JP2002030535A - 複合仮撚被覆弾性糸およびその製造方法 - Google Patents
複合仮撚被覆弾性糸およびその製造方法Info
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- JP2002030535A JP2002030535A JP2000216875A JP2000216875A JP2002030535A JP 2002030535 A JP2002030535 A JP 2002030535A JP 2000216875 A JP2000216875 A JP 2000216875A JP 2000216875 A JP2000216875 A JP 2000216875A JP 2002030535 A JP2002030535 A JP 2002030535A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鞘部に被覆不良を生ずることなく、高度のソ
フト感が得られるようにする複合仮撚被覆弾性糸および
その製造方法を提供することにある。 【解決手段】 芯部原糸1’のポリウレタン弾性糸をド
ラフトしながら、鞘部原糸2’のポリアミドマルチフィ
ラメント仮撚捲縮糸を芯/鞘状に引き揃え、摩擦型仮撚
加工する。ポリウレタン弾性糸1を芯部にし、その周囲
に鞘部として少なくとも2回の仮撚加工履歴を持つポリ
アミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2を撚回・反転さ
せて被覆すると共に、糸長さ方向に開繊部Yoと絡合部
Ysとを交互に形成した糸構造を有し、前記絡合部Ys
の糸長さ方向における数が30〜90個/18cmの複
合仮撚被覆弾性糸Yが得られる。
フト感が得られるようにする複合仮撚被覆弾性糸および
その製造方法を提供することにある。 【解決手段】 芯部原糸1’のポリウレタン弾性糸をド
ラフトしながら、鞘部原糸2’のポリアミドマルチフィ
ラメント仮撚捲縮糸を芯/鞘状に引き揃え、摩擦型仮撚
加工する。ポリウレタン弾性糸1を芯部にし、その周囲
に鞘部として少なくとも2回の仮撚加工履歴を持つポリ
アミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2を撚回・反転さ
せて被覆すると共に、糸長さ方向に開繊部Yoと絡合部
Ysとを交互に形成した糸構造を有し、前記絡合部Ys
の糸長さ方向における数が30〜90個/18cmの複
合仮撚被覆弾性糸Yが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複合仮撚被覆弾性糸
およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、特にパン
ティストッキングやタイツ用として優れたソフト感と被
覆性を備えた複合仮撚被覆弾性糸およびその製造方法に
関する。
およびその製造方法に関し、さらに詳しくは、特にパン
ティストッキングやタイツ用として優れたソフト感と被
覆性を備えた複合仮撚被覆弾性糸およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】特公平3−10739号公報(特許第1
65949号)は、ポリウレタン弾性糸を芯糸にし、そ
の周囲に単繊維繊度1.5d(1.7dtex)以下、
総繊度50〜70d(56〜78dtex)で、フィラ
メント数40〜68本のポリアミドマルチフィラメント
仮撚糸を鞘糸として被覆した仮撚被覆弾性糸を提案して
いる。この仮撚被覆弾性糸は、パンティストッキング、
タイツ、ソックス、インナーなどの用途に使用すると、
その編地に対してソフトな風合いや適度のフィット性を
与えることができるという優れた特性を有していた。
65949号)は、ポリウレタン弾性糸を芯糸にし、そ
の周囲に単繊維繊度1.5d(1.7dtex)以下、
総繊度50〜70d(56〜78dtex)で、フィラ
メント数40〜68本のポリアミドマルチフィラメント
仮撚糸を鞘糸として被覆した仮撚被覆弾性糸を提案して
いる。この仮撚被覆弾性糸は、パンティストッキング、
タイツ、ソックス、インナーなどの用途に使用すると、
その編地に対してソフトな風合いや適度のフィット性を
与えることができるという優れた特性を有していた。
【0003】しかし、近年、需要者の嗜好が多様化する
につれ、さらに高度なソフト感を有するタイツや、パン
ティストッキングが強く要望されている。このような高
度なソフト感を仮撚被覆弾性糸から得る方法として、鞘
部のポリアミドマルチフィラメント仮撚糸の単繊維繊度
を1.5d(1.7dtex)よりも更に細くし、かつ
フィラメント数を68本よりも多くするという手段があ
る。しかし、鞘部の単繊維繊度を更に細くしたり、フィ
ラメント数を多くしたりすると被覆不良を起こしやすく
なり、編成工程等の後工程で通過性を低下させたり、製
品の編地に「目むき」やコアー切れが起こるという問題
がある。ここで「目むき」とは、ストッキングの膝部分
の箇所などのように、編地が大きく伸長した部分におけ
る仮撚被覆弾性糸に、鞘糸の隙間から淡染のポリウレタ
ン弾性糸が白く覗いて見える現象をいう。
につれ、さらに高度なソフト感を有するタイツや、パン
ティストッキングが強く要望されている。このような高
度なソフト感を仮撚被覆弾性糸から得る方法として、鞘
部のポリアミドマルチフィラメント仮撚糸の単繊維繊度
を1.5d(1.7dtex)よりも更に細くし、かつ
フィラメント数を68本よりも多くするという手段があ
