JP2002030344A - 機械構造用合金鋼の表面改質方法及び表面改質材 - Google Patents
機械構造用合金鋼の表面改質方法及び表面改質材Info
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Abstract
た機械構造用合金鋼の表面改質方法及び表面改質材を提
供するものである。 【解決手段】 本発明に係る機械構造用合金鋼の表面改
質方法は、機械構造用合金鋼の表面に真空浸炭処理を施
した後、その表面に、1段目のショット粒径よりも2段
目のショット粒径が小さい2段ショットピーニング処理
を施し、機械構造用合金鋼の表面直下に、高い圧縮残留
応力を導入すると共に、表面粗さを低下させたものであ
る。また、2段ショットピーニング処理の前工程に、超
急速・短時間の加熱急冷処理を施してもよい。
Description
の表面改質方法及び表面改質材に係り、特に、歯車の歯
面改質方法及び歯面改質材に関するものである。
護の観点から、自動車用エンジンの高出力化や自動車の
軽量化が図られている。このため、自動車用の歯車にお
いては、より一層の疲労強度の向上が求められている。
く、歯車の表面(歯面)に様々な表面改質処理が施され
ている。この表面改質処理としては、従来、浸炭焼入れ
・焼戻し処理や、浸炭焼入れ・焼戻し処理とショットピ
ーニング処理の複合処理が多く用いられている。
の処理を施してなる歯車の、応力比(R)が正(例え
ば、0.1)の荷重条件の時の疲労限は、せいぜい10
00MPa程度であり、疲労強度の更なる向上が望まれ
ている。
目的は、応力比が正の荷重条件の時の疲労強度に優れた
機械構造用合金鋼の表面改質方法及び表面改質材を提供
することにある。
発明に係る機械構造用合金鋼の表面改質方法は、機械構
造用合金鋼の表面に真空浸炭処理を施した後、その表面
に、1段目のショット粒径よりも2段目のショット粒径
が小さいダブルショットピーニング処理を施すものであ
る。
表面近傍の硬さが硬くなり、表面における表面異常組織
の生成を防止でき、組織中の残留オーステナイト量を低
減させ、かつ、表面に高い圧縮残留応力を導入すること
ができる。また、機械構造用合金鋼の表面粗さを低下さ
せることができる。
の前工程に、超急速・短時間の加熱急冷処理を施しても
よい。
として、ショット粒径が400〜800μmの1段目の
ショットピーニング処理を施した後、ショット粒径が1
00μm以下の2段目のショットピーニング処理を施す
ことが好ましい。
波焼入れ処理を施すことが好ましい。
面改質材は、機械構造用合金鋼の表面に真空浸炭処理を
施し、その真空浸炭処理後の表面に、1段目のショット
粒径よりも2段目のショット粒径が小さいダブルショッ
トピーニング処理を施してなるものである。
面改質材は、機械構造用合金鋼の表面に真空浸炭処理を
施し、その真空浸炭処理後の表面に、超急速・短時間の
加熱急冷処理を施し、その加熱急冷処理後の表面に、1
段目のショット粒径よりも2段目のショット粒径が小さ
いダブルショットピーニング処理を施してなるものであ
る。
く、表面に異常組織が殆どなく、組織中の残留オーステ
ナイト量が低く、かつ、表面に導入された圧縮残留応力
が高い機械構造用合金鋼の表面改質材を得ることができ
る。
が、C:0.15〜0.25wt%、Mn:0.40〜
1.00wt%、Mo:0.15〜0.60wt%、C
r:0.05〜1.35wt%、Ni:0.05〜2.
