JP2002005011A - 可変容量圧縮機 - Google Patents
可変容量圧縮機Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/109—Lubrication
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動軸の軸封装置の潤滑を簡単な構成で良好
に行うことができる可変容量圧縮機を提供する。 【解決手段】 フロントハウジング12に吸入室19及び吐
出室20が形成され、クランク室17はシリンダブロック13
とリヤハウジング14との間に形成されている。駆動軸18
は吸入室19を貫通してフロントハウジング12から突出す
るように、ハウジング11に回転可能に支持されている。
吸入室19内に駆動軸18の軸封装置26が収容されている。
シリンダブロック13及び弁・ポート形成体16にはクラン
ク室17と吸入室19とを連通する抽気通路59が吸入室19側
に向かって下降傾斜するとともに、その出口が軸封装置
26の上側に位置するように設けられている。吸入室19に
は抽気通路59から供給される潤滑油を貯留可能な貯留部
60が軸封装置26の下部を覆うように配設されている。
に行うことができる可変容量圧縮機を提供する。 【解決手段】 フロントハウジング12に吸入室19及び吐
出室20が形成され、クランク室17はシリンダブロック13
とリヤハウジング14との間に形成されている。駆動軸18
は吸入室19を貫通してフロントハウジング12から突出す
るように、ハウジング11に回転可能に支持されている。
吸入室19内に駆動軸18の軸封装置26が収容されている。
シリンダブロック13及び弁・ポート形成体16にはクラン
ク室17と吸入室19とを連通する抽気通路59が吸入室19側
に向かって下降傾斜するとともに、その出口が軸封装置
26の上側に位置するように設けられている。吸入室19に
は抽気通路59から供給される潤滑油を貯留可能な貯留部
60が軸封装置26の下部を覆うように配設されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両等の
空調装置に使用される片頭ピストンを備えた斜板式の可
変容量圧縮機に係り、詳しくはピストンを駆動する駆動
軸(回転軸)とハウジングとの間に設けられる軸封装置
の潤滑構成に特徴を有する可変容量圧縮機に関するもの
である。
空調装置に使用される片頭ピストンを備えた斜板式の可
変容量圧縮機に係り、詳しくはピストンを駆動する駆動
軸(回転軸)とハウジングとの間に設けられる軸封装置
の潤滑構成に特徴を有する可変容量圧縮機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の斜板式圧縮機では、一般に図6
に示すように、ハウジングは互いに接合固定されたフロ
ントハウジング71、シリンダブロック72及びリヤハ
ウジング73で構成されている。駆動軸74は第1端部
がフロントハウジング71から突出するように、第1端
部側及び第2端部側において一対のラジアルベアリング
75,76を介してハウジングに回転可能に支持されて
いる。ハウジングには第1ラジアルベアリング75より
駆動軸74の第1端部寄りに、冷媒ガスがクランク室7
7から大気へ洩れるのを防止する軸封装置78が配設さ
れている。
に示すように、ハウジングは互いに接合固定されたフロ
ントハウジング71、シリンダブロック72及びリヤハ
ウジング73で構成されている。駆動軸74は第1端部
がフロントハウジング71から突出するように、第1端
部側及び第2端部側において一対のラジアルベアリング
75,76を介してハウジングに回転可能に支持されて
いる。ハウジングには第1ラジアルベアリング75より
駆動軸74の第1端部寄りに、冷媒ガスがクランク室7
7から大気へ洩れるのを防止する軸封装置78が配設さ
れている。
【0003】圧縮機ではベアリング等の摺動部の潤滑
は、冷媒ガス中にミスト状で存在する潤滑油によって行
われる。従って、冷媒ガスの流れが淀んだ部分では潤滑
が不充分になる。また、近年フロンに代えて二酸化炭素
(CO2 )等、冷媒の臨界温度を超えた超臨界域で冷媒
を冷却する場合を含む熱交換を行う冷凍回路に使用され
る圧縮機も提案されている。このような冷媒を使用した
場合は、冷媒圧力がフロンを用いた冷媒の圧力よりも1
0倍以上となり、ベアリングや軸封装置への負荷が大き
くなるため、特に潤滑を良好に行う必要がある。
は、冷媒ガス中にミスト状で存在する潤滑油によって行
われる。従って、冷媒ガスの流れが淀んだ部分では潤滑
が不充分になる。また、近年フロンに代えて二酸化炭素
(CO2 )等、冷媒の臨界温度を超えた超臨界域で冷媒
を冷却する場合を含む熱交換を行う冷凍回路に使用され
る圧縮機も提案されている。このような冷媒を使用した
場合は、冷媒圧力がフロンを用いた冷媒の圧力よりも1
0倍以上となり、ベアリングや軸封装置への負荷が大き
くなるため、特に潤滑を良好に行う必要がある。
【0004】特開平11−241681号公報には図6
に示すように、駆動軸74に減圧通路79を形成したも
のが開示されている。減圧通路79の入口79aは、第
1ラジアルベアリング75より駆動軸74の第1端部側
の、軸封装置78が収容されている隔離室80と対応す
る位置に開口しており、減圧通路79の出口79bが駆
動軸74の第2端部端面に開口している。出口79b側
の駆動軸74の端部にはファン81が嵌合止着されてい
る。そして、ファン81が駆動軸74と一体的に回転す
ると、減圧通路79内の冷媒が出口79b側へ汲み出さ
れる。出口79b側へ汲み出された冷媒はラジアルベア
リング76の隙間からクランク室77へ流出する。
に示すように、駆動軸74に減圧通路79を形成したも
のが開示されている。減圧通路79の入口79aは、第
1ラジアルベアリング75より駆動軸74の第1端部側
の、軸封装置78が収容されている隔離室80と対応す
る位置に開口しており、減圧通路79の出口79bが駆
動軸74の第2端部端面に開口している。出口79b側
の駆動軸74の端部にはファン81が嵌合止着されてい
る。そして、ファン81が駆動軸74と一体的に回転す
ると、減圧通路79内の冷媒が出口79b側へ汲み出さ
れる。出口79b側へ汲み出された冷媒はラジアルベア
リング76の隙間からクランク室77へ流出する。
【0005】また、特開平11−107914号公報に
は、CO2 を冷媒とする固定容量タイプの斜板式圧縮機
において、大きな圧力軸荷重に耐え得る圧縮機として、
図7に示すように、吸入室82及び吐出室83を駆動軸
74のスプライン74a側に配設し、斜板84を挟んで
第1のピストン85に対してスプライン74aと反対側
に第2のピストン86を設けたものが開示されている。
この圧縮機ではフロントハウジング71に、斜板室87
に連通する吸入口88と、吸入室82と斜板室87とを
連通する連通路89が形成されている。そして、吸入室
82内に軸シール90が配置されている。
は、CO2 を冷媒とする固定容量タイプの斜板式圧縮機
において、大きな圧力軸荷重に耐え得る圧縮機として、
図7に示すように、吸入室82及び吐出室83を駆動軸
74のスプライン74a側に配設し、斜板84を挟んで
第1のピストン85に対してスプライン74aと反対側
に第2のピストン86を設けたものが開示されている。
この圧縮機ではフロントハウジング71に、斜板室87
に連通する吸入口88と、吸入室82と斜板室87とを
連通する連通路89が形成されている。そして、吸入室
82内に軸シール90が配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−2416
81号公報に開示の装置では、駆動軸74に設けられた
ファン81の作用によってクランク室77内の冷媒ガス
の一部が第1ラジアルベアリング75あるいはスラスト
ベアリング91の隙間を経て減圧通路79へ導入され、
