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JP2002038323A - 自毛活用型かつら - Google Patents

自毛活用型かつら

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JP2002038323A
JP2002038323A JP2000232093A JP2000232093A JP2002038323A JP 2002038323 A JP2002038323 A JP 2002038323A JP 2000232093 A JP2000232093 A JP 2000232093A JP 2000232093 A JP2000232093 A JP 2000232093A JP 2002038323 A JP2002038323 A JP 2002038323A
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JP
Japan
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hair
wig
frame
shaped
frame member
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JP2000232093A
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Toshio Yaguchi
利男 矢口
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FUONTEENU KK
Aderans Co Ltd
Original Assignee
FUONTEENU KK
Aderans Co Ltd
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Priority to EP06002230A priority patent/EP1665946B1/en
Priority to EP08011469A priority patent/EP1972219B1/en
Priority to DK08011468.9T priority patent/DK1972218T3/da
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Priority to DK00121375T priority patent/DK1147720T3/da
Priority to AT08011469T priority patent/ATE500758T1/de
Priority to AT08011468T priority patent/ATE500757T1/de
Priority to EP00121375A priority patent/EP1147720B1/en
Priority to EP08011468A priority patent/EP1972218B1/en
Priority to AT06002230T priority patent/ATE520324T1/de
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周縁が容易に視認されることなく且つ容易に
自毛を引き出すことができ、かつら装着者の自毛を万遍
なく有効に利用し全体として毛量を豊かにし得るととも
に、好みに応じた自由なヘアスタイルに整えることがで
きる、自毛活用型のかつらを提供する。 【解決手段】 環状に形成したフレーム部材12に擬毛
15を取り付けて環状の植毛フレームユニット11を構
成するとともに、環状の植毛フレームユニット11を少
なくとも2個以上並列に連結することにより植毛フレー
ム10を構成し、装着者の頭部へ載せて各環状の植毛フ
レームユニットの開口Sから自毛Hを引き出し、擬毛1
5と絡み合わせて自毛活用型かつらを装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、頭髪(使用者の
頭部に生えている毛髪で、以下、自毛と言う。)を植毛
フレームの間から外方へ引き出して、植毛フレームに取
り付けた擬毛と混合するようにした自毛活用型のかつら
に関し、とくに、数多くの自毛を万遍なく容易に引き出
すことができ、擬毛と引き出した自毛とを絡み合わせる
ことにより自由なヘアスタイルをつくり出すことに優れ
るとともに、好みに応じたボリューム感を出すことがで
きる自毛活用型かつらに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかつらは、一般に、かつらの全体
形状を画成するかつらベースに多数の擬毛を植設して形
成されるが、このうち自毛活用型のかつらは、かつらベ
ースに複数の孔又は網目を形成して、その孔又は網目か
ら自毛を引き出すようにしており、例えば図24に示す
ように構成されている。図24に示す自毛活用型のかつ
ら50は、かつらベースとして目の粗い網地で形成した
ネット51が使用されていて、そのネット形状は菱形
状、矩形状或いは図示のような六角形状などのクロス目
を有するものが知られている。このようにクロスさせて
縦横に配置したネット51には、予め擬毛52(図面に
は一部の毛髪だけが示されている。)が多数植設されて
いる。ここで、擬毛の材料としては、一般に、人毛や合
成繊維で作った人工毛髪が用いられ、本明細書ではかつ
らに取り付けるこのような毛髪材を擬毛と称している。
上記自毛活用型のかつらを頭部に取り付ける場合は、ネ
ット51の空間から整髪用ブラシなどを用いて自毛を引
き出し、次いで引き出した自毛をかつらの擬毛52と絡
み合わせることにより、自毛を活用してかつら50を装
着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された自毛活用型のかつら50においては、整
髪用ブラシを用いて自毛を引き出す際に、自毛が縦横の
ネット51に圧迫され、このうちの多くの自毛がネット
