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JP2002088018A - (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 - Google Patents

(メタ)アクリル酸エステルの製造方法

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Publication number
JP2002088018A
JP2002088018A JP2000272647A JP2000272647A JP2002088018A JP 2002088018 A JP2002088018 A JP 2002088018A JP 2000272647 A JP2000272647 A JP 2000272647A JP 2000272647 A JP2000272647 A JP 2000272647A JP 2002088018 A JP2002088018 A JP 2002088018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
reaction
alcohol
producing
butyrolactone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000272647A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yoshida
康一 吉田
Naoshi Murata
直志 村田
Kimio Tamura
公夫 田村
Motomu Okita
求 大北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2000272647A priority Critical patent/JP2002088018A/ja
Priority to KR1020037003426A priority patent/KR100857957B1/ko
Priority to DE60135395T priority patent/DE60135395D1/de
Priority to EP07000255A priority patent/EP1764356B1/en
Priority to US10/363,912 priority patent/US6642394B2/en
Priority to PCT/JP2001/007824 priority patent/WO2002020454A1/ja
Priority to DE60130127T priority patent/DE60130127T2/de
Priority to EP01963549A priority patent/EP1319650B1/en
Publication of JP2002088018A publication Critical patent/JP2002088018A/ja
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  • Furan Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高純度の第2級または第3級アルコールの
(メタ)アクリル酸エステルを簡便に高収率で製造する
方法を提供する。 【解決手段】 第2級または第3級アルコールと(メ
タ)アクリル酸無水物を反応させて(メタ)アクリル酸
エステルを製造する方法において、25℃の水中におけ
る酸性度(pKa)が10以下である塩基性化合物を共
存させ、反応温度80℃以下で反応させることを特徴と
する(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第2級または第3
級アルコールの(メタ)アクリル酸エステルの製造方法
に関する。本発明は、特に、半導体レジスト、塗料、接
着剤、粘着剤、インキ用レジン等の構成成分モノマーと
して有用なラクトンアルコール類の(メタ)アクリル酸
エステルおよびアダマンチルアルコール類の(メタ)ア
クリル酸エステルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(メタ)アクリル酸エステルの合成方法
としては、酸触媒を用いるアルケンと(メタ)アクリル
酸の付加反応、縮合剤や酸触媒を用いるアルコールと
(メタ)アクリル酸の脱水反応、塩基触媒を用いるアル
コールと(メタ)アクリル酸無水物とのエステル化反
応、アルコールと(メタ)アクリル酸エステルとのエス
テル交換反応、(メタ)アクリル酸塩化物によるエステ
ル化反応等が知られている。
【0003】ところが、第2級または第3級アルコール
の(メタ)アクリル酸エステル等の立体的にかさ高いモ
ノマーは、酸および塩基による分解性を有する。そのた
め、酸触媒または塩基触媒を使用する付加反応、脱水反
応、エステル交換反応では、生成物が分解するので目的
化合物を高収率で得ることが困難であった。特に、ラク
トンアルコール類であるβ−ヒドロキシ−γ−ブチロラ
クトンまたはβ−メチル−β−ヒドロキシ−γ−ブチロ
ラクトンは、酸性またはアルカリ性のいずれの条件にお
いても不安定で、容易に脱水化合物に変化する。このた
め、JPN.J.Appl.Phys.1996,35(4B)L528-530に記載され
