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JP2002012108A - 衝撃吸収部材及びこれを用いたバンパステイ - Google Patents

衝撃吸収部材及びこれを用いたバンパステイ

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Publication number
JP2002012108A
JP2002012108A JP2000200399A JP2000200399A JP2002012108A JP 2002012108 A JP2002012108 A JP 2002012108A JP 2000200399 A JP2000200399 A JP 2000200399A JP 2000200399 A JP2000200399 A JP 2000200399A JP 2002012108 A JP2002012108 A JP 2002012108A
Authority
JP
Japan
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absorbing member
shock absorbing
along
cross
impact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000200399A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Isurugi
薫 石動
Mitsuo Tsuge
光雄 柘植
Takashi Sasamoto
隆 佐々本
Harumichi Hino
治道 樋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP2000200399A priority Critical patent/JP2002012108A/ja
Publication of JP2002012108A publication Critical patent/JP2002012108A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】衝撃を受けた場合、断面積を大きくせずに徐々
に且つ確実に座屈変形して、多くのエネルギを吸収でき
ると共に、隣接する部材への固定も容易に行える衝撃吸
収部材およびこれを用いたバンパステイを提供する。 【解決手段】アルミニウム合金の押出形材11からな
り、その押出方向を衝撃を受ける方向に沿って配置する
ことにより、衝撃を受けた際に上記形材11がその押出
方向に沿って蛇腹状に座屈変形して衝突エネルギを吸収
するものであって、上記形材11は断面略角形の中空部
14を有すると共に、この中空部14内の各内隅におい
て押出方向に沿って4つのビスホール16を一体に付設
した断面形状を押出方向の全長に有することにより、吸
収エネルギ量を大きくした、衝撃吸収部材10およびこ
れを用いたバンパステイ10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃吸収部材及び
これを用いた自動車用のバンパステイに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車には、衝突時のエネルギー
を吸収し乗員等を保護するため、衝撃吸収部材が考えら
れている。この衝撃吸収部材は、中空部を有し、その長
手方向に沿って蛇腹状に座屈変形を繰り返しつつ折り畳
まれることにより、当初の状態から全体の長さを短くす
る。且つ、その間において、上記座屈変形にエネルギが
消耗されることにより、上記衝突エネルギを吸収するも
のである。係る衝撃吸収部材には、例えば図5(A)に示
すように、アルミニウム合金製でパイプ状の本体82の
中間を圧縮加工して外側張り出し部84を設けた押出形
材80や、図5(B)に示すように、上記本体82の中間
を圧縮加工して内側張り出し部86を設けた押出形材8
8が提案されている(特開平6−247337号公報参
照)。これらは、張り出し部84,86により衝突時に
押出形材80,88を、その軸方向に沿って蛇腹状に複
数の座屈を確実に誘発するもので、座屈開始時の吸収エ
ネルギーの1次ピーク荷重を小さくするものである。
