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JP2002069355A - 凹版印刷用インキ組成物およびそれを用いた印刷物 - Google Patents

凹版印刷用インキ組成物およびそれを用いた印刷物

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JP2002069355A
JP2002069355A JP2000257133A JP2000257133A JP2002069355A JP 2002069355 A JP2002069355 A JP 2002069355A JP 2000257133 A JP2000257133 A JP 2000257133A JP 2000257133 A JP2000257133 A JP 2000257133A JP 2002069355 A JP2002069355 A JP 2002069355A
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JP
Japan
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glass
ink composition
intaglio printing
pigment
gloss pigment
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Pending
Application number
JP2000257133A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Matsuba
輝夫 松葉
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光沢顔料を含有するインキ組成物を用
いた印刷面は、ある程度の光輝性を呈するものの、まだ
十分ではない。この発明は、奥行き感があり、強い光輝
性を呈する凹版印刷用インキ組成物およびその印刷物を
提供する。 【解決手段】 フレーク状ガラスを金属またはガラスよ
り屈折率の高い金属酸化物で被覆した平均厚さ0.3〜
1.5μm、平均粒径10〜60μmの光沢顔料を含有
する凹版印刷用インキ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アート紙やコート紙
などの印刷用紙、ラミネート紙または樹脂フィルムなど
に印刷することにより、光輝性が高く、高級感があり、
かつ、美粧性に優れる印刷物が得られる凹版印刷用イン
キ組成物に関する。
【0002】
【従来技術】凹版印刷用インキ組成物は、ビヒクル樹
脂、顔料、溶剤および添加剤などから構成される。たと
えば、ビヒクル樹脂中に顔料が10〜30重量%となる
ように加え混合し、さらに溶剤を添加して印刷に適した
粘度に希釈調整して製造される。この顔料としてフレー
ク状アルミニウム粉や二酸化チタン被覆マイカ粉などの
光沢性の材料を使用すると、そのインキ組成物を用いた
印刷面はキラキラと輝く外観を呈する。たとえば、特開
平6−255234号公報には、有色化した光彩色パー
ル顔料を含有する凹版印刷用インキ組成物が記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような光沢性材料
を用いて形成される印刷面の輝きは、ある程度の光輝性
は呈するものの、まだ十分であると言える状態ではな
い。この発明は、従来のものよりも奥行きのある強い光
輝性を呈する凹版印刷用インキ組成物およびそれを用い
た印刷物を提供することにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】この発明の凹版印刷用イ
ンキ組成物は、フレーク状ガラスの表面を金属またはガ
ラスより屈折率の高い金属酸化物層で被覆したフレーク
状光沢顔料を含有するものである。この光沢顔料は、表
面が極めて平滑なフレーク状ガラスを基材とするもので
あり、その一粒一粒が微細な鏡のように機能するため、
その光輝性は従来のものよりも著しく優れている。した
がって、この凹版印刷用インキ組成物は、従来にない鮮
