JP2002005291A - 冷媒シール用ガスケットの装着構造 - Google Patents
冷媒シール用ガスケットの装着構造Info
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Abstract
て冷媒の漏れを極小にすることのできる冷媒シール用ガ
スケットの装着構造を提供すること。 【解決手段】第1の締結部材10と第2の締結部材との
間には、ほぼ閉鎖されたシール空間部35が形成されて
いる。ガスケット30は、内周面34aが第2の締結部
材20の外周壁面(第1壁面)24に支持され、ガスケ
ット30の外周面34bは第1の締結部材の内周壁面
(第2壁面)13に隙間を有するようにしてシール空間
部35内に装着されている。第1の締結部材10を締め
込むと、ガスケット30のビード部31が押圧され、ガ
スケット30の外周面34bが第1の締結部材10の内
周壁面13を押圧してその反力を受ける。これによって
ガスケット30は第1の締結部材10の底面12と第2
の締結部材20の上面23とを押圧する。
Description
2 )やそれに類するガス等の冷媒が高圧で使用される冷
媒用配管にシール部材として構成されるガスケットを装
着する冷媒シール用ガスケットの装着構造に関する。
ショナや冷蔵庫等の冷凍機の代替冷媒として、フロンに
替わる次世代冷媒、例えば、炭酸ガス(CO2 )やそれ
に類するガス等を使用することが注目されてきた。フロ
ンを冷媒とする従来の冷凍サイクルでは、サイクル内の
高圧部(圧縮機の吐出側)の圧力が冷媒物性の臨界圧力
以下で運転されていた。
圧部の圧力が冷媒の臨界圧力を越えて(蝶冷媒領域)運
転される冷凍サイクルとなり、従来の冷凍サイクルに比
べ高圧部の圧力は10倍以上に達するといわれている。
また、日本冷凍協会が定める冷凍サイクルの圧力設計基
準によると、次世代冷媒の設計圧力は従来のフロン冷媒
に比べて4倍強となる見通しである。そのため、高圧部
配管の圧力が高くなるに伴って、配管部材を接続する際
に装着されるシール部材・構造体も耐圧を有して構成さ
れる必要が生じるとともに、透過性が高いという特徴を
持つ次世代冷媒の高い気密性が求められるようになって
きた。
Oリングが一般的に使用されていた。しかしOリングは
高分子で形成され多孔質体で形成されているため、高圧
の次世代冷媒を使用する構造体でOリングでシールする
場合には、冷媒が多孔部より透過されて漏れてシール性
を低下させるおそれがあった。また、金属板を用いてシ
ールする場合には、シール面が完全に密着することがで
きないために、漏れが生じてやはりシール性を低下させ
るおそれがあった。
ィングを施したセミメタルガスケットを用いて高圧冷媒
の冷媒用シールとして配管部材を有する構造体に装着さ
れる試みがなされていた。
9に示すように、平面円環状に形成されたメタル部32
の両面にゴムコーティング層33、33を形成してセミ
メタル状にすることによって形成されていた。そして、
このセミメタルガスケット30を、円環部の中央部に1
条のビード部31を突起するようにエンボス加工してシ
ール部材として構造体内に装着するようにしていた。
を、図10に示すように、締結部材41の下面43と締
結部材42の上面44とにほぼ全面的に当てるように装
着し、2本のボルトで締め付けることによって、ビード
部31を押圧してシールしていた。
従来のガスケット装着構造M2においては、締結部材4
1、42が締結されると、エンボス加工されたビード部
31が変形してガスケット30が平面状に変形されるた
め、両締結部材41、42に付与するシール圧はトルク
ダウンを起こして、十分なシール圧を付与することがで
きなかった。つまり、ビード部31が変形し尽くすと、
ガスケット30自体のクリープが大きくなり、ビード部
31によって両締結部材41、42の座面を押圧してい
た押圧力が、ガスケット30のビード部31の平面状へ
の変形で水平方向に逃げてしまうため、そのシール圧を