00wt%、Si:0.03〜0.35wt%、P:
0.030wt%以下、S:0.030wt%以下、残
部がFe及び不可避不純物であることが好ましい。
%であることが好ましい。
を説明する。
(R)が正の荷重条件の時には、以下に示すことが、疲
労強度向上にとって重要であるということを見出だし
た。
向上させる。
留応力を導入する。
けるき裂伝播距離を短くし、降伏応力を大きくするため
に、可能な限り結晶粒径を小さくする。
重条件の時、浸炭焼入処理を施した機械構造用合金鋼の
疲労強度を向上させる方法を詳細に検討すると、以下の
5つの項目、すなわち、 粒界酸化層等の表面異常組織生成の低減・防止、 結晶粒の微細化、 残留オーステナイト(γR )量の低減、 表面直下の高硬さ化、 表面直下に大きな圧縮残留応力(好ましくは降伏応
力に等しい圧縮残留応力)を導入、 が重要な因子となる。
は、合金鋼素材及びそれを用いた部材である。
雰囲気の低酸素分圧化が必要である。そのための浸炭処
理法として、真空浸炭(Vacuum Carburizing(以下、V
Cと示す))を用いる。
に、オーステナイト化温度への急速加熱や、急熱・急冷
の繰返しが重要となる。それらを実現可能な焼入れ方法
として、超急速・短時間の加熱急冷処理である輪郭高周
波焼入れ(Contour InductionHardening (以下、CI
Hと示す))法が有用である。ここで、VC処理を施し
た機械構造用合金鋼に、CIH処理を施すことにより、
硬さの向上と結晶粒の微細化を同時に達成することが可
能となる。また、CIH処理により、機械構造用合金鋼
の熱処理ひずみを低減させたり、表面直下に大きな圧縮
残留応力を導入することができる。
て、ショットピーニング法が挙げられる。特に、ダブル
ショットピーニング(Double Shot Peening (以下、D
SPと示す))とし、かつ、2段目のピーニングに用い
るショット粒径を1段目のピーニングに用いるショット
粒径よりも小さい100μm以下とすることで、機械構
造用合金鋼の疲労強度の向上の上で重要な、表面直下の
残留応力分布や表面粗さを大幅に改善することができ
る。
金鋼の表面改質方法は、先ず、機械構造用合金鋼(例え
ば、自動車用歯車)の表面に、表面炭素濃度狙い値が
0.7〜0.9wt%のVC処理を施す。
面に、ショット粒径が400〜800μmの1段目のシ
ョットピーニング処理およびショット粒径が100μm
以下の2段目のショットピーニング処理を順次施すこと
で、表面改質処理がなされた機械構造用合金鋼(機械構
造用合金鋼の表面改質材)が得られる。
比が正の荷重条件の時に高い疲労強度が要求される合金
鋼であればよく、特に限定するものではないが、好まし
くは自動車用歯車鋼、一般的な肌焼鋼などが挙げられ
る。この自動車用歯車鋼としては、例えば、化学成分
が、C:0.15〜0.25wt%、好ましくは0.1
8〜0.22wt%、より好ましくは0.20前後、M
n:0.40〜1.00wt%、好ましくは0.80〜
0.90wt%、より好ましくは0.85前後、Mo:
0.15〜0.60wt%、好ましくは0.30〜0.
50wt%、より好ましくは0.40前後、Cr:0.
