JP2002050918A - チップアンテナ - Google Patents
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Abstract
て実効的なアンテナ利得を向上し,回線品質を向上させ
ることができるチップアンテナを提供する。 【解決手段】チップアンテナ1は直方体の誘電体ブロッ
ク4に形成されている。直線状の第一の放射エレメント
6は誘電体ブロック4の一面(上面)に設けられ,第二
の放射エレメント5は放射エレメント6一端G,且つ誘
電体ブロック4の一面上に折り曲げ接続されている。誘
電体ブロック4の他面(底面)には地導体2設けてい
る。第3の放射エレメント8は地導体2と放射エレメン
ト6の他端Cとを地導体2に対してほぼ垂直方向に接続
する。地導体2に対して絶縁するように誘電体ブロック
の他面に第1の電極3を設けている。電極3及び放射エ
レメント6のP点との間に給電線が接続されている。エ
レメント5及び6は水平偏波,エレメント8及び給電線
のエレメント7は垂直偏波の電波を送受信する。
Description
成されたチップアンテナに関し、特に複数種類の直線偏
波の電波を送受信できるチップアンテナに関する。
及により、小型,軽量で、簡単に実装ができ、かつ調整
の不要なチップアンテナのニ−ズが高まっている。元
来、アンテナは、その放射効率,利得性能及び帯域に重
点を置く場合、波長相当,またはそれ以上の大きさが必
要である。かつ、携帯電話機や無線LAN機器に実装す
る場合、大きさの制限からアンテナ独自の形状を保持す
る必要があったり、周囲環境の影響を抑えるために、カ
バ−部分のプラシチックの厚みを含めて設計する必要が
あったり、近傍に不用意に金属などの導体を配置するこ
とに制限が生じることがあった。
など、種々フェ−ジングを含み,さまざまな妨害波があ
る多重伝搬路環境においても良好な通信が可能なディジ
タル通信方式が実用化されるようになってきている。こ
れに伴い、アンテナは、波長相当の大きさを維持し、上
記のような様々なアンテナの制約を受け入れて無線LA
N装置等を設計する必要がなくなり、能率や利得が多少
悪くても、小型,軽量で、簡単に実装ができるアンテナ
が要求されるようになってきた。このような動向を受け
て、誘電体ブロックに形成されたヘリカルあるいはスパ
イラル形式のチップアンテナが特開平9−326624
号公報や特開2000−13132号公報等に開示され
ている。これらチップアンテナは主にヘリカル軸の方向
に電界成分を持つ直線偏波を生じる。
線LAN機器では、例えば垂直偏波で通信することが前
提であっても、多重伝搬路環境である実際の無線通信回
線では、直交する水平偏波も生じている。これは、携帯
電話機で通話するときに電話機を傾けることでアンテナ
が斜めに配置され,実際には垂直偏波と水平偏波の混合
成分が放射されている例や、無線LAN機器に関しても
設置場所の都合から,やや斜めに傾けて設置されたりす
る例、あるいは多重伝搬の過程で偏波が回転してしまう
などの例からも明らかである。上述の通り、単一直線偏
波のアンテナでは、実際の使用時において偏波の不一致
による回線品質の劣化が生じやすいという欠点があっ
た。
プアンテナの欠点を解消し、複数種類の直線偏波の電波
の送受信を可能にして実効的なアンテナ利得を向上し,
回線品質を向上させることができるチップアンテナを提
供することにある。
テナは、ほぼ直方体の外面を含む誘電体ブロックに形成
されたチップアンテナにおいて、前記誘電体ブロックの
一面に設けた直線状の第1の放射エレメントと、前記第
1の放射エレメントの一端,且つ前記誘電体ブロックの
一面上に折り曲げ接続された第2の放射エレメントと、
前記誘電体ブロックの他面に設けた地導体と、前記地導
体と前記第1の放射エレメントの他端とを前記地導体に
対してほぼ垂直方向に接続する第3の放射エレメント
と、前記地導体に対して絶縁するように前記誘電体ブロ
ックの他面に設けた第1の電極と、前記電極及び前記第
1の放射エレメントの所定位置との間に接続された給電
線とを備えることを特徴とする。
放射エレメントが、前記第1の放射エレメントに対して
ほぼ直角に曲げられている構成をとることができる。
放射エレメントと前記第2の放射エレメントとの合計長
さが、使用周波数におけるほぼ1/4波長である構成を
とることができる。
