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JP2002097265A - ポリアミドの製造方法 - Google Patents

ポリアミドの製造方法

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Publication number
JP2002097265A
JP2002097265A JP2000288913A JP2000288913A JP2002097265A JP 2002097265 A JP2002097265 A JP 2002097265A JP 2000288913 A JP2000288913 A JP 2000288913A JP 2000288913 A JP2000288913 A JP 2000288913A JP 2002097265 A JP2002097265 A JP 2002097265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
polyamide
cyclohexanedicarboxylic
temperature
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000288913A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Moto
耕 毛戸
Hiroshi Machida
博 町田
Fumiya Arima
文哉 在間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP2000288913A priority Critical patent/JP2002097265A/ja
Publication of JP2002097265A publication Critical patent/JP2002097265A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工性、耐侯性、成形性、および靭性に極めて
優れており、各種成形材料、厚板、繊維、フィルム、塗
料用途に好適に利用できるポリアミドの製造方法を提供
する。 【解決手段】金属成分含有量が1000ppm以下であ
り、且つ1g中に含まれる最大長4μm以上の不純物粒
子の数が30000個以下であるシクロヘキサンジカル
ボン酸類を1モル%以上含むジカルボン酸類と、ジアミ
ン類とを反応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なポリアミドに
関し、更に詳しくは耐侯性、加工性、成形性、および靭
性に優れたポリアミドに関する。このポリアミドは各種
成形部品やシートなどのプラスチック製品の材料や繊
維、塗料等に好適に利用できる。
【0002】
【従来の技術】ナイロン6、ナイロン66に代表される
ポリアミドは、優れた物理的、化学的特性を有すること
から、各種プラスチック製品の材料や繊維等に広く用い
られている。一方、シクロヘキサンジカルボン酸成分を
ジカルボン酸成分として含むポリアミドは、通常のナイ
ロン6、ナイロン66に比べて、耐侯性、靭性、耐熱性
等に優れており、各種成形材料に好適に利用できること
が知られている。(特開平9-12868号、特表平1
1-512476号等)
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】シクロヘキサンジカ
ルボン酸類は、ベンゼンジカルボン酸類を水素添加する
方法で得ることができるが、この方法では、通常は固体
の触媒が使用されるので、生成するシクロヘキサンジカ
ルボン酸類を、反応系から固体の状態で直接取り出すこ
とはできない。従って水素添加反応時あるいはその前後
の工程において、シクロヘキサンジカルボン酸類を溶解
する方法が用いられるが、こうして得られるシクロヘキ
サンジカルボン酸類から製造されるポリアミドは、その
用途が成形体の場合には靭性が不充分で脆くなり、色調
の不良が起きる等の欠点がある。また、その用途がフィ
ルムの場合にはピンホール等が発生し、繊維の場合には
紡糸時糸切れが発生する等の欠点がある。
【0004】即ち、従来の方法において得られるシクロ
ヘキサンジカルボン酸成分を含むポリアミドは、通常の
ナイロン6、ナイロン66に比べても、加工性、耐侯
性、成形性、および靭性において格段に優れているとは
言えなかった。本発明の目的は、この従来技術の問題点
