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JP2002012752A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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Publication number
JP2002012752A
JP2002012752A JP2000199882A JP2000199882A JP2002012752A JP 2002012752 A JP2002012752 A JP 2002012752A JP 2000199882 A JP2000199882 A JP 2000199882A JP 2000199882 A JP2000199882 A JP 2000199882A JP 2002012752 A JP2002012752 A JP 2002012752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
weight
resin composition
thermoplastic resin
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000199882A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Takenaka
邦博 竹中
Makoto Saito
良 斉藤
Yoshitaka Kanazawa
吉隆 金沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Engineering Plastics Corp
Original Assignee
Mitsubishi Engineering Plastics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Engineering Plastics Corp filed Critical Mitsubishi Engineering Plastics Corp
Priority to JP2000199882A priority Critical patent/JP2002012752A/ja
Publication of JP2002012752A publication Critical patent/JP2002012752A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリブチレンテレフタレートの機械的物性、流
動性等の本来の特長を損なうことなく、成形収縮率低減
や軽量化を達成すること。 【解決手段】(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂9
5〜10重量%、(B)ゴム変性ポリスチレン樹脂4〜
50%及び(C)芳香族ポリカーボネート樹脂1〜40
重量%からなる樹脂成分を含有してなる熱可塑性樹脂組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成形性、強度や耐衝
撃性等の機械的物性に優れ、かつ軽量で安価な成形体を
与える熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリブチレンテレフタレート樹脂やポリ
エチレンテレフタレート樹脂に代表される熱可塑性ポリ
エステル樹脂は加工性の容易さ、機械的物性、耐熱性、
その他物理的、化学的特性に優れているため、自動車部
品、電気・電子機器部品、その他精密機器部品の分野に
幅広く使用されている。特にポリブチレンテレフタレー
ト樹脂は結晶化速度が速いため射出成形用途に好適であ
る。
【0003】しかしながら、反面、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂は結晶性樹脂なので成形収縮率が大きく、
また、比重が高い(1.31)という問題がある。これ
に対して、成形収縮率の低減及び軽量化が望まれてお
り、さらにコストダウンの要求も高い。
【0004】ポリブチレンテレフタレート樹脂の成形収
縮率の低減や軽量化を目的として他の樹脂を配合する方
法が提案されている。配合する樹脂は、ポリスチレン樹
脂、AS樹脂、ABS樹脂に代表されるスチレン系樹脂
やポリプロピレン、ポリカーボネート等である。しかし
ながら、いずれの場合も成形収縮率低減や軽量化は達成
できても機械的物性の低下や成形性(流動性)の悪化を
招いていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ポリブチレンテレフタ
レートの機械的物性、流動性等の本来の特長を損なうこ
となく、成形収縮率低減や軽量化を達成することが望ま
