JP2002001980A - 記録装置用インクカートリッジ - Google Patents
記録装置用インクカートリッジInfo
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Abstract
作が容易に成し得られ、各構成部材のリサイクル性を向
上させること。 【解決手段】 内部にインクが封入されたインクパック
24は、下ケース42内に収納され、下ケース42の開
口端縁に形成された鍔部42aにおいて、フィルム部材
44が熱溶着されて、下ケース42が気密状態となるよ
うに閉塞されている。その上部より上ケース41が重合
され、上ケース41に形成された楔状の爪状部材41a
が下ケース42の鍔部42aに係合して両者が接合され
ている。
Description
記録装置に用いられ、空気加圧ポンプにより生成される
空気圧を印加することにより、記録ヘッド側にインクを
供給するように構成されたインクカートリッジに関す
る。
ャリッジ上に搭載されて記録用紙の幅方向に移動するイ
ンクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドの
移動方向に対して直行する方向に相対的に移動させる紙
送り手段が備えられ、印刷データに基づいて記録ヘッド
よりインク滴を吐出させることにより記録用紙に対して
印刷が行われる。
提供されるこの種の記録装置においては、比較的大量の
印刷に対応させるために、大容量のインクカートリッジ
を配備する必要が生じ、このためにインクカートリッジ
を、例えば装置本体側に配置されたカートリッジホルダ
に装填させる形式の記録装置が提供されている。そし
て、記録ヘッドが搭載されたキャリッジ上にはサブタン
クが配置され、前記各インクカートリッジから各サブタ
ンクに対してインク補給チューブを介してそれぞれイン
クを補給し、さらに各サブタンクからそれぞれ記録ヘッ
ドに対してインクを供給するように構成されている。
てはより大きな紙面に対して印刷を行うことが可能な、
キャリッジの走査距離の長い大型の記録装置が要求され
ている。このような記録装置においては、スループット
を向上させるために、記録ヘッドにおいては益々多ノズ
ル化が図られている。さらに、スループットを向上させ
るために、印刷を実行しながらインクカートリッジから
キャリッジに搭載された各サブタンクに対して逐次イン
クを補給することを可能とし、各サブタンクからそれぞ
れ記録ヘッドに対してインクを安定して供給するような
記録装置が求められる。
ートリッジからサブタンクに対して、それぞれのインク
に対応してインク補給チューブを接続する必要があり、
キャリッジの走査距離が大きいために必然的にチューブ
の引き回し距離が増大する。しかも前記したとおり、記
録ヘッドにおいては多ノズル化が図られているために、
インクの消費量が多く、インクカートリッジからサブタ
ンクに接続された各インク補給チューブ内においてイン
クの動圧(圧力損失)が高まり、サブタンクに対するイ
ンクの補給量が不足するという技術的課題を抱えてい
る。
段として、例えばインクカートリッジ側に空気圧を印加
し、インクカートリッジからサブタンクに対して空気圧
によって強制的なインク流を発生させて、サブタンクに
対して必要十分なインクを補給する構成が採用し得る。
るインクカートリッジとしては、外郭を構成するケース
が気密状態となるように形成され、その内部にインクを
封入した可撓性素材により形成されたインクパックが収
納された構成が好適に採用し得る。このような構成にお
けるインクカートリッジにおけるインクパックは、ケー
ス内に印加される加圧空気によってインクが押し出さ
れ、キャリッジに搭載された記録ヘッド側に送り出され
るように作用する。
てインクを送り出す機能を有するインクカートリッジに
おいては、ケース内の気密状態を長期にわたって確保し
得るように構成することは勿論のこと、組み立ての容易
性ならびに分解およびリサイクルの容易性等に配慮する
ことは重要な課題となる。
いてなされたものであり、ケース内の気密状態を安定し
