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JP2002061518A - ガスタービン - Google Patents

ガスタービン

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JP2002061518A
JP2002061518A JP2000250272A JP2000250272A JP2002061518A JP 2002061518 A JP2002061518 A JP 2002061518A JP 2000250272 A JP2000250272 A JP 2000250272A JP 2000250272 A JP2000250272 A JP 2000250272A JP 2002061518 A JP2002061518 A JP 2002061518A
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JP
Japan
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gas turbine
cooling medium
annular
disk
rotor disk
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JP2000250272A
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Nobuaki Kitsuka
宣明 木塚
Shinya Marushima
信也 圓島
Manabu Matsumoto
学 松本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】間隙からの冷却媒体の漏れを防止し、冷却媒体
の漏れによるプラント効率低下やガスタービン自体の信
頼性低下を招くことのないガスタービンを提供すること
にある。 【解決手段】ロータディスク2とディスク3,4の外周
側接触面に環状のシール溝33が形成されている。この
環状のシール溝33には、円形断面をもつ環状の金属製
ワイヤー40が挿入される。環状ワイヤー40は、周方
向に係合部を有し、この係合部の一端は断面が半月状で
あり、係合部の他端も断面が半月状であり、係合部の一
端の半月状形成部と他端の半月状形成部同士を互いにオ
ーバーラップさせて環状を形成するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンに係
り、特に、冷却媒体をロータディスク内の流路を通して
タービン動翼に供給及び回収している構造のものに適用
するに好適なガスタービンに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンは、圧縮機で圧縮した作動
流体に燃料を加えて燃焼し、高温高圧の作動流体を得て
タービンを駆動するように構成されている。タービンの
回転エネルギーは、例えば、タービンに結合されている
発電機により電気エネルギーに変換される。
【0003】最近、ガスタービンと蒸気タービンを組み
合わせたコンバインドサイクルの効率向上に大きな期待
が寄せられており、その一手段として作動流体の温度の
より高温及び高圧力比化が図られている。さらに、高温
化と併せて、これまで主流ガス中に放出してきたガスタ
ービン高温部の冷却媒体を、例えば,燃焼器入口等に回
収することにより、熱エネルギーを有効に利用してさら
に効率向上を図るクローズド冷却方式を採用したガスタ
ービンの開発も進んでいる。
【0004】一般に、動翼の冷却媒体は、スタッキング
ボルトにより一体に組まれるロータディスクや下流側デ
ィスクの内部に形成された流路を通して、動翼に供給さ
れる。クローズド冷却方式を採用するガスタービンにお
いては、翼冷却後の冷却媒体を全て主流ガス中に放出す
る従来のオープン冷却方式のものに比べ、高い圧力でロ
ータディスク内部の流路に供給される。そのため、ロー
タディスク内部と外部の圧力差が大きいことにより、そ
れぞれの接触部等の少しの隙間からでも多量の冷却媒体
が漏れることになる。そこで、例えば、特開平10−3
0405号公報に記載されているように、互いに接触し
合うロータディスク間接触部にシール溝を設け、そのシ
ール溝にシールばねを挿入し、冷却媒体の漏れを防止す
る構造が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガスタ
ービンの起動から運転状態において、シール溝の円周長
さは、熱伸び及び遠心力により、大きく変化し、シール
ばねの円周方向伸びがシール溝円周方向伸びに追従しな
いと偏りが生じてしまい、シールばねが変形あるいは破
損し、十分なシール効果が得られないという問題があ
る。また、ガスタービンの起動から運転状態において、
ロータディスクと下流側ディスクの接触部の間隙は、ス
ラスト,熱伸び,遠心力などの種々の影響により大きく
変化する。この間隙の変動分は設計条件にもよるが、約
+0.5mmにも達する。このような場合に、直径6.