れてきた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、これらの
課題を解決するために鋭意検討した結果、ポリブチレン
テレフタレート樹脂にゴム変性ポリスチレン系樹脂及び
芳香族ポリカーボネート樹脂を特定の割合で溶融混練す
ることにより、成形収縮率低減や軽量化を達成でき、か
つ安価な材料を提供することができた。
【0007】すなわち、本発明は、(A)ポリブチレン
テレフタレート樹脂95〜10重量%、(B)ゴム変性
ポリスチレン樹脂4〜50%及び(C)芳香族ポリカー
ボネート樹脂1〜40重量%からなる樹脂成分を含有し
てなる熱可塑性樹脂組成物である。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。
【0009】本発明の熱可塑性樹脂組成物を構成する第
1の樹脂成分である(A)ポリブチレンテレフタレート
樹脂としては、公知のポリブチレンテレフタレート樹脂
を用いることができる。ここで、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂とは、連鎖単位に、テレフタル酸を主成分と
するジカルボン酸単位及びテトラメチレングリコールを
主成分とするジオール単位から構成される、エステル基
を有する重合体又は共重合体であって、通常、ジカルボ
ン酸又はそのエステル誘導体とジオールとを主成分とし
て重縮合反応により得られる。
【0010】テレフタル酸以外のジカルボン酸単位とし
ては、イソフタル酸、オルトフタル酸、1,5−ナフタ
レンジカルボン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニル−2,
2’−ジカルボン酸、ビフェニル−3,3’−ジカルボ
ン酸、ビフェニル−4,4’−ジカルボン酸、ビス
(4,4’−カルボキシフェニル)メタン、アントラセ
ンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカル
ボン酸等の芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸、4,4’−ジシクロヘキシルジカルボ
ン酸等の脂環族ジカルボン酸、及び、アジピン酸、セバ
シン酸、アゼライン酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボ
ン酸が挙げられる。
【0011】テトラメチレングリコール以外のジオール
単位としては、炭素数2〜20の脂肪族又は脂環族ジオ
ール、ビスフェノール誘導体等が挙げられ、具体例とし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール、4,4’−ジシクロ
ヘキシルヒドロキシメタン、4,4’−ジシクロヘキシ
ルヒドロキシプロパン、ビスフェノールAのエチレンオ
キシド付加ジオール等が挙げられる。更に、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン等のトリオールを用いるこ
ともできる。
【0012】本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂
(以下、PBT樹脂と略称する)としては、テレフタル
酸を唯一のジカルボン酸単位とし、テトラメチレングリ
コールを唯一のジオール単位とするポリブチレンテレフ
タレート単独重合体が好ましい。もちろん、ジカルボン
酸単位として、前記のテレフタル酸以外のジカルボン酸
1種以上及び/又はジオール単位として、前記のテトラ
メチレングリコール以外のジオール1種以上を含むポリ
ブチレンテレフタレート共重合体であってもよい。ただ
し、本発明の熱可塑性樹脂組成物としては、機械的性
質、耐熱性の点から、ジカルボン酸単位中のテレフタル
酸の割合が、好ましくは70モル%以上であり、より好
ましくは90モル%以上である。同様に、ジオール単位
中のテトラメチレングリコールの割合が、好ましくは7
0モル%以上であり、より好ましくは90モル%以上で
ある。
【0013】本発明におけるPBT樹脂の固有粘度はテ
トラクロルエタンとフェノールが1:1(重量)混合溶
媒中、30℃の測定で0.5〜1.5dl/gが好まし
く、さらに好ましくは0.6〜1.3dl/gである。
【0014】本発明の熱可塑性樹脂組成物を構成する第
2の樹脂成分である、ゴム変性ポリスチレン樹脂とは、
ゴム質重合体をポリスチレン中に混合したものである。
混合方法としては、単純な機械的ブレンド方法でもかま
わないが、良好な相溶性を得るためには、ゴム質重合体
の存在下にスチレン系単量体等をグラフト共重合させ
る、いわゆるグラフト共重合処方によって得られたもの
がいっそう好ましい。また、該方法で得られるゴム変性
ポリスチレン樹脂(グラフト重合体)に、別途方法によ
って得られるポリスチレンを混合する、いわゆるグラフ
ト−ブレンド法によって得られたものを用いることも望
