JP2002063980A - 絶縁皮膜電線の溶接方法と装置 - Google Patents
絶縁皮膜電線の溶接方法と装置Info
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Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電極と電極ホルダとが分離する発熱に起因する
問題を抜本的に解決することを課題とする。 【解決手段】電線の表面を絶縁皮膜で被覆された複数の
皮膜線を結束して接続端子又は導電チップ等に重ね合わ
せて形成した重ね溶接物を正負一対の電極で挟みつけて
加圧・通電して加熱し,前記被溶接物の絶縁皮膜を溶融
除去して前記皮膜線と前記端子等を結合する方法におい
て,前記被溶接物を加熱・溶融する電極を複数用意し,
それによって複数の通電経路を構成して前記被溶接物を
結合することを条件とする。
問題を抜本的に解決することを課題とする。 【解決手段】電線の表面を絶縁皮膜で被覆された複数の
皮膜線を結束して接続端子又は導電チップ等に重ね合わ
せて形成した重ね溶接物を正負一対の電極で挟みつけて
加圧・通電して加熱し,前記被溶接物の絶縁皮膜を溶融
除去して前記皮膜線と前記端子等を結合する方法におい
て,前記被溶接物を加熱・溶融する電極を複数用意し,
それによって複数の通電経路を構成して前記被溶接物を
結合することを条件とする。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は,モータ,リレーコ
イル,ソレノイド端末などのようにコイル状に巻かれた
絶縁皮膜電線(以下 皮膜線という)を複数本束ねた端
末を,接続端子や導電チップ又は複数本束ねた他の端末
に直接熱カシメ又はスポット溶接で結合する場合に有用
な絶縁皮膜線の溶接方法と装置に関する。
イル,ソレノイド端末などのようにコイル状に巻かれた
絶縁皮膜電線(以下 皮膜線という)を複数本束ねた端
末を,接続端子や導電チップ又は複数本束ねた他の端末
に直接熱カシメ又はスポット溶接で結合する場合に有用
な絶縁皮膜線の溶接方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,エナメル線又は樹脂等の皮膜を有
する絶縁皮膜電線と接続端子とを結合する場合,たとえ
ば特開平6−218552号公報,特開平7−2564
64号公報,特開平8−39264号公報,特開平8−
132245号公報,特開平8−264256号公報に
記載された接続方法が知られている。
する絶縁皮膜電線と接続端子とを結合する場合,たとえ
ば特開平6−218552号公報,特開平7−2564
64号公報,特開平8−39264号公報,特開平8−
132245号公報,特開平8−264256号公報に
記載された接続方法が知られている。
【0003】上記の公知技術は図4に示すように絶縁皮
膜電線Wを接続端子S又は導電チップT,その他金具類
に重ねあわせ,その重ね合わせた被溶接物を,抵抗発熱
を利用して接合する場合,たとえば図3に示すような電
極構造を有するスポット溶接機が一般的に使用されてき
た。図に示す上電極34と下電極35は電極ホルダ3
6,37と組み合わせた構造を有し,上チップ,下チッ
プと称される場合もある。また前記電極ホルダ36,3
7は円錐状の挿入部が各チップホルダ38,39の嵌入
部に嵌め込まれて支持されている。
膜電線Wを接続端子S又は導電チップT,その他金具類
に重ねあわせ,その重ね合わせた被溶接物を,抵抗発熱
を利用して接合する場合,たとえば図3に示すような電
極構造を有するスポット溶接機が一般的に使用されてき
た。図に示す上電極34と下電極35は電極ホルダ3
6,37と組み合わせた構造を有し,上チップ,下チッ
プと称される場合もある。また前記電極ホルダ36,3
7は円錐状の挿入部が各チップホルダ38,39の嵌入
部に嵌め込まれて支持されている。
【0004】被溶接材を抵抗発熱させるための電流は,
上チップから被溶接物を経て下チップへダイレクトに流
れる。またこの場合,極性を逆にすれば逆方向に通電経
路を流れ,この通電経路は電流供給元の溶接トランスの
端子と結合されている。
上チップから被溶接物を経て下チップへダイレクトに流
れる。またこの場合,極性を逆にすれば逆方向に通電経
路を流れ,この通電経路は電流供給元の溶接トランスの