4mm金属Cシールの弾性変形でこれらの変動分を吸収
しようとしても弾性変形の範囲は、0.4mmであり変
動分を十分に吸収できないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、シール溝周方向長さや互
いに向き合うロータディスクと下流側ディスク間接触部
の間隙がガスタービン起動から運転時に大きく変化して
も、間隙からの冷却媒体の漏れを防止し、冷却媒体の漏
れによるプラント効率低下やガスタービン自体の信頼性
低下を招くことのないガスタービンを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、内部に冷却媒体流通路を有する動
翼を保持するロータディスクと、このロータディスクに
接触するとともに、上記冷却媒体流通路に連通する流通
路を有するディスクとを有するガスタービンにおいて、
上記ロータディスクと上記ディスクの外周側接触面の少
なくとも一方に形成された環状のシール溝と、この環状
のシール溝に挿入されるとともに、円形断面をもつ環状
の金属製ワイヤーとを備え、上記環状ワイヤーは、周方
向に係合部を有し、この係合部の一端は断面が半月状で
あり、上記係合部の他端も断面が半月状であり、上記係
合部の一端の半月状形成部と他端の半月状形成部同士を
互いにオーバーラップさせて環状を形成するようにした
ものである。かかる構成により、ガスタービン運転時に
は、環状ワイヤーは、回転による遠心力とロータディス
ク内部の冷却媒体の圧力が外部雰囲気の圧力より大きい
ことにより、半径外側方向に力を受け、しかも係合部は
ワイヤーの周方向伸びを拘束しないため、シール溝壁に
密着し、ロータディスク間の隙間を塞ぎ、冷却媒体の漏
れを防止し得るものとなる。
【0008】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記環状ワイヤーは、上記係合部の一端の半月状形成部
と、他端の半月状形成部とをオーバーラップさせる面
が、ロータディスク接触面に対して垂直となるように設
置したものである。かかる構成により、係合部における
漏れ面積を最小限とし、この領域からのリーク量を低減
し得るものとなる。
【0009】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記シール溝は、溝深さが内周から外周に向かうに従
い、一定深さ部を有した後、浅くなるように形成したも
のである。かかる構成により、運転時に環状ワイヤーが
外周側に移動するに際に、シール溝壁がガイドとなり、
よりロータディスク間隙間を塞ぎやすい構造とし得るも
のとなる。
【0010】(4)上記(1)において、好ましくは、
上記シール溝は、溝深さが内周から外周に向かうに従い
次第に浅くなるように形成したものである。かかる構成
により、運転時に環状ワイヤーが外周側に移動するに際
に、シール溝壁がガイドとなり、よりロータディスク間
隙間を塞ぎやすい構造とし得るものとなる。
【0011】(5)上記(1)において、好ましくは、
上記環状ワイヤーは、上記係合部の一端の半月状形成部
に設けられた凹型のレール溝と、他端の半月状形成部に
設けられた凸型のレールを備え、上記レール溝に上記レ
ールを挿入するようにして形成したものである。かかる
構成により、係合部においてワイヤー同士の中心軸ずれ
を防止することができ、より確実な漏れ防止を行い得る
ものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を用いて、本発
明の第1の実施形態によるガスタービンの構造について
説明する。最初に、図1を用いて、本実施形態によるガ
スタービンの動翼及びロータディスク周辺の構造につい
て説明する。図1は、本発明の第1の実施形態によるに
よるガスタービンの動翼及びロータディスク周辺の構造
を示す断面図である。
【0013】動翼1は、ロータディスク2に保持されて
いる。上流側ディスク3,ロータディスク2及び下流側
ディスク4は、スタッキングボルト5により一体化さ
れ、回転体を形成している。上流側ディスク3とロータ
ディスク2との間には、動翼1に冷却媒体を供給するた
めのキャビティ10が形成されている。一方、ロータデ
ィスク2と下流側ディスク4との間には、動翼1を冷却
した冷却媒体を回収するためのキャビティ11が形成さ
