いて残留偏差量の設定が行えるので、装置(光ディ
スクドライブ、このドライブを用いたプレーヤ、または
このドライブを用いたレコーダ)における他の変動要因
(トラッキングサーボ系、フォーカシングサーボ系、チ
ルトサーボ系などにおける変動要因)との間のマージン
配分を統括的に行え、サーボ系の設計におけるマージン
配分設計が非常に容易となる。
容傾き量などの変動要因も波面収差量(デフォーカス成
分、コマ収差成分など)に換算でき、各波面収差量の割
付けによりマージン配分が行えるようになる。
ドライブを用いたプレーヤ、またはこのドライブを用い
たレコーダ)における厚みムラ補正(シックネスサー
ボ)の特性を元に透明層の厚みムラ範囲を規定できるた
め、透明層の厚みムラがこの規定範囲の上限以下に含ま
れる情報媒体を用いた場合では、記録または再生特性に
対して高い信頼性と安定性を確保できる。
ボ)機能を持たない従来の装置では、再生時もしくは記
録時に球面収差量を小さくする必要があり、情報媒体の
透明層の厚みムラに対する要求精度が非常に高くなる
(特にNAが0.65を越える場合にはその要求が顕著
となる)。
することは非常に難しく、厚みムラに対する要求精度を
高くすると、媒体製造時の歩留まりが低下する。その結
果、情報媒体の販売価格が非常に高くなる。
ィスクドライブ、このドライブを用いたプレーヤ、また
はこのドライブを用いたレコーダ)に厚みムラ補正(シ
ックネスサーボ)機能を持たせると、情報媒体の透明層
の厚みムラ許容量が飛躍的に増加する。その結果、情報
媒体の製造歩留まりが大幅に増加し、販売価格を格段に
下げることが可能となる。
測定できるので、測定後の情報媒体をそのまま製品とし
て使用できるため、歩留まりが高くなり、情報媒体の低
価格化が可能となる。
度も非常に高くできる。
の屈折率のばらつきを所定の範囲に規定することで、再
生系あるいは記録再生系における諸サーボ系の最適設計
が可能になる。
の厚さのばらつきと透明層の屈折率のばらつきを所定の
範囲に規定することで、透明層下の2つの記録層双方に
対する再生系あるいは記録再生系の諸サーボ系の最適設
計が可能になる。
ボ)を前提とすることで片面2層構造を持つ情報媒体の
ディスク表面から各層の光反射層または記録層までの厚
み精度を大幅に緩和させ、情報媒体の製造歩留まりを飛
躍的に向上させるとともに情報媒体価格も大幅に下げる
ことができる。
ボ)を前提とすることで、片面2層構造を持つ情報媒体
に対しても、非常に安定かつ高い信頼性でもって、再生
もしくは記録処理を保証できる。
り焦点が最良点に自動調整されていても収差によりレー
ザスポットサイズが大きくなってしまうことを、フォー
カシングサーボとはサーボループが独立したシックネス
サーボにより、確実に防ぐことができる。
っても対物レンズの中心光軸をディスク記録面に対して
垂直に保つチルトサーボが可能なので、コマ収差による
レーザスポットサイズの増大を防止できる。
チルトサーボの光学系+回路系から差分プッシュプル
(DPP)信号を取り出せるようにしたので、シックネ
スサーボおよび/またはチルトサーボの光学系および回
路系の一部をDPPにも利用できる。このようにすれ
ば、DPP込みでのトータルコストを抑えることができ
る。
るトラッキングサーボ)のために既に設けてある光学系
を利用してシックネスサーボなどのための収差検出光学
系を構成できるので、光学ヘッドの製品コストを抑える
ことができる。
のために更に複雑化することがないので、光学ヘッドの
小型軽量化にも寄与する。
チルトサーボの光学系+回路系からクロストークキャン
セル(CTC)信号を取り出せるようにしたので、シッ
クネスサーボおよび/またはチルトサーボの光学系およ
び回路系の一部をCTCにも利用できる。このようにす
