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JP2002050762A - 表示素子およびその製造方法、並びに表示装置 - Google Patents

表示素子およびその製造方法、並びに表示装置

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Publication number
JP2002050762A
JP2002050762A JP2000234244A JP2000234244A JP2002050762A JP 2002050762 A JP2002050762 A JP 2002050762A JP 2000234244 A JP2000234244 A JP 2000234244A JP 2000234244 A JP2000234244 A JP 2000234244A JP 2002050762 A JP2002050762 A JP 2002050762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
insulating film
display element
display
control electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000234244A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Nomoto
和正 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000234244A priority Critical patent/JP2002050762A/ja
Publication of JP2002050762A publication Critical patent/JP2002050762A/ja
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストおよび製造時間を削減しつつ、レ
ジューム機能を有する表示素子およびその製造方法、並
びに表示装置を提供する。 【解決手段】 1の下地部10上に駆動部(トランジス
タ)および表示部(液晶パネル)を備える表示素子にお
いて、電荷を蓄積可能な蓄積領域16を有するメモリト
ランジスタ20により駆動部を構成する。メモリトラン
ジスタ20では、蓄積領域16の内部に電荷を蓄積する
ことにより画像データが記録される。これにより、表示
素子自体に画像データの記録機能を付与することができ
るため、レジューム機能を有する表示素子を製造する際
の製造コストおよび製造時間を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝導領域から遷移
された電荷を蓄積領域の内部に蓄積することにより画像
データを記録する表示素子およびその製造方法、並びに
複数の表示素子により構成された表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CRT(Cathode Ray Tube)に続
く次世代型の表示装置として、例えば、液晶分子の配向
変化を利用して画像を表示させる液晶ディスプレイ(Li
quid Crystal Display;以下、単に「LCD」ともい
う。)などの平面型表示装置が普及している。このLC
Dの駆動方式としては、例えば、「アクティブマトリッ
クス方式」が主流となっている。ここで、「アクティブ
マトリックス方式」とは、液晶およびその分子配向を変
化させるための電極(透明電極)等よりなる表示部と、
この表示部を駆動させるためのTFT(Thin Film Tran
sistor;薄膜トランジスタ)よりなる駆動部(スイッチ
ング素子)とにより構成される複数の表示素子(画素)
を1の基板(例えばガラス)上にマトリックス状に配列
させたものである。LCDに代表されるような平面型表
示装置の普及と共に、その高性能化への要求は高まる一
方である。
【0003】ところで、最近、LCDの画質向上(高精
彩化、高輝度化等)が求められる一方で、LCDに対す
る新たな機能の付与も求められている。この「新たな機
能」としては、例えば、画像の記録機能、すなわちレジ
ューム機能などがある。このレジューム機能を備えるL
CDでは、例えば、電源をオフにした際、その直前に表
示されていた画像が画像データとして記録される。そし
て、再び電源をオンにすると、記録された画像データが
読み出され、電源をオフにする直前に表示されていた画
像が再現される。このようなLCDのレジューム機能
は、例えば、LCDに表示される画像データを利用して
データ処理などの作業を中断したのち、再着手するよう
な場合に、電源をオンにすると同時に処理途中の画像デ
ータが表示されるため、作業効率の向上等に寄与するこ
ととなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LCDは、画像データを記録する機能(以下、単に「メ
モリ機能」ともいう。)を有していない。LCDに対し
てレジューム機能を付与する場合には、画像データを記
録するためのメモリ装置およびこのメモリ装置とディス
プレイ本体とを接続させるための接続回路等を新たにL
CDに付設しなければならないため、製造コストが高く
なるという問題があった。また、LCDの製造工程上、
メモリ装置とディスプレイ本体とを接続させるための複
雑な配線接続工程等が必要となるため、製造工程数が増
大し、製造時間が長くなるという問題もあった。
【0005】なお、上記のような問題は、LCDに限ら
ず、これと同様に元来メモリ機能を有しない各種の平面
型表示装置、例えば、表示部として、有機エレクトロル
ミネセント(Electroluminescent;以下、単に「EL」
ともいう。)素子、発光ダイオード(Light Emitting D