05〜1.35wt%、好ましくは0.08〜0.12
wt%、より好ましくは0.10前後、Ni:0.05
〜2.00wt%、好ましくは0.08〜0.12wt
%、より好ましくは0.10前後、Si:0.03〜
0.35wt%、好ましくは0.05〜0.07wt
%、P:0.030wt%以下、S:0.030wt%
以下、残部がFe及び不可避不純物であるものが挙げら
れる。
合金鋼の表面改質材で許容される表面異常組織の量(又
は表面異常組織層の深さ)に応じて適宜選択されるもの
であり、特に限定するものではない。
造用合金鋼の表面改質材に要求される残留オーステナイ
ト量、表面直下の硬さ、及び表面直下に導入される圧縮
残留応力の大きさに応じて適宜選択されるものであり、
特に限定するものではない。ここで、2段目のショット
ピーニング処理のショット粒径を100μm以下に限定
したのは、ショット粒径が100μmを超えると、最大
圧縮残留応力の得られる表面からの深さは深くなるもの
の、表面粗さの改善(表面粗さをより小さくする)効果
が望めなく(又は殆ど望めなく)なるためである。
方法及び表面改質材によれば、機械構造用合金鋼の表面
にVC処理を施すことで、疲労強度上有害な粒界酸化な
どの表面異常組織が生成しない(又は殆ど生成しな
い)。
で、ピーニング効果により、(a) 機械構造用合金鋼の表
面改質材の、表面から深さ100μm程度までの領域の
残留オーステナイト量が著しく減少し、(b) 機械構造用
合金鋼の表面改質材の、表面部の最高硬さが1000H
V以上の超高硬さとなり、(c) 機械構造用合金鋼の表面
改質材の、表面直下に導入される最大圧縮残留応力が1
800MPa以上と極めて高くなると共に、最大の圧縮
残留応力値が表面に位置するようになる。ここで、(a)
は、ピーニング時に加工誘起マルテンサイト変態が起こ
り、残留オーステナイトがマルテンサイト化したためで
あり、(c) は、通常のダブルショットピーニングの効果
と(a) の効果との重畳効果によるものである。
本発明に係る機械構造用合金鋼の表面改質材は、応力比
が正(例えば、R=0.1)の荷重条件の時、疲労限が
1800MPa以上となる。この値は、機械構造用合金
鋼にVC処理のみを施した従来の表面改質材と比較する
と、2倍以上の値である。この時、疲労限まで到達した
(例えば、破断までのサイクル数が107 回の)機械構
造用合金鋼の表面改質材の残留応力を計測すると、表面
の最大圧縮残留応力は若干低下するものの、それでも1
500MPa以上の極めて高い圧縮残留応力が存在して
おり、また、内部の圧縮残留応力分布は疲労試験の前後
で殆ど変化していない。すなわち、本発明に係る機械構
造用合金鋼の表面改質材は、優れた疲労強度を有してい
る。
の表面改質方法及び表面改質材について説明する。
面改質方法は、先ず、機械構造用合金鋼(例えば、自動
車用歯車)の表面に、表面炭素濃度狙い値が0.7〜
0.9wt%のVC処理を施す。
面に、超急速・短時間のCIH処理(加熱急冷処理)を
施す。
の表面に、ショット粒径が400〜800μmの1段目
のショットピーニング処理およびショット粒径が100
μm以下の2段目のショットピーニング処理を順次施す
ことで、表面改質処理がなされた機械構造用合金鋼(機
械構造用合金鋼の表面改質材)が得られる。
造用合金鋼の表面改質材に要求される硬さ及び結晶粒度
に応じて適宜選択されるものであり、特に限定するもの
ではない。
面改質方法及び表面改質材においても、本発明に係る機
械構造用合金鋼の表面改質方法及び表面改質材と同様の
作用効果を奏することは言うまでもない。
DSP処理との間の工程で、CIH処理を施すことで、
