JP2002060283A - コンクリートの改質工法 - Google Patents
コンクリートの改質工法Info
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Abstract
コンクリート表面に施工性よく高品質の撥水性塗膜を形
成する。 【解決手段】 コンクリート表面にシリコーン系塗膜を
形成するコンクリートの改質工法において,シリコーン
系塗膜形成材料として,アルキルアルコキシシランおよ
びポリオルガノシロキサンを有効成分とし且つ該有効成
分を水系媒体中に75重量%以上の量で含有するシラン
・シロキサン系撥水材を使用し,このシラン・シロキサ
ン系撥水材を一回塗りまたは重ね塗りでコンクリート表
層部にシリコーン系の含浸塗膜を形成することを特徴と
するコンクリートの改質工法。
Description
質工法に係り,詳しくは,劣化したコンクリートを簡易
な撥水工で補修してコンクリートを改質する工法に関す
る。
害や中性化等に起因する劣化が顕著となり,補修を要す
るケースが増加している。このようなコンクリート構造
物に対して一般的に実施されている補修方法は,劣化部
のコンクリートを除去して断面を修復した後,表面処理
を施す方法である。
る方法は,表面に撥水材が含浸して層を形成することか
ら,マイクロクラツクによる機能低下がなく,はがれや
膨れを生じないという利点を有している。また,塗布後
の撥水材は通常は無色透明であり,構造物の外観を損ね
ることがない。実際にカリフオルニア州道路局がコンク
リート構造物に適用し,防水性および耐凍害性の向上に
効果を発揮しているという報告もある。
リート用の撥水材は,ほとんどがシラン系撥水材であ
る。シラン系撥水材は,シランという最小単位構造のシ
リコン分子5〜7%と有機溶剤を中心に形成されてお
り,浸透性が高い反面,揮発しやすいという特徴を有し
ている。このため,シラン系撥水材の塗布に際しては,
材料自体の有効成分量が少ない(10重量%以下)上
に,揮発によってシリコン層の密度が低下するので,複
数回の塗布が必要である。
のシロキサンを主成分とした撥水材が提案されている
が,このものは耐水性には優れていても,コンクリート
への浸透性が低く,長期の耐久性に問題がある。
構造物の補修法として,前記のようにシリコーン系塗膜
をコンクリート表面に形成する方法は各種の利点を有し
ているが,該塗膜を汎用のシラン系撥水材の塗布によっ
て形成する場合には,揮発性有機溶媒中のシリコン系有
効成分の濃度が低いので,塗布のあと乾燥し,さらに塗
布して乾燥するという工程を数回繰り返さねば有効量の
塗膜が形成できず,また粘性も低いので施工時に飛散や
液ダレ等を生ずるといった問題があり,塗膜の密度も一
般に低いものとなる。
撥水材では密度の高い塗膜を形成できるが,コンクリー
ト中に浸透し難いので,ごく表層部のみに高密度の塗膜
が形成される結果,コンクリートの凍害性に悪い影響を
与えることになるし,長期の耐久性にも問題がある。本
発明は,このような従来の問題の解決を課題としたもの
である。
リート表面にシリコーン系塗膜を形成するコンクリート
の改質工法において,シリコーン系塗膜形成材料とし
て,アルキルアルコキシシランおよびポリオルガノシロ
キサンを有効成分とし且つ該有効成分を水系媒体中に7
5重量%以上の量で含有するシラン・シロキサン系撥水
材を使用し,このシラン・シロキサン系撥水材を一回塗
りまたは重ね塗りでコンクリート表層部にシリコーン系
の含浸塗膜を形成することを特徴とするコンクリートの
改質工法を提供する。より具体的には,劣化したコンク
リート構造物を補修するにあたり,アルキルアルコキシ
シランおよびポリオルガノシロキサンを有効成分とし且
つ該有効成分を水系媒体中に75重量%以上の量で含有
するシラン・シロキサン系撥水材を該コンクリート表面
に塗布してその表面部にシリコーン系含浸塗膜を形成す
ることを特徴とするコンクリートの耐水性および耐凍害
性の改善法を提供する。
発し易い性質を有するシラン系撥水材と,揮発し難いが
浸透し難い性質を有するシロキサン系撥水材を有利に組
み合わたシラン・シロキサン系撥水材を撥水工に使用し
てコンクリートを改質する点に一つの特徴がある。
式,R−Si−(OR’)で表されるアルキルアルコキ
シシラン(但し,Rは炭素数1〜15のアルキル基,
R’は炭素数1〜6のアルコキシ基を表す)と:一般式
