JP2002088200A - 安定化されたポリエチレン樹脂組成物 - Google Patents
安定化されたポリエチレン樹脂組成物Info
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Abstract
と同時に、光に対しても優れた安定性を発揮するポリエ
チレン樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ポリエチレン樹脂100重量部に対し
て、(A)下記(A−1)の繰返し単位を有するヒンダ
ードアミン系化合物、(B)分子量500以上のヒンダ
ードフェノール化合物および(C)特定のリン系化合物
をそれぞれ0.01〜1重量部含有しているポリエチレ
ン樹脂組成物。 【化1】
Description
エチレン樹脂組成物に関し、詳しくは、熱および酸化の
みならず光に対しても極めて優れた安定性を有するポリ
エチレン樹脂組成物に関し、特に、直鎖状ポリエチレン
などからなるフィルム等に好適に供し得るポリエチレン
樹脂組成物に関するものである。
媒、シングルサイト系触媒等から得られるエチレン単独
重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体(直鎖状ポ
リエチレン)、高圧ラジカル法ポリエチレンなどのポリ
エチレン樹脂は、優れた物理的、化学的、電気的性質を
有している。そのため、各種の加工方法により成形品、
シート、フィルム、繊維などに加工され、多くの分野で
使用されている。しかしながら、ポリエチレン樹脂は、
熱、酸素および光の作用により劣化し、軟化、脆化、表
面亀裂または変色などの現象を伴って、その機械的物性
が著しく低下することは、よく知られている。
するために、従来より各種の安定剤が使用されている。
例えば、熱および酸化による劣化を防止する目的で、
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、トリ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)イソシアヌレート、テトラキス〔メチレン−3−
(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕メタン等をはじめとする各種の
フェノール系化合物を用いることが知られている。
化防止性能をさらに向上させる目的で、これらフェノー
ル系化合物とともに、例えば、ビス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニルペンタエリスリトールジホスファイト、
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイ
ト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリ
ルペンタエリスリトールジホスファイト、テトラキス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフ
ェニレンジホスホナイト等のリン系化合物を併用するこ
とも知られている。さらに、必要に応じて、ジラウリル
チオジプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキ
ス(3−ドデシルチオプロピオネート)等のイオウ系化
合物を併用することも知られている。
々の耐光剤、例えば、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾ
トリアゾール系化合物、ニッケルキレート系化合物、ヒ
ンダードアミン系化合物等を、単独でまたは組み合わせ
て使用することが知られている。さらには、これら公知
の安定剤を併用する提案も数多くなされている。
案されているポリエチレン樹脂組成物は、熱および酸化
に対してのみならず光に対しても同時に十分な安定性を
有するものとはいいがたく、これら熱、酸化および光に
対して優れた性能を有する安定剤処方の開発が強く望ま
れていた。
対して優れた安定性を有すると同時に、光に対しても極
めて優れた安定性を発揮するポリエチレン樹脂組成物で
あり、ポリエチレン樹脂としてチーグラー系触媒、シン
グルサイト系触媒等の配位触媒による直鎖状ポリエチレ
ンが使用されたときに特に優れた安定性を発揮し、特に
インフレーション法、Tダイ法等により成形される包装
用フィルム、農業用フィルム等に有効なポリエチレン組
成物を提供することにある。
目的を達成するために鋭意研究を行った結果、特定の高
分子量タイプのヒンダードアミン系化合物、特定のヒン
ダードフェノール系化合物、および特定のリン系化合物
を併用した場合、ポリエチレン樹脂組成物に非常に優れ
た安定性をもたらすことを見い出し、本発明を完成する
に至った。
物は、ポリエチレン樹脂100重量部に対して、(A)
下記(A−1)で示される繰り返し単位を有するヒンダ
ードアミン系化合物0.01〜1重量部、(B)分子量
500以上のヒンダードフェノール化合物0.01〜1
重量部、および(C)下記(C−1)、(C−2)およ
び(C−3)で示されるリン系化合物から選ばれる少な
くとも1種のリン系化合物0.01〜1重量部を含有し
ていることを特徴とする。(式中、Rは1,1,3,3
−テトラメチルブチル基であり、nは2以上の整数であ
る。)
リエチレンを含んでいることが望ましい。また、前記直
鎖状ポリエチレンは、シングルサイト系触媒によって得
られた密度が0.94g/cm3 以下、メルトフローレ
ートが0.01〜100g/10分、分子量分布(Mw
/Mn)が1.5〜4.5であることが望ましい。さら
に、前記ポリエチレン樹脂は、高圧ラジカル法ポリエチ
レン系樹脂を30重量%未満含んでいることが望まし
い。また、本発明のフィルムは、本発明のポリエチレン
樹脂またはその樹脂組成物からなることを特徴とする。
本発明におけるポリエチレン樹脂は、チーグラー系触
媒、フィリップス系触媒(クロム系触媒)、あるいはシ
ングルサイト系触媒、メタロセン系触媒等の配位触媒を
用いて製造されたポリエチレン樹脂、高圧ラジカル法ポ
リエチレンを包含し、その製造方法や製造触媒に限定さ
れるものではない。
よび光に対して特に優れた安定性を発揮する点で、エチ
レンの単独重合体、エチレンと、プロピレン、1−ブテ
ン、1−ヘキセン、1−デセン、4−メチル−1−ペン
テンなどのα−オレフィンとの共重合体等の直鎖状ポリ
エチレンが好ましい。また、直鎖状ポリエチレンの中で
も、熱、酸化および光に対してさらに優れた安定性を発
揮する点で、チーグラー系触媒、フィリップス系触媒
(クロム系触媒)、あるいはシングルサイト系触媒、メ
タロセン系触媒等の配位触媒よって得られるポリエチレ
ン樹脂が好適に用いられる。これら直鎖状ポリエチレン
の中でも、包装用フィルム、農業用フィルム等のフィル
ムに適用する際には、シングルサイト触媒を用いて製造
された直鎖状ポリエチレンが、ヘイズ、グロス、低温ヒ
ートシール性等のフィルム性能に優れる点で、好まし
い。
れた直鎖状ポリエチレンの中でも、包装用フィルム、農
業用フィルム等のフィルムでは、下記(a)〜(c)の
要件を満足する特定のエチレン共重合体が好ましい。該
特定のエチレン(共)重合体の(a)密度は、0.94
g/cm3 以下であり、好ましくは0.86〜0.93
5g/cm3 の範囲であり、より好ましくは0.90〜
0.935g/cm3 の範囲である。密度が0.94g
/cm3 を超えると、フィルムの透明性が低下し、また
低温ヒートシール性などの物性が損なわれるおそれがあ
る。一方、密度が低くなりすぎると、機械的強度が低下
するおそれがある。
(b)メルトフローレート(MFR)は、0.01〜1
00g/10分であり、好ましくは0.1〜50g/1
0分の範囲であり、より好ましくは0.5〜30g/1
0分の範囲である。MFRが0.01g/10分未満で
は成形加工性に難点を生じ、100g/10分を超える
と機械的強度の低下を招くので好ましくはない。
(c)分子量分布(Mw/Mn)は、1.5〜4.5の
範囲であり、好ましくは1.5〜3.0の範囲であり、
より好ましくは2.0〜3.0の範囲である。分子量分
布(Mw/Mn)が1.5未満では成形加工性が悪化す
る虞が生じ、4.5を超えると機械的強度が低下する虞
が生じる。ここで、エチレン(共)重合体の分子量分布
(Mw/Mn)は、ゲルパーミエイションクロマトグラ
フィー(GPC)により重量平均分子量(Mw)と数平
