JP2002006009A - モータ損失の解析方法及びその命令を格納した情報媒体 - Google Patents
モータ損失の解析方法及びその命令を格納した情報媒体Info
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- Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉄損解析の精度を向上し得る、モータ損失の
解析方法、解析装置及び当該解析方法に係る命令を記録
した情報媒体を提供すること。 【解決手段】 モータの鉄損をその磁場解析結果から解
析する方法である。モータの磁束密度解析結果からヒス
テリシス損と渦電流損を推定し、磁場解析によって渦電
流損を直接解析し、直接求めた渦電流損と推定した渦電
流損とを比較し、前者が後者より大きい場合、直接求め
た渦電流損と推定した渦電流損から補正係数を求め、そ
の補正係数を用いて、推定したヒステリシス損を補正
し、直接求めた渦電流損と補正したヒステリシス損との
和を鉄損とする。上述のモータ損失の解析方法を実行す
るモータ損失の解析装置である。上述のような解析方法
を実行するコンピュータへの命令を格納した情報媒体で
ある。
解析方法、解析装置及び当該解析方法に係る命令を記録
した情報媒体を提供すること。 【解決手段】 モータの鉄損をその磁場解析結果から解
析する方法である。モータの磁束密度解析結果からヒス
テリシス損と渦電流損を推定し、磁場解析によって渦電
流損を直接解析し、直接求めた渦電流損と推定した渦電
流損とを比較し、前者が後者より大きい場合、直接求め
た渦電流損と推定した渦電流損から補正係数を求め、そ
の補正係数を用いて、推定したヒステリシス損を補正
し、直接求めた渦電流損と補正したヒステリシス損との
和を鉄損とする。上述のモータ損失の解析方法を実行す
るモータ損失の解析装置である。上述のような解析方法
を実行するコンピュータへの命令を格納した情報媒体で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータやジェネレ
ータとして用いられる3相同期モータの損失解析方法及
びその解析装置に係り 更に詳細には、電気自動車のモ
ータ又はジェネレータに好適なPMモータの損失解析方
法、解析装置及び当該解析方法に係る命令を記録した情
報媒体に関するものである。
ータとして用いられる3相同期モータの損失解析方法及
びその解析装置に係り 更に詳細には、電気自動車のモ
ータ又はジェネレータに好適なPMモータの損失解析方
法、解析装置及び当該解析方法に係る命令を記録した情
報媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、永久磁石式同期モータ(PM
モータ)では効率90%以上が達成されており、そのた
め電気自動車には好適であって既に実用化されている。
また、補助動力にモータを用いるハイブリッド電気自動
車にも用いれらている。近年、このようなモータ設計に
おいては、磁場解析が多用され、損失解析まで行われる
ようになってきており、試作品による実験を逐一行わな
くても性能予測がある程度可能となってきている。
モータ)では効率90%以上が達成されており、そのた
め電気自動車には好適であって既に実用化されている。
また、補助動力にモータを用いるハイブリッド電気自動
車にも用いれらている。近年、このようなモータ設計に
おいては、磁場解析が多用され、損失解析まで行われる
ようになってきており、試作品による実験を逐一行わな
くても性能予測がある程度可能となってきている。
【0003】かかるモータ損失解析の主要部分は鉄損解
析にあり、この鉄損解析は、磁場解析によりモータ各部
での磁束密度分布を求め、その磁束密度よりその部分の
鉄損を推定することで行われている。この場合、モータ
の鉄芯は積層電磁鋼板であるが、電磁鋼板の鉄損は磁束
密度の関数であることに基礎をおいており、磁束密度と
鉄損との関係は電磁鋼板そのものの鉄損測定データで求
められる。
析にあり、この鉄損解析は、磁場解析によりモータ各部
での磁束密度分布を求め、その磁束密度よりその部分の
鉄損を推定することで行われている。この場合、モータ
の鉄芯は積層電磁鋼板であるが、電磁鋼板の鉄損は磁束
密度の関数であることに基礎をおいており、磁束密度と
鉄損との関係は電磁鋼板そのものの鉄損測定データで求
められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電磁鋼板の鉄損データは交番磁束下で測られたもので
あるが、実際のモータにおける各部の磁束は回転磁束に
なっていて交番磁束に近い状態で動作しているところは
あまりない。したがって、算出される鉄損はあくまでも
交番磁束下での結果を基に鉄損値を推定しているに過ぎ
ず、このような推定に係る鉄損は実際の値より小さめの
値になってしまう。そこで、過去のバックデータを基に
係数を算出し、補正することによって実機モータ効率等
のデータと整合をとることが行われることが多いが、解
析精度が未だ十分とは言えないという課題があった。
た電磁鋼板の鉄損データは交番磁束下で測られたもので
あるが、実際のモータにおける各部の磁束は回転磁束に
なっていて交番磁束に近い状態で動作しているところは
あまりない。したがって、算出される鉄損はあくまでも
交番磁束下での結果を基に鉄損値を推定しているに過ぎ
ず、このような推定に係る鉄損は実際の値より小さめの
値になってしまう。そこで、過去のバックデータを基に
係数を算出し、補正することによって実機モータ効率等
のデータと整合をとることが行われることが多いが、解
析精度が未だ十分とは言えないという課題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の有する課
題に鑑みてなされたものであり、鉄損解析の精度を向上
し得る、モータ損失の解析方法、解析装置及び当該解析
方法に係る命令を記録した情報媒体を提供することにあ
る。
題に鑑みてなされたものであり、鉄損解析の精度を向上
し得る、モータ損失の解析方法、解析装置及び当該解析
方法に係る命令を記録した情報媒体を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これまで
にモータの電磁鋼板の渦電流解析法を確立している。そ
の方法は、積層電磁鋼板解析モデルであって、実際の積
層状態を忠実にモデル化するための電気的な絶縁層を設
けたことを特徴とするモータ磁場解析モデルを用いる方
法である。これによればモータ内における渦電流損分布
