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JP2002000722A - チューブ、継管具、接続口作製具および継管システム - Google Patents

チューブ、継管具、接続口作製具および継管システム

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JP2002000722A
JP2002000722A JP2000189166A JP2000189166A JP2002000722A JP 2002000722 A JP2002000722 A JP 2002000722A JP 2000189166 A JP2000189166 A JP 2000189166A JP 2000189166 A JP2000189166 A JP 2000189166A JP 2002000722 A JP2002000722 A JP 2002000722A
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Japan
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tube
connection port
cut
peripheral surface
housing
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JP2000189166A
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Atsushi Matsumoto
淳 松本
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Terumo Corp
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Publication date
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Priority to EP10161028A priority patent/EP2316503A3/en
Priority to US10/312,010 priority patent/US7182753B2/en
Priority to AU2001274611A priority patent/AU2001274611A1/en
Priority to PCT/JP2001/005417 priority patent/WO2001097883A1/ja
Priority to EP01941224A priority patent/EP1304128A4/en
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/04Access sites having pierceable self-sealing members
    • A61M39/045Access sites having pierceable self-sealing members pre-slit to be pierced by blunt instrument

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  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡易であり、必要に応じて、容易に接続
口を設けることができるチューブ、継管具、接続口作製
具および継管システムを提供する。 【解決手段】継管システム1は、継管具2およびコネク
タ5を有し、継管具2は、チューブ3と、チューブ3に
装着される硬質のハウジング4とを有し、そのチューブ
3は、円筒状の弾性体で構成されている。チューブ3に
は、内周面に到達し、外周面31に到達しない内側切り
込みが設けられている。この内側切り込みは、チューブ
3の軸に沿って形成されている。接続口30を形成する
には、例えば、指標34により内側切り込み33の位置
を確認しつつ、例えば、カッター(刃)等により、チュ
ーブ3の開放部43内に位置する部分に、前記内側切り
込みと内部において交差し、外周面31に到達し、内周
面に到達しない外側切り込み37を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、チューブ、継管
具、接続口作製具および継管システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】医療現場では、手術時や入院時、また中
心静脈栄養療法等において、静脈にカテーテルや針を挿
入し、点滴注射で輸液を行うことがよく行われる。
【0003】各種の輸液中において、他の薬液等を注入
する場合は、輸液と並行して、あるいは輸液を一時中断
してその注入を行なう。この方法としては、輸液ルート
の途中に別ルートの輸液ラインやシリンジを接続し得る
混注部を予め設けておき、この混注部を介して薬液等を
注入する方法が通常用いられている。
【0004】この混注部に用いられる部品としては、混
注用ゴム管、Yサイト等の液体混注具(ト字管ともい
う)または三方活栓、さらに三方活栓を連結した多連活
栓(マニホールド)が知られている。
【0005】また、継続的動脈圧モニタリング等を目的
とする動脈ラインにおいても、予めラインの途中に混注
部とほぼ同じ作用を有する分岐部を設け、必要の都度、
その分岐部より採血等を行う方法が用いられている。
【0006】混注部に用いられる部品のうち、最も原始
的な混注用ゴム管は、針の付いたシリンジ等で刺通して
用いるため、医師や看護婦(以下、医療従事者という)
が誤って自らの手指を刺してしまうおそれがあり、ま
た、長期間接続した場合、薬液(液体)が漏れ易くなっ
たり、長期の混注の場合に固定し難かったり、穿刺を繰
り返すと薬液が漏れ易い(穿刺耐久性が低い)等の問題
はあるが、安価なため現在も使用されている。
【0007】近年、医療従事者の誤刺防止を目的に、混
注口にゴム製の開閉自在バルブを設け、針を使用せず、
シリンジや延長チューブのルアーチップのまま、あるい
は、ルアーチップより外径の小さい鈍針を用いて接続で
きるバルブ付き混注口が開発されてきた。
【0008】しかしながら、前記バルブ付き混注口で
は、バルブに内外面を連通したスリットを設け、スリッ
トを強く圧迫し、大きく歪ませて閉じる必要があり、こ
のため、構造が複雑化し、高価になり、また、長期間接
続した場合には、バルブが変形してしまい、その変形に
よりスリットが十分に閉じず、これにより液漏れが生じ
てしまう等、未だ問題が多い。
【0009】また、三方活栓は、混注部に通常雌型ルア
ーコネクターの構造をもち、針を利用せずにシリンジや
輸液ラインの雄型ルアーコネクターと接続できるという
利点がある。また、主薬液と同時に別の薬液を注入した
り、主薬液の注入を一時中断して側注のみ行う等、注入
ルートを切り換える機能を有し、便利なため、現在最も
多用されている。
【0010】しかしながら、前記三方活栓では、その活
栓を閉じた場合、薬液の流れない部分(デッドスペー
ス)が雌ルアー内部にあり、さらに外部とを遮断するゴ
ムセプタムを持たないために、雌ルアーに空気中の落下
細菌等が付着し、接続後、増殖し易く、患者体内にそれ
らの細菌が混入する可能性があるという問題がある。
【0011】また、三方活栓のコック内部に流路を切り
