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JP2002163005A - 制御系の設計方法、制御系、制御系の調整方法及び露光方法 - Google Patents

制御系の設計方法、制御系、制御系の調整方法及び露光方法

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Publication number
JP2002163005A
JP2002163005A JP2000362694A JP2000362694A JP2002163005A JP 2002163005 A JP2002163005 A JP 2002163005A JP 2000362694 A JP2000362694 A JP 2000362694A JP 2000362694 A JP2000362694 A JP 2000362694A JP 2002163005 A JP2002163005 A JP 2002163005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control system
value
parameter
continuous value
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000362694A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yoshida
幸司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2000362694A priority Critical patent/JP2002163005A/ja
Priority to US09/994,827 priority patent/US20020078429A1/en
Publication of JP2002163005A publication Critical patent/JP2002163005A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/0265Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric the criterion being a learning criterion
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70716Stages
    • G03F7/70725Stages control
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/42Servomotor, servo controller kind till VSS
    • G05B2219/42147Tune with genetic algorithm
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/45Nc applications
    • G05B2219/45031Manufacturing semiconductor wafers

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  • Artificial Intelligence (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御系のパラメータの値を、所定の性能に関
して最適化する。 【解決手段】 制御系WCSXにおいて、その制御系W
CSXが有する少なくとも1つの連続値パラメータK
X,KVX,KFXの変化に対して、制御系WCSXの性
能の評価基準となる評価関数の変化について単峰性が保
証されていない場合や、互いに独立して変化する複数の
評価関数が定義される場合であっても、当該評価関数に
関し、連続値パラメータKPX,KVX,KFXについて
大域的な最適化を行いつつ最適解を求める。したがっ
て、着目した性能の向上について最適化された制御系W
CSXを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御系の設計方
法、制御系、制御系の調整方法及び露光方法に係り、よ
り詳しくは、制御対象を制御する制御系の設計方法、該
制御系の設計方法により設計された制御系、制御対象を
制御する制御系の調整方法、及び前記制御系若しくは前
記制御系の調整方法を使用する露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子、液晶表示素子等
を製造するためのリソグラフィ工程では、マスク又はレ
チクル(以下、適宜「マスク」又は「レチクル」と総称
する)に形成されたパターンを投影光学系を介してレジ
スト等が塗布されたウエハ又はガラスプレート等の基板
(以下、適宜「感応基板」又は「ウエハ」という)上に
転写する露光装置が用いられている。かかる露光装置と
しては、従来は、ステップ・アンド・リピート方式の縮
小投影型露光装置(いわゆるステッパ)が主流であった
が、半導体素子の高集積化によるパターンの微細化に伴
い、より大面積かつ高精度な露光が可能なステップ・ア
ンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニング・
ステッパ)が主流となりつつある。
【0003】いずれのタイプの露光装置でも、高精度露
光の観点からは、ウエハを高精度に露光位置に位置決め
する必要があり、また、スループットの観点からは、ウ
エハを高速度で移動させる必要がある。このため、ウエ
ハを移動可能なウエハステージに保持し、該ウエハステ
ージの位置変化を制御することにより、ウエハの移動制
御を行う制御系が設けられている。そして、ウエハの移
動制御にあたっては、初期位置(現在位置)から目標位
置までの目標軌道を制御系に与え、ステージの位置及び
速度の計測結果を使用し、位置フィードバック制御と速
度フィードバック制御とを併用する方式が、一般的に採
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ステー
ジの移動制御にあたって、位置フィードバック制御と速
度フィードバック制御とを併用する制御系を設計する場
合、位置フィードバックループのループゲイン(以下、
「位置ループゲイン」という)と、速度フィードバック
ループのループゲイン(以下、「速度ループゲイン」と
いう)とは設計において決定することができるパラメー
タである。かかる設計パラメータの値については、上述
の目標位置に対する位置決め精度及び目標位置までの移
動時間(整定時間を含む)を含む所定の移動性能の向上
に関して最適化された値とすることが望ましいことは勿
論であるが、位置ループゲインと速度ループゲインと
は、ステージの各移動性能に関し、互いに微妙に影響し
合うものである。
【0005】すなわち、位置ループゲイン及び速度ルー
プゲインという設計パラメータの値の変化による所定の
移動性能の変化は単純ではない。このため、経験的に定
められた設計パラメータ値の範囲において、線形計画法
や山登り法等を使用して、設計パラメータ値の局所的な
最適解を求めていた。
【0006】以上のような、制御系の設計段階で決定で
きる設計パラメータの変化による制御系の所定の性能の
変化が単純ではないという事態は、設計パラメータの数
にかかわらずしばしば起こることである。こうした場合
には、上記と同様にして、局所的な最適解を、線形計画
法や山登り法等によって求めていた。
【0007】すなわち、制御系の設計にあたって、任意
に値を設定できるパラメータがあるにもかかわらず、制
御系として最適化されたパラメータ値を採用していると
はいい難かった。
【0008】かかる事態は、いくつかの制御パラメータ
が調整可能な既存の制御系においても同様に発生してい
た。すなわち、制御系の性能の調整用に、いくつかの制
御パラメータが可変なものとされていても、その可変な
制御パラメータを最適化された値に設定しているとはい
い難かった。
【0009】さらに、制御系によっては、その性能に関
して複数の評価基準が存在し、かつ、相互に相反する場
合もある。こうした場合には、複数の評価基準ごとにト
レードオフ比を決めることにより単目的化して制御パラ
メータの値を最適化する手法が採用されていた。
【0010】しかし、複数の評価基準ごとの最適なトレ
ードオフ比を予め知ることは一般にはできない。このた
め、当該トレードオフ比の決定は、設計者の負担となっ
ていた。
【0011】本発明は、かかる事情の下でなされたもの
であり、その第1の目的は、所望の制御性能について最
適化された制御系の設計方法を提供することにある。
【0012】また、本発明の第2の目的は、所望の制御
性能について最適化された制御系を提供することにあ
る。
【0013】また、本発明の第3の目的は、制御系を所
望の制御性能について最適化する制御系の調整方法を提
供することにある。
【0014】また、本発明の第4の目的は、スループッ
ト又は露光精度の向上を可能とする露光方法を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の制御系の
設計方法は、制御対象(WST)を制御する制御系(W
CSX)の設計方法であって、前記制御系に応じて、少
なくとも1つの連続値パラメータを含む制御系モデルを
用意する第1工程と;前記連続値パラメータの変化に対
して単峰性であることが保証されていない、前記制御系
の性能を評価する少なくとも1つの評価関数を用意する
第2工程と;前記評価関数の値を最適化する前記連続値
パラメータの値を求める第3工程と;を含む制御系の設
計方法である。
【0016】これによれば、制御系の設計段階で想定し
た制御系モデルにおいて、その制御系モデルが有する少
なくとも1つの連続値パラメータの変化に対して、制御
系の性能の評価基準となる評価関数の変化が単峰性が保
証されていない場合であっても、第3工程において、当
該評価関数に関し、連続値パラメータについて大域的な
最適化を行って、最適解を求める。このため、当該連続
値パラメータについて、大域的に最適化されたパラメー
タ値を求めることができる。したがって、着目した性能
の向上について最適化された制御系を設計することがで
きる。
【0017】本発明の第1の制御系の設計方法では、前
記第3工程において、遺伝的アルゴリズムを使用して、
前記連続値パラメータの値の最適解を求めることができ
る。かかる場合には、大域的な最適化に適した遺伝的ア
ルゴリズムの手法を使用するので、簡易かつ迅速に連続
値パラメータの値の最適解を求めることができる。
【0018】本発明の第2の制御系の設計方法は、制御
対象(WST)を制御する制御系(WCSX)の設計方
法であって、前記制御系に応じて、少なくとも1つの連
続値パラメータを含む制御系モデルを用意する第1工程
と;前記制御系の性能を評価する、前記連続値パラメー
タの変化に対して互いに独立に変化する複数の評価関数
を用意する第2工程と;前記複数の評価関数の値を同時
に最適化する前記連続値パラメータの値を求める第3工
程と;を含む制御系の設計方法である。
【0019】これによれば、制御系としての性能評価の
基準が、制御系モデルが有する少なくとも1つの連続値
パラメータの変化に対して互いに独立に変化する複数の
