JP2002035588A - ニトリルの製造触媒およびこれを用いたニトリルの製造方法 - Google Patents
ニトリルの製造触媒およびこれを用いたニトリルの製造方法Info
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Abstract
ルのアンモ酸化反応におけるアクリロニトリルまたはメ
タクリロニトリルの製造に際して、アクリロニトリルま
たはメタクリロニトリルの高い初期収率と運転中の収率
の長期安定性を同時に与える方法を提供する。 【解決手段】 一般式 Mo12BiaAbFecXdY
eOfで表され、 α=b/(a+b) , β=1.5(a+b)/(1.5c
+d) としたときに、 0 ≦ α < 2/3 , 0.03 ≦ β ≦
0.07 を同時に満たすことを特徴とするアンモ酸化用酸化物触
媒を用いる。
Description
ブテンまたは3級ブタノールと分子状酸素およびアンモ
ニアとを反応させてアクリロニトリルまたはメタクリロ
ニトリルを製造する際に用いるアンモ酸化用酸化物触媒
およびこれを用いたアクリロニトリルまたはメタクリロ
ニトリルの製造方法に関する。
ノールと分子状酸素およびアンモニアとの反応である、
いわゆるアンモ酸化反応によりアクリロニトリルまたは
メタクリロニトリルを製造する方法はよく知られてお
り、このアンモ酸化反応に用いられる触媒も多数提案さ
れている。例えば、特公昭38−17967号公報には
モリブデン、ビスマスおよび鉄を含む酸化物触媒が、特
公昭38−19111号公報にはアンチモンおよび鉄を
含む酸化物触媒が提案されており、これらの触媒系に対
して種々の観点から改良が続けられている。
331号公報および特開昭57−180431号公報に
モリブデン、ビスマス、セリウムさらにアルカリ金属、
タリウム等の元素を含む酸化物触媒が、特公昭61−4
3094号公報にはモリブデン、タングステン、ビスマ
スおよびセリウムからなる酸化物触媒の開示がなされて
いる。また、特公昭58−38424号公報にはモリブ
デン、テルルおよびセリウムさらに鉄、クロム、アルミ
ニウムおよびビスマスから選ばれた1種以上の元素を含
む酸化物触媒が、特公昭51−33888号公報にはモ
リブデン、ビスマス、鉄に加えてニッケル、コバルトか
ら選ばれる1種以上の元素を含み、さらに、アルカリ金
属、希土類元素、タンタルおよびニオブから選ばれる1
種以上の元素からなる酸化物触媒が、特公昭61−26
419号公報にはモリブデン、ビスマスおよび鉄を基本
成分とし、セリウム、ランタン、ネオジム、プラセオジ
ム、サマリウム、ヨーロピウムおよびガドリニウムから
選ばれる1種以上の元素とカリウム、ルビジウムおよび
セシウムから選ばれる1種以上の元素を含む酸化物触媒
が、特開昭59−204163号公報にはモリブデン、
ビスマス、リンおよびケイ素の他に鉄、コバルト、ニッ
ケル、銅、ジルコニウムおよびカリウムから選ばれる2
種以上の元素、ならびに、マンガン、セリウム、トリウ
ム、イットリウム、ランタンおよびタリウムから選ばれ
る1種以上の元素を含有する酸化物触媒が、さらに、特
開平7−328441号公報にはモリブデン、ビスマ
ス、セリウム、鉄、ニッケルを必須成分とし、マグネシ
ウムおよび亜鉛から選ばれる1種以上の元素、さらにカ
リウム、ルビジウムおよびセシウムから選ばれる1種以
上の元素を含む酸化物触媒が、特開平8−266899
号公報にはモリブデン、ビスマス、鉄を基本成分とし、
希土類元素およびイットリウムから選ばれる1種以上の
元素とニッケル、コバルト、マンガン、クロム、インジ
ウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バ
リウム、亜鉛、ナトリウムおよびリンから選ばれる1種
以上の元素、ならびに、カリウム、ルビジウム、セシウ
ムおよびタリウムから選ばれる1種以上の元素を含む酸
化物触媒が開示されている。
リブデン、ビスマス、鉄、ニッケル、クロムおよびカリ
ウムを必須成分とし、ジルコニウム、ランタンおよびセ
リウムから選ばれる1種以上の元素、マグネシウム、コ
バルト、マンガンおよび亜鉛から選ばれる1種以上の元
素、さらに、バナジウム、ニオブ、タンタルおよびタン
グステンから選ばれる1種以上の元素からなり、任意成
分としてアンチモンを含む酸化物触媒が開示されてい
る。
報、5,175,334号公報および5,212,13
7号公報には、モリブデン、ビスマス、鉄、ニッケル、
マグネシウム、カリウムおよびセシウムを必須成分と
し、さらに、任意成分としてコバルト、マンガン、クロ
ム、リン、アンチモン、テルル、ナトリウム、セリウム
およびタングステンを含む酸化物触媒と、これを用いる
アクリロニトリルとメタクリロニトリルの製造方法が開
示されている。
は、高い初期収率ならびに運転における収率の安定性を
大きく改良してきたが、これら2つの性能の両立に対し
て未だ十分満足できるものではない。本発明は、プロピ
レン、イソブテンまたは3級ブタノールのアンモ酸化反
応におけるアクリロニトリルまたはメタクリロニトリル
の製造に際して、アクリロニトリルまたはメタクリロニ
トリルの高い初期収率と運転中の収率の長期安定性を同
時に与える方法を提供する。
題を解決するために鋭意検討した結果、酸化物触媒とし
て一般式Mo12BiaAbFecNidXeYfOg
(式中、Aは希土類元素、Xはマグネシウム、亜鉛およ
びマンガンから選ばれる1種以上の元素、Yはナトリウ
ム、カリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムか
ら選ばれる1種以上の元素、a、b、c、d、e、fお
よびgはそれぞれモリブデン12原子に対するビスマ
ス、A、鉄、ニッケル、X、Yおよび酸素の原子比率を
表し、0.05≦a≦1、0≦b≦1、1≦c≦5、
1.5≦d≦10、0.2≦e≦5、0.02≦f≦1
であり、gは存在する他の元素の原子価要求を満足させ
るのに必要な酸素の原子数である。)で表され、 α=b/(a+b) , β=1.5(a+b)/(1.5c
+d+e) としたときに、 0 ≦ α < 2/3 , 0.03 ≦ β ≦
0.07 を同時に満たす。)によって示される酸化物は、プロピ
レン、イソブテンまたは3級ブタノールと分子状酸素お
よびアンモニアとを反応させてアクリロ二トリルまたは
メタクリロニトリルを製造する際、初期に高いアクリロ
ニトリル収率またはメタクリロニトリル収率を与えると
共に、長時間の運転においても反応の安定性が良く、ア
クリロニトリル収率またはメタクリロニトリル収率の低
下が小さいことを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
ニトリル収率またはメタクリロニトリル収率を与えると
共に、長時間の運転においても反応の安定性が良く、ア
クリロニトリル収率またはメタクリロニトリル収率の低
下が小さいアンモ酸化用酸化物触媒およびこれを用いた
アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの製造方法
を提供するものである。
成としては、Aがイットリウム、ランタン、セリウム、
プラセオジム,ネオジムおよびサマリウムから選ばれる
1種以上の元素であり、かつ0.1≦a≦0.5、0.