ているように、(メタ)アクリル酸塩化物によるエステ
ル化反応により合成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(メ
タ)アクリル酸塩化物によるエステル化反応の場合、エ
ステルを定量的に合成できるものの、多量の酸性ガスが
発生するため装置が腐蝕されるので、腐蝕耐性を有する
高価な装置が必要になるという問題がある。また、(メ
タ)アクリル酸塩化物は反応活性に富み、反応時に(メ
タ)アクリル酸塩化物由来の副生物が多く発生するの
で、高純度の目的生成物が得られない。そのため、高純
度のものが必要な場合は、反応後に煩雑な精製操作を実
施したり、選択性を高めるために極めて低い温度で反応
を実施する等の工夫が必要である。しかし、これらの工
夫については、精製操作による収量の減少や廃液の処理
によるコスト上昇、反応を極低温で実施するための冷却
によるコスト上昇等の問題がある。
【0005】一方、(メタ)アクリル酸無水物によるエ
ステル化反応は、(メタ)アクリル酸塩化物を用いる方
法に比べて反応活性が低いため高温で反応を実施する必
要がある。しかしながら、第2級または第3級アルコー
ルの(メタ)アクリル酸エステルは熱的に不安定である
ので、高温で反応を行うと容易に分解生成物が生じ、収
率および純度が低下するという問題がある。また、(メ
タ)アクリル酸無水物は重合性に富むので、未反応の
(メタ)アクリル酸無水物が目的化合物の製品中に含ま
れると、容易に目的化合物の重合が進行し純度が低下す
るという問題がある。
【0006】従って本発明の目的は、高純度の第2級ま
たは第3級アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、
特に式(1)で示されるラクトンアルコール類および式
(2)で示されるアダマンチルアルコール類を簡便に高
収率で製造する方法を提供することにある。
【0007】
【化3】 (式中、R1は水素またはアルキル基、nおよびmは独
立に0または1個のメチレン基の数を表す。)
【0008】
【化4】 (式中、R2はアルキル基を表す。)
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第2級または
第3級アルコールと(メタ)アクリル酸無水物を反応さ
せて(メタ)アクリル酸エステルを製造する方法におい
て、25℃の水中における酸性度(pKa)が10以下
である塩基性化合物を共存させ、反応温度80℃以下で
反応させることを特徴とする(メタ)アクリル酸エステ
ルの製造方法である。
【0010】本発明は、第2級または第3級アルコール
が、前記式(1)で示されるラクトンアルコール類およ
び前記式(2)で示されるアダマンチルアルコール類で
ある場合に、特に好適である。
【0011】また、本発明では、反応後に未反応の(メ
タ)アクリル酸無水物をアルコールによって分解するこ
とが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法において使用す
る第2級または第3級アルコールとは、ヒドロキシル基
の結合した1位の炭素に2または3の炭素が結合したア
ルコールを指す。第2級または第3級アルコールとして
は、具体的には、アダマンタノール、2−メチル−2−
アダマンタノール、2−エチル−2−アダマンタノー
ル、イソボルニルアルコール、シクロヘキサノール、メ
バロノラクトン、β−メチル−β−ヒドロキシ−γ−ブ
チロラクトン、β−エチル−β−ヒドロキシ−γ−ブチ
ロラクトン、β−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトン、α
−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトン、α−メチル−α−
ヒドロキシ−γ−ブチロラクトン、イソプロパノール、
2−ブタノール、t−ブタノール等が挙げられる。ここ
で例示したアルコールの(メタ)アクリル酸エステルは
レジスト用樹脂の原料モノマーとして重要であり、高純
度のものが必要とされている。なかでも、前記式(1)
で示されるラクトンアルコール類および前記式(2)で
示されるアダマンチルアルコール類が好ましい。特に、
1が水素または炭素数1〜5のアルキル基であって、
少なくともnまたはmの一方が1である前記式(1)で
示されるラクトンアルコール類、R2が炭素数1〜5の
アルキル基である前記式(2)で示されるアダマンチル
アルコール類が好ましい。
【0013】前記式(1)で示されるラクトンアルコー
ル類として代表的な化合物であるβ−ヒドロキシ−γ−
ブチロラクトンを製造する方法としては、例えば、3−
ハロプロパン−1,2−ジオールやエピクロロヒドリン
あるいは2,3−エポキシ−1−プロパノールを青酸や
青酸塩との反応によりシアノ化し、続いて加水分解後に
環化する方法で製造することができる。
【0014】また、前記式(1)で示されるラクトンア
ルコール類として代表的な化合物であるβ−メチル−β
−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトンを製造する方法とし
ては、例えば、3−ハロ−2−メチルプロパン−1,2
−ジオールをシアノ化し、続いて加水分解後に環化する
方法で製造することができる。
【0015】本発明の製造方法において使用する(メ
