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JP2002080668A - スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

スチレン系樹脂組成物

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Publication number
JP2002080668A
JP2002080668A JP2000269109A JP2000269109A JP2002080668A JP 2002080668 A JP2002080668 A JP 2002080668A JP 2000269109 A JP2000269109 A JP 2000269109A JP 2000269109 A JP2000269109 A JP 2000269109A JP 2002080668 A JP2002080668 A JP 2002080668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
styrene
polymerization
molecular weight
styrene resin
hours
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000269109A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Kose
丈裕 巨勢
Atsushi Takahashi
淳 高橋
Tetsuya Niimura
哲也 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Styrene Co Ltd
Original Assignee
Toyo Styrene Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Styrene Co Ltd filed Critical Toyo Styrene Co Ltd
Priority to JP2000269109A priority Critical patent/JP2002080668A/ja
Publication of JP2002080668A publication Critical patent/JP2002080668A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱安定性、成形加工性、強度、外観のバランス
に優れた発泡体を得るためのスチレン系樹脂組成物を提
供する。 【解決手段】スチレン2量体、3量体を特定の割合で、
特定量含有せしめ、かつ特定の重量平均分子量を有し、
鉱油を必須成分として含むことを特徴としたスチレン系
樹脂組成物を用いることにより、熱安定性、成形加工
性、強度、外観のバランスに優れた発泡体が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱安定性、成形加工
性、強度、外観のバランスに優れたスチレン系樹脂組成
物、及びその発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂は、一般に透明性、剛性
が高く、また、シート加工性、発泡特性、真空成形性等
の加工特性に優れ、成形品を容易かつ大量に生産できる
材料であることから、包装材料、雑貨、食品容器等、様
々な用途に用いられている。またスチレン系樹脂の発泡
体は、表面光沢性、軽量性、熱遮断性及び緩衝性などの
特徴を持ち、発泡体の厚さにより使用分野が異なってい
る。スチレン系樹脂発泡体で、厚さ約3mm以下のシー
ト状のものはポリスチレンペーパー(PSP)と称さ
れ、成形が容易であるのに加えて、緩衝性や熱遮断性な
どの特徴を生かして、丼、カップ、トレー等に広く利用
されており、更なる成形加工性、強度、熱安定性、外観
のバランスの向上が求められてきた。
【0003】発泡体の強度を上げるためには、スチレン
系樹脂の分子量を上げる必要があるが、成形加工性の低
下を招き、生産性も低下する。これの問題を解決する方
法として、例えば、重量平均分子量(Mw)と数平均分
子量(Mn)の比(Mw/Mn)が3.0以上の樹脂を
使用することが特開昭62−22834号公報に記載さ
れている。
【0004】しかし、単に樹脂の重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が広い
ということは、その平均分子量の定義上、分子量の広が
りが主に低分子量側に広がっていることを意味し、この
ようなスチレン系樹脂の発泡体は本質的に強度が弱いと
いう欠点を有している。
【0005】また、特開平9−111070にはスチレ
ン系樹脂中に含まれる環状スチレン2量体、環状スチレ
ン3量体の含有量を一定量以下にすることにより、熱安
定性を向上させる技術が記載されているが、スチレン2
量体、スチレン3量体のうち、環状のものだけを低減す
るだけでは、熱安定性を向上させるには十分でない。ま
た、特開平9−111070記載の方法でスチレン2量
体、スチレン3量体を低減させようとすると、脱揮工程
において、樹脂温度を高くする、加熱時間を長くする、
などの処理が必要となり、スチレン系樹脂の色相悪化
や、臭気が発生するなどの問題があった。
【0006】さらに、特開2000−159920に
は、90℃以下で懸濁重合することにより、スチレン2
量体、スチレン3量体の含有量の低いスチレン系樹脂が
得られることが記載されているが、スチレン2量体、ス
チレン3量体の含有量が少なくなると、成形品の強度低
下、発泡体表面の傷つき、外観不良といった問題が発生
する。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱安定性、
成形加工性、強度、外観のバランスに優れた発泡体を得