を知ることができる。一方、従来行われている磁束密度
分布から鉄損分布を求めることも可能である。なお、鉄
損は渦電流損とヒステリシス損からなる(それらの和で
ある)。そこで、本発明者らは、両者の渦電流損を比較
することにより、鉄損解析精度を向上できないか鋭意検
討した結果、これまで推定の域をでなかった鉄損解析に
おいて精度向上が可能であることが判明し、本発明を完
成したものである。
にモータの電磁鋼板の渦電流解析法を確立している。そ
の方法は、積層電磁鋼板解析モデルであって、実際の積
層状態を忠実にモデル化するための電気的な絶縁層を設
けたことを特徴とするモータ磁場解析モデルを用いる方
法である。これによればモータ内における渦電流損分布
を知ることができる。一方、従来行われている磁束密度
分布から鉄損分布を求めることも可能である。なお、鉄
損は渦電流損とヒステリシス損からなる(それらの和で
ある)。そこで、本発明者らは、両者の渦電流損を比較
することにより、鉄損解析精度を向上できないか鋭意検
討した結果、これまで推定の域をでなかった鉄損解析に
おいて精度向上が可能であることが判明し、本発明を完
成したものである。
【0007】即ち、本発明のモータ損失の解析方法は、
モータ損失の解析方法であって、ステータ部鉄損とロー
タ部鉄損と磁石部の渦電流解析結果からモータ損失を解
析することを特徴とする。
モータ損失の解析方法であって、ステータ部鉄損とロー
タ部鉄損と磁石部の渦電流解析結果からモータ損失を解
析することを特徴とする。
【0008】また、本発明のモータ損失の解析方法の好
適形態は、モータの鉄損をモータに係る磁場解析結果か
ら解析する方法であって、モータに係る磁場解析結果を
基に磁束密度解析結果からヒステリシス損と渦電流損を
推定し、磁場解析によって、渦電流損を直接解析し、直
接求めた渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損とを
比較して、前者が後者より大きい場合には、直接求めた
渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損から補正係数
を求め、しかる後、その補正係数を用いて磁束密度から
推定したヒステリシス損を補正して、直接求めた渦電流
損と補正したヒステリシス損との和を鉄損とする、こと
を特徴とする。
適形態は、モータの鉄損をモータに係る磁場解析結果か
ら解析する方法であって、モータに係る磁場解析結果を
基に磁束密度解析結果からヒステリシス損と渦電流損を
推定し、磁場解析によって、渦電流損を直接解析し、直
接求めた渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損とを
比較して、前者が後者より大きい場合には、直接求めた
渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損から補正係数
を求め、しかる後、その補正係数を用いて磁束密度から
推定したヒステリシス損を補正して、直接求めた渦電流
損と補正したヒステリシス損との和を鉄損とする、こと
を特徴とする。
【0009】更に、本発明のモータ損失の解析方法の他
の好適形態は、モータの鉄損をモータに係る磁場解析結
果から解析する方法であって、モータに係る磁場解析結
果を基に磁束密度解析結果からヒステリシス損と渦電流
損を推定し、磁場解析によって、渦電流損を直接解析
し、直接求めた渦電流損と磁束密度から推定した渦電流
損とを比較して、前者が後者より小さい場合には、直接
求めた渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損から補
正係数を求め、しかる後、その補正係数を用いて磁束密
度から推定した渦電流損とヒステリシス損の両方を補正
して、補正した渦電流損とヒステリシス損の和を鉄損と
する、ことを特徴とする。
の好適形態は、モータの鉄損をモータに係る磁場解析結
果から解析する方法であって、モータに係る磁場解析結
果を基に磁束密度解析結果からヒステリシス損と渦電流
損を推定し、磁場解析によって、渦電流損を直接解析
し、直接求めた渦電流損と磁束密度から推定した渦電流
損とを比較して、前者が後者より小さい場合には、直接
求めた渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損から補
正係数を求め、しかる後、その補正係数を用いて磁束密
度から推定した渦電流損とヒステリシス損の両方を補正
して、補正した渦電流損とヒステリシス損の和を鉄損と
する、ことを特徴とする。
【0010】また、本発明の解析方法の更に他の好適形
態は、鉄損解析部位がモータを構成するステータである
ことを特徴とする。
態は、鉄損解析部位がモータを構成するステータである
ことを特徴とする。
【0011】更に、本発明の解析方法の他の好適形態
は、上記ステータ各部位での単位体積当たりの渦電流損
を、そのステータの歯部の中央での単位体積当たりの渦
電流損で規格化することにより、磁束密度から推定した
ステータ各部位での渦電流損規格値に対する、渦電流解
析より直接求めたステータ各部位の渦電流損規格値の比
を、ステータ各部位での補正係数とすることを特徴とす
る。
は、上記ステータ各部位での単位体積当たりの渦電流損
を、そのステータの歯部の中央での単位体積当たりの渦
電流損で規格化することにより、磁束密度から推定した
ステータ各部位での渦電流損規格値に対する、渦電流解
析より直接求めたステータ各部位の渦電流損規格値の比
を、ステータ各部位での補正係数とすることを特徴とす
る。
【0012】更にまた、本発明の解析方法の他の好適形
態は、モータの鉄損をモータに係る磁場解析結果から解
析する方法であって、解析部位がモータを構成するロー
タ部であって、磁場解析によってロータ部の渦電流損を
直接解析し、上記ステータ部のヒステリシス損とステー
タ部の渦電流損の比からロータ部のヒステリシス損を推
定して、直接求めたロータ部渦電流損と推定したロータ
部ヒステリシス損との和をロータ部の鉄損とすることを
特徴とする。
態は、モータの鉄損をモータに係る磁場解析結果から解
析する方法であって、解析部位がモータを構成するロー
タ部であって、磁場解析によってロータ部の渦電流損を
直接解析し、上記ステータ部のヒステリシス損とステー
タ部の渦電流損の比からロータ部のヒステリシス損を推
定して、直接求めたロータ部渦電流損と推定したロータ
部ヒステリシス損との和をロータ部の鉄損とすることを
特徴とする。
【0013】また、本発明の解析方法の他の好適形態
