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JP2002149244A - 流体の温度調整装置 - Google Patents

流体の温度調整装置

Info

Publication number
JP2002149244A
JP2002149244A JP2000340928A JP2000340928A JP2002149244A JP 2002149244 A JP2002149244 A JP 2002149244A JP 2000340928 A JP2000340928 A JP 2000340928A JP 2000340928 A JP2000340928 A JP 2000340928A JP 2002149244 A JP2002149244 A JP 2002149244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
fluid
heat
atf
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000340928A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Tabata
淳 田端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2000340928A priority Critical patent/JP2002149244A/ja
Publication of JP2002149244A publication Critical patent/JP2002149244A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02T10/6221

Landscapes

  • Control Of Temperature (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機用流体(ATF)の温度を調整す
る装置を小型化する。 【解決手段】 ATF配管38から分岐するバイパス配
管42に蓄熱タンク44あるいは高熱容量材からなる高
熱容量器を設ける。外気温あるいは季節に応じて蓄熱タ
ンク44を加熱モードと冷却モードとの間で切り替えて
ATFの温度を調整する。加熱モードの場合には、蓄熱
タンクに蓄えられている高温のATFを自動変速機18
に放出し、冷却モードの場合には高温のATFを蓄熱タ
ンク44を通過させて熱を奪い冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の温度を調整
する装置に関し、特に車両の状態に応じた加熱または冷
却動作を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの車両用駆動装置は、原動機の回転
速度を適切な回転速度に変換し、車両を駆動するのに適
した回転速度とする変速機を含んでいる。変速機は歯車
などの動力伝達機構を含み、これらの潤滑を行うための
流体が変速機内部に入っている。この潤滑用の流体は、
低温時には、その粘度が高いために、変速機内の運動部
分の抵抗となり、変速機の摩擦損失を増加させる。した
がって、早期に変速機の暖機を行うことにより伝達効率
を改善することができる。
【0003】また、前記変速機の一つとして、トルクコ
ンバータと歯車変速機を組み合わせた自動変速機が知ら
れている。この自動変速機においては、トルクコンバー
タ内で動力伝達を行う作動流体、歯車変速機において変
速段を選択するためのクラッチやブレーキの動作の制御
を行う作動流体、さらに前記潤滑用の流体が共用されて
いる。前記クラッチ、ブレーキなどの動作の応答性、こ
れらに用いられる摩擦材などの特性なども流体が低温で
ある場合には、所定の特性を得ることができないという
問題があった。
【0004】このように、変速機を早期に暖機すること
が効率上、望ましい。特に、自動変速機においては、ト
ルクコンバータの作動流体、クラッチ等の作動流体、潤
滑用流体が共用されており、この多量の流体を早期に常
用温度へと暖めることが望まれていた。このために、例
えば特開平10−71837号公報や、特開平10−7