替えるためのY字型の空間があるため、一方向が閉じら
れている場合、薬液の流れ難い部分が生じてしまった
り、数個の三方活栓を連続して接続して多連活栓として
用いる場合には、接続部に段差があるため、薬剤の流れ
に乱れが生じ易く、少量の薬剤を正確に持続注入する
際、流れ難い部分で希釈されたり、あるいは、全量側注
終了したはずが、段差やコック内部に残液して、全量流
すのに時間がかかってしまうという不便さがある。
【0012】さらに、このような薬液の流れ難い部分や
段差、デッドスペースは、薬液が回り難いため、輸液ラ
インを患者に接続する前にライン内の空気を除去する作
業(プライミング)を煩雑にするという問題もある。
【0013】上記の問題は、ゴムセプタムの付いた従来
のYサイトでも、また、医療従事者の誤刺防止を目的と
して鈍針や雄ルアーコネクターを挿入できるように改良
された新しい混注口でも同様である。
【0014】ここで、上述の混注部は、予め設定された
数しかないため、使用時に足りなくなることがある。
【0015】このような場合は、主流路でない側注用の
ポートを追加接続しなければならず、手間がかかる。ま
た、この側注用のポートに常時液体を流すことは通常無
いため、薬剤を側注した後、例えば生理食塩水等で残留
薬剤を流しきる必要があり、手間がかかるとともに、そ
の生理食塩水を長時間滞留させると細菌の増殖を招きや
すく、再度側注したときに増殖した大量の細菌が患者に
注入されるおそれがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構造
が簡易であり、必要に応じて、容易に接続口を設けるこ
とができるチューブ、継管具、接続口作製具および継管
システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(41)の本発明により達成される。
【0018】(1) 内部に流路を有し、少なくとも一
部分が柔軟な材料で構成されたチューブであって、前記
チューブには、その内周面に到達し、外周面に到達しな
い、閉じた状態または開いた状態の少なくとも1つの内
側切り込みが設けられていることを特徴とするチュー
ブ。
【0019】(2) 前記内側切り込みは、前記チュー
ブの軸に沿って設けられている上記(1)に記載のチュ
ーブ。
【0020】(3) 前記内側切り込みの位置を示す位
置表示手段を有する上記(1)または(2)に記載のチ
ューブ。
【0021】(4) 前記位置表示手段は、前記内側切
り込みに沿って設けられた指標である上記(3)に記載
のチューブ。
【0022】(5) 前記チューブの外周部に、少なく
とも1つの凹部または凸部が設けられている上記(1)
ないし(4)のいずれかに記載のチューブ。
【0023】(6) 前記凹部または凸部は、前記チュ
ーブの軸に沿って設けられている上記(5)に記載のチ
ューブ。
【0024】(7) 前記内側切り込みと内部において
交差し、前記外周面に到達し、前記内周面に到達しない
外側切り込みを形成することにより、接続口が形成され
る上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のチュー
ブ。
【0025】(8) 前記外側切り込みと、前記内側切
り込みとが、略直交している上記(7)に記載のチュー
ブ。
【0026】(9) 上記(1)ないし(6)のいずれ
かに記載のチューブと、前記チューブに装着可能なハウ
ジングとを有することを特徴とする継管具。
【0027】(10) 前記ハウジングは、前記チュー
ブの外周面の少なくとも一部を露出し得る開放部を有す
る上記(9)に記載の継管具。
【0028】(11) 前記ハウジングは、前記チュー
ブに対して着脱自在である上記(9)または(10)に
記載の継管具。
【0029】(12) 前記ハウジングを、前記チュー
ブの軸方向および/または周方向の任意の位置に装着し
得るよう構成されている上記(9)ないし(11)のい
ずれかに記載の継管具。
【0030】(13) 前記ハウジングが、前記チュー
ブの軸方向および/または周方向に移動し得るよう構成
されている上記(9)ないし(12)のいずれかに記載
の継管具。
【0031】(14) 前記ハウジングは、前記チュー
ブを前記内側切り込みの内面同士が圧着されるような状
態にし得るよう構成されている上記(9)ないし(1
3)のいずれかに記載の継管具。
【0032】(15) 前記チューブの外周部に、少な
くとも1つの凹部または凸部が設けられ、前記ハウジン
グに、前記凹部または前記凸部に係合する凸部または凹
部が設けられている上記(9)ないし(14)のいずれ
かに記載の継管具。
【0033】(16) 前記チューブの前記凹部または
前記凸部は、該チューブの軸に沿って設けられている上
記(15)に記載の継管具。
【0034】(17) 前記チューブに対し、前記ハウ
ジングの少なくとも周方向の位置を規制する位置規制手
段を有する上記(9)ないし(16)のいずれかに記載
の継管具。
【0035】(18) 前記チューブに、前記内側切り
込みと内部において交差し、前記外周面に到達し、前記
内周面に到達しない外側切り込みを形成することによ
り、接続口が形成される上記(9)ないし(17)のい
ずれかに記載の継管具。
【0036】(19) 前記チューブの前記開放部内に
位置する部分に、前記内側切り込みと内部において交差
し、前記外周面に到達し、前記内周面に到達しない外側
切り込みを形成することにより、接続口が形成される上
記(9)ないし(17)のいずれかに記載の継管具。
【0037】(20) 前記外側切り込みと、前記内側
切り込みとが、略直交している上記(18)または(1
9)に記載の継管具。
【0038】(21) 前記ハウジングは、前記外側切
り込みを形成する際、該外側切り込みの位置および/ま
たは方向を規制する機能を有する上記(18)ないし
(20)のいずれかに記載の継管具。
【0039】(22) 前記ハウジングは、前記外側切
り込みを形成する際、該外側切り込みの深さを規制する
機能を有する上記(18)ないし(21)のいずれかに
記載の継管具。
【0040】(23) 上記(1)ないし(8)のいず
れかに記載のチューブに、接続口を形成する接続口作製
具であって、前記チューブを着脱自在に保持するチュー
ブ保持部と、前記チューブ保持部に対し、変位可能に設
置され、刃を備えたカッター部とを有し、前記カッター
部の変位により前記刃で、前記内側切り込みと内部にお
いて交差し、前記外周面に到達し、前記内周面に到達し
ない外側切り込みを形成することにより、接続口を形成
するよう構成されていることを特徴とする接続口作製
具。
【0041】(24) 前記カッター部を前記チューブ
保持部に対し、前記チューブの軸に略垂直な方向に移動
させて、前記外側切り込みを形成するよう構成されてい
る上記(23)に記載の接続口作製具。
【0042】(25) 前記外側切り込みを形成する
際、該外側切り込みの位置、方向または深さを規制する
機能を有する規制手段を有する上記(23)または(2
4)に記載の接続口作製具。
【0043】(26) 前記チューブ保持部は、前記チ
ューブを前記内側切り込みの内面同士が圧着されるよう
な状態に保持し得るよう構成されている上記(23)な
いし(25)のいずれかに記載の接続口作製具。
【0044】(27) 前記チューブ保持部は、前記チ
ューブをその軸方向および/または周方向の任意の位置
において保持し得るよう構成されている上記(23)な
