JP2002060573A - 熱可塑性樹脂組成物、及びその製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物、及びその製造方法Info
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Abstract
透明性を有する成形品が得られる熱可塑性樹脂組成物、
及びその製造方法の提供。 【解決手段】 (A)メタクリル酸単量体1〜50重量%と、
スチレン単量体99〜50重量%又はスチレン単量体98〜25
重量%とα−メチルスチレン単量体1〜25重量%とを共
重合させて得られるへーズ値が10%以下であるスチレン
系共重合樹脂20〜91重量部と、(B)ヘーズ値が10%以下
であるメチルメタクリレート系樹脂9〜80重量部と、(C)
(a)ゴム状重合体20〜80重量%と、(b)メチルメタクリレ
ート単量体10〜90重量%及び(c)スチレン単量体の90〜1
0重量%からなる混合物の80〜20重量%とを共重合させ
て得られる、屈折率が1.510〜1.550でヘーズ値が20%以
下であるグラフト共重合樹脂3〜30重量部とから成る、
熱可塑性樹脂組成物、及びその製造方法。
Description
合樹脂にメチルメタクリレート系樹脂及び特定のグラフ
ト共重合樹脂とからなる、成形加工性、耐熱性に富み、
しかも衝撃強度、透明性ならびに成形品外観に優れた性
能を有する熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及び該樹
脂組成物から成る成形物に関するものである。
リスチレン樹脂、スチレン・アクリロニトリル共重合樹
脂又はメチルメタクリレート系樹脂等が知られており、
これらの樹脂は透明性のほか、寸法安定性、電気的特性
ならびに着色性などにも優れ、多岐の分野で利用されて
いる。しかしながら、熱変形温度や衝撃強度の面で必ず
しも満足すべきものではないことから、これらの性能が
要求される医療用器具、弱電用部品、自動車用部品、食
品容器などの分野への使用は制限されてきた。
変形温度を向上させるべく、スチレン単量体(以下、ス
チレンと略記する)とメタクリル酸単量体(以下、メタ
クリル酸と略記する)とを共重合せしめる手段も講じら
れているが、かくして得られるスチレン・メタクリル酸
共重合樹脂なる一種のスチレン系共重合樹脂は、熱変形
温度は向上するものの、衝撃強度は劣るものであった。
例えば特公平6−092514号公報には、スチレン系
共重合樹脂とメチルメタクリレート系樹脂とゴム状重合
体を特定の割合で配合することが開示されている。しか
し、該公報記載の樹脂組成物は、耐熱性、耐衝撃性は良
好なものの、得られた成形品の透明性は必ずしも十分で
なかった。
しようとする課題は、耐熱性及び耐衝撃性を保持しなが
ら、十分な透明性を有する成形品が得られる熱可塑性樹
脂組成物、及びその製造方法を提供することである。
を解決すべく鋭意検討した結果、特定のスチレン系共重
合体、メチルメタクリレート系樹脂及び特定のグラフト
共重合樹脂の組成物であって、該組成物のマトリックス
相として、スチレン系共重合体とメチルメタクリレート
系樹脂を特定組成で形成させ、該組成物の分散相をグラ
フト共重合樹脂により形成させることにより、透明性に
優れる他、耐熱性、耐衝撃性をも兼備させることができ
ることを見出し本発明を完成させるに至った。
酸単量体1〜50重量%と、スチレン単量体99〜50
重量%又はスチレン単量体98〜25重量%とα−メチ
ルスチレン単量体1〜25重量%とを共重合させて得ら
れる、JIS K−7105に準拠した厚み0.4mm
シートでのへーズ値が10%以下であるスチレン系共重
合樹脂20〜91重量部と、(B)厚み0.4mmシー
トでのヘーズ値が10%以下であるメチルメタクリレー
ト系樹脂9〜80重量部と、(C)(a)ゴム状重合体2
0〜80重量%と、(b)メチルメタクリレート単量体1
0〜90重量%及び(C)スチレン単量体の90〜10重
量%からなる混合物の80〜20重量%とを共重合させ
て得られる、屈折率(n▲23▼D)が1.510〜1.
