[go: up one dir, main page]

JP2002036870A - 表面を保護された樹脂製自動車窓 - Google Patents

表面を保護された樹脂製自動車窓

Info

Publication number
JP2002036870A
JP2002036870A JP2000228647A JP2000228647A JP2002036870A JP 2002036870 A JP2002036870 A JP 2002036870A JP 2000228647 A JP2000228647 A JP 2000228647A JP 2000228647 A JP2000228647 A JP 2000228647A JP 2002036870 A JP2002036870 A JP 2002036870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
parts
group
weight
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000228647A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Ekinaka
達矢 浴中
Toshio Kida
稔男 喜田
Yoshihiko Imanaka
嘉彦 今中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Chemicals Ltd filed Critical Teijin Chemicals Ltd
Priority to JP2000228647A priority Critical patent/JP2002036870A/ja
Publication of JP2002036870A publication Critical patent/JP2002036870A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観、耐熱水性、密着性が良好で、基材表面
に従来にない高いレベルの耐摩耗性を付与しうる表面が
被覆された樹脂製自動車窓を提供する。 【解決手段】 樹脂製自動車窓窓部の基材表面に、第1
層として、塗膜樹脂の少なくとも50重量%がアクリル
樹脂であって、且つ該アクリル樹脂は、特定のメタクリ
ル酸誘導体の繰り返し単位を50モル%以上含むアクリ
ル樹脂である塗膜樹脂が積層され、その上に第2層とし
て、(A)コロイダルシリカ(a成分)、(B)トリア
ルコキシシランの加水分解縮合物(b成分)および
(C)テトラアルコキシシランの加水分解縮合物(c成
分)からなるオルガノシロキサン樹脂を熱硬化した塗膜
層が積層された表面を保護された樹脂製自動車窓。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面を保護された樹
脂製自動車窓に関する。さらに詳しくは透明樹脂基材に
アクリル樹脂を主とする層とオルガノシロキサンの硬化
物層とを順次積層することにより、耐摩耗性が著しく改
善された樹脂製自動車窓に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、各種交通機関や、建物には多数
の窓が取り付けられている。これらの窓には現在、無機
ガラスが広く使用されている。例えば自動車や各種交通
機関に取り付けられた窓(以下、車輌用窓という)の殆
どは無機ガラスからなる窓部から構成されており、場合
によっては、軟質の合成樹脂製窓枠部が窓部の外周部に
取り付けてある。
【0003】無機ガラスは重量が重く耐衝撃性が乏しい
という欠点を有する。また、自動車等に窓を取り付ける
ための取付金具や窓枠部を窓部に取り付けるために相当
の工数と時間を要している。さらに、無機ガラスは耐衝
撃性が乏しいためにその加工性に制限が有り、自動車の
デザインにも一定の制限を加えていた。
【0004】従って車輌用窓として、安全性の向上、軽
量化実現、さらに近年、工数削減、自由なデザインの追
求の観点から軽量で耐衝撃性に優れる合成樹脂製の窓の
実用化が待たれている。
【0005】樹脂製車輌用窓の窓部は通常、熱可塑性樹
脂を射出成形して窓部を成形した後、窓部の表面に例え
ばシリコン系樹脂からなるハードコート処理液を塗布、
硬化してハードコート処理をする方法、または、予めハ
ードコート処理したフィルムを窓部成形用金型内に装着
し、そこに熱可塑性樹脂を射出成形するなどの方法でハ
ードコート処理された窓部を形成する。次いで、別工程
で作成された窓枠部を窓部の外周部に取り付ける方法、
あるいは、窓枠部成形用金型内に窓部を装着し、次いで
軟質の熱可塑性樹脂を射出成形する事によって窓枠部を
成形し、かつ窓枠部と窓部を一体化する方法により樹脂
製車輌用窓が形成される。
【0006】このような車輌用窓には表面が傷ついて外
部の視界が悪くなるのを防ぐための耐擦傷性、耐摩耗
性、長期間の使用に耐える耐候性が要求される。なかで
も特に自動車窓では、例えば前面窓ではワイパー作動時
のすり傷発生を防止する必要があり、サイドウィンドー
ではウィンドー昇降時のすり傷発生を防止する必要があ
る。このような用途ではガラス並みの特に高いレベルの
耐摩耗性が要求される。
【0007】従来からプラスチックの表面にシロキサン
系の硬化被膜を被覆することにより耐摩耗性を改良する
数多くの提案がなされてきている。例えば特開昭51−
2736号公報および特開昭55−94971号公報に
はトリヒドロキシシラン部分縮合物とコロイダルシリカ
からなるコーティング用組成物が記載されている。ま
た、特開昭48−26822号公報および特開昭51−
33128号公報にはアルキルトリアルコキシシランと
テトラアルコキシシランとの部分縮合物を主成分とする
コーティング用組成物が記載されている。さらに特開昭
63−278979号公報および特開平1−30647
6号公報にはアルキルトリアルコキシシランとテトラア
ルコキシシランとの縮合物にコロイド状シリカを添加し
たコーティング用組成物が記載されている。
【0008】しかしながら、これらのコーティング用組
成物から得られる硬化被膜を透明プラスチック基材に積
層したものはある程度の優れた耐摩耗性を有している
が、特に自動車窓等の用途に対して耐摩耗性は十分でな
く、さらなる耐摩耗性の改良が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
にない高いレベルの耐摩耗性を付与しうる硬化被膜で表
面を保護された樹脂製自動車窓を提供することにある。
【0010】本発明者は、この目的を達成するために鋭
意研究を重ねた結果、樹脂製自動車窓窓部の基材表面に
アクリル樹脂を主とする第1層とコロイダルシリカ、ト
リアルコキシシラン加水分解縮合物およびテトラアルコ
キシシラン加水分解縮合物からなるオルガノシロキサン
樹脂を熱硬化してなる第2層を第1層から順次積層した
樹脂製自動車窓が、従来にない高いレベルの耐摩耗性を
有することを見出し、本発明に到達した。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、樹脂製自動車窓窓部の基材表面に、第1層として、
塗膜樹脂の少なくとも50重量%がアクリル樹脂であっ
て、且つ該アクリル樹脂は、下記式(1)
【0012】
【化7】
【0013】(但し、式中R1は炭素数1〜4のアルキ
ル基である。)で示される繰り返し単位を50モル%以
上含むアクリル樹脂である塗膜樹脂が積層され、その上
に第2層として、(A)コロイダルシリカ(a成分)、
(B)下記式(2)で表わされるトリアルコキシシラン
の加水分解縮合物(b成分)
【0014】
【化8】
【0015】(但し、式中R2は炭素数1〜4のアルキ
ル基、ビニル基、またはメタクリロキシ基、アミノ基、
グリシドキシ基、3,4−エポキシシクロヘキシル基か
らなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1
〜3のアルキル基であり、R3は炭素数1〜4のアルキ
ル基である。)および(C)下記式(3)で表わされる
テトラアルコキシシランの加水分解縮合物(c成分)
【0016】
【化9】
【0017】(但し、式中R4は炭素数1〜4のアルキ
ル基である。)からなるオルガノシロキサン樹脂を熱硬
化した塗膜層が積層された表面を保護された樹脂製自動
車窓が提供される。
【0018】本発明において、第1層として、樹脂製自
動車窓窓部の基材表面に積層される塗膜樹脂は、その少
なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量
%、より好ましくは少なくとも70重量%がアクリル樹
脂である。アクリル樹脂が50重量%より少なくなる
と、透明樹脂基材および第2層のオルガノシロキサン樹
脂熱硬化層との密着性が劣り好ましくない。
【0019】また、上記アクリル樹脂は、前記式(1)
で示される繰り返し単位を50モル%以上、好ましくは
60モル%以上、より好ましくは70モル%以上含むア
クリル樹脂である。アクリル樹脂中の前記式(1)で示
される繰り返し単位が50モル%未満では、透明樹脂基
材および第2層のオルガノシロキサン樹脂熱硬化層との
密着性が劣り好ましくない。
【0020】上記アクリル樹脂は、50モル%以上のア
ルキルメタクリレートモノマーと50モル%以下のビニ
ル系モノマーを重合して得られるポリマーである。アル
キルメタクリレートモノマーとしては、具体的にメチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタ
クリレートおよびブチルメタクリレートが挙げられ、こ
れらは単独または2種以上を混合して使用できる。なか
でもメチルメタクリレートおよびエチルメタクリレート
が好ましい。
【0021】また、他のビニル系モノマーとしてはアル
キルメタクリレートモノマーと共重合可能なものであ
り、殊に接着性あるいは耐候性等の耐久性の面で、アク
リル酸、メタクリル酸またはそれらの誘導体が好ましく
使用される。具体的にはアクリル酸、メタクリル酸、ア
クリル酸アミド、メタクリル酸アミド、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブ
チルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、ドデシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、N,N−ジエチ
ルアミノエチルメタクリレート、グリシジルメタクリレ
ート、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、
3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等
が挙げられ、これらは単独または2種以上を混合して使
用できる。また、アクリル樹脂の2種以上を混合した混
合物であってもよい。
【0022】また、かかるアクリル樹脂は、熱硬化型で
あることが好ましく、0.01モル%〜50モル%の架
橋性の反応基を持つビニル系モノマーを含有することが
望ましい。かかる架橋性の反応基を持つビニル系モノマ
ーとしてはアクリル酸、メタクリル酸、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ビニル
トリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエト
キシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメト
