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JP2002014283A - 赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズ、赤外線イメージングシステム、およびパノラマ観察光学系 - Google Patents

赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズ、赤外線イメージングシステム、およびパノラマ観察光学系

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Publication number
JP2002014283A
JP2002014283A JP2000194022A JP2000194022A JP2002014283A JP 2002014283 A JP2002014283 A JP 2002014283A JP 2000194022 A JP2000194022 A JP 2000194022A JP 2000194022 A JP2000194022 A JP 2000194022A JP 2002014283 A JP2002014283 A JP 2002014283A
Authority
JP
Japan
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lens
infrared
lens group
image
zoom lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000194022A
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English (en)
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JP2002014283A5 (ja
Inventor
Fumio Watabe
文男 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP2000194022A priority Critical patent/JP2002014283A/ja
Publication of JP2002014283A publication Critical patent/JP2002014283A/ja
Publication of JP2002014283A5 publication Critical patent/JP2002014283A5/ja
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    • G02B15/173Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a first movable lens or lens group and a second movable lens or lens group, both in front of a fixed lens or lens group having an additional fixed front lens or group of lenses arranged +-+

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 5群構成で所定の面に非球面形状を備えた、
視野全体および各倍率領域全体で高い結像性能を有しか
つF値も小さくコンパクトな赤外線ズームレンズまたは
赤外線多焦点レンズおよび赤外線イメージングシステム
を得る。また、コンパクトな像回転補正プリズムを配置
可能なパノラマ観察光学系を得る。 【構成】 物体側より、合焦機能を有し正の第1レンズ
群G、変倍機能を有し負の第2レンズ群G、変倍に
伴う補償機能を有し正の第3レンズ群G、中間像を形
成する機能を有し正の第4レンズ群G、中間像を検出
面1にリレー結像させるための第5レンズ群G、マス
ク2およびデュワ窓3が配設され、第4レンズ群G
よび第5レンズ群Gは各々少なくとも1つの非球面を
有している。また、条件式(1)0.5<f/f1−4
1.0、および(2)2.5<f/f<3.0を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線ズームレン
ズまたは赤外線多焦点レンズ、赤外線イメージングシス
テム、およびパノラマ観察光学系に関し、特に赤外線イ
メージングシステムおよび赤外線による観察の手段を備
えたパノラマ観察光学系に好適な、赤外線ズームレンズ
または赤外線多焦点レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、赤外線用光学系に用いられる
赤外線ズームレンズは、例えば、米国特許第4,411,488
号、同第4,632,498号、同第4,659,171号、同第4,676,58
1号の各明細書や、国内においては特許公報第2,512,881
号および特許公報第2,701,445号に開示されているよう
に、数多く提案されている。これらのものは、アフォー
カルタイプの赤外線ズームレンズであり、射出瞳位置に
配置されたミラー等で走査することにより用いられる。
【0003】また近年では、二次元エリアセンサ等に対
して用いることが可能な赤外線レンズも提案されてい