る。しかし、鞘部の単繊維繊度を更に細くしたり、フィ
ラメント数を多くしたりすると被覆不良を起こしやすく
なり、編成工程等の後工程で通過性を低下させたり、製
品の編地に「目むき」やコアー切れが起こるという問題
がある。ここで「目むき」とは、ストッキングの膝部分
の箇所などのように、編地が大きく伸長した部分におけ
る仮撚被覆弾性糸に、鞘糸の隙間から淡染のポリウレタ
ン弾性糸が白く覗いて見える現象をいう。
【0004】また、特開昭62−57959号公報は、
ポリウレタン弾性糸とポリアミド仮撚糸とを引き揃えて
空気旋回仮撚加工を行い、その後交絡処理を行う仮撚被
覆弾性糸の製造方法が提案されている。しかし、この方
法から得られた仮撚被覆弾性糸は鞘部の被覆性が低く、
不均一になりやすい問題があるため、製品の編地表面が
乱れやすくなり、「目むき」が生じやすい欠点がある。
ポリウレタン弾性糸とポリアミド仮撚糸とを引き揃えて
空気旋回仮撚加工を行い、その後交絡処理を行う仮撚被
覆弾性糸の製造方法が提案されている。しかし、この方
法から得られた仮撚被覆弾性糸は鞘部の被覆性が低く、
不均一になりやすい問題があるため、製品の編地表面が
乱れやすくなり、「目むき」が生じやすい欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、鞘部
に被覆不良を生ずることなく、高度のソフト感が得られ
るようにする複合仮撚被覆弾性糸およびその製造方法を
提供することにある。
に被覆不良を生ずることなく、高度のソフト感が得られ
るようにする複合仮撚被覆弾性糸およびその製造方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の複合仮撚被覆弾性糸は、ポリウレタン弾性糸を芯部
にし、その周囲に鞘部として少なくとも2回の仮撚加工
履歴を持つポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸を
撚回・反転させて被覆すると共に、糸長さ方向に開繊部
と絡合部とを交互に形成した糸構造を有し、前記絡合部
の糸長さ方向における数が30〜90個/18cmであ
ることを特徴とするものである。
明の複合仮撚被覆弾性糸は、ポリウレタン弾性糸を芯部
にし、その周囲に鞘部として少なくとも2回の仮撚加工
履歴を持つポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸を
撚回・反転させて被覆すると共に、糸長さ方向に開繊部
と絡合部とを交互に形成した糸構造を有し、前記絡合部
の糸長さ方向における数が30〜90個/18cmであ
ることを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の複合仮撚被覆弾性糸の製造
方法は、芯部原糸にポリウレタン弾性糸、鞘部原糸に予
め仮撚加工したポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮
糸をそれぞれ使用し、前記芯部原糸をドラフトしながら
前記鞘部原糸を芯/鞘状に引き揃え、該引き揃えた糸条
を加撚−熱固定−解撚の摩擦型仮撚加工することを特徴
とするものである。
方法は、芯部原糸にポリウレタン弾性糸、鞘部原糸に予
め仮撚加工したポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮
糸をそれぞれ使用し、前記芯部原糸をドラフトしながら
前記鞘部原糸を芯/鞘状に引き揃え、該引き揃えた糸条
を加撚−熱固定−解撚の摩擦型仮撚加工することを特徴
とするものである。
【0008】このようにポリウレタン弾性糸を芯部に
し、その周囲に撚回・反転させて被覆する鞘部として、
少なくとも2回の仮撚加工履歴を持った捲縮の微細化し
たポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸を使用する
ため、編地にしたとき高度なソフト感を呈することがで
き、また、糸長さ方向には開繊部と絡合部を交互に形成
させ、その絡合部を30〜90個/18cmの多数にし
たため鞘部は高い被覆性を有し、編地にしたとき目むき
を生じにくく、高度のソフト感を発揮することができ
る。
し、その周囲に撚回・反転させて被覆する鞘部として、
少なくとも2回の仮撚加工履歴を持った捲縮の微細化し
たポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸を使用する
ため、編地にしたとき高度なソフト感を呈することがで
き、また、糸長さ方向には開繊部と絡合部を交互に形成
させ、その絡合部を30〜90個/18cmの多数にし
たため鞘部は高い被覆性を有し、編地にしたとき目むき
を生じにくく、高度のソフト感を発揮することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の複合仮撚被覆弾性糸は、
ドラフトしたポリウレタン弾性糸と、予め仮撚加工を施
したポリアミドマルチフィラメントの仮撚捲縮糸とを芯
/鞘状に引き揃え、その引き揃えた両糸を加撚−熱固定
−解撚の複合摩擦仮撚加工を行うことにより製造するこ
とができる。
ドラフトしたポリウレタン弾性糸と、予め仮撚加工を施
したポリアミドマルチフィラメントの仮撚捲縮糸とを芯
/鞘状に引き揃え、その引き揃えた両糸を加撚−熱固定
−解撚の複合摩擦仮撚加工を行うことにより製造するこ
とができる。
【0010】このようにして得られた複合仮撚被覆弾性
糸は、芯部のポリウレタン弾性糸の周囲にポリアミドマ