キシシラン等が挙げられる。
【0023】上記アクリル樹脂の分子量は、重量平均分
子量で20,000〜600,000が好ましく、5
0,000〜400,000がより好ましく使用され
る。かかる分子量範囲の上記アクリル樹脂は、第1層と
しての密着性や強度などの性能が十分に発揮され好まし
い。
【0024】また、上記アクリル樹脂の好ましい態様と
して、前記式(1)および下記式(4)
【0025】
【化10】
【0026】(但し、式中Xは水素原子もしくはメチル
基であり、R5は炭素数2〜5のアルキレン基であり、
6は炭素数1〜4のアルキル基であり、nは0または
1の整数である。)で示される繰り返し単位からなる共
重合体であり、且つ前記式(1)で示される繰り返し単
位と前記式(4)で示される繰り返し単位のモル比が9
9.99:0.01〜50:50の範囲であり、好まし
くは99:1〜60:40の範囲であり、より好ましく
は97:3〜70:30の範囲であるアクリル樹脂が採
用される。このアクリル樹脂共重合体は、第1層として
透明樹脂基材表面に積層される塗膜樹脂の少なくとも5
0重量%、好ましくは少なくとも70重量%、より好ま
しくは少なくとも90重量%であり、典型的には、塗膜
樹脂が実質的にこのアクリル樹脂共重合体であることが
望ましい。
【0027】かかるアクリル樹脂は、アルキルメタクリ
レートモノマーとアルコキシシリル基を有するアクリレ
ートまたはメタクリレートモノマーを上記範囲の割合で
重合して得られるコポリマーである。かかるアルコキシ
シリル基を有するアクリレートまたはメタクリレートモ
ノマーとしては、具体的には、3−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエ
トキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリエトキシ
シラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシ
シランおよび3−アクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン等が挙げられ、3−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエ
トキシシランおよび3−メタクリロキシプロピルメチル
ジメトキシシランが好ましく、特に3−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシランが好ましく使用される。
【0028】アルコキシシリル基を有するアクリレート
またはメタクリレート系モノマーをアルキルメタクリレ
ートモノマーに共重合して得られたアクリル樹脂を使用
することにより、第2層のオルガノシロキサン樹脂熱硬
化層との接着性がより高まり、透明樹脂成形体の耐熱水
性がさらに向上し、また、上記割合の範囲で共重合した
ものは、ゲル化し難く保存安定性に優れる。かかる共重
合体は、アルコキシシリル基を有するため、第2層と構
造的に類似しており親和性があるため、第2層との密着
性がより高まるものと推定される。
【0029】また、上記第1層の塗膜樹脂の好ましい態
様としては、下記式(5)
【0030】
【化11】
【0031】(但し、式中R7は炭素数1〜4のアルキ
ル基、ビニル基、またはメタクリロキシ基、アミノ基、
グリシドキシ基、3,4−エポキシシクロヘキシル基か
らなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1
〜3のアルキル基であり、R8は炭素数1〜4のアルキ
ル基であり、rは0〜2の整数である。)で表わされる
化合物の加水分解縮合物1〜40重量%(R7 r−SiO
4-r/2に換算した重量)と、前記式(1)および下記式
(6)
【0032】
【化12】
【0033】(但し、式中Yは水素原子もしくはメチル
基であり、R9は炭素数2〜5のアルキレン基であ
る。)で示される繰り返し単位からなる共重合体であ
り、且つ前記式(1)で示される繰り返し単位と前記式
(6)で示される繰り返し単位のモル比が99:1〜5
0:50であるアクリル樹脂99〜60重量%との混合
物または反応物が好ましく使用される。
【0034】前記式(5)で表わされるアルコキシシラ
ンとしては、例えばテトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン、テトラn−プロポキシシシラン、テトライ
ソプロポキシシラン、テトラn−ブトキシシラン、テト
ライソブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メ
チルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、
イソブチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、ジメチルジメト
キシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリ
シドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノ
プロピルメチルジエトキシシラン等が挙げられ、なかで
もアルキルトリアルコキシシランが好ましく、特にメチ
ルトリメトキシシランおよびメチルトリエトキシシラン
が好ましい。これらは単独もしくは混合して使用でき
る。
【0035】このアルコキシシランの加水分解縮合物は
酸性条件下、アルコキシシランのアルコキシ基1当量に
対して通常0.2〜4当量、好ましくは0.5〜2当
量、さらに好ましくは1〜1.5当量の水を用いて20
〜40℃で1時間〜数日間加水分解縮合反応させること
によって得られる。該加水分解縮合反応には酸が使用さ
れ、かかる酸としては塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、亜硝
酸、過塩素酸、スルファミン酸等の無機酸、ギ酸、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、シュウ酸、コハク酸、マレイ
ン酸、乳酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸が挙げ
られ、酢酸や塩酸などの揮発性の酸が好ましい。該酸は
無機酸を使用する場合は通常0.0001〜2規定、好
ましくは0.001〜0.1規定の濃度で使用し、有機
酸を使用する場合はトリアルコキシシラン100重量部
に対して0.1〜50重量部、好ましくは1〜30重量
部の範囲で使用される。
【0036】また、前記式(1)で示される繰り返し単
位と前記式(6)で示される繰り返し単位のモル比が9
9:1〜50:50の範囲であり、好ましくは97:3
〜55:45の範囲であり、より好ましくは95:5〜
60:40の範囲であるヒドロキシ基を有するアクリル
樹脂が採用される。かかる範囲内であれば、樹脂製自動
車窓の耐熱水性が十分であり好ましい。
【0037】かかるアクリル樹脂は、アルキルメタクリ
レートモノマーとヒドロキシ基を有するアクリレートま
たはメタクリレートモノマーを上記範囲の割合で重合し
て得られるコポリマーである。かかるヒドロキシ基を有
するアクリレートまたはメタクリレートモノマーとして
は、具体的には、2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレートおよび2−ヒドロキシプロピルメ
タクリレート等が挙げられ、なかでも2−ヒドロキシエ
チルメタクリレートが好ましく採用される。
【0038】前記アルコキシシランの加水分解縮合物と
前記ヒドロキシ基を有するアクリル樹脂の混合量比は前
者が1〜40重量%、好ましくは5〜30重量%(ただ
しR 7 r−SiO4-r/2に換算した重量)であり、後者が
99〜60重量%、好ましくは95〜70重量%であ
る。このような組成に調製することで、かかるアクリル
樹脂からなる層は透明樹脂基材および第2層のオルガノ
シロキサン樹脂熱硬化層との良好な密着性を保つことが
できる。また、前記アルコキシシランの加水分解縮合物
と前記ヒドロキシ基を有するアクリル樹脂は、上記割合
の範囲で混合させた混合物、あるいは一部縮合反応させ
た反応物が使用できる。
【0039】また、上記アルコキシシランの加水分解縮
合物とヒドロキシ基を有するアクリル樹脂の混合物また
は反応物に、密着性等の物性を改良する目的で、さらに
メラミン樹脂を混合することも好ましく採用される。使
用するメラミン樹脂としては、例えばヘキサメトキシメ
チルメラミンに代表される完全アルキル型メチル化メラ
ミン、ヘキサメトキシメチルメラミンのメトキシメチル
基の一部がメチロール基になったもの、イミノ基になっ
たもの、ブトキシメチル基になったもの、あるいはヘキ
サブトキシメチルメラミンに代表される完全アルキル型
ブチル化メラミン等が挙げられ、ヘキサメトキシメチル
メラミンに代表される完全アルキル型メチル化メラミン
が好ましく使用される。これらのメラミン樹脂は単独も
しくは混合して使用できる。メラミン樹脂を使用する場
合には、好ましくはさらに該メラミン樹脂の硬化を促進
するため酸触媒が添加して使用される。かかる酸触媒と
しては塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、亜硝酸、過塩素酸、
スルファミン酸等の無機酸、マレイン酸、ギ酸、酢酸、
プロピオン酸、酪酸、シュウ酸、コハク酸、乳酸、ベン
ゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸が
用いられ、好ましくはマレイン酸、ベンゼンスルホン
酸、パラトルエンスルホン酸のような十分な酸性度を持
つ不揮発性の酸が用いられる。かかる酸触媒はメラミン
樹脂100重量部に対して好ましくは0.5〜10重量
部、より好ましくは1〜5重量部の範囲で使用される。
【0040】メラミン樹脂の好ましい配合量は、アルコ
キシシランの加水分解縮合物とヒドロキシ基を有するア
クリル樹脂の混合物または反応物100重量部に対して
1〜20重量部が好ましく、3〜15重量部がより好ま
しい。このような範囲で混合することにより、この塗膜
樹脂層は透明樹脂基材および第2層のオルガノシロキサ
ン樹脂熱硬化層との良好な密着性を保つことができる。
【0041】本発明に用いる上記塗膜樹脂(第1層)を
形成する方法としては、アクリル樹脂等の塗膜樹脂成分
および後述する光安定剤や紫外線吸収剤等の添加成分
を、基材である透明樹脂と反応したり該透明樹脂を溶解
したりしない揮発性の溶媒に溶解して、このコーティン
グ組成物を透明樹脂基材表面に塗布し、次いで該溶媒を
加熱等により除去することにより行われる。必要であれ
ば溶媒の除去後にさらに40〜140℃に加熱して架橋
性基を架橋させることも好ましく行われる。
【0042】かかる溶媒としてはアセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等のケトン類、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸エ
チル、酢酸エトキシエチル等のエステル類、メタノー
ル、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノー
ル、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1
−プロパノール、2−エトキシエタノール、4−メチル
