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JP2002033280A - 真空成膜装置、仕込・取出室及び仕込・取出室内部の排気方法 - Google Patents

真空成膜装置、仕込・取出室及び仕込・取出室内部の排気方法

Info

Publication number
JP2002033280A
JP2002033280A JP2000212742A JP2000212742A JP2002033280A JP 2002033280 A JP2002033280 A JP 2002033280A JP 2000212742 A JP2000212742 A JP 2000212742A JP 2000212742 A JP2000212742 A JP 2000212742A JP 2002033280 A JP2002033280 A JP 2002033280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
vacuum
substrate
loading
vacuum chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000212742A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Nakajima
孝一 中島
Satoshi Takeda
聡 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2000212742A priority Critical patent/JP2002033280A/ja
Publication of JP2002033280A publication Critical patent/JP2002033280A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基板を内部で加熱・冷却しながら真空排気可能
な構成の仕込・取出室において、後の処理工程に悪影響
を及ぼさない技術を提供する。 【解決手段】本発明の仕込・取出室20は、真空槽21
と、真空槽21にバルブ31を介して接続された接続室
23と、接続室23に接続された高真空ポンプ50、質
量分析計33を有している。この仕込・取出室20で
は、真空槽21の内部に基板が配置された状態で、基板
を加熱しながら真空槽21内を真空排気する際に、質量
分析計33で真空槽21内の雰囲気を分析し、真空槽2
1の内部圧力が所定圧力以下になっても、水分分圧が所
定値以下になるまでは、真空槽21に接続されたコア室
11と真空槽21とが接続されない。従って、水分分圧
が十分に低下せず、基板表面に水分が吸着した状態で、
後の処理工程が行われてしまうということがないので、
後の処理工程に悪影響が及ばない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空成膜装置、仕込
・取出室及びその内部の排気方法に関し、特に、内部で
基板を加熱・冷却することが可能な仕込・取出室の改善
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、真空処理装置には、基板を装置
内外に出し入れするための仕込・取出室が設けられてい
る。図7の符号101に、本発明の真空処理装置を示
す。この真空処理装置101は、コア室111と、仕込
・取出室120と、3つの真空処理室113、114、
115とを有している。
【0003】コア室111は平面形状が六角形に形成さ
れており、各壁面に、仕込・取出室121、真空処理室
113、114、115がそれぞれ配置されている。こ
れらのコア室111、仕込・取出室120、真空処理室
113、114、115は、それぞれの内部が真空排気
できるように構成されている。
【0004】コア室111と、仕込・取出室120、真
空処理室113、114、115との間には、それぞれ
図示しない真空バルブが設けられており、各真空バルブ
を開閉することにより、コア室11の内部と、仕込・取
出室120、真空処理室113、114、115の内部
