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JP2002084088A - 電磁波シールド材 - Google Patents

電磁波シールド材

Info

Publication number
JP2002084088A
JP2002084088A JP2001198028A JP2001198028A JP2002084088A JP 2002084088 A JP2002084088 A JP 2002084088A JP 2001198028 A JP2001198028 A JP 2001198028A JP 2001198028 A JP2001198028 A JP 2001198028A JP 2002084088 A JP2002084088 A JP 2002084088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
base material
electromagnetic wave
wave shielding
shielding material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001198028A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigekazu Oda
茂和 織田
Toru Takegawa
徹 竹川
Yasufumi Katsuki
康文 勝木
Fumio Shirasaki
文雄 白崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiren Co Ltd
Original Assignee
Seiren Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiren Co Ltd filed Critical Seiren Co Ltd
Priority to JP2001198028A priority Critical patent/JP2002084088A/ja
Publication of JP2002084088A publication Critical patent/JP2002084088A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽シールド用ガス
ケットにおいて、厚みの比較的薄いものでも製造性が良
く、金属剥離、切断時の切り屑の発生の少ない電磁波シ
ールド材を得る。 【解決手段】 立体構造編基材に導電性金属層が形成さ
れて成る電磁波シールド材であって、立体構造編基材の
少なくとも一部に熱融着糸を用いてなり、更に、無連結
糸部を設けることにより、切断時の切り屑の発生を、更
に低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部からの不要輻
射電磁波を遮蔽したり、内部より漏洩する電磁波を遮蔽
する為に用いる電磁波シールド材に関する。
【0002】
【従来の技術】インテリジェントビルやFA工場内にお
いては、パーソナルコンピュータ、オフィスオートメー
ション機器、ファクトリ−オートメーション機器などの
電子応用機器や通信機器が導入され、これらから放射さ
れる電磁波、或いは、外来の不要電磁波による、建物内
の電子機器の誤作動や、通信障害などの電波障害が大き
な社会問題になっている。
【0003】これらの不要電磁波の漏洩防止、或いは外
来の電磁波の侵入による電子機器の誤作動や、通信障害
などの電波障害を防止するために、インテリジェントビ
ルやFA工場内に、光ファイバーや同軸ケーブルなどを
用いた情報ネットワークを構築し、迅速で的確な情報の
やりとりを行うことも考えられている。しかし、この様
なネットワーク構築には膨大な費用がかかるという問題
が生じている。そこで、ビル全体を外界より遮蔽し、建
物内部で無線通信により情報交換を行う方法が取り入れ
られている。そのため、従来より、電磁波遮蔽材として
鉄、銅、アルミニウムなどの金属箔、または、金属板
を、ボード建材等に貼り合わせて施工したり、その他電
磁波を遮蔽する壁材を用いたりしている。