二次焼入効果によって、結晶粒径がより微細になるとい
う新たな効果を発揮する。これによって、機械構造用合
金鋼の表面改質材の疲労限が更に高くなる(例えば、本
発明に係る機械構造用合金鋼の表面改質材と比較して1
0数%以上も高くなる)。
含有量を高くして浸炭層を強靭化し、また、Siおよび
Crの含有量を低くして表面異常層の低減を狙った高強
度歯車用鋼(大同特殊鋼(株)製(以下、DSG1鋼と
示す))を用いた。ここで、このDSG1鋼の化学成分
組成は、Cが0.19wt%、Mnが0.84wt%、
Moが0.4wt%、Crが0.107wt%、Niが
0.09wt%、Siが0.06wt%、Pが0.01
0wt%、およびSが0.019wt%であり、残部が
Fe及び不可避不純物である。
熱間鍛造加工を施してφ130mmに形成した後、焼鈍
処理を施し、ビッカース硬さが約200HVの棒鋼を作
製した。この棒鋼に切削加工を施し、モジュールが3、
歯数が36、右捩れ角度が17°、圧力角が14°3
0′、およびオーバーバール径が123.584mmの
歯車を4つ作製した。各歯車に異なる表面改質処理を施
し、それぞれ供試歯車1〜4とした。
理のみを施したもの、供試歯車2はVC処理後にDSP
(ダブルショットピーニング)処理を施したもの、供試
歯車3はVC処理後にCIH(輪郭高周波焼入れ)処理
を施したもの、供試歯車4はVC処理後にCIH処理を
施し、その後、DSP処理を施したものである。
に、浸炭ガスとしてはプロパンガスを用い、炉内圧力は
6.67×10-2kPa、表面炭素濃度狙い値は0.8
wt%とした。また、浸炭処理条件は、図1に示すよう
に、先ず、1223Kで2880秒(48分)の浸炭処
理を行った後、1173Kで60秒の1次浸炭処理を施
し、窒素ガスによる冷却を行う。続いて、433Kで7
200秒(2時間)の2次浸炭処理を施し、自然冷却を
行った。
周波数が3kHzの高周波を用い、1.5秒で925K
まで超急速・短時間の加熱を行った後、0.9秒放置
し、その後、周波数が150kHzの高周波を用い、
0.2秒で1137Kまで超急速・短時間の加熱を行
い、スプレー焼入(spray hardening )を行う。続い
て、周波数が3kHzの高周波を用い、0.5秒で48
3Kまで超急速・短時間の加熱を行った後、2.0秒放
置し、その後、水冷を行う。
ニングの条件は、空気圧が490kPa、ノズル径が1
0mm、ショット粒径が0.6mm、ショット硬度が約
700HV、アークハイトが0.35mmCである。ま
た、2段目のショットピーニングの条件は、空気圧が3
92kPa、ノズル径が4mm、ショット粒径が0.0
8mm、ショット硬度が約700HV、アークハイトが
0.26mmNである。
ウィンドウ法でマスキングした後、所定の深さまで電解
研磨し、残留オーステナイト(γR )量および残留応力
(σr )の測定を行った。γR 量は、マルテンサイトと
γR のそれぞれの回折プロファイル面積比から求めた。
よび残留応力(σr )の測定装置としては、微小部X線
測定装置を用いた。また、γR 量およびσr の測定部位
は、曲げ疲労強度において特に重要な歯底フィレットR
部の歯形方向とした。さらに、γR 量およびσr の測定
には、X線としてCr−Kα 線を用い、入射X線のビ
ーム径は0.3mmとした。
労試験を行った。疲労試験方法としては、加圧用シャフ
ト側の歯と固定用シャフト側の歯との間に荷重を負荷す
る2歯同時疲労試験を採用した。2歯同時疲労試験は、
疲労限まで到達する試験体数が2個であることから、信
頼性が高い疲労試験方法である。予め、負荷歯の歯底R
部の鈍角側端部に貼付けた歪みゲージ(ゲージ長は0.