550で、且つ厚み0.4mmシートでのヘーズ値が2
0%以下であるグラフト共重合樹脂3〜30重量部とか
ら成る、
ルメタクリレート系樹脂との混合物の屈折率(n▲23▼
D)が、(C)グラフト共重合樹脂の屈折率(n▲23▼
D)の−0.01〜+0.01の範囲内にあり、且つ
(A)樹脂と(B)樹脂との混合物の粘度(η1)と、
(C)樹脂の粘度(η2)の比が2≦η2/η1≦15
であることを特徴とする、厚み0.4mmシートでのヘ
ーズ値が10%以下である熱可塑性樹脂組成物と、
ム状重合体20〜80重量%、(b)メチルメタクリレー
ト単量体5〜49重量%、(c)スチレン単量体90〜1
重量%、及び(d)アクリロニトリル単量体5〜50重量
%とを共重合させて得られる、屈折率(n▲23▼D)が
1.510〜1.550で、且つ厚み0.4mmシート
でのヘーズ値が20%以下である(1)に記載の熱可塑
性樹脂組成物と、
ム状重合体が、ブタジエンの単独重合体である(1)又
は(2)に記載の熱可塑性樹脂組成物と、
ム状重合体が、ブタジエンとスチレンとの共重合体であ
る(1)又は(2)に記載の熱可塑性樹脂組成物と、
ム状重合体が、ブタジエンとスチレンとアクリロニトリ
ルとの共重合体である(1)又は(2)に記載の熱可塑
性樹脂組成物と、
(B)樹脂1〜79重量部と(C)樹脂3〜30重量部
とに加えて、更に、(D)JIS K−7105に準拠
した厚み0.4mmシートでのへーズ値が10%以下で
あるスチレン−メタクリル酸エステル系共重合樹脂1〜
79重量部を含有し、(A)樹脂と(B)樹脂と(D)
樹脂との混合物の屈折率(n▲23▼D)が、(C)樹脂
の屈折率(n▲23▼D)の−0.01〜+0.01の範
囲内にあり、且つ(A)樹脂と(B)樹脂と(D)樹脂
との混合物の粘度(η3)と、(C)樹脂の粘度(η
2)の比が2≦η2/η3≦15であることを特徴とす
る、厚み0.4mmシートでのヘーズ値が10%以下で
ある、(1)〜(5)のいずれか一つに記載の熱可塑性
樹脂組成物と、
共重合樹脂が、平均粒子径0.05〜2μmの大きさで
微分散していることを特徴とする(1)〜(6)のいず
れか一つに記載の熱可塑性樹脂組成物と、
重量%と、スチレン単量体99〜50重量%又はスチレ
ン単量体98〜25重量%とα−メチルスチレン単量体
1〜25重量%とを共重合させて得られる、JIS K
−7105に準拠した厚み0.4mmシートでのへーズ
値が10%以下であるスチレン系共重合樹脂20〜91
重量部と、(B)厚み0.4mmシートでのヘーズ値が
10%以下であるメチルメタクリレート系樹脂9〜80
重量部と、(C)(a)ゴム状重合体20〜80重量%
と、(b)メチルメタクリレート単量体10〜90重量%
及び(c)スチレン単量体90〜10重量%からなる混合
物の80〜20重量%とを共重合させて得られる、屈折
率(n▲23▼D)が1.510〜1.550で、且つ厚
み0.4mmシートでのヘーズ値が20%以下であるグ
ラフト共重合樹脂3〜30重量部とを混合するに際し、
ルメタクリレート系樹脂との混合物の屈折率(n▲23▼
D)が、(C)グラフト共重合樹脂の屈折率(n▲23▼
D)の−0.01〜+0.01の範囲内であり、且つ
(A)樹脂と(B)樹脂との混合物の粘度(η1)と
(C)樹脂の粘度(η2)の比が2≦η2/η1≦15
となるように、(A)樹脂と(B)樹脂の混合比を調整
し、更に、ゴム状重合体を含む(C)グラフト共重合樹
脂が、平均粒子径0.05〜2μmの大きさで微分散す
るように溶融混練することを特徴とする、厚み0.4m
mシートでのヘーズ値が10%以下である熱可塑性樹脂
組成物の製造方法と、
ム状重合体20〜80重量%、(b)メチルメタクリレー
ト単量体5〜49重量%、(c)スチレン単量体90〜1
重量%、及び(d)アクリロニトリル単量体5〜50重量
%とを共重合させて得られる屈折率(n▲23▼D)が
1.510〜1.550で、且つ厚み0.4mmシート
でのヘーズ値が20%以下である(8)に記載の熱可塑
性樹脂組成物の製造方法と、
ゴム状重合体が、ブタジエンの単独重合体である(8)
又は(9)に記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法と、
ゴム状重合体が、ブタジエンとスチレンとの共重合体で
ある(8)又は(9)に記載の製造方法と、
ゴム状重合体がブタジエンとスチレンとアクリロニトリ
ルとの共重合体である(8)又は(9)に記載の製造方
法と、
(B)樹脂1〜79重量部と(C)樹脂3〜30重量部
と、更に、(D)JIS K−7105に準拠した厚み
0.4mmシートでのへーズ値が10%以下であるスチ
レン−メタクリル酸エステル系共重合樹脂1〜79重量
部を混合するに際し、(A)樹脂と(B)樹脂と(D)
樹脂との混合物の屈折率(n▲23▼D)が、(C)樹脂
の屈折率(n▲23▼D)の−0.01〜+0.01の範
囲内であり、且つ(A)樹脂と(B)樹脂と(D)樹脂
との混合物の粘度(η3)と、(C)樹脂の粘度(η
2)の比が1.8≦η2/η3≦15であるように、
(A)樹脂と(B)樹脂と(D)樹脂との混合比を調整
し、更にゴム状重合体を含む(C)グラフト共重合樹脂
が、平均粒子径0.05〜2μmの大きさで微分散する
ように溶融混練することを特徴とする、(8)〜(1
2)のいずれか一つに記載の熱可塑性樹脂組成物の製造
方法と、
とを特徴とする請求項8〜13のいずれか一つに記載の
熱可塑性樹脂組成物の製造方法と、
一つに記載の熱可塑性樹脂組成物からなる成形物と、
る(15)に記載の成形物と、及び、
る(16)に記載の成形物とを含むものである。
チレン系共重合樹脂、(B)メチルメタクリレート系樹
