JP2002009005A - 半導体製造装置 - Google Patents
半導体製造装置Info
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- JP2002009005A JP2002009005A JP2001114871A JP2001114871A JP2002009005A JP 2002009005 A JP2002009005 A JP 2002009005A JP 2001114871 A JP2001114871 A JP 2001114871A JP 2001114871 A JP2001114871 A JP 2001114871A JP 2002009005 A JP2002009005 A JP 2002009005A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置の取り扱いを容易にしながら、サセプタ
上の原料ガスのガス流の流れを一様にし且つ原料ガスの
切り換えを速やかに行なえるようにする。 【解決手段】 横型反応炉10は、反応炉本体11と、
ガス導入口21を有するガス導入管12と、基板100
を保持して加熱するサセプタ31とから構成されてい
る。ガス導入管12は、ガス導入口21からサセプタ3
1に向かうにつれて両壁面の間隔が広がり、その広がり
角度が約12°の広がり部22を有している。広がり部
22の内壁面には、すりガラス状の微細な凹凸を持つ凹
凸領域24が形成されている。
上の原料ガスのガス流の流れを一様にし且つ原料ガスの
切り換えを速やかに行なえるようにする。 【解決手段】 横型反応炉10は、反応炉本体11と、
ガス導入口21を有するガス導入管12と、基板100
を保持して加熱するサセプタ31とから構成されてい
る。ガス導入管12は、ガス導入口21からサセプタ3
1に向かうにつれて両壁面の間隔が広がり、その広がり
角度が約12°の広がり部22を有している。広がり部
22の内壁面には、すりガラス状の微細な凹凸を持つ凹
凸領域24が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原料ガスを基板面
に対してほぼ平行に流しながら半導体を成長する半導体
製造装置に関する。
に対してほぼ平行に流しながら半導体を成長する半導体
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】II−IV族化合物又はIII-V族化合物半導
体は、エネルギーギャップが大きく且つ直接遷移型の半
導体であり、発光波長が可視領域から紫外領域にわたる
発光材料として有望視されている。
体は、エネルギーギャップが大きく且つ直接遷移型の半
導体であり、発光波長が可視領域から紫外領域にわたる
発光材料として有望視されている。
【0003】とりわけ、III 族元素にガリウム(Ga)
やアルミニウム(Al)等を含み、V族元素に窒素
(N)を含むIII 族窒化物半導体が注目されており、結
晶学的に優れた窒化物半導体を製造する手法が求められ
ている。
やアルミニウム(Al)等を含み、V族元素に窒素
(N)を含むIII 族窒化物半導体が注目されており、結
晶学的に優れた窒化物半導体を製造する手法が求められ
ている。
【0004】そのうち、有機金属気相堆積(MOCV
D)法は、産業的に実現できる有力な手法として各方面
で研究開発が進められている。
D)法は、産業的に実現できる有力な手法として各方面
で研究開発が進められている。
【0005】以下、従来のMOCVD用の半導体製造装
置であって、原料ガスを基板面に平行に流す、いわゆる
横型反応炉について図面を参照しながら説明する。
置であって、原料ガスを基板面に平行に流す、いわゆる
横型反応炉について図面を参照しながら説明する。
【0006】図7(a)及び図7(b)に示すように、
横型反応炉200は、反応炉本体201と、ガス導入口
221を有するガス導入管202と、反応炉本体201
の底部に嵌合されたサセプタ211とから構成されてい
る。ここで、反応炉本体201及びガス導入管202は
例えば石英ガラスにより形成されている。また、反応炉
本体201のガス導入管202と反対側の端部にはガス
排出口212が設けられている。
横型反応炉200は、反応炉本体201と、ガス導入口
221を有するガス導入管202と、反応炉本体201
の底部に嵌合されたサセプタ211とから構成されてい
る。ここで、反応炉本体201及びガス導入管202は
例えば石英ガラスにより形成されている。また、反応炉
本体201のガス導入管202と反対側の端部にはガス
排出口212が設けられている。
【0007】サセプタ211は、その上面に基板100
を保持して該基板100を所定の温度にまで加熱され
る。
を保持して該基板100を所定の温度にまで加熱され
る。
【0008】ガス導入口221から導入された原料ガス
101は、ガス導入口221からサセプタ211の上方
に到達するまでの間に、ガス流中に渦が発生しない層流
となって、基板100上でガス流の速度分布及び原料ガ
スの供給量が空間的に一様となることが、優れた結晶成
長を実現する上で必要となる。
101は、ガス導入口221からサセプタ211の上方
に到達するまでの間に、ガス流中に渦が発生しない層流
となって、基板100上でガス流の速度分布及び原料ガ
スの供給量が空間的に一様となることが、優れた結晶成
長を実現する上で必要となる。
【0009】しかしながら、ガス導入口221の開口幅
は、ガス管の製造規格により決定された比較的小さい寸
法であり、これをサセプタ211の幅寸法以上にまで広
げる必要がある。その結果、ガス導入管202には、ガ
ス導入口221からサセプタ211に向かうにつれてそ
の幅が大きくなる広がり部222が形成される。このと
き、広がり部222の広がり角度αが大きいと、図7
(a)に示すように、広がり部222の内壁面近傍の流
れ境界層において、壁面に沿った流線がある剥離点で壁
面から剥離し、ガス導入口221に向かって逆流するこ
とにより、分離流線(渦流線)102が形成され、該分
離流線102により形成される曲面の内部が伴流、すな
わち渦103となる。言い換えれば、広がり部222の
壁面に沿って上流に向かう逆流が生じ、この逆流がある
剥離点で壁面から剥がれて分離流線102を作る。な
お、ガス導入管202の流線は、ガス流に対して左側の
壁面にのみ図示しているが、右側の壁面にもほぼ線対称
な流線が生じる。