ルチフィラメント仮撚捲縮糸を鞘部として被覆した構成
を有し、そのポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸
は、鞘部原糸として予め施された仮撚加工と、その後の
複合仮撚加工との少なくとも2回の仮撚加工履歴を経て
いることにより捲縮が微細になっているため、編地にし
たとき高度のソフト感を呈するようになる。
糸は、芯部のポリウレタン弾性糸の周囲にポリアミドマ
ルチフィラメント仮撚捲縮糸を鞘部として被覆した構成
を有し、そのポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸
は、鞘部原糸として予め施された仮撚加工と、その後の
複合仮撚加工との少なくとも2回の仮撚加工履歴を経て
いることにより捲縮が微細になっているため、編地にし
たとき高度のソフト感を呈するようになる。
【0011】また、複合仮撚被覆弾性糸は、複合仮撚加
工が摩擦仮撚加工で実施されることにより、糸長さ方向
に開繊部と絡合部を交互に形成し、その絡合部を30〜
90個/18cmの多数存在させるようになっている。
このように絡合部を密に存在させることにより鞘部の被
覆性が向上するため、編地にしたとき目むきが生じない
ようになる。
工が摩擦仮撚加工で実施されることにより、糸長さ方向
に開繊部と絡合部を交互に形成し、その絡合部を30〜
90個/18cmの多数存在させるようになっている。
このように絡合部を密に存在させることにより鞘部の被
覆性が向上するため、編地にしたとき目むきが生じない
ようになる。
【0012】絡合部の数が30個/18cm未満である
と鞘部の被覆性が低下するため、編地にして大きく伸長
させた場合、芯部のポリウレタン弾性糸が鞘部のポリア
ミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸の隙間から覗いて、
目むきを生ずるようになる。反対に、絡合部の数が90
個/18cmよりも多いと、鞘部の被覆性は向上する
が、編地にしたときの風合いが硬くなり、ソフト感が減
殺される。また、編物の表面品位も低下する。
と鞘部の被覆性が低下するため、編地にして大きく伸長
させた場合、芯部のポリウレタン弾性糸が鞘部のポリア
ミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸の隙間から覗いて、
目むきを生ずるようになる。反対に、絡合部の数が90
個/18cmよりも多いと、鞘部の被覆性は向上する
が、編地にしたときの風合いが硬くなり、ソフト感が減
殺される。また、編物の表面品位も低下する。
【0013】また、本発明の複合仮撚被覆弾性糸を製造
するときの複合仮撚加工において、鞘部原糸の仮撚加工
の撚方向と複合仮撚加工における撚方向とを調整するこ
とにより、次のような効果を得ることができる。
するときの複合仮撚加工において、鞘部原糸の仮撚加工
の撚方向と複合仮撚加工における撚方向とを調整するこ
とにより、次のような効果を得ることができる。
【0014】両撚方向(仮撚方向)を互いに反対方向に
した場合には、鞘部原糸の残留トルクが複合仮撚加工で
生じる残留トルクを相殺し、複合仮撚被覆弾性糸として
の残留トルク撚数を下げるため、ソフトな風合いや嵩高
性をなお一層向上させることができる。逆に、両撚方向
を同一方向にした場合は、鞘部原糸の残留トルクが複合
仮撚加工で生じる残留トルクに相乗し、複合仮撚被覆弾
性糸の残留トルク撚数を上げるため集束性を向上させて
シアー性を高めたり、「サラサラ」感の風合いを一層向
上させるようにする。
した場合には、鞘部原糸の残留トルクが複合仮撚加工で
生じる残留トルクを相殺し、複合仮撚被覆弾性糸として
の残留トルク撚数を下げるため、ソフトな風合いや嵩高
性をなお一層向上させることができる。逆に、両撚方向
を同一方向にした場合は、鞘部原糸の残留トルクが複合
仮撚加工で生じる残留トルクに相乗し、複合仮撚被覆弾
性糸の残留トルク撚数を上げるため集束性を向上させて
シアー性を高めたり、「サラサラ」感の風合いを一層向
上させるようにする。
【0015】上記のようにして得られる複合仮撚被覆弾
性糸の残留トルク撚数は、0〜90回/50cmの範囲
が好ましく、特に前者のように鞘糸の撚方向と複合仮撚
被覆弾性糸の撚方向を互いに反対方向にした場合の残留
トルク撚数は0〜9回/50cm、後者のように同一方
向にした場合の残留トルク撚数は10〜90回/50c
mが好ましい。
性糸の残留トルク撚数は、0〜90回/50cmの範囲
が好ましく、特に前者のように鞘糸の撚方向と複合仮撚
被覆弾性糸の撚方向を互いに反対方向にした場合の残留
トルク撚数は0〜9回/50cm、後者のように同一方
向にした場合の残留トルク撚数は10〜90回/50c
mが好ましい。
【0016】複合仮撚加工の温度と鞘部原糸に予め施す
仮撚加工の温度との関係は、複合仮撚加工温度を鞘部原
糸の仮撚加工温度よりも高く設定することが好ましい。
しかし、複合仮撚加工温度は芯部と鞘部が非融着の関係
を維持する程度に抑制することが望ましく、その抑制に
よって風合いをソフト化し、かつ芯部弾性糸のストレッ
チパワーを損なわないため、編地にしたとき高いフィッ
ト性を発揮させることができる。
仮撚加工の温度との関係は、複合仮撚加工温度を鞘部原
糸の仮撚加工温度よりも高く設定することが好ましい。
しかし、複合仮撚加工温度は芯部と鞘部が非融着の関係
を維持する程度に抑制することが望ましく、その抑制に
よって風合いをソフト化し、かつ芯部弾性糸のストレッ
チパワーを損なわないため、編地にしたとき高いフィッ
