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JP2002006088A - 放射性物質貯蔵施設および装荷機 - Google Patents

放射性物質貯蔵施設および装荷機

Info

Publication number
JP2002006088A
JP2002006088A JP2000190623A JP2000190623A JP2002006088A JP 2002006088 A JP2002006088 A JP 2002006088A JP 2000190623 A JP2000190623 A JP 2000190623A JP 2000190623 A JP2000190623 A JP 2000190623A JP 2002006088 A JP2002006088 A JP 2002006088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cask
storage
loading machine
storage area
radioactive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000190623A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Saito
英俊 齋藤
Masahiko Tanabe
雅彦 田辺
Yuichi Yanaka
裕一 谷中
Hitoshi Shimizu
清水  仁
Tadahiro Hoshikawa
忠洋 星川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Life Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Life Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Life Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000190623A priority Critical patent/JP2002006088A/ja
Publication of JP2002006088A publication Critical patent/JP2002006088A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射性物質貯蔵施設での放射性物質の移動に
おいて、移動方向が直交する天井クレーンと装荷機を改
良して建屋高さを低くし、キャスク保管エリアと貯蔵エ
リアとの配置を改善して建設コスト低減と作業性向上を
図る。 【解決手段】 トレーラエリア6とキャスク保管エリア
8と貯蔵エリア2を直列に配置して装荷機20を両エリ
アに走行可能にし、また装荷機自体で放射性物質収納キ
ャスク11を揚重可能とし、装荷機内にキャスクを設置
したままキャスク内の放射性物質を貯蔵エリア内の収納
管に収納可能とした。これにより、従来のキャスク受入
室、天井クレーン等が不要となり、本発明になる装荷機
1台のみで、施設内の放射性物質の移動とハンドリング
を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射性物質貯蔵施設
および装荷機に係り、特に、放射性物質のハンドリン
グ、移動、貯蔵などに好適で、建設コストの低い貯蔵施
設および装荷機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放射性物質を貯蔵する建屋は、特
開平6−148382号公報に記載のように、天井クレ
ーンと装荷機の両方の運搬用機材を備えている。
【0003】上記建屋では、放射性物質の貯蔵に次のよ
うな手順を踏む必要があった。
【0004】 放射性物質の収納されたキャスクを輸
送してきたトレーラを、トレーラエリアに進入させる。
なお、放射性物質はキャニスタに収容され、数本のキャ
ニスタが一つのキャスクに収納されている。キャスクは
全長が5mに及び、1個のキャスクが1台のトレーラで
運搬されている。