は、ガス管の製造規格により決定された比較的小さい寸
法であり、これをサセプタ211の幅寸法以上にまで広
げる必要がある。その結果、ガス導入管202には、ガ
ス導入口221からサセプタ211に向かうにつれてそ
の幅が大きくなる広がり部222が形成される。このと
き、広がり部222の広がり角度αが大きいと、図7
(a)に示すように、広がり部222の内壁面近傍の流
れ境界層において、壁面に沿った流線がある剥離点で壁
面から剥離し、ガス導入口221に向かって逆流するこ
とにより、分離流線(渦流線)102が形成され、該分
離流線102により形成される曲面の内部が伴流、すな
わち渦103となる。言い換えれば、広がり部222の
壁面に沿って上流に向かう逆流が生じ、この逆流がある
剥離点で壁面から剥がれて分離流線102を作る。な
お、ガス導入管202の流線は、ガス流に対して左側の
壁面にのみ図示しているが、右側の壁面にもほぼ線対称
な流線が生じる。
【0010】広がり部222に渦103が生じると、ガ
スの流路が実質的に狭められたり、変形したりすること
により、サセプタ211上のガス流の速度分布及び原料
ガスの供給量の空間的な一様性を満たさなくなる。さら
に、原料ガス101が渦103の内側に滞留してしまう
ため、一の原料ガスから他の原料ガスへの切り換えが速
やかに行なえなくなるので、成長中の半導体の組成を変
更する際に界面のプロファイルを急峻に変更することが
できない。
スの流路が実質的に狭められたり、変形したりすること
により、サセプタ211上のガス流の速度分布及び原料
ガスの供給量の空間的な一様性を満たさなくなる。さら
に、原料ガス101が渦103の内側に滞留してしまう
ため、一の原料ガスから他の原料ガスへの切り換えが速
やかに行なえなくなるので、成長中の半導体の組成を変
更する際に界面のプロファイルを急峻に変更することが
できない。
【0011】これらの問題を解決するために、例えば、
著者G.B.Stringfellow、書名 Organometallic Vapor-Ph
ase Epitaxy、Second Edition、(p.364)、出版社 Acade
micPress には、図7(a)に示す広がり角度αを7°
以下に抑え、広がり部222の側壁を緩やかに広げる構
成とすることが提案されている。
著者G.B.Stringfellow、書名 Organometallic Vapor-Ph
ase Epitaxy、Second Edition、(p.364)、出版社 Acade
micPress には、図7(a)に示す広がり角度αを7°
以下に抑え、広がり部222の側壁を緩やかに広げる構
成とすることが提案されている。
【0012】また、他の解決例として、図8(a)及び
図8(b)又は図9(a)及び図9(b)に示すよう
に、ガス導入管202の広がり部222に、網状又は多
孔質状の拡散材(ディフューザ)223を設けることに
より、広がり部222のガス流に生じる渦の防止を図っ
ている。
図8(b)又は図9(a)及び図9(b)に示すよう
に、ガス導入管202の広がり部222に、網状又は多
孔質状の拡散材(ディフューザ)223を設けることに
より、広がり部222のガス流に生じる渦の防止を図っ
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の横型反応炉200は、広がり部222の広がり角度
αを7°度程度以下とすると、横型反応炉200のガス
導入口221からガス排出口212までの長さ寸法が大
きくなるため、設置面積が大きくなったり、破損しやす
くなったりして、取り扱いが困難となるという問題があ
る。
来の横型反応炉200は、広がり部222の広がり角度
αを7°度程度以下とすると、横型反応炉200のガス
導入口221からガス排出口212までの長さ寸法が大
きくなるため、設置面積が大きくなったり、破損しやす
くなったりして、取り扱いが困難となるという問題があ
る。
【0014】一方、ガス導入管202の内部に、拡散材
223を設けると、ガス流の速度分布及び原料ガスの供
給量の空間的な一様性は改善されるものの、ガス流が拡
散材223により反射して新たな渦が発生し、ここでも
一の原料ガスから他の原料ガスへの切り換えを速やかに
行なうことができないという問題が生じる。
223を設けると、ガス流の速度分布及び原料ガスの供
給量の空間的な一様性は改善されるものの、ガス流が拡
散材223により反射して新たな渦が発生し、ここでも
一の原料ガスから他の原料ガスへの切り換えを速やかに
行なうことができないという問題が生じる。
【0015】本発明は、前記従来の問題に鑑み、その目
的は、横型反応炉の取り扱いを容易にしながら、サセプ
タ上の原料ガスのガス流の流れを一様にし且つ原料ガス
の切り換えを速やかに行なえるようにすることにある。
的は、横型反応炉の取り扱いを容易にしながら、サセプ
タ上の原料ガスのガス流の流れを一様にし且つ原料ガス
の切り換えを速やかに行なえるようにすることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、反応炉のガス導入部の壁面上に微細な凹
凸を設ける構成とする。
め、本発明は、反応炉のガス導入部の壁面上に微細な凹
凸を設ける構成とする。
【0017】具体的に、本発明に係る半導体製造装置
は、基板を保持するサセプタと、基板が内部に露出する
ようにサセプタを覆う反応炉本体と、開口径がサセプタ
の幅よりも小さい開口部を持ち、基板上に原料ガスを基
板面に対してほぼ平行に導入し且つ反応炉本体と気密に
接続されたガス導入部とを備え、ガス導入部はその内壁
面に微細な凹凸を有する凹凸領域が形成されている。
は、基板を保持するサセプタと、基板が内部に露出する
ようにサセプタを覆う反応炉本体と、開口径がサセプタ
の幅よりも小さい開口部を持ち、基板上に原料ガスを基
板面に対してほぼ平行に導入し且つ反応炉本体と気密に
接続されたガス導入部とを備え、ガス導入部はその内壁
面に微細な凹凸を有する凹凸領域が形成されている。
【0018】一般に、横型反応炉は、ガス導入部の開口
部の開口径がサセプタの幅よりも小さいため、ガス導入
部の壁面の間隔は必然的にサセプタに向かう方向に広が
ることになる。従って、ガスの流れる方向に対して壁面
が斜めになるため、ガスの粘性により、ガス流が壁面か
ら剥がれる剥離現象が生じ、さらには渦が発生する。一
方、本発明の半導体製造装置は、ガス導入部の内壁面に
微細な凹凸を有する凹凸領域が形成されているため、ガ