7834号公報においては、前回内燃機関を運転したと
きに、その暖まった冷却水を貯蓄しておき、始動時にこ
の冷却水によって、自動変速機の作動流体を暖める装置
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冷却水を用い
る構成では、水の熱容量が小さいため暖機効果に限界が
あり、充分な熱容量が得られるようにするには、装置を
大型化する必要があって、設置スペースと製造コストの
増大を招いてしまうという問題点があった。
【0006】さらに、暖機のみならず、変速機用流体の
温度が逆に高すぎる場合には、これを適温まで冷却する
ことが望まれるが、暖機用機器と冷却用機器をともに設
けるのでは、徒に装置構成の複雑化、部品点数の増大、
コスト増を招くことになる。
【0007】そこで本発明の目的は、装置を小型化でき
ると共に効率よく適切な暖機あるいは冷却を行うことの
できる装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、流体の経路上に設けられ、前記流体の温
度を変化させる熱変換手段と、温度情報を検出する手段
と、前記温度情報に基づき、前記熱変換手段を加熱モー
ドと冷却モードで切り替える切替手段とを有することを
特徴とする。単一の熱変換手段を加熱モードと冷却モー
ドとに切り替えることで、部品点数の増大を抑制しつつ
温度調整、すなわち高温の流体を冷却し、かつ低温の流
体を加熱することができる。
【0008】ここで、前記温度情報は外気温であり、前
記切替手段は、前記外気温が所定温度以上の場合には前
記熱交換手段を冷却モードとすることが好適である。
【0009】また、前記温度情報は外気温であり、前記
切替手段は、前記外気温が所定温度以下の場合には前記
熱交換手段を加熱モードとすることが好適である。
【0010】また、前記温度情報は季節情報であり、前
記切替手段は、前記季節情報が冬季の場合には前記熱交
換手段を加熱モードとすることが好適である。
【0011】また、前記温度情報はイグニッションオン
時の前記流体の温度であり、前記切替手段は、前記温度
が所定温度以下の場合には前記熱交換手段を加熱モード
とすることが好適である。
【0012】前記熱交換手段は、蓄熱タンクを含み、前
記加熱モード時には前記蓄熱タンク内に蓄積された熱に
より前記変速機用流体を加熱し、前記冷却モード時には
前記蓄熱タンク内に蓄積された相対的に低温の変速機用
流体を放出することが好適である。
【0013】また、前記熱交換手段は、熱容量部材であ
り、前記加熱モード時には前記熱容量部材に蓄積された
熱により前記流体を加熱し、前記冷却モード時には前記
熱容量材により前記流体から熱を奪うことが好適であ
る。
【0014】流体としては、駆動装置用の油、あるいは
変速機用の油を用いることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0016】図1には、本実施形態における車両用駆動
系10の構成が示されている。駆動系10は、原動機と
して液冷の内燃機関12と回転電機14とを有してい
る。内燃機関12と回転電機14の動力軸は、クラッチ
16により接続、切断可能となっている。回転電機14
は、運転者の要求する出力が低いとき、すなわちアクセ
ルの操作量が少ないときや、内燃機関12の効率が悪い
低速走行時など、不図示のバッテリから電力が供給され
て電動機として機能し、車両を駆動する。また、回転電
機14は、車両制動時やバッテリの蓄電量が低下したと
き、車両の慣性または内燃機関12により駆動されて発
電機として機能し、バッテリへの充電を行う。クラッチ
16は、例えば回転電機14のみで車両を駆動している
際に切断状態とされ、内燃機関12のポンプ損失、摩擦
損失などの発生を抑える。
【0017】内燃機関12または回転電機14の出力
は、自動変速機18に伝達される。自動変速機18は、
液体伝動機構、変速機構、制御機能を含んで構成され
る。本実施形態では、液体伝動機構はトルクコンバータ
20であり、好適には直結機能(ロックアップ)を有す
るものである。また、変速機構は、複数の遊星歯車機構
を含む歯車変速機部22であり、この歯車変速機部22
は、また各遊星歯車機構の各要素の動きを拘束するクラ
ッチ、ブレーキを含む。これらのクラッチ及びブレーキ
は、制御機構としての油圧制御部24からの作動液体の
