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JP2002067201A - フロック加工物と装飾シ─ト及びその製造方法 - Google Patents

フロック加工物と装飾シ─ト及びその製造方法

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Publication number
JP2002067201A
JP2002067201A JP2001172027A JP2001172027A JP2002067201A JP 2002067201 A JP2002067201 A JP 2002067201A JP 2001172027 A JP2001172027 A JP 2001172027A JP 2001172027 A JP2001172027 A JP 2001172027A JP 2002067201 A JP2002067201 A JP 2002067201A
Authority
JP
Japan
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adhesive
fine
film
strips
short fibers
Prior art date
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Ceased
Application number
JP2001172027A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Obata
幹男 小畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KORUMOSU KK
Original Assignee
KORUMOSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KORUMOSU KK filed Critical KORUMOSU KK
Priority to JP2001172027A priority Critical patent/JP2002067201A/ja
Publication of JP2002067201A publication Critical patent/JP2002067201A/ja
Ceased legal-status Critical Current

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  • Decoration Of Textiles (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】幻想的で優れた色彩のフロック加工物と装飾シ
ート及びその製造方法を提供する。 【解決手段】フィルムの微小細片18と短繊維16とが
混在し、少なくとも該短繊維16が基材12にフロック
加工されており、また、該微小細片18が虹彩色である
フロック加工物。前記フロック加工物はフィルムの微小
細片18と短繊維16の混合物を電植して製造する。基
材上に多数の点状に塗布された接着剤を介して前記フィ
ルムの微小細片18が基材に接着することにより、また
は、この接着剤の上に再び接着剤を点状に重ね塗りし、
この接着剤の上にフィルムの微小片または短繊維を電植
することにより装飾シートを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衣料品やバッグ資材
などに適し、見る方向で色彩が変化してきらめくフロッ
ク加工物と装飾シ─トに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】予め接着剤を塗布した
加工面に、高圧静電気を利用して短繊維を植えつけるフ
ロック加工は、衣料面や工業資材面に広く用いられてき
た。特に衣料面においては、毛皮や起毛織物に似た高級
感が評価されていて、さらに広く用途展開するための、
新たなフロック加工方法の開発が期待されている。
【0003】そこで本発明者は、毛糸や手芸糸などに利
用されているラメの光沢に着目し、これを発展・改良し