とを接続したり、遮断したりすることができるように構
成されている。
【0005】コア室111の内部には、搬送ロボット1
45が設けられている。搬送ロボット145は、後述す
る基板を、コア室111、仕込・取出室120、真空処
理室113、114、115の間で出し入れすることが
できるように構成されている。
【0006】従来の仕込・取出室120の詳細な構成を
図8に示す。図8は、図7のX−X線断面図である。こ
の仕込・取出室120は、真空槽121を有している。
真空槽121には、真空ポンプ150と真空計160が
接続されており、その内部を真空ポンプ150で真空排
気することができるように構成されている。
【0007】真空槽121には扉190が設けられてお
り、扉190を開閉すると、真空槽121の内部を大気
と接続したり、遮断したりすることができる。真空槽1
21の内部には、底面側に載置台127が配置されてい
る。載置台127は、その表面が平坦にされ、後述する
基板をその表面に載置できるようにされている。載置台
127の内部には、昇降ピン126が設けられている。
この昇降ピン126は、載置台127の内部を挿通して
昇降できるように構成されている。
【0008】真空槽121の内部天井側には、ランプヒ
ータ124が配置されている。このランプヒータ124
は、真空槽121外部の図示しない電源に接続されてお
り、電源を起動してランプヒータ124に通電すると、
赤外線を発し、発した赤外線を透光板152を介して載
置台127に向けて照射できるように構成されている。
【0009】真空槽121は、バルブ134を介してコ
ア室111に接続されており、バルブ134を開閉する
と、真空槽121の内部とコア室111の内部とを接続
したり遮断することができるように構成されている。
【0010】かかる仕込・取出室120を備えた真空処
理装置を用いて、例えばガラス基板等の基板表面に薄膜
を成膜するには、予めバルブ134を閉じて、真空槽1
21の内部をコア室と遮断しておいた状態で、仕込・取
出室120の図示しない扉を開き、基板を真空槽121
内に搬入する。搬入された基板を、図8の符号140に
示す。この基板140は、載置台127を挿通して設け
られた昇降ピン126の先端に載せられる。
【0011】次いで扉190を閉じ、真空槽121の内
部を真空排気する。このとき真空計160で真空槽12
1内部の圧力を検出し、所定の圧力以下になったら、ラ
ンプヒータ124に通電する。すると、ランプヒータ1
24から赤外線が発せられ、その赤外線は基板140に
照射され、基板140が加熱される。その結果、基板1
40の表面に吸着した水分等のガスが除去され、清浄な
状態になる。
【0012】こうして、基板140を加熱しながら真空
槽121を真空排気し、真空槽121の内部圧力が所定
の圧力まで低下したら、バルブ134を開き、真空槽1
21の内部とコア室111の内部とを接続する。
【0013】コア室111内には、図示しない搬送ロボ
ットが配置されており、この搬送ロボットが、真空槽1
21内の基板140を、コア室111を介してコア室1
11に接続された真空処理室113に搬送する。基板1
40が真空槽121外に搬出されたら、バルブ134を
閉じ、真空槽121の内部とコア室111の内部とを遮
断するとともに、真空処理室113内部を密閉する。
【0014】真空処理室113内部で成膜処理をし、基
板140の表面に所定膜厚の薄膜が成膜されたら、残り
の真空処理室114、115内で、順次所定の成膜処理
を行う。
【0015】こうして真空処理室113、114、11
5内で順次成膜処理をし、基板140の表面に所定の薄
膜が成膜されたら、バルブ134を開いて真空槽121
内部とコア室111内部とを接続し、処理済みの基板1
40を、真空処理室115からコア室111を介して真
空槽121内に搬送する。真空槽121内に搬入された
基板140は、昇降ピン126上に載せられる。
【0016】この状態で昇降ピン126を下降させる
と、基板140は昇降ピン126とともに下降する。そ
の後昇降ピン126は載置台127内部に収納されると
ともに、基板140が載置台127表面に載置される。
その状態を図9に示す。