れば、CTC込みでのトータルコストを抑えることがで
きる。
るクロストーク抑制)のために既に設けてある光学系を
利用してシックネスサーボなどのための収差検出光学系
を構成できるので、光学ヘッドの製品コストを抑えるこ
とができる。
のために更に複雑化することがないので、光学ヘッドの
小型軽量化にも寄与する。
チルトサーボの光学系+回路系から差分プッシュプル
(DPP)およびクロストークキャンセル(CTC)の
信号を取り出すこともできるので、シックネスサーボお
よび/またはチルトサーボの光学系+回路系の一部をD
PPおよびCTCに流用できることになる。このため、
DPPやCTCの機能込みでの装置構成を単純化できる
ため、装置(光学ヘッド、ディスクドライブまたはレコ
ーダ/プレーヤ)の小型軽量化およびトータルコスト削
減を実現できる。
わせによる球面収差補正メカニズム(透明層なしの場
合)を説明する図。
た透明層の厚みムラ(および/または屈折率ムラ)によ
る球面収差の発生メカニズムを説明する図。
ンズ、および対物レンズの相対位置関係により、球面収
差の発生状況を調整できることを説明する図。
用凸レンズ、および対物レンズを1つの光学系ユニット
70としてブラックボックス化した場合において、記録
層上に設けられた透明層の厚みムラによる球面収差が発
生すると、光学系ユニット70を通過した記録面上から
の反射光がどのようになるかを説明する図。
物レンズ中央で合焦・ジャストフォーカスに固定)で球
面収差のみを与えたときに、記録面上に生じる集光スポ
ットの強度分布が球面収差によりどのように変化するか
を説明するとともに、各球面収差に対応して集光スポッ
トの形状(サイズ/幅)がどのようになるかを例示する
図。
折率ムラ)による球面収差の影響を抑制する手段(シッ
クネスサーボ系)、情報媒体記録面上での焦点ぼけを極
小化する手段(フォーカシングサーボ系)などを備えた
装置(光ディスクドライブまたは記録/再生装置の要
部)の構成を説明する図。
例を説明するブロック図。
クネスサーボがどのように具現されるかを説明する図。
物レンズ中央で合焦・ジャストフォーカスに固定)で球
面収差のみを与えたときに、集光スポットの特性(相対
的中心強度、スポット幅)がどのように変化するかを説
明するグラフ図。
サーボ系およびフォーカシングサーボ系を抽出して示す
ブロック図。
対物レンズ中央で合焦・ジャストフォーカスに固定)で
コマ収差のみを与えたときに、記録面上に生じる集光ス
ポットの強度分布がコマ収差によりどのように変化する
かを説明するとともに、コマ収差を与えたときの集光ス
ポットにどのようなサイドローブが生じるかを例示する
図。
ブビームで挟まれたメインビームが媒体記録面上にどの
ような集光スポットを形成するかを説明するとともに、
これらの集光スポットの状態を検出する光検出用セル群
を例示する図。
ブビームを利用して情報媒体(光ディスク)のそり(デ
ィスク半径方向のラジアルチルトおよびディスク円周方
向のタンジェンシャルチルト)の影響を抑制する手段
(チルトサーボ系)を備えた装置(光ディスクドライブ
または記録/再生装置の要部)の構成を説明する図。
ジェンシャルチルトサーボ系各々を、図7に示すシック
ネスサーボ系と同様に構成する場合を例示する図。
合(ラジアルチルト量)と、ウォブル検出信号振幅また
はエンボスピット再生信号振幅との関係を例示するグラ
フ図。
合(ラジアルチルト量)と、ウォブルグルーブの差信号
による検出信号またはエンボスピットの和信号による検
出信号との関係を例示するグラフ図。
合(タンジェンシャルチルト量)と、ウォブル検出信号
振幅またはエンボスピット再生信号振幅との関係を例示
するグラフ図。
合(タンジェンシャルチルト量)と、ウォブルグルーブ
