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JP2002141261A - 面位置検出装置及びその製造方法、露光装置及びその製造方法、並びにマイクロデバイスの製造方法 - Google Patents

面位置検出装置及びその製造方法、露光装置及びその製造方法、並びにマイクロデバイスの製造方法

Info

Publication number
JP2002141261A
JP2002141261A JP2000331526A JP2000331526A JP2002141261A JP 2002141261 A JP2002141261 A JP 2002141261A JP 2000331526 A JP2000331526 A JP 2000331526A JP 2000331526 A JP2000331526 A JP 2000331526A JP 2002141261 A JP2002141261 A JP 2002141261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
light
optical system
photoelectric detector
position detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000331526A
Other languages
English (en)
Inventor
Sayaka Ishibashi
さやか 石橋
Masanori Kato
正紀 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2000331526A priority Critical patent/JP2002141261A/ja
Publication of JP2002141261A publication Critical patent/JP2002141261A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の表面状態に拘わらず、投影光学系の光
軸方向における基板の位置情報を良好に検出することが
できる面位置検出装置及びその製造方法を提供し、当該
面位置検出装置を備える露光装置及びその製造方法を提
供し、更に当該露光装置を用いたマイクロデバイスの製
造方法を提供する。 【解決手段】 プレートPに検出光を照射する照射光学
系18a,19aと、プレートPからの光を所定の受光
位置に集光する検出光学系18b,19cと、上記受光
位置に配置された光電検出器18c,19dと、検出光
学系18b、19cを介して光電検出器18c,19d
に至る被検面からの光に関する光量を光電検出器18
c,19dの検出特性に基づいて調整する主制御系15
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面位置検出装置及
びその製造方法、露光装置及びその製造方法、並びにマ
イクロデバイスの製造方法に係り、特に半導体素子、撮
像素子、液晶表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等のマイク
ロデバイスをリソグラフィー工程で製造する際に、各種
のマイクロデバイスが形成される基板の表面に対して垂
直な方向の基板位置を検出する面位置検出装置及びその
製造方法、当該面位置検出装置を備える露光装置及びそ
の製造方法、並びに当該露光装置を用いてマイクロデバ
イスを製造するマイクロデバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、
又は薄膜磁気ヘッド等のマイクロデバイスの製造工程の
1つであるフォトリソグラフィ工程においては、マスク
やレチクル(以下、マスクと総称する)に形成されたパ
ターンの像を、フォレジスト等の感光剤が塗布されたウ
ェハやガラスプレート等(以下、これらを総称する場合
は、基板と称する)に転写する露光装置が用いられる。
例えば、液晶表示素子(LCD)を製造する際には、所
謂ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(以下、
ステッパと称する)が用いられることが多い。このステ
ッパは、マスク上に形成されたLCDのパターンを基板
としてのガラスプレート(以下、プレートと称する)の
所定の領域に露光した後、プレートが載置されているス
テージを一定距離だけステッピング移動させて、プレー
トの別の領域を露光し、かかる動作をプレートに設定さ
れた全ての領域に対して繰り返し行うことにより、プレ
ート全体に対してマスクに形成されたパターンの像を転
写する装置である。
【0003】上述したステッパ等の露光装置によってパ
ターンが転写された基板に対して現像処理を行うと、基
板上には転写されたパターンに応じたレジストパターン
が形成される。その後、処理工程においてこのレジスト
パターンをマスクとして基板に対するエッチング処理、
配線形成処理等の各種処理を行い、マスクのパターンに
応じたパターンを基板上に形成する。パターンが形成さ
れた基板上面には、再度感光剤が塗布され、上記工程が
数回〜数十回程度繰り返し行われる。このように、フォ
トリソグラフィ工程においては、既に基板に形成されて
いるパターン対して次に形成されるパターンの像が重ね
合わされて転写される。よって、所期の機能を有するデ
バイスを製造するためには、レチクルと基板とを高精度
に位置合わせ(アライメント)しなければならない。近
年、高密度化や低消費電力化等のためにパターンが微細
化しており、これに伴って例えば最小線幅の数分の1〜
数十分の1程度の高いアライメント精度が要求されてい
る。
【0004】また、パターンの微細化に伴い、マスクに
形成されたパターンの像を投影光学系を介して基板上に
転写する際に、基板の表面を投影光学系の結像位置に正
確に合わせ込む必要がある。このため、ステッパ等の露
光装置は投影光学系の光軸方向における基板の位置情報
を検出する面位置検出装置を備える。ステッパに備えら
れることが多い面位置検出装置は、基板表面のある一点
に対して検出光を斜め方向から入射させ、斜め方向に反
射した光束を検出して投影光学系の光軸方向における基
板表面の位置情報を検出する斜入射式の面位置検出装置
である。斜入射式の面位置検出装置は、基板の表面を被
検面として、その被検面に投射光束を斜めに投射してス
リット状の像を被検面に結像させ、その反射光を受光部
に設けられた光電検出器の検出面に再結像させることに
より、その反射光の検出面上での入射位置を検知するよ
うに構成されている。従って、被検面としての基板の表
面が投影光学系の光軸方向に変位すると、その変位に対
応して、検出面に入射する反射光像がその入射方向に対
して直交する方向に横ずれを起こすことになる。この横
ずれ量を検出することによって基板表面が投影光学系の
結像位置にあるか否かを判定することができる。
【0005】半導体素子の製造に用いられるステッパ
は、通常、比較的小さな露光領域が設定されているが、
上述した面位置検出装置の検出原理を応用して露光領域
のほぼ全面に複数のスリット像を投影し、その反射像を
検出することにより露光領域内の任意の位置における投
影光学系の光軸方向における位置情報を得る面位置検出
装置が案出されている。また、液晶表示素子の製造に用
いられるステッパは、半導体素子の製造に用いられるス
テッパにおいて設定される露光領域の2〜5倍程度の露
光領域が設定されている。液晶表示素子の製造に用いら
れる基板(プレート)は、半導体素子の製造に用いられ
る基板(ウェハ)に比較して大面積であるため、露光領
域内のほぼ全面に亘ってスリット像を投射する構成にす
ると、光学系が大型になりすぎて実際的ではない。その
上、液晶表示素子の製造において用いられる基板(プレ
ート)では基板の傾斜よりも基板表面のうねりが問題と
なるため、複数の検出点の変位位置を個々に求める上記
の方法はコスト的にも配置的にも問題がある。また、複
数の検出点を検出するために前述した斜入射式の面位置
検出装置を複数設け、各々の面位置検出装置から射出さ
れる検出光が露光領域内の異なる検出点を照射するよう
構成すれば実現可能と考えられるが、面位置検出装置が
複数設けられることになるためコスト面及び配置上の問
題がある。
【0006】これらの問題点を解決した複数の検出点を
検出する面位置検出装置が同出願人から案出されてい
る。この面位置検出装置を簡単に説明すると、矩形形状
に設定された露光領域内の対角線上に2つの検出点を設
定し、1つの照射光学系を用いてスリット像を検出点の
一方に対して斜め方向から投射し、その反射光を等倍の
リレーレンズを介して他方の検出点に斜め方向から投射
し、他方の検出点の反射光を検出光学系で検出するリレ
ー式の面位置検出装置である。かかる構成の面位置検出
装置では、スリット像が少なくとも2つの検出点に投射
されており、受光系で検出される横ずれ量は基板上に設
定された各検出点における投影光学系の結像位置からの
ずれ量が加算された量に相当するものとなる。従って、
検出されたずれ量を基板上に設定された検出点の数で除
算することにより、投影光学系の結像位置からの基板表
面のずれ量の平均値を求めることができる。以上説明し
た構成の面位置検出装置は、照射光学系及び検出光学系
をそれぞれ1つ設け、更にリレー光学系を備える構成で
あるので、装置構成を簡素化することができ、コスト面
及び配置上の問題が解消される。このリレー式の面位置
検出装置の詳細は、例えば特開平10−326745号
公報及び特開平11−8193号公報を参照されたい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した斜入射式の面
位置検出装置及びリレー式の面位置検出装置の何れの面
検出位置装置でも、被検面に対して70度〜85度程度
の入射角をもってスリット状の検出光を投射し、被検面
からの反射光を検出して基板の投影光学系の光軸方向に
おける位置情報を検出している。液晶表示素子の製造で
は、基板としてガラスのプレートが用いられ、製造工程
の1つであるリソグラフィー工程では、基板表面に対し
てエッチング処理や蒸着処理等の種々の処理が施される
ため、上記検出光に対する反射率は基板表面の状態に応
じて変化する。例えば、表面に処理が施されていない基
板(ガラスのプレート)の場合には、上記検出光の反射
率は20%程度であり、基板上にアルミニウムが蒸着さ
れている場合には、上記検出光の反射率は90%程度で
ある。従って、前述した斜入射式の面位置検出装置で
は、光電検出器の検出面に入射する光の光量は、基板の
表面状態に応じて4〜5倍程度の差がある。また、前述
したリレー式の面位置検出装置では、一方の検出点で反
射された光束を他の検出点へ斜め方向から入射させてい
るため、光電検出器の検出面に入射する光の光量の差
は、基板の表面状態に応じて20倍程度と大になる。
【0008】ところで、近年、TFT(Thin Film Tran
sistor)反射型液晶表示素子やSTN(Super Twisted
Nematic)反射型液晶表示素子等の液晶表示素子を製造
する場合には、視野角を広くするために拡散板が形成さ
れることが多い。この拡散板の表面には5μm〜10μ
m程度のドットパターンが露光処理により形成されてお
り、拡散板は、かかるドットパターンによって液晶表示
素子に入射した光を拡散させている。拡散板に形成され
たドットパターンのように、基板表面に微細な凹凸パタ
ーンが形成されている場合、面位置検出装置から射出さ
れた検出光が基板表面で散乱されるため、基板表面にお
ける検出光の反射率が低下する。例えば、ガラスのプレ
ート表面に凹凸パターンが形成されている場合の検出光
の反射率は16%〜17%程度に低下し、その分、光電
検出器の検出面に入射する光の光量が減少する。特に、
リレー式の面位置検出装置では、一方の検出点で反射さ
れた光束を他の検出点へ斜め方向から入射させているた
め、最終的に光電検出器の検出面に入射する光の光量は
極めて減少する。更に、3点以上の検出点が設定された
リレー式の面位置検出装置では、得られる光量が更に減
少することになる。
【0009】従来、面位置検出装置は、基板表面にアル
ミニウムが蒸着されている場合に得られる反射光の光量
と、表面に処理が施されていない基板から得られる反射
光の光量との何れをも検出することができる検出感度を
有する光電検出器を備えている。しかしながら、基板表
面に上述した凹凸パターンが形成されていると、反射光
の光量が少なすぎるため、検出信号がノイズ成分に埋も
れてしまい、より広いダイナミックレンジを有する光電
検出素子を用いなければ検出できないという問題があ
る。基板表面にアルミニウムが蒸着されている場合に得
られる反射光と、表面に凹凸パターンが形成されている
場合に得られる反射光とを共に検出できる広いダイナミ
ックレンジを有する光電検出素子は高価であるため好ま
しくない。
【0010】そこで、凹凸パターンが形成されていると
きに得られる反射光の光量を増加させれば、従来から用
いている光電検出器を用いても検出が可能と考えられ
る。反射光の光量を増加させるためには、基板表面に投
射するスリット像の輝度を高く設定したり、スリットの
形状を長く設定して検出光の光量そのものを増加させる
ことが考えられる。しかしながら、検出光の光量そのも
のを増加させると、表面にアルミニウムが蒸着された基
板等の高反射率の基板に対しては光電検出器の検出面に
入射する光の光量が増えすぎて光電検出器が飽和してい
まい、検出不能になるという問題がある。このように、
従来の面位置検出装置では、基板の表面状態に応じて投
影光学系の光軸方向における基板の位置情報を検出する
ことができたり、又はできなかったりという状況であっ
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、基板の表面状態に拘わらず、投影光学系の光軸
方向における基板の位置情報を良好に検出することがで
きる面位置検出装置及びその製造方法を提供し、当該面
位置検出装置を備える露光装置及びその製造方法を提供