端子と結合されている。
【0005】従来は上記のような通電方法が一般的であ
って,この結果,他の部分より電気抵抗値の高い電極チ
ップの部分が発熱し,被溶接物を加熱し,さらには被溶
接部の温度上昇による抵抗値の上昇でこの部分の自己発
熱も加わって最終的には被溶接部の相互結合が可能とな
るものであった。
って,この結果,他の部分より電気抵抗値の高い電極チ
ップの部分が発熱し,被溶接物を加熱し,さらには被溶
接部の温度上昇による抵抗値の上昇でこの部分の自己発
熱も加わって最終的には被溶接部の相互結合が可能とな
るものであった。
【0006】従来はワークに当接する上電極34と下電
極35はタングステンに代表される電気抵抗値の高い,
高融点の性質を持つ金属で作られているのが一般的であ
る。
極35はタングステンに代表される電気抵抗値の高い,
高融点の性質を持つ金属で作られているのが一般的であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
溶接方法では次のような問題点があった。 (1)被溶接物の素線(1本の細い裸電線)に絶縁皮膜
を有する場合,従来の接続方法では,上チップ→被溶接
物→下チップの電流回路でダイレクトに通電すると,被
溶接物が絶縁皮膜で覆われているため,電流の通電回路
が遮断され発熱できず,装置として機能しない。この種
のワークで溶接機を機能させるためには,被溶接物の外
側に導電性素材を巻き付け,その巻き付けた素材の上下
から上チップと下チップで押し当て,直接加工物には関
係しない前記導電性素材を通して電気的な通電経路を構
成していた。この場合,導電性の仲介材と共に接合する
ことになり,その分電流量も多くなり溶接タクトが長く
なるなるだけでなく,前記素材を要するなど無駄があっ
た。
溶接方法では次のような問題点があった。 (1)被溶接物の素線(1本の細い裸電線)に絶縁皮膜
を有する場合,従来の接続方法では,上チップ→被溶接
物→下チップの電流回路でダイレクトに通電すると,被
溶接物が絶縁皮膜で覆われているため,電流の通電回路
が遮断され発熱できず,装置として機能しない。この種
のワークで溶接機を機能させるためには,被溶接物の外
側に導電性素材を巻き付け,その巻き付けた素材の上下
から上チップと下チップで押し当て,直接加工物には関
係しない前記導電性素材を通して電気的な通電経路を構
成していた。この場合,導電性の仲介材と共に接合する
ことになり,その分電流量も多くなり溶接タクトが長く
なるなるだけでなく,前記素材を要するなど無駄があっ
た。
【0008】(2)発熱体のタングステン電極34,3
5と電極ホルダ36,37の相互間は主に銀ロウで接合
されているため,上チップと電極ホルダが400℃から
500℃の高温に加熱されると,ロウ材が溶けて接合部
の耐久性が劣り,甚だしくは接合部が分離し電極自体が
離脱し上チップ,下チップの早期消耗という致命的問題
が発生する。
5と電極ホルダ36,37の相互間は主に銀ロウで接合
されているため,上チップと電極ホルダが400℃から
500℃の高温に加熱されると,ロウ材が溶けて接合部
の耐久性が劣り,甚だしくは接合部が分離し電極自体が
離脱し上チップ,下チップの早期消耗という致命的問題
が発生する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために,本発明の請求項1は,電線の表面を絶縁皮膜で
被覆された複数の皮膜線を結束して接続端子又は導電チ
ップ等に重ね合わせて形成した重ね溶接物を正負一対の
電極で挟みつけて加圧・通電して加熱し,それによって
前記被溶接物の絶縁皮膜を溶融除去して前記皮膜線と前
記端子等を結合する方法において,前記被溶接物を加熱
・溶融する電極を複数用意し,それによって複数の通電
経路を構成して上記結合を行うことを条件とする。
ために,本発明の請求項1は,電線の表面を絶縁皮膜で
被覆された複数の皮膜線を結束して接続端子又は導電チ
ップ等に重ね合わせて形成した重ね溶接物を正負一対の
電極で挟みつけて加圧・通電して加熱し,それによって
前記被溶接物の絶縁皮膜を溶融除去して前記皮膜線と前
記端子等を結合する方法において,前記被溶接物を加熱
・溶融する電極を複数用意し,それによって複数の通電
経路を構成して上記結合を行うことを条件とする。
【0010】次の請求項2の溶接方法において,前記複