の差信号による検出信号またはエンボスピットの和信号
による検出信号との関係を例示するグラフ図。
組み合わせた場合(この場合、図6の片面処理ホログラ
ム素子20Aを両面処理ホログラム素子20Cと置換
し、図13または図14のビーム検出セル92〜99を
図6のビーム検出セル92〜96のように斜め配置とす
る)において、互いに独立したトラッキングサーボ系、
シックネスサーボ系、フォーカシングサーボ系およびチ
ルトサーボ系を抽出して示すブロック図。
層の厚みムラ量を検査する方法を説明する図。
差)のrms値(Wcrms)と媒体透明層の厚みムラ量
δdとの関係を示すグラフ図。
系から媒体透明層の厚みムラ量δdに対応した測定値9
50を抽出する構成を説明する図。
試験ディスクの透明層厚みムラを非破壊検査するととも
に、被試験ディスクの透明層厚みムラに関する良否判定
を行う手順を説明するフローチャート図。
ディスクの透明層厚みムラを非破壊検査するとともに、
被試験ディスクの透明層厚みムラに関する良否判定を行
う手順を説明するフローチャート図。
面収差対応データ)から被試験ディスクの透明層厚みム
ラを非破壊検査するとともに、同図のチルトサーボ系の
検出信号(コマ収差対応データ)から被試験ディスクの
そり状態を非破壊検査する手順を説明するフローチャー
ト図。
録層を保護する透明層が屈折率1.47〜1.67の範
囲にある材質(ポリカーボネート、アクリル、カートン
など)で形成された場合の、透明層厚みムラ許容範囲
(例1)を説明する図。
録層を保護する透明層が屈折率1.57〜1.67の範
囲にある材質(ポリカーボネートなど)で形成された場
合の、透明層厚みムラ許容範囲(例2)を説明する図。
録層を保護する透明層が屈折率1.42〜1.72の範
囲にある材質で形成された場合の、透明層厚みムラ許容
範囲(例3)を説明する図。
録層を保護する透明層が屈折率1.47〜1.67の範
囲にある材質(ポリカーボネート、アクリル、カートン
など)で形成された場合の、透明層厚みムラ許容範囲
(例4)を説明する図。
録層を保護する透明層が屈折率1.57〜1.67の範
囲にある材質(ポリカーボネートなど)で形成された場
合の、透明層厚みムラ許容範囲(例5)を説明する図。
録層を保護する透明層が屈折率1.42〜1.72の範
囲にある材質で形成された場合の、透明層厚みムラ許容
範囲(例6)を説明する図。
…ホログラム素子;30、1004…ビームスプリッ
タ;40A、40B、1002…コリメートレンズ;5
0…厚みムラ補正用凹レンズ;52…厚みムラ補正用凸
レンズ;54…厚みムラ補正用凸レンズ駆動コイル;1
006…光学的収差を抑制する光学系;60、1008
…対物レンズ;62…焦点ぼけ補正用駆動コイル;64
…トラックずれ補正用駆動コイル;70…光学系ユニッ
ト(厚みムラ補正用凹凸レンズ対および対物レンズを含
むユニット);80…シリンドリカルレンズ;90A、
90B…光検出器;92…メインビーム検出用セル;9
3〜99…サブビーム検出用セル;1010…ミラー;
1012…CCDモニタ;1014…波面収差(球面収
差)アナライザ;100…光ディスク(1層または2層
の記録層を持つ情報媒体);201〜208…プリアン
プ;300…再生信号検出回路系;400…トラックず
れ検出・補正制御回路系(トラッキングサーボ系);5
00…透明層の厚みムラ(屈折率ムラ)検出・補正制御
回路系(シックネスサーボ系);600…焦点ぼけ検出
・補正制御回路系(フォーカシングサーボ系);900
…波面収差(球面収差)検出部;910…焦点ぼけ検出
部;920…トラッキングずれ検出部;930…コマ収
差検出部;950…透明層厚みムラ測定値(検出信
号)。
Claims (12)
- 【請求項1】厚みムラあるいは屈折率ムラを伴ない得る