てフロック加工に取り入れることにより、従来にない優
れた外観のフロック加工物を得ること、及び、ラメの光
沢を有効に活かした装飾シ─トを得ることについて、鋭
意研究を重ねた結果本発明に至ったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフロック加
工物の要旨とするところは、フィルムの微小細片と短繊
維とが混在し、少なくとも短繊維が基材にフロック加工
されていることにある。
【0005】さらに、かかるフロック加工物において、
光沢性の微小細片が用いられたことにある。
【0006】さらにまた、かかるフロック加工物におい
て、虹彩色の微小細片が用いられたことにある。
【0007】さらにまた、かかるフロック加工物におい
て、基材がシート状物とされたことにある。
【0008】また、本発明に係るフロック加工物の製造
方法の要旨とするところは、フィルムの微小細片と短繊
維とを混合して基布に電植することにある。
【0009】さらに、かかるフロック加工物の製造方法
において、基材にフィルムの微小細片を散布してから、
フィルムの微小細片と短繊維とを混合して電植すること
にある。
【0010】さらにまた、かかる虹彩色のフロック加工
物の製造方法において、基材にフィルムの微小細片と短
繊維との混合物を散布してから、フィルムの微小細片と
短繊維とを混合して電植することにある。
【0011】さらにまた、かかる虹彩色のフロック加工
物の製造方法において、基材にフィルムの微小細片を散
布してから、短繊維を電植することにある。
【0012】また、本発明に係わる装飾シ─トの要旨と
するところは、基材上に多数の接着剤が点在し、この接
着剤の各々を中心にしてフィルムの微小細片が花びら状
に接着されていることにある。
【0013】さらに、かかる装飾シ─トにおいて、光沢
性の微小細片が用いられたことにある。
【0014】さらにまた、光沢性の微小細片として、虹
彩色の微小細片が用いられたことにある。
【0015】また、本発明に係わる装飾シ─トの製造方
法の要旨とするところは、接着剤が多数の点状に塗布さ
れた基材上に、フィルムの微小細片を散布して接着剤を
介して基材に接着し、この接着剤の上に再び接着剤を点
状に重ね塗りすることにある。
【0016】さらに、かかる装飾シ─トの製造方法にお
いて、重ね塗りした接着剤上に、短繊維またはフィルム
の微小細片を電植することにある。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るフロック加工
物、及び、その製造方法の実施の形態を図面に基づいて
詳しく説明する。
【0018】図1は、本発明に係るフロック加工物の一
例を示している。フロック加工物10は、シートからな
る基材12と、基材12の片面に接着剤が塗布されて形
成された接着剤層14と、接着剤層14上にランダムに
混在する短繊維16と虹彩色フィルムの微小細片18と
で構成されている。短繊維16と微小細片18とは、そ
の一端を接着剤層14に埋め込んで立ち上がり、微小細
片18のフィルム面は基材12の表面と高角度で交差し
ている。
【0019】本発明に用いられる基材12は特に限定さ
れず、木やガラスや金属やセラミックやプラスチックな
どの板状物や塊状物、フィルムや布帛や皮革などのシー
ト状物、等々が用いられる。基材12がシート状物とさ
れたフロック加工シートは、非常に広い分野で使用され
て特に好ましい材料である。中でも、織物や編物や不織
布などのシートが好ましく用いられ、衣料用には、目付
が200g/m2 位の編織物が、バッグなどの小物用に
は、目付が50g/m2 〜1000g/m2 位の編織物
や皮革類が好ましく用いられる。また接着剤は、フロッ
ク加工に通常使用されるものでよく、エマルジョン型の
アクリル樹脂やウレタン樹脂などが好ましく用いられ
る。接着剤は、微小細片18の離脱を防いで確実に保持
するため、500g/m2 〜1000g/m2 位十分に
塗布されるのが好ましい。
【0020】短繊維16としては、レーヨン、ナイロ
ン、綿、ポリプロピレン、ポリエステルなどの、1.5
〜20デニール程度の太さが好ましく用いられる。ま
た、繊維長は、その素材や微小細片18の大きさなどに
よって最適値が異なるが、微小細片18が覆い隠される