【0004】また、扉や窓などの開閉部には、外部から
の不要輻射電磁波を遮蔽したり、内部より漏洩する電磁
波を遮蔽するために電磁波シールド用ガスケットが用い
られている。
【0005】これらガスケットとしては、例えば、ポリ
ウレタンスポンジ等の弾性発泡体ブロックをスライサー
により所定の厚みにスライスした後、所定巾にカットし
て断面視で矩形の短尺紐状体となし、必要に応じその紐
状体の端部同士を次々に接合して長尺紐状体にしてか
ら、その周りに銅や、ニッケルなどの皮膜層が形成され
た導電性織布やアルミニウム箔ラミネートフィルムから
なる導電性シートを接着剤層を介して胴巻き状に貼着し
たものや、紐状体そのものに金属皮膜を形成して成る電
磁波シールド用ガスケットが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法の
ように、スポンジ等の弾性発泡紐状体を用いるものは、
スポンジ状の弾性発泡体ブロックをスライサーにより所
定の厚みにスライスして作成するため、厚みが、例えば
2mm以下というように極端に薄いものを得ようとする
ときには、スライス自体が困難になるという問題があ
る。そこで、所定の厚みよりも厚くスライスした後、加
圧圧縮することにより永久ひずみを与えて所定の厚みに
して使用していた。この様に、厚みが薄いものはスライ
スがしにくく、厚み方向の寸法精度が劣るという問題が
発生するおそれがあったりまた、加圧圧縮工程などのよ
うに多くの製造工程を必要とするためコスト高になって
いた。
【0007】また、導電性織布を金型に挿入して筒状体
を作り、その空洞に発泡性原料を充填しながら発泡させ
ていくことでガスケットを製造する、所謂、連続発泡法
によるガスケットは、生産性が高いという利点はある
が、発泡の為の原料の選択、充填・発泡方法、温度条件
など加工条件の設定が難しく、高度の制御技術が必要で
あり、装置コストも高くなるなどの問題点がある。更
に、発泡後の製品を金型から引き出した後も若干発泡が
進むため寸法精度が劣る虞がある。
【0008】また、近年、電気製品の薄型化が進み、要
求されるガスケット材の厚さも、100〜1000μm
程度のものが増えてきており、前述の問題がクローズア
ップされてきている。また、織布に導電性を付与してな
る導電性織物の厚みは、60〜200μm程度であり、
また、不織布に導電性を付与してなる導電性不織布の厚
みは60〜500μm程度が一般的であり、これらは導
電材料単体での薄手のガスケット材としての使用が考え
られる。しかし、クッション性に劣るため、このような
導電材料単体ではガスケット材としては不向きであっ
た。
【0009】更に、ウレタンスポンジ状の弾性発泡紐状
体など、多孔体骨格表面に金属皮膜層が形成されて成る
導電性材料は、電磁波シールド性に優れているが特にポ
リウレタン多孔体などは劣化耐久性に劣るといった欠点
があり、更に、十分な難燃性を得ることが難しく、多量
の難燃剤を付与すると劣化が更に進む虞がある。
【0010】また、特開2001−3264号公報に
は、構成糸の少なくとも一部に金属が付着されていた
り、構成糸の少なくとも一部が導電性繊維で構成され
た、連続孔を有する三次元立体構造の編織物が記載され
ている。このような構造をとることにより、設計の自由
度が大きくなり、様々な大きさの三次元構造体を得るこ
とができ、煩雑化工程を必要としないとある。
【0011】しかし、一般にガスケットは使用時に所定
の長さに切断されて用いられることが多く、上述のもの
は切断時に切断部分から切り屑が発生し、特に、ウレタ
ンスポンジや、三次元立体構造編物などから成る基材
に、メッキなど公知の方法により金属を付着・或いは、
被覆させたものは、導電性のある切り屑が発生しやすい
ため、これらが電子機器内部に脱落すると電気的にショ
ートするなど多大な影響を及ぼす虞が大きかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記諸課題は、
下記の手段により解決された。 (1)繊維構造基材と導電性金属層から成る電磁波シー
ルド材であって、繊維構造基材が上面地組織と下面地組
織と連結糸から成る立体構造編基材であることを特徴と
する電磁波シールド材。 (2)立体構造編基材の少なくとも一部に熱融着糸を用