いし(26)のいずれかに記載の接続口作製具。
【0045】(28) 前記チューブ保持部に対し、前
記チューブがその軸方向および/または周方向に移動し
得るよう構成されている上記(23)ないし(27)の
いずれかに記載の接続口作製具。
【0046】(29) 前記外側切り込みと、前記内側
切り込みとが略直交するように、該外側切り込みを形成
するよう構成されている上記(23)ないし(28)の
いずれかに記載の接続口作製具。
【0047】(30) 前記チューブ保持部は、前記チ
ューブに装着可能なハウジングを兼ねる上記(23)な
いし(29)のいずれかに記載の接続口作製具。
【0048】(31) 前記ハウジングは、上記(9)
ないし(22)のいずれかに記載のハウジングである上
記(30)に記載の接続口作製具。
【0049】(32) 上記(1)ないし(8)のいず
れかに記載のチューブと、前記チューブに、前記内側切
り込みと内部において交差し、外周面に到達し、内周面
に到達しない外側切り込みを形成することにより、接続
口を形成する刃とを有することを特徴とする継管システ
ム。
【0050】(33) 前記形成された接続口に接続可
能なコネクタを有する上記(32)に記載の継管システ
ム。
【0051】(34) 上記(7)または(8)に記載
のチューブと、前記形成された接続口に接続可能なコネ
クタとを有することを特徴とする継管システム。
【0052】(35) 上記(9)ないし(22)のい
ずれかに記載の継管具と、前記継管具の前記チューブ
に、前記内側切り込みと内部において交差し、外周面に
到達し、内周面に到達しない外側切り込みを形成するこ
とにより、接続口を形成する刃とを有することを特徴と
する継管システム。
【0053】(36) 前記形成された接続口に接続可
能なコネクタを有する上記(35)に記載の継管システ
ム。
【0054】(37) 前記コネクタと前記ハウジング
とを係合する係合手段を有する上記(36)に記載の継
管システム。
【0055】(38) 上記(18)ないし(22)の
いずれかに記載の継管具と、前記形成された接続口に接
続可能なコネクタとを有することを特徴とする継管シス
テム。
【0056】(39) 上記(1)ないし(8)のいず
れかに記載のチューブまたは上記(9)ないし(22)
のいずれかに記載の継管具に対し、コネクタを接続しよ
うとする位置を決定し、この位置に、前記内側切り込み
と内部において交差し、外周面に到達し、内周面に到達
しない外側切り込みを形成することにより、接続口を形
成し、前記形成された接続口にコネクタを接続すること
を特徴とする継管システム。
【0057】(40) 上記(1)ないし(8)のいず
れかに記載のチューブまたは上記(9)ないし(22)
のいずれかに記載の継管具に対し、コネクタを接続する
複数の位置を決定し、これらの位置にそれぞれ、前記内
側切り込みと内部において交差し、外周面に到達し、内
周面に到達しない外側切り込みを形成することにより、
複数の接続口を形成し、前記形成された複数の接続口の
うちの所定の接続口にコネクタを接続することを特徴と
する継管システム。
【0058】(41) 前記コネクタと前記ハウジング
とを係合する係合手段を有する上記(39)または(4
0)に記載の継管システム。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明のチューブ、継管
具、接続口作製具および継管システムを添付図面に示す
好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0060】図1は、本発明の継管システムの実施形態
を示す斜視図、図2は、図1に示す継管システムの一部
分を示す拡大斜視図、図3は、図1に示すチューブを示
す横断面図、図4は、図1に示す継管具(第1実施形
態)を示す横断面図である。
【0061】これらの図に示すように、継管システム1
は、継管具2およびコネクタ5を有している。
【0062】そして、継管具2は、チューブ3と、チュ
ーブ3に対し、装着される硬質のハウジング4とを有
し、そのチューブ3は、円筒状の弾性体で構成されてい
る。なお、ハウジング4は、チューブ3に対し、着脱自
在であってもよく、また、装着後、チューブ3から取り
外すことができないように構成されていてもよいが、装
着後、チューブ3から取り外すことができないように構
成されているのが好ましい。
【0063】図2に示すように、チューブ3には、内周
面32に到達し、外周面31に到達しない、閉じた状態
の内側切り込み33が設けられている。この内側切り込
み33は、チューブ3の軸に沿って形成されている。
【0064】なお、内側切り込み33は、ハウジング4
を装着したとき、そのハウジング4の部分の内側切り込
み33が閉じていれば(好ましくは、内側切り込み33
の内面同士が圧着されれば)、ハウジング4が装着され
ていないときは、開いていてもよい。
【0065】チューブ3のこの内側切り込み33が設け
られている部分の厚さは、他の部分の厚さより厚く設定
されている。
【0066】また、このチューブ3の内側切り込み33
が設けられている部分の厚さは、特に限定されないが、
チューブ3の厚さ、特に内側切り込み33が設けられて
いる部分のチューブ3の厚さは、例えば、後述する接続
口30に挿入されるコネクタ5の硬質のパイプ(管体)
51の外径(直径)や長さ、当該チューブ3の内外圧力
差、内側切り込み33の内面同士の圧着力等の諸条件に
応じて、挿入し易い厚さに設定するのが好ましく、具体
的には、パイプ51の外径(直径)の0.1倍以上であ
るのが好ましく、0.3〜1倍程度であるのがより好ま
しい。また、比較的大きな内外圧力差に対応するために
は、パイプ51の外径(直径)の2倍以上であるのが好
ましい。
【0067】なお、チューブ3の厚さは、本実施形態で
は一定ではないが、本発明では、一定であってもよい。
【0068】また、内側切り込み33の長さ(深さ)L
1は、特に限定されないが、該内側切り込み33が設け
られている部分のチューブ3の厚さの20〜80%程度
が好ましく、50〜70%程度がより好ましい。
【0069】また、チューブ3の外周面31には、内側
切り込み33に沿って、指標(位置表示手段)34が設
けられている。この指標34により、内側切り込み33
の位置を把握することができる。
【0070】指標34としては、例えば、図示のような
連続したライン、不連続のライン、複数の点等を例えば
印刷等で形成したもの、溝のような凹部等が挙げられ
る。
【0071】また、チューブ3の外周部には、その軸に
沿って、溝35が形成されている。この溝35は、チュ
ーブ3の軸を中心に内側切り込み33から約180°回
転した位置に形成されている。なお、このチューブ3の
溝35は、凹部であってもよい。
【0072】また、チューブ3の両端部には、それぞ
れ、図示しない接続部に液密(気密)に接続し得るコネ
クタ61が固着されている。
【0073】チューブ3の構成材料としては、例えば、
天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリ
ルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム
や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、
オレフィン系、スチレン系等の各種エラストマー等の弾
性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上