ス導入部を流通するガス流はその壁面上の微細な凹凸に
より、壁面近傍に微細で多数の渦流が発生する。この壁
面近傍の微細な渦流により、ガス流の粘性率が低下した
のと同等の効果、すなわち壁面に対するガス流の粘着度
が低下したのと同等の効果を得られるため、ガス導入部
における開口部からサセプタに向かう方向とがなす角度
(広がり角度)を7°以上に設定しても、剥離現象が生
じにくくなる。その結果、一様なガス流を得ることがで
き且つ反応炉の長さ寸法を短縮することができる。さら
に、ガス導入部の流路に拡散材を設ける必要がないた
め、原料ガスの切り換えを迅速に行なうことができる。
部の開口径がサセプタの幅よりも小さいため、ガス導入
部の壁面の間隔は必然的にサセプタに向かう方向に広が
ることになる。従って、ガスの流れる方向に対して壁面
が斜めになるため、ガスの粘性により、ガス流が壁面か
ら剥がれる剥離現象が生じ、さらには渦が発生する。一
方、本発明の半導体製造装置は、ガス導入部の内壁面に
微細な凹凸を有する凹凸領域が形成されているため、ガ
ス導入部を流通するガス流はその壁面上の微細な凹凸に
より、壁面近傍に微細で多数の渦流が発生する。この壁
面近傍の微細な渦流により、ガス流の粘性率が低下した
のと同等の効果、すなわち壁面に対するガス流の粘着度
が低下したのと同等の効果を得られるため、ガス導入部
における開口部からサセプタに向かう方向とがなす角度
(広がり角度)を7°以上に設定しても、剥離現象が生
じにくくなる。その結果、一様なガス流を得ることがで
き且つ反応炉の長さ寸法を短縮することができる。さら
に、ガス導入部の流路に拡散材を設ける必要がないた
め、原料ガスの切り換えを迅速に行なうことができる。
【0019】本発明の半導体製造装置において、ガス導
入部の幅が開口部からサセプタに向かうにつれて段階的
に広がるように形成されていることが好ましい。
入部の幅が開口部からサセプタに向かうにつれて段階的
に広がるように形成されていることが好ましい。
【0020】または、本発明の半導体製造装置におい
て、ガス導入部の幅が、開口部からサセプタに向かうに
つれて滑らかに広がるように形成されていることが好ま
しい。
て、ガス導入部の幅が、開口部からサセプタに向かうに
つれて滑らかに広がるように形成されていることが好ま
しい。
【0021】本発明の半導体製造装置において、ガス導
入部の壁面と、開口部からサセプタに向かう方向とがな
す角度が、開口部側で小さく且つサセプタ側で大きいこ
とが好ましい。
入部の壁面と、開口部からサセプタに向かう方向とがな
す角度が、開口部側で小さく且つサセプタ側で大きいこ
とが好ましい。
【0022】または、本発明の半導体製造装置におい
て、ガス導入部の壁面と、開口部からサセプタに向かう
方向とがなす角度が、開口部側で大きく且つサセプタ側
で小さいことが好ましい。
て、ガス導入部の壁面と、開口部からサセプタに向かう
方向とがなす角度が、開口部側で大きく且つサセプタ側
で小さいことが好ましい。
【0023】本発明の半導体製造装置において、ガス導
入部の内壁面のうち開口側に凹凸領域を有し、サセプタ
側に鏡面領域を有していることが好ましい。このように
すると、サセプタ上におけるガス流の一様性をさらに向
上することができる。
入部の内壁面のうち開口側に凹凸領域を有し、サセプタ
側に鏡面領域を有していることが好ましい。このように
すると、サセプタ上におけるガス流の一様性をさらに向
上することができる。
【0024】本発明の半導体製造装置において、凹凸領
域と鏡面領域との境界部分が、原料ガスの粘性率が相対
的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方がサセプ
タに近い位置に設けられることが好ましい。このように
すると、ガス導入部の内壁面に占める凹凸領域の面積が
大きくなるため、粘性率が相対的に大きい原料ガスの壁
面による実質的な粘着性を確実に低減することができ
る。
域と鏡面領域との境界部分が、原料ガスの粘性率が相対
的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方がサセプ
タに近い位置に設けられることが好ましい。このように
すると、ガス導入部の内壁面に占める凹凸領域の面積が
大きくなるため、粘性率が相対的に大きい原料ガスの壁
面による実質的な粘着性を確実に低減することができ
る。
【0025】本発明の半導体製造装置において、凹凸領
域と鏡面領域との境界部分が、原料ガスの流入速度が相
対的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方がサセ
プタに近い位置に設けられることが好ましい。このよう
にすると、ガス導入部の内壁面に占める凹凸領域の面積
が大きくなるため、流入速度が相対的に大きいことによ
り剥離現象が生じやすい原料ガスであっても、壁面によ
る実質的な粘着性を確実に低減することができる。
域と鏡面領域との境界部分が、原料ガスの流入速度が相
対的に小さい場合よりも相対的に大きい場合の方がサセ
プタに近い位置に設けられることが好ましい。このよう
にすると、ガス導入部の内壁面に占める凹凸領域の面積
が大きくなるため、流入速度が相対的に大きいことによ
り剥離現象が生じやすい原料ガスであっても、壁面によ
る実質的な粘着性を確実に低減することができる。
【0026】本発明の半導体製造装置において、ガス導
入部の壁面と開口部からサセプタに向かう方向とがなす
角度が、原料ガスの粘性率が相対的に小さい場合よりも
相対的に大きい場合の方が小さいことが好ましい。この
ようにすると、粘性率が相対的に大きいことにより剥離
現象が生じやすい原料ガスであっても、壁面からの剥離
現象を低減することができる。
入部の壁面と開口部からサセプタに向かう方向とがなす
角度が、原料ガスの粘性率が相対的に小さい場合よりも
相対的に大きい場合の方が小さいことが好ましい。この
ようにすると、粘性率が相対的に大きいことにより剥離
現象が生じやすい原料ガスであっても、壁面からの剥離
現象を低減することができる。
【0027】また、本発明の半導体製造装置において、
ガス導入部の壁面と開口部からサセプタに向かう方向と
がなす角度が、原料ガスの流入速度が相対的に小さい場
合よりも相対的に大きい場合の方が小さいことが好まし
い。流入速度が相対的に大きいことにより剥離現象が生
じやすい原料ガスであっても、壁面からの剥離現象を低
減することができる。
ガス導入部の壁面と開口部からサセプタに向かう方向と