選択的供給により制御される。歯車変速機部22の出力
は、推進軸26により駆動輪に向けて伝達される。上述
のトルクコンバータ20の直結機能は、トルクコンバー
タの入出力を、流体を介さずに機械的に結合する直結ク
ラッチを設けることにより達成される。
【0018】内燃機関12の動力軸には、さらに駆動装
置28を介して補助回転電機30が結合されている。駆
動装置28は、ベルト、チェーンなどの無端可撓部材ま
たは歯車列などどすることができる。補助回転電機30
は、内燃機関12の運転時は発電機として機能し、内燃
機関補機や車両の電装品などに電力を供給する補機バッ
テリ(不図示)に充電を行い、また前記電装品などに直
接電力を供給する。また、補助回転電機30は、内燃機
関12の始動の際には、補機バッテリからの電力を受け
電動機として機能する。
【0019】内燃機関12の冷却液は、内燃機関12と
ラジエータ32及びこれらを結ぶスチール製の冷却液配
管34により形成され冷却回路内を流れる。内燃機関1
2で発生する熱は、冷却液によりラジエータ32へ運ば
れ、ここから大気中に放散される。
【0020】自動変速機18全体の潤滑用液体、トルク
コンバータ20の動力伝達を媒介する作動流体及び歯車
変速機部22内のクラッチ、ブレーキを動作させる作動
流体は、共通の流体が用いられている。以下、この流体
をATF(Automatic Transmission Fluid)と記す。A
TFは、歯車変速機部22に内蔵されたオイルポンプ3
6により、油圧制御部24を介して自動変速機18の各
部に供給される。また、ATFの一部は、ATF配管3
8により、ラジエータ32に送られ、ここで冷却液との
熱交換が行われ、再び自動変速機18のオイルパン内に
戻ってくる。この回路を、以下主回路と記す。冷却液は
ほぼ90℃に管理されており、ATFが加熱した場合
は、ラジエータ32内でATFが冷却される。また、内
燃機関12が先に暖機された場合には、冷却液によりラ
ジエータ32内でATFの加熱が行われる。
【0021】オイルポンプ36は、内燃機関12または
回転電機14により直接駆動される。したがって、駆動
系10が停止しているとき、または回転電機14のみで
走行中であって車両が極低速または停止しているときな
ど、オイルポンプ36の吐出量が十分確保できない場合
がある。このような場合のため、本実施形態では電動式
の補助ポンプ40を備えている。補助ポンプ40の動作
は、後述する制御部52が車両の走行状態に応じて制御
を行う。
【0022】また、ATF配管38の途中に、ラジエー
タ32を迂回するようにバイパス配管42が設けられ、
このバイパス配管42には、熱変換手段としての蓄熱タ
ンク44が設けられている。また、蓄熱タンク44には
ヒータ46が併設されており、必要な場合にはバッテリ
からの電力によりATFを加熱することができる。この
バイパス配管42と蓄熱タンク44から構成されるAT
Fの回路を、以下バイパス回路と記す。ATFの主回路
とバイパス回路の切替は、切替弁48、50により行わ
れる。蓄熱タンク44には、駆動系10が運転している
際に高温になったATFが蓄えられる。そして、次回の
駆動系10の始動時に、高温に維持されたATFを放出
して、自動変速機の暖機を早める。また、蓄えられた熱
量が不足する場合には、ヒータ46により加熱すること
もできる。
【0023】さらに、切替弁48を閉じた状態で切替弁
50を開けば、ATFが蓄熱タンク44から自動変速機
18へ供給され、また逆に切替弁50を開いた状態で切
替弁48を開けば、ATFが自動変速機18から蓄熱タ
ンク44へ供給される。また、切替弁48、50をいず
れも閉じた状態ではATFの供給は行われない。これに
より、ATFの温度が高すぎる場合には、蓄熱タンク4
4に蓄えられた、相対的に温度の低いATFを切替弁5
0から自動変速機18に供給することで、冷却すること
ができる。
【0024】このように、蓄熱タンク44は、高温のA
TFを蓄積し、暖機する必要がある場合には高温のAT
Fを自動変速機18に供給して加熱するとともに、冷却
する必要がある場合には蓄積しておいた低温のATFを
自動変速機18に供給する。蓄熱タンク44のこの加熱
/冷却は、制御部52により制御され、制御部52はイ
グニッションスイッチ60で検出されたイグニッション