を混合して用いることができる。
【0074】なお、チューブ3は、本実施形態では、弾
性体で構成されているが、本発明では、その少なくとも
一部分が柔軟な材料で構成されていればよい。
【0075】ハウジング4は、チューブ3に対し、その
軸方向の任意の位置を選択して装着することができるよ
うに構成されている。
【0076】このハウジング4の横断面での形状は、略
C字状をなしている。すなわち、ハウジング4には、該
ハウジング4をチューブ3に装着したときに、そのチュ
ーブ3の外周面31の一部を露出する開放部43が形成
されている。
【0077】また、ハウジング4には、該ハウジング4
をチューブ3に装着したときに、そのチューブ3の溝3
5に係合するリブ41が形成されている。このリブ41
は、ハウジング4をチューブ3に装着したときに、内側
切り込み33が開放部43の中央部に位置するように配
置されている。
【0078】ハウジング4をチューブ3に装着すると、
リブ41が溝35に係合し、チューブ3に対してハウジ
ング4が周方向に移動(回転)するのが阻止される。
【0079】従って、前記リブ41および溝35によ
り、チューブ3に対し、ハウジング4の周方向の位置を
規制する位置規制手段が構成される。なお、このハウジ
ング4のリブ41は、凸部であってもよい。
【0080】このハウジング4をチューブ3に装着する
と、ハウジング4により、チューブ3は、内側切り込み
33の内面同士が圧着されるように変形(弾性変形)
し、また、ハウジング4によりチューブ3が保持(挟
持)され、これにより、ハウジング4がチューブ3に対
してその軸方向に移動するのが阻止される。
【0081】ここで、「変形」とは、外力を付与しない
ときの形状に対して、その少なくとも一部が異なる形状
になること(相似形であって、寸法が変る場合を含む)
を言う。
【0082】但し、ハウジング4を外側に向けて若干開
くことにより、ハウジング4をチューブ3に対してその
軸方向に移動させることができる。この場合、チューブ
3の溝35は、ハウジング4を前記軸方向に移動させる
際のガイドとして機能する。
【0083】また、ハウジング4の外周部には、後述す
るコネクタ5の一対の弾性片54、54の爪541、5
41に係合し得る一対の溝44、44が形成されてい
る。
【0084】各溝44は、それぞれ、ハウジング4の軸
方向(ハウジング4をチューブ3に装着したときのチュ
ーブ3の軸方向)に延存している。
【0085】また、ハウジング4の図2中上側の端部の
外周側には、後述するコネクタ5の一対の弾性片54、
54に係合し得る一対の切欠き部45、45が形成され
ている。
【0086】ハウジング4の構成材料としては、例え
ば、ポリカーボネート、ポリサルホン、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレンナフタレート、ポリアクリレー
ト、ポリアミド、硬質ポリ塩化ビニル、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、環
状ポリオレフィン、フッ素樹脂、ポリ−(4−メチルペ
ンテン−1)等の各種樹脂や、ステンレス鋼、アルミニ
ウム、チタン等の各種金属や、アルミナ等の各種セラミ
ックスや、これらの複合体等が挙げられる。
【0087】この継管具2では、チューブ3の開放部4
3の位置に、内側切り込み33と内部において交差し、
外周面31に到達し、内周面32に到達しない外側切り
込み37を形成することにより、接続口30が形成され
る。なお、外側切り込み37の形成方法は、後に詳述す
る。
【0088】本実施形態では、この外側切り込み37と
内側切り込み33とは、十文字状に交差しており、すな
わち、外側切り込み37と内側切り込み33との交差角
度は、90°となっているが、この交差角度は、90°
に限らない。
【0089】また、前述したように、接続口30の内側
切り込み33の内面同士は、圧着されており、外側切り
込み37は、閉じている。
【0090】また、本実施形態では、外側切り込み37
と内側切り込み33とが交差する交差部38は、直線状
である。
【0091】この外側切り込み37と内側切り込み33
との交差部38の長さL2は、特に限定されないが、接
続口30の部分のチューブ3の厚さの20〜50%程度
が好ましく、30〜40%程度がより好ましい。
【0092】コネクタ5は、先端側(図2中下側)に、
硬質のパイプ(管体)51を有し、基端側(図2中上
側)に、雌ルアー53を有している。
【0093】この雌ルアー53には、例えば、図示しな
いシリンジ等を接続することができる。
【0094】なお、コネクタ5の基端側に、図示しない
チューブが接続されていてもよい。また、コネクタ5の
パイプ51の基端側には、パイプ51の外径より大きい
外径を有する拡径部52が設けられている。コネクタ5
をチューブ3の接続口30に接続する際、すなわち、コ
ネクタ5のパイプ51をチューブ3の接続口30に挿入
する際、この拡径部52がチューブ3の外周面31に当
接し、パイプ51のチューブ3内への挿入深さが規制さ
れる。
【0095】パイプ51の長さは、接続口30の部分の
チューブ3の厚さより長く、かつ、コネクタ5を接続口
30に接続したとき、パイプ51の先端がチューブ3の
接続口30と反対側の内周面32に接触しない程度に設
定するのが好ましい。
【0096】また、コネクタ5の外周部には、対向する
一対の弾性片54、54が形成されている。各弾性片5
4は、それぞれ、コネクタ5の軸方向に向って立設され
ており、その先端部には、それぞれ、パイプ51側に向
って突出する爪541が形成されている。
【0097】なお、このコネクタ5の弾性片54および
前記ハウジング4の溝44により、係合手段が構成され
る。
【0098】このコネクタ5の構成材料としては、例え
ば、前述したハウジング4と同様のものが挙げられる。
【0099】次に、継管システム1の作用を説明する。
まず、チューブ3の軸方向の所定の位置(コネクタ5を
接続しようとする位置)を選択し、その位置にハウジン
グ4を装着する。
【0100】ハウジング4をチューブ3に装着すると、
リブ41が溝35に係合し、内側切り込み33がハウジ
ング4の開放部43の中央部に位置し、ハウジング4が
チューブ3に対してその周方向に移動(回転)するのが
阻止されるとともに、ハウジング4によりチューブ3が
保持され、これにより、ハウジング4がチューブ3に対
してその軸方向に移動するのが阻止される。
【0101】次いで、例えば、指標34により内側切り
込み33の位置を確認しつつ、図示しないカッター
(刃)等により、チューブ3の開放部43内に位置する
部分に、外側切り込み37を形成する。これにより、接
続口30が形成される。
【0102】次いで、図2に示すように、コネクタ5を
チューブの接続口30に接続する。この場合、コネクタ
5を指で把持し、そのパイプ51を接続口30の位置に
位置させ、押し込む。これにより、パイプ51が接続口
30からチューブ3内に挿入されるとともに、コネクタ
5の各弾性片54がそれぞれハウジング4の各切欠き部
45に沿って移動し、弾性片54の各爪541がそれぞ
れ各溝44に係合する。
【0103】この際、各弾性片54の爪541がそれぞ
れ各溝44に係合することにより、チューブ3およびハ
ウジング4に対するコネクタ5の位置が規制される。す
なわち、パイプ51の差し過ぎが防止されるとともに、
パイプ51挿入後のそのパイプ51の離脱が防止され