51のクロス目に挟まったままとなって、引出し作業を
容易に行なうことができず、十分な量の自毛をクロス目
の空間から引き出すことができない。また、ブラシの櫛
歯先端が網目内に入ると、引っかかりが発生しやすくな
り、ブラシを引き抜き難く、無理にブラシを引き抜く
と、無理な力が加わることになってネット51が切れて
しまったり、ブラシが破損したりすることがあった。
【0004】ところで、自毛活用型のかつらベースにあ
ってはいずれも、ネット51を縦横に張設してその状態
を保持する必要があるため周縁枠部材53が必須で、ネ
ット51によるかつらベースの周縁は、かつらの形状と
サイズを画成する周縁枠部材53によって補強されなけ
ればならない。この周縁枠部材53は、かつらベースの
型くずれを防ぐため、周縁部が幅広の布テープやレース
で縁取りするか或いは樹脂コーティングなどで比較的肉
厚に且つ剛性に縁取り形成されている。このように従来
では、周縁枠部材53はかつらベースにとって必須の構
成部材とならざるを得ず、ネット51及びこの周縁枠部
材53により使用者の自毛を押さえ付けるようにしてか
つら50を装着せざるを得なかった。
【0005】そのため、頭皮からの発汗作用が妨げられ
ると共に、特に前額部においては、周縁枠部材53が前
額部の生え際に沿って横方向に配置されることになるた
め、もともと周縁枠部材53が横線状に露顕し易い構造
になっていることに加え、使用者の自毛の生え際がかつ
ら50と馴染まず、かつら50の前縁が浮き上がり易
く、不自然な状態になってしまうことから、かつらの周
縁54が視認されやすかった。とくに、周縁枠部材53
に植設されている擬毛52は、ヘアスタイルによっては
毛流方向が自毛の流れと大きく異なるため、擬毛52と
自毛とを絡み合わせて馴染ませることが難しく、パーマ
ネント、アイロン、ドライヤーなどでカールをつけなが
ら擬毛と自毛とを絡み合わせなければならない。また、
後頭部においては、かつら50の周縁54が浮き上がる
ことによりかつら50の擬毛52と使用者の自毛との間
で段差が生じて、その境目が周縁54に沿って段状の横
筋となって顕れ、かつらを装着していることが容易に視
認されてしまう。
【0006】この発明は以上の点にかんがみて、周縁枠
部材並びにネット或いは人工皮膚等の椀状又は帽子状の
かつらベースを廃止することにより、周縁が容易に視認
されることなく且つ容易に自毛を引き出すことができ、
かつら装着者の自毛を万遍なく有効に利用し全体として
毛量を豊かにし得るとともに、好みに応じた自由なヘア
スタイルに整えることができる、自毛活用型のかつらを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の態様による自毛活用型かつらは、
環状に形成されるフレーム部材をそなえ、このフレーム
部材に擬毛を取り付けて環状の植毛フレームユニットを
構成し、この環状の植毛フレームユニットを装着者の頭
部へ載せてその開口から自毛を引き出し、引き出した自
毛を擬毛と絡み合わせて装着するようにしたものであ
る。
【0008】この発明の第2の態様による自毛活用型か
つらは、環状に形成されるフレーム部材に擬毛を取り付
けて環状の植毛フレームユニットを構成するとともに、
この環状の植毛フレームユニットを少なくとも2個以上
並列に連結することにより植毛フレームを構成し、この
植毛フレームを装着者の頭部へ載せて各環状の植毛フレ
ームユニットの開口から自毛を引き出し、引き出した自
毛を上記擬毛と絡み合わせて装着するようにしたもので
ある。
【0009】また、この発明の第3の態様による自毛活
用型かつらは、U状又はV状のフレーム部材をそなえ、
このフレーム部材に擬毛を取り付けてU状又はV状の植
毛フレームユニットを構成し、このU状又はV状の植毛
フレームユニットを自由端側から装着者の頭部へ差し込
んで、自毛と擬毛とを絡み合わせて装着するようにした
ことを特徴とする。
【0010】さらに、この発明の第4の態様による自毛
活用型かつらは、U状又はV状のフレーム部材に擬毛を
取り付けてU状又はV状の植毛フレームユニットを構成
するとともに、このU状又はV状の植毛フレームユニッ
トを少なくとも2個以上並列に連結することにより全体
が櫛状を呈する植毛フレームを構成し、この櫛状の植毛
フレームを自由端側から装着者の頭部へ差し込んで、自
毛と擬毛とを絡み合わせて装着することを特徴としてい
る。
【0011】上記第1及び第2の形態に係る自毛活用型
かつらにあっては、前記フレーム部材は、剛性と弾性を
有する1本の細線を環状に曲げて両端を連結するととも
に、装着者の頭形状に沿って長さ方向に湾曲させて形成
することができる。或いは、剛性と弾性とを有する2本
の細線の各端部同士を連結することにより環状に形成す
るとともに、装着者の頭形状に沿って長さ方向に湾曲さ
せて形成するようにしてもよい。また、上記第2の形態
に係る自毛活用型かつらにあっては、前記フレーム部材
及びこれと連結される他のフレーム部材の細線同士を合
わせて連結用チューブで被覆することにより、複数の植
毛フレームユニットを順次並列に連結して植毛フレーム
とすることができる。或いは、前記フレーム部材及びこ
れと連結する他のフレーム部材の細線同士を少なくとも
1点で繋ぎ合わせることにより、複数の植毛フレームユ
ニットを順次並列に連結して植毛フレームとすることも
できる。さらに、上記第2の形態に係る自毛活用型かつ
らにあっては、好ましくは、環状に形成されるフレーム
部材が幅方向に伸張しその際長さ方向に縮むように形成
され、両側端に設けられるフレーム部材が植毛フレーム
を自毛に固定するストッパ部材をそなえ、該植毛フレー
ムを幅方向に引っ張り、上記フレーム部材を幅方向に伸
張させた状態で、ストッパ部材を自毛に固定して頭部に
装着することができる。上記細線は、好ましくは、剛性
のある芯材の周りを弾性のチューブで被覆することによ
り構成されるとともに、該チューブが細線の両端部から
突出しており、該チューブの突出部同士を連結すること
により前記環状のフレーム部材とすることができる。
【0012】次に、上記第3及び第4の形態に係る自毛