るためのスチレン系樹脂組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、スチレン2量体、3量
体を特定の割合で、特定量含有せしめ、かつ特定の重量
平均分子量を有し、鉱油を必須成分として含むことを特
徴としたスチレン系樹脂組成物を用いることにより、熱
安定性、成形加工性、強度、外観のバランスに優れた発
泡体が得られることを見いだし、本発明を完成するに至
った。
【0008】すなわち本発明は、スチレン2量体とスチ
レン3量体の含有量の合計が2000ppm以下であ
り、その含有量の質量比(スチレン3量体含有量/スチ
レン2量体含有量)が10以下であり、重量平均分子量
(Mw)が28〜60万であり、重合温度85℃未満で
重合した後、85〜120℃で重合し、さらに120〜
140℃で重合することにより製造されるスチレン系樹
脂(A)と、鉱油(B)からなり、鉱油(B)の含有量
がスチレン系樹脂(A)100重量部に対して、0.0
1〜2.0重量部であることを特徴とするスチレン系樹
脂組成物に関する。
【0009】以下に本発明を詳しく説明する。本発明で
用いるスチレン系樹脂(A)はスチレン単量体を重合し
てなる。スチレン系単量体とは、スチレン、α−メチル
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン等の単独または混合物をいう。好ま
しくはスチレンである。また、これらのスチレン系単量
体と共重合可能なアクリロニトリル、メタクリル酸エス
テル、アクリル酸エステル、メタクリル酸等のスチレン
系単量体以外の単量体も、スチレン系樹脂の性能を損な
わない程度、すなわちスチレン系単量体100質量部に
対し、5質量部以下なら添加して重合したものであって
も良い。さらに本発明ではスチレン系単量体の重合時
に、ジビニルベンゼン等の架橋剤をスチレン系単量体1
00質量部に対し、1質量部未満を添加して重合しても
差し支えない。
【0010】本発明におけるスチレン3量体とは1,
2,3,4−テトラヒドロ−1−(1−フェニルエチ
ル)−4−フェニルナフタレン、2,4,6−トリフェ
ニル−1−ヘキセンをいう。特に1,2,3,4−テト
ラヒドロ−1−(1−フェニルエチル)−4−フェニル
ナフタレンを環状スチレン3量体という。
【0011】本発明におけるスチレン2量体とは2,4
−ジフェニル−1−ブテン、1,2−ジフェニルシクロ
ブタンをいう。
【0012】本発明に用いられるスチレン系樹脂(A)
の重合には、公知の重合開始剤を用いることができる。
好ましくは10時間半減期温度が50℃から110℃、
さらに好ましくは60℃から100℃のものであり、こ
のような重合開始剤として、過酸化ベンゾイル、アゾイ
ソブチルニトリル、t−ブチルパーオキシベンゾネー
ト、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシ
イソプロピルカーボネート、ジクミルパーオキサイド、
t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキ
シ−2−エチルヘキサノエート、2,2−ビス(4,4
−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパ
ン、t−ブチルパーオキシイソブチレート等が挙げられ
る。
【0013】本発明に用いられるスチレン系樹脂(A)
の重合条件としては、85℃未満で重合した後、85〜
120℃の範囲で重合を行い、さらに120〜140℃
で重合することが好ましい。さらには、重合転化率25
〜60%程度まで85℃未満で重合し、重合転化率75
〜95%程度まで85〜120℃の範囲で重合した後、
120〜140℃で重合を完結することがより好まし
い。重合初期の重合温度が85℃を越えると、低分子量
成分が多くなり、好ましくない。また、85℃未満で重
合した後、85〜120℃の範囲で重合を行わず、一気
に120〜140℃まで昇温度して重合すると、スチレ
ン2量体、スチレン3量体の生成量が多くなり、好まし
くない。また、120℃以下で重合を行うと、スチレン
系樹脂組成物及びその成形体の臭気が強くなり、好まし
くない。
【0014】本発明に用いられるスチレン系樹脂(A)
中のスチレン2量体とスチレン3量体の含有量の合計は
2000ppm以下であり、好ましくは1500ppm
以下である。また、さらに好ましくは、スチレン樹脂中
の環状トリマー量が、500ppm未満であることが好
ましい。2000ppmを越えると、発泡体の耐熱性が
著しく低下する。なお、本発明におけるスチレン系樹脂
(A)中のスチレン2量体とスチレン3量体の測定は、
スチレン系樹脂(A)200mgを2mlの1,2−ジ
クロロメタンに溶解し、メタノールを2ml添加してス
チレン系樹脂を析出させ、静置させたのち、上澄み液に
ついて、HP−5890ガスクロマトグラフィーを用い
て、次の条件で行った。 (イ)カラム:DB−1(ht) 0.2mm×30m
膜厚0.1mm (ロ)インジェクション温度:250℃ (ハ)カラム温度:100〜300℃(昇温:10℃/
min) (二)検出器温度:300℃ (ホ)スプリット比:50/1 (へ)内部標準物質:n−エイコサン
【0015】本発明におけるスチレン2量体とスチレン
3量体の質量比(スチレン3量体/スチレン2量体)は
10以下である。ただし、10以下とするために、スチ
レン2量体を低減させようとして、より高温下での脱揮
等の処理を行うと、樹脂の黄変、熱分解による低分子量
成分の増加、発泡体強度の低下、さらには臭気が強くな
る等の不都合が発生し、好ましくない。
【0016】本発明におけるスチレン系樹脂の重量平均
分子量(Mw)は28万〜60万、好ましくは28万〜
40万、さらに好ましくは30万〜36万である。Mw
が28万未満であると発泡体の強度が著しく低下し、ま
た60万を越えると流動性に劣り、生産性が低下する。
【0017】本発明のスチレン系樹脂のZ平均分子量
(Mz)と重量平均分子量(Mw)の比(Mz/Mw)
は、好ましくは1.8〜3.5、さらに好ましくは2.