に鑑み、加工性、耐侯性、成形性、および靭性に極めて
優れており、各種成形材料、厚板、繊維、フィルム、塗
料用途に好適に利用できるポリアミド及びその製造方法
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上述の目的
を達成するために鋭意検討の結果、ポリアミドの特性
が、原料モノマーであるシクロヘキサンジカルボン酸類
に含まれる金属成分や不純物粒子によって影響を受ける
こと、従って、シクロヘキサンジカルボン酸類として、
金属成分含有量が1000ppm以下であり、且つ1g
中に含まれる最大長4μm以上の不純物粒子の数が30
000個以下であるものを用いることにより耐侯性、成
形性、靭性において格段に優れたポリアミドを製造でき
ることを見出し、本発明に到達した。即ち本発明は、金
属成分含有量が1000ppm以下であり、且つ1g中
に含まれる最大長4μm以上の不純物粒子の数が300
00個以下であるシクロヘキサンジカルボン酸類を1モ
ル%以上含むジカルボン酸類と、ジアミン類とを反応さ
せることを特徴とするポリアミドの製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において原料として用いる
シクロヘキサンジカルボン酸類としては、1,1−、
1,2−、1,3−、及び1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸、ならびにそれらのジメチルエステルやジエチ
ルエステル等のエステル類、無水1,2−シクロヘキサ
ンジカルボン酸等の酸無水物が挙げられる。これらの化
合物は、1,2−、1,3−、及び1,4−ベンゼンジ
カルボン酸、ならびにそれらのジメチルエステルやジエ
チルエステル等のエステル類、無水1,2−ベンゼンジ
カルボン酸等の酸無水物等のベンゼンジカルボン酸類に
水素添加することにより得られる。また、これらの化合
物には各々シス体、トランス体の異性体が存在するもの
もあるが、本発明においてはどちらか一方を用いても良
いし、種々の比率の異性体混合物を用いても良い。使用
するシクロヘキサンジカルボン酸類の量はポリマーを構
成する全ジカルボン酸成分中のシクロヘキサンジカルボ
ン酸成分が1モル%以上になる範囲で選択できる。
【0007】本発明において用いるシクロヘキサンジカ
ルボン酸類としては、金属成分含有量が1000ppm
以下、好ましくは500ppm以下であり、且つ1g中
に含まれる最大長4μm以上の不純物粒子の数が300
00個以下、好ましくは10000個以下のものが使用
できる。金属成分含有量が1000ppmを超えたり、
不純物粒子の数が30000個を超えると、それらを原
料とするポリアミドに加工性不良、靭性不充分や色調不
良、変色等の問題が発生する。ここで言う不純物粒子と
は、シクロヘキサンジカルボン酸類を融解するか、また
は溶媒に溶解する事により得られる液体中において、固
体の状態で浮遊あるいは沈降している不純物粒子の事で
ある。
【0008】これらの問題を排除する為に、ポリアミド
を製造する工程中において、フィルターによる高精度濾
過を行い、不純物粒子や金属成分を除去する方法もとれ
るが、シクロヘキサンジカルボン酸類に含まれる不純物
粒子や金属成分が多いと、フィルターの寿命が著しく短
くなり、生産性が損なわれたり、製造コストの上昇を招
く等の問題がある。
【0009】本発明者らの検討によると、この必須要件
を満たすシクロヘキサンジカルボン酸は以下の方法によ
り製造することができる。シクロヘキサンジカルボン酸
類は、ベンゼンジカルボン酸類を水素添加する方法で得
ることができ、水素添加触媒としてはパラジウム、ルテ
ニウム、白金などの周期表第8、9、10族の遷移金属
を、金属単体あるいは活性炭やアルミナ等の担体上に分
散させた固体触媒を用いる。これらの触媒を用いると、
原料をほぼ定量的に転化させることができる。水素添加
反応時あるいはその前後の工程において、シクロヘキサ
ンジカルボン酸類を適当な濃度、温度の下に金属含有量
の充分に少ない溶媒に溶解する。溶媒としては水が好ま
しいが、水素添加反応を阻害せず、適度な溶解性を有す
る他の溶媒を用いても差し支えない。次に、反応後の混
合物を固液分離に供する事により、触媒その他に由来す
る不純物粒子や金属成分が充分に除去されたシクロヘキ
サンジカルボン酸類の溶液を得る事ができる。固液分離
法としては微小固体を充分に除去する目的から、濾過が
好ましい。濾過装置としては加圧条件下での濾過に適す