−2−ペンタノール、2−ブトキシエタノール等のアル
コール類、n-ヘキサン、n-ヘプタン、イソオクタン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、ガソリン、軽油、灯油
等の炭化水素類、アセトニトリル、ニトロメタン、水等
が挙げられ、これらは単独で使用してもよいし2種以上
を混合して使用してもよい。かかるコーティング組成物
中の塗膜樹脂からなる固形分の濃度は1〜50重量%が
好ましく、3〜30重量%がより好ましい。
【0043】また、上記コーティング組成物には樹脂基
材の耐候性を改良する目的で光安定剤、紫外線吸収剤を
含有することができる。
【0044】該光安定剤としては、例えばビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)カーボネ
ート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)サクシネート、ビス(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)セバケート、4−ベンゾイル
オキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4
−オクタノイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)ジフェニルメタン−p,p′−ジカーバ
メート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)ベンゼン−1,3−ジスルホネート、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)フ
ェニルホスファイト等のヒンダードアミン類、ニッケル
ビス(オクチルフェニルサルファイド、ニッケルコンプ
レクス−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジルリン酸モノエチラート、ニッケルジブチルジチオカ
ーバメート等のニッケル錯体が挙げられる。これらの剤
は単独もしくは2種以上を併用してもよく、塗膜樹脂1
00重量部に対して好ましくは1〜50重量部、より好
ましくは1〜10重量部用いられる。
【0045】また、該紫外線吸収剤としては、例えば
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
オクトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−
4,4′−ジメトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノ
ン類、2−(5′−メチル−2′−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(3′−t−ブチル−
5′−メチル−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(3′,5′−ジ−t−ブチル−2′−
ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール
等のベンゾトリアゾール類、エチル−2−シアノ−3,
3−ジフェニルアクリレート、2−エチルヘキシル−2
−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート等のシアノ
アクリレート類、フェニルサリシレート、p−オクチル
フェニルサリシレート等のサリシレート類、ジエチル−
p−メトキシベンジリデンマロネート、ビス(2−エチ
ルヘキシル)ベンジリデンマロネート等のベンジリデン
マロネート類が挙げられる。これらの剤は単独もしくは
2種以上を併用してもよく、塗膜樹脂100重量部に対
して好ましくは0.1〜100重量部、より好ましくは
0.1〜50重量部用いられる。
【0046】上記コーティング組成物の樹脂基材への塗
布はバーコート法、ディップコート法、フローコート
法、スプレーコート法、スピンコート法、ローラーコー
ト法等の方法を、塗装される基材の形状に応じて適宜選
択することができる。かかるコーティング組成物が塗布
された基材は、通常常温から該基材の熱変形温度以下の
温度下で溶媒の乾燥、除去が行われ、さらに必要であれ
ば溶媒の除去後に40〜140℃に加熱して架橋性基を
架橋させ、第1層として、上記塗膜樹脂を積層した透明
樹脂基材が得られる。
【0047】第1層の塗膜樹脂層の厚さは、透明樹脂基
材と第2層とを十分に接着し、また、前記添加剤の必要
量を保持し得るのに必要な膜厚であればよく、好ましく
は0.1〜10μmであり、より好ましくは1〜5μm
である。
【0048】前記アクリル樹脂を主とする塗膜樹脂から
なる第1層を形成することにより、第2層と透明樹脂基
材との密着性が良好となり、耐摩耗性および耐候性に優
れた樹脂製自動車窓を得ることができる。
【0049】本発明において、上記第1層の上に次いで
積層される第2層は、コロイダルシリカ(a成分)、前
記式(2)で表わされるトリアルコキシシランの加水分
解縮合物(b成分)および前記式(3)で表わされるテ
トラアルコキシシランの加水分解縮合物(c成分)から
なるオルガノシロキサン樹脂を熱硬化してなる塗膜層で
ある。
【0050】第2層は、好適には上記コロイダルシリ
カ、トリアルコキシシランの加水分解縮合物およびテト
ラアルコキシシランの加水分解縮合物からなるオルガノ
シロキサン樹脂固形分、酸、硬化触媒および溶媒からな
るコーティング用組成物を用いて形成される。
【0051】a成分のコロイダルシリカとしては直径5
〜200nm、好ましくは5〜40nmのシリカ微粒子
が水または有機溶媒中にコロイド状に分散されたもので
ある。該コロイダルシリカは、水分散型および有機溶媒
分散型のどちらでも使用できるが、水分散型のものを用
いるのが好ましい。かかるコロイダルシリカとして、具
体的には、酸性水溶液中で分散させた商品として日産化
学工業(株)のスノーテックスO、塩基性水溶液中で分
散させた商品として日産化学工業(株)のスノーテック
ス30、スノーテックス40、触媒化成工業(株)のカ
タロイドS30、カタロイドS40、有機溶剤に分散さ
せた商品として日産化学工業(株)のMA−ST、IP
A−ST、NBA−ST、IBA−ST、EG−ST、
XBA−ST、NPC−ST、DMAC−ST等が挙げ
られる。
【0052】b成分であるトリアルコキシシランの加水
分解縮合物は、前記式(2)のトリアルコキシシランを
加水分解縮合反応させたものである。
【0053】かかるトリアルコキシシランとしては、例
えばメチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、エチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β
(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエ
トキシシランなどが挙げられ、これらは単独もしくは混
合して使用できる。
【0054】また、特に耐摩耗性に優れたコート層を形
成するコーティング用組成物を得るためには70重量%
以上がメチルトリアルコキシシランであることが好まし
く、実質的に全量がメチルトリアルコキシシランである
ことがさらに好ましい。ただし密着性の改善、親水性、
撥水性等の機能発現を目的として少量のメチルトリアル
コキシシラン以外の上記トリアルコキシシラン類を添加
することがある。
【0055】c成分であるテトラアルコキシシランの加
水分解縮合物は前記式(3)のテトラアルコキシシラン
を加水分解縮合反応させたものである。かかるテトラア
ルコキシシランとしては、例えばテトラメトキシシラ
ン、テトラエトキシシラン、テトラn−プロポキシシシ
ラン、テトライソプロポキシシラン、テトラn−ブトキ
シシラン、テトライソブトキシシランなどが挙げられ、
好ましくはテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ンである。これらのテトラアルコキシシランは単独もし
くは混合して使用できる。
【0056】b成分およびc成分は、該アルコキシシラ
ンの一部または全部が加水分解したものおよび該加水分
解物の一部または全部が縮合反応した縮合物等の混合物
であり、これらはゾルゲル反応をさせることにより得ら
れるものである。
【0057】a〜c成分からなるオルガノシロキサン樹
脂固形分は、以下の(1)および(2)からなるプロセ
スを経て調製することが、沈殿の生成がなく、より耐摩
耗性に優れるコート層を得ることができ好ましく採用さ
れる。
【0058】プロセス(1):コロイダルシリカ分散液
中で前記式(2)のトリアルコキシシランを酸性条件下
加水分解縮合反応させる。
【0059】ここで、トリアルコキシシランの加水分解
反応に必要な水は水分散型のコロイダルシリカ分散液を
使用した場合はこの分散液から供給され、必要であれば
さらに水を加えてもよい。トリアルコキシシラン1当量
に対して通常1〜10当量、好ましくは1.5〜7当
量、さらに好ましくは3〜5当量の水が用いられる。
【0060】前述のようにトリアルコキシシランの加水
分解縮合反応は、酸性条件下で行う必要があり、かかる
条件で加水分解を行なうために一般的には加水分解剤と
して酸が使用される。かかる酸は、予めトリアルコキシ
シランまたはコロイダルシリカ分散液に添加するか、両
者を混合後に添加してもよい。また、該添加は1回或い
は2回以上に分けることもできる。かかる酸としては塩
酸、硫酸、硝酸、リン酸、亜硝酸、過塩素酸、スルファ
ミン酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
シュウ酸、コハク酸、マレイン酸、乳酸、パラトルエン
スルホン酸等の有機酸が挙げられ、pHのコントロール
の容易さの観点からギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
シュウ酸、コハク酸、マレイン酸等の有機カルボン酸が
好ましく、酢酸が特に好ましい。
【0061】かかる酸として無機酸を使用する場合は通
常0.0001〜2規定、好ましくは0.001〜0.
1規定の濃度で使用し、有機酸を使用する場合はトリア
ルコキシシラン100重量部に対して0.1〜50重量
部、好ましくは1〜30重量部の範囲で使用される。
【0062】トリアルコキシシランの加水分解、縮合反
応の条件は使用するトリアルコキシシランの種類、系中
に共存するコロイダルシリカの種類、量によって変化す
るので一概には云えないが、通常、系の温度が20〜4
0℃、反応時間が1時間〜数日間である。
【0063】プロセス(2):(i)プロセス(1)の
反応で得られた反応液に前記式(3)のテトラアルコキ
シシランを添加し、加水分解縮合反応せしめる、または
(ii)プロセス(1)の反応で得られた反応液と、予
め前記式(3)のテトラアルコキシシランを加水分解縮
合反応せしめておいた反応液とを混合する。
【0064】(i)プロセス(1)の反応で得られた反
応液にテトラアルコキシシランを添加し加水分解縮合反
応せしめる場合、この加水分解縮合反応は酸性条件下で
行われる。プロセス(1)の反応で得られた反応液は通
常、酸性で水を含んでいるのでテトラアルコキシシラン
はそのまま添加するだけでもよいし、必要であればさら
に水、酸を添加してもよい。かかる酸としては前記した
酸と同様のものが使用され、酢酸や塩酸などの揮発性の
酸が好ましい。該酸は無機酸を使用する場合は通常0.