02≦b≦0.5、1.5≦c≦3.5、1.7≦d≦
9、0.5≦e≦4.5、0.05≦f≦0.5であ
り、 0.1 ≦ α ≦ 0.6 , 0.035 ≦ β
≦ 0.065 を同時に満たすものであり、さらに好ましい組成として
は、Aがセリウムであり、かつ0.15≦a≦0.4、
0.05≦b≦0.3、1.7≦c≦3、2≦d≦8、
1.0≦e≦3.5、0.05≦f≦0.3であり、 0.2 ≦ α ≦ 0.5 , 0.04 ≦ β
≦ 0.06 を同時に満たすものである。
らず、アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの初
期収率が低くなる。また、αが0以上2/3未満の場合
であっても、βが0.03より小さいとアクリロニトリ
ルまたはメタクリロニトリルの初期収率が低く、βが
0.07より大きいと、アクリロニトリルまたはメタク
リロニトリルの初期収率は良好であるが、運転の経過と
ともに触媒の活性およびアクリロニトリルまたはメタク
リロニトリルの選択率が経時的に低下し、結果としてア
クリロニトリルまたはメタクリロニトリルの収率の低下
を招く。
を触媒成分として含有させると何れもアクリロニトリル
またはメタクリロニトリルの初期収率は良好であるが、
運転の経過とともにクロムの場合には触媒の活性が経時
的に低下するために触媒あたりのアクリロニトリルまた
はメタクリロニトリルの生産性が低下し、テルルの場合
にはアクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの選択
率が経時的に低下するためにアクリロニトリルまたはメ
タクリロニトリルの収率が低下する。従って、本発明の
触媒はクロムおよびテルルを含有しないことが好まし
い。
カ、アルミナ、チタニア、ジルコニア等の酸化物が用い
られるが、好適な担体としてシリカが用いられる。シリ
カは他の担体に比べそれ自身不活性であり、目的生成物
に対する触媒組成物の選択性を減ずることなく、触媒成
分に対し良好なバインド作用を有する。さらに、担持さ
れた触媒組成物に、耐摩耗性を与えることができるた
め、本発明の担体として好ましい。担体は、担体と触媒
組成物の合計に対して30〜70重量%、好ましくは4
0〜60重量%の範囲で有効に用いることができる。本
発明の酸化物触媒は、公知の方法、例えば原料スラリー
を調製する第1の工程、該原料スラリーを噴霧乾燥する
第2の工程、および第2の工程で得られた乾燥品を焼成す
る第3の工程を包含する方法によって得ることができ
る。
よりなる製造方法の好ましい態様について説明する。第
1の工程では、触媒原料を調製して原料スラリーを得る
が、モリブデン、ビスマス、希土類元素、鉄、ニッケ
ル、マグネシウム、亜鉛、マンガン、ナトリウム、カリ
ウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムの各元素の
元素源としては、水または硝酸に可溶なアンモニウム
塩、硝酸塩、塩酸塩、硫酸塩、有機酸塩などを挙げるこ
とができる。特にモリブデン源としてはアンモニウム塩
が、ビスマス、希土類元素、鉄、ニッケル、マグネシウ
ム、亜鉛、マンガン、ナトリウム、カリウム、ルビジウ
ム、セシウムおよびタリウムの各元素の元素源として
は、それぞれの硝酸塩が好ましい。
カ、アルミナ、チタニア、ジルコニア等の酸化物を用い
ることができるが、好適な担体としてはシリカが用いら
れ、シリカ源としてはシリカゾルが好ましい。シリカゾ
ルの不純物に関して、好ましくは、珪素100原子当た
り0.04原子以下のアルミニウムを含むシリカソゾル
を用い、さらに好ましくは、珪素100原子当たり0.
