[go: up one dir, main page]

JP2002030964A - 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比フィードバック制御装置

Info

Publication number
JP2002030964A
JP2002030964A JP2000217064A JP2000217064A JP2002030964A JP 2002030964 A JP2002030964 A JP 2002030964A JP 2000217064 A JP2000217064 A JP 2000217064A JP 2000217064 A JP2000217064 A JP 2000217064A JP 2002030964 A JP2002030964 A JP 2002030964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel ratio
air
deviation
integral
term
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2000217064A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Hosoya
肇 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP2000217064A priority Critical patent/JP2002030964A/ja
Publication of JP2002030964A publication Critical patent/JP2002030964A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スライディングモードを用いる空燃比フィード
バック制御において、定常偏差を解消しつつ、外乱の投
入・解除時における空燃比の収束性を確保できるように
する。 【解決手段】実空燃比と目標空燃比との偏差と比例ゲイ
ンから比例項を算出し、前記偏差と積分ゲインから積分
項を算出し、これらの総和を線形項U1とする。一方、
切換え関数σを、空燃比偏差、偏差の微分値、偏差の積
分値を変数として設定して、非線形項U2を算出させ
る。ここで、前記積分ゲインを、空燃比偏差の絶対値が
大きいときほど大きな値に補正することで、外乱の投入
による空燃比ずれが発生したときの積分項の溜め込みを
速め、また、外乱が解除されたときの積分項の吐き出し
を速める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の空燃比
フィードバック制御装置に関し、特に、スライディング
モード制御を用いて燃焼混合気の空燃比を目標空燃比に
フィードバック制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、外乱の影響を抑制したロバス
ト性の高い制御として、スライディングモード制御が知
られており、ロボット制御等で多用されているが、該ス
ライディングモード制御を用いて空燃比のフィードバッ
ク制御を行なうことが提案されている(特開平8−23
2713号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスライ
ディングモードによる空燃比フィードバック制御では、
目標空燃比に対する偏差に応じて線形項が演算される構
成であるため、定常的な空燃比ずれがある場合、該定常
偏差を解消する補正を付加することができないという問
題があった。
【0004】また、通常の比例・積分・微分動作による
フィードバック制御では、積分動作でフィードバック制
御を行わせると、外乱の投入による空燃比変動によって
溜め込まれた積分項が、外乱が解除されてもなかなか減
らず、外乱が解除された後に不要な補正がなされること
で、大きな空燃比偏差が生じてしまうという問題が発生
する。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、スライディングモードによる空燃比フィードバッ
ク制御において、空燃比の定常偏差を解消できるように
することを目的とする。更に、空燃比の定常偏差を解消
しつつ、外乱が解除されたときの空燃比変動を抑制でき
るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1記載
の発明は、空燃比の検出値と目標空燃比とに基づくスラ
イディングモード制御によって線形項及び非線形項を含
んでなる空燃比フィードバック制御量を算出する構成の
内燃機関の空燃比フィードバック制御装置において、前