て確保し得ると共に、組み立ておよび分解の操作が容易
に成し得られる記録装置用インクカートリッジを提供す
ることを目的とするものである。
ためになされた本発明にかかる記録装置用インクカート
リッジは、可撓性素材により形成され、内部にインクが
封入されたインクパックと、前記インクパックを収納
し、気密状態に形成されたカートリッジケースとにより
構成され、記録装置への装填状態において前記ケース内
に加圧空気が導入されるように成された記録装置用イン
クカートリッジであって、前記カートリッジケースは、
第1ケースと第2ケースとにより構成され、前記第1ケ
ースの開口縁に形成された鍔部に、第2ケースに形成さ
れた爪状部材が係合することで、第1ケースに第2ケー
スが接合されるように構成される。
前記第1ケース内にインクパックが収納されて当該ケー
スの開口縁がフィルム部材により封止されることで、気
密状態を形成すると共に、前記第2ケースが加圧空気を
受けてフィルム部材が膨出するのを抑制する蓋体として
構成される。
に第2ケースを接合する際に、第1ケースに形成された
前記鍔部を乗り越えて、当該鍔部に係合するテーパ面お
よび係止段部が形成されていることが望ましい。そし
て、前記第2ケースは蓋体として機能する平面部と、こ
れに直交するように一体に形成された折り曲げ部とで構
成され、前記折り曲げ部の内面に爪状部材が形成された
構成が好適に採用される。
て、独立した複数個の爪状部材が間欠的に形成されてい
ることが望ましく、さらに、独立した複数個の爪状部材
の配置位置に対応する第2ケースの平面部には、前記折
り曲げ部に沿ってそれぞれスリット孔が形成されている
ことが望ましい。そして、前記した構成によるカートリ
ッジにおける好ましい実施の形態においては、第1ケー
スの開口縁に、フィルム部材が熱溶着によって封止され
た構成とされる。
ジによると、可撓性素材により形成されて、内部にイン
クが封入されたインクパックは、第1ケース内に収納さ
れた状態でフィルム部材により封止された構成とされ
る。そして、インクパックが収納された前記第1ケース
に対して第2ケースが接合されることによって、第2ケ
ースはフィルム部材が加圧空気を受けて膨出するのを抑
制する蓋体として機能する。したがって、インクカート
リッジの気密状態を前記フィルム部材によって確保し、
加圧空気を受けた場合の前記フィルム部材の変形を蓋体
として機能する第2ケースによって効果的に抑制するよ
うに作用する。
合させる場合においては、第1ケースの開口縁に形成さ
れた鍔部に、第2ケースに形成された爪状部材を係合さ
せることにより、両者は互いに接合され、カートリッジ
としての外郭が構成される。したがって、インクカート
リッジの組み立ておよび分解操作が容易に成し得られ、
各構成部材のリサイクル性を向上させることに寄与でき
る。
を、蓋体として機能する平面部に直交する折り曲げ部の
内面に形成し、且つ第1ケースに形成された鍔部を乗り
越えるテーパ面および係止段部を形成した構成とするこ
とで、第1ケースに対して第2ケースを重合させること
で、容易に両者を接合することができ、インクカートリ
ッジの組み立て操作をより容易にすることに寄与でき
る。
第2ケースの平面部には、前記折り曲げ部に沿ってそれ
ぞれスリット孔を形成した構成とすることで、各爪状部
材が配置された前記折り曲げ部の可撓性を向上させるこ
とができる。したがって、この折り曲げ部の可撓性は、
前記爪状部材におけるテーパ面が第1ケースにおける鍔
部を乗り越える場合の逃げとして有効に作用する。これ
により、合成樹脂により形成された両ケースの接合操作
時において無理な応力が作用し、例えば爪状部材の形成
部分を白化させる、またはクラックを発生させるという
問題を効果的に回避することができる。
カートリッジによると、記録装置に装填されてケース内
に加圧空気が導入された場合、フィルム部材を介して第
2ケースの前記平面部が若干外側に変形される作用を受
けるものの、前記平面部に直交する折り曲げ部の内面に
形成された爪状部材は、平面部の変形作用を受けて、よ