第2ラジアルベアリング76の隙間を経てクランク室7
7へ戻る流れが発生し、両ラジアルベアリング75,7
6や軸封装置78の潤滑が良好になる。しかし、減圧通
路79に冷媒の流れを生じさせるためのファン81が必
要となり、構造が複雑になる。
81号公報に開示の装置では、駆動軸74に設けられた
ファン81の作用によってクランク室77内の冷媒ガス
の一部が第1ラジアルベアリング75あるいはスラスト
ベアリング91の隙間を経て減圧通路79へ導入され、
第2ラジアルベアリング76の隙間を経てクランク室7
7へ戻る流れが発生し、両ラジアルベアリング75,7
6や軸封装置78の潤滑が良好になる。しかし、減圧通
路79に冷媒の流れを生じさせるためのファン81が必
要となり、構造が複雑になる。
【0007】一方、特開平11−107914号公報に
開示された構成では、軸シール90が配置された吸入室
82と、斜板室87とが連通路89により連通されてい
る。しかし、この連通路89は斜板室87に導入された
吸入冷媒を吸入室82に導入するためのものであり、固
定容量斜板式圧縮機で通常用いられる構成である。しか
し、可変容量斜板式圧縮機では斜板室に相当するクラン
ク室内の圧力を調整することで、斜板(カムプレート)
の傾斜角を変更して容量を変更するため、クランク室内
の冷媒ガスを吸入室に多量に導く通路を設けることはな
い。
開示された構成では、軸シール90が配置された吸入室
82と、斜板室87とが連通路89により連通されてい
る。しかし、この連通路89は斜板室87に導入された
吸入冷媒を吸入室82に導入するためのものであり、固
定容量斜板式圧縮機で通常用いられる構成である。しか
し、可変容量斜板式圧縮機では斜板室に相当するクラン
ク室内の圧力を調整することで、斜板(カムプレート)
の傾斜角を変更して容量を変更するため、クランク室内
の冷媒ガスを吸入室に多量に導く通路を設けることはな
い。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、駆動軸の軸封装置の潤滑を簡
単な構成で良好に行うことができる可変容量圧縮機を提
供することにある。
のであって、その目的は、駆動軸の軸封装置の潤滑を簡
単な構成で良好に行うことができる可変容量圧縮機を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、吸入室及び吐出室を
備えたハウジングと、前記ハウジングに区画形成された
クランク室と、第1端部が前記ハウジングから突出する
ように、前記ハウジングに回転可能に支持された駆動軸
と、前記ハウジング内の前記クランク室と前記駆動軸の
第1端部との間に形成されたシリンダボアと、前記シリ
ンダボア内に往復動可能に収容された片頭型のピストン
と、前記クランク室内に収容され、前記駆動軸の回転運
動を前記ピストンの往復運動に変換するため前記ピスト
ンと作動連結されたカムプレートと、前記クランク室内
の圧力を制御することにより前記カムプレートの傾角を
制御して前記ピストンの往復動に伴う前記シリンダボア
から前記吐出室への吐出容量を変化させる傾角制御手段
とを備えた可変容量圧縮機であって、前記吸入室及び吐
出室を前記クランク室に対して前記駆動軸の第1端部側
に配設し、前記駆動軸の軸封装置を吸入圧領域に収容
し、前記クランク室と前記吸入圧領域とを連通する抽気
通路をその出口が前記軸封装置の上側に位置するように
設けた。なお、カムプレートの傾角とは駆動軸に直交す
る仮想平面とカムプレートとが成す角度を意味する。
めに、請求項1に記載の発明では、吸入室及び吐出室を
備えたハウジングと、前記ハウジングに区画形成された
クランク室と、第1端部が前記ハウジングから突出する
ように、前記ハウジングに回転可能に支持された駆動軸
と、前記ハウジング内の前記クランク室と前記駆動軸の
第1端部との間に形成されたシリンダボアと、前記シリ
ンダボア内に往復動可能に収容された片頭型のピストン
と、前記クランク室内に収容され、前記駆動軸の回転運
動を前記ピストンの往復運動に変換するため前記ピスト
ンと作動連結されたカムプレートと、前記クランク室内
の圧力を制御することにより前記カムプレートの傾角を
制御して前記ピストンの往復動に伴う前記シリンダボア
から前記吐出室への吐出容量を変化させる傾角制御手段
とを備えた可変容量圧縮機であって、前記吸入室及び吐
出室を前記クランク室に対して前記駆動軸の第1端部側
に配設し、前記駆動軸の軸封装置を吸入圧領域に収容
し、前記クランク室と前記吸入圧領域とを連通する抽気
通路をその出口が前記軸封装置の上側に位置するように
設けた。なお、カムプレートの傾角とは駆動軸に直交す
る仮想平面とカムプレートとが成す角度を意味する。
【0010】この発明においては、駆動軸の回転運動が
カムプレートを介してピストンの往復運動に変換されて
冷媒ガスの圧縮動作が行われる。傾角制御手段によりカ
ムプレートの傾角が変更されてピストンのストロークが
変更される。駆動軸にピストンの圧縮反力が作用すると
ともに、第2端部にクランク室の圧力が作用する。そし
て、後者の力が圧縮反力と逆方向に作用するため、前記
両者の作用方向が同じであった従来の圧縮機に比較して
駆動軸を駆動するための動力が大幅に低減される。ま
た、駆動軸の軸封装置を収容する吸入圧領域には、クラ
ンク室内の圧力と、吸入圧領域の圧力との差圧に基づい
て、クランク室内の冷媒ガスが抽気通路を介して流入す
る。吸入圧領域に絶えず冷媒ガスが流入するため、吸入
圧領域に収容された軸封装置の潤滑が良好に行われる。
カムプレートを介してピストンの往復運動に変換されて
冷媒ガスの圧縮動作が行われる。傾角制御手段によりカ
ムプレートの傾角が変更されてピストンのストロークが
変更される。駆動軸にピストンの圧縮反力が作用すると
ともに、第2端部にクランク室の圧力が作用する。そし
て、後者の力が圧縮反力と逆方向に作用するため、前記
両者の作用方向が同じであった従来の圧縮機に比較して
駆動軸を駆動するための動力が大幅に低減される。ま
た、駆動軸の軸封装置を収容する吸入圧領域には、クラ
ンク室内の圧力と、吸入圧領域の圧力との差圧に基づい
て、クランク室内の冷媒ガスが抽気通路を介して流入す
る。吸入圧領域に絶えず冷媒ガスが流入するため、吸入
圧領域に収容された軸封装置の潤滑が良好に行われる。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記吸入圧領域は吸入室である。従
って、この発明では、軸封装置の雰囲気温度がクランク
室の温度より低温となり、軸封装置の耐久性が向上す
る。また、軸封装置を収容するために特別に吸入圧力領
域を設ける必要がなく、構造が簡単になる。
載の発明において、前記吸入圧領域は吸入室である。従
って、この発明では、軸封装置の雰囲気温度がクランク
室の温度より低温となり、軸封装置の耐久性が向上す
る。また、軸封装置を収容するために特別に吸入圧力領
域を設ける必要がなく、構造が簡単になる。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記吸入室には前記抽気通路から供
給される潤滑油を貯留可能な貯留部が軸封装置の下部を
覆うように配設されている。従って、この発明では、抽
気通路を冷媒ガスが移動中に、冷媒ガス中にミスト状で
存在する潤滑油が抽気通路の壁面に付着して吸入圧領域
に流入した場合も、潤滑油が貯留部に貯留され、軸封装
置の下部が潤滑油に接触して潤滑が良好に行われる。
載の発明において、前記吸入室には前記抽気通路から供
給される潤滑油を貯留可能な貯留部が軸封装置の下部を
覆うように配設されている。従って、この発明では、抽
気通路を冷媒ガスが移動中に、冷媒ガス中にミスト状で
存在する潤滑油が抽気通路の壁面に付着して吸入圧領域
に流入した場合も、潤滑油が貯留部に貯留され、軸封装
置の下部が潤滑油に接触して潤滑が良好に行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両用空調装置の