オン状態や外気温センサ62で検出された外気温、ある
いはメモリ64に記憶された過去の温度状態あるいは学
習データに基づいて加熱/冷却の切替を行う。学習デー
タとは、例えば現在の季節が夏期であるか冬季であるか
の学習データであり、現在の月日に基づいて判断する
(例えば現在12月であれば冬季と判断する)他、数時
間おきに検出した外気温の1日分の平均値が、所定の夏
季基準値を超える状態が1週間連続した場合に夏季であ
ると判断し、所定の冬季基準値を下回る状態が1週間連
続した場合に冬季であると判断できる。なお、外気温セ
ンサ62は、エアコンの外気温センサをそのまま用いる
ことが好適である。
【0025】図2には、制御部52及び蓄熱タンク44
の動作フローチャートが示されている。まず、外気温が
学習されているか否か、すなわち季節の判断がなされて
いるか否かを判定する(S101)。この判定は、具体
的にはメモリ64内に季節に関するデータが記憶されて
いるか否かにより判定できる。そして、外気温が学習さ
れている場合には、次に現在の季節が冬季であるか否か
を判定する(S102)。冬季である場合には、ATF
の油温が低く、加熱の必要があると判断できるから、蓄
熱タンク44を加熱モード、すなわちウォーマとして作
動させる(S103)。具体的には、既述したように蓄
熱タンク44に蓄積されている高温のATFを切替弁5
0から自動変速機18内に供給する。必要であれば、ヒ
ータ46を作動させてさらに加熱したATFを自動変速
機18に供給しても良い。これにより、自動変速機18
の暖機を早めることができる。なお、蓄熱タンク44を
ウォーマとして作動させる際に、蓄熱タンク44に高温
のATFが蓄えられているか否かを判断してもよい。例
えば、蓄熱タンク44にタンク温度センサを設け、検出
温度が所定値以上であれば高温のATFが蓄えられてい
ると判断し、自動変速機18に供給する等である。所定
温度以下である場合にはヒータを作動させ、所定温度に
達してから自動変速機18に供給することも可能であ
る。また、冬季である場合には、必然的にATFの温度
も低いと考えられるが、実際にATFの温度を検出し、
所定温度以下であることを確認した上で蓄熱タンク44
をウォーマとして機能させてもよい。さらに、蓄熱タン
ク44をウォーマとして作動させる際に、車両が走行中
または走行を開始しようとしているか否かを判断しても
よい。自動変速機18の伝達効率が実際に問題となるの
は走行しているときであり、車両停止中あるいはすぐに
は走行しない時点で高温のATFを供給すると、無駄と
なってしまうからである。車両が走行中であるか否か
は、例えば車速センサからの信号に基づいて判断でき、
走行を開始しようとしているか否かは、例えばシフト位
置がPポジション以外の位置にあるかどうかで判断でき
る。
【0026】一方、S102において冬季でないと判定
された場合には、蓄熱タンクを使用しない(S10
7)。すなわち、切替弁48、50をともに閉じて、主
回路のみを用いてATFを供給する。
【0027】また、外気温の学習データがメモリ64に
記憶されていない場合には、外気温センサ62で現在の
外気温をリアルタイムで検出する(S104)。そし
て、検出された外気温が高いか(具体的には所定温度よ
りも高いか)否かを判定する(S105)。外気温が高
いと判定された場合には、制御部52は蓄熱タンク44
を冷却モードで作動させる(S106)。すなわち、蓄
熱タンク内に蓄えられている相対的に温度の低いATF
を切替弁50を介して自動変速機18に供給する。蓄熱
タンク44を冷却モード、つまりクーラとして作動させ
る際には、加熱モードの場合と同様に、蓄熱タンク44
内に相対的に温度の低いATFが蓄積されているか否
か、あるいは車両が走行中または走行を開始しようとし
ているか否かを判断することが好適である。なお、冷却
モードとして作動させる際には、ATFの油温を検出
し、ATF油温が所定温度以上となった場合に冷却モー
ドとして作動させてもよい。これにより、例えば外気温
の高い夏場において、登坂走行時にATF油温が上昇し
てなかなかATF温度が低下しないときでも、蓄熱タン
ク44がクーラとして機能するため、ATF温度を効果
的に下げることができる。
【0028】そして、何らかの原因で外気温が検出でき
ない場合(例えば外気温センサの故障)や、検出された