り内側に倒れ込むような作用を受ける。したがって、爪
状部材は第2ケースの前記鍔部により食い込むむように
作用し、両者の結合状態を強固に保持させることができ
る。
トリッジを利用する記録装置について、図に示す実施の
形態に基づいて説明する。まず図1は、記録装置の基本
構成を平面図で示したものである。図1における符号1
はキャリッジを示し、このキャリッジ1はキャリッジモ
ータ2によって駆動されるタイミングベルト3を介し、
走査ガイド部材4に案内されて紙送り部材5の長手方
向、すなわち記録用紙の幅方向である主走査方向に往復
移動されるように構成されている。そして、図1には示
されていないが、キャリッジ1の紙送り部材5に対向す
る面には、後述するインクジェット式記録ヘッド6が搭
載されている。
インクを供給するためのサブタンク7a〜7dが搭載さ
れている。このサブタンク7a〜7dは、この実施の形
態においては、その内部において各インクを一時的に貯
留するために、それぞれのインクに対応して4個具備さ
れている。そして、この各サブタンク7a〜7dには、
装置本体に配置されたカートリッジホルダ8に装填され
たインクカートリッジとしてのメインタンク9a〜9d
から、可撓性のインク補給チューブ10,10,……を
それぞれ介して、ブラック、イエロー、マゼンタおよび
シアンの各インクが供給されるように構成されている。
なお、前記したインクカートリッジとしての各メインタ
ンク9a〜9dは、後で詳細に説明するようにその外郭
構成が偏平状に形成されており、前記カートリッジホル
ダ8において、偏平状の面がそれぞれ垂直方向に向くよ
うに、いわゆる縦置き状態で装着されている。
ける非印字領域(ホームポジョン)には、記録ヘッドの
ノズル形成面を封止することができるキャッピング手段
11が配置されており、さらにこのキャッピング手段1
1の上面には、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止し
得るゴム等の可撓性素材により形成されたキャップ部材
11aが配置されている。そして、キャリッジ1がホー
ムポジョンに移動したときに、前記キャップ部材11a
によって、記録ヘッドのノズル形成面を封止することが
できるように構成されている。
止期間中において記録ヘッドのノズル形成面を封止し、
ノズル開口の乾燥を防止する蓋体として機能する。ま
た、このキャップ部材11aには、図には示されていな
いが、吸引ポンプ(チューブポンプ)におけるチューブ
の一端が接続され、吸引ポンプによる負圧を記録ヘッド
に作用させて、記録ヘッドからインクを吸引排出させる
クリーニング動作が実行されるように構成されている。
そして、キャッピング手段11の印字領域側に隣接し
て、ゴムなどの弾性素材によるワイピング部材12が配
置されていて、必要に応じて記録ヘッドのノズル形成面
を払拭して清掃することができるように構成されてい
る。
されたインク供給システムの構成を模式的に示したもの
であり、このインク供給システムについて、それぞれ相
当する各部を同一符号で示した図1と共に説明する。図
1および図2において、符号21は空気加圧ポンプを示
しており、この空気加圧ポンプ21により加圧された空
気は、圧力調整弁22に供給され、さらに圧力検出器2
3を介して前記した各メインタンク9a〜9d(図2に
おいては代表して符号9として示しており、以下におい
て代表して単に符号9として説明する場合もある。)に
それぞれ供給されるように構成されている。なお、前記
圧力調整弁22は、空気加圧ポンプ21によって加圧さ
れた空気圧が所定以上に達した時に、圧力を開放して各
メインタンク9a〜9dに加わる空気圧を所定の範囲に
維持させる機能を有している。
ポンプ21によって加圧された空気圧を検知し、空気加
圧ポンプ21の駆動を制御するように機能する。すなわ
ち、空気加圧ポンプ21によって加圧された空気圧が所
定の圧力に達したことを検出した場合には、空気加圧ポ
ンプ21の駆動を停止させると共に、圧力検出器23に
よって空気圧が定められた圧力以下となったことを検出