ことのないように、0.5mm〜5mm位に比較的短く
される。
【0021】短繊維16と微小細片18との混合割合
は、短繊維16の重量に対して2%〜40%位の微小細
片18とされるのが好ましく、特に好ましくは、3%〜
20%とされる。微小細片18が少な過ぎれば、光沢が
乏しくて所定の高級感が得られず、微小細片18が多す
ぎれば、フィルムに似た外観になって品位が低下するの
で好ましくない。また、微小細片18が多すぎれば、フ
ロック加工物10から微小細片18が離脱し易くなり、
接着剤を多量に用いなければならないなどの問題が生じ
る。
【0022】本発明に用いられる微小細片18は、合成
樹脂からなるベースフィルムを基にして、このまま、又
は、艶消しや積層や塗布や蒸着などの加工を施したフィ
ルムを、切断、打抜き、破砕などを行って得られる。例
えば、ラメと呼ばれる光沢フィルムからなる微小細片1
8や、スパンコールと呼ばれる円形の微小細片18や虹
彩色の微小細片18などが好ましく用いられる。なお、
本発明でいう虹彩色という表現は、虹のように華やかな
色彩を意味し、いわゆる、眼球の虹彩の色とは定義を異
にする。
【0023】図2は虹彩色フィルムの一例を示し、ベー
スフィルム22と、その表面に形成された光透過性の薄
膜層20とで構成されている。ベースフィルム22は、
ポリエステルなどの合成樹脂からなり、キャスティング
や押し出し法によって製作される。また、薄膜層20
は、金属やセラミックからなり真空蒸着やスパッタリン
グなどによって形成されたり、各種樹脂からなり塗布な
どによって形成される。虹彩色フィルム24が見られる
方向により色彩が変化するのは、反射光の干渉による干
渉色が利用されているからである。
【0024】図3は干渉色の原理を説明している。入射
角φで厚さdの薄膜層20に入射した白色の入射光は、
その一部の入射光i1 が薄膜層20の表面26の点Cで
反射され、他の一部の入射光i2 が薄膜層20を点Aか
ら透過し、ベースフィルム22との界面28の点Bで反
射され、表面26の点Cから大気中に放出される。そし
て、これら2種類の反射光i3 、i4 は互いに干渉し合
って特定の波長の光が増幅された干渉色を示すことにな
る。すなわち、白色光は波長の異なる光の集合である
が、これら2種類の反射光i3 、i4 の光路差、n2
(線分AB+線分BC)−n1 ×線分DCが、波長の整
数倍となる光だけが干渉によって強められるため、その
波長に基づ色彩が観察されるのである。そして、反射光
の光路差は入射角φにより変化するので、観察方向を変
えれば、すなわち、入射角φが異なる入射光を観察する
ようにすれば、強められる波長が変わって色彩が変わ
り、虹彩色を呈することになる。ここで、n1 とn2
は、大気と薄膜層20の屈折率をそれぞれ表し、線分D
Cは、入射光i1 と入射光i2 とが表面26に達するま
での距離差を表している。薄膜層20とベースフィルム
22との界面28で入射光i2が反射されるためには、
ベースフィルム22の屈折率n3 と薄膜層20の屈折率
2 とが異ならなければならない。
【0025】図4は虹彩色フィルムの他の一例を示し、
透過性の薄膜層201、202、203等々が多層に重
ねられている。入射光は、薄膜層201の表面、薄膜層
201と薄膜層202との界面、薄膜層202と薄膜層
203との界面、等々で反射されるため、反射光の干渉
は種々の組み合わせで生じ、多様な色彩の外観を呈する
ようになる。各界面での反射を確実に行うため、隣り合
う薄膜層の屈折率はできるだけ大きく互いに異なるのが
好ましい。各薄膜層の材質は特に限定されず、金属、セ
ラミック、各種樹脂などが用いられる。各薄膜層が樹脂
からなり、共押し出し法により製作できる多層フィルム
とされれば、コストの低減、品質の安定化、工程の短縮
等々が可能となる。
【0026】本発明の虹彩色のフロック加工物10によ
れば、図1に模式的に示されるように、虹彩色フィルム
の微小細片18が、そのフィルム面を種々の方向に向け
て不規則に固定される。したがって、観察者側には、個
々の微小細片18から種々の干渉色が反射され、あたか
も星空を仰ぐように、多様な色彩のきらめきが観察され
る。しかも、虹彩色のフロック加工物10を見る方向を
変えれば、各微小細片18からの反射光の色が変化し、