ましい。
【0015】重合方法としては、乳化重合、溶液重合、
懸濁重合等が適用できる。このような、ゴム変性ポリス
チレン樹脂は、一般にハイインパクトポリスチレン(H
IPS)と呼ばれている。
【0016】前記ゴム質重合体として、具体的には、ポ
リブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、水添ス
チレン−ブタジエンブロック共重合体等の共役ジエン系
ゴム、エチレン−プロピレン系共重合体等の非共役ジエ
ン系ゴムが挙げられるが、なかでもポリブタジエンが好
ましい。
【0017】前記スチレン系単量体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ブロモ
スチレン等があるが、これらのなかでもスチレン及び/
又はα−メチルスチレンを用いることが最適である。ス
チレン系単量体以外の単量体としては、アクリロニトリ
ル、メチルメタクリレート等のビニル単量体が挙げられ
る。
【0018】ゴム変性ポリスチレン樹脂中のゴム含有率
としては、1〜40重量%が望ましく、さらに好ましく
は3〜30重量%である。また、スチレン系単量体以外
の単量体成分を含む場合であっても、ゴム変性ポリスチ
レン樹脂中のゴム及びスチレン系単量体成分含有率とし
ては、90重量%以上が望ましく、さらに好ましくは9
5重量%以上である。
【0019】ゴム変性ポリスチレン樹脂の分子量を反映
するMFRとしては200℃、荷重5kgで0.5〜1
5g/10分が好ましく、さらに好ましくは1.0〜1
0g/10分である。
【0020】本発明の熱可塑性樹脂組成物を構成する第
3の樹脂成分である、芳香族ポリカーボネート樹脂とし
ては、芳香族ジヒドロキシ化合物又はこれと少量のポリ
ヒドロキシ化合物を、ホスゲン又は炭酸ジエステルと反
応させることによって得られる、分岐してもよい熱可塑
性芳香族ポリカーボネート重合体又は共重合体が挙げら
れる。芳香族ジヒドロキシ化合物としては、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビスフェノ
ールA)、テトラメチルビスフェノールA、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、
ハイドロキノン、レゾルシノール、4,4−ジヒドロキ
シジフェニル等が挙げられ、好ましくはビスフェノール
Aが挙げられる。
【0021】分岐した芳香族ポリカーボネート樹脂を得
るには、フロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,
6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−2,
4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(ヒドロキシフェ
ニル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−トリ
(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−1,3,5−ト
リ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−
トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタン等で示されるポ
リヒドロキシ化合物、あるいは3,3−ビス(4−ヒド
ロキシアリール)オキシインドール(=イサチンビスフ
ェノール)、5−クロルイサチンビスフェノール、5,
7−ジクロルイサチンビスフェノール、5−ブロムイサ
チンビスフェノール等を、前記芳香族ジヒドロキシ化合
物の一部として用いればよい。使用量は、全芳香族ジヒ
ドロキシ化合物中、0.01〜10モル%であり、好ま
しくは0.1〜2.0モル%である。
【0022】分子量を調節するには、一価芳香族ヒドロ
キシ化合物を用いればよく、m−及びp−メチルフェノ
ール、m−及びp−プロピルフェノール、p−tert
−ブチルフェノール及びp−長鎖アルキル置換フェノー
ル等が挙げられる。
【0023】芳香族ポリカーボネート樹脂としては、好
ましくは、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンから誘導されるポリカーボネート樹脂、又は2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと他の芳
香族ジヒドロキシ化合物とから誘導されるポリカーボネ
ート共重合体が挙げられる。
【0024】ポリカーボネート樹脂としては、2種以上
の樹脂を混合して用いてもよい。
【0025】ポリカーボネート樹脂の分子量は、溶媒と
してメチレンクロライドを用い、温度25℃で測定され
た溶液粘度より換算した粘度平均分子量で15,000