が、前記誘電体ブロックの側面に置き換えられている構
成をとることができる。
が、前記電極に対して垂直な第1部分と,一端が前記第
1部分の先端部に接続された前記地導体に対して水平な
第2部分と、一端が前記第1の放射エレメントの所定位
置に接続され,他端が前記第2部分の他端に接続された
前記地導体に対して垂直な第3部分とを備える構成をと
ることができる。
ブロックが、複数の誘電体板を積層して形成されてお
り、前記第1及び第2の放射エレメント,前記地導体及
び前記給電線の第2部分が、互いに異なる前記誘電体板
に設けた導体パターンで形成されており、前記第3の放
射エレメント,前記給電線の第1部分及び前記給電線の
第3部分が、通過する前記誘電体板を貫通するバイアホ
ールで形成されている構成をとることができる。
メントが、前記誘電体ブロックの一面に代えて前記誘電
体ブロックの内側に積層した誘電体板に形成されている
構成をとることができる。
放射エレメントを始めとする放射エレメントを前記給電
線の第3部分との接続点以降を種種の形状及び角度に接
続する構成をとることができ,また、前記チップアンテ
ナの第三乃至第五の各各との複合構造をとることができ
る。
ブロックの側面上方に向かう部分を有すると共に前記地
導体に接続されたモノポールを少なくとも一つ備える前
記チップアンテナの第三乃至第六の各各との複合構造を
とることができる。
して説明する。
の形態の第一を示す,導電体部分を透視した斜視図であ
る。図2は図1の実施の形態によるチップアンテナの導
電体部分を透視した展開図である。(a)は裏正面図、
(b)は左側面図、(c)は上面図、(d)は右側面
図、(e)は正面図、(f)は底面図である。また、図
3は図1の実施の形態によるチップアンテナの製造工程
を説明するための分解斜視図である。
構成について説明する。チップアンテナ1は、ほぼ直方
体の外面を有する誘電体である誘電体ブロック4に形成
されている。誘電体ブロック4の上面,つまり一面に
は、放射エレメントである直線状,且つ導電体のエレメ
ント6と,エレメント6の一端Gに所定の角度,ここで
はほぼ直角に曲げられて接続されている直線状且つ導電
体のエレメント5とが設けられている。誘電体ブロック
4の底面,つまり他面のほぼ全面に導電体である地導体
2が形成されている。但し、誘電体ブロック4の底面の
一辺の端部近傍には、地導体2に対して電気的に隔離・
絶縁させた導電体の電極3を設けている。誘電体ブロッ
ク4の内部には、エレメント6の他端Cに接続され,地
導体2のA点にほぼ垂直におろして接続した導電体形成
の放射エレメントであるエレメント8が設けられてい
る。また、電極3のB点とエレメント6のP点との間
は、電極3から垂直に立ち上げた給電線(給電線の第1
部分)11,給電線11の先端Dから地導体2に水平に
配線した給電線(給電線の第2部分)10のD点及び給
電線(給電線の第3部分)9のE点,及び給電線9の先
端Fから垂直に立ち上げてエレメント6の中間の所定位
置にあるP点に順次接続した高周波信号の給電線が配置
されている。
ら成る座標系99は、X−Y平面が誘電体ブロック4の
地導体2の面である底面又はエレメント5及び6の形成
された上面に相当する。また、図2の展開図は、図1に
示されている導電体で形成されたエレメント5乃至8,
給電線9乃至11,地導体2及び電極3の位置及び接続
関係をより明瞭にしている。
ついて説明する。図1のチップアンテナ1において、放
射エレメントであるエレメント5,6及び7への給電
は、電極3と地導体2の間に高周波信号を加えることに
よって行う。地導体2をア−ス側電極とすると、電極3
に加えられた高周波信号は給電線11から給電線10及
び給電線9を経てエレメント7のP点に給電される。な
お、エレメント7は、一般には給電線として取り扱う
が、放射エレメントとしても動作する。
信号の自由空間波長をλo,誘電体ブロック4内での波
長をλgとするとき、エレメント5及び6における高周
波信号の波長はλoとλgとの間になる。いま、エレメ
ント5と6との長さの和は、使用周波数の(1/4)波
長にするのが好ましく、概ねλg/4〜λo/4の範囲
で選定するのがよい。エレメント7のP点に給電された
高周波信号は、エレメント5,6及び8上に定在波とし
て分布し、空間に放射される。この定在波の電流分布
は、例えばエレメント5とエレメント6との長さの和が