し、更に当該露光装置を用いたマイクロデバイスの製造
方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の面位置検出装置は、被検面の位置を検出す
る面位置検出装置において、前記被検面に検出光(IL
1、IL2)を照射する照射光学系(18a、19a)
と、前記被検面からの光を所定の受光位置に集光する検
出光学系(18b、19c)と、前記受光位置に配置さ
れた光電検出器(18c、19d)と、前記検出光学系
(18b、19c)を介して前記光電検出器(18c、
19d)に至る被検面からの光に関する光量を前記光電
検出器(18c、19d)の検出特性に基づいて調整す
る光量調整手段(15)とを具備することを特徴として
いる。この発明によれば、検出光学系を介して光電検出
器に至る被検面からの光に関する光量が光電検出器の検
出特性に基づいて調整されるため、被検面(例えば、基
板の表面)の状態に拘わらず、投影光学系の光軸方向に
おける被検面の位置情報を良好に検出することができ
る。また、本発明の位置検出装置は、前記光量調整手段
(15)が、前記被検面の構造に応じて変化する前記光
電検出器(18c、19d)上での光量を前記光電検出
器(18c、19d)の検出特性に基づいて調整するこ
とを特徴としている。この発明によれば、例えば被検面
の構造に応じて反射率が大きく変化し、光電検出器上で
の光量が光電検出器で検出可能な範囲に対して過大であ
ったり、逆に過小である場合でも、被検面の構造に応じ
て変化する光電検出器上での光量が光電検出器の検出特
性に基づいて調整されるため、被検面の構造に拘わらず
投影光学系の光軸方向における被検面の位置情報を良好
に検出することができる。また、本発明の位置検出装置
は、前記光量調整手段(15)が、前記照射光学系(1
8a、19a)からの検出光(IL1、IL2)の光強
度を調整することを特徴としている。この発明によれ
ば、検出光学系を介して光電検出器に至る被検面からの
光に関する光量の調整が、照射光学系からの検出光の光
強度を調整することにより行われるため、装置構成を大
幅に変更しなくとも被検面の状態に拘わらず、投影光学
系の光軸方向における被検面の位置情報を良好に検出す
ることができる。また、本発明の位置検出装置は、前記
照射光学系(18a、19a)が、投射パターン(28
a、42a)を有する投射パターン部材(28、42)
と、前記投射パターン(28a、42a)を照明する照
明部(20、26、27、40、41)と、前記投射パ
ターン(28a、42a)を前記被検面に投射する照射
側結像系(30、31、32、44、45、46)とを
有し、前記光量調整手段(15)は、前記投射パターン
(28a、42a)の形状を可変とする形状可変部材
(29、43)を有することを特徴としている。この発
明によれば、検出光学系を介して光電検出器に至る被検
面からの光に関する光量の調整が、投射パターン部材に
形成された投射パターンの形状を変更して検出光の光量
を可変させることにより行われるため、装置構成を大幅
に変更せずに簡便な制御により、被検面の状態に拘わら
ず投影光学系の光軸方向における被検面の位置情報を良
好に検出することができる。また、本発明の位置検出装
置は、前記照射光学系(18a、19a)が、投射パタ
ーン(28a、42a)を有する投射パターン部材(2
8、42)と、前記投射パターン(28a、42a)を
照明する照明部(20、26、27、40、41)と、
前記投射パターン(28a、42a)を前記被検面に投
射する照射側結像系(30、31、32、44、45、
46)とを有し、前記光量調整手段(15)は、前記投
射パターン(28a、42a)を照明する光の強度を可
変とする光強度可変部材(24)を有することを特徴と
している。この発明によれば、検出光学系を介して光電
検出器に至る被検面からの光に関する光量の調整が、投
射パターン部材に形成された投射パターンを照明する光
の強度を可変させて検出光の光量を調整することにより
行われるため、装置構成を大幅に変更せずに簡便な制御
により、被検面の状態に拘わらず投影光学系の光軸方向
における被検面の位置情報を良好に検出することができ
る。また、本発明の面位置検出装置は、前記照射光学系
(18a、19a)により形成される前記被検面上の照
射領域からの光を前記被検面上での前記検出光学系(1
8b、19c)の検出領域へ導く光ガイド光学系(19
b)を更に有することを特徴としている。この発明によ
れば、検出光が照射された照射領域からの光を検出光学
系の検出領域へ導くことにより、照射領域における被検
面の位置ずれ量と検出領域における被検面の位置ずれ量
との和を求めている。この面位置検出装置においては、
照射領域からの光が検出領域へ導かれるため、被検面に
凹凸パターンが形成されている場合には散乱又は回折に
よって検出光学系を介して光電検出器に至る被検面から
の光に関する光量が低下する。しかしながら、検出光学
系を介して光電検出器に至る被検面からの光に関する光
量が、光電検出器の検出特性に基づいて調整されるた
め、照射領域からの光を検出領域へ導く構成であっても
被検面の構造に拘わらず投影光学系の光軸方向における
被検面の位置情報を良好に検出することができる。ま
た、本発明の面位置検出装置は、前記検出光学系(18
b、19c)が、前記被検面からの光を所定の結像位置
に結像する検出側結像系(64、65)と、前記結像位
置に配置された検出パターン(66a)を有する検出パ
ターン部材(66)と、当該検出パターン部材(66)
を介した光を前記光電検出器(18c、19d)へ導く
集光光学系(67)とを有し、前記検出パターン部材
(66)は、前記被検面と前記検出パターン(66a)
とがシャインプルーフの条件を満たすように配置されて
いることを特徴としている。また、本発明の面位置検出
装置は、前記光電検出器(18c、19d)が、前記被
検面と前記光電検出器(18c、19d)の検出面とが
シャインプルーフの条件を満たすように配置されている
ことを特徴としている。これらの発明によれば、被検面
と検出パターン部材に形成された検出パターン又は光電
検出器の検出面とがシャインプルーフの条件を満たすよ
うに配置されており、被検面に結像した検出光の像が正
確に検出パターン又は検出面に形成されるため、散乱又
は回折により生ずる被検面からの光に関する光量の減少
を防止する上で好ましい。また、本発明の露光装置は、
マスク(M)を照明する照明光学系(1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11)と、前記マスク
(M)のパターン像を基板(P)に投影する投影光学系
(PL)とを備えた露光装置であって、前記基板(P)
を保持する基板ステージ(PS)と、上記の面位置検出
装置(18、19)と、前記面位置検出装置(18、1
9)からの検出結果に基づいて前記基板ステージ(P
S)の位置を調整する調整装置(15)とを備えること
を特徴としている。この発明によれば、種々の工程を経
て被検面の状態が変化しても、被検面の状態に拘わらず
に投影光学系の光軸方向における被検面の位置情報を検
出することができる面位置検出装置を備えている。よっ
て、被検面の位置を検出することができずに一連の露光
処理が中断されるといった事態を防止できるため、製造
効率を向上させることができる。本発明のマイクロデバ
イスの製造方法は、上記の面位置検出装置(18、1
9)を用いて基板(P)の位置を検出する位置検出工程
と、前記位置検出工程の検出結果に基づいて基板(P)
の位置を調整する基板調整工程と、露光用の光をマスク
(M)に照射し、投影光学系(PL)を介して前記マス
ク(M)のパターン像を前記基板(P)に転写する転写
工程と、前記転写工程にて転写された前記基板(P)を
現像する現像工程とを含むことを特徴としている。本発
明の面位置検出装置の製造方法は、被検面に検出光(I
L1、IL2)を照射する照射光学系(18a、19
a)と、前記被検面からの光を所定位置に集光する検出
光学系(18b、19c)と、前記所定位置に配置され
た光電検出器(18c、19d)とを備えた面位置検出
装置(18、19)の製造方法において、前記光電検出
器(18c、19d)の検出特性を得る第1工程と、前
記被検面の構造に応じて変化する前記光電検出器(18
c、19d)上での光量変化を得る第2工程と、前記第
1工程にて得られた前記検出特性に関する情報と前記第
2工程にて得られた前記光電検出器(18c、19d)
上での光量変化に関する情報とに基づいて、前記照射光
学系(18a、19a)の開口数及び前記検出光学系
(18b、19c)の開口数を設定する第3工程とを含
むことを特徴としている。この発明によれば、光電検出
器の検出特性と、被検面の構造に応じて変化する光電検
出器上での光量変化とに基づいて照射光学系の開口数及
び検出光学系の開口数が設定された面位置検出装置が製
造される。よって、被検面の構造が検出光を散乱又は回
折させて反射率を低下させる構造であったとしても、照
射光学系の開口数及び検出光学系の開口数が光電検出器
の検出特性と被検面の構造に応じて変化する光電検出器
上での光量変化とに基づいて設定されているため、被検
面の位置を検出することができる。また、本発明の面位
置検出装置は、前記第3工程が、前記被検面の構造に応
じて変化する前記光電検出器(18c、19d)上での
光量が前記光電検出器(18c、19d)の検出許容範
囲となるように、前記照射光学系(18a、19a)の
開口数と前記検出光学系(18b、19c)の開口数と
を異ならせしめることが好適である。また、本発明の面
位置検出装置は、前記被検面と前記光電検出器(18
c、19d)の検出面とがシャインプルーフの条件を満
たすように、前記光電検出器(18c、19d)を設定
する第4工程を更に含むか、又は前記検出光学系(18
b、19c)内部の検出パターン部材(66)に形成さ
れた検出パターンと前記被検面とがシャインプルーフの
条件を満たすように、前記検出パターン部材(66)を
設定する第4工程を更に含むことが好適である。本発明
の露光装置の製造方法は、マスク(M)を照明する照明
光学系(1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
11)を設置する工程と、前記マスク(M)のパターン
像を基板(P)に投影する投影光学系(PL)を設置す
る工程と、前記基板(P)を保持する基板ステージ(P
S)を設置する工程と、上記の方法により製造された面
位置検出装置(18、19)を設置する工程と、前記面
位置検出装置(18、19)からの検出結果に基づいて
基板ステージ(PS)の位置を調整する調整装置(1
5)を設置する工程とを含むことを特徴としている。ま
た、本発明のマイクロデバイスの製造方法は、上記の方
法により製造された面位置検出装置(18、19)を用
いて基板(P)の位置を検出する位置検出工程と、前記
位置検出工程の検出結果に基づいて前記基板(P)の位
置を調整する基板調整工程と、露光用の光をマスク
(M)に照明し、投影光学系(PL)を介して前記マス
ク(M)のパターン像を前記基板(P)に転写する転写
工程と、前記転写工程にて転写された前記基板(P)を
現像する現像工程とを含むことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態による面位置検出装置及びその製造方法、露光装
置及びその製造方法、並びにマイクロデバイスの製造方
法について詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態
による面位置検出装置を備える本発明の一実施形態によ
る露光装置の構成を示す側面図である。本実施形態にお
いては、マスクMとして液晶表示素子のパターンが形成
されたものを用い、ステップ・アンド・リピート方式に
より、上記パターンの像をプレートPに転写する場合を
例に挙げて説明する。尚、以下の説明においては、図1
中に示されたXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直
交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明す
る。XYZ直交座標系は、X軸及びY軸がステージPS
に対して平行となるよう設定され、Z軸が基板ステージ
としてのステージPSに対して直交する方向(投影光学
系PLの光軸AXに平行な方向)に設定されている。図
中のXYZ座標系は、実際にはXY平面が水平面に平行
な面に設定され、Z軸が鉛直上方向に設定される。
【0014】楕円鏡1の第1焦点位置には、例えばg線
(436nm)及びi線(365nm)の露光光を供給
する超高圧水銀ランプ等の光源2が配置されており、こ
の光源2からの露光光は、楕円鏡1により集光されてミ
ラー3で反射された後、楕円鏡1の第2焦点位置に収斂
される。そして、コレクタレンズ4に入射して平行光束
に変換される。尚、ミラー3とコレクタレンズ4との間
には光路に対して進退自在に減光フィルタ5が配置され
る。減光フィルタ5は、ミラー3で反射された露光光の
光量を抑制するものである。また、図示は省略している
が、ミラー3とコレクタレンズ4との間の光路に所定の
波長の露光光のみを通過させる波長選択フィルタを設け
ることが好ましい。
【0015】コレクタレンズ4を透過した露光光は、フ
ライアイ・インテグレータ6にて均一な照度分布の光束
にされる。フライアイ・インテグレータ6は、多数の正
レンズ要素からなるものであり、その射出側に正レンズ
要素の数の等しい数の光源像を形成して実質的な面光源
を形成している。尚、図1においては図示を省略してい
るが、フライアイ・インテグレータ6の射出面には、照
明条件を決定するσ値(後述する投影光学系PLの瞳の
開口径に対する、その瞳面上での光源像の口径の比)を
設定するための絞り部材が配置されている。
【0016】フライアイ・インテグレータ6により形成
された多数の光源像からの光束はレンズ7を介して、開
口Sの大きさを増減させて露光光の照射範囲を調整する
ブラインド8を照射する。ブラインド8の開口Sを通過
した露光光は、レンズ9を介した後、ミラー10で反射