可変容量型圧縮機に具体化した一実施の形態を図1〜図
3に従って説明する。
可変容量型圧縮機に具体化した一実施の形態を図1〜図
3に従って説明する。
【0014】図1に示すように、圧縮機10のハウジン
グ11を構成するフロントハウジング12、シリンダブ
ロック13及びリヤハウジング14は、ハウジング11
の第1端部側(図1の左側)から順に配置され、複数の
通しボルト(1本のみ図示)15によって相互に接合固
定されている。弁・ポート形成体16はフロントハウジ
ング12とシリンダブロック13との間に介装されてい
る。クランク室17は、シリンダブロック13とリヤハ
ウジング14とで囲まれた領域に区画されている。
グ11を構成するフロントハウジング12、シリンダブ
ロック13及びリヤハウジング14は、ハウジング11
の第1端部側(図1の左側)から順に配置され、複数の
通しボルト(1本のみ図示)15によって相互に接合固
定されている。弁・ポート形成体16はフロントハウジ
ング12とシリンダブロック13との間に介装されてい
る。クランク室17は、シリンダブロック13とリヤハ
ウジング14とで囲まれた領域に区画されている。
【0015】駆動軸18は、弁・ポート形成体16に形
成された孔を遊貫するとともに、第1端部がフロントハ
ウジング12から突出し、第2端部がクランク室17内
に配置された状態でハウジング11に回転可能に支承さ
れている。フロントハウジング12には駆動軸18の第
1端部寄りと対応する位置に吸入圧領域としての吸入室
19が形成され、吸入室19を取り囲むようにほぼ環状
の吐出室20が隔壁12aにより区画形成されている。
フロントハウジング12には吸入室19の弁・ポート形
成体16と対向する側と反対側に収容凹部21が形成さ
れている。シリンダブロック13にはクランク室17と
吸入室19とを連通するように軸孔22が形成されてい
る。リヤハウジング14にはクランク室17側に収容凹
部23が形成されている。収容凹部23はクランク室1
7の一部を構成する。
成された孔を遊貫するとともに、第1端部がフロントハ
ウジング12から突出し、第2端部がクランク室17内
に配置された状態でハウジング11に回転可能に支承さ
れている。フロントハウジング12には駆動軸18の第
1端部寄りと対応する位置に吸入圧領域としての吸入室
19が形成され、吸入室19を取り囲むようにほぼ環状
の吐出室20が隔壁12aにより区画形成されている。
フロントハウジング12には吸入室19の弁・ポート形
成体16と対向する側と反対側に収容凹部21が形成さ
れている。シリンダブロック13にはクランク室17と
吸入室19とを連通するように軸孔22が形成されてい
る。リヤハウジング14にはクランク室17側に収容凹
部23が形成されている。収容凹部23はクランク室1
7の一部を構成する。
【0016】駆動軸18は軸孔22、吸入室19、収容
凹部21及びフロントハウジング12に形成された挿通
孔を貫通した状態で、中間部が軸孔22内に配設された
第1ラジアルベアリング24を介して、第2端部が収容
凹部23内に配設された第2ラジアルベアリング25を
介してシリンダブロック13及びリヤハウジング14に
回転可能に支持されている。
凹部21及びフロントハウジング12に形成された挿通
孔を貫通した状態で、中間部が軸孔22内に配設された
第1ラジアルベアリング24を介して、第2端部が収容
凹部23内に配設された第2ラジアルベアリング25を
介してシリンダブロック13及びリヤハウジング14に
回転可能に支持されている。
【0017】吸入室19内には軸封装置26が配設され
ている。図3に示すように、軸封装置26は、収容凹部
21に嵌合固定されたリング27と、駆動軸18にO
(オー)リング28を介して一体回転可能に取り付けら
れるとともに、リング27に摺接するカーボン製の摺動
リング29とを備えている。リング27は駆動軸18に
遊挿されるとともに、フロントハウジング12との間に
Oリング30が介装されている。摺動リング29の外周
部には溝29aが形成されている。また、軸封装置26
は、駆動軸18と一体回転可能な支持リング31を備
え、支持リング31は溝29aと係合する掛止片31a
を備えるとともに、摺動リング29をリング27側に付
勢する付勢手段としてのバネ32を備えている。そし
て、駆動軸18とハウジング11(フロントハウジング
12)との間のシールが、Oリング28、摺動リング2
9、リング27及びOリング30間の接触により保持さ
れる。
ている。図3に示すように、軸封装置26は、収容凹部
21に嵌合固定されたリング27と、駆動軸18にO
(オー)リング28を介して一体回転可能に取り付けら
れるとともに、リング27に摺接するカーボン製の摺動
リング29とを備えている。リング27は駆動軸18に
遊挿されるとともに、フロントハウジング12との間に
Oリング30が介装されている。摺動リング29の外周
部には溝29aが形成されている。また、軸封装置26
は、駆動軸18と一体回転可能な支持リング31を備
え、支持リング31は溝29aと係合する掛止片31a
を備えるとともに、摺動リング29をリング27側に付
勢する付勢手段としてのバネ32を備えている。そし
て、駆動軸18とハウジング11(フロントハウジング
12)との間のシールが、Oリング28、摺動リング2
9、リング27及びOリング30間の接触により保持さ
れる。
【0018】複数(図面には一つのみ示す)のシリンダ
ボア33は、駆動軸18を等角度間隔にて取り囲むよう
にしてシリンダブロック13に形成されている。即ち、
シリンダボア33は、ハウジング11内のクランク室1
7と駆動軸18の第1端部との間に形成されている。片
頭型のピストン34は、各シリンダボア33に往復動可
能に収容されている。シリンダボア33の前後開口は、
弁・ポート形成体16及びピストン34によって閉塞さ
れており、シリンダボア33内にはピストン34の往復
動に応じて体積変化する圧縮室35が区画されている。
ボア33は、駆動軸18を等角度間隔にて取り囲むよう
にしてシリンダブロック13に形成されている。即ち、
シリンダボア33は、ハウジング11内のクランク室1
7と駆動軸18の第1端部との間に形成されている。片
頭型のピストン34は、各シリンダボア33に往復動可
能に収容されている。シリンダボア33の前後開口は、
弁・ポート形成体16及びピストン34によって閉塞さ
れており、シリンダボア33内にはピストン34の往復
動に応じて体積変化する圧縮室35が区画されている。
【0019】回転支持体としてのラグプレート36は、
クランク室17において駆動軸18の第2端部側に一体
回転可能に固定されている。ラグプレート36は第1の
スラストベアリング37を介してリヤハウジング14の
内壁面14aに当接している。内壁面14aはピストン
34の圧縮反力による軸荷重を支承し、駆動軸18の軸
方向位置を規制する規制面として機能する。
クランク室17において駆動軸18の第2端部側に一体
回転可能に固定されている。ラグプレート36は第1の
スラストベアリング37を介してリヤハウジング14の
内壁面14aに当接している。内壁面14aはピストン
34の圧縮反力による軸荷重を支承し、駆動軸18の軸
方向位置を規制する規制面として機能する。
【0020】カムプレートとしての斜板38は、貫通孔
38aに駆動軸18が貫通された状態でクランク室17
内に配設されている。ヒンジ機構39は、ラグプレート
36と斜板38との間に介在されている。ヒンジ機構3
9は、ラグプレート36のフロント面から突設された2
本の支持アーム40(1本のみ図示)と、各支持アーム
40に形成されたガイド孔41と、斜板38に固定され
た2本のガイドピン(一本のみ図示)42とから構成さ
れている。各ガイドピン42は先端にガイド孔41と係
合する球状部42aを備えている。そして、斜板38
は、ヒンジ機構39を介したラグプレート36との間で