は、さらにモータの磁石部渦電流解析結果を加えてモー
タ損失を解析することを特徴とする。更に、他の好適形
態は、磁石の渦電流解析を磁石の実長の1/2モデルで
解析することを特徴とし、ロータ鉄芯がバルク材の場
合、ロータの実長の1/2モデルでロータ部渦電流損を
解析することを特徴とする。また、渦電流損失の直接解
析を電磁鋼板の1/2厚さモデルで行うことを特徴と
し、材料の電気導電率を直接用いて、渦電流解析するこ
とを特徴とする。
は、さらにモータの磁石部渦電流解析結果を加えてモー
タ損失を解析することを特徴とする。更に、他の好適形
態は、磁石の渦電流解析を磁石の実長の1/2モデルで
解析することを特徴とし、ロータ鉄芯がバルク材の場
合、ロータの実長の1/2モデルでロータ部渦電流損を
解析することを特徴とする。また、渦電流損失の直接解
析を電磁鋼板の1/2厚さモデルで行うことを特徴と
し、材料の電気導電率を直接用いて、渦電流解析するこ
とを特徴とする。
【0014】また、本発明の解析方法の更に他の好適形
態は、磁場解析結果をもとに磁束密度からヒステリシス
損、渦電流損を推定する場合に用いる係数マップにおい
て、ヒステリシス損のモータに流れる電流基本周波数へ
の依存性は周波数の1乗に依存するとした係数マップで
あることを特徴とする。なお、上記係数マップにおい
て、材料の飽和磁束密度以上では鉄損は一定であるとす
ることを特徴とする。
態は、磁場解析結果をもとに磁束密度からヒステリシス
損、渦電流損を推定する場合に用いる係数マップにおい
て、ヒステリシス損のモータに流れる電流基本周波数へ
の依存性は周波数の1乗に依存するとした係数マップで
あることを特徴とする。なお、上記係数マップにおい
て、材料の飽和磁束密度以上では鉄損は一定であるとす
ることを特徴とする。
【0015】また、本発明のモータ損失の解析装置は、
上述の如きモータ損失の解析方法を実行することを特徴
とする。更に、本発明の情報媒体は、上述の如き解析方
法を実行するコンピュータへの命令を格納して成ること
を特徴とする。
上述の如きモータ損失の解析方法を実行することを特徴
とする。更に、本発明の情報媒体は、上述の如き解析方
法を実行するコンピュータへの命令を格納して成ること
を特徴とする。
【0016】
【作用】本発明のモータ損失解析方法及び解析装置で
は、モータ内の回転磁束及び磁束密度における高調波の
影響を正しく織り込んだ解析が可能になる。この結果、
推定の域をでなかった鉄損解析精度の向上が図れること
になる。併せて鉄損解析の根拠をより明確にできたの
で、確認のための試作回数も減らせることになり、時間
的や費用的な面での作業効率の向上が実現できる。
は、モータ内の回転磁束及び磁束密度における高調波の
影響を正しく織り込んだ解析が可能になる。この結果、
推定の域をでなかった鉄損解析精度の向上が図れること
になる。併せて鉄損解析の根拠をより明確にできたの
で、確認のための試作回数も減らせることになり、時間
的や費用的な面での作業効率の向上が実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する
が、まず、技術的な発明内容の説明の前に技術背景につ
き若干付加説明する。本発明者が用いている磁場解析ソ
フトは、(株)日本総合研究所のJ−MAGである。こ
れを使うと渦電流解析が可能である(ただし、さらに正
確な渦電流解析には3次元解析が必要である)が、残念
ながらヒステリシス損失の解析はできない。また、渦電
流解析ができれば磁石の発熱等の事前予測も可能となる
ので、ますます好都合である。
が、まず、技術的な発明内容の説明の前に技術背景につ
き若干付加説明する。本発明者が用いている磁場解析ソ
フトは、(株)日本総合研究所のJ−MAGである。こ
れを使うと渦電流解析が可能である(ただし、さらに正
確な渦電流解析には3次元解析が必要である)が、残念
ながらヒステリシス損失の解析はできない。また、渦電
流解析ができれば磁石の発熱等の事前予測も可能となる
ので、ますます好都合である。
【0018】かかる背景から、本発明者らは3次元での
モータの実解析に取り組み、渦電流解析法を確立した。
具体的には、ステータやロータとして使用されている積
層された電磁鋼板の解析モデルであって、実際の積層状
態を忠実にモデル化するための電気的な絶縁層を設けた
ことを特徴とするモータの磁場解析モデルによって確立
したものである。一方、鉄損解析も行うべく磁束密度分
布から鉄損分布の推定にも鋭意検討しながら取り組み、
その結果、本発明の技術内容に到達できたわけである。
モータの実解析に取り組み、渦電流解析法を確立した。
具体的には、ステータやロータとして使用されている積
層された電磁鋼板の解析モデルであって、実際の積層状
態を忠実にモデル化するための電気的な絶縁層を設けた
ことを特徴とするモータの磁場解析モデルによって確立
したものである。一方、鉄損解析も行うべく磁束密度分
布から鉄損分布の推定にも鋭意検討しながら取り組み、
その結果、本発明の技術内容に到達できたわけである。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の内容を
詳細に説明する。図1は、ブラシレスモータの一例を示
す断面図である。以下、本発明の技術内容もこの表面磁
石モータ(SPM)を例に採って説明していく。解析対
象のモータは、以下の構成を有するものである。即ち、
ステータは、12極で、分割コアで集中巻きのものであ
る。図2は、分割コアの一つのコマを示す図である。電
磁鋼板としては0.35mmのものを用いている。商品
名は35H360である。径が1.2mmのマグネット
ワイヤを使用し、54ターンになっている。分割コア技
術を使いステータを作製しており、内径は52mm、外
径は108mmである。
詳細に説明する。図1は、ブラシレスモータの一例を示
す断面図である。以下、本発明の技術内容もこの表面磁
石モータ(SPM)を例に採って説明していく。解析対
象のモータは、以下の構成を有するものである。即ち、
ステータは、12極で、分割コアで集中巻きのものであ
る。図2は、分割コアの一つのコマを示す図である。電
磁鋼板としては0.35mmのものを用いている。商品
名は35H360である。径が1.2mmのマグネット
ワイヤを使用し、54ターンになっている。分割コア技
術を使いステータを作製しており、内径は52mm、外
径は108mmである。
【0020】図2に示すコマを342枚積み重ねたもの
が1つの極になる。巻線した後、レーザ溶接により組み
立てステータとした。積み厚さは119.7mmであ