記線形項が、空燃比の検出値と目標空燃比との偏差の積
分値、及び、積分ゲインから算出される積分項を含んで
算出されるよう構成した。
【0007】かかる構成によると、線形項に、空燃比偏
差の積分値と積分ゲインとから算出される積分項が含ま
れ、この積分項が、定常偏差を解消するための補正要求
を保持する。請求項2記載の発明では、前記線形項が、
前記積分項と、前記偏差に比例ゲインを乗算して求めら
れる比例項とを含んで算出される構成とした。
【0008】かかる構成によると、線形項として、前記
積分項と共に、空燃比偏差に比例ゲインを乗算して求め
られる比例項が含まれ、積分項と比例項との加算値を線
形項とする。請求項3記載の発明では、前記非線形項
が、前記偏差,前記偏差の積分値及び前記偏差の微分値
を変数とする切換え面に基づき算出される構成とした。
【0009】かかる構成によると、偏差,偏差の積分値
及び偏差の微分値を変数とする切換え面上に拘束され
て、目標空燃比に向けて滑るように制御される。請求項
4記載の発明では、積分ゲインを、空燃比偏差に基づき
補正する構成とした。かかる構成によると、空燃比偏差
の積分値に乗算される積分ゲインは一定ではなく、空燃
比偏差に応じて補正され、目標空燃比に対する実空燃比
の偏差や変化の方向の情報から積分ゲインが変更され
る。
【0010】請求項5記載の発明では、積分ゲインを、
空燃比偏差の絶対値に応じて補正する構成とした。かか
る構成によると、実空燃比が目標空燃比に対してリッチ
或いはリーン方向にどれだけ離れているかによって、積
分ゲインが補正される。請求項6記載の発明では、空燃
比偏差の絶対値が大きいときほど、積分ゲインをより大
きな値に補正する構成とした。
【0011】かかる構成によると、実空燃比が目標空燃
比に対してリッチ或いはリーン方向に大きく離れている
ときほど、積分ゲインが大きく補正され、空燃比偏差の
積分値に対して得られる積分項の絶対値が大きくなる。
請求項7記載の発明では、積分ゲインを、空燃比偏差の
変化率に応じて補正する構成とした。
【0012】かかる構成によると、積分ゲインが、目標
空燃比に対する実空燃比の変化方向及び変化速度を示す
空燃比偏差の変化率に応じて補正される。尚、前記変化
率とは、空燃比偏差の単位時間当たりの変化量である。
請求項8記載の発明では、空燃比偏差の変化率の符号
と、空燃比偏差の符号とが同じであるときに、積分ゲイ
ンを増大補正する構成とした。
【0013】かかる構成によると、空燃比偏差の符号と
変化率の符号とが同じ状態は、例えば目標空燃比よりも
実空燃比がリーンであるのに、実空燃比が更にリーン変
化している状態であって、空燃比偏差が拡大する傾向に
ある状態であり、係る状態で積分ゲインが増大補正され
る。請求項9記載の発明では、空燃比偏差の変化率の絶
対値が大きいときほど、積分ゲインをより大きく増大補
正する構成とした。
【0014】かかる構成によると、空燃比偏差が拡大す
る傾向にあるときに、目標空燃比から離れる速度が速い
ときほど、積分ゲインを増大補正する。請求項10記載
の発明では、積分ゲインを、空燃比偏差の絶対値の変化
率に応じて補正する構成とした。かかる構成によると、
空燃比偏差の絶対値を求めることで、実空燃比が目標空
燃比に対してリッチであるかリーンであるかとは無関係
に目標空燃比に対する空燃比偏差が求められ、この偏差
の絶対値の変化率は、プラスであれば空燃比偏差が拡大
していることになり、逆にマイナスであれば空燃比偏差
が縮小して目標空燃比に向かって変化していることにな
り、これに応じて積分ゲインが変更される。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、スライデ
ィングモード制御における線形項に積分項を含めること
で、外乱の影響を抑制したロバスト性の高い制御を行わ
せつつ、空燃比の定常偏差を解消することができるとい
う効果がある。請求項2記載の発明によると、比例項と
積分項とから線形項を算出させることで、定常偏差を解
消できると共に、むだ時間の多い空燃比フィードバック
制御における安定性を確保できるという効果がある。
【0016】請求項3記載の発明によると、空燃比偏
差,空燃比偏差の積分値,空燃比偏差の微分値を所定の
平衡状態に保ちつつ目標空燃比に近づけることができる
という効果がある。請求項4記載の発明によると、積分
項の演算に用いる積分ゲインを空燃比偏差に応じて補正
することで、実空燃比の変動に応じた適正な積分ゲイン
の設定が可能になり、積分項の溜め込み・吐き出し速度
を最適にして目標空燃比への収束性を高めることができ
るという効果がある。
【0017】請求項5,6記載の発明によると、目標空
燃比に対して実空燃比が離れるほど積分ゲインを大きく
することで、積分項の溜め込み・吐き出し速度を速め、