がなす角度が、原料ガスの流入速度が相対的に小さい場
合よりも相対的に大きい場合の方が小さいことが好まし
い。流入速度が相対的に大きいことにより剥離現象が生
じやすい原料ガスであっても、壁面からの剥離現象を低
減することができる。
【0028】本発明の半導体製造装置において、反応炉
本体及びガス導入部がガラスからなり、凹凸領域がすり
ガラス状に形成されていることが好ましい。
本体及びガス導入部がガラスからなり、凹凸領域がすり
ガラス状に形成されていることが好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0030】図1(a)及び図1(b)は本発明の第1
の実施形態に係る半導体製造装置であって、(a)はM
OCVD用の横型反応炉の平面構成を示し、(b)はそ
の側面構成を示している。
の実施形態に係る半導体製造装置であって、(a)はM
OCVD用の横型反応炉の平面構成を示し、(b)はそ
の側面構成を示している。
【0031】図1(a)及び図1(b)に示すように、
横型反応炉10は、反応炉本体11と、ガス導入口21
を有するガス導入管12と、上面に保持した基板100
を加熱する例えばカーボンからなるサセプタ31とから
構成されている。ここで、反応炉本体11及びガス導入
管12は、例えば石英ガラスにより形成されている。
横型反応炉10は、反応炉本体11と、ガス導入口21
を有するガス導入管12と、上面に保持した基板100
を加熱する例えばカーボンからなるサセプタ31とから
構成されている。ここで、反応炉本体11及びガス導入
管12は、例えば石英ガラスにより形成されている。
【0032】反応炉本体11の底部には開口部11aが
設けられ、該開口部11aには、底部がヒータ(図示せ
ず)等により加熱されるサセプタ31が、反応炉本体1
1の内部に基板100を露出すると共に上面の高さが反
応炉本体11の底面と揃うように嵌合されている。
設けられ、該開口部11aには、底部がヒータ(図示せ
ず)等により加熱されるサセプタ31が、反応炉本体1
1の内部に基板100を露出すると共に上面の高さが反
応炉本体11の底面と揃うように嵌合されている。
【0033】反応炉本体11のガス導入管12と反対側
の端部にはガス排出口13が設けられている。
の端部にはガス排出口13が設けられている。
【0034】ガス導入管12は、ガス管の製造規格で決
定された、開口径がサセプタ31の幅よりも小さいガス
導入口21を持ち、原料ガス101を基板100上に基
板面に対してほぼ平行に導入する。また、ガス導入管1
2のガス導入口21と反対側の端部は反応炉本体11と
気密に溶接されている。
定された、開口径がサセプタ31の幅よりも小さいガス
導入口21を持ち、原料ガス101を基板100上に基
板面に対してほぼ平行に導入する。また、ガス導入管1
2のガス導入口21と反対側の端部は反応炉本体11と
気密に溶接されている。
【0035】また、ガス導入管12は、ガス導入口21
からサセプタ31に向かうにつれて両壁面の間隔が徐々
に大きくなる広がり部22を有している。ここでは、広
がり部22の壁面とガス導入口21からサセプタ31に
向かう方向とがなす広がり角度αの値を約12°に設定
している。
からサセプタ31に向かうにつれて両壁面の間隔が徐々
に大きくなる広がり部22を有している。ここでは、広
がり部22の壁面とガス導入口21からサセプタ31に
向かう方向とがなす広がり角度αの値を約12°に設定
している。
【0036】第1の実施形態に係る横型反応炉10は、
広がり部22の内壁面にすりガラス状の微細な凹凸を持
つ凹凸領域24が形成されていることを特徴とする。
広がり部22の内壁面にすりガラス状の微細な凹凸を持
つ凹凸領域24が形成されていることを特徴とする。
【0037】ガス導入管12の内部には、該内部を上層
路12aと下層路12bとに仕切る仕切板23が設けら
れている。
路12aと下層路12bとに仕切る仕切板23が設けら
れている。
【0038】以下、前記のように構成された横型反応炉
10を用いて、一例としてサファイアからなる基板10
0上に窒化ガリウム(GaN)からなる半導体を成長さ
せる場合について説明する。
10を用いて、一例としてサファイアからなる基板10
0上に窒化ガリウム(GaN)からなる半導体を成長さ
せる場合について説明する。
【0039】ガス導入管12の上層路12aに、III 族
源であるトリメチルガリウム(TMG)と該TMGを希
釈する水素(H2 )とを約10m/秒の流速で導入す
る。
源であるトリメチルガリウム(TMG)と該TMGを希
釈する水素(H2 )とを約10m/秒の流速で導入す
る。
【0040】一方、下層路12bには、窒素源であるア
ンモニア(NH3 )を約10m/秒の流速で導入する。
ンモニア(NH3 )を約10m/秒の流速で導入する。
【0041】上層路12aを流通したIII 族源の原料ガ
スと下層路12bを流通した窒素源の原料ガスとは、反
応炉本体11とガス導入管12との接合部付近で合流
し、合流したガスのサセプタ31上での流速は約1m/
秒となるように調整されている。
スと下層路12bを流通した窒素源の原料ガスとは、反
応炉本体11とガス導入管12との接合部付近で合流
し、合流したガスのサセプタ31上での流速は約1m/
秒となるように調整されている。
【0042】以下、広がり部22の内壁面に設けられた
凹凸領域24の作用とその効果とを説明する。
凹凸領域24の作用とその効果とを説明する。
【0043】図2は第1の実施形態に係る横型反応炉1
0のガス導入管12における広がり部22の内壁面に設
けられた凹凸領域24を拡大して示している。
0のガス導入管12における広がり部22の内壁面に設
けられた凹凸領域24を拡大して示している。
【0044】図2の部分拡大図に示すように、広がり部
22の内壁面に設けられた凹凸領域24の近傍において
微細な渦流104が発生するものの、図7に示したよう
な渦流線102及び大きい渦103は発生しない。この
微細な渦流104により、広がり部22の内壁面の近傍
において、原料ガス101は、広がり部22の内壁面に
対する粘着度が低下するため、サセプタ31上に到達す
るまでの間にガス流に渦が発生しない層流となり、サセ
プタ31上でガス流の速度分布及び原料ガス101の供
給量が空間的にほぼ一様となる。
22の内壁面に設けられた凹凸領域24の近傍において
微細な渦流104が発生するものの、図7に示したよう
な渦流線102及び大きい渦103は発生しない。この