約λg/4のとき、エレメント5及びエレメント6の電
流分布はそれぞれ電流分布101及び102のようにな
る。
と平行にすると、エレメント5と6とは水平偏波,且つ
指向性が直交する電波を送受信する。つまり、エレメン
ト5からは座標99のY方向成分(指向性がY方向)の
直線偏波が、エレメント6からは座標99のX方向成分
(指向性がX方向)の直線偏波が放射されることにな
る。従って、X方向成分の直線偏波の量を多くしたいと
きは、エレメント6の長さをエレメント5に比べて長く
とってやればよい。但し、エレメント5の先端Hはオ−
プン(開放)になっているため、この先端Hでの電流が
零になることに注意を要する。つまり、エレメント5と
エレメント6とを同じ長さにしても、電流分布の積分値
はエレメント6の方が大きい。電波放射量はこの積分値
に比例するため、エレメント5とエレメント6を同じ長
さにした場合は、エレメント6からの偏波の放射電力
(X成分)の方が大となる。エレメント5及びエレメン
ト6の長さを調整するときは、このことを考慮する必要
がある。ここで、地導体2の面を紙面手前の面が大地と
なる地球表面と垂直方向にすると、送受信する電波の偏
波が90度変わり、エレメント5はY方向成分の垂直偏
波,エレメント6はX方向成分の水平偏波の互いに指向
性が直交する電波を送受信する。
は、地導体2の面に対して垂直方向に向いているので、
地導体2の面を地球表面と平行にすると垂直偏波の電波
を送受信する。また、一般には給電線の一部と考えられ
るエレメント7も、エレメント8と同様に、地導体2の
面を地球表面と平行にしたとき垂直偏波の電波を送受信
する。
点Pは、エレメント6上の電流分布によって、エレメン
ト6への入力インピ−ダンスが最適になる場所を選定す
る。図1に示した電流分布102では、エレメント7と
の接続点PがG点側になるほど、エレメント7のインピ
−ダンスを高くすると整合が良くなる。なお、P点にお
けるエレメント7のインピーダンスは50Ω程度にする
ことが多い。
アンテナ1の製造工程例について説明する。
おいては複数枚(6枚)の誘電体板41〜46を積層し
て構成している。誘電体ブロック4の上面に形成されて
いるエレメント5及び6は、図3の一番上の誘電体板4
1上に配置されている。誘電体板41へのエレメント5
及び6の成形は、例えば、銅箔を貼った誘電体板41を
エレメント5及び6を残してエッチングして製造してよ
い。上から4番目の誘電体板44に形成される給電線9
及び10も同様の製造法を適用できる。地導体2及び電
極3は、一番下の誘電体板46の他面(底面)に接着材
で貼り付けることができる。なお、誘電体ブロック4,
又は誘電体板41〜46には、テフロン(登録商標),
アルミナ,変成BT,PPO,PC,酸化アルミニウ
ム,酸化バリウム,シリカ,ガラスなどの磁器,ガラス
又はプラスチックの単体材料、又はこれらの混合材料や
を用いることができる。
されたスル−ホ−ル穴の内部に配置した導電体である。
上記導電体と給電線9との接続は、誘電体板41〜43
を密着積層した後、上記導電体を誘電体板41〜43に
形成されたスル−ホ−ル穴に付着させることによってエ
レメント7のP点と誘電体板44上の導体パタ−ンであ
る給電線9のF点とをバイアホール接続する。同様にエ
レメント8は、誘電体板41〜46のスル−ホ−ル穴の
内部に配置した導電体により構成・接続され、地導体2
のA点にバイアホール接続される。給電線11のC点
も、誘電体板44〜46のスル−ホ−ル穴の内部に配置
した導電体により同様に構成・接続され、電極3のB点
にバイアホール接続される。給電線10は、誘電体板4
4上の導電体パタ−ンによって構成され、エレメント7
の下端部F点と給電線11の上端部D点とをバイアホー
ル接続している。
互いに異なるグリーンシートに誘電体ブロック4の内部
導体であるエレメント5及び6と,給電線9及び10と
をそれぞれ形成した上、グリーンシートの積層,焼成,
バイアホール等を行って製造する方法が上記特開200
0−13132号公報等に開示されている。
5及び6は、誘電体ブロック4の上面に限らず、誘電体
ブロック4の内側,図3を用いて説明すると誘電体板4
2の平面上等に形成してもよい。エレメント5及び6を
誘電体ブロック4の内側に形成すると、同一周波数では
エレメント5及び6の長さを短縮できる効果がある。ま