した場合には、空気加圧ポンプ21を駆動させるように
制御する。したがって、この繰り返しによって前記した
各メインタンク9a〜9dに加わる空気圧は所定の範囲
に維持されるようになされる。
リッジの詳細な構成については後述するが、その概略構
成は図2に示されたように、その外郭を構成するケース
が気密状態に形成されており、その内部にはインクを封
入した可撓性素材により形成されたインクパック24が
収納されている。そして、メインタンク9とインクパッ
ク24とで形成される空間が圧力室25を構成してお
り、この圧力室25内に、前記圧力検出器23を介した
加圧空気が供給されるように構成されている。この構成
により、各メインタンク9a〜9dに収納された各イン
クパック24は、それぞれ加圧空気による加圧を受け、
各メインタンク9a〜9dから各サブタンク7a〜7d
に対して所定の圧力によるインク流が発生するように成
される。
いて加圧されたインクは、それぞれ各インク補給バルブ
26,26……および各インク補給チューブ10,1
0,……をそれぞれ介して、キャリッジ1に搭載された
各サブタンク7a〜7d(図2においては代表して符号
7として示しており、以下において代表して単に符号7
として説明する場合もある。)に供給されるように構成
されている。
にフロート部材31が配置されており、そのフロート部
材31の一部には永久磁石32が取り付けられている。
そしてホール素子に代表される磁電変換素子33a,3
3bが基板34に装着されて、サブタンク7の側壁に添
接されている。この構成により、フロート部材31に配
置された永久磁石32と、フロート部材の浮上位置にし
たがった前記永久磁石32による磁力線量に応じて、前
記ホール素子33a,33bにより電気的出力が発生さ
れるインク量検出手段を構成している。
ク量が少なくなった場合には、サブタンク内に収納され
たフロート部材31の位置が重力方向に移動し、これに
伴い前記永久磁石32の位置も重力方向に移動する。そ
れ故、永久磁石の移動によるホール素子33a,33b
の電気的出力は、サブタンク7内のインク量として感知
することができ、ホール素子33a,33bにより得ら
れた電気的出力によって、前記インク補給バルブ26が
開弁される。
ているインクは、インク量が低下したそれぞれのサブタ
ンク7内に個別に送出される。そして、当該サブタンク
7内におけるインク量が所定の容量に達した場合には、
前記したホール素子33a,33bの電気的出力に基づ
いて、前記インク補給バルブ26が閉弁される。このよ
うな繰り返しにより、メインタンクからサブタンクに対
して断続的にインクが補給されるように作用し、各サブ
タンク内には常にほぼ一定の範囲のインクが貯留される
ようになされる。
およびこれに接続されたチューブ36を介して記録ヘッ
ド6に対してインクが供給されるように構成されてお
り、記録ヘッド6の図示せぬアクチェータに供給される
印刷データに基づいて、記録ヘッド6のノズル形成面に
形成されたノズル開口6aより、インク滴が吐出される
ように作用する。なお、図2において符号11は、前記
したキャッピング手段を示しており、このキャッピング
手段11に接続されたチューブは図示せぬ吸引ポンプ
(チューブポンプ)に接続されている。
インクジェット式記録装置に用いられるインクカートリ
ッジとしての前記したメインタンク9の例を示したもの
である。なお、図3はメインタンクの全体構成を示した
斜視図であり、図4は図3に示すA−A線から矢印方向
に視た状態のメインタンクの拡大断面図である。また、
図5は図3に示す外郭ケース内に収納されたインクパッ
ク24の構成を示した斜視図である。まず、図3および
図4に示すように外郭ケースは、第2ケースとしての上
ケース41および第1ケースとしての下ケース42によ
り構成されている。その下ケース42は偏平状の函型形
状になされており、上面が開放されてその内部にはイン
クを封入した状態のインクパック24(図5参照)が収
納できるように構成されている。
たように下ケース42に収納されたインクパック24の