iode;以下、単に「LED」ともいう。)またはレーザ
ダイオード(Laser Diode 以下、単に「LD」ともい
う。)などを搭載したものにおいても同様に生じるもの
である。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、製造コストおよび製造時間を削減し
つつ、レジューム機能を有する表示素子およびその製造
方法、並びに表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による表示素子
は、画像を表示するための表示部と、この表示部を駆動
させるための駆動部とを有し、表示部および駆動部が1
の下地部上に配設された表示素子であって、駆動部が、
半導体よりなる伝導領域と、このメモリ用伝導領域に隣
接して配設された第1の不純物領域と、この第1の不純
物領域と離間されると共に伝導領域に隣接して配設され
た第2の不純物領域と、伝導領域を挟んで下地部の配設
領域と反対側の領域に配設された制御電極と、この制御
電極と伝導領域との間の領域に配設され、伝導領域から
遷移された電荷を蓄積する蓄積領域と、この蓄積領域と
伝導領域との間の領域に配設されたトンネル絶縁膜と、
制御電極と蓄積領域との間の領域に配設された制御絶縁
膜とを備えるようにしたものである。
【0008】本発明による表示素子では、制御電極に対
して電位が印加されることにより、伝導領域から蓄積領
域に電荷が遷移して蓄積される。これにより、画像デー
タが記録される。
【0009】本発明による表示素子の製造方法は、画像
を表示するための表示部と、この表示部を駆動させるた
めの駆動部とを有し、表示部および駆動部が1の下地部
上に配設された表示素子の製造方法であって、駆動部を
形成する工程が、下地部の上方領域に半導体よりなる伝
導領域を形成する工程と、この伝導領域に隣接するよう
に第1の不純物領域を形成する工程と、この第1の不純
物領域と離間されると共に伝導領域に隣接するように第
2の不純物領域を形成する工程と、伝導領域上にトンネ
ル絶縁膜を形成する工程と、このトンネル絶縁膜上に分
散された複数の微粒子よりなる蓄積領域を形成する工程
と、この蓄積領域上に制御絶縁膜を形成する工程と、こ
の制御絶縁膜上に制御電極を形成する工程とを含むよう
にしたものである。
【0010】本発明による表示素子の製造方法では、ま
ず、下地部の上方領域に半導体よりなる伝導領域が形成
される。続いて、伝導領域上にトンネル絶縁膜が形成さ
れたのち、このトンネル絶縁膜上に分散された複数の微
粒子よりなる蓄積領域が形成される。続いて、蓄積領域
上に制御絶縁膜が形成されたのち、この制御絶縁膜上に
制御電極が形成される。続いて、伝導領域に隣接するよ
うに第1の不純物領域が形成されると共に、この第1の
不純物領域と離間されると共に伝導領域に隣接するよう
に第2の不純物領域が形成される。
【0011】本発明による表示装置は、画像を表示する
ための表示部と、この表示部を駆動させるための駆動部
とを有する複数の表示素子が1の下地部上に配列された
表示装置であって、各表示素子における駆動部が、半導
体よりなる伝導領域と、この伝導領域に隣接して配設さ
れた第1の不純物領域と、この第1の不純物領域と離間
されると共に伝導領域に隣接して配設された第2の不純
物領域と、伝導領域を挟んで下地部の配設領域と反対側
の領域に配設された制御電極と、この制御電極と伝導領
域との間の領域に配設され、伝導領域から遷移された電
荷を蓄積する蓄積領域と、この蓄積領域と伝導領域との
間の領域に配設されたトンネル絶縁膜と、制御電極と蓄
積領域との間の領域に配設された制御絶縁膜とを備える
ようにしたものである。
【0012】本発明による表示装置は、本発明の表示素
子を用いたものであり、伝導領域から蓄積領域に電荷が
遷移して蓄積されることにより画像データが記録され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】[第1の実施の形態] <表示素子の構成>まず、図1を参照して、本発明の第
1の実施の形態に係る表示素子について説明する。な
お、以下では、例えば、表示部として液晶を搭載した透
過型のLCDを構成する表示素子について説明する。
【0015】本実施の形態に係る表示素子は、例えば、
アクティブマトリックス方式のLCDを構成する表示素
子のうち、駆動部として機能するトランジスタ(例えば
TFT)をメモリ機能を備えたメモリトランジスタに置
き換えたものである。この表示素子では、例えば、液晶
分子の配向変化に応じて、下地部の下方領域に配設され
た光源(バックライト)から発生した光の対向電極側へ
の透過状態(透過・不透過)が制御され、これによりコ
ントラスト(画像)が再現される。
【0016】この表示素子は、下地部10と、この下地
部10の一面側に配設されたメモリトランジスタ20
(駆動部)および液晶パネル30(表示部)と備えてい
る。
【0017】下地部10は、例えば、透明性を有し、か
つ比較的低い耐熱特性を有する材料、例えば石英、石英
ガラスまたは珪酸塩ガラスなどよりなる基板1と、この
基板1の一面上に順次形成された窒化珪素(Si
3 4 )よりなる絶縁膜2および二酸化珪素(Si
2 )よりなる絶縁膜3とから構成されている。絶縁膜
2および絶縁膜3の厚みは、いずれも約100nmであ
る。これらの絶縁膜2,3は、バッファ層として機能す
るものである。なお、基板1は、上記した珪酸塩ガラス
等の他、例えば、透明性を有する樹脂を含む材料(例え
ばプラスチック)などにより構成される場合もある。比
較的低い耐熱特性を有する珪酸塩ガラス等よりなる基板
1の使用は、例えば、蓄積領域16を所定の構成とする
ことにより可能となる。この基板1の材質に関与する蓄
積領域16の構成の詳細については、後述する。ここ
で、絶縁膜2,3が、本発明における「下地絶縁膜」の
一具体例に対応する。