のヒンジ連結及び駆動軸18の支持により、ラグプレー
ト36及び駆動軸18と同期回転可能で、かつ駆動軸1
8の軸線方向へのスライド移動を伴いながら駆動軸18
に対し傾動可能となっている。ラグプレート36及びヒ
ンジ機構39は傾角制御手段を構成する。なお、斜板3
8には、駆動軸18を挟んでヒンジ機構39と反対側に
カウンタウェイト部38bが一体に形成されている。
38aに駆動軸18が貫通された状態でクランク室17
内に配設されている。ヒンジ機構39は、ラグプレート
36と斜板38との間に介在されている。ヒンジ機構3
9は、ラグプレート36のフロント面から突設された2
本の支持アーム40(1本のみ図示)と、各支持アーム
40に形成されたガイド孔41と、斜板38に固定され
た2本のガイドピン(一本のみ図示)42とから構成さ
れている。各ガイドピン42は先端にガイド孔41と係
合する球状部42aを備えている。そして、斜板38
は、ヒンジ機構39を介したラグプレート36との間で
のヒンジ連結及び駆動軸18の支持により、ラグプレー
ト36及び駆動軸18と同期回転可能で、かつ駆動軸1
8の軸線方向へのスライド移動を伴いながら駆動軸18
に対し傾動可能となっている。ラグプレート36及びヒ
ンジ機構39は傾角制御手段を構成する。なお、斜板3
8には、駆動軸18を挟んでヒンジ機構39と反対側に
カウンタウェイト部38bが一体に形成されている。
【0021】駆動軸18には軸孔22のクランク室17
寄りの大径部22aと対応する位置に係止リング(例え
ばサークリップ)43が固着されている。大径部22a
内には第2のスラストベアリング44が駆動軸18に挿
通された状態で収容され、係止リング43とスラストベ
アリング44との間の駆動軸18上には付勢手段として
の第1コイルバネ45が巻装されている。このコイルバ
ネ45は少なくとも圧縮機10の運転停止時に駆動軸1
8を、駆動軸18の軸方向位置を規制する前記規制面
(内壁面14a)に向けて付勢する。
寄りの大径部22aと対応する位置に係止リング(例え
ばサークリップ)43が固着されている。大径部22a
内には第2のスラストベアリング44が駆動軸18に挿
通された状態で収容され、係止リング43とスラストベ
アリング44との間の駆動軸18上には付勢手段として
の第1コイルバネ45が巻装されている。このコイルバ
ネ45は少なくとも圧縮機10の運転停止時に駆動軸1
8を、駆動軸18の軸方向位置を規制する前記規制面
(内壁面14a)に向けて付勢する。
【0022】ラグプレート36と斜板38との間におい
て駆動軸18上には、傾角減少バネとしての第2コイル
バネ46が巻装されている。このコイルバネ46は斜板
38をシリンダブロック13に接近する方向(即ち傾角
減少方向)に付勢する。
て駆動軸18上には、傾角減少バネとしての第2コイル
バネ46が巻装されている。このコイルバネ46は斜板
38をシリンダブロック13に接近する方向(即ち傾角
減少方向)に付勢する。
【0023】また、斜板38と係止リング43との間に
おいて駆動軸18上には、復帰バネとしての第3コイル
バネ47が設けられている。斜板38が大傾角状態にあ
るとき(例えば図1に実線で示す位置にあるとき)に
は、第3コイルバネ47は、自然長のまま駆動軸18の
周囲に単に存在するのみで斜板38やその他の部材に対
していかなる付勢作用も及ぼさない。他方、図1に鎖線
で示すように斜板38が小傾角状態に移行すると、第3
コイルバネ47は斜板38と係止リング43との間に挟
まれて収縮されると共に、係止リング43を支座として
コイルの収縮の程度に応じて斜板38をシリンダブロッ
ク13から離間する方向(即ち傾角増大方向)に付勢す
る。
おいて駆動軸18上には、復帰バネとしての第3コイル
バネ47が設けられている。斜板38が大傾角状態にあ
るとき(例えば図1に実線で示す位置にあるとき)に
は、第3コイルバネ47は、自然長のまま駆動軸18の
周囲に単に存在するのみで斜板38やその他の部材に対
していかなる付勢作用も及ぼさない。他方、図1に鎖線
で示すように斜板38が小傾角状態に移行すると、第3
コイルバネ47は斜板38と係止リング43との間に挟
まれて収縮されると共に、係止リング43を支座として
コイルの収縮の程度に応じて斜板38をシリンダブロッ
ク13から離間する方向(即ち傾角増大方向)に付勢す
る。
【0024】軸孔22内において駆動軸18の外周面と
シリンダブロック13内面との間には、シールリング4
8が設けられている。シールリング48は、軸孔22を
介してクランク室17内の圧力が吸入室19に洩れるの
を防止する。シールリング48は例えばゴム材やフッ素
樹脂で形成され、断面形状はU字形状に形成されてい
る。
シリンダブロック13内面との間には、シールリング4
8が設けられている。シールリング48は、軸孔22を
介してクランク室17内の圧力が吸入室19に洩れるの
を防止する。シールリング48は例えばゴム材やフッ素
樹脂で形成され、断面形状はU字形状に形成されてい
る。
【0025】ピストン34はシュー49を介して斜板3
8の周縁部に係留されている。従って、駆動軸18の回
転に伴う斜板38の回転運動が、シュー49を介してピ
ストン34の往復運動に変換される。斜板38及びシュ
ー49は共に鉄系金属製で、斜板38のシュー49との
摺接部には焼付き防止のための表面処理、例えば、アル
ミニウム系金属の溶射や摩擦圧接等の処理が施されてい
る。
8の周縁部に係留されている。従って、駆動軸18の回
転に伴う斜板38の回転運動が、シュー49を介してピ
ストン34の往復運動に変換される。斜板38及びシュ
ー49は共に鉄系金属製で、斜板38のシュー49との
摺接部には焼付き防止のための表面処理、例えば、アル
ミニウム系金属の溶射や摩擦圧接等の処理が施されてい
る。
【0026】駆動軸18は、動力伝達機構50を介して
駆動源としてのエンジン51に作動連結されている。動
力伝達機構50は、外部からの電気制御によって動力の
伝達/遮断を選択可能なクラッチ機構(例えば電磁クラ
ッチ)であってもよく、又は、そのようなクラッチ機構
を持たない常時伝達型のクラッチレス機構(例えばベル
ト/プーリの組合せ)であってもよい。なお、本実施形
態では、クラッチレスタイプの動力伝達機構50が採用
されている。
駆動源としてのエンジン51に作動連結されている。動
力伝達機構50は、外部からの電気制御によって動力の
伝達/遮断を選択可能なクラッチ機構(例えば電磁クラ
ッチ)であってもよく、又は、そのようなクラッチ機構
を持たない常時伝達型のクラッチレス機構(例えばベル
ト/プーリの組合せ)であってもよい。なお、本実施形
態では、クラッチレスタイプの動力伝達機構50が採用
されている。
【0027】弁・ポート形成体16には各シリンダボア
33に対応して、吸入ポート52、同ポート52を開閉
する吸入弁53、吐出ポート54、及び同ポート54を
開閉する吐出弁55が形成されている。吸入ポート52
を介して吸入室19と各シリンダボア33とが連通さ
れ、吐出ポート54を介して各シリンダボア33と吐出
室20とが連通される。
33に対応して、吸入ポート52、同ポート52を開閉
する吸入弁53、吐出ポート54、及び同ポート54を
開閉する吐出弁55が形成されている。吸入ポート52
を介して吸入室19と各シリンダボア33とが連通さ
れ、吐出ポート54を介して各シリンダボア33と吐出
室20とが連通される。
【0028】シリンダブロック13及びリヤハウジング
14にはクランク室17と吐出室20とを連通する給気
通路56が設けられ、給気通路56の途中には、傾角制
御手段を構成する制御弁57が設けられている。給気通
路56の出口56aは第1のスラストベアリング37の
上方に形成されている。制御弁57は公知の電磁弁より
なり、弁室が給気通路56上に形成され、ソレノイドの
励磁により給気通路56が開放され、ソレノイドの消磁
により給気通路56が閉塞されるようになっている。ま