評価関数であっても、第3工程において、当該複数の評
価関数に関し、同時に最適化するべく連続値パラメータ
について多目的最適化を行って、最適解を求める。した
がって、着目した複数の性能の向上について最適化され
た制御系を設計することができる。
【0020】本発明の第2の制御系の設計方法では、前
記複数の評価関数の少なくとも1つが、前記連続値パラ
メータの変化に対して単峰性であることが保証されてい
なくともよい。
【0021】また、本発明の第2の制御系の設計方法で
は、前記第3工程において、遺伝的アルゴリズムを使用
して、前記連続値パラメータの値の最適解を求めること
ができる。かかる場合には、多目的最適化に適した遺伝
的アルゴリズムの手法を使用するので、簡易かつ迅速に
連続値パラメータの値の最適解を求めることができる。
【0022】ここで、前記第3工程では、前記複数の連
続値パラメータの値に関する複数のパレート最適解を同
時に求めることができる。ここで、パレート最適解と
は、他の評価関数の値が同等な解はあるが、複数の評価
関数の中の少なくとも1つの評価関数について最適化さ
れている解をいう。かかる場合には、最適化にあたって
の初期値に依存することなく、一群のパレート最適解す
なわち複数の評価関数について様々なトレードオフ比と
した場合の最適解が求められる。したがって、求められ
た一群のパレート最適解に基づいて、最適なトレードオ
フ比ひいては制御系としての最適解を求めることができ
る。
【0023】本発明の第1及び第2の制御系の設計方法
では、前記制御対象を、物体を搭載するステージ(WS
T)とし、前記制御系を、前記ステージを駆動制御する
ステージ制御系(WCSX)とすることができる。かか
る場合には、ステージ制御系の制御系モデルにおける位
置ゲインや速度ゲイン等の設計パラメータの値につい
て、位置合わせ精度や位置合わせ時間等の制御系の性能
を最適化する最適解を求めることができる。したがっ
て、所望の性能について最適化された設計パラメータ値
を有する制御系を設計することができる。
【0024】本発明の制御系(WCSX)は、本発明の
制御系の設計方法を使用して設計された制御系である。
これによれば、本発明の制御系の設計方法により、所望
の性能について制御系モデルにおける設計パラメータの
値が最適化されているので、当該所望の性能を向上しつ
つ、制御対象を制御することができる。
【0025】本発明の第1の制御系の調整方法は、制御
対象(WST)を制御する、少なくとも1つの連続値パ
ラメータを含む制御系(WCSX)の調整方法であっ
て、前記連続値パラメータの変化に対して単峰性である
ことが保証されていない、前記制御系の性能を評価する
少なくとも1つの評価関数を用意する最適化準備工程
と;前記評価関数の値を最適化する前記連続値パラメー
タの値を求める最適化工程と;前記連続値パラメータ
を、前記第2工程で求められた値に設定する設定工程を
含む制御系の調整方法である。
【0026】これによれば、実際の制御系において、そ
の制御系が有する少なくとも1つの連続値パラメータの
変化に対して、制御系の性能の評価基準となる評価関数
の変化が単峰性が保証されていない場合であっても、第
3工程において、当該評価関数に関し、連続値パラメー
タについて大域的な最適化を行って、最適解を求める。
このため、当該連続値パラメータについて、大域的に最
適化されたパラメータ値を求めることができる。したが
って、着目した性能の向上について最適化された制御系
に調整することができる。
【0027】本発明の第1の制御系の調整方法では、前
記最適化工程において、遺伝的アルゴリズムを使用し
て、前記連続値パラメータの値の最適解を求めることが
できる。かかる場合には、大域的な最適化に適した遺伝
的アルゴリズムの手法を使用するので、簡易かつ迅速に
連続値パラメータの値の最適解を求めることができる。
【0028】本発明の第2の制御系の調整方法は、制御
対象(WST)を制御する、少なくとも1つの連続値パ
ラメータを含む制御系(WCSX)の調整方法であっ
て、前記連続値パラメータの設計最適値を、本発明の第
1の制御系の設計方法を使用して求める設計工程と;前
記設計最適値を含む所定範囲を前記連続値パラメータの
可変範囲として、前記制御系による前記制御対象の制御
における前記評価関数の値を最適化する前記連続値パラ
メータの値を求める最適化工程と;前記連続値パラメー
タを、前記最適化工程で求められた値に設定する設定工
程と;を含む制御系の調整方法である。
【0029】これによれば、本発明の第1の制御系の設
計方法によって設計された制御系について、該制御系に
おける連続パラメータの最適解の探索範囲である連続値
パラメータの可変範囲を、制御系モデルと実際の制御系
との間で生じ得る相違に応じた、設計最適値を含む所定
の範囲に限定する。そして、かかる探索範囲において評
価関数の値を最適化する連続値パラメータの値を求め、
求められた連続値パラメータの値を、制御系の連続値パ
ラメータの値として設定する。したがって、迅速に実際
の制御系における連続値パラメータの最適解を求めるこ
とができるので、迅速に制御系を、所望の性能について
最適化調整をすることができる。
【0030】本発明の第2の制御系の調整方法では、前
記最適化工程において、遺伝的アルゴリズムを使用し
て、前記制御系に関する前記連続値パラメータの値の最
適解を求めることができる。かかる場合には、大域的な
最適化に適した遺伝的アルゴリズムの手法を使用するの
で、上記の所定の範囲における連続値パラメータの変化
に対して単峰性が保証されていなくとも、簡易かつ迅速
に連続値パラメータの値の最適解を求めることができ
る。
【0031】本発明の第3の制御系の調整方法は、制御
対象(WST)を制御する、少なくとも1つの連続値パ
ラメータを含む制御系(WCSX)の調整方法であっ
て、前記制御系の性能を評価する、前記連続値パラメー
タの変化に対して互いに独立に変化する複数の評価関数
を用意する最適化準備工程と;前記複数の評価関数の値
を同時に最適化する前記連続値パラメータの値を求める
最適化工程と;前記連続値パラメータを、前記最適化工
程で求められた値に設定する設定工程を含む制御系の調
整方法である。
【0032】これによれば、本発明の第2の制御系の設
計方法によって設計された制御系について、該制御系に
おける連続パラメータの最適解の探索範囲である連続値
パラメータの可変範囲を、制御系モデルと実際の制御系
との間で生じ得る相違に応じた、設計最適値を含む所定
の範囲に限定する。そして、かかる探索範囲において評
価関数の値を最適化する連続値パラメータの値を求め、
求められた連続値パラメータの値を、制御系の連続値パ
ラメータの値として設定する。したがって、迅速に実際
の制御系における連続値パラメータの最適解を求めるこ
とができるので、迅速に制御系を、所望の性能について
最適化調整をすることができる。
【0033】本発明の第3の制御系の調整方法では、前
記複数の評価関数の少なくとも1つが、前記連続値パラ
メータの変化に対して単峰性であることが保証されてい
なくともよい。
【0034】また、本発明の第3の制御系の調整方法で
は、前記最適化工程において、遺伝的アルゴリズムを使
用して、前記連続値パラメータの値の最適解を求めるこ
とができる。かかる場合には、多目的最適化に適した遺
伝的アルゴリズムの手法を使用するので、簡易かつ迅速
に連続値パラメータの値の最適解を求めることができ
る。
【0035】ここで、前記最適化工程では、前記複数の
連続値パラメータの値に関する複数のパレート最適解を
同時に求めることができる。かかる場合には、最適化に
あたっての初期値に依存することなく、一群のパレート
最適解すなわち複数の評価関数について様々なトレード
オフ比とした場合の最適解が求められる。したがって、
求められた一群のパレート最適解に基づいて、最適なト
レードオフ比ひいては制御系としての最適解を求めるこ
とができる。
【0036】本発明の第4の制御系の調整方法は、制御
対象(W)を制御する、少なくとも1つの連続値パラメ
ータを含む制御系(WCSX)の調整方法であって、前
記連続値パラメータの設計最適値を、本発明の第2の制
御系の設計方法を使用して求める設計工程と;前記設計
最適値を含む所定範囲を前記連続値パラメータの可変範
囲として、前記制御系による前記制御対象の制御におけ
る前記複数の評価関数の値を同時に最適化する前記連続
値パラメータの値を求める最適化工程と;前記連続値パ
ラメータを、前記最適化工程で求められた値に設定する
設定工程と;を含む制御系の調整方法である。
【0037】これによれば、本発明の第2の制御系の設
計方法によって設計された制御系について、該制御系に
おける連続パラメータの最適解の探索範囲である連続値
パラメータの可変範囲を、制御系モデルと実際の制御系
との間で生じ得る相違に応じた、設計最適値を含む所定
の範囲に限定する。そして、かかる探索範囲において評
価関数の値を最適化する連続値パラメータの値を求め、
求められた連続値パラメータの値を、制御系の連続値パ
ラメータの値として設定する。したがって、迅速に実際
の制御系における連続値パラメータの最適解を求めるこ
とができるので、迅速に制御系を、所望の性能について
最適化調整をすることができる。
【0038】本発明の第4の制御系の調整方法では、前
記最適化工程において、遺伝的アルゴリズムを使用し
て、前記制御系に関する前記連続値パラメータの値の最
適解を求めることができる。かかる場合には、多目的最
適化に適した遺伝的アルゴリズムの手法を使用するの
で、簡易かつ迅速に連続値パラメータの値の最適解を求
めることができる。
【0039】ここで、前記最適化工程では、前記制御系
について、前記複数の連続値パラメータの値に関する複
数のパレート最適解を同時に求めることができる。かか
る場合には、最適化にあたっての初期値に依存すること
なく、一群のパレート最適解すなわち複数の評価関数に
ついて様々なトレードオフ比とした場合の最適解が求め
られる。したがって、求められた一群のパレート最適解
に基づいて、最適なトレードオフ比ひいては制御系とし
ての最適解を求めることができる。
【0040】本発明の第1〜第4の制御系の調整方法で
は、前記制御対象を、物体を搭載するステージ(WS
T)とし、前記制御系を、前記ステージを駆動制御する
ステージ制御系(WCSX)とすることができる。かか
る場合には、ステージ制御系における位置ゲインや速度
ゲイン等の設計パラメータの値について、位置合わせ精
度や位置合わせ時間等の制御系の性能を最適化する最適
解を求めることができる。したがって、所望の性能につ
いて、制御系の最適化調整をすることができる。
【0041】本発明の第1の露光方法は、露光用ビーム
の経路に配置された物体(W)を載置面上に搭載するス
テージ(WST)の移動を制御するステージ制御系(W
CS X)として、本発明の制御系を用意する露光準備工
程と;前記ステージ制御系により前記ステージを制御し
つつ、露光用ビームを射出する露光工程と;を含む露光
方法である。これによれば、露光にあたって移動が必要
な物体の移動制御を行う制御系として、所望の移動性能
についてほぼ最適化された本発明の制御系を使用する。
したがって、迅速性と高精度との調和をとって露光を行
うことが可能となる。
【0042】本発明の第2の露光方法は、露光用ビーム
の経路に配置された物体(W)を載置面上に搭載するス
テージ(WST)の移動を制御するステージ制御系(W