活用型かつらにあっては、好ましくは、前記U状又はV
状のフレーム部材が幅方向に広がることができる。上記
フレーム部材は、剛性と弾性を有する1本の細線を中間
部でU状又はV状に屈曲させるとともに、装着者の頭形
状に沿って長さ方向に湾曲させて形成することができ
る。或いは、このフレーム部材を、剛性と弾性とを有す
る2本の細線の各一端部を連結することによりU状又は
V状に屈曲させるとともに、装着者の頭形状に沿って長
さ方向に湾曲させて形成することもできる。さらに、上
記フレーム部材及びこれと連結する他のフレーム部材の
細線同士を合わせて連結用チューブにて被覆することに
より、複数のU状又はV状の植毛フレームユニットを順
次並列に連結し、これにより櫛状の植毛フレームとして
もよく、或いは、上記細線同士を少なくとも1点で繋ぎ
合わせることにより、複数の植毛フレームユニットを順
次並列に連結して櫛状の植毛フレームとすることもでき
る。上記両側端にある前記U状又はV状のフレーム部材
は、好ましくは、前記櫛状の植毛フレームを自毛に固定
するストッパ部材をそなえている。前記細線は、好まし
くは、剛性のある芯材の周りを弾性のチューブで被覆さ
れて構成され、さらに好ましくは、この弾性のチューブ
が、前記細線の端部から突出している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を説明する。図1及び図2は、それぞれ本発明の第
一の実施形態に係る自毛活用型かつらを示す斜視図及び
平面図である。この自毛活用型かつら(以下、単にかつ
らと称する場合がある。)は、頭部の所望の位置に載せ
て、植毛フレーム10に取り付けられている擬毛15と
使用者の頭髪Hとを絡み合わせて装着するようになって
おり、装着に際して、植毛フレーム10が幅方向に伸張
することによって環状の空間Sが膨らみ、この空間Sか
ら自毛Hを容易に引き出して擬毛15と十分に絡ませる
ことができる。
【0014】図1及び図2では、植毛フレーム10の構
造を分かり易く説明するために、植毛フレーム10に取
り付けた擬毛15の描写を僅か数本だけ描くに止め大部
分を省略しているが、擬毛15は実際には、上方へ突出
させて植毛フレーム10の全体にわたって緻密に取り付
けられている。なお、図1はかつらを使用者の頭部の適
宜の位置に載せた状態を示しており、植毛フレーム10
の空間Sから1本の自毛Hが突出した状態が描かれてい
る。実際は、使用者が本かつらを装着した状態で自毛H
の殆どを万遍なく引き出すことができる。このかつら
は、図2において上側が例えば使用者の前額部に対応し
下側が後頭部に対応しており、全体が使用者の頭部の例
えば薄毛部分を覆う形状及びサイズとなるよう調整され
ている。
【0015】本発明の自毛活用型かつらは、図1及び図
2に示すように、例えば、6個の環状の植毛フレームユ
ニット11を並列に連結することにより、横方向に環状
の大きな目を並べたパターンを有する植毛フレーム10
として構成されており、両側の植毛フレームユニット1
1,11の最外側に一対のストッパ部材19,19が取
り付けられて、自毛Hに挟着させるようになっている。
植毛フレームユニット11は、環状に構成したフレーム
部材12とこのフレーム部材12の一側から外方へ突出
するよう全体にわたり緻密に取り付けた擬毛15とで構
成される。ここで、フレーム部材12は、本実施の形態
では、2本の湾曲した細線13,13の各両端を、弾性
のチューブ又はキャップ等で成る連結部材14を用いて
連結することにより環状に、図示の例では横方向に木の
葉状の大きな目を並べたパターンで、恰もカヌーのよう
な輪郭と湾曲形状で前端及び後端が尖った楕円状に形成
されている。フレーム部材12は、このように2本の湾
曲した細線13を環状になるよう連結するとともに、環
状に連結した状態で、さらに膨出した頭部形状に沿うよ
う、2本の細線13,13が同一方向へなだらかな湾曲
形状の輪郭をもって構成されている。
【0016】図3に示すように、上記フレーム部材12
は、湾曲した2本の細線13の各両端部を連結する際
に、一方の細線13と他方の細線13との間の距離が、
2本の細線13が連結されている部位17(以下、交点
と言う場合がある。)に近づくにつれて縮まるようにし
て、交点17を連結して成形される。それにより、各細
線13,13間には、自毛Hを挿通し得る比較的大きな
開口S(図示の例では、木の葉状の輪郭を有する空間)
が形成される。
【0017】図4及び図5は上記フレーム部材12に用
いる細線13の詳細を示している。図4に示すように、
細線13は、かつらを装着する頭部の形状に沿うよう
に、長さ方向に沿って湾曲して形成されている。この細
線13は、本実施例では、図5に示すように、芯材13
aとそのまわりを被覆する熱収縮性のチューブ13bと
により二重構造で構成され、十分な弾性と剛性とを有
し、形態復元力を備えている。
【0018】芯材13aは、使用者の頭皮を傷つけるお
それがなく、またドライヤ等の熱の影響を受けにくい材
料、例えばナイロン(ポリアミド系合成繊維),ポリエ
ステル等の合成樹脂材料,金属,紙,ゴム,木,竹,ネ
ット,ガラス,カーボン等の弾性及び剛性を備えた材料
から選択使用され、例えば直径0.1〜3.0mm程度
のナイロン繊維の撚り線で形成することができる。この
細線13には多数の擬毛15を取り付けるので、その全
体重量に抗して頭部形状に沿った湾曲状態を維持できる
程度の剛性と弾力性を有する材料で構成するのが好まし
く、例えば頭皮の形状に沿って湾曲し、形態復元性に優
れる形状記憶樹脂から構成し得る。
【0019】一方、熱収縮性チューブ13bは、好まし
くは、ポリオレフィン或いはポリエチレンなどの弾性の
ゴム質材料にて構成され、使用者の自毛の色又は頭皮の
色など適宜の色彩に合わせて着色される。この熱収縮性
チューブ13bは、100℃〜105℃で少なくとも径
方向に40パーセント及びチューブの軸方向に大きくと
も15パーセントの熱収縮特性を有するものが好適であ
り、また、芯材13aは、熱収縮性チューブ13bより
も変形温度が高いものを用いるのが好ましい。このよう
な熱収縮性チューブ13bをフレーム部材12の表皮材