【0003】また、図5(C)に示すように、アルミニウ
ム合金の押出形材からなり断面正方形の中空部91を有
する四つの辺92〜95のうち、左右にて対向する辺9
2,93に一端の開口部からやや離して凸部96を、上
下に対向する辺94,95の同じ位置に凹部97を形成
した衝撃吸収性能に優れた構造部材90も提案されてい
る(特開平8−216917号公報参照)。この構造部材
90は、衝突時に凸部96,凹部97により、その軸方
向に沿って複数の座屈を誘発するものである。
【0004】しかしながら、上記押出形材80,88や
構造部材90は、衝撃を受けるとそれなりに座屈変形す
るが、例えば自動車の衝突時におけるエネルギを十分に
吸収する以前の段階で座屈変形が終了してしまう場合が
ある。このため、座屈変形が完了してしまうと、その後
の衝撃が車体本体および乗員に大きな衝撃を与える、と
いう問題がある。また、上記押出形材80,88や構造
部材90は、これらを隣接する部材に固定するに際し、
別途に専用の連結金具等が必要となるため、例えば自動
車の車体に用いる場合、部品数と工数が増えてコスト高
になる、という問題もあった。
【0005】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上において説明
した従来の技術における問題点を解決し、衝撃を受けた
場合、断面積をあまり大きくせずに徐々に且つ確実に座
屈変形して、多くのエネルギを吸収できると共に、隣接
する部材への固定も容易に行える衝撃吸収部材及びこれ
を用いたバンパステイを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、アルミニウム合金からなり中空部を有する
押出形材を活用し、上記形材の長手(押出)方向に沿って
ビスホールを付設することに着想して成されたものであ
る。即ち、本発明の衝撃吸収部材は、アルミニウム合金
の押出形材からなり、その押出方向を衝撃を受ける方向
に沿って配置することにより、衝撃を受けた際に、上記
形材がその押出方向に沿って蛇腹状に変形して衝突エネ
ルギを吸収する衝撃吸収部材であって、上記形材は、断
面略角形の中空部を有すると共に、この中空部内および
当該形材の外表面の少なくとも一方における押出方向に
沿って、ビスホールを一体に付設した断面形状を押出方
向の全長に有することにより、吸収エネルギ量を大きく
した、ことを特徴とする。
【0007】これによれば、衝撃を受けた場合、ビスホ
ールを含めて上記押出形材は、その押出方向に沿って徐
々に内外に凹凸形を呈する蛇腹状の座屈変形を行うた
め、座屈強度を大きくし且つ座屈開始時の荷重ピーク値
をあまり大きくせずに、上記変形過程において衝突エネ
ルギを十分に吸収することができる。しかも、組立時に
ては、ビスホールを活用して隣接する部材との間で、セ
ルフタッピングねじやボルトをねじ込んで締結すること
により、隣接する部材に容易に固定することもできる。
従って、組立易く且つ使用時の安全性を確実に図ること
が可能となる。
【0008】また、本発明のバンパステイは、バンパを
フレームに固定するためのバンパステイであって、アル
ミニウム合金の押出形材からなり、その押出方向を車体
の前後方向と平行にして配置され、上記形材は、断面略
角形の中空部を有すると共に、この中空部内または当該
形材の外表面の少なくとも一方における押出方向に沿っ
て、ビスホールを一体に付設した断面形状を押出方向の
全長に有し、上記ビスホールを活用してフレームに直接
または間接的に固定すると共に、上記ビスホールを活用
してバンパを直接または間接的に固定してなり、衝突を
受けた際に上記形材がその押出方向に沿って蛇腹状に座
屈変形する、ことを特徴とする。尚、上記バンパは、バ
ンパの強度保持部であるバンパリィンフォースメントを
指す。また、上記フレームは、自動車自体の構造部分を
指し、サイドフレームなどがこれに相当する。
【0009】これによれば、他の自動車と衝突した場
合、ビスホールを含めて上記押出形材は中空部に沿って
徐々に内外向きに凹凸形を呈する蛇腹状の座屈変形をす
るため、係る変形過程において衝突エネルギを十分に吸
収することができる。即ち、ビスホールの存在により、
座屈強度が大きくなり、その座屈変形により多くの衝突
エネルギが吸収される。また、組立時においては、ビス
ホールを活用して隣接するバンパやフレームとの間で、