2mm)出力と荷重との関係を求めておき、この関係か
ら歯元応力を評価した。負荷条件は、応力比(R;σ
min/σmax )を0.1と一定、周波数を10Hz、応
力波形を正弦波とした。尚、歯車の疲労限は、破断まで
のサイクル数を107 回とした時の繰返し応力とした。
う。
た。供試歯車2のRmaxは5.6μmであり、供試歯車
1より若干小さな値であった。供試歯車3のRmax は
7.0μmであった。供試歯車4のRmax は4.6μm
であり、供試歯車3より小さな値であった。以上の結果
から、供試歯車1,3にDSP処理を施してなる供試歯
車2,4では、Rmax が改善されることがわかった。
等しい機械構造用合金鋼材(SCM420H(JIS規
格))からなる棒鋼(φ25mm、長さ100mm)に
機械加工を施し、炭素濃度分布測定用の試験片を作製し
た。また、炭素濃度測定方法には、JIS規格に準拠し
た赤外線吸収法を用いた。表面から深さ50μmの位置
の炭素濃度は、0.77wt%であり、略目的の炭素濃
度となっていた。また、炭素濃度の計算結果と実測値と
は略一致していた。
す。
31)の硬化層は、歯先部34から歯底部35に亘って
略均一に浸炭されたVC層32と、二次焼入で生成した
CIH層33で構成されている。ここで、CIH層33
の層厚は、歯底部35と比較して歯先部34の方が厚く
なっている。
す。ここで、図4(a)〜(c)は、それぞれ供試歯車
1,3,4の観察図である。
うに、針状マルテンサイト+γR であった。また、VC
処理を施していることから、表面異常組織は観察されな
かった。供試歯車3の組織は、図4(b)に示すよう
に、極めて微細なラス状マルテンサイト+γR であっ
た。また、表面直下は、γR 量が多いため、白っぽくな
っていた。さらに、VC処理およびCIH処理の複合処
理を施していることから、供試歯車1と同様に、表面異
常組織は観察されなかった。供試歯車4の組織は、図4
(c)に示すように、極めて微細なラス状マルテンサイ
ト+γR であった。表面直下には、供試歯車3のように
γR は観察されず、また、塑性流動した痕跡が僅かに観
察された。
粒度の観察図を図5に示す。ここで、図5(a)は供試
歯車1の200倍の観察図を、図5(b),(c)は供
試歯車3,4の600倍の観察図を示している。尚、オ
ーステナイト結晶粒度番号(N)は、JIS規格に準拠
して求めた。
3,4のNは、それぞれNo.8.6、No.13.4 、No.13.5 で
あり、供試歯車3,4の結晶粒度が特に微細であった。
を球と仮定し、Nから平均結晶粒径(dγ )を求め
た。その結果、供試歯車1のdγ は20.3μm、供
試歯車3のdγ は3.8μm、供試歯車4のdγ は
3.7μmであった。これから、供試歯車3,4のd
γ は極めて微細であることがわかる。このように、d
γ が微細になるのは、超急速・短時間の加熱急冷処理
であるCIH処理の二次焼入効果によるものである。
(vol%)との関係を図6に示す。ここで、白菱印が
供試歯車1を、黒四角印が供試歯車2を、白三角印が供
試歯車3を、黒丸印が供試歯車4を示している。
l%であった。また、γR 量の最大値は、深さ100μ
mの位置であり、その値は26.8vol%であった。
%と非常に少なかった。また、γR量の最大値は、深さ
165μmの位置であるが、供試歯車1と比較して著し
く少なく、その値は16.5vol%であった。
l%と極めて多く、供試歯車2の最大値よりも大きかっ
た。また、γR 量の最大値は、深さ15μmの位置であ
り、その値は31.3vol%であった。さらに、γR
量は、深さ210μmの位置でも21.2vol%と高
い値であった。これらの値は、VC処理のみを施した供
試歯車1と比較しても非常に大きな値である。このよう
に、VC処理後、CIH処理を施した供試歯車3のγR
量が多いのは、炭素量が多く、かつ、図2に示した焼入
れ加熱温度がやや高かったことに起因していると考えら
れる。
%と非常に少なかった。また、γR量の最大値は、深さ
100μmの位置であり、その値は23.8vol%で
あった。このように、VC処理およびCIH処理後、D