る、ヌッチェフィルター、フンダフィルター、リーフフ
ィルター、キャンドルフィルター、カートリッジフィル
ター等が好ましい。また、濾材には濾布、金網、燒結金
属、カーボンフィルター等が好適に用いられる。濾過の
実施においては、目開きを順次小さく設定した複数の濾
過装置を直列に設置することにより、工業的に実施可能
なサイズの濾過装置を使用しつつ、極めて粒径の小さい
不純物粒子を充分に除去することが可能となる。固液分
離により得られた溶液を晶析、蒸留等の工程に供して溶
媒を分離し、精製する事により、本発明で使用できる品
質のシクロヘキサンジカルボン酸類を得ることができ
る。
【0010】本発明では、ポリマーを構成する全ジカル
ボン酸成分中でのシクロヘキサンジカルボン酸成分が上
述の範囲内で、耐熱性などの物性を高めるために、ポリ
アミドの原料として使用できるすべてのジカルボン酸を
用いることができる。このジカルボン酸としては通常の
ポリマーグレードのものが好適に用いられる。具体的に
は、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカ
ルボン酸、イソフタル酸、フタル酸、、テレフタル酸、
2−メチルテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビ
フェニルジカルボン酸、デカリンジカルボン酸、テトラ
リンジカルボン酸、ノルボルナンジカルボン酸、トリシ
クロデカンジカルボン酸、ペンタシクロドデカンジカル
ボン酸、イソホロンジカルボン酸等が挙げられ、これら
を1種類以上使用することができる。
【0011】本発明で使用するジアミン類としては、ポ
リアミドの原料として使用できるすべてのジアミンを用
いることができる。このジアミンとしては通常のポリマ
ーグレードのものが好適に用いられる。具体的には、エ
チレンジアミン、トリメチレンジアミン、1,4−ブタ
ンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、1,6−ヘキ
サンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,9−ノ
ナンジアミン、1,10−デカンジアミン、1,11−
ウンデカンジアミン、1,12−ドデカンジアミン、2
−メチル−1,5−ペンタンジアミン、3−メチル−
1,5−ペンタンジアミン、2,2,4−トリメチル−
1,6−ヘキサンジアミン、2,4,4−トリメチル−
1,6−ヘキサンジアミン、2−メチル−1,8−オク
タンジアミン、5−メチル−1,9−ノナンジアミン等
の脂肪族ジアミン類;シクロヘキサンジアミン、メチル
シクロヘキサンジアミン、デカヒドロナフタレンジアミ
ン、テトラリンジアミン、ノルボルナンジアミン等の脂
環族ジアミン類;p−フェニレンジアミン、m−フェニ
レンジアミン、p−キシリレンジアミン、m−キシリレ
ンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン等の
芳香族ジアミン等があり、これらを1種類以上使用する
ことができる。
【0012】前述のシクロヘキサンジカルボン酸類を1
モル%以上含むジカルボン酸類と、ジアミン類とを反応
させて、本発明のポリアミドが製造される。
【0013】本発明のポリアミドを製造する方法として
は、シクロヘキサンジカルボン酸類の金属成分含有量が
1000ppm以下であり、且つ1g中に含まれる最大
長4μm以上の不純物粒子の数が30000個以下であ
ることの他には特に制限はなく、従来公知の重縮合法を
適用することが出来る。例えばナイロン塩を製造した後
に、プレポリマー重合と固相重合の2段階の重合を行う
方法を挙げることが出来る。末端封止剤、重縮合触媒、
安定剤等も従来既知のものを用いることが出来る。末端
封止剤として、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カ
プロン酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、シクロヘキサンカルボン
酸、安息香酸、トルイル酸等のモノカルボン酸;またメ
チルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルア
ミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミ
ン、ステアリルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、シクロヘキシルアミン、アニリン、トルイジン等の
モノアミン;またはこれらの任意の混合物を使用でき
る。重縮合触媒としてはリン酸、亜リン酸、次亜リン
酸、ホウ酸、トリフェニルフォスファイト等の化合物が
例示される。また安定剤、耐電防止剤、滑剤、酸化防止
剤、離型剤等を加えても良い。本発明のポリアミドは、
従来法のポリアミドに比し、フィルム化する際にピンホ
ールの発生が少なく、紡糸時に糸切れ等の問題が発生し
難い等加工性に優れている。また、成形性、靭性に加え
て耐侯性に優れており、使用環境下での変色、劣化が極
めて少ないので、各種成形材料、厚板、フィルム、繊維
に好適に使用できる。
【0014】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を詳しく説明する
が、本発明はこれに限定するものではない。
【0015】実施例1 テレフタル酸55.3kg(334mol)、10%パ
ラジウム担時活性炭3.0kg、水470.5kgを内
容量600リットルの攪拌機、加熱冷却ジャケット付き
のオートクレーブに仕込み、水素ガスで置換した後に水
素ガスを吹き込んで圧力を3.0MPaゲージまで上
げ、2時間かけて180℃迄昇温した。反応圧が3.0
MPaゲージを保つ様に水素ガスを補給しながら攪拌を
4時間継続し、水添反応を行った。この間、反応熱によ
り温度は195℃まで上昇した。オートクレーブ内で9
0℃まで冷却した後に、反応混合物をヌッチェフィルタ
ーにより濾過し、固体を除去した。得られた濾液を掻き
取り羽根付き晶析槽に移し、15℃まで冷却して晶析を
行った後にグラスフィルターにより固液分離した。得ら
れたケーキを15℃の冷水40kgによりリンスした後
に乾燥し、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸52.
8kgを得た。この1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸はシス/トランス比=60/40であり、含まれる最
大長4μm以上の不純物粒子の数が8400個/gであ
り、金属成分の含有量が220ppmであった。こうし
て得られた1,4−シクロヘキサンジカルボン酸1.7
kg(9.8mol)、アジピン酸12.9kg(8
8.5mol)、1,6−ヘキサンジアミン11.7k
g(100.9mol)、安息香酸0.4kg(3.3
mol)、次亜リン酸ナトリウム一水和物29.0g、
純水10.2kgを反応缶に仕込み、真空窒素置換を3
回行った後、窒素雰囲気下で100℃迄昇温し、1時間
攪拌を続けた後に180℃迄昇温した。180℃で1時
間攪拌を続けた後に窒素ガスにより、圧力を1.5MP
aゲージまで上げ、1時間かけて220℃迄昇温した。
昇温の間圧力を1.5MPaゲージに保ち、水を留去し
た。その後、温度は220℃、圧力は1.5MPaゲー
ジを保ちつつ2時間攪拌を続けた後に、圧力を大気圧ま
で下げながら280℃迄昇温した。280℃、大気圧の
条件で、2時間攪拌を継続し、ポリアミドを得た。この
ポリアミドの極限粘度は1.02dl/gであった。次
に、このポリアミドチップをJIS K−7152−1
の規定に従い、シリンダ温度285℃、全サイクル時間
65秒の条件で射出成形を行い、JIS K−7139
に規定される、多目的試験片A形を得た。JIS K−
7162の規定に従い、引張試験を実施した結果、引張
破壊応力は105MPaであった。
【0016】実施例2 イソフタル酸54.8kg(330mol)、10%パ
ラジウム担時活性炭3.0kg、水270.3kgを内
容量600リットルの攪拌機、加熱冷却ジャケット付き
のオートクレーブに仕込み、水素ガスで置換した後に水
素ガスを吹き込んで圧力を3.0MPaゲージまで上
げ、2時間かけて180℃迄昇温した。反応圧が3.0
MPaゲージを保つ様に水素ガスを補給しながら攪拌を
3時間継続し、水添反応を行った。この間、反応熱によ
り温度は205℃まで上昇した。オートクレーブ内で9
0℃まで冷却した後に、反応混合物をヌッチェフィルタ
ーにより濾過し、固体を除去した。得られた濾液を掻き
取り羽根付き晶析槽に移し、15℃まで冷却して晶析を
行った後にグラスフィルターにより固液分離した。得ら
れたケーキを15℃の冷水40kgによりリンスした後
に乾燥し、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸47.