いたことを特徴とする(1)記載の電磁波シールド材。 (3)熱融着糸を、立体構造編基材を構成する糸の30
〜90重量%用いたことを特徴とする(2)記載の電磁
波シールド材。 (4)熱融着糸が、芯部分がポリエステルであり、鞘部
分が芯部より低融点のポリエステルから成る芯鞘構造の
複合糸であり、芯と鞘の重量比率が1:2から9:1で
あることを特徴とする(2)又は(3)記載の電磁波シ
ールド材。 (5)立体構造編基材の連結糸が、該立体構造編基材の
切断部分において、切断方向と交差しない構造であるこ
とを特徴とする(1)乃至(4)記載の電磁波シールド
材。 (6)立体構造編基材が、ダブルラッシェル編構造であ
る(1)乃至(5)記載の電磁波シールド材。 (7)導電性金属層を合成樹脂で被覆した(1)乃至
(6)記載の電磁波シールド材。
【0013】本発明においては、基材は立体構造をとる
ものであればどのような基材でも用いることができる
が、上面地組織と下面地組織、並びにこれらを連結する
連結糸とを主な構成部材とする2列針床経編機によって
編成される立体構造編基材を用いることが好ましい。特
に、立体構造編基材の中でもダブルラッシェル編み構造
のものが好ましい。このような構造のものは、圧縮復元
力、劣化耐久性に優れているので、ガスケットなどの電
磁波シールド材として好ましく用いることができる。
【0014】繊維構造編基材を構成する繊維材料は合成
繊維、天然繊維など従来公知のものを使用することがで
きるが、弾性回復性や、劣化耐久性に優れたポリエチレ
ンテレフタレートなどのポリエステル繊維を用いること
が好ましい。更に、繊維構造編基材を構成する繊維材料
に、熱融着糸を用いることが好ましい。用いる熱融着糸
は全てが低融点糸から成るもの、高融点糸と低融点糸が
サイドバイサイドタイプに複合紡糸されたもの等を用い
ることができるが、芯部に高融点ポリエステル(所謂レ
ギュラーポリエステル)、鞘部に低融点ポリエステルを
用いた芯鞘複合型のポリエステル系熱融着糸を用いるこ
とが好ましい。低融点糸の融点は100〜190℃が好
ましい。融点が100℃未満であると、シールド材とし
て使用中に溶融する虞があり、また190℃より高い
と、うまく溶融しない虞がある。また、芯と鞘の重量比
率は1:2から9:1の範囲にあることが望ましい。芯
の比率がこれらより小さいと強度に問題が発生しやすく
なり、また、鞘の比率が小さいと十分な接着効果が得に
くくなる。熱融着糸を用いる部分は、立体構造編基材の
上面地組織、下面地組織、或いは連結糸の何れに用いる
こともできるが、上面地組織、及び、下面地組織を構成
する部分に用いることにより、加工時に低融点糸が溶融
し糸同士が接着されることにより糸が抜けにくくなるた
め、切断時の切り屑の発生を低減できるので好ましい。
高融点糸(レギュラー糸)と熱融着糸を交編してもよ
く、また、混繊して用いてもよい。
【0015】本発明の立体構造編基材における連結糸
は、上面地組織、下面地組織に対して、ほぼ直交状態で
連結する直交連結糸を有するもの、上面地組織、下面地
組織に斜交した状態で連結する斜交連結糸を有するも
の、或いは、直交、斜交の連結糸を同時に併せ持つトラ
ス構造のもの等があるが、基材の反発弾性を発現させ圧
縮残留ひずみを低減させるためには、斜交連結糸を有す
るものが好ましい。また、連結糸は十分な反発弾性を得
たり、圧縮残留ひずみを低減させたり、電磁波シールド
材の切断時の切り屑発生を少なくするためにモノフィラ
メント糸を用いるのが好ましい。また、切断の際には、
切断の方向と連結糸が交差しないような部分を設け、そ
の部分を切断するようにすることにより、更に切断時の
屑の発生を押さえることができる構造にすることが好ま
しい。
【0016】図2は、本発明の立体構造編基材におけ
る、連結糸の配置の一例を示す概略斜視図である。図に
示すように編物のウェル方向、及び/またはコース方向
に所定の間隔で連結糸の有る部分と無い部分を編機上で
配置をして、表裏の地組織に連結をする。切断時に連結
糸の無い部分を切断することによって、切断時の切り屑
の発生を押さえることができる。連結糸の無い部分は、
立体構造編基材のウェル方向、コース方向の両方にあっ
ても良く、また、どちらか一方にのみ存在しても良く、