0001〜2規定、好ましくは0.001〜0.1規定
の濃度で使用し、有機酸を使用する場合はテトラアルコ
キシシラン100重量部に対して0.1〜50重量部、
好ましくは1〜30重量部の範囲で使用される。
【0065】加水分解反応に必要な水はテトラアルコキ
シシラン1当量に対して通常1〜100当量、好ましく
は2〜50当量、さらに好ましくは4〜30当量の水が
用いられる。
【0066】テトラアルコキシシランの加水分解、縮合
反応の条件は使用するテトラアルコキシシランの種類、
系中に共存するコロイダルシリカの種類、量によって変
化するので一概には云えないが、通常、系の温度が20
〜40℃、反応時間が10分間〜数日間である。
【0067】一方、(ii)プロセス(1)の反応で得
られた反応液と、予め前記式(3)のテトラアルコキシ
シランを加水分解縮合反応せしめておいた反応液とを混
合する場合は、まずテトラアルコキシシランを加水分解
縮合させる必要がある。この加水分解縮合反応は酸性条
件下、テトラアルコキシシラン1当量に対して通常1〜
100当量、好ましくは2〜50当量、さらに好ましく
は4〜20当量の水を用いて20〜40℃で1時間〜数
日反応させることによって行われる。該加水分解縮合反
応には酸が使用され、かかる酸としては前記した酸と同
様のものが挙げられ、酢酸や塩酸などの揮発性の酸が好
ましい。該酸は無機酸を使用する場合は通常0.000
1〜2規定、好ましくは0.001〜0.1規定の濃度
で使用し、有機酸を使用する場合はテトラアルコキシシ
ラン100重量部に対して0.1〜50重量部、好まし
くは1〜30重量部の範囲で使用される。
【0068】前記オルガノシロキサン樹脂固形分である
a〜c成分の各成分の混合割合はコーティング用組成物
溶液の安定性、得られる硬化膜の透明性、耐摩耗性、耐
擦傷性、密着性及びクラック発生の有無等の点から決め
られ、好ましくはa成分が5〜45重量%、b成分がR
2SiO3/2に換算して50〜80重量%、c成分がSi
2に換算して2〜30重量%で用いられ、さらに好ま
しくは該a成分が15〜35重量%、該b成分がR2
iO3/2に換算して55〜75重量%、該c成分がSi
2に換算して3〜20重量%である。
【0069】上記第2層に使用されるコーティング用組
成物は通常さらに硬化触媒を含有する。かかる触媒とし
ては、ギ酸、プロピオン酸、酪酸、乳酸、酒石酸、コハ
ク酸等の脂肪族カルボン酸のリチウム塩、ナトリウム
塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、ベンジルトリメチ
ルアンモニウム塩、テトラメチルアンモニウム塩、テト
ラエチルアンモニウム塩等の4級アンモニウム塩が挙げ
られ、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸ベンジルト
リメチルアンモニウムが好ましく使用される。コロイダ
ルシリカとして塩基性水分散型コロイダルシリカを使用
し、アルコキシシランの加水分解の際に酸として脂肪族
カルボン酸を使用した場合には、該コーティング用組成
物中に既に硬化触媒が含有されていることになる。必要
含有量は硬化条件により変化するが、a〜c成分からな
るオルガノシロキサン樹脂固形分100重量部に対し
て、硬化触媒が好ましくは0.01〜10重量部であ
り、より好ましくは0.1〜5重量部である。
【0070】前記第2層のコーティング用組成物に用い
られる溶媒としては前記オルガノシロキサン樹脂固形分
が安定に溶解することが必要であり、そのためには少な
くとも20重量%以上、好ましくは50重量%以上がア
ルコールであることが望ましい。かかるアルコールとし
ては、例えばメタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノー
ル、2−メチル−1−プロパノール、2−エトキシエタ
ノール、4−メチル−2−ペンタノール、2−ブトキシ
エタノール等が挙げられ、炭素数1〜4の低沸点アルコ
ールが好ましく、溶解性、安定性及び塗工性の点で2−
プロパノールが特に好ましい。該溶媒中には水分散型コ
ロイダルシリカ中の水で該加水分解反応に関与しない水
分、アルコキシシランの加水分解に伴って発生する低級
アルコール、有機溶媒分散型のコロイダルシリカを使用
した場合にはその分散媒の有機溶媒、コーティング用組
成物のpH調節のために添加される酸も含まれる。pH
調節のために使用される酸としては塩酸、硫酸、硝酸、
リン酸、亜硝酸、過塩素酸、スルファミン酸等の無機
酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、シュウ酸、コハ
ク酸、マレイン酸、乳酸、パラトルエンスルホン酸等の
有機酸が挙げられ、pHのコントロールの容易さの観点
からギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、シュウ酸、コハ
ク酸、マレイン酸等の有機カルボン酸が好ましい。その
他の溶媒としては水/アルコールと混和することが必要
であり、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン等のケトン類、テトラヒドロフラン、
1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエ
ーテル類、酢酸エチル、酢酸エトキシエチル等のエステ
ル類が挙げられる。溶媒はa〜c成分からなるオルガノ
シロキサン樹脂固形分100重量部に対して好ましくは
50〜900重量部、より好ましくは150〜700重
量部である。
【0071】第2層のコーティング用組成物は、酸及び
硬化触媒の含有量を調節することによりpHを3.0〜
6.0、好ましくは4.0〜5.5に調製することが望
ましい。これにより、常温でのコーティング用組成物の
ゲル化を防止し、保存安定性を増すことができる。該コ
ーティング用組成物は、通常数時間から数日間更に熟成
させることにより安定な組成物になる。
【0072】第2層のコーティング用組成物は、透明樹
脂基材上に形成された第1層上にコーティングされ、加
熱硬化することにより第2層が形成される。コート方法
としては、バーコート法、ディップコート法、フローコ
ート法、スプレーコート法、スピンコート法、ローラー
コート法等の方法を、塗装される基材の形状に応じて適
宜選択することができる。かかる組成物が塗布された基
材は、通常常温から該基材の熱変形温度以下の温度下で
溶媒を乾燥、除去した後、加熱硬化する。かかる熱硬化
は基材の耐熱性に問題がない範囲で高い温度で行う方が
より早く硬化を完了することができ好ましい。なお、常
温では、熱硬化が進まず、硬化被膜を得ることができな
い。これは、コーティング用組成物中のオルガノシロキ
サン樹脂固形分が部分的に縮合したものであることを意
味する。かかる熱硬化の過程で、残留するSi−OHが
縮合反応を起こしてSi−O−Si結合を形成し、耐摩
耗性に優れたコート層となる。熱硬化は好ましくは50
℃〜200℃の範囲、より好ましくは80℃〜160℃
の範囲、さらに好ましくは100℃〜140℃の範囲
で、好ましくは10分間〜4時間、より好ましくは20
分間〜3時間、さらに好ましくは30分間〜2時間加熱
硬化する。
【0073】第2層の厚みは、通常2〜10μm、好ま
しくは3〜8μmである。コート層の厚みがかかる範囲
であると、熱硬化時に発生する応力のためにコート層に
クラックが発生したり、コート層と基材との密着性が低
下したりすることがなく、本発明の目的とする十分な耐
摩耗性を有するコート層が得られることとなる。
【0074】さらに、本発明の第1層および第2層の上
記コーティング用組成物には塗工性並びに得られる塗膜
の平滑性を向上する目的で公知のレベリング剤を配合す
ることができる。配合量はコーティング用組成物100
重量部に対して0.01〜2重量部の範囲が好ましい。
また、本発明の目的を損なわない範囲で染料、顔料、フ
ィラーなどを添加してもよい。
【0075】本発明で用いられる自動車窓窓部の樹脂基
材としては、ヘーズ値が0.4%以下の透明樹脂基材で
あり、具体的にはポリカーボネート樹脂、ポリメチルメ
タクリレート等のアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(エチレン
−2,6−ナフタレート)等のポリエステル樹脂、ポリ
スチレン、ポリプロピレン、ポリアリレート、ポリエー
テルスルホンなどが挙げられる。第1層との接着性およ
び優れた耐摩耗性を有する基材としての有用性等により
ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート等の
アクリル樹脂が好ましく、特にポリカーボネート樹脂が
好ましい。
【0076】本発明の樹脂製自動車窓は、樹脂製自動車
窓窓部、あるいはこの窓部の外周部に取り付けられた窓
枠部より形成されるものである。本発明の表面を保護さ
れた樹脂製自動車窓は、アクリル樹脂層を主とする第1
層並びにコロイダルシリカ、トリアルコキシシラン加水
分解縮合物およびテトラアルコキシシラン加水分解縮合
物からなるオルガノポリシロキサン樹脂を熱硬化してな
る第2層を有することにより、従来にない高いレベルの
耐摩耗性を持った樹脂製自動車窓となる。
【0077】また、本発明で得られる樹脂製自動車窓
は、Calibrase社製CS−10F摩耗輪を使用し、荷重
500g下1000回転のテーバー摩耗試験(ASTM
D1044)を行い、その試験前後のヘーズ値の変化
が2%以下である。これはJIS規格において、自動車
前面窓ガラスの外側が、上記と同様の条件下におけるテ
ーバー摩耗試験の試験前後のヘーズ値の変化が2%以下
を要するという規格を、本発明で得られる樹脂製自動車
窓が満足しており、自動車用の窓ガラスとして好適に使
用される。
【0078】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳述するが本発
明はもとよりこれに限定されるものではない。なお、得
られた樹脂製自動車窓および評価用平板は以下の方法に
よって評価した。また、実施例中の部および%は重量部
および重量%を意味する。
【0079】(1)外観評価:目視にて樹脂製自動車用
窓のひび割れ(クラック)、ふくれ、しわ、白濁の有無
を確認した。