均分子量(Mn)を求め、それらの比(Mw/Mn)を
算出することにより求めることができる。
えば図1に示すように、(d)連続昇温溶出分別法(T
REF)による溶出温度−溶出量曲線の積分溶出曲線か
ら求めた全体の25%が溶出する温度T25と全体の75
%が溶出する温度T75との差T75−T25および密度d
が、下記(式1)の関係をさらに満足するものであるこ
とが好ましい。 (式1) T75−T25≦−670×d+644 T75−T25と密度dが上記(式1)の関係を満足しない
場合には、ヒートシール強度と耐熱性が劣るおそれがあ
る。
る。まず、酸化防止剤(例えば、ブチルヒドロキシトル
エン)を加えたODCBに試料を試料濃度が0.05重
量%となるように加え、135℃で加熱溶解する。この
試料溶液5mlを、ガラスビーズを充填したカラムに注
入し、0.1℃/分の冷却速度で25℃まで冷却し、試
料をガラスビーズ表面に沈着させる。次に、このカラム
にODCBを一定流量で流しながら、カラム温度を50
℃/hrの一定速度で昇温しながら、試料を順次溶出さ
せる。この際、溶剤中に溶出する試料の濃度は、メチレ
ンの非対称伸縮振動の波数2925cm-1に対する吸収
を赤外検出機で測定することにより連続的に検出され
る。この値から、溶液中のエチレン(共)重合体の濃度
を定量分析し、溶出温度と溶出速度の関係を求める。T
REF分析によれば、極少量の試料で、温度変化に対す
る溶出速度の変化を連続的に分析できるため、分別法で
は検出できない比較的細かいピークの検出が可能であ
る。
述の(e)および(f)の要件を満足する(E1)エチ
レン(共)重合体、または、さらに後述の(g)の要件
を満足する(E2)エチレン(共)重合体のいずれかで
あることが好ましい。
5℃におけるODCB可溶分の量X(重量%)と密度d
およびMFRは、下記(式2)および(式3)の関係を
満足しており、 (式2)d−0.008logMFR≧0.93の場合、 X<2.0 (式3)d−0.008logMFR<0.93の場合、 X<9.8×103×(0.9300−d+0.008logMFR)
2+2.0 好ましくは、d−0.008logMFR≧0.93の場合、 X<1.0 d−0.008logMFR<0.93の場合、 X<7.4×103×(0.9300−d+0.008logMF
R)2+1.0 の関係を満足しており、さらに好ましくは、d−0.0
08logMFR≧0.93の場合、 X<0.5 d−0.008logMFR<0.93の場合、 X<5.6×103×(0.9300−d+0.008logMF
R)2+0.5 の関係を満足している。
分の量Xは、下記の方法により測定される。試料0.5
gを20mlのODCBにて135℃で2時間加熱し、
試料を完全に溶解した後、25℃まで冷却する。この溶
液を25℃で一晩放置後、ポリ四フッ化エチレン(テフ
ロン(登録商標))製フィルターでろ過してろ液を採取す
る。試料溶液であるこのろ液を赤外分光器によりメチレ
ンの非対称伸縮振動の波数2925cm-1付近の吸収ピ
ーク強度を測定し、予め作成した検量線により試料濃度
を算出する。この値より、25℃におけるODCB可溶
分量が求まる。
ン(共)重合体に含まれる高分岐度成分および低分子量
成分であり、耐熱性の低下や成形体表面のべたつきの原
因となり、衛生性の問題や成形体内面のブロッキングの
原因となる為、この含有量は少ないことが望ましい。ま
た、低分子量成分は成形時の発煙の原因ともなる。OD
CB可溶分の量は、共重合体全体のα−オレフィンの含
有量および分子量、即ち、密度とMFRに影響される。
従ってこれらの指標である密度およびMFRとODCB
可溶分の量が上記の関係を満たすことは、共重合体全体
に含まれるα−オレフィンの偏在が少ないことを示す。
図2に示すように、(f)連続昇温溶出分別法(TRE
F)により求めた溶出温度−溶出量曲線において、ピー
クが複数個存在するものである。この複数のピーク温度
は85℃から100℃の間に存在することが特に好まし
い。このピークが存在することにより、融点が高くな
り、また結晶化度が上昇し、成形体の耐熱性および剛性
が向上する。
示すように、下記(g)の要件を満足するものである。
(g)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが一つであり、かつこの溶出温度
−溶出量曲線の積分溶出曲線から求めた全体の25%が
溶出する温度T25と全体の75%が溶出する温度T75と
の差T75−T25および密度dが、下記(式4)の関係を
満足すること (式4) d<0.950g/cm3のとき T75−T25≧−300×d+285 d≧0.950g/cm3のとき T75−T25≧0 上記(式4)の関係を満足しない場合には、低温ヒート
シール性が劣るものとなる。
さらに(h)融点ピークを1ないし2個有し、かつその
うち最も高い融点Tm1と密度dが、下記(式5)の関係
を満足するものであることが好ましい。 (式5) Tm1≧150×d−17 融点Tm1と密度dが上記(式5)の関係を満足しない
と、耐熱性が劣るものとなる。
でも、さらに下記(i)の要件を満足するエチレン
(共)重合体が好適である。(i)メルトテンション
(MT)とメルトフローレート(MFR)が、下記(式
6)の関係を満足すること (式6) logMT≦−0.572×logMFR+
0.3 MTとMFRが上記(式6)の関係を満足することによ
り、フィルム成形等の成形加工性が良好なものとなる。
は、図2に示されるように、連続昇温溶出分別法(TR
EF)により求めた溶出温度−溶出量曲線において実質
的にピークが複数個の特殊なエチレン・α−オレフィン
共重合体である。一方、図3は、連続昇温溶出分別法
(TREF)により求めた溶出温度−溶出量曲線におい
て、実質的にピークを1個有するエチレン・α−オレフ
ィン共重合体を示したものであり、従来の典型的なメタ
ロセン系触媒による共重合体がこれに該当する。また、
(E2)エチレン(共)重合体はTREFピークが1つ
であるものの、従来の典型的なメタロセン系触媒による
共重合体は(式4)を満足していないことから明確に区
別されるものである。
体は、前記のパラメーターを満足すれば触媒、製造方法
等に特に限定されるものではないが、好ましくは少なく
とも共役二重結合を持つ有機環状化合物と周期律表第IV
族の遷移金属化合物を含む触媒の存在下に、エチレンを
単独重合、またはエチレンとα−オレフィンを共重合さ
せて得られる直鎖状のエチレン(共)重合体であること
が望ましい。このような直鎖状のエチレン(共)重合体
は、分子量分布および組成分布が狭いため、機械的特性
に優れ、ヒートシール性、耐熱ブロッキング性等に優
れ、しかも耐熱性の良い重合体である。
体の製造は、特に以下のa1〜a4の化合物を混合して
得られる触媒で重合することが望ましい。 a1:一般式Me1R1 pR2 q(OR3)rX1 4-p-q-r で表
される化合物(式中Me1 ジルコニウム、チタン、ハフ
ニウムを示し、R1およびR3はそれぞれ炭素数1〜24
の炭化水素基、R2 は、2,4−ペンタンジオナト配位
子またはその誘導体、ベンゾイルメタナト配位子、ベン
ゾイルアセトナト配位子またはその誘導体、X1 はハロ
ゲン原子を示し、p、qおよびrはそれぞれ0≦p≦
4、0≦q≦4、0≦r≦4、0≦p+q+r≦4の範
囲を満たす整数である) a2:一般式Me2R4 m(OR5)nX2 z-m-n で表される
化合物(式中Me2 は周期律表第I〜III 族元素、R4
およびR5はそれぞれ炭素数1〜24の炭化水素基、X2
はハロゲン原子または水素原子(ただし、X2が水素原
子の場合はMe2は周期律表第III 族元素の場合に限
る)を示し、zはMe2 の価数を示し、mおよびnはそ
れぞれ0≦m≦z、0≦n≦zの範囲を満たす整数であ
り、かつ、0≦m+n≦zである) a3:共役二重結合を持つ有機環状化合物 a4:Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
オキシ化合物および/またはホウ素化合物
の一般式Me1R1 pR2 q(OR3)rX1 4-p-q-r で表され
る化合物の式中、Me1 はジルコニウム、チタン、ハフ
ニウムを示す。これらの遷移金属の種類は限定されるも
のではなく、複数を用いることもできる。中でも、耐候
性に優れる共重合体が得られるジルコニウムが含まれる
ことが特に好ましい。R1 およびR3 はそれぞれ炭素数
1〜24の炭化水素基で、好ましくは炭素数1〜12、