として用いると、擬毛15の取付けが容易に且つ確実に
行うことができる。例えば、熱収縮性チューブ13bに
擬毛15を植毛する際も植毛針を用いて容易に縫着し得
るし、或いは巻回して取り付けても弾力性に富むので滑
るようなこともなく、確実に取り付けることができる。
【0020】細線13は、収縮される前の熱収縮性チュ
ーブ13bに芯材13aを差し込んで、100℃〜10
5℃の温度範囲で数十分程度加熱処理を施すことで、熱
収縮性チューブ13bが芯材13aに密着し、細線13
が形成される。この場合、熱収縮性のチューブ13bで
2本の細線13の連結した両端を全部被い隠すようにす
ると、フレーム部材12の先端が頭皮を擦ったとしても
傷つけるおそれがない。このように、細線13を、芯材
13aとこれを覆う収縮性チューブ13bとで形成する
と、図3に示すように、細線13の連結する交点17に
おいて、熱収縮性チューブ13b同士をまとめて容易に
連結することができ、高弾力性によりフレーム部材12
のパターンの変形が容易にできるので、収縮後の熱収縮
性チューブ13bの長さを芯材13aよりも長く突出さ
せて形成するのが望ましい。
【0021】なお、細線13が収縮性チューブ13bの
二重構造のもので構成される場合を例に説明したが、芯
材13aのみで構成されていても良いことは勿論であ
る。この場合、擬毛15は芯材13aに縫着,結着,接
着等により取り付けられる。
【0022】上記細線13は、熱収縮性チューブ13b
の代わりに、例えば、図6に示すようにレーステープや
組み紐などの布テープ13cを芯材13aに巻き付ける
ことにより構成してもよい。
【0023】細線13の表皮材として、熱収縮性チュー
ブ13bや布テープ13cの代わりに、シリコン,ウレ
タン素材などの他のフィルム状又は薄いシート状のテー
プを芯材13aに接着剤にて接着しながら巻いて形成し
てもよく、その場合、擬毛15はこのテープに結着又は
植設される。
【0024】また、フレーム部材12を構成する細線の
交点17は図7(a)〜(d)に示すように配置し連結
することができる。すなわち、図7(a)に示すフレー
ム部材12は、両細線13の長さを合わせて連結するよ
うにしており、(b)ではずらして配置している。ま
た、(c)は、各細線13が交差し且つ交点17から外
方へ突出する長さが同じ場合を示すが、(d)では、交
点17から突出する長さが不一致のものが示されてい
る。交点17からさらに突出した部分を設ける場合は、
この交点17から外方へ向けて分岐した細線13の間に
も自毛が入り込むので、擬毛と自毛とが絡まる量がさら
に増えて、植毛フレーム10が露見されにくくなる。
【0025】フレーム部材12に取り付ける擬毛15と
しては、人毛や合成繊維で作った人工毛など、公知の種
々の毛髪材料が制限無く用いられ、取り付ける擬毛15
の密度も適宜の本数に調整することができる。このよう
にして、フレーム部材12に擬毛を取り付けることによ
り、単体の植毛フレームユニット11が得られる。本発
明では、このような単体の環状の植毛フレームユニット
11を使用者の頭部の増毛しようとする領域に合わせて
載せて、適宜のストッパ部材或いは接着具にて頭部に止
着し、自毛Hを環状の植毛フレームユニット11の周囲
及び環状の内側空間Sから引き出して、擬毛15と混ぜ
合わせることにより、自毛活用型かつらとすることがで
きる。
【0026】ここで、再び図1及び図2を参照すると、
本実施例では、上記植毛フレームユニット11を複数
個、図示の場合は6個を並列に連結して自毛活用型かつ
らとしている。この連結は、図1に示すように、各環状
のフレーム部材12のそれぞれ接し合う2本の細線13
同士を連結用のチューブ16に順次挿通させることによ
り行う。この連結用チューブ16は連結部分の長さに応
じた長さの上記したような熱収縮性のチューブを用いる
ことができる。連結用チューブ16にもその表面に擬毛
15が取り付けられる。
【0027】隣接する細線同士の連結を、上記連結用チ
ューブ16に代えて、接着或いは縫着などにより行って
もよい。図8に示すように、各フレーム部材12,12
の、例えば互いに接する二カ所の接点12aで細線13
同士をナイロン糸などで緊縛して連結してもよく、或い
は、各フレーム部材12の基端部の一カ所の接点(12
bの位置)において、例えば細線同士を順次連結してい
けば、扇状に拡がったパターンの植毛フレームを形成す
ることができる。
【0028】ここで、植毛フレーム10は、図1及び図
2に示すように、各フレーム部材12の前端部及び後端
部を突出させて木の葉状の環状に形成されており、連結
用チューブ16で中央部領域を連結されたフレーム部材
12同士は、長さ方向に行くにつれて離れる距離が広が
り、そのため植毛フレーム10の前端部及び後端部は鋸
歯状の輪郭が形成される。したがって、これを頭部に装
着した場合でも、直線状の線とならないので露見されに
くい。
【0029】図1に示す植毛フレーム10の両側部のフ
レーム部材12には、ストッパ部材19が設けられてい
る。図示のストッパ部材19は、かつらを頭部に取り付
ける際に、自毛に絡んでかつらを使用者の頭部に固定さ
せるものであり、例えば反転可能な基材に多数の櫛歯を
設けた特公昭54−16785号公報に記載の挟着具が
好適である。
【0030】上記ストッパ部材19は、布ベース18の
裏側でこの布ベースに取り付けられていて、布ベース1
8の端部が両側部のフレーム部材12を構成する細線1
3,13にそれぞれ縫着,巻装等により固着されてい
る。布ベース18は、ナイロン或いはポリエステルなど
で作製でき、好ましくは、その外方の面にも擬毛15が
取り付けられている。
【0031】上記ストッパ部材19に代えて、両面テー
プや液状の医療用瞬間接着剤等を適用することにより、
又は、自毛をフレーム部材12を構成する細線13に巻
回させることにより、植毛フレームを使用者の頭部に固
定するようにしてもよい。
【0032】上述のように構成される自毛活用型かつら
の作用について説明する。各フレーム部材12は剛性と
弾性を有する細線13にて構成されることで、幅方向に
伸張し、その際長さ方向に圧縮する。それゆえ、自毛活