02原子以下のアルミニウムを含むシリカゾルを用い
る。原料スラリーの調製は、水に溶解させたモリブデン
のアンモニウム塩をシリカゾルに添加し、次に、ビスマ
ス、希土類元素、鉄、ニッケル、マグネシウム、亜鉛、
マンガン、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウ
ムおよびタリウムの各元素の元素源の硝酸塩を水または
硝酸水溶液に溶解させた溶液を加えることによって行な
うことができる。このようにして、原料スラリーを調製
することができる。その際、上記の添加の順序を変える
こともできる。
た該原料スラリーを噴霧乾燥して略球状の粒子を得る。
原料スラリーの噴霧化は、通常工業的に実施される遠心
方式、二流体ノズル方式および高圧ノズル方式等の方法
によって行うことができるが、特に遠心方式で行うこと
が望ましい。次に、得られた粒子を乾燥するが、乾燥熱
源としては、スチーム、電気ヒーター等によって加熱さ
れた空気を用いることが好ましい。乾燥機入口の温度は
100〜400℃、好ましくは150〜300℃であ
る。
粒子を焼成することで所望の触媒組成物を得る。乾燥粒
子の焼成は、必要に応じて150〜500℃で前焼成を
行い、その後500〜700℃、好ましくは550〜7
00℃の温度範囲で1〜20時間行う。焼成は回転炉、
トンネル炉、マッフル炉等の焼成炉を用いて行うことが
できる。上記本発明の触媒組成物は、担体(好ましくは
シリカ)に担持された場合は、粒子の大きさとして10
〜150μmの範囲に分布していることが好ましい。
イソブテンまたは3級ブタノールと分子状酸素およびア
ンモニアとの反応によるアクリロニトリルまたはメタク
リロニトリルの製造は、流動層反応器または固定床反応
器のいずれでも実施できるが、流動層反応器で行うこと
が好ましい。原料のプロピレン、イソブテン、3級ブタ
ノールおよびアンモニアは、必ずしも高純度である必要
はなく、工業グレードのものを使用することができる。
また、分子状酸素源としては、通常空気を用いるのが好
ましいが、酸素を空気と混合するなどして酸素濃度を高
めたガスを用いることもできる。原料ガスの組成とし
て、プロピレン、イソブテンまたは3級ブタノールに対
するアンモニアと空気のモル比は、(プロピレン、イソ
ブテンまたは3級ブタノール)/アンモニア/空気=1
/0.8〜1.4/7〜12、好ましくは1/0.9〜
1.3/8〜11の範囲である。また、反応温度は35
0〜550℃、好ましくは400〜500℃の範囲であ
る。反応圧力は微減圧〜0.3MPaの範囲で行うこと
ができる。原料ガスと触媒との接触時間は0.5〜20
(sec・g/cc)、好ましくは1〜10(sec・
g/cc)である。
応成績を表すために用いた転化率,選択率および収率
は、次式で定義される。 転化率(%)=(反応したプロピレンのモル数)/(供
給したプロピレンのモル数)*100 選択率(%)=(生成したアクリロニトリルのモル数)
/(反応したプロピレンのモル数)*100 収率(%)=(生成したアクリロニトリルのモル数)/
(供給したプロピレンのモル数)*100
クス(登録商標)ガラス製流動層反応管を用い、反応圧
力Pは0.15Mpa、充填触媒量Wは40〜60g、
全供給ガス量Fは250〜450cc/sec(NTP
換算)で、反応温度Tは430℃で行った。接触時間は
次式で定義される。 接触時間(sec・g/cc)=(W/F)*273/
(273+T)*P/0.10 供給した反応ガスの組成は、次のとおりであった。 プロピレン/アンモニア/空気=1/1.25/8.0
〜10.0 なお、原料フィード開始より24時間後の収率を初期収
率とし、700時間後の収率との比較により、収率の安
定性を比較した。本発明を実施例に基づいて説明する。
i5.5Mg2.3K0.09Rb0.05で表される酸化物(α=
0.3、β=0.035)を、50重量%のシリカに担
持した触媒を次のようにして調製した。30重量%のS
iO2を含むシリカゾル1666.7gをとり、16.
6重量%の硝酸413.3gに17.6gの硝酸ビスマ
ス〔Bi(NO3)3・5H2O〕、7.01gの硝酸セ
リウム〔Ce(NO3)3・6H2O〕、187.5gの
硝酸鉄〔Fe(NO3)3・9H2O〕、322.7gの
硝酸ニッケル〔Ni(NO3)2・6H2O〕、118.