低下させることとなり、ガスケットのトルクダウンとな
っていた。
あり、高圧の冷媒を流通させる構造体における2締結部
材を締結する際に、表裏方向に変形可能な変形部を有す
るセミメタルガスケットに十分なシール圧を付与できる
冷媒シール用ガスケットの装着構造を提供することを目
的とする。
シール用ガスケットの装着構造では、上記の課題を解決
するために、以下のように構成するものである。すなわ
ち、メタル部と前記メタル部の両面に形成された薄膜状
のコーティング層とからなり円環状で表裏方向に変形可
能な変形部を有するガスケットが、締結関係にある2締
結部材間で形成されるシール空間部内に嵌入されて冷媒
用配管のシール部材として構成される冷媒シール用ガス
ケットの装着構造であって、前記シール空間部は、それ
ぞれの締結部材の対向面といずれか一方の締結部材の第
1壁面と一方または他方の締結部材の第2壁面とで形成
され、前記ガスケットの内周面が前記第1壁面に支持さ
れ、前記ガスケットの外周面が前記第2壁面に隙間を有
して装着され、前記ガスケットが前記2締結部材で圧延
されることによって、前記ガスケットが径方向に延びる
ことにより外周面が拡径または内周面が縮径されて、前
記第2壁面と前記第1壁面を押圧するように装着される
ことを特徴とするものである。
能な変形部としてビード部を有するものであればよい。
とし、前記ガスケットの嵌入される前記シール空間部の
幅寸法をLbとすると、締結前における前記ガスケット
の片肉幅寸法Lgが、Lg/Lb≧0.85に形成さ
れ、締結後における前記ガスケットの圧延された片肉幅
寸法Lg' が、Lg' /Lb≧1に形成されていればよ
い。
ぞれ1〜100μmで形成されていることが冷媒の洩れ
を極小に低減できるために好ましい。
スケットの装着構造は、メタル部と前記メタル部の両面
に形成された薄膜状のコーティング層とからなるテーパ
状の側壁を有しかつ前記側壁がエンボス加工されて略S
字形に形成されたガスケットが、締結関係にある2締結
部材間で形成されるシール空間部内に嵌入されて冷媒用
配管のシール部材として構成されるものであって、前記
シール空間部は、前記ガスケットの側壁を挟んで形成さ
れるそれぞれの締結部材の対向面と、いずれか一方の締
結部材の第1壁面と他方の締結部材の第2壁面とで形成
され、前記ガスケットの一端面が前記第1壁面に支持さ
れ、前記ガスケットの他端面が前記第2壁面に隙間を有
して装着され、前記ガスケットが前記2締結部材で圧延
されることによって、前記ガスケットの上面が拡径され
て前記第2壁面を押圧するように装着されることを特徴
とするものである。
トの装着構造は、上記のように構成されているため、2
締結部材を締結する際に、表裏方向に変形可能な変形部
を有するガスケットは圧延されて外周方向または内周方
向に延び、一方の締結部材の第1壁面と他方の締結部材
の第2壁面とを押圧してその反力を受けることになる。
この反力がガスケットから両締結部材の対向面を押圧す
ることになるのでシール圧を向上させることができ、そ
の結果、冷媒の漏れを極小にすることが可能となる。
分的に装着することができ、ガスケットを極めて小さく
できるので1個あたりのコストを廉価にするとともに、
構造体自体を小型化することができ、締結する際の締結
力を小さくできるので配管締め付け作業を容易にするこ
とが可能となる。
るガスケットであっても上述と同様な効果を達成でき
る。
な変形部を有するガスケットの外周面が、締結後に圧延
されて一方の締結部材の第2壁面に押圧してその反力を
受けるためには、締結前におけるガスケットの片肉幅寸
法が、シール空間部の幅寸法の85%以上に形成するこ
とが望ましく、これによって、シール圧を向上させて冷
媒の漏れを極小にすることができる。
に形成されるコーティング層の厚みが1〜100μmで
あれば、コーティング材の材質が変更になっても冷媒の
漏れがほぼ0であり、望ましいことがわかっている。