されてコンデンサレンズ11に入射し、このコンデンサ
レンズ11によってブラインド8の開口Sの像がマスク
ステージMS上に載置されたマスクM上で結像し、マス
クMの所望範囲が照明される。マスクステージMS上に
載置されるマスクMの交換は、不図示のマスクチェンジ
ャによって行われる。尚、楕円鏡1、光源2、ミラー
3、コレクタレンズ4、減光フィルタ5、フライアイ・
インテグレータ6、レンズ7、ブラインド8、レンズ
9、ミラー10、及びコンデンサレンズ11は照明光学
系をなす。
【0017】マスクMを載置するマスクステージMS
は、投影光学系PLの光軸AXの方向に微動可能で、且
つその光軸AXに垂直な面内で2次元移動及び微小回転
可能に構成される。マスクMには透明なガラス基板表面
にクロム等によって液晶表示素子のデバイスパターンD
P及びマスクMの位置計測用マークMMが形成されてい
る。通常、デバイスパターンDP及び位置計測用マーク
MMには描画誤差が存在し、更にマスクの位置によって
は、投影光学系PLのディストーションの影響を考慮す
る必要があるため、位置計測用マークMMはデバイスパ
ターンDPの近傍に形成される。マスクステージMSの
上方には、マスクステージMS上に載置されたマスクM
のXY面内における位置情報を計測するマスクアライメ
ントセンサ12a,12bが設けられる。このマスクア
ライメントセンサ12a,12bは、マスクMに形成さ
れた位置計測用マークMMに検知光を照射し、その反射
光を受光することにより、位置計測用のマークMMの位
置情報を計測するものであって、その計測結果を調整手
段又は調整装置の一部をなす主制御系15に出力する。
主制御系15は、マスクアライメントセンサ12a,1
2bの計測結果に基づいて、マスクMを保持するマスク
ステージMSを、図示しないリニアモータ等の駆動手段
をサーボ制御することにより、XY平面上の所望の位置
に移動させる。
【0018】照明光学系から射出された露光光がマスク
Mに照射されると、デバイスパターンDPの像は、投影
光学系PLを介して基板ステージとしてのステージPS
上に載置され、上面にフォトレジスト等の感光剤が塗布
された基板としてのプレートPに転写される。投影光学
系PLには、温度、気圧等の環境変化に対応して、結像
特性等の光学特性を一定に制御する不図示のレンズコン
トローラ部が設けられている。尚、図1においては、プ
レートPを鎖線で示してあるが、これはプレートPがス
テージPS上に載置されたときの状態を示している。
【0019】ステージPSはXY平面内においてプレー
トPを移動させるXYステージ、Z軸方向にプレートP
を移動させるZステージ、プレートPをXY平面内で微
小回転させるステージ、及びZ軸に対する角度を変化さ
せてXY平面に対するプレートPの傾きを調整するステ
ージ等から構成される。ステージPSの上面の一端には
ステージPSの移動可能範囲以上の長さを有する移動鏡
13が取り付けられ、移動鏡の鏡面に対向した位置にレ
ーザ干渉計14が配置されている。尚、図1では図示を
簡略化しているが、移動鏡13はX軸に垂直な鏡面を有
する移動鏡及びY軸に垂直な鏡面を有する移動鏡から構
成されている。また、レーザ干渉計14は、X軸に沿っ
て移動鏡13にレーザビームを照射する2個のX軸用の
レーザ干渉計及びY軸に沿って移動鏡13にレーザビー
ムを照射するY軸用のレーザ干渉計より構成され、X軸
用の1個のレーザ干渉計及びY軸用の1個のレーザ干渉
計によりステージPSのX座標及びY座標が計測され
る。また、X軸用の2個のレーザ干渉計の計測値の差に
より、ステージPSの回転角が計測される。
【0020】レーザ干渉計14によって計測されたステ
ージPSのX座標、Y座標、及び回転角の情報はステー
ジ位置情報として主制御系15に供給される。主制御系
15は供給されたステージ位置情報をモニターしつつス
テージ駆動系16へ制御信号を出力し、ステージPSの
位置決め動作を制御する。尚、図1では図示を省略して
いるが、マスクMを載置するマスクステージMSにもス
テージPSに対して設けられた移動鏡13及びレーザ干
渉計14と同様のものが設けられており、マスクステー
ジMSのXYZ位置等の情報が主制御系15に入力され
る。
【0021】本実施形態ではステージPSの大型化を避
けるため及びステージPSの移動量を極力少なくしてス
ループットの向上を図るため、ステージPS上のプレー
トPが載置される位置に突没自在に構成した基準反射板
FM0〜FM2を設けている。この基準反射板FM0〜
FM2は、後述する面位置検出装置18及び面位置検出
装置19の零点を較正するためのものである。図2は、
ステージPSに設けられた基準反射板FM0〜FM2の
配置を示すステージPSの上面図である。尚、図2は、
ステージPSの中心位置が投影光学系PLの露光領域の
中心位置に配置されている状態を示している。図2に符
号ERを付して示した矩形形状の領域は、投影光学系P
Lの露光領域であり、一辺が百数十ミリメートル程度に
設定される。ステージPSがXY平面内において移動す
ると基準反射板FM0〜FM2も移動するが、露光領域
ERの位置は移動しない。
【0022】図2に示したように基準反射板FM0〜F
M2は、X軸及びY軸に対して45度の角をなすX1軸
方向に配列され、上面形状が略円形形状のガラス板を有
する部材である。基準反射板FM1と基準反射板FM2
とは投影光学系PLの露光領域ERの対角線の長さ程度
の距離をもって離間されており、基準反射板FM0は基
準反射板FM1と基準反射板FM2との間に配置されて
いる。尚、図2において、符号A1を付した矩形形状の
領域は、X1軸方向の頂点が基準反射板FM1,FM2
の中心位置に配置された面位置検出装置19の検出領域
を示す。基準反射板FM0〜FM2はステージPSに対
して突出した状態にあるときに、その上面がステージP
SにプレートPが載置されたときのプレートPの表面位
置とほぼ同一となるよう設計されている。更に、基準反
射板FM0〜FM2は、プレートPをステージPS上に
載置したときの平坦度を悪化させないために、上面が5
ミリメートル程度の寸法に形成される。
【0023】図1に戻り、投影光学系PLの側方には、
ステージPS上に載置されたプレートPの位置情報を計
測するプレートアライメントセンサ17a〜17dが設
けられる。尚、図1においては図示の都合上プレートア
ライメントセンサ17a,17bのみを図示している。
このプレートアライメントセンサ17a〜17dは、計
測領域が投影光学系PLの露光領域外に設定され、投影
光学系PLを介することなく直接プレートPに形成され
た位置計測用のマークの位置情報を計測する所謂オフ・
アクシス方式のアライメントセンサである。
【0024】プレートアライメントセンサ17a〜17
dは、レーザ光をプレート上に形成されたドット列のマ
ークに照射し、回折・散乱された光を利用してそのマー
クの位置情報を計測する所謂LSA(Laser Step Align
ment)方式のアライメントセンサ、及び、ハロゲンラン
プ等の波長帯域幅の広い光源を用いてマークを照明し、
その結果得られたマークの像を画像信号に変換した後、
画像処理してマークの位置情報を求める所謂FIA(Fi
eld Image Alignment)方式のアライメントセンサ何れ
でも良いが、スループットを向上させるために、位置計
測時にステージPSを走査移動させる必要がないFIA
方式のアライメントセンサとすることが好ましい。ま
た、複数のプレートアライメントセンサ17a〜17d
を設ける理由は、ステージPSの移動量を少なくしてス
ループットの向上を図るためである。
【0025】更に、本実施形態の露光装置は、プレート
PのZ軸方向の位置情報を検出する本発明の実施形態に
よる面位置検出装置18と面位置検出装置19とを、投
影光学系PLの側方に備える。面位置検出装置18は、
露光領域ERのほぼ中心位置におけるプレートPのZ軸
方向の位置情報を検出するのに対して、面位置検出装置
19は、露光領域ERの隅部に設定された2点における
プレートPのZ軸方向の位置情報を検出する(図2参
照)。尚、図1においては面位置検出装置18が備える
照射光学系18a、検出光学系18b、及び光電検出器
18c、並びに、面位置検出装置19が備える照射光学
系19a、光ガイド光学系19b、検出光学系19c、
及び光電検出器19dを簡略化して図示している。
【0026】次に、面位置検出装置18及び面位置検出
装置19の構成について説明する。図3は、面位置検出
装置18の構成を示す図である。尚、図3は図1に示し
たX軸及びY軸に対して45度の角をなすX1軸方向に
面位置検出装置18を見た矢視図である。図3におい
て、20は光源部であり、ハロゲンランプ21、コレク
タレンズ22、波長選択フィルタ23、減光フィルタ2
4、コンデンサレンズ25、及びライトガイド26の一
端26aを含んで構成される。ハロゲンランプ21は、
プレートP上に塗布されたフォトレジスト等の感光剤を
感光しない500〜800nmの広い波長域の光を射出
する。ハロゲンランプ21はコレクタレンズ22の焦点
位置に配置され、ハロゲンランプ21から射出された光
束の内、コレクタレンズ22に入射した光束は平行光束
に変換される。コレクタレンズ22により平行光に変換
された光束は波長選択フィルタ23を通過して検出光と
して必要となる波長域の光が選択される。波長選択フィ
ルタ23は、赤外線吸収フィルタ、短波長カットフィル
タ、及び長波長カットフィルタを含んで構成される。
【0027】波長選択フィルタ23を通過した光束は減
光フィルタ24に入射する。減光フィルタ24は、後述
する送光スリット28を照明する光の強度を可変するた
めのものである。減光フィルタ24は、減光率が異なる
複数のフィルタを有し、これらフィルタが光路に対して
進退自在に配置される。減光率が異なる複数のフィルタ
の内、何れか1つのフィルタを択一的に光路に配置する
ことで送光スリット28を照明する光の強度を可変して
も良く、光路に配置する減光フィルタの組み合わせを変
えることにより可変しても良い。減光フィルタ24の減
光率は、光電検出器18cの検出結果に応じて主制御系
15によって制御される。コンデンサレンズ25の結像
位置にはライトガイド26の入射端26aが位置決めさ
れており、コンデンサレンズ25によって集光された光
束が入射端26aからライトガイド26内に入射する。
ライトガイド26に入射した光束は、ライトガイド26
内を伝播して射出端26bから射出される
【0028】ライトガイド26の射出端26bから射出
された光束は、コンデンサレンズ27を介して投射パタ
ーンとしての送光スリットが形成された送光スリット板
(投射パターン部材)28を照明する。ここで、コンデ
ンサレンズ27は、後述する開口絞り31に光源(ライ
トガイド26の射出端26b)の像を形成するよう設定
されているため、送光スリット板28をケーラー照明す
る。図4は、送光スリット板28の構成を示す図であ
る。送光スリット板28は例えば透明ガラス基板にクロ
ム等の遮光用の金属を蒸着してなり、投射パターンとし
ての送光スリット28aが形成されている。送光スリッ
ト板28に形成された送光スリット28aは、長手方向
がX1方向に設定されて光路中に配置される。送光スリ
ット板28を照明する光は送光スリット28aの形状に
整形される。
【0029】送光スリット板28の近傍には、送光スリ
ット28aの形状を可変とする形状可変部材としての可
変絞り29が設けられる。送光スリット板28に形成さ
れた送光スリット28aの形状は固定である(可変する
ことはできない)が、可変絞り29の開口部S1の径を
変化させることによって、実質的に送光スリット28a
のX1軸方向の長さ(以下、スリット長という)を調整
することができる。可変絞り29を用いてスリット長を
可変する理由はプレートPに照射する検出光IL1の光
量を調整するためである。可変絞り29の開口部S1の
径は、主制御系15により制御される。
【0030】尚、本実施形態では、説明の簡単のために
可変絞り29の開口部S1の径を可変することにより送
光スリット28aの形状(スリット長)を実質的に可変
する場合を例に挙げて説明するが、スリット幅を可変す
るようにしても良い。この場合には、例えば可変絞り2
9に代えて送光スリット板28に平行な面内において、
1辺がX1軸方向に設定された2枚の可動板を配置し、
これらのX1軸方向に対して直交する方向の間隔を可変
することによりスリット幅を可変する。更に、スリット
長及びスリット幅を共に可変させるようにしても良い。
また、本実施形態では、可変絞り29や可動板を送光ス
リット板28の近傍に配置した例を示すが、リレー光学
系を用いて光学的に送光スリット板28と共役となる位
置に配置しても良い。
【0031】送光スリット板28及び可変絞り29を順
に通過した光は、偏向ミラー30によって偏向された
後、開口絞り31及び対物レンズ32を介し、検出光I
L1として基準面FP1に対して斜め方向から基準面F
P1内に設定された検出点SP0に入射する。ここで、
基準面FP1は、図2を用いて説明した基準反射板FM
0〜FM2の上面を含む面に設定されている。対物レン
ズ32は、検出点SP0と送光スリット板28とを光学
的に共役にしているため、プレートPの表面位置が基準
面FP1と一致している場合には送光スリット28aの
像(可変絞り29によってスリット長が可変されている
場合には、可変されたスリット長に応じた像。以下同
じ)がプレートPの表面に結像する。
【0032】尚、以上説明した光源部20、ライトガイ
ド26、コンデンサレンズ27、送光スリット板28、
可変絞り29、偏向ミラー30、開口絞り31、及び対
物レンズ32は、図1に示した照射光学系18aをな
す。また、これらの内、光源部20、ライトガイド2
6、及びコンデンサレンズ27は本発明にいう照明部を
なし、偏向ミラー30、開口絞り31、及び対物レンズ
32は本発明にいう照射側結像系をなす。照射光学系1
8aは、スリット長を最大としたときにケラレがないよ
うに有効径が確保され、更にスリット長を最長とした場
合の収差も考慮して設計される。また、上記の開口絞り