【0005】 トレーラエリアにて、天井クレーンを
用いてキャスクを吊上げる。
【0006】 吊上げたキャスクを、そのまま天井ク
レーンによりキャスク受入室へ移動させる。
【0007】 キャスク受入室にて、キャスクに収納
されているキャニスタを、キャスク受入室内天井クレー
ンにより取り出し、キャニスタ準備エリアに移動させ
る。
【0008】 装荷機によりキャニスタを装荷機に装
荷する。
【0009】 キャニスタを装荷した装荷機を貯蔵エ
リアまで移動させ、貯蔵エリア内の収納管にキャニスタ
を収納する。
【0010】従来、放射性物質を輸送するためには、既
存のTN−12等のキャスクを利用し、コストをなるべ
く上げることなく運用していた。それらのキャスクは、
全長が約5m以上もあり、ハンドリングが非常に困難で
あった。そのため、上記公知例に示される装荷機により
揚重を行うことは、非常に困難であった。
【0011】これらの理由により天井クレーンが2台、
装荷機が1台必要であり、かつ、天井クレーンと装荷機
とが干渉しないように建屋を設定する必要があるため、
建屋高さを高くする必要があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、放射性物質を貯蔵する建屋においては、放射性物質
を貯蔵するために必要な貯蔵建屋の高さは、概ね、貯蔵
エリアの必要高さ(貯蔵時に安全に貯蔵するために必要
な高さ)+ 装荷機の必要高さ(装荷機自体の高さおよ
び走行時等における余裕高さ)+ 天井クレーンの必要
高さ(天井クレーン自体の高さおよび設置、走行等にお
ける必要高さ)+ マット厚 + 装荷時にキャスクを挿
入するために必要な高さ等により決定される。
【0013】したがって、かなりの質量を有するキャス
クを揚重するための天井クレーンの設置費用が必要であ
り、また、建屋高さが高くなることによる建設費のコス
ト増が見込まれる。
【0014】また、放射性物質を貯蔵エリアに貯蔵する
ためには、前記手順を踏む必要があり、以下のように、
天井クレーンが2台、装荷機が1台必要であった。
【0015】(1)一方の天井クレーンによリ、トレー
ラとキャスク受入室との間のキャスク積み下ろしおよび
運搬。
【0016】(2)他方の天井クレーンにより、キャス
ク受入室とキャニスタ準備エリアとの間で、キャニスタ
の取り出しおよび運搬。
【0017】(3)キャニスタを装荷機内に装荷し、キ
ャニスタ準備エリアと貯蔵エリアとの間を移動して、貯
蔵エリアの収納管内に収納する。
【0018】上記、手順を行わざるを得ない理由とし
て、キャスクが大きく、それ自体の質量が大きいという
ことがあげられる。キャスクが大きく、質量が大きいと
いうことは、装荷機によってキャスクを揚重したり、移
動を行ったり、収納管の中に放射性物質を収納すること
は、事実上、行うことができなかった。
【0019】本発明の課題は、以上のような状況下で、
従来の天井クレーンを廃止して、放射性物質のハンドリ
ングや貯蔵が可能な装荷機を提供し、作業効率を向上さ
せるとともに、建設コストが低く、かつ安全に放射性物
質を貯蔵できる放射性物質貯蔵施設を提供することであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、従来用いていた天井クレーンおよびキャ
スク受入室内天井クレーンを用いずに、放射性物質を貯
蔵エリア内の収納管に収納することが可能な放射性物質
貯蔵施設を創案した。
【0021】そのためには、キャスクを保管するための
キャスク保管エリア、放射性物質を貯蔵施設内に搬出入
するトレーラエリア、放射性物質を貯蔵する貯蔵エリア
の3つのエリアを直列に配置することにより、それぞれ
のエリアの上部を装荷機が走行することができるように
した。
【0022】そして、装荷機に放射性物質を収納したキ
ャスクを揚重して機内の所定位置に設置し、さらに、放
射性物質を貯蔵する貯蔵エリアへ搬送すること、または
キャスク保管エリアに搬送すること、また、キャスク内
の放射性物質を貯蔵エリアの収納管に収納した後、キャ
スクをキャスク保管エリアまたはトレーラエリアに搬送
することなどが可能な装荷機を工夫した。
【0023】以上により、放射性物質を収納したキャス