る。例えば、本出願人による赤外線ズームレンズとして
は既に特開平10−213746号公報に開示されたものがあ
る。この赤外線ズームレンズは、明るくかつ視野全体お
よびズーム領域全体で良好な結像性能を有し、エリアセ
ンサに対応したものとされている。
【0004】また、特開平11−287951号公報に開示され
た赤外カメラレンズシステムも、エリアセンサ対応の赤
外線用光学系とされている。しかしながら、このレンズ
システムは、レンズ移動によりフォーカシングは行い得
るが焦点距離を変化させ得るレンズ構成とはなっていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】二次元エリアセンサ等
に対して用いるのに適した、赤外線ズームレンズまたは
赤外線多焦点レンズに関しては以下のような要望があ
り、これらを互いに犠牲にすることなく各要望を満たす
ことが求められている。すなわち、ズームあるいは多焦
点レンズとしては、より広視界で、視野全体および各倍
率領域全体での高い解像力が望まれる。また、赤外線レ
ンズの特性として被写体から放射される熱すなわち赤外
線を集光して検出器面上に像を形成させる光学系である
ために、NETD(雑音等価温度差)を良くするために
F値の小さい、すなわち明るいレンズが求められる。さ
らには、カメラ自体の小型化に伴ってレンズのコンパク
ト化の要望も強い。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、視野全体および各倍率領域全体で高い結像性能を有
し、かつF値も小さくコンパクトな赤外線ズームレンズ
または赤外線多焦点レンズを提供することを目的とする
ものである。また、本発明は上記赤外線ズームレンズま
たは赤外線多焦点レンズを備えた赤外線イメージングシ
ステムおよびパノラマ観察光学系を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る赤外線ズー
ムレンズまたは赤外線多焦点レンズは、物体側より順
に、合焦機能を有し正の屈折力を有する第1レンズ群、
変倍機能を有し負の屈折力を有する第2レンズ群、変倍
により変動した焦点位置を補償する機能を有し正の屈折
力を有する第3レンズ群、少なくとも1つの非球面を有
し中間像を形成するための第4レンズ群、および少なく
とも1つの非球面を有し前記中間像を検出器面にリレー
結像させるための第5レンズ群が配設された構成とされ
ていることを特徴とするものである。
【0008】また、以下の条件式(1)および(2)を
満足させるように構成されていることが好ましい。 0.5 < f/f1−4 < 1.0 ……(1) 2.5 < f /f < 3.0 ……(2) 但し、 f :望遠端における全系焦点距離 f1−4 :望遠端における第1レンズ群から第4レン
ズ群までの合成焦点距離 f :第4レンズ群の焦点距離 f :第5レンズ群の焦点距離
【0009】また、前記第5レンズ群と前記検出器面と
の間に開口を制限するためのマスクが配置されており、
かつ前記検出器面の有効なサイズに対して前記マスクを
透過する光束はすべて前記第1レンズ群から前記第5レ
ンズ群に至る光学系を透過されるように構成されること
がより好ましい。
【0010】また、本発明に係る赤外線ズームレンズま
たは赤外線多焦点レンズは、温度変化に応じて前記第4
レンズ群もしくは前記第5レンズ群の一部または全部の
レンズの位置を光軸に沿って所定の量だけ移動させるこ
とにより、視野を変化させたときの、温度変化に起因す
る焦点位置の変動を補償するように構成されることがよ
り好ましい。
【0011】さらに、前記第1レンズ群がシリコンを材
料とする正の屈折力を有するメニスカスレンズとゲルマ
ニウムを材料とする負の屈折力を有するレンズとで構成
され、前記第2レンズ群がゲルマニウムを材料とする正
の屈折力を有するレンズとシリコンを材料とする負の屈
折力を有するレンズとで構成され、3〜5μmの波長帯
域に用いられることが好ましい。
【0012】本発明に係る赤外線イメージングシステム
は、上記構成の赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点
レンズ、およびこの赤外線ズームレンズまたは赤外線多
焦点レンズによる像を撮像する撮像手段を具備したこと
を特徴とするものである。
【0013】本発明に係るパノラマ観察光学系は、上記
赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズと、軸回
りに回動される回動ミラーと、この回動ミラーを回動せ
しめるミラー回動機構と、該回動ミラーの回動に伴う像
の回転を補正する像回転補正プリズムと、該像回転補正
プリズムを回動せしめるプリズム回動機構と、該像回転
補正プリズムにより回転を補正された像を撮像する撮像
手段とを備え、該像回転補正プリズムが前記第4レンズ
群と前記第5レンズ群との間に配設されていることを特
徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について図面を参照しつつ説明する。図1および図2は
本発明の実施例1に係る赤外線ズームレンズを備えた赤
外線イメージングシステムの構成を示す図であり、この
赤外線イメージングシステムは、実施例1に係る赤外線
ズームレンズ、および撮像手段を備えてなる。図1は望
遠端におけるレンズ位置を示す図であり、図2はこの赤