31は、照射光学系18aの開口数を調整するために設
けられ、更に照射光学系18aがプレートP側でテレセ
ントリック光学系を構成するよう、対物レンズ32の前
側焦点位置に設けられている。
【0033】プレートPによって反射された検出光IL
1は、対物レンズ33、開口絞り34、振動ミラー3
5、可変絞り36、受光スリット板37、及び集光レン
ズ38を順に介して光電検出器18cに至り、光電変換
される。検出パターン部材としての受光スリット板37
に形成された検出パターンとしての受光スリットは、送
光スリット板28に形成される送光スリット28aと同
様に長手方向がX1軸方向に設定される。また、可変絞
り36は、受光スリット板37に形成された受光スリッ
トのスリット長を可変するために設けられる。前述した
ように照射光学系18aは、主制御系15によって開口
部S1の径が制御される可変絞り29を用いて送光スリ
ット28aのスリット長を可変して検出光IL1の光量
を調整する構成であった。照射光学系18aに設けられ
た可変絞り29と同様の可変絞り36を受光スリット板
37の近傍に設けることで、プレートPからの反射光の
内、光電検出器18cに入射する反射光の光量を調整す
ることができる。この可変絞り36の径は可変絞り29
と同様に主制御系15によって制御される。
【0034】このように、照射光学系18a内に設けら
れた可変絞り29を用いて送光スリット28aのスリッ
ト長を可変したり、受光スリット板37に形成された受
光スリットのスリット長を可変する理由は、プレートP
の表面状態に応じて光電検出器18cに入射する反射光
の光量の差が大きいときに、光電検出器18cの検出特
定に基づいて光電検出器18cに入射する反射光の光量
を調整するためである。尚、対物レンズ33、開口絞り
34、振動ミラー35、可変絞り36、受光スリット板
37、集光レンズ38は図1に示した検出光学系18b
をなす。また、これらの内、対物レンズ33、開口絞り
34、及び振動ミラー35は本発明にいう検出側結像系
をなし、集光レンズ38は本発明にいう集光光学系をな
す。上記の開口絞り33は、検出光学系18bの開口数
を調整するために設けられ、更に検出光学系18bがプ
レートP側でテレセントリック光学系を構成するよう、
対物レンズ33の後側焦点位置に設けられている。
【0035】ここで、以上の構成による面位置検出装置
18の検出原理について説明する。検出動作を行ってい
る間、振動ミラー35は図3中の符号d1が付された方
向(X1軸の周り)に振動する。振動ミラー35が振動
することによりプレートPの表面で反射された送光スリ
ット28aの像は、受光スリット板37に形成された受
光スリットに対して振動する。従って、光電検出器18
cは、受光スリット板37及び集光レンズ38を通過し
た光を光電検出し、光電検出器18cから出力される信
号に基づいて主制御系15が所謂同期検波の手法によっ
てプレートPの表面の位置を検出する。
【0036】以上、面位置検出装置18の構成及び検出
原理について簡単に説明したが、次に面位置検出装置1
9について説明する。図5は、面位置検出装置19の構
成を示す斜視図である。面位置検出装置19は、図3に
示した光源部20と同様の光源部が別途設けられている
か、又は面位置検出装置19と光源部20を共用する構
成である。以下では、光源部20と同様の光源部が別途
設けられている場合を例に挙げて説明する。図示せぬ光
源部からはライトガイド40を介して光が供給されてい
る。
【0037】ライトガイド40の射出端40bから射出
された光束は、コンデンサレンズ41を介して投射パタ
ーンとしての送光スリットが形成された送光スリット板
(投射パターン部材)42を照射する。ここで、コンデ
ンサレンズ41は、後述する開口絞り44に光源(ライ
トガイド40の射出端40b)の像を形成するよう設定
されており、送光スリット板42をケーラー照明する。
送光スリット板42の近傍には、送光スリット42aの
形状を可変とする形状可変部材としての可変絞り43が
設けられる。送光スリット板42に形成された送光スリ
ット42aの形状は固定である(可変することはできな
い)が、可変絞り43の開口部の径を変化させることに
よって、実質的に送光スリット42aのX1軸方向の長
さ(以下、スリット長という)を調整することができ
る。可変絞り43を用いてスリット長を可変する理由は
プレートPに照射する検出光IL2の光量を調整するた
めである。可変絞り43の開口部の径は、主制御系15
により制御される。尚、面位置検出装置18の場合と同
様にスリット長ではなくスリット幅を可変する構成とし
ても良く、更にスリット長及びスリット幅を共に可変す
る構成としてもよい。また、可変絞り43は、リレー光
学系を用いて光学的に送光スリット板42と共役となる
位置に配置しても良い。
【0038】送光スリット板42及び可変絞り43を順
に通過した光は、開口絞り44及び対物レンズ46を介
した後、検出光IL2として基準面FP1(図3参照)
に対して斜め方向から基準面FP1内に設定された検出
点SP1に入射する。対物レンズ46は、検出点SP1
と送光スリット板42とを光学的に共役にしているた
め、プレートPの表面位置が基準面FP1と一致してい
る場合には送光スリット42aの像(可変絞り43によ
ってスリット長が可変されている場合には、可変された
スリット長に応じた像。以下同じ)がプレートPの表面
に結像する。
【0039】尚、以上説明した図示せぬ光源部、ライト
ガイド40、コンデンサレンズ41、送光スリット板4
2、可変絞り43、開口絞り44、偏向ミラー45、及
び対物レンズ46は、図1に示した照射光学系19aを
なす。また、これらの内、図示せぬ光源部、ライトガイ
ド40、及びコンデンサレンズ41は本発明にいう照明
部をなし、開口絞り44、偏向ミラー45、及び対物レ
ンズ46は本発明にいう照射側結像系をなす。照射光学
系19aは、スリット長を最大としたときにケラレがな
いように有効径が確保され、更にスリット長を最大とし
た場合の収差も考慮して設計される。また、上記の開口
絞り44は、照射光学系19aの開口数を調整するため
に設けられ、更に照射光学系19aがプレートP側でテ
レセントリック光学系を構成するよう、対物レンズ46
の前側焦点位置に設けられている。
【0040】検出点SP1で反射された光束の進行方向
には、リレーレンズ47が配置され、その先にリレーレ
ンズ47の光軸をX1軸に平行な方向に偏向するミラー
48が配置されている。また、ミラー48のX1軸方向
には光軸を更に検出点SP2に向けて偏向するミラー4
9が配置され、ミラー49と検出点SP2との間には、
リレーレンズ50が配置されている。尚、リレーレンズ
47、ミラー48、ミラー49、及びリレーレンズ50
は、面位置検出装置19が備える光ガイド光学系19b
をなすものであり、検出点SP1と検出点SP2とを光
学的に共役としている。よって、前述したように検出点
SP1には送光スリット板42のスリット像が投射され
ているので、送光スリット板42に形成されたスリット
像とほぼ同様のスリット像が検出点SP2にも投射され
る。このように、光ガイド光学系19bは、1つの検出
点SP1からの反射光をプレートPの表面に対して斜め
方向から他の検出点SP2を照射させることにより検出
光IL2を経由する。尚、光ガイド光学系19bは、両
側テレセントリックとなるように配置することが好まし
く、更に、ほぼ等倍であることが必要である。
【0041】検出点SP2において反射された光束は、
対物レンズ51、振動ミラー52、及び開口絞り53、
及び可変絞り54を順に介して受光スリット板55に至
る。その後、集光レンズ56を介して光電検出器57に
よって光電変換される。受光スリット板55に形成され
た受光スリット55aは、送光スリット板42に形成さ
れる送光スリット42aと同様に長手方向がX1方向に
設定される。尚、対物レンズ51、振動ミラー52、視
野絞り53、可変絞り54、受光スリット板55、及び
集光レンズ56は面位置検出装置19の検出光学系19
c(図1参照)をなす。また、これらの内、対物レンズ
51、振動ミラー52、及び開口絞り53は本発明にい
う検出側結像系をなし、集光レンズ56は本発明にいう
集光光学系をなす。上記の開口絞り53は、検出光学系
19cの開口数を調整するために設けられ、更に検出光
学系18cがプレートP側でテレセントリック光学系を
構成するよう、対物レンズ51の後側焦点位置に設けら
れている。
【0042】面位置検出装置19の検出原理は、前述し
た面位置検出装置18の検出原理と同様である。以上の
構成による面位置検出装置19は、検出点SP1におけ
る基準面FP1(図3参照)からのZ軸方の位置ずれと
検出点SP2における基準面FP1からのZ軸方の位置
ずれとを加算した位置ずれを検出する。ここで、面位置
検出装置19が検出点SP1及び検出点SP2における
基準面FP1からのZ軸方の位置ずれを加算した位置ず
れを検出する原理について簡単に説明する。図5におい
て、送光スリット板42から受光スリット55までの検
出光IL2の進む方向を示すために主光線に矢印を付し
てある。また、L0は検出点SP1に投射される検出光
IL2の主光線を示し、L1は、検出領域A1の面がプ
レートPの表面と同一であり、検出点SP1及び検出点
SP2が共にプレートPの表面に配置されているときの
主光線を示し、L2は検出領域A1の面に対してプレー
トPの表面がZ軸方向に位置ずれして配置されていると
きの主光線を示している。
【0043】いま、図5において、プレートPの表面が
検出領域A1の面に対してZ軸方向にΔZだけ下方向
(投影光学系PLから離れる方向)に配置されている場
合を考える。プレートPの表面が基準面FP1と同一に
配置されている状態で、プレートPの表面で反射した場
合は、当然ながら受光スリット板55上に形成される送
光スリット42aの像の位置は変化しない。しかしなが
らプレートPが基準面FP1からΔZだけ下方にずれて
いたとすれば、検出光IL2は検出点SP1で反射され
ず、検出点SP1からずれた位置R1で反射され、この
ときの主光線L2は図示した通り、主光線L1の位置か
ら−Z軸方向へずれてリレーレンズ47を介してミラー
48へ入射する。
【0044】主光線L2がミラー48で反射されると、
リレーレンズ47の瞳位置P1にて主光線L1と交差
し、主光線L1よりも+Z軸方向の位置においてミラー
49で反射される。よって、主光線L2は主光線L1よ
りも+Z軸方向にずれてリレーレンズ50へ入射する。
この主光線L2は、リレーレンズ50を通過し、主光線
L1よりも+Z軸方向に位置したまま進むが検出点SP
2は通過しない。これは、検出光IL2が検出点SP1
で反射されず検出点SP1からずれた位置R1で反射さ
れたためである。また、リレーレンズ50を通過したし
た主光線L2は、検出点SP2を通過しないのみなら
ず、プレートPが基準面FP1からずれている分、更に
ずれた位置R2において反射される。従って、受光スリ
ット板55に形成されるスリット像は、検出点SP1に
おけるプレートPの基準面からのずれ量ΔZと、検出点
SP2におけるプレートPの基準面からのずれ量ΔZと
の和に応じた分だけずれたものとなる。このようにし
て、面位置検出装置19は検出点SP1及び検出点SP
2における基準面からのZ軸方の位置ずれを加算した位
置ずれを検出する。
【0045】図6は、面位置検出装置18及び面位置検
出装置19の配置を示す上面図である。図6に示すよう
に面位置検出装置18及び面位置検出装置19は、X軸
方向及びY軸方向に対してほぼ45度の角度をもって検
出光IL1,IL2をそれぞれ射出する。ここで、面位
置検出装置18及び面位置検出装置19がX軸方向及び
Y軸方向に対してほぼ45度の角度をもって検出光IL
1,IL2をそれぞれ射出するよう配置される理由につ
いて説明する。通常、プレートP上に形成されるパター
ンは互いに直角をなす縦横の直線を主な構成要素として
いるため、X軸方向に長手方向を有するパターンとY軸
方向に長手方向を有するパターンとがプレートP上に多
数形成されることになる。前述のように、面位置検出装
置18及び面位置検出装置19はスリット像を検出光I
L1,IL2としてプレートP上に投射する。ここで、
投射されるスリットの像の長手方向が、このような縦横
の直線方向と一致しないように投射することで、パター
ンによる明暗や、反射率の不均一さを平均化して表面位
置の検出精度を向上させている。尚、X軸となす角は4
5度であることが望ましいが、パターンの縦と横の線を
横断してスリットの像が結像されればよいので、90度
以外の角度、例えば30度や60度であってもよい。
【0046】以上、本発明の実施形態による面位置検出
装置の構成及び露光装置の全体構成について説明した
が、次に本発明の一実施形態による露光装置の動作の概
略について説明する。本発明の一実施形態による露光装
置は、表面状態の異なるプレートPを用いて、本発明の
実施形態による面位置検出装置18が備える光電検出器
18cに入射する光の光量及び面位置検出装置19が備
える光電検出器19dに入射する光の光量を、光電検出
器18cの検出特性及び光電検出器19dの検出特性各
々に応じて調整している。つまり、プレートPの表面状
態に応じて光電検出器18c及び光電検出器19dに入
射する光の光量が、光電検出器18c及び光電検出器1
9dを飽和させてしまう光量である場合には、例えば検
出光IL1,IL2のスリット像の長さを短く調整し、
逆に光量不足の場合には検出光IL1,IL2のスリッ
ト像の長さを長く短く調整している。この調整値は、プ
ロセス毎に記憶される。
【0047】露光処理を行う前には、予め基準反射板F
M0〜FM2をステージPSの上面に突出させて面位置
検出装置18及び面位置検出装置19の零点を較正して
おく。尚、スリット幅等を可変とする毎に零点較正を行
っておくことが好ましい。この零点較正はロット毎やプ
ロセス毎に行っても良い。この較正は例えば1ロット分
のプレートPを処理する毎に行われる。露光処理を行う
場合には、デバイスパターンDP及び位置計測用のマー
クMMが形成されたマスクMをマスクステージMS上に
載置する。そして、マスクアライメントセンサ12a,