透明層で覆われた記録層または光反射層を持つ情報媒体
から、前記記録層または光反射層に記録された情報を再
生する場合、または前記記録層に対して情報の記録再生
を行う場合に利用されるものであって、 光源からの波長λの光を情報媒体の記録面上に集光させ
る送光系、前記情報媒体からの前記波長λの光を検出す
る検出光学系、および前記送光系により前記情報媒体の
記録面上に集光された前記波長λの光の光学的収差量が
小さくなるようなサーボ系を備え、 前記光学的収差量を小さくするサーボ系が動作した結果
としての前記光学的収差量の残留偏差量が、0.07λ
rms以下に保たれるように構成したことを特徴とするサ
ーボシステム。 - 【請求項2】厚みムラあるいは屈折率ムラを伴ない得る
透明層で覆われた記録層または光反射層を持つ情報媒体
から、前記記録層または光反射層に記録された情報を再
生する場合、または前記記録層に対して情報の記録再生
を行う場合に利用されるものであって、 光源からの波長λの光を情報媒体の記録面上に集光させ
る送光系、前記情報媒体からの前記波長λの光を検出す
る検出光学系、および前記送光系により前記情報媒体の
記録面上に集光された前記波長λの光の光学的収差量が
小さくなるようなサーボ系を備え、 前記光学的収差量を小さくするサーボ系のサーボゲイン
がGであるときに、このサーボ系が動作した結果として
の前記光学的収差量の残留偏差量が、0.07λrms×
G以下に保たれるように構成したことを特徴とするサー
ボシステム。 - 【請求項3】厚みムラを伴ない得る透明層で覆われた記
録層または光反射層に前記透明層を介して集束光を照射
し、 前記記録層または光反射層で反射された光の収差量を計
測し、 計測された収差量から前記透明層の厚みを求めることを
特徴とする透明層の厚み測定方法。 - 【請求項4】所定範囲内の屈折率nおよび所定範囲の厚
みムラを伴い得る所定の厚みdを持つ透明層で保護され
た記録層または光反射層を持つ情報媒体において、 前記透明層の屈折率nおよび厚みdの関係が、以下の6
点で囲まれる範囲内で定義されることを特徴とする情報
媒体: (1)n=1.42、d=186μm; (2)n=1.57、d=160μm; (3)n=1.72、d=160μm; (4)n=1.72、d=40μm; (5)n=1.57、d=40μm; (6)n=1.42、d=66μm。 - 【請求項5】所定範囲内の屈折率nおよび所定範囲の厚
みムラを伴い得る所定の厚みdを持つ透明層で保護され
た記録層または光反射層を持つ情報媒体が、前記透明層
を介して前記記録層または光反射層に所定波長のコヒー
レント光を導く対物レンズと前記透明層の厚みムラまた
はその屈折率ムラに起因する前記対物レンズの光学的収
差の影響を抑制するシックネスサーボ系を含む装置で用
いられることが想定されている場合において、 前記透明層の厚みムラをδdとし、 前記透明層の屈折率をnとし、 前記対物レンズの開口数をNAとし、 前記シックネスサーボ系のサーボゲインをGとし、 前記シックネスサーボ系のサーボ動作による前記光学的
収差の補正機能をWcrmsで表したときに、 前記厚みムラδdの大きさが、 {[0.94×8・n3]/[0.07×(n2−1)×
(NA)4]}×(G・Wcrms)に相当する値以下とな
るように管理されることを特徴とする情報媒体。 - 【請求項6】第1の記録層または光反射層と、透明なス
ペース層を介して前記第1の記録層または光反射層に積
層された第2の記録層または光反射層とを持ち、前記第
1の記録層または光反射層上に、所定範囲内の屈折率n
および所定範囲の厚みムラを伴い得る所定の厚みdを持
つ透明層が設けられ、 前記所定の厚みdは前記透明層の表面から前記スペース