各四辺を押さえるために、例えば発泡スチロール等によ
り構成され、中央部が窓状に開口された四辺形の中蓋4
3が挿入されており、さらに後で詳細に説明するよう
に、下ケース42の開口端縁に形成された鍔部42aお
いて、太線で示したようにフィルム部材44が熱溶着さ
れて、下ケース42が気密状態となるように閉塞されて
いる。そして、その上部から偏平函型形状に成された上
ケース41が装着された構成とされている。
記フィルム部材44が外側に膨出するのを抑制する蓋体
として機能するものであり、蓋体として機能する平面部
41bと、これに直交するように一体に形成された折り
曲げ部41cとで構成されている。そして、前記折り曲
げ部41cの内面に沿って楔形の爪状部材41aが間欠
的に形成されており、上ケース41を下ケース42に対
して押し込むことにより、前記各爪状部材41aが下ケ
ース42の開口端縁に形成された前記鍔部42aに係合
し、両者は一体に結合される。
り閉塞された下ケース42内に加圧空気が導入された場
合、フィルム部材44は上ケース41の内面に沿って添
接するように位置しているので、加圧空気を受けてフィ
ルム部材44が外側に膨出するのを避けることができ
る。
ース内に収納されたインクパック24の構成を示したも
のである。このインクパック24は、矩形状に形成され
た2枚の可撓性素材、例えばポリエチレンフィルムが用
いられ、ガスバリア性の向上のために、例えばアルミ泊
等が表面にラミネートされている。そして、長手方向の
側端部におけるほぼ中央部にはインク導出口を構成する
栓体50が取り付けられている。
付けられた側端部と、これに直交する長手方向の両側端
部の三辺が、まず熱溶着によって接合されて袋状に形成
される。なお、符号24bは前記三辺に施された熱溶着
部分を示す。そして、前記のようにして袋状に形成され
たインクパック24における残りの一辺における開口を
利用して、インクパック24内にインクが導入され、最
後に残りの一辺が熱溶着によって接合されて、インクパ
ック内にインクが封入された状態とされる。なお、符号
24cは前記残りの一辺に施された熱溶着部分を示す。
ルム部材によって下ケース42内に封入する状態を一部
拡大して示したものである。まず、下ケース42はその
開口端縁に形成された鍔部42aを利用して、固定治具
61上に載置される。そして、前記したインクパック2
4が下ケース42内に収納され、さらにインクパック2
4の各四辺を押さえるための中央部が窓状に開口された
四辺形の中蓋43が下ケース42内に挿入される。
2の開口端縁に形成された前記鍔部42aを覆うように
して配置される。続いて、下ケース42の前記鍔部42
aの平面形状と同様に形成されたヒータヘッド62が降
下して鍔部42aを覆うフィルム部材44を加熱する。
これにより、フィルム部材44は下ケース42の前記鍔
部42aに沿って熱溶着され、下ケース42はフィルム
部材44によって気密状態に封止される。
ィルム部材44によって封止された下ケース42に対し
て接合される上ケース41の一部の構成、特に上ケース
41の前記折り曲げ部41cの内面に沿って間欠的に形
成された爪状部材41aおよびその周辺構成を拡大して
示したものである。なお、図7は上ケース41の隅角部
を内面方向に視た状態の斜視図であり、また、図8は上
ケース41の隅角部を上面方向から視た状態の斜視図で
ある。
は、折り曲げ部41cの下端部から蓋体として機能する
平面部41bに向かって肉厚を増すように構成したテー
パ面41dが形成されており、このテーパ面41dにお
ける平面部41b側の端部には、係止段部41eが形成
されている。そして、各爪状部材41aの配置位置に対
応する上ケースの前記平面部41bには、図8にも示さ
れたように折り曲げ部41cに沿って、それぞれスリッ
ト孔41fが形成されている。
ス41を重合させて押し込むことで、前記各爪状部材4
1aにおけるテーパ面41dが、下ケース42の開口端
縁に形成された鍔部42aの側面に当接して摺動され
る。そして、なおも上ケース41を下ケース42に向か