9gの硝酸マグネシウム〔Mg(NO3)2・6H
2O〕、1.84gの硝酸カリウム〔KNO3〕および
1.49gの硝酸ルビジウム〔RbNO3〕を溶解させ
た液を加え、最後に水860.9gに427.4gのパ
ラモリブデン酸アンモニウム〔(NH4)6Mo 7O24・
4H2O〕を溶解させた液を加えた。ここに得られた原
料調合液を並流式の噴霧乾燥器に送り、出口温度約20
0℃で乾燥させた。該調合液の噴霧化は、乾燥器上部中
央に設置された皿型回転子を備えた噴霧化装置を用いて
行った。得られた粉体は、電気炉で350℃で1時間の
前焼成の後、670℃で2時間焼成して触媒を得た。
5.0(sec・g/cc)でプロピレンのアンモ酸化
反応を行ったところ、反応開始から24時間後の転化率
は99.7%、アクリロニトリル選択率は85.0%、
アクリロニトリル収率は84.7%、700時間後の転
化率は99.6%、アクリロニトリル選択率は84.8
%、アクリロニトリル収率は84.5%であった。
i5.0Mg2.5K0.2で表される酸化物(α=0.3、β
=0.065)を、50重量%のシリカに担持した触媒
を実施例1と同様にして調製し、プロピレンのアンモ酸
化反応を行った結果を表1および表2に示す。
i5.9Mg2.4Rb0.14で表される酸化物(α=0.4、
β=0.050)を、50重量%のシリカに担持した触
媒を実施例1と同様にして調製し、プロピレンのアンモ
酸化反応を行った結果を表1および表2に示す。
0.8K0.09Cs0.05で表される酸化物(α=0、β=
0.041)を、50重量%のシリカに担持した触媒を
硝酸マンガン〔Mn(NO3)2・6H2O〕および硝酸
セシウム〔CsNO3〕を使ったこと以外は実施例1と
同様にして調製し、プロピレンのアンモ酸化反応を行っ
た結果を表1および表2に示す。
i5.5Zn2.5K0.09Cs0.05で表される酸化物(α=
0.6、β=0.040)を、50重量%のシリカに担
持した触媒を硝酸亜鉛〔Zn(NO3)2・6H2O〕お
よび硝酸セシウム〔CsNO3〕を使ったこと以外は実
施例1と同様にして調製し、プロピレンのアンモ酸化反
応を行った結果を表1および表2に示す。
i5.4Mg3.0K0.09Rb0.05で表される酸化物(α=
0.7、β=0.040)を、50重量%のシリカに担
持した触媒を実施例1と同様にして調製し、プロピレン
のアンモ酸化反応を行った結果を表1および表2に示
す。
i7.7Mn0.9Rb0.14で表される酸化物(α=0.3、
β=0.020)を、50重量%のシリカに担持した触
媒を硝酸マンガン〔Mn(NO3)2・6H2O〕を使っ
たこと以外は実施例1と同様にして調製し、プロピレン
のアンモ酸化反応を行った結果を表1および表2に示
す。
i5.0Zn2.6K0.2で表される酸化物(α=0.3、β
=0.081)を、50重量%のシリカに担持した触媒
を硝酸亜鉛〔Zn(NO3)2・6H2O〕を使ったこと
以外は実施例1と同様にして調製し、プロピレンのアン
モ酸化反応を行った結果を表1および表2に示す。
i8.4K0.1Rb0.04で表される酸化物(α=0.5、β
=0.039)を、50重量%のシリカに担持した触媒
を実施例1と同様にして調製し、プロピレンのアンモ酸
化反応を行った結果を表1および表2に示す。
i5.0Mg2Mn0.45K0.09Cs0.07で表される酸化物
(α=0、β=0.067)を、50重量%のシリカに
担持した触媒を硝酸クロム〔Cr(NO3)3・9H
2O〕、硝酸マンガン〔Mn(NO3)2・6H2O〕およ
び硝酸セシウム〔CsNO3〕を使ったこと以外は実施
例1と同様にして調製し、プロピレンのアンモ酸化反応
を行った結果を表1および表2に示す。本比較例につい
ては、350時間後の転化率は98.9%、700時間
後の転化率は97.5%であり、活性は経時的に低下し
ていた。
i5.5Mg3.2K0.09Cs0.05Te0.1で表される酸化物
(α=0.6、β=0.041)を、50重量%のシリ
カに担持した触媒を硝酸セシウム〔CsNO3〕および
テルル酸〔H6TeO6〕を使ったこと以外は実施例1と
同様にして調製し、プロピレンのアンモ酸化反応を行っ
た結果を表1および表2に示す。
は3級ブタノールのアンモ酸化反応におけるアクリロニ
トリルまたはメタクリロニトリルの製造に際して、アク
リロニトリルまたはメタクリロニトリルの高い初期収率
と運転中の収率の長期安定性を同時に与える方法を提供
する。
Claims (4)
- 【請求項1】 酸化物触媒として一般式Mo12BiaA
bFecNidXeYfOg(式中、Aは希土類元素、
Xはマグネシウム、亜鉛およびマンガンから選ばれる1
種以上の元素、Yはナトリウム、カリウム、ルビジウ
ム、セシウムおよびタリウムから選ばれる1種以上の元
素、a、b、c、d、e、fおよびgはそれぞれモリブ
デン12原子に対するビスマス、A、鉄、ニッケル、
X、Yおよび酸素の原子比率を表し、0.05≦a≦
1、0≦b≦1、1≦c≦5、1.5≦d≦10、0.