外線ズームレンズの望遠端(A)、中間位置(B)、広
角端(C)における各レンズ群の位置関係を示す図であ
る。図1および図2を用いて、まず、本発明の赤外線ズ
ームレンズの実施形態を説明する。なお、本発明の赤外
線多焦点レンズの実施形態も、特に記載しない限りこの
ズームレンズの実施形態に準ずるものである。
【0015】この赤外線ズームレンズは、物体の像を撮
像手段の検出面1上の結像位置Pに形成する光学系であ
って、物体側より順に、合焦機能を有し正の屈折力を有
する第1レンズ群G、変倍機能を有し負の屈折力を有
する第2レンズ群G、変倍により変動した焦点位置を
補償する機能を有し正の屈折力を有する第3レンズ群G
、中間像を形成する機能を有し正の屈折力を有する第
4レンズ群G、および前記中間像を最終的な検出面1
にリレー結像させるための第5レンズ群Gが配設され
た構成とされている。図中Xは光軸を示し、図2に示す
ようにズーミング時には、第1、第4および第5レンズ
群G、G、Gは固定とされる一方、第2および第
3レンズ群G、Gは可動とされるようになってお
り、第2レンズ群Gを光軸X方向に移動させることに
より変倍を行うとともに、第3レンズ群Gを光軸X方
向に移動させることにより結像位置の補正を行うように
構成されている。
【0016】なお、第4レンズ群Gおよび第5レンズ
群Gの各レンズ群は、各々少なくとも1つの非球面を
有しており、この非球面形状は下記に示す非球面形状式
により表される。
【0017】
【数1】
【0018】この第1レンズ群Gから第4レンズ群G
までの構成は、一般的に知られている正負正正タイプ
の4群ズームレンズである。しかしここで、第4レンズ
群G および第5レンズ群Gの各レンズ群中に各々配
された少なくとも1つの非球面は周辺光束の収差を補正
する効果を有し、球面収差、コマ収差、像面湾曲をバラ
ンス良く補正し、視野全体および各倍率領域全体での高
い解像力を得ることができる。さらに、これらの非球面
を有することにより、レンズ系およびレンズ全長がコン
パクトな赤外線ズームレンズを得ることができる。
【0019】また、この赤外線ズームレンズは以下の条
件式(1)および(2)を満足するように構成されてい
る。これらの条件式(1)および(2)は、赤外線ズー
ムレンズのコンパクト化と高い結像性能とを両立させる
ための条件式となる。 0.5 < f/f1−4 < 1.0 ……(1) 2.5 < f /f < 3.0 ……(2) 但し、 f :望遠端における全系焦点距離 f1−4 :望遠端における第1レンズ群Gから第4
レンズ群Gまでの合成焦点距離 f :第4レンズ群Gの焦点距離 f :第5レンズ群Gの焦点距離
【0020】条件式(1)の下限値を下回るとレンズ全
長が長くなり光学系全体をコンパクトにまとめて構成す
ることが困難となる。また、この上限値を上回るとコマ
収差、像面湾曲の軸外収差の補正が困難となる。この条
件式(1)はまた、リレーレンズ群である第5レンズ群
の、全系に対するパワー比を間接的に規定するもの
でもあり、この数値範囲により、第4レンズ群Gと第
5レンズ群Gとの間には所定のスペースが確保され
る。詳しくは後述するが、この第4レンズ群Gと第5
レンズ群Gとの間は、本実施形態の赤外線ズームレン
ズの構成によれば第4レンズ群Gにより中間像が形成
される位置でもあり、本実施形態の赤外線ズームレンズ
をパノラマ観察光学系の一部として組み込む場合には、
この空間はパノラマ観察光学系の像回転補正プリズムを
配置するのに好適なスペースとなる。
【0021】条件式(2)はレンズの外径をコンパクト
にして構成し、かつコマ収差、歪曲収差を小さくするた
めの条件であり、上限値および下限値を超えるとこれが
困難となる。
【0022】また、この赤外線ズームレンズの第5レン
ズ群Gから検出面1への間には、開口を制限するため
のマスク2、およびデュワ窓(撮像手段である赤外線用
カメラの窓)3が配置されている。図示するとおり、検
出面1の有効なサイズに対してマスク2を透過する光束
はすべて第1レンズ群Gから第5レンズ群Gに至る
光学系を透過されるように構成されている。このマスク
2は、一般に「コールドシールド」と呼ばれる開口マス
クである。すなわち、赤外線イメージングシステムに用
いられる検出器としては、ハイブリッド方式(InSb、Hg
CdTeを使用)やショットキーバリア型(PtSiを使用)な
どの冷却タイプと、サーモパイルやマイクロボロメータ
を用いた非冷却タイプが知られており、このうち冷却タ
イプの検出器に用いられるレンズでは、従来より検出器
の前に「コールドシールド」と呼ばれる開口マスクが配
置された構成がとられている。この「コールドシール
ド」は、被写体以外からの熱輻射による影響を除去する
機能を担っており、このようなノイズに敏感な冷却タイ
プの検出器に用いられる赤外線光学系では、その射出瞳
を「コールドシールド」と合致させることにより被写体
以外からの熱輻射による影響を除去することにより、良
質な赤外線画像を得ることができる。
【0023】従来例の上記特開平10−213746号公報に開
示された赤外線ズームレンズは、光学系の射出瞳が赤外
線用カメラの検出面の前に配置された「コールドシール
ド」と一致しておらず、被写体以外からの熱輻射による
影響を除去することが困難であった。なお、同じく従来
例の上記特開平11−287951号公報に開示された赤外カメ
ラレンズシステムは、ズームレンズの構成とはされてい