クを装荷機内の所定の位置に設置した状態で、放射性物
質を貯蔵する貯蔵エリアの貯蔵セル上で、キャスクの中
に収納されていた放射性物質を収容していたキャニスタ
を、放射性物質遮へい性能および閉じ込め性能を維持し
たまま、貯蔵エリア内の各収納管に収納することを可能
とした。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
【0025】図1〜図5に、本発明になる放射性物質貯
蔵施設を示す。また、図6および図7に、本発明になる
装荷機を示す。
【0026】まず、本発明になる放射性物質貯蔵施設の
一例について説明する。図1は、本実施形態の放射性物
質貯蔵施設において、装荷機が走行するレベルの平面図
である。図2は、図1の装荷機走行レベルより低い貯蔵
レベルの平面図である。図3〜図5は、それぞれ図2の
A−A断面、B−B断面、C−C断面を示す。
【0027】これらの図に示すように、放射性物質貯蔵
施設1には、大別すると、次に示すような3つのエリア
が設置される。すなわち、放射性物質を収納したキャス
ク11を搬出入するためのトレーラエリア6、放射性物
質の収納の有無に拘らずキャスク11を一時的に保管す
るキャスク保管エリア8、放射性物質を貯蔵することを
目的とする貯蔵エリア2の3つのエリアである。
【0028】また、貯蔵室内の温度を要求温度以上とな
らないようにするために、外気を取り入れるための給気
口9、冷却するために取り入れた外気を貯蔵室から放出
するための排気口10が設けられ、その他、貯蔵施設1
の運用や管理等に必要な付帯設備室13、階段室12等
が、必要に応じて設けられる。
【0029】また、貯蔵エリア2は、放射性物質を貯蔵
するための複数の収納管14の重量を支持する床マット
24が形成され、遮へいプラグ15および収納管14を
固定する床スラブ16と、装荷機20の走行室の天井ス
ラブ17などを有している。
【0030】そして、本発明の特徴の一つは、トレーラ
エリア6と、キャスク保管エリア8と、放射性物質貯蔵
エリア2とを、装荷機20が直線走行できるように直列
に配置した点にある。このような配置によって、従来の
天井クレーンを省略したものである。
【0031】従来も、放射性物質貯蔵エリアにキャスク
を搬送する装荷機が、キャスクからキャニスタを取出す
ためのキャスク受入室の上部まで走行することは可能で
あったが、このような施設でキャスク保管エリアを設け
る場合、放射性物質を貯蔵する貯蔵エリアに対し、約9
0度の角度を保った位置に設けざるを得なかった。
【0032】つまり、従来技術において説明した手順
(〜)によって、放射性物質のハンドリングを行う
場合、貯蔵エリアとキャスク保管エリアとを本発明のよ
うに直列に配置して、天井クレーンを設置しようとする
と、天井クレーンの巾が広がることになり、約90度程
度の角度を設けた従来の場合よりも、建設コストがかか
ることが歴然としているためである。
【0033】キャスク保管エリアとキャスク受入エリア
とを配置し、その間を天井クレーンでキャスクを移動さ
せる方式で建設コストを低くするには、放射性物質貯蔵
エリアとキャスク保管エリアとを、約90度程度の角度
を設けた位置に設定することが望ましい。
【0034】しかし、そのためには、キャスク受入エリ
アとキャスク保管エリアとの間に設置する天井クレーン
が、キャスク受入エリアと貯蔵エリアとの間を走行する
装荷機走行路と交差することになり、建屋天井を高くし
なければならず、結局、建設コストが高いものとなって
いた。また、このような施設配置では敷地条件等に難点
が生じるという問題もあった。
【0035】そこで、本発明では、キャスクの搬出入を
行うトレーラエリア6、放射性物質貯蔵エリア2、キャ
スク保管エリア8の3つのエリアを、直線走行する装荷
機の直線走行路に沿って直列に配置することにより、施
設内の放射性物質の運搬を全て装荷機で行い、従来必要
であった天井クレーンを省略できるようにした。
【0036】そのために本発明では、図6および図7に
示すように、装荷機およびキャスクに種々の機能を持た
せるようにした。まず、装荷機20内にキャスク11を
設置して運搬できるようにした。
【0037】そして、装荷機20内のキャスク11と貯