12bを用いてマスクMに形成された位置計測用のマー
クMMの位置情報を計測して、マスクステージMS上の
マスクMの位置を調整する。また、図示せぬ計測装置を
用いてマスクMに形成されたパターンの投影像の中心
(露光中心)及びプレートアライメントセンサ17a〜
17d各々の計測中心を求める。そして、得られた露光
中心とプレートアライメントセンサ17a〜17dの計
測中心とからベースライン量を求める。
【0048】次に、基準反射板FM0〜FM2をステー
ジPS内に没入させた後に、プレートPをステージPS
上に載置し、プレートPに形成されたマーク(図示省
略)のXY面内における位置情報をプレートアライメン
トセンサ17a〜17dで計測し、更にプレートPのZ
軸方向の位置情報を位置検出装置18及び面状態検出装
置19で検出する。主制御系15はプレートアライメン
トセンサ17a〜17dの計測結果及び前述したベース
ライン量に基づいて、プレートPの所定領域と露光領域
ERとの位置合わせを行う。また、面位置検出装置18
及び面位置検出装置19を用いて投影光学系PLの光軸
方向におけるプレートPの表面位置情報を検出する。こ
のとき、主制御系15は、予め記憶している調整値に基
づいて、プロセス毎にプレートPの表面状態に応じて減
光フィルタ24の減光率を制御して、検出光IL1,I
L2の光量を調整したり、スリット長を可変させること
により検出光IL1,IL2の光量を調整した上で検出
を行う。その後、主制御系15は面位置検出装置18及
び面位置検出装置19の検出結果に基づいて、プレート
Pの表面を投影光学系PLの結像位置に合わせ込む。
【0049】そして、露光光をマスクMに照射し、投影
光学系PLを介してデバイスパターンDPの像をプレー
トPの所定領域に転写する。プレートPのある領域に対
して転写が終了するとマスクステージMS上のマスクM
が交換され、新たにマスクステージMS上に載置された
マスクMに形成された位置計測用のマークMMをマスク
アライメントセンサ12a,12bで計測してマスクM
の位置調整が行われる。また主制御系15はステージP
SをXY面内において移動してプレートPの他の領域を
露光領域ERに位置合わせして、新たなマスクMの像を
転写する。かかる動作が繰り返されてプレートP全面が
露光される。
【0050】以上、露光装置の動作の概略について説明
したが、上述した本実施形態の面位置検出装置18で
は、主制御系15が減光フィルタ24の減光率を制御し
て、面位置検出装置18に設けられた送光スリット板2
8を照明する光の強度を調整することにより、検出光I
L1の光量を調整している。面位置検出装置19におい
ても同様に、送光スリット板42を照明する光の強度を
調整することにより、検出光IL2の光量を調整してい
る。その結果、光電検出器18c,19dに入射する光
の光量が調整される。また、面位置検出装置18及び面
位置検出装置19は、主制御系15が可変絞り29又は
可変絞り43の開口の径を制御してスリット長を調整す
ることにより、検出光IL1,IL2の光量を調整して
いる。その結果、光電検出器18c,19dに入射する
光の光量が調整される。更に、主制御系15が可変絞り
36,54の開口の径を制御することにより光電検出器
18c,19dに入射する反射光の光量を調整してい
る。
【0051】スリット長を可変して照明光IL1,IL
2の光量を制御する場合において、例えば、面位置検出
装置19を用いて検出光IL2に対する表面の反射率が
15%程度の拡散板等の面位置を検出する場合には、処
理が施されていないプレートPの表面(検出光IL1,
IL2に対する反射率が20%程度)を検出する場合の
スリット長に対して40%程度スリット長を長く設定す
る。このように、プレートPの表面状態に応じて、光電
検出器19dの検出面に入射する反射光の光量を光電検
出器19dの検出特性に応じて調整する。逆に、プレー
トPの表面にアルミニウムが蒸着され、検出光IL2に
対する反射率が高い場合にはスリット長を短くすること
により光電検出器19dの検出面に入射する反射光の光
量を調整しても良い。かかる調整は、送光スリット板2
8,42を照射する光量を可変して検出光IL1,IL
2の光量を調整する場合や、可変絞り36,54の開口
の径を可変して光電検出器18c,19dに入射する反
射光の光量を制御する場合も同様に行われる。
【0052】以上の制御は、検出するプレートPの表面
状態に応じて動的に行われる。つまり、各プロセス毎に
検出対象のプレートPの表面状態の変化によって得られ
る光量の変化分を予め計測して、プレートPの投影光学
系PLの光軸AX方向の位置情報を検出するために必要
なスリット長等の増加分又は減少分を求めておく。そし
て、プロセスが開始される直前に、プロセス毎にスリッ
ト長等を可変することにより、光電検出器18c,19
dに入射する反射光の光量を調整する。このような制御
を行うことにより、プレートPの表面状態に拘わらず、
投影光学系PLの光軸AX方向に対するプレートPの位
置情報を良好に検出することができる。
【0053】ところで、プレートP上に微細な凹凸パタ
ーンが形成されている場合には、検出光IL1,IL2
がプレートPの表面で散乱又は回折されるため、光電検
出器18c,19dの検出面に入射する反射光の光量が
減少する。図7は、プレート表面で斜め方向から入射す
る光束が反射及び散乱される様子を示す図である。図7
において、符号IFを付した線はプレートPの表面に対
して斜め方向からθ1の入射角をもって入射する光束を
示している。また、RFはθ2(=θ1)の反射角をもっ
て反射される正反射光、SF1はθ21の散乱角で散乱さ
れる散乱光、及びSF2はθ22の散乱角で散乱される散
乱光を示している。このように、プレートPの表面に微
細な凹凸パターンが形成されていると、入射する線状の
光束IFは、例えば(θ21−θ22)の広がり角をもって
反射されて正反射光RFの光量が低下するため、18
c,19dの検出面に入射する反射光の光量が減少す
る。
【0054】よって、面位置検出装置18の照射光学系
18a及び検出光学系18bの開口数、又は面位置検出
装置19の照射光学系19a及び検出光学系19cの開
口数を工夫することで、プレートPの表面状態によって
得られる光量の差を少なく設定することが好ましい。例
えば、図7に示した散乱光、又は回折光を検出光学系1
8b,19cで多く取り込むことにより、光電検出器1
8c,19dの検出面に入射する光量を増加させて、プ
レートPの表面が高反射率を示すときに得られる光量と
の差を少なく設定すれば、プレートPの表面状態に拘わ
らず光電検出器18c,19dで検出が可能となる。仮
に、開口数を工夫してもプレートPの表面状態によって
検出できたり、検出できない場合があるときは、前述し
たスリット長や照明光IL1,IL2の光量を調整すれ
ばよい。
【0055】以下、面位置検出装置18が備える照射光
学系18a及び検出光学系18bの開口数、又は面位置
検出装置19が備える照射光学系19a及び検出光学系
19cの開口数の設定方法について説明する。尚、照射
光学系18aの開口数は開口絞り31によって規定さ
れ、検出光学系18bの開口数は開口絞り34によって
規定される。また、照射光学系19aの開口数は開口絞
り44によって規定され、検出光学系19cの開口数は
開口絞り53によって規定される。
【0056】いま、プレートPの表面に形成される微細
な凹凸パターンを図8に示す周期構造とみなして考察す
る。図8は、プレートPの表面に形成される微細な凹凸
パターンを周期的な構造を有するパターンとみなしたと
きの構造を示す図である。尚、説明の簡単化のために、
プレートPの表面内、つまりX軸方向及びY軸方向の両
方に図8に示した周期構造が二次元的に形成されている
とする。また、図8に示したように、プレートPの表面
には、周期Λの矩形パターンが形成されているとする。
換言すると、X軸方向及びY軸方向の寸法がΛ/2の直
方体のパターンがΛのピッチをもってX軸方向及びY軸
方向それぞれに配列されているものとする。また、以下
の説明では、説明の簡単化のため、面位置検出装置18
の照射光学系18a及び検出光学系18bの開口数を設
定する場合を例に挙げて説明する。尚、面位置検出装置
19照射光学系19a及び検出光学系19cの開口数の
開口数を設定する場合も同様に行われる。
【0057】まず、理解を容易にするため、照射光学系
18aの開口数を考慮しない場合を考える。いま、図7
と同様に、線状の光束が図8に示したパターンが形成さ
れたプレートPの表面に斜め方向から入射する場合を考
える。入射する光束の波長(検出光IL1の波長)をλ
とすると、一次回折光の回折角φ1は以下の〔1〕式で
表される。 sinφ1=λ/Λ ……〔1〕 また、その強度I1は、0次回折光の強度をI0とする
と、 I1=4×I0/π2 ≒0.4×I0 ……〔2〕 である。
【0058】図9は、線状の光束が図8に示したパター
ンが形成されたプレートPの表面に入射したときに得ら
れる検出光学系18bの瞳面上での光強度分布を示す図
である。図9の横軸にはsinφをとり(φ:回折光の
回折角)、縦軸には光強度をとっている。図9におい
て、符号C0、C1、及びC2を付して示した尖塔状の
分布は、線状の光束を図8に示したパターンが形成され
たプレートPの表面に斜め方向から入射させたときに得
られる0次回折光、+1次回折光、及び−1次回折光の
分布をぞれぞれ示している。上記〔1〕式に示したよう
に、+1次回折光はsinφ1=λ/Λを満たす回折角
で回折され、−1次回折光はsinφ2=−λ/Λを満
たす回折角で回折される。尚、図9においては、0次回
折光の回折角を0度に設定している。ここでφ2は、−
1次回折光の回折角である。また、+1次回折光の光強
度及び−1次回折光の光強度は、上記〔2〕式を満た
し、0次回折光の光強度のほぼ0.4倍の光強度となっ
ていることが分かる。尚、図9において、符号C100
を付した曲線は、1辺がΛ/2の矩形形状の開口に線状
の光束を入射させたときに得られる回折光の分布を示
す。開口が1つのみの場合には、図9に示したようにs
inc関数に従う連続した回折光が得られる。図8に示
した周期的なパターンの場合には、回折条件が満足され
ない方向に回折された光は互いに弱め合うため、回折条
件を満足する方向に回折された光のみが得られる。この
ために、図9中符号C0、C1、及びC2を付した尖塔
形状の分布となる。
【0059】次に、照射光学系18aの開口数を考慮し
た検出光学系18bの瞳面上での光強度分布について考
察する。以下では照射光学系18aの開口数をa、検出
光学系18bの開口数をbとする。図10は、照射光学
系18aの開口数を変化させたときに検出光学系18b
の瞳面上での光強度分布が変化する様子を示す図であ
り、(a)は、照射光学系18aの開口数aがa≦λ/
(2・Λ)に設定された場合、(b)は、照射光学系1
8aの開口数aがλ/(2・Λ)≦a≦λ/Λに設定さ
れた場合、(c)は、照射光学系18aの開口数aがλ
/Λ≦aに設定された場合の検出光学系18bの瞳面上
での光強度分布を示す図である。図10(a)〜図10
(c)に示した図の横軸は、図9と同様にsinφをと
り、縦軸はプレートPの表面に微細な凹凸パターンが形
成されている場合に得られる0次回折光の光強度を1と
したときの相対強度をとっている。尚、図10において
は、検出光学系18bの開口数を無限大に設定してい
る。
【0060】図10(a)に示すように、照射光学系1
8aの開口数を増大させると、0次回折光C01はsi
nφ=0を中心として幅が広がった分布となり、同様に
+1次回折光C11はsinφ=λ/Λを中心として幅
が広った分布となり、−1次回折光C21はsinφ=
−λ/Λを中心として幅が広がった分布となる。照射光
学系18aの開口数を考慮すると、検出光IL1は照射
光学系18aの開口数の分だけ、検出光IL1の入射角
に幅があるため、その分検出光学系18bに入射する反
射光の反射角も幅が生じ、その結果として、0次回折光
C01、+1次回折光C11、及び−1次回折光C21
は、図10(a)に示した幅をもった分布となる。
【0061】通常、従来の面位置検出装置は、照射光学
系の開口数と検出光学系の開口数とは同一に設定されて
いるため0次回折光C01のみを受光することになる。
尚、図10(a)において符号C50を付して実線で示
した分布は、プレートPの表面に凹凸パターンが形成さ
れていないときに得られる反射光の分布である。尚、図
10(b)及び図10(c)においても、プレートPの
表面に凹凸パターンが形成されていないときに得られる
反射光の分布を実線で示す。図10(a)に示したよう
に、プレートPの表面に凹凸パターンが形成されていな
いときに得られる反射光は、凹凸パターンが形成されて
いる場合に比べて強度が約1.25倍高く、+1次回折
光及び−1次回折光の何れも生じていない。これに対
し、プレートPの表面に微細な凹凸パターンが形成され
ていると、0次回折光C01の光強度は、凹凸パターン
が形成されていないときの反射光よりも低く、更に1次
回折光C11及び−1次回折光C21が発生する。尚、
1次回折光C11及び−1次回折光C21の光強度は、
0次回折光C01の光強度の0.4倍の光強度である。
【0062】次に、図10(b)に示すように、照射光
学系18aの開口数aがλ/(2・Λ)≦a≦λ/Λに
設定された場合には、0次回折光、+1次回折光、及び
−1次回折光の幅が更に広がり、0次回折光と+1次回
折光及び−1次回折光とが一部重複する。この重複部分
では、0次回折光の回折角と+1次回折光又は−1次回
折光の回折角とが同一になる。かかる重複があると、そ
の分その回折角をもって回折される光の光強度が高くな
る。図10(b)においては、符号J1を付した斜線部
が、0次回折光と+1次回折光との重複により光強度が
高まった部分であり、符号J2を付した斜線部が、0次
回折光と−1次回折光との重複によって光強度が高まっ
た部分である。尚、符号J1,J2を付した重複部分に
より、−a≦sinφ≦(−(λ/Λ)+a)の範囲及
び((λ/Λ)−a)≦sinφ≦aの範囲の光強度