れている。
【0014】このように形成された構造において、冷却
媒体12は、ロータディスク内に設けられた流路6より
キャビティ10に供給される。さらに、冷却媒体12
は、ロータディスク2に設けられた冷却媒体供給流路2
0により、動翼1のダブテイル8に設けられた冷却媒体
供給口22に供給される。一方、動翼1の冷却を終えた
冷却媒体12は、動翼1のダブテイル8に設けられた冷
却媒体回収口23からロータディスク2の冷却媒体回収
流路21を通りキャビティ11に集められる。さらに、
流路7により回収され、最終的には上流側の燃焼器入口
に回収される。
【0015】このように冷却媒体を回収するクローズド
冷却方式を採用するシステムにおいては、翼冷却媒体を
最終的に圧力が最も高い燃焼器入口に回収できるよう
に、外部に設けたブースト圧縮機等により昇圧して供給
しているため、ロータディスク内部の冷却媒体圧力とロ
ータディスク外部の雰囲気圧力との間には、大きな圧力
差がある。この圧力差により、間隙からの冷却媒体が漏
れ、冷却媒体の漏れによるプラント効率低下やガスター
ビン自体の信頼性低下が生じることになる。
【0016】そこで、本実施形態においては、ロータデ
ィスク2と上流側ディスク3の接触面間隙に、円形断面
をもつ中実の金属製環状ワイヤー40が挿入している。
また、同様に、ロータディスク2と下流側ディスク4の
接触面間隙に、円形断面をもつ中実の金属製環状ワイヤ
ー40が挿入している。環状ワイヤー40の挿入構造の
詳細については、図2〜図4を用いて、後述する。
【0017】次に、図2を用いて、本実施形態によるガ
スタービンの動翼及びロータディスク周辺の詳細な構造
について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に
よるによるガスタービンの動翼及びロータディスク周辺
の詳細構造を示す要部拡大断面図である。なお、図1と
同一符号は、同一部分を示している。
【0018】ロータディスク2と上流側ディスク3の接
触面間隙30には、上流側ディスク3側にシール溝33
が設けられている。シール溝33には、半径外側方向に
先窄まりとなるように勾配を持たせた壁36が形成され
ている。シール溝33には、円形断面をもつ中実の金属
製環状ワイヤー40が挿入されている。
【0019】ここで、図3〜図5を用いて、本実施形態
によるガスタービンに用いる金属製環状ワイヤー40の
構成について説明する。図3は、本発明の第1の実施形
態によるによるガスタービンに用いる金属製環状ワイヤ
ー40の構成を示す斜視図であり、図4は、図3のA−
A断面図であり、図5は、図3のB−B断面図である。
なお、図2と同一符号は、同一部分を示している。
【0020】図3に示すように、環状ワイヤー40に
は、分割部70が設けられている。分割部70の一方の
端部71は、図面において断面が半月状となるように、
上半分をカットした形状に形成されている。また、分割
部70の他方の端部72は、断面が半月状となるよう
に、下半分をカットした形状に形成されている。そし
て、環状ワイヤー40は、分割部70において、ワイヤ
ー端71の平面部73とワイヤー端72の平面部74と
が重なり合うように構成されている。すなわち、ワイヤ
ー端部71とワイヤー端部72は、重なり面75を円周
方向93に自由に移動し、ワイヤー周長を設計の範囲内
で変化させることが可能なように形成されている。ま
た、重なり面75はロータディスク端面32に垂直とな
るように形成されている。
【0021】ここで、図2に示すように、ガスタービン
運転時には、ロータディスク2及び上流側ディスク3共
に回転による遠心力60及び61が作用し、また同時に
それぞれ熱膨張するため、ロータディスク2と上流側デ
ィスク3との接触面30は半径外側方向に移動する。ま
た、このとき、動翼1を保持するロータディスク2に作
用する遠心力60と上流側ディスク3に作用する遠心力
61とでは大きさが異なるため、それぞれの変形量が異
なり、接触面30は半径方向にスライドする。このと
き、シール溝33は、上流側ディスク3の熱膨張により
半径方向外側に移動し、その分周長が長くなる。また、
接触面隙間31は、運転時の高温状態での熱伸び量を考
慮して設定されるため、回転軸方向の熱伸びを逃がすた
めに起動時には隙間をある程度大きくとって設計され