蔵エリア2の収納管14との間で、放射性物質を収容し
たキャニスタ18をやりとりする機能を持たせた。ま
た、キャスク11自体もコンパクト化して、ハンドリン
グを容易にした。
【0038】すなわち、トレーラエリア2、キャスク保
管エリア8、貯蔵エリア2の3つのエリア間で、装荷機
20のみによって、キャスク11を自在に運搬すること
ができるようにした。
【0039】例えば、装荷機20内に設置したキャスク
11からキャニスタ18を取り出して所定位置に装荷
し、収納管14の遮蔽プラグ15を開けてキャニスタ1
8を収納管14に収納したり、その逆の運搬ができる。
【0040】なお、装荷機20と収納管14との間のキ
ャニスタ18のやりとりは、例えば、装荷機内のキャス
ク11を遮蔽プラグ15上になるように装荷機を停止
し、キャスクの底板と遮蔽プラグの蓋を開けてキャニス
タを移動させるようにすることも可能である。
【0041】また、従来の大型キャスクを改善してコン
パクトにすることにより、キャニスタを収納したままの
キャスクが、トレーラと装荷機との間でそのまま積み下
ろし可能となり、直接、トレーラエリアと貯蔵エリアと
の間を容易に運搬できるようになる。
【0042】したがって、運搬作業が容易にできるだけ
でなく、放射性物質収容キャニスタは、貯蔵エリアの収
納管との間で出し入れするのみであるから、従来のよう
に、キャスク内のキャニスタを取り出して装荷機に装荷
させるキャニスタ準備エリアも廃止できる。
【0043】以下、本発明の実施形態をさらに具体的に
説明する。
【0044】本発明になる装荷機20は、放射性物質を
貯蔵する貯蔵施設1において、キャスク11を揚重して
装荷機20内の所定位置に設置し、直列に配置したトレ
ーラエリア6、貯蔵エリア2、キャスク保管エリア8の
3つのエリア間を往復し、放射性物質を貯蔵エリア2の
収納管14に収納した後、空のキャスクをキャスク保管
エリア8またはトレーラエリア6に搬送する。
【0045】そして、キャスク11を装荷機20内の所
定の位置に設置した状態で、貯蔵エリア2の貯蔵セル3
上でキャスク11内に収納されているキャニスタ18
を、放射性物質の遮へい性能および閉じ込め性能を維持
したまま、貯蔵エリア2内の各収納管14に収納した
り、あるいは、逆に収納管14から装荷機20内のキャ
スク内に取り入れたりできるようにした。
【0046】こうした機能を備えたために、本発明にな
る装荷機を用いることにより、キャスクからキャニスタ
を取り出して装荷機に積み換えるなどの従来の作業を省
略でき、貯蔵エリアとキャスク保管エリアとトレーラエ
リアとを直列にした効果をみることができる。
【0047】本発明になる装荷機を用いると、以下に説
明する具体的手順で、放射性物質、すなわち、放射性物
質を収容したキャニスタや、キャニスタを収納するキャ
スクなどのハンドリングを、効率的に行うことができ
る。
【0048】初めに、キャスクに放射性物質を収納して
きた場合に、その放射性物質を貯蔵エリアに貯蔵する場
合について説明する。
【0049】(1) 放射性物質収容キャニスタ18が収
納されたキャスク11を輸送してきたトレーラ7を、ト
レーラエリア6に進入させる。
【0050】(2) トレーラエリア6にて、本発明にな
る装荷機20によって、キャスク11を装荷機20内の
所定位置に設置する。
【0051】(3) キャスク11を機内に設置した状態
で、装荷機20を貯蔵エリア2上に移動させる。
【0052】(4) 貯蔵エリア2の収納管14にキャニ
スタ18を収めることができる位置に、装荷機20を固
定する。
【0053】(5) 装荷機20内でキャスク11内のキ
ャニスタ18を、装荷機20に装荷する。
【0054】(6) 装荷機20に装荷したキャニスタ1
8を、貯蔵エリア2のそれぞれの収納管14に収納す
る。
【0055】(7) 放射性物質収容キャニスタ18を取
り出したキャスク11は、そのまま装荷機20によりキ
ャスク保管エリア8上に移動される。
【0056】(8) キャスク保管エリア8上の装荷機2
0により、キャスク11をキャスク保管エリア8内の所
定の位置に保管する。場合によっては、トレーラエリア
6にてトレーラ7に積載し、貯蔵施設1外に搬出するこ
ともある。