は、図10(a)に示した0次回折光C01の光強度の
1.4倍になる。
【0063】更に、図10(c)に示すように、照射光
学系18aの開口数aがλ/Λ≦aに設定されると、0
次回折光と+1次回折光及び−1次回折光との重複部分
が増大し、更に+1次回折光と−1次回折光とが一部重
複する。図10(c)において、符号J4を付した斜線
部が、0次回折光と+1次回折光及び−1次回折光との
重複により光強度が高まった部分であり、符号J3を付
した斜線部が、+1次回折光と−1次回折光との重複に
より光強度が高まった部分である。符号J3を付した重
複部分により、−a≦sinφ≦((λ/Λ)−a)の
範囲及び(−(λ/Λ)+a)≦sinφ≦aの範囲の
光強度は、図10(a)に示した0次回折光C01の光
強度の1.4倍となり、((λ/Λ)−a)≦sinφ
≦(−(λ/Λ)+a)の範囲の光強度は1.8倍にな
る。このように、照射光学系18aの開口数を高く設定
することにより、結果として0次回折光の光強度を高く
できる。
【0064】前述したように、従来の面位置検出装置
は、通常照射光学系の開口数と検出光学系の開口数とは
同一に設定されており、更に照射光学系の開口数は、図
10(a)に示した0次回折光と+1次回折光及び−1
次回折光とが重複しないように設定されているため、0
次回折光のみを受光する構成であった。表面に何ら処理
が施されていないプレートPの反射率は20%程度であ
り、拡散板等の微細な凹凸パターンが形成された面での
反射率は16%〜17%程度である。よって、かかる反
射率の差に起因する光電検出器18cの検出面に入射す
る光の光量の差を少なくするためには、表面に何ら処理
が施されていないプレートPでは発生しない+1次回折
光及び−1次回折光を検出光学系18b内に取り込む必
要がある。プレートPの表面に微細な凹凸パターンが形
成されているときに検出光学系18bに入射する0次回
折光の光量をW0とし、+1次回折光及び−1次回折光
の内、検出光学系18bに入射する光量をW1とする。
【0065】このとき、 W1=0.16×W0 ……〔3〕 となるように設定することで、プレートPの表面に微細
な凹凸パターンが形成されているときに光電検出器18
cの検出面に入射する光の光量を、プレートPの表面が
何らの処理も施されてないときに光電検出器18cの検
出面に入射する光の光量に対して0.9倍程度にするこ
とができ、光量の差を小さくすることができる。次に、
検出光学系18aに入射する+1次回折光及び−1次回
折光の光量W1を規定する上記〔3〕式を満足する照射
光学系18aの開口数と検出光学系18bの開口数との
関係について説明する。尚、以下の説明では、0次回折
光の光強度を1として説明する。
【0066】[照射光学系18aの開口数が検出光学系
18bの開口数以下の場合]照射光学系18aの開口数
が検出光学系18bの開口数以下の場合には、検出光学
系18bに入射する0次回折光の光量W0は、例えば図
10(a)に示した0次回折光C01の面積で求めら
れ、以下の〔4〕式で表される。 W0=2×a ……〔4〕 ここで、照射光学系18aの開口絞り34及び検出光学
系18bの開口絞り34は共に光軸に対して対称に設け
られ、検出光学系18bに入射する+1次回折光の光量
と−1次回折光の光量とは同一であるので、説明の簡単
化のために+1次回折光のみを考える。いま、検出光学
系18bに入射する+1次回折光の光量をW1+とする
と、上記〔3〕式の関係を満足させるためには、+1次
回折光の光量W1+が以下の〔5〕式を満たす必要があ
る。 W1+≧W0×0.16/2 ……〔5〕 また、図10及び前述した〔2〕式から開口数がbの検
出光学系18bに0次光とともに入射する+1次回折光
の光量W1+は、 W1+={b−(λ/Λ−a)}×0,4 ……〔6〕 となる。従って、上記〔4〕〜〔6〕式から、照射光学
系18aの開口数aと検出光学系18bの開口数bとの
関係は、以下の〔7〕式となる。 b≧λ/Λ−0.6×a ……〔7〕
【0067】上記〔7〕式から照射光学系18aの開口
数aと検出光学系18bの開口数bとが等しくなるの
は、 a=λ/(1.6×Λ) ……〔8〕 の場合である。以上から、照射光学系18aの開口数が
検出光学系18bの開口数以下の場合に上記〔3〕式を
満足する照射光学系18aの開口数aと検出光学系18
bの開口数bとの関係は、 a≦λ/(1.6×Λ) 且つ b≧λ/Λ−0.6×a ……
〔9〕 である。よって、かかる関係を満たすように照射光学系
18aの開口絞り31及び検出光学系18bの開口絞り
34を設定すればよい。
【0068】[照射光学系18aの開口数が検出光学系
18bの開口数よりも大の場合]照射光学系18aの開
口数が検出光学系18bの開口数よりも大である場合に
は、検出光学系18bに入射する0次回折光の光量W0
は、検出光学系18bの開口数bで光束が制限されるた
め、以下の
〔9〕式で表される。 W0=2×b ……〔10〕 よって、従って、上記〔5〕、〔6〕、及び〔10〕式
から、照射光学系18aの開口数が検出光学系18bの
開口数よりも大である場合に上記〔3〕式を満足する照
射光学系18aの開口数aと検出光学系18bの開口数
bとの関係は、 a>λ/(1.6×Λ) 且つ b≧5/3×(λ/Λ−a) ……〔11〕 である。尚、かかる関係式において、a≧λ/Λの場合
に検出光学系18bの開口数bが0以下となるが、この
ときは検出光学系18bの開口数bは光電検出器18c
のダイナミックレンジの下限以上になるよう決定され
る。
【0069】次に、照射光学系18aの開口数と検出光
学系18bの開口数との具体的な数値例を挙げる。い
ま、プレートP上に形成されるパターンの外形寸法が1
0μmであり、検出光IL1の中心波長が700nmで
あるとする。このとき、〔8〕式の右辺は、λ/(1.
6×Λ)=0.04375となる。 [照射光学系18aの開口数を0.035に設定した場
合]この場合には、照射光学系18aの開口数が〔8〕
式の右辺の値よりも小さいため、
〔9〕式の関係式を用
いて検出光学系18bの開口数が設定される。
〔9〕式
の関係式から、照射光学系18aの開口数が0.035
に設定されている場合には、検出光学系18bの開口数
を0.049以上に設定する必要がある。例えば、余裕
を考慮して、照射光学系18aの開口数及び検出光学系
18bの開口数は以下の通り設定される。 照射光学系の開口数:0.035 検出光学系の開口数:0.05 [照射光学系18aの開口数を0.045に設定した場
合]この場合には、照射光学系18aの開口数が〔8〕
式の右辺の値よりも大きいため、〔11〕式の関係式を
用いて検出光学系18bの開口数が設定される。〔1
1〕式の関係式から、照射光学系18aの開口数が0.
045に設定されている場合には、検出光学系18bの
開口数を0.0417以上に設定する必要がある。例え
ば、余裕を考慮して、照射光学系18aの開口数及び検
出光学系18bの開口数は以下の通り設定される。 照射光学系の開口数:0.045 検出光学系の開口数:0.045
【0070】以上、照射光学系18aの開口数と検出光
学系18bの開口数との関係について説明したが、プレ
ートP上に形成される実際のパターンは周期的なパター
ンではないことが多い、このときは、パターンが不規則
に形成されるため、検出光学系18bの瞳面に形成され
る回折光の分布は、図9において符号C100を付した
曲線に近くなる。この場合でも、照射光学系18aの開
口数と検出光学系18bの開口数とが上記関係を満たせ
ば、プレートPの表面に微細な凹凸パターンが形成され
ているときに光電検出器18cの検出面に入射する光の
光量を、プレートPの表面が何らの処理も施されてない
ときに光電検出器18cの検出面に入射する光の光量に
対して0.9倍程度にすることができ、光量の差を小さ
くすることができる。以上、面位置検出装置18を例に
挙げて、面位置検出装置18が備える照射光学系18a
の開口数と検出光学系18bの開口数との設定方法につ
いて説明したが、面位置検出装置19についても同様に
上記
〔9〕式又は〔11〕式を満足するように照射光学
系19aの開口数と検出光学系19cの開口数とを設定
することが好適である。
【0071】ところで、上記
〔9〕式又は〔11〕式を
一見すると、照射光学系18aの開口数と検出光学系1
8bの開口数(照射光学系19aの開口数と検出光学系
19cの開口数)は、検出光IL1,IL2の波長及び
プレートP上に形成される微細パターンの周期Λのみに
よって決定されている。しかしながら、
〔9〕式又は
〔11〕式はプレートPの表面に微細な凹凸パターンが
形成されているときに光電検出器18cの検出面に入射
する光の光量を、プレートPの表面が何らの処理も施さ
れてないときに光電検出器18cの検出面に入射する光
の光量に対して0.9倍程度にするための照射光学系1
8aの開口数と検出光学系18bの開口数との関係式で
ある。これは、0.9倍程度の光量減であれば、従来の
光電検出器の検出特性でも検出可能であるとの考えの下
で設定された値である。従って、結局のところ、照射光
学系18aの開口数と検出光学系18bの開口数とは光
電検出器18cの検出特性によって設定されていること
となる。
【0072】面位置検出装置18の照射光学系18aの
開口数及び検出光学系18bの開口数を、開口絞り31
及び開口絞り34の径をそれぞれ可変させることで調整
することができる場合、又は面位置検出装置19の照射
光学系19aの開口数と検出光学系19cの開口数を、
開口絞り44及び開口絞り53の径をそれぞれ可変させ
ることで調整することができる場合には、表面状態の異
なる複数種類のプレートPを用いてその検出結果に基づ
いて上記の開口数を適宜調整すれば良い。通常、開口数
は、面検出装置の製造時に一度設定されると、後で微調
整されることは少ない。従って、開口数は面位置検出装
置18及び面位置検出装置19の開口数は製造時に設定
されることになる。以下、面位置検出装置18及び面位
置検出装置19の製造方法について開口数を設定する方
法を中心に簡単に説明する。
【0073】面位置検出装置18及び面位置検出装置1
9を製造する場合には、まず光電検出器18c及び光電
検出器19dの検出特性が求められる。ここでいう、検
出特性とは、光電検出器18cのダイナミックレンジ及
び光電検出器19dのダイナミックレンジをいう。次
に、表面状態の異なる複数のプレートPに対して検出光
IL1,IL2を順次照射して光電検出器18c及び光
電検出器19dで得られる光量変化を求める。そして、
光電検出器18cのダイナミックレンジ又は光電検出器
19dのダイナミックレンジ、及び異なる表面状態の複
数のプレートPに検出光IL1,IL2を照射して得ら
れた光量変化に基づいて、前述した
〔9〕式又は〔1
1〕式を用いて光電検出器18c,19dの検出面にお
ける光量が光電検出器18c,19dの検出許容範囲と
なる照射光学系18a,19aの開口数及び照射光学系
18b,19cの開口数を求め、開口絞りを調整して照
射光学系18aの開口数と検出光学系18bの開口数と
を異ならしめて設定する。
【0074】また、本実施形態の露光装置は、プレート
Pを精度よく高速に位置制御することができ、スループ
ットを向上しつつ高い精度で露光が可能となるように、
楕円鏡1、光源2、ミラー3、コレクタレンズ4、減光
フィルタ5、フライアイ・インテグレータ6、レンズ
7、ブラインド8、レンズ9、ミラー10、及びコンデ
ンサレンズ11からなる照明光学系を設置し、マスクス
テージMS及びマスクアライメントセンサ12a,12
bからなるマスクアライメント系を設置し、投影光学系
PLを設置し、ステージPS、移動鏡13、レーザ干渉
計14、ステージ駆動系16、及びプレートアライメン
トセンサ17a〜17dからなるプレートアライメント
系を設置し、上述した方法で製造された面位置検出装置
18,19を設置して図1に示された各要素が電気的、
機械的、又は光学的に連結して組み上げられた後、総合
調整(電気調整、動作確認等)をすることにより製造さ
れる。尚、露光装置の製造は、温度及びクリーン度等が
管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0075】以上、本発明の実施形態による面位置検出
装置及び露光装置について説明したが、上述した面位置
検出装置18,19は検出光IL1,IL2をスリット
像としてプレートP上に結像させている。よって、スリ
ット像は、その幅方向に亘って結像されるため、その分
照射面積が増加する。照射面積が大きいと、その分散乱
される割合が増加するため、光電検出器18c,19d
に入射する光の光量が減少する。従って、何ら処理が施
されていないプレートPに検出光IL1,IL2を照射
したときに光電検出器18c,19dに入射する光の光
量と、表面に微細な凹凸パターンが形成されているプレ
ートPに検出光IL1,IL2を照射したときに光電検
出器18c,19dに入射する光の光量との差を少なく
するためには、プレートP上に照射される検出光IL
1,IL2の照射面積を減少させることが好ましい。そ
のためには、送光スリット板28,42とプレートPの
表面とがシャインプルーフの条件を満たし、プレートP
の表面と受光スリット板37,55又は光電検出器18
c,19dの検出面とがシャインプルーフの条件を満た
すよう構成することが好ましい。
【0076】図11は、図3に示した面位置検出装置1
8についてシャインプルーフの条件を満たすよう構成し
た例を示す図であり、図3に示した部材と同一の部材に
は同一の符号を付してある。図11において、ライトガ
イド26には図3に示した光源部20から光が導かれて
いる。ライトガイド26の射出端26bから射出された
光束は、コンデンサレンズ60を介して投射パターンと
しての送光スリットが形成された送光スリット板(投射
パターン部材)61を照明する。ここで、コンデンサレ
ンズ60は送光スリット板61をケーラー照明する。送
光スリット板61のパターン形成面61aには図4に示
した送光スリットと同様の長手方向がX1軸方向に設定
された送光スリットが形成されており、送光スリット板