〜30,000であり、好ましくは16,000〜2
5,000である。
【0026】本発明の熱可塑性樹脂組成物を構成する上
記各樹脂成分の組成比は、(A)ポリブチレンテレフタ
レート樹脂95〜10重量%、好ましくは90〜30重
量%、より好ましくは80〜50重量%、(B)ゴム変
性ポリスチレン樹脂4〜50%、好ましくは6〜45重
量%、より好ましくは8〜40重量%及び(C)芳香族
ポリカーボネート樹脂1〜40重量%、好ましくは2〜
38重量%、より好ましくは2〜35重量%である。ポ
リブチレンテレフタレート樹脂成分が10重量%未満で
は、ポリブチレンテレフタレート樹脂の特徴である引張
(曲げ)強度、耐熱性、結晶性、成形性、流動性等が発
現されない。一方、ポリブチレンテレフタレート樹脂成
分が95重量%を超えると、ゴム変性ポリスチレン樹脂
及び芳香族ポリカーボネート樹脂による成形収縮率の低
減化や軽量化の効果が不十分である。
【0027】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、(E)
有機リン化合物を配合することが好ましい。(E)有機
リン化合物としては、有機ホスフェート化合物、有機ホ
スファイト化合物又は有機ホスホナイト化合物等が挙げ
られ、好ましくは有機ホスフェート化合物である。
【0028】有機ホスフェート化合物としては、好まし
くは式(1)で表される長鎖ジアルキルアシッドホスフ
ェート化合物等が挙げられる。
【0029】
【化1】
【0030】(式中、R1 及びR2 は、それぞれ、炭素
原子数8〜30のアルキル基を示す。) 炭素原子数8〜30のアルキル基の具体例としては、オ
クチル基、2−エチルヘキシル基、イソオクチル基、ノ
ニル基、イソノニル基、デシル基、イソデシル基、ドデ
シル基、トリデシル基、イソトリデシル基、テトラデシ
ル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル
基、トリアコンチル基等が挙げられる。長鎖ジアルキル
アシッドホスフェート化合物の具体例としては、ジオク
チルホスフェート、ジ(2−エチルヘキシル)ホスフェ
ート、ジイソオクチルホスフェート、ジノニルホスフェ
ート、ジイソノニルホスフェート、ジデシルホスフェー
ト、ジイソデシルホスフェート、ジラウリルホスフェー
ト、ジトリデシルホスフェート、ジイソトリデシルホス
フェート、ジミリスチルホスフェート、ジパルミチルホ
スフェート、ジステアリルホスフェート、ジエイコシル
ホスフェート、ジトリアコンチルホスフェート等が挙げ
られる。好ましくは、ジステアリルホスフェート、ジパ
ルミチルホスフェート、ジミリスチルホスフェートが選
ばれる。
【0031】有機リン化合物の配合量は、本発明の熱可
塑性樹脂組成物を構成する樹脂成分の合計量100重量
部に対して、0.01〜0.5重量部、好ましくは0.
05〜0.3重量部、より好ましくは0.1〜0.2重
量部である。配合量が0.01重量部未満であると、有
機リン化合物が本来持つ材料の加熱安定性及び熱滞留安
定性の向上効果は発現されない。また、配合量が0.5
重量部を超えると、加熱安定性や滞留安定性以外の性能
に悪影響を及ぼす。また、有機リン化合物は、1種又は
2種以上を併用して使用してもよい。
【0032】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、本発明
の目的を損なわない範囲で、上述の有機リン化合物以外
の各種の添加剤を配合することができる。該添加剤とし
ては、結晶化促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安
定剤、滑剤、離型剤、顔料及び染料を含む着色剤、発泡
剤、架橋剤(エポキシ化合物、酸無水物、イソシアネー
ト化合物等)が挙げられる。
【0033】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、難燃性
を付与するために難燃剤を配合してもよい。難燃剤とし
ては有機ハロゲン化合物、アンチモン化合物、リン化合
物、その他有機、無機化合物等がある。
【0034】有機ハロゲン化合物としては、臭素化ポリ
カーボネート、臭素化エポキシ樹脂、臭素化フェノキシ
樹脂、臭素化ポリフェニレンエーテル樹脂、臭素化ポリ
スチレン樹脂、臭素化ビスフェノールA、ペンタブロモ
ベンジルポリアクリレート等が挙げられる。
【0035】アンチモン化合物としては、三酸化アンチ
モン、五酸化アンチモン、アンチモン酸ソーダ等が挙げ
られる。
【0036】リン化合物の難燃剤としては、リン酸エス
テル、ポリリン酸、ポリリン酸アンモニウム、赤リン等
が挙げられる。
【0037】上記以外の有機、無機難燃剤としては、メ
ラミン、シアヌール酸等の窒素化合物、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、ケイ素化合物、ホウ素化合