た、ソレノイドの励磁電流の大きさにより開度が調整可
能となっている。
14にはクランク室17と吐出室20とを連通する給気
通路56が設けられ、給気通路56の途中には、傾角制
御手段を構成する制御弁57が設けられている。給気通
路56の出口56aは第1のスラストベアリング37の
上方に形成されている。制御弁57は公知の電磁弁より
なり、弁室が給気通路56上に形成され、ソレノイドの
励磁により給気通路56が開放され、ソレノイドの消磁
により給気通路56が閉塞されるようになっている。ま
た、ソレノイドの励磁電流の大きさにより開度が調整可
能となっている。
【0029】吸入室19と吐出室20とは外部冷媒回路
58で接続されている。外部冷媒回路58と前記構成の
可変容量型圧縮機とで、車両空調装置の冷凍回路が構成
されている。
58で接続されている。外部冷媒回路58と前記構成の
可変容量型圧縮機とで、車両空調装置の冷凍回路が構成
されている。
【0030】シリンダブロック13及び弁・ポート形成
体16には駆動軸18より上方にクランク室17の冷媒
ガスの一部を吸入室19へ戻す役割を果たす抽気通路5
9が形成されている。抽気通路59はクランク室17側
から吸入室19側に向かって下降傾斜し、その出口が軸
封装置26の上側に位置するように設けられている。抽
気通路59の途中には絞り部59aが形成されている。
体16には駆動軸18より上方にクランク室17の冷媒
ガスの一部を吸入室19へ戻す役割を果たす抽気通路5
9が形成されている。抽気通路59はクランク室17側
から吸入室19側に向かって下降傾斜し、その出口が軸
封装置26の上側に位置するように設けられている。抽
気通路59の途中には絞り部59aが形成されている。
【0031】吸入室19内には抽気通路59から供給さ
れる潤滑油を貯留可能な貯留部60が軸封装置26の下
部を覆うように配設されている。図2に示すように、貯
留部60はほぼ半円弧状の壁61により形成されてい
る。壁61は先端が弁・ポート形成体16に当接するよ
うに形成されている。
れる潤滑油を貯留可能な貯留部60が軸封装置26の下
部を覆うように配設されている。図2に示すように、貯
留部60はほぼ半円弧状の壁61により形成されてい
る。壁61は先端が弁・ポート形成体16に当接するよ
うに形成されている。
【0032】次に前記のように構成された圧縮機10の
作用を説明する。駆動軸18の回転に伴いラグプレート
36及びヒンジ機構39を介して斜板38が一体回転さ
れ、斜板38の回転運動がシュー49を介して各ピスト
ン34の往復運動に変換される。この駆動の継続によっ
て圧縮室35では、冷媒の吸入、圧縮及び吐出が順次繰
り返される。外部冷媒回路58から吸入室19に供給さ
れた冷媒は、吸入ポート52を介して圧縮室35に吸入
され、ピストン34の移動による圧縮作用を受けた後、
吐出ポート54を介して吐出室20に吐出される。吐出
室20に吐出された冷媒は吐出通路を経て外部冷媒回路
58に送り出される。
作用を説明する。駆動軸18の回転に伴いラグプレート
36及びヒンジ機構39を介して斜板38が一体回転さ
れ、斜板38の回転運動がシュー49を介して各ピスト
ン34の往復運動に変換される。この駆動の継続によっ
て圧縮室35では、冷媒の吸入、圧縮及び吐出が順次繰
り返される。外部冷媒回路58から吸入室19に供給さ
れた冷媒は、吸入ポート52を介して圧縮室35に吸入
され、ピストン34の移動による圧縮作用を受けた後、
吐出ポート54を介して吐出室20に吐出される。吐出
室20に吐出された冷媒は吐出通路を経て外部冷媒回路
58に送り出される。
【0033】そして、図示しない制御装置により、制御
弁57の開度、即ち給気通路56の開度が冷房負荷に応
じて調整され、吐出室20とクランク室17との連通状
態が変更される。
弁57の開度、即ち給気通路56の開度が冷房負荷に応
じて調整され、吐出室20とクランク室17との連通状
態が変更される。
【0034】冷房負荷が大きい場合は給気通路56の開
度が減少され、吐出室20からクランク室17に供給さ
れる冷媒ガスの流量が減少する。クランク室17に供給
される冷媒ガスの量が減少すると、抽気通路59を介し
た吸入室19への冷媒ガスの逃がしにより、クランク室
17の圧力が次第に低下する。その結果、クランク室1
7の圧力とシリンダボア33の圧力とのピストン34を
介した差が小さくなるため、斜板38が最大傾斜角側に
変位される。従って、ピストン34のストローク量が増
大し、吐出容量が増大される。
度が減少され、吐出室20からクランク室17に供給さ
れる冷媒ガスの流量が減少する。クランク室17に供給
される冷媒ガスの量が減少すると、抽気通路59を介し
た吸入室19への冷媒ガスの逃がしにより、クランク室
17の圧力が次第に低下する。その結果、クランク室1
7の圧力とシリンダボア33の圧力とのピストン34を
介した差が小さくなるため、斜板38が最大傾斜角側に
変位される。従って、ピストン34のストローク量が増
大し、吐出容量が増大される。
【0035】逆に、冷房負荷が小さくなると、制御弁5
7の開度が増大され、吐出室20からクランク室17に
供給される冷媒ガスの流量が増大する。クランク室17
に供給される冷媒ガスの量が、抽気通路59を介した吸
入室19への冷媒ガスの逃がし量を上回ると、クランク
室17の圧力が次第に上昇していく。その結果、クラン
ク室17の圧力とシリンダボア33の圧力とのピストン
34を介した差が大きくなるため、斜板38が最小傾斜
角側に変位される。従って、ピストン34のストローク
量が減少し、吐出容量が減少される。
7の開度が増大され、吐出室20からクランク室17に
供給される冷媒ガスの流量が増大する。クランク室17
に供給される冷媒ガスの量が、抽気通路59を介した吸
入室19への冷媒ガスの逃がし量を上回ると、クランク
室17の圧力が次第に上昇していく。その結果、クラン
ク室17の圧力とシリンダボア33の圧力とのピストン
34を介した差が大きくなるため、斜板38が最小傾斜
角側に変位される。従って、ピストン34のストローク
量が減少し、吐出容量が減少される。
【0036】ピストン34が冷媒ガスの圧縮動作を行う
際、駆動軸18にはピストン34の圧縮反力F1がシュ
ー49、ヒンジ機構39及びラグプレート36を介して
リヤハウジング14側に向かうように作用する。また、
駆動軸18の第2端部にはクランク室17の圧力Pcが
圧縮反力と逆向きに作用するとともに、第1端部にはク
ランク室17の圧力Pcより低圧雰囲気にある外気圧
(大気圧Pa)が圧縮反力と同じ向きに作用する。即
ち、クランク室17の圧力Pcと外気圧(大気圧Pa)
との差圧にクランク室17内における駆動軸18のシー
ルリング48と対応する部分の断面積Sを掛け合わせた
力F2=(Pc−Pa)・Sが前記圧縮反力と逆向きに
駆動軸18に作用する。従来は、圧縮反力F1及び力F
2の作用方向が同じであったのに対して、本発明では後
者の力F2が圧縮反力F1と逆方向に作用する。従っ
て、駆動軸18を駆動するための動力が低減される。
際、駆動軸18にはピストン34の圧縮反力F1がシュ
ー49、ヒンジ機構39及びラグプレート36を介して
リヤハウジング14側に向かうように作用する。また、
駆動軸18の第2端部にはクランク室17の圧力Pcが
圧縮反力と逆向きに作用するとともに、第1端部にはク
ランク室17の圧力Pcより低圧雰囲気にある外気圧
(大気圧Pa)が圧縮反力と同じ向きに作用する。即
ち、クランク室17の圧力Pcと外気圧(大気圧Pa)
との差圧にクランク室17内における駆動軸18のシー
ルリング48と対応する部分の断面積Sを掛け合わせた
力F2=(Pc−Pa)・Sが前記圧縮反力と逆向きに
駆動軸18に作用する。従来は、圧縮反力F1及び力F
2の作用方向が同じであったのに対して、本発明では後
者の力F2が圧縮反力F1と逆方向に作用する。従っ
て、駆動軸18を駆動するための動力が低減される。
【0037】また、クラッチレスタイプの場合は空調装