虹彩色のフロック加工物10全体の色彩が幻想的に動
く。
【0027】図5は微小細片18の形状例を示し、同図
(a)には角形の微小細片18、同図(b)には短冊状
の微小細片18、同図(c)にはフレーク状の微小細片
18、同図(d)には円形の微小細片18、同図(e)
には円筒状の微小細片18の例が示されている。しかし
ながら、微小細片18の形状はこれらの例に限定される
ものではない。また、その大きさは、0.01mm〜3
mm位とされるのが好ましい。
【0028】本発明のフロック加工物10を製造する方
法の一つは、短繊維16とフィルムの微小細片18とを
混合して電植することを特徴とするが、その他の条件は
特に限定されない。すなわち、基材12に接着剤を塗布
して接着剤層14を形成し、予め混合された短繊維16
と微小細片18に高電圧を印加して、アース電極が配設
された基材12側に飛昇させればよい。接着剤は基材1
2表面全面に塗布されてもよいし、予めデザインされた
柄部分だけに塗布されてもよい。短繊維16と微小細片
18とを予め混合しておくことにより、微小細片18が
集合して局在化することが防止され、短繊維16と微小
細片18とが単粒子的にランダムに混在するフロック加
工物10が得られる。その結果、個々の微小細片18が
フロック加工物10表面に露出して鮮やかに反射するよ
うになり、隣接する短繊維16によって微小細片18の
離脱が抑止されてより安定に固定されるようになる。
【0029】フロック加工における電植では、通常、植
えられる短繊維の端部の電位が高くなり、端部を先頭に
し矢のように飛来して基材12上の接着剤層14に突き
刺さる。微小細片18を電植する場合でも、微小細片1
8の尖鋭な切断面又は破砕面の電位が高くなりやすく、
切断面又は破砕面が接着剤層14に埋め込まれ、そのフ
ィルム面が基材12面と高角度で交差して立ち上がるこ
とが多い。すなわち、図6における、基材12と微小細
片18のフィルム面とがなす角θが大きくなりやすい。
しかしながら、より多様な反射色を得るには、角θの狭
い範囲に各微小細片18が集中するのではなく、広い範
囲でばらつく方が好ましい。
【0030】このための工夫として、本発明者は、電植
する前に微小細片18を散布する方法を見い出した。す
なわち、無電圧下での散布によれば、微小細片18は接
着剤層14上で倒れやすくなり、角θが小さい状態で接
着される微小細片18が多くなる。次の工程で短繊維1
6とともに電植される微小細片18の角θは比較的大き
くなるから、全体として角θは広く分散することにな
り、より多様に反射するフロック加工物10を得ること
ができる。
【0031】また、別の工夫としては、微小細片18と
短繊維16との混合物が電植前に散布される。微小細片
18と短繊維16とを混合して散布することにより、散
布された微小細片18が集合して局在化するのを妨げる
ことができる。また、短繊維16が隣接する微小細片1
8では、短繊維16に邪魔されて倒れにくくなるので、
微小細片18毎に、角θが大きくなったり小さくなった
りする。後工程で電植される微小細片18を含め、微小
細片18個々の角θはさらに広くばらつくことになり、
より鮮やかなフロック加工物10が得られる。
【0032】また、本発明のフロック加工物10を製造
する別の方法では、微小細片18を予め散布してから短
繊維16を電植する。その結果、基材12と微小細片1
8のフィルム面とがなす角θが小さくなり、反射性に優
れ明るい光沢のフロック加工物10が得られる。
【0033】次に、本発明に係わる装飾シ─ト及びその
製造方法について、その実施態様を図面に基づき詳細に
説明する。
【0034】図7は、本発明の装飾シ─ト30の一例を
示し、花に似た飾り40が基材32上に点在している。
図8に示されるように、飾り40の各々は、点状の接着
剤34を中心にしてフィルムの微小細片36が花びら状
に接着され、その上に点状の接着剤35が重ねられ、さ
らに、短繊維38が電植された構成とされている。微小
細片36は短冊状であり、少なくともその一部が接着剤
34と接着剤35とによって挟まれて接着されているの
で、基材32から離脱したりすることがない。装飾シ─
ト30は、花に似た飾り40が点在していて、個々の飾
り40の花びら状に接着された微小細片36がキラキラ