明で光輝性豊かな印刷仕上がりを呈する。
【0005】また、この印刷仕上がり面に透明な材質を
用いてコート層を設けてもよく、この場合は光沢顔料の
発する反射光がキラキラと強く輝き、美麗な印刷外観を
形成する。さらには、着色材として染料または他の顔料
を配合してもよく、カラー化された凹版印刷用インキ組
成物としてもよい。
【0006】被覆に使用される金属としては、金、銀、
白金、パラジウム、チタン、コバルト、ニッケルまたは
それらの合金などが挙げられる。これらの中でも、コス
トと品質面で優れた銀、ニッケルまたはその合金が好ま
しい。フレーク状ガラスに金属を被覆する場合、その被
覆膜の厚さは0.04〜0.2μmが好ましい。この厚
さが0.04μm未満の場合は、金属本来の光沢が著し
く減少し、光沢顔料としての機能が消失する。一方、
0.2μmを越えると、金属の使用量の割りには、光輝
性が向上しなくなり、コスト的に問題となる。
【0007】また、被覆に使用される金属酸化物として
は、屈折率の高いものが好ましく、たとえばアナターゼ
型二酸化チタン、ルチル型二酸化チタンまたは酸化鉄な
どが挙げられる。これらの中でも、とくに化学的耐久性
やコスト面からアナターゼ型二酸化チタンおよびルチル
型二酸化チタンが好ましい。とりわけ、ルチル型二酸化
チタンが好ましい。金属酸化物の被覆膜は、金属酸化物
の種類や要求される光輝性の程度、あるいは干渉色など
によって適宜調整されるが、その厚さは0.01〜1μ
m、とくに0.03〜0.8μmが好ましい。この被覆
膜が、過度に薄いと十分な光沢が得られず、一方過度に
厚いと経済性が損なわれる。
【0008】この金属酸化物の屈折率は、基材であるガ
ラスの屈折率よりも高い必要がある。金属酸化物の屈折
率が高いことによって、光沢顔料の粒子面からの全反射
が生じ易くなり、より高い光輝性が得られる。ガラスの
屈折率は通常1.5〜1.6程度であるから、屈折率が
約2.5のアナターゼ型二酸化チタンや約2.7のルチ
ル型二酸化チタンなどが好ましく、これらであれば前記
の全反射による強い光輝性が得られる。また、二酸化チ
タンの被覆膜は、干渉フィルターとして機能するので、
その厚さが変わることによって、様々な色の光輝性が得
られる。すなわち、金属酸化物の被覆膜の厚さを調整す
ることにより、印刷外観に微妙な有彩色の光輝性を付与
し、その高級感をさらに高めることができる。二酸化チ
タンの被覆膜が0.05μm付近ではシルバー色、約
0.14μmでは赤紫色、0.2μm程度では黄緑色の
反射色を呈す。この有彩色の光輝性は、従来の色材たと
えばパールマイカなどを使用した印刷面に比べ著しく優
れており、奥行き感のある豊かな外観が形成される。
【0009】この光沢顔料の形状は、より高い光輝性を
得るため、比表面積が大きいフレーク状である必要があ
る。凹版印刷における印刷版への塗布性や流動性あるい
はインキ組成物中での光沢顔料の均一分散性などを勘案
すると、光沢顔料の平均厚さは0.3〜1.5μm、平
均粒径は10〜60μmである必要がある。平均粒径が
60μmを超える場合は、印刷の仕上がりが悪くなり、
一方10μm未満になると、光輝性の低下が著しくな
る。また、平均厚さが0.3μm未満のものは破砕され
易く、一方1.5μmを超えると印刷の仕上がりにムラ
が生じ外観不良を起こし易くなる。
【0010】上述の被覆膜の干渉フィルター機能は、被
覆膜における表面および基材との接触面の平滑性が大き
く影響する。すなわち、これらの面がより平滑であるほ
ど、反射光の散乱が抑えられ、干渉フィルターが有効に
機能し、一方向に極めて強い反射光が生じる。したがっ
て、その基材には表面平滑性に優れたフレーク状ガラス
が最適である。
【0011】この光沢顔料は、フレーク状ガラスの表面
に通常の無電解めっき法または粉末スパッター法などに
より金属を被覆することで製造される。たとえば、特開
平2−58582号公報には、無電解めっき法により平
均粒径40μm、厚さ3μmのフレーク状ガラスの表面
に金属被覆を施す方法が記載されている。また、特開昭
60−86177号公報には、スパッター法により厚さ
約3μm、粒度約300〜700μmのフレーク状ガラ
スに金属被覆を施す方法が記載されている。
【0012】一方、金属酸化物でフレーク状ガラスを被