脂、及び(C)グラフト共重合樹脂を必須成分とするも
のであり、この組成物における各成分の分散状態は、例
えば(A)スチレン系樹脂と(B)メチルメタクリレー
ト系樹脂を主成分とする混合樹脂又は、(A)スチレン
系樹脂と(B)メチルメタクリレート系樹脂とスチレン
とメタクリル酸エステルからなる共重合樹脂(D)を主
成分とする混合樹脂がマトリックス樹脂相を形成し、グ
ラフト共重合樹脂(C)が該マトリックス中に分散され
ていることが好ましい。
メタクリル酸単量体1〜50重量%と、スチレン単量体
99〜50重量%又はスチレン単量体98〜25重量%
とα−メチルスチレン単量体1〜25重量%とを、ラジ
カル発生剤及び連鎖移動剤の存在下に塊状重合、溶液重
合、乳化重合又は懸濁重合せしめて得られる、JISK
7105に準拠するヘーズが10%以下の樹脂である。
例を示せば、メタクリル酸の1〜50重量%、好ましく
は2〜40重量%と、スチレンの99〜50重量%、好
ましくは98〜60重量%とからなる混合物、あるいは
メタクリル酸の1〜50重量%、好ましくは2〜40重
量%とスチレンの98〜25重量%、好ましくは、97
〜30重量%と、α―メチルスチレンの1〜25重量
%、好ましくは2〜20重量%とからなる混合物と、公
知慣用のラジカル発生剤及び連鎖移動剤とを用いて、
トリウム、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、又はカルボキシメチルセ
ルロースの如き懸濁安定剤、ならびに塩化ナトリウム、
燐酸水素二ナトリウム、燐酸水素二カリウム、炭酸ナト
リウム又はアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの如
き懸濁助剤などを溶解させた水中で、50〜150℃、
好ましくは80〜140℃で懸濁重合する方法がある。
合反応の完了後に、脱水、洗浄、次いで乾燥を行ってか
ら得ることができる。更に必要に応じて、(A)スチレ
ン系共重合樹脂に酸化防止剤又は滑剤などをも添加し、
押出機などにより造粒することもできる。なお、ここで
メタクリル酸の使用量を1重量%以上にすることにより
メチルメタクリレート系樹脂(B)との相溶性が向上
し、その結果、成形品の透明性が著しく向上する。ま
た、該使用量を50重量%以下にすることによりシルバ
ー等の成形品の外観劣化を防止することができる。
としては、メチルメタクリレートの単独重合体、あるい
は80重量%以上のメチルメタクリレートと、メチルア
クリレート、エチルアクリレートもしくはブチルアクリ
レートの如き各種のアクリル酸エステル類;エチルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメ
タクリレートの如き、メチルメタクリレートを除く各種
のアクリル酸エステル類;エチルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレートの如
き、メチルメタクリレートを除く各種のメタクリル酸エ
ステル類;アクリル酸、メタクリル酸、スチレン又はア
クリロニトリルなどの上記メチルメタクリレートと共重
合可能な種々の単量体との共重合体が挙げられる。
するヘーズが10%以下の樹脂が好適であり、好ましく
はメチルメタクリレートの単独重合体の使用がスチレン
系共重合樹脂(A)との相溶性から適当である。ここ
で、該ヘーズが10%以下であることによりメチルメタ
クリレート系樹脂(B)の十分な透明性が得られ、その
結果成形品の透明性も著しく向上する。
法の一例を示せば、メチルメタクリレートの単独、又は
このメチルメタクリレートと上掲した如き単量体の1種
又は2種以上とを用いて、ラジカル発生剤及び連鎖移動
剤の存在下に塊状重合、溶液重合又は懸濁重合せしめる
という方法が挙げられる。また、この種の成形用に使用
されうる一般市販品をそのまま用いることができるのは
勿論である。
ム状重合体の20〜80重量%の存在下にメチルメタク
リレートの10〜90重量%とスチレンの90〜10重
量%とからなる混合物の80〜20重量%とを共重合せ
しめるか、あるいは、ゴム状重合体の20〜80重量%
の存在下に、メチルメタクリレートの5〜49重量%と
スチレンの90〜1重量%とアクリロニトリルの5〜5
0重量%とからなる混合物の80〜20重量%とを共重
合せしめて得られる、屈折率(n▲23▼D)が1.51
0〜1.550なる範囲にあり、かつJIS K−71
05に準拠した厚み0.4mmシートでのへーズ値が2
0%以下であるような樹脂を指称する。
%以上であることから、衝撃強度に優れた組成物の成形
品が得られ、また、80重量%以下であることからグラ
フト共重合体(C)の組成物の成形品の熱変形温度が向
上する。また、この衝撃強度と熱変形温度とのバランス
に優れる点から、中でもゴム状重合体の使用量は50〜
80重量%であることが好ましい。
ートとスチレンとをグラフトさせる場合、スチレンに対
するメチルメタクリレートの使用量を10〜90重量%
にすることによりグラフト成分の屈折率をゴム状重合体
に近づけることができ、グラフト共重合樹脂(C)の透
明性を高くすることができる。中でも、該透明性が著し
く優れる点からスチレンに対するメチルメタクリレート
の使用量は50〜80重量%であることが好ましい。
トとスチレンとアクリロニトリルとをグラフトさせる場
合は、グラフト成分の各モノマーの使用量が、メチルメ
タクリレートが5〜49重量%、スチレンが90〜1重
量%及びアクリロニトリルが5〜50重量%であること
により、やはりグラフト成分の屈折率がゴム状重合体に
近づきグラフト共重合樹脂(C)の透明性が著しく向上
する。
グラフト成分の使用量は、メチルメタクリレートが35