る。
【0022】このような場合、クローズド冷却方式を採
用するガスタービンにおいては、冷却媒体12の圧力は
ロータディスク外側雰囲気圧力よりも格段に高いため、
この隙間31からの多量の冷却媒体12が漏れるのを防
止することが必要である。なぜなら、冷却媒体12はブ
ースト圧縮機により昇圧された媒体であるため、漏れが
発生するとブースト圧縮機の動力分が損失となり、プラ
ント全体効率を大幅に下げる結果となる。また、漏れに
より動翼1に十分な冷却媒体12を供給できなければ、
冷却不足により動翼1が破損する恐れがある。
【0023】そこで、本実施形態においては、図3〜図
5に示したような環状ワイヤー40を用いて、冷却媒体
の漏れを防止するようにしている。即ち、本実施形態で
は、上流側ディスク3に作用する遠心力と熱変形により
シール溝の周長が変化しても、シール溝33内の環状ワ
イヤー40が回転半径外方向に遠心力と圧力差による力
62をうけ、分割部70を有しているために円周方向に
設計範囲内で自由に伸びることが可能である。また、運
転時の接触面隙間31の変動内においては、環状ワイヤ
ー40はシール溝33の勾配壁36とロータディスク2
の端面32に密着し、隙間31を塞ぐ作用をする。
【0024】また、図3に示すように、分割部70の重
なり面75がロータディスク端面に垂直であるため、ワ
イヤー端部71及び72が重なり合わない領域76及び
77からの漏れを考えるた時、領域76においては、図
4に示すように、半月状ワイヤーのエッジ78がロータ
ディスク端面32に接触するため、漏れ面積は、シール
溝33とワイヤー端部71の間の領域90のみとなり、
漏れ91を微量に抑えることができる。さらに、領域7
7においては、図5に示すように、半月状ワイヤーのエ
ッジ79がロータディスク端面32に接触し、円弧部の
80が勾配壁36に接触するため、漏れを防止すること
ができ、全体として漏れを最小限とすることが可能であ
る。
【0025】なお、以上の説明では、ロータディスク2
と上流側ディスク3で構成される冷却媒体供給キャビテ
ィ10からの冷却媒体12の漏れ防止方法について説明
してきたが、ロータディスク2と下流側ディスク4とで
構成される冷却媒体回収キャビティ11からの冷却媒体
の漏れについても同様の方法で防止することが可能であ
る。
【0026】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ガスタービンの起動から負荷運転状態,さらには停
止に至るまでのすべての運転状態において、ロータディ
スク内の冷却媒体の主流ガス側への漏れを防止すること
ができ、ガスタービンの性能低下防止と共に信頼性の向
上を図ることができる。
【0027】次に、図6を用いて、本発明の第2の実施
形態によるガスタービンの構造について説明する。な
お、本実施形態によるガスタービンの動翼及びロータデ
ィスク周辺の構造は、図1及び図2に示したものと同様
である。本実施形態では、特に、環状ワイヤーの構成に
特徴があるものであり、以下、図6を用いて、本実施形
態による環状ワイヤーの構成について説明する。図6
は、本発明の第2の実施形態によるによるガスタービン
に用いる金属製環状ワイヤー40bの構成を示す斜視図
である。なお、図1〜図5と同一符号は、同一部分を示
している。
【0028】環状ワイヤー40bのワイヤー端部71b
の平面部73bには、レール溝81を設けている。ま
た、他方のワイヤー端部72bの平面部74bには、レ
ール82を設けている。そして、環状ワイヤー40b
は、レール82がレール溝81内をスライドするように
形成する。
【0029】本実施形態による構造を備えることによ
り、ワイヤー端部71bとワイヤー端部72bのそれぞ
れの中心軸がずれるのを防止することが可能となる。し
たがって、ワイヤー端部71bがふらついたりしてエッ
ジ78bがロータディスク端面32から離れることを防
ぎ、より確実な漏れ防止が可能である。
【0030】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ロータディスク内の冷却媒体の主流ガス側への漏れ
をより確実に防止することができ、ガスタービンの性能
低下防止と共に信頼性の向上を図ることができる。
【0031】次に、図7を用いて、本発明の第3の実施