【0080】(2)可視光線透過率・曇価:日本電色製
ヘーズメーター1001DPを用いて測定した。
【0081】(3)耐衝撃性:樹脂製自動車窓から切り
出した300×300mmの供試体の中心に質量227
g、直径38mmの鋼球を12mの高さから自然落下さ
せて衝突させて評価した(JIS R3211、R32
12に準拠)。破断、割れ目が発生しない場合を○、破
断、割れ目が発生した場合を×と評価した。
【0082】(4)透視ひずみ:樹脂製自動車窓を支持
台にJIS R3212に示されている方法で固定し、
JIS R3212に準拠した方法で透視ひずみの測定
を行った。
【0083】(5)二重像:樹脂製自動車窓を支持台に
固定しJIS R3212に準拠した方法で二重像の最
大角度を測定し、規格内のものを○、規格外のものを×
と評価した。
【0084】(6)耐湿性:樹脂製自動車窓から切り出
した300×300mmの供試体を50℃95%RH環
境に2週間保持した後、23℃50%RH環境に取り出
し、供試体の外観を観察した。変化のないものを○、白
濁、しわ、ふくれのあるものを×とした。
【0085】(7)色の識別:樹脂製自動車窓を通し
て、白、黄、赤、緑、青、アンバーの表示板の色を間違
いなく確認できるかを評価した。間違いなく識別できる
ものを○、識別できない色があるものを×とした。
【0086】(8)耐薬品性:樹脂製自動車窓にJIS
R3212に準拠して荷重をかけ、1%石鹸水、灯
油、変性アルコール、自動車ガソリン、軽油をそれぞれ
塗布して、可視光線透過率、外観を評価した。各薬品す
べてにおいて塗布前後で可視光線透過率、外観に変化が
ないものを○、いずれかの薬品塗布後に、可視光線透過
率の低下、ひび割れの発生が起こるものを×とした。
【0087】(9)耐燃焼性:樹脂製自動車窓から切り
出した幅13mm、長さ152mmの試験片について、
JIS R3212に準拠して耐燃焼性試験を行った。
燃焼速度が89mm/分未満のものを○、89mm/分
以上のものを×とした。
【0088】(10)耐候性:JIS D0205に規
定するサンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機
(スガ試験機(株)製サンシャインウェザーメーター
WEL−SUN−HCH−B)を用いて樹脂製自動車窓
から切り出した幅70mm長さ150mmのサンプルの
暴露を1000時間行い、暴露前後の可視光線透過率、
黄色度(YI)を評価した。暴露後の可視光線透過率が
暴露前の98%以上で、かつYIが暴露前後で2以内の
ものを○、そうでないものを×とした。
【0089】(11)寸法安定性:評価用平板から切り
出した152mm×152mmのサンプルを用いて、J
IS R3211、R3212に準拠して寸法安定性試
験を実施した。そりの増加量が1mm未満のものを○、
1mm以上のものを×とした。
【0090】(12)密着性:コート層にカッターナイ
フで1mm間隔の100個の碁盤目を作りニチバン製粘
着テープ(商品名“セロテープ”)を圧着し、垂直に強
く引き剥がして基材上に残った碁盤目の数で評価した
(JIS K5400に準拠)。
【0091】(13)耐擦傷性:試験片を#0000の
スチールウールで擦った後、表面の傷つきの状態を目視
により5段階で評価した。 1:500g荷重で10回擦っても全く傷つかない 2:500g荷重で10回擦ると僅かに傷つく 3:500g荷重で10回擦ると少し傷つく 4:500g荷重で10回擦ると傷つく 5:100g荷重で10回擦ると傷つく
【0092】(14)耐摩耗性:Calibrase社製CS−
10Fの摩耗輪を用い、荷重500gで1000回転テ
ーバー摩耗試験を行い、テーバー摩耗試験後のヘーズと
テーバー摩耗試験前のヘーズとの差△Hを測定して評価
した(ASTM D1044に準拠)。(ヘーズ=Td
/Tt×100、Td:散乱光線透過率、Tt:全光線
透過率)
【0093】(15)耐熱水性:試験片を沸騰水中に1
時間浸漬した後のコート層の外観変化、密着性を評価し
た。
【0094】(アクリル樹脂(I)〜(VIII)の合
成) [参考例1]還流冷却器及び撹拌装置を備え、窒素置換
したフラスコ中にメチルメタクリレート(以下MMAと
略称する)95.1部、3−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン(以下MPTMSと略称する)12.
4部、アゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと略
称する)0.16部及び1,2−ジメトキシエタン20
0部を添加混合し、溶解させた。次いで、窒素気流中7
0℃で6時間攪拌下に反応させた。得られた反応液をn
−ヘキサンに添加して再沈精製し、MMA/MPTMS
の組成比95/5(モル比)のコポリマー(アクリル樹
脂(I))86部を得た。該コポリマーの重量平均分子
量はGPCの測定(カラム;Shodex GPCA−
804、溶離液;THF)からポリスチレン換算で12
0000であった。
【0095】[参考例2]MMA90.1部、MPTM
S24.8部を用いる以外は参考例1と同様にしてMM
A/MPTMSの組成比90/10(モル比)のコポリ
マー(アクリル樹脂(II))95部を得た。該コポリ
マーの重量平均分子量はポリスチレン換算で15000
0であった。
【0096】[参考例3]参考例1と同様のフラスコ中
にMMA90.1部、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート(以下HEMAと略称する)13部、AIBN0.
14部及び1,2−ジメトキシエタン200部を添加混
合し、溶解させた。次いで、窒素気流中70℃で6時間
攪拌下に反応させた。得られた反応液をn−ヘキサンに
添加して再沈精製し、MMA/HEMAの組成比90/
10(モル比)のコポリマー(アクリル樹脂(II
I))80部を得た。該コポリマーの重量平均分子量は
ポリスチレン換算で180000であった。
【0097】[参考例4]MMA70部、HEMA39
部、AIBN0.18部を用いる以外は参考例3と同様
にしてMMA/HEMAの組成比70/30(モル比)
のコポリマー(アクリル樹脂(IV))90部を得た。
該コポリマーの重量平均分子量はポリスチレン換算で8
0000であった。
【0098】[参考例5]参考例1と同様のフラスコ中
にMMA100.1部、AIBN0.12部及び1,2
−ジメトキシエタン200部を添加混合し、溶解させ
た。次いで、窒素気流中70℃で6時間攪拌下に反応さ
せた。得られた反応液をn−ヘキサンに添加して再沈精
製し、ポリメチルメタクリレート樹脂(アクリル樹脂
(V))92部を得た。該ポリマーの重量平均分子量は
ポリスチレン換算で200000であった。
【0099】[参考例6]MMA30部、MPTMS1
73.6部、AIBN0.2部を用いる以外は参考例1
と同様にしてMMA/MPTMSの組成比30/70
(モル比)のコポリマー(アクリル樹脂(VI))14
0部を得た。該コポリマーの重量平均分子量はポリスチ
レン換算で80000であった。
【0100】[参考例7]参考例1と同様のフラスコ中
にエチルメタクリレート(以下EMAと略称する)8
9.3部、MPTMS49.6部、AIBN0.16部
及び1,2−ジメトキシエタン200部を添加混合し、
溶解させた。次いで、窒素気流中70℃で6時間攪拌下
に反応させた。得られた反応液をn−ヘキサンに添加し
て再沈精製し、EMA/MPTMSの組成比80/20
(モル比)のコポリマー(アクリル樹脂(VII))1
05部を得た。該コポリマーの重量平均分子量はポリス
チレン換算で150000であった。
【0101】[参考例8]参考例1と同様のフラスコ中
にEMA89.3部、HEMA26部、AIBN0.1
8部及び1,2−ジメトキシエタン200部を添加混合
し、溶解させた。次いで、窒素気流中70℃で6時間攪
拌下に反応させた。得られた反応液をn−ヘキサンに添
加して再沈精製し、EMA/HEMAの組成比80/2
0(モル比)のコポリマー(アクリル樹脂(VII
I))90部を得た。該コポリマーの重量平均分子量は
ポリスチレン換算で60000であった。
【0102】(オルガノシロキサン樹脂溶液の調製) [参考例9]メチルトリメトキシシラン142部、蒸留
水72部、酢酸20部を氷水で冷却下混合した。この混
合液を25℃で1時間攪拌し、イソプロパノール116
部で希釈してメチルトリメトキシシラン加水分解縮合物
溶液(X)350部を得た。
【0103】[参考例10]テトラエトキシシラン20
8部、0.01N塩酸81部を氷水で冷却下混合した。
この混合液を25℃で3時間攪拌し、イソプロパノール
11部で希釈してテトラエトキシシラン加水分解縮合物
溶液(Y)300部を得た。
【0104】(第1層用組成物の調製) [参考例11]前記アクリル樹脂(I)10部をメチルイ
ソブチルケトン30部および2−ブタノール10部から
なる混合溶媒に溶解し、2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン1部を溶解させてコーティング用組成物(i−
1)を調製した。
【0105】[参考例12]前記アクリル樹脂(II)
10部をメチルイソブチルケトン60部、2-ブタノー
ル20部および2−エトキシエタノール10部からなる
混合溶媒に溶解し、2−(5′−メチル−2′−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール1部を溶解させてコ
ーティング用組成物(i−2)を調整した。
【0106】[参考例13]前記アクリル樹脂(II
I)7.5部をメチルエチルケトン30部、メチルイソ
ブチルケトン30部、イソプロパノール10部および2
−エトキシエタノール10部からなる混合溶媒に溶解
し、さらにこの溶液に参考例9で得られたメチルトリメ
トキシシラン加水分解縮合物溶液(X)10部および参
考例10で得られたテトラエトキシシラン加水分解縮合
物溶液(Y)2.5部を添加して25℃で5分間攪拌
し、2−(5′−メチル−2′−ヒドロキシフェニル)
ベンゾトリアゾール2部を溶解させてコーティング用組
成物(i−3)を調整した。
【0107】[参考例14]前記アクリル樹脂(II
I)9部をメチルエチルケトン60部、イソプロパノー