覆する方法としては、その表面にゾルゲル法または液相
法で金属水酸化物を被覆して、その後加熱脱水する方法
が知られている。たとえば、ゾルゲル法の例として特開
平9−176515号公報には、平均形状比(平均厚さ
/平均粒度)1/9〜1、平均粒度25〜500μmの
金属酸化物で被覆されたフレーク状ガラスが記載されて
いる。また液相法の例として米国特許5753371号
公報には、Cガラス製フレーク状ガラスを酸性水溶液中
に分散した後、pHを調整しながらTiCL4水溶液を注加
し、所定の干渉色に達したら反応を終了し、濾過水洗し
てから所定の温度で加熱焼成する方法が記載されてい
る。この液相法をさらに発展させ、金属水酸化物をムラ
なく均一に、かつ、安定して被覆する方法(以下、「p
液相法」という)を本発明者らは開発した。すなわち、
前処理操作としてフレーク状ガラスを塩酸酸性水溶液中
で塩化スズにより表面処理した後、ヘキサクロロ白金酸
で処理する。前処理されたフレーク状ガラスをpH約
1.0に調整した塩酸酸性水溶液に加え、そのスラリー
液の温度を75℃に昇温し、pHをpH1に調整しなが
らTiCL4水溶液を注加して、所定の干渉色に達したら反
応を終了する。この反応生成物を濾過水洗して所定の温
度たとえば600℃で加熱焼成する。このp液相法によ
れば、米国特許5753371号公報の方法よりも、ム
ラ付きがなく均一に、かつ、安定して金属酸化物被覆品
を得ることができる。
【0013】フレーク状ガラスの化学組成は、とくに限
定されるものではなく、二酸化ケイ素を主成分とし、酸
化アルミニウム、酸化カルシウムおよび酸化ナトリウム
などを相当量含む。ガラスの種類もとくに限定されるも
のではなく、たとえば現在多用されているEガラスやC
ガラス、その他耐アルカリガラス、高強度ガラス、シリ
カガラス、ボロンフリーEガラス、ボロンフリーアルカ
リガラスまたはソーダ石灰ガラス(Aガラス)などが挙
げられる。これらの代表的な組成成分含有率を下記「表
1」に示す。
【0014】
【表1】
【0015】この凹版印刷用インキ組成物における光沢
顔料の含有率は、3〜40重量%であることが好まし
い。この含有率が3重量%未満であると、光沢顔料が少
な過ぎて印刷面の光輝性が不足し易い。一方、40重量
%を越えると、インキ組成物の流動性が低下し、またイ
ンキ組成物中での光沢顔料の分散性が低下して凝集が発
生し易くなる。
【0016】この光沢顔料は、インキ組成物中での均一
分散性および/または耐久性の向上を目的として、その
最表面に保護膜をコーティングされてもよい。この保護
膜には、たとえばアクリル樹脂やポリエステル樹脂など
のような有機材料、あるいは二酸化ケイ素や酸化アルミ
ニウムなどの無機系材料を使用することができる。さら
に、必要に応じて保護膜の表面をカップリング剤などの
表面処理剤で処理してもよい。このように耐久性などを
向上させる具体的な手段としては、たとえば特開昭62
−91567号公報、特開平7−268241号公報ま
たは米国特許5436077号公報に記載されている。
【0017】この凹版印刷用インキ組成物中のビヒクル
樹脂は、とくに限定されるものではなく、光沢顔料の光
沢性を低下させない範囲において補助剤や体質顔料を含
有してもよい。このようなビヒクル樹脂としては、ガム
ロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、ライムロジ
ン、ロジンエステル、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹
脂、ビニル樹脂、ニトロセルロース、酢酸セルロース、
エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム、エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂
もしくはアルキド樹脂などの樹脂またはそれらの混合
物、あるいは前記樹脂の水溶化した水溶性樹脂もしくは
水性エマルジョン樹脂からなる樹脂群、炭化水素類、ア
ルコール類、ケトン類、エーテル類、エステル類もしく
は水などの溶剤群が例示される。そして、体質顔料とし
ては、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、