外気温が所定温度よりも高くない場合には、制御部52
は蓄熱タンク44を使用しない(S107)。
【0029】このように、本実施形態では、蓄熱タンク
44を加熱モード(ウォーマ)と冷却モード(クーラ)
との間で切り替えて自動変速機18のATF温度を調整
しているので、少ない部品点数で円滑な走行を可能とす
ることができる。
【0030】なお、本実施形態において、リアルタイム
で検出した外気温が高くない場合には蓄熱タンク44を
使用しないとして説明したが、さらに外気温が所定値以
下と低いか否かを判定し、外気温が低い場合にはS10
3の処理に移行して蓄熱タンク44を加熱モードで作動
させることも可能である。
【0031】さらに、本実施形態では、外気温に基づい
て加熱モードと冷却モードとを切り替えているが、AT
Fの温度自体を検出し、ATF温度に基づいて加熱モー
ドと冷却モードとを切り替えることもできる。具体的に
は、S104の処理で外気温の代わりにATF温度を検
出し、ATF温度が所定温度以上と高い場合にはS10
6に移行して蓄熱タンク44を冷却モードで作動させれ
ばよい。この場合、図3に示されるように、自動変速機
18内のATF温度に基づいて蓄熱タンク44から温度
の低いATFを供給する量(放出量)を変化させること
が好適である。図3においては、自動変速機18内のA
TF温度が所定値以上の場合に、自動変速機18内のA
TF温度が高いほど、蓄熱タンク44から放出する量を
増大させている。これは放出量が多いほど、より冷却効
果が大きいことに基づく。また、蓄熱タンク44内に蓄
積されているATFの温度と自動変速機18内のATF
の温度との差に基づいて放出量を決定することもでき
る。例えば、図4に示されるように、自動変速機18内
のATF温度に比べて蓄熱タンク44内のATFの温度
が相対的に低い場合には、その温度差が大きいほど放出
量を増大させるとともに、蓄熱タンク44内のATF温
度が高いほど放出量を増大させる。蓄熱タンク44内の
ATF温度が高いほど放出量を増大させるのは、蓄熱タ
ンク44内のATF温度が低い場合には、少ない放出量
でも高い冷却効果を期待できるからである。
【0032】図5には、本発明の他の実施形態に係る駆
動系の構成図が示されている。図1と異なる点は、熱変
換手段として蓄熱タンクではなく、高熱容量器44が設
けられている点である。高熱容量器44は、バイパス配
管42と連通する複数の分岐路44aを、その外側に密
接する高熱容量材層46で被覆した構造であり、その外
側は断熱材44bで被覆されている。高熱容量器44の
入口側及び出口側には、入口弁45a及び出口弁45b
が設けられており、これら入口弁45a及び出口弁45
bは、バイパス配管42と連通する開状態、バイパス配
管42との間を閉鎖する閉状態の他、外気と連通する解
放状態をとり得る。
【0033】高熱容量材層46の材質としては、好適に
は配管の材料であるスチールよりも比熱の十分高い材料
であり、例えばセラミックやマグネシウムなどを使用で
きる。
【0034】駆動系10が運転している間の高温のAT
Fが高熱容量器44を通過すると、分岐路44aを被覆
する高熱容量材層46との間で熱交換が行われ、ATF
の熱が高熱容量材層46に蓄えられ、ATF自体は熱を
奪われて冷却される。したがって、この場合には高熱容
量器44は冷却モードあるいはクーラとして機能でき
る。また、上述のようにして熱量を蓄え、次回の駆動系
10の始動時に低温のATFが高熱容量器44を通過す
ると、蓄積されていた熱量によりATFが加熱され、自
動変速機18の暖機が早められる。この場合、高熱容量
器44は加熱モードあるいはウォーマとして機能するこ
とになる。高熱容量の加熱モード/冷却モードの切替
は、制御部52で制御される。
【0035】図6には、本実施形態における制御部52
と高熱容量器44の処理フローチャートが示されてい
る。まず、外気温が学習されているか否かを判定し(S
201)、学習されている場合には次に冬季であるか否
かを判定する(S202)。冬季である場合には、制御
部52は高熱容量器(あるいは蓄熱器)44を加熱モー
ドとして作動させる(S206)。すなわち、高熱容量
器44に蓄積された熱でATFを加熱し、加熱したAT
Fを自動変速機18に供給する。加熱モードで作動させ