は、2締結部材のシール空間部内に装着されたガスケッ
トは、締結部材を締結する前に、ガスケットの一端面が
一方の締結部材の第2壁面との間に隙間を有して装着さ
れ、締結した後ではエンボス加工されたガスケットは圧
延されて上方に延設され、前記第2壁面を押圧してその
反力を受けることになる。この反力がガスケットから両
締結部材の対向面を押圧することになるのでシール圧を
向上させることができ、その結果、冷媒の漏れを極小に
することが可能となる。
図面に基づいて説明する。本形態の冷媒シール用ガスケ
ットの装着構造(以下、本構造体という)Mは、フロン
に替わる次世代冷媒として、例えば、炭酸ガス(CO
2 )を使用するために、2締結部材間に、ほぼ閉鎖され
たシール空間部を形成して、シール空間部内にセミメタ
ルガスケット(以下、ガスケットという)を嵌入するこ
とによって構成されている。
0を装着するものであり、図1に示すように、第1の締
結部材10と第2の締結部材20とが、一部でシール空
間部35を有してそれぞれの対向面で当接するように構
成されている。図中、第1の締結部材10は、上部から
の配管部材18を接続して第2の締結部材20の上方に
配置するように構成されている。
下部中央部に下面から上方に向かって凹部11が形成さ
れ、軸心に沿って第1の冷媒通気路15が形成されてい
る。また、軸心と平行に2か所でボルト挿入孔16、1
6が形成されている。
て第1の締結部材10の凹部11に嵌合する凸部21が
形成され、凸部21から第1の冷媒通気路15内に挿入
される突起部22が形成されている。さらに、第1の冷
媒通気路15に連接するように第2の冷媒通気路25が
形成され、第1の締結部材10のボルト挿通孔16、1
6と同一軸線上にボルト挿通孔26、26が形成されて
いる。
締結部材10の凹部11の底面12と内周壁面(第2壁
面)13及び第2の締結部材20の凸部21の上面23
と突起部22の外周壁面(第1壁面)24との間には、
ガスケット30が嵌入されるシール空間部35が形成さ
れ、ボルト挿通孔16、26にボルト36を挿通してナ
ット37で締め付けることによって第1の冷媒通路15
から第2の冷媒通路25に流れる冷媒をシールしてい
る。
ように、エンボス加工されたガスケット30が1条のビ
ード部31を上方(下方でもよい)に有して嵌入されて
いる。ガスケット30は、図9に示すように、メタル部
32とメタル部32の両面に薄膜状のコーティング層3
3、33を形成して円環状に形成されている。メタル部
32は、例えば、SUS材で形成され、コーティング層
33は、例えば、IIRまたはNBRまたはH・NBR
またはFKM等で形成されたゴムコーティングポリマ
ー、あるいはPTFEまたはナイロンまたはPPまたは
PE等で形成された樹脂、あるいはSnまたはZnまた
はPbあるいはCn等のメタル、のいずれかによってコ
ーティングされて形成されている。
に対して1〜100μm(望ましくは25μm前後)で
形成されている。図3に示すように、コーティング層3
3は薄ければ薄い方が漏れ量に対しては良好であるが、
厚みが約25μmであれば、コーティング材の材質が代
わっても、CO2 の漏れ量が極小であることが、図3に
示すように、試験結果より明らかになっている。
に、内径が第2の締結部材20の突起部22の外周壁面
24と略同一寸法に形成されて内周面34aが突起部2
2の外周壁面24に支持されている。ガスケット30の
外周面34bは第1の締結部材10の凹部11の内周壁
面13との間に隙間を有している。この状態から、図2
(b)に示すように、第1の締結部材10と第2の締結
部材20とが、ナット37を締め込むことによって締結
されると、第1の締結部材10の凹部11の底面12
が、ガスケット30のビード部31を押圧しガスケット
30を圧延してガスケット30の外周面34bを外径方
向に延ばし、内周面34aを内径方向に延ばす。ガスケ
ット30の外周面34bは第1の締結部材10の凹部1