SP処理を施した供試歯車4のγR 量は、供試歯車3の
γR 量と比較して非常に少なくなっていた。
ら、歯車の疲労限を向上させるには、表面近傍のγR 量
を少なくすることが重要である。以上の結果から明らか
なように、DSP処理を施した供試歯車2,4は、DS
P未処理の供試歯車1,3と比較して、表面近傍のγR
量が著しく少なかった。これは、DSP処理によって、
加工誘起マルテンサイト変態が起こり、γR がマルテン
サイト化したためである。このことから、DSP処理を
施すことで、疲労強度の上で有害なγR の相当量をマル
テンサイト化することが可能であることがわかる。
布を調べた。硬さの評価は、微小硬さ試験機を用いて行
った。試験荷重は、JISに準拠して2.942Nとし
た。ただし、表面から10μmの位置の硬さは、2.9
42Nの荷重では測定不可能であるため、0.9807
Nの荷重で測定した。
m)とビッカース硬さ(HV)との関係を図7に示す。
ここで、白菱印が供試歯車1を、黒四角印が供試歯車2
を、白三角印が供試歯車3を、黒丸印が供試歯車4を示
している。
ビッカース硬さは735HVであり、また、最大硬さは
799HVであった。
ビッカース硬さは1040HVであり、極めて高い値で
あった。また、深さ200μmの位置においても、80
4HVという高い値を示した。ビッカース硬さは104
0HVであり、極めて高い値であった。つまり、供試歯
車2の最大硬さは、供試歯車1の最大硬さと比較して、
約240HVも高かった。これは、前述したように、D
SP処理によって、加工誘起マルテンサイト変態が起こ
り、γR がマルテンサイト化したためである。
ビッカース硬さは784HVであり、供試歯車1と比較
して約50HV高かった。また、最大硬さを示すのは深
さ200μmの位置であり、その値は893HVであっ
た。
位置のビッカース硬さは1057〜1067HVであ
り、極めて高い値であった。また、深さ約200μmま
では、供試歯車2より更に高い硬さを有していた。
0HVを超える超高硬さが得られた原因としては、 VC処理を施していることにより、粒界酸化などの
表面異常組織が生成されなかった。
熱急冷処理により、表面近傍の硬さが上昇した。
れによって生じた加工誘起マルテンサイト変態との重畳
効果により、表面直下の硬さが著しく上昇した。
考えられる。
(σr )との関係を図8に示す。ここで、白菱印が供試
歯車1を、黒四角印が供試歯車2を、白三角印が供試歯
車3を、黒丸印が供試歯車4を示している。
留応力が導入されているが、その値は約390MPa前
後と小さい。
が導入されており、その最大値(1838MPa)は表
面であった。また、表面からの深さが90μmの位置に
おいても、1173MPaという高い圧縮残留応力が導
入されていた。しかし、表面からの深さが約200μm
以上の領域では、供試歯車1と同程度の圧縮残留応力分
布となっている。
残留応力が導入されていた。また、最大残留応力は、1
054MPaとそれ程高い値ではないものの、表面か
ら、深さ約350μmまでの領域には、約900MPa
以上の圧縮残留応力が導入されていた。これは、CIH
処理による表面のみの超急速・短時間の加熱急冷処理の
効果によるものである。
が導入されており、その最大値(1862MPa)は表
面であった。また、供試歯車3と同様に、表面から、深
さ約250μmまでの領域には、約900MPa以上の
圧縮残留応力が導入されていた。
めて高い圧縮残留応力が得られたのは、前述した(7) 硬
さ分布におけるおよびと同じ効果によるものと考え
られる。
布について評価を行う。
歯車1,2,4のS−N線図を図9に示す。ここで、横
軸は破断までのサイクル数(回)を、縦軸は疲労強度
(σR (MPa))を示している。また、白菱印が供試
歯車1を、黒四角印が供試歯車2を、黒丸印が供試歯車
4を示している。
供試歯車1の疲労限(σup)は883MPaであった。
また、供試歯車2のσupは1931MPaであり、供試
歯車1のσupの2.18倍であった。さらに、供試歯車
4のσupは2207MPaであり、供試歯車1のσupの
2.50倍であった。
高いσupが得られた原因としては、 VC処理を施していることにより、粒界酸化などの