ないが、赤外線用カメラの検出面の前に配置された「コ
ールドシールド」位置に射出瞳を略一致させた光学系と
されている。
【0024】このような状況において、検出面の前の
「コールドシールド」位置に射出瞳を略一致させること
のできる倍率可変の赤外線レンズの開発が望まれるとこ
ろであった。しかしながら、「コールドシールド」位置
に射出瞳を略一致させる構成の光学系は一般に収差補正
が困難であり、性能とコンパクト性をも備えた倍率可変
のレンズの開発は困難を極めていた。
【0025】本実施形態は前述のとおり収差補正が良好
で、明るく、高い解像力を持ち、かつコンパクトな赤外
線ズームレンズとしてこの要望を満足するものであると
ともに、検出面1の有効なサイズに対してマスク2を透
過する光束はすべて第1レンズ群Gから第5レンズ群
に至る光学系を透過されて、「コールドシールド」
位置に射出瞳を略一致させることができ、開口整合は10
0%である。すなわち、検出面1の有効領域において
は、被写体から放射される熱エネルギー以外の不用な熱
輻射(例えばレンズ鏡筒からの熱輻射)による影響を受
けることがなく、ノイズの少ない良質な赤外線映像を得
ることができる。
【0026】また、本発明に係る赤外線ズームレンズ
は、温度変化に応じて第4レンズ群G もしくは第5レ
ンズ群Gの一部または全部のレンズの位置を光軸に沿
って所定の量だけ移動させることにより、視野を変化さ
せたときの、温度変化に起因する焦点位置の変動を補償
するように構成されている。
【0027】赤外線光学系のレンズ材料として使用され
るシリコンやゲルマニウムは温度変化により屈折率が大
きく変動するという特性がある。そのため、使用時の環
境により温度が変化すると、赤外線光学系の焦点位置が
変動して問題となりやすい。赤外線光学系であっても、
固定焦点レンズの場合は、温度変化の影響を見越して合
焦用レンズの調整範囲に余裕をみておけば解決は可能で
ある。しかしズームレンズまたは赤外線多焦点レンズの
場合は、変倍による焦点位置の変動を補償した上で、温
度変化による焦点位置のずれに対処する必要がある。す
なわち、基準となる温度から温度が変化することにより
焦点位置の変動があると、例えば、望遠端で合焦できて
も広角端では焦点位置がずれてしまうという問題を解決
する必要がある。
【0028】本実施形態によれば、温度が変化した場合
に第4レンズ群Gもしくは第5レンズ群G中の一部
または全部のレンズの位置を光軸に沿って所定の量だけ
移動させることにより、広い温度範囲において焦点位置
ずれの無い良質な赤外線画像を得ることができる。例え
ば、後述する実施例1の赤外線ズームレンズでは、温度
が10°C上昇することにより広角端での焦点位置が物体
方向へ0.05mm変動する。この赤外線ズームレンズは、
10°Cの温度上昇に対し第5レンズ群Gの物体側の2
枚のレンズLおよびLを物体側へ0.19mm移動させ
ることにより、温度による焦点位置の変動を補償するこ
とができる構成とされている。
【0029】なお、温度変化に応じて移動されるレンズ
の移動方向および移動量は、基準となる温度からの温度
変化量に対応させて、光学系に付随された記憶装置に予
め入力しておき、この情報に基づき温度変化に応じて、
レンズ移動機構によりこれらのレンズを移動させること
が望ましい。
【0030】さらに、本発明に係る赤外線ズームレンズ
は、第1レンズ群Gがシリコンを材料とする正の屈折
力を有するメニスカスレンズとゲルマニウムを材料とす
る負の屈折力を有するレンズとで構成され、第2レンズ
群Gがゲルマニウムを材料とする正の屈折力を有する
レンズとシリコンを材料とする負の屈折力を有するレン
ズとで構成されている。このような構成とすることによ
り、本実施形態は特に、3〜5μmの波長帯域用として
好適な赤外線ズームレンズとなる。
【0031】まず第1レンズ群Gは、8〜12μmの波
長帯域用のレンズとする場合はゲルマニウムのように屈
折率の波長分散の小さい材料により、1枚の凸メニスカ
スレンズから構成することも可能である。しかしながら
3〜5μmの波長帯域では、シリコンを材料とする正の
屈折力を有するメニスカスレンズとゲルマニウムを材料
とする負の屈折力を有するレンズという波長分散の異な
る2枚のレンズで構成されることにより、球面収差およ
び軸上色収差がよく補正される。これにより、明るくか
つ全長の短い3〜5μmの波長帯域用として好適な赤外
線ズームレンズを実現することができる。
【0032】次に第2レンズ群Gは、8〜12μmの波
長帯域用のレンズとする場合はゲルマニウムと硫化亜鉛
を材料とする2枚の負の屈折力のレンズで構成する場合
が多い。しかしながら、3〜5μmの波長帯域では、ゲ
ルマニウムを材料とする正の屈折力を有するレンズとシ
リコンを材料とする負の屈折力を有するレンズで構成す
ることにより倍率色収差を良く補正することができる。
これにより、3〜5μmの波長帯域用のレンズとしてズ
ームレンズや多焦点レンズによる各変倍領域において、
画質劣化の少ない良質な赤外線画像を得ることができ
る。
【0033】以上説明した赤外線ズームレンズまたは赤
外線多焦点レンズは、例えば2次元アレイセンサを用い
たリアルタイム赤外撮像装置等の、この赤外線ズームレ
ンズまたは赤外線多焦点レンズによる像を撮像する撮像
手段を備えた赤外線イメージングシステムとして用いら
れることにより、撮影された映像を別置したモニタにて
観察したり、複数の観察者により情報を共有したり、映