置の運転を停止した状態においても駆動軸18にエンジ
ン51の回転が伝達される。このとき、斜板38の傾角
は最小に保持されるが、ピストン34の圧縮動作が行わ
れ(圧縮機のオフ運転)駆動軸18に圧縮反力が作用す
る。しかし、前記のように駆動軸18にクランク圧Pc
と大気圧Paとの差圧に基づく力が圧縮反力を打ち消す
方向に作用するため、圧縮機10のオフ運転時の動力消
費が低減される。
置の運転を停止した状態においても駆動軸18にエンジ
ン51の回転が伝達される。このとき、斜板38の傾角
は最小に保持されるが、ピストン34の圧縮動作が行わ
れ(圧縮機のオフ運転)駆動軸18に圧縮反力が作用す
る。しかし、前記のように駆動軸18にクランク圧Pc
と大気圧Paとの差圧に基づく力が圧縮反力を打ち消す
方向に作用するため、圧縮機10のオフ運転時の動力消
費が低減される。
【0038】軸封装置26が収容されている吸入室19
とクランク室17とが抽気通路59を介して連通され、
クランク室17の圧力Pcと吸入室19の圧力Psとの
差圧に基づいてクランク室17から吸入室19へ移動す
る冷媒ガスの流れが常に生じる。従って、軸封装置26
が収容された吸入室19に絶えず冷媒ガスが流入し、軸
封装置26の潤滑が良好に行われる。
とクランク室17とが抽気通路59を介して連通され、
クランク室17の圧力Pcと吸入室19の圧力Psとの
差圧に基づいてクランク室17から吸入室19へ移動す
る冷媒ガスの流れが常に生じる。従って、軸封装置26
が収容された吸入室19に絶えず冷媒ガスが流入し、軸
封装置26の潤滑が良好に行われる。
【0039】抽気通路59を冷媒ガスが移動中に、冷媒
ガス中にミスト状で存在する潤滑油が抽気通路59の壁
面に付着して吸入室19に流入した場合も、吸入室19
内に軸封装置26の下部を覆うように設けられた貯留部
60内に潤滑油が貯留され、軸封装置26の下部が潤滑
油に接触して潤滑が良好に行われる。
ガス中にミスト状で存在する潤滑油が抽気通路59の壁
面に付着して吸入室19に流入した場合も、吸入室19
内に軸封装置26の下部を覆うように設けられた貯留部
60内に潤滑油が貯留され、軸封装置26の下部が潤滑
油に接触して潤滑が良好に行われる。
【0040】この実施の形態は以下に示す効果を有す
る。 (1) ハウジング11に駆動軸18の軸封装置26を
収容する吸入圧領域が設けられ、該吸入圧領域とクラン
ク室17とを連通する抽気通路59が、その出口が軸封
装置26の上側に位置するように設けられている。従っ
て、クランク室17から吸入圧領域へ向かう冷媒ガスの
流れが、吸入圧領域において軸封装置26の上側から軸
封装置26に当たるようになり、冷媒ガス中に含まれる
潤滑油によって軸封装置26の潤滑が良好に行われる。
る。 (1) ハウジング11に駆動軸18の軸封装置26を
収容する吸入圧領域が設けられ、該吸入圧領域とクラン
ク室17とを連通する抽気通路59が、その出口が軸封
装置26の上側に位置するように設けられている。従っ
て、クランク室17から吸入圧領域へ向かう冷媒ガスの
流れが、吸入圧領域において軸封装置26の上側から軸
封装置26に当たるようになり、冷媒ガス中に含まれる
潤滑油によって軸封装置26の潤滑が良好に行われる。
【0041】(2) 吸入室19が前記吸入圧領域を構
成するため、吸入圧領域を別に配設する必要がなく、構
造が簡単になる。また、軸封装置26の雰囲気温度がク
ランク室17の温度より低温となり、軸封装置26の耐
久性が向上する。
成するため、吸入圧領域を別に配設する必要がなく、構
造が簡単になる。また、軸封装置26の雰囲気温度がク
ランク室17の温度より低温となり、軸封装置26の耐
久性が向上する。
【0042】(3) 吸入室19には抽気通路59から
供給される潤滑油を貯留可能な貯留部60が軸封装置2
6の下部を覆うように配設されている。従って、抽気通
路59を冷媒ガスが移動中に、冷媒ガス中にミスト状で
存在する潤滑油が抽気通路59の壁面に付着して吸入室
19に流入した場合も、潤滑油が吸入室19の下部全体
に拡がらずに貯留部60内に潤滑油が貯留され、軸封装
置26の下部が潤滑油に接触して潤滑が良好に行われ
る。クラッチレスタイプの圧縮機10では、冬季等の圧
縮機10のオフ運転時にクランク室17と吸入室19の
圧力差が小さい状態で長時間運転される場合があるが、
そのような時にも貯留部60に溜まった潤滑油で軸封装
置26の潤滑が良好に行われる。
供給される潤滑油を貯留可能な貯留部60が軸封装置2
6の下部を覆うように配設されている。従って、抽気通
路59を冷媒ガスが移動中に、冷媒ガス中にミスト状で
存在する潤滑油が抽気通路59の壁面に付着して吸入室
19に流入した場合も、潤滑油が吸入室19の下部全体
に拡がらずに貯留部60内に潤滑油が貯留され、軸封装
置26の下部が潤滑油に接触して潤滑が良好に行われ
る。クラッチレスタイプの圧縮機10では、冬季等の圧
縮機10のオフ運転時にクランク室17と吸入室19の
圧力差が小さい状態で長時間運転される場合があるが、
そのような時にも貯留部60に溜まった潤滑油で軸封装
置26の潤滑が良好に行われる。
【0043】(4) 抽気通路59がクランク室17側
から吸入領域側に向かって下降傾斜するように形成され
ている。従って、冷媒ガスが抽気通路59を移動中に、
抽気通路59の壁面に付着した潤滑油が吸入圧領域まで
円滑に移動し、軸封装置26の潤滑が良好に行われる。
から吸入領域側に向かって下降傾斜するように形成され
ている。従って、冷媒ガスが抽気通路59を移動中に、
抽気通路59の壁面に付着した潤滑油が吸入圧領域まで
円滑に移動し、軸封装置26の潤滑が良好に行われる。
【0044】(5) 吸入室19及び吐出室20がクラ
ンク室17に対して駆動軸18の第1端部側(ハウジン
グ11からの突出端側)に配設されている。従って、駆
動軸18に作用するピストン34の圧縮反力の向きと、
駆動軸の第2端部に作用するクランク室17の圧力の向
きとが逆方向となるため、前記両者の向きが同じであっ
た従来の圧縮機に比較して駆動軸18を駆動するための
動力が大幅に低減される。また、スラストベアリング3
7の耐久性が向上する。これらの効果は、冷媒としてフ
ロンに代えてCO2 を使用した場合に顕著になる。
ンク室17に対して駆動軸18の第1端部側(ハウジン
グ11からの突出端側)に配設されている。従って、駆
動軸18に作用するピストン34の圧縮反力の向きと、
駆動軸の第2端部に作用するクランク室17の圧力の向
きとが逆方向となるため、前記両者の向きが同じであっ
た従来の圧縮機に比較して駆動軸18を駆動するための
動力が大幅に低減される。また、スラストベアリング3
7の耐久性が向上する。これらの効果は、冷媒としてフ
ロンに代えてCO2 を使用した場合に顕著になる。
【0045】(6) 吸入室19及び吐出室20はクラ
ンク室17に対して駆動軸18の突出側に設けられ、軸
封装置26は吸入圧領域に配置されている。従って、吸
入圧領域より圧力の高いクランク室17と外気との差圧
に耐えるシール力を必要とする従来の圧縮機に比較し
て、軸封装置26の寿命を伸ばすことができるとともに
軸シールの信頼性が向上する。このことは、冷媒として
CO2 を使用した場合のようにクランク室17内の圧力
がフロン冷媒に比較して大幅に高くなる場合に特に有効
となる。
ンク室17に対して駆動軸18の突出側に設けられ、軸
封装置26は吸入圧領域に配置されている。従って、吸
入圧領域より圧力の高いクランク室17と外気との差圧
に耐えるシール力を必要とする従来の圧縮機に比較し
て、軸封装置26の寿命を伸ばすことができるとともに
軸シールの信頼性が向上する。このことは、冷媒として
CO2 を使用した場合のようにクランク室17内の圧力
がフロン冷媒に比較して大幅に高くなる場合に特に有効
となる。
【0046】実施の形態は前記に限定されるものではな
く、例えば次のように構成してもよい。 ○ 貯留部60の形状は抽気通路59から液状で吸入室