ト性を発揮させることができる。
【0017】具体的な温度の組み合わせとしては、複合
仮撚加工温度は140〜175℃にすることが好まし
い。また、鞘部原糸の仮撚加工温度は、好ましくは90
〜140℃にし、さらに複合仮撚加工温度よりも10℃
以上低く設定することが好ましい。
仮撚加工温度は140〜175℃にすることが好まし
い。また、鞘部原糸の仮撚加工温度は、好ましくは90
〜140℃にし、さらに複合仮撚加工温度よりも10℃
以上低く設定することが好ましい。
【0018】本発明の複合仮撚被覆弾性糸には、複合仮
撚加工後に追撚または交絡を施すことが好ましく、この
追撚または交絡により被覆性を更に向上すことができ
る。交絡は、複合仮撚加工後に複合仮撚被覆弾性糸をチ
ーズに巻き取る前に圧空で処理すればよい。また、追撚
は、複合仮撚加工後に複合仮撚被覆弾性糸をいったんチ
ーズに巻き取った後、これを巻き戻しながら行うことが
できる。
撚加工後に追撚または交絡を施すことが好ましく、この
追撚または交絡により被覆性を更に向上すことができ
る。交絡は、複合仮撚加工後に複合仮撚被覆弾性糸をチ
ーズに巻き取る前に圧空で処理すればよい。また、追撚
は、複合仮撚加工後に複合仮撚被覆弾性糸をいったんチ
ーズに巻き取った後、これを巻き戻しながら行うことが
できる。
【0019】特に、追撚は交絡処理特有の編面不良を形
成することがないので、ソフトな風合いを損なわずに有
利に被覆性を高めることができ、編成加工通過性の改善
は勿論のこと、タイツやパンティストキングなどの製品
に高級感を付与することができる。追撚の加撚方向は、
S撚,Z撚のいずれの方向であってもよいが、一般的に
は複合仮撚加工の加撚方向(仮撚方向)と同一方向にし
た場合は、集束性や被覆性を良好にすることができ、ま
た逆方向にした場合は、嵩高性やソフト性を良好にする
ことができる。
成することがないので、ソフトな風合いを損なわずに有
利に被覆性を高めることができ、編成加工通過性の改善
は勿論のこと、タイツやパンティストキングなどの製品
に高級感を付与することができる。追撚の加撚方向は、
S撚,Z撚のいずれの方向であってもよいが、一般的に
は複合仮撚加工の加撚方向(仮撚方向)と同一方向にし
た場合は、集束性や被覆性を良好にすることができ、ま
た逆方向にした場合は、嵩高性やソフト性を良好にする
ことができる。
【0020】追撚数は複合仮撚被覆弾性糸の繊度によっ
て異なるが、総繊度が100dtex以下では100〜
800T/m、100〜200dtexでは50〜30
0T/mにすることが好ましい。
て異なるが、総繊度が100dtex以下では100〜
800T/m、100〜200dtexでは50〜30
0T/mにすることが好ましい。
【0021】図1は、本発明の複合仮撚被覆弾性糸を例
示したもので、(A)は糸全体の側面を示し、(B)は
(A)における1B−1B’断面、(C)は同じく
(A)における1C−1C’断面をそれぞれ示す。
示したもので、(A)は糸全体の側面を示し、(B)は
(A)における1B−1B’断面、(C)は同じく
(A)における1C−1C’断面をそれぞれ示す。
【0022】図1に示すように、本発明の複合仮撚被覆
弾性糸Yは、芯部にポリウレタン弾性糸1を有し、その
周囲にポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2を鞘
部として撚回・反転させるように被覆し、かつ糸長手方
向に開繊部Yoと絡合部Ysを交互に形成している。
弾性糸Yは、芯部にポリウレタン弾性糸1を有し、その
周囲にポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2を鞘
部として撚回・反転させるように被覆し、かつ糸長手方
向に開繊部Yoと絡合部Ysを交互に形成している。
【0023】鞘部のポリアミドマルチフィラメント仮撚
捲縮糸2は、ポリアミドであれば素材は特に限定しない
が、好ましくはナイロン6またはナイロン66がよい。
ポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2は、後述す
るように少なくとも2回の仮撚加工履歴を有するもの
で、その2回以上の仮撚加工履歴から捲縮が微細化され
ている。また、その微細な捲縮により、製品の編地にな
ったとき高度なソフト感を呈することができる。
捲縮糸2は、ポリアミドであれば素材は特に限定しない
が、好ましくはナイロン6またはナイロン66がよい。
ポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2は、後述す
るように少なくとも2回の仮撚加工履歴を有するもの
で、その2回以上の仮撚加工履歴から捲縮が微細化され
ている。また、その微細な捲縮により、製品の編地にな
ったとき高度なソフト感を呈することができる。
【0024】複合仮撚被覆弾性糸Yの開繊部Yoは、図
1(B)のように、鞘部のポリアミドマルチフィラメン
ト仮撚糸2が開繊状態になって芯部のポリウレタン弾性
糸1を取り囲んでいる。これに対して絡合部Ysは、図
1(C)のように、鞘部のポリアミドマルチフィラメン
ト仮撚捲縮糸2が緊密に絡合して芯部のポリウレタン弾
性糸1を被覆している。このような開繊部Yoと絡合部
Ysとを交互に形成した状態で、絡合部Ysが糸長手方
向に30〜90個/18cmの頻度で存在している。
1(B)のように、鞘部のポリアミドマルチフィラメン
ト仮撚糸2が開繊状態になって芯部のポリウレタン弾性
糸1を取り囲んでいる。これに対して絡合部Ysは、図