る。
【0104】また、各弾性片54の爪541がそれぞれ
各溝44に係合し、各弾性片54がそれぞれ切欠き部4
5に係合することにより、ハウジング4に対するコネク
タ5の姿勢が保持される。
【0105】接続口30にパイプ51が挿入されている
ときは、交差部38の内面がそのパイプ51の外周面に
密着し、液密性(気密性)が保持される。この状態で、
例えば液体の混注(側注)やサンプリングを行う。
【0106】なお、この継管システム1では、前記コネ
クタ5を取り外し、他のコネクタ5を接続することもで
きる。
【0107】また、この継管システム1では、該継管シ
ステム1の使用中に接続口30を形成してもよく、ま
た、使用前に、予め、接続口30を形成しておいてもよ
い。このため、継管システム1の使い方の幅は、非常に
広い。
【0108】また、この継管システム1は、以下のよう
にして使用することもできる。まず、チューブ3に対
し、コネクタ5を接続する複数の位置を決定し、これら
の位置に、それぞれ、ハウジング4を装着する。
【0109】次いで、チューブ3の各ハウジング4の開
放部43内に位置する部分に、それぞれ、外側切り込み
37を形成する。これにより、複数の接続口30が形成
される。
【0110】次いで、前記形成された複数の接続口30
のうちの所定の接続口30にコネクタ5を接続する。
【0111】また、途中で、コネクタ5を他の接続口3
0に付け替えることもできる。また、複数の接続口30
にそれぞれコネクタ5を接続することもできる。
【0112】以上説明したように、この継管システム1
によれば、チューブ3の任意の位置に接続口30を容易
に形成することができ、多彩な流路回路形成を行うこと
ができる。
【0113】また、指標34により、内側切り込み33
の位置を把握することができ、これにより接続口30を
確実に形成することができる。
【0114】また、デッドスペースや、液体が滞留し易
い段差のない滑らかな流路が形成され、これにより、液
体が円滑かつ確実に流れる。すなわち、乱流が生じ難
く、液体が滞留するのを防止することができる。
【0115】また、接続口30へのコネクタ5の接続の
際の操作を容易かつ安全に行うことができる(接続操作
性が良い)。
【0116】そして、内側切り込み33の内面同士が圧
着されているので、接続口30に、何も挿入(挿通)さ
れていないときはもちろんのこと、例えばパイプ51が
挿入されているときでも、また、異なる外径のパイプが
挿入されているときでも、また、パイプ51の挿入時お
よび引き抜き時でも、液密性が確保され、チューブ3か
らの液漏れを確実に防止することができる。
【0117】また、内側切り込み33の内面同士が圧着
されているので、パイプ51を長期間挿入している場
合、そのパイプ51を引き抜いた後も確実に液密状態と
なり、チューブ3からの液漏れを確実に防止することが
できる。すなわち、耐久性が非常に良い。
【0118】また、仮に、外側切り込み37内や内側切
り込み33内に若干の液体が残った場合には、パイプ5
1が引き抜かれると、外側切り込み37内および内側切
り込み33がそれぞれ閉じ、その切り込み内に滞留して
いた液体はすべて排出される。
【0119】また、内側切り込み33の内面同士が圧着
されているので、外側切り込み37の幅を比較的大きく
しても、チューブ3からの液漏れを防止することができ
る。
【0120】そして、外側切り込み37の幅を比較的大
きくすることにより、パイプ51の挿入時および引き抜
き時の摩擦抵抗を比較的小さくすることができ、これに
より、パイプ51の挿入、引き抜き等の操作をさらに容
易に行うことができる。
【0121】また、交差部38以外の部分では、外側切
り込み37や内側切り込み33の内面が、挿入されたパ
イプ51の全周に渡って接触していなくても、チューブ
3からの液漏れを防止することができる。このため、パ
イプ51を挿入したときのチューブ3(外側切り込み3
7や内側切り込み33)の変形量を比較的小さくするこ
とができ、これにより、パイプ51を長期間挿入してい
る場合、そのパイプ51を引き抜いた後も確実に液密状
態となり、チューブ3からの液漏れを確実に防止するこ
とができる。
【0122】また、継管システム1は、構造が簡易であ
る。なお、本発明では、ハウジング4が、チューブ3の
周方向の任意の位置に装着し得るように構成されていて
もよく、また、チューブ3の軸方向および周方向の任意
の位置に装着し得るように構成されていてもよい。
【0123】また、本発明では、ハウジング4が、チュ
ーブ3の周方向に移動し得るように構成されていてもよ
く、また、チューブ3の軸方向および周方向に移動し得
るように構成されていてもよい。
【0124】また、本発明では、コネクタ5の基端側に
接続されている図示しないチューブが、例えば前述した
チューブ3のように構成されていてもよい。すなわち、
コネクタ5の基端側に接続されている図示しないチュー
ブの任意の位置に接続口を形成することができるように
なっており、その形成された接続口に図示しないコネク
タを接続し得るように構成されていてもよい。これによ
り、より多彩な流路回路形成を行うことができる。
【0125】また、本発明では、チューブ3が途中で分
岐していてもよい。この場合には、例えば、分岐点(分
岐部)を介して、接続口を選択し、多彩な混注やサンプ
リング等を行うことができる。
【0126】次に、本発明の継管具の第2実施形態を説
明する。なお、前述した第1実施形態の継管具2との共
通点については、説明を省略し、主な相違点を説明す
る。
【0127】図5は、本発明の継管具の第2実施形態を
示す横断面図、図6は、図5に示すチューブを示す横断
面図である。
【0128】図6に示すように、この継管具2のチュー
ブ3の横断面での外形は、略楕円状をなしている。
【0129】チューブ3の外周部には、その軸に沿っ
て、リブ36が形成されている。このリブ36は、チュ
ーブ3の軸を中心に内側切り込み33から約180°回
転した位置に形成されている。なお、チューブ3のリブ
36は、凸部であってもよい。
【0130】また、図5に示すように、ハウジング4に
は、該ハウジング4をチューブ3に装着したときに、そ
のチューブ3のリブ36が係合する溝42が形成されて
いる。この溝42は、ハウジング4をチューブ3に装着
したときに、内側切り込み33が開放部43の中央部に
位置するように配置されている。
【0131】ハウジング4をチューブ3に装着すると、
リブ36が溝42に係合し、チューブ3に対してハウジ
ング4が周方向に移動(回転)するのが阻止される。
【0132】従って、前記リブ36および溝42によ
り、チューブ3に対し、ハウジング4の周方向の位置を
規制する位置規制手段が構成される。なお、このハウジ
ング4の溝42は、凹部であってもよい。
【0133】この継管具2によれば、任意の位置に接続
口30を容易に形成することができる等、前述した第1
実施形態の継管具2と同様の効果が得られる。
【0134】次に、本発明の継管具の第3実施形態を説
明する。なお、前述した第2実施形態の継管具2との共
通点については、説明を省略し、主な相違点を説明す
る。
【0135】図7は、本発明の継管具の第3実施形態に
おけるチューブを示す横断面図である。
【0136】同図に示すように、この継管具2のチュー
ブ3には、内周面32に到達し、外周面31に到達しな
い、開いた状態の内側切り込み33が設けられている。
この切り込み33の横断面での形状は、V字状をなして
いる。