ル12部および2−エトキシエタノール14部からなる
混合溶媒に溶解し、さらにこの溶液に参考例9で得られ
たメチルトリメトキシシラン加水分解縮合物溶液(X)
5部を添加して25℃で5分間攪拌し、2−(5′−メ
チル−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール
1部を溶解させてコーティング用組成物(i−4)を調
製した。
【0108】[参考例15]前記アクリル樹脂(IV)
8部をメチルエチルケトン30部、イソプロパノール
6.5部および2−エトキシエタノール15部からなる
混合溶媒に溶解し、次いでこの溶液に参考例9で得られ
たメチルトリメトキシシラン加水分解縮合物溶液(X)
10部を添加して25℃で5分間攪拌し、2−(5′−
メチル−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル1部を溶解させてコーティング用組成物(i−5)を
調製した。
【0109】[参考例16]前記アクリル樹脂(IV)
8部をメチルエチルケトン40部、メチルイソブチルケ
トン20部、エタノール5.2部、イソプロパノール1
4部および2−エトキシエタノール10部からなる混合
溶媒に溶解し、次いでこの溶液に参考例9で得られたメ
チルトリメトキシシラン加水分解縮合物溶液(X)10
部を添加して25℃で5分間攪拌し、さらにかかる溶液
にメラミン樹脂(三井サイテック(株)製サイメル30
3)1部を添加して25℃で5分間攪拌し、2−(5′
−メチル−2′−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ール1部を溶解させてコーティング用組成物(i−6)
を調製した。
【0110】[参考例17]前記アクリル樹脂(VI
I)10部をメチルエチルケトン40部、メチルイソブ
チルケトン30部およびイソプロパノール20部からな
る混合溶媒に溶解し、2−(5′−メチル−2′−ヒド
ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール1部を溶解させ
て、コーティング用組成物(i−7)を調製した。
【0111】[参考例18]前記アクリル樹脂(VII
I)7.5部をメチルエチルケトン30部、メチルイソ
ブチルケトン30部、イソプロパノール10部および2
−エトキシエタノール10部からなる混合溶媒に溶解
し、さらにこの溶液に参考例9で得られたメチルトリメ
トキシシラン加水分解縮合物溶液(X)12.5部を添
加して25℃で5分間攪拌し2−(5′−メチル−2′
−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール1部を溶解
させてコーティング用組成物(i−8)を調整した。
【0112】[参考例19]前記アクリル樹脂(V)1
0部をメチルエチルケトン40部、メチルイソブチルケ
トン30部およびイソプロパノール20部からなる混合
溶媒に溶解し、2−(5′−メチル−2′−ヒドロキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール1部を溶解させてコーテ
ィング用組成物(i−9)を調製した。
【0113】[参考例20]前記アクリル樹脂(VI)
10部をメチルエチルケトン40部、メチルイソブチル
ケトン30部およびイソプロパノール20部からなる混
合溶媒に溶解し、2−(5′−メチル−2′−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾール1部を溶解させてコー
ティング用組成物(i−10)を調製した。
【0114】(第2層用組成物の調製) [参考例21]水分散型コロイダルシリカ分散液(日産化
学工業(株)製 スノーテックス30 固形分濃度30
重量%)100部に蒸留水2部、酢酸20部を加えて攪
拌し、この分散液に氷水浴で冷却下メチルトリメトキシ
シラン130部を加えた。この混合液を25℃で1時間
攪拌して得られた反応液に、参考例10で得られたテト
ラエトキシシラン加水分解縮合物溶液(Y)30部およ
び硬化触媒として酢酸ナトリウム2部を氷水冷却下で混
合し、イソプロパノール200部で希釈してコーティン
グ用組成物(ii−1)を得た。
【0115】[参考例22]水分散型コロイダルシリカ
分散液(日産化学工業(株)製 スノーテックス30
固形分濃度30重量%)100部に酢酸20部を加えて
攪拌し、この分散液に氷水浴で冷却下メチルトリメトキ
シシラン122部を加えた。この混合液を25℃で1時
間攪拌して得られた反応液に、参考例10で得られたテ
トラエトキシシラン加水分解縮合物溶液(Y)50部お
よび硬化触媒として酢酸カリウム1部を氷水冷却下で混
合し、イソプロパノール408部で希釈してコーティン
グ用組成物(ii−2)を得た。
【0116】[参考例23]水分散型コロイダルシリカ
分散液(日産化学工業(株)製 スノーテックス30
固形分濃度30重量%)60部に蒸留水15部、酢酸2
0部を加えて攪拌し、この分散液に氷水浴で冷却下メチ
ルトリメトキシシラン146部を加えた。この混合液を
25℃で1時間攪拌して得られた反応液に、参考例10
で得られたテトラエトキシシラン加水分解縮合物溶液
(Y)50部および硬化触媒として酢酸ナトリウム0.
2部を氷水冷却下で混合し、イソプロパノール9部で希
釈してコーティング用組成物(ii−3)を調製した。
【0117】[参考例24]水分散型コロイダルシリカ
分散液(日産化学工業(株)製 スノーテックス30
固形分濃度30重量%)60部に蒸留水28部、酢酸2
0部を加えて攪拌し、この分散液に氷水浴で冷却下メチ
ルトリメトキシシラン130部を加えた。この混合液を
25℃で1時間攪拌して得られた反応液に、参考例10
で得られたテトラエトキシシラン加水分解縮合物溶液
(Y)90部および硬化触媒として酢酸ベンジルトリメ
チルアンモニウム4部を氷水冷却下で混合し、イソプロ
パノール172部で希釈してコーティング用組成物(i
i−4)を調製した。
【0118】[参考例25]水分散型コロイダルシリカ
分散液(日産化学工業(株)製 スノーテックス30
固形分濃度30重量%)90部に蒸留水9部、酢酸10
部を加えて攪拌し、この分散液に氷水浴で冷却下メチル
トリメトキシシラン136部を加えた。この混合液を2
5℃で1時間攪拌して得られた反応液に、参考例10で
得られたテトラエトキシシラン加水分解縮合物溶液
(Y)30部および硬化触媒として酢酸カリウム2部を
氷水冷却下で混合し、イソプロパノール170部で希釈
してコーティング用組成物(ii−5)を調製した。
【0119】[参考例26]水分散型コロイダルシリカ
分散液(日産化学工業(株)製 スノーテックス30
固形分濃度30重量%)100部に蒸留水12部、酢酸
20部を加えて攪拌し、この分散液に氷水浴で冷却下メ
チルトリメトキシシラン134部を加えた。この混合液
を25℃で1時間攪拌して得られた反応液に、参考例1
0で得られたテトラエトキシシラン加水分解縮合物溶液
(Y)20部および硬化触媒として酢酸ナトリウム1部
を加えイソプロパノール200部で希釈してコーティン
グ用組成物(ii−6)を調製した。
【0120】[参考例27]イソプロパノール分散型コ
ロイダルシリカ分散液(日産化学工業(株)製 IPA
−ST−S 固形分濃度25重量%)120部に酢酸2
0部を加えて攪拌し、室温で蒸留水72部を20分間で
滴下した。このようにして得られた分散液に氷水浴で冷
却下メチルトリメトキシシラン130部を加えた。この
混合液を25℃で1時間攪拌して得られた反応液に、参
考例10で得られたテトラエトキシシラン加水分解縮合
物溶液(Y)30部および硬化触媒として酢酸ナトリウ
ム2部を氷水冷却下で混合し、イソプロパノール130
部で希釈してコーティング用組成物(ii−7)を調製
した。
【0121】[参考例28]水分散型コロイダルシリカ
分散液(日産化学工業(株)製 スノーテックス30
固形分濃度30重量%)100部に蒸留水12部、酢酸
20部を加えて攪拌し、この分散液に氷水浴で冷却下メ
チルトリメトキシシラン130部を加えた。この混合液
を25℃で1時間攪拌して得られた反応液にテトラメト
キシシラン15.2部を加えた。この混合液を25℃で
1時間攪拌し、硬化触媒として酢酸ナトリウム1部を加
えイソプロパノール200部で希釈してコーティング用
組成物(ii−8)を調製した。
【0122】[参考例29]水分散型コロイダルシリカ
分散液(日産化学工業(株)製 スノーテックス30
固形分濃度30重量%)100部に蒸留水2部、酢酸2
0部を加えて攪拌し、この分散液に氷水浴で冷却下メチ
ルトリメトキシシラン142部を加えた。この混合液を
25℃で1時間攪拌し、酢酸ナトリウム2部を加えイソ
プロパノール236部で希釈してコーティング用組成物
(ii−9)を調製した。
【0123】[参考例30]氷水浴で冷却下メチルトリ
メトキシシラン146部、蒸留水90部、酢酸20部を
混合し、該混合液を25℃で1時間攪拌して得られた反
応液にテトラメトキシシラン71部を加えた。この混合
液を25℃で1時間攪拌し、酢酸ナトリウム2部を加え
イソプロパノール173部で希釈してコーティング用組
成物(ii−10)を調製した。
【0124】[実施例1] (樹脂製自動車窓の作成)熱可塑性樹脂としてポリカー
ボネート樹脂(帝人化成製L−1225)を使用した。
窓部成形用金型のキャビティ内に熱可塑性樹脂を樹脂温
度285℃、金型温度60℃、射出圧力(ゲージ圧)1
60MPa条件で射出注入し、中央部の厚さが5mmの
後部座席固定三角窓用樹脂製自動車窓の窓部を作成し
た。
【0125】作成した自動車窓窓部に参考例11で作成
したコーティング用組成物(i−1)をディップコート
法で液溜りができないように注意しながら塗布し、25
℃で20分間静置後、120℃で30分間熱硬化させ
た。次いで、該窓部の被膜表面上に、参考例21で作成
したコーティング用組成物(ii−1)をディップコー
ト法で液溜りができないように注意しながら塗布し、2
5℃で20分間静置後、120℃で1時間熱硬化させ、
窓枠部を取り付け表面を保護された樹脂製自動車窓を作
成した。
【0126】また、平板作成用金型のキャビティ内に熱
可塑性樹脂を樹脂温度285℃、金型温度60℃、射出
圧力(ゲージ圧)160MPa条件で射出注入して厚さ
5mmの平板を作成し、この平板にコーティング用組成