6kgを得た。この1,3−シクロヘキサンジカルボン
酸はシス/トランス比=45/55であり、含まれる最
大長4μm以上の不純物粒子の数が7200個/gであ
り、金属成分の含有量が280ppmであった。こうし
て得られた1,3−シクロヘキサンジカルボン酸3.4
kg(19.8mol)、アジピン酸11.5kg(7
9.0mol)、1,6−ヘキサンジアミン11.6k
g(100.0mol)、安息香酸0.4kg(3.3
mol)、次亜リン酸ナトリウム一水和物29.2g、
純水10.5kgを反応缶に仕込み、真空窒素置換を3
回行った後、窒素雰囲気下で100℃迄昇温し、1時間
攪拌を続けた後に180℃迄昇温した。180℃で1時
間攪拌を続けた後に窒素ガスにより、圧力を1.5MP
aゲージまで上げ、1時間かけて220℃迄昇温した。
昇温の間圧力を1.5MPaゲージに保ち、水を留去し
た。その後、温度は220℃、圧力は1.5MPaゲー
ジを保ちつつ2時間攪拌を続けた後に、圧力を大気圧ま
で下げながら280℃迄昇温した。280℃、大気圧の
条件で、2時間攪拌を継続し、ポリアミドを得た。この
ポリアミドの極限粘度は1.11dl/gであった 次に、このポリアミドチップをJIS K−7152−
1の規定に従い、シリンダ温度290℃、全サイクル時
間63秒の条件で射出成形を行い、JIS K−713
9に規定される、多目的試験片A形を得た。JIS K
−7162の規定に従い、引張試験を実施した結果、引
張破壊応力は83MPaであった。
【0017】比較例1 テレフタル酸55.5kg(334mol)、10%パ
ラジウム担時活性炭3.0kg、水475.1kgを内
容量600リットルの攪拌機、加熱冷却ジャケット付き
のオートクレーブに仕込み、水素ガスで置換した後に水
素ガスを吹き込んで圧力を3.0MPaゲージまで上
げ、2時間かけて180℃迄昇温した。反応圧が3.0
MPaゲージを保つ様に水素ガスを補給しながら攪拌を
4時間継続し、水添反応を行った。この間、反応熱によ
り温度は195℃まで上昇した。オートクレーブ内で9
0℃まで冷却した後に、反応混合物を開放容器に抜き出
して10分間デカンテーションを行った。上澄み液を2
33kg採取し、掻き取り羽根付き晶析槽に移して15
℃まで冷却して晶析を行った後にグラスフィルターによ
り固液分離した。得られたケーキを15℃の冷水20k
gによりリンスした後に乾燥し、1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸22.9kgを得た。この1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸はシス/トランス比=60/4
0であり、含まれる最大長4μm以上の不純物粒子の数
が52000個/gであり、金属成分の含有量が380
ppmであった。こうして得られた1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸1.7kg(9.8mol)、アジピ
ン酸13.0kg(89.0mol)、1,6−ヘキサ
ンジアミン11.6kg(100.0mol)、安息香
酸0.4kg(3.3mol)、次亜リン酸ナトリウム
一水和物29.2g、純水10.5kgを反応缶に仕込
み、真空窒素置換を3回行った後、窒素雰囲気下で10
0℃迄昇温し、1時間攪拌を続けた後に180℃迄昇温
した。180℃で1時間攪拌を続けた後に窒素ガスによ
り、圧力を1.5MPaゲージまで上げ、1時間かけて
220℃迄昇温した。昇温の間圧力を1.5MPaゲー
ジに保ち、水を留去した。その後、温度は220℃、圧
力は1.5MPaゲージを保ちつつ2時間攪拌を続けた
後に、圧力を大気圧まで下げながら280℃迄昇温し
た。280℃、大気圧の条件で、2時間攪拌を継続し、
ポリアミドを得た。このポリアミドの極限粘度は1.0
0dl/gであった。次に、このポリアミドチップをJ
IS K−7152−1の規定に従い、シリンダ温度2
85℃、全サイクル時間65秒の条件で射出成形を行
い、JIS K−7139に規定される、多目的試験片
A形を得た。JIS K−7162の規定に従い、引張
試験を実施した結果、引張破壊応力は46MPaであっ