CS X)を、本発明の制御系の調整方法により調整する
調整工程と;前記調整工程において調整された前記ステ
ージ制御系により前記ステージを制御しつつ、露光用ビ
ームを射出する露光工程と;を含む露光方法である。こ
れによれば、露光にあたって移動が必要な物体の移動制
御を行う制御系が、本発明の制御系の調整方法によっ
て、所望の性能について最適化調整される。したがっ
て、迅速性と高精度との調和をとって露光を行うことが
可能となる。
【0043】本発明の第1及び第2の露光方法では、前
記物体を、前記露光ビームによって露光される基板
(W)とすることができる。かかる場合には、露光対象
である基板を搭載するステージの移動性能や位置決め精
度等の所望の性能について最適化された制御系によって
ステージが制御されるので、スループットや露光精度の
向上が可能となる。
【0044】
【発明の実施の形態】《第1の実施形態》以下、本発明
の第1の実施形態を、図1〜図11を参照して説明す
る。
【0045】図1には、本発明の第1の実施形態に係る
露光装置100の概略構成が示されている。この露光装
置100は、ステップ・アンド・スキャン方式の投影露
光装置である。この露光装置100は、照明系10、レ
チクルRを保持するレチクルステージRST、投影光学
系PL、基板としてのウエハWが搭載されるステージと
してのウエハステージWST、制御系としてのステージ
制御装置19、及び装置全体を統括制御する主制御装置
20等を備えている。
【0046】前記照明系10は、光源、フライアイレン
ズ等からなる照度均一化光学系、リレーレンズ、可変N
Dフィルタ、レチクルブラインド、及びダイクロイック
ミラー等(いずれも不図示)を含んで構成されている。
こうした照明系の構成は、例えば、特開平10−112
433号公報に開示されている。この照明系10では、
回路パターン等が描かれたレチクルR上のレチクルブラ
インドで規定されたスリット状の照明領域部分を照明光
ILによりほぼ均一な照度で照明する。
【0047】前記レチクルステージRST上にはレチク
ルRが、例えば真空吸着により固定されている。レチク
ルステージRSTは、不図示のレチクルステージ駆動部
によって、レチクルRの位置決めのため、照明系10の
光軸(後述する投影光学系PLの光軸AXに一致)に垂
直なXY平面内で微少駆動可能であるとともに、所定の
走査方向(ここではY方向とする)に指定された走査速
度で駆動可能となっている。さらに、本実施形態では、
レチクルステージRSTがZ方向にも微小駆動可能とな
っている。
【0048】レチクルステージRSTのステージ移動面
内の位置はレチクルレーザ干渉計(以下、「レチクル干
渉計」という)16によって、移動鏡15を介して、例
えば0.5〜1nm程度の分解能で常時検出される。レ
チクル干渉計16からのレチクルステージRSTの位置
情報はステージ制御装置19に送られ、ステージ制御装
置19はレチクルステージRSTの位置情報に基づいて
レチクルステージ駆動部(図示省略)を介してレチクル
ステージRSTを駆動する。なお、レチクルステージR
STの位置情報はステージ制御装置19を介して、主制
御装置20に供給されている。
【0049】前記投影光学系PLは、レチクルステージ
RSTの図1における下方に配置され、その光軸AXの
方向がZ軸方向とされている。投影光学系PLとして
は、両側テレセントリックな光学系であり、所定の縮小
倍率(例えば1/5、1/4、1/6)を有する屈折光
学系が使用されている。このため、照明系10からの照
明光ILによってレチクルRの照明領域が照明される
と、このレチクルRを通過した照明光ILにより、投影
光学系PLを介してその照明領域内のレチクルRの回路
パターンの縮小像(部分倒立像)が表面にレジスト(感
光剤)が塗布されたウエハW上に形成される。
【0050】前記ウエハステージWSTは、投影光学系
PLの図1における下方で、ベースBS上に配置され、
このウエハステージWST上には、ウエハホルダ25が
載置されている。このウエハホルダ25上にウエハWが
例えば真空吸着等によって固定されている。ウエハホル
ダ25は不図示の駆動部により、投影光学系PLの光軸
直交面に対し、任意方向に傾斜可能で、かつ投影光学系
PLの光軸AX方向(Z方向)にも微動可能に構成され
ている。また、このウエハホルダ25は光軸AX回りの
微小回転動作も可能になっている。
【0051】ウエハステージWSTは走査方向(Y方
向)の移動のみならず、ウエハW上の複数のショット領
域を前記照明領域と共役な露光領域に位置させることが
できるように、走査方向に垂直な方向(X方向)にも移
動可能に構成されており、ウエハW上の各ショット領域
を走査(スキャン)露光する動作と、次のショットの露
光開始位置まで移動する動作とを繰り返すステップ・ア
ンド・スキャン動作を行う。このウエハステージWST
はモータ等を含むウエハステージ駆動部24によりXY
2次元方向に駆動される。
【0052】ウエハステージWSTのXY平面内での位
置はウエハレーザ干渉計18によって、移動鏡17を介
して、例えば0.5〜1nm程度の分解能で常時検出さ
れている。ウエハステージWSTの位置情報WP(WP
X,WPY)はステージ制御装置19に送られ、ステージ
制御装置19はこの位置情報WPに基づいてウエハステ
ージWSTを制御する。なお、ウエハステージWSTの
位置情報WP(WPX,WPY)はステージ制御装置19
を介して、主制御装置20に供給されている。
【0053】また、ウエハステージWST上には、後述
するアライメント顕微鏡ASの検出中心から投影光学系
PLの光軸AXまでの距離を計測するベースライン計測
等のための各種基準マークが形成された不図示の基準マ
ーク板が固定されている。
【0054】前記アライメント顕微鏡ASは、投影光学
系PLの側面に配置された、オフアクシス方式のアライ
メントセンサである。このアライメント顕微鏡ASは、
ウエハW上の各ショット領域に付設されたアライメント
マーク(ウエハマーク)や上記の基準マーク板上の基準
マークの撮像結果を、主制御装置20に供給する。
【0055】また、露光装置100では、投影光学系P
Lの最良結像面に向けて複数のスリット像を形成するた
めの結像光束を光軸AX方向に対して斜め方向より供給
する照射光学系13と、その結像光束のウエハWの表面
での各反射光束をそれぞれスリットを介して受光する受
光光学系14とから成る斜入射方式の多点フォーカス検
出系が、投影光学系PLを支える支持部(図示省略)に
固定されている。この多点フォーカス検出系(13、1
4)としては、例えば特開平5−190423号公報に
開示されるものと同様の構成のものが用いられ、ステー
ジ制御装置19はこの多点フォーカス検出系(13、1
4)からのウエハ位置情報に基づいてウエハホルダ25
をZ方向及び傾斜方向に駆動する。
【0056】前記主制御装置20は、図2に示されるよ
うに、露光装置100の動作全般を制御する制御装置3
9と、ステージ制御装置19におけるパラメータの最適
値を算出するパラメータ最適化装置31と、該最適化装
置31によって指示されたパラメータ値のデータSPD
をステージ制御装置19に供給する最適値設定装置32
とを備えている。また、主制御装置20は、制御装置3
9又はパラメータ最適化装置31から供給されたレチク
ルステージRSTやウエハステージWSTの軌道条件
(例えば、初期位置(及び初期速度)、最終位置(及び
最終速度)等)に基づいて、各時刻における目標位置を
算出する軌道算出装置36を更に備えている。なお、軌
道算出装置36によって算出された目標位置情報はデー
タSTDとしてステージ制御装置19に供給される。ま
た、主制御装置20には、表示装置21及び入力装置2
2が接続されている(図1参照)。
【0057】なお、本実施形態では、主制御装置20を
上記のように、各種の装置を組み合わせて構成したが、
主制御装置20を計算機システムとして構成し、主制御
装置20を構成する上記の各装置の機能を主制御装置2
0に内蔵されたプログラムによって実現することも可能
である。
【0058】前記ステージ制御装置19は、図3に示さ
れるように、主制御装置20からデータSTDとして供
給された目標位置情報に基づいて、各時刻におけるレチ
クルステージRST用の目標位置(Y位置)TRP
(t)(tは時刻)(以下、「目標軌道TRP(t)」
と記す)、ウエハステージWST用の目標X位置TWP
X(t)(以下、「目標軌道TWPX(t)」と記す)、
及びウエハステージWST用の目標Y位置TWP
Y(t)(以下、「目標軌道TWPY(t)」と記す)を
生成する目標軌道発生装置41と、レチクル位置制御部
42と、ウエハX位置制御部43と、ウエハY位置制御
部44とを備えている。ここで、レチクル位置制御部4
2は、目標軌道TRP(t)及びレチル干渉計16から
の位置情報RPに基づき、レチクル駆動部を介して、レ
チクルステージRSTの位置制御を行う。また、ウエハ
X位置制御部43及びウエハY位置制御部44は、目標
軌道TWP X(t)及び目標軌道TWPY(t)、並びに
ウエハ干渉計18からのX位置情報WPX及びY位置情
報WPYに基づき、駆動指示データWDD(WDDX,W
DDY)を供給することにより、ウエハ駆動部24を介
して、ウエハステージWSTの位置制御を行う。
【0059】なお、レチクル位置制御部42、ウエハX
位置制御部43、及びウエハY位置制御部44のそれぞ
れは、後述する制御パラメータの値が設定可能に構成さ
れており、主制御装置20から供給されたパラメータ値
データSPDに応じたパラメータ値が設定されるように
なっている。
【0060】これらのレチクル位置制御部42、ウエハ
X位置制御部43、又はウエハY位置制御部44が関わ
るレチクルステージRST又はウエハステージWSTの
位置制御の制御系の構成が、ウエハX位置制御部43が
関わる制御系WCSXについて代表的に、図4に示され
ている。
【0061】図4に示されるように、この制御系WCS
Xは、(a)目標軌道TWPX(t)と、後述する積分器
59の出力として表現される位置情報WPX(ウエハス
テージWSTの実際の位置(ウエハ干渉計18による計
測値に相当))との差である位置偏差を算出する減算器
51と、(b)この減算器51から出力される位置偏差
を速度値に変換する変換増幅器52(変換増幅率=KP
X)とを備えている。また、この制御系WCSXは、
(c)この変換増幅器52から出力された速度値を目標
値として、速度制御を行う速度制御部50と、(d)こ
の速度制御部50から出力される速度を積分する積分回
路59とを備えている。ここで、積分回路59からの位
置情報は、増幅器61により1倍されて減算器51にフ
ィードバックされており、これによりフィードバックル
ープとしての位置制御ループが構成されている。
【0062】前記速度制御部50は、a.変換増幅器5
2から出力された速度値と、後述する増幅器60の出力
値との差である速度偏差を算出する減算器53と、b.
この減算器53から出力される速度偏差を変換する変換
増幅器54(変換増幅率=KVX)とを備えている。ま
た、速度制御部50は、c.変換増幅器54から出力さ
れた変換値について(比例+積分{(s+AX)/
s})演算して加速度値(駆動信号WDDXの値に相
当)に変換するPI部55と、d.上記のPI部55か
ら出力された加速度値を推力値に変換する変換増幅器5
6(変換増幅率=Kα X;ウエハステージ駆動部24に
相当)とを備えている。更に、速度制御部50は、e.