19内に流入した潤滑油を貯留して軸封装置26の下部
が貯留部60内の潤滑油に接触可能な形状であればよ
く、断面半円状に限らない。
く、例えば次のように構成してもよい。 ○ 貯留部60の形状は抽気通路59から液状で吸入室
19内に流入した潤滑油を貯留して軸封装置26の下部
が貯留部60内の潤滑油に接触可能な形状であればよ
く、断面半円状に限らない。
【0047】○ 貯留部60を省略してもよい。貯留部
60を省略した場合、図4に示すように、吸入圧領域に
抽気通路59に連通し、抽気通路59から供給される冷
媒ガスを軸封装置26の上方に導く通路62を設けるの
が好ましい。図4の構成では、フロントハウジング12
に軸封装置26の上方において駆動軸18に沿って弁・
ポート形成体16と当接する位置まで延びる延出部63
を設け、延出部63に孔を形成して通路62としてい
る。この場合、冷媒ガスが抽気通路59を移動中に、抽
気通路59の壁面に付着した潤滑油が吸入圧領域に流入
する際、通路62に案内されて軸封装置26の上に直接
落下するため、貯留部60を設けなくても潤滑が良好に
なされる。
60を省略した場合、図4に示すように、吸入圧領域に
抽気通路59に連通し、抽気通路59から供給される冷
媒ガスを軸封装置26の上方に導く通路62を設けるの
が好ましい。図4の構成では、フロントハウジング12
に軸封装置26の上方において駆動軸18に沿って弁・
ポート形成体16と当接する位置まで延びる延出部63
を設け、延出部63に孔を形成して通路62としてい
る。この場合、冷媒ガスが抽気通路59を移動中に、抽
気通路59の壁面に付着した潤滑油が吸入圧領域に流入
する際、通路62に案内されて軸封装置26の上に直接
落下するため、貯留部60を設けなくても潤滑が良好に
なされる。
【0048】○ 冷媒ガスが抽気通路59を移動中に、
抽気通路59の壁面に付着して液状で吸入圧領域に流入
する潤滑油を軸封装置26の上方に導く通路として、孔
を形成する構成に代えて、抽気通路59の出口の直下か
ら軸封装置26の上まで延びるガイド部材(例えば、
樋)を弁・ポート形成体16側から突設してもよい。ガ
イド部材は弁・ポート形成体16と一体に形成しても良
い。この場合、潤滑油はガイド部材を伝って軸封装置2
6の上に直接落下するため、前記とほぼ同様な効果が得
られるとともに、構造は孔を設ける場合より簡単にな
る。
抽気通路59の壁面に付着して液状で吸入圧領域に流入
する潤滑油を軸封装置26の上方に導く通路として、孔
を形成する構成に代えて、抽気通路59の出口の直下か
ら軸封装置26の上まで延びるガイド部材(例えば、
樋)を弁・ポート形成体16側から突設してもよい。ガ
イド部材は弁・ポート形成体16と一体に形成しても良
い。この場合、潤滑油はガイド部材を伝って軸封装置2
6の上に直接落下するため、前記とほぼ同様な効果が得
られるとともに、構造は孔を設ける場合より簡単にな
る。
【0049】○ 前記通路62を設ける構成は、貯留部
60を設ける構成において、採用してもよい。 ○ 軸封装置26は必ずしも吸入室19内に配設する必
要はなく、図5に示すように、軸封装置26が収容され
る吸入圧領域としての室64を環状の吸入室19の内側
に区画壁65により区画形成し、吸入室19と室64と
を孔65aで連通した構成としてもよい。この場合も前
記実施の形態の(1)、(4)〜(6)の効果を有す
る。
60を設ける構成において、採用してもよい。 ○ 軸封装置26は必ずしも吸入室19内に配設する必
要はなく、図5に示すように、軸封装置26が収容され
る吸入圧領域としての室64を環状の吸入室19の内側
に区画壁65により区画形成し、吸入室19と室64と
を孔65aで連通した構成としてもよい。この場合も前
記実施の形態の(1)、(4)〜(6)の効果を有す
る。
【0050】○ 軸封装置26を収容する吸入圧領域を
吸入室19と独立させた構成の場合は、吸入室19を吐
出室20の外側に配置してもよい。 ○ 抽気通路59は図5に示すように、シリンダブロッ
ク13と対応する部分は吸入圧領域側に向かって下降傾
斜し、弁・ポート形成体16と対応する部分では駆動軸
18と平行に形成してもよい。
吸入室19と独立させた構成の場合は、吸入室19を吐
出室20の外側に配置してもよい。 ○ 抽気通路59は図5に示すように、シリンダブロッ
ク13と対応する部分は吸入圧領域側に向かって下降傾
斜し、弁・ポート形成体16と対応する部分では駆動軸
18と平行に形成してもよい。
【0051】○ 抽気通路59は必ずしも吸入圧領域側
に向かって下降傾斜する必要はなく、水平に形成しても
よい。 ○ 抽気通路59の絞り部59aをなくして、抽気通路
59を一定径に形成してもよい。しかし、絞り部59a
を設ける方が、抽気通路59を経て吸入圧領域へ逃げる
冷媒ガスを所定量以下とするための加工が簡単になる。
に向かって下降傾斜する必要はなく、水平に形成しても
よい。 ○ 抽気通路59の絞り部59aをなくして、抽気通路
59を一定径に形成してもよい。しかし、絞り部59a
を設ける方が、抽気通路59を経て吸入圧領域へ逃げる
冷媒ガスを所定量以下とするための加工が簡単になる。
【0052】○ カムプレート(斜板38)が駆動軸1
8と一体回転する構成に代えて、カムプレートが駆動軸
に対して相対回転可能に支承されて揺動するワッブルタ
イプの圧縮機に適用してもよい。
8と一体回転する構成に代えて、カムプレートが駆動軸
に対して相対回転可能に支承されて揺動するワッブルタ
イプの圧縮機に適用してもよい。
【0053】○ 軸封装置26はメカニカルシールに限
らず、摺動するシール面が駆動軸18の周面となるリッ
プ型シールを使用してもよい。この場合、潤滑油を戻し
側に案内するねじ溝を摺接部に備えたものを使用するの
が好ましい。
らず、摺動するシール面が駆動軸18の周面となるリッ
プ型シールを使用してもよい。この場合、潤滑油を戻し
側に案内するねじ溝を摺接部に備えたものを使用するの
が好ましい。
【0054】○ 給気通路56の開度を調整する制御弁
57等は電磁制御弁に限らず、例えば、特開平6−12
3281号公報に開示された制御弁のように、吸入圧力
を検知して変位するダイアフラムと、ダイアフラムの変
位により制御通路の開度を制御する弁機構を備えた、所
謂内部制御弁であってもよい。しかし、クラッチレスタ
イプの圧縮機においては、外部から制御可能な電磁弁が
好ましい。
57等は電磁制御弁に限らず、例えば、特開平6−12
3281号公報に開示された制御弁のように、吸入圧力
を検知して変位するダイアフラムと、ダイアフラムの変
位により制御通路の開度を制御する弁機構を備えた、所
謂内部制御弁であってもよい。しかし、クラッチレスタ
イプの圧縮機においては、外部から制御可能な電磁弁が
好ましい。
【0055】○ 駆動源はエンジン51に限らず、モー
タとしてもよい。この場合、電気自動車に装備できる。
前記各実施の形態から把握される請求項記載以外の技術
的思想について、以下に記載する。
タとしてもよい。この場合、電気自動車に装備できる。
前記各実施の形態から把握される請求項記載以外の技術
的思想について、以下に記載する。
【0056】(1) 請求項1〜請求項3及び(1)の
いずれかに記載の発明において、前記抽気通路はクラン
ク室側から吸入領域側に向かって下降傾斜するように形
成されている。
いずれかに記載の発明において、前記抽気通路はクラン
ク室側から吸入領域側に向かって下降傾斜するように形
成されている。
【0057】(2) 請求項1〜請求項3のいずれか一
項に記載の発明において、前記吸入圧領域には前記ハウ
ジングを構成するシリンダブロックに形成された抽気通
路から吸入圧領域に供給される液状の潤滑油を前記軸封
装置の上方に導く通路が設けられている。この場合、冷
媒ガスが抽気通路を移動中に、抽気通路の壁面に付着し
た潤滑油が吸入圧領域に流入する際、軸封装置の上に直
接落下するため、潤滑油が吸入圧領域内に一定量溜まる