さらに好ましくは1〜8である。具体的にはメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基など
のアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル
基;フェニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、
インデニル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル
基、トリチル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒ
ドリル基、フェニルブチル基、ネオフィル基などのアラ
ルキル基などが挙げられる。これらは分岐があってもよ
い。R2 は、2,4−ペンタンジオナト配位子またはそ
の誘導体、ベンゾイルメタナト配位子、ベンゾイルアセ
トナト配位子またはその誘導体を示す。X1 はフッ素、
ヨウ素、塩素および臭素などのハロゲン原子を示す。p
およびqはそれぞれ、0≦p≦4、0≦q≦4、0≦r
≦4、0≦p+q+r≦4の範囲を満たすを整数であ
る。
物の例としては、テトラメチルジルコニウム、テトラエ
チルジルコニウム、テトラベンジルジルコニウム、テト
ラプロポキシジルコニウム、トリプロポキシモノクロロ
ジルコニウム、テトラエトキシジルコニウム、テトラブ
トキシジルコニウム、テトラブトキシチタン、テトラブ
トキシハフニウムなどが挙げられ、特にテトラプロポキ
シジルコニウム、テトラブトキシジルコニウムなどのZ
r(OR)4 化合物が好ましく、これらを2種以上混合
して用いても差し支えない。また、前記2,4−ペンタ
ンジオナト配位子またはその誘導体、ベンゾイルメタナ
ト配位子、ベンゾイルアセトナト配位子またはその誘導
体の具体例としては、テトラ(2,4−ペンタンジオナ
ト)ジルコニウム、トリ(2,4−ペンタンジオナト)
クロライドジルコニウム、ジ(2,4−ペンタンジオナ
ト)ジクロライドジルコニウム、(2,4−ペンタンジ
オナト)トリクロライドジルコニウム、ジ(2,4−ペ
ンタンジオナト)ジエトキサイドジルコニウム、ジ
(2,4−ペンタンジオナト)ジ−n−プロポキサイド
ジルコニウム、ジ(2,4−ペンタンジオナト)ジ−n
−ブトキサイドジルコニウム、ジ(2,4−ペンタンジ
オナト)ジベンジルジルコニウム、ジ(2,4−ペンタ
ンジオナト)ジネオフイルジルコニウム、テトラ(ジベ
ンゾイルメタナト)ジルコニウム、ジ(ジベンゾイルメ
タナト)ジエトキサイドジルコニウム、ジ(ジベンゾイ
ルメタナト)ジ−n−プロポキサイドジルコニウム、ジ
(ジベンゾイルメタナト)ジ−n−ブトキサイドジルコ
ニウム、ジ(ベンゾイルアセトナト)ジエトキサイドジ
ルコニウム、ジ(ベンゾイルアセトナト)ジ−n−プロ
ポキサイドジルコニウム、ジ(ベンゾイルアセトナト)
ジ−n−ブトキサイドジルコニウム等が挙げられる。
R5)nX2 z-m-n で表される化合物の式中、Me2 は周
期律表第I〜III 族元素を示し、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、ホウ
素、アルミニウムなどである。R 4 およびR5 はそれ
ぞれ炭素数1〜24の炭化水素基、好ましくは炭素数1
〜12、さらに好ましくは1〜8であり、具体的にはメ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアル
ケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、メシチ
ル基、インデニル基、ナフチル基などのアリール基;ベ
ンジル基、トリチル基、フェネチル基、スチリル基、ベ
ンズヒドリル基、フェニルブチル基、ネオフイル基など
のアラルキル基などが挙げられる。これらは分岐があっ
てもよい。X2 はフッ素、ヨウ素、塩素および臭素など
のハロゲン原子または水素原子を示すものである。ただ
し、X 2 が水素原子の場合はMe2 はホウ素、アルミニ
ウムなどに例示される周期律表第III 族元素の場合に限
るものである。また、zはMe2 の価数を示し、mおよ
びnはそれぞれ、0≦m≦z、0≦n≦zの範囲を満た
す整数であり、かつ、0≦m+n≦zである。
物の例としては、メチルリチウム、エチルリチウムなど
の有機リチウム化合物;ジメチルマグネシウム、ジエチ
ルマグネシウム、メチルマグネシウムクロライド、エチ
ルマグネシウムクロライドなどの有機マグネシウム化合
物;ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛などの有機亜鉛化合
物;トリメチルボロン、トリエチルボロンなどの有機ボ
ロン化合物;トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリプロピルアルミニウム、トリイソブチル
アルミニウム、トリヘキシルアルミニウム、トリデシル
アルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、エチ
ルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムセス
キクロライド、ジエチルアルミニウムエトキサイド、ジ
エチルアルミニウムハイドライドなどの有機アルミニウ
ム化合物等の誘導体が挙げられる。
機環状化合物は、環状で共役二重結合を2個以上、好ま
しくは2〜4個、さらに好ましくは2〜3個有する環を
1個または2個以上持ち、全炭素数が4〜24、好まし
くは4〜12である環状炭化水素化合物;前記環状炭化
水素化合物が部分的に1〜6個の炭化水素残基(典型的
には、炭素数1〜12のアルキル基またはアラルキル
基)で置換された環状炭化水素化合物;共役二重結合を
2個以上、好ましくは2〜4個、さらに好ましくは2〜
3個有する環を1個または2個以上もち、全炭素数が4
〜24、好ましくは4〜12である環状炭化水素基を有
する有機ケイ素化合物;前記環状炭化水素基が部分的に
1〜6個の炭化水素残基またはアルカリ金属塩(ナトリ
ウムまたはリチウム塩)で置換された有機ケイ素化合物
が含まれる。特に好ましくは分子中のいずれかにシクロ
ペンタジエン構造をもつものが望ましい。
タジエン、インデン、アズレンまたはこれらのアルキ
ル、アリール、アラルキル、アルコキシまたはアリール
オキシ誘導体などが挙げられる。また、これらの化合物
がアルキレン基(その炭素数は通常2〜8、好ましくは
2〜3)を介して結合(架橋)した化合物も好適に用い
られる。
は、下記一般式で表示することができる。 ALSiR4-L ここで、Aはシクロペンタジエニル基、置換シクロペン
タジエニル基、インデニル基、置換インデニル基で例示
される前記環状水素基を示し、Rはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などのアル
キル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基などのアルコキシ基;フェニル基などのアリール
基;フェノキシ基などのアリールオキシ基;ベンジル基
などのアラルキル基で示され、炭素数1〜24、好まし
くは1〜12の炭化水素残基または水素を示し、Lは1
≦L≦4、好ましくは1≦L≦3である。
具体例としては、シクロペンタジエン、メチルシクロペ
ンタジエン、エチルシクロペンタジエン、1,3−ジメ
チルシクロペンタジエン、インデン、4−メチル−1−
インデン、4,7−ジメチルインデン、ブチルシクロヘ
プタジエン、1−メチル−3−プロピルシクロペンタジ
エンとインデン、1−メチル−3−ブチルシクロペンタ
ジエンとインデン、プロピルシクロペンタジエン、1−
メチル−3−エチルシクロペンタジエン、1,2,4−
トリメチルシクロペンタジエンシクロヘプタトリエン、
メチルシクロヘプタトリエン、シクロオクタテトラエ
ン、アズレン、フルオレン、メチルフルオレンのような
炭素数5〜24のシクロポリエンまたは置換シクロポリ
エン、モノシクロペンタジエニルシラン、ビスシクロペ
ンタジエニルシラン、トリスシクロペンタジエニルシラ
ン、モノインデニルシラン、ビスインデニルシラン、ト
リスインデニルシラン、メチルシクロペンタジエントリ
メチルシランなどが挙げられる。
結合を含む変性有機アルミニウム化合物および/または
ホウ素化合物が使用される。Al−O−Al結合を含む