像を記録することが可能となり有用である。
【0034】このような赤外線イメージングシステムの
一例でもあるが、本発明に係る赤外線ズームレンズまた
は赤外線多焦点レンズを備えたパノラマ観察光学系の実
施形態について説明する。図10は、このパノラマ観察
光学系の構成を示す概略図であり、後述する実施例3に
係る赤外線多焦点レンズを備えたパノラマ観察光学系と
されている。
【0035】このパノラマ観察光学系において、観察者
は回動ミラー16からなるパノラマ回動部を、ミラー回
動機構(図示せず)により軸回りに矢印Aに示すように
回動させることにより、全方位を観察することが可能と
なっている。また、回動ミラー16は、矢印Bに示すよ
うに俯仰可能に構成されている。外部からの光束は、回
動ミラー16と一体的に回動される、防塵のための窓ガ
ラス15を透過し、回動ミラー16により反射されて結
像用の赤外線光学系である本発明の赤外線ズームレンズ
10に導かれる。この光路上には、この赤外線多焦点レ
ンズ10の第4レンズ群Gと第5レンズ群Gとの間
に、像回転補正プリズム14が配されている。物体の像
は赤外線多焦点レンズ10により、マスク12およびデ
ュワ窓13を介し撮像手段である赤外線用カメラ17の
撮像素子11の結像位置Pに結像される。なお、図中X
は光軸を示す。
【0036】ここで、像回転補正プリズム14は奇数回
数の内部反射を行い入射光軸と射出光軸が同軸となるプ
リズムで、回動ミラー16を水平方向にθ度回動させる
とこれに連動して光軸の回りにθ/2(度)回動するプ
リズム回動機構(図示せず)を備えている。この像回転
補正プリズム14が回動することにより、後段の撮像手
段により撮像された画像は回動ミラー16の回動に拘わ
らず回転することがないので、この画像を映し出すモニ
タ上でも画像は回転することなく、観察者はどの方位の
像も観察対象と等しい上下感覚で観察することができ
る。
【0037】なお、この像回転補正プリズム14の一例
として、図10のパノラマ観察光学系には、赤外線を透
過するシリコンを材料とするぺチャンプリズムが配され
ている。図示するようにペチャンプリズムの内部で光路
は折り曲げられことになるので、光学系の全長を短くす
ることができるという効果をも得ることができる。
【0038】また、このパノラマ観察光学系には、赤外
線多焦点レンズに代えて本発明に係る赤外線ズームレン
ズが配されていてもよい。以下、本実施形態のパノラマ
観察光学系が、本発明に係る赤外線多焦点レンズを備え
ていることによる作用効果について説明するが、特に記
載しない限り本発明に係るズームレンズを用いた場合の
作用効果もこれに準じるものである。
【0039】パノラマ観察光学系において、頭部のミラ
ー旋回に伴う像の回転を、像回転補正機能を有するプリ
ズムを連動させて補正する方法は、従来より行われてい
る。しかし、これまでの一般の赤外線用カメラを用いた
パノラマ観察光学系では、この像回転補正プリズムが大
きくなりがちで、そのため観察光学系全体も大型化する
という問題があった。例えば、従来の一般的な赤外線用
パノラマ観察光学系の構成を図11に示す。このパノラ
マ観察光学系において、前述した本実施形態に係るパノ
ラマ観察光学系において説明した各部材の名称とその機
能が同様であれば、その符号は下一桁を一致させた番号
を付しており、詳しい説明は省略する。
【0040】この従来のパノラマ観察光学系において、
像回転補正プリズム24は回動ミラー26と結像用の赤
外線光学系20との間に配置されている。そのため、像
回転補正プリズム24に入射する光束は、図示のとお
り、光束径の大きい平行光の状態であり、この光束径の
ままで像回転補正を行われることになる。そのため、プ
リズム24は光束径に見合った大きさの反射面を備える
必要があり、プリズム24自体の大型化が避けられな
い。この位置に挿入するプリズム24としては、平行光
束中であるために、ペチャンプリズムよりも小さな、図
示するような略三角柱形状のプリズム24を挿入するこ
とが可能である。しかしそれにも拘わらず、このプリズ
ム24はかなり大きなものとなってしまい、そのために
装置全体としても大型化してしまう。
【0041】従来、赤外線用のパノラマ観察光学系で
は、結像用の光学系20の開発はむしろそれ自身のコン
パクト化の方向に進められており、パノラマ観察光学系
に組み入れられた場合に上述のように像回転補正プリズ
ム24が大型化してしまうという問題と併せて考えられ
てはいなかった。
【0042】しかしながら、光学系20がコンパクト化
されても像回転補正プリズム24が大型であれば、パノ
ラマ観察光学系全体としてのコンパクト化を図ることは
難しい。本実施形態のパノラマ観察光学系は、これまで
のものと全く発想を転換し、赤外線光学系10の光路中
にプリズム14を配置するという考え方をとるものであ
る。従来の赤外線用のパノラマ観察光学系では、本発明
のように赤外線光学系20の光路中にプリズム24を配
置するという構成は全く想定されていない。このこと
は、コンパクト化を目指す赤外線光学系20の光路中に
は、ある程度の視野範囲を観察可能とするような大きさ
のプリズム24を配置するだけのスペースを確保するこ
とが難しいことからも明らかである。
【0043】本実施形態のパノラマ観察光学系は、本発
明に係る赤外線多焦点レンズ10を備えているので、そ
の第4レンズ群Gと第5レンズ群Gとの間に像回転
補正プリズム14を配置することができる。すなわち、