がR1 aR2 bR3 cSiO(4-a-b-c )/2で表されるポリオル
ガノシロキサン(但し,R1はメチル基, R2はアミノア
ルキル基, R3は水酸基またはアルコキシ基を表し, 0
<a+b+c<3の関係を有する)と:を有効成分とし
たものであり,且つこれらの有効成分を水系媒体中に7
5重量%以上含有する。この場合,アルキルアルコキシ
シランとポリオルガノシロキサンの重量比は好ましくは
2:1〜10:1であるのがよい。また,このシラン・
シロキサン系撥水材は少量の界面活性剤を含有すること
ができる。
系撥水材の特徴を図解的に示した。従来のシラン系撥水
材は有機溶媒中に有効成分(シラン)が7〜8%程度し
か含有されておらず,浸透し易いけれども,揮発し易い
ので,一回の塗布では,図1(a)のように,低密度の
撥水層しか形成できない。また,シロキサン系撥水材は
高分子で粘稠であり揮発成分は殆んど存在しないので揮
発し難いが浸透し難い。このため図(b)のように,ご
く表面部のみの撥水層となり,剥離し易くまた凍害によ
る影響も受けやすい。これに対して,本発明に従うシラ
ン・シロキサン系撥水材は,両者の利点だけを合わせて
具備しており,図1(c)に示したように,揮発し難く
且つ浸透し易いので,一回の塗布でも十分に浸透した高
密度のシリコーン撥水層を形成することができる。労を
いとわねば重ね塗りでもよい。
水材は,シラン系撥水材とは異なり有機溶媒を使用せ
ず,水を媒体としている。そして,塗布後においては,
この媒体中の水およびコンクリート中の水分がアルキル
アルコキシシランと反応し,アルコールを放出しながら
コンクリートに化学的に固定されたシリコーン樹脂へと
3次元的に架橋し,強固な含浸塗膜を形成する。そし
て,このシラン・シロキサン系撥水材は,有効成分が7
5重量%以上,好ましくはほぼ80重量%と多く,揮発
性がなく飛散や液ダレも殆んど生じないので,1回の塗
布で十分な撥水効果を得ることができる。この点,従来
のシラン系撥水材では3回塗り(塗布と乾燥を1サイク
ルとしてこれを3サイクル行う)を標準としているのと
比べると,非常に施工性に優れている。
ト表面に塗布する方法としては,エアレススプレーまた
はローラー塗布のいずれでもよく,塗布方向としてはコ
ンクリートの上面,側面,下面のいずれでも良好な浸透
深さが得られる。そのさい,塗布するコンクリート表面
は極力乾いていた方が撥水効果が高くなる。シラン・シ
ロキサン系撥水材を1回で塗布する塗布量は150g/
m2以上で300g/m2以下,好ましくは180g/m
2以上で250g/m2以下の範囲とすることができ,こ
のような塗布量を1回で施工してもダレ等は生じない。
このように,1回の塗布でコンクリート表面に十分な撥
水効果を付与できるので,従来のシラン系撥水材に比べ
て工費および工期上かなり有利であり,且つこの撥水材
は揮発性有機溶媒を含まないので非危険物扱いとなり,
周囲空気を汚染することもないので,この点でも施工性
がよい。また,一般に撥水材を塗布しようとする部位は
環境上厳しいところが多く,シラン系撥水材のように数
回に分けて塗布しなければならない工法では,複数の塗
布工程の間,コンクリート表面を乾燥状態に維持するこ
とが実質上困難な場合もある(降雨や降雪等)が,本発
明のように1回の塗布工程で済むことは,このような問
題に遭遇することなく高品質の塗膜を形成することがで
きる。
形成されるシリコーン撥水層には水滴を通さない程度の
微細な隙問が存在し,水蒸気等の気体を透過するが液体
を透過しないという性質を有する。しかし,水圧が加わ
る場合にはこの微細な隙間からコンクリート内部に水が
圧入されることもある。この水蒸気並びに圧力水による
水の出入りがコンクリートの凍害性に影響を与える。こ
のため,塗布量の管理と一様で均質な塗膜を形成するこ
とが必要であるが,本発明法によれば,1回塗布によ
り,後記の実施例で示すようにコンクリートの耐水性と
耐凍害性を同時に改善することができる点で,有利な作
用効果を奏する。
水材を用いてコンクリート表面に形成される本発明のシ
リコーン系含浸塗膜は外気と接する最外表面の露出層と
することができる。
するコンクリートは,その表面水分率が低いほど良好な
浸透深さが得られることがわかった。このため,コンク
リートの表面水分率が5.0%以下,好ましくは4.0%
以下の状態でシラン・シロキサン系撥水材を塗布するの