1(C)のように、鞘部のポリアミドマルチフィラメン
ト仮撚捲縮糸2が緊密に絡合して芯部のポリウレタン弾
性糸1を被覆している。このような開繊部Yoと絡合部
Ysとを交互に形成した状態で、絡合部Ysが糸長手方
向に30〜90個/18cmの頻度で存在している。
【0025】図2は、本発明の複合仮撚被覆弾性糸を製
造する工程の一例を示す。
造する工程の一例を示す。
【0026】P1 は、芯部用原糸のポリウレタン弾性糸
1’を巻き上げたパッケージであり、一対の転動ローラ
3,3に回動自在に支持されている。他方P2 は、鞘部
用原糸のポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2’
を巻き上げたパッケージであり、ボビンホルダー(図示
せず)に非回転状態に支持されている。このポリアミド
マルチフィラメント仮撚捲縮糸2’は、予め仮撚加工が
施された捲縮糸であって、S加撚糸或いはZ加撚糸のい
づれかが用いられる。
1’を巻き上げたパッケージであり、一対の転動ローラ
3,3に回動自在に支持されている。他方P2 は、鞘部
用原糸のポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2’
を巻き上げたパッケージであり、ボビンホルダー(図示
せず)に非回転状態に支持されている。このポリアミド
マルチフィラメント仮撚捲縮糸2’は、予め仮撚加工が
施された捲縮糸であって、S加撚糸或いはZ加撚糸のい
づれかが用いられる。
【0027】ポリウレタン弾性糸1’はパッケージP1
から供給ローラ5によりドラフトされながら周方向に引
き出され、また他方のポリアミドマルチフィラメント仮
撚捲縮糸2’はパッケージP2 からボビン軸方向に解舒
されながら、V字型ガイド4においてポリウレタン弾性
糸1’が芯部に、ポリアミドマルチフィラメント仮撚捲
縮糸2’が鞘部になるように芯鞘状に引き揃えられる。
から供給ローラ5によりドラフトされながら周方向に引
き出され、また他方のポリアミドマルチフィラメント仮
撚捲縮糸2’はパッケージP2 からボビン軸方向に解舒
されながら、V字型ガイド4においてポリウレタン弾性
糸1’が芯部に、ポリアミドマルチフィラメント仮撚捲
縮糸2’が鞘部になるように芯鞘状に引き揃えられる。
【0028】上記のように引き揃えられた両糸は、供給
ローラ5から、この供給ローラ5よりも速い表面速度で
回転する引取りローラ8に引き取られながら、摩擦仮撚
具7により加撚されたのちヒータ6で熱セットされ、冷
却後に摩擦仮撚具7で解撚されることにより複合仮撚加
工されて、複合仮撚被覆弾性糸Yが得られる。このよう
に製造された複合仮撚被覆弾性糸Yは、巻取りローラ1
1でパッケージP3 として直接巻き取ってもよいが、巻
き取る前に、引取りローラ8と弛緩ローラ10との間で
交絡ノズル9により圧空により交絡処理してもよい。ま
たは、交絡ノズル9で交絡処理せずに、いったん巻取り
ローラ11にパッケージP3 として巻き上げたのち、そ
のパッケージP3 を巻き戻してS撚方向或いはZ撚方向
に追撚するようにしてもよい。
ローラ5から、この供給ローラ5よりも速い表面速度で
回転する引取りローラ8に引き取られながら、摩擦仮撚
具7により加撚されたのちヒータ6で熱セットされ、冷
却後に摩擦仮撚具7で解撚されることにより複合仮撚加
工されて、複合仮撚被覆弾性糸Yが得られる。このよう
に製造された複合仮撚被覆弾性糸Yは、巻取りローラ1
1でパッケージP3 として直接巻き取ってもよいが、巻
き取る前に、引取りローラ8と弛緩ローラ10との間で
交絡ノズル9により圧空により交絡処理してもよい。ま
たは、交絡ノズル9で交絡処理せずに、いったん巻取り
ローラ11にパッケージP3 として巻き上げたのち、そ
のパッケージP3 を巻き戻してS撚方向或いはZ撚方向
に追撚するようにしてもよい。
【0029】複合仮撚被覆弾性糸Yの加撚方向(仮撚方
向)は、ポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2の
加撚方向(仮撚方向)と同一方向であっても、或いは逆
方向であってもよい。加撚方向が同一の場合は、複合仮
撚被覆弾性糸Yの残留トルク撚数が増加し、かつ被覆性
が向上して集束性が高くなり、シアー性を出るようにな
る。逆に、加撚方向が逆の場合は、複合仮撚被覆弾性糸
Yの残留トルク撚数が減少し、開繊性が大きくなること
によって風合いがソフトになり、ボリューム感が向上す
る。
向)は、ポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸2の
加撚方向(仮撚方向)と同一方向であっても、或いは逆
方向であってもよい。加撚方向が同一の場合は、複合仮
撚被覆弾性糸Yの残留トルク撚数が増加し、かつ被覆性
が向上して集束性が高くなり、シアー性を出るようにな
る。逆に、加撚方向が逆の場合は、複合仮撚被覆弾性糸
Yの残留トルク撚数が減少し、開繊性が大きくなること
によって風合いがソフトになり、ボリューム感が向上す
る。
【0030】本発明の複合仮撚被覆弾性糸は、特にパン
ティストッキング、タイツ、ソックスなどの足周り品や
ボディスーツ、サポータ、インナーウエアー、Tシャ
ツ、日除けサポーターなどの肌着品や、包帯・コルセッ
ト・絆創膏代替シートなどの医療用具、さらに水着・レ
オタード、ゴルフ・テニス・スキーウエアーなどのスポ
ーツ用品、これらの編物製品・ストレッチ織物製品に至
るまで、幅広く好適に使用することができる。
ティストッキング、タイツ、ソックスなどの足周り品や