本発明に係る赤外線多焦点レンズ10は、前述のとおり
第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの間で一度焦点を
結ぶ構成とされている。したがって、この位置に像回転
補正プリズム14を配置することによりこのプリズム1
4には、図示のとおり、平行光束に比し光束径の小さい
収斂光束が入射し、プリズム14を透過する間に焦点を
結び、発散光束として射出される構成とすることができ
る。さらに、レンズ構成図に示すとおり、第4レンズ群
の2枚のレンズと第5レンズ群Gの物体側の2枚
のレンズとはレンズ系がさほど違わず大きさの似通った
レンズで構成されていることもあり、この位置に配置さ
れる像回転補正プリズム24としては、小さいプリズム
を用いることができる。なお、この第4レンズ群G
第5レンズ群Gとの間隔は、第1レンズ群Gから第
4レンズ群Gまでのレンズ群と第5レンズ群Gとの
リレー倍率を規定する上述の条件式(1)により、所定
の間隔となるように構成されていることが望ましい。
【0044】このようにして、本発明に係る赤外線ズー
ムレンズまたは赤外線多焦点レンズを備えることによ
り、本実施形態のパノラマ観察光学系は、視野範囲を狭
めることによりプリズムの小型化を図る構成とは異な
り、従来と同程度の視野を持ちながら像回転補正プリズ
ム14の小型化を図ることができ、これによりパノラマ
観察光学系全体としてもコンパクトな構成とすることが
できる。
【0045】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の赤外線
ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズの実施例1〜3
について説明する。
【0046】<実施例1>図1および図2は本実施例に
係る赤外線ズームレンズを備えた赤外線イメージングシ
ステムの構成を示す図であり、このイメージングシステ
ムは実施例1に係る赤外線ズームレンズ、および撮像手
段を備えてなる。図1は望遠端におけるレンズ位置を示
す図であり、図2はこの赤外線ズームレンズの望遠端
(A)、中間位置(B)、広角端(C)における各レン
ズ群の位置関係を示す図である。
【0047】表1に、本実施例に係る赤外線ズームレン
ズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心
厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称し
て軸上面間隔という)D(mm)、屈折率N、ならびに
各レンズを構成する材料を示す。なお、表1ならびに以
下の表2および3において、表中の数字は物体側からの
順番を表すものであり、面番号の左側に付した*印は当
該面が上記非球面形状式に示される非球面とされている
ことを示す。また、表1の中段にこの非球面の各定数の
値K、A、A、A、A10を示し、表1の下段に
上記軸上面間隔Dの欄における可変値d1、d2、d3
の、望遠端、中間位置、広角端各位置での値を示す。な
お、本実施例に係る赤外線ズームレンズのF値は1.5と
明るく、全系の焦点距離は25〜100mmとされている。
【0048】
【表1】
【0049】また、この赤外線ズームレンズは、後述す
る表4に示すとおり、上記条件式(1)および(2)を
満足するように構成されている。また、本実施例に係る
赤外線ズームレンズは、温度が10°C上昇することによ
り広角端での焦点位置が物体方向へ0.05mm変動する
が、10°Cの温度上昇に対し第5レンズ群G中の第8
レンズLおよび第9レンズLの2枚のレンズを物体
側へ0.19mm移動することにより温度による焦点位置の
変動を補償することができる。
【0050】<実施例2>図3および図4は本実施例に
係る赤外線ズームレンズを備えた赤外線イメージングシ
ステムの構成を示す図であり、このイメージングシステ
ムは実施例2に係る赤外線ズームレンズ、および撮像手
段を備えてなる。図3は望遠端におけるレンズ位置を示
す図であり、図4はこの赤外線ズームレンズの望遠端
(A)、中間位置(B)、広角端(C)における各レン
ズ群の位置関係を示す図である。なお、図3、図4およ
び下記表2においては、本実施例に係る赤外線ズームレ
ンズの第4レンズ群Gと第5レンズ群Gの間に像回
転補正プリズム4が配置された構成として示されてい
る。
【0051】表2に、本実施例に係る赤外線ズームレン
ズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの軸上
面間隔D(mm)、屈折率N、ならびに各レンズを構成
する材料を示す。また、表2の中段に、各非球面の各定
数の値K、A、A、A、A10を示し、表2の下
段に上記軸上面間隔Dの欄における可変値d1、d2、
d3の、望遠端、中間位置、広角端各位置での値を示
す。なお、本実施例に係る赤外線ズームレンズのF値は
1.6と明るく、全系の焦点距離は25〜100mmとされてい
る。
【0052】
【表2】
【0053】また、この赤外線ズームレンズは、後述す
る表4に示すとおり、上記条件式(1)および(2)を
満足するように構成されている。また、本実施例に係る
赤外線ズームレンズは、温度が10°C上昇することによ
り広角端での焦点位置が物体方向へ0.07mm変動する
が、10°Cの温度上昇に対し第4レンズ群Gの第6レ
ンズLおよび第7レンズLの2枚のレンズを像側へ