セルフタッピングねじやボルトを締結することにより、
上記フレーム等に容易に固定することもできる。従っ
て、車体の組立が容易になると共に、断面が大型押出形
材を用いずに多くのエネルギを吸収することができるの
で、これにより自動車の衝突時における衝突エネルギを
多く吸収して、乗員の安全を図ることが可能となる。
【0010】尚、前記押出形材の中空部には、内隅にア
ールを有する断面正方形または長方形の形状も含まれ、
且つ隔壁を介して複数に分割された中空部も含まれる。
また、ビスホールは断面略C字形の他、断面が円筒形で
丸いねじ受け孔を有する形態も含まれる。更に、ビスホ
ールは、前記押出形材の中空部内の内隅部に設けること
が望ましいが、押出形材の外表面に突出させて設けるこ
ともできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下において本発明の実施に好適
な形態を図面と共に説明する。図1(A)は、本発明の一
形態の衝撃吸収部材10であり、且つこれを用いたバン
パステイ10の使用状態を示す。以下、バンパステイ1
0について説明する。図1(A)に示すように、バンパス
テイ10,10は、バンパ1の両端部4,4とフレーム
6,6との間に配置されている。バンパ1は、外側に表
皮3を有するバンパリィンフォースメント2を含み、後
者の両端部4,4の側面5,5にバンパステイ10,1
0が配置される。また、フレーム6は、角形断面の中空
部7を内設し、且つその端部にフランジ8を有する。
【0012】バンパステイ10は、図1(C)に示すよう
に、略直方体を呈する押出形材11からなる。押出形材
11は、アルミニウム合金(JIS:A6063,A6N
01,A6061等をT5またはT6に調質したもの)
から押出成形された形材を、その押出方向と直交して所
定の長さで切断したものである。この押出形材11は、
一対の水平片15と一対の垂直片17とに囲まれた断面
略正方形の中空部14を有すると共に、中空部14内の
4カ所の内隅部に、バンパ1側の端面12からフレーム
6側の端面13まで連続する断面略C字形のビスホール
16をそれぞれ一体に付設している。
【0013】図1(B)に示すように、バンパステイ10
の押出形材11は、バンパ1のバンパリィンフォースメ
ント2の側面5とフレーム6のフランジ8との間に配置
される。この状態で、バンパリィンフォースメント2の
中空部2aとフランジ8の反対側から、セルフタッピン
グボルト18を各ビスホール16内にねじ込む。これに
より、バンパ1は、バンパステイ10を介してフレーム
6に固定される。即ち、バンパステイ10は、予め一体
に付設したビスホール16により、専用の連結金具等を
用いることなく、フレーム6等に容易に固定することが
できる。尚、上記セルフタッピングボルト18を貫通す
るための透孔19が、予めバンパリィンフォースメント
2とフランジ8とにそれぞれ穿孔されている。また、バ
ンパリィンフォースメント2の表皮3側の位置には、上
記ねじ込み作業を行うために、通し孔19aが穿設され
ている。
【0014】図2は、衝撃吸収部材10であり且つバン
パステイ10の変形過程に関する。図2(A1)〜(A3)
は、バンパステイ10を平面視した状態を、図2(B1)
〜(B3)はバンパステイ10を側面視した状態をそれぞ
れ示す。図2(A1),(B1)に示すように、バンパステ
イ10は、図1(B)に示したバンパリィンフォースメン
ト2とフレーム6とに固定されたと同様の状態に拘束さ
れている。尚、バンパステイ10のバンパ1側の端面1
2寄りには、当該バンパステイ10がその長手(押出)方
向に沿って蛇腹状に座屈変形するのを容易にするため、
水平片15には幅方向に沿った断面凸形の座屈変形誘発
部15aが、垂直片17には断面凹形の座屈変形誘発部
17aがそれぞれ予め形成されている。図2(A1),
(B1)で、バンパステイ10は、バンパ1側の端面12
から、その押出形材の軸線方向である中空部14の長手
方向に沿って、衝撃荷重Pを受ける。
【0015】すると、バンパステイ10の押出形材11
において、図2(A2),(B2)に示すように、バンパ1
側の端面12に近接する水平片15,15において、中
空部14寄りに形成した座屈変形誘発部15a,17a
が荷重Pに対する弱点部となって、これらが座屈変形の
開始点となり、外側に張り出した凸部22とこれに隣接