〜49重量%、スチレンが60〜31重量%及びアクリ
ロニトリルが5〜20重量%であることが好ましい。こ
のようにして得られたグラフト共重合樹脂(C)の一般
的なグラフト率(枝部分重量÷幹部分重量)は0.2〜
1.2なる範囲内が適当である。
ポリブタジエン、ハイシスポリブタジエン等のポリブタ
ジエンゴム、又はアクリロニトリル・ブタジエン共重合
ゴム、スチレン・ブタジエン共重合ゴムなどの如き、ブ
タジエンの単独重合体又はブタジエンと共重合可能なビ
ニル単量体との共重合体などが用いられる。
その厚み0.4mmシートでのヘーズ値が20%以下で
あることが条件の一つである。このヘーズが20%を越
えるものを用いると、その結果として前記(A)及び
(B)樹脂成分と当該(C)樹脂成分とから得られる樹
脂組成物が透明性に劣る処となることから好ましくな
い。次いで、当該(C)樹脂成分にあっては屈折率が
1.510〜1.550なる範囲内にあるべきことも条
件の一つであるが、該範囲内に(C)成分の屈折率を設
定することは、本発明組成物の他の必須成分たる(A)
樹脂成分と(B)樹脂成分との混合物の屈折率の一定範
囲内、つまり該(C)成分の屈折率の±0.01なる範
囲内に入るようにするために必要である。尚、屈折率は
アッベ屈折率計を用いて23℃で測定した。
混合樹脂の粘度(η1)と(C)成分の粘度(η2)の比
が2≦η2/η1≦15の範囲にあることが、成形品の透
明性を保持するのに必要である。該粘度比が2未満では
分散相である(C)成分の粘度に比べてマトリックス相
を形成する(A)成分と(B)成分の混合物の粘度が高
くなり、(C)成分の粒子が微細に分散せず、充分な透
明性を示す成形品が得にくい。
ックス相の粘度が低くなり、同様に(C)成分が微細に
分散することができず、充分な透明性を示す成形品を得
ることが難しくなる。尚、本発明で言う粘度とは、粘弾
性測定装置によって測定される値であり、レオメトリッ
クス社製RSD2Eを用いて、測定温度240℃、試料
厚み1.6〜2.2mm、プレート半径12.5mm、
周波数10r/s、スイープストレイン1〜8%なる条
件で測定したものを言う。
当たっては、乳化重合、乳化−懸濁重合、溶液重合又は
塊状重合などの公知慣用の重合方法がそのまま適用でき
るが、塩化ビニル樹脂配合用に使用される等の一般市販
品をそのまま用いることもできる。
共重合樹脂(D)とは、JIS K−7105に準拠し
た厚み0.4mmシートでのへーズ値が10%以下であ
るスチレン系単量体とメタクリル酸エステル系単量体と
の共重合体をいう。スチレン系単量体としては例えばス
チレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、エチルスチレ
ン、イソブチルスチレン、ターシャリーブチルスチレ
ン、o―ブロムスチレン、m−ブロムスチレン、p−ブ
ロムスチレン、o−クロロスチレン、m−クロロスチレ
ン、p−クロロスチレン等が挙げられ、中でもスチレン
が好ましい。
ては、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸−n−ブチ
ル、メタクリル酸−iso−ブチル、メタクリル酸−2
−エチルヘキシル等が挙げられるが、特にコスト、衝撃
強度及び剛性等の性能の点でメタクリル酸メチルが好ま
しい。また、これらのメタクリル酸エステルはそれぞれ
単独で使用してもよいし、また、2種以上を併用しても
よい。
樹脂(D)を製造する具体的方法としては、特に制限が
なく、慣用の乳化重合法、溶液重合法、懸濁重合法、塊
状重合法、連続塊状重合法等によって製造することがで
きる。
と必要に応じて、任意の添加剤を配合することができ
る。添加剤の種類は、プラスチックの配合に一般的に用
いられるものであれば特に制限はないが、例えば、シリ
カ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウ
ム、タルク等の無機充填剤、有機繊維、酸化チタン、カ
ーボンブラック、酸化鉄等の顔料、染料、ステアリン
酸、ベヘニン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カル
シウム、ステアリン酸マグネシウム、エチレンビスステ
アリルアミド等の滑剤、離型剤、有機ポリシロキサン、
ミネラルオイル等の可塑剤が挙げられる。
添加剤としてチヌビンP、チヌビン327(日本チバガ
イギー株式会社)などに代表されるベンゾトリアゾール
系やベンゾフェノン系の紫外線吸収剤、商品名スミライ
ザーGM又はGS(住友化学工業株式会社)、イルガノ
ックス1076(日本チバガイギー株式会社)に代表さ
れるヒンダードフェノール系の酸化防止剤、サノールL
S−770(三共株式会社)に代表されるヒンダードア
ミン系の光安定剤、トリスノニルフェニルホスファイト
に代表されるリン系酸化防止剤、ジミリスチルチオジプ
ロピオネートに代表される有機イオウ系酸化防止剤など
が挙げられる。
剤、ガラス繊維、炭素繊維、金属ウィスカ等の補強剤、
テルペン樹脂に代表されるナフサ等の熱分解により副生
する多数の不飽和炭化水素を含む分解油瑠分を重合させ
て得られる石油樹脂、その他添加剤或いはこれらの混合
物等を添加することもできる。
限されるものではなく公知の方法が利用できる。例え
ば、ロール、バンバリミキサー、単軸スクリュー押出
機、二軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー
押出機等の一般的な混和機を用いて高分子材料を適宜の
温度に加温し、適宜のせん断応力を与えながら混練しう
る装置により樹脂組成物を得ることができるが、成形品
が高い透明性を示すには、混練により分散相を形成する