石膏、アルミナ白、タルク、珪酸カルシウムまたは沈降
性炭酸マグネシウムなどからなるものが例示される。さ
らに、補助剤としては、可塑剤、酸化防止剤、紫外線防
止剤または帯電防止剤などが例示される。
【0018】この凹版印刷用インキ組成物を作製するた
めに、光沢顔料をビヒクル樹脂に混合または分散する場
合、混合・分散機としてペイントコンディショナー、デ
ィゾルバー、ハイスピードミキサー、ホモミキサー、ニ
ーダー、ロールミルまたはサンドミルなどを使用するこ
とが好ましい。この凹版印刷用インキ組成物は、既知の
グラビア印刷機などを使用してアート紙やコート紙など
の印刷用紙、ラミネート紙、樹脂フィルムまたは金属な
どの基材表面に印刷される。また、必要に応じて、印刷
面を透明なビヒクル樹脂で保護してもよい。この凹版印
刷用インキ組成物は、包装用紙、包装用樹脂製袋、各種
缶、ビンやペットボトルなどのラベルまたはポスターな
どの印刷面に、公知の手段により高い光輝性を呈する豊
かな外観を与えることができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例によりこの発明をさらに詳細に
説明する。なお、以下に記載する「部」は重量部を表
す。
【0020】(製造例1および2)上記「表1」のソー
ダ石灰ガラス(I)(Aガラス)またはCガラス(II)を、
実開昭59−69930号公報記載のフレーク状ガラス
の試作設備を用いて、厚さ1μmのガラスフィルムに成
形した。このガラスフィルムを粉砕・分級して所定のフ
レーク状ガラスを得た。このフレーク状ガラスの形状を
測定し、その結果を下記「表2」に示す。
【0021】(製造例3)特開平6−191868号公
報に記載のフレーク状ガラスの製造方法を用いて、非結
晶性フレーク状シリカ粗粉体を製造した。その材料に
は、市販のシリコンテトラメトキシド、エタノールおよ
び0.1規定硝酸を体積比1:2:1の割合で混合して
室温で3時間反応させたものを使用した。このシリカ粗
粉体を粉砕・分級して所定のフレーク状シリカに成形
し、その形状を測定した。測定の結果を、下記「表2」
に示す。
【0022】
【表2】
【0023】[実施例1]精製水500mlに塩化第一ス
ズ・二水和物1gおよび塩酸1mlを撹拌しながら加え
た。この溶液に上記製造例1のフレーク状ガラス50g
を撹拌しながら加え、室温にて2分間処理した。その
後、よく水洗・濾過を行い、ウエットケーキを得た。つ
ぎに、硝酸銀50gを精製水1Lに溶解させ、これに水
酸化ナトリウム25gを加えて含有成分を沈殿させ、こ
の沈殿物が消失するまでアンモニア水を加えた。この溶
液をA液とする。また、蔗糖90gを水1Lに溶解さ
せ、硝酸1mlを添加して約5分間煮沸し、その後直ちに
冷却してエタノール170mlを加えた。この溶液をB液
とする。A液500mlに上記ウエットケーキを撹拌しな
がら加え、均一に分散した後、B液140mlを加え引き
続き15分間撹拌した。その後反応液を濾過、水洗し、
この濾過物を105℃で乾燥させ、やや黄味を呈した銀
白色のフレーク状光沢顔料を得た。光学顕微鏡−画像解
析法により、この光沢顔料の平均厚さを測定したとこ
ろ、1.4μmであった。また、レーザー散乱法により
平均粒径を測定した結果、24.1μmであった。この
光沢顔料について、下記の印刷面外観試験法にしたがい
評価した。その結果、この光沢顔料の分散性は良好で、
奥行き感のある強い光輝性を示す優美な外観の印刷物を
得た。この結果を、下記「表3」に示す。
【0024】《印刷面外観試験法》光沢顔料15部を下
記組成成分含有率のビヒクル樹脂80部に加え、ペイン
トコンディショナーで30分間かけて分散させ、凹版印
刷用インキ組成物を製造する。このインキ組成物を用い
て黒地の展色紙に印刷し、得られた印刷面の外観(分散
性、奥行き感および光輝感)を自然光のもとで目視観察
する。
【0025】 〈凹版印刷用インキのビヒクル樹脂の配合〉 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ニトロセルロース 5.5 部 酢酸エチル 4.0 部 イソプロピルアルコール 2.0 部 エタノール 20.0 部 可塑剤 1.0 部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0026】[実施例2および3]上記製造例2または