タ)アクリル酸無水物とは、アクリル酸無水物およびメ
タクリル酸無水物である。反応に使用する際には、これ
らの市販品をそのまま用いてもよいが、既知の方法によ
って容易に製造することもできる。(メタ)アクリル酸
無水物の製造方法としては、例えば、(メタ)アクリル
酸ハライドと(メタ)アクリル酸から縮合反応により製
造する方法、無水酢酸と(メタ)アクリル酸から製造す
る方法等が挙げられる。
【0016】反応を行う際の第2級または第3級アルコ
ールと(メタ)アクリル酸無水物の混合モル比は、原料
アルコールの種類、触媒、反応温度等の条件に依存する
ので一概に言えないが、通常、1対0.5〜5、好まし
くは1対0.8〜2である。原料アルコールが前記式
(1)で示されるラクトンアルコール類の場合の混合モ
ル比は、通常、1対0.8〜2、好ましくは1対0.9
〜1.2である。また、原料アルコールが前記式(2)
で示されるアダマンチルアルコール類の場合の混合モル
比は、通常、1対0.8〜2、好ましくは1対0.9〜
1.2である。
【0017】反応の際、第2級または第3級アルコール
と(メタ)アクリル酸無水物は反応の初期に全量を混合
してもよいが、一方を経時的に滴下する等の方法で混合
してもよい。
【0018】反応に際して、反応溶媒は必須ではない
が、反応温度を制御するためには、メチルエチルケト
ン、塩化メチレン等の溶媒を使用した方が有利である。
反応溶媒の使用量は、アルコールの種類や諸条件により
一概に言えないが、例えばアルコールが前記式(1)で
示されるラクトンアルコール類の場合、前記式(1)で
示されるラクトンアルコール類に対して重量で1〜10
倍量が好ましく、特に1.5〜5倍量が好ましい。
【0019】本発明の製造方法において、反応は80℃
以下で実施することが重要であり、好ましくは40〜8
0℃である。反応温度は低い程、第2級または第3級ア
ルコールの分解生成物が少なくなるので目的生成物の反
応収率が高くなり、反応温度は高い程、反応速度が高く
なる。
【0020】反応に際しては、25℃の水中における酸
性度(pKa)が10以下、好ましくは8〜10である
塩基を共存させる。pKaが10を超える塩基性化合物
を用いると目的とする第2級または第3級アルコールの
(メタ)アクリル酸エステルの分解反応が進行し収率が
著しく低下する。
【0021】pKaが10以下の塩基性化合物として
は、例えば、ピリジン(pKa=5.42)、2,6−
ジメチルピリジン(pKa=6.90)、トリエチレン
テトラミン(pKa=3.25,6.56,9.08,
9.74)、トリエタノールアミン(pKa=7.7
6)、ピペラジン(pKa=5.59,9.71)等が
挙げられる。
【0022】このような塩基性化合物の使用量は、反応
に供する第2級または第3級アルコールの種類にもよる
ので一概に言えないが、第2級または第3級アルコール
1モルに対して、通常0.01〜10モル、好ましくは
0.05〜5モルである。原料アルコールが前記式
(1)で示されるラクトンアルコール類の場合、前記式
(1)で示されるラクトンアルコール類1モルに対し
て、通常0.1〜3モル、好ましくは0.5〜1.5モ
ルである。また、原料アルコールが前記式(2)で示さ
れるアダマンチルアルコール類の場合、前記式(2)で
示されるアダマンチルアルコール類1モルに対して、通
常0.1〜3モル、好ましくは0.5〜1.5モルであ
る。
【0023】反応時間は特に限定されないが、目的生成
物である(メタ)アクリル酸エステルと第2級または第
3級アルコールの分解生成物の生成比を考慮して、目的
生成物ができるだけ多く得られるように設定することが
好ましい。反応時間は長過ぎると(メタ)アクリル酸エ
ステルの生成以上に(メタ)アクリル酸エステルの分解
が生じることがある。
【0024】また、反応の際には、ハイドロキノン、ハ
イドロキノンモノメチルエーテル等の重合防止剤および
酸素を存在させておくことが好ましい。
【0025】反応で得られた(メタ)アクリル酸エステ
ルを含む反応液は、適宜、分離精製することができる。
精製の方法としては、例えば、蒸留、洗浄、抽出等が挙
げられる。またこのような精製方法に加えて、未反応の
(メタ)アクリル酸無水物をアルコールによって、該ア
ルコールの(メタ)アクリル酸エステルと(メタ)アク
リル酸に分解することによって除去し易くするアルコー
ル処理を行うことが好ましい。特に、アルコールとして
メタノール、エタノール等の低級アルコールを用いる
と、該低級アルコールの(メタ)アクリル酸エステルを
反応系中から蒸留等の操作で容易に除去することができ
るので好ましい。アルコールを添加した反応液は、好ま
しくは10〜100℃、特に好ましくは20〜60℃で
保持する。保持する時間は、好ましくは0.1〜5.0
時間、特に好ましくは0.5〜3.0時間である。添加
するアルコールの量は残存する(メタ)アクリル酸無水
物1モルに対して、好ましくは1〜100モル、特に好
ましくは3〜20モルである。
【0026】酸無水物を低減するアルコール処理は、反
応液から(メタ)アクリル酸エステルを分離したものに
対して行ってもよいが、この場合、引続き精製処理を要
することが多いので、アルコール処理は反応後の反応液
に対して行った方が精製処理が簡略になるので好まし
い。
【0027】アルコール処理を行った後の(メタ)アク
リル酸エステルまたは反応液から、(メタ)アクリル酸