【0017】載置台127内部には、通水管128が設
けられている。この通水管128には循環器151から
冷却水が流され、載置台127を冷却できるように構成
されており、基板140が載置台127表面に載置され
ると、その基板140は冷却される。
【0018】基板140が載置台127上に載置されて
から所定時間だけ冷却されたら、真空排気を終了して、
内部圧力を大気圧にした後、扉190を開いて基板14
0を取り出す。
【0019】上述した仕込・取出室120では、真空槽
121に接続された真空計160によって、真空槽12
1の内部圧力を検出し、その内部圧力が所定の圧力以下
に低下したら、バルブ134を開いて真空槽121とコ
ア室111とを接続していた。
【0020】しかしながら、真空槽121の内部圧力は
低いが、真空槽121内部の雰囲気中で特定のガスの圧
力が所定の値よりも高い状態で、真空槽121とコア室
111とを接続すると、後の処理工程で不具合が生じる
ことがあった。一例として、真空槽121の内部圧力が
低くても、内部雰囲気中の水分分圧が高い場合には、基
板140の表面には水分が吸着しており、十分清浄な状
態になっていない。このため、後の成膜工程において、
膜質の良い薄膜を成膜できない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不都合を解決するために創作されたものであり、その
目的は、仕込・取出室内部の雰囲気が、後の処理工程に
及ぼす影響を低減することを可能にする技術を提供する
ことにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、真空成膜装置であって、基
板に成膜処理を施す真空処理室と、該基板を冷却する冷
却手段と排気手段とを備えて該基板を大気圧の外部から
該真空処理室内へ搬出入する仕込・取出室と、該仕込・
取出室外部から透光板を介して該基板を加熱する加熱手
段とを有することを特徴とする。請求項2記載の発明
は、仕込・取出室であって、真空槽と、開閉可能に構成
され、開いた状態で前記真空槽内部が大気に開放され、
その状態で大気から基板を前記真空槽内部に搬入できる
ように構成された搬入口と、前記真空槽に設けられた加
熱手段と、前記真空槽に接続され、開閉可能に構成され
た弁と、前記弁に一端が接続された接続通路と、前記接
続通路の他端に接続され、前記搬入口が閉じられ、かつ
前記弁が開いた状態で、前記真空槽内部を真空排気でき
るように構成された排気手段と、前記接続通路に接続さ
れ、前記接続通路内の雰囲気の成分を分析する分析手段
とを有することを特徴とする。請求項3記載の発明は、
真空成膜装置であって、請求項2記載の仕込・取出室を
基板の搬出入に用いることを特徴とする。請求項4記載
の発明は、請求項2記載の仕込・取出室であって、前記
分析手段は、質量分析計であることを特徴とする。請求
項5記載の発明は、請求項2又は請求項4のいずれか1
項記載の仕込・取出室であって、前記真空槽内に設けら
れ、該真空槽内に搬入された基板を保持できるように構
成された基板保持機構を有し、前記基板保持機構には、
前記基板の温度を検出する検出手段が設けられたことを
特徴とする。請求項6記載の発明は、請求項2、請求項
4又は請求項5のいずれか1項記載の仕込・取出室であ
って、前記基板保持機構は、鉛直方向に配置されたピン
で構成され、前記検出手段は、前記ピンの先端に設けら
れたことを特徴とする。請求項7記載の発明は、その内
部を大気に曝した状態で、基板を搬入できるように構成
された真空槽と、前記真空槽に設けられた加熱手段とを
備えた仕込・取出室に基板を搬入し、前記加熱手段で前
記基板を所定時間加熱しながら前記真空槽内部を真空排
気する仕込・取出室内部の排気方法であって、前記真空
槽内部の圧力を検出するとともに、前記真空槽内部の雰
囲気中の成分を分析し、前記圧力及び前記成分に基づい
て、前記基板の加熱時間又は前記真空排気の時間を調整
することを特徴とする。請求項8記載の発明は、請求項
7記載の仕込・取出室内部の排気方法であって、前記真
空槽内では、一枚の基板が配置された状態で、前記基板
を加熱するとともに前記真空槽内部を真空排気すること