た、導電体であるエレメント5及び6が外部の物体との
接触による摩耗や破損等を減少できるという効果もあ
る。
面に配置した地導体2は、誘電体ブロック4の側面に置
き換えられることができる。但し、地導体2を誘電体ブ
ロック4の手前側面に置き換えると、地導体2の面を地
球表面と垂直にしたとき、エレメント5及び6は指向性
が互いに直交する水平偏波電波を送受信する。一方、地
導体2の面を地球表面と水平にすると,エレメント5は
垂直偏波,エレメント6は水平偏波,且つ指向性が互い
に直交する電波を送受信する。
の形態の第二を示す,導電体部分を透視した斜視図であ
る。(a)は全体図、(b)は部分拡大図である。
に示したチップアンテナ1の給電線9及び給電線10を
所望の幅を持つ帯状の形状の導体パタ−ンに変更してい
る。給電線9及び10は、地導体2に対向して幅を持っ
た導電体パターンにすることにより、地導体2との間に
所望のインピ−ダンスを有するマイクロストリップ線路
として動作させている。図1を参照して一部言及したよ
うに、一般的には、給電線9,10及び11からなる給
電線は、P点での特性インピ−ダンスを50Ωに構成し
てエレメント6との整合をとることが多い。図4の例で
は、給電線11の長さは短くできるので無視し、マイク
ロストリップ線路として動作する給電線9及び10の特
性インピーダンスが50Ωになるように,給電線9及び
10の幅を定める。そして、エレメント7の長さとエレ
メント6への接続点P点の位置とを調整して給電線7と
エレメント6との整合をとることが多い。また、エレメ
ント6(放射エレメント)とエレメント7(給電線)と
インピーダンス整合の別の方法として、給電線9及び1
0の幅を変えてマイクロストリップ線路の特性インピ−
ダンスを適切に選んで整合用スタブとし,エレメント7
とエレメント6との接続点P点でのインピ−ダンスを整
合させる方法も有効である。なお、図4に示したチップ
アンテナの送信及び受信電波の偏波は図1の場合と同じ
である。
の形態の第三を示す,導電体部分を透視した斜視図であ
る。
に示したチップアンテナ1に電極31を付加している。
導電体で形成された電極31は、誘電体ブロック4の底
面に配置された電極3の近傍側面に配置され,電極3に
接続されている。電極31の下面部分と電極3の側面近
傍部分とは接触等によって接続されており、両者は電気
的に導通している。電極31は、チップアンテナ1Bを
使用装置に実装する場合に、誘電体ブロック4の下面の
電極3のみでは別の装置回路との接続が難しい場合など
に、電極31部分にもハンダ付け等による接続ができる
ように考慮したものである。なお、電極31及び電極3
は給電線11への入力インピ−ダンスの調整,つまりエ
レメント6のP点のインピーダンス整合素子(インピー
ダンススタブ)として使用するために、適切な大きさで
設けてよい。従って、電極31の形状は、図5に示した
如き長方形だけでなく、三角形,楕円,多角形等の種種
の形状、あるいは細い線状,折れ線状等を使用できる。
なお、図5に示したチップアンテナの送信及び受信電波
の偏波は図1の場合と同じである。
の形態の第四を示す,導電体部分を透視した斜視図であ
る。
に示したチップアンテナ1に4本のモノポール12(1
2A〜12D)を付加している。導電体であるモノポー
ル12A〜12Dの各各は、一端が地導体2の4方の角
部にそれぞれ配置された棒状,線状又は幅のあまり広く
ない帯状の物体である。モノポ−ル12A〜12Dの下
端は地導体2にそれぞれ接続されている。モノポ−ル1
2A〜12Dの各各の長さは、自由空間波長をλo、誘
電体ブロック4の内側(内部)での波長をλgとすると
き、概ねλg/4〜λo/4の範囲で選定される。つま
り、使用周波数に対するほぼ1/4波長に選定する。モ
ノポ−ル12は、誘電体ブロック4の側面を囲むよう
に,つまり地導体2の辺部に配置されればよく、1本で
もあるいは数10本でもよい。
て、モノポール12は、図1に示した座標系99のZ方
向の電界成分の放射を果たす意味と,チップアンテナ1
C自体の放射効率の改善の効果がある。一般的な使用状
態では、チップアンテナ1Cの地導体2は、実装される
プリント基板や装置のア−ス側電極に接続される。しか
し、地導体2がまんべんなく全体的に接続されればよい
が、波長に対して細いプリントパタ−ン等で接続される
ようなケ−スでは、地導体2と実装されるプリント基板