実空燃比を目標空燃比に応答良く戻せるという効果があ
る。請求項7記載の発明によると、空燃比偏差の変化方
向・変化速度の情報に基づき積分ゲインを適正に補正で
き、以って、積分項の溜め込み・吐き出し速度を最適に
して目標空燃比への収束性を高めることができるという
効果がある。
【0018】請求項8,9,10記載の発明によると、
空燃比偏差が拡大傾向にあるときに積分ゲインを大きく
補正して、積分項の溜め込み・吐き出し速度を速くし、
実空燃比を目標空燃比に速やかに収束させることができ
るという効果がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は実施の形態における内燃機関のシステム構
成図である。この図1において、車両に搭載される内燃
機関1の各気筒の燃焼室には、エアクリーナ2,吸気通
路3,モータで開閉駆動される電子制御式スロットル弁
4を介して空気が吸入される。
【0020】各気筒の燃焼室内に燃料(ガソリン)を直
接噴射する電磁式の燃料噴射弁5が設けられており、該
燃料噴射弁5から噴射される燃料と前記吸入される空気
とによって燃焼室内に混合気が形成される。燃料噴射弁
5は、コントロールユニット20から出力される噴射パ
ルス信号によりソレノイドに通電されて開弁し、所定圧
力に調圧された燃料を噴射する。そして、噴射された燃
料は、吸気行程噴射の場合は燃焼室内に拡散して均質な
混合気を形成し、また圧縮行程噴射の場合は点火栓6回
りに集中的に層状の混合気を形成する。燃焼室内に形成
される混合気は、点火栓6により着火燃焼する。
【0021】但し、内燃機関1を上記の直接噴射式ガソ
リン機関に限定するものではなく、吸気ポートに燃料を
噴射する構成の機関であっても良い。機関1からの排気
は排気通路7より排出され、該排気通路7には排気浄化
用の触媒8が介装されている。また、燃料タンク9にて
発生した蒸発燃料を燃焼処理する蒸発燃料処理装置が設
けられている。
【0022】キャニスタ10は、密閉容器内に活性炭な
どの吸着剤11を充填したもので、燃料タンク9から延
設される蒸発燃料導入管12が接続されている。従っ
て、燃料タンク9にて発生した蒸発燃料は、前記蒸発燃
料導入管12を通って、キャニスタ10に導かれ吸着捕
集される。また、キャニスタ10には、新気導入口13
が形成されると共に、パージ配管14が導出され、前記
パージ配管14には、コントロールユニット20からの
制御信号によって開閉が制御されるパージ制御弁15が
介装される。
【0023】上記構成において、パージ制御弁15が開
制御されると、機関1の吸入負圧がキャニスタ10に作
用する結果、新気導入口13から導入される空気によっ
てキャニスタ10の吸着剤11に吸着されていた蒸発燃
料がパージされ、パージエアがパージ配管14を通って
吸気通路3のスロットル弁4下流に吸入され、その後、
機関1の燃焼室内で燃焼処理される。
【0024】コントロールユニット20は、CPU,R
OM,RAM,A/D変換器及び入出力インターフェイ
ス等を含んで構成されるマイコンを備え、各種センサか
らの入力信号を受け、これらに基づいて演算処理して、
燃料噴射弁5,点火栓6及びパージ制御弁15などの作
動を制御する。前記各種センサとして、機関1のクラン
ク角を検出するクランク角センサ21、カム軸から気筒
判別信号を取り出すカムセンサ22が設けられており、
前記クランク角センサ21からの信号に基づき機関の回
転速度Neが算出される。
【0025】この他、吸気通路3のスロットル弁4上流
側で吸入空気流量Q(質量流量)を検出するエアフロー
メータ23、アクセルペダルの踏込み量(アクセル開
度)APSを検出するアクセルセンサ24、スロットル
弁4の開度TVOを検出するスロットルセンサ25、機
関1の冷却水温Twを検出する水温センサ26、排気中
の酸素濃度に応じて燃焼混合気の空燃比をリニアに検出
する広域型の空燃比センサ27、車速VSPを検出する
車速センサ28などが設けられている。
【0026】ここで、前記広域型の空燃比センサ27の
構造を、図2に基づいて説明する。ジルコニア(ZrO
2)等の固体電解質部材からなる基板31上に、酸素濃
度測定用の+電極32が設けられている。また、前記基
板31内には、大気が導入される中空部33が開設さ
れ、この中空部33の天井部には、−電極34が基板3
1を挟んで+電極32に対向するように取り付けられて
おり、前記基板31と+電極32と−電極34とにより
酸素濃度検出部35が形成される。
【0027】また、ジルコニア等からなる固体電解質部
材36の両面に一対の白金からなるポンプ電極37,3
8を設けて形成される酸素ポンプ部39を有している。
そして、該酸素ポンプ部39を、例えばアルミナで枠状
に形成したスペーサ40を介して酸素濃度検出部35の