って押し込むことにより、各爪状部材41aは下ケース
42に形成された前記鍔部42aを乗り越える。これに
より、下ケースの鍔部42aは爪状部材41aにおける
係止段部41eに嵌まり込み、両ケースは接合状態とさ
れる。
対応する上ケース41の前記平面部41bには、折り曲
げ部41cに沿ってそれぞれスリット孔41fが形成さ
れているので、各爪状部材が配置された前記折り曲げ部
41cの可撓性を向上させることができる。したがっ
て、この折り曲げ部における可撓性は、前記爪状部材4
1aにおけるテーパ面41dが下ケース42における鍔
部42aを乗り越える場合の逃げとして有効に作用す
る。これにより、合成樹脂により形成された両ケースの
接合操作時において無理な応力が作用し、例えば爪状部
材41aの形成部分を白化させる、またはクラックを発
生させるという問題を効果的に回避することができる。
クカートリッジとしてのメインタンク9の全体を上ケー
ス側から視た状態の斜視図で示している。この実施の形
態においては、ケースの長手方向に沿った両端部に5か
所のスリット孔41f、換言すれば爪状部材41aがそ
れぞれほぼ等間隔に配置され、また、ケースの短辺方向
に沿った両端部に2か所のスリット孔41f、換言すれ
ば爪状部材41aがそれぞれ配置されている。
ジとしてのメインタンク9は、図3に示されたように、
カートリッジケースの一面に、記録装置へ装填する場合
に利用される位置決め手段としての一対の開口穴51が
形成されている。この一対の開口穴51は、ケースの前
記一面における長手方向に沿った2か所に離間した状態
で配置されており、これは下ケース42を例えば射出成
形する場合において、同時に一体に形成されている。ま
た、前記2か所に配置された位置決め開口穴51のほぼ
中間部に、インクパックからのインク導出口を構成する
前記栓体50が、図示せぬ封止用のOリングを噛んだ状
態で取り付けられている。
51の両外側には、加圧空気の導入口52、および後で
詳細に説明する回路基板53がそれぞれ配置されてい
る。なお、加圧空気の導入口52は、下ケース42を成
形する場合において同時に中空状に一体に成形され、こ
れを介してフィルム部材44により閉塞された下ケース
42内に加圧空気が導入できるように構成されている。
ンクカートリッジとしてのメインタンク9の前記一面側
の端部が断面状態で示されており、記録装置側のカート
リッジホルダ8に配置された接続機構55に対してメイ
ンタンク9が装着される状態を示している。また図11
にはカートリッジホルダ8側に配置された接続機構55
が斜視図の状態で示されている。図10および図11に
示すように、カートリッジホルダ8側には、円柱状に形
成された一対の位置決めピン56が配置されており、メ
インタンク9側に形成された前記一対の位置決め開口穴
51が、各位置決めピン56を包囲して装着されるよう
に構成されている。
の開口穴51がケースの前記一面における長手方向に沿
った2か所に配置された構成とされているので、記録装
置側に配置された2本の位置決めピン56の基端部への
装着により、カートリッジとしてのメインタンク9の三
次元方向の位置決めを達成することができる。前記位置
決めピン56に対してメインタンク9が装着されること
によって、一対の位置決めピン56を挟むほぼ中央部に
配置された中空状のインク導出管57が、インクパック
からのインク導出口を構成する前記栓体50に差し込ま
れ、カートリッジからインクが導出できる態勢となされ
る。
空気の導入口52がホルダ8側に配置された加圧空気の
送出口58に接続され、メインタンク9側に加圧空気が
導入することができる態勢になされる。さらに、メイン
タンク9側に配置された前記回路基板53に対して複数
の接触片を備えた端子機構59が接続され、回路基板5
3に備えられた後述する半導体記憶手段との間で、デー
タの授受が実現できる態勢になされる。なお、メインタ
ンク9をカートリッジホルダ8に装着した場合において
は、図10に示すようにメインタンク9側に配置された
前記回路基板53が重力方向にして上部に位置する縦置