が好ましい。さらに,塗布対象とするコンクリートの水
セメント比が大きなものほどシラン・シロキサン系撥水
材の浸透深さが深くなることがわかった。シラン系撥水
材ではそのような影響は殆んど見られない点からする
と,シラン・シロキサン系撥水材特有の現象であろうと
考えられる。このため,水セメントが50%以上,好ま
しくは55%以上のコンクリートに対して本発明を適用
すると特に効果的である。
用いたコンクリートの改質法の作用効果を,従来のシラ
ン系撥水材の場合と対比して,試験結果を参照しながら
具体的に説明する。
は本文で定義したものであり,旭化成ワッカーシリコー
ン株式会社から供給された商品名「BS Creme
C」を使用した。また,比較例として使用したシラン系
撥水材は,市販されているショーボンド建設株式会社製
の商品名スパンガードを用いた。モルタルは,W/C=
65%,セメント:砂=l:2の配合の旧JlSR52
01に定められたモルタルを使用した。
体を水中に浸漬し,浸漬前後の重量を測定した。試験結
果は,吸水によって増加した重量を試験前の供試体の重
量で除して示した。各撥水材の塗布回数等の試験水準お
よぴ供試体数を表2に示した。なお,供試体の養生およ
び撥水材の塗布は以下のように実施した。試験実施前に
前記の材料および配合によってモルタルを打設し,14
日間水中養生した。その後,供試体を水中から取り出
し,1日間乾燥させてから撥水材を塗布し,さらに14
日間気中養生した.
これらの結果から,撥水材を塗布した供試体は,塗布し
ない供試体と比較して明確な撥水効果を示すこと,そし
て,シラン・シロキサン系撥水材を1回塗布した供試体
は,シラン系撥水材2回塗布および3回塗布の供試体と
ほぼ同様の吸水率を示すことがわかる。また,シラン・
シロキサン系撥水材を塗布した供試体の試験値のばらつ
きは,シラン系撥水材を1回あるいは2回塗布した供試
体よりも小さいことがわかる。
はl回の塗布で,シラン系撥水材を3回塗布した場合と
同程度の高密度のシリコン層を形成し,施工のばらつき
をほとんど生じないことが明らかである。
水材およびシラン系撥水材は実施例1と同じものであ
る。コンクリート配合は表4の耐水圧試験の欄に示し
た。 (2)試験方法 耐水圧試験では,内径30mmの底無しのアクリル管
を,横置きした100×100×400mmのコンクリ
ート供試体の上に,図3に示すように取り付けて該アク
リル管内に水深を調節しながら水を入れ,供試体に吸水
されて減少した水量を測定した。試験水準を表5に示し
た。なお,供試体の養生および撥水材の塗布は以下のよ
うに実施した。試験実施前に前記の材料およぴ配合によ
ってコンクリートを打設し,28日間水中養生した。そ
の後,供試体を水中から取り出し,l日間乾燥させてか
ら撥水材を塗布し,さらに2日間気中養生した。
示した。図4に見られるように,撥水材を塗布しない供
試体では水圧に応じて吸水量が多くなるのに対し,撥水
材を塗布したコンクリート供試体では,200mm以下
の水圧を受ける環境下ではほとんど吸水せず,300m
m以上の水圧を受ける環境下において若干吸水する結果
となった。
00mm) (l)使用材料およぴコンクリート配合 使用材料を先の表1に示した。シラン・シロキサン系撥
水材は実施例1と同じものである。コンクリート配合は
表4の凍結融解試験の欄に示した。 試験に供したコン
クリートは,撥水材の効果をより明確にするため,空気
量を2.5%として,凍結融解抵抗性の小さいものとし
た。
これは,ASTM C666A法(水中凍結水中融解)
と同じ方法である(供試体の最下部の水深約400m
m)。試験水準は,シラン・シロキサン系撥水材の無塗
布と塗布とした。供試体の養生および撥水材の塗布は以
下のように実施した。試験実施前に前記の材料および配
合によってコンクリートを打設し,6日間水中養生し
た。その後,供試体を水中から取り出し,l日間乾燥さ
せてから撥水材を塗布し,さらに7日間気中養生した。
イクル数の関係)に示した。図5より,撥水材を塗布し
た供試体は,塗布しない供試体と比較して,質量減少率
の低下を抑制する傾向が見られた。このことから,シラ
ン・シロキサン系撥水材の塗布は,凍結融解を受けるコ
ンクリートのスケーリング防止に有効であることが確認
された。
00mm) 撥水材を塗布したコンクリートは,水圧を受ける環境下
において内部に水が浸透することが考えられる。このた
め,例3と同じ供試体について,コンクリート供試体に