【0137】この継管具2によれば、任意の位置に接続
口30を容易に形成することができる等、前述した第2
実施形態の継管具2と同様の効果が得られる。
【0138】次に、本発明の継管具の第4実施形態を説
明する。なお、前述した第3実施形態の継管具2との共
通点については、説明を省略し、主な相違点を説明す
る。
【0139】図8は、本発明の継管具の第4実施形態を
示す横断面図、図9は、図8に示すチューブを示す横断
面図である。
【0140】図9に示すように、この継管具2のチュー
ブ3の外周部には、その軸に沿って、一対の溝39、3
9が形成されている。各溝39は、チューブ3の内側切
り込み33に対して対称に配置されている。
【0141】また、図8に示すように、ハウジング4の
図8中上側の端部の内周側には、該ハウジング4をチュ
ーブ3に装着したときに、そのチューブ3の一対の溝3
9、39に係合する一対のリブ46、46が形成されて
いる。
【0142】ハウジング4をチューブ3に装着すると、
各リブ46がそれぞれ対応する溝39に係合し、チュー
ブ3に対してハウジング4が周方向に移動(回転)する
のが阻止され、また、内側切り込み33が開放部43の
中央部に位置する。
【0143】従って、前記各リブ46および各溝39に
より、チューブ3に対し、ハウジング4の周方向の位置
を規制する位置規制手段が構成される。
【0144】この継管具2によれば、任意の位置に接続
口30を容易に形成することができる等、前述した第3
実施形態の継管具2と同様の効果が得られる。
【0145】次に、本発明の継管システムの他の実施形
態を説明する。なお、前述した実施形態の継管システム
1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を
説明する。
【0146】図10は、本発明の継管システムの他の実
施形態を示す断面図、図11は、図10に示すハウジン
グを示す斜視図、図12は、図10に示す継管具(第5
実施形態)を示す横断面図である。
【0147】これらの図に示すように、チューブ3の外
周部には、その軸に沿って、リブ36が形成されてい
る。このリブ36は、チューブ3の軸を中心に内側切り
込み33から約180°回転した位置に形成されてい
る。
【0148】また、ハウジング4には、該ハウジング4
をチューブ3に装着したときに、そのチューブ3のリブ
36に係合する開放部47が形成されている。
【0149】ハウジング4をチューブ3に装着すると、
リブ36が開放部47に係合し、チューブ3に対してハ
ウジング4が周方向に移動(回転)するのが阻止され
る。
【0150】従って、前記リブ36および開放部47に
より、チューブ3に対し、ハウジング4の周方向の位置
を規制する位置規制手段が構成される。
【0151】また、ハウジング4の外周部の開放部47
と反対側には、開口(開放部)48が形成されている。
この開口48は、ハウジング4の軸方向の中央部に形成
されている。なお、ハウジング4をチューブ3に装着す
ると、この開口48からそのチューブ3の外周面31の
一部が露出する。
【0152】また、図10に示すように、コネクタ5の
基端側(図10中上側)には、チューブ71が接続され
ている。
【0153】この継管システム1によれば、任意の位置
に接続口30を容易に形成することができる等、前述し
た実施形態の継管システム1と同様の効果が得られる。
【0154】以上説明した各実施形態の継管システム1
は、さらに、チューブ3に外側切り込み37を形成する
ことにより接続口30を形成する刃として、カッターを
有している。以下、代表的に、図10に示す継管システ
ム1について説明する。
【0155】図13は、図12に示す継管具にカッター
により接続口を形成する工程を示す斜視図、図14は、
図12に示す継管具に接続口が形成された状態を示す斜
視図である。
【0156】図13に示すように、継管システム1は、
さらにカッター9を有している。このカッター9には、
直線状の刃面を有する刃91が形成されている。
【0157】接続口30を形成する場合には、図13に
示すように、カッター9をハウジング4の開口48に位
置させ、そのカッター9の刃91をハウジング4の開口
48に臨む縁部481のうちの最も低い部分(底部)4
82に当接させる。そして、カッター9をその縁部48
1の底部482に沿って移動させる。これにより、図1
4に示すように、そのチューブ3に、外側切り込み37
が形成される。すなわち、接続口30が形成される。
【0158】この際、縁部481の底部482により、
カッター9の刃91の位置および方向、すなわち、外側
切り込み37の位置および方向が規制される。
【0159】また、縁部481の底部482により、外
側切り込み37の深さが規制される。これにより、外側
切り込み37を容易かつ正確に形成することができる。
【0160】次に、本発明の継管システムの他の実施形
態を説明する。なお、前述した各実施形態の継管システ
ム1との共通点については、説明を省略し、主な相違点
を説明する。
【0161】図15は、本発明の継管システムの他の実
施形態における接続口作製具の実施形態であって、カッ
ター部を取り外した状態を示す斜視図、図16は、図1
5に示す接続口作製具のカッター部であって、一部を切
り欠いた状態を示す斜視図、図17は、図15に示す接
続口作製具であって、カッター部を装着した状態を示す
斜視図、図18は、図17中のA−A線での断面図であ
る。
【0162】これらの図に示すように、継管システム1
は、接続口作製具8と、図示しないチューブ3と、コネ
クタ5とを有している。
【0163】接続口作製具8は、チューブ3を着脱自在
に保持する接続口作製具本体81と、接続口作製具本体
81に対し、変位可能に設置されたカッター部82とで
構成されている。
【0164】カッター部82は、板状の部材で構成され
ており、その全体形状は、略U字状をなしている。すな
わち、カッター部82は、略平行に対向配置された一対
の平板部821、822と、これらの図15中左側に接
続された湾曲部823とで構成されている。
【0165】カッター部82の湾曲部823の中央部に
は、開口824が形成されている。また、カッター部8
2の平板部821の、平板822に対向する面側には、
略三角形の刃825が固定されている。
【0166】刃825の方向は、チューブ3に外側切り
込み37を形成するときの平板部821の移動方向と一
致するように設定されている。
【0167】また、刃825は、平板部821の、前記
移動方向に対して垂直な方向の略中間に配置されてい
る。
【0168】また、カッター部82の平板部822の、
平板部821に対向する面側の先端部には、リブ826
が形成されている。
【0169】また、カッター部82の湾曲部823の、
前記平板部821の移動方向に対して垂直な方向の両端
部には、それぞれ、段差部827が形成されている。
【0170】接続口作製具本体81は、基台83と、こ
の基台83に設けられ、チューブ3を着脱自在に保持す
るチューブ保持部84とを有している。
【0171】チューブ保持部84は、前述したハウジン
グ4を兼ねるものであり、その横断面での形状は、略C
字状をなしている。すなわち、チューブ保持部84の図
15中上側には、チューブ3を該チューブ保持部84に
装着したときに、そのチューブ3の外周面31の一部を
露出する開放部841が形成されている。
【0172】また、チューブ保持部84の図15中上側
であって、カッター部82の刃825が通過する部分に