き状態に装着される。
ルダ側に配置された中空状のインク導出管57が、イン
クパックからのインク導出口を構成する前記栓体50に
差し込まれ、カートリッジからインクが導出できるよう
になされる状態を断面図によって示したものである。な
お、図12(A)は両者が接続される以前の状態を示
し、また図12(B)は両者が接続された状態を示して
いる。インクパック側の前記栓体50内の出口部分に
は、円環状に形成されたゴムパッキン50aが嵌め込ま
れている。
るようになされた可動体50bが収納されている。そし
て前記可動体50bは、コイル状のバネ部材50cの付
勢力によって、前記ゴムパッキン50aにおける円環状
の中央部を閉塞するように構成されている。また、ホル
ダ8側に配置された中空状のインク導出管57には、先
端部近傍の側面に開口57aが形成されている。
タンク9が記録装置側に装着されない図12(A)の状
態においては、コイル状のバネ部材50cの付勢力によ
って、可動体50bはゴムパッキン50aにおける円環
状の中央部を閉塞するため栓体50は閉弁状態とされ、
インクパックからのインクの漏出を阻止することができ
る。またメインタンク9が記録装置に装着された場合に
は、図12(B)に示すように、インク導出管57の先
端部が前記バネ部材50cの付勢力に抗して可動体50
bを内部に押むように作用するため、矢印で示したイン
ク流路が形成され、インクが導出されるようになされ
る。なおこの場合、ゴムパッキン50aにおける円環状
の内径部が、インク導出管57の外形部に密着し、当該
部分からのインクの漏出が阻止できるようになされる。
た前記回路基板53の装着状態を示しており、また、図
14は回路基板53の外観構成を示している。なお、図
14における(A)は回路基板53を正面側から視た斜
視図で示しており、また(B)は回路基板53を裏面側
から視た斜視図で示している。図13に示されたよう
に、回路基板53はカートリッジの下ケース42の隅角
部において、直交する二面が開放された内底部に取り付
けられている。その開放された一面は、回路基板53が
前記カートリッジホルダ8側に配置された端子機構59
に接続できるようになされるものであり、また開放され
た他の一面は、主に回路基板53をカートリッジケース
に装着する場合において利用される。
に回路基板53を下ケース42に装着するための貫通孔
53aおよび切欠き孔53bが形成されている。そして
下ケース42には、図14(A)に仮想線で示したよう
に前記貫通孔53aおよび切欠き孔53bに挿通する熱
溶着用の突起42cおよび42dが予め形成されてい
る。ほぼ矩形状に形成された前記回路基板53を下ケー
ス42に装着するに際しては、図13に示されたように
回路基板を位置決めするために形成された凹陥部42b
に回路基板53が嵌め込まれる。そして、図14(A)
に仮想線で示した熱溶着用の突起42cおよび42dの
頂部に、図示せぬヒータチップを当接させて熱溶融する
ことにより、回路基板53は図13に示されたように下
ケース42に装着することができる。
42に装着するために、装着用の治具として前記したヒ
ータチップが用いられ、回路基板53の上面側において
開放された一面より前記ヒータチップの先端が挿入され
るようになされる。なお、図14(A)に示すように、
回路基板53の正面側には、カートリッジホルダに装着
された場合に、ホルダ8側の前記端子機構59と電気的
に接触される接続端子としての電極接点53cが形成さ
れている。また、同一面には円形状に形成されたチェッ
ク用の電極接点53dも形成されている。
は、回路基板53の裏面に配置されたデータの読み出し
書き込みが可能な半導体記憶手段54に接続されてお
り、メインタンク9を記録装置のカートリッジホルダに
装着した状態において、メインタンク封入された例え
ば、インクの種類、インク残量、シリアル番号や有効期
限等のデータの授受がなされるように構成されている。
かかる記録装置用インクカートリッジによると、第1ケ
ースと第2ケースとにより気密状態に形成されて内部に