ボディスーツ、サポータ、インナーウエアー、Tシャ
ツ、日除けサポーターなどの肌着品や、包帯・コルセッ
ト・絆創膏代替シートなどの医療用具、さらに水着・レ
オタード、ゴルフ・テニス・スキーウエアーなどのスポ
ーツ用品、これらの編物製品・ストレッチ織物製品に至
るまで、幅広く好適に使用することができる。
【0031】
【実施例】以下に説明する実施例および比較例におい
て、複合仮撚被覆弾性糸の絡合部の個数および残留トル
ク撚数は、次の方法により測定したものである。
て、複合仮撚被覆弾性糸の絡合部の個数および残留トル
ク撚数は、次の方法により測定したものである。
【0032】〔絡合部の個数の測定方法〕複合仮撚被覆
弾性糸に13.7cNの荷重を吊し、30cmの間隔
(長さ)の両端に印をつけて試長とする。この試長を4
0%(12cm)弛緩させて両端を固定し、該被覆弾性
糸18cm当たりに絡合した個数を拡大鏡で読みとり、
n=5の平均値を絡合部の個数(回/18cm)とす
る。
弾性糸に13.7cNの荷重を吊し、30cmの間隔
(長さ)の両端に印をつけて試長とする。この試長を4
0%(12cm)弛緩させて両端を固定し、該被覆弾性
糸18cm当たりに絡合した個数を拡大鏡で読みとり、
n=5の平均値を絡合部の個数(回/18cm)とす
る。
【0033】〔残留トルク撚数の測定方法〕複合仮撚被
覆弾性糸に13.7cNの荷重を吊し、1mの間隔(長
さ)の両端に印をつけて試長とし、試料を横方向に固定
する。次いで、上記1mの間隔の中央(50cm)に、
0.392cN(0.4g)の荷重W1 を吊すことによ
り、試料の両端を中央で合わせ、試料が回転して止まる
までの回転数Nを残留トルク撚数(回/50cm)とす
る。なお、複合仮撚加工後に複合仮撚被覆弾性糸を長期
放置した場合は残留トルク撚数が潜在化しやすいので、
60℃の温水で処理しその後測定するものとする。
覆弾性糸に13.7cNの荷重を吊し、1mの間隔(長
さ)の両端に印をつけて試長とし、試料を横方向に固定
する。次いで、上記1mの間隔の中央(50cm)に、
0.392cN(0.4g)の荷重W1 を吊すことによ
り、試料の両端を中央で合わせ、試料が回転して止まる
までの回転数Nを残留トルク撚数(回/50cm)とす
る。なお、複合仮撚加工後に複合仮撚被覆弾性糸を長期
放置した場合は残留トルク撚数が潜在化しやすいので、
60℃の温水で処理しその後測定するものとする。
【0034】実施例1 繊度22dtexのポリウレタン弾性糸を、解舒時のプ
レドラフト2.5倍、複合仮撚加工ドラフト1.16
倍、トータルドラフト2.9倍として芯部原糸に使用
し、他方、120℃の温度で仮撚加工した繊度89dt
ex、フィラメント数52本のナイロン6マルチフィラ
メント仮撚捲縮糸を鞘部原糸に使用し、両糸を引き揃え
てD/Y比2.7、糸加工速度200m/min、仮撚
数3471T/m、セット温度162℃、加撚張力16
g、解撚張力51gで2軸式摩擦仮撚具により仮撚加工
を行うことにより複合仮撚被覆弾性糸にし、引き続きそ
の複合仮撚被覆弾性糸に交絡ノズルにより圧力0.03
9MP(0.4kg/cm2 )の空気で交絡処理を施し
た。
レドラフト2.5倍、複合仮撚加工ドラフト1.16
倍、トータルドラフト2.9倍として芯部原糸に使用
し、他方、120℃の温度で仮撚加工した繊度89dt
ex、フィラメント数52本のナイロン6マルチフィラ
メント仮撚捲縮糸を鞘部原糸に使用し、両糸を引き揃え
てD/Y比2.7、糸加工速度200m/min、仮撚
数3471T/m、セット温度162℃、加撚張力16
g、解撚張力51gで2軸式摩擦仮撚具により仮撚加工
を行うことにより複合仮撚被覆弾性糸にし、引き続きそ
の複合仮撚被覆弾性糸に交絡ノズルにより圧力0.03
9MP(0.4kg/cm2 )の空気で交絡処理を施し
た。
【0035】得られた複合仮撚被覆弾性糸は、繊度7
9.1dtex、強度4.04cN/dtex(4.1
2g/d)、伸度30.2%、伸縮復元率(2mg/d
荷重下処理)56.1%であり、また糸長手方向に開繊
部と絡合部とを交互に有し、その絡合部の数は58個/
18cmであった。また、残留トルク撚数は55回/5
0cmであった。(なお、繊度、強伸度、伸縮復元率
は、JIS法L1013に準じて測定した。)次いで、
上記のようにして得た複合仮撚被覆弾性糸に、該複合仮
撚被覆弾性糸の加撚方向(S)と同一方向に200T/
mの追撚を施した後、針数400本4口、500m/m
inでストッキングに編成し、これをさらに黒染色して
タイツを製造した。
9.1dtex、強度4.04cN/dtex(4.1
2g/d)、伸度30.2%、伸縮復元率(2mg/d
荷重下処理)56.1%であり、また糸長手方向に開繊
部と絡合部とを交互に有し、その絡合部の数は58個/
18cmであった。また、残留トルク撚数は55回/5
0cmであった。(なお、繊度、強伸度、伸縮復元率
は、JIS法L1013に準じて測定した。)次いで、
上記のようにして得た複合仮撚被覆弾性糸に、該複合仮
撚被覆弾性糸の加撚方向(S)と同一方向に200T/
mの追撚を施した後、針数400本4口、500m/m
inでストッキングに編成し、これをさらに黒染色して
タイツを製造した。
【0036】このタイツの着用試験をしたところ、締め
付け感がなくソフトな風合いを有しており、膝を曲げた
時に起こりやすい編地の「目むき」は目立たず、編目が
明瞭で美しい外観を呈し、高級感のあるタイツであっ
た。
付け感がなくソフトな風合いを有しており、膝を曲げた
時に起こりやすい編地の「目むき」は目立たず、編目が