【0057】なお、放射性物質を貯蔵エリアの収納管か
ら取り出して、貯蔵施設外へ搬出する場合には、上記手
順の逆の手順をとることによって、施設内の放射性物質
を施設外に搬出することができる。
【0058】次に、放射性物質収容キャニスタ18を収
納したキャスク11を、トレーラ7で貯蔵施設1に搬入
し、トレーラエリア6からキャスク保管エリア8に運搬
して保管する場合の手順を説明する。
【0059】(1) 放射性物質収容キャニスタ18を収
納しているキャスク11を輸送してきたトレーラ7を、
トレーラエリア6に進入させる。
【0060】(2) トレーラエリア6にて、本発明にな
る装荷機20によって、キャスク11を装荷機20内の
所定の位置に設置する。
【0061】(3) 装荷機20をキャスク保管エリア8
上に移動させる。
【0062】(4) 装荷機20により、キャスク11を
キャスク保管エリア8内の所定の位置に保管する。
【0063】キャスク保管エリア8から、放射性物質収
容キャニスタ18を貯蔵エリア2に移動し、キャニスタ
18を収納管14に貯蔵する場合も、前述したように、
装荷機20でキャスク11を貯蔵エリア2に運搬し、ト
レーラから貯蔵エリアにキャスクを直接運搬してキャニ
スタを保管する場合と同様の要領で行う。
【0064】したがって、本発明になる放射性物質貯蔵
施設および装荷機によれば、従来、必要としていた次の
機器類を用いずに、放射性物質を運搬し貯蔵することが
可能になる。
【0065】 従来、キャスクを揚重するために必要
だった天井クレーン。
【0066】 キャスクの蓋を取り外し、キャスクに
収納されていた放射性物質を詰め込んだキャニスタを、
キャニスタ準備エリアに搬送するためのキャスク受入室
内天井クレーン。
【0067】また、同様に、本発明を用いることによ
り、従来、必要とされていたキャスク受入室およびキャ
ニスタ準備エリアが不要となり、放射性物質貯蔵施設を
有効に利用することが可能になる。
【0068】さらに、天井クレーンを用いる必要がなく
なったことにより、貯蔵施設自体の高さが、以下の理由
により低くすることが可能になり、建設コストの削減に
貢献することができる。
【0069】従来の技術によれば、安全性を考慮して、
次に示す内容を積算して貯蔵施設の高さを決定してい
た。すなわち、貯蔵エリアの必要高さ(貯蔵時に安全に
貯蔵するために必要な高さ)+ 装荷機の必要高さ(装
荷機自体の高さおよび走行時等における余裕高さ)+
天井クレーンの必要高さ(天井クレーン自体の高さ、お
よび設置・走行等における必要高さ)+ マット厚によ
り決定されていた。
【0070】しかし、本発明になる貯蔵施設1の高さ
は、概ね貯蔵エリア2の必要高さ(貯蔵時に安全に貯蔵
するために必要な高さ)+ 装荷機20の必要高さ(装
荷機20自体の高さおよび走行時等における余裕高さ)
+ マット24厚とにより決定されるため、従来の放射
性物質の貯蔵施設よりも、建屋高さを低くできるという
優れた効果を有している。
【0071】次に、本発明になる装荷機20について、
トレーラエリアやキャスク保管エリアからキャスク11
を収納して、放射性物質(キャニスタ18)を貯蔵エリ
ア2に貯蔵するまでについて説明する。
【0072】(1) トレーラエリア6またはキャスク
保管エリア8において、装荷機20を固定する。
【0073】(2) 通常閉じられている装荷機20の
遮へいシャッタ25を開き、キャスク11を揚重する。
【0074】(3) 吊上げたキャスク11を、装荷機
20内の所定の位置に設定する。
【0075】(4) 遮へいシャッタ25を閉じる。
【0076】(5) 装荷機20を貯蔵エリア2上に移
動し、各収納管14の設置位置に装荷機20を固定す
る。
【0077】(6) キャスク11の下側の蓋(底板)
を外す。
【0078】(7) 装荷機20の通常閉じられている
遮へいシャッタ25を開く。
【0079】(8) 収納管14の上部に設置してある
遮へいプラグ15を抜き取り、装荷機20内に一時保管
する。
【0080】(9) 放射性物質を収納したキャニスタ
18を収納管14内に吊りおろす。
【0081】(10) 装荷機20内に一時保管してお
いた遮へいプラグ15を、収納管に取り付ける。