【0018】《駆動部の構成》メモリトランジスタ20
は、下地部10上に互いに離間するように配設されたソ
ース電極11およびメモリ用伝導領域12と、このメモ
リ用伝導領域12に隣接するように配設された第1の不
純物領域13と、この第1の不純物領域13と離間され
ると共にメモリ用伝導領域12に隣接するように配設さ
れた第2の不純物領域14と、メモリ用伝導領域12上
に配設されたトンネル絶縁膜15と、このトンネル絶縁
膜15上に配設された複数の微粒子(半導体微粒子16
B)よりなる蓄積領域16と、この蓄積領域16上に配
設された制御絶縁膜17と、この制御絶縁膜17上に配
設されたメモリ用制御電極18とを備えている。
【0019】ここで、メモリ用伝導領域12が本発明に
おける「伝導領域」の一具体例に対応し、メモリ用制御
電極18が本発明における「制御電極」の一具体例に対
応する。
【0020】メモリ用制御電極18は、メモリトランジ
スタ20において「ゲート電極」として機能するもので
あると共に、メモリ用伝導領域12の伝導度および蓄積
領域16の内部に蓄積される電荷量を制御するものであ
る。このメモリ用制御電極18は、例えば、不純物の添
加により低抵抗化された多結晶シリコン(Si)などの
非単結晶半導体よりなるものであり、その厚みは、約1
00nmである。上記の不純物は、例えば、n型不純物
としてのリン(P)などのV族元素やp型不純物として
のボロン(B)などのIII族元素などである。なお、
メモリ用制御電極18は、上記した非単結晶半導体の
他、例えば、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、
アルミニウム(Al)、銅(Cu)またはタングステン
(W)などの低抵抗特性を有する金属により構成される
場合もある。
【0021】メモリ用伝導領域12は、電流の流路、す
なわち第1の不純物領域13〜第2の不純物領域14間
における電荷の移動経路として機能するものであり、例
えば、多結晶シリコンなどの非単結晶半導体よりなるも
のである。メモリ用伝導領域12の厚みは、例えば、
0.01μm以上0.1μm以下の範囲内となるように
設計されており、具体的には約数十nmである。
【0022】第1の不純物領域13は、メモリトランジ
スタ20において「ソース領域」として機能するもので
あり、第2の不純物領域14は、メモリトランジスタ2
0において「ドレイン領域」として機能するものであ
る。第1の不純物領域13および第2の不純物領域14
の双方は、例えば、n型不純物としてリン(P)などの
V族元素を添加した多結晶シリコンなどの非単結晶半導
体(n型半導体)よりなるものであり、それらの厚みは
共に約数十nmである。第1の不純物領域13は、例え
ば、その一端部がソース電極11の一部に部分的に乗り
上げるように配設されている。
【0023】このメモリトランジスタ20は、例えば、
n型チャネル構造を有するものである。なお、メモリ用
伝導領域12、第1の不純物領域13および第2の不純
物領域13bのそれぞれは、上記した多結晶シリコンの
他、例えば、非晶質シリコンにより構成される場合もあ
る。
【0024】蓄積領域16は、量子力学的トンネル効果
により遷移された電荷(ここでは電子)を蓄積するため
のものである。この蓄積領域16は、分散された複数の
半導体微粒子16Bにより構成されている。半導体微粒
子16Bは、例えば、シリコンおよびゲルマニウム(G
e)のうちの少なくとも一方を含む材料よりなるもので
ある。なお、蓄積領域16を構成する微粒子は、上記し
た半導体微粒子16Bの他、タングステン、銅、アルミ
ニウムまたは金(Au)などの金属微粒子、または窒化
珪素(SiNx )や酸化ケイ素(SiOx )などの無機
微粒子などにより構成される場合もある。
【0025】トンネル絶縁膜15は、メモリ用伝導領域
12と蓄積領域16とを電気的に分離させるためのもの
であり、例えば、二酸化珪素、窒化珪素または窒素と酸
素とシリコンとの化合物(酸化窒化ケイ素)などよりな
るものである。トンネル絶縁膜15の厚みは、例えば、
2nm〜20nmである。
【0026】ソース電極11は、例えば、アルミニウム
や銅などの低抵抗特性を有する金属よりなるものであ
り、第1の不純物領域13とオーミック接触している。
【0027】制御絶縁膜17は、蓄積領域16とメモリ
用制御電極18とを電気的に分離させるためのものであ
り、例えば、トンネル絶縁膜15とほぼ同様の材料より
なるものである。制御絶縁膜17の厚みは、例えば、5
0nm程度である。
【0028】《表示部の構成》液晶パネル30は、下地
部10上に配設された駆動電極21と、メモリトランジ
スタ20および駆動電極21等によって構成された凹凸
構造を有する下地上を覆うように配設された保護膜22
と、この保護膜22との間に空間を確保するように配設
された対向電極23と、保護膜22と対向電極23との
間の空間に封入された液晶24とを備えている。
【0029】駆動電極21および対向電極23の双方
は、例えば、インジウム・錫酸化物(Indium Tin Oxid
e;以下、単に「ITO」ともいう。)よりなる透明電
極により構成されている。双方の電極間にバイアスが供
給されることにより、駆動電極21の配設領域に対応す
る領域Rにおける液晶分子(液晶24)の配向状態が変
化するようになっている。駆動電極21は、例えば、そ
の一端部が第3の不純物領域14の一部に部分的に乗り
上げるように配設されている。
【0030】保護膜22は、メモリトランジスタ20等
の回路部分と液晶24とを分離させるためのものであ
り、例えば、窒化珪素または二酸化珪素よりなるもので
ある。液晶24としては、各種の配向特性(例えば、S
TN(Super Twisted Nematic;超ねじれネマチック)
等)を有する材料を随時選択して用いることが可能であ
る。
【0031】なお、図1では示していないが、液晶パネ
ル30は、上記した駆動電極21等以外にも、例えば、