数の通電経路のうち,一つは少なくとも2以上の電極を
相互に接触させて電極自体を発熱させ,それによって前
記被溶接物の絶縁皮膜を溶解除去する加熱用通電回路を
構成することを条件とする。
数の通電経路のうち,一つは少なくとも2以上の電極を
相互に接触させて電極自体を発熱させ,それによって前
記被溶接物の絶縁皮膜を溶解除去する加熱用通電回路を
構成することを条件とする。
【0011】さらに請求項3の溶接方法において,前記
複数の通電経路のうち,一つは少なくとも2以上の電極
を相互に接触させて電極自体を発熱させ,それによって
前記被溶接物の絶縁皮膜を溶解除去した後,もう片方の
溶接用通電回路に切替え,それによって前記正負電極間
で溶接に必要な加圧力と溶接電流を供給して被溶接部を
結合することを条件とする。
複数の通電経路のうち,一つは少なくとも2以上の電極
を相互に接触させて電極自体を発熱させ,それによって
前記被溶接物の絶縁皮膜を溶解除去した後,もう片方の
溶接用通電回路に切替え,それによって前記正負電極間
で溶接に必要な加圧力と溶接電流を供給して被溶接部を
結合することを条件とする。
【0012】さらに請求項4の発明は,絶縁皮膜で被覆
された複数の皮膜線を結束して接続端子又は導電チップ
等に重ね合わせて形成した重ね溶接物を固定側電極と可
動側電極とで挟みつけて前記電極間に溶接に必要な加圧
力と溶接電流を供給して前記皮膜線の絶縁皮膜を溶融除
去し前記皮膜線と前記端子等を結合する溶接装置におい
て,前記固定側電極と可動側電極はそれぞれ正負一対の
複数の電極から構成されていること,前記正負一対の電
極は相互に電極中心線が傾斜角度をもって電極ホルダに
配置されていること,しかも前記正負一対の電極先端は
相互に接触し,それによって電極先端に発熱部分を形成
したことを特徴とする。
された複数の皮膜線を結束して接続端子又は導電チップ
等に重ね合わせて形成した重ね溶接物を固定側電極と可
動側電極とで挟みつけて前記電極間に溶接に必要な加圧
力と溶接電流を供給して前記皮膜線の絶縁皮膜を溶融除
去し前記皮膜線と前記端子等を結合する溶接装置におい
て,前記固定側電極と可動側電極はそれぞれ正負一対の
複数の電極から構成されていること,前記正負一対の電
極は相互に電極中心線が傾斜角度をもって電極ホルダに
配置されていること,しかも前記正負一対の電極先端は
相互に接触し,それによって電極先端に発熱部分を形成
したことを特徴とする。
【0013】また請求項5の溶接装置においては,前記
正負一対の電極の中間に中間電極を配置し,前記中間電
極の先端又はその近傍は前記正負一対の電極の先端と相
互に局部接触し,それによって前記中間電極の先端を集
中的に発熱させることを特徴とする。
正負一対の電極の中間に中間電極を配置し,前記中間電
極の先端又はその近傍は前記正負一対の電極の先端と相
互に局部接触し,それによって前記中間電極の先端を集
中的に発熱させることを特徴とする。
【0014】また請求項6の溶接装置においては,前記
電極ホルダに棒状電極をV字状に配置し,しかも前記棒
状電極を電極中心線方向に延長可能に支持することで,
電極先端の磨耗量に応じて電極位置調整することを特徴
とする。
電極ホルダに棒状電極をV字状に配置し,しかも前記棒
状電極を電極中心線方向に延長可能に支持することで,
電極先端の磨耗量に応じて電極位置調整することを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の通電方法を実施す
るための溶接電極ユニットの実施例を示す正面図であ
る。図2は本発明の他の通電方法を実施するための実施
例を示す正面図である。
るための溶接電極ユニットの実施例を示す正面図であ
る。図2は本発明の他の通電方法を実施するための実施
例を示す正面図である。
【0016】上記電極ユニットは図1に示すように基本
的構造が上電極ユニット1と下電極ユニット2とに分か
れている。上電極ユニット1は図では省略した可動側の
フレームに配置されて上下に動く。また下電極ユニット
2は固定側のフレームに配置されている。前記上電極ユ
ニット1と下電極ユニット2にはそれぞれ正極の棒状電
極3,5と負極の棒状電極4,6が上下相対向した形態
で,各正負側に絶縁材7で左右に分けた上下の各電極ホ
ルダ8,9によってしっかり保持されている。なお,こ
の種の棒状電極にはタングステン又はモリブデン等の電