前においても軸封装置の潤滑が良好になされる。
項に記載の発明において、前記吸入圧領域には前記ハウ
ジングを構成するシリンダブロックに形成された抽気通
路から吸入圧領域に供給される液状の潤滑油を前記軸封
装置の上方に導く通路が設けられている。この場合、冷
媒ガスが抽気通路を移動中に、抽気通路の壁面に付着し
た潤滑油が吸入圧領域に流入する際、軸封装置の上に直
接落下するため、潤滑油が吸入圧領域内に一定量溜まる
前においても軸封装置の潤滑が良好になされる。
【0058】(3) (2)の発明において、前記通路
は前記抽気通路の出口直下から軸封装置の上方まで下降
傾斜して延びる樋である。
は前記抽気通路の出口直下から軸封装置の上方まで下降
傾斜して延びる樋である。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の発明によれば、駆動軸の軸封装置の潤滑を簡
単な構成で良好に行うことができる。
3に記載の発明によれば、駆動軸の軸封装置の潤滑を簡
単な構成で良好に行うことができる。
【図1】 一実施の形態の圧縮機の断面図。
【図2】 軸封装置と貯留部の関係を示す部分模式断面
図。
図。
【図3】 軸封装置の上側半分を示す部分模式断面図。
【図4】 別の実施の形態の部分断面図。
【図5】 別の実施の形態の部分断面図。
【図6】 従来技術の可変容量圧縮機の断面図。
【図7】 別の従来技術の固定容量斜板式圧縮機の断面
図。
図。
10…圧縮機、11…ハウジング、17…クランク室、
18…駆動軸、19…吸入圧領域としての吸入室、20
…吐出室、26…軸封装置、33…シリンダボア、34
…ピストン、38…カムプレートとしての斜板、39…
傾角制御手段を構成するヒンジ機構、57…同じく制御
弁、59…抽気通路、60…貯留部、64…吸入圧領域
としての室。
18…駆動軸、19…吸入圧領域としての吸入室、20
…吐出室、26…軸封装置、33…シリンダボア、34
…ピストン、38…カムプレートとしての斜板、39…
傾角制御手段を構成するヒンジ機構、57…同じく制御
弁、59…抽気通路、60…貯留部、64…吸入圧領域
としての室。
フロントページの続き (72)発明者 八木 聖史 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 今井 崇行 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 藤井 俊郎 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3H076 AA06 BB17 CC12 CC20 CC28 CC65 CC69 CC73 CC76
Claims (3)
- 【請求項1】 吸入室及び吐出室を備えたハウジング
と、 前記ハウジングに区画形成されたクランク室と、 第1端部が前記ハウジングから突出するように、前記ハ
ウジングに回転可能に支持された駆動軸と、 前記ハウジング内の前記クランク室と前記駆動軸の第1
端部との間に形成されたシリンダボアと、 前記シリンダボア内に往復動可能に収容された片頭型の
ピストンと、 前記クランク室内に収容され、前記駆動軸の回転運動を
前記ピストンの往復運動に変換するため前記ピストンと
作動連結されたカムプレートと、 前記クランク室内の圧力を制御することにより前記カム
プレートの傾角を制御して前記ピストンの往復動に伴う
前記シリンダボアから前記吐出室への吐出容量を変化さ
せる傾角制御手段とを備えた可変容量圧縮機であって、 前記吸入室及び吐出室を前記クランク室に対して前記駆
動軸の第1端部側に配設し、前記駆動軸の軸封装置を吸
入圧領域に収容し、前記クランク室と前記吸入圧領域と
を連通する抽気通路をその出口が前記軸封装置の上側に
位置するように設けた可変容量圧縮機。 - 【請求項2】 前記吸入圧領域は吸入室である請求項1
に記載の可変容量圧縮機。 - 【請求項3】 前記吸入室には前記抽気通路から供給さ
れる潤滑油を貯留可能な貯留部が軸封装置の下部を覆う
ように配設されている請求項2に記載の可変容量圧縮
機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000192507A JP2002005011A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 可変容量圧縮機 |
| US09/887,315 US6520748B2 (en) | 2000-06-27 | 2001-06-22 | Variable displacement compressor |
| EP01115377A EP1167763A2 (en) | 2000-06-27 | 2001-06-26 | Variable displacement swash plate compressor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000192507A JP2002005011A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 可変容量圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002005011A true JP2002005011A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18691628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000192507A Pending JP2002005011A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 可変容量圧縮機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6520748B2 (ja) |
| EP (1) | EP1167763A2 (ja) |
| JP (1) | JP2002005011A (ja) |
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| JPH11241681A (ja) | 1997-12-26 | 1999-09-07 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 圧縮機におけるシール機構の保護装置 |
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| JP2000346241A (ja) * | 1999-06-07 | 2000-12-15 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 逆止弁 |
| EP1164289A3 (en) * | 2000-06-13 | 2003-09-24 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Swash plate type compressor |
-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000192507A patent/JP2002005011A/ja active Pending
-
2001
- 2001-06-22 US US09/887,315 patent/US6520748B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-06-26 EP EP01115377A patent/EP1167763A2/en not_active Withdrawn
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