輝き、全体として従来にない美しさと華やかさを備えた
装飾シ─トである。
【0035】また図9は、本発明に係わる飾り40の別
の一例を示すものであり、点状の接着剤34を中心にし
て円形の微小細片36が花びら状に接着され、その上に
点状の接着剤35が重ねられている。本例では、接着剤
35部分への電植は行われていない。
【0036】装飾シ─ト30は次のようにして製造され
る。すなわち、まず基材32にスクリ─ン印刷などによ
り接着剤34を多数の点状に塗布する。点状接着剤34
の大きさや形状、配置パタ─ンなどは、想定する用途に
合わせて最適に選択される。次に、接着剤34が乾きき
らない内にフィルムの微小細片36を散布し、所定量を
散布してから、拘束されていない微小細片36を基材3
2から振り落とす。接着剤34に少なくともその一部が
接触した微小細片36は、接着剤34によって接着さ
れ、接着剤を中心にして花びら状に固定される。そし
て、接着剤34の上に、さらに接着剤35を点状に重ね
塗りして微小細片を強固に固定する。
【0037】図8に示されるのと同様の飾り40を形成
するには、接着剤35が乾く前に短繊維38が続けて電
植される。本発明の装飾シ─トの製造方法では、短繊維
に限らずフィルムの微小細片を電植してもよい。このよ
うに、最終的に電植が行われた装飾シ─ト30は、接着
剤35の表面が露出しないで短繊維や微小細片で覆われ
るので、さらに装飾性に富んだシ─トになる。
【0038】本発明の装飾シ─ト30に用いられる基材
32は特に限定されず、フィルムや布帛や皮革などのシ
ート状物等々が用いられ、中でも、織物や編物や不織布
などのシートが好ましく用いられる。接着剤はフロック
加工に通常使用されるものでよく、エマルジョン型のア
クリル樹脂やウレタン樹脂などが好ましく用いられる。
【0039】また、本発明に用いられる微小細片36
は、合成樹脂からなるベースフィルムを基にして、この
まま、又は、艶消しや積層や塗布や蒸着などの加工を施
したフィルムを、切断、打抜き、破砕などを行って得ら
れるものである。形状は限定されず短冊状、フレ─ク
状、円状、梨子地模様等々、どんな形状でもよい。そし
て、例えばラメと呼ばれる、光沢性の微小細片36が好
ましく用いられ、中でも、虹彩色の微小細片36が特に
好ましく用いられる。また、短繊維38としては、レー
ヨン、ナイロン、綿、ポリプロピレン、ポリエステルな
どの、1.5〜20デニール程度の太さが好ましく用い
られる。
【0040】以上詳細に説明してきたが、本発明は上述
した例示や引用内容に限定されず、その趣旨を逸脱しな
い範囲内で、微小細片や短繊維の材質や形状、微小細片
と短繊維の混合割合や混合方法、電植方法、微小細片の
散布方法、接着剤の塗布パタ良、修正、変形を加えた態
様で実施し得るものである。
【0041】本発明の実施例を以下に詳しく説明する。
【0042】実施例1 基材として目付200g/m2 の綿織物を用い、ポリア
クリル酸エステル系の接着剤を固形分として500g/
2 塗布した。また、短繊維にはレーヨン(2デニー
ル、繊維長0.8mm)を用い、フィルムの微小細片と
しては、虹彩色の商品名クリスタルカラー(ダイヤ工業
株式会社製、品番OPAL X−20)を用いた。短繊
維と、短繊維の重量に対して5重量%の微小細片とを混
合し、上記基布に対して印加電圧30KVで電植した。
余剰の短繊維と微小細片を回収し、熱処理して、所望の
虹彩色フロック加工シートを得た。
【0043】実施例2 虹彩色フィルムの微小細片として商品名ケミカルホイル
金色(堀金箔株式会社)を用い、基材に対する接着剤塗
布を柄に合わせて部分的に行った他は、実施例1と同じ
条件で加工し、虹彩色の柄付きフロック加工シートを得
た。
【0044】実施例3 電植する前に、m2 当たり50gの微小細片を接着剤層
に散布した。また、電植前の短繊維と微小細片との混合
比を、短繊維の重量に対して微小細片3重量%とした他
は実施例1と同一の条件で加工し、鮮やかな虹彩色フロ
ック加工シートを得た。
【0045】実施例4 実施例1で用いた、短繊維と微小細片との混合物を、電
植する前に、m2 当たり300g接着剤層に散布した他
は実施例1と同一の条件で加工し、実施例1で得られた
虹彩色フロック加工シートよりさらに鮮やかな虹彩色の