変性有機アルミニウムオキシ化合物の具体例としては、
アルキルアルミニウム化合物と水とを反応させることに
より得られる、通常アルミノキサンと称される変性有機
アルミニウムオキシ化合物が挙げられる。この変性有機
アルミニウムオキシ化合物としては、分子中に通常1〜
100個、好ましくは1〜50個のAl−O−Al結合
を含有するものが挙げられる。また、変性有機アルミニ
ウムオキシ化合物は線状でも環状でもいずれでもよい。
性炭化水素中で行われる。該不活性炭化水素としては、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の脂肪族、脂環族、芳香族
炭化水素が好ましい。水と有機アルミニウム化合物との
反応比(水/Alモル比)は通常0.25/1〜1.2
/1、好ましくは0.5/1〜1/1であることが望ま
しい。
ルオロフェニル)ホウ酸トリエチルアルミニウム、トリ
エチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、テトラ(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸ジ
メチルアニリニウム、ジメチルアニリニウムテトラ(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ブチルアンモニウム
テトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−
ジメチルアニリニウムテトラ(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラ
(3,5ージフルオロフェニル)ボレート等が挙げられ
る。
用しても良いが、好ましくは無機担体および/または粒
子状ポリマー担体(a5)に担持させて使用することが
望ましい。該無機物担体および/または粒子状ポリマー
担体(a5)とは、炭素質物、金属、金属酸化物、金属
塩化物、金属炭酸塩またはこれらの混合物あるいは熱可
塑性樹脂、熱硬化性樹脂等が挙げられる。該無機物担体
に用いることができる好適な金属としては、鉄、アルミ
ニウム、ニッケルなどが挙げられる。具体的には、Si
O2、Al2O3、MgO、ZrO2、TiO2、B2O3、
CaO、ZnO、BaO、ThO2等またはこれらの混
合物が挙げられ、SiO2−Al2O3、SiO2−V
2O5、SiO2−TiO2、SiO2−V2O5、SiO2
−MgO、SiO2−Cr2O3等が挙げられる。これら
の中でもSiO2およびAl2O3からなる群から選択さ
れた少なくとも1種の成分を主成分とするものが好まし
い。また、有機化合物としては、熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂のいずれも使用でき、具体的には、粒子状のポリ
オレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリスチレン、ポ
リノルボルネン、各種天然高分子およびこれらの混合物
等が挙げられる。
マー担体は、このまま使用することもできるが、好まし
くは予備処理としてこれらの担体を有機アルミニウム化
合物やAl−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
化合物などに接触処理させた後に成分a5として用いる
こともできる。
体の製造方法は、前記触媒の存在下、実質的に溶媒の存
在しない気相重合法、スラリー重合法、溶液重合法等で
製造され、実質的に酸素、水等を断った状態で、ブタ
ン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水
素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族
炭化水素等に例示される不活性炭化水素溶媒の存在下ま
たは不存在下で製造される。重合条件は特に限定されな
いが、重合温度は通常15〜350℃、好ましくは20
〜200℃、さらに好ましくは50〜110℃であり、
重合圧力は低中圧法の場合通常常圧〜70kg/cm2
G、好ましくは常圧〜20kg/cm2 Gであり、高圧
法の場合通常1500kg/cm2 G以下が望ましい。
重合時間は低中圧法の場合通常3分〜10時間、好まし
くは5分〜5時間程度が望ましい。高圧法の場合、通常
1分〜30分、好ましくは2分〜20分程度が望まし
い。また、重合は一段重合法はもちろん、水素濃度、モ
ノマー濃度、重合圧力、重合温度、触媒等の重合条件が
互いに異なる2段階以上の多段重合法など特に限定され
るものではない。
体は、上述の触媒成分の中に塩素等のハロゲンを含まな
い触媒を使用して製造することにより、ハロゲン濃度と
しては多くとも10ppm以下、好ましくは5ppm以
下、さらに好ましくは実質的に含まない(ND:2pp
m以下)ものとすることが可能である。このような塩素
等のハロゲンフリーのエチレン(共)重合体を用いるこ
とにより、従来のような酸中和剤(酸吸収剤)を使用す
る必要がなくなり、化学的安定性等が優れ、特に包装、
農業等の分野において好適に活用されるフィルムを提供
することができる。
リエチレン樹脂を併用することも可能である。特に、フ
ィルム用途においては、上述の直鎖状ポリエチレンと高
圧ラジカル法ポリエチレン系樹脂との併用が、成形加工
性が向上し、ヘイズ、グロス、低温ヒートシール性等の
フィルム性能に優れる点で、好ましい。このとき、高圧
ラジカル法ポリエチレン系樹脂の含量は、ポリエチレン
樹脂の総量に対して30重量%未満であり、好ましくは
5〜25重量%の範囲である。
しては、高圧ラジカル重合法によるエチレン単独重合体
(低密度ポリエチレン)、エチレン・ビニルエステル共
重合体およびエチレンとα,β−不飽和カルボン酸また
はその誘導体との共重合体等が挙げられる。上記低密度
ポリエチレンは公知の高圧ラジカル重合法により製造さ
れ、チューブラー法、オートクレーブ法のいずれでもよ
い。
合体とは、高圧ラジカル重合法で製造され、エチレンを
主成分とし、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、カプロ
ン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ス
テアリン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビニルなどのビニ
ルエステル単量体との共重合体である。これらの中でも
特に好ましいものとしては、酢酸ビニルを挙げることが
できる。エチレン50〜99.5重量%、ビニルエステ
ル0.5〜50重量%、他の共重合可能な不飽和単量体
0〜49.5重量%からなる共重合体が好ましい。さら
にビニルエステル含有量は3〜20重量%、特に好まし
くは5〜15重量%の範囲で選択される。
ボン酸またはその誘導体との共重合体の代表的な共重合
体としては、エチレン・(メタ)アクリル酸またはその
アルキルエステル共重合体が挙げられ、これらのコモノ
マーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸
メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタ
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プ
ロピル、アクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソプ
ロピル、アクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸−n−
ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸シク
ロヘキシル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等を挙
げることができる。この中でも特に好ましいものとして
(メタ)アクリル酸のメチル、エチル等のアルキルエス
テルを挙げることができる。特に(メタ)アクリル酸エ
ステル含有量は3〜20重量%、好ましくは5〜15重
量%の範囲である。
チレンと、α−オレフィン以外の不飽和化合物との共重
合体、例えば、共役ジエンや非共役ジエンのような多不
飽和化合物を挙げることができる。また、上記ポリエチ
レン樹脂の酸変性されたもの、例えば、α,β−不飽和