を特徴とする。
【0023】本発明の真空成膜装置によれば、仕込・取
出室外部から透光板を介して基板を加熱するので、仕込
・取出室の内部に加熱手段を有する構成に比較して仕込
・取出室のチャンバーの容量を小さくすることができ
る。また、このことにより仕込・取出室の排気時間を少
なくすることができ、基板の処理時間も少なくなり、ス
ループットが上がるという効果も有する。
【0024】また、本発明の仕込・取出室によれば、真
空槽に設けられた弁と排気手段との間に接続通路が設け
られ、接続通路に分析手段が接続されている。搬入口を
閉じ、かつ弁を開いた状態で排気手段を起動すると、真
空槽内部は、弁及び接続通路を介して真空排気される。
このとき接続通路に接続された分析手段で接続通路内部
の雰囲気を検出することにより、真空槽内部の雰囲気の
成分を分析することができる。
【0025】このため、真空槽の内部圧力が十分低くて
も、分析手段で検出された特定の成分の分圧が高いよう
な場合には、その成分の分圧が所定値以下になるまで真
空排気及び加熱を続け、コア室等の隣室と接続しないよ
うにすることができる。従って、圧力が十分低い状態で
も、例えば水分分圧が高い状態で隣室と接続されていた
場合のように、特定のガス成分の分圧が高くなることに
より従来生じていた不都合が生じない。
【0026】なお、本発明の仕込・取出室において、基
板を保持できるように構成された基板保持機構を有し、
基板保持機構には、基板の温度を検出する検出手段が設
けられる構成としてもよい。
【0027】このように構成することにより、基板温度
を検出しながら基板を加熱又は冷却することができるの
で、基板の実際の温度を検出せずに、予め定めた時間だ
け加熱していた従来と異なり、基板を適正な温度で管理
することができる。
【0028】この場合、基板保持機構をピンで構成し、
ピンの先端に検出手段を設けてもよい。このように構成
して、ピンの先端に基板を載置すると、検出手段が基板
に直接接触するので、基板温度を精度良く検出すること
ができる。
【0029】本発明の仕込・取出室内部の排気方法によ
れば、真空槽内部の圧力を検出するとともに、真空槽内
部の雰囲気中の成分を分析し、真空槽内部の圧力と、雰
囲気の成分の両方に基づいて、基板の加熱時間や真空排
気の時間を調整している。このため、真空槽内部の圧力
のみを検出していた従来と異なり、特定のガス成分の分
圧が高ければそれを検出し、さらに真空排気や加熱を続
けることにより、特定のガス成分の分圧が高くならない
ようにすることができ、その後の処理工程等で、特定の
ガス成分の分圧が高くなることによる不都合が生じなく
なる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下で図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。図1の符号1に、本発明の真
空処理装置を示す。この真空処理装置1は、コア室11
と、仕込・取出室20と、3つの真空処理室13、1
4、15とを有している。
【0031】コア室11は平面形状が六角形に形成され
ており、各壁面に、仕込・取出室21、真空処理室1
3、14、15がそれぞれ配置されている。これらのコ
ア室11、仕込・取出室20、真空処理室13、14、
15は、それぞれの内部が真空排気できるように構成さ
れている。
【0032】コア室11と、仕込・取出室20、真空処
理室13、14、15との間には、それぞれ真空バルブ
が設けられており、各バルブを開閉することにより、コ
ア室11の内部と、仕込・取出室20、真空処理室1
3、14、15の内部とを接続したり、遮断したりする
ことができるように構成されている。なお図1には、仕
込・取出室21とコア室11との間のバルブ34のみを
示しており、他のバルブについては省略している。
【0033】コア室11の内部には、搬送ロボット45
が設けられている。搬送ロボット45は、後述する基板
を、コア室11、仕込・取出室20、真空処理室13、
14、15の間で出し入れすることができるように構成
されている。
【0034】本実施形態の仕込・取出室20の詳細な構
成を、図2、図3に示す。図2は、図1のA−A線断面