2≦e≦5、0.02≦f≦1であり、gは存在する他
の元素の原子価要求を満足させるのに必要な酸素の原子
数である。)で表され、 α=b/(a+b) , β=1.5(a+b)/(1.5c
+d+e) としたときに、 0 ≦ α < 2/3 , 0.03 ≦ β ≦
0.07 を同時に満たすことを特徴とするプロピレン、イソブテ
ンまたは3級ブタノールと、アンモニアおよび分子状酸
素とを反応させてアクリロ二トリルまたはメタクリロニ
トリルを製造するアンモ酸化用酸化物触媒。 - 【請求項2】 該Aがイットリウム、ランタン、セリウ
ム、プラセオジム,ネオジムおよびサマリウムから選ば
れる1種以上の元素であり、かつ0.1≦a≦0.5、
0.02≦b≦0.5、1.5≦c≦3.5、1.7≦
d≦9、0.5≦e≦4.5、0.05≦f≦0.5で
あることを特徴とする請求項1記載のアンモ酸化用酸化
物触媒。 - 【請求項3】 プロピレン、イソブテンまたは3級ブタ
ノールと、アンモニアおよび分子状酸素とを反応させて
アクリロニトリルまたはメタクリロニトリルを製造する
に際し、酸化物触媒として一般式Mo12BiaAbFe
cNidXeYfOg(式中、Aは希土類元素、Xはマ
グネシウム、亜鉛およびマンガンから選ばれる1種以上
の元素、Yはナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシ
ウムおよびタリウムから選ばれる1種以上の元素、a、
b、c、d、e、fおよびgはそれぞれモリブデン12
原子に対するビスマス、A、鉄、ニッケル、X、Yおよ
び酸素の原子比率を表し、0.05≦a≦1、0≦b≦
1、1≦c≦5、1.5≦d≦10、0.2≦e≦5、
0.02≦f≦1であり、gは存在する他の元素の原子
価要求を満足させるのに必要な酸素の原子数である。)
で表され、 α=b/(a+b) , β=1.5(a+b)/(1.5c
+d+e) としたときに、 0 ≦ α < 2/3 , 0.03 ≦ β ≦
0.07 を同時に満たすことを特徴とするアンモ酸化用酸化物触
媒を用いることを特徴とするアクリロニトリルまたはメ
タクリロニトリルの製造方法。 - 【請求項4】 該Aがイットリウム、ランタン、セリウ
ム、プラセオジム,ネオジムおよびサマリウムから選ば
れる1種以上の元素であり、かつ0.1≦a≦0.5、
0.02≦b≦0.5、1.5≦c≦3.5、1.7≦
d≦9、0.5≦e≦4.5、0.05≦f≦0.5で
あることを特徴とする請求項3記載のアクリロニトリル
またはメタクリロニトリルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000227456A JP4565712B2 (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | ニトリルの製造触媒およびこれを用いたニトリルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000227456A JP4565712B2 (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | ニトリルの製造触媒およびこれを用いたニトリルの製造方法 |
Publications (2)
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