0〜3.0である。1.8より小さくなると、流動性が
低下し、好ましくない。また、3.5を越える場合は、
低分子量成分も多くなり、得られた発泡体の強度が損な
われる。
【0018】本発明のスチレン系樹脂の重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)
は、好ましくは2.5〜4.0、さらに好ましくは2.
7〜3.5である。2.5より小さくなると、流動性が
低下し、好ましくない。また、4.0を越える場合は、
低分子成分も多くなり、得られた発泡体の強度が損なわ
れる。なお、本発明における分子量及び重量平均分子量
は、東ソー(株)社製、HLC−802A型ゲルパーミ
エイションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、次
の条件で測定した。 (イ)カラム:東ソー(株)カラム (ロ)移動相:テトラヒドロフラン (ハ)試料濃度:0.3質量% (ニ)測定温度:38℃ (ホ)検出器:示差屈折計
【0019】本発明に用いられる鉱油(B)としては、
特に限定されるものではないが、流動パラフィンを好適
に用いることができる。鉱油(B)の含有量はスチレン
系樹脂(A)100質量部に対して、0.01〜2.0
質量部、好ましくは0.1〜1.0質量部である。含有
量が0.01質量部よりも少ないと、強度向上の効果が
得られない。また、含有量が2.0質量部を越えると耐
熱性が低下し、また気泡が粗くなり発泡体の外観も悪化
する。
【0020】本発明に用いられる鉱油(B)は、スチレ
ン系樹脂(A)の重合時に添加しても、スチレン系樹脂
(A)に練り込んで含有させても差し支えない。また、
(A)成分に(B)成分を練り込んだ、いわゆるマスタ
ーバッチを(A)成分に添加する方法で含有させること
ができる。
【0021】本発明のスチレン系樹脂組成物には、必要
により高級脂肪酸、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸アミド、
酸化防止剤、耐侯剤、帯電防止剤、難燃剤、摺動剤等公
知の添加剤を添加しても良い。
【0022】本発明のスチレン系樹脂組成物は、公知の
発泡成形法で発泡体とすることができる。発泡剤として
は、プロパン、ブタン、イソブタン,ペンタン,イソペ
ンタン,ヘキサン、シクロペンタン,シクロヘキサンな
ど炭化水素類,メチルクロライド,メチレンクロライ
ド,ジクロロフルオロメタン,クロロフルオロメタン,
クロロジフルオロメタン,トリクロロフルオロメタン,
トリクロロトリフルオロエタン,ジクロロテトラフルオ
ロエタンなどハロゲン化炭化水素類などを、スチレン系
樹脂組成物100質量部に対し、2〜5質量部用いるこ
とが好ましい。またこれらの発泡剤は単独で用いても、
2種以上混合して用いてもよい。核剤としてはタルク,
炭酸カルシウム,硫酸バリウム,シリカ,酸化チタン,
酸化アルミニウム,ベントナイト,ケイソウ土などの無
機化合物や、クエン酸,酒石酸,シュウ酸,などの有機
酸、ホウ酸などの酸とナトリウム,カリウム,アンモニ
ウムなどの重炭酸塩または炭酸塩との組み合わせからな
るものなどがあげられる。これらの核剤は,単独で使用
しても,2種以上組み合わせて用いても良い。発泡体は
通常押出発泡によって成形される。発泡倍率は特に制限
はないが、1.5〜15倍が好ましい。
【0023】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。最初に本発明における評価法を以下に説明する。 MFR(メルトフローレート):JIS K−687
1 色相:JIS K−7105に従い測定したb値で評
価した。 発泡体の強度:300gの球を高さを変えて落下さ
せ、50%破壊高さで評価した。 発泡体の外観:発泡体を観察し、表面の破泡による
傷、または粗い気泡による凹凸が目立つものには×、気
泡が密で目立たないものを○とした。 発泡体の耐熱性:100℃で1分間加熱し変形のない
ものを○、変形のあるものを×とした。 発泡体の臭気:発泡体5gを500mLビーカーに入
れ、アルミホイルで蓋をし、40℃で24時間放置した
後、開封し、臭気の強いものを×、臭気のほとんどない