変換増幅器56が出力した推力値を加速度値に変換する
変換器57(変換率=MWST;ウエハステージWSTに
相当)と、f.変換器57が出力した加速度値を積分し
て速度値とする積分器58とを備えている。そして、積
分器58から出力された速度値は、増幅器60(増幅率
=KFX)により増幅されて減算器53にフィードバッ
クされており、これにより速度制御ループが構成されて
いる。
【0063】すなわち、図4の制御系WCSXは、位置
制御ループの内部ループとして速度制御ループを有する
多重ループ制御系からなる位置の制御系である。
【0064】また、変換増幅器52の変換増幅率K
X、変換増幅器54の変換増幅率KVX、及び増幅器6
0の増幅率KFXは、主制御装置20によって設定可能
な構成となっている。すなわち、主制御装置20から、
データSPDとして、変換増幅率KPX、変換増幅率K
X、及び増幅率KFXの値が供給されると、その値が設
定されるようになっている。
【0065】なお、上記の構成の内、減算器51、変換
増幅器52、減算器53、変換増幅器54、PI部5
5、変換器59、及び増幅器60が、これらの機能をそ
のまま有する形態でウエハX位置制御部43に実装され
ている。また、積分器58,59の機能については、ウ
エハ干渉計18、及びウエハX位置制御部43に実装さ
れた、ウエハ干渉計18からの位置情報WPXの微分器
(不図示)によって実現されている。
【0066】以上、ウエハX位置制御部43及びこれが
関わる制御系WCSXの構成について説明したが、レチ
クル位置制御部42及びこれが関わる制御系や、ウエハ
Y位置制御部44及びこれが関わる制御系も同様に構成
されている。以下、レチクル位置制御部42及びこれが
関わる制御系を制御系RCSと記し、また、ウエハY位
置制御部44及びこれが関わる制御系WCSYと記すも
のとする。
【0067】次に、本実施形態におけるレチクルステー
ジRST及びウエハステージWSTの位置制御の制御系
RCS,WCSX,WCSYの調整、すなわち、制御パラ
メータの最適化調整を、まず、制御系WCSXについて
説明する。かかる制御系WCSXの調整においては、設
定可能な制御パラメータである変換増幅率KPX、変換
増幅率KVX、及び増幅率KFXの値が最適化される。
【0068】かかる最適化にあたって、まず、図5のサ
ブルーチン111において、変換増幅率KPX、変換増
幅率KVX、及び増幅率KFXに関する前処理が行われ
る。この前処理は、変換増幅率KPX、変換増幅率K
X、及び増幅率KFXの最適値が存在する範囲を求める
ために行われる。
【0069】サブルーチン111では、まず、図6のス
テップ121において、パラメータ最適化装置31が、
図4に示された制御系WCSXに応じた制御系モデルを
作成する。この制御系モデルでは、変換増幅率KPX
変換増幅率KVX、及び増幅率KFXが未知数とされてい
る。また、定数αXはPI部55の構成によって定まる
定数として、その設計値が採用されており、変換増幅率
KαXは、ウエハステージ駆動部24の構成によって定
まる定数として、その設計値が採用されている。
【0070】次に、図6のステップ122において、パ
ラメータ最適化装置31が、制御系WCSXの性能を評
価するための評価関数を設定する。一般に、制御系WC
Xの性能は、ウエハステージWSTの出発X位置から
目標終点X位置までの目標軌道TWPX(t)が与えら
れた場合、目標終点X位置への位置決め精度が高いこ
と、及び出発X位置XSから動き出して終点X位置XE
整定するまでの時間が短いことによって評価される。す
なわち、目標終点X位置への位置決め誤差を|ΔX|と
し、終点X位置に整定するまでの時間Tとしたとき、誤
差|ΔX|及び時間Tの双方が小さいことが、制御系W
CSXの性能が高いことを意味する。そこで、本実施形
態では、評価関数F(KPX,KVX,KFX)(以下、
単に「評価関数F」とも記す)を、 F(KPX,KVX,KFX)=|ΔX|+K・T …(1) と定義している。ここで、定数Kは、誤差|ΔX|に対
する時間Tの重みを定める重み付け係数である。
【0071】次いで、ステップ123において、制御系
モデルの性能評価に使用する目標軌道TWPX(t)が
求められる。
【0072】かかる目標軌道TWPX(t)を求めるの
にあたって、まず、パラメータ最適化装置31が、加速
開始時刻tSにおけるX位置XSと加速終了時刻tEにお
ける目標X位置XEとを定めるとともに、時刻tSにおけ
る速度VS及び加速度αS、並びに時刻tEにおける速度
E及び加速度αEを0m/s及び0m/s2とする。す
なわち、開始X位置XSに停止している状態から、ウエ
ハステージWSTの移動を開始し、目標X位置XEまで
移動させて停止させることを想定する。
【0073】次に、停止状態から等速移動状態まで加速
期間の終了時及び等速移動状態から停止状態までの減速
期間の終了時それぞれにおけるウエハステージWSTの
振動を抑制するため、加速度の変化率であるジャークの
時間変化が図7に示されるような変化となるように、目
標軌道TWPX(t)が算出される。すなわち、ジャー
クの時間変化が図7(A)に示す通りとなること、及び
上記の境界条件を満たすことを条件として、目標軌道T
WPX(t)が求められる。こうして求められた目標軌
道TWPX(t)が図7(B)に示されている。
【0074】次に、サブルーチン124において、以上
のようにして求められた目標軌道TWPX(t)が、ス
テップ121で作成した制御系モデルに入力されるとし
て、評価関数Fを最小化する変換増幅率KPX、変換増
幅率KVX、及び増幅率KFXの値、すなわち最適解が求
められる。なお、本実施形態では、遺伝的アルゴリズム
を使用して、最適解を探索し、その探索結果から最適解
を求めることにしている。また、こうして遺伝的アルゴ
リズムを使用するのは、変換増幅率KPX、変換増幅率
KVX、及び増幅率KFXの値はいずれも評価関数Fの値
に関連するが、評価関数Fの値の変化への寄与は、互い
に微妙に影響し合うことが予想され、変数(KPX,K
X,KFX)の変化に対して評価関数Fの変化について
単峰性が保証されないからである。すなわち、評価関数
Fを最小化するという観点から変数(KPX,KVX,K
X)の最適値を探索するにあたっては、大域的探索が
必要となるからである。
【0075】以下、サブルーチン124の処理である変
数(KPX,KVX,KFX)の最適値の探索について、
図8のフローチャートに沿って、図9及び図10(A)
〜図10(F)を適宜参照しながら説明する。なお、図
9には、本実施形態において、遺伝的アルゴリズムで遺
伝子表現された解の集合である遺伝子集団が最適解を含
む遺伝子集団に変遷していく過程が模式的に示されお
り、図8のフローチャートには、図9に示されている過
程を実現する処理のフローチャートが示されている。ま
た、本実施形態における遺伝的アルゴリズムによる探索
では、初期集団を第1世代とし、第tM世代(例えば、
M=100000)までの世代交代を行わせることと
している。
【0076】まず、図8のステップ201において、第
0世代(t←0)の段階であることを設定する。次に、
ステップ202において、遺伝子集団の初期集団を生成
する。この初期集団は、各変数(KPX,KVX,K
X)をそれぞれランダムに特定の値としたものを1組
の遺伝子として、複数組の遺伝子から構成される。本実
施形態では、初期集団を40組の遺伝子から構成した。
なお、初期集団の遺伝子の数を多くすると、最適解の大
域探索性がより保証されるが、総演算量がより多くなる
ことになる。また、初期集団の遺伝子の数を少なくする
と、総演算量がより少なくなるが、最適解の大域探索が
より保証されないことになる。そして、ステップ203
において、上述の初期集団を第1世代とする(t←t+
1)。
【0077】次に、ステップ204において、第tM
代までの世代交代が行われたか否かが判定される。ここ
では、世代交代がまだ行われていないので、処理はステ
ップ205へ移行する。ステップ205では、母集団で
ある遺伝子集団からランダムに3個の親遺伝子PRT
1,PRT2,PRT3を選択(図9における選択A)
を行う。そして、ステップ206において、これらの親
遺伝子PRT1,PRT2,PRT3から10個の子遺
伝子C1〜C10を交叉によって生成する。ここで、交
叉とは、各親遺伝子の形質を反映した形質を有する子遺
伝子を生成することをいう。こうした交叉の実行には、
所望の交叉方式に応じて用意された専用の交叉オペレー
タが使用される。
【0078】ここで、各遺伝子を構成する各変数(KP
X,KVX,KFX)は連続値であるので、これに適した
交叉方式を採用する必要がある。連続値を対象とする交
叉方式用の交叉オペレータとしては、UNDX(「A Re
al Coded Genetic Algorithmfor Function Optimizatio
n using Unimodal Distributed Crossover, I.Ono and
S.Kobayashi, Proceeding of 7th International Joint
Conference on Genetic Algolithms, pp.246-253, 199
7」参照)やBLX−α(「Real-coded Genetic Algori
thm and Interval-Schemata, L.J.Eshleman and J.D.Sc
haffer, Foundation of Genetic Algolithms, pp.187-2
02, 1993」参照」)がある。本実施形態では、交叉オペ
レータとしてUNDXを使用している。
【0079】以下、ステップ206における交叉につい
て、図10(A)〜図10(F)を参照して説明する。
なお、本実施形態では各遺伝子は3個の成分を有するの
で、図10(A)〜図10(F)に示されるように3次
元ベクトル空間内の点として表現される。
【0080】まず、図10(A)に示されるように、親
遺伝子PRT1,PRT2,PRT3のベクトル空間内
の対応点PR1,PR2,PR3を設定する。そして、点
PR1と点PR2との中点M及び点PR3から線分PR1
2に下ろした垂線の足をHとする。
【0081】次に、図10(B)に示されるように、点
Mを期待値とし、σaを標準偏差とした正規乱数に従
い、線分PR1PR2上に点P1を生成する。ここで、σa
は、点PR1と点PR2との間の距離L12に比例するよう
にする。すなわち、 σa=Ca×L12 …(2) ここで、Ca:定数 とする。(2)式において、定数Caは任意に設定する
ことができる。なお、定数Caを大きくすると、最適解
の大域的な探索がより保証されるが、演算量が増大す
る。一方、定数Caを小さくすると、演算量が減少する
が、最適解の大域的な探索がより保証されなくなる。
【0082】ここで、点Mを期待値とするのは、点Mで
表現される遺伝子が親遺伝子PRT1の形質と親遺伝子
PRT2の形質とを均等に反映したものだからである。
なお、図10(B)で示されるように生成された点P1
で表現される遺伝子は、親遺伝子PRT1の形質と親遺
伝子PRT2の形質とをある比率で反映したしたものと
なっている。
【0083】次いで、図10(C)に示されるように、
点P1を期待値として、σbを標準偏差とした3個の正規
乱数に従う3次元の正規分布の確率空間を想定する。σ
bは定数であればどのような値でも良い。なお、標準偏
差σbを大きくすると、最適解の大域的な探索がより保
証されるが、演算量が増大する。一方、標準偏差σb
小さくすると、演算量が減少するが、最適解の大域的な
探索がより保証されなくなる。
【0084】引き続き、図10(D)に示されるよう
に、図10(C)で生成した3次元の正規分布の確率空
間を持つ3次元の正規乱数に従って点P2を生成する。
この点P2で表現される遺伝子は、親遺伝子PRT1の
形質と親遺伝子PRT2の形質とを反映しているととも
に、親遺伝子PRT1の形質及び親遺伝子PRT2の形
質以外の形質も反映したものとなっている。
【0085】次に、図10(E)に示されるように、点
1を含み、ベクトルPR1PR2に垂直な平面πを設定
する。そして、点P2から平面πへ下ろした足を点P3
する。引き続き、図10(F)に示されるように、点P
1を起点とし、ベクトルP1 3に平行な成分を持ち、点
1を期待値として、σcを標準偏差とした正規乱数に従
う長さを持つベクトルP14となるような点P4を生成
する。ここで、σcは、図10(A)における点Hと点