用型かつら全体としては、フレーム部材12を幅方向に
引っ張ると、図2の矢印A方向に伸張し、各フレーム部
材12の2本の細線13間の幅が広がり、開口Sを大き
く広げるようになる。
【0033】このような植毛フレーム10をそなえた自
毛活用型かつらの装着の手順について説明すると、ま
ず、図9に示すように、使用者は自毛活用型かつらを例
えば前額部の生え際から数センチ程度後頭部寄りの位置
に載せて位置合わせを行う。そして、植毛フレーム10
を図2に示すA方向(幅方向)に引っ張り、開口Sが所
定の大きさになったら、使用者はストッパ部材19を頭
部の自毛Hに係止する。すると、植毛フレーム10を構
成するフレーム部材12の各開口Sが伸張前より大きく
開いた状態で頭部に固定される(図10参照)。
【0034】この時点では、頭部の自毛Hは、植毛フレ
ーム10の下側に押さえられているので、使用者は、櫛
やブラシ等の先端を開口S内から頭皮側へ挿し入れ、次
いで自毛Hを引っかけて開口Sから外方へ引き出す。す
ると、フレーム部材12に押さえられている自毛を除い
た大部分の自毛Hが引き出されるとともに、植毛フレー
ムの前端側及び後端側の鋸歯状の間隙からも引き出され
る。次いで、引き出された多量の自毛を、植毛フレーム
の擬毛15とともにブラッシングして絡み合わせ、所望
のヘアスタイルにすることで、自毛活用型かつらの装着
が完了する。
【0035】このようにして自毛活用型かつらを装着す
ると、植毛フレーム10の鋸歯状の輪郭の凹んだ部位か
ら引き出された自毛Hが植毛フレーム10自体を覆い隠
し、また、突出したフレーム部材12の先端部に取り付
けられた擬毛15が、自毛と絡み合ってその先端部を覆
い隠すことになるので、自毛活用型かつらを装着してい
ることが露顕することはない。
【0036】したがって、上記実施例による自毛活用型
かつらによれば、環状に形成されているフレーム部材1
2の開口Sから自毛が大量に引き出されて、擬毛15と
むらなく混ざり合うので、従来のかつらのような自毛と
擬毛との分離を抑制できる。それゆえ、使用者がかつら
を装着していることを外部から視認しづらくすることが
できるとともに、所望のヘアスタイルを長時間維持する
ことができる。
【0037】また、植毛フレーム10のとくに前端側で
は、前額部において突出部から後退部へと鋭角に切り込
んでいるため大きな波状の輪郭が形成されるので、植毛
フレーム10の周縁が横断方向の線となって現れず、そ
のためかつらの装着状態が外部から視認されるおそれが
ない。すなわち、従来のかつらのように周縁が直線状に
形成されている場合には、かつらの縁に植毛されている
擬毛と自毛との境界が毛流などの分離によりかつらであ
ることが露見し易いが、上記実施形態に係る自毛活用型
のかつらによれば、前端部が鋭角のジグザグ状に輪郭づ
けされているためその境界が直線的となっていないの
で、植毛フレーム10の前端側の擬毛と自毛とが絡み合
って、かつらの輪郭が完全に隠蔽されるとともに、自毛
と馴染んでかつらを装着していることが分からず、自然
なヘアスタイルを発現することができる。
【0038】また、従来のかつらのようにかつらベース
が一定の形態に定まっているものでは、ストッパ部材は
かつらベースの定位置に固定され位置の移動はできない
が、本発明の自毛活用型かつらは、植毛フレーム10が
伸張することで自毛との係止位置を比較的自由に調節で
き、頭皮と自毛への負担を軽減できる。
【0039】さらに、本発明の自毛活用型かつらは、細
線13のみを骨格として構成されているので、頭皮から
の発汗作用、発毛促進を妨げることなく、通気性に優れ
ることは言うまでもない。また、細線13は頭部形状に
沿った湾曲状に自由に成形し得るので、使用者の装着箇
所にぴったりと合って、違和感なく使用することができ
る。そして、フレーム部材12の連結箇所をゴム質のチ
ューブ16で被覆すれば、頭皮を傷つけることなく、良
好な装着感が得られる。
【0040】フレーム部材12の前端及び後端部の連結
部において、2本の細線が外装のチューブ13bのみで
連結されている場合には、その連結部を支点にフレーム
部材12を幅方向に広げ易くなる。また、芯材13aを
備えた部分で連結させるよりも、伸張した際の復元力を
弱くすることができるので、かつらの伸張の程度、即ち
弾性力を適宜に調整でき、これにより開口Sの大きさを
任意に調節して、自毛を引き出す量の調節も自由にでき
る。従って、装着者は擬毛に絡ませる自毛量を適宜に調
節して、ヘアスタイルを多様に変化し得ることになる。
【0041】上記例では、フレーム部材12が2本の細
線13をその長さ方向に並列して構成される場合を説明
したが、図11(a)に示すように、細線13をそれぞ
れU状又はV状に折り曲げて、2本の細線の先端部同士
を連結させて、環状に形成してもよく、植毛フレーム1
0は、このようにして形成した複数の環状フレーム部材
12を並列に連結することにより構成される。ここで、
図11(b)に示すように、フレーム部材12の前端部
及び後端部をV状に形成してもよい。この場合の環状は
菱形のパターン形状となる。
【0042】また、環状フレーム部材12は、図12
(a)に示す一本の細線131 と図12(b)に示すよ
うな短い細線132 を連結させて構成してもよい。この
場合、フレーム部材12は、長い細線131 の両端部と
短い2本の細線132 の一方の端部とを連結させて、図
12(c)に示すように構成される。そして、植毛フレ
ーム10は、図12(d)に示すように、短い細線13
2 の他方の端部を他の細線131 と連結させる。このよ
うに構成された植毛フレーム12においても、その幅方
向に伸縮性をそなえる。
【0043】次に、本発明の第二の実施形態に係る自毛
活用型かつらを説明する。図13に示す自毛活用型かつ
らは、環状のフレーム部材の代わりにV状のフレーム部
材22を複数そなえて構成され、このV状フレーム部材
22を多数組並行に連結することにより、全体形状が櫛
状の植毛フレーム20として形成されていることを特徴
とする。なお、以下の説明では、上記第一の実施形態の
説明に用いた符号と同じ符号を付したものは、同一のも