図中の左右方向から液晶24を封止するためのシール
材、保護膜22〜対向電極23間の領域を一定に確保す
るためのスペーサー、液晶24を配向させるための配向
膜、光源(バックライト)から発生する光の旋光制御す
るための偏光板などを含んで構成されている。もちろ
ん、表示素子がカラー画像を表示するLCDを構成する
ものである場合には、カラーフィルターも配設される。
【0032】この表示素子は、例えば、複数のメモリト
ランジスタ20および液晶パネル30を含んで構成され
た表示素子が1の下地部10上に集積されたLCDの一
部として使用され、表示される画像中の一画素として機
能するものである。もちろん、この表示素子を単独で使
用するようにしてもよい。表示素子の集積化(表示装置
の構成)については、以下の実施の形態(第4〜第7の
実施の形態参照)において詳述する。
【0033】<表示素子の作用>次に、図1を参照し
て、表示素子の作用(主に、画像データの記録、読み出
しおよび消去)について説明する。なお、以下では、例
えば、液晶パネル30がノーマリーブラック特性(電位
印加時に駆動電極21〜対向電極23間を光が通過可能
となる)を有するものとする。
【0034】《画像の表示および画像データの記録》こ
の表示素子において、画像を表示すると共に画像データ
を記録する場合には、例えば、メモリ用制御電極18に
対して、メモリ用伝導領域12から蓄積領域16に電荷
を遷移させることが可能な正の電位(例えば+15V)
を印加すると共に、ソース電極11に対して液晶パネル
30を駆動させる(液晶分子の配向を変化させる)こと
が可能な正の電位(例えば+10V)を印加する。これ
により、液晶パネル30が駆動して画像が表示される
(光源の光が透過する)と共に、メモリトランジスタ2
0において量子力学的トンネル効果によりメモリ用伝導
領域12から蓄積領域16に電荷(ここでは電子)が遷
移し、ゲート電位の閾値が正の方向に変化することによ
り「画像データの記録」が行われる。このとき、記録さ
れた画像データは、表示素子の電源をオフにしても保存
される。
【0035】《画像データの読み出しおよび記録画像の
表示》また、記録された画像データを読み出すと共に記
録画像を表示する場合には、例えば、メモリ用制御電極
18に対して、蓄積領域16の内部に電荷が蓄積されて
いるときのゲート電位の閾値と電荷が蓄積されていない
ときのゲート電位の閾値との間の電位(例えば5V)を
印加すると共に、ソース電極11に対して液晶パネル3
0を駆動させることが可能な正の電位(例えば+10
V)を印加する。このとき、蓄積領域16に電荷が蓄積
されている場合にはメモリ用伝導領域12が導通しない
が、蓄積領域16に電荷が蓄積されていない場合にはメ
モリ用伝導領域12が導通することとなる。すなわち、
このメモリ用伝導領域12の導通の有無に応じて、液晶
パネル30において記録画像が表示される。
【0036】《画像データの消去》また、記録した画像
データを消去する場合には、例えば、メモリ用制御電極
18に対して、蓄積領域16の内部に蓄積されている電
荷をメモリ用伝導領域12に遷移させることが可能な負
の電位(例えば−15V)を印加する。これにより、メ
モリトランジスタ20におけるゲート電位の閾値が負の
方向に変化し、量子力学的トンネル効果により蓄積領域
16からメモリ用伝導領域12に電荷が遷移して「画像
データの消去」が行われる。
【0037】<表示素子の製造方法>次に、図1〜図6
を参照して、表示素子の製造方法について説明する。
【0038】表示素子を製造する際には、まず、図2に
示したように、例えば、石英ガラスなどよりなる透明な
基板1上に、化学気相成長(Chemical Vapor Depositio
n ;以下、単に「CVD」という。)法またはスパッタ
リング法により、窒化珪素よりなる絶縁膜2を約100
nmの厚みで形成する。続いて、この絶縁膜2上に、例
えば、絶縁膜2を形成した場合とほぼ同様の手法によ
り、二酸化珪素よりなる絶縁膜3を約100nmの厚み
で形成する。これにより、下地部10が形成される。
【0039】続いて、例えば、スパッタリング法により
タンタルやモリブデンなどの高融点金属層を成膜したの
ち、この金属層をフォトリソグラフィ処理およびエッチ
ング処理を用いてパターニングすることにより、下地部
10(絶縁膜3)上の所定の位置にソース電極11を選
択的に形成する。
【0040】続いて、下地部10上に、例えば、約60
0〜700°Cの範囲内における基板温度条件下におい
て、CVD法またはスパッタリング法により、非単結晶
シリコン(例えば非晶質シリコン)層を成膜する。続い
て、フォトリソグラフィ処理およびエッチング処理を用
いて非単結晶シリコン層をパターニングして素子分離す
ることにより、半導体層100を数十nmの厚みで選択
的に形成する。上記の素子分離を行う際には、例えば、
形成されることとなる半導体層100の一端部がソース
電極11の一部に部分的に乗り上げるようにし、半導体
層100とソース電極11とが電気的に接続されるよう
にする。この半導体層100は、後工程におけるイオン
注入処理を経て、メモリ用伝導領域12、第1の不純物
領域13および第2の不純物領域14となる前準備層で
ある。
【0041】続いて、例えば、非晶質シリコンよりなる
半導体層100に対してエキシマレーザを照射し、半導
体層100を加熱する。このエキシマレーザによる加熱
処理(Exeimer Laser Annealing ;以下、単に「EL
A」ともいう。)により、半導体層100を構成する非
晶質シリコンが結晶化されて多結晶シリコンとなる。
【0042】続いて、図3に示したように、全体を覆う
ように、例えば、約150°Cの基板温度条件下におい
て、酸素原子(O)を含む電離気体の雰囲気中に半導体
層100を曝すことにより、半導体100の表層部を酸
化する。なお、この電離気体の生成は、例えば、13.