エステルを純度良く得る方法としては、例えば、酸によ
る洗浄および/またはアルカリによる洗浄、減圧下にお
ける溶媒等の留去、カラムクロマトグラフィーによる分
離精製等が挙げられる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳しく説明す
るが、これらに限定されるものではない。実施例におけ
る分析はガスクロマトグラフィー(以下GCという)で
行った。
【0029】純度はGCのピーク面積から次式により算
出した。 純度(%)=(A/B)×100 ここで、Aは目的生成物のピーク面積、Bは全ピーク面
積の合計を表す。また、反応収率および実得収率は次式
により算出した。 反応収率(%)=(C/D)×100 ここで、CはGCのピーク面積から算出した目的生成物
のモル数、DはGCのピーク面積から算出した原料であ
る第2級または第3級アルコーのモル数を表す。 実得収率(%)=(E/F)×100 ここで、Eは不純物を含む目的生成物の重量に純度を乗
じ、目的生成物の分子量で除して算出した目的生成物の
モル数、Fは基準となる原料である第2級または第3級
アルコーのモル数を表す。
【0030】[参考例]β−ヒドロキシ−γ−ブチロラ
クトンの合成 攪拌機、滴下ロート、温度計、ジムロート冷却管、アル
カリトラップ(水酸化ナトリウム水溶液)を備えたガラ
スフラスコに、1−クロロプロパン−2,3−ジオール
250g(2.26mol)、水220mlを加え、5
0〜60℃に保持しながらシアン化ナトリウム122g
(2.49mol)の水溶液を2時間かけて滴下した。
さらに2時間加熱攪拌を続けた後、水酸化ナトリウム1
33g(2.83mol)に水120mlを加えた水溶
液を滴下し、内温90℃〜100℃で加熱還流した。約
1時間後にアンモニアガスと思われる発泡があった。3
0時間加熱した後、放冷、さらに氷冷し、濃塩酸325
g(3.25mol)を滴下した。この反応液をエバポ
レーターにて濃縮し、水を留去すると多量の塩が析出し
た。ここに、アセトン1L、無水硫酸マグネシウムを1
00g加え、塩と共に濾過し、ろ液を濃縮し、粗β−ヒ
ドロキシ−γ−ブチロラクトン240gを得た。これを
シリカゲルのカラムクロマトグラフィーにて精製し、β
−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトン190.6g(1.
87mol)を得た。得られたβ−ヒドロキシ−γ−ブ
チロラクトンの純度は98%、実得収率は81%(1−
クロロプロパン−2,3−ジオール基準)であった。
【0031】[実施例1]攪拌機、温度計、ジムロート
冷却菅を備えた1Lガラスフラスコに参考例の方法によ
り得られた純度98%のβ−ヒドロキシ−γ−ブチロラ
クトン53.2g(0.51mol)、純度94%のA
ldrich社製メタクリル酸無水物124.7g
(0.76mol)、ピリジン(pKa=5.42)6
3.0g(0.80mol)、重合防止剤としてヒドロ
キノン0.01gおよび溶媒としてメチルエチルケトン
381gを仕込み、攪拌下空気を毎分5ml導入しなが
ら50℃のオイルバスに浸漬した。反応温度を45〜5
0℃に保持しながら反応を15時間行った。GCによっ
て反応液を分析したところ、原料であるβ−ヒドロキシ
−γ−ブチロラクトンの97%が消費されており、β−
メタクリロイルオキシ−γ−ブチロラクトンの反応収率
は87.5%であった。続いて、48℃に保持した反応
液にメタノール62.7g(2.00mol)を添加
し、3時間攪拌した。得られた反応液を濃縮した後、シ
リカゲルのカラムクロマトグラフィーで精製し、β−メ
タクリロイルオキシ−γ−ブチロラクトン55.2g
(0.32mol)を得た。
【0032】得られたβ−メタクリロイルオキシ−γ−
ブチロラクトンの純度は98%で、酸無水物は定量限界
(100ppm)以下となり、実得収率は62.3%
(β−ヒドロキシ−γ−ブチロラクトン基準)であっ
た。
【0033】[実施例2]実施例1において、ピリジン
の代わりに2,6−ジメチルピリジン(pKa=6.9
0)80gを用いた以外はまったく同様にして反応を開
始した。反応を開始して10時間経過した時点の反応液
をGC分析したところ、原料であるβ−ヒドロキシ−γ
−ブチロラクトンの95%が消費されており、β−メタ
クリロイルオキシ−γ−ブチロラクトンの反応収率は8
3.2%であった。
【0034】[比較例1]実施例1において、反応温度
をメチルエチルケトンの還流温度である82〜85℃で
反応を開始した。反応を開始して6時間経過した時点の
反応液をGC分析したところ、原料であるβ−ヒドロキ
シ−γ−ブチロラクトンの99%が消費されており、β
−メタクリロイルオキシ−γ−ブチロラクトンの反応収
率は53.6%であった。このとき、β−ヒドロキシ−
γ−ブチロラクトンの脱水生成物の顕著な生成が認めら
れた。
【0035】このように、反応温度が80℃超えると反
応速度は速まるが、原料アルコールの分解が反応に対し
て優位に進行するため収率が著しく低下することがわか
った。
【0036】[比較例2]実施例1において、ピリジン
の代わりにトリエチルアミン(pKa=10.72)8
1.8gを用いた以外はまったく同様にして反応を開始
した。反応を開始して6時間経過した時点の反応液をG
C分析したところ、原料であるβ−ヒドロキシ−γ−ブ
チロラクトンの99%が消費されており、β−メタクリ