フロック加工シートを得た。
【0046】実施例5 図7と図8に示されるのと同様の装飾シ─ト30を作成
した。基材32として目付200g/m2の織物を用
い、ポリアクリル酸エステル系の接着剤34を100c
2当たり約100個の点状に塗布した。塗布はスクリ
─ン印刷により行い、その塗布量は約50g/m2であ
った。また、点状接着剤34はほぼ円形とされ、その大
きさは直径が約5mmであった。次に、実施例1に用い
たのと同じ虹彩色の微小細片36を基材32上に散布
し、接着剤34に触れずに自由なままの微小細片36を
基材32から振り落とした。接着剤34に接着されて残
った微小細片36の量は、約10g/m2であった。次
に、接着剤34の上に点状の接着剤35を重ね塗りし
た。塗布は、接着剤34の塗布に用いたのとほぼ同パタ
─ンのスクリ─ンを用いて行い、接着剤34と正しく重
ね合わせるようにした。塗布量は約60g/m2であっ
た。そして最後に、レーヨンからなる長さ0.8mmの
短繊維38を、常法によって接着剤35部分に電植し装
飾シ─ト30を得た。
【0047】
【発明の効果】本発明に係わるフロック加工物によれ
ば、フィルムの微小細片と、短繊維とが混合状態でフロ
ック加工されているので、短繊維による起毛感と微小細
片が発する反射特性を併せ備えて高品位なフロック加工
物となる。また、微小細片が、集合して局在化すること
なく短繊維との混合状態にあるため、フロック加工物の
全面にわたって個々の微小細片から反射光が発せられて
鮮やかな色彩が得られる。
【0048】さらに、微小細片が光沢性とされ、また特
に虹彩色とされれば、光沢性に優れ、鮮やかな虹彩色の
フロック加工物が得られる。
【0049】また、本発明に係わるフロック加工物の製
造方法によれば、フィルムの微小細片と、短繊維とを混
合して基材に電植するので、微小細片が集合して局在化
することが防止され、短繊維と微小細片が単粒子的にラ
ンダムに混在するフロック加工物が得られる。その結
果、個々の微小細片がフロック加工物表面に露出して反
射色が鮮やかになり、隣接する短繊維によって微小細片
の離脱が抑止されてより安定に固定されたフロック加工
物が得られる。
【0050】特に、かかるフロック加工物の製造方法に
おいて、基材にフィルムの微小細片を散布してから、フ
ィルムの微小細片と、短繊維とを混合して電植するよう
にされれば、個々の微小細片と基材表面とがなす角度の
ばらつきが大きくなって反射光の色彩が多様になる効果
がある。
【0051】あるいはまた、かかるフロック加工物の製
造方法において、基材に虹彩色フィルムの微小細片と短
繊維との混合物を散布してから、フィルムの微小細片
と、短繊維とを混合して電植するようにされれば、個々
の微小細片と基材とがなす角度のばらつきがさらに大き
くなって、反射光の色彩さらに鮮やかになる効果があ
る。
【0052】また、本発明に係わるフロック加工物の別
の製造方法によれば、基材にフィルムの微小細片を散布
してから短繊維が電植されるので、微小細片と基材表面
とのなす角度が小さくなり、より反射性の強いフロック
加工物が得られる。
【0053】また、本発明に係わる装飾シ─トによれ
ば、点状の接着剤を中心にしてフィルムの微小細片が花
びら状に接着され、ひまわりなどの花に似た形状に形成
された飾りが、用途に応じた最適の配置で点在するの
で、従来にない美しさと面白さとを備えて、種々の新し
い用途に展開できるようになる。
【0054】そして特に、光沢性の微小細片が用いら
れ、また特に虹彩色の微小細片が用いられれば、光沢性
に優れ、鮮やかな虹彩色の飾りとなって、より華やかで
美しい装飾シ─トとなる。
【0055】また、本発明に係わる装飾シ─トの製造方
法によれば、フィルムの微小細片の一部を挟んで接着剤
が重ね塗りされるので、微小細片が強固に接着されて離
脱したりすることがない。また、点状の接着剤部分を中
心として、微小細片が四方にはみ出すようにして接着さ
れるので、接着剤部分を花心とし微小細片を花びらとす
る、花に似た美しい飾りが形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロック加工物の一例を模式的に
示す側面図である。
【図2】本発明に係り、虹彩色フィルムの一例を模式的
に示す側面図である。