6MHz、350Wの交流電磁場中に80Paの酸素ガ
スを導入することにより行う。この酸化処理により、半
導体層100の表層部が酸化され、二酸化珪素よりなる
トンネル絶縁膜15が形成される。上記の酸化処理を行
う際には、例えば、形成されることとなるトンネル絶縁
膜15の厚みが約10nmとなるように酸化条件を調整
する。トンネル絶縁膜15およびトンネル絶縁膜15と
半導体層100との間の界面には、多くの構造欠陥が存
在している。なお、トンネル絶縁膜15を形成する方法
としては、上記した手法の他、例えば、CVD法により
二酸化珪素を堆積させるようにしてもよい。
【0043】続いて、例えば、トンネル絶縁膜15に対
してELAを施し、トンネル絶縁膜15および半導体層
100の双方を加熱する。このとき、エキシマレーザビ
ームの照射時間は約100nsecとし、半導体層10
0の表面温度が、トンネル絶縁膜15の形成時における
表面温度よりも高くなるようにする。加熱処理時には、
トンネル絶縁膜15および半導体層100の双方の温度
のみが瞬間的に高くなり、下地部10の温度はトンネル
絶縁膜15等の温度ほど高くならない。この加熱処理に
より、トンネル絶縁膜15の膜質が改質され、トンネル
絶縁膜15およびトンネル絶縁膜15と半導体層100
との間の界面における構造欠陥が減少する。なお、トン
ネル絶縁膜15等を加熱するために用いるエネルギービ
ームとしては、上記したエキシマレーザビームの他、例
えば電子線ビームなどを用いるようにしてもよい。
【0044】続いて、例えば、トンネル絶縁膜15上
に、CVD法により、シリコンおよびゲルマニウムのう
ちの少なくとも一方を含む材料よりなる複数の半導体微
粒子16Bを成長させ、これらの複数の半導体微粒子層
16Bによって構成される蓄積領域16を形成する。上
記したCVD法による半導体微粒子16Bの成長は、例
えば、シシラン(SiH4 )やジシラン(Si2 6
などのシリコン原子(Si)を含むガスとゲルマン(G
eH4 )などのゲルマニウム原子(Ge)を含むガスと
の混合ガス中において行うようにする。蓄積領域16を
形成する際には、例えば、トンネル絶縁膜15に対する
被覆率が1よりも小さくなるように半導体微粒子16B
を成長させる。なお、蓄積領域16の形成方法として
は、上記した手法の他、例えば、スパッタリング法によ
りシリコンおよびゲルマニウムのうちの少なくとも一方
を堆積させるようにしてもよい。また、タングステン、
銅、アルミニウムまたは金等の金属微粒子や窒化珪素等
の無機微粒子により蓄積領域16を構成する場合には、
例えば、スパッタリング法を用いてそれぞれの微粒子を
成長させることにより蓄積領域16を形成することが可
能となる。
【0045】続いて、図4に示したように、例えば、全
体を覆うように、シランやジシランなどのシリコン原子
を含むガスと酸素(O2 )や一酸化二窒素(N2 O)な
どの酸素原子を含むガスとの混合ガス中において、CV
D法により、二酸化珪素、窒化珪素または酸化窒化珪素
よりなる制御絶縁膜17を約50〜100nmの厚みで
形成する。なお、制御絶縁膜17の形成方法としては、
上記した手法の他、例えば、酸素や一酸化二窒素などの
酸素原子を含むガス雰囲気中において、スパッタリング
によりシリコンを堆積させるようにしてもよい。
【0046】続いて、例えば、制御絶縁膜17上の所定
の位置に、約600〜700°Cの範囲内における基板
温度条件下において、CVD法またはスパッタリング法
により、不純物を添加した非単結晶シリコン(多結晶シ
リコンまたは非晶質シリコン)よりなるメモリ用制御電
極18を選択的に形成する。メモリ用制御電極18を形
成する際の上記の「所定の位置」とは、例えば、後工程
において形成されることとなるメモリ用伝導領域12の
配設位置に対応する位置である。なお、メモリ用制御電
極18の形成方法としては、上記した手法の他、例え
ば、スパッタリングにより、タンタル、モリブデン、ア
ルミニウム、銅またはタングステンなどの金属層を形成
したのち、この金属層をエッチングしてパターニングす
るようにしてもよい。
【0047】続いて、図5に示したように、例えば、メ
モリ用制御電極18をマスクとして、イオンインプラン
テーションにより半導体層100に対して不純物Iを注
入する。この不純物Iとしては、例えば、V族元素であ
るリンなどを用いるようにする。これにより、第1の不
純物領域13および第2の不純物領域14のそれぞれが
選択的に形成される。半導体層100のうち、不純物I
が注入されない部分はメモリ用伝導領域12となる。
【0048】続いて、例えば、ELAにより全体を加熱
し、第1の不純物領域13および第2の不純物領域14
の双方に添加された不純物を活性化させる。
【0049】続いて、図6に示したように、例えば、メ
モリ用制御電極18をマスクとして、全体に、反応性イ
オンエッチング(Reactive Ion Etching;以下、単に
「RIE」ともいう。)によるエッチング処理を施し、
第1の不純物領域13および第2の不純物領域14等を
露出させる。これにより、メモリトランジスタ20が形
成される。
【0050】続いて、図1に示したように、第2の不純
物領域14の周辺における下地部10上に、例えば、ス
パッタリング法により、ITOなどの透明電極が搭載さ
れた基板よりなる駆動電極21を選択的に形成する。駆
動電極21を形成する際には、例えば、その一部が第2
の不純物領域14の一部に部分的に乗り上げるように
し、駆動電極21と第2の不純物領域14とが電気的に
接続されるようにする。
【0051】続いて、全体を覆うように、例えば、スパ
ッタリング法またはCVD法により、窒化珪素または二
酸化珪素よりなる保護膜22を形成する。続いて、保護
膜22の上方に、ITOなどの透明電極が搭載された基
板よりなる対向電極23を配設する。続いて、保護膜2
2と対向電極23との間の空間に液晶24を封入する。
これにより、液晶パネル30が形成され、表示素子が完
成する。
【0052】なお、液晶パネル30を形成する際には、