る際には、高熱容量器44を通過するATFの流量を調
整し(S207)、適当な流量でATFの循環を主回路
からバイパス回路に切り替えることで行う(S20
8)。一例として、走行中の高温ATFがバイパス経路
を一時的に循環することにより熱が高熱容量器44に蓄
えられる。そして、長期停車後にイグニッションをオン
して始動させる際に、ATFの循環をバイパス回路と
し、高熱容量器44に蓄えられていた熱でATFを加熱
する。なお、ATFの流量については後述する。
【0036】一方、S202にて冬季ではないと判定し
た場合には、高熱容量器44を冷却モードで作動させる
(S203)。すなわち、高熱容量器44に高温のAT
Fを通過させ、ATFから熱を奪って冷却する。ATF
を冷却モードで作動させる際には、通過するATFの流
量を演算し(S204)、適当な流量でATFの循環を
主回路からバイパス回路に切り替えて行う(S20
5)。高熱容量器44を冷却モードで作動させる際に
は、ATF油温を検出し、実際にATF油温が所定の温
度以上になったときに作動させてもよい。
【0037】また、S201にて学習データがないと判
断した場合には、外気温センサ62で検出した現在の外
気温に基づいて判断する。すなわち、外気温を検出し
(S209)、検出された外気温が所定の高温値以上と
高いか否かを判定する(S210)。外気温が高い場合
には、冬季でないと判断された場合と同様に高熱容量器
44を冷却モードで作動させる(S203)。この場合
も、ATFの油温を検出し、ATF油温が所定温度以上
の場合に冷却モードに設定した高熱容量器44を実際に
クーラとして作動させてもよい。検出された外気温が高
くない場合には、さらに所定の低温値と比較し、外気温
が低いか否かを判定する(S211)。そして、外気温
が低い場合には、冬季であると判断された場合と同様に
高熱容量器44を加熱モードで作動させる(S20
6)。外気温が高くもなく低くもない場合、あるいは何
らかの原因で外気温が検出されない場合には、高熱容量
器44を不使用とする(S212)。すなわち、ATF
を主回路のみで循環させる。
【0038】図7には、S204あるいはS207にお
けるATF流量演算の一例が示されている。高熱容量器
44を加熱モード、つまりウォーマとして作動させる際
には、自動変速機18内のATFの温度が高いほど(適
正温度に近いほど)流量を小さくして無駄な加熱を防
ぐ。また、高熱容量器44を冷却モード、つまりクーラ
として作動させる際には、自動変速機18内のATFの
温度が低いほど(適正温度に近いほど)流量を小さくす
る。
【0039】また、加熱モードとして機能させる際、あ
るいは冷却モードとして機能させる際の流量を、高熱容
量器44(タンク)内の温度に応じて変化させてもよ
い。例えば、加熱モード、つまりウォーマとして機能さ
せる場合、図8に示されるように、高熱容量器(タン
ク)44の温度が高いほど、流量を小さくするなどであ
る。高熱容量器44の温度が高いほどATFは高温とな
り、高温のATFが多量に自動変速機18内に供給され
ると各部(とくにシール材)の劣化を招くため、高熱容
量器44の温度が高いほど流量を小さくする。冷却モー
ド、つまりクーラとして作動させる場合も同様であり、
高熱容量器44の温度が低く、高温のATFを十分冷却
できる場合には、冷却したATFを多量に供給すること
を防止すべく、流量を小さくする。これにより、耐久性
を高めることも可能となる。
【0040】なお、上記各実施形態においては、複数種
類の原動機を有するハイブリッド駆動系に関して説明し
たが、本発明は内燃機関のみが原動機となる駆動系の変
速機にも適用できる。さらに、本発明は、トルクコンバ
ータと遊星歯車機構を有する歯車変速機を組み合わせた
変速機以外の変速機、例えばプーリと無端可撓部材を組
み合わせた連続的に変速比を変更することができる変速
機に適用することも可能である。また、デファレンシャ
ルギアの油や4輪駆動におけるトランスファー(T/
F)の油にも同様に適用することができる。
【0041】また、上記各実施形態において、熱変換手
段が現在加熱モードで機能しているのか、あるい冷却モ
ードで機能しているのかを示すインジケータを運転席近
傍に設けることも好適である。具体的には、ATFが主
回路を循環しているのか、あるいはバイパス回路を循環
しているのかを示すとともに、加熱モードで機能してい