【図3】本発明に係り、虹彩色発現方法を模式的に説明
するための、薄膜層の側面図である。
【図4】本発明に係り、虹彩色フィルムの他の一例を模
式的に示す側面図である。
【図5】本発明に係り、微小細片の形状例を示す斜視図
であり、同図(a)は角状、同図(b)は短冊状、同図
(c)はフレーク状、同図(d)は円形、同図(e)は
円筒状の例である。
【図6】本発明に係り、基材と微小細片との交差状態を
模式的に説明するフロック加工物の側面図である。
【図7】本発明に係る装飾シ─トの一例を模式的に示す
平面図である。
【図8】本発明に係り、飾りの一例を模式的に示し、同
図(a)は平面図、同図(b)は側面図である。
【図9】本発明に係り、飾りの他の一例を模式的に示
し、同図(a)は平面図、同図(b)は側面図である。
【符号の説明】
10:フロック加工物 12、32:基材 14:接着剤層 16、38:短繊維 18、36:微小細片 20、201、202、203、204:薄膜層22:
ベースフィルム 24:虹彩色フィルム 26:薄膜層の表面 28:界面 30:装飾シ─ト 34、35:接着剤 40:飾り A:入射光i2の薄膜層表面における透過点 B:入射光i2の薄膜層とベースフィルムとの界面にお
ける反射点 C:入射光i1の薄膜層表面における反射点 D:入射光i1が、入射光i2のA点と位相を同じくする
点 φ:入射角 θ:微小細片のフィルム面と基布との交差角 i1、i2:入射光 i3、i4:反射光 n1:大気の屈折率 n2:薄膜層の屈折率 n3:ベースフィルムの屈折率
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AE04 AF01 AF08 CB04 CB07 CB11 DA04 DA06 DB01 DB13 DB14 DB16 DB20 DB21 DB31 EA03 EA13 EA35 EB07 EB13 EB22 EB35 EB38 EB39 4F055 AA27 AA30 BA05 BA11 CA18 DA07 DA15 EA02 EA04 EA05 EA06 EA07 EA22 EA24 FA10 GA38 4F100 AJ02A AJ05B AK25J AT00A BA02 CB00 DE02B DG03B DG08B DG10B DG12A DG16B GB71 GB72 JL10B 4L049 AA09 AB11 BA16 CA14 DA26 DA28 EA00 EA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの微小細片と短繊維とが混在
    し、少なくとも該短繊維が基材にフロック加工されてい
    ることを特徴とするフロック加工物。
  2. 【請求項2】 前記微小細片が虹彩色であることを特徴
    とする請求項1に記載のフロック加工物。
  3. 【請求項3】 フィルムの微小細片と短繊維とを混合し
    て基材に電植することを特徴とするフロック加工物の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 基材にフィルムの微小細片を散布してか
    ら、短繊維を電植することを特徴とするフロック加工物
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 基材上に多数の接着剤が点在し、該接着
    剤の各々を中心にしてフィルムの微小細片が花びら状に
    接着されていることを特徴とする装飾シ─ト。
  6. 【請求項6】 前記微小細片が虹彩色であることを特徴
    とする請求項5に記載の装飾シ─ト。
  7. 【請求項7】 接着剤が多数の点状に塗布された基材上
    に、フィルムの微小細片を散布して該接着剤を介して基
    材に接着し、該接着剤の上に接着剤を点状に重ね塗りす
    ることを特徴とする装飾シ─トの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記重ね塗りした接着剤上に、短繊維ま
    たはフィルムの微小細片を電植することを特徴とする請
    求項7記載する装飾シ─トの製造方法。
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