脂肪酸、脂環族カルボン酸、またはこれらの誘導体でグ
ラフト変性された重合体であってもよい。また、ポリエ
チレン樹脂には、ゴム状、脂肪状、ワックス状の重合体
も含まれる。さらに、本発明においては、用途に応じ
て、これらポリエチレン樹脂に、合成ゴムや無機充填剤
を添加した混合物を用いることができる。
化合物は、上記(A−1)で示される繰り返し単位を有
する化合物である。式中のnは繰り返し単位の繰り返し
回数であり、2以上の整数、好ましくは2から10の整
数である。具体的には、ポリ[{6−(1,1,3,3
−テトラメチルブチル)アミノ)−1,3,5−トリア
ジン−2,4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメ
チル−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,
2,6,6−テトラメチル−ピペリジル)イミノ}]が
挙げられる。
ル化合物は、分子量500以上のものであればよく、特
に限定されるものではない。(B)ヒンダードフェノー
ル化合物としては、例えば、次のものを挙げることがで
きる。(B−1):3,9−ビス〔2−{3−(3−t
−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロ
ピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル〕−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウンデカ
ン、(B−2):テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ
メチル〕メタン、(B−3):2−[1−(2−ヒドロ
オキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチル]
−4,6−ジ−t−ペンチルフェニルアクリレート、
(B−4):1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3
−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌ
レート、(B−5)1,3,5−トリス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレー
ト、
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン、(B−7):トリエチレ
ングリコールビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、(B−
8):オクタデシル3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、(B−9):
ビス〔2−t−ブチル−4−メチル−6−(3−t−ブ
チル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)フェニ
ル〕テレフタレート、(B−10):1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェ
ニル)ブタン、(B−11):2−t−ブチル−6−
(3’−t−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシ
ベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート。これら
のヒンダードフェノール化合物ならいずれも本発明にお
ける(B)ヒンダードフェノール化合物として好ましく
用いることができる。中でも(B−1)〜(B−5)の
化合物を使用する場合の効果が特に顕著である。
ぞれ化学名で表すと次のようになる。 (C−1):ビス[2,4−ビス(1,1−ジメチルエ
チル)−6−メチルフェニル]エチルフォスファイト、
(C−2):2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル−
2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールフ
ォスファイト、 (C−3):2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)オクチルフォスファイトこれら(C
−1)〜(C−3)のリン系化合物は併用してもよい。
ン系化合物とともに、必要に応じて、他のリン系化合
物、例えば、(C−4):ビス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)−ペンタエリスリトールジホスファイト、
(C−5):トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイト、(C−6):ビス(2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール
ジホスファイト、(C−7):ジステアリルペンタエリ
スリトールジホスファイト、(C−8):テトラキス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフ
ェニレンジホスホナイトなどを併用してもよい。
ンダードアミン系化合物、(B)ヒンダードフェノール
化合物および(C)リン系化合物の各化合物を必須成分
とする。各化合物の使用量は、ポリエチレン樹脂100
重量部に対して、(A)ヒンダードアミン系化合物が
0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.5重量
部であり、(B)ヒンダードフェノール化合物が0.0
1〜1重量部、好ましくは0.02〜0.5重量部であ
り、(C)リン系化合物が0.01〜1重量部、好まし
くは0.02〜0.5重量部である。これら(A)ヒン
ダードアミン系化合物、(B)ヒンダードフェノール化
合物および(C)リン系化合物の各化合物は、いずれも
使用量が0.01重量部未満の場合には目的とする効果
(熱および酸化に対して優れた安定性を有すると同時
に、光に対しても極めて優れた安定性を発揮する)が十
分に得難く、また1重量部を超えてもそれに見合うだけ
の効果が得られず、経済的にも不利となる。
は、その特性を損なわない限り、他の添加剤、例えば酸
化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、中和剤、金属不活
性化剤、抗ブロッキング剤、滑剤、帯電防止剤、および
充填剤などを添加してもよい。
−3,3’−チオジプロピオンネート、ジステアリル−
3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,
3’−チオジプロピオンネート、ラウリルステアリル−
3,3’−チオジプロピオンネート、テトラキス{メチ
レン(ドデシルチオプロピオネート)}メタン、ビス
{2−メチル−4−(3−n−アルキルチオプロピオニ
ルオキシ)−5−t−ブチルフェニル}スルフィド、お
よびペンタエリスリトール−テトラキス−(3−ラウリ
ルチオプロピオネート)などのイオウ系安定剤が挙げら
れる。これらイオウ系安定剤は、ヒンダードアミン系化
合物と拮抗作用が現れない濃度範囲において、酸化防止
効果を増加させる目的で使用できる。
シ−5,7−ジ−tert−ブチル−フラン−2−オン
とオルソキシレンとの反応生成物(商品名:HP−13
6,チバスペシャルティーケミカルズ製)などの熱安定
剤を、ポリエチレン樹脂100重量部あたり0.005
〜0.1重量部の範囲で添加することができる。
リアゾール系化合物として2−(2’−ハイドロキシ−
3’−ドデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2’−ハイドロキシ−5’−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ハイドロキシ
−3’,5’−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェノー
ル、2−(2’−ハイドロキシ−3’,5’−ジ−t−
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ハ
イドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ハイドロ
キシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール、
ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−
ハイドロキシ−4’−オクトキシフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2’−ハイドロキシ−5’−t−オク
チルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ハイ
ドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3
−テトラメチルブチル)−6−(2Hベンゾトリアゾー
ル−2−イル)フェノール]、2−(2’−ハイドロキ
シ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2’−ハイドロキシ−5’−t−ブチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾールなどが挙げられる。こ
れらベンゾトリアゾール系化合物は、ポリエチレン樹脂
100重量部あたり0.01〜0.2重量部の範囲で添
加することができる。
収剤の具体例としては、2,4−ジハイドロキシベンゾ
フェノン、2−ハイドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ハイドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフ
ェノン、2−ハイドロキシ−4−n−ドデシルオキシベ
ンゾフェノン、2−ハイドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン−5−スルフォン酸、2,2’−ジハイドロキ
シ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,
4,4’−テトラハイドロキシベンゾフェノン、2,
2’−ジハイドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2−ハイドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノ
ン、2−ハイドロキシ−4−メトキシ−2’−カルボキ
シベンゾフェノン、2−ハイドロキシ−4−メトキシ−
5−スルフォキシベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾイ
ル−4−ハイドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン
などが挙げられる。これらベンゾフェノン系化合物は、
ポリエチレン樹脂100重量部あたり0.01〜0.2
重量部の範囲で添加することができる。
1,2,3,4−ブタンカルボン酸と1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジノールとトリデシルア
ルコールとの縮合物、ジブチルアミン・1,3,5−ト
リアジン・N,N’−ビス(2,2,6,6,−テトラ
メチル−4−ピペリジル)−1,6−ヘキサメチレンジ
アミン・N−(2,2,6,6,−テトラメチル−4−
ピペリジル)ブチルアミンの重縮合物、テトラキス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ハイドロキシフェニル]メチル]ブチルマロネート、
コハク酸ジメチルと4−ハイドロキシ−2,2,6,6
−テトラメチル−1−ピペリジンエタノールとのポリマ
ー、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)セバケート、テトラキス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボキシレート、ビス[1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル]セバケート、
−2,4−ジイル][(2,2,6,6−テトラメチル
−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,
6,6−テトラメチル−ピペリジル)イミノ)}]、
N,N’,N’’,N’’’−テトラキス−(4,6−
ビス−(ブチル−(N−メチル−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン−4−イル)アミノ)トリアジン−
2−イル)4,7−ジアザデカン−1,10−ジアミ
ン、1,2,3,4−ブタンカルボン酸と2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジノールとトリデシルア
ルコールとの縮合物、1,2,3,4−ブタンテトラカ
ルボン酸と1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジノールとβ,β,β’,β’−テトラメチル−
3,9−(2,4,8,10−テトラオキサスピロ
[5,5]ウンデカン)ジエタノールとの縮合物、1,
2,3,4−ブタンテトラカルボン酸と2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジノールとβ,β,β’,
β’−テトラメチル−3,9−(2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ[5,5]ウンデカン)ジエタノール
との縮合物などが挙げられる。これら光安定剤は、ポリ
エチレン樹脂100重量部あたり0.01〜0.2重量
部の範囲で添加することができる。
ルシウムなどの脂肪酸金属塩、ハイドロタルサイト類な
どの無機系化合物などが挙げられる。これら中和剤は、
ポリエチレン樹脂100重量部あたり0.01〜1重量
部の範囲で添加することができる。
ポリエチレン樹脂、(A)ヒンダードアミン系化合物、
(B)ヒンダードフェノール化合物、(C)リン系化合
物、および所望に応じて用いられる各種添加剤を、常法
に従って溶融混練することにより調製することができ
る。この溶融混練は、例えばヘンシェルミキサー、単軸
または二軸押出機、バンバリミキサー、ロールなどを用
いて行うことができる。
ポリエチレン樹脂組成物は、従来よりポリオレフィン系
フィルムを製造するのに慣用されている方法、例えば、
キャスティング法、カレンダー法、あるいはTダイ法や
インフレーション法などのエキストルージョン法などに
よって、フィルムに成形することができる。このような
フィルムは、熱、酸化および光に対する安定性が要求さ
れる包装フィルム、農業フィルム等の用途に好適に用い
られる。
明するが、本発明はその趣旨を超えない限り、以下の例
に限定されるものではない。本実施例における物性の測
定方法は以下の通りである。
を用い、溶媒として135℃のODCBを使用した。カ
ラムはショウデックス HT806Mを使用した。
mのシートを熱プレスで成形し、シートから約5mgの
試料を打ち抜いた。この試料を230℃で10分保持
後、2℃/分にて0℃まで冷却した。その後、再び10
℃/分で170℃迄昇温し、現れた最高温ピークの頂点
の温度を最高ピーク温度Tmlとした。 [TREF]カラムを135℃に保った状態で、カラム
に試料を注入して0.1℃/分で25℃まで降温し、ポ
リマーをガラスビーズ上に沈着させた後、カラムを下記
条件にて昇温して各温度で溶出したポリマー濃度を赤外
検出器で検出した。(溶媒:ODCB、流速:1ml/
分、昇温速度:50℃/hr、検出器:赤外分光器(波
長2925cm-1)、カラム:0.8cmφ×12cm
L(ガラスビーズを充填)、試料濃度:0.05重量
%)
mlのODCBに加え、135℃で2時間加熱し、試料
を完全に溶解した後、25℃まで冷却した。この溶液を
25℃で一晩放置後、ポリ四フッ化エチレン(テフロン
(登録商標))製フィルターでろ過してろ液を採取した。
赤外分光器により、試料溶液であるろ液におけるメチレ
ンの非対称伸縮振動の波数2925cm-1付近の吸収ピ
ーク強度を測定し、あらかじめ作成した検量線により、
ろ液中の試料濃度を算出した。この値より、25℃にお
けるODCB可溶分量を求めた。
ポリマーを一定速度で延伸したときの応力をストレイン
ゲージにて測定することにより決定した。測定試料は造
粒してペレットにしたものを用い、東洋精機製作所製M