する凹んだ凹部20,24が形成される。且つ、垂直片
17,17に凹んだ凹部23とこれに隣接する外側に張
り出した凸部21,21aとが形成される。尚、押出形
材11の軸回り方向における同じ位置では、凹部20と
凸部21、凸部22と凹部23とが隣接する。即ち、水
平片15および垂直片17には、軸回り方向に隣接する
部分と逆向きに凹みまたは張り出す褶曲形状の変形が、
端面12側から順次発生する。
【0016】更に、荷重Pを受け続けることにより、図
2(A3),(B3)に示すように、押出形材11における
水平片15,15の上記凹部24に隣接して凸部26
が、垂直片17,17の上記凹部23に隣接して凸部2
5、凹部27、および凸部29が形成される。そして、
水平片15及び垂直片17に係る凹部および凸部が順次
端面13側に伝播するように形成される。最終的には、
図2(C)に示すように、水平片15,15には、端面1
2側から端面13に向けて凹部20,24,28,3
2,36と凸部22,26,30,34,38が交互に
形成される。また、垂直片17,17には、端面12側
から端面13に向けて凸部21,25,29,33,3
7と凹部23,27,31,35とが交互に形成され
る。
【0017】この結果、バンパステイ10(衝撃吸収部
材10)は、図2(C)に示すように、中空部14の長手
方向(押出方向)に沿って、全体が蛇腹状に座屈変形した
バンパステイ10aとなる。図2(C)に示すように、上
記変形過程において、バンパステイ10の中空部14内
における各内隅に位置する四つのビスホール16も、上
記各凹・凸部の変形に倣った凹凸形状に変形し、且つそ
の変形方向を水平片15側と垂直片17側とに交互に換
えて塑性変形する。係る変形に際して、各ビスホール1
6は、衝突エネルギを確実に吸収している。
【0018】即ち、バンパステイ10(衝撃吸収部材1
0)よれば、その押出方向に沿って衝撃を受けると、押
出形材11を構成する各水平片15および垂直片17の
連続した凹・凸形の蛇腹状を呈する座屈変形と同時に、
各ビスホール16による連続した凹・凸形の塑性変形も
順次行われる。従って、以上の衝撃吸収部材10によれ
ば、衝突エネルギを十分に吸収することができる。ま
た、この衝撃吸収部材10をバンパステイ10として用
いた場合、順次連続して生じる座屈変形のため、自動車
の衝突時における乗員や車体に加わる衝撃力を小さくで
き、且つ多くの衝突エネルギが吸収されるので、乗員の
安全を一層高めることが可能となる。
【0019】図3(A)及び(B)は、異なる形態の衝撃吸
収部材40の端面と側面を示す。この衝撃吸収部材40
は、前記同様のアルミニウム合金からなる押出形材をそ
の押出方向と直交して所定の長さで切断したものであ
り、長片41,42および短片43,44とからなる直
方体を呈する。また、衝撃吸収部材40は、押出方向の
一端面45から他端面47に貫通する断面長方形の中空
部46と、その4カ所の内隅に沿って4つのビスホール
48とを押出方向の全長に沿って有する。
【0020】ここで、衝撃吸収部材(実施例)40及びこ
れと同じサイズの押出形材からなり且つ前記の各ビスホ
ール48がない比較例の衝撃吸収部材について、一端面
45から押出方向に沿って同じ条件で衝撃を加え、それ
ぞれに座屈変形を与える試験を行った。尚、各例におけ
る長片41の幅は40mm、短片43の幅は20mm、
これらの板厚は1.5mmとし、且つ押出方向の長さは1
50mmとした。また、実施例の衝撃吸収部材40の断
面積は213mm、比較例の衝撃吸収部材の断面積は
171mmであった。更に、各例の衝撃吸収部材(4
0)の一端面(45)付近には、前記同様の断面凹形およ
び凸形の座屈変形誘発部を予め形成した。次いで、実施
例の衝撃吸収部材40と比較例の衝撃吸収部材を、それ
ぞれ個別に他端面47側で拘束し、一端面45に対し押
出方向(中空部46の長手方向)に沿って重量40kgf
の錘りを同じ速度で個別に衝突させた。そして、各例に
おける押出方向の座屈変形による変形量と他端面47側
に加わる荷重とを経時的に測定した。それらの結果を図
3(C)のグラフに示した。
【0021】図3(C)のグラフにおいて、実線で示す実
施例の衝撃吸収部材40は、錘りとの衝突直後に1次ピ
ーク荷重p1が左端に現れたが、それ以降における変形
量の増加と平行して受けた荷重は、あまり下がらず約2