図であり、図3は、図1のB−B線断面図である。図2
に示すように、この仕込・取出室20は、真空槽21を
有している。真空槽21には、粗引き真空ポンプ70と
真空計60とが接続されており、その内部を粗引き真空
ポンプ70で真空排気することができるように構成され
ている。
【0035】真空槽21の内部底面側には、載置台27
が配置されている。載置台27は、その表面が平坦にな
っており、表面に基板を載置できるように構成されてい
る。載置台27の内部には、複数の昇降ピン26が設け
られている。これらの昇降ピン26は、載置台27を挿
通して昇降できるように構成されており、その先端に後
述する基板を載せた状態で昇降すると、その基板を上下
させることができる。
【0036】真空槽21の天井側には、真空槽21外部
と内部との間で赤外線を透過可能な透光板52が設けら
れており、透光板52の上にはランプヒータ24が配置
されている。
【0037】ランプヒータ24は、真空槽21外部の図
示しない電源に接続されており、電源を起動してランプ
ヒータ24に通電すると、赤外線を発し、発した赤外線
を透光板52を介して載置台27に向けて照射できるよ
うに構成されている。
【0038】真空槽21には、バルブ31を介して接続
室23が接続されており、バルブ31を開閉すると、真
空槽21の内部と接続室23の内部とを接続したり遮断
することができるように構成されている。
【0039】接続室23には、高真空排気装置50が設
けられており、真空槽21と接続室23との間のバルブ
31を開いた状態で、高真空排気装置50を起動する
と、接続室23を介して真空槽21内部を真空排気する
ことができるように構成されている。
【0040】図3に示すように、真空槽21には、開閉
可能な扉90が設けられており、扉90を開閉すること
により、真空槽21内部を大気に開放したり、大気と遮
断したりすることができるように構成されている。
【0041】また、真空槽21は、バルブ34を介して
コア室11に接続されている。バルブ34を開閉する
と、真空槽21の内部とコア室11の内部とを接続した
り遮断することができるように構成されている。
【0042】かかる仕込・取出室20を用いて、ガラス
基板等の基板表面に成膜処理をするには、予め、真空槽
21に接続された両方のバルブ31、34を閉じ、真空
槽21の内部をコア室11及び接続室23の内部と遮断
した状態で、仕込・取出室20の扉90を開き、一枚の
基板を真空槽21内に入れる。この状態で昇降ピン26
は上昇した状態にあり、入れられた基板は上昇した昇降
ピン26の先端に載せられる。この状態の基板を図2の
符号40に示す。次に扉90を閉じ、粗引き真空ポンプ
70で真空槽21内部を真空排気して内部圧力を低下さ
せる。
【0043】真空槽21内部の圧力は真空計60によっ
て常時検出されており、真空槽21内部の圧力が20P
aまで低下したら、真空槽21と接続室23との間のバ
ルブ31を開き、高真空排気装置50を起動する。する
と、真空槽21内部は、バルブ31及び接続室23を介
して、高真空排気装置50により真空排気される。
【0044】高真空排気装置50による真空排気が開始
されたら、ランプヒータ24に通電する。すると、ラン
プヒータ24から載置台27の方向へと発せられた赤外
線は、基板40に照射され、基板40が加熱され、昇温
する。
【0045】複数ある昇降ピン26のうち、一本の昇降
ピン26の先端には、温度センサ80が設けられてお
り、温度センサ80は基板40の裏面に当接している。
このため、基板40に直接接触した状態で、基板40の
温度を検出することができる。
【0046】接続室23には、質量分析計33が接続さ
れており、接続室23内部の雰囲気中の成分を分析でき
るように構成されている。高真空排気装置50で真空槽
21の内部を真空排気している状態では、真空槽21内
部の雰囲気は、接続室23を介して真空槽21の外部へ
と排気され、接続室23中の雰囲気は、真空槽21の内
部雰囲気と同じ雰囲気であるので、質量分析計33によ
り、真空槽21内部の雰囲気を分析することができる。
こうして、質量分析計33を用いて、接続室23内部の
雰囲気を分析しながら、真空排気を続ける。