T測定装置を使用して測定した。使用するオリフィスは
穴径2.09mmφ、長さ8mmであり、測定条件は樹
脂温度190℃、シリンダー下降速度20mm/分、巻
取り速度15m/分である。 [ハロゲン濃度]蛍光X線法により測定し、10ppm
以上の塩素が検出された場合はこれをもって分析値とし
た。10ppmを下回った場合は、ダイアインスツルメ
ンツ(株)製TOX−100型塩素・硫黄分析装置にて
測定し、2ppm以下については、実質的に含まないも
のとし、ND(non−detect)とした。
を共重合し、密度が0.925g/cm3 、メルトフロ
ーレート(MFR)が0.9g/10分である直鎖状ポ
リエチレン樹脂(エチレン・ブテン−1共重合体)のパ
ウダーを得た(樹脂1)。このパウダー100重量部に
対して表1に示す各添加剤を表1の配合比に従って添加
し、これを混練して実施例1〜8の樹脂組成物を得た。
ョン成形を実施して耐候性を調べる試料を作製した。押
出成形には50mmφ押出機(150mmφダイ)を用
い、押出量35kg/hrで樹脂組成物を押出して、厚
さ:100μm、幅:450mmの管状フィルムを得
た。
メーターを使用して上記条件で成形したフィルムの促進
耐候性試験を行った。そして、耐候性を判定する基準と
して、引張り試験によりフィルムの伸び率が成形直後の
50%に低下するまでの時間を測定し、それらの結果を
表1に示した。試験条件は次に示す。 1.ブラックパネル温度:63℃ 2.水スプレー/ドライサイクル:18分/120分 3.試験機内湿度:60%RH 4.引張り試験:ASTM D882に準拠
ャーオーブン中におけるサンプルの黄変度数(Δb値)
試験を行った。すなわち、上記樹脂組成物を用い、20
0℃での圧縮成形によって、厚さが5mmの試験片を作
成し、この試験片を暗所、気温80℃、湿度70%の条
件において、200時間放置し、黄色度の測定を行っ
た。ギャーオーブンとしては、(株)田葉井製作所GP
S23型ギャーオーブンを使用した。また、黄変度数
は、スガ試験機(株)製SMカラーコンピューターを用
い、試験前および試験後の黄色度を測定することにより
算出した。黄変度数(Δb値)試験の結果を表1に示し
た。
返し押出し試験を行った。すなわち、フルフライト型ス
クリュー(L/D=25、径30mm)を用いて、押出
し温度260℃にて、各樹脂組成物を押出し、ストラン
ドを水中で冷却し、ペレット状に切断した。このペレッ
トを用い、上記操作をさらに4回繰り返し、各樹脂組成
物の押出しによるMFRの変化を比較した。MFRの変
化をMFRの保持率、(5回押し出し後のMFR/1回
押出し後のMFR)で表し、これらの値を表1に示し
た。MFRの保持率が大きいほど、熱安定性が優れてい
ることを示している。
チルブチル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2,
4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−ピペ
リジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−
テトラメチル−ピペリジル)イミノ}] (A−2):ジブチルアミン・1,3,5−トリアジン
・N,N’−ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−
4−ピペリジル)−1,6−ヘキサメチレンジアミン・
N−(2,2,6,6,−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)ブチルアミンの重縮合物 (A−3):ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)セバケート
(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル〕
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5・5〕ウ
ンデカン (B−8):オクタデシル−3−(4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート
−ジメチルエチル)−6−メチルフェニル]エチルフォ
スファイト (C−2):2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル−
2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールフ
ォスファイト (C−3):2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト (C−4):ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
−ペンタエリスリトールジホスファイト (C−5):トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイト (C−6):ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト (C−7):ジステアリルペンタエリスリトールジホス
ファイト (C−8):テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト
密度が0.922g/cm3 、メルトフローレート(M
FR)が1.5g/10分のポリエチレン20重量部を
合わせた樹脂(樹脂2)100重量部に対して表2に示
す各添加剤を表2の配合比に従って添加し、これを混練
して実施例9〜11の樹脂組成物を得た。
フレーション成形を実施して試料を作製した。フィルム
性能の評価を次の3項目について行った。 (1)ヘイズ(%):ASTM D1003−61に準
拠した。 (2)グロス(%):JIS Z 8741準拠に準拠
した。 (3)低温ヒートシール性:テスター産業(株)製ヒー
トシーラーを用い、適宜選ばれた数点の温度で、圧力2
kg/cm2 、シール時間1秒間でヒートシールした。
このフイルムを試験片の幅15mmとし、剥離試験速度
300mm/分で剥離試験を行った。この際の試験片の
剥離強度が500gとなる温度を内挿により求めた値で
表した。この温度の低い方が低温ヒートシール性に優れ
たものとなる。これらのフィルム性能の評価結果を表2
に示した
用いた各種成分は以下の通りである。 (シングルサイト触媒による直鎖状ポリエチレン)シン
グルサイト触媒による直鎖状ポリエチレンは次の方法で
重合した。
ポリエチレン [固体触媒の調製]電磁誘導攪拌機を備えた触媒調製装
置に、窒素下で精製したトルエン1000ml、テトラ
エトキシジルコニウム(Zr(OEt)4 )22gおよ
びインデン75gおよびメチルブチルシクロペンタジエ
ン88gを加え、90℃に保持しながらトリプロピルア
ルミニウム100gを100分かけて滴下し、その後、
同温度で2時間反応させた。40℃に冷却した後、メチ
ルアルモキサンのトルエン溶液(濃度2.5mmol/
ml)を3200ml添加し2時間撹拌した。次にあら
かじめ450℃で5時間焼成処理したシリカ(グレース
社製、#952、表面積300m2 /g)2000gを
加え、室温で1時間攪拌の後、40℃で窒素ブローおよ
び減圧乾燥を行い、流動性のよい固体触媒(イ)を得
た。
を用い、重合温度65℃、全圧20kgf/cm 2 Gで
エチレンと1−ヘキセンの共重合を行った。前記固体触
媒(イ)を連続的に供給し、エチレン、1−ヘキセンお
よび水素を所定のモル比に保つように供給して重合を行
い、シングルサイト触媒による直鎖状ポリエチレン(E
11)を得た。
ポリエチレン [固体触媒の調製]電磁誘導攪拌機を備えた触媒調製装
置に、窒素下で精製したトルエン1000ml、テトラ
エトキシジルコニウム(Zr(OEt)4 )22gおよ
びインデン74gを加え、90℃に保持しながらトリプ
ロピルアルミニウム100gを100分かけて滴下し、
その後、同温度で2時間反応させた。40℃に冷却した
後、メチルアルモキサンのトルエン溶液(濃度2.5m
mol/ml)を3200ml添加し2時間撹拌した。
次にあらかじめ450℃で5時間焼成処理したシリカ
(グレース社製、#952、表面積300m2 /g)2
000gを加え、室温で1時間攪拌の後、40℃で窒素
ブローおよび減圧乾燥を行い、流動性のよい固体触媒
(ロ)を得た。
を用い、重合温度70℃、全圧20kgf/cm 2 Gで