ものを○とした。
【0024】実施例1 内容量200Lのジャケット、撹拌機付きオートクレー
ブに純水100kg、ポリビニルアルコール100gを
加え、130rpmで撹拌した。続いてスチレン80k
g、アゾイソブチルニトリルを320g、t−ブチルパ
ーオキシベンゾネート64g、流動パラフィン400g
を仕込み、オートクレーブを密閉して、70℃に昇温し
て3時間重合を行った。さらに87℃に昇温して4時間
保持したのち、さらに130℃で3時間保持し、重合を
完結させた。70℃で3時間重合した後の重合転化率は
45%、87℃で4時間重合した後の重合転化率は85
%であった。得られたビーズを洗浄、脱水、乾燥した
後、40mm単軸押出機を用いて、温度210℃で圧力
1.3kPaで脱気しながら押出を行い、ペレット形状
のスチレン系樹脂を得た。上記スチレン系樹脂に対して
タルクを増核剤、ブタンガスを発泡剤として用いて発泡
させ、厚さ2mm、密度0.12g/cm3の発泡シー
トを得た。得られたペレット及び発泡シートの評価を表
1に示した。
【0025】実施例2 内容量200Lのジャケット、撹拌機付きオートクレー
ブに純水100kg、ポリビニルアルコール100gを
加え、130rpmで撹拌した。続いてスチレン80k
g、t−ブチルパーオキシ−2−エチル−ヘキサノエー
トを120g、t−ブチルパーオキシベンゾネート64
g、流動パラフィン400gを仕込み、オートクレーブ
を密閉して、75℃に昇温して10時間重合を行った。
さらに90℃に昇温して3時間保持したのち、さらに1
30℃で3時間保持し、重合を完結させた。75℃で1
0時間重合した後の重合転化率は50%、90℃で3時
間重合した後の重合転化率は88%であった。以下実施
例1と同様にしてペレット形状のスチレン系樹脂、発泡
シートを得た。得られたペレット及び発泡シートの評価
を表1に示した。
【0026】実施例3 内容量200Lのジャケット、撹拌機付きオートクレー
ブに純水100kg、ポリビニルアルコール100gを
加え、130rpmで撹拌した。続いてスチレン80k
g、過酸化ベンゾイルを200g、t−ブチルパーオキ
シベンゾネート64g、流動パラフィン400gを仕込
み、オートクレーブを密閉して、78℃に昇温して6時
間重合を行った。さらに90℃に昇温して4時間保持し
たのち、さらに130℃で3時間保持し、重合を完結さ
せた。78℃で6時間重合した後の重合転化率は35
%、90℃で4時間重合した後の重合転化率は92%で
あった。以下実施例1と同様にしてペレット形状のスチ
レン系樹脂、発泡シートを得た。得られたペレット及び
発泡シートの評価を表1に示した。
【0027】比較例1 流動パラフィンを添加しなかった以外は、実施例1と同
様に行った。70℃で3時間重合した後の重合転化率は
44%、87℃で4時間重合した後の重合転化率は84
%であった。得られたペレット及び発泡シートの評価を
表2に示した。得られた発泡シートは強度に劣ってお
り、外観不良であることが分かる。
【0028】比較例2 流動パラフィンの量を2.0kgとした以外は、実施例
1と同様に行った。70℃で3時間重合した後の重合転
化率は42%、87℃で4時間重合した後の重合転化率
は83%であった。得られたペレット及び発泡シートの
評価を表2に示した。得られた発泡シートは耐熱性が低
く、外観不良であることが分かる。
【0029】比較例3 内容量200Lのジャケット、撹拌機付きオートクレー
ブに純水100kg、ポリビニルアルコール100gを
加え、130rpmで撹拌した。続いてスチレン80k
g、t−ブチルパーオキシベンゾネート80g、流動パ
ラフィン400gを仕込み、オートクレーブを密閉し
て、120℃に昇温して6時間重合を行い、さらに13
0℃で3時間保持し、重合を完結させた。120℃で6
時間重合した後の重合転化率は90%であった。以下実
施例1と同様にしてペレット形状のスチレン系樹脂、発
泡シートを得た。得られたペレット及び発泡シートの評
価を表2に示した。得られた発泡シートは耐熱性に劣っ
ているのが分かる。
【0030】比較例4 35mm二軸押出機を用いて、温度230℃で圧力1.