グラフト共重合樹脂(C)をマトリックス相を形成する
スチレン系共重合樹脂(A)とメチルメタクリレート系
樹脂(B)の混合物、又はスチレン系樹脂(A)とメチ
ルメタクリレート系樹脂(B)とスチレン−アクリル酸
エステル系共重合樹脂(D)の混合物中に微分散させる
ことが必要である。
子径は0.05〜2μmであることが好ましく、より好
ましくは0.05〜1μmである。微分散されたグラフ
ト共重合体(C)の粒子径がこの範囲にあることで、成
形品が高い透明性を示す。このようにグラフト共重合体
(C)を微分散させる為には、高いせん断応力を示す二
軸押出機機等の混練装置を用いることが特に好ましい。
は、従来公知の任意の成形加工方法、例えば、押出成
形、射出成形、中空成形、回転成形、化学発泡、物理発
泡等によって、各種シート、発泡体、フィルム、各種形
状の射出成形品、中空成形品、圧空成形品、真空成形
品、真空圧空成形品、回転成形品等の多種多様にわたる
実用上有用な製品に容易に成形加工することができ、自
動車部品、電気部品、機械部品、食品包装容器等用途に
利用することができる。なかでも以下に詳述する本発明
のシート又はフィルムとして利用することが特に好まし
い。
熱可塑性樹脂組成物からシート又はフィルムへ成形して
得られるものである。本発明のシートを得るには、例え
ば、前記(A)〜(C)、及び必要に応じその他の成分
をブレンドし、二軸押出機等を用いて溶融混練したペレ
ットを用いて、単軸押出機等に供給し、180〜300
℃の温度で溶融した後、押出機先端の金型より放出する
ことによりシートを得ことができる。
ないが、例えば、ストランドダイ、リングダイ、Tダ
イ、サーキュラーダイ、パイプダイ、異形用ダイ、ネッ
ト用ダイ等が挙げられる。得られるシートの厚みは二次
加工性の点から0.1〜20mmが好ましい。また、シ
ートを得る際、滑剤として、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸アルミニウム、エチレンビスステアリルアマイド
等を用いることができる。
用することもできるが、熱融着や接着剤を用いた積層シ
ートとして用いることもできる。積層する方法としては
樹脂を共押出して多層化させる方法が好ましい。この共
押出によって積層する樹脂原料としては、特に制限する
ものではないが、ポリスチレン、ハイインパクトポリス
チレンなどのポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン、高
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンなポリオレフィ
ン系樹脂、その他、ポリエステルやポリメチルペンン、
ポリアミド、ポリカーボネートなどを積層して使用する
ことができる。それらのシート又は積層シートは、公知
慣用の方法で容器に成形することができ、この様にして
得たシートの成形品は、必要に応じて帯電防止加工や着
色、塗装メッキを施してもよい。
施例を示すが、本発明の内容をこれらの実施例に限定す
るものではない。尚、実施例に示された値は次の方法に
より定したものである。
拠して測定した。 (アイゾット衝撃強度)JIS K 6923(1/4
インチノッチ付き)に準拠して測定した。 (ヘーズ)JIS K 7105に準拠して厚み0.4
mmのシートを用いて測定した。
を用いてFrequency Sweep行い測定し
た。 試料厚み:1.6〜2.2mm 測定温度:240℃ Radius:12.5mm Gap:1.6〜2.2mm Strain:1〜8% Sweeptype logarithmic Frequency:10r/s
(A)の合成例) タービン型攪拌翼を備えた5Lのステンレス製反応器
に、2000gの蒸留水を仕込んで、そこへ懸濁安定剤
として10gのカルボキシメチルセルロースと0.05
gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムとを溶解さ
せ、更にそこへ770gのスチレン、120gのメタク
リル酸、3gのtert−ブチルパーオキシ−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン、0.3gのtert−
ブチルパーオキシベンゾエート及び3.5gのα−メチ
ルスチレンダイマーを順次添加し、次いで400rpm
で攪拌しながら昇温して90℃に達した時点から110
gのメタクリル酸を6時間かけて添加し、添加終了後も
同温度に3時間保持し、しかる後に120℃に昇温し、
この温度に更に3時間保持して重合を完結させた。
し、脱水し、乾燥せしめて屈折率(n▲23▼D)が1.
5739で、ヘーズが1.3%であり、かつ粘度が3.
4×103(Pa.S)なる目的物を得た。以下これを
樹脂(A−1)と略記する。
シクロヘキサンの代わりにベンゾイルパーオキサイドを
2g、tert−ブチルパーオキシベンゾエートを0.
5gに変更した以外は、合成例1と同様にして重合せし
め、屈折率(n▲23▼D)が1.5739、ヘーズが
1.2%であり、かつ粘度が2.5×103(Pa.
S)なる目的樹脂を得た。以下、これを樹脂(A−2)
と略記する。
量を250gにし、2gのパーオキシヘキサヒドロテレ
フタル酸−ジ−tert−ブチル、1gのtert−ブ
チルパーオキシベンゾエートを添加し、昇温した時点か
ら150gのメタクリル酸を添加した以外は、合成例1
と同様にして重合せしめ、屈折率(n▲23▼D)が1.
563で、ヘーズが1.5%であり、かつ粘度が6.4
×103(Pa.S)なる目的樹脂を得た。以下、これ
を樹脂(A−3)と略記する。
み、そこへ10gのカルボキシメチルセルロースと0.
05gのドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムとを溶
解させ、更に600gのスチレン、100gのα−メチ
ルスチレン、150gのメタクリル酸、2gのパーオキ
シヘキサヒドロテレフタル酸−ジ−tert−ブチル、
1gのtert−ブチルパーオキシベンゾエート及び4
gのα−メチルスチレンダイマーを順次仕込み、以後は
合成例1と同様にして屈折率(n▲23▼D)が1.56
7で、ヘーズが1.5%であり、かつ粘度が3.1×1
03(Pa.S)である目的樹脂を得た。以下、これを
樹脂(A−4)と略記する。
の合成例〕 窒素置換した5Lの攪拌装置付き反応器に1900gの
蒸留水を仕込み、更に乳化剤として20%ロジン酸ナト
リウム水溶液の50gを仕込んで溶解させ、そこへ固形
分が57.4%なるブタジエンゴムラテックスを104
5g仕込んだ。次いで、84gのメチルメタクリレート
と36gのスチレンとを、0.5gのtert−ドデシ
ルメルカプタン及び4gのトリス(ノニルフェニル)ホ
スファイトと共に仕込み、窒素ガスを吹き込みながら昇
温を開始して65℃に達した時点で、2gの過硫酸カリ
ウムを含んだ蒸留水の100gを添加し、引き続き昇温
を行って70℃に達した時点から、196gのメチルメ
タクリレート及び84gのスチレンを2.5時間にわた
って添加し、添加終了後も同温度に1.5時間保持して
から80℃に昇温し、同温度に1時間保持して乳化重合
を行った。
洗浄、脱水、乾燥を行い目的樹脂を得た。以下、これを
樹脂(C−1)と略記する。このものの屈折率(n▲23
▼D)は1.523で、ヘーズは15%であり、粘度は
1.5×103(Pa.S)であった。
なるブタジエンスチレン共重合ゴムラテックス(スチレ
ン分=25%)の1463gを用いるように変更し、か
つ初期仕込み単体量の組成を54gのメチルメタクリレ
ートと54gのスチレンと12gのアクリロニトリルと
し、仕込み単体量の組成を126gのメチルメタクリレ
ートと126gのスチレンと28gのアクリロニトリル
としてそれぞれ変更した以外は、合成例5と同様にして
粉状の目的物を得た。以下、これを樹脂(C−2)と略
記する。このものの屈折率(n▲23▼D)は1.53
7、ヘーズは18%、粘度は1.1×103(Pa.
S)であった。
ステル系共重合樹脂(D)の合成例〕 スチレン50部、メタクリル酸メチル50部及びトルエ
ン10部からなる混合溶液を調整し、更に有機過酸化物
として単量体混合物100部に対して0.02部の2,
2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘ
キシル)プロパンを加え、図1に示す重合ラインを構成
する装置を用いて以下の条件下で連続的に塊状重合させ
た。
よって20リットルの攪拌式反応器(2)へ送られ、攪
拌機による動的混合下に初期重合される。次いで、この
初期重合は、ギアポンプ(3)によって循環重合ライン
(I)に送られる。循環重合ライン(I)は入口から順に
内径2.5インチ管状反応器(スイス国ゲブリューダー
・ズルツァー社製SMX型スタテックミキサー・静的ミ
キシングエレメント30個内蔵)(4)、(5)及び
(6)と混合溶液を循環させるためのギアポンプ(7)
から構成されている。管状反応器(6)とギアポンプ
(7)の間には非循環重合ライン(II)に続く出口が設
けられている。非循環重合ライン(II)には入口から順
に上記と同様の管状反応器(8)、(9)及び(10)
とギアポンプ(11)が直列に連結されている。
℃ 還流比:R=F1/F2=5
225℃まで加熱し、50mmHgの減圧下で揮発性成
分を除去した後、ペレット化して本発明のスチレン−メ
タクリル酸エステル系樹脂を得た。このものの屈折率
(n▲23▼D)は1.543であり、ヘーズは0.6%
で、かつ粘度は2.1×103(Pa.S)であった。
−1)と、屈折率(n▲23▼D)が1.49、ヘーズが
0.4%、かつ粘度が5.1×104(Pa.S)であ
る「スミペックスMH」〔住友化学工業株式会社製のメ
チルメタクリレート系樹脂;以下、樹脂(B−1)と略
記する〕と、屈折率(n▲23▼D)が1.519、ヘー
ズが7.5%であり、かつ粘度が2.8×104(P
a.S)である「カネエースM−511」〔鐘淵化学工
業株式会社製のグラフト共重合樹脂;以下、樹脂(C−
3)と略記する〕を表1に示す割合で配合し、シリンダ
ー温度240℃とした口径が30mmφである同方向二
軸押出機を用いて混練押出してペレットを得た。
し、インラインスクリュー型成形機により試験片を作成
し、物性を測定した。更に、ペレットを口径30mmφ
単軸押出機により、Tダイより放出することにより、厚
み0.4mmのシート成形品を得て、物性を測定した。
結果を同表に示す。表中のη1は(A)成分と(B)成
分の混合物の粘度、η2は(C)成分の粘度、η3は
(A)成分と(B)成分と(D)成分の混合物の粘度を
表す。
−2)と、屈折率(n▲23▼D)が1.49、ヘーズが
0.4%、かつ粘度が2.3×104(Pa.S)であ
る「スミペックスLG」〔住友化学工業株式会社製のメ
チルメタクリレート系樹脂;以下、樹脂(B−2)と略
記する〕と屈折率(n▲23▼D)が1.539、ヘーズ
が9.5%であり、かつ粘度が1.3×104(Pa.