は、一対の溝842が形成されている。この溝842の
深さは、前記カッター部82の刃825の高さより大き
く設定されている。
【0173】また、チューブ保持部84の外周部には、
前記カッター部82のリブ826に係合し得る溝843
が形成されている。
【0174】この溝843は、チューブ保持部84の軸
方向(チューブ3をチューブ保持部84に装着したとき
のチューブ3の軸方向)に延存している。
【0175】また、チューブ保持部84の外周部には、
前述したコネクタ5の一対の弾性片54、54の爪54
1、541に係合し得る一対の溝844、844が形成
されている。
【0176】各溝844は、それぞれ、チューブ保持部
84の軸方向(チューブ3をチューブ保持部84に装着
したときのチューブ3の軸方向)に延存している。
【0177】なお、前述したコネクタ5の弾性片54お
よび前記溝844により、係合手段が構成される。
【0178】この接続口作製具本体81のチューブ保持
部84にチューブ3を装着すると、チューブ保持部84
により、チューブ3は、内側切り込み33の内面同士が
圧着されるように変形(弾性変形)し、また、チューブ
保持部84によりチューブ3が保持(挟持)され、これ
により、チューブ3がチューブ保持部84に対してその
軸方向および周方向に移動するのが阻止される。
【0179】但し、チューブ保持部84を外側に向けて
若干開くことにより、チューブ3をチューブ保持部84
に対してその軸方向および周方向に移動させることがで
きる。
【0180】また、基台83には、この接続口作製具本
体81に前記カッター部82を装着したとき、カッター
部82の平板部821の図18中下側の面に当接する一
対の突起831、831と、平板部821の図18中上
側の面に当接する一対の突起833、833と、平板部
822の図18中下側の面に当接する一対の突起83
2、832とが、それぞれ形成されている。なお、突起
831および833は、基台83の図18中上側に配置
され、突起832は、基台83の図18中下側に配置さ
れている。
【0181】この接続口作製具8の構成材料としては、
例えば、前述したハウジング4と同様のものが挙げられ
る。
【0182】チューブ3およびコネクタ5については、
それぞれ、前述した各実施形態と同様であるので、説明
を省略する。
【0183】なお、本発明では、チューブ3とチューブ
保持部84とのうちの、一方に、凸部を設け、他方に、
前記凸部に係合する凹部を設けてもよい。
【0184】また、本発明では、チューブ保持部84を
前述した各実施形態におけるハウジング4と同様に構成
してもよい。
【0185】次に、継管システム1の作用を説明する。
図19、図20および図21は、それぞれ継管システム
1の作用を説明するための斜視図である。
【0186】まず、図17および図18に示すように、
接続口作製具本体81にカッター部82を装着すること
により、接続口作製具8を組み立てる。
【0187】この場合、カッター部82の平板部821
を図18中左側から接続口作製具本体81の突起831
と突起833との間に挿入するとともに、平板部822
のリブ826をチューブ保持部84の溝843に係合さ
せる。すなわち、カッター部82の平板部821の図1
8中下側の面を接続口作製具本体81の一対の突起83
1、831に当接させ、平板部821の図18中上側の
面を一対の突起833、833に当接させ、平板部82
1の先端部の図18中下側の面をチューブ保持部84の
図18中上側の端面845に当接させ、平板部822の
図18中下側の面を一対の突起832、832に当接さ
せ、平板部822のリブ826をチューブ保持部84の
溝843に係合させる。
【0188】次いで、図19に示すように、接続口作製
具本体81のチューブ保持部84に、チューブ3を装着
する。この際、チューブ3の軸方向の所定の位置(コネ
クタ5を接続しようとする位置)を選択するとともに、
図示しない指標によりチューブ3の内側切り込み33の
位置を確認しつつ、その内側切り込み33がチューブ保
持部84の開放部841の中央部に位置するように、チ
ューブ3を装着する。
【0189】チューブ3をチューブ保持部84に装着す
ると、チューブ保持部84により、チューブ3は、その
内側切り込み33の内面同士が圧着されるような状態に
保持され、チューブ保持部84に対してチューブ3がそ
の軸方向および周方向に移動するのが阻止される。
【0190】次いで、カッター部82を接続口作製具本
体81に対して図18中右側へ移動させる。この際、カ
ッター部82の平板部821を図18中下側に向けて押
圧しつつ、その平板部821を図18中右側へ移動させ
る。
【0191】これにより、図20に示すように、平板部
821は、接続口作製具本体81の突起831およびチ
ューブ保持部84の端面845に沿って、かつ、側面8
34に沿って、図20中右側(チューブ3の軸に垂直な
方向)へ移動し、刃825により、チューブ3に外側切
り込み37が形成される。すなわち、接続口30が形成
される。
【0192】この場合、カッター部82の平板部821
と、接続口作製具本体81の側面84とにより、外側切
り込み37の位置および方向が規制され、カッター部8
2の平板部821と、接続口作製具本体81の突起83
3およびチューブ保持部84の端面845とにより、外
側切り込み37の深さが規制される。従って、これらに
より、規制手段が構成される。
【0193】次いで、図21に示すように、カッター部
82を接続口作製具本体81に対し、湾曲部823を中
心にして約90°回転させ、カッター部82の段差部8
27を接続口作製具本体81の突起831に係合させ
る。
【0194】これにより、カッター部82は、接続口作
製具本体81に保持され、そのカッター部82の開口8
24からチューブ3の接続口30の近傍が露出し、接続
口30にコネクタ5を接続し得る状態となる。
【0195】以下の作用は、前述した各実施形態と同様
であるので、説明を省略する。この継管システム1によ
れば、任意の位置に接続口30を容易に形成することが
できる等、前述した各実施形態の継管システム1と同様
の効果が得られる。
【0196】そして、この継管システム1は、接続口作
製具8を有しているので、外側切り込み37を容易かつ
正確に形成することができる。
【0197】なお、本実施形態では、接続口作製具のチ
ューブ保持部がハウジングを兼ねているが、本発明で
は、これに限らず、接続口作製具は、接続口(外側切り
込み)を形成するための専用の器具であってもよい(ハ
ウジングとしての機能を有していなくてもよい)。
【0198】以上、本発明のチューブ、継管具、接続口
作製具および継管システムを、図示の各実施形態に基づ
いて説明したが、本発明はこれらに限定されるものでは
なく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成の
ものに置換することができる。
【0199】例えば、本発明では、前記各実施形態の任
意の構成を適宜組み合わせてもよい。
【0200】また、本発明の用途は、特に限定されず、
例えば、混注具、液体容器の排出口、粉体容器への溶解
液の混注ルート等が挙げられる。
【0201】また、本発明を混注具に適用する場合、そ
の形態(種類)は、特に限定されず、例えば、ポンプ式
または重力式点滴用輸液セット等の輸液セットの混注ポ
ートや、混注用マニホールド、Yサイト、人工肺や人工
腎臓の血液回路の混注兼サンプリングポート、血液バッ
グのサンプリングポート、留置針を血管内に留置した