表面異常組織が生成されなかった。
が著しく低減した。
V以上の超高硬さが得られた。
い圧縮残留応力を導入することができた。
考えられる。
のσupの方が270MPa以上高くなったのは、CIH
処理の効果により、dγ が極めて微細になったためで
あると考えられる。
は、いずれも歯すじ方向端部の鈍角側であった。また、
疲労き裂は、表面から発生していた。
を確認するため、疲労限(107 回)まで到達した歯車
の残留応力分布を計測した。ここで、計測には、供試歯
車2を用いた。
留応力(σr )との関係を図10に示す。ここで、黒四
角印が疲労試験前を、白四角印が1710MPaの荷重
で、107 回の疲労試験を行った後を、黒丸印が193
1MPaの荷重で、107 回の疲労試験を行った後を示
している。
重で、107 回の疲労試験を行った後の供試歯車2の歯
底R部には、疲労試験後にも1540MPaという極め
て高い圧縮残留応力が存在していることがわかる。ま
た、試験条件が1931MPaの荷重で、107 回の疲
労試験を行った後の供試歯車2の歯底R部には、疲労試
験後にも1627MPaという高い圧縮残留応力が存在
している。
おいても、表面においては、疲労試験前後で圧縮応力が
211〜298MPa低下しており、また、表面からの
深さが約50μm以上の領域では、疲労試験前後の圧縮
残留応力分布に殆ど差異は認められなかった。
圧縮残留応力はあまり消失しないと考えられる。
響について評価を行う。
とする軟窒化処理を施したもので歯車1を、SCr42
0Hからなる母材に吸熱性ガスを主成分とする浸炭処理
を施したもので歯車2を、SCM420Hからなる母材
に吸熱性ガスを主成分とする浸炭処理を施したもので歯
車3を、SCM420Hからなる母材に窒素ガスを主成
分とする浸炭処理を施したもの、歯車5はDSG1鋼か
らなる母材にVC処理を施したもので歯車4を、S50
Cからなる母材にCIH処理を施したもので歯車6を、
S50Cからなる母材にCIH処理およびDSP処理を
施したもので歯車7を、DSG1鋼からなる母材にVC
処理およびDSP処理を施したもので歯車8を、DSG
1鋼からなる母材にVC処理、CIH処理、およびDS
P処理を施したもので歯車9を作製する。
度を表1に示す。
rmax)と疲労限(σup)との関係 R=0.1の負荷条件で使用される歯車では、硬さ、最
大圧縮残留応力、結晶粒度の表面改質特性の内、どの特
性が最も有効であるかを検討してみた。そこで、先ず、
降伏応力(σY )と最大圧縮残留応力(σrmax)の和を
第1因子とし、この第1因子と歯車の疲労限(σup)と
の関係を求めてみた。
rmax)の和と疲労限(σup)との関係を図11に示す。
ここで、σY はHV・N/3(MPa)とした(図7の
単位系では、HVの単位はKg/cm2 であり、σY =
3.27HV(MPa))。
に比例し、σY +σrmaxの増加に伴ってσupも増加して
いる。この関係を最小二乗法で求めると、以下に示す
式(図11中の直線L1 )が得られる。
上の超高硬さで、かつ、表面に1800MPa以上の高
い圧縮残留応力が導入されている。また、σupが171
0MPaの歯車7にも、表面直下に1514MPaの高
い圧縮残留応力が導入されている。さらに、表面直下に
高い圧縮残留応力を導入することにより、応力拡大係数
(K値)は、表面近傍だけではなく内部の方まで小さく
なる。したがって、CIH処理およびDSP処理の組合
わせることで、表面直下の高硬さ化と高圧縮残留応力の
導入が可能となり、歯車の疲労強度を向上させる上で極
めて有効と考えられる。
響 図11に示したように、結晶粒径(dγ )が微細な歯
車9(dγ =3.7μm)、歯車7(dγ =7.4μ
m)、歯車6(dγ =7.9μm)では、σupがいず
れも直線L1 の上側に位置している。これに対して、結
晶粒径(dγ )が大きい歯車8(dγ =20.3μ
m)、歯車5(dγ =20.3μm)、歯車3(dγ
=21.0μm)、歯車2(dγ =29.7μm)で
は、σupがいずれも直線L1 の下側に位置している。
は、歯車の疲労限を決定する第1因子は式の(σY +