3のフレーク状ガラスを用いること以外は、実施例1と
同様にして光沢顔料を製造し、印刷物を得た。その結果
を、下記「表3」に示す。
【0027】[比較例1]実施例1において、光沢顔料
の代わりに市販品のフレーク状アルミニウムを用いる以
外は同様にして、印刷物を得た。その結果を下記「表
3」に示す。
【0028】
【表3】
【0029】[実施例4]精製水1Lに塩化第一スズ・
二水和物0.2gを溶解させ希塩酸を加えてpH2.5
に調整した溶液に、上記製造例1のフレーク状ガラス1
00gを撹拌しながら加えて10分間掻き混ぜ濾過し
た。つぎに、精製水1Lにヘキサクロロ白金酸・六水和
物0.02gを溶かし、この溶液に前記濾過したフレー
ク状ガラスを撹拌しながら投入し、10分間撹拌した後
に濾過した。精製水1Lに塩酸を加えpH0.7とし、
この塩酸酸性溶液に上記前処理したフレーク状ガラスを
撹拌しながら投入し、この溶液を75℃まで昇温した。
この溶液に四塩化チタン(TiCL 4)溶液をTi換算0.0
2g/minの割合で添加し、そのpHが変わらないように
水酸化ナトリウムを同時に加え、中和反応により二酸化
チタン(TiO2)またはその水和物をフレーク状ガラス上
に析出させた。このフレーク状ガラス上の二酸化チタン
層の厚さが所定の干渉色を示すところで四塩化チタン溶
液と水酸化ナトリウムの添加を止めた。その後、濾過、
水洗し、濾過物を自然乾燥させてから600℃で焼成し
て、光沢顔料を得た。この光沢顔料(二酸化チタン被覆
フレーク状ガラス)をX線回折装置(XD−D1型 島
津制作所社製)で測定した結果、その表面に存在する二
酸化チタンは、ルチル型であることが確認された。ま
た、電子顕微鏡(S−4500型 日立製作所社製)に
より二酸化チタンの成膜状態を調べたところ、均一で緻
密な膜が形成されていることが確認された。また、光学
顕微鏡−画像解析法により、この光沢顔料の平均厚さを
測定したところ、1.4μmであった。また、レーザー
散乱法により平均粒径を測定した結果、24.3μmで
あった。この光沢顔料について、上記の印刷面外観試験
法にしたがい評価した。その結果、光沢顔料の分散性は
良好で、奥行き感のある強い光輝性を示す透明感に優れ
た印刷物を得た。
【0030】[実施例5および6]製造例1のガラスフ
レークの代わりに製造例2および3のものを使用する以
外は実施例4と同様にして、光沢顔料を製造し印刷物を
得た。この印刷物について、上記印刷面外観試験法にし
たがい評価した。その結果を下記「表4」に示す。
【0031】[比較例2]実施例4において、光沢顔料
の代わりに市販品のパールマイカを使用し、それ以外は
同様にして、印刷物を得た。この印刷物について、上記
印刷面外観試験法にしたがい評価した。その結果を下記
「表4」に示す。
【0032】
【表4】
【0033】
【発明の効果】以上詳述したとおり、この凹版印刷用イ
ンキ組成物によれば、奥行き感と高級感があり、強い光
輝性を呈す極めて美粧性に優れた印刷物を得ることがで
きる。すなわち、アート紙やコート紙などの印刷用紙、
ラミネート紙、樹脂フィルムまたは金属などの表面に凹
版画線を成形することによって、包装用紙、包装用樹脂
製袋、各種缶、ビンやペットボトルなどのラベルまたは
ポスターなどに高い光輝性を付与し、その商品価値を高
めることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーク状ガラスを金属またはガラスよ
    り屈折率の高い金属酸化物で被覆した平均厚さ0.3〜
    1.5μm、平均粒径10〜60μmの光沢顔料を含有
    する凹版印刷用インキ組成物。
  2. 【請求項2】 上記光沢顔料を3〜40重量%含有する
    凹版印刷用インキ組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の凹版印刷用イ
    ンキ組成物を用いた印刷物。
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