【0047】従来では、真空槽内部の圧力が所定の圧力
まで低下したら、すぐに真空槽とコア室との間のバルブ
を開いていたが、本実施形態では、真空計60によって
検出された真空槽21内部の圧力が所定の圧力(ここで
は5×10-2Pa)まで低下してもすぐには真空槽21
とコア室11との間のバルブ34を開かず、質量分析計
33による分析の結果、真空槽21内部の雰囲気中で、
特定のガス成分の分圧が所定値以下になるまでバルブ3
4を閉じておく。ここでは、水分分圧が所定圧力以下に
なるまでバルブ34を閉じた状態にしておく。こうして
加熱しながら真空排気をした結果、真空槽21内部の圧
力が5×10-2Pa以下まで低下し、かつ特定のガス成
分の分圧が所定圧力よりも低くなったら、コア室11と
真空槽21との間のバルブ34を開き、真空槽21の内
部とコア室11の内部とを接続する。
【0048】このように、真空槽21内部の圧力が所定
圧力(5×10-2Pa以下)であって、かつ水分分圧が所
定圧力になった後に、コア室11と真空槽21との間の
バルブ34を開いているので、真空槽21内部雰囲気中
の水分分圧は十分低くなっており、後の処理に悪影響を
及ぼすことがない。
【0049】上述したコア室11内には、図示しない搬
送ロボットが配置されており、この搬送ロボットが、真
空槽21内の基板40を、コア室11を介してコア室1
1に接続された図示しない真空処理室に搬送する。基板
40が真空槽21外に搬出されたら、バルブ34を閉
じ、真空槽21の内部とコア室11の内部とを遮断す
る。
【0050】次いで、真空処理室内部を密閉し、真空処
理室内部で基板40の表面に薄膜を成膜する。真空処理
室13内部で成膜処理をし、基板40の表面に所定膜厚
の薄膜が成膜されたら、残りの真空処理室14、15内
で、順次所定の成膜処理を行う。
【0051】こうして真空処理室13、14、15内で
順次成膜処理をし、基板40の表面に所定の薄膜が成膜
されたら、バルブ34を開いて真空槽21内部とコア室
11内部とを接続し、処理済みの基板40を、真空処理
室15からコア室11を介して真空槽21内に搬送す
る。真空槽21内に搬入された基板40は、昇降ピン1
26上に載せられる。
【0052】その後昇降ピン26を下降させると、昇降
ピン26は載置台27内部に収納され、基板40は載置
台27表面に載置される。その状態を図5に示す。載置
台27内部には、通水管28が設けられている。この通
水管28は循環器51に接続され、循環器51から冷却
水が流されると載置台27を冷却できるように構成され
ており、冷却水が流された状態で基板40が載置台27
表面に載置されると、その基板40は冷却される。この
とき温度センサ80は、基板40から離脱してしまうた
め基板40の冷却時間で管理される。
【0053】こうして基板40が所定時間冷却される。
基板40が所定時間冷却されると、昇降ピン26が再び
上昇し、基板40に接触し、基板40の温度を検出する
ことができる。その温度が所定値以下まで低下したら、
真空排気を終了して、内部圧力を大気圧にした後、扉を
開いて基板40を取り出す。
【0054】従来では、基板の実際の温度を検出してお
らず、基板の冷却を開始してから、予め設定された所定
時間が経過したら、基板が所定温度まで低下したとみな
し、基板を取り出していたので、基板温度が十分に低下
しないままに取り出されるという不具合が生じることも
あったが、本実施形態では、温度センサ80で基板40
の温度を検出して、基板40の温度が所定値以下になる
まで冷却しているので、十分冷却された状態の基板40
を取り出すことができる。
【0055】このように本実施形態では、温度センサ8
0によって基板40の実際の温度を検出しながら、基板
を加熱したり冷却したりしているので、基板40が過熱
されたり過冷却されることはない。
【0056】なお、本実施形態では、接続通路として接
続室を設けているが、本発明の接続通路はこれに限られ
るものではなく、例えば接続通路を管状に形成してもよ
い。また、本実施形態では、分析手段として質量分析計
33を用いているが、本発明の分析手段はこれに限ら
ず、真空槽21中のガス成分の分圧を分析することがで