使用状況により適宜に設置することができる。また、図
3に示すように、ウェル方向、及び/また、コース方向
に所定の間隔で連結糸を配置して表裏地組織部に連結す
る際に、所定の間隔で、連結糸を地組織部と同じ編み組
織に編成することにより、連結糸の有る部分と無い部分
を編成することができる。連結糸の有る部分と無い部分
の間隔は適宜に設定できるものであり、また立体構造編
み組織の厚みや、糸密度、使用糸種も使用条件により変
更できるので、異なるサイズに対しても柔軟に対応する
ことができる。図3に示す内容は一例で示したにすぎ
ず、これに限定されないことはいうまでもない。
【0017】また、地組織は伸びにくい組織とするのが
好ましい。伸びやすい組織であると、地組織に変形によ
り糸束間空隙等が大きくなって電磁波遮蔽性が低下した
り、金属皮膜がはがれ落ちやすくなる虞がある。そのた
めには、上面地組織、及び、下面地組織に開口部を有し
ない構造のものが好ましく用いられる。好ましい組織と
しては、鎖組織とコード組織の組み合わせた編組織など
が挙げられる。また、地組織を構成する糸密度も高いこ
とが好ましい。その結果、本発明の電磁波シールド材は
電磁波遮蔽性の優れたものになる。
【0018】基材に形成される金属層は、スパッタリン
グ、真空蒸着やメッキなど公知の方法を用いることがで
きるが、金属層の均一化、導電・遮蔽性を考慮すると、
無電解メッキにて形成されることが好ましい。更に、無
電解メッキを行った後に電気メッキを行ってもよい。金
属層形成に用いられる金属は、銀、銅、ニッケルなど公
知のものを用いることができる。
【0019】また、切断時の切り屑の発生、及び、金属
層の基材からの剥離を低減するために、基材に金属層付
与後、切断前に、樹脂によりガスケット基材を被覆する
ことが望ましい。用いられる樹脂は熱可塑性樹脂など特
に限定されるものではないが、加工性、柔軟性を考慮す
るとアクリル樹脂が好ましい。樹脂の付与方法は、浸
漬、コーティングなど従来公知の方法を用いることがで
きる。
【0020】また、各種難燃剤を付与することで、難燃
性能を向上させることが出来る。難燃剤としては、臭素
系、塩素系に代表されるハロゲン系難燃剤、三酸化アン
チモン等のアンチモン系難燃剤、燐系難燃剤等を単独又
は併用しても良い。特に、臭素系難燃剤とアンチモン系
難燃剤を併用すると効果が高い。付与方法には、難燃剤
を溶剤系又は水系の合成樹脂と混合し、パディング、ナ
イフコーティング、グラビアコーティング等を用いるこ
とが出来る。難燃性能を向上することで、家電製品等の
特に難燃性能が要求される分野で使用することが出来
る。
【0021】また、本発明による電磁波シールド材は、
ダブルラッシェル編み構造などの立体構造編基材を用い
ているので、編み立て時に、使用する糸種や、糸繊度、
フィラメントカウント数、編み組織、及び/又は、編み
密度等を適宜設定することによって、電磁波シールド材
の柔軟性等の性能を変えることができる。また、ダブル
ラッシェル編み構造基材は、くり抜いてドーナツ状など
の任意の形状に形成することも可能であり、必要な厚み
に編みたてることにより電磁波シールド性は更に向上す
る。また、本発明による電磁波シールド材はガスケット
としてはもちろんテープ材(グランディング材)として
用いることができることはいうまでもない。
【0022】
【実施例】次に実施例により本発明を例証する。実施例
で用いた測定方法は次の通りである。 1.厚み JIS L−1098に準じて測定した。 測定器…定圧厚さ測定器 TYPE PF−11(ラフ
ロック社製) 2.50%圧縮時圧力 10mm四方の大きさにカットしたサンプルを受圧板に
のせ0.5mm/secの速度にて圧縮し、試料の厚さ
が、初期の厚さの50%になるときの荷重を読みとり試
料の面積で除して、50%圧縮時の圧力を得る。 3.シールド性 大きさ120mm×120mmのサンプルを用いて、K
EC法によってシールド性を測定した。すなわちシール
ドボックスの中の送信用と受信用のアンテナの間にサン
プルを設置し、受信した電解の強度を測定し、サンプル
の非存在時の強度との比から減衰率(dB)を求める。 4.金属剥離 白布の上に50mm×50mmの大きさの試料を置き、
試料の上に重量500gのローラを置き、250回往復