気抵抗値の高い,高融点の性質を持つ金属が使用され
る。
的構造が上電極ユニット1と下電極ユニット2とに分か
れている。上電極ユニット1は図では省略した可動側の
フレームに配置されて上下に動く。また下電極ユニット
2は固定側のフレームに配置されている。前記上電極ユ
ニット1と下電極ユニット2にはそれぞれ正極の棒状電
極3,5と負極の棒状電極4,6が上下相対向した形態
で,各正負側に絶縁材7で左右に分けた上下の各電極ホ
ルダ8,9によってしっかり保持されている。なお,こ
の種の棒状電極にはタングステン又はモリブデン等の電
気抵抗値の高い,高融点の性質を持つ金属が使用され
る。
【0017】上記の各棒状電極3,4,5,6は上下電
極ホルダ8,9と広い部分で接触しボルト等の締め付け
手段(図省略)によって堅く取り付けられ,またボルト
を緩めることで各電極自体を電極中心線a,bの長手方
向へ引き伸ばすことが可能な構造になっている。
極ホルダ8,9と広い部分で接触しボルト等の締め付け
手段(図省略)によって堅く取り付けられ,またボルト
を緩めることで各電極自体を電極中心線a,bの長手方
向へ引き伸ばすことが可能な構造になっている。
【0018】正負一対をなす複数の棒状電極3,4及び
棒状電極5,6は図に示されるように相互に電極中心線
a,bがV字状に左右へ開いた傾斜角度eをもって電極
先端の一部の垂直面が接触した状態で前記ホルダ8,9
に支持されている。前記棒状電極3,4の相互の接触点
10は前記電極先端E1の平面断面積より小さい局部的
な面積を有し前記接触点10の抵抗値を高くし,それに
よって前記接触点10を集中的に流れる電流によって発
熱させ,ワークと当接する電極先端面E1の温度を加速
的に上昇させることが可能となる。なお,叙述した構成
は上下電極ユニットとも同様に共通した機能を有するも
のである。
棒状電極5,6は図に示されるように相互に電極中心線
a,bがV字状に左右へ開いた傾斜角度eをもって電極
先端の一部の垂直面が接触した状態で前記ホルダ8,9
に支持されている。前記棒状電極3,4の相互の接触点
10は前記電極先端E1の平面断面積より小さい局部的
な面積を有し前記接触点10の抵抗値を高くし,それに
よって前記接触点10を集中的に流れる電流によって発
熱させ,ワークと当接する電極先端面E1の温度を加速
的に上昇させることが可能となる。なお,叙述した構成
は上下電極ユニットとも同様に共通した機能を有するも
のである。
【0019】上電極ユニットを開放した状態で,下電極
ユニット2の電極先端E2に接続端子Sをセットし,皮
膜線W側に上電極ユニット1の電極先端E1が当接する
ように,被溶接物を上下電極間にセットする。ワークを
溶接位置に挿入した後,上電極ユニット1を下降し電極
先端E1を皮膜線Wに当接する。
ユニット2の電極先端E2に接続端子Sをセットし,皮
膜線W側に上電極ユニット1の電極先端E1が当接する
ように,被溶接物を上下電極間にセットする。ワークを
溶接位置に挿入した後,上電極ユニット1を下降し電極
先端E1を皮膜線Wに当接する。
【0020】その後,上下電極ユニット1,2の各正負
間の棒状電極3,4,5,6によってそれぞれ形成され
た各通電回路に電流を供給すると,電流はV字状の正負
間の棒状電極の接触点10を通りワークへ流れ,ワーク
と接する電極面が加速的に加熱され,この熱が接続端子
S及び皮膜線Wに伝わって絶縁皮膜を熱破壊する。
間の棒状電極3,4,5,6によってそれぞれ形成され
た各通電回路に電流を供給すると,電流はV字状の正負
間の棒状電極の接触点10を通りワークへ流れ,ワーク
と接する電極面が加速的に加熱され,この熱が接続端子
S及び皮膜線Wに伝わって絶縁皮膜を熱破壊する。
【0021】このようにして皮膜線の絶縁被覆が溶解さ
れた後,いままでの通電回路を遮断し,別電源により仮
に上電極ユニット1の正負間の−側棒状電極を一方の+
側とし,また下電極ユニット2の正負間の+側棒状電極
を他方の−側に通電回路を切替えれば,上電極ユニット
1の棒状電極(+側),被溶接物,下電極ユニット2の
棒状電極(−側)のダイレクト通電回路が構成される。
したがって,上電極ユニット1の電極先端E1に必要な
溶接加圧力を発生させ,溶接電流を上下電極間にダイレ
クトに供給して被溶接物を直接加熱し圧接することがで
きる。
れた後,いままでの通電回路を遮断し,別電源により仮