微細な渦流104により、広がり部22の内壁面の近傍
において、原料ガス101は、広がり部22の内壁面に
対する粘着度が低下するため、サセプタ31上に到達す
るまでの間にガス流に渦が発生しない層流となり、サセ
プタ31上でガス流の速度分布及び原料ガス101の供
給量が空間的にほぼ一様となる。
【0045】これにより、広がり角度αを約12°と、
7°以上の値に設定しても、ガス導入管12の内壁面か
らガス流が剥離する剥離現象が生じにくくなるため、横
型反応炉10の長さ寸法を短縮でき、且つ、一様なガス
流をも得ることができる。その上、ガス導入管12の内
部に拡散材を設ける必要がないため、原料ガス101の
切り換えを迅速に行なうことができるので、成長中の窒
化ガリウムからなる半導体に、例えばインジウム(I
n)を添加して該半導体の組成を変更するような場合
に、ヘテロ界面のプロファイルを急峻に変更することが
できる。
7°以上の値に設定しても、ガス導入管12の内壁面か
らガス流が剥離する剥離現象が生じにくくなるため、横
型反応炉10の長さ寸法を短縮でき、且つ、一様なガス
流をも得ることができる。その上、ガス導入管12の内
部に拡散材を設ける必要がないため、原料ガス101の
切り換えを迅速に行なうことができるので、成長中の窒
化ガリウムからなる半導体に、例えばインジウム(I
n)を添加して該半導体の組成を変更するような場合
に、ヘテロ界面のプロファイルを急峻に変更することが
できる。
【0046】なお、凹凸領域24は、広がり部22のみ
に限らず、ガス導入管12におけるガス導入口21側の
壁面同士が平行な部分にも設けてもよい。
に限らず、ガス導入管12におけるガス導入口21側の
壁面同士が平行な部分にも設けてもよい。
【0047】また、ガス導入管12の天井面がサセプタ
31に近づくにつれて高くなる構造の場合には、該天井
面にも、すりガラス状の凹凸領域24を設けることが好
ましい。
31に近づくにつれて高くなる構造の場合には、該天井
面にも、すりガラス状の凹凸領域24を設けることが好
ましい。
【0048】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0049】図3(a)及び図3(b)は本発明の第2
の実施形態に係る半導体製造装置であって、(a)はM
OCVD用の横型反応炉の平面構成を示し、(b)はそ
の側面構成を示している。図3(a)及び図3(b)に
おいて、図1(a)及び図1(b)に示す構成部材と同
一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省
略する。
の実施形態に係る半導体製造装置であって、(a)はM
OCVD用の横型反応炉の平面構成を示し、(b)はそ
の側面構成を示している。図3(a)及び図3(b)に
おいて、図1(a)及び図1(b)に示す構成部材と同
一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省
略する。
【0050】図3(a)及び図3(b)に示すように、
第2の実施形態に係る横型反応炉10におけるガス導入
管12の広がり部22は、その内壁面のうちガス導入口
21側に凹凸領域24を有し、残りの内壁面に表面が鏡
面状に仕上げられた鏡面領域25を有していることを特
徴とする。
第2の実施形態に係る横型反応炉10におけるガス導入
管12の広がり部22は、その内壁面のうちガス導入口
21側に凹凸領域24を有し、残りの内壁面に表面が鏡
面状に仕上げられた鏡面領域25を有していることを特
徴とする。
【0051】さらに、凹凸領域24と鏡面領域25との
境界部分は、原料ガス101の粘性率が相対的に小さい
場合よりも相対的に大きい場合の方が、サセプタ31に
近い位置に設けられる。
境界部分は、原料ガス101の粘性率が相対的に小さい
場合よりも相対的に大きい場合の方が、サセプタ31に
近い位置に設けられる。
【0052】また、凹凸領域24と鏡面領域25との境
界部分は、原料ガス101の流入速度が相対的に小さい
場合よりも相対的に大きい場合の方が、サセプタ31に
近い位置に設けられる。
界部分は、原料ガス101の流入速度が相対的に小さい
場合よりも相対的に大きい場合の方が、サセプタ31に
近い位置に設けられる。
【0053】なお、ここでも、広がり部22の広がり角
度αの値を約12°としている。
度αの値を約12°としている。
【0054】第2の実施形態においては、図3(b)に
示すように、下層路12bの境界部分が上層路12aの
境界部分よりもサセプタ31に近い位置に設定されてい
る。
示すように、下層路12bの境界部分が上層路12aの
境界部分よりもサセプタ31に近い位置に設定されてい
る。
【0055】以下、前記のように構成された横型反応炉
10を用いて、サファイアからなる基板100上に窒化
ガリウムからなる半導体を成長させる場合について説明
する。
10を用いて、サファイアからなる基板100上に窒化
ガリウムからなる半導体を成長させる場合について説明
する。
【0056】ここでは、窒素源であるアンモニアガスの
方が、III 族源であるTMGガスを希釈する水素ガスよ
りも粘性率が大きいため、アンモニアガスを前述した理
由により下層路12bに導入する。
方が、III 族源であるTMGガスを希釈する水素ガスよ
りも粘性率が大きいため、アンモニアガスを前述した理
由により下層路12bに導入する。
【0057】具体的には、ガス導入管12の上層路12
aに、TMGを希釈する水素を約8m/秒の流速で導入
し、一方、下層路12bに、アンモニアを約12m/秒
の流速で導入する。
aに、TMGを希釈する水素を約8m/秒の流速で導入
し、一方、下層路12bに、アンモニアを約12m/秒
の流速で導入する。
【0058】第2の実施形態によると、広がり部22の
内壁面のサセプタ31側の領域に鏡面領域25が設けら
れているため、図2の拡大図に示した微細な渦104は
鏡面領域25において徐々に消滅する。その結果、原料
ガス101のガス流は、サセプタ31上においてその速
度分布及び原料ガスの供給量の空間的な一様性がさらに
良好となる。
内壁面のサセプタ31側の領域に鏡面領域25が設けら
れているため、図2の拡大図に示した微細な渦104は
鏡面領域25において徐々に消滅する。その結果、原料
ガス101のガス流は、サセプタ31上においてその速
度分布及び原料ガスの供給量の空間的な一様性がさらに
良好となる。
【0059】その上、原料ガス101の粘性率の値に応