上方に積層して、酸素濃度検出部35と酸素ポンプ部3
9との間に中空室41が設けられ、かつ、この中空室4
1に機関の排気を導入するための導入孔42が酸素ポン
プ部39の固体電解質部材36に形成されている。
【0028】尚、前記スペーサ40の外周にはガラス製
の接着剤43が充填され、中空室41の密閉性を確保す
ると共に、基板31及びスペーサ40と固体電解質36
とを接着固定するようにしてある。ここで、スペーサ4
0と基板31とは同時焼成して結合されるため、中空室
41の密閉性はスペーサ40と固体電解質部材36とを
接着することによって確保されるものである。また、酸
素濃度検出部39には、加熱用のヒーター44が内蔵さ
れている。
【0029】そして、導入孔42を介して中空室41に
導入された排気の酸素濃度を前記+電極32の電圧から
検出する。具体的には、中空部33内の大気中の酸素と
中空室41内の排気中の酸素との濃度差に応じて基板3
1内を酸素イオンが流れ、これに伴って、+電極32に
排気中の酸素濃度に対応する起電力が発生する。そし
て、この検出結果に応じて中空室41内の雰囲気を一定
(例えば理論空燃比) に保つように酸素ポンプ部39に
流す電流値を制御し、その時の電流値から排気中の酸素
濃度(排気空燃比)を検出する。
【0030】具体的には、前記+電極32の電圧を、制
御回路45によって増幅処理した後、電圧検出抵抗46
を介して電極37,38間に印加し、中空室41内の酸
素濃度を一定に保つようにする。例えば、排気中の酸素
濃度の高いリーン領域での空燃比を検出する場合には、
外側のポンプ電極37を陽極、中空室41側のポンプ電
極38を陰極にして電圧を印加する。すると、電流に比
例した酸素(酸素イオンO2- )が中空室41から外側に
汲み出される。そして、印加電圧が所定値以上になる
と、流れる電流は限界値に達し、この限界電流値を前記
制御回路45で測定することにより排気中の酸素濃度、
換言すれば、排気空燃比を検出できる。
【0031】逆に、ポンプ電極37を陰極、ポンプ電極
38を陽極にして中空室41内に酸素を汲み入れるよう
にすれば、排気中の酸素濃度の低い空燃比リッチ領域で
の空燃比検出が行える。上記限界電流は、前記電圧検出
抵抗46の端子間電圧を検出する差動増幅器47の出力
電圧から検出される。
【0032】前記コントロールユニット20は、所定の
空燃比フィードバック制御条件が成立するときに、上記
空燃比センサ27で検出される排気空燃比を目標空燃比
に一致させるべく、スライディングモードによる空燃比
フィードバック制御を行なう。図3の制御ブロック図
は、スライディングモードによって空燃比フィードバッ
ク補正係数ALPHAを演算するスライディングモード
制御部の構成を示すものである。
【0033】尚、前記空燃比フィードバック補正係数A
LPHAは、燃料噴射量に乗算される補正項であり、こ
の空燃比フィードバック補正係数ALPHAによって燃
料噴射量を増減補正することで、燃料噴射弁5から噴射
される燃料とシリンダ内に吸引される空気とで形成され
る混合気の空燃比を、目標空燃比にフィードバック制御
する。
【0034】図3に示すスライディングモード制御部
は、空燃比センサ27で検出される空燃比と目標空燃比
との偏差(空燃比偏差=実空燃比−目標空燃比)に基づ
いて線形項U1を演算する線形項演算部511と、前記
空燃比偏差に基づいて非線形項U2を演算する非線形項
演算部512とを含んで構成され、線形項U1+非線形
項U2=ALPHAとして、前記空燃比フィードバック
補正係数ALPHAを出力する。
【0035】前記線形項演算部511は、空燃比偏差×
比例ゲイン(=比例項)、∫(空燃比偏差)×積分ゲイ
ン(=積分項)、目標空燃比×目標ゲインをそれぞれ演
算し、これらの演算結果を総和して線形項U1を算出す
るものであり、詳細には、空燃比偏差をx1、係数をαi,
ai,b(i:1,2,3)とすると、 U1=1/b((a0−α3−α1(a1−α1))x1−α3(a1−α1)
∫(x1)+a0r) として、線形項U1を算出する。
【0036】一方、非線形項演算部512は、切換関数
をσ、チャタリング防止係数をδ、係数をKとしたとき
に、 σ=α1・x1+d(x1)/dt+α3∫(x1) U2=K・σ/(|σ|+δ) として、非線形項U2を算出する。
【0037】上記構成によると、切換え関数σ=0とな
る切換え平面上に拘束しつつ、空燃比センサ27で検出
される空燃比を目標空燃比に近づけることになる。ここ
で、線形項U1が積分項と比例項との組み合わせによっ
て構成されるから、空燃比の定常偏差を解消することが
できると共に、補正結果が空燃比センサ27で検出され
るまでの無駄時間による制御安定性の悪化を抑制でき
る。
【0038】尚、上記では、実際の空燃比を空燃比セン