物等の無機化合物が挙げられる。
【0038】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、必要に
応じて、他の熱可塑性樹脂(例えば、ポリエチレン、ア
クリル樹脂、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド
樹脂、液晶ポリエステル樹脂、ポリアセタール、ポリフ
ェニレンオキサイド)及び熱硬化性樹脂(例えば、フェ
ノール樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ
樹脂)等の少なくとも1種以上を含有することができ
る。本発明の熱可塑性樹脂組成物の製造方法は、特定の
方法に限定されないが、好ましくは溶融混練によるもの
であり、熱可塑性樹脂について通常使用されている混練
方法が適用できる。該混練方法としては、例えば各成分
を必要であれば、付加的成分である物質と共に、ヘンシ
ェルミキサー、リボンブレンダー、V型ブレンダー等に
より均一に混合した後、一軸又は多軸混練押出機、ロー
ル、バンバリーミキサー、ラボプラストミル(ブラベン
ダー)等で混練することができる。各成分は、付加的成
分を含め、混練機に一括でフィードしても順次フィード
してもよい。また、付加的成分を含め各成分から選ばれ
た2種以上の成分を予め混合したものを用いてもよい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形加工方法は、特に限
定されるものではなく、熱可塑性樹脂について一般に用
いられている成形法、すなわち射出成形、中空成形、押
し出し成形、プレス成形等の成形法が適用できる。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。
【0040】なお、本実験例及び比較例で使用した各成
分の略号及び内容は、下記のとおりである。
【0041】(1)ポリブチレンテレフタレート:単独
重合体(三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製
品、商品名ノバドゥール(登録商標)5020S及び5
110ZS(以下「PBT」と称する)) 5020Sの特徴:フェノール/テトラクロロエタン=
50/50(重量比) 混合溶媒中、30℃で測定した固有粘度が1.24。
【0042】5114ZSの特徴:固有粘度が1.1
4。
【0043】(2)ハイインパクトポリスチレン:(A
&M(株)製品、商品名ダイヤレックス(登録商標)H
T744(以下「HIPS」と称する)) HT744の特徴:ゴム(ポリブタジエン)含量8.8
重量%、平均ゴム粒径1.8μm、数平均分子量92,
000、重量平均分子量230,000。メルトフロー
レート(200℃、5kgf)1.8g/10min (3)ポリカーボネート:ビスフェノールAとホスゲン
とを反応させて製造された芳香族ポリカーボネート(三
菱エンジニアリングプラスチックス(株)製品、商品名
ノバレックス(登録商標)7022PJ 4LV(以下
「PC」と称する) 7022PJ 4LVの物性:粘度平均分子量20,0
00 (4)有機ホスフェート化合物:旭電化製アデカスタブ
AX−71(ジステアリルホスフェートが主成分)(以
下「AX−71」と称する) 本発明の熱可塑性樹脂組成物は射出成形にて各種試験片
を成形した。シリンダ温度は250〜260℃、金型温
度50℃にて成形を行った。樹脂組成物の物性評価試験
は下記の方法により実施した。
【0044】(a)引張強度、引張破断伸度: AST
M規格 D−638に従って作成した引張試験片を用い
て、ASTM D−638の引張試験を実施した。引張
強度はMPaの単位で表示する。引張破断伸度はチャッ
ク間の値であり、%の単位で表示する。
【0045】(b)曲げ強度、曲げ弾性率: ASTM
規格 D−790に従って作成した曲げ試験片を用い
て、ASTM D−790の曲げ試験を実施した。曲げ
強度はMPa、曲げ弾性率はGPaの単位でそれぞれ表
示する。
【0046】(c)Izod衝撃値: ASTM規格
D−256に従って作成したIzod衝撃試験片(ノッ
チ付き、幅3.2mm)を用いて、ASTM D−25
6のIzod衝撃試験(1/8インチ幅)を実施した。
Izod衝撃値はJ/mの単位で表示する。
【0047】(d)比重: Izod衝撃試験片の比重
を測定した。アルキメデスの原理を用い、空気中の重量
及び水中の重量から比重を算出した。
【0048】(e)成形収縮率: 厚さ2mm、縦10
0mm×横100mmの角板をフィルムゲート金型で射
出成形し、流れ方向(MD)と流れと直角方向(TD)
の成形収縮率を測定した。成形収縮率は%の単位で表示
する。
【0049】(f)溶融粘度: 東洋精機製キャピログ
ラフ(型式:1C)を用いて樹脂温度270℃における