明瞭で美しい外観を呈し、高級感のあるタイツであっ
た。
【0037】同じく、上記のようにして得た複合仮撚被
覆弾性糸に、該複合仮撚被覆弾性糸の加撚方向(S)と
逆方向(Z)に550T/mの追撚を施した、いわゆる
オーバー解撚状態の糸形態にした実撚仮撚被覆弾性糸
を、針数400本にてストッキングに編成し、これを黒
染色してタイツを製造した。編地の風合いは極めてソフ
トで、編目が滑らかで美しく、ボリューム感が有り超高
級感を有したタイツであった。
覆弾性糸に、該複合仮撚被覆弾性糸の加撚方向(S)と
逆方向(Z)に550T/mの追撚を施した、いわゆる
オーバー解撚状態の糸形態にした実撚仮撚被覆弾性糸
を、針数400本にてストッキングに編成し、これを黒
染色してタイツを製造した。編地の風合いは極めてソフ
トで、編目が滑らかで美しく、ボリューム感が有り超高
級感を有したタイツであった。
【0038】比較例1 実施例1において、鞘部原糸を繊度88dtex、フィ
ラメント数52本のナイロン6マルチフィラメント生糸
に置き換え、また複合仮撚加工の加熱温度を165℃に
変えた以外は、全く同じ条件にして複合仮撚加工を行な
って、複合仮撚被覆弾性糸を製造した。
ラメント数52本のナイロン6マルチフィラメント生糸
に置き換え、また複合仮撚加工の加熱温度を165℃に
変えた以外は、全く同じ条件にして複合仮撚加工を行な
って、複合仮撚被覆弾性糸を製造した。
【0039】得られた複合仮撚被覆弾性糸は、糸長手方
向に開繊部と絡合部とを交互に有していたが、その絡合
部の数は1個/18cmであって、被覆性の低いもので
あった。また、残留トルク撚数は128個/50cmで
あった。
向に開繊部と絡合部とを交互に有していたが、その絡合
部の数は1個/18cmであって、被覆性の低いもので
あった。また、残留トルク撚数は128個/50cmで
あった。
【0040】上記複合仮撚被覆弾性糸に、実施例1と同
様に複合仮撚被覆弾性糸の加撚方向(S)と同一方向に
200T/mの追撚を施した後、針数400本4口、5
00m/minでストッキングに編成し、これをさらに
黒染色してタイツを製造した。しかし、被覆性が低いた
め膝の折り曲げ箇所に「目むき」を生じていた。
様に複合仮撚被覆弾性糸の加撚方向(S)と同一方向に
200T/mの追撚を施した後、針数400本4口、5
00m/minでストッキングに編成し、これをさらに
黒染色してタイツを製造した。しかし、被覆性が低いた
め膝の折り曲げ箇所に「目むき」を生じていた。
【0041】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、ポリウ
レタン弾性糸を芯部にし、その周囲に撚回・反転させて
被覆する鞘部として、少なくとも2回の仮撚加工履歴を
持った捲縮の微細化したポリアミドマルチフィラメント
仮撚捲縮糸を使用するため、編地にしたとき高度なソフ
ト感を得ることができ、また、糸長さ方向には開繊部と
絡合部を交互に形成させ、その絡合部を30〜90個/
18cmの多数にしたため鞘部は高い被覆性を有し、編
地にしたとき目むきを生じにくく、高度のソフト感を発
揮することができる。
レタン弾性糸を芯部にし、その周囲に撚回・反転させて
被覆する鞘部として、少なくとも2回の仮撚加工履歴を
持った捲縮の微細化したポリアミドマルチフィラメント
仮撚捲縮糸を使用するため、編地にしたとき高度なソフ
ト感を得ることができ、また、糸長さ方向には開繊部と
絡合部を交互に形成させ、その絡合部を30〜90個/
18cmの多数にしたため鞘部は高い被覆性を有し、編
地にしたとき目むきを生じにくく、高度のソフト感を発
揮することができる。
【図1】本発明の複合仮撚被覆弾性糸の一例を示し、
(A)は糸全体の側面図、(B)は(A)における1B
−1B’断面図、(C)は同じく(A)における1C−
1C’断面図である。
(A)は糸全体の側面図、(B)は(A)における1B
−1B’断面図、(C)は同じく(A)における1C−
1C’断面図である。
【図2】本発明の複合仮撚被覆弾性糸の製造方法の一例
を示す工程図である。
を示す工程図である。
1 ポリウレタン弾性糸 2 ポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸 Y 複合仮撚被覆弾性糸 Yo 開繊部 Ys 絡合部 1’ポリウレタン弾性糸(芯部原糸) 2’ポリアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸(鞘部原
糸) 4 V字ガイド 5 供給ローラ 6 ヒータ 7 摩擦仮撚具(ツイスター) 8 引き取りローラ 9 交絡ノズル 11 巻取りローラ
糸) 4 V字ガイド 5 供給ローラ 6 ヒータ 7 摩擦仮撚具(ツイスター) 8 引き取りローラ 9 交絡ノズル 11 巻取りローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 徹 大阪府大阪市北区堂島一丁目6番20号 東 レ株式会社大阪事業場内 (72)発明者 三木 芳幸 兵庫県豊岡市神美台157−32 神繊興業株 式会社内 (72)発明者 井上 啓 大阪府大阪市中央区大手前1−7−31 グ ンゼ産業株式会社内 Fターム(参考) 4L002 AA05 AA06 AB02 AB04 AC01 DA04 EA06 FA05 4L036 MA06 MA33 MA39 PA07 PA46 RA25
Claims (8)
- 【請求項1】 ポリウレタン弾性糸を芯部にし、その周
囲に鞘部として少なくとも2回の仮撚加工履歴を持つポ