61は光軸に対して斜め方向に設置される。送光スリッ
ト板61を通過した光は、開口絞り62及び対物レンズ
63を介し、検出光IL1として基準面FP1に対して
斜め方向から基準面FP1内に設定された検出点SP0
に入射する。ここで、基準面FP1とプレートPの表面
とが同一に設定されている場合には、送光スリット板6
1に形成されたパターン形成面61aと被検面としての
プレートPの表面とは対物レンズ63に関してシャイン
プルーフの条件を満たすように設定される。
【0077】ここで、シャインプルーフの条件について
説明する。図12は、シャインプルーフの条件について
の説明図である。いま、図12に示した、非平行に配置
されたA面とB面とを考える。A面上のパターンをB面
上に結像する光学系に関して、それらA面とB面とがシ
ャインプルーフの条件を満たすとは、この光学系のメリ
ジオナル断面内において、そのA面の延長線とその光学
系の物側主平面との交点をH、そのB面の延長線とその
光学系の像側主平面との交点をH′とした場合、交点H
から光軸までの距離Lと交点H′から光軸までの距離
L′とが等しいことを意味する。シャインプルーフの条
件が満たされているときには、所謂アオリの結像関係が
成立し、そのA面上の任意の点から射出された光は、そ
れぞれB面上の対応する1点に収束する。従って、その
A面上の全面の点の像がそのB面上に形成される。
【0078】尚、以上説明した図示しない光源部、ライ
トガイド26、コンデンサレンズ60、送光スリット板
61、開口絞り62、及び対物レンズ63は、図1に示
した照射光学系18aをなす。また、これらの内、図示
しない光源部、ライトガイド26、及びコンデンサレン
ズ60は本発明にいう照明部をなし、開口絞り62及び
対物レンズ63は本発明にいう照射側結像系をなす。
【0079】プレートPによって反射された検出光IL
1は、対物レンズ64、開口絞り65、受光スリット板
66、及び集光レンズ67を順に介して光電検出器18
cに至り光電変換される。受光スリット板66は光軸に
対して斜めに設置され、その一面にはパターン形成面6
6aが形成されている。このパターン形成面66aに
は、送光スリット板61のパターン形成面61aに形成
された送光スリットと同様の形状であって、長手方向が
X1軸方向に設定された受光スリットが形成されてい
る。ここで、被検面としてのプレートPの表面とパター
ン形成面66aとは対物レンズ64に関してシャインプ
ルーフの条件を満たすよう設定される。尚、対物レンズ
64、開口絞り65、受光スリット板66、集光レンズ
67は図1に示した検出光学系18bをなす。また、こ
れらの内、対物レンズ64及び開口絞り65は本発明に
いう検出側結像系をなし、集光レンズ67は本発明にい
う集光光学系をなす。以上のように構成することで、プ
レートPの表面に照射される検出光IL1,IL2の照
射面積を減少させることができるため、散乱の影響を低
減することができる。
【0080】図11に示した例では被検面としてのプレ
ートPの表面と受光スリット板66のパターン形成面6
6とが対物レンズ64に関してシャインプルーフの条件
を満たすよう設定された場合を例に挙げて説明したが、
プレートPの表面と光電検出部18cの検出面とがシャ
インプルーフの条件を満たすように設定しても良い。ま
た、図11に示した例においても、前述したスリットの
形状(スリット長やスリット幅)を変更する可変絞り等
の部材を設けても良い。更に、照射光学系の開口数や検
出光学系の開口数を、前述した
〔9〕式又は〔11〕式
を満足するように設定しても良い。
【0081】また、図11に示した例では、面位置検出
装置18に関してシャインプルーフの条件を満たすよう
構成した場合を説明したが、面位置検出装置19につい
ても同様に構成することができる。更に、拡散基板等の
微細な凹凸パターンが形成された基板では、照射される
スリット像を物点とみなすことができるため、送光スリ
ット板61のパターン形成面61aに形成される送光ス
リットの形状は必要な形状に設定するとともに送光スリ
ット板61を光軸に対して垂直に配置してもよい。かか
る配置の場合には、送光スリット板61に形成されたパ
ターン形成面61aとプレートPの表面とがシャインプ
ルーフの条件を満たさないが、プレートPの表面と受光
スリット66のパターン形成面66a又は光電検出器1
8cの検出面とがシャインプルーフの条件を満たしてい
れば良い。
【0082】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範
囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態
ではステップ・アンド・リピート方式の露光装置を例に
挙げて説明したが、ステップ・アンド・スキャン方式の
露光装置にも適用可能である。また、本実施形態の露光
装置の照明光学系の光源は、超高圧水銀ランプから射出
されるg線(436nm)及びi線(365nm)等を
用いていたが、これに限らず、KrFエキシマレーザ
(248nm)、ArFエキシマレーザ(193n
m)、F2レーザ(157nm)から射出されるレーザ
光、X線や電子線などの荷電粒子線を用いることができ
る。例えば、電子線を用いる場合には電子銃として、熱
電子放射型のランタンヘキサボライト(LaB6)、タ
ンタル(Ta)を用いることができる。また、前述した
実施形態においては、液晶表示素子を製造する場合を例
に挙げて説明したが、もちろん、液晶表示素子の製造に
用いられる露光装置だけではなく、半導体素子等を含む
ディスプレイの製造に用いられてデバイスパターンを半
導体基板上へ転写する露光装置、薄膜磁気ヘッドの製造
に用いられてデバイスパターンをセラミックウェハ上へ
転写する露光装置、及びCCD等の撮像素子の製造に用
いられる露光装置等にも本発明を適用することができ
る。
【0083】また、上記実施形態では、図3に示した面
位置検出装置18及び図5に示した面位置検出装置19
の何れも振動ミラー35又は振動ミラー52を用いて所
謂同期検波の手法によってプレートPの表面の位置を検
出していた。しかしながら、本発明は同期検波方式の手
法を用いて投影光学系PLのZ軸方向の位置情報を検出
する面位置検出装置のみに適用される訳ではなく、振動
ミラー35及び振動ミラー52を用いずにプレートPの
位置を検出する面位置検出装置にも用いることができ
る。また、上述した実施形態では、面位置検出装置19
として2点に検出光を順次投射し、2点の検出点のずれ
量の和を用いる装置を例として挙げたが、検出点の数は
2点に制限されることはなく、3点であってもよい。検
出点が3点に設定された面位置検出装置は、例えば特開
平10−326045号公報及び特開平1111−81
93号公報に詳細が開示されている。また、基準反射板
FM0〜FM2をステージPSの上面に対して突没自在
とする構成は、例えば特開平10−208991号公報
に開示されている。更に、上述した位置検出装置18,
19の製造方法においては、被検面と受光スリット板3
7,55に形成された受光スリット55a又は光電検出
器18c,19dの検出面とがシャインプルーフの条件
を満たすように配置する工程を設けることが好ましい。
【0084】次に本発明の一実施形態による露光装置を
リソグラフィ工程で使用したマイクロデバイスの製造方
法の実施形態について説明する。図13は、マイクロデ
バイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、
CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造例
のフローチャートを示す図である。図13に示すよう
に、まず、ステップS50(設計ステップ)において、
マイクロデバイスの機能・性能設計(例えば、半導体デ
バイスの回路設計等)を行い、その機能を実現するため
のパターン設計を行う。引き続き、ステップS51(マ
スク製作ステップ)において、設計した回路パターンを
形成したマスク(レチクル)を製作する。一方、ステッ
プS52(ウェハ製造ステップ)において、シリコン等
の材料を用いてウェハを製造する。
【0085】次に、ステップS53(ウェハ処理ステッ
プ)において、ステップS50〜ステップS52で用意
したマスクとウェハを使用して、後述するように、リソ
グラフィ技術等によってウェハ上に実際の回路等を形成
する。次いで、ステップS54(デバイス組立ステッ
プ)において、ステップS53で処理されたウェハを用
いてデバイス組立を行う。このステップS54には、ダ
イシング工程、ボンティング工程、及びパッケージング
工程(チップ封入)等の工程が必要に応じて含まれる。
最後に、ステップS55(検査ステップ)において、ス
テップS54で作製されたマイクロデバイスの動作確認
テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を
経た後にマイクロデバイスが完成し、これが出荷され
る。
【0086】図14は、半導体デバイスの場合におけ
る、図13のステップS53の詳細なフローの一例を示
す図である。図14において、ステップS61(酸化ス
テップ)においてはウェハの表面を酸化させる。ステッ
プS62(CVDステップ)においてはウェハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップS63(電極形成ステップ)
においてはウェハ上に電極を蒸着によって形成する。ス
テップS64(イオン打込みステップ)においてはウェ
ハにイオンを打ち込む。以上のステップS61〜ステッ
プS64のそれぞれは、ウェハ処理の各段階の前処理工
程を構成しており、各段階において必要な処理に応じて
選択されて実行される。
【0087】ウェハプロセスの各段階において、上述の
前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程
が実行される。この後処理工程では、まず、ステップS
65(レジスト形成ステップ)において、ウェハに感光
剤を塗布する。引き続き、ステップS66(露光ステッ
プ)において、上で説明したリソグラフィシステム(露
光装置)及び露光方法によってマスクの回路パターンを
ウェハに転写する。次に、ステップS67(現像ステッ
プ)においては露光されたウェハを現像し、ステップS
68(エッチングステップ)において、レジストが残存
している部分以外の部分の露出部材をエッチングにより
取り去る。そして、ステップS69(レジスト除去ステ
ップ)において、エッチングが済んで不要となったレジ
ストを取り除く。これらの前処理工程と後処理工程とを
繰り返し行うことによって、ウェハ上に多重に回路パタ
ーンが形成される。
【0088】以上説明した本実施形態のマイクロデバイ
ス製造方法を用いれば、露光工程(ステップS66)に
おいて上記の露光装置及び上で説明した露光方法が用い
られ、真空紫外域の照明光により解像力の向上が可能と
なり、しかも露光量制御を高精度に行うことができるの
で、結果的に最小線幅が0.1μm程度の高集積度のデ
バイスを歩留まり良く生産することができる。
【0089】また、半導体素子等のマイクロデバイスだ
けではなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装
置、及び電子線露光装置等で使用されるレチクル又はマ
スクを製造するために、マザーレチクルからガラス基板
やシリコンウェハ等ヘ回路パターンを転写する露光装置
にも本発明を適用できる。ここで、DUV(深紫外)や
VUV(真空紫外)光等を用いる露光装置では、一般的
に透過型レチクルが用いられ、レチクル基板としては石
英ガラス、フッ素がドープされた石英ガラス、蛍石、フ
ッ化マグネシウム、又は水晶等が用いられる。また、プ
ロキシミティ方式のX線露光装置や電子線露光装置等で
は、透過型マスク(ステンシルマスク、メンブレンマス
ク)が用いられ、マスク基板としてはシリコンウェハ等
が用いられる。なお、このような露光装置は、WO99
/34255号、WO99/50712号、WO99/
66370号、特開平11−194479号、特開2000−12453
号、特開2000−29202号等に開示されている。
【0090】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、検出光学系を介して光電検出器に至る被検面からの
光に関する光量が光電検出器の検出特性に基づいて調整
されるため、被検面(例えば、基板の表面)の状態に拘
わらず、投影光学系の光軸方向における被検面の位置情
報を良好に検出することができるという効果がある。ま
た、本発明によれば、例えば被検面の構造に応じて反射
率が大きく変化し、光電検出器上での光量が光電検出器
で検出可能な範囲に対して過大であったり、逆に過小で
ある場合でも、被検面の構造に応じて変化する光電検出
器上での光量が光電検出器の検出特性に基づいて調整さ
れるため、被検面の構造に拘わらず投影光学系の光軸方
向における被検面の位置情報を良好に検出することがで
きるという効果がある。また、本発明によれば、検出光
学系を介して光電検出器に至る被検面からの光に関する
光量の調整が、照射光学系からの検出光の光強度を調整
することにより、又は、投射パターン部材に形成された
投射パターンの形状を変更して検出光の光量を可変させ
ることにより行われるため、装置構成を大幅に変更しな
くとも被検面の状態に拘わらず、投影光学系の光軸方向
における被検面の位置情報を良好に検出することができ
るという効果がある。また、本発明によれば、検出光学
系を介して光電検出器に至る被検面からの光に関する光
量の調整が、投射パターン部材に形成された投射パター
ンを照明する光の強度を可変させて検出光の光量を調整
することにより行われるため、装置構成を大幅に変更せ
ずに簡便な制御により、被検面の状態に拘わらず投影光
学系の光軸方向における被検面の位置情報を良好に検出
することができるという効果がある。また、本発明によ
れば、検出光が照射された照射領域からの光を検出光学
系の検出領域へ導くことにより、照射領域における被検