PR3との距離LH3 1/3に比例するようにする。すなわ
ち、 σc=Cc×LH3 1/3 …(3) ここで、Cc:定数 とする。(3)式において、定数Ccは任意に設定する
ことができる。なお、定数Ccを大きくすると、最適解
の大域的な探索がより保証されるが、演算量が増大す
る。一方、定数Ccを小さくすると、演算量が減少する
が、最適解の大域的な探索がより保証されなくなる。
【0086】こうして得られた点P4で表現される遺伝
子は、親遺伝子PR1及び親遺伝子PR2の双方の形質
を基本としながら、親遺伝子PR3の形質もある程度反
映しつつ、これらの親遺伝子以外の形質も反映したもの
となっている。
【0087】以上のようにして、1回の交叉が行われ、
点P4で表現される新生遺伝子すなわち子遺伝子C1が得
られる。すなわち、点P4の3次元の座標値が、子遺伝
子C 1の3個の変数(KPX,KVX,KFX)値に対応す
る。
【0088】この後、以上の図10(A)〜図10
(F)を参照して説明した交叉を、9回繰り返すこと
で、総計10個の子遺伝子C1〜C10を生成する。
【0089】次いで、図8に戻り、ステップ207にお
いて、家族集合(図9参照)のメンバである親遺伝子P
RT1,PRT2及び子遺伝子C1〜C10のそれぞれ
について、目標軌道TWPX(t)を使用して、制御系
モデルの動作シミュレーションを行い、シミュレーショ
ン結果に基づいて、前記評価関数Fの値を計算する。
【0090】次に、ステップ208において、評価関数
Fの値が小さなものほど優良であるとして、優良遺伝子
を2つ選択する(図9の選択B:淘汰)。引き続き、ス
テップ209において、ステップ208における淘汰の
結果として生き残った2の遺伝子で、遺伝子集団の中の
親遺伝子PRT1,PRT2となった遺伝子を置き換え
る(世代交代)。そして、ステップ210において、世
代交代が行われた遺伝子集団中で最も評価関数Fの小さ
な最良遺伝子を求める。
【0091】こうして、世代交代の処理が終了すると、
処理がステップ203に移行し、新たな遺伝子集団を第
2世代とする(t←t+1)。次に、ステップ204に
おいて、第tM世代までの世代交代が行われたか否かが
判定される。
【0092】以後、第tM世代までの世代交代が行われ
るまで、上述のステップ205〜210の世代交代の処
理が行われる。そして、ステップ204において、第t
M世代までの世代交代が行われたと判定されると、遺伝
的アルゴリズムによる演算処理を終了する。
【0093】こうして、第tM世代における最良解を得
ることにより、変数(KPX,KVX,KFX)の最適解
を求める。なお、上記で求めた最適解よりも評価関数F
の値が小さくなる解を求めたい場合には、上記の第tM
世代の遺伝子集団を初期集団として、前述の遺伝的アル
ゴリスムによる演算を行えばよい。これは、遺伝的アル
ゴリズムによる最適値の探索では、世代を重ねるごと
に、最適化の度合いが上がることはあるが、下がること
はないからである。
【0094】そして、制御系モデルを作成において見込
まれる実際の制御系WCSXからの種々のモデル化誤差
に応じて、実際の制御系WCSXにおけるパラメータ
(KPX,KVX,KFX)の最適値が存在すると考えら
れる、上記の制御系WCSXの制御系モデルにおける最
適解を含む範囲を決定する。こうして、制御系WCSX
の可変パラメータに関する前処理が終了すると、サブル
ーチン111の処理が終了し、図5のメインルーチン
(ステップ112)にリターンする。
【0095】次に、図5のステップ112において、制
御装置39の指示に応じて、パラメータ最適化装置31
が、上述の評価関数Fを制御系WCSXの性能を評価す
るための評価関数として設定する。これは、最適化調整
の目的が、評価関数Fで評価されるウエハステージWS
Tに対する位置制御性能を向上させることにあること
は、上述の制御系モデルの場合と同様だからである。
【0096】なお、本実施形態では、制御系WCSX
おける可変パラメータに関する最適化調整にあたって
は、上述の制御系モデルと同様に遺伝的アルゴリズムを
使用して、可変パラメータの最適値の探索を行ってい
る。これは、制御系WCSXを含む実際のウエハステー
ジWSTの位置の制御系においても、上述の制御系モデ
ルの場合と同様に、変換増幅率KPX、変換増幅率K
X、及び増幅率KFXの値の変化に対する評価関数Fの
値の変化について単峰性が保証されず、最適値の探索に
あたって、大域的探索が必要となるからである。
【0097】また、制御系WCSXにおける可変パラメ
ータの最適解に関する遺伝的アルゴリズムによる探索で
は、初期集団を第1世代とし、第tM’世代(例えば、
M’は、数10〜数100程度の値)までの世代交代
を行わせることとしている。ここで、世代交代を行わせ
る世代数を、上述の制御系モデルの場合よりも少なく設
定している。これは、制御系モデルの場合には、可変パ
ラメータの値の範囲について限定のない状態で最適解の
探索を行うのに対して、今回は、既に最適解が含まれる
と考えられる可変パラメータの値の範囲が上述のサブル
ーチン111において求められており、後述するよう
に、かかる求められた可変パラメータの値の範囲内にお
いて最適解を探索するからである。
【0098】次に、ステップ113において、パラメー
タ最適化装置31が、第0世代(t←0)の段階である
ことを設定する。
【0099】次いで、ステップ114において、パラメ
ータ最適化装置31が、遺伝子集団の初期集団を生成す
る。この初期集団は、各変数(KPX,KVX,KFX
の値を、上述のサブルーチン111において求められた
各変数の値のそれぞれの範囲内からランダムに選択して
特定の値としたものを1組の遺伝子として、複数組の遺
伝子から構成される。ここでも、上述の本実施形態で
は、初期集団を40組の遺伝子から構成した。そして、
初期集団の遺伝子それぞれに関する評価関数Fの値を求
める。かかる各遺伝子に関する評価関数Fの値は、以下
のようにして求められる。
【0100】まず、パラメータ最適化装置31が、遺伝
子の要素である各変数(KPX,KVX,KFX)の値を
最適値設定装置32に供給する。そして、最適値設定装
置32が各変数(KPX,KVX,KFX)の値をデータ
WPDとしてステージ制御装置19に供給することによ
り、制御系WCSXにおける変換増幅率KPX、変換増幅
率KVX、及び増幅率KFXの値が設定される。
【0101】引き続き、パラメータ最適化装置31が、
ウエハ干渉計18により測定されたウエハステージWS
Tの位置情報の現在値から、性能評価用の目標軌道TW
X(t)の初期(出発)X位置XSと、この初期X位置
Sに応じた目標X位置XEとを決定し、これらの値を軌
道算出装置36に供給する。そして、初期X位置X S
終了X位置XEとを受けた軌道算出装置36は、上述の
目標軌道算出の方法と同様の方法により、目標軌道TW
X(t)を算出する。そして、軌道算出装置36は、
算出された目標軌道TWPX(t)の情報をデータST
Dとして、ステージ制御装置19(より詳しくは、目標
軌道発生装置41)に供給する。
【0102】次に、ステージ制御装置19の目標軌道発
生装置41が、受信したデータSTDに含まれた目標軌
道TWPX(t)の情報に基づいて目標軌道信号TWPX
(t)を発生して、制御系WCSXに供給する。そし
て、制御系WCSXが、供給された目標軌道信号TWPX
(t)を使用して、ウエハステージWSTの位置(移動
制御)を行う。
【0103】次いで、パラメータ最適化装置31は、ウ
エハ干渉計18から供給されたウエハステージWSTの
位置情報を監視することにより、目標軌道TWP
X(t)を使用した、制御系WCSXによるウエハステー
ジWSTの位置制御終了時における、上述した目標X位
置XEからの位置誤差|ΔX|及び制御終了位置に整定
するまでの時間Tを求める。そして、評価関数Fの値を
(1)式を計算することにより求める。
【0104】こうして、各遺伝子に関する評価関数Fの
値が求められた後、ステップ115において、パラメー
タ最適化装置31が、上述の初期集団を第1世代とする
(t←t+1)。
【0105】次に、ステップ116において、第tM
世代までの世代交代が行われたか否かが判定される。こ
こでは、世代交代がまだ行われていないので、処理はサ
ブルーチン118へ移行する。
【0106】サブルーチン116では、図11に示され
るように、まず、図8のステップ205及びステップ2
06に対応するステップ225及びステップ226を実
行する。これにより、上述した遺伝的アルゴリズムにお
ける選択A及び交叉が行われ、家族集合(図9参照)の
メンバである親遺伝子PRT1,PRT2及び子遺伝子
C1〜C10が求められる。
【0107】次に、ステップ227において、家族集合
(図9参照)のメンバの内、子遺伝子C1〜C10のそ
れぞれについて、評価関数Fの値が求められる。こうし
た各子遺伝子C1〜C10のそれぞれに関する評価関数
Fの値は、上述したステップ114における各遺伝子に
関する評価関数Fの値と同様の方法によって求められ
る。
【0108】次いで、図8のステップ208及びステッ
プ209に対応する図11のステップ228及びステッ
プ229を実行する。これにより、上述した遺伝的アル
ゴリズムにおける選択B(淘汰)及び世代交代(図9参
照)が行われ、新世代の遺伝子集団が求められる。
【0109】そして、ステップ230において、世代交
代が行われた新世代の遺伝子集団中で最も評価関数Fの
小さな最良遺伝子が求められ、サブルーチン118の処
理が終了し、図5のメインルーチンにリターンし、処理
が図5のステップ115に移行する。
【0110】引き続き、ステップ115において、新た
な遺伝子集団を第2世代とする(t←t+1)。次に、
ステップ116において、第tM’世代までの世代交代
が行われたか否かが判定される。
【0111】以後、第tM’世代までの世代交代が行わ
れるまで、上述のステップ115〜118の世代交代の
処理が行われる。そして、ステップ116において、第
M’世代までの世代交代が行われたと判定されると、
遺伝的アルゴリズムによる演算処理を終了する。なお、
上記で求めた最適解よりも評価関数Fの値が小さくなる
解を求めたい場合には、上述した制御系モデルの場合と
同様に、第tM’世代の遺伝子集団を初期集団として、
前述の遺伝的アルゴリスムによる演算を行えばよい。
【0112】こうして、第tM’世代における最良解を
得ることにより、実際の制御系WCSXにおけるパラメ
ータ(KPX,KVX,KFX)の最適解を求められる。
【0113】次に、ステップ119において、パラメー
タ最適化装置31が、求められた制御系WCSXにおけ
るパラメータ(KPX,KVX,KFX)の最適解を最適
値設定装置32に供給する。そして、最適値設定装置3
2が各パラメータ(KPX,KVX,KFX)の最適値を
データSPDとしてステージ制御装置19に供給するこ
とにより、制御系WCSXにおける変換増幅率KPX、変
換増幅率KVX、及び増幅率KFXの値が最適値に設定さ
れる。
【0114】以上、制御系WCSXにおけるパラメータ
(KPX,KVX,KFX)の設定について説明したが、
制御系RCS及び制御系WCSについても、上述の制
御系WCSXの場合と同様にして、3種のパラメータが
最適値に設定される。
【0115】以上のようにして、制御系RCS,WCS
X,WCSYが最適化された後、本実施形態の露光装置1
00は、次のようにして、露光動作を実行する。
【0116】まず、不図示のレチクルローダにより、転
写したいパターンが形成されたレチクルRがレチクルス
テージRSTにロードされる。このとき、レチクルステ
ージRSTのローディングポジションへの移動制御は、
上述のようにして最適化された制御系RCSによって行
われる。
【0117】上記のレチクルRのロードと相前後して、
不図示のウエハローダにより、露光したいウエハWがウ
エハステージWSTにロードされる。このとき、ウエハ
ステージWSTのローディングポジションへの移動制御
は、上述のようにして最適化された制御系WCSX,W
CSYによって行われる。
【0118】次に、主制御装置20により、不図示のレ
チクル顕微鏡、ウエハステージWST上の不図示の基準
マーク板、不図示のアラインメント検出系を用いてレチ
クルアラインメント、ベースライン計測等の準備作業が
所定の手順に従って行われた後、アラインメント検出系
を用いてEGA(エンハンスト・グローバル・アライン
メント)等のアラインメント計測が実行される。こうし
た動作において、レチクルステージRST又はウエハス