る。ステータの歯の平行部長さは19.5mm、開口部
の寸法は1.1mm、ステータの歯の幅は8.2mm、
開口部の深さは1.0mm、歯の肩の角度は44.5度
である(図2参照)。エアギャップは0.65mmであ
る。
が1つの極になる。巻線した後、レーザ溶接により組み
立てステータとした。積み厚さは119.7mmであ
る。ステータの歯の平行部長さは19.5mm、開口部
の寸法は1.1mm、ステータの歯の幅は8.2mm、
開口部の深さは1.0mm、歯の肩の角度は44.5度
である(図2参照)。エアギャップは0.65mmであ
る。
【0021】ロータはかまぼこ状の平行着磁された磁石
をロータ表面に並べたものである。具体的には、半径2
2mmのロータ鉄(炭素鋼:S40C)の上に内半径が
22mm、外半径が14mmで最大厚さが3.35m
m、(高さが約4.96mm)、幅が16.5mmのか
まぼこ状磁石を8個並べたものでN,S交互に並べる。
また、使用した磁石はNd磁石である。商品名はNeo
max35EHである。かまぼこ状磁石を軸方向に3個
並べ、長さは119.7mmとなるようにした。なお、
モータの軸径(ロータ)は20mmである。
をロータ表面に並べたものである。具体的には、半径2
2mmのロータ鉄(炭素鋼:S40C)の上に内半径が
22mm、外半径が14mmで最大厚さが3.35m
m、(高さが約4.96mm)、幅が16.5mmのか
まぼこ状磁石を8個並べたものでN,S交互に並べる。
また、使用した磁石はNd磁石である。商品名はNeo
max35EHである。かまぼこ状磁石を軸方向に3個
並べ、長さは119.7mmとなるようにした。なお、
モータの軸径(ロータ)は20mmである。
【0022】図3は、結線図である。AがU相、BがV
相、CがW相であって、Y結線である。4極分が並列に
なっている。
相、CがW相であって、Y結線である。4極分が並列に
なっている。
【0023】以上が解析対象とした表面磁石型(SP
M)のモータの構成である。一方、上記仕様のモータは
試作品であり、性能試験も行い出力効率等も評価済みで
ある。この評価結果を用いて、本発明に係るの磁場解析
結果及び鉄損解析結果の検証を行なった。2次元磁場解
析では電流対トルクの特性が実験結果と一致した。その
際の要素数は、1928個(ノード数は2041個)で
あった。以下、1928E(2041N)と記す。電気
角10度ステップの解析で十分な解析ができることもわ
かった。なお、モデルを図4に示す。図示したのは1/
4モデルである。これは実モータそのものの1/4横断
面を示したものでもある。
M)のモータの構成である。一方、上記仕様のモータは
試作品であり、性能試験も行い出力効率等も評価済みで
ある。この評価結果を用いて、本発明に係るの磁場解析
結果及び鉄損解析結果の検証を行なった。2次元磁場解
析では電流対トルクの特性が実験結果と一致した。その
際の要素数は、1928個(ノード数は2041個)で
あった。以下、1928E(2041N)と記す。電気
角10度ステップの解析で十分な解析ができることもわ
かった。なお、モデルを図4に示す。図示したのは1/
4モデルである。これは実モータそのものの1/4横断
面を示したものでもある。
【0024】3次元磁場解析は、2次元面を軸方向に積
み上げたものである。片表面には渦電流を絶縁するため
の空気層を張る。また、他表面には対称境界条件を張
る。そのようにすることで、電磁鋼板1枚の実厚さの1
/2の寸法で渦電流解析が可能となる。3次元解析にお
いてもトルクはもちろん正しく解析でき、厚さに応じた
大きさのトルク値が得られる。
み上げたものである。片表面には渦電流を絶縁するため
の空気層を張る。また、他表面には対称境界条件を張
る。そのようにすることで、電磁鋼板1枚の実厚さの1
/2の寸法で渦電流解析が可能となる。3次元解析にお
いてもトルクはもちろん正しく解析でき、厚さに応じた
大きさのトルク値が得られる。
【0025】電磁鋼板の渦電流解析においては空気層を
含めて5層とし、厚さは0.18mmであった。このと
き空気層厚さは0.005mmであった。各要素層の厚
さの比は電磁鋼板の表面側から1:1:4:10:20
とした。また、磁石渦電流解析は6層とし、厚さは2
0.2mmであり、そのうち空気層厚さは0.25mm
であった。各要素層の厚さの比は空気層表面側から5:
5:10:20:50:314とした。また、ロータ渦
電流解析も6層とし、厚さは60.85mmであり、空
気層厚さは1.0mmであった。各要素層の厚さの比は
空気層表面側から20:20:40:80:200:8
57とした。
含めて5層とし、厚さは0.18mmであった。このと
き空気層厚さは0.005mmであった。各要素層の厚
さの比は電磁鋼板の表面側から1:1:4:10:20
とした。また、磁石渦電流解析は6層とし、厚さは2
0.2mmであり、そのうち空気層厚さは0.25mm
であった。各要素層の厚さの比は空気層表面側から5:
5:10:20:50:314とした。また、ロータ渦
電流解析も6層とし、厚さは60.85mmであり、空
気層厚さは1.0mmであった。各要素層の厚さの比は
空気層表面側から20:20:40:80:200:8
57とした。
【0026】Nd磁石特性はNeomax35EHの1
00℃での値を用い、電流は正弦波である。35H36
0電磁鋼板の電気伝導率は2.222*106[1/o
hmm]、S40Cは5.848*106[1/ohm
m],Nd磁石は6.944*10 5[1/ohmm]
であるので、渦電流解析においてはこれらの値を用い
た。
00℃での値を用い、電流は正弦波である。35H36
0電磁鋼板の電気伝導率は2.222*106[1/o
hmm]、S40Cは5.848*106[1/ohm
m],Nd磁石は6.944*10 5[1/ohmm]
であるので、渦電流解析においてはこれらの値を用い
た。
【0027】<ステータの渦電流損解析>図4において
番号を付けた部分が解析部分に該当するが、ステータを
10個の部分に分割し、各部での渦電流損を解析した。
ステータはu、v、w相の3相に分かれるが、同じ位置
に対応するところは同じ番号を付した。なお、図面では
省略しているが、磁場解析の結果から、モータ内の磁束
の流れはほとんどの部位で回転磁束であり、ステータ歯
部の真中付近(図4中符号17、18の部位)のみが交
番磁束に近い。そこで、図4に示すような分割モデルを
用いて渦電流損を比較することを想到したものである。
番号を付けた部分が解析部分に該当するが、ステータを
10個の部分に分割し、各部での渦電流損を解析した。
ステータはu、v、w相の3相に分かれるが、同じ位置