のア−スとの間にインピ−ダンスを持ってしまい、この
部分で高周波信号が損失となったり、本来電波が放射さ
れるべきでない部分から放射がおこってしまう可能性が
ある。
2A〜12D)を配置しておくと、モノポ−ル12には
電流分布201のような定在波がのることになる。この
ため、本来外部に流出すべき電流がモノポ−ル12か
ら、Z方向の電界成分として(つまり、地導体2が地球
平面に対して平行に配置されると垂直偏波として)有効
に放射されることになる。また、電流分布201からわ
かるように、モノポ−ル12の下部の地導体2との接続
点における電流は最大になっており、これは、この部分
の電位が零またはそれに近いことを示している。従っ
て、モノポ−ル12が配置されている根本付近の地導体
2の電位は零または小さな値となっているため、外部へ
の電流の流出が抑えられ、チップアンテナ1Cの能率が
改善されることになる。
の形態の第五を示す,導電体部分を透視した斜視図であ
る。また、図8は本発明によるチップアンテナの実施の
形態の第六を示す,導電体部分を透視した斜視図であ
る。図7に示したチップアンテナ1D及び図8に示した
チップアンテナ1Eは、図6に示したチップアンテナ1
Cのモノポール12(12A〜12D)の形状をそれぞ
れ変形した例である。
て、誘電体ブロック4の側面(正面及び裏正面)に配置
されるモノポ−ル13(13A〜13D)は、地導体2
に対して垂直方向に立てた後,中間部から先端部までを
地導体2に対して水平方向にした,いわゆる逆L字状の
形状にしている。逆L字状のモノポ−ル13の長さも、
図6のモノポール12の場合と同様に、使用周波数の波
長に対する長さをほぼ1/4波長に選定する。モノポ−
ル13は、図1の座標系99におけるZ成分とX成分の
電界を有し、地導体2が地球平面に対して平行に配置さ
れるときには垂直偏波及び水平偏波の互いに直交した電
波を送信及び受信する。
体ブロック4の側面(正面及び裏正面)に配置されるモ
ノポ−ル14(14A〜14D)が誘電体ブロック4の
上面に向かって任意の角度で傾斜している。傾斜したモ
ノポ−ル14の長さも、図7に示したチップアンテナ1
Dの場合と同様に、使用周波数に対する波長のほぼ1/
4波長に選定する。モノポ−ル14も、図1の座標系9
9におけるZ成分とX成分の電界を有し、地導体2が地
球平面に対して平行に配置されるときには垂直偏波及び
水平偏波の電波を送信及び受信する。
ノポ−ル13及び14を誘電体ブロック4の正面及び裏
正面の側面に配置しているが、左右の側面に配置しても
よい。この場合、電界の成分は図1の座標系99におけ
るZ成分とY成分の電界を有することになり、地導体2
を地球平面に対して平行に配置するときには,水平偏波
に対する指向方向は異なるが、垂直偏波及び水平偏波の
電波を送信及び受信する。
ップアンテナ1の外形形状,つまり誘電体ブロック4の
外形形状は直方体であるが、上面が立方体,多角柱体,
円柱形又は半球体の形状でも同様の偏波形成効果が得ら
れる。
の形態の第七を示す,導電体部分を透視した斜視図であ
る。図10は本発明によるチップアンテナの実施の形態
の第八を示す,導電体部分を透視した斜視図である。図
11は本発明によるチップアンテナの実施の形態の第九
を示す,導電体部分を透視した斜視図である。図12本
発明によるチップアンテナの実施の形態の第十を示す,
導電体部分を透視した斜視図である。図13は本発明に
よるチップアンテナの実施の形態の第十一を示す,導電
体部分を透視した斜視図である。図14は本発明による
チップアンテナの実施の形態の第十二を示す,導電体部
分を透視した斜視図である。図15は本発明によるチッ
プアンテナの実施の形態の第十三を示す,導電体部分を
透視した斜視図である。図16は本発明によるチップア
ンテナの実施の形態の第十四を示す,導電体部分を透視
した斜視図である。
ンテナ1におけるエレメント5及び6の放射エレメント
をそれぞれ変形あるいは放射エレメントを追加・減少し
た例を示している。
1Fは図1に示したエレメント5の先端部Hにエレメン
ト51をエレメント5と直角,且つエレメント6と平行
になるように接続している。エレメント51,5及び6
の長さの和が概ねλg/4〜λo/4の範囲で選定され
る(使用周波数の波長に対するほぼ1/4波長に選定す
る)場合は、エレメント6とエレメント51の電界成分