溶融粘度(剪断速度依存性)を測定した。剪断速度60
80sec-1における溶融粘度を単位Pa・sで表示す
る。 [実施例1〜5]表1に示した成分及び配合比で十分混
合攪拌し、ついでこれをベント口付の日本製鋼(株)製
二軸型押出機(商品名TEX30C)に供給し、第一ホ
ッパーより下流に設置したベント口より600トールの
減圧にし、設定温度255℃、スクリュー回転数200
rpmの混練条件下で、溶融混練し組成物とした後、ペ
レット化し、熱可塑性樹脂組成物を得た。生産速度は2
0kg/hrであった。得られたペレットは120℃で
6時間、熱風乾燥後、射出成形し各種試験片を得た。評
価結果を表1に示す。 [比較例1〜5]表1に示した成分及び配合比で実施例
と同様の混練を行い、ペレットを得た。また、実施例同
様に乾燥し、射出成形し各種試験片を得た。評価結果を
表2に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】表1の実施例と表2の比較例の結果から、
本発明の熱可塑性樹脂組成物からの成形品は比較例に比
べ、引張破断伸度、引張・曲げ強度及びIzod衝撃値
が高く、低比重で低収縮率となっている。また、溶融粘
度も低く成形性に優れていることがわかる。
【0053】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は機械物性
及び成形性に優れかつ軽量であることから、寸法精度の
厳しい電気電子部品及び精密成形部品の用途に有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 良 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱エンジニアリングプラスチックス株式会 社技術センター内 (72)発明者 金沢 吉隆 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱エンジニアリングプラスチックス株式会 社技術センター内 Fターム(参考) 4J002 BC03X BN13X BN14X CF07W CG00Y CG01Y EW046 EW066 EW116 FD066 FD130 GM00 GN00 GQ00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂9
    5〜10重量%、(B)ゴム変性ポリスチレン樹脂4〜
    50%及び(C)芳香族ポリカーボネート樹脂1〜40
    重量%からなる樹脂成分を含有してなる熱可塑性樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂
    が、ポリブチレンテレフタレート単独重合体であること
    を特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂8
    0〜50重量%であることを特徴とする請求項1、2の
    いずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】(B)ゴム変性ポリスチレン樹脂中のゴム
    含有率が1〜40重量%であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】(B)ゴム変性ポリスチレン樹脂を構成す
    るゴム成分が共役ジエン系であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】(B)ゴム変性ポリスチレン樹脂中のゴム
    及びスチレン系単量体成分含有率が90重量%以上であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の熱可塑性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】(C)芳香族ポリカーボネート樹脂が、ビ
    スフェノールAをホスゲン又は炭酸ジエステルと反応さ
    せることによって作られるポリカーボネート重合体又は
    共重合体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】上記樹脂成分の合計量100重量部に対し
    て(D)有機リン化合物0.01〜0.5重量部を含有
    することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記
    載の熱可塑性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】(E)有機リン化合物が、長鎖ジアルキル
    アシッドホスフェートであることを特徴とする請求項1
    〜8のいずれか1項に記載の熱可塑性樹脂組成物。
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