【0082】(11) 装荷機20の遮へいシャッタ2
5を閉じる。
【0083】(12) キャスク11の下側の蓋を閉め
る。
【0084】(13) 装荷機20を、トレーラエリア
6またはキャスク保管エリア8に移動して固定する。
【0085】(14) 装荷機20の遮へいシャッタ2
5を開き、キャスク11を吊りおろす。
【0086】本発明になる装荷機20は、遮へい機能を
有しており、収納管14の上部に取付けてある遮へいプ
ラグ15を取り外したときも、外部に影響を与えること
なく安全に作業することが可能である。また、貯蔵エリ
ア2の収納管14は、放射性物質を収納したキャニスタ
18を何段か積み上げて保管することが可能な程度の高
さを有している。
【0087】本発明の貯蔵施設1について、さらに詳細
な説明をすると、図1では、キャスク11の長手方向を
地面に対し、垂直にした縦置き方式を示しているが、キ
ャスク11の長手方向を地面と平行にした横置き方式で
保管することも可能である。また、キャスク11保管時
には、地震時等にも安全にキャスク11を保管できるよ
うに、キャスク固定台26等により固定されている。
【0088】貯蔵エリア2においては、装荷機20を貯
蔵施設1の最端部の貯蔵エリア2に設定した場合、装荷
機20がはみでた状態となる。その状態でマット24ま
で壁を伸ばすと、貯蔵セル3との間に空き空間が構成さ
れることと、マット24の増大につながるため、装荷機
20の稼動範囲に影響を与えずに、装荷機20が収納可
能な張り出し構造部を、装荷機20が走行する部分のみ
に設けるようにした。
【0089】こうして、装荷機が走行する最端部の建屋
構造を張り出し構造とすることにより、張り出し構造部
の寸法分のマット24量を低減することが可能である。
これは、同様にキャスク保管エリア8側の建屋最端部に
も該当する。
【0090】この構造は、増設時に非常に有効である。
特に、貯蔵エリア側においては、貯蔵セルを等間隔にし
て、壁、床部材の標準化を図ることで容易に増設が可能
である。増設の際、厳しい放射線管理区域である貯蔵セ
ルを、外部に影響を与えることなく増設するために、貯
蔵セル上部の装荷機が走行するエリアの外壁のみ撤去す
ることで増設が可能となる。
【0091】これは、同様にキャスク保管エリア側の建
屋最端部にも該当し、増設するためにキャスク保管エリ
ア端部の外壁のみ撤去することによって、増設すること
が可能となる。
【0092】以上説明したように、本発明になる装荷機
の実施形態によれば、放射性物質の貯蔵エリアおよびキ
ャスク保管エリア間を自由に往来し、放射性物質を貯蔵
することが可能である放射性貯蔵施設を提供することが
できる。
【0093】また、本発明によると、従来の天井クレー
ンおよび装荷機が必要だった放射性物質貯蔵施設におい
て、天井クレーンおよびキャスク受入室内の天井クレー
ンを削減することが可能である。また本発明により、従
来、必要とされていたキャスク受入室が不要となり、削
除することが可能になり貯蔵施設をより有効に利用する
ことが可能になる。
【0094】さらに、従来の放射性物質貯蔵施設の建屋
高さは、貯蔵エリアの必要高さ(貯蔵時に安全に貯蔵す
るために必要な高さ)+ 装荷機の必要高さ(装荷機自
体の高さおよび走行時等における余裕高さ)+ 天井ク
レーンの必要高さ(天井クレーン自体の高さおよび設
置、走行等における必要高さ)+ マット厚により決定
されていた。
【0095】この建屋高さが、本発明によって天井クレ
ーンを削除したことにより、概ね貯蔵エリアの必要高さ
(貯蔵時に安全に貯蔵するために必要な高さ)+ 装荷
機の必要高さ(装荷機自体の高さおよび走行時等におけ
る余裕高さ)+ マット厚により決定されることとなっ
たため、建屋高さを低くすることができ、建設コストを
削減することが可能になった。
【0096】また、装荷機のみで放射性物質の貯蔵施設
内で放射性物質をハンドリングすることが可能になり、
ハンドリングが容易になること。遮へい機能を有したキ
ャスクを装荷機内に設置し、放射性物質を収納管に収納
することにより、従来の装荷機よりも遮へい性能を削減
することが可能になり、装荷機の遮へいに係わるコスト
を削減することが可能になる。
【0097】