S)である「カネエースB−522」〔鐘淵化学工業株
式会社製のグラフト共重合樹脂;以下、樹脂(C−4)
と略記する〕と、合成例4で得られた樹脂(D−1)を
第1表に示す割合で配合した以外は、実施例1と同様に
して試験片を作成し、物性を測定した。結果を同表に示
す。
−3)と、樹脂(B−2)と、樹脂(C−4)を用い
て、第1表に示す割合で配合した以外は、実施例1と同
様にして試験片を作成し、物性を測定した。結果を同表
に示す。
−4)と、樹脂(B−1)と、樹脂(C−3)を用い
て、第1表に示す割合で配合した以外は、実施例1と同
様にして試験片を作成し、物性を測定した。結果を同表
に示す。
−1)と、合成例5で得られた樹脂(C−1)を用い
て、第1表に示す割合で配合した以外は、実施例1と同
様にして試験片を作成し、物性を測定した。結果を同表
に示す。
脂(B−1)を用いた以外は第1表に示すように実施例
3と同様な割合で配合を行い、実施例1と同様にして試
験片を作成し、物性を測定した。得られた樹脂のη2/
η1は2.0以下であり、シートのヘーズは18と透明
性が劣るものであった。
脂(C−3)を用いた以外は表1に示すように実施例2
と同様な割合で配合を行い、実施例1と同様にして試験
片を作成し、物性を測定した。(A)成分、(B)成分
及び(D)成分の混合物の屈折率が(C)成分の屈折率
と0.01以上異なるため、シートのヘーズは23と透
明性が劣るものであった。
ながら、十分な透明性を有する成形品が得られる熱可塑
性樹脂組成物、及びその製造方法を提供することができ
る。
系共重合樹脂(D)の合成で用いた連続塊状重合装置の
概要を示す図である。
器 (I):循環重合ライン (II):非循環重合ライン
Claims (17)
- 【請求項1】 (A)メタクリル酸単量体1〜50重量
%と、スチレン単量体99〜50重量%又はスチレン単
量体98〜25重量%とα−メチルスチレン単量体1〜
25重量%とを共重合させて得られる、JIS K−7
105に準拠した厚み0.4mmシートでのへーズ値が
10%以下であるスチレン系共重合樹脂20〜91重量
部と、(B)厚み0.4mmシートでのヘーズ値が10
%以下であるメチルメタクリレート系樹脂9〜80重量
部と、(C)(a)ゴム状重合体20〜80重量%と、(b)
メチルメタクリレート単量体10〜90重量%及び(C)
スチレン単量体の90〜10重量%からなる混合物の8
0〜20重量%とを共重合させて得られる、屈折率(n
▲23▼D)が1.510〜1.550で、且つ厚み0.
4mmシートでのヘーズ値が20%以下であるグラフト
共重合樹脂3〜30重量部とから成る、(A)スチレン
系共重合樹脂と(B)メチルメタクリレート系樹脂との
混合物の屈折率(n▲23▼D)が、(C)グラフト共重
合樹脂の屈折率(n▲23▼D)の−0.01〜+0.0
1の範囲内にあり、且つ(A)樹脂と(B)樹脂との混
合物の粘度(η1)と、(C)樹脂の粘度(η2)の比
が2≦η2/η1≦15であることを特徴とする、厚み
0.4mmシートでのヘーズ値が10%以下である熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 (C)グラフト共重合樹脂が(a)ゴム状
重合体20〜80重量%、(b)メチルメタクリレート単
量体5〜49重量%、(c)スチレン単量体90〜1重量
%、及び(d)アクリロニトリル単量体5〜50重量%と
を共重合させて得られる屈折率(n▲23▼D)が1.5
10〜1.550で、且つ厚み0.4mmシートでのヘ
ーズ値が20%以下である請求項1に記載の熱可塑性樹
脂組成物。 - 【請求項3】 (C)グラフト共重合樹脂の(a)ゴム状
重合体が、ブタジエンの単独重合体である請求項1又は
2に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】 (C)グラフト共重合樹脂の(a)ゴム状
重合体が、ブタジエンとスチレンとの共重合体である請
求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】 (C)グラフト共重合樹脂の(a)ゴム状
重合体が、ブタジエンとスチレンとアクリロニトリルと
の共重合体である請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂
組成物。 - 【請求項6】 (A)樹脂20〜91重量部と(B)樹
脂1〜79重量部と(C)樹脂3〜30重量部とに加え
て、更に、(D)JIS K−7105に準拠した厚み
0.4mmシートでのへーズ値が10%以下であるスチ
レン−メタクリル酸エステル系共重合樹脂1〜79重量
部を含有し、(A)樹脂と(B)樹脂と(D)樹脂との
混合物の屈折率(n▲23▼D)が、(C)樹脂の屈折率
(n▲23▼D)の−0.01〜+0.01の範囲内にあ
り、且つ(A)樹脂と(B)樹脂と(D)樹脂との混合
物の粘度(η3)と、(C)樹脂の粘度(η2)の比が
2≦η2/η3≦15であることを特徴とする、厚み
0.4mmシートでのヘーズ値が10%以下である、請
求項1〜5のいずれか一つに記載の熱可塑性樹脂組成
物。 - 【請求項7】 ゴム状重合体を含む(C)グラフト共重
合樹脂が、平均粒子径0.05〜2μmの大きさで微分
散していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一
つに記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項8】 (A)メタクリル酸単量体1〜50重量
%と、スチレン単量体99〜50重量%又はスチレン単
量体98〜25重量%とα−メチルスチレン単量体1〜
25重量%とを共重合させて得られる、JIS K−7
105に準拠した厚み0.4mmシートでのへーズ値が
10%以下であるスチレン系共重合樹脂20〜91重量
部と、(B)厚み0.4mmシートでのヘーズ値が10
%以下であるメチルメタクリレート系樹脂9〜80重量
部と、(C)(a)ゴム状重合体20〜80重量%と、(b)
メチルメタクリレート単量体10〜90重量%及び(c)
スチレン単量体90〜10重量%からなる混合物の80
〜20重量%とを共重合させて得られる、屈折率(n▲
23▼D)が1.510〜1.550で、且つ厚み0.4
mmシートでのヘーズ値が20%以下であるグラフト共
重合樹脂3〜30重量部とを混合するに際し、(A)ス