0〜26kNのレベルに推移していた。一方、図3(C)
のグラフにおいて、破線で示す比較例の衝撃吸収部材
は、衝突直後には実施例よりも低い1次ピーク荷重p2
が現れ、且つそれ以降にて受けた荷重も約8〜17kN
の低いレベルにて推移した。これらが押出方向に約60
mm座屈変形される間に吸収した衝撃エネルギは、図3
(C)のグラフ中の各折れ線の下側における面積の積分値
に相当する。因みに、実施例の衝撃吸収部材40が受け
た平均荷重PAVは22.70kNであり、比較例の衝
撃吸収部材が受けた平均荷重PAVは11.38kNで
あった。
【0022】以上の結果から、実施例の衝撃吸収部材4
0は、4つのビスホール48を付設することにより、比
較例の衝撃吸収部材よりも約25%断面積を増えたが、
衝突時において約2倍のエネルギを吸収できることが判
る。即ち、実施例の衝撃吸収部材40は、各ビスホール
48を含む蛇腹状の座屈変形を行う過程で、衝突に伴う
エネルギを十分に吸収できた。従って、上記衝撃吸収部
材40を自動車のバンパステイに用いることにより、他
車との衝突に際して、衝突エネルギを十分に吸収できる
ので、乗員の安全を一層図り得ることが容易に理解され
よう。
【0023】図4は更に異なる形態の衝撃吸収部材5
0,60,70に関する。図4(A)に端面を示す衝撃吸
収部材50は、前記同様のアルミニウム合金からなる押
出形材をその押出方向と直交して所定の長さで切断した
ものであり、長片51,52および短片54,55とか
らなる直方体を呈する。また、図4(A)に示すように、
衝撃吸収部材50は、押出方向の一端面から他端面に貫
通する断面長方形の中空部56と、中空部56内の短片
54,55における略中間に位置する一対のビスホール
58とを、その押出方向の全長に沿って有する。図4
(B)に端面を示す衝撃吸収部材60も、上記同様の押出
形材からなり、長片61,62および短片63,64と
からなる直方体を呈する。図4(B)に示すように、衝撃
吸収部材60は、押出方向の一端面から他端面に貫通す
る断面略正方形の3つの中空部66、これらを仕切る一
対の隔壁67、および両端の中空部66の内隅に位置す
る4つのビスホール68を押出方向の全長に沿って有す
る。
【0024】図4(C)に端面を示す衝撃吸収部材70
も、上記と同様の押出形材からなり、長片71,72お
よび短片74,75とからなる直方体を呈する。また、
衝撃吸収部材70は、図4(C)に示すように、押出方向
の一端面から他端面に貫通する断面長方形の中空部76
と、短片74,75の外表面における中央の位置から突
設する一対のビスホール78とを、その押出方向の全長
に沿って有している。以上の衝撃吸収部材50,60,
70も、押出方向に沿って衝撃を受けた際、ビスホール
58,68,78を含んで全体が押出方向に沿って蛇腹
状に座屈変形し、その過程で衝突エネルギを十分に吸収
することができる。また、これらを自動車のバンパステ
イに用いることにより、他車との衝突に際して、衝突エ
ネルギを十分に吸収できるので、乗員の安全を図ること
が可能となる。
【0025】本発明は、以上において説明した各形態に
限定されるものではない。例えば、衝撃吸収部材やバン
パステイを構成する押出形材には、前記の各形態の他、
一つの隔壁に仕切られた一対の中空部を有する断面略日
の字形、又は、十字形に交差する隔壁を有する断面略田
の字形、或いは、一対の中空部をウェブを介して連結す
る断面略呂の字形とし、何れかの中空部内や外表面にビ
スホールを一体に付設したものも含まれる。また、ビス
ホールは、断面略C字形や断面円筒形の形状で、それら
の内側に設ける丸いねじ受け孔の中心が、前記水平片1
5や長片41等の厚みの略中央に位置するように、押出
形材11等に付設しても良い。更に、ビスホールは、そ
の内部に設ける丸いねじ受け孔にその押出方向に沿って
複数の小さな凹溝を一体に形成し、タッピングボルトや
ねじをねじ込む際の切り屑を収容するようにしても良
い。尚、本発明の衝撃吸収部材は、前記バンパステイ以
外に、鉄道車両におけるスカートを支持する部材、駐車
場や鉄道車両基地における車止めや車両止め、または各
種の産業機械や建設機械、或いは動力設備等にも適用す
ることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上において説明した本発明の衝撃吸収