のを示すので,それらの詳細な説明は省略する。
【0044】図14に示すV状フレーム部材22は、図
3に示すフレーム部材12の一方の先或いは後端が連結
されることなく、開放端又は自由端として構成されてい
る。このV状フレーム部材22は、図14に示すよう
に、2本の細線13が一方の端部で連結され、他方の端
部間が連結されずに構成されることで、開放端23が形
成されている。本実施形態のV状フレーム部材22は基
端部だけが連結されてV状になっており、開放端23側
は線材13が平行に配置されているが、フレーム部材2
2の全長にわたって2本の細線13が幅方向に拡がるよ
うに、全体をV状に形成してもよい。
【0045】本実施形態の自毛活用型かつらは、図14
に示す複数のV状フレーム部材22を多数並列に連結す
ることにより、全体形状が櫛歯状の植毛フレーム20と
して構成される。図示の例では、5組のV状フレーム部
材22の、平行に配置した隣り合う細線13同士を纏め
て長尺のチューブ16で被覆することにより、両端を除
く5組がそれぞれ2本の細線を一纏めに連結し、合計7
本の櫛歯を備えるよう形成されている。なお、図13及
び図14において、櫛歯状の植毛フレーム20に取り付
けられている擬毛の図示を省略している。
【0046】上述の如く構成される自毛活用型かつらを
装着する場合、例えば、生え際から頭髪中に櫛先状に形
成される開放端23を頭皮を滑らすようにして差し込ん
で、頭部の所定箇所に位置合わせする(図15参照)。
そして、使用者は、櫛やブラシ等の先端を各細線13の
隙間から頭皮に当て、自毛を引っかけて外方へ引き出し
て、使用者が擬毛と自毛をブラッシングして絡み合わ
せ、所望のヘアスタイルにすることでかつらの装着が完
了する。
【0047】このように、本第二実施形態の自毛活用型
かつらによれば、上記第一実施形態のかつらと同様の効
果が得られる他、植毛フレームの全体形状が櫛状に形成
されているので、櫛歯状の自由端23を頭部の自毛間に
差し込むことにより装着することができるので、装着が
一層容易に行える。
【0048】なお、全体がV状に拡開しているフレーム
部材22を多数組連結する場合、互いに隣り合う基端部
を順次連結していってもよい。この場合、植毛フレーム
20の全体は扇状に拡開したパターンが得られる。ま
た、V状に拡開したフレーム部材22の隣り合う自由端
側を連結する場合は、複数のW状のパターンが幅方向に
連なった植毛フレーム20が得られることになり、何れ
も、装着者は所望のヘアスタイルにより適宜のパターン
の植毛フレームを選択することができる。
【0049】次に、本発明の第三実施形態に係る自毛活
用型かつらを説明する。図16は本発明の第二実施形態
に係る自毛活用型かつらを示す斜視図であり、図17は
平面図を示す。いずれも、植毛フレーム30を明瞭に表
すために擬毛の図示を省略しているが、実際には植毛フ
レーム30の全体にわたって所定の毛量及び毛流となる
ように、擬毛が植毛フレーム30の一側に外方へ突出さ
せて緻密に取り付けられている。
【0050】図16及び図17に示すかつらは、自毛を
活用するかつらとしては図1に示すかつらと同じもので
あるが、かつらに比べて植毛フレーム30が幅方向に大
きく変化しないことを特徴とすることに加え、装着に際
し、櫛と同様に自毛間に差し込んで取り付けることがで
きるようにしたものである。なお、上記説明に用いた符
号と同じ符号を付したものは、同一又は同等の部材又は
部分を示すので、それらの詳細な説明は省略する。
【0051】図17において、自毛活用型かつらは上側
が前額部に対応し下側が後頭部に対応するようにして装
着され、全体が使用者の頭部の薄毛部分を覆う形状及び
サイズで、全体が櫛状の植毛フレーム30を構成し、両
端に位置するフレーム部材32には、自毛を挟着するた
めのストッパ部材19が取り付けられている。
【0052】図18にも示すように、この植毛フレーム
30に用いるフレーム部材32は、U状に折り曲げた細
線13を用いている。このU状フレーム部材32は、1
本の細線13から構成され、細線13の各先端部が平行
配置されるように折り曲げられる。図18に示すU状フ
レーム部材32の折り曲げ箇所32aをU状に屈曲する
ことなく、図19に示すようにV状に屈曲すれば、前記
第二実施形態のV状フレーム部材22と同等になる。こ
のU状フレーム部材32も、図4に示す細線13と同
様、その長さ方向に沿って、かつらを装着する頭部の形
状に沿うように湾曲して形成されている。
【0053】U状フレーム部材32を図16及び図17
に示すように複数組並列に連結することにより、櫛歯状
の植毛フレーム30が構成される。ここで、図20は、
図17に示すA−A端面を拡大した図であり、各U状フ
レーム部材32同士の連結は、図16,図17及び図2
0に示すように、2つのU状フレーム部材32を長さ方
向に並列に配置し、接し合う2本の細線13を併せて連
結用チューブ16で被覆することで、隣り合う2つのフ
レーム部材32が連結され、これを順次所望の組だけ連
結していくことにより、装着者の希望するパターンの植
毛フレーム30が構成される。なお、U状フレーム部材
32同士の連結は、連結用チューブ16を用いる代わり
に、前記した図8に示すような接着或いは縫着などによ
り行ってもよい。
【0054】上述の如く構成される自毛活用型かつらの
装着手順については、前記した第二実施形態のものと同
様であるので説明を省略する。この自毛活用型かつらを
装着する場合、図21に示すように、櫛状の植毛フレー
ム30を頭髪内に差し込むだけで、櫛の作用で自ずと十
分な量の自毛が引き出せるので、装着が容易に行えると
ともに、細線に取り付けられた擬毛と十分に絡み合っ
て、自由なヘアスタイルが醸しだされる。
【0055】図17及び図18に示す植毛フレーム30
は、U状フレーム部材32の細線13が折り曲げ箇所か
ら自由端に至るまで略平行に形成されているが、図22
に示すように、自由端を幅広にして全体が扇状に拡幅す
るよう形成してもよい。
【0056】また、植毛フレーム30の各U状フレーム
部材32を連結用チューブ16で連結することなく、図
23(a)及び(b)にそれぞれ示すように、少なくと