じて、すなわち、粘性率が相対的に大きい場合には、鏡
面領域25に対する凹凸領域24の割合を大きくし、ま
た、原料ガス101の流入速度が相対的に大きい場合に
も、鏡面領域25に対する凹凸領域24の割合を大きく
するため、ガス流の壁面からの剥離現象を確実に低減す
ることができる。
じて、すなわち、粘性率が相対的に大きい場合には、鏡
面領域25に対する凹凸領域24の割合を大きくし、ま
た、原料ガス101の流入速度が相対的に大きい場合に
も、鏡面領域25に対する凹凸領域24の割合を大きく
するため、ガス流の壁面からの剥離現象を確実に低減す
ることができる。
【0060】原料ガス101の流入速度の一例として、
アンモニアガスの流速を15m/秒と大きくする場合に
は、図3(b)に示した下層路12bにおける凹凸領域
24と鏡面領域25との境界をさらにサセプタ31側に
設定して、凹凸領域24の面積を拡大することが好まし
い。
アンモニアガスの流速を15m/秒と大きくする場合に
は、図3(b)に示した下層路12bにおける凹凸領域
24と鏡面領域25との境界をさらにサセプタ31側に
設定して、凹凸領域24の面積を拡大することが好まし
い。
【0061】また、ガス導入管12の内部に拡散材を設
ける必要がないため、原料ガス101の切り換えを迅速
に行なうことができる。
ける必要がないため、原料ガス101の切り換えを迅速
に行なうことができる。
【0062】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0063】図4(a)及び図4(b)は本発明の第3
の実施形態に係る半導体製造装置であって、(a)はM
OCVD用の横型反応炉の平面構成を示し、(b)はそ
の側面構成を示している。図4(a)及び図4(b)に
おいて、図1(a)及び図1(b)に示す構成部材と同
一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省
略する。
の実施形態に係る半導体製造装置であって、(a)はM
OCVD用の横型反応炉の平面構成を示し、(b)はそ
の側面構成を示している。図4(a)及び図4(b)に
おいて、図1(a)及び図1(b)に示す構成部材と同
一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省
略する。
【0064】図4(a)及び図4(b)に示すように、
第3の実施形態に係る横型反応炉10のガス導入管12
は、ガス導入口21側から順次気密に溶接され、広がり
角度が互いに異なる第1の広がり部22Aと第2の広が
り部22Bとを有している。第2の広がり部22Bは反
応炉本体11と気密に溶接されている。
第3の実施形態に係る横型反応炉10のガス導入管12
は、ガス導入口21側から順次気密に溶接され、広がり
角度が互いに異なる第1の広がり部22Aと第2の広が
り部22Bとを有している。第2の広がり部22Bは反
応炉本体11と気密に溶接されている。
【0065】第1の広がり部22Aの第1の広がり角度
α1 は約6°に設定され、第2の広がり部22Bの第2
の広がり角度α2 は約14°に設定されている。すなわ
ち、ガス導入管12におけるガス導入口21に近い部分
の第1の広がり角度α1 をサセプタ31に近い部分の第
2の広がり角度α2 よりも小さくして、ガス導入管12
におけるガス流の剥離現象をより生じにくくしている。
α1 は約6°に設定され、第2の広がり部22Bの第2
の広がり角度α2 は約14°に設定されている。すなわ
ち、ガス導入管12におけるガス導入口21に近い部分
の第1の広がり角度α1 をサセプタ31に近い部分の第
2の広がり角度α2 よりも小さくして、ガス導入管12
におけるガス流の剥離現象をより生じにくくしている。
【0066】さらに、第1の広がり部22Aの側面と第
2の広がり部22Bの側面のガス導入口21側の一部に
は、凹凸領域24が形成されており、第2の広がり部2
2Bの側面の残部には、鏡面領域25が形成されてい
る。
2の広がり部22Bの側面のガス導入口21側の一部に
は、凹凸領域24が形成されており、第2の広がり部2
2Bの側面の残部には、鏡面領域25が形成されてい
る。
【0067】第3の実施形態においても、第1の広がり
部22Aの側面には凹凸領域24が設けられていると共
に、第2の広がり部22Bの内壁面のサセプタ31側の
領域に鏡面領域25が設けられているため、図2の拡大
図に示した微細な渦104は鏡面領域25において徐々
に消滅する。その結果、原料ガス101のガス流は、サ
セプタ31上においてその速度分布及び原料ガスの供給
量の空間的な一様性がさらに良好となる。
部22Aの側面には凹凸領域24が設けられていると共
に、第2の広がり部22Bの内壁面のサセプタ31側の
領域に鏡面領域25が設けられているため、図2の拡大
図に示した微細な渦104は鏡面領域25において徐々
に消滅する。その結果、原料ガス101のガス流は、サ
セプタ31上においてその速度分布及び原料ガスの供給
量の空間的な一様性がさらに良好となる。
【0068】また、ガス導入管12の内部に拡散材を設
ける必要がないため、原料ガス101の切り換えを迅速
に行なうことができる。
ける必要がないため、原料ガス101の切り換えを迅速
に行なうことができる。
【0069】(第3の実施形態の一変形例)以下、本発
明の第3の実施形態の一変形例について図面を参照しな
がら説明する。
明の第3の実施形態の一変形例について図面を参照しな
がら説明する。
【0070】図5(a)及び図5(b)は本発明の第3
の実施形態の一変形例に係る半導体製造装置であって、
(a)はMOCVD用の横型反応炉の平面構成を示し、
(b)はその側面構成を示している。図5(a)及び図
5(b)において、図4(a)及び図4(b)に示す構
成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことによ
り説明を省略する。
の実施形態の一変形例に係る半導体製造装置であって、
(a)はMOCVD用の横型反応炉の平面構成を示し、
(b)はその側面構成を示している。図5(a)及び図
5(b)において、図4(a)及び図4(b)に示す構
成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことによ
り説明を省略する。
【0071】図5(a)及び図5(b)に示すように、
本変形例に係る横型反応炉10のガス導入管12は、ガ
ス導入口21側から順次気密に溶接され、広がり角度が