部材によれば、衝撃を受けると、ビスホールを含めてそ
の押出形材が押出方向に沿って徐々に蛇腹状の座屈変形
を行うため、係る変形過程において多くの衝突エネルギ
を吸収できる。しかも、組立時には、ビスホールを活用
して隣接する部材との間で、セルフタッピングねじやボ
ルトを締結することにより、隣接する部材に容易に固定
することもできる。従って、組立易く且つ使用時の安全
性を確実に図ることが可能となる。
【0027】また、本発明のバンパステイによれば、他
の自動車と衝突した際、ビスホールを含めてその押出形
材が押出方向に沿って徐々に蛇腹状の座屈変形をするた
め、係る変形過程において衝突に伴って発生するエネル
ギを十分に吸収できる。また、組立時においては、ビス
ホールを活用して隣接するバンパやフレームとの間で、
セルフタッピングねじやボルトを締結することにより、
上記フレーム等に容易に固定することもできる。従っ
て、車体の組立が容易になり、且つ自動車の運転時にお
ける安全性を確実に図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の衝撃吸収部材を用いたバン
パステイの使用状態を示す斜視図、(B)は(A)中のB−
B線に沿った断面図、(C)は(A),(B)中で用いたバン
パステイを示す斜視図。
【図2】(A1)〜(A3),(B1)〜(B3)は図1で示し
たバンパステイ(衝撃吸収部材)の変形状態を示す概略
図、(C)はその変形後における斜視図。
【図3】(A),(B)は異なる形態の衝撃吸収部材を示す
端面図又は側面図、(C)はこの衝撃吸収部材及び比較例
の衝撃吸収部材が衝撃を受けた際の特性を示すグラフ。
【図4】(A)〜(C)は更に異なる形態の衝撃吸収部材を
示す端面図。
【図5】(A),(B)は従来の衝撃吸収部材を示す概略
図、(C)は異なる従来の衝撃吸収用構造材を示す斜視
図。
【符号の説明】
1………………………………バンパ 6………………………………フレーム 10……………………………衝撃吸収部材/バンパステ
イ 11……………………………押出形材 14,46,56,66,76…中空部 16,48,58,68,78…ビスホール 40,50,60,70………衝撃吸収部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々本 隆 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 樋野 治道 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム合金の押出形材からなり、そ
    の押出方向を衝撃を受ける方向に沿って配置することに
    より、衝撃を受けた際に、上記形材がその押出方向に沿
    って蛇腹状に変形して衝突エネルギを吸収する衝撃吸収
    部材であって、 上記形材は、断面略角形の中空部を有すると共に、この
    中空部内および当該形材の外表面の少なくとも一方にお
    ける押出方向に沿って、ビスホールを一体に付設した断
    面形状を押出方向の全長に有することにより、吸収エネ
    ルギ量を大きくした、ことを特徴とする衝撃吸収部材。
  2. 【請求項2】バンパをフレームに固定するためのバンパ
    ステイであって、 アルミニウム合金の押出形材からなり、その押出方向を
    車体の前後方向と平行にして配置され、上記形材は、断
    面略角形の中空部を有すると共に、この中空部内および
    当該形材の外表面の少なくとも一方における押出方向に
    沿って、ビスホールを一体に付設した断面形状を押出方
    向の全長に有し、 上記ビスホールを活用してフレームに直接または間接的
    に固定すると共に、上記ビスホールを活用してバンパを
    直接または間接的に固定してなり、 衝突を受けた際に上記形材がその押出方向に沿って蛇腹
    状に座屈変形する、 ことを特徴とするバンパステイ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009012745A (ja) * 2007-06-08 2009-01-22 Nissan Motor Co Ltd 車両用ドア構造
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