させた後の金属の脱落状況を目視にて判断する。 ○ 金属の脱落がほとんど無い △ 金属脱落が少しある × 金属の脱落が激しい 5.切り屑 各試料をハサミで切断したときの切り屑の発生状況を目
視にて判断する。 ◎ 切り屑の発生がほとんど無い ○ 切り屑の発生が少しある △ 切り屑の発生がある × 切り屑の発生が激しい
【0023】〔実施例1〕22ゲージのダブルラッシェ
ル編機を用いて、図4に示す組織でダブルラッシェル立
体編物を作成する。地組織には、ポリエステル繊維33
dtex/12fを使用する。又、連結糸にはポリエス
テル繊維22dtexのモノフィラメントを使用し、2
4コース/吋、22ウェル/吋の生機を得る。次いで、
得られた生機を、精練、乾燥して、余分な油分や不純物
を除去する。引き続き、塩化パラジウム0.3g/L、
塩化第一錫30g/L、36%塩酸300ml/Lを含
む40℃の水溶液に2分間浸漬後、水洗した。続いて、
酸濃度0.1Nのホウ沸化水素酸に30℃で5分間浸漬
後、水洗した。次に硫酸銅7.5g/L、37%ホルマ
リン30ml/L、ロッシェル塩85g/Lから成る無
電解銅メッキ液に30℃で5分間浸漬後、水洗した。続
いて、スルファミン酸ニッケル300g/L、ホウ酸3
0g/L、塩化ニッケル15g/L、pH3.7の電気
ニッケルメッキ液に35℃、10分間、電流密度5A/
dm2 で浸漬しニッケルを積層させた後水洗した。更
に、該金属被覆立体編物を、アクリル樹脂エマルジョン
(日本アクリル化学社製 プライマルTR−934)に
30秒浸漬後余分な樹脂を取り除いて乾燥して、導電性
金属層をアクリル樹脂で被覆した電磁波シールド材を得
た。厚さばらつきが少なく、シールド性が、従来の発泡
体を用いたガスケット並の性能を有し、切断屑や金属剥
離の少ない電磁波シールド材を得た。性能を表1に示
す。
【0024】〔実施例2〕22ゲージのダブルラッシェ
ル編機を用いて、実施例1と同じ組織でダブルラッシェ
ル立体編物を作成する。地組織において、L1、及び、
L6にポリエステル繊維33dtex/12fを使用
し、L2、及び、L5にはポリエステル系熱融着複合糸
33dtex/12f(芯(レギュラーポリエステ
ル):鞘(低融点ポリエステル)比率が1:1)を用い
た。また、連結糸にはポリエステル繊維22dtexの
モノフィラメントを使用し、24コース/吋、22ウェ
ル/吋の生機を得る。熱融着糸の使用比率は立体構造編
基材を構成する糸の65.4重量%であった。次いで、
得られた生機を、精練、乾燥して、余分な油分や不純物
を除去する。引き続き、塩化パラジウム0.3g/L、
塩化第一錫30g/L、36%塩酸300ml/Lを含
む40℃の水溶液に2分間浸漬後、水洗した。続いて、
酸濃度0.1Nのホウ沸化水素酸に30℃で5分間浸漬
後、水洗した。次に硫酸銅7.5g/L、37%ホルマ
リン30ml/L、ロッシェル塩85g/Lから成る無
電解銅メッキ液に30℃で5分間浸漬後、水洗した。続
いて、スルファミン酸ニッケル300g/L、ホウ酸3
0g/L、塩化ニッケル15g/L、pH3.7の電気
ニッケルメッキ液に35℃、10分間、電流密度5A/
dm2 で浸漬しニッケルを積層させた後水洗し、電磁波
シールド材を得た。性能を表1に示す。
【0025】〔実施例3〕22ゲージのダブルラッシェ
ル編機を用いて、図5に示す組織でダブルラッシェル立
体編物を作成する。地組織において、L1、及び、L6
にポリエステル繊維33dtex/12fを使用し、L
2、及び、L5にはポリエステル系熱融着複合糸33d
tex/12f(芯(レギュラーポリエステル):鞘
(低融点ポリエステル)比率が1:1)を用いた。ま
た、連結糸にはポリエステル繊維22dtexのモノフ
ィラメントを使用し、24コース/吋、22ウェル/吋
の生機を得る。熱融着糸の使用比率は立体構造編基材を
構成する糸の65.4重量%であった。次いで、実施例
2と同様に加工し、電磁波シールド材を得た。切断は、
連結糸のない部分でおこなった。性能を表1に示す。
【0026】〔比較例1〕セル密度45個/吋のポリエ
ーテル系ポリウレタンからなる弾性発泡体ブロックをス
ライサーにより厚み2mmにスライスした後、一方の面
にポリエステル長繊維(単糸繊度2.2dtex)から
成るスパンボンド不織布を融着し、他方の面にポリエス