きるものであれば、いかなる装置を用いてもよい。
【0057】さらに、本実施形態では、基板保持機構と
して昇降ピン26を用い、その先端に、検出手段として
温度センサ80が設けられているものとしているが、本
発明の基板保持機構及び検出手段はこれらに限られるも
のではなく、基板保持機構は基板が保持できるような機
構であればいかなる機構でもよいし、また、検出手段
は、基板を保持した状態で基板の温度を検出できるよう
に構成されていればよい。
【0058】また、本実施形態の仕込・取出室20は、
成膜装置に接続されているものとしたが、本発明の仕込
・取出室はこれに限られるものではなく、エッチング装
置等に適用してもよい。
【0059】さらに、本実施形態では、特定のガス成分
を水分とし、水分分圧が所定圧力よりも少なくなるまで
はコア室11内部と真空槽21内部とを接続しなかった
が、本発明はこれに限らず、例えば窒素原子を含むガス
や、炭素原子を含むガスのように、後の処理工程に悪影
響を及ぼすガス成分を複数種類選択し、選択されたガス
成分の分圧が所定値以下に低下するまでコア室11内部
と真空槽21内部とを接続しないように構成してもよ
い。
【0060】また、本実施形態では、複数本の昇降ピン
26のうち、一本の昇降ピン26の先端に温度センサ8
0が設けられているものとしているが、本発明はこれに
限られるものではなく、複数本の昇降ピン26のうち何
本の昇降ピン26に温度センサ80が設けられるものと
してもよい。
【0061】なお、本実施形態では、真空処理装置とし
て図1に示すような構成の真空処理装置を用いたが、本
発明の真空処理装置はこれに限らず、例えば図6の符号
91に示すような構成の真空処理装置を用いてもよい。
【0062】この真空処理装置91は、図1で説明した
真空処理装置1と、この真空処理装置1と同じ構成であ
って、コア室12と、その壁面に接続された3つの真空
処理室16、17、18と、仕込・取出室22とを有す
る真空処理装置2と、連結室19とを有している。これ
ら2個の真空処理装置1、2は連結室19を介して接続
されている。
【0063】かかる真空処理装置91では、例えば一方
の真空処理装置1の仕込・取出室21に基板が搬入さ
れ、加熱された後に真空処理室13、14、15で所定
の成膜処理がなされたら、成膜処理がなされた基板は搬
送ロボット45によって連結室19に搬送される。
【0064】連結室19に入れられた基板は、他方の真
空処理装置2のコア室12内に設けられた搬送ロボット
46によって、順次真空処理室16、17、18に搬送
され、各真空処理室16、17、18で所定の成膜処理
がなされる。全ての成膜処理が終了したら、搬送ロボッ
ト46は処理済みの基板を、他方の真空処理装置2の仕
込・取出室22に搬送する。搬送された基板は仕込・取
出室22内で冷却された後に、装置外へと取り出され
る。このように、2個の真空処理装置1、2を連結する
ことにより、1個の真空処理装置のみを用いていた場合
に比して、装置外へと取り出すことなく、数多くの処理
を一貫して真空雰囲気中で行うことができる。
【0065】かかる構成の真空処理装置91において
も、上述した本実施形態の仕込・取出室21、22を用
いているので、上述した仕込み後の処理工程における不
具合が生じない。この場合、一方の真空処理装置1の仕
込・取出室21は基板を装置内に仕込んで加熱する役割
のみを果たし、他方の真空処理装置2の仕込・取出室2
2は基板を冷却して装置外へと取り出す役割のみを果た
しているが、本発明の仕込・取出室をこのように使用し
ても何ら問題はない。
【0066】また、質量分析計33は、真空槽21内部
の雰囲気中の成分を分析するため、バルブ31を介し接
続室23に接続されているが、例えば直接真空槽21に
接続されてもよい。
【0067】
【発明の効果】真空槽内の圧力が低く、真空槽内の雰囲
気中で各成分の分圧が所定値よりも低い状態になるま
で、隣室と接続されないので、従来、真空槽内の雰囲気
中で、例えば水分分圧等の特定成分の分圧が高くなるこ
とで生じていた不具合が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の真空処理装置の構成を説