に上電極ユニット1の正負間の−側棒状電極を一方の+
側とし,また下電極ユニット2の正負間の+側棒状電極
を他方の−側に通電回路を切替えれば,上電極ユニット
1の棒状電極(+側),被溶接物,下電極ユニット2の
棒状電極(−側)のダイレクト通電回路が構成される。
したがって,上電極ユニット1の電極先端E1に必要な
溶接加圧力を発生させ,溶接電流を上下電極間にダイレ
クトに供給して被溶接物を直接加熱し圧接することがで
きる。
【0022】かくして溶接が完了すると,上電極ユニッ
ト1が開放し所定位置で新しいワークの出し入れが行わ
れて,以下同様に溶接サイクルが繰り返される。
ト1が開放し所定位置で新しいワークの出し入れが行わ
れて,以下同様に溶接サイクルが繰り返される。
【0023】次に図2は本発明の他の実施例を示す。こ
の場合,上下電極ユニット1,2は図の実施例に示すよ
うに,前記正負一対の棒状電極3,4の中間に棒状の中
間電極11を,正負間に絶縁材12を介して3基に分け
た上下電極ホルダ8,9に配置して構成したものであ
る。前記中間電極11の先端の発熱部を形成するため
に,前記中間電極11に対しV字状に配置された前記正
負一対の棒状電極の先端が相互に局部接触した構造にな
っている。
の場合,上下電極ユニット1,2は図の実施例に示すよ
うに,前記正負一対の棒状電極3,4の中間に棒状の中
間電極11を,正負間に絶縁材12を介して3基に分け
た上下電極ホルダ8,9に配置して構成したものであ
る。前記中間電極11の先端の発熱部を形成するため
に,前記中間電極11に対しV字状に配置された前記正
負一対の棒状電極の先端が相互に局部接触した構造にな
っている。
【0024】電流は正極の棒状電極3から接触点10を
通り中間電極11へ流れ接触点13を通って負極の棒状
電極4へ流れる。それによって前記中間電極11のワー
クと接する近傍を集中的に発熱させることになり,被溶
接物の絶縁皮膜を熱破壊する。
通り中間電極11へ流れ接触点13を通って負極の棒状
電極4へ流れる。それによって前記中間電極11のワー
クと接する近傍を集中的に発熱させることになり,被溶
接物の絶縁皮膜を熱破壊する。
【0025】このように発熱で絶縁皮膜を溶解除去した
後,前述した実施例と同様にいままでの加熱用通電回路
を遮断し,別電源により仮に上電極ユニット1の正負間
の棒状電極を一方の+側とし,また下電極ユニット2の
正負間の棒状電極を他方の−側に通電回路を切替えれ
ば,上電極ユニット1の+側中間電極11,被溶接物,
下電極ユニットの−側中間電極14との間にダイレクト
通電回路が構成される。
後,前述した実施例と同様にいままでの加熱用通電回路
を遮断し,別電源により仮に上電極ユニット1の正負間
の棒状電極を一方の+側とし,また下電極ユニット2の
正負間の棒状電極を他方の−側に通電回路を切替えれ
ば,上電極ユニット1の+側中間電極11,被溶接物,
下電極ユニットの−側中間電極14との間にダイレクト
通電回路が構成される。
【0026】したがって,上電極間に溶接に必要な加圧
力を発生させ,溶接電流を供給することで被溶接物を直
接加熱させて圧接することができる。
力を発生させ,溶接電流を供給することで被溶接物を直
接加熱させて圧接することができる。
【0027】
【発明の効果】以上で説明したように,本発明の方法に
よれば,モータ,リレーコイル,ソレノイド端末などの
ようにコイル状に巻かれた絶縁皮膜電線を複数本束ねた
端末を,接続端子又は導電チップ等の相手板に直接セッ
トし熱カシメ又はスポット溶接で結合する場合に,電極
先端を複数の通電回路を介して加速的に発熱させ,その
加熱で前記絶縁皮膜を直接に溶解除去した後,ワークを
ダイレクト通電に切替えて接合することができるので,
従来の電線/端子の接合方法と対比し,直接加工物には
関係しない導電性素材を通して電気的な通電経路を構成
する必要がなく,前記導電性素材を省略すると共に溶接
タクト短縮を可能とする。
よれば,モータ,リレーコイル,ソレノイド端末などの
ようにコイル状に巻かれた絶縁皮膜電線を複数本束ねた
端末を,接続端子又は導電チップ等の相手板に直接セッ
トし熱カシメ又はスポット溶接で結合する場合に,電極
先端を複数の通電回路を介して加速的に発熱させ,その
加熱で前記絶縁皮膜を直接に溶解除去した後,ワークを
ダイレクト通電に切替えて接合することができるので,
従来の電線/端子の接合方法と対比し,直接加工物には