インクパックが収納され、且つ第1ケースの開口縁に形
成された鍔部に第2ケースに形成された爪状部材が係合
することで、第1ケースに第2ケースが接合されるよう
に構成したので、インクカートリッジの組み立ておよび
分解操作が容易に成し得られ、各構成部材のリサイクル
性を向上させることに寄与できる。
2ケースの前記平面部に、折り曲げ部に沿ってスリット
孔を形成させた構成とすることで、爪状部材が配置され
た前記折り曲げ部の可撓性を向上させることができ、両
ケースの接合操作時において無理な応力が作用し、例え
ば爪状部材の形成部分を白化させる、またはクラックを
発生させるという問題を効果的に回避することができ
る。
るインクジェット式記録装置の一例を示した上面図であ
る。
ジから記録ヘッドに至るインク供給システムを示した模
式図である。
を示した斜視図である。
インクカートリッジの拡大断面図である。
クパックの構成を示した斜視図である。
内に封入する状態を一部拡大して示した断面図である。
図である。
視図である。
た状態の斜視図である。
ートリッジホルダに配置された接続機構の構成を示した
断面図である。
示した斜視図である。
ッジホルダ側のインク導出管との構成を示した断面図で
ある。
状態を拡大して示した斜視図である。
に拡大して示した斜視図である。
カートリッジ) 10 インク補給チューブ 21 空気加圧ポンプ 22 圧力調整弁 23 圧力検出器 24 インクパック 25 圧力室 26 インク補給バルブ 41 上ケース(第2ケー
ス) 41a 爪状部材 41b 平面部 41c 折り曲げ部 41d テーパ面 41e 係止段部 41f スリット孔 42 下ケース(第1ケー
ス) 42a 鍔部 50 栓体(インク導出口) 52 加圧空気導入口 53 回路基板 55 接続機構 57 インク導出管 58 加圧空気送出口 59 端子機構
Claims (7)
- 【請求項1】 可撓性素材により形成され、内部にイン
クが封入されたインクパックと、前記インクパックを収
納し、気密状態に形成されたカートリッジケースとによ
り構成され、記録装置への装填状態において前記ケース
内に加圧空気が導入されるように成された記録装置用イ
ンクカートリッジであって、 前記カートリッジケースは、第1ケースと第2ケースと
により構成され、前記第1ケースの開口縁に形成された
鍔部に、第2ケースに形成された爪状部材が係合するこ
とで、第1ケースに第2ケースが接合されるように構成
した記録装置用インクカートリッジ。 - 【請求項2】 前記第1ケース内にインクパックが収納
されて当該ケースの開口縁がフィルム部材により封止さ
れることで、気密状態を形成すると共に、前記第2ケー
スが加圧空気を受けてフィルム部材が膨出するのを抑制
する蓋体として構成された請求項1に記載の記録装置用
インクカートリッジ。 - 【請求項3】 前記爪状部材には、第1ケースに第2ケ
ースを接合する際に、第1ケースに形成された前記鍔部
を乗り越えて、当該鍔部に係合するテーパ面および係止
段部が形成されてなる請求項1または請求項2に記載の
記録装置用インクカートリッジ。 - 【請求項4】 前記第2ケースは蓋体として機能する平
面部と、これに直交するように一体に形成された折り曲
げ部とで構成され、前記折り曲げ部の内面に前記爪状部
材が形成されてなる請求項1乃至請求項3のいずれかに
記載の記録装置用インクカートリッジ。 - 【請求項5】 前記折り曲げ部の内面に沿って、独立し
た複数個の爪状部材が間欠的に形成されてなる請求項4
に記載の記録装置用インクカートリッジ。 - 【請求項6】 前記独立した複数個の爪状部材の配置位
置に対応する第2ケースの前記平面部には、前記折り曲
げ部に沿ってそれぞれスリット孔が形成されてなる請求
項5に記載の記録装置用インクカートリッジ。 - 【請求項7】 前記第1ケースの開口縁に、フィルム部
材が熱溶着によって封止された請求項2乃至請求項6の
いずれかに記載の記録装置用インクカートリッジ。
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