の位相は、図1の座標系99におけるZ方向の放射に対
して逆向きになるため、Z方向のX成分の電界(地導体
2が地球平面に対して平行に配置される場合の水平偏
波)がやや抑圧された放射パタ−ン形状となる可能性が
高い。また、エレメント51,5及び6の長さの和が概
ね3λg/4〜3λo/4に選定される場合は、エレメ
ント6とエレメント51の電界成分の位相はZ方向の放
射に対して同相となる可能性が高く、Z方向のX成分の
電界が大きな放射パタ−ン形状となる可能性が高い。
は図1のエレメント5の先端部Hにエレメント52をエ
レメント5に対して先端が90度以内の任意の角度で閉
じる方向に接続している。しかし、エレメント52は、
その先端がエレメント5に対して90度以上の任意の角
度で開く方向に接続されてもよい。
は図1のエレメント6の先端部Gにエレメント5に代え
てをエレメント53を接続している。エレメント53
は、エレメント6に対して先端が90度以内の角度で開
く任意の方向に開いている。なお、エレメント53のエ
レメント6に対する角度は90度を超える任意の角度で
あってもよい。
は、図11のエレメント53の先端部Hにエレメント5
4をエレメント6に対して平行になるように接続してい
る。なお、エレメント54はエレメント53に対して任
意の角度になるように接続してもよい。
1G,1H及び1Jにおいて、チップアンテナ1Gのエ
レメント6,5及び52の長さの和,チップアンテナ1
Hのエレメント6及び53の長さの和,及びチップアン
テナ1Jのエレメント6,53及び54の長さの和は、
概ねλg/4〜λo/4、又は、概ね3λg/4〜3λ
o/4,つまり使用周波数におけるほぼ1/4波長又は
3/4波長に選定されることが多い。この時の電界成分
の大小,放射パタ−ンの形状及び偏波は、図1を参照し
て説明したとおり、選定した各エレメントの長さで決ま
る電流分布によって支配される。
は、図1のエレメント6をエレメント55に変形してい
る。つまり、エレメント55は、図1におけるエレメン
ト6とエレメント7との接続点Pにおいて、エレメント
6を地導体2と平行で且つ任意の角度をもつように配置
したものである。ここで、チップアンテナ1Kは、エレ
メント5を持たないことに注意されたい。エレメント5
5の長さは、概ねλg/4〜λo/4,つまり使用周波
数におけるほぼ1/4波長に選定されることが多い。そ
のときのエレメント55が図1の座標系99のX軸に対
して45度の傾斜,且つ地導体2に対して平行に配置さ
れていれば、エレメント55からの電界成分はX成分と
Y成分とがほぼ等しい値となり,水平偏波の電波が送信
及び受信される。
は、図1に示したエレメント6の先端部Gに、誘電体ブ
ロック4の上面,且つ地導体2と平行にエレメント6に
対して直角に折れ曲がった部分が短い折れ曲がり線路で
あるメアンダー線路で構成したエレメント56をエレメ
ント5に代えて接続,配置している。
ナ1Mは、図1に示したエレメント6の先端部Gに、誘
電体ブロック4の上面,且つ地導体2と平行にジクザグ
に折れ曲がった線路であるジグザグ線路状のエレメント
57をエレメント5に代えて接続,配置している。
テナ1Nは、図1に示したエレメント6の先端部Gに、
エレメント6に対して平行及び垂直の角度を持つ内巻き
の角状螺旋(スパイラル)状のエレメント58をエレメ
ント5に代えて接続,配置している。放射エレメントで
あるエレメント58は、他の(放射)エレメント5及び
6と同様に、誘電体ブロック4の上面,且つ地導体2と
平行になるように接続,配置している。なお、エレメン
ト58は、円形、または楕円形の螺旋状であってよい。
L,1M及び1Nにおいて、誘電体ブロックの上面に形
成したエレメントの長さの和は、概ねλg/4〜λo/
4,又はその奇数倍の長さ(つまり使用周波数における
1/4波長又はその奇数倍)に選定されることが多く、
そのときの電界成分の大小,放射パタ−ンの形状及び偏
波は、選定した各エレメントの長さで決まる電流分布等
によって支配されることは、図1あるいは図4等を参照
して説明したとおりである。
体の外面を含む誘電体ブロックに形成されたチップアン
テナにおいて、前記誘電体ブロックの一面に設けた直線
状の第1の放射エレメントと、前記第1の放射エレメン
トの一端,且つ前記誘電体ブロックの一面上に折り曲げ
接続された第2の放射エレメントと、前記誘電体ブロッ
クの他面に設けた地導体と、前記地導体と前記第1の放