サ27で検出された排気空燃比としたが、シリンダ内に
おける空燃比を、噴射量や運転条件、更には、空燃比セ
ンサ27の検出結果に基づき推定し、該推定空燃比を実
空燃比としてフィードバック制御を行わせる構成であっ
ても良いし、また、排気中の酸素濃度から排気空燃比を
検出する空燃比センサ27に代えて、シリンダ内の空燃
比を燃焼光等から検出する空燃比センサを用いる構成で
あっても良い。
【0039】図3に示すスライディングモード制御部に
は、上記線形項演算部511及び非線形項演算部512
と共に、積分ゲイン演算部513が備えられる。前記積
分ゲイン演算部513は、線形項演算部511におい
て、積分項の演算に用いられる積分ゲインを演算するも
のであり、図4のフローチャートに示すようにして、積
分ゲインを演算する。
【0040】図4のフローチャートにおいて、ステップ
S11では、目標空燃比を読み込み、ステップS12で
は空燃比センサ27で検出された実際の空燃比を読み込
み、ステップS13では、実空燃比−目標空燃比として
空燃比偏差を演算する。そして、ステップS14では、
下式に従って積分ゲインを演算する。 積分ゲイン=|空燃比偏差|×定数Ki 上記のようにして積分ゲインを演算する構成であれば、
目標空燃比から実空燃比が離れるほど、より大きな積分
ゲインが設定されるから、外乱の投入によって目標空燃
比から実空燃比が離れたときに積分項の溜め込みが速
く、応答良く目標空燃比に近づけることができ、また、
外乱の解除によって補正がオーバーシュートするときに
は、積分項の吐き出しを速めてオーバーシュートを抑制
できる。
【0041】前記積分ゲイン演算部513における積分
ゲインの演算は、図5のフローチャートに示すようにし
て行わせることもできる。図5のフローチャートにおい
て、ステップS21では、目標空燃比を読み込み、ステ
ップS22では空燃比センサ27で検出された実際の空
燃比を読み込み、ステップS23では、実空燃比−目標
空燃比として空燃比偏差を演算する。
【0042】ステップS24では、前記空燃比偏差の変
化率を演算する。前記変化率は、最新に演算された空燃
比偏差から所定時間前に演算された空燃比偏差を減算し
て求められる所定時間における偏差の変化量として算出
される。ステップS25では、空燃比偏差の符号(プラ
ス・マイナス)と、変化率の符号(プラス・マイナス)
とが等しいか否かを判別する。
【0043】例えば、目標空燃比よりも実空燃比がリー
ンであれば、空燃比偏差はプラスの値として算出され、
実空燃比が更にリーン化する傾向であるときには、偏差
がより大きくなるから変化率はプラスとなる。従って、
空燃比偏差の符号と変化率の符号とが等しい場合とは、
目標空燃比から実空燃比が離れつつある状態を示し、逆
に、空燃比偏差の符号と変化率の符号とが異なる場合
は、実空燃比が目標空燃比に近づきつつある状態を示
す。
【0044】空燃比偏差の符号と変化率の符号とが異な
る場合は、ステップS26へ進み、積分ゲインに基準ゲ
インをセットする。空燃比偏差の符号と変化率の符号と
が異なる場合は、前述のように、実空燃比が目標空燃比
に近づきつつある状態であるから、過剰な積分ゲインの
設定でオーバーシュートが発生することを抑制する。一
方、空燃比偏差の符号と変化率の符号とが等しい場合に
は、ステップS27へ進み、基準ゲインをx倍した値
を、そのときの積分ゲインとする。
【0045】ここで、前記x倍は固定値であっても良い
が、変化率の絶対値に応じて変化させることが好まし
く、具体的には、変化率の絶対値が大きいときほど倍数
xを大きくすると良い。空燃比偏差の符号と変化率の符
号とが等しい場合は、空燃比偏差が拡大しつつある状態
で、このときに積分ゲインをより大きな値に補正すれ
ば、外乱投入時には積分項の溜め込みを速くして、外乱
による空燃比変動を速やかに収束させることができ、ま
た、外乱が解除されるときには、積分項の吐き出しを速
めてオーバーシュートの発生を抑制できる。
【0046】尚、空燃比偏差の絶対値を求め、該空燃比
偏差の絶対値の変化率がプラスであるときに、固定倍数
x又は空燃比偏差の絶対値の変化率が大きいときほど大
きな値に設定される倍数xで基準ゲインを増大させる構
成としても、実質的には、図5のフローチャートによる
処理と同じになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における内燃機関のシステム構成
図。
【図2】実施の形態における空燃比センサ及びその周辺
回路を示す図。
【図3】実施の形態における空燃比フィードバック制御
の構成を示すブロック図。
【図4】実施の形態における積分ゲインの演算処理の第
1実施形態を示すフローチャート。
【図5】実施の形態における積分ゲインの演算処理の第