明する図
【図2】本発明の一実施形態の仕込・取出室の構成を説
明する第1の断面図
【図3】本発明の一実施形態の仕込・取出室の構成を説
明する第2の断面図
【図4】本発明の一実施形態の仕込・取出室の動作を説
明する第1の図
【図5】本発明の一実施形態の仕込・取出室の動作を説
明する第2の図
【図6】本発明の他の実施形態の真空処理装置の構成を
説明する図
【図7】従来の真空処理装置の構成を説明する図
【図8】従来の仕込・取出室の構成を説明する図
【図9】従来の仕込・取出室の動作を説明する図
【符号の説明】
20……仕込・取出室 21……真空槽 24……
ランプヒータ(加熱手段) 26……昇降ピン(基板保
持機構) 31……真空バルブ(弁) 33……質量
分析計(分析手段) 50……真空ポンプ(排気手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K029 DA02 DA08 KA09 4K030 GA04 GA12 JA06 JA09 KA08 KA23 KA28 KA39 5F045 DQ17 EB08 EB13 EB14 EG01 EJ02 EK06 EN04 GB01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に成膜処理を施す真空処理室と、 該基板を冷却する冷却手段と排気手段とを備えて該基板
    を大気圧の外部から該真空処理室内へ搬出入する仕込・
    取出室と、 該仕込・取出室外部から透光板を介して該基板を加熱す
    る加熱手段とを有することを特徴とする真空成膜装置。
  2. 【請求項2】真空槽と、開閉可能に構成され、開いた状
    態で前記真空槽内部が大気に開放され、その状態で大気
    から基板を前記真空槽内部に搬入できるように構成され
    た搬入口と、 前記真空槽に設けられた加熱手段と、 前記真空槽に接続され、開閉可能に構成された弁と、 前記弁に一端が接続された接続通路と、 前記接続通路の他端に接続され、前記搬入口が閉じら
    れ、かつ前記弁が開いた状態で、前記真空槽内部を真空
    排気できるように構成された排気手段と、 前記接続通路に接続され、前記接続通路内の雰囲気の成
    分を分析する分析手段とを有することを特徴とする仕込
    ・取出室。
  3. 【請求項3】請求項2記載の仕込・取出室を基板の搬出
    入に用いることを特徴とする真空成膜装置。
  4. 【請求項4】前記分析手段は、質量分析計であることを
    特徴とする請求項2記載の仕込・取出室。
  5. 【請求項5】前記真空槽内に設けられ、該真空槽内に搬
    入された基板を保持できるように構成された基板保持機
    構を有し、 前記基板保持機構には、前記基板の温度を検出する検出
    手段が設けられたことを特徴とする請求項2又は請求項
    4のいずれか1項記載の仕込・取出室。
  6. 【請求項6】前記基板保持機構は、鉛直方向に配置され
    たピンで構成され、 前記検出手段は、前記ピンの先端に設けられたことを特
    徴とする請求項2、請求項4又は請求項5のいずれか1
    項記載の仕込・取出室。
  7. 【請求項7】その内部を大気に曝した状態で、基板を搬
    入できるように構成された真空槽と、前記真空槽に設け
    られた加熱手段とを備えた仕込・取出室に基板を搬入
    し、前記加熱手段で前記基板を所定時間加熱しながら前
    記真空槽内部を真空排気する仕込・取出室内部の排気方
    法であって、 前記真空槽内部の圧力を検出するとともに、前記真空槽
    内部の雰囲気中の成分を分析し、前記圧力及び前記成分
    に基づいて、前記基板の加熱時間又は前記真空排気の時
    間を調整することを特徴とする仕込・取出室内部の排気
    方法。
  8. 【請求項8】前記真空槽内では、一枚の基板が配置され
    た状態で、前記基板を加熱するとともに前記真空槽内部
    を真空排気することを特徴とする請求項7記載の仕込・
    取出室内部の排気方法。
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