射エレメントの他端とを前記地導体に対してほぼ垂直方
向に接続する第3の放射エレメントと、前記地導体に対
して絶縁するように前記誘電体ブロックの他面に設けた
第1の電極と、前記電極及び前記第1の放射エレメント
の所定位置との間に接続された給電線とを備えるので、
チップアンテナ特有の特徴である小型,軽量,安価及び
装置への実装の容易さに加え、複数指向方向,及び方向
の異なる偏波の電波を同時に送信及び受信できるいう効
果がある。
記地導体に垂直なモノポールを前記誘電体ブロックに形
成することにより、方向の異なる偏波の電波を同時に送
信及び受信できるので、これら2種類の方式を複合させ
ることにより、3軸方向に偏波を有する直線偏波を、能
率よく送信及び受信することが可能なアンテナを構成す
ることができるという効果がある。
一を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
体部分を透視した展開図である。(a)は裏正面図、
(b)は左側面図、(c)は上面図、(d)は右側面
図、(e)は正面図、(f)は底面図である。
工程を説明するための分解斜視図である。
二を示す,導電体部分を透視した斜視図である。(a)
は全体図、(b)は部分拡大図である。
三を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
四を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
五を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
六を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
七を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
第八を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
第九を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
第十を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
第十一を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
第十二を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
第十三を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
第十四を示す,導電体部分を透視した斜視図である。
6,57,58 エレメント 9,10,11 給電線 12(12A〜12D),13(13A〜13D),1
4(14A〜14D)モノポール 99 座標系 101,102,201 電流分布
Claims (22)
- 【請求項1】 ほぼ直方体の外面を含む誘電体ブロック
に形成されたチップアンテナにおいて、 前記誘電体ブロックの一面に設けた直線状の第1の放射
エレメントと、前記第1の放射エレメントの一端,且つ
前記誘電体ブロックの一面上に折り曲げ接続された第2
の放射エレメントと、前記誘電体ブロックの他面に設け
た地導体と、前記地導体と前記第1の放射エレメントの
他端とを前記地導体に対してほぼ垂直方向に接続する第
3の放射エレメントと、前記地導体に対して絶縁するよ
うに前記誘電体ブロックの他面に設けた第1の電極と、
前記電極及び前記第1の放射エレメントの所定位置との
間に接続された給電線とを備えることを特徴とするチッ
プアンテナ。 - 【請求項2】 前記第2の放射エレメントが、前記第1
の放射エレメントに対してほぼ直角に曲げられているこ
とを特徴とする請求項1記載のチップアンテナ。 - 【請求項3】 前記第1の放射エレメントと前記第2の
放射エレメントとの合計長さが、使用周波数におけるほ
ぼ1/4波長であることを特徴とする請求項1又は2記
載のチップアンテナ。 - 【請求項4】 前記地導体が、前記誘電体ブロックの側
面に置き換えて配置されていることを特徴とする請求項
1又は2記載のチップアンテナ。 - 【請求項5】 前記給電線が、前記電極に対して垂直な
第1部分と,一端が前記第1部分の先端部に接続された