1の内周壁面13に当接し押圧する力が働き、内周面3
4aは第2の締結部材20の突起部22に当接し押圧す
る力が働く。これらの押圧力は、ガスケット30自体に
かかる反力となって局部面圧が発生し、発生した局部面
圧で第1の締結部材10の凹部11の底面12と第2の
締結部材20の凸部21の上面23を押圧する力として
作用することになり、シール圧を高めることとなる。
ト30の外周面34bを第1の締結部材10の凹部11
の内周壁面13に支持するようにし、ガスケットの内周
面34aを第2の締結部材20の突起部22の外周壁面
24との間に隙間を有するように、ガスケット30を形
成して装着するようにしてもよい。この形態において
も、ビード部31が押圧されると、ガスケット30は内
周面34aを内径方向に延ばし、外周面34bを外径方
向に延ばして、第2の締結部材20の突起部22の外周
壁面24と第1の締結部材10の凹部11の内周壁面1
3とを押圧する。そして、その反力により、第1の締結
部材10の底面12と第2の締結部材20の上面23へ
の押圧力が作用されてシール圧を高くすることができ
る。
の寸法を具体的な関係で示すと、エンボス加工されたガ
スケット30の片肉幅寸法をLgとし、シール空間部3
5の幅寸法(第1の締結部材10の凹部11の内周壁面
13と第2の締結部材20の突起部22の外周壁面24
との間で形成される寸法)をLbとすると、ガスケット
30の外径Lgが、Lg/Lb≧0.85以上(望まし
くは0.90〜0.97)であれば、図2(b)に示す
ように、第1の締結部材10と第2の締結部材20とが
締結されてガスケット30が圧延したときに、ガスケッ
ト30の外周面34bが第1の締結部材10の凹部11
の内周壁面13に押圧する状態、つまり圧延されたガス
ケット30の外径Lg' は、Lg' /Lb≧1になるの
で、ガスケット自体に局部面圧が発生し、第1の締結部
材10と第2の締結部材20の対向面を押圧してシール
圧を高めることができる。
は第1の締結部材10と第2の締結部材20との間で部
分的に装着することができ、ガスケット30を極めて小
さくできるので1個あたりのコストを廉価にするととも
に、構造体を小型化することができ、締結する際の締結
力を小さくできるので配管締め付け作業を容易にするこ
とが可能となる。
31を有してエンボス加工されたものでなく、図4に示
すような、上部フランジ部37と底板部38とを有して
皿状に形成されたガスケット30Aでもよく、また、図
5に示すように、下窄まりのテーパ状に形成されたガス
ケット30Bでもよい。いずれのガスケット30A、3
0Bが図2(a)におけるシール空間部35に装着され
ていても、ガスケット30A、30Bの内周面が第2の
締結部材20の外周壁面24に支持され、圧延されたガ
スケット30A、30Bの外周面が第1の締結部材10
の内周壁面13に押圧するように装着されていれば、上
記と同様の作用が行なわれ上記と同様な効果を達成でき
るものである。
材50が第2の締結部材60との対向する面に下方に突
出する凸状リング部51が形成され、第2の締結部材6
0の第1の締結部材50との対向する面に凸状リング部
51に係合する凹状リング部61が形成されて、構造体
を構成している場合では、一方の締結部材(この場合第
2締結部材60)に第1壁面と第2壁面が形成される。
つまり、シール空間部55が、凸状リング部51の下面
52と、凹状リング部61の上面62と、第2の締結部
材60の凹状リング部61の外周壁面(第1壁面)63
と、凹状リング部内周壁面(第2壁面)64と、で形成
され、ガスケット30の内周面34aが凹状リング部6
1の外周壁面63に支持されて、ガスケット30の外周
面34bは、締結前においては、凹状リング部61の内
周壁面64に対して隙間を有し、締結後においては、ガ
スケット30の外周面34bが凹状リング部61の内周
壁面64を押圧して反力を受けることになる。もちろん
第1の締結部材50側に凹状リング部を形成して、第2