テージWSTの移動が必要な場合には、適宜、最適化さ
れた制御系RCS,WCSX,WCSYによる移動制御が
行われる。こうしたのアライメント計測の終了後、以下
のようにしてステップ・アンド・スキャン方式の露光動
作が行われる。
【0119】この露光動作にあたって、まず、ウエハW
のXY位置が、ウエハW上の最初のショット領域(ファ
ースト・ショット)の露光のための走査開始位置となる
ように、ウエハステージWSTが移動される。この移動
にあたっては、最適化された制御系WCSX,WCSY
よる移動制御が行われる。同時に、レチクルRの位置
が、走査開始位置となるように、レチクルステージRS
Tが移動される。この移動にあたっては、最適化された
制御系RCSによる移動制御が行われる。
【0120】そして、最適化された制御系RCSにより
移動制御されるレチクルステージRSTと、最適化され
た制御系WCSX,WCSYによって移動制御されるウエ
ハステージとが同期移動することにより、レチクルRと
ウエハWとが同期移動する。この同期移動とともに走査
露光が行われる。
【0121】以上のように制御されながら行われる走査
露光により、一つのショット領域に対するレチクルパタ
ーンの転写が終了すると、最適化された制御系WC
X,WCSYの制御のもとで、ウエハステージWST
が、次のショット領域の走査開始位置まで移動する。こ
れと同時に、最適化された制御系RCSの制御のもと
で、レチクルステージRSTが、次のショット領域用の
走査開始位置まで移動する。そして、上記の最初のショ
ット領域の場合と同様にして走査露光が行われる。
【0122】このようにして、ウエハステージWSTの
次のショット領域の走査開始位置への移動及びレチクル
ステージRSTの次のショット領域用の走査開始位置へ
の移動と、走査露光とが順次繰り返され、ウエハW上に
必要なショット数のパターンが転写される。
【0123】すなわち、本実施形態の露光装置では、露
光のための動作にあたって、レチクルステージRST又
はウエハステージWSTの位置決めが必要な場合には、
上述のようにして最適化された制御系RCS,WC
X,WCSYによって、レチクルステージRST又はウ
エハステージWSTの位置制御がなされ、位置決めが行
われる。
【0124】以上のように構成された、本実施形態の露
光装置100によれば、レチクルステージRST及びウ
エハステージWSTの位置制御を行う制御系RCS,W
CS X,WCSYの可変パラメータの値が、位置決め精度
及び位置決め時間についての総合的性能について大域的
に最適化されるように調整されるので、レチクルステー
ジRST及びウエハステージWSTを精度良くかつ迅速
に位置決めすることができる。したがって、レチクルR
に形成されたパターンを、精度良くかつ迅速に、ウエハ
Wに転写することができる。
【0125】また、制御系RCS,WCSX,WCSY
可変パラメータの最適化にあたっては、大域的な最適化
に適した遺伝的アルゴリズムの手法を使用しているの
で、簡易かつ迅速に可変パラメータの最適値を求めるこ
とができる。
【0126】また、実際の制御系RCS,WCSX,W
CSYにおける可変パラメータの最適化に先立って、制
御モデルを使用して、可変パラメータの設計最適値を求
めるとともに、制御モデルと実際の制御系との相違を見
込んで、実際の最適値が存在する可変パラメータの値の
範囲を求めている。そして、この範囲内において可変パ
ラメータの最適値を探索することとしている。このた
め、最終的に求められる最適値の精度を低下させず、か
つ、実機による位置制御の試行の回数を抑制することに
より迅速に最適値を求めることができる。
【0127】《第2の実施形態》次に、本発明の第2の
実施形態を、図12〜図15を参照して説明する。本実
施形態における露光装置は第1の実施形態の露光装置1
00と同様の構成を有しており、制御系RCS,WCS
X,WCSYの可変パラメータの最適化にあたって使用さ
れる遺伝的アルゴリズムの手法が相違することに伴い、
採用される評価関数、並びにサブルーチン124及びサ
ブルーチン118における処理のみが相違する。そこ
で、かかる相違点に主に着目して、以下説明する。な
お、本実施形態の説明にあたって、第1の実施形態と同
一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。
【0128】本実施形態では、各制御系RCS,WCS
X,WCSYの性能の評価のために、位置制御性能に関す
る前述の評価関数Fと、各制御系RCS,WCSX,W
CSYにおける可変パラメータの和で定義される評価関
数Gとを採用している。例えば、制御系WCSXにおい
ては、評価関数Gは、 G=KPX+KVX+KFX …(4) となる。ここで、評価関数Fと評価関数Gとは、可変パ
ラメータの値の変化に対して互いにほぼ独立に変化する
ものであるが、評価関数Fの値が小さくなると評価関数
Gの値が大きくなる傾向がみられ、一方、評価関数Fの
値が大きくなると評価関数Gの値が小さくなる傾向がみ
られるものである。
【0129】そして、本実施形態では、評価関数F及び
評価関数Gの双方をなるべく小さな値とする多目的最適
化を、遺伝的アルゴリズムを用いて非パレート解淘汰戦
略をを用いて、パレート最適解を求めることにより行う
こととしている。ここで、パレート解とは、他の全ての
解に対して、少なくとも1つの評価基準において優れて
いる解をいう。すなわち、本実施形態におけるパレート
解とは、評価関数F及び評価関数Gの少なくとも一方の
値が、他の遺伝子の場合よりも小さくなっている遺伝子
をいう。なお、非パレート解淘汰戦略の一般的な内容に
ついては、「小林重信、吉田幸司、山村雅幸:GAによ
るパレート最適な設定木集合の合成、人工知能学会誌、
vol.11,No.5,pp.778-785(1996)」に記載されている。
【0130】次に、本実施形態におけるレチクルステー
ジRST及びウエハステージWSTの位置制御の制御系
RCS,WCSX,WCSYの調整、すなわち、制御パラ
メータの最適化調整を、まず、制御系WCSXについて
説明する。かかる制御系WCSXの調整においては、第
1の実施形態と同様に、設定可能な制御パラメータであ
る変換増幅率KPX、変換増幅率KVX、及び増幅率KF
Xの値が最適化される。
【0131】かかる最適化にあたって、まず、図5のサ
ブルーチン111において、変換増幅率KPX、変換増
幅率KVX、及び増幅率KFXに関する前処理が行われ
る。この前処理は、変換増幅率KPX、変換増幅率K
X、及び増幅率KFXの最適値が存在する範囲を求める
ために行われる。
【0132】サブルーチン111では、まず、図6のス
テップ121において、第1の実施形態の場合と同様に
して、図4に示された制御系WCSXに応じた制御系モ
デルを作成する。次に、ステップ122において、制御
系WCSXの性能を評価するための複数の評価関数をと
して、上述の評価関数F及び評価関数Gを設定する。次
いで、ステップ123において、第1の実施形態の場合
と同様にして、制御系モデルの位置制御性能評価に使用
する目標軌道TWPX(t)を求める。
【0133】次に、サブルーチン124において、以上
のようにして求められた目標軌道TWPX(t)が、ス
テップ121で作成した制御系モデルに入力されるとし
て、評価関数F及び評価関数Gを最小化する変換増幅率
KPX、変換増幅率KVX、及び増幅率KFXの値、すな
わち最適解を求める。なお、本実施形態では、上述した
遺伝的アルゴリズムを使用した非パレート解淘汰戦略の
手法を用いて、パレート最適解を探索し、その探索結果
から最適解を得ることにしている。以下、サブルーチン
124の処理である変数(KPX,KVX,KFX)のパ
レート最適解の探索について、図12のフローチャート
に沿って、初期の遺伝子集団がパレート最適解を含む遺
伝子集団に変遷していく過程が模式的に示された図13
を適宜参照しながら説明する。なお、本実施形態におい
ても、初期集団を第1世代とし、第tM世代(例えば、
M=100000)までの世代交代を行わせることと
している。
【0134】まず、図8のステップ241において、第
0世代(t←0)の段階であることを設定する。次に、
ステップ242において、遺伝子集団の初期集団を生成
する。この初期集団は、各変数(KPX,KVX,K
X)をそれぞれランダムに特定の値としたものを1組
の遺伝子として、複数組の遺伝子から構成される。本実
施形態においても、第1の実施形態と同様に、初期集団
を40組の遺伝子から構成した。そして、初期集団の各
遺伝子について、第1の実施形態において説明した評価
関数Fの算出方法と同様に、目標軌道TWPX(t)を
使用して、制御系モデルの動作シミュレーションを行
い、シミュレーション結果に基づいて評価関数Fの値を
求めるとともに、各遺伝子の変数(KPX,KVX,KF
X)の値から評価関数Gの値を(4)式により算出す
る。こうして求められた各遺伝子の評価関数Fの値及び
評価関数Gの値をFG座標系上の座標位置で表したもの
が、図13の(親:紙面左下)において○によって示さ
れている。そして、ステップ243において、上述の初
期集団を第1世代とする(t←t+1)。
【0135】次に、ステップ244において、第tM
代までの世代交代が行われたか否かが判定される。ここ
では、世代交代がまだ行われていないので、処理はステ
ップ245へ移行する。このステップ245では、母集
団である遺伝子集団からランダムに3個の親遺伝子PR
T1,PRT2,PRT3を選択(図13における選択
A)する。そして、ステップ246において、これらの
親遺伝子PRT1,PRT2,PRT3から例えば8個
の子遺伝子C1〜C8を、第1の実施形態と同様の交叉
によって生成する。
【0136】次いで、ステップ247において、子遺伝
子C1〜C8のそれぞれについて、目標軌道TWP
X(t)を使用して制御系モデルの動作シミュレーショ
ンを行い、シミュレーション結果に基づいて前記評価関
数Fの値を計算するとともに、各子遺伝子C1〜C8の
変数(KPX,KVX,KFX)の値から評価関数Gの値
を(4)式により算出する。こうして求められた各子遺
伝子の評価関数Fの値及び評価関数Gの値をFG座標系
上の座標位置で表したものが、図13の(子:紙面上
方)において●として示されている。
【0137】次に、ステップ248において、第t世代
の遺伝子集団と子遺伝子C1〜C8の遺伝子集団とを合
わせた集団(図13の(親+子):紙面下方の中央部)
から非パレート解を選択する。すなわち、(親+子)の
遺伝子集団の中から、評価関数Fの値がほぼ同一の集団
の中から評価関数Gの値が最も小さいもの以外のものを
選択するとともに、評価関数Gの値がほぼ同一の集団の
中から評価関数Fの値が最も小さいもの以外のもの選択
する。引き続き、ステップ249において、(親+子)
の遺伝子集団から非パレート解であった遺伝子を除去す
ることにより、パレート解のみを選択(図13の選択B
(淘汰))する。こうして、その時点でのパレート解の
みからなる新世代の遺伝子集団を得る。こうして得られ
た新世代(第(t+1)世代)の遺伝子集団における各
遺伝子の評価関数Fの値及び評価関数Gの値をFG座標
系上の座標位置で表したものが、図13の(新世代:紙
面右下)に示されている。
【0138】こうして、世代交代の処理が終了すると、
処理がステップ243に移行し、新たな遺伝子集団を第
2世代とする(t←t+1)。次に、ステップ244に
おいて、第tM世代までの世代交代が行われたか否かが
判定される。
【0139】以後、第tM世代までの世代交代が行われ
るまで、上述のステップ245〜249の世代交代の処
理が行われる。そして、ステップ244において、第t
M世代までの世代交代が行われたと判定されると、遺伝
的アルゴリズムによる演算処理を終了する。
【0140】こうして、第tM世代におけるパレート解
の集合を得ることにより、変数(KPX,KVX,K
X)の最良パレート解の集合を求める。こうして求め
られた最良パレート解の集合の各要素の評価関数Fの値
及び評価関数Gの値をFG座標系上の座標位置で表した
ものが、図14に示されている。こうした、パレート最
適解の集合は表示装置21に表示され、パレート最適解
に関する情報が、設計者や調整者に提供される。
【0141】設計者や調整者は、提供された最良パレー
ト解に関する情報に基づいて、評価関数Fの値と評価関
数Gとのトレードオフ比を決定し、決定したトレードオ
フ比を入力装置22を操作して、主制御装置20(より
詳しくはパラメータ最適化装置31)に入力する。引き