σrmax)であり、第2因子は結晶粒径であることがわか
る。
式のように表される。
と、式は、次に示す式のように表される。
363dγ -1/2−894…パラメータX(0.47
8(σY +σrmax)+1.363dγ -1/2)と疲労限
(σup)との関係を図12に示す。
得られた歯車の疲労限(σup)とパラメータXとの間に
は、極めて良好な相関があることがわかる。
大圧縮残留応力(σrmax)、および平均結晶粒径(d
γ )と歯車の疲労限(σup)との間に、比例関係があ
ることがわかった。また、R≧0の負荷条件の歯車の疲
労限を向上させるためには、表面近傍の高硬さ化および
表面近傍に大きな圧縮残留応力を導入することが重要で
あるが、結晶粒径を小さくすることも重要であることが
わかった。
施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のもの
が想定されることは言うまでもない。
用合金鋼の表面に、真空浸炭処理とダブルショットピー
ニング処理または真空浸炭処理、超急速・短時間の加熱
急冷処理、及びダブルショットピーニング処理を施すこ
とで、応力比が正の荷重条件の時の疲労強度に優れた機
械構造用合金鋼を得ることができるという優れた効果を
発揮する。
ある。
件を示す図である。
断面模式図である。
処理後の歯底R部の組織観察図である。
処理後の歯底R部の旧オーステナイト結晶粒度の観察図
である。
深さと残留オーステナイト含有量との関係を示す図であ
る。
深さとビッカース硬さとの関係を示す図である。
深さと残留応力との関係を示す図である。
図である。
の表面からの深さと残留応力との関係を示す図である。
の和と疲労限との関係を示す図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 機械構造用合金鋼の表面に真空浸炭処理
を施した後、その表面に、1段目のショット粒径よりも
2段目のショット粒径が小さいダブルショットピーニン
グ処理を施し、機械構造用合金鋼の表面直下に、高い圧
縮残留応力を導入すると共に、表面粗さを低下させるこ
とを特徴とする機械構造用合金鋼の表面改質方法。 - 【請求項2】 上記ダブルショットピーニング処理の前
工程に、超急速・短時間の加熱急冷処理を施す請求項1
記載の機械構造用合金鋼の表面改質方法。 - 【請求項3】 上記ダブルショットピーニング処理とし
て、ショット粒径が400〜800μmの1段目のショ
ットピーニング処理を施した後、ショット粒径が100
μm以下の2段目のショットピーニング処理を施す請求
項1又は請求項2記載の機械構造用合金鋼の表面改質方
法。 - 【請求項4】 上記加熱急冷処理として、輪郭高周波焼
入れ処理を施す請求項2記載の機械構造用合金鋼の表面
改質方法。 - 【請求項5】 機械構造用合金鋼の表面に真空浸炭処理
を施し、その真空浸炭処理後の表面に、1段目のショッ
ト粒径よりも2段目のショット粒径が小さいダブルショ
ットピーニング処理を施してなることを特徴とする機械
構造用合金鋼の表面改質材。 - 【請求項6】 機械構造用合金鋼の表面に真空浸炭処理
を施し、その真空浸炭処理後の表面に、超急速・短時間
の加熱急冷処理を施し、その加熱急冷処理後の表面に、
1段目のショット粒径よりも2段目のショット粒径が小
さいダブルショットピーニング処理を施してなることを
特徴とする機械構造用合金鋼の表面改質材。 - 【請求項7】 上記機械構造用合金鋼の化学成分が、
C:0.15〜0.25wt%、Mn:0.40〜1.
00wt%、Mo:0.15〜0.60wt%、Cr:
0.05〜1.35wt%、Ni:0.05〜2.00
wt%、Si:0.03〜0.35wt%、P:0.0
30wt%以下、S:0.030wt%以下、残部がF
e及び不可避不純物である請求項5又は請求項6に記載
の機械構造用合金鋼の表面改質材。 - 【請求項8】 表面炭素濃度が0.7〜0.9wt%で
ある請求項5から請求項7いずれかに記載の機械構造用
合金鋼の表面改質材。
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