るのか(例えば熱変換手段を赤く表示する)、あるいは
冷却モードで機能しているのか(例えば熱変換手段を青
く表示する)を示すことが考えられる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型でかつ効率的に暖機あるいは冷却を行い、流体の温
度を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る駆動系の構成図であ
る。
【図2】 図1における処理フローチャートである。
【図3】 蓄熱タンクからの放出量を示すグラフ図であ
る。
【図4】 蓄熱タンクからの放出量を示すグラフ図であ
る。
【図5】 本発明の他の実施形態に係る駆動系の構成図
である。
【図6】 図5における処理フローチャートである。
【図7】 高熱容量器のATF流量を示すグラフ図であ
る。
【図8】 高熱容量のATF流量を示すグラフ図であ
る。
【符号の説明】
10 駆動系 12 内燃機関、14 回転電機、18
自動変速機、20トルクコンバータ、22 歯車変速
機部、24 油圧制御部、32 ラジエータ、38 A
TF配管、42 バイパス配管、44 蓄熱タンク(あ
るいは高熱容量器)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の経路上に設けられ、前記流体の温
    度を変化させる熱変換手段と、 温度情報を検出する手段と、 前記温度情報に基づき、前記熱変換手段を加熱モードと
    冷却モードで切り替える切替手段と、 を有することを特徴とする流体の温度調整装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記温度情報は外気温であり、 前記切替手段は、前記外気温が所定温度以上の場合には
    前記熱交換手段を冷却モードとすることを特徴とする流
    体の温度調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記温度情報は外気温であり、 前記切替手段は、前記外気温が所定温度以下の場合には
    前記熱交換手段を加熱モードとすることを特徴とする流
    体の温度調整装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記温度情報は季節情報であり、 前記切替手段は、前記季節情報が冬季の場合には前記熱
    交換手段を加熱モードとすることを特徴とする流体の温
    度調整装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記温度情報はイグニッションオン時の前記流体の温度
    であり、 前記切替手段は、前記温度が所定温度以下の場合には前
    記熱交換手段を加熱モードとすることを特徴とする流体
    の温度調整装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の装置に
    おいて、 前記熱交換手段は、蓄熱タンクを含み、 前記加熱モード時には前記蓄熱タンク内に蓄積された熱
    により前記流体を加熱し、前記冷却モード時には前記蓄
    熱タンク内に蓄積された相対的に低温の流体を放出する
    ことを特徴とする流体の温度調整装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の装置に
    おいて、 前記熱交換手段は、熱容量部材であり、 前記加熱モード時には前記熱容量部材に蓄積された熱に
    より前記流体を加熱し、前記冷却モード時には前記熱容
    量材により前記流体から熱を奪うことを特徴とする流体
    の温度調整装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の装置に
    おいて、 前記流体は駆動装置用の油であることを特徴とする流体
    の温度調整装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載の装置に
    おいて、 前記流体は変速機用の油であることを特徴とする流体の
    温度調整装置。
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