た。
【0018】比較例2 イソフタル酸55.0kg(331mol)を5wt%
水酸化ナトリウム水溶液300kgに溶解し、10%パ
ラジウム担時活性炭3.0kgと共に内容量600リッ
トルの攪拌機、加熱冷却ジャケット付きのオートクレー
ブに仕込んだ。その後、水素ガスを吹き込んで圧力を
3.0MPaゲージまで上げ、2時間かけて180℃迄
昇温した。反応圧が3.0MPaゲージを保つ様に水素
ガスを補給しながら攪拌を3時間継続し、水添反応を行
った。この間、反応熱により温度は200℃まで上昇し
た。オートクレーブ内で50℃まで冷却した後に、反応
混合物をヌッチェフィルターにより濾過し、固体を除去
した。得られた濾液に希塩酸を加え、酸析を行った後に
グラスフィルターにより固液分離した。得られたケーキ
を15℃の冷水40kgにより2回リンスした後に乾燥
し、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸42.3kg
を得た。この1,3−シクロヘキサンジカルボン酸はシ
ス/トランス比=40/60であり、含まれる最大長4
μm以上の不純物粒子の数が6500個/gであり、金
属成分の含有量が1720ppmであった。こうして得
られた1,3−シクロヘキサンジカルボン酸3.4kg
(19.8mol)、アジピン酸11.4kg(78.
4mol)、16.9kg(98.3mol)、1,6
−ヘキサンジアミン11.6kg(100.0mo
l)、安息香酸0.4kg(3.3mol)、次亜リン
酸ナトリウム一水和物29.1g、純水10.4kgを
反応缶に仕込み、真空窒素置換を3回行った後、窒素雰
囲気下で100℃迄昇温し、1時間攪拌を続けた後に1
80℃迄昇温した。180℃で1時間攪拌を続けた後に
窒素ガスにより、圧力を1.5MPaゲージまで上げ、
1時間かけて220℃迄昇温した。昇温の間圧力を1.
5MPaゲージに保ち、水を留去した。その後、温度は
220℃、圧力は1.5MPaゲージを保ちつつ2時間
攪拌を続けた後に、圧力を大気圧まで下げながら280
℃迄昇温した。280℃、大気圧の条件で、2時間攪拌
を継続し、ポリアミドを得た。このポリアミドの極限粘
度は1.08dl/gであった。次に、このポリアミド
チップをJIS K−7152−1の規定に従い、シリ
ンダ温度290℃、全サイクル時間63秒の条件で射出
成形を行い、JIS K−7139に規定される、多目
的試験片A形を得た。JIS K−7162の規定に従
い、引張試験を実施した結果、引張破壊応力は33MP
aであった。
【0019】
【発明の効果】本発明のポリアミドは耐侯性、加工性、
成形性、および靭性に優れたポリアミドであり、フィル
ム、シート、または容器等の成形品や繊維、塗料等に好
適に利用できる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J001 EB04 EB06 EB07 EB08 EB09 EB13 EB14 EB15 EB35 EB36 EB37 EB46 EC04 EC05 EC06 EC07 EC08 EC09 EC13 EC14 EC16 EC45 EC46 EC47 EC48 EC56 EC65 EC66 EE27C EE28C EE44C EE46C EE74D EE76D EE78D EE85D FA01 FB03 FB05 FC03 FC05 GA15 GB01 GB11 GB12 JA01 JA10 JA12 JA17

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属成分含有量が1000ppm以下であ
    り、且つ1g中に含まれる最大長4μm以上の不純物粒
    子の数が30000個以下であるシクロヘキサンジカル
    ボン酸類を1モル%以上含むジカルボン酸類と、ジアミ
    ン類とを反応させることを特徴とするポリアミドの製造
    方法。
JP2000288913A 2000-09-22 2000-09-22 ポリアミドの製造方法 Pending JP2002097265A (ja)

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