チレン系共重合樹脂と(B)メチルメタクリレート系樹
脂との混合物の屈折率(n▲23▼D)が、(C)グラフ
ト共重合樹脂の屈折率(n▲23▼D)の−0.01〜+
0.01の範囲内であり、且つ(A)樹脂と(B)樹脂
との混合物の粘度(η1)と(C)樹脂の粘度(η2)
の比が2≦η2/η1≦15となるように、(A)樹脂
と(B)樹脂の混合比を調整し、更に、ゴム状重合体を
含む(C)グラフト共重合樹脂が、平均粒子径0.05
〜2μmの大きさで微分散するように溶融混練すること
を特徴とする、厚み0.4mmシートでのヘーズ値が1
0%以下である熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項9】 (C)グラフト共重合樹脂が(a)ゴム状
重合体20〜80重量%、(b)メチルメタクリレート単
量体5〜49重量%、(c)スチレン単量体90〜1重量
%、及び(d)アクリロニトリル単量体5〜50重量%と
を共重合させて得られる、屈折率(n▲23▼D)が1.
510〜1.550で、且つ厚み0.4mmシートでの
ヘーズ値が20%以下である請求項8に記載の熱可塑性
樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項10】 (C)グラフト共重合樹脂の(a)ゴム
状重合体が、ブタジエンの単独重合体である請求項8又
は9に記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項11】 (C)グラフト共重合樹脂の(a)ゴム
状重合体が、ブタジエンとスチレンとの共重合体である
請求項8又は9に記載の製造方法。 - 【請求項12】 (C)グラフト共重合樹脂の(a)ゴム
状重合体が、ブタジエンとスチレンとアクリロニトリル
との共重合体である請求項8又は9に記載の製造方法。 - 【請求項13】 (A)樹脂20〜91重量部と(B)
樹脂1〜79重量部と(C)樹脂3〜30重量部と、更
に、(D)JIS K−7105に準拠した厚み0.4
mmシートでのへーズ値が10%以下であるスチレン−
メタクリル酸エステル系共重合樹脂1〜79重量部を混
合するに際し、(A)樹脂と(B)樹脂と(D)樹脂と
の混合物の屈折率(n▲23▼D)が、(C)樹脂の屈折
率(n▲23▼D)の−0.01〜+0.01の範囲内で
あり、且つ(A)樹脂と(B)樹脂と(D)樹脂との混
合物の粘度(η3)と、(C)樹脂の粘度(η2)の比
が1.8≦η2/η3≦15であるように、(A)樹脂
と(B)樹脂と(D)樹脂との混合比を調整し、更にゴ
ム状重合体を含む(C)グラフト共重合樹脂が、平均粒
子径0.05〜2μmの大きさで微分散するように溶融
混練することを特徴とする、請求項8〜12のいずれか
一つに記載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項14】 溶融混練を二軸押出機にて行うことを
特徴とする請求項8〜13のいずれか一つに記載の熱可
塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項15】 請求項1〜7のいずれか一つに記載の
熱可塑性樹脂組成物からなる成形物。 - 【請求項16】 成形物がシート又はフィルムである請
求項15に記載の成形物。 - 【請求項17】 成形物がシートからなる容器である請
求項16に記載の成形物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000248356A JP2002060573A (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 熱可塑性樹脂組成物、及びその製造方法 |
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|---|---|
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|---|---|---|---|
| JP2000248356A Pending JP2002060573A (ja) | 2000-08-18 | 2000-08-18 | 熱可塑性樹脂組成物、及びその製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2002060573A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010082613A1 (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-22 | 電気化学工業株式会社 | ゴム変性熱可塑性樹脂組成物、その射出成形体およびそれを用いた洗濯機の蓋 |
| JP2011178943A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Nippon A&L Inc | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2011202155A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-10-13 | Nippon A&L Inc | 熱可塑性樹脂組成物 |
| JP2016060910A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-25 | 住友化学株式会社 | 熱可塑性樹脂フィルム |
| JP2022165716A (ja) * | 2021-04-20 | 2022-11-01 | デンカ株式会社 | 透明なゴム変性スチレン系樹脂組成物 |
| JP2023094450A (ja) * | 2021-12-23 | 2023-07-05 | Psジャパン株式会社 | スチレン系樹脂組成物、押出シート、成形体及び食品包装容器 |
-
2000
- 2000-08-18 JP JP2000248356A patent/JP2002060573A/ja active Pending
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| JPH04253736A (ja) | 新規なスチレン系樹脂シート |
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