2実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…内燃機関 3…吸気通路 4…スロットル弁 5…燃料噴射弁 20…コントロールユニット 27…空燃比センサ 511…線形項演算部 512…非線形項演算部 513…積分ゲイン演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G301 HA01 HA04 HA14 HA16 JA03 JA06 JA11 JA18 LB04 LC01 MA01 MA11 NA07 NA09 NB05 ND03 ND45 NE14 PA01Z PA11A PA11Z PB03A PD04Z PE01Z PE03Z PE08Z PE09A PF01Z PF03Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空燃比の検出値と目標空燃比とに基づくス
    ライディングモード制御によって線形項及び非線形項を
    含んでなる空燃比フィードバック制御量を算出する構成
    の内燃機関の空燃比フィードバック制御装置において、 前記線形項が、空燃比の検出値と目標空燃比との偏差の
    積分値、及び、積分ゲインから算出される積分項を含ん
    で算出されるよう構成したことを特徴とする内燃機関の
    空燃比フィードバック制御装置。
  2. 【請求項2】前記線形項が、前記積分項と、前記偏差に
    比例ゲインを乗算して求められる比例項とを含んで算出
    されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の空燃
    比フィードバック制御装置。
  3. 【請求項3】前記非線形項が、前記偏差,前記偏差の積
    分値及び前記偏差の微分値を変数とする切換え面に基づ
    き算出されることを特徴とする請求項1又は2記載の内
    燃機関の空燃比フィードバック制御装置。
  4. 【請求項4】前記積分ゲインを、前記偏差に基づき補正
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記
    載の内燃機関の空燃比フィードバック制御装置。
  5. 【請求項5】前記積分ゲインを、前記偏差の絶対値に応
    じて補正することを特徴とする請求項4記載の内燃機関
    の空燃比フィードバック制御装置。
  6. 【請求項6】前記偏差の絶対値が大きいときほど、前記
    積分ゲインをより大きな値に補正することを特徴とする
    請求項5記載の内燃機関の空燃比フィードバック制御装
    置。
  7. 【請求項7】前記積分ゲインを、前記偏差の変化率に応
    じて補正することを特徴とする請求項4記載の内燃機関
    の空燃比フィードバック制御装置。
  8. 【請求項8】前記偏差の変化率の符号と、前記偏差の符
    号とが同じであるときに、前記積分ゲインを増大補正す
    ることを特徴とする請求項7記載の内燃機関の空燃比フ
    ィードバック制御装置。
  9. 【請求項9】前記偏差の変化率の絶対値が大きいときほ
    ど、前記積分ゲインをより大きく増大補正することを特
    徴とする請求項8記載の内燃機関の空燃比フィードバッ
    ク制御装置。
  10. 【請求項10】前記積分ゲインを、前記偏差の絶対値の
    変化率に応じて補正することを特徴とする請求項4記載
    の内燃機関の空燃比フィードバック制御装置。
JP2000217064A 2000-07-18 2000-07-18 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置 Abandoned JP2002030964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000217064A JP2002030964A (ja) 2000-07-18 2000-07-18 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000217064A JP2002030964A (ja) 2000-07-18 2000-07-18 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002030964A true JP2002030964A (ja) 2002-01-31

Family