形態によるガスタービンの構造について説明する。な
お、本実施形態によるガスタービンの動翼及びロータデ
ィスク周辺の構造は、図1に示したものと同様である。
本実施形態では、特に、シール部構造に特徴があるもの
であり、以下、図7を用いて、本実施形態によるシール
部構造について説明する。図7は、本発明の第3の実施
形態によるによるガスタービンの動翼及びロータディス
ク周辺の詳細構造を示す要部拡大断面図である。なお、
図1〜図5と同一符号は、同一部分を示している。
【0032】ロータディスク2と上流側ディスク3の接
触部隙間31において、両側にシール溝33b及び32
bを設けている。シール溝33b及び32bの外周側の
シール溝壁36b及び35bには勾配を設けており、ハ
の字型を形成している。
【0033】このような構造においても、図3〜図5若
しくは図6に示したような構成の環状ワイヤー40,4
0bを用いることにより、ガスタービン運転時にシール
溝33bと32bに半径方向段ずれが生じても、環状ワ
イヤー40,40bが遠心力と圧力差による力62によ
り外周側に持ち上げられ、シール溝壁36b及び35b
に密着し、接触部の隙間31を塞ぎ、冷却媒体が外部に
漏れるのを防止することができる。
【0034】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ロータディスク内の冷却媒体の主流ガス側への漏れ
を防止することができ、ガスタービンの性能低下防止と
共に信頼性の向上を図ることができる。
【0035】次に、図8を用いて、本発明の第4の実施
形態によるガスタービンの構造について説明する。な
お、本実施形態によるガスタービンの動翼及びロータデ
ィスク周辺の構造は、図1に示したものと同様である。
本実施形態では、特に、シール部構造に特徴があるもの
であり、以下、図8を用いて、本実施形態によるシール
部構造について説明する。図8は、本発明の第4の実施
形態によるによるガスタービンの動翼及びロータディス
ク周辺の詳細構造を示す要部拡大断面図である。なお、
図1〜図5と同一符号は、同一部分を示している。
【0036】ロータディスク2と上流側ディスク3の接
触部隙間31において、両側にシール溝33c及び32
cを設けている。シール溝33c及び32cの外周側の
シール溝壁36c及び35cには勾配を設けており、な
めらかな形状のハの字型を形成している。
【0037】このような構造においても、図3〜図5若
しくは図6に示したような構成の環状ワイヤー40,4
0bを用いることにより、ガスタービン運転時にシール
溝33cと32cに半径方向段ずれが生じても、環状ワ
イヤー40,40bが遠心力と圧力差による力62によ
り外周側に持ち上げられ、外周側のシール溝壁35b及
び36bにより安定して密着して接触部の隙間31を塞
ぐため、シール効果の信頼性が向上する。
【0038】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ロータディスク内の冷却媒体の主流ガス側への漏れ
を防止することができ、ガスタービンの性能低下防止と
共に信頼性の向上を図ることができる。
【0039】なお、以上の各実施形態における冷却媒体
としては、蒸気を用いる場合について説明してきたが、
空気,水,窒素,ヘリウムなど様々な冷却媒体にも適用
可能である。そして、いずれの場合においても、信頼性
の高い冷却媒体回収型ガスタービンを得ることができ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、シール溝周方向長さや
互いに向き合うロータディスクと下流側ディスク間接触
部の間隙がガスタービン起動から運転時に大きく変化し
ても、間隙からの冷却媒体の漏れを防止し、プラント効
率を向上し、また、ガスタービンの信頼性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるによるガスター
ビンの動翼及びロータディスク周辺の構造を示す断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるによるガスター
ビンの動翼及びロータディスク周辺の詳細構造を示す要
部拡大断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によるによるガスター