も1カ所の接点32aで細線13同士を縛り付け、接着
等により固着するようにしてもよい。細線同士をどの部
位で固着するかにより、種々の異なるパターン形状を有
する櫛歯状植毛フレーム30が構成される。
【0057】上記各実施形態の説明では、自毛活用型か
つらは、図15及び図21に示すように、植毛フレーム
の開放端23,33が後頭部側に位置するようにして装
着する場合を例示したが、ヘアスタイルに応じて、例え
ば、開放端23,33が前額部側或いは側方になるよう
に配置して使用してもよい。
【0058】本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲に
おいて、様々な態様で実施できることは言うまでもな
い。例えば、植毛フレーム10,20,30が備える各
フレーム部材12,22,32の個数は、使用者の毛量
の度合い又は好みに応じて適当な数の組み合わせで用い
ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の自毛活用
型かつらによれば、従来のかつらに不可欠であったネッ
ト或いは人工皮膚等の椀状又は帽子状のかつらベース
や、かつらの外形を画成する周縁枠部材を廃止すること
ができるので、周縁が容易に視認されることなく、使用
者がかつらを装着していることを外部から露見し難くす
ることができるとともに、極めて軽量で且つ通気性に優
れたかつらを提供することができる。また、合成及び弾
性に富む細線で環状の或いはU状又はV状等のフレーム
部材を形成し、これを1個或いは多数個を連接すること
により植毛フレームとしたものを、本発明の自毛活用型
かつらとしているので、使用者の好みに応じたサイズと
し得るとともに、増毛しようとする程度に応じたボリュ
ーム感を出すことができる。また、細線と細線との間の
開口又は隙間が大きいので、数多くの自毛を万遍なく容
易に引き出すことができ、擬毛と引き出した自毛とを絡
み合わせることにより好みに応じた自由なヘアスタイル
に整えることができる。さらに、本自毛活用型かつらに
よれば、環状又はU状,V状に形成されているフレーム
部材の開口や隙間から自毛が引き出されて、擬毛とむら
なく混ざり合うので、従来のかつらのような頭髪とかつ
らの擬毛との馴染みの調整が困難なために生じうる自毛
と擬毛との分離が生じず、所望のヘアスタイルを長時間
維持できる。また、上記フレーム部材は伸縮性を有する
ため、装着に際し、フレーム部材の開口領域の大きさを
調整することができるので、開口から引き出す自毛量を
自由に調整することができるなど、種々の効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る自毛活用型かつら
を示す斜視図である。
【図2】第一実施形態に係る自毛活用型かつらの平面図
である。
【図3】第一実施形態に用いる環状のフレーム部材を示
す平面図である。
【図4】図4の環状フレーム部材に用いる細線を示す側
面図である。
【図5】図4に示す細線のA−A端面の拡大図を示す。
【図6】細線の他の例を示す一部側面図である。
【図7】(a)〜(d)は、それぞれ第一実施形態に係
る環状フレーム部材の2本の細線の各先端部を連結する
構成を示す斜視図である。
【図8】第一実施形態に係る環状フレーム部材同士の連
結構成を示す平面図である。
【図9】第一実施形態に係る自毛活用型かつらを頭部に
装着した状態を示す斜視図である。
【図10】第一実施形態に係る自毛活用型かつらの植毛
フレームの構成を示す擬毛の取付を省略した平面図であ
る。
【図11】(a)は第一実施形態に係る自毛活用型かつ
らの環状フレーム部材の構成例を示す平面図であり、
(b)は前端及び後端がV状に形成されるフレーム部材
を示す平面図である。
【図12】(a)及び(b)は、それぞれ第一実施形態
に係る環状フレーム部材の要素を示す平面図、(c)は
環状フレーム部材の構成例を示す平面図、(d)は植毛
フレームの構成例を示す平面図である。
【図13】第二実施形態に係る自毛活用型かつらの櫛状
の植毛フレームを示す平面図である。
【図14】図13の植毛フレームに用いるV状のフレー
ム部材を示す平面図である。
【図15】第二実施形態の自毛活用型かつらを頭部に装
着した状態を示す斜視図である。
【図16】第三実施形態に係る自毛活用型かつらの櫛状
の植毛フレームを示す斜視図である。
【図17】第三実施形態に係る植毛フレームの平面図で
ある。
【図18】第三実施形態に係る植毛フレームに用いるU
状フレーム部材を示す平面図である。
【図19】第三実施形態に係る植毛フレームに用いるフ
レーム部材の変形例を示す平面図である。
【図20】図17のA−A端面を拡大した図である。
【図21】第三実施形態に係る自毛活用型かつらを頭部
に装着した状態を示す斜視図である。
【図22】第三実施形態に係る植毛フレームの他の構成
例を示す平面図である。
【図23】(a)及び(b)は、それぞれ第三実施形態
に係る植毛フレームのさらに他の構成例を示す平面図で
ある。
【図24】従来の自毛活用型かつらを装着した状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10,20,30 植毛フレーム 11 植毛フレームユニット 12 環状フレーム部材 13 細線 13a 芯材 13b 熱収縮性チューブ 14 連結部材 15 擬毛 16 連結用チューブ 17 細線の交点 19 ストッパ部材 21 V状植毛フレームユニット 22 V状フレーム部材 23,33 開放端 32 U状フレーム部材 32a U状フレーム部材同士の接点 S 開口 H 自毛

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に形成されるフレーム部材をそな
    え、このフレーム部材に擬毛を取り付けて環状の植毛フ
    レームユニットを構成し、 上記環状の植毛フレームユニットを装着者の頭部へ載せ
    てその開口から自毛を引き出し、引き出した自毛を上記
    擬毛と絡み合わせて装着することを特徴とする、自毛活
    用型かつら。