物(i−1)をディップコート法で塗布し、25℃で2
0分間静置後、120℃で30分間熱硬化させた。次い
で、該平板の被膜表面上にコーティング用組成物(ii
−1)をフローコート法で塗布し、25℃で20分間静
置後、120℃で1時間熱硬化させ、評価用平板を作成
した。得られた表面を保護された樹脂製自動車窓および
評価用平板の評価結果を表3および表4に示す。
【0127】[実施例2]透明な0.2mm厚のポリカー
ボネート樹脂(以下PC樹脂と略称する)製フィルムの
片面上に、第1層コーティング用組成物(i−2)を熱
風乾燥炉長2m、コート部位から乾燥炉までの長さ1m
のマイクログラビアコーターを用いて熱風乾燥炉内温度
130℃、フィルムの巻き取り速度(コート速度)2m
/分の条件でロールコート法で塗布、熱硬化させた。次
いで、該フィルムの被膜表面上に第2層コーティング用
組成物(ii−2)を同条件で塗布、熱硬化させ、さら
に得られたフィルムを120℃で1時間熱処理して追加
熱硬化させてハードコート処理フィルムを作成した。得
られたフィルムを窓部成形用金型に装着し、そのキャビ
ティ内に熱可塑性樹脂を樹脂温度285℃、金型温度6
0℃、射出圧力(ゲージ圧)160MPa条件で射出注
入して窓部を成形し、窓枠を取り付け表面を保護された
樹脂製自動車窓の窓部を作成した。
【0128】また、平板作成用金型に前述のハードコー
ト処理フィルムを装着し、そのキャビティ内に熱可塑性
樹脂を樹脂温度285℃、金型温度60℃、射出圧力
(ゲージ圧)160MPa条件で射出注入して厚さ5m
mの評価用平板を作成した。得られた表面を保護された
樹脂製自動車窓および評価用平板の評価結果を表3およ
び表4に示す。
【0129】[実施例3〜10]実施例1と同様の方法で
作成した樹脂製自動車窓に実施例1と同様の方法で表1
に示す第1層被膜を形成し、次いで該被膜上に実施例1
と同様の方法で表2に示す第2層を形成して、表面を保
護された樹脂製自動車窓の窓部を作成した。また、実施
例1と同様にして評価用平板を作成した。得られた表面
を保護された樹脂製自動車窓および評価用平板の評価結
果を表3および表4に示す。
【0130】[比較例1]実施例1と同様の方法で作成し
た平板に実施例1と同様の方法で表1に示す第1層被膜
を形成し、次いで該被膜上に実施例1と同様の方法で表
2に示す第2層を形成して、評価用平板を作成した。得
られた表面を保護された評価用平板の評価結果を表3に
示す。なお、耐摩耗性および耐擦傷性については、試験
の際コート層の一部が剥離したため測定できなかった。
【0131】[比較例2、3]実施例1と同様の方法で作
成した平板に実施例1と同様の方法で表1に示す第1層
被膜を形成し、次いで該被膜上に実施例1と同様の方法
で表2に示す第2層を形成して、評価用平板を作成し
た。得られた評価用平板の評価結果を表3に示す。
【0132】
【表1】
【0133】
【表2】
【0134】
【表3】
【0135】
【表4】
【0136】なお、表1および表2中において、 (1)MTMOS;メチルトリメトキシシラン (2)TEOS:テトラエトキシシラン (3)TMOS:テトラメトキシシラン (4)S−30;水分散型コロイダルシリカ分散液(日
産化学工業(株)製 スノーテックス30 固形分濃度
30重量%、平均粒子径20nm) (5)IPA−ST−S;イソプロパノール分散型コロ
イダルシリカ分散液(日産化学工業(株)製 IPA−
ST−S 固形分濃度25重量%、平均粒子径10n
m) (6)UV−1;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン (7)UV−2;2−(5′−メチル−2′−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾール を表し、トリアルコキシシランの重量部はRSiO3/2
に換算した値を示し、テトラアルコキシシランの重量部
はSiO2に換算した値を示す。
【0137】
【発明の効果】本発明の樹脂製自動車窓は、外観、耐熱
水性、密着性が良好で、特に耐摩耗性に優れ、従来に無
い高いレベルで基材表面の摩耗を防ぐことができ、ま
た、自動車用安全ガラスについて規定されたJIS規格
(JIS R3211、JISR3212)の有機ガラ
スに関する規格を完全に満足しており、樹脂製自動車窓
として好適に使用され、その奏する工業的効果は格別で
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 133/10 C09D 133/10 143/04 143/04 161/28 161/28 183/02 183/02 183/04 183/04 (72)発明者 今中 嘉彦 東京都千代田区内幸町1丁目2番2号 帝 人化成株式会社内 Fターム(参考) 4F006 AA36 AB39 BA02 CA04 EA05 4F100 AA20B AK01C AK25A AK45C AK52B AL08A BA03 BA10B BA10C CA23B EH46A EH46B GB07 GB32 JK09 JM10B YY00 4J038 CG141 CH031 CH121 CJ181 CL001 DA162 DL051 DL061 DL081 DL111 DL121 DL131 GA01 GA07 GA09 GA15 HA446 KA03 KA08 NA01 NA04 NA11 NA12 NA14 PA19 PB07 PC08 4J100 AL03P AL08Q BA04Q BA05Q BA06Q BA71Q BA75Q CA01 CA04 DA36 JA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製自動車窓窓部の基材表面に、 第1層として、塗膜樹脂の少なくとも50重量%がアク
    リル樹脂であって、且つ該アクリル樹脂は、下記式
    (1) 【化1】 (但し、式中R1は炭素数1〜4のアルキル基であ
    る。)で示される繰り返し単位を50モル%以上含むア
    クリル樹脂である塗膜樹脂が積層され、その上に第2層
    として、(A)コロイダルシリカ(a成分)、(B)下
    記式(2)で表わされるトリアルコキシシランの加水分
    解縮合物(b成分) 【化2】 (但し、式中R2は炭素数1〜4のアルキル基、ビニル
    基、またはメタクリロキシ基、アミノ基、グリシドキシ
    基、3,4−エポキシシクロヘキシル基からなる群から
    選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキ
    ル基であり、R3は炭素数1〜4のアルキル基であ
    る。)および(C)下記式(3)で表わされるテトラア
    ルコキシシランの加水分解縮合物(c成分) 【化3】 (但し、式中R4は炭素数1〜4のアルキル基であ
    る。)からなるオルガノシロキサン樹脂を熱硬化した塗
    膜層が積層された表面を保護された樹脂製自動車窓。
  2. 【請求項2】 第1層中のアクリル樹脂が、前記式
    (1)および下記式(4) 【化4】 (但し、式中Xは水素原子もしくはメチル基であり、R
    5は炭素数2〜5のアルキレン基であり、R6は炭素数1
    〜4のアルキル基であり、nは0または1の整数であ
    る。)で示される繰り返し単位からなる共重合体であ
    り、且つ前記式(1)で示される繰り返し単位と前記式
    (4)で示される繰り返し単位のモル比が99.99:
    0.01〜50:50の範囲である請求項1記載の表面
    を保護された樹脂製自動車窓。
  3. 【請求項3】 第1層の塗膜樹脂が、下記式(5) 【化5】 (但し、式中R7は炭素数1〜4のアルキル基、ビニル
    基、またはメタクリロキシ基、アミノ基、グリシドキシ
    基、3,4−エポキシシクロヘキシル基からなる群から
    選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキ
    ル基であり、R8は炭素数1〜4のアルキル基であり、
    rは0〜2の整数である。)で表わされる化合物の加水
    分解縮合物1〜40重量%(R7 r−SiO4-r/2に換算
    した重量)と、前記式(1)および下記式(6) 【化6】 (但し、式中Yは水素原子もしくはメチル基であり、R
    9は炭素数2〜5のアルキレン基である。)で示される
    繰り返し単位からなる共重合体であり、且つ前記式
    (1)で示される繰り返し単位と前記式(6)で示され
    る繰り返し単位のモル比が99:1〜50:50である
    アクリル樹脂99〜60重量%との混合物または反応
    物、およびかかる混合物または反応物100重量部に対
    してメラミン樹脂0〜20重量部からなる塗膜樹脂であ
    る請求項1記載の表面を保護された樹脂製自動車窓。
  4. 【請求項4】 第2層が、(A)コロイダルシリカ(a
    成分)、(B)前記式(2)で表わされるトリアルコキ
    シシランの加水分解縮合物(b成分)および(C)前記
    式(3)で表わされるテトラアルコキシシランの加水分
    解縮合物(c成分)からなるオルガノシロキサン樹脂で
    あってa成分が5〜45重量%、b成分がR 2SiO3/2
    に換算して50〜80重量%、c成分がSiO2に換算
    して2〜30重量%であるオルガノシロキサン樹脂を熱
    硬化させた塗膜層である請求項1記載の表面を保護され
    た樹脂製自動車窓。
  5. 【請求項5】 Calibrase社製CS−10F摩耗輪を使
    用し、荷重500g下1000回転のテーバー摩耗試験
    (ASTM D1044)を行い、その試験前後のヘー
    ズ値の変化が2%以下である請求項1記載の表面を保護
    された樹脂製自動車窓。
  6. 【請求項6】 樹脂製自動車窓窓部の基材が、ポリカー
    ボネート樹脂である請求項1記載の表面を保護された樹
    脂製自動車窓。