ビンに用いる金属製環状ワイヤー40の構成を示す斜視
図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態によるによるガスター
ビンに用いる金属製環状ワイヤー40bの構成を示す斜
視図である。
【図7】本発明の第3の実施形態によるによるガスター
ビンの動翼及びロータディスク周辺の詳細構造を示す要
部拡大断面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態によるによるガスター
ビンの動翼及びロータディスク周辺の詳細構造を示す要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
1…動翼 2…ロータディスク 3…上流側ディスク 4…下流側ディスク 5…スタッキングボルト 6…冷却媒体流路 7…冷却媒体流路 8…動翼ダブテイル 10…冷却媒体供給キャビティ 11…冷却媒体回収キャビティ 12…冷却媒体 20…冷却媒体供給流路 21…冷却媒体回収流路 22…冷却媒体供給口 23…冷却媒体回収口 30…ロータディスク接触面 31…ロータディスク接触面隙間 32,32b,33b,33c…シール溝 35,35b,36b…外周側シール溝壁 36…シール溝勾配壁 40,40b…ワイヤー 70…ワイヤー分割部 71,71b,72,72b…ワイヤー端部 73,73b,74,74b…ワイヤー端部平面部 75…ワイヤー端部重なり面 76,77…ワイヤー端部否重なり面 78,78b,79…ワイヤー端部エッジ 80…ワイヤー円弧部 81…レール溝 82…レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 学 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 3G002 AA02 AA06 BA02 FA00 HA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に冷却媒体流通路を有する動翼を保持
    するロータディスクと、このロータディスクに接触する
    とともに、上記冷却媒体流通路に連通する流通路を有す
    るディスクとを有するガスタービンにおいて、 上記ロータディスクと上記ディスクの外周側接触面の少
    なくとも一方に形成された環状のシール溝と、 この環状のシール溝に挿入されるとともに、円形断面を
    もつ環状の金属製ワイヤーとを備え、 上記環状ワイヤーは、周方向に係合部を有し、この係合
    部の一端は断面が半月状であり、上記係合部の他端も断
    面が半月状であり、上記係合部の一端の半月状形成部と
    他端の半月状形成部同士を互いにオーバーラップさせて
    環状を形成することを特徴とするガスタービン。
  2. 【請求項2】請求項1記載のガスタービンにおいて、 上記環状ワイヤーは、上記係合部の一端の半月状形成部
    と、他端の半月状形成部とをオーバーラップさせる面
    が、ロータディスク接触面に対して垂直となるように設
    置されていることを特徴とするガスタービン。
  3. 【請求項3】請求項1記載のガスタービンにおいて、 上記シール溝は、溝深さが内周から外周に向かうに従
    い、一定深さ部を有した後、浅くなるように形成されて
    いることを特徴とするガスタービン。
  4. 【請求項4】請求項1記載のガスタービンにおいて、 上記シール溝は、溝深さが内周から外周に向かうに従い
    次第に浅くなるように形成されていることを特徴とする
    ガスタービン。
  5. 【請求項5】請求項1記載のガスタービンにおいて、 上記環状ワイヤーは、上記係合部の一端の半月状形成部
    に設けられた凹型のレール溝と、他端の半月状形成部に
    設けられた凸型のレールを備え、上記レール溝に上記レ
    ールを挿入するようにして形成したことを特徴とするガ
    スタービン。
JP2000250272A 2000-08-21 2000-08-21 ガスタービン Expired - Fee Related JP3685985B2 (ja)

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