の締結部材60側に凸状リング部を形成すれば、第1の
締結部材50に第1壁面と第2壁面が形成されることに
なる。
と第2の締結部材とをボルトとナットで行なうものでな
く、第1の締結部材70の外周面に雄ねじ71を形成
し、袋ナット75で第1の締結部材71と第2の締結部
材73とを締結するようにしてもよい。
常、S字形ガスケット300として知られているものを
装着する場合を示すものである。図8に示すように、S
字形ガスケット300は、下広がりのテーパ状に形成さ
れて側壁縦断面が両面にビード部310を有する略S字
形に形成されている。そしてS字部はメタル部320を
挟んで外面と内面とに薄膜状のコーティング層330、
330が形成されている。
0を有する円環状に形成され、第2の締結部材200は
第1の締結部材100の中空部に挿入される突起部21
0と突起部210の回りに配置されるフランジ面(第1
壁面)220とを有し円柱状に形成されている。いずれ
も軸心部には冷媒通気路を有して冷媒が流れるように形
成されている。そして第1の締結部材100と第2の締
結部材200との嵌合部にはS字形ガスケット300が
嵌入されるシール空間部350が形成されている。
第1の締結部材100の内周面に形成される下広がりの
内テーパ面140と内テーパ面140の上端部から中空
部より大径に形成された凹部底面(第2壁面)150
と、第2の締結部材200のフランジ面(第1壁面)2
20と突起部210の外周面に形成されて第1の締結部
材100の内テーパ面140と同一角度を有する外テー
パ面240との間に形成されている。
態では、図8(a)に示すように、S字形ガスケット3
00の下面341は第2の締結部材200のフランジ面
(第1壁面)220に支持され、S字型ガスケット30
0の上面341と第1の締結部材100の凹部底面(第
2壁面)150との間には隙間を形成するように、S字
形部ラケット300がシール空間部350内に装着され
ている。
部材100を第2の締結部材200側に締め付けること
によって、第1の締結部材100の内テーパ面140が
S字形ガスケット300を押圧して上面342を上方に
延設し、第1の締結部材100の凹部底面(第2壁面)
150に当接する。
め付けることによって、S字形ガスケット300のビー
ド部310への押圧力が、S字形ガスケット300の上
面342を第1の締結部材100の凹部底面(第2壁
面)150への押圧力となって、S字形ガスケット30
0の局部面圧として変化し、第1の締結部材100の内
テーパ面140と第2の締結部材200の外テーパ面2
40への押圧力となってシール圧を高めることができ
る。
構造は、ガスケット30が平面形に形成されている場合
には、2締結部材を締結する際に、ビード部31を有し
てエンボス加工されたガスケット30は圧延されて外周
方向に延び、第1の締結部材10の内周壁面(第2壁
面)13を押圧してその反力を受けて局部面圧を発生さ
せることになる。この内力がガスケット30から両締結
部材10、20の対向面を押圧することになるのでシー
ル圧を向上させることができ、その結果、冷媒の漏れを
極小にすることが可能となる。
部と底板部を有する皿状のガスケットや下窄まりのテー
パ状のガスケットであっても同様の効果を達する。
いるガスケット30の外周面34bが、締結後に圧延さ
れて第1の締結部材10の内周壁面13に押圧してその
反力を受けるためには、締結前におけるガスケットの片
肉幅寸法Pgが、シール空間部35の幅寸法の85%以
上に形成することが望ましく、これによって、シール圧
を向上させて冷媒の漏れを極小にすることができる。
0の片面に形成されるコーティング層33の厚みが1〜
100μmであれば、コーティング材の材質が変更にな
っても冷媒の漏れがほぼ0であり望ましい。
場合には、2締結部材100、200のシール空間部3
50内に装着されたガスケット300は、締結部材10
0、200を締結する前に、ガスケット300の上面3