3kPaで脱揮しながら押出を行った以外は、実施例1
と同様に行った。得られたペレット及び発泡シートの評
価を表2に示した。得られた発泡シートはやや黄色味を
帯びており、臭気も強いのが分かる。
【0031】比較例5 内容量200Lのジャケット、撹拌機付きオートクレー
ブに純水100kg、ポリビニルアルコール100gを
加え、130rpmで撹拌した。続いてスチレン80k
g、t−ブチルパーオキシ−2−エチル−ヘキサノエー
トを80g、流動パラフィン400gを仕込み、オート
クレーブを密閉して、75℃に昇温して18時間重合を
行い、さらに130℃で3時間保持し、重合を完結させ
た。75℃で18時間重合した後の重合転化率は85%
であった。以下実施例1と同様にしてペレット形状のス
チレン系樹脂を得た。実施例1と同様の条件では発泡シ
ートは得られなかった。
【0032】比較例6 α−メチルスチレンダイマー80gを添加して重合を行
った以外は、実施例1と同様に行った。得られたペレッ
ト及び発泡シートの評価を表2に示した。得られた発泡
シートは強度に劣っていることがわかる。
【0033】比較例7 内容量200Lのジャケット、撹拌機付きオートクレー
ブに純水100kg、ポリビニルアルコール100gを
加え、130rpmで撹拌した。続いてスチレン80k
g、過酸化ベンゾイルを200g、1,1−ビス(t−
ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサン68.8g、流動パラフィン400gを仕込み、
オートクレーブを密閉して、80℃に昇温して5時間重
合を行った。さらに90℃に昇温して4時間保持したの
ち、さらに115℃で4時間保持し、重合を完結させ
た。80℃で5時間重合した後の重合転化率は33%、
90℃で4時間重合した後の重合転化率は95%であっ
た。以下実施例1と同様にしてペレット形状のスチレン
系樹脂、発泡シートを得た。得られたペレット及び発泡
シートの評価を表2に示した。得られた発泡シートは臭
気が強いのがわかる。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】以上の通り、本発明はスチレン系樹脂に
おいて、従来よりも優れた熱安定性、成形加工性、及び
高い強度を有し、特にその発泡成形体は熱安定性、強
度、外観に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 91:00) C08L 91:00) Fターム(参考) 4F074 AA32 AG02 BA36 BA37 BA39 BA40 BA42 DA33 DA34 4J002 AE052 BC031 BC041 EA016 EB006 FD022 FD326 4J011 AA02 AB02 AC03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン2量体とスチレン3量体の含有
    量の合計が2000ppm以下であり、その含有量の質
    量比(スチレン3量体含有量/スチレン2量体含有量)
    が10以下であり、重量平均分子量(Mw)が28〜6
    0万であり、重合温度85℃未満で重合した後、85〜
    120℃で重合し、さらに120〜140℃で重合する
    ことにより製造されるスチレン系樹脂(A)と、鉱油
    (B)からなり、鉱油(B)の含有量がスチレン系樹脂
    (A)100重量部に対して、0.01〜2.0重量部
    であることを特徴とするスチレン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 Z平均分子量(Mz)と重量平均分子量
    (Mw)の比(Mz/Mw)が1.8〜3.5であり、
    かつ重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の
    比(Mw/Mn)が2.5〜4.0であることを特徴と
    する請求項1記載のスチレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のスチレン系樹脂
    組成物からなる発泡体。
JP2000269109A 2000-09-05 2000-09-05 スチレン系樹脂組成物 Pending JP2002080668A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335373A (ja) * 2004-04-26 2005-12-08 Jsp Corp ポリスチレン系樹脂押出発泡体の製造方法
JP2007537330A (ja) * 2004-05-14 2007-12-20 フイナ・テクノロジー・インコーポレーテツド ペルオキシド開始剤の組み合わせ物を用いる発泡用途のポリスチレンの製造
JP2008296514A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Sekisui Plastics Co Ltd ポリスチレン系樹脂発泡シートの製造方法
JP2013071995A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Sekisui Plastics Co Ltd 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子とその製造方法、ポリスチレン系樹脂予備発泡粒子及びポリスチレン系樹脂発泡成形体

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