テル繊維天竺編物(56dtex/24f、65コース
/45ウェル、目付け54g/m2 、厚み0.47m
m)を熱融着し、厚み1.4mmの三層構造の複合体シ
ートを得た。これを実施例2と同様に加工し電磁波シー
ルド材を得た。性能を表1に示す。
【0027】〔比較例2〕ナイロン長繊維(44dte
x/10f)から成るリップストップ織物(糸密度 経
130本/吋 緯120本/吋)を実施例2と同様に加
工し、導電性織物を得た、これをエステル系ホットメル
トにて、セル密度45個/吋のポリエーテル系ポリウレ
タンに回巻し、電磁波シールド材を得た。性能を表1に
示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明により、製造工程が少なく、被覆
金属の剥離、及び、切断時の切り屑の発生の少ない電磁
波シールド材を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体構造編基材の略断面図の例であ
る。
【図2】本発明の立体構造編基材の略斜視図の例であ
る。
【図3】本発明の連結糸が無い部分を有する立体構造編
基材の組織図の例である。
【図4】実施例1に記載の立体構造編基材の組織図であ
る。
【図5】実施例3に記載の立体構造編基材の組織図であ
る。
【符号の説明】
1…地組織 2…有連結糸部 3…無連結糸部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/19 D06M 101:32 // D06M 101:32 11/00 D (72)発明者 勝木 康文 福井県福井市毛矢1丁目10番1号 セーレ ン株式会社内 (72)発明者 白崎 文雄 福井県福井市毛矢1丁目10番1号 セーレ ン株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AB01B AK41A BA02 DG01A DG13A DG20A JB16A JD08 JG01B 4L002 AA07 AB02 AB05 AC05 CA01 CB01 DA03 FA06 4L031 AA18 AB33 BA04 BA05 BA07 BA17 CB12 DA00 DA15 4L033 AA07 AB06 AC15 CA10 CA18 DA02 5E321 AA03 BB23 BB41 BB44 GG05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維構造基材と導電性金属層から成る電
    磁波シールド材であって、繊維構造基材が上面地組織と
    下面地組織と連結糸から成る立体構造編基材であること
    を特徴とする電磁波シールド材。
  2. 【請求項2】 立体構造編基材の少なくとも一部に熱融
    着糸を用いたことを特徴とする請求項1記載の電磁波シ
    ールド材。
  3. 【請求項3】 熱融着糸を、立体構造編基材を構成する
    糸の30〜90重量%用いたことを特徴とする請求項2
    記載の電磁波シールド材。
  4. 【請求項4】 熱融着糸が、芯部分がポリエステルであ
    り、鞘部分が芯部より低融点のポリエステルから成る芯
    鞘構造の複合糸であり、芯と鞘の重量比率が1:2から
    9:1であることを特徴とする請求項2又は3記載の電
    磁波シールド材。
  5. 【請求項5】 立体構造編基材の連結糸が、該立体構造
    編基材の切断部分において、切断方向と交差しない構造
    であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項
    記載の電磁波シールド材。
  6. 【請求項6】 立体構造編基材が、ダブルラッシェル編
    構造である請求項1乃至5記載の電磁波シールド材。
  7. 【請求項7】 導電性金属層を合成樹脂で被覆した請求
    項1乃至6のいずれか1項記載の電磁波シールド材。
JP2001198028A 2000-06-30 2001-06-29 電磁波シールド材 Pending JP2002084088A (ja)

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