に対応するところは同じ番号を付した。なお、図面では
省略しているが、磁場解析の結果から、モータ内の磁束
の流れはほとんどの部位で回転磁束であり、ステータ歯
部の真中付近(図4中符号17、18の部位)のみが交
番磁束に近い。そこで、図4に示すような分割モデルを
用いて渦電流損を比較することを想到したものである。
【0028】歯部の先端の2、14では回転磁束による
渦電流損の増加が予想され、またロータの回転方向を考
慮すると、磁束密度が高い14、16、18、20及び
22の部位の方が、等価位置である2、15、17、1
9及び21の部位より損失が大きくなることが予測され
る。ここでは、10Aで50回転/sec.の場合につ
いて解析検討した(電流の周波数は200Hzに相当す
る。)。また、ステータ歯部真中である17、18の部
位では、磁束密度から推定する渦電流損に近い渦電流損
になるものと期待される。磁束密度からの推定渦電流損
は交番磁束下での測定結果に基づく渦電流損(鉄損)の
ためである。
渦電流損の増加が予想され、またロータの回転方向を考
慮すると、磁束密度が高い14、16、18、20及び
22の部位の方が、等価位置である2、15、17、1
9及び21の部位より損失が大きくなることが予測され
る。ここでは、10Aで50回転/sec.の場合につ
いて解析検討した(電流の周波数は200Hzに相当す
る。)。また、ステータ歯部真中である17、18の部
位では、磁束密度から推定する渦電流損に近い渦電流損
になるものと期待される。磁束密度からの推定渦電流損
は交番磁束下での測定結果に基づく渦電流損(鉄損)の
ためである。
【0029】<係数マップ作成>電磁鋼板データから磁
束密度の最大値Bpと鉄損Wとの関係を読み取る。デー
タはデータ集である“無方向性電磁鋼帯、新日鉄”より
読み取った。なお、磁束密度の高いところはデータがな
いので外挿により求めた。鉄損Wをヒステリシス損Wh
と渦電流損Weに分離するに当たっては、ヒステリシス
損Whがモータに流れる電流基本周波数の一乗に比例す
ると仮定する方法を適用した。なお、この内容も本発明
に含まれる。
束密度の最大値Bpと鉄損Wとの関係を読み取る。デー
タはデータ集である“無方向性電磁鋼帯、新日鉄”より
読み取った。なお、磁束密度の高いところはデータがな
いので外挿により求めた。鉄損Wをヒステリシス損Wh
と渦電流損Weに分離するに当たっては、ヒステリシス
損Whがモータに流れる電流基本周波数の一乗に比例す
ると仮定する方法を適用した。なお、この内容も本発明
に含まれる。
【0030】図5に、磁束密度の最大値Bpが0.7T
(テスラ)における、鉄損Wをヒステリシス損Whと渦
電流損Weに分離した結果を示した。鉄損Wを周波数f
で割った値を縦軸にし、周波数fを横軸にしたときに、
ヒステリシス損Whは図の縦軸切片であって、Wh/f
は一定という考え方である。したがって、図5のWh/
fの上側(各周波数におけるW/fとWh/fの差)は
全部渦電流損Weに相当することになる。このように分
離したことでヒステリシス損Whの定義が明瞭になる。
すなわち、直流BH曲線の囲む面積がヒステリシス損で
あり、電流周波数fが高くなっても変わらず、電流周波
数f倍されるだけであることになるからである。
(テスラ)における、鉄損Wをヒステリシス損Whと渦
電流損Weに分離した結果を示した。鉄損Wを周波数f
で割った値を縦軸にし、周波数fを横軸にしたときに、
ヒステリシス損Whは図の縦軸切片であって、Wh/f
は一定という考え方である。したがって、図5のWh/
fの上側(各周波数におけるW/fとWh/fの差)は
全部渦電流損Weに相当することになる。このように分
離したことでヒステリシス損Whの定義が明瞭になる。
すなわち、直流BH曲線の囲む面積がヒステリシス損で
あり、電流周波数fが高くなっても変わらず、電流周波
数f倍されるだけであることになるからである。
【0031】この分離方法によって求まったヒステリシ
ス損Whと渦電流損Weの磁束密度(の最大値)Bp依
存性を、f=200Hzでの結果を例として図6に示
す。なお、飽和磁束密度以上ではヒステリシス損Wh、
渦電流損Weは一定とした。これも本発明の内容の一部
である。これは物理的に考えて、飽和磁束密度以上で鉄
損が増加する理由がないからである。この考え方の前例
(研究論文等)も本発明者の知る限りではない。
ス損Whと渦電流損Weの磁束密度(の最大値)Bp依
存性を、f=200Hzでの結果を例として図6に示
す。なお、飽和磁束密度以上ではヒステリシス損Wh、
渦電流損Weは一定とした。これも本発明の内容の一部
である。これは物理的に考えて、飽和磁束密度以上で鉄
損が増加する理由がないからである。この考え方の前例
(研究論文等)も本発明者の知る限りではない。
【0032】以上の方法により、各種周波数ごとのヒス
テリシス損Whと渦電流損Weの磁束密度(の最大値)
Bp依存性を求め、各ブロックの磁束密度(の最大値)
Bpからヒステリシス損Whと渦電流損Weを求める際
に用いる係数マップを作成した。
テリシス損Whと渦電流損Weの磁束密度(の最大値)
Bp依存性を求め、各ブロックの磁束密度(の最大値)
Bpからヒステリシス損Whと渦電流損Weを求める際
に用いる係数マップを作成した。
【0033】<解析結果>表1に解析結果を示す。表1
において、「block No.」は図4中のステータ
各部の番号に対応する。表1中の「3d−ed」は、磁
場解析より直接求めた各ブロックの渦電流解析結果であ
る。また、「mapBp」は磁場解析から得られた各ブ
ロックの磁束密度と係数マップを用いて求めた渦電流損
である。「ratio」は両者の比である。
において、「block No.」は図4中のステータ
各部の番号に対応する。表1中の「3d−ed」は、磁
場解析より直接求めた各ブロックの渦電流解析結果であ
る。また、「mapBp」は磁場解析から得られた各ブ
ロックの磁束密度と係数マップを用いて求めた渦電流損
である。「ratio」は両者の比である。
【0034】交番磁束に近いと考えられる図4中の1
7、18の部位でも、3d−edが約1割多くなってい
ることがわかる。磁束がやや回転磁束になっているこ
と、及び磁束密度に高調波分があることがその理由であ
ると考えられる。また、回転磁束となっている上記1
7、18以外の他の部位では、3d−edのmapBp
に比較した増加代が上記17、18の場合よりも大きく
なっている。特に14、22の部位で大きい。2の部位
ではratioが1より小さいが、ここでは磁束密度B
pが低いこと、回転磁束もスムーズな動きになっている