保護膜22および対向電極23等の他、上記した配向
膜、偏光板およびカラーフィルター等を形成する工程も
必要となるが、ここでは液晶パネル30の形成に関する
概略工程のみの説明にとどめ、上記した一連の部材(配
向膜等)の形成に関する説明は省略する。
【0053】<表示素子の構造に関する効果>以上のよ
うに、本実施の形態に係る表示素子では、蓄積領域16
を有するメモリトランジスタ20を備えるようにしたの
で、表示素子単独の作用(蓄積領域16への電荷の蓄
積)により画像データが記録される。このため、表示素
子自体に画像データの記録機能を付与することができ
る。
【0054】また、本実施の形態では、メモリ機能を有
するメモリトランジスタ20が液晶パネル30を駆動さ
せるためのスイッチング素子(駆動部)としても機能す
るため、双方の機能(メモリ機能,駆動機能)を確保す
るために2つのトランジスタを配設する必要がない。こ
のため、表示素子の構造を簡略化することができる。
【0055】また、本実施の形態では、分散された複数
の半導体微粒子16Bにより蓄積領域16が構成される
ようにしたので、以下のような作用により、意図しない
「画像データの消去」を抑制することができる。すなわ
ち、例えば、蓄積領域が2次元的な広がりを有する連続
膜よりなる場合には、製造上の要因(形成温度等)に起
因してトンネル絶縁膜に構造的な欠陥が生じたとする
と、蓄積領域に蓄積された電荷の一部が上記の欠陥領域
を通じてリークしてしまう。このような場合には、電荷
のリーク現象に起因して、意図しない「画像データの消
去」が生じてしまう。これに対して、本実施の形態で
は、蓄積領域16に移動した電荷は、各半導体微粒子1
6Bごとに分散されて蓄積されることとなる。このた
め、トンネル絶縁膜15に構造的な欠陥が生じ、一部の
半導体粒子16Bに蓄積されていた電荷がトンネル絶縁
膜15中の欠陥領域を通じてリークしたとしても、上記
した「一部の半導体粒子16B」以外の他の半導体粒子
16Bに蓄積されている電荷は蓄積領域16の内部に蓄
積されたままとなる。したがって、トンネル絶縁膜15
中の欠陥構造に起因する電荷のリーク現象、すなわち意
図しない「画像データの消去」が抑制され、書き込まれ
た情報を長期に渡って安定的に保存することができる。
【0056】また、本実施の形態では、メモリ用伝導領
域12の厚みが0.01μm以上0.1μm以下の範囲
内であるようにしたので、エネルギービームBの照射に
よって適正に結晶化された非単結晶シリコンよりなる伝
導領域13を備えた高性能のメモリトランジスタ30を
構成することができる。
【0057】<表示素子の製造方法に関する効果>本実
施の形態に係る表示素子の製造方法では、CVD法によ
り、トンネル絶縁膜15に対する被覆率が1よりも小さ
くなるように複数の半導体微粒子16Bを分散して成長
させるようにしたので、被覆率が1になるように複数の
半導体微粒子16Bを成長させる場合よりも、蓄積領域
16の形成が容易となる。このため、表示素子を容易に
製造することができる。
【0058】また、本実施の形態では、酸素原子を含む
電離気体中にメモリ用伝導領域13を曝すことによりト
ンネル絶縁膜15を形成するようにしたので、比較的低
い温度条件下においてトンネル絶縁膜15を形成するこ
とが可能となり、製造条件(温度条件)を容易化するこ
とができる。具体的には、熱酸化法などを用いてトンネ
ル絶縁膜15を形成する場合には、例えば800〜10
00°Cの範囲内における比較的高い温度条件が必要と
なるが、本実施の形態では例えば150°Cの比較的低
い温度条件でよい。
【0059】また、本実施の形態では、非晶質シリコン
よりなる半導体層100を形成したのち、この非晶質シ
リコンに対してELAを施して結晶化させ、多結晶シリ
コンよりなる半導体層100を形成するようにしたの
で、比較的低い温度条件下において多結晶シリコンより
なる半導体層100を形成することが可能となり、製造
条件(温度条件)を容易化することができる。具体的に
は、多結晶シリコンよりなる半導体層100を直接形成
する場合には比較的高い温度条件(例えば1000°
C)が必要となるが、本実施の形態では比較的低い温度
条件(例えば600〜700°C)でよい。
【0060】また、本実施の形態では、上記したトンネ
ル絶縁膜15および半導体層100のそれぞれの形成温
度の低下により、以下のような利点も有する。すなわ
ち、例えば、比較的高い温度条件(例えば800〜10
00°C)下において上記の各部位を形成する場合に
は、基板1の材質は比較的高い耐熱特性を有するもの
(例えばシリコン)に限られてしまう。これに対して、
本実施の形態では、トンネル絶縁膜15等の形成温度の
低下に応じて比較的低い耐熱特性を有するものを選択す
ることが可能となり、基板1の材質に関する選択性が拡
張する。具体的には、基板1として、シリコン等よりも
安価な珪酸塩ガラスや石英ガラスなどよりなるものを用
いることが可能となる。
【0061】また、本実施の形態では、トンネル絶縁膜
15を形成したのち、このトンネル絶縁膜15に対して
ELAを施すようにしたので、下地部10の温度を高く
することなくトンネル絶縁膜15の膜質が改質され、ト
ンネル絶縁膜15およびトンネル絶縁膜15とメモリ用
伝導領域12との間の界面における構造欠陥を減少させ
ることができる。このため、トンネル絶縁膜15中にお
ける電荷のリーク現象が抑制され、この点においても
「画像データの保存」の安定化に寄与することとなる。
【0062】なお、本実施の形態では、メモリトランジ
スタ20がn型チャネル構造を有するようにしたが、必
ずしもこれに限られるものではなく、例えば、p型チャ
ネル構造を有するようにしてもよい。p型チャネル構造
を有するメモリトランジスタ20は、上記したイオンイ
ンプランテーション工程(図5参照)において、不純物
Iとして例えばボロン(B)などのIII族元素を用い
ることにより形成可能となる。このような構成を有する
表示素子では、上記した<表示素子の作用>に関する説