互いに異なる第1の広がり部22Aと第2の広がり部2
2Bとを有している。第2の広がり部22Bは反応炉本
体11と気密に溶接されている。
本変形例に係る横型反応炉10のガス導入管12は、ガ
ス導入口21側から順次気密に溶接され、広がり角度が
互いに異なる第1の広がり部22Aと第2の広がり部2
2Bとを有している。第2の広がり部22Bは反応炉本
体11と気密に溶接されている。
【0072】本変形例においては、第1の広がり部22
Aの第1の広がり角度α1 が約14°に設定され、第2
の広がり部22Bの第2の広がり角度α2 が約6°に設
定されている。これにより、ガス導入管12におけるガ
ス導入口21に近い部分の第1の広がり角度α1 をサセ
プタ31に近い部分の第2の広がり角度α2 よりも大き
くして、横型反応炉10の長さの短縮を図っている。
Aの第1の広がり角度α1 が約14°に設定され、第2
の広がり部22Bの第2の広がり角度α2 が約6°に設
定されている。これにより、ガス導入管12におけるガ
ス導入口21に近い部分の第1の広がり角度α1 をサセ
プタ31に近い部分の第2の広がり角度α2 よりも大き
くして、横型反応炉10の長さの短縮を図っている。
【0073】第1の広がり部22Aの側面には凹凸領域
24が形成されており、第2の広がり部22Bの側面に
は鏡面領域25が形成されている。
24が形成されており、第2の広がり部22Bの側面に
は鏡面領域25が形成されている。
【0074】このように、本変形例においても、第1の
広がり部22Aの側面には凹凸領域24が設けられてい
ると共に、第2の広がり部22Bの内壁面のサセプタ3
1側の領域に鏡面領域25が設けられているため、図2
の拡大図に示した微細な渦104は鏡面領域25におい
て徐々に消滅する。その結果、原料ガス101のガス流
は、サセプタ31上においてその速度分布及び原料ガス
の供給量の空間的な一様性がさらに良好となる。
広がり部22Aの側面には凹凸領域24が設けられてい
ると共に、第2の広がり部22Bの内壁面のサセプタ3
1側の領域に鏡面領域25が設けられているため、図2
の拡大図に示した微細な渦104は鏡面領域25におい
て徐々に消滅する。その結果、原料ガス101のガス流
は、サセプタ31上においてその速度分布及び原料ガス
の供給量の空間的な一様性がさらに良好となる。
【0075】なお、第3の実施形態及びその変形例にお
いて、ガス導入管12を広げる段数は、2段に限らず、
3段以上であっても良い。さらには、曲率を滑らかに変
化させるのも有効である。
いて、ガス導入管12を広げる段数は、2段に限らず、
3段以上であっても良い。さらには、曲率を滑らかに変
化させるのも有効である。
【0076】また、原料ガス101の粘性率が大きい場
合、又は流入速度が大きい場合には、広がり角度α1 、
α2 を小さくすると、渦の発生が抑制されるため、好ま
しい。
合、又は流入速度が大きい場合には、広がり角度α1 、
α2 を小さくすると、渦の発生が抑制されるため、好ま
しい。
【0077】なお、第2の実施形態と同様に、原料ガス
101の粘性率の値又は流速に応じて、鏡面領域25に
対する凹凸領域24の割合を変更するのが好ましい。
101の粘性率の値又は流速に応じて、鏡面領域25に
対する凹凸領域24の割合を変更するのが好ましい。
【0078】また、第3の実施形態の他の変形例とし
て、図6(a)及び図6(b)に示すように、ガス導入
管12の広がり角度αを滑らかに変化させる場合、又は
図6(c)に示すように、段階的に変化させる場合に
は、広がり部22における広がり角度が相対的に大きい
領域に凹凸領域24を設けると共に、広がり角度が相対
的に小さい領域に鏡面領域25を設けても良い。
て、図6(a)及び図6(b)に示すように、ガス導入
管12の広がり角度αを滑らかに変化させる場合、又は
図6(c)に示すように、段階的に変化させる場合に
は、広がり部22における広がり角度が相対的に大きい
領域に凹凸領域24を設けると共に、広がり角度が相対
的に小さい領域に鏡面領域25を設けても良い。
【0079】
【発明の効果】本発明に係る半導体の製造装置による
と、横型反応炉に一様なガス流を得ながら、装置の長さ
寸法を短縮することができる。また、ガス導入部の流路
に拡散材を設ける必要がないため、原料ガスの切り換え
を迅速に行なうことができる。
と、横型反応炉に一様なガス流を得ながら、装置の長さ
寸法を短縮することができる。また、ガス導入部の流路
に拡散材を設ける必要がないため、原料ガスの切り換え
を迅速に行なうことができる。
【図1】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係る半導体製造装置を示し、(a)は平面図であり、
(b)は側面図である。
係る半導体製造装置を示し、(a)は平面図であり、
(b)は側面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る半導体製造装置
におけるガス導入管の内壁を部分的に拡大した断面図で
ある。
におけるガス導入管の内壁を部分的に拡大した断面図で
ある。
【図3】(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態に
係る半導体製造装置を示し、(a)は平面図であり、
(b)は側面図である。
係る半導体製造装置を示し、(a)は平面図であり、
(b)は側面図である。
【図4】(a)及び(b)は本発明の第3の実施形態に
係る半導体製造装置を示し、(a)は平面図であり、
(b)は側面図である。
係る半導体製造装置を示し、(a)は平面図であり、
(b)は側面図である。
【図5】(a)及び(b)は本発明の第3の実施形態の
一変形例に係る半導体製造装置を示し、(a)は平面図
であり、(b)は側面図である。
一変形例に係る半導体製造装置を示し、(a)は平面図
であり、(b)は側面図である。
【図6】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態の他
の変形例に係る半導体製造装置の平面図である。
の変形例に係る半導体製造装置の平面図である。
【図7】(a)及び(b)は従来のMOCVD用の半導
体製造装置を示し、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のVIIb−VIIb線における断面図である。