ためであると考えられる。なお、表1には図4中の各ブ
ロックの面積及び体積も示した。
7、18の部位でも、3d−edが約1割多くなってい
ることがわかる。磁束がやや回転磁束になっているこ
と、及び磁束密度に高調波分があることがその理由であ
ると考えられる。また、回転磁束となっている上記1
7、18以外の他の部位では、3d−edのmapBp
に比較した増加代が上記17、18の場合よりも大きく
なっている。特に14、22の部位で大きい。2の部位
ではratioが1より小さいが、ここでは磁束密度B
pが低いこと、回転磁束もスムーズな動きになっている
ためであると考えられる。なお、表1には図4中の各ブ
ロックの面積及び体積も示した。
【0035】
【表1】
【0036】各ブロックの単位体積当たりの渦電流損を
表2に示す。次いで、単位体積当たりの3d−ed値、
mapBp値をブロック17の値を基準にして規格化し
た。ここでの規格化とはブロック17の値を基準にして
他のブロックの値の比を求めることである。その規格化
した値が表2の「3d/17b」、「map/17b」
である。後者は各ブロックでの磁束密度の大きさを反映
した値になっている。
表2に示す。次いで、単位体積当たりの3d−ed値、
mapBp値をブロック17の値を基準にして規格化し
た。ここでの規格化とはブロック17の値を基準にして
他のブロックの値の比を求めることである。その規格化
した値が表2の「3d/17b」、「map/17b」
である。後者は各ブロックでの磁束密度の大きさを反映
した値になっている。
【0037】次に、この(3d/17b)値を(map
/17b)値で割ることで、本発明に係る補正係数「h
osei−f」が求められる。したがって、両者の比で
あるhosei−fは、各ブロックでの回転磁束の程度
を反映したものであることになる。この「回転磁束の程
度」には、交番磁束に対してどの位の回転磁束になって
いるかということと、回転磁束の動き方がどの位複雑に
なっているかということが含まれる。後の表現を換言す
ると、磁束にどの位の高調波分が含まれているかという
ことである。更に補足説明を追加すると、mapBpで
は磁場解析における各要素での1周期における磁束密度
の最大値を使って、その要素での鉄損を求めているので
あって、それ以外の解析上の操作は行っていない。した
がって、上述のことが言えるわけである。
/17b)値で割ることで、本発明に係る補正係数「h
osei−f」が求められる。したがって、両者の比で
あるhosei−fは、各ブロックでの回転磁束の程度
を反映したものであることになる。この「回転磁束の程
度」には、交番磁束に対してどの位の回転磁束になって
いるかということと、回転磁束の動き方がどの位複雑に
なっているかということが含まれる。後の表現を換言す
ると、磁束にどの位の高調波分が含まれているかという
ことである。更に補足説明を追加すると、mapBpで
は磁場解析における各要素での1周期における磁束密度
の最大値を使って、その要素での鉄損を求めているので
あって、それ以外の解析上の操作は行っていない。した
がって、上述のことが言えるわけである。
【0038】
【表2】
【0039】さて、表3には、係数マップ法によって求
めた鉄損値「map−he」を示す。渦電流損mapB
pを引くとヒステリシス損map−hになる。ヒステリ
シス損map−hに補正係数hosei−fを乗じて補
正した値が「r.h−loss」である。磁場解析によ
り直接求めた渦電流損3d−edと補正して求めたヒス
テリシス損r.h−lossとの和が鉄損r.he−l
ossである。以上によりステータ各部位の鉄損を解析
できたわけである。ステータの渦電流損は7.417m
W、ヒステリシス損は14.219mWで、鉄損は2
1.636mWとなる。さて、ヒステリシス損は渦電流
損の1.917倍になっている。なお、この比率は後述
するロータ鉄損を求めるときに使う。
めた鉄損値「map−he」を示す。渦電流損mapB
pを引くとヒステリシス損map−hになる。ヒステリ
シス損map−hに補正係数hosei−fを乗じて補
正した値が「r.h−loss」である。磁場解析によ
り直接求めた渦電流損3d−edと補正して求めたヒス
テリシス損r.h−lossとの和が鉄損r.he−l
ossである。以上によりステータ各部位の鉄損を解析
できたわけである。ステータの渦電流損は7.417m
W、ヒステリシス損は14.219mWで、鉄損は2
1.636mWとなる。さて、ヒステリシス損は渦電流
損の1.917倍になっている。なお、この比率は後述
するロータ鉄損を求めるときに使う。
【0040】
【表3】
【0041】ところで、以上の処理では、ステータを各
部位にわけて補正係数を求め、補正したが、ステータ全
体を1つのブロックとして補正するとどの程度になるか
も表1〜3には示してある。すなわちtotalの欄が
それである。それによると補正されたヒステリシス損は
14.212mWであってほとんど同じ値が求まってい
る。したがって、ステータ歯部中央部と全体とで補正係
数を求めるやり方でもよいわけであって、この内容も本
発明に含まれる。
部位にわけて補正係数を求め、補正したが、ステータ全
体を1つのブロックとして補正するとどの程度になるか
も表1〜3には示してある。すなわちtotalの欄が
それである。それによると補正されたヒステリシス損は
14.212mWであってほとんど同じ値が求まってい
る。したがって、ステータ歯部中央部と全体とで補正係
数を求めるやり方でもよいわけであって、この内容も本
発明に含まれる。
【0042】<磁石渦電流損、ロータ鉄損>そのような
背景から、3次元でのモータの実解析に取り組み渦電流
解析法を確立したものである。磁石の渦電流解析は、上
述したモデル、具体的には実モータの動作特性を磁場解
析によって解析するのに用いられ、ステータやロータと
して使用されている積層された電磁鋼板の解析モデルで
あって、実際の積層状態を忠実にモデル化するための電
気的な絶縁層を設けたことを特徴とするモータの磁場解
析モデルによって行った。
背景から、3次元でのモータの実解析に取り組み渦電流
解析法を確立したものである。磁石の渦電流解析は、上
述したモデル、具体的には実モータの動作特性を磁場解
析によって解析するのに用いられ、ステータやロータと
して使用されている積層された電磁鋼板の解析モデルで
あって、実際の積層状態を忠実にモデル化するための電
気的な絶縁層を設けたことを特徴とするモータの磁場解
析モデルによって行った。
【0043】厚さ0.175t当たりの渦電流損は2.