0.09mm移動することにより温度による焦点位置の変動
を補償することができる。
【0054】<実施例3>図5および図6は本実施例に
係る赤外線多焦点レンズを備えた赤外線イメージングシ
ステムの構成を示す図であり、このイメージングシステ
ムは実施例3に係る赤外線2焦点レンズ、および撮像手
段を備えてなる。図5は望遠端におけるレンズ位置を示
す図であり、図6はこの赤外線2焦点レンズの望遠端
(A)および広角端(B)における各レンズ群の位置関
係を示す図である。なお、図5、図6および下記表3に
おいては、本実施例に係る赤外線2焦点レンズの第4レ
ンズ群Gと第5レンズ群Gの間に像回転補正プリズ
ム4が配置された構成として示されている。
【0055】表3に、本実施例に係る赤外線2焦点レン
ズの各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの軸上
面間隔D(mm)、屈折率N、ならびに各レンズを構成
する材料を示す。また、表3の中段に、各非球面の各定
数の値K、A、A、A、A10を示し、表3の下
段に上記軸上面間隔Dの欄における可変値d1、d2、
d3の、望遠端および広角端各位置での値を示す。
【0056】
【表3】
【0057】また、この赤外線2焦点レンズは、後述す
る表4に示すとおり、上記条件式(1)および(2)を
満足するように構成されている。また、本実施例に係る
赤外線2焦点レンズは、温度が10°C上昇することによ
り広角端での焦点位置が物体方向へ0.04mm変動する
が、10°Cの温度上昇に対し第5レンズ群G中の第1
1レンズL11および第12レンズL12の2枚のレン
ズを像側へ0.05mm移動することにより温度による焦点
位置の変動を補償することができる。
【0058】なお、本実施例に係る赤外線2焦点レンズ
のF値は1.4と明るく、全系の焦点距離は25mmおよび1
00mmとされている。このレンズはズームレンズ構成で
なく2焦点の切換式レンズとされていることにより、上
述したズームレンズに比べより明るくかつ全長の短いレ
ンズとすることができる。また、ズームレンズ構成に比
べ可動群の第2レンズ群Gおよび第3レンズ群G
位置精度や再現性を良くすることができるため、変倍操
作による視軸位置の変動を小さくすることができ、より
精細な観察に適した変倍可能なレンズを得ることができ
る。
【0059】表4に、実施例1〜3に係る赤外線ズーム
レンズまたは赤外線多焦点レンズの上記条件式(1)お
よび(2)に対応する各値を示す。
【0060】
【表4】
【0061】図7〜9は、実施例1〜3に係る赤外線ズ
ームレンズまたは赤外線多焦点レンズの、球面収差、非
点収差、ディストーションおよび倍率色収差を示す収差
図であって、図7および図8において望遠端(A)、中
間位置(B)、および広角端(C)における諸収差を示
し、図9において望遠端(A)および広角端(B)にお
ける諸収差を示している。これらの図から明らかなよう
に、各実施例1〜3によれば、3〜5μmの波長帯域に
おいて、視野周辺まで良好な結像性能を有し、かつ、各
倍率領域全体で高い結像性能を有する赤外線ズームレン
ズまたは赤外線多焦点レンズを得ることができる。
【0062】なお、本発明の赤外線ズームレンズまたは
赤外線多焦点レンズとしては、上記実施例のものに限ら
れるものではなく種々の態様の変更が可能であり、例え
ば各レンズの曲率半径Rおよびレンズ間隔(もしくはレ
ンズ厚)Dを適宜変更することが可能である。また、赤
外線多焦点レンズとしては、上記実施例3に示した2焦
点レンズに限られるものではなく、3以上の焦点につい
て切り換えて使用できるレンズとされていてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
視野全体および各倍率領域全体で高い結像性能を有し、
かつF値も小さくコンパクトな赤外線ズームレンズまた
は赤外線多焦点レンズおよび赤外線イメージングシステ
ムを得ることができる。また、本発明によれば、上記赤
外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズを備えるこ
とにより、コンパクトな像回転補正プリズムをこのレン
ズ内に配置することが可能となり、従来と同程度の視野
を持ちながらもコンパクトな構成のパノラマ観察光学系
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る赤外線ズームレンズの広角端に
おけるレンズ構成を示す図
【図2】上記実施例1に係る赤外線ズームレンズの、広
角端(A)、中間位置(B)、望遠端(C)における各
レンズ群の位置関係を示す図
【図3】実施例2に係る赤外線ズームレンズの広角端に
おけるレンズ構成を示す図
【図4】上記実施例2に係る赤外線ズームレンズの、広
角端(A)、中間位置(B)、望遠端(C)における各
レンズ群の位置関係を示す図
【図5】実施例3に係る赤外線2焦点レンズの広角端に
おけるレンズ構成を示す図
【図6】上記実施例3に係る赤外線2焦点レンズの、広
角端(A)、望遠端(B)における各レンズ群の位置関
係を示す図
【図7】上記実施例1に係る赤外線ズームレンズの諸収
差を示す収差図
【図8】上記実施例2に係る赤外線ズームレンズの諸収
差を示す収差図
【図9】上記実施例3に係る赤外線2焦点レンズの諸収
差を示す収差図
【図10】上記実施例3に係る赤外線2焦点レンズを備