【発明の効果】上述のとおり、本発明によれば、放射性
物質貯蔵施設において、従来の天井クレーンが廃止で
き、建屋高さを低くして建設コストを低減することがで
きる。また、放射性物質を運搬する装荷機が合理化さ
れ、それにより、放射性物質のハンドリングが容易にな
り、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる放射性物質貯蔵施設の一実施形態
の装荷機走行レベルからみた平面図である。
【図2】図1の貯蔵室の天井下のレベルからみた平面図
である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のC−C断面図である。
【図6】本発明になる装荷機の一実施形態のキャスク吊
上げ時の様子を示す縦断面図である。
【図7】本発明になる装荷機の一実施形態のキャニスタ
吊り下ろし時の様子を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 放射性物質貯蔵施設 2 貯蔵エリア 3 貯蔵セル 4 装荷機レール 5 遮へい体 6 トレーラエリア 7 トレーラ 8 キャスク保管エリア 9 給気口 10 排気口 11 キャスク 12 階段室 13 付帯設備室 14 収納管 15 遮へいプラグ 16 床スラブ 17 天井スラブ 18 キャニスタ 20 装荷機 24 マット 25 遮へいシャッタ 26 キャスク固定台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 雅彦 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 谷中 裕一 茨城県日立市幸町一丁目20番2号 株式会 社日立ライフ内 (72)発明者 清水 仁 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 星川 忠洋 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所原子力事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性物質を収納したキャスクが搬出入
    されるトレーラエリアと、前記キャスクを一時的に保管
    するキャスク保管エリアと、前記放射性物質を貯蔵する
    貯蔵エリアとの少なくとも3つのエリアが、前記放射性
    物質を装荷する装荷機の直線走行路に沿って直列に配置
    されてなる放射性物質貯蔵施設。
  2. 【請求項2】 前記装荷機は、前記キャスクを揚重して
    運搬可能な構造を有してなる請求項1に記載の放射性物
    質貯蔵施設。
  3. 【請求項3】 前記貯蔵エリアは、前記放射性物質を冷
    却するための外気を取り入れる給気口と、前記放射性物
    質を冷却した外気を放出する排気口とが設けられてなる
    請求項1または2に記載の放射性物質貯蔵施設。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の放射性物
    質貯蔵施設に用いられ、前記3つのエリアに沿って走行
    し、前記キャスクを機内に揚重して、キャスク内の放射
    性物質を前記貯蔵エリアの収納管に収納する装荷機。
  5. 【請求項5】 放射性物質を収納したキャスクを揚重す
    る揚重手段と、前記キャスクを機内の所定位置に設置す
    る設置手段と、前記キャスクを設置して走行路に沿って
    移動する移動手段と、前記キャスク内の放射性物質収容
    キャニスタを装荷する装荷手段と、前記放射性物質の遮
    へい性能および閉じ込め性能を維持する性能維持手段
    と、前記装荷したキャニスタを貯蔵エリアの収納管に収
    納する収納手段とを有してなる装荷機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004151050A (ja) * 2002-11-01 2004-05-27 Hitachi Ltd 放射性物質の貯蔵施設

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