明のうち、各電極に対して印加される電位の正負を逆転
させることにより、一連の機能(画像データの記録等)
を実行することが可能となる。
【0063】また、本実施の形態では、メモリ用伝導領
域12、第1の不純物領域13および第2の不純物領域
14の全てが多結晶シリコンまたは非晶質シリコンによ
り構成されるようにしたが、必ずしもこれに限られるも
のではなく、上記の各部位の材質(多結晶シリコン,非
晶質シリコン)を自由に変更することが可能である。具
体的には、例えば、上記の各部位のうちの一部(例えば
メモリ用伝導領域12のみ)が非晶質シリコンにより構
成され、他の部位(例えば第1の不純物領域13および
第2の不純物領域14)が多結晶シリコンにより構成さ
れるようにしてもよい。
【0064】また、本実施の形態では、基板1の材料と
して透明性を有する材料を用い、表示素子が透過型のL
CDを構成するものであるようにしたが、必ずしもこれ
に限られるものではない。例えば、基板1として非透明
な基板などを用い、表示素子が反射型のLCDを構成す
るものであるようにしてもよい。この反射型のLCDで
は、対向電極23側から液晶パネル30に入射する周囲
光を光源として利用できるため、上記した透過型のLC
D場合とは異なり、光源(バックライト)を設ける必要
がない。
【0065】また、本実施の形態では、図4〜図6に示
したように、制御絶縁膜17上に形成したメモリ用制御
電極18(図4参照)をマスクとして、半導体層100
に対してイオン注入処理を施したのち(図5参照)、全
体にRIEによるエッチング処理を施す(図6参照)よ
うにしたが、必ずしもこれに限られるものではない。例
えば、メモリ用制御電極18を形成したのち、図7に示
したように、メモリ用制御電極18をマスクとして、全
体にRIEによるエッチング処理を施したのち、図8に
示したように、半導体層100の露出部分に対してイオ
ン注入処理を施すようにしてもよい。このような場合に
は、例えば、不純物として所定の金属原子を含む電離気
体の雰囲気中に半導体層100の露出部分を曝す。この
電離気体としては、例えば、形成されることとなるメモ
リトランジスタ20がn型チャネル構造を有するように
する場合には、ホスフィン(PH3 )のようにリン原子
などのV族元素を含むものを用いるようにし、一方、メ
モリトランジスタ20がp型チャネル構造を有するよう
にする場合には、ジボラン(B26)のようにボロンな
どのIII族元素を含むものを用いるようにする。これ
により、上記実施の形態の場合(図5参照)と同様に、
メモリ用伝導領域12、第1の不純物領域13および第
2の不純物領域14のそれぞれが選択的に形成される
(図8参照)。なお、メモリ用伝導領域12等を形成し
たのち、第1の不純物領域13および第2の不純物領域
14のそれぞれに導入された不純物をELAにより活性
化させる以降の工程は、上記実施の形態の場合と同様で
ある。
【0066】また、本実施の形態では、表示部として液
晶を用いるようにしたが、必ずしもこれに限られるもの
ではなく、液晶の他、例えば、有機EL素子、LEDま
たはLDなどを用いるようにしてもよい。このような場
合においても、上記実施の形態の場合と同様に、画像デ
ータがメモリトランジスタ20に記録されると共に、そ
の画像データが必要に応じて読み出される。
【0067】ここで、図9は、例えば、表示部として有
機EL素子を用いた表示素子の概略構成を表すものであ
り、上記実施の形態における図1に対応するものであ
る。なお、図9では、図1に示した構成要素と同一の構
成要素については同一の符号を付している。この表示素
子は、駆動部(メモリトランジスタ20)および表示部
(発光パネル40)により構成される。発光パネル40
は、例えば、ITOなどの透明電極が搭載された基板よ
りなる駆動電極41と、アルミキノリウム錯体(Alq
3 )よりなる発光層42と、ジアミン系化合物よりなる
電荷輸送層43と、発光層42および電荷輸送層43を
挟んで駆動電極41と対向するように配設されたマグネ
シウム銀(MgAg)よりなる対向電極44とを含んで
構成されている。この発光パネル40では、例えば、両
電極(駆動電極41,対向電極44)間にバイアスが印
加されることにより、電荷輸送層43から発光層42に
電荷(例えばホール)が注入され、発光層42において
緑色の光が生じる。この光は、例えば、基板1側から画
像として認識されることとなる。発光パネル40を構成
する各部位は、例えば真空蒸着法やスパッタリング法に
より形成可能である。なお、図9における上記以外の部
位の構造的特徴等は、図1に示した場合と同様である。
【0068】図10は、例えば、表示部としてLEDを
用いた表示素子の概略構成を表すものであり、上記した
図9に対応するものである。なお、図10では、図9に
示した構成要素と同一の構成要素については同一の符号
を付している。この表示素子では、図9に示した発光層
42および電荷輸送層43のそれぞれの替わりに、例え
ば、p−n接合された2つの半導体、すなわちp型半導
体45およびn型半導体46などが配設されることとな
る。例えば、p型半導体45としてII族の亜鉛(Z
n)を添加したガリウム砒素(GaAs)を用い、n型
半導体46としてVI族のテルル(Te)を添加したガ
リウム砒素を用いた場合には、両電極間にバイアスが印
加されることにより、両半導体中におけるキャリア(ホ
ールおよび電子)同士が再結合して赤色の光が生じ、こ
の光が画像として認識される。なお、図示しないが、表
示部としてLDを用いた表示素子は、図10に示したL
EDを搭載した表示素子とほぼ同様の構造を有すること
となる。LDを搭載した表示素子では、誘導放出により
高い強度を有する光(レーザ)が生じ、この光が画像と
して認識される。なお、図10における上記以外の部位
の構造的特徴等は、図9に示した場合と同様である。
【0069】表示部として有機EL素子、LEDまたは
LDなどを用いた表示素子における上記以外の作用、効
果および変形例等は、上記実施の形態の場合と同様であ
る。