えたパノラマ観察光学系の構成を示す概略図
【図11】従来の赤外線用パノラマ観察光学系の構成を
示す概略図
【符号の説明】
〜L12 レンズ R〜R30 曲率半径 D〜D29 軸上面間隔 G〜G レンズ群 X 光軸 1、11、21 検出面(撮像素子) 2、12、22 マスク 3、13、23 デュワ窓 4、14、24 像回転補正プリズム 10、20 赤外線結像レンズ 15、25 窓ガラス 16、26 回動ミラー 17、27 赤外線用カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/00 G03B 15/00 W Fターム(参考) 2H044 EC12 2H087 KA01 NA03 PA11 PA17 PB11 QA02 QA06 QA12 QA21 QA25 QA37 QA41 QA45 RA05 RA12 RA13 RA37 RA41 RA42 RA44 SA23 SA27 SA29 SA32 SA63 SA64 SA72 SA75 SB03 SB13 SB22 SB23 SB37 TA01 TA02 UA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、合焦機能を有し正の屈
    折力を有する第1レンズ群、変倍機能を有し負の屈折力
    を有する第2レンズ群、変倍により変動した焦点位置を
    補償する機能を有し正の屈折力を有する第3レンズ群、
    少なくとも1つの非球面を有し中間像を形成するための
    第4レンズ群、および少なくとも1つの非球面を有し前
    記中間像を検出器面にリレー結像させるための第5レン
    ズ群が配設された構成とされていることを特徴とする赤
    外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズ。
  2. 【請求項2】 以下の条件式(1)および(2)を満足
    させるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズ。 0.5 < f/f1−4 < 1.0 ……(1) 2.5 < f /f < 3.0 ……(2) 但し、 f :望遠端における全系焦点距離 f1−4 :望遠端における第1レンズ群から第4レン
    ズ群までの合成焦点距離 f :第4レンズ群の焦点距離 f :第5レンズ群の焦点距離
  3. 【請求項3】 前記第5レンズ群と前記検出器面との間
    に開口を制限するためのマスクが配置されており、かつ
    前記検出器面の有効なサイズに対して前記マスクを透過
    する光束はすべて前記第1レンズ群から前記第5レンズ
    群に至る光学系を透過されるように構成された請求項1
    または2記載の赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点
    レンズ。
  4. 【請求項4】 温度変化に応じて前記第4レンズ群もし
    くは前記第5レンズ群の一部または全部のレンズの位置
    を光軸に沿って所定の量だけ移動させることにより、視
    野を変化させたときの、温度変化に起因する焦点位置の
    変動を補償するように構成されたことを特徴とする請求
    項1〜3のうちいずれか1項記載の赤外線ズームレンズ
    または赤外線多焦点レンズ。
  5. 【請求項5】 前記第1レンズ群がシリコンを材料とす
    る正の屈折力を有するメニスカスレンズとゲルマニウム
    を材料とする負の屈折力を有するレンズとで構成され、
    前記第2レンズ群がゲルマニウムを材料とする正の屈折
    力を有するレンズとシリコンを材料とする負の屈折力を
    有するレンズとで構成され、3〜5μmの波長帯域に用
    いられることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか
    1項記載の赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レン
    ズ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれか1項記載の
    赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズ、および
    この赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズによ
    る像を撮像する撮像手段を具備したことを特徴とする赤
    外線イメージングシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のうちいずれか1項記載の
    赤外線ズームレンズまたは赤外線多焦点レンズと、 軸回りに回動される回動ミラーと、 この回動ミラーを回動せしめるミラー回動機構と、 該回動ミラーの回動に伴う像の回転を補正する像回転補
    正プリズムと、 該像回転補正プリズムを回動せしめるプリズム回動機構
    と、 該像回転補正プリズムにより回転を補正された像を撮像
    する撮像手段とを備え、 該像回転補正プリズムが前記第4レンズ群と前記第5レ
    ンズ群との間に配設されていることを特徴とするパノラ
    マ観察光学系。
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