  2. 【請求項2】 環状に形成されるフレーム部材に擬毛を
    取り付けて環状の植毛フレームユニットを構成するとと
    もに、該環状の植毛フレームユニットを少なくとも2個
    以上並列に連結することにより植毛フレームを構成し、 上記植毛フレームを装着者の頭部へ載せて各環状の植毛
    フレームユニットの開口から自毛を引き出し、引き出し
    た自毛を上記擬毛と絡み合わせて装着することを特徴と
    する、自毛活用型かつら。
  3. 【請求項3】 前記フレーム部材が、剛性と弾性とを有
    する1本の細線を環状に曲げて両端を連結するととも
    に、装着者の頭形状に沿って長さ方向に湾曲させること
    により形成されることを特徴とする、請求項1又は2記
    載の自毛活用型かつら。
  4. 【請求項4】 前記フレーム部材が、剛性と弾性とを有
    する2本の細線の各端部同士を連結することにより環状
    に形成されるとともに、装着者の頭形状に沿って長さ方
    向に湾曲させて形成されることを特徴とする、請求項1
    又は2記載の自毛活用型かつら。
  5. 【請求項5】 前記フレーム部材及びこれと連結される
    他のフレーム部材の細線同士を合わせて連結用チューブ
    にて被覆することにより、複数の植毛フレームユニット
    を順次並列に連結して植毛フレームとすることを特徴と
    する、請求項2記載の自毛活用型かつら。
  6. 【請求項6】 前記フレーム部材及びこれと連結する他
    のフレーム部材の細線同士を少なくとも1点で繋ぎ合わ
    せることにより、複数の植毛フレームユニットを順次並
    列に連結して植毛フレームとすることを特徴とする、請
    求項2記載の自毛活用型かつら。
  7. 【請求項7】 前記環状に形成されるフレーム部材が幅
    方向に伸張しその際長さ方向に縮小するように形成さ
    れ、両側端に位置するフレーム部材が前記植毛フレーム
    を自毛に固定するストッパ部材をそなえ、該植毛フレー
    ムを幅方向に引っ張り、上記フレーム部材を幅方向に伸
    張させた状態で、ストッパ部材を自毛に固定して頭部に
    装着することを特徴とする、請求項2記載の自毛活用型
    かつら。
  8. 【請求項8】 前記細線が、剛性のある芯材の周りを弾
    性のチューブで被覆することにより構成されるととも
    に、該チューブが細線の両端部から突出しており、該チ
    ューブの突出部同士を連結することにより前記環状のフ
    レーム部材としたことを特徴とする、請求項4〜6の何
    れかに記載の自毛活用型かつら。
  9. 【請求項9】 U状又はV状のフレーム部材をそなえ、
    このフレーム部材に擬毛を取り付けてU状又はV状の植
    毛フレームユニットを構成し、 上記U状又はV状の植毛フレームユニットを自由端側か
    ら装着者の頭部へ差し込んで、自毛と擬毛とを絡み合わ
    せて装着することを特徴とする、自毛活用型かつら。
  10. 【請求項10】 U状又はV状のフレーム部材に擬毛を
    取り付けてU状又はV状の植毛フレームユニットを構成
    するとともに、該U状又はV状の植毛フレームユニット
    を少なくとも2個以上並列に連結することにより全体が
    櫛状を呈する植毛フレームを構成し、 上記植毛フレームを自由端側から装着者の頭部へ差し込
    んで、自毛と擬毛とを絡み合わせて装着することを特徴
    とする、自毛活用型かつら。
  11. 【請求項11】 前記U状又はV状のフレーム部材が、
    弾性をもって幅方向に広がることを特徴とする、請求項
    9又は10記載の自毛活用型かつら。
  12. 【請求項12】 前記フレーム部材が、剛性と弾性とを
    有する1本の細線を中間部で屈曲させてU状又はV状に
    形成するとともに、装着者の頭形状に沿って長さ方向に
    湾曲させることにより形成されることを特徴とする、請
    求項9〜11の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  13. 【請求項13】 前記フレーム部材が、剛性と弾性とを
    有する2本の細線の各一端部を連結することによりU状
    又はV状に屈曲させるとともに、装着者の頭形状に沿っ
    て長さ方向に湾曲させて形成されることを特徴とする、
    請求項9〜11の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  14. 【請求項14】 前記フレーム部材及びこれと連結する
    他のフレーム部材の細線同士を合わせて連結用チューブ
    にて被覆することにより、複数のU状又はV状の植毛フ
    レームユニットを順次並列に連結し、これにより櫛状の
    植毛フレームとすることを特徴とする、請求項10記載
    の自毛活用型かつら。
  15. 【請求項15】 前記U状又はV状のフレーム部材及び
    これと連結する他のU状又はV状のフレーム部材の細線
    同士を少なくとも1点で繋ぎ合わせることにより、複数
    の植毛フレームユニットを順次並列に連結して櫛状の植
    毛フレームとすることを特徴とする、請求項10記載の
    自毛活用型かつら。
  16. 【請求項16】 両側端にある前記U状又はV状のフレ
    ーム部材が、前記櫛状の植毛フレームを自毛に固定する
    ストッパ部材をそなえていることを特徴とする、請求項
    10〜15の何れかに記載の自毛活用型かつら。
  17. 【請求項17】 前記細線が、剛性のある芯材の周りを
    弾性のチューブで被覆することにより構成されているこ
    とを特徴とする、請求項3〜6、12〜15の何れかに
    記載の自毛活用型かつら。
  18. 【請求項18】 前記弾性のチューブが、前記細線の端
    部から突出していることを特徴とする、請求項17記載
    の自毛活用型かつら。
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