リアミドマルチフィラメント仮撚捲縮糸を撚回・反転さ
せて被覆すると共に、糸長さ方向に開繊部と絡合部とを
交互に形成した糸構造を有し、前記絡合部の糸長さ方向
における数が30〜90個/18cmである複合仮撚被
覆弾性糸。 - 【請求項2】 前記芯部と鞘部が互いに非融着状態であ
る請求項1に記載の複合仮撚被覆弾性糸。 - 【請求項3】 総繊度が100dtex未満であって、
100〜800T/mの撚を施した請求項1又は2に記
載の複合仮撚被覆弾性糸。 - 【請求項4】 総繊度が100〜200dtexであっ
て、50〜300T/mの撚を施した請求項1又は2に
記載の複合仮撚被覆弾性糸。 - 【請求項5】 芯部原糸にポリウレタン弾性糸、鞘部原
糸に予め仮撚加工したポリアミドマルチフィラメント仮
撚捲縮糸をそれぞれ使用し、前記芯部原糸をドラフトし
ながら前記鞘部原糸を芯/鞘状に引き揃え、該引き揃え
た糸条を加撚−熱固定−解撚の摩擦型仮撚加工する複合
仮撚被覆弾性糸の製造方法。 - 【請求項6】 前記ポリアミドマルチフィラメント仮撚
捲縮糸を予め仮撚加工するときの加工温度が90〜14
0℃、前記両糸条を複合仮撚加工するときの加工温度が
140〜175℃である請求項5に記載の複合仮撚被覆
弾性糸の製造方法。 - 【請求項7】 前記複合仮撚加工後の糸条に圧空により
交絡処理を施す請求項6又は7に記載の複合仮撚被覆弾
性糸の製造方法。 - 【請求項8】 前記複合仮撚加工後の糸条に追撚を施す
請求項6又は7に記載の複合仮撚被覆弾性糸の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000216875A JP2002030535A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | 複合仮撚被覆弾性糸およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000216875A JP2002030535A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | 複合仮撚被覆弾性糸およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002030535A true JP2002030535A (ja) | 2002-01-31 |
Family
ID=18712066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000216875A Withdrawn JP2002030535A (ja) | 2000-07-18 | 2000-07-18 | 複合仮撚被覆弾性糸およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002030535A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007077528A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Unitica Fibers Ltd | 太さ斑を有する非融着加工糸 |
| JP2010539343A (ja) * | 2007-09-10 | 2010-12-16 | ジユデイチ ソチエタ ペル アチオーニ | 二重オーブンを備えるテクスチャー加工・インターレース加工(交絡)機 |
| JP2013060693A (ja) * | 2011-08-19 | 2013-04-04 | Asahi Kasei Fibers Corp | 抗スナッグ糸及びそれを用いた布帛 |
| GB2594748A (en) * | 2020-05-07 | 2021-11-10 | Stretchline Intellectual Properties Ltd | Improvements in or relating to elastic cords |
-
2000
- 2000-07-18 JP JP2000216875A patent/JP2002030535A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007077528A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Unitica Fibers Ltd | 太さ斑を有する非融着加工糸 |
| JP2010539343A (ja) * | 2007-09-10 | 2010-12-16 | ジユデイチ ソチエタ ペル アチオーニ | 二重オーブンを備えるテクスチャー加工・インターレース加工(交絡)機 |
| JP2013060693A (ja) * | 2011-08-19 | 2013-04-04 | Asahi Kasei Fibers Corp | 抗スナッグ糸及びそれを用いた布帛 |
| GB2594748A (en) * | 2020-05-07 | 2021-11-10 | Stretchline Intellectual Properties Ltd | Improvements in or relating to elastic cords |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070704 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090327 |