面の位置ずれ量と検出領域における被検面の位置ずれ量
との和を求めている。この面位置検出装置においては、
照射領域からの光が検出領域へ導かれるため、被検面に
凹凸パターンが形成されている場合には散乱又は回折に
よって検出光学系を介して光電検出器に至る被検面から
の光に関する光量が低下する。しかしながら、検出光学
系を介して光電検出器に至る被検面からの光に関する光
量が、光電検出器の検出特性に基づいて調整されるた
め、照射領域からの光を検出領域へ導く構成であっても
被検面の構造に拘わらず投影光学系の光軸方向における
被検面の位置情報を良好に検出することができるという
効果がある。また、本発明によれば、被検面と検出パタ
ーン部材に形成された検出パターン又は光電検出器の検
出面とがシャインプルーフの条件を満たすように配置さ
れており、被検面に結像した検出光の像が正確に検出パ
ターン又は検出面に形成されるため、散乱又は回折によ
り生ずる被検面からの光に関する光量の減少を防止する
上で好ましいという効果がある。また、本発明によれ
ば、種々の工程を経て被検面の状態が変化しても、被検
面の状態に拘わらずに投影光学系の光軸方向における被
検面の位置情報を検出することができる面位置検出装置
を備えている。よって、被検面の位置を検出することが
できずに一連の露光処理が中断されるといった事態を防
止できるため、製造効率を向上させることができるとい
う効果がある。また、本発明によれば、光電検出器の検
出特性と、被検面の構造に応じて変化する光電検出器上
での光量変化とに基づいて照射光学系の開口数及び検出
光学系の開口数が設定された面位置検出装置が製造され
る。よって、被検面の構造が検出光を散乱又は回折させ
て反射率を低下させる構造であったとしても、照射光学
系の開口数及び検出光学系の開口数が光電検出器の検出
特性と被検面の構造に応じて変化する光電検出器上での
光量変化とに基づいて設定されているため、被検面の位
置を検出することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による面位置検出装置を備
える本発明の一実施形態による露光装置の構成を示す側
面図である。
【図2】 ステージPSに設けられた基準反射板FM0
〜FM2の配置を示すステージPSの上面図である。
【図3】 面位置検出装置18の構成を示す図である。
【図4】 送光スリット板28の構成を示す図である。
【図5】 面位置検出装置19の構成を示す斜視図であ
る。
【図6】 面位置検出装置18及び面位置検出装置19
の配置を示す上面図である。
【図7】 プレート表面で斜め方向から入射する光束が
反射及び散乱される様子を示す図である。
【図8】 プレートPの表面に形成される微細な凹凸パ
ターンを周期的な構造を有するパターンとみなしたとき
の構造を示す図である。
【図9】 線状の光束が図8に示したパターンが形成さ
れたプレートPの表面に入射したときに得られる検出光
学系18bの瞳面上での光強度分布を示す図である。
【図10】 照射光学系18aの開口数を変化させたと
きに検出光学系18bの瞳面上での光強度分布が変化す
る様子を示す図である。
【図11】 図3に示した面位置検出装置18について
シャインプルーフの条件を満たすよう構成した例を示す
図である。
【図12】 シャインプルーフの条件についての説明図
である。
【図13】 マイクロデバイスの製造工程例を示すフロ
ーチャートである。
【図14】 半導体デバイスの場合における、図13の
ステップS53の詳細なフローの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 楕円鏡 2 光源 3 ミラー 4 コレクタレンズ 5 減光フィルタ 6 フライアイ・インテグレータ 7 レンズ 8 ブラインド 9 レンズ 10 ミラー 11 コンデンサレンズ 15 主制御系(光量調整手段、調整装
置) 18a,19a 照射光学系 18b,19c 検出光学系 18c,19d 光電検出器 19b 光ガイド光学系 20 光源部(照明部) 24 減光フィルタ(光強度可変部材) 26,40 ライトガイド(照明部) 27,41 コンデンサレンズ(照明部) 28,42 送光スリット板(投射パターン部
材) 28a,42a 送光スリット(投射パターン) 29,43 可変絞り(形状可変部材) 30,45 偏光ミラー(照射側結像系) 31,44 開口絞り(照射側結像系) 32 対物レンズ(照射側結像系) 33,46 対物レンズ(照射側結像系) 64 対物レンズ(検出側結像系) 65 開口絞り(検出側結像系) 66 受光スリット板(検出パターン部
材) 66a 受光スリット(検出パターン) 67 集光光学系 IL1,IL2 検出光 M マスク P プレート(基板) PL 投影光学系 PS ステージ(基板ステージ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA04 AA20 AA39 BB27 CC17 CC25 EE00 FF44 FF48 FF51 GG02 GG13 HH05 HH07 HH12 HH13 HH14 JJ01 JJ05 JJ08 JJ09 LL01 LL04 LL10 LL12 LL13 LL22 LL26 LL28 LL30 LL59 NN01 NN11 NN17 NN20 PP12 PP13 QQ00 QQ23 UU07 2H051 AA10 BB35 CB07 CB11 5F046 CC05 CC11 DA05 DB05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検面の位置を検出する面位置検出装置
    において、 前記被検面に検出光を照射する照射光学系と、 前記被検面からの光を所定の受光位置に集光する検出光
    学系と、 前記受光位置に配置された光電検出器と、 前記検出光学系を介して前記光電検出器に至る被検面か
    らの光に関する光量を前記光電検出器の検出特性に基づ
    いて調整する光量調整手段とを具備することを特徴とす
    る面位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記光量調整手段は、前記被検面の構造
    に応じて変化する前記光電検出器上での光量を前記光電
    検出器の検出特性に基づいて調整することを特徴とする
    請求項1記載の面位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記光量調整手段は、前記照射光学系か
    らの検出光の光強度を調整することを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の面位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記照射光学系は、投射パターンを有す
    る投射パターン部材と、前記投射パターンを照明する照
    明部と、前記投射パターンを前記被検面に投射する照射
    側結像系とを有し、 前記光量調整手段は、前記投射パターンの形状を可変と
    する形状可変部材を有することを特徴とする請求項1か
    ら請求項3の何れか一項に記載の面位置検出装置。
  5. 【請求項5】 前記照射光学系は、投射パターンを有す
    る投射パターン部材と、前記投射パターンを照明する照
    明部と、前記投射パターンを前記被検面に投射する照射
    側結像系とを有し、 前記光量調整手段は、前記投射パターンを照明する光の
    強度を可変とする光強度可変部材を有することを特徴と
    する請求項1から請求項3の何れか一項に記載の面位置
    検出装置。
  6. 【請求項6】 前記照射光学系により形成される前記被
    検面上の照射領域からの光を前記被検面上での前記検出
    光学系の検出領域へ導く光ガイド光学系を更に有するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記
    載の面位置検出装置。
  7. 【請求項7】 前記検出光学系は、前記被検面からの光
    を所定の結像位置に結像する検出側結像系と、前記結像
    位置に配置された検出パターンを有する検出パターン部
    材と、当該検出パターン部材を介した光を前記光電検出
    器へ導く集光光学系とを有し、 前記検出パターン部材は、前記被検面と前記検出パター
    ンとがシャインプルーフの条件を満たすように配置され
    ていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか
    一項に記載の面位置検出装置。
  8. 【請求項8】 前記光電検出器は、前記被検面と前記光
    電検出器の検出面とがシャインプルーフの条件を満たす
    ように配置されていることを特徴とする請求項1から請
    求項6の何れか一項に記載の面位置検出装置。
  9. 【請求項9】 マスクを照明する照明光学系と、前記マ
    スクのパターン像を基板に投影する投影光学系とを備え
    た露光装置であって、 前記基板を保持する基板ステージと、 請求項1から請求項8の何れか一項に記載の面位置検出
    装置と、 前記面位置検出装置からの検出結果に基づいて前記基板
    ステージの位置を調整する調整装置とを備えることを特
    徴とする露光装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項8の何れか一項に
    記載の面位置検出装置を用いて基板の位置を検出する位
    置検出工程と、 前記位置検出工程の検出結果に基づいて基板の位置を調
    整する基板調整工程と、 露光用の光をマスクに照射し、投影光学系を介して前記
    マスクのパターン像を前記基板に転写する転写工程と、 前記転写工程にて転写された前記基板を現像する現像工
    程とを含むことを特徴とするマイクロデバイスの製造方
    法。
  11. 【請求項11】 被検面に検出光を照射する照射光学系
    と、前記被検面からの光を所定位置に集光する検出光学
    系と、前記所定位置に配置された光電検出器とを備えた
    面位置検出装置の製造方法において、 前記光電検出器の検出特性を得る第1工程と、 前記被検面の構造に応じて変化する前記光電検出器上で
    の光量変化を得る第2工程と、 前記第1工程にて得られた前記検出特性に関する情報と
    前記第2工程にて得られた前記光電検出器上での光量変
    化に関する情報とに基づいて、前記照射光学系の開口数
    及び前記検出光学系の開口数を設定する第3工程とを含
    むことを特徴とする面位置検出装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第3工程は、前記被検面の構造に
    応じて変化する前記光電検出器上での光量が前記光電検
    出器の検出許容範囲となるように、前記照射光学系の開
    口数と前記検出光学系の開口数とを異ならせしめること
    を特徴とする請求項11記載の面位置検出装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記被検面と前記光電検出器の検出面
    とがシャインプルーフの条件を満たすように、前記光電
    検出器を設定する第4工程を更に含むことを特徴とする
    請求項11又は請求項12記載の面位置検出装置の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記検出光学系内部の検出パターン部
    材に形成された検出パターンと前記被検面とがシャイン
    プルーフの条件を満たすように、前記検出パターン部材
    を設定する第4工程を更に含むことを特徴とする請求項
    11又は請求項12記載の面位置検出装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 マスクを照明する照明光学系を設置す
    る工程と、 前記マスクのパターン像を基板に投影する投影光学系を
    設置する工程と、 前記基板を保持する基板ステージを設置する工程と、 請求項11から請求項14の何れか一項に記載の方法に
    より製造された面位置検出装置を設置する工程と、 前記面位置検出装置からの検出結果に基づいて基板ステ
    ージの位置を調整する調整装置を設置する工程とを含む
    ことを特徴とする露光装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項11から請求項14の何れか一
    項に記載の方法により製造された面位置検出装置を用い
    て基板の位置を検出する位置検出工程と、 前記位置検出工程の検出結果に基づいて前記基板の位置
    を調整する基板調整工程と、 露光用の光をマスクに照明し、投影光学系を介して前記
    マスクのパターン像を前記基板に転写する転写工程と、 前記転写工程にて転写された前記基板を現像する現像工
    程とを含むことを特徴とするマイクロデバイスの製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008175583A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Yamatake Corp 形状観察装置及び形状観察方法
JP2009236654A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nikon Corp 変位検出装置、露光装置、およびデバイス製造方法
WO2012067246A1 (ja) * 2010-11-19 2012-05-24 Nskテクノロジー株式会社 近接露光装置及び近接露光方法
JP2020104156A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 株式会社キーエンス レーザ加工装置

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