ID=18712230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000217064A Abandoned JP2002030964A (ja) 2000-07-18 2000-07-18 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002030964A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004094800A1 (ja) * 2003-04-22 2004-11-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 内燃機関の空燃比制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004094800A1 (ja) * 2003-04-22 2004-11-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 内燃機関の空燃比制御装置
US7270119B2 (en) 2003-04-22 2007-09-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air/fuel ratio control device for internal combustion engine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6453229B1 (en) Air-fuel ratio control device for internal combustion engine and method thereof
JP3850620B2 (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JPH112153A (ja) 吸気酸素センサのヒータ制御装置
US6708681B2 (en) Method and device for feedback controlling air-fuel ratio of internal combustion engine
JPH0612525Y2 (ja) 空燃比検出装置
JP3744761B2 (ja) 空燃比検出装置の補正装置
JP3842528B2 (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JPS61244848A (ja) 空燃比制御装置
JP3816293B2 (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JP3869634B2 (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JP2002030964A (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
KR100287499B1 (ko) 엔진의 제어장치
JP2002364427A (ja) エンジンの空燃比制御装置
JPH10169500A (ja) 空燃比センサの出力補正装置
US6453895B2 (en) Feedback control device and feedback control method of air-fuel ratio in internal combustion engine
US6450159B2 (en) Fuel vapor treatment apparatus in internal combustion engine and method thereof
JPH08218934A (ja) エンジンの吸入空気量検出装置
JP3751507B2 (ja) 空燃比センサの活性判定装置
JP2001329893A (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JP2596054Y2 (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JP3765416B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH10274108A (ja) エンジンの蒸発燃料パージ装置
JP2001263125A (ja) 内燃機関の空燃比フィードバック制御装置
JP2002364423A (ja) エンジンの空燃比制御装置
JPH0627724B2 (ja) 空燃比検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031224

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041217

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20051028