水圧がかからないように,JSCE‐G501に規定さ
れている供試体の寸法を100×100×100mmに
変更して,例3と同様の凍結融解試験を実施した(供試
体の最下部の水深100mm)。試験水準は,シラン・
シロキサン系撥水材の無塗布と塗布とした。供試体の養
生およぴ撥水材の塗布は以下のように実施した。試験実
施前に前記の材料およぴ配合によってコンクリートを打
設し,6日間水中養生した。その後,供試体を水中から
取り出し,1日間乾燥させてから撥水材を塗布し,さら
に27日問気中養生した。
解サイクル数の関係)および図7(質量減少率と凍結融
解サイクル数の関係)に示した。
系撥水材を塗布した供試体および塗布しない供試体と
も,凍結融解300サイクル時点において,相対動弾性
係数およぴ質量減少率に大きな低下は見られない結果と
なったが,シラン・シロキサン系撥水材を塗布した供試
体の方が,相対動弾性係数およぴ質量減少率の低下を抑
制する傾向が見られた。
材は,100mm程度の水圧環境下において,コンクリ
ートの凍結融解抵抗性向上に効果を発揮することが確認
された。なお,本例4では例3に比べて,コンクリート
供試体が凍結融解300サイクルに達しても劣化しなか
ったが,これは供試体を長期問養生した結果,コンクリ
ート強度が向上したことが考えられる。
のように水深100mm程度に変更した場合に凍結融解
抵抗性向上に効果的であるという結果が得られたが,実
構造物が供用される環境を考慮すると,コンクリートに
接する水が水深200mm以上において激しく凍結融解
を繰り返すことはほとんどないと考えられることから,
JSCE一G501に準じた凍結融解試験方法よりも,
水深を100mm程度とした試験方法の方が実際の環境
にそくしていると考えられた。
布手段および塗布方法の影響 表6に示す配合のコンクリートを用いて100×100
×400mmの供試体を作成し,7日間水中養生を行っ
たあと60℃の乾燥炉で1日乾燥させた。表面水分計を
用いてコンクリートの表面水分率が4.5±0.5%の範
囲にあることを確認したうえ,供試体の向きを変化させ
て,打設面と直交する100×400mmの面に対し
て,撥水材を,表7に示すように下向きに(上面に),
横向きに(側面に)または上向きに(下面に)塗布し
た。
シシラン(分子量:約250)と反応性ポリシロキサン
が合計で約80重量%,残部は殆んど水からなる密度が
0.9g/cm3のシラン・シロキサン系撥水材を,表7に
表示のようにエアレススプレーまたはローラによって塗
布量が0.2kg/m2となるように一回塗布した。また,ア
ルキルトリアルコキシシラン(分子量:約180)を乳
化剤を介して水に分散させた密度が0.84g/cm3のシ
ラン系撥水材を,表7に表示のようにエアスプレーによ
って3回塗布で塗布量が0.34kg/m2となるように塗布
した。
と割裂し,その割裂面に墨汁を噴霧し,着色しない範囲
を浸透深さとして測定した。測定された撥水材の浸透深
さを図8および図9に示した。
いての塗布手段の違いによる浸透深さを整理したもので
あるが,エアレススプレーとローラでは,浸透深さに実
質的な差異は生じないことがわかる。すなわち,いずれ
の塗布手段を採用しても,下向き,横向きおよび上向き
とも良好な浸透深さが得られることが確認された。
ラン系撥水材について,塗布方向の違いによる浸透深さ
の影響を見たものであるが,シラン系撥水材では下向き
だけ良好な浸透深さが得られ,横向きまたは上向きでは
浸透深さが浅くなっている(養生中に液ダレを生じてし
まった)のに対し,シラン・シロキサン系撥水材はどの
塗布方向でも良好な浸透深さが得られたことがわかる。
したがって,シラン・シロキサン系撥水材はコンクリー
ト構造物の上面はもとより,側面や下面に対しても上面
と同様の浸透深さをもつ良好な撥水層を形成できること
がわかる。
が撥水材の浸透深さに及ぼす影響 例5と同じシラン・シロキサン系撥水材とシラン系撥水
材を,例5と同じ寸法で水セメント比を変えた供試体に
対し,100×400mmの面が地面と直角となるよう
にして(その面を横向きにして)に塗布した。水セメン
ト比を変えた供試体のコンクリート配合を表8に,また
各供試体と塗布した撥水材の関係を表9に示した。シラ
ン・シロキサン系撥水材の塗布はエアレススプレー1回
塗布,シラン系撥水材ではエアスプレー3回塗布を採用
し,塗布量は例5のものと同量とした。スプレー距離は