エチレンと1−ヘキセンの共重合を行った。前記固体触
媒(ロ)を連続的に供給し、エチレン、1−ヘキセンお
よび水素を所定のモル比に保つように供給して重合を行
い、シングルサイト触媒による直鎖状ポリエチレン(E
12)を得た。
リエチレン [固体触媒の調製]電磁誘導攪拌機を備えた触媒調製装
置に、窒素下で精製したトルエン1000ml、テトラ
ブトキシジルコニウム(Zr(OBu)4 )22gおよ
びインデン40gおよびメチルプロピルシクロペンタジ
エン21gを加え、90℃に保持しながらトリプロピル
アルミニウム100gを100分かけて滴下し、その
後、同温度で2時間反応させた。40℃に冷却した後、
メチルアルモキサンのトルエン溶液(濃度2.5mmo
l/ml)を2000ml添加し2時間撹拌した。次に
あらかじめ450℃で5時間焼成処理したシリカ(グレ
ース社製、#952、表面積300m2 /g)2000
gを加え、室温で1時間攪拌の後、40℃で窒素ブロー
および減圧乾燥を行い、流動性のよい固体触媒(ハ)を
得た。
を用い、重合温度80℃、全圧20kgf/cm 2 Gで
エチレンと1−ヘキセンの共重合を行った。前記固体触
媒(ハ)を連続的に供給し、エチレン、1−ヘキセンお
よび水素を所定のモル比に保つように供給して重合を行
い、シングルサイト触媒による直鎖状ポリエチレン(E
2)を得た。
ト触媒による直鎖状ポリエチレンの物性を表3に示し
た。
直鎖状ポリエチレン(樹脂3、樹脂4、樹脂5)の10
0重量部に表4に示す各添加剤を表4の配合比に従って
添加し、これを混練して実施例12〜16の樹脂組成物
を得た。
ンフレーション成形を実施して試料を作製した。フィル
ム性能の評価を上述の3項目について行った。これらの
フィルム性能の評価結果を表4に示した。
結果をまとめると次の通りである。実施例1〜16に示
された本発明のポリエチレン樹脂組成物は、耐候性試
験、黄変度数(Δb値)試験、および繰り返し押出し試
験のいずれにおいても優れた結果が得られた。特に、耐
候性において、その効果は大きかった。
物を用いた比較例1〜5においては、耐候性試験、黄変
度数(Δb値)試験、および繰り返し押出し試験のいず
れにおいても実施例に比べて劣る結果が得られた。ま
た、(A−1)以外のヒンダードアミン系化合物を単独
で用いた、すなわち(A−1)が配合されていない樹脂
組成物を用いた比較例6〜8においても比較例1〜5と
同様に、耐候性試験、黄変度数(Δb値)試験、および
繰り返し押出し試験のいずれにおいても実施例に比べて
劣る結果が得られた。
においても、フィルム性能は通常のフィルムに要求され
る性能と同等、あるいはそれより十分に優れていた。す
なわち、本発明の実施例は本発明の樹脂組成物がフィル
ムとして優れた性質を有するとともに、熱および酸化に
対して優れた安定性を有すると同時に、光に対しても非
常に優れた安定性を発揮することを示していた。
レン樹脂組成物は、ポリエチレン樹脂100重量部に対
して、(A)上記(A−1)で示される繰り返し単位を
有するヒンダードアミン系化合物0.01〜1重量部、
(B)分子量500以上のヒンダードフェノール化合物
0.01〜1重量部、および(C)上記(C−1)、
(C−2)および(C−3)で示されるリン系化合物か
ら選ばれる少なくとも1種のリン系化合物0.01〜1
重量部を含有しているので、熱および酸化に対して優れ
た安定性を有すると同時に、光に対しても非常に優れた
安定性を発揮することができ、その工業的利用価値は極
めて高い。
リエチレンを含んでいれば、熱、酸化および光に対して
特に優れた安定性を発揮する。また、前記直鎖状ポリエ
チレンが、シングルサイト系触媒によって得られた密度
が0.94g/cm3 以下、メルトフローレートが0.
01〜100g/10分、分子量分布(Mw/Mn)が
1.5〜4.5であれば、ヘイズ、グロス、低温ヒート
シール性等のフィルム性能に優れる。さらに、前記ポリ
エチレン樹脂は、高圧ラジカル法ポリエチレン系樹脂を
30重量%未満含んでいれば、ヘイズ、グロス、低温ヒ
ートシール性等のフィルム性能にさらに優れる。
または(E2)エチレン(共)重合体の溶出温度−溶出
量曲線を示すグラフである。
体の溶出温度−溶出量曲線を示すグラフである。
合体の溶出温度−溶出量曲線を示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリエチレン樹脂100重量部に対し
て、(A)下記(A−1)で示される繰り返し単位を有
するヒンダードアミン系化合物0.01〜1重量部、
(B)分子量500以上のヒンダードフェノール化合物
0.01〜1重量部、および(C)下記(C−1)、
(C−2)および(C−3)で示されるリン系化合物か
ら選ばれる少なくとも1種のリン系化合物0.01〜1
重量部を含有していることを特徴とするポリエチレン樹
脂組成物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 (式中、Rは1,1,3,3−テトラメチルブチル基で
あり、nは2以上の整数である。) - 【請求項2】 前記ポリエチレン樹脂が、直鎖状ポリエ
チレンを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の
ポリエチレン樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記直鎖状ポリエチレンが、シングルサ
イト系触媒によって得られた密度が0.94g/cm3
以下、メルトフローレートが0.01〜100g/10
分、分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜4.5の直鎖
状ポリエチレンであることを特徴とする請求項2に記載
のポリエチレン樹脂組成物。 - 【請求項4】 前記ポリエチレン樹脂が、高圧ラジカル
法ポリエチレン系樹脂を30重量%未満含んでいること
を特徴とする請求項2または請求項3に記載のポリエチ
レン樹脂組成物。 - 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか一項に記載の
ポリエチレン樹脂またはその樹脂組成物からなるフィル
ム。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001133054A JP4749595B2 (ja) | 2000-07-11 | 2001-04-27 | 安定化されたポリエチレン樹脂組成物 |
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|---|---|---|---|
| JP2000210302 | 2000-07-11 | ||
| JP2000210302 | 2000-07-11 | ||
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| JP2001133054A JP4749595B2 (ja) | 2000-07-11 | 2001-04-27 | 安定化されたポリエチレン樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002088200A true JP2002088200A (ja) | 2002-03-27 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2016160402A (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-05 | 株式会社Nuc | 架橋性樹脂組成物および電線・ケーブル |
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-
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- 2001-04-27 JP JP2001133054A patent/JP4749595B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| WO2016139829A1 (ja) * | 2015-03-05 | 2016-09-09 | 株式会社Nuc | 架橋性樹脂組成物および電線・ケーブル |
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