JP2000228647A 2000-07-28 2000-07-28 表面を保護された樹脂製自動車窓 Pending JP2002036870A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000228647A JP2002036870A (ja) 2000-07-28 2000-07-28 表面を保護された樹脂製自動車窓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000228647A JP2002036870A (ja) 2000-07-28 2000-07-28 表面を保護された樹脂製自動車窓

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002036870A true JP2002036870A (ja) 2002-02-06

Family

ID=18721889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000228647A Pending JP2002036870A (ja) 2000-07-28 2000-07-28 表面を保護された樹脂製自動車窓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002036870A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099295A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Teijin Chemicals, Ltd. シート状窓部材および窓構造体
WO2011078178A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 旭硝子株式会社 ハードコート被膜付き樹脂基板およびその製造方法
WO2015060283A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 旭硝子株式会社 ハードコート被膜付き樹脂基板の製造方法およびハードコート被膜付き樹脂基板
JP2019137768A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 イビデン株式会社 ハードコート液及びハードコート層の製造方法
JP2020185794A (ja) * 2019-05-09 2020-11-19 株式会社 動研 表面硬度及び耐擦傷性に優れた被覆ポリカーボネート基板及びその製造方法
CN112770907A (zh) * 2018-09-28 2021-05-07 富士胶片株式会社 层叠体、层叠体的制造方法及静电电容型输入装置
US11027312B2 (en) * 2016-12-15 2021-06-08 Covestro Deutschland Ag Transparently coated polycarbonate component, its production and use
KR20240086460A (ko) 2022-12-09 2024-06-18 한국화학연구원 우수한 투명성, 부착성, 높은 표면 경도를 부여할 수 있는 광 경화 기반의 양이온 개환중합이 가능한 조성물 및 이의 용도
KR20250077965A (ko) 2023-11-24 2025-06-02 한국화학연구원 양이온 개환중합 기반의 이중 경화형 유기-무기 복합 코팅 조성물 및 이의 용도
KR20250077971A (ko) 2023-11-24 2025-06-02 한국화학연구원 광 경화 기반의 양이온 개환중합이 가능한 지환족 에폭사이드를 포함하는 코팅 조성물 및 이의 용도

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1312200C (zh) * 2003-05-12 2007-04-25 帝人化成株式会社 片状窗构件以及窗结构体
WO2004099295A1 (ja) * 2003-05-12 2004-11-18 Teijin Chemicals, Ltd. シート状窓部材および窓構造体
CN102666095B (zh) * 2009-12-25 2016-02-24 旭硝子株式会社 带硬质涂膜的树脂基板及其制造方法
WO2011078178A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 旭硝子株式会社 ハードコート被膜付き樹脂基板およびその製造方法
CN102666095A (zh) * 2009-12-25 2012-09-12 旭硝子株式会社 带硬质涂膜的树脂基板及其制造方法
US8609230B2 (en) 2009-12-25 2013-12-17 Asahi Glass Company, Limited Resin substrate provided with hard coating film and its production process
JP5772598B2 (ja) * 2009-12-25 2015-09-02 旭硝子株式会社 ハードコート被膜付き樹脂基板およびその製造方法
JPWO2015060283A1 (ja) * 2013-10-25 2017-03-09 旭硝子株式会社 ハードコート被膜付き樹脂基板の製造方法およびハードコート被膜付き樹脂基板
WO2015060283A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 旭硝子株式会社 ハードコート被膜付き樹脂基板の製造方法およびハードコート被膜付き樹脂基板
US10357908B2 (en) 2013-10-25 2019-07-23 AGC Inc. Method for manufacturing resin substrate with hard coating film and resin substrate with hard coating film
US11027312B2 (en) * 2016-12-15 2021-06-08 Covestro Deutschland Ag Transparently coated polycarbonate component, its production and use
JP2019137768A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 イビデン株式会社 ハードコート液及びハードコート層の製造方法
JP7057679B2 (ja) 2018-02-09 2022-04-20 イビデン株式会社 ハードコート液及びハードコート層の製造方法
CN112770907A (zh) * 2018-09-28 2021-05-07 富士胶片株式会社 层叠体、层叠体的制造方法及静电电容型输入装置
JP2020185794A (ja) * 2019-05-09 2020-11-19 株式会社 動研 表面硬度及び耐擦傷性に優れた被覆ポリカーボネート基板及びその製造方法
KR20240086460A (ko) 2022-12-09 2024-06-18 한국화학연구원 우수한 투명성, 부착성, 높은 표면 경도를 부여할 수 있는 광 경화 기반의 양이온 개환중합이 가능한 조성물 및 이의 용도
KR20250077965A (ko) 2023-11-24 2025-06-02 한국화학연구원 양이온 개환중합 기반의 이중 경화형 유기-무기 복합 코팅 조성물 및 이의 용도
KR20250077971A (ko) 2023-11-24 2025-06-02 한국화학연구원 광 경화 기반의 양이온 개환중합이 가능한 지환족 에폭사이드를 포함하는 코팅 조성물 및 이의 용도

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102449072B (zh) 有机硅氧烷树脂组合物及其层叠体
US6846567B1 (en) Surface-protected transparent plastic composite
JP6421760B2 (ja) ハードコート被膜付き樹脂基板の製造方法およびハードコート被膜付き樹脂基板
WO2012099125A1 (ja) ハードコート被膜付き樹脂基板およびその製造方法
JP2002036870A (ja) 表面を保護された樹脂製自動車窓
JP2004026873A (ja) オルガノシロキサン樹脂組成物の調製方法
JP2004027110A (ja) 被覆ポリカーボネート板状成形体の形成方法
JP2004027107A (ja) 被覆ポリカーボネート板状成形体
JP2000219845A (ja) 表面を保護された透明プラスチック成形体
JP2006131734A (ja) オルガノシロキサン樹脂塗料の調製方法
JP2000318106A (ja) 表面を保護された透明ポリカーボネート樹脂成形体
JP4287015B2 (ja) 表面を保護された透明プラスチック複合体
JP2002338719A (ja) 表面を保護された透明プラスチック成形体
JP4046156B2 (ja) 表面を保護された透明プラスチック成形体およびオルガノシロキサン樹脂組成物用下塗り塗料組成物
JP2002036443A (ja) 表面を保護された樹脂製窓
JP2001294693A (ja) ポリカーボネート樹脂成形体
JP2004026934A (ja) 表面を保護された透明プラスチック成形体およびオルガノシロキサン樹脂組成物用下塗り塗料組成物
JP4046157B2 (ja) 表面を保護された透明プラスチック成形体およびオルガノシロキサン樹脂組成物用下塗り塗料組成物
JP2004035613A (ja) 表面を保護された透明プラスチック成形体およびオルガノシロキサン樹脂組成物用下塗り塗料組成物
JP2004035614A (ja) 被覆ポリカーボネート板状成形体
JP2002060528A (ja) ポリカーボネート樹脂組成物成形体
JP2000144051A (ja) コーティング用組成物
JP2004034338A (ja) 表面を保護された透明プラスチック成形体およびオルガノシロキサン樹脂組成物用下塗り塗料組成物
JP2002040203A (ja) 表面を保護されたプラスチックレンズ
JP2004035612A (ja) 表面を保護された透明プラスチック成形体およびオルガノシロキサン樹脂組成物用下塗り塗料組成物