体製造装置を示し、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のVIIb−VIIb線における断面図である。
【図8】(a)及び(b)は従来のMOCVD用の半導
体製造装置を示し、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のVIIIb−VIIIb線における断面図である。
体製造装置を示し、(a)は平面図であり、(b)は
(a)のVIIIb−VIIIb線における断面図である。
【図9】(a)及び(b)は従来のMOCVD用の半導
体製造装置を示し、(a)は平面図であり、(b)は側
面図である。
体製造装置を示し、(a)は平面図であり、(b)は側
面図である。
10 横型反応炉 11 反応炉本体 11a 開口部 12 ガス導入管(ガス導入部) 12a 上層路 12b 下層路 13 ガス排出口 21 ガス導入口(開口部) 22 広がり部 22A 第1の広がり部 22B 第2の広がり部 23 仕切板 24 凹凸領域 25 鏡面領域 31 サセプタ 100 基板 101 原料ガス 104 微細な渦流
Claims (11)
- 【請求項1】 基板を保持するサセプタと、 前記基板が内部に露出するように前記サセプタを覆う反
応炉本体と、 開口径が前記サセプタの幅よりも小さい開口部を持ち、
前記基板上に原料ガスを基板面に対してほぼ平行に導入
し且つ前記反応炉本体と気密に接続されたガス導入部と
を備え、 前記ガス導入部は、その内壁面に微細な凹凸を有する凹
凸領域が形成されていることを特徴とする半導体製造装
置。 - 【請求項2】 前記ガス導入部の幅は、前記開口部から
前記サセプタに向かうにつれて段階的に広がるように形
成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
製造装置。 - 【請求項3】 前記ガス導入部の幅は、前記開口部から
前記サセプタに向かうにつれて滑らかに広がるように形
成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
製造装置。 - 【請求項4】 前記ガス導入部の壁面と、前記開口部か
ら前記サセプタに向かう方向とがなす角度は、前記開口
部側で小さく且つ前記サセプタ側で大きいことを特徴と
する請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の半導体
製造装置。 - 【請求項5】 前記ガス導入部の壁面と、前記開口部か
ら前記サセプタに向かう方向とがなす角度は、前記開口
部側で大きく且つ前記サセプタ側で小さいことを特徴と
する請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の半導体
製造装置。 - 【請求項6】 前記ガス導入部は、その内壁面のうち前
記開口側に前記凹凸領域を有し、前記サセプタ側に鏡面
領域を有していることを特徴とする請求項1〜5のうち
のいずれか1項に記載の半導体製造装置。 - 【請求項7】 前記凹凸領域と前記鏡面領域との境界部
分は、前記原料ガスの粘性率が相対的に小さい場合より
も相対的に大きい場合の方が前記サセプタに近い位置に
設けられることを特徴とする請求項6に記載の半導体製
造装置。 - 【請求項8】 前記凹凸領域と前記鏡面領域との境界部
分は、前記原料ガスの流入速度が相対的に小さい場合よ
りも相対的に大きい場合の方が前記サセプタに近い位置
に設けられることを特徴とする請求項6に記載の半導体
製造装置。 - 【請求項9】 前記ガス導入部の壁面と、前記開口部か
ら前記サセプタに向かう方向とがなす角度は、前記原料
ガスの粘性率が相対的に小さい場合よりも相対的に大き
い場合の方が小さいことを特徴とする請求項1〜8のう
ちのいずれか1項に記載の半導体製造装置。 - 【請求項10】 前記ガス導入部の壁面と、前記開口部
から前記サセプタに向かう方向とがなす角度は、前記原
料ガスの流入速度が相対的に小さい場合よりも相対的に
大きい場合の方が小さいことを特徴とする請求項1〜8
のうちのいずれか1項に記載の半導体製造装置。 - 【請求項11】 前記反応炉本体及びガス導入部はガラ
スからなり、前記凹凸領域はすりガラス状に形成されて
いることを特徴とする請求項1〜10のうちのいずれか
1項に記載の半導体製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001114871A JP2002009005A (ja) | 2000-04-21 | 2001-04-13 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000120763 | 2000-04-21 | ||
| JP2000-120763 | 2000-04-21 | ||
| JP2001114871A JP2002009005A (ja) | 2000-04-21 | 2001-04-13 | 半導体製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007311660A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Toyoda Gosei Co Ltd | ガス供給用ノズル及びこれを備えた半導体製造装置 |
| KR20110101556A (ko) * | 2010-03-09 | 2011-09-16 | 주식회사 엘지실트론 | 웨이퍼의 에피택셜층 증착 장치 |
-
2001
- 2001-04-13 JP JP2001114871A patent/JP2002009005A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007311660A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Toyoda Gosei Co Ltd | ガス供給用ノズル及びこれを備えた半導体製造装置 |
| KR20110101556A (ko) * | 2010-03-09 | 2011-09-16 | 주식회사 엘지실트론 | 웨이퍼의 에피택셜층 증착 장치 |
| KR101669956B1 (ko) | 2010-03-09 | 2016-10-27 | 주식회사 엘지실트론 | 웨이퍼의 에피택셜층 증착 장치 |
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