643mWであった(1/4モータ分)。磁石損失は渦
電流損のみで十分であるためここでも渦電流損のみとし
た。ロータの渦電流解析も同様の方法にて行い、厚さ
0.175t当たりの渦電流損は1.192mWであっ
た。ロータの渦電流損とヒステリシス損の比は、ステー
タにおける渦電流損とヒステリシス損の比と同じとする
と、1.192mW*1.917=2.285mWとな
る。よってロータの鉄損は渦電流損1.192mWとヒ
ステリシス損2.285mWの合計で3.477mWと
なる。
643mWであった(1/4モータ分)。磁石損失は渦
電流損のみで十分であるためここでも渦電流損のみとし
た。ロータの渦電流解析も同様の方法にて行い、厚さ
0.175t当たりの渦電流損は1.192mWであっ
た。ロータの渦電流損とヒステリシス損の比は、ステー
タにおける渦電流損とヒステリシス損の比と同じとする
と、1.192mW*1.917=2.285mWとな
る。よってロータの鉄損は渦電流損1.192mWとヒ
ステリシス損2.285mWの合計で3.477mWと
なる。
【0044】ここで、ロータにおける磁束は交番するこ
とはなく変動するのみであるため、その鉄損推定はでき
ない現状にある。ロータの渦電流損は磁場解析から求め
ることができるので、それをもとにヒステリシス損の推
定に想到したわけである。ステータにおける鉄損の発生
状況は前述した如くである。ロータにおいても同様な状
況にあると考えられるので、ここでの推定方法は妥当な
ものと考えられる。
とはなく変動するのみであるため、その鉄損推定はでき
ない現状にある。ロータの渦電流損は磁場解析から求め
ることができるので、それをもとにヒステリシス損の推
定に想到したわけである。ステータにおける鉄損の発生
状況は前述した如くである。ロータにおいても同様な状
況にあると考えられるので、ここでの推定方法は妥当な
ものと考えられる。
【0045】<効率解析>表4及び表5に、モータ出力
効率の解析結果を示す。モータ1/4分、0.175t
モータのそれが表4である。ステータ鉄損、磁石渦電流
損、ロータ鉄損は上述の値である。出力、銅損は従来か
らの磁場解析より求めた結果である。表5は実モータに
換算したものである。但し、機械損60Wは推定値であ
る。実機でのモータ効率データが94%〜95%である
ので、表5の出力ratio[%]の結果とほぼ一致し
ており、解析の妥当性を示すものである。
効率の解析結果を示す。モータ1/4分、0.175t
モータのそれが表4である。ステータ鉄損、磁石渦電流
損、ロータ鉄損は上述の値である。出力、銅損は従来か
らの磁場解析より求めた結果である。表5は実モータに
換算したものである。但し、機械損60Wは推定値であ
る。実機でのモータ効率データが94%〜95%である
ので、表5の出力ratio[%]の結果とほぼ一致し
ており、解析の妥当性を示すものである。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】<鉄損解析のフローチャート>本発明の鉄
損解析方法を更に明確にするために、図7に解析のフロ
ーチャートを示した。従来の方法では、磁場解析を行っ
て磁束密度分布を求め、電磁鋼板の鉄損データを使って
鉄損分布を求めるわけである。電磁鋼板の鉄損データは
交番磁束下で測られたものである。一方、実モータ内の
磁束は回転磁束である。本発明では、渦電流解析を行
い、渦電流損を直接解析し、従来法で求まる渦電流損と
比較し、補正係数を正しい考察のもとに求め、その補正
係数を使って、本来の鉄損値を求めるものである。この
解析方法の過程からして明白なように、解析精度の向上
が自ずとなされているわけである。
損解析方法を更に明確にするために、図7に解析のフロ
ーチャートを示した。従来の方法では、磁場解析を行っ
て磁束密度分布を求め、電磁鋼板の鉄損データを使って
鉄損分布を求めるわけである。電磁鋼板の鉄損データは
交番磁束下で測られたものである。一方、実モータ内の
磁束は回転磁束である。本発明では、渦電流解析を行
い、渦電流損を直接解析し、従来法で求まる渦電流損と
比較し、補正係数を正しい考察のもとに求め、その補正
係数を使って、本来の鉄損値を求めるものである。この
解析方法の過程からして明白なように、解析精度の向上
が自ずとなされているわけである。
【0049】さて、以上の実施例では磁場解析から直接
求めた渦電流損がマップによる渦電流損より大きい場合
であったが、逆の場合もありうる。一般に、出力の大き
なモータでは実施例のケースとなる。逆の場合は磁束密
度が低い場合である。電磁鋼板の鉄損には異常渦電流損
があるようで、古典的渦電流損より大きな値となる。磁
場解析より直接求まる渦電流損は古典的渦電流損であ
る。したがって、逆転する場合もあることになる。その
場合にはマップ法で求まる渦電流損をさらに補正して渦
電流損とすればよい。回転磁束及び高調波分の考慮の考
え方はまったく同じでよい(すなわち、補正係数の求め
かたは同じである)。フローチャートでは、その場合は
WemがWe*となる(実施例のような一般的な場合に
は、We3dがそのままWe*である。)。
求めた渦電流損がマップによる渦電流損より大きい場合
であったが、逆の場合もありうる。一般に、出力の大き
なモータでは実施例のケースとなる。逆の場合は磁束密
度が低い場合である。電磁鋼板の鉄損には異常渦電流損
があるようで、古典的渦電流損より大きな値となる。磁
場解析より直接求まる渦電流損は古典的渦電流損であ
る。したがって、逆転する場合もあることになる。その
場合にはマップ法で求まる渦電流損をさらに補正して渦
電流損とすればよい。回転磁束及び高調波分の考慮の考
え方はまったく同じでよい(すなわち、補正係数の求め
かたは同じである)。フローチャートでは、その場合は
WemがWe*となる(実施例のような一般的な場合に
は、We3dがそのままWe*である。)。
【0050】以上の解析方法を実行することによりモー
タ損失解析が可能となるが、本発明のモータ損失解析装
置としては、上述の処理を実行できるような装置であれ
ばよく、具体的には、上述したような磁場解析モデル
と、磁場解析プログラムと演算処理装置を備えるもので
あればよい。また、本発明のモータ損失解析方法を実行
するコンピュータへの命令を格納した情報媒体を作製
し、かかる情報媒体を用いてコンピュータを使用すれ
ば、本発明の解析方法を実行できることになる。よっ
て、このような情報媒体自体も本発明の範囲に包含され
る。
タ損失解析が可能となるが、本発明のモータ損失解析装
置としては、上述の処理を実行できるような装置であれ
ばよく、具体的には、上述したような磁場解析モデル
と、磁場解析プログラムと演算処理装置を備えるもので
あればよい。また、本発明のモータ損失解析方法を実行
するコンピュータへの命令を格納した情報媒体を作製
し、かかる情報媒体を用いてコンピュータを使用すれ
ば、本発明の解析方法を実行できることになる。よっ
て、このような情報媒体自体も本発明の範囲に包含され
る。
【0051】以上、本発明を好適実施例により詳細に説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本明細書の開示の範囲内には、請求項記載の技術内
容が包含される。また、当業者は上記開示の範囲内にお
いて種々の変形実施が可能である。
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本明細書の開示の範囲内には、請求項記載の技術内
容が包含される。また、当業者は上記開示の範囲内にお
いて種々の変形実施が可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、磁場解析より直接求めた渦電流損と、磁束密度分布
から得られる渦電流損を比較して適切に補正を行うこと
としたため、鉄損解析の精度を向上し得る、モータ損失
の解析方法、解析装置及び当該解析方法に係る命令を記
録した情報媒体を提供することができる。本発明のモー
タ損失解析システム及び装置では、モータ内の回転磁束
及び磁束密度における高調波の影響を正しく織り込んだ
鉄損解析が可能になるので、従来の推定の域を脱して、