ロイルオキシ−γ−ブチロラクトンの反応収率は2.1
%であった。このとき、β−ヒドロキシ−γ−ブチロラ
クトンの脱水生成物の顕著な生成が認められた。
【0037】このように、pKaが10を超える強い塩
基性化合物を用いると、原料アルコールの分解が反応に
対して優位に進行するため収率が著しく低下することが
わかった。
【0038】
【発明の効果】本発明の方法によれば、高純度の第2級
または第3級アルコールの(メタ)アクリル酸エステル
を簡便に高収率で製造することができる。特に、半導体
レジスト、塗料、接着剤、粘着剤、インキ用レジン等の
構成成分モノマーとして有用な高純度な前記式(1)で
示されるラクトンアルコール類および前記式(2)で示
されるアダマンチルアルコール類を簡便に高収率で製造
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大北 求 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 Fターム(参考) 4C037 FA10 4H006 AA02 AC48 AD30 BA51 BA80 BC10 BJ30 KA06 4H039 CA66 CD10 CD30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第2級または第3級アルコールと(メ
    タ)アクリル酸無水物を反応させて(メタ)アクリル酸
    エステルを製造する方法において、25℃の水中におけ
    る酸性度(pKa)が10以下である塩基性化合物を共
    存させ、反応温度80℃以下で反応させることを特徴と
    する(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。
  2. 【請求項2】 第2級または第3級アルコールが、式
    (1)で示されるラクトンアルコール類である請求項1
    記載の(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。 【化1】 (式中、R1は水素またはアルキル基、nおよびmは独
    立に0または1個のメチレン基の数を表す。)
  3. 【請求項3】 第2級または第3級アルコールが、式
    (2)で示されるアダマンチルアルコール類である請求
    項1記載の(メタ)アクリル酸エステルの製造方法。 【化2】 (式中、R2はアルキル基を表す。)
  4. 【請求項4】 反応後に未反応の(メタ)アクリル酸無
    水物をアルコールによって分解することを特徴とする請
    求項1〜3記載の(メタ)アクリル酸の製造方法。
JP2000272647A 2000-09-08 2000-09-08 (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 Pending JP2002088018A (ja)

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JP2000272647A JP2002088018A (ja) 2000-09-08 2000-09-08 (メタ)アクリル酸エステルの製造方法
KR1020037003426A KR100857957B1 (ko) 2000-09-08 2001-09-10 (메트)아크릴산 무수물의 제조방법 및 (메트)아크릴산에스테르의 제조방법
DE60135395T DE60135395D1 (de) 2000-09-08 2001-09-10 Prozess für die Herstellung von (Meth)acrylsäureanhydrid
EP07000255A EP1764356B1 (en) 2000-09-08 2001-09-10 Process for producing (meth)acrylic anhydride
US10/363,912 US6642394B2 (en) 2000-09-08 2001-09-10 Process for producing (meth)acrylic anhydride and process for producing (meth)acrylic ester
PCT/JP2001/007824 WO2002020454A1 (en) 2000-09-08 2001-09-10 Process for producing (meth)acrylic anhydride and process for producing (meth)acrylic ester
DE60130127T DE60130127T2 (de) 2000-09-08 2001-09-10 Verfahren zur herstellung von (meth)acrylsäureanhydrid und verfahren zur herstellung von (meth)acrylsäureester
EP01963549A EP1319650B1 (en) 2000-09-08 2001-09-10 Process for producing (meth)acrylic anhydride and process for producing (meth)acrylic ester

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