前記地導体に対して水平な第2部分と、一端が前記第1
の放射エレメントの所定位置に接続され,他端が前記第
2部分の他端に接続された前記地導体に対して垂直な第
3部分とを備えることを特徴とする請求項1又は2記載
チップアンテナ。 - 【請求項6】 前記誘電体ブロックが、複数の誘電体板
を積層して形成されており、前記第1及び第2の放射エ
レメント,前記地導体及び前記給電線の第2部分が、互
いに異なる前記誘電体板に設けた導体パターンで形成さ
れており、前記第3の放射エレメント,前記給電線の第
1部分及び前記給電線の第3部分が、通過する前記誘電
体板を貫通するバイアホールで形成されていることを特
徴とする請求項5記載のチップアンテナ。 - 【請求項7】 前記第1の放射エレメントが、前記誘電
体ブロックの一面に代えて前記誘電体ブロックの内側に
積層した誘電体板に形成されていることを特徴とする請
求項6記載のチップアンテナ。 - 【請求項8】 前記第2の放射エレメントの先端に前記
第1の放射エレメントに平行な第4の放射エレメントを
接続したことを特徴とする請求項2記載のチップアンテ
ナ。 - 【請求項9】 前記第2の放射エレメントの先端が、前
記第1の放射エレメントに対して90度以外の角度を有
して形成されていることを特徴とする請求項1記載のチ
ップアンテナ。 - 【請求項10】 前記第2の放射エレメントの先端に前
記第1の放射エレメント側に先端が向いた第4の放射エ
レメントを接続したことを特徴とする請求項2記載のチ
ップアンテナ。 - 【請求項11】 前記第2の放射エレメントの先端に前
記第1の放射エレメントに平行に折り返した第4の放射
エレメントをさらに接続したことを特徴とする請求項1
0記載のチップアンテナ。 - 【請求項12】 前記第1の放射エレメントが、前記給
電線との接続点において任意の角度で折り曲げられてい
ることを特徴とする請求項1記載のチップアンテナ。 - 【請求項13】 前記第2の放射エレメントが、前記第
1の放射エレメントに対して平行及び垂直の角度を持つ
メアンダ線路構成をなすことを特徴とする請求項1記載
のチップアンテナ。 - 【請求項14】 前記第2の放射エレメントが、ジグザ
グ線路構成をなすことを特徴とする請求項1記載のチッ
プアンテナ。 - 【請求項15】 前記第2の放射エレメントが、スパイ
ラル構造をなすことを特徴とする請求項1記載のチップ
アンテナ。 - 【請求項16】 前記給電線の第2部分が、前記地導体
とでマイクロストリップ線路を形成していることを特徴
とする請求項5乃至15のいずれか記載のチップアンテ
ナ。 - 【請求項17】 前記誘電体ブロックの側面に前記第1
の電極に接続された第2の電極を備えることを特徴とす
る請求項1又は請求項5乃至15のいずれか記載のチッ
プアンテナ。 - 【請求項18】 前記誘電体ブロックの側面上方に向か
うと共に前記地導体に接続されたモノポールを少なくと
も一つ備えることを特徴とする請求項1又は請求項5乃
至15のいずれか記載のチップアンテナ。 - 【請求項19】 前記誘電体ブロックの4側面の各各
が、前記地導体に接続されると共に垂直方向に向かうモ
ノポールをそれぞれ備えていることを特徴とする請求項
18記載のチップアンテナ。 - 【請求項20】 前記誘電体ブロックの4側面の各各
が、前記地導体に接続されると共に垂直方向に向かうと
共に,中間部から前記第1の放射エレメントに対して平
行方向に向かうモノポールをそれぞれ備えていることを
特徴とする請求項1又は請求項5乃至18のいずれか記
載のチップアンテナ。 - 【請求項21】 前記誘電体ブロックの4側面の各各
が、前記地導体に接続されると共に,前記側面の斜め方
向且つ前記第1の放射エレメントに対して平行方向に向
かうモノポールをそれぞれ備えていることを特徴とする
請求項1又は請求項5乃至18のいずれか記載のチップ
アンテナ。 - 【請求項22】 前記ほぼ直方体の外面を含む誘電体ブ
ロックが、上面が立方体,多角柱体,円柱形又は半球体
のいずれかに置き換えられていることを特徴とする請求
項1又は請求項5乃至15のいずれか記載のチップアン
テナ。
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-
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