モータ損失解析精度の著しい向上が図れる。そのため、
設計モータの試作回数を著しく減らせる効果という時間
的、経済的なメリットがもたらされることになる。ま
た、鉄損解析の中味が物理的にも極めて明瞭となるか
ら、この有効性に関してだけでも効果としては極めて大
きい。
ば、磁場解析より直接求めた渦電流損と、磁束密度分布
から得られる渦電流損を比較して適切に補正を行うこと
としたため、鉄損解析の精度を向上し得る、モータ損失
の解析方法、解析装置及び当該解析方法に係る命令を記
録した情報媒体を提供することができる。本発明のモー
タ損失解析システム及び装置では、モータ内の回転磁束
及び磁束密度における高調波の影響を正しく織り込んだ
鉄損解析が可能になるので、従来の推定の域を脱して、
モータ損失解析精度の著しい向上が図れる。そのため、
設計モータの試作回数を著しく減らせる効果という時間
的、経済的なメリットがもたらされることになる。ま
た、鉄損解析の中味が物理的にも極めて明瞭となるか
ら、この有効性に関してだけでも効果としては極めて大
きい。
【図1】ブラシレスモータの一例を示す断面図である。
【図2】分割コアのコマを示す断面図である。
【図3】巻線の結線図である。
【図4】解析モデルの説明図である。
【図5】鉄損データ及び分離に関する説明図である。
【図6】ヒステリシス損、渦電流損の磁束密度依存性を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図7】解析手順を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G016 BA01 BA03 BB00 BB04 BC00 BD00 5H621 BB07 BB10 GA01 GA04 GB10 HH01 5H622 CA02 CA07 CA10 CA14 CB03 DD02
Claims (15)
- 【請求項1】 モータ損失の解析方法であって、ステー
タ部鉄損とロータ部鉄損と磁石部の渦電流解析結果から
モータ損失を解析することを特徴とするモータ損失の解
析方法。 - 【請求項2】 モータの鉄損をモータに係る磁場解析結
果から解析する方法であって、 モータに係る磁場解析結果を基に磁束密度解析結果から
ヒステリシス損と渦電流損を推定し、 磁場解析によって、渦電流損を直接解析し、 直接求めた渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損と
を比較して、前者が後者より大きい場合には、直接求め
た渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損から補正係
数を求め、 しかる後、その補正係数を用いて磁束密度から推定した
ヒステリシス損を補正して、直接求めた渦電流損と補正
したヒステリシス損との和を鉄損とする、ことを特徴と
する請求項1記載のモータ損失の解析方法。 - 【請求項3】 モータの鉄損をモータに係る磁場解析結
果から解析する方法であって、 モータに係る磁場解析結果を基に磁束密度解析結果から
ヒステリシス損と渦電流損を推定し、 磁場解析によって、渦電流損を直接解析し、 直接求めた渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損と
を比較して、前者が後者より小さい場合には、直接求め
た渦電流損と磁束密度から推定した渦電流損から補正係
数を求め、 しかる後、その補正係数を用いて磁束密度から推定した
渦電流損とヒステリシス損の両方を補正して、補正した
渦電流損とヒステリシス損の和を鉄損とする、ことを特
徴とする請求項1記載のモータ損失の解析方法。 - 【請求項4】 鉄損解析部位がモータを構成するステー
タであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つ
の項に記載のモータ損失の解析方法。 - 【請求項5】 上記ステータ各部位での単位体積当たり
の渦電流損を、そのステータの歯部の中央での単位体積
当たりの渦電流損で規格化することにより、磁束密度か
ら推定したステータ各部位での渦電流損規格値に対す
る、渦電流解析より直接求めたステータ各部位の渦電流
損規格値の比を、ステータ各部位での補正係数とするこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に記載
のモータ損失の解析方法。 - 【請求項6】 モータの鉄損をモータに係る磁場解析結
果から解析する方法であって、 解析部位がモータを構成するロータ部であって、 磁場解析によってロータ部の渦電流損を直接解析し、 上記ステータ部のヒステリシス損とステータ部の渦電流
損の比からロータ部のヒステリシス損を推定して、 直接求めたロータ部渦電流損と推定したロータ部ヒステ
リシス損との和をロータ部の鉄損とすることを特徴とす
る請求項1〜5のいずれか1つの項に記載のモータ損失
の解析方法。 - 【請求項7】 さらにモータの磁石部渦電流解析結果を
加えてモータ損失を解析することを特徴とする請求項1
〜6のいずれか1つの項に記載のモータ損失の解析方
法。 - 【請求項8】 磁石の渦電流解析を磁石の実長の1/2
モデルで解析することを特徴とする請求項1〜7のいず
れか1つの項に記載のモータ損失の解析方法。 - 【請求項9】 ロータ鉄芯がバルク材の場合、ロータの
実長の1/2モデルでロータ部渦電流損を解析すること
を特徴とする請求項1〜8のいずれか1つの項に記載の
モータ損失の解析方法。 - 【請求項10】 渦電流損失の直接解析を電磁鋼板の1
/2厚さモデルで行うことを特徴とする請求項1〜9の
いずれか1つの項に記載のモータ損失の解析方法。 - 【請求項11】 材料の電気導電率を直接用いて、渦電
流解析することを特徴とする請求項1〜10のいずれか
1つの項に記載のモータ損失の解析方法。 - 【請求項12】 磁場解析結果をもとに磁束密度からヒ
ステリシス損、渦電流損を推定する場合に用いる係数マ
ップにおいて、ヒステリシス損のモータに流れる電流基
本周波数への依存性は周波数の1乗に依存するとした係
数マップであることを特徴とする請求項1〜11のいず
れか1つの項に記載のモータ損失の解析方法。 - 【請求項13】 上記係数マップにおいて、材料の飽和
磁束密度以上では鉄損は一定であるとしたことを特徴と
する請求項12記載のモータ損失の解析方法。 - 【請求項14】 請求項1〜13のいずれか1つの項に
記載のモータ損失の解析方法を実行することを特徴とす
るモータ損失の解析装置。 - 【請求項15】 請求項1〜13のいずれか1つの項に
記載の解析方法を実行するコンピュータへの命令を格納
して成ることを特徴とする情報媒体。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000181013A JP2002006009A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | モータ損失の解析方法及びその命令を格納した情報媒体 |
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|---|---|
| JP2002006009A true JP2002006009A (ja) | 2002-01-09 |
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ID=18682003
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|---|---|---|---|
| JP2000181013A Pending JP2002006009A (ja) | 2000-06-16 | 2000-06-16 | モータ損失の解析方法及びその命令を格納した情報媒体 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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2000
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