層の中間までの長さを示し、 前記透明層の屈折率nおよび厚みdの関係が、以下の6
点で囲まれる範囲内で定義されることを特徴とする情報
媒体: (1)n=1.42、d=229μm; (2)n=1.57、d=190μm; (3)n=1.72、d=190μm; (4)n=1.72、d=10μm; (5)n=1.57、d=10μm; (6)n=1.42、d=49μm。 - 【請求項7】厚みムラあるいは屈折率ムラを伴ない得る
透明層で覆われた記録層または光反射層を持つ情報媒体
から、前記記録層または光反射層に記録された情報を再
生する場合、または前記記録層に対して情報の記録再生
を行う場合に利用されるものであって、 光源からの光を情報媒体の記録面上に集光させる送光
系、前記情報媒体からの前記光を検出する検出光学系、
および前記送光系により前記情報媒体の記録面上に集光
された前記光の光学的収差を補正する収差補正手段を備
え、 前記記録層または光反射層に記録された情報を再生する
場合、または前記記録層に対して情報の記録再生を行う
場合において、前記収差補正手段による前記光学的収差
の補正が行われるように構成されたことを特徴とする装
置。 - 【請求項8】情報媒体に記録された情報を再生する場合
または情報媒体に対して情報の記録再生を行う場合に利
用されるものであって、 光源からの光を情報媒体の記録面上に集光させる送光系
および前記情報媒体からの光を検出する検出光学系を備
え、 前記送光系により前記情報媒体の記録面上に集光された
光の球面収差状況および焦点ぼけ状況を、それぞれ独立
に検出するように構成したこと特徴とする装置。 - 【請求項9】光源からの光を情報媒体の記録面上に集光
させる送光系と、 前記情報媒体からの光を検出する検出光学系と、 前記検出光学系での検出結果から、前記送光系により前
記情報媒体の記録面上に集光された光の波面収差または
球面収差の発生状況を検出する手段とを備えたことを特
徴とする収差状況検出装置。 - 【請求項10】光源からの光に光学的収差を与えて情報
媒体の記録面上に集光させる送光系と、前記情報媒体か
らの光を検出する検出光学系とを具備し、 前記検出光学系による検出結果から、前記送光系により
前記情報媒体の記録面上に集光された光の光学的収差状
況を検出するように構成したこと特徴とする装置。 - 【請求項11】情報媒体上に同心円状または螺旋状に形
成されるトラックに沿って記録された情報を集束光を用
いて再生し、あるいは情報媒体上に同心円状または螺旋
状に形成されるトラックに沿って情報を集束光を用いて
記録するものであって、 光源と、この光源からの光を前記情報媒体の記録面上で
複数の集光位置に集光させるための光分割機能を有した
光学素子と、この光学素子からの光を前記情報媒体の記
録面上の複数の集光位置に集光する送光系と、前記情報
媒体を経た前記光を検出する検出光学系とを備え、 前記検出光学系から、前記情報媒体の記録面上における
前記集束光と前記トラックとの間の相対的位置ずれに対
応した信号を検出するように構成したことを特徴とする
装置。 - 【請求項12】情報媒体上に同心円状または螺旋状に形
成されるトラックに沿って記録された情報を集束光を用
いて再生するものであって、 光源と、この光源からの光を前記情報媒体の記録面上で
複数の集光位置に集光させるための光分割機能を有した
光学素子と、この光学素子からの光を前記情報媒体の記
録面上の複数の集光位置に集光する送光系と、前記情報
媒体を経た前記光を検出する検出光学系とを備え、 前記検出光学系から、前記情報媒体の記録面上における
隣接トラック間のクロストークに対応した信号を検出す
るように構成したことを特徴とする装置。
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