いずれのものも250mmとした。
たあと割裂し,その割裂面に墨汁を噴霧し,着色しない
範囲を浸透深さとして測定した。測定された撥水材の浸
透深さと供試体の水セメント比の関係を図10に示し
た。
ンクリートの水セメント比には殆んど影響することがな
いのに対し,シラン・シロキサン系撥水材では水セメン
トが大きくなると浸透深さが深くなり,シラン系撥水材
では達成できないような深い浸透深さが得られることが
わかる。
1回の塗布で,シラン系撥水材3回塗布と同等の撥水効
果を発揮し,施工のばらつきをほとんど生じないで,コ
ンクリート撥水工が実施できる。そして,本発明に従っ
て形成されたシリコーン系塗膜は優れた耐水性能を示
し,またこの塗膜を有していても,水深が200mm以
下の水圧を受ける環境下において耐凍害性に優れる。し
たがって,施工性よくコンクリート構造物の改質を図る
ことができるので,経年コンクリート構造物の修復に大
いに貢献できる。
徴をシラン系撥水材と対比して示した説明図である。
ルタルに塗布した場合の吸水試験結果をシラン系撥水材
の場合と対比して示した図である。
ンクリートに塗布した場合の耐水圧試験結果をシラン系
撥水材の場合と対比して示した図である。
ンクリートに塗布した場合の凍結融解試験(水深400
mm)における質量減少率と凍結融解サイクル数との関
係を,シラン系撥水材の場合と対比して示した図であ
る。
ンクリートに塗布した場合の凍結融解試験(水深100
mm)における相対動弾性係数と凍結融解サイクル図と
の関係を,シラン系撥水材の場合と対比して示した図で
ある。
ンクリートに塗布した場合の凍結融解試験(水深100
mm)における質量減少率と凍結融解サイクル図との関
係を,シラン系撥水材の場合と対比して示した図であ
る。
布手段および塗布方向が浸透深さに及ぼす影響を示す図
である。
布方向と浸透深さの影響をシラン系撥水材のものと対比
して示した図である。
が撥水材の浸透深さに及ぼす影響を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 コンクリート表面にシリコーン系塗膜を
形成するコンクリートの改質工法において,シリコーン
系塗膜形成材料として,アルキルアルコキシシランおよ
びポリオルガノシロキサンを有効成分とし且つ該有効成
分を水系媒体中に75重量%以上の量で含有するシラン
・シロキサン系撥水材を使用し,このシラン・シロキサ
ン系撥水材を一回塗りまたは重ね塗りでコンクリート表
層部にシリコーン系の含浸塗膜を形成することを特徴と
するコンクリートの改質工法。 - 【請求項2】 シリコーン系の含浸塗膜は外気と接する
露出層である請求項1に記載のコンクリートの改質工
法。 - 【請求項3】 シラン・シロキサン系撥水材をエアレス
スプレーで塗布する請求項1または2に記載のコンクリ
ートの改質方法。 - 【請求項4】 劣化したコンクリート構造物を改善する
にあたり,アルキルアルコキシシランおよびポリオルガ
ノシロキサンを有効成分とし且つ該有効成分を水系媒体
中に75重量%以上の量で含有するシラン・シロキサン
系撥水材を該コンクリート表面に塗布してその表面部に
シリコーン系含浸塗膜を形成することを特徴とするコン
クリートの耐水性および耐凍害性の改善法。 - 【請求項5】 シリコーン系の含浸塗膜は外気と接する
露出層である請求項4に記載のコンクリートの耐水性お
よび耐凍害性の改善法。 - 【請求項6】 シラン・シロキサン系撥水材をエアレス
スプレーで塗布する請求項4または5に記載のコンクリ
ートの改質方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001164336A JP4338908B2 (ja) | 2000-05-31 | 2001-05-31 | コンクリートの改質工法 |
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|---|---|---|---|
| JP2000162695 | 2000-05-31 | ||
| JP2000-162695 | 2000-05-31 | ||
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|---|---|
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