42が第1の締結部材100の凹部底面(第2壁面)1
50との間に隙間を有して装着され、締結した後ではエ
ンボス加工されたガスケット300は圧延されて上方に
延設され、凹部底面(第2壁面)150を押圧してその
反力を受けることになる。この反力がガスケット300
から両締結部材100、200の内テーパ面140、外
テーパ面240を押圧することになるのでシール圧を向
上させることができ、その結果、冷媒の漏れを極小にす
ることが可能となる。
向に変形可能な変形部を有するセミメタルガスケットの
シール圧を高くするための装着構造を示すものであるた
め、図例に限定するものではない。例えば、第1の形態
の本構造体Mにおける第1の締結部材10に突起部を設
けてガスケット30の内周面34aを支持する外周壁面
を形成し、第2の締結部材20に凹部を設けてガスケッ
ト30の外周面34aで押圧される内周壁面を形成する
ようにしてもよい。
は、ビード部31が押圧されることにより、外径方向や
内径方向に伸びるものを示したが、いずれか一方に伸び
るものであってもよい。
一形態を示す一部断面図
れ量の試験結果を示す表
簡略断面図
状のものを示す簡略断面図
を示す一部断面図
を示す要部拡大断面図
図
Claims (5)
- 【請求項1】 メタル部と前記メタル部の両面に形成さ
れた薄膜状のコーティング層とからなり円環状で表裏方
向に変形可能な変形部を有するガスケットが、締結関係
にある2締結部材間で形成されるシール空間部内に嵌入
されて冷媒用配管のシール部材として構成される冷媒シ
ール用ガスケットの装着構造であって、 前記シール空間部は、それぞれの締結部材の対向面と、
いずれか一方の締結部材の第1壁面と、一方または他方
の締結部材の第2壁面とで形成され、 前記ガスケットの内周面が前記第1壁面に支持され、前
記ガスケットの外周面が前記第2壁面に隙間を有して装
着され、 前記ガスケットが前記2締結部材で圧延されることによ
って、前記ガスケットが径方向に延びて前記第2壁面を
押圧するように装着されることを特徴とする冷媒シール
用ガスケットの装着構造。 - 【請求項2】 前記ガスケットの表裏方向に変形可能な
変形部としてビード部を有することを特徴とする請求項
1記載の冷媒シール用ガスケットの装着構造。 - 【請求項3】 前記ガスケットの片肉幅寸法をLgと
し、前記ガスケットの嵌入される前記シール空間部の幅
寸法をLbとすると、締結前における前記ガスケットの
片肉幅寸法Lgが、Lg/Lb≧0.85に形成され、
締結後における前記ガスケットの圧延された片肉幅寸法
Lg' が、Lg' /Lb≧1に形成されていることを特
徴とする請求項1または2記載の冷媒シール用ガスケッ
トの装着構造。 - 【請求項4】 前記コーティング層の厚みがそれぞれ1
〜100μmで形成されていることを特徴とする請求項
1,2または3記載の冷媒シール用ガスケットの装着構
造。 - 【請求項5】 メタル部と前記メタル部の両面に形成さ
れた薄膜状のコーティング層とからなるテーパ状の側壁
を有しかつ前記側壁がエンボス加工されて略S字形に形
成されたガスケットが、締結関係にある2締結部材間で
形成されるシール空間部内に嵌入されて冷媒用配管のシ
ール部材として構成される冷媒シール用ガスケットの装
着構造であって、 前記シール空間部は、前記ガスケットの側壁を挟んで形
成されるそれぞれの締結部材の対向面と、いずれか一方
の締結部材の第1壁面と、他方の締結部材の第2壁面と
で形成され、 前記ガスケットの一端面が前記第1壁面に支持され、前
記ガスケットの他端面が前記第2壁面に隙間を有して装
着され、 前記ガスケットが前記2締結部材で圧延されることによ
って、前記ガスケットの他端面が拡径されて前記第2壁
面を押圧するように装着されることを特徴とする冷媒シ
ール用ガスケットの装着構造。
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