際、血液の逆流を防止する逆止弁等が挙げられる。な
お、本発明は、医療用のものには限定されない。
【0202】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
接続口(例えば混注やサンプリングを行うことができる
混注口等)を、必要に応じて、容易に作製することがで
きる。これにより、多彩な流路回路形成を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の継管システムの実施形態を示す斜視図
である。
【図2】図1に示す継管システムの一部分を示す拡大斜
視図である。
【図3】図1に示すチューブを示す横断面図である。
【図4】図1に示す継管具(第1実施形態)を示す横断
面図である。
【図5】本発明の継管具の第2実施形態を示す横断面図
である。
【図6】図5に示すチューブを示す横断面図である。
【図7】本発明の継管具の第3実施形態におけるチュー
ブを示す横断面図である。
【図8】本発明の継管具の第4実施形態を示す横断面図
である。
【図9】図8に示すチューブを示す横断面図である。
【図10】本発明の継管システムの他の実施形態を示す
断面図である。
【図11】図10に示すハウジングを示す斜視図であ
る。
【図12】図10に示す継管具(第5実施形態)を示す
横断面図である。
【図13】図12に示す継管具にカッターにより接続口
を形成する工程を示す斜視図である。
【図14】図12に示す継管具に接続口が形成された状
態を示す斜視図である。
【図15】本発明の継管システムの他の実施形態におけ
る接続口作製具の実施形態であって、カッター部を取り
外した状態を示す斜視図である。
【図16】図15に示す接続口作製具のカッター部であ
って、一部を切り欠いた状態を示す斜視図である。
【図17】図15に示す接続口作製具であって、カッタ
ー部を装着した状態を示す斜視図である。
【図18】図17中のA−A線での断面図である。
【図19】図15に示す継管システムの作用を説明する
ための斜視図である。
【図20】図15に示す継管システムの作用を説明する
ための斜視図である。
【図21】図15に示す継管システムの作用を説明する
ための斜視図である。
【符号の説明】
1 継管システム 2 継管具 3 チューブ 30 接続口 31 外周面 32 内周面 33 内側切り込み 34 指標 35 溝 36 リブ 37 外側切り込み 38 交差部 39 溝 4 ハウジング 41 リブ 42 溝 43 開放部 44 溝 45 切欠き部 46 リブ 47 開放部 48 開口 481 縁部 482 底部 5 コネクタ 51 パイプ 52 拡径部 53 雌ルアー 54 弾性片 541 爪 61 コネクタ 71 チューブ 8 接続口作製具 81 接続口作製具本体 82 カッター部 821、822 平板部 823 湾曲部 824 開口 825 刃 826 リブ 827 段差部 83 基台 831〜833 突起 834 側面 84 チューブ保持部 841 開放部 842〜844 溝 845 端面

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に流路を有し、少なくとも一部分が
    柔軟な材料で構成されたチューブであって、 前記チューブには、その内周面に到達し、外周面に到達
    しない、閉じた状態または開いた状態の少なくとも1つ
    の内側切り込みが設けられていることを特徴とするチュ
    ーブ。
  2. 【請求項2】 前記内側切り込みは、前記チューブの軸
    に沿って設けられている請求項1に記載のチューブ。
  3. 【請求項3】 前記内側切り込みの位置を示す位置表示
    手段を有する請求項1または2に記載のチューブ。
  4. 【請求項4】 前記内側切り込みと内部において交差
    し、前記外周面に到達し、前記内周面に到達しない外側
    切り込みを形成することにより、接続口が形成される請
    求項1ないし3のいずれかに記載のチューブ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のチ
    ューブと、 前記チューブに装着可能なハウジングとを有することを
    特徴とする継管具。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングは、前記チューブの外周
    面の少なくとも一部を露出し得る開放部を有する請求項
    5に記載の継管具。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングは、前記チューブを前記
    内側切り込みの内面同士が圧着されるような状態にし得
    るよう構成されている請求項5または6に記載の継管
    具。
  8. 【請求項8】 前記チューブの外周部に、該チューブの
    軸に沿って、少なくとも1つの凹部または凸部が設けら
    れ、前記ハウジングに、前記凹部または前記凸部に係合
    する凸部または凹部が設けられている請求項5ないし7
    のいずれかに記載の継管具。
  9. 【請求項9】 前記チューブに対し、前記ハウジングの
    少なくとも周方向の位置を規制する位置規制手段を有す
    る請求項5ないし8のいずれかに記載の継管具。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし4のいずれかに記載の
    チューブに、接続口を形成する接続口作製具であって、 前記チューブを着脱自在に保持するチューブ保持部と、 前記チューブ保持部に対し、変位可能に設置され、刃を
    備えたカッター部とを有し、 前記カッター部の変位により前記刃で、前記内側切り込
    みと内部において交差し、前記外周面に到達し、前記内
    周面に到達しない外側切り込みを形成することにより、
    接続口を形成するよう構成されていることを特徴とする
    接続口作製具。
  11. 【請求項11】 前記カッター部を前記チューブ保持部
    に対し、前記チューブの軸に略垂直な方向に移動させ
    て、前記外側切り込みを形成するよう構成されている請
    求項10に記載の接続口作製具。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし4のいずれかに記載の
    チューブと、 前記チューブに、前記内側切り込みと内部において交差
    し、外周面に到達し、内周面に到達しない外側切り込み
    を形成することにより、接続口を形成する刃とを有する
    ことを特徴とする継管システム。
  13. 【請求項13】 前記形成された接続口に接続可能なコ
    ネクタを有する請求項12に記載の継管システム。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし4のいずれかに記載の
    チューブまたは請求項5ないし9のいずれかに記載の継
    管具に対し、コネクタを接続しようとする位置を決定
    し、この位置に、前記内側切り込みと内部において交差
    し、外周面に到達し、内周面に到達しない外側切り込み
    を形成することにより、接続口を形成し、 前記形成された接続口にコネクタを接続することを特徴
    とする継管システム。
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