関係しない導電性素材を通して電気的な通電経路を構成
する必要がなく,前記導電性素材を省略すると共に溶接
タクト短縮を可能とする。
【0028】また本発明の装置によれば,棒状電極は電
極ホルダと広い部分で電気的/機械的な接触が可能で,
電極ホルダとは機械的に締め付けが可能となり,ロウ付
けで電極と電極ホルダとを結合していた従来の電極装置
と対比し,電極と電極ホルダとが分離するなど発熱に起
因するトラブル要因の抜本的解決を図ることができる。
さらにロウ付けという経験と熟練を要する特殊作業から
解放され安価な電極ユニットを提供することができる。
極ホルダと広い部分で電気的/機械的な接触が可能で,
電極ホルダとは機械的に締め付けが可能となり,ロウ付
けで電極と電極ホルダとを結合していた従来の電極装置
と対比し,電極と電極ホルダとが分離するなど発熱に起
因するトラブル要因の抜本的解決を図ることができる。
さらにロウ付けという経験と熟練を要する特殊作業から
解放され安価な電極ユニットを提供することができる。
【0029】また本発明の装置によれば,電極ホルダに
棒状電極を電極軸中心線方向に延長可能な機構を付加す
ることで,ワークに当接する側の電極先端の磨耗量に応
じて容易に電極位置を調整することが可能となり,しか
も電極先端形状の修正も容易であり,繰り返し使用する
消耗電極としても電極寿命を各段に延長することが可能
となる。
棒状電極を電極軸中心線方向に延長可能な機構を付加す
ることで,ワークに当接する側の電極先端の磨耗量に応
じて容易に電極位置を調整することが可能となり,しか
も電極先端形状の修正も容易であり,繰り返し使用する
消耗電極としても電極寿命を各段に延長することが可能
となる。
【図1】本発明を実施するための実施例を示す溶接電極
ユニットの概略図である。
ユニットの概略図である。
【図2】本発明を実施するための他の実施例を示す概略
図である。
図である。
【図3】従来の抵抗溶接用電極装置の構造例を示す断面
図である。
図である。
【図4】絶縁皮膜電線と接続端子又は導電チップとを接
合するワーク外観図である。
合するワーク外観図である。
1 上電極ユニット,2 下電極ユニット,3 正極の
棒状電極 4 負極の棒状電極,5 正極の棒状電極,6 負極の
棒状電極 7 絶縁材,8 上電極ホルダ,9 下電極ホルダ,1
0 接触部 11 上中間電極,12 絶縁材,13 接触部,14
下中間電極 S 接続端子,W 絶縁皮膜電線
棒状電極 4 負極の棒状電極,5 正極の棒状電極,6 負極の
棒状電極 7 絶縁材,8 上電極ホルダ,9 下電極ホルダ,1
0 接触部 11 上中間電極,12 絶縁材,13 接触部,14
下中間電極 S 接続端子,W 絶縁皮膜電線
Claims (6)
- 【請求項1】 電線の表面を絶縁皮膜で被覆された複数
の皮膜線を結束して接続端子又は導電チップ等に重ね合
わせて形成した重ね溶接物を正負一対の電極で挟みつけ
て加圧・通電して加熱し,それによって前記被溶接物の
絶縁皮膜を溶融除去して前記皮膜線と前記端子等を結合
する方法において,前記被溶接物を加熱・溶融する電極
を複数用意し,それによって複数の通電経路を構成して
前記被溶接物を結合することを条件とする絶縁皮膜電線
の溶接方法。 - 【請求項2】 前記請求項1の溶接方法において,前記
複数の通電経路のうち,一つは少なくとも2以上の電極
を相互に接触させて電極自体を発熱させ,それによって
前記被溶接物の絶縁皮膜を溶解除去する加熱用通電回路
を構成することを条件とする絶縁皮膜電線の溶接方法。 - 【請求項3】 前記請求項1又は2の溶接方法におい
て,前記複数の通電経路のうち,一つは少なくとも2以
上の電極を相互に接触させて電極自体を発熱させ,それ
によって前記被溶接物の絶縁皮膜を溶解除去した後,も
う片方の溶接用通電回路に切替え,それによって前記正
負電極間で溶接に必要な加圧力と溶接電流を供給して被
溶接部を結合することを条件とする絶縁皮膜電線の溶接
方法。 - 【請求項4】 絶縁皮膜で被覆された複数の皮膜線を結
束して接続端子又は導電チップ等に重ね合わせて形成し
た重ね溶接物を固定側電極と可動側電極とで挟みつけて
前記電極間に溶接に必要な加圧力と溶接電流を供給して
前記皮膜線の絶縁皮膜を溶融除去し前記皮膜線と前記端
子等とを結合する溶接装置において,前記固定側電極と