続き、パラメータ最適化装置31は、指定されたトレー
ドオフ比となるパレート最適解に特定し、その特定され
たパレート最適解の遺伝子の変数(KPX,KVX,KF
X)の値を制御系モデルにおける最適値として求める。
【0142】そして、制御系モデルの作成において見込
まれる実際の制御系WCSXからの種々のモデル化誤差
に応じて、実際の制御系WCSXにおけるパラメータ
(KPX,KVX,KFX)の最適値が存在すると考えら
れる、上記の制御系WCSXの制御系モデルにおける最
適解を含む範囲を決定する。こうして、制御系WCSX
の可変パラメータに関する前処理が終了すると、サブル
ーチン111の処理が終了し、図5のメインルーチン
(ステップ112)にリターンする。
【0143】次に、図5のステップ112において、制
御装置39の指示に応じて、パラメータ最適化装置31
が、上述の評価関数F及び評価関数Gを制御系WCSX
の性能を評価するための評価関数として設定する。これ
は、最適化調整の目的が、評価関数Fで評価されるウエ
ハステージWSTに対する位置制御性能を向上させるこ
とにあることは、上述の制御系モデルの場合と同様だか
らである。
【0144】なお、本実施形態では、制御系WCSX
おける可変パラメータに関する最適化調整にあたって
は、上述の制御系モデルと同様に遺伝的アルゴリズムに
よる非パレート解淘汰戦略を使用して、可変パラメータ
の最適値の探索を行っている。また、制御系WCSX
おける可変パラメータの最適解に関する遺伝的アルゴリ
ズムによる探索では、第1の実施形態の場合と同様の理
由により、初期集団を第1世代とし、第tM’世代(例
えば、tM’は、数10〜数100程度の値)までの世
代交代を行わせることとしている。
【0145】次いで、ステップ113において、パラメ
ータ最適化装置31が、第0世代(t←0)の段階であ
ることを設定し、ステップ114において、第1の実施
形態と同様の方法により、パラメータ最適化装置が、遺
伝子集団の初期集団を生成する。この初期集団は、各変
数(KPX,KVX,KFX)の値を、上述のサブルーチ
ン111において求められた各変数の値のそれぞれの範
囲内からランダムに選択して特定の値としたものを1組
の遺伝子として、複数組の遺伝子から構成される。そし
て、初期集団の遺伝子それぞれに関する評価関数Fの値
を求める。かかる各遺伝子に関する評価関数Fの値を第
1の実施形態と同様にして求めるとともに、各遺伝子に
関する評価関数Gの値を、(4)式を使用して求める。
【0146】こうして、各遺伝子に関する評価関数F及
び評価関数Gの値が求められた後、ステップ115にお
いて、パラメータ最適化装置31が、上述の初期集団を
第1世代とする(t←t+1)。
【0147】次に、ステップ116において、第tM
世代までの世代交代が行われたか否かが判定される。こ
こでは、世代交代がまだ行われていないので、処理はサ
ブルーチン118へ移行する。
【0148】サブルーチン118では、図15に示され
るように、まず、図12のステップ245及びステップ
246に対応するステップ255及びステップ256を
実行する。これにより、上述した遺伝的アルゴリズムに
おける選択A及び交叉が行われ、家族集合(図13参
照)のメンバである親遺伝子PRT1,PRT2及び子
遺伝子C1〜C8が求められる。
【0149】次に、ステップ257において、家族集合
のメンバの内、子遺伝子C1〜C10のそれぞれについ
て、評価関数F及び評価関数Gの値が求められる。こう
した各子遺伝子C1〜C8のそれぞれに関する評価関数
Fの値は、上述したステップ114における各遺伝子に
関する評価関数Fの値と同様の方法によって求められ
る。また、評価関数Gの値は(4)式によって求められ
る。
【0150】次いで、図12のステップ248及びステ
ップ249に対応する図15のステップ258及びステ
ップ259を実行する。これにより、上述した遺伝的ア
ルゴリズムにおける選択B(淘汰)及び世代交代(図1
3参照)が行われ、新世代の遺伝子集団が求められる。
そして、サブルーチン118の処理が終了し、図5のメ
インルーチンにリターンし、処理が図5のステップ11
5に移行する。
【0151】引き続き、ステップ115において、新た
な遺伝子集団を第2世代とする(t←t+1)。次に、
ステップ116において、第tM’世代までの世代交代
が行われたか否かが判定される。
【0152】以後、第tM’世代までの世代交代が行わ
れるまで、上述のステップ115〜118の世代交代の
処理が行われる。そして、ステップ116において、第
M’世代までの世代交代が行われたと判定されると、
遺伝的アルゴリズムによる演算処理を終了する。
【0153】こうして、第tM’世代におけるパレート
解の集合を得ることにより、実際の制御系WCSXにお
ける可変パラメータ(KPX,KVX,KFX)の最良パ
レート解の集合を求め、表示装置21に表示する。これ
により、パレート最適解に関する情報が、設計者や調整
者に提供される。
【0154】設計者や調整者は、提供された最良パレー
ト解に関する情報に基づいて、評価関数Fの値と評価関
数Gとのトレードオフ比を決定し、決定したトレードオ
フ比を入力装置22を操作して、主制御装置20(より
詳しくはパラメータ最適化装置31)に入力する。引き
続き、パラメータ最適化装置31は、指定されたトレー
ドオフ比となるパレート最適解に特定し、その特定され
たパレート最適解の遺伝子の変数(KPX,KVX,KF
X)の値を制御系WCSXにおける最適値として求める。
【0155】次に、ステップ119において、パラメー
タ最適化装置31が、求められた制御系WCSXにおけ
るパラメータ(KPX,KVX,KFX)の最適解を最適
値設定装置32に供給する。そして、最適値設定装置3
2が各パラメータ(KPX,KVX,KFX)の最適値を
データWPDとしてステージ制御装置19に供給するこ
とにより、制御系WCSXにおける変換増幅率KPX、変
換増幅率KVX、及び増幅率KFXの値が最適値に設定さ
れる。
【0156】以上、制御系WCSXにおけるパラメータ
(KPX,KVX,KFX)の多目的最適化について説明
したが、制御系RCS及び制御系WCSについても、
上述の制御系WCSXの場合と同様にして、3種のパラ
メータが多目的最適化される。
【0157】以上のようにして、制御系RCS,WCS
X,WCSYが多目的最適化された後、本実施形態の露光
装置100は、第1の実施形態と同様にして、露光動作
を実行する。すなわち、本実施形態の露光装置では、露
光のための動作にあたって、レチクルステージRST又
はウエハステージWSTの位置決めが必要な場合には、
上述のようにして多目的最適化された制御系RCS,W
CSX,WCSYによって、レチクルステージRST又は
ウエハステージWSTの位置制御がなされ、位置決めが
行われる。
【0158】以上のように構成された、本実施形態の露
光装置100によれば、レチクルステージRST及びウ
エハステージWSTの位置制御を行う制御系RCS,W
CS X,WCSYの可変パラメータの値が、位置決め精度
及び位置決め時間、並びに可変増幅率の総和についての
総合的性能について大域的に最適化されるように調整さ
れるので、レチクルステージRST及びウエハステージ
WSTを精度良く、迅速かつ効率良く位置決めすること
ができる。したがって、レチクルRに形成されたパター
ンを、精度良く、迅速かつ効率良くウエハWに転写する
ことができる。
【0159】また、制御系RCS,WCSX,WCSY
可変パラメータの最適化にあたっては、大域的な最適化
に適した遺伝的アルゴリズムの手法を使用しているの
で、簡易かつ迅速に可変パラメータの最適値を求めるこ
とができる。
【0160】また、実際の制御系RCS,WCSX,W
CSYにおける可変パラメータの多目的最適化に先立っ
て、制御モデルを使用して、可変パラメータの設計最適
値を求めるとともに、制御モデルと実際の制御系との相
違を見込んで、実際の最適値が存在する可変パラメータ
の値の範囲を求めている。そして、この範囲内において
可変パラメータの最適値を探索することとしている。こ
のため、最終的に求められる最適値の精度を低下させ
ず、かつ、実機による位置制御の試行の回数を抑制する
ことにより迅速に多目的最適値を求めることができる。
【0161】なお、上記の第1及び第2の実施形態で
は、制御系モデルにおけるパラメータの最適値の算出
を、パラメータ値の最適化調整の直前に行うこととした
が、制御系RCS,WCSX,WCSYの設計段階に行っ
てもよい。さらには、設計段階において、こうした最適
化設計を行って製作された制御系を、露光装置に実装す
ることも可能である。
【0162】また、性能を評価するための評価関数を、
上述の評価関数F(及び評価関数G)としたが、他の評
価関数を採用することも可能である。例えば、評価関数
Fに代えて、 F’=|ΔX|・T …(3) で定義される評価関数F’を採用してもよい。かかる場
合においても、評価関数F’の最小化を図ることによ
り、位置決め精度と位置決めの迅速性との総合的な向上
を図ることができる。また、位置決め精度や位置決めの
迅速性以外の性能に着目した評価関数を採用してもよ
い。こうした評価関数Fに関する変形と同様の変形を評
価関数Gに適用することが可能なのは勿論である。
【0163】なお、本発明は、ステップ・アンド・リピ
ート機、ステップ・アンド・スキャン機、ステップ・ア
ンド・スティッチング機を問わず、また、ウエハ露光装
置、液晶露光装置等の露光装置のステージ制御系に適用
することができる。また、露光装置以外の検査装置等の
ステージ制御系にも適用することができる。
【0164】さらに、本発明は、ステージ制御系以外の
制御系であって、設定可能なパラメータ値の変化に対し
て所定の性能に応じた評価関数の単峰性が保証されない
制御系の最適化設計又は最適化調整に適用することがで
きる。また、ステージ制御系以外の制御系であって、複
数の性能に着目する場合における制御系の多目的最適化
設計又は多目的最適化調整に適用することができる。
【0165】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
第1の制御系の設計方法によれば、制御系の設計段階で
想定した制御系モデルにおいて、その制御系モデルが有
する少なくとも1つの連続値パラメータの変化に対し
て、制御系の性能の評価基準となる評価関数の変化が単
峰性が保証されていない場合であっても、当該評価関数
に関し、連続値パラメータについて大域的な最適化を行
って、最適解を求めるので、当該連続値パラメータにつ
いて、大域的に最適化されたパラメータ値を求めること
ができる。したがって、着目した性能の向上について最
適化された制御系を設計することができる。
【0166】また、本発明の第2の制御系の設計方法に
よれば、制御系としての性能評価の基準が、制御系モデ
ルが有する少なくとも1つの連続値パラメータの変化に
対して互いに独立に変化する複数の評価関数であって
も、当該複数の評価関数に関し、同時に最適化するべく
連続値パラメータについて多目的最適化を行って、最適
解を求める。したがって、着目した複数の性能の向上に
ついて最適化された制御系を設計することができる。
【0167】また、本発明の制御系によれば、本発明の
第1又は第2の制御系の設計方法により、所望の性能に
ついて制御系モデルにおける設計パラメータの値が最適
化されているので、当該所望の性能を向上しつつ、制御
対象を制御することができる。
【0168】また、本発明の第1の制御系の調整方法に
よれば、実際の制御系において、その制御系が有する少
なくとも1つの連続値パラメータの変化に対して、制御
系の性能の評価基準となる評価関数の変化が単峰性が保
証されていない場合であっても、当該評価関数に関し、
連続値パラメータについて大域的な最適化を行って、最
適解を求めるので、当該連続値パラメータについて、大
域的に最適化されたパラメータ値を求めることができ
る。したがって、着目した性能の向上について最適化さ
れた制御系に調整することができる。
【0169】また、本発明の第2の制御系の調整方法に
よれば、本発明の第1の制御系の設計方法によって設計
された制御系について、該制御系における連続パラメー
タの最適解の探索範囲である連続値パラメータの可変範
囲を、制御系モデルと実際の制御系との間で生じ得る相
違に応じた、設計最適値を含む所定の範囲に限定する。
そして、かかる探索範囲において評価関数の値を最適化
する連続値パラメータの値を求め、求められた連続値パ