可動側電極はそれぞれ正負一対の複数の電極から構成さ
れていること,前記正負一対の電極は相互に電極中心線
が傾斜角度をもって電極ホルダに配置されていること,
しかも前記正負一対の電極先端は相互に接触し,それに
よって電極先端に発熱部分を形成したことを特徴とする
絶縁皮膜線の溶接装置。 - 【請求項5】 前記請求項4の溶接装置において,前記
正負一対の電極の中間に中間電極を配置し,前記中間電
極の先端又はその近傍は前記正負一対の電極の先端と相
互に局部接触し,それによって前記中間電極の先端を集
中的に発熱させることを特徴とする絶縁皮膜線の溶接装
置。 - 【請求項6】 前記請求項4又は5の溶接装置におい
て,前記電極ホルダに棒状電極をV字状に配置し,しか
も前記棒状電極を電極中心線方向に延長可能に支持する
ことで,電極先端の磨耗量に応じて電極位置調整するこ
とを特徴とする絶縁皮膜線の溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000248918A JP2002063980A (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 絶縁皮膜電線の溶接方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000248918A JP2002063980A (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 絶縁皮膜電線の溶接方法と装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002063980A true JP2002063980A (ja) | 2002-02-28 |
Family
ID=18738730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000248918A Pending JP2002063980A (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 絶縁皮膜電線の溶接方法と装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002063980A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7053328B2 (en) | 2002-05-16 | 2006-05-30 | Denso Corporation | Method for connecting film-coated wire to subject member |
| WO2013183160A1 (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子金具付き電線及び端子金具付き電線の製造方法 |
| CN117039724A (zh) * | 2023-10-09 | 2023-11-10 | 国网山东省电力公司潍坊供电公司 | 一种绝缘保护套的安装装置 |
-
2000
- 2000-08-18 JP JP2000248918A patent/JP2002063980A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7053328B2 (en) | 2002-05-16 | 2006-05-30 | Denso Corporation | Method for connecting film-coated wire to subject member |
| WO2013183160A1 (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子金具付き電線及び端子金具付き電線の製造方法 |
| CN117039724A (zh) * | 2023-10-09 | 2023-11-10 | 国网山东省电力公司潍坊供电公司 | 一种绝缘保护套的安装装置 |
| CN117039724B (zh) * | 2023-10-09 | 2024-01-19 | 国网山东省电力公司潍坊供电公司 | 一种绝缘保护套的安装装置 |
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