ラメータの値を、制御系の連続値パラメータの値として
設定するので、迅速に実際の制御系における連続値パラ
メータの最適解を求めることができるので、迅速に所望
の性能について、制御系を最適化調整することができ
る。
【0170】本発明の第3の制御系の調整方法によれ
ば、本発明の第2の制御系の設計方法によって設計され
た制御系について、該制御系における連続パラメータの
最適解の探索範囲である連続値パラメータの可変範囲
を、制御系モデルと実際の制御系との間で生じ得る相違
に応じた、設計最適値を含む所定の範囲に限定する。そ
して、かかる探索範囲において評価関数の値を最適化す
る連続値パラメータの値を求め、求められた連続値パラ
メータの値を、制御系の連続値パラメータの値として設
定するので、迅速に実際の制御系における連続値パラメ
ータの最適解を求めることができ、迅速に所望の性能に
ついて、制御系を最適化調整することができる。
【0171】また、本発明の第4の制御系の調整方法に
よれば、本発明の第2の制御系の設計方法によって設計
された制御系について、該制御系における連続パラメー
タの最適解の探索範囲である連続値パラメータの可変範
囲を、制御系モデルと実際の制御系との間で生じ得る相
違に応じた、設計最適値を含む所定の範囲に限定する。
そして、かかる探索範囲において評価関数の値を最適化
する連続値パラメータの値を求め、求められた連続値パ
ラメータの値を、制御系の連続値パラメータの値として
設定するので、迅速に実際の制御系における連続値パラ
メータの最適解を求めることができ、迅速に所望の性能
について、制御系を最適化調整することができる。
【0172】また、本発明の第1の露光方法によれば、
露光にあたって移動が必要な物体の移動制御を行う制御
系として、所望の移動性能についてほぼ最適化された本
発明の制御系を使用する。したがって、迅速性と高精度
との調和をとって露光を行うことが可能となる。
【0173】また、本発明の第2の露光方法によれば、
露光にあたって移動が必要な物体の移動制御を行う制御
系が、本発明の制御系の調整方法によって、所望の性能
について最適化調整される。したがって、迅速性と高精
度との調和をとって露光を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る露光装置の構成を概略的
に示す図である。
【図2】図1の主制御装置の構成を概略的に示すブロッ
ク図である。
【図3】図1のステージ制御装置の構成を概略的に示す
ブロック図である。
【図4】図1の露光装置におけるステージ制御系の構成
例を示すブロック線図である。
【図5】第1の実施形態におけるステージ制御系の可変
パラメータを最適化するための処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】第1の実施形態におけるステージ制御系の制御
モデルにおける可変パラメータを最適化するための処理
を説明するためのフローチャートである。
【図7】図7(A)及び図7(B)は、性能評価のため
に、ステージ制御系に供給される目標軌道を説明するた
めの図である。
【図8】遺伝的アルゴリズムによる制御モデルの可変パ
ラメータを最適値探索の処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】遺伝的アルゴリズムにおける世代交代を模式的
に表す図である。
【図10】図10(A)〜図10(F)は、遺伝的アル
ゴリズムにおける交叉を説明するための図である。
【図11】第1の実施形態におけるステージ制御系の可
変パラメータを最適化するための処理を説明するための
フローチャートである。
【図12】第2の実施形態におけるステージ制御系の可
変パラメータを最適化するための処理を説明するための
フローチャートである。
【図13】遺伝的アルゴリズムによる非パレート解淘汰
戦略における世代交代を模式的に表す図である。
【図14】パレート最適解の例を示すグラフである。
【図15】第2の実施形態におけるステージ制御系の可
変パラメータを最適化するための処理を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
W…ウエハ(物体、基板)、WCSX…ウエハステージ
X位置制御系(制御系、ステージ制御系)、WST…ウ
エハステージ(制御対象、ステージ)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象を制御する制御系の設計方法で
    あって、 前記制御系に応じて、少なくとも1つの連続値パラメー
    タを含む制御系モデルを用意する第1工程と;前記連続
    値パラメータの変化に対して単峰性であることが保証さ
    れていない、前記制御系の性能を評価する少なくとも1
    つの評価関数を用意する第2工程と;前記評価関数の値
    を最適化する前記連続値パラメータの値を求める第3工
    程と;を含む制御系の設計方法。
  2. 【請求項2】 前記第3工程では、遺伝的アルゴリズム
    を使用して、前記連続値パラメータの値の最適解を求め
    ることを特徴とする請求項1に記載の制御系の設計方
    法。
  3. 【請求項3】 制御対象を制御する制御系の設計方法で
    あって、 前記制御系に応じて、少なくとも1つの連続値パラメー
    タを含む制御系モデルを用意する第1工程と;前記制御
    系の性能を評価する、前記連続値パラメータの変化に対
    して互いに独立に変化する複数の評価関数を用意する第
    2工程と;前記複数の評価関数の値を同時に最適化する
    前記連続値パラメータの値を求める第3工程と;を含む
    制御系の設計方法。
  4. 【請求項4】 前記複数の評価関数の少なくとも1つ
    は、前記連続値パラメータの変化に対して単峰性である
    ことが保証されていないことを特徴とする請求項3に記
    載の制御系の設計方法。
  5. 【請求項5】 前記第3工程では、遺伝的アルゴリズム
    を使用して、前記連続値パラメータの値の最適解を求め
    ることを特徴とする請求項3又は4に記載の制御系の設
    計方法。
  6. 【請求項6】 前記第3工程では、前記複数の連続値パ
    ラメータの値に関する複数のパレート最適解を同時に求
    めることを特徴とする請求項5に記載の制御系の設計方
    法。
  7. 【請求項7】 前記制御対象は、物体を搭載するステー
    ジであり、 前記制御系は、前記ステージを駆動制御するステージ制
    御系であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一
    項に記載の制御系の設計方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項の記載の制
    御系の設計方法を使用して設計された制御系。
  9. 【請求項9】 制御対象を制御する、少なくとも1つの
    連続値パラメータを含む制御系の調整方法であって、 前記連続値パラメータの変化に対して単峰性であること
    が保証されていない、前記制御系の性能を評価する少な
    くとも1つの評価関数を用意する最適化準備工程と;前
    記評価関数の値を最適化する前記連続値パラメータの値
    を求める最適化工程と;前記連続値パラメータを、前記
    最適化工程で求められた値に設定する設定工程とを含む
    制御系の調整方法。
  10. 【請求項10】 前記最適化工程では、遺伝的アルゴリ
    ズムを使用して、前記連続値パラメータの値の最適解を
    求めることを特徴とする請求項9に記載の制御系の調整
    方法。
  11. 【請求項11】 制御対象を制御する、少なくとも1つ
    の連続値パラメータを含む制御系の調整方法であって、 前記連続値パラメータの設計最適値を、請求項1又は2
    に記載の制御系の設計方法を使用して求める設計工程
    と;前記設計最適値を含む所定範囲を前記連続値パラメ
    ータの可変範囲として、前記制御系による前記制御対象
    の制御における前記評価関数の値を最適化する前記連続
    値パラメータの値を求める最適化工程と;前記連続値パ
    ラメータを、前記最適化工程で求められた値に設定する
    設定工程と;を含む制御系の調整方法。
  12. 【請求項12】 前記最適化工程では、遺伝的アルゴリ
    ズムを使用して、前記制御系に関する前記連続値パラメ
    ータの値の最適解を求めることを特徴とする請求項11
    に記載の制御系の調整方法。
  13. 【請求項13】 制御対象を制御する、少なくとも1つ
    の連続値パラメータを含む制御系の調整方法であって、 前記制御系の性能を評価する、前記連続値パラメータの
    変化に対して互いに独立に変化する複数の評価関数を用
    意する最適化準備工程と;前記複数の評価関数の値を同
    時に最適化する前記連続値パラメータの値を求める最適
    化工程と;前記連続値パラメータを、前記最適化工程で
    求められた値に設定する設定工程と;を含む制御系の調
    整方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の評価関数の少なくとも1つ
    は、前記連続値パラメータの変化に対して単峰性である
    ことが保証されていないことを特徴とする請求項13に
    記載の制御系の調整方法。
  15. 【請求項15】 前記最適化工程では、遺伝的アルゴリ
    ズムを使用して、前記連続値パラメータの値の最適解を
    求めることを特徴とする請求項13又は14に記載の制
    御系の調整方法。
  16. 【請求項16】 前記最適化工程では、前記複数の連続
    値パラメータの値に関する複数のパレート最適解を同時
    に求めることを特徴とする請求項15に記載の制御系の
    調整方法。
  17. 【請求項17】 制御対象を制御する、少なくとも1つ
    の連続値パラメータを含む制御系の調整方法であって、 前記連続値パラメータの設計最適値を、請求項3〜6の
    いずれか一項に記載の制御系の設計方法を使用して求め
    る設計工程と;前記設計最適値を含む所定範囲を前記連
    続値パラメータの可変範囲として、前記制御系による前
    記制御対象の制御における前記複数の評価関数の値を同
    時に最適化する前記連続値パラメータの値を求める最適
    化工程と;前記連続値パラメータを、前記最適化工程で
    求められた値に設定する設定工程と;を含む制御系の調
    整方法。
  18. 【請求項18】 前記最適化工程では、遺伝的アルゴリ
    ズムを使用して、前記制御系に関する前記連続値パラメ
    ータの値の最適解を求めることを特徴とする請求項17
    に記載の制御系の調整方法。
  19. 【請求項19】 前記最適化工程では、前記制御系につ
    いて、前記複数の連続値パラメータの値に関する複数の
    パレート最適解を同時に求めることを特徴とする請求項
    18に記載の制御系の調整方法。
  20. 【請求項20】 前記制御対象は、物体を搭載するステ
    ージであり、 前記制御系は、前記ステージを駆動制御するステージ制
    御系であることを特徴とする請求項9〜19のいずれか
    一項に記載の制御系の調整方法。
  21. 【請求項21】 露光用ビームの経路に配置された物体
    を載置面上に搭載するステージの移動を制御するステー
    ジ制御系として、請求項8に記載の制御系を用意する露
    光準備工程と;前記ステージ制御系により前記ステージ
    を制御しつつ、露光用ビームを射出する露光工程と;を
    含む露光方法。
  22. 【請求項22】 露光用ビームの経路に配置された物体
    を載置面上に搭載するステージの移動を制御するステー
    ジ制御系を、請求項20に記載の制御系の調整方法によ
    り調整する調整工程と;前記調整工程において調整され
    た前記ステージ制御系により前記ステージを制御しつ
    つ、露光用ビームを射出する露光工程と;を含む露光方
    法。
  23. 【請求項23】 前記物体は、前記露光用ビームによっ
    て露光される基板であることを特徴とする請求項21又
    は22に記載の露光方法。
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