【0070】[第2の実施の形態]次に、図11〜図1
5を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る表示素
子について説明する。
【0071】本発明の第2の実施の形態に係る表示素子
は、1のメモリトランジスタ20がメモリ機能と駆動機
能とを兼ねていた上記第1の実施の形態の場合とは異な
り、駆動機能を有する選択トランジスタ50a(駆動
部)をメモリトランジスタ50bとは別個に設けたもの
である。なお、図11〜図15において、上記第1の実
施の形態における構成要素と同一の構成要素については
同一の符号を用い、それらの要素に関する詳細な説明は
適宜省略する。
【0072】この表示素子は、下地部10と、この下地
部10の一面側に配設された選択トランジスタ50aお
よびメモリトランジスタ50bと、双方のトランジスタ
上に配設された分離絶縁膜58と、この分離絶縁膜58
上に配設された液晶パネル60とを備えている。
【0073】選択トランジスタ50aは、下地部10上
に互いに離間するように配設されたソース電極51およ
び選択用伝導領域52と、この選択用伝導領域52に隣
接し、かつ互いに離間するように配設された第3の不純
物領域53および第4の不純物領域54と、選択用伝導
領域上に配設された制御絶縁膜56と、この制御絶縁膜
56を挟んで選択用伝導領域52と対向するように配設
された選択用制御電極57とを含んで構成されている。
一方、メモリトランジスタ50bは、上記第1の実施の
形態におけるメモリトランジスタ20と同様の構造およ
び機能等を有するものである。メモリトランジスタ50
bにおける第4の不純物領域54、第5の不純物領域5
5および制御絶縁膜56のそれぞれは、上記第1の実施
の形態における第1の不純物領域13、第2の不純物領
域14および制御絶縁膜17に対応するものである。第
4の不純物領域54および制御絶縁膜56の双方は、選
択トランジスタ50aおよびメモリトランジスタ50b
のそれぞれを構成する一部位として共用されている。こ
こで、第4の不純物領域54が本発明における「第1の
不純物領域」の一具体例に対応し、第5の不純物領域5
5が本発明における「第2の不純物領域」の一具体例に
対応する。
【0074】第3の不純物領域53、第4の不純物領域
54および選択用制御電極57のそれぞれは、選択トラ
ンジスタ50aにおける「ソース領域」、「ドレイン領
域」および「ゲート電極」として機能するものである。
選択トランジスタ50aを構成する各部位(ソース電極
51、選択用伝導領域52、第3の不純物領域53、第
4の不純物領域54、制御絶縁膜56および選択用制御
電極57等)の形成材料および構造的特徴等は、上記第
1の実施の形態におけるメモリトランジスタ20のう
ち、上記の各部位に対応する各部位の場合と同様であ
る。
【0075】液晶パネル60は、上記第1の実施の形態
における液晶パネル30と同様の構造および機能等を有
するものであり、駆動電極61、保護膜62、対向電極
63および液晶64等を備えている。駆動電極61は、
分離絶縁膜58上に配設されており、その一端部は、分
離絶縁膜58および制御絶縁膜56の双方を貫通して延
在し、第5の不純物領域55と電気的に接続されてい
る。
【0076】次に、図11を参照して、この表示素子の
作用について説明する。なお、以下では、例えば、選択
トランジスタ50aおよびメモリトランジスタ50bの
双方がn型チャネル構造を有するものとする。双方のト
ランジスタがp型チャネル構造を有する場合には、各電
極に対して印加される電位の正負を逆転させることによ
り同様に作用することとなる。
【0077】この表示素子において、画像を表示すると
共に画像データを記録する場合には、例えば、メモリ用
制御電極18に対して正の電位(例えば+15V)を印
加し、選択用制御電極57に対して、選択トランジスタ
50aを駆動させることが可能な正の電位(例えば+1
0V)を印加し、ソース電極51に対して正の電位(例
えば+10V)を印加する。これにより、液晶パネル6
0が駆動して画像が表示されると共に、メモリトランジ
スタ50bにおいて「画像データの記録」が行われる。
【0078】また、記録された画像データを読み出すと
共に記録画像を表示する場合には、例えば、メモリ用制
御電極18に対して正の電位(例えば+5V)を印加
し、選択用制御電極57に対して正の電位(例えば+1
0V)を印加し、ソース電極51に対して正の電位(例
えば+10V)を印加する。これにより、メモリトラン
ジスタ50bにおいて「画像データの読み出し」が行わ
れ、液晶パネル60において記録画像が表示される。
【0079】また、記録した画像データを消去する場合
には、例えば、メモリ用制御電極18に対して負の電位
(例えば−15V)を印加し、選択用制御電極57に対
して正の電位(例えば+10V)を印加し、ソース電極
51に対して正の電位(例えば+10V)を印加する。
これにより、メモリトランジスタ50bにおいて「画像
データの消去」が行われる。
【0080】次に、図11〜図15を参照して、この表
示素子の製造方法について説明する。なお、表示素子の
製造方法において、トンネル絶縁膜15上に蓄積領域1
6(半導体微粒子16B)を形成するところまでの工程
は、上記第1の実施の形態における図3に示した工程ま
でと同様であるので、その説明を省略する。
【0081】表示素子を製造する際には、蓄積領域16
を形成したのち、図12に示したように、例えば、四フ
ッ化炭素と水素との混合ガス中においてRIEによるエ
ッチング処理を施し、トンネル絶縁膜15および蓄積領
域16(半導体微粒子16B)のうち、後工程において
形成されることとなるメモリ用伝導領域12(図14参
照)の配設領域に対応する部分以外の領域を選択的に除
去する。
【0082】続いて、図13に示したように、例えば、
シランやジシランなどのシリコン原子を含むガスと酸素
や一酸化二窒素などの酸素原子を含むガスとの混合ガス
中において、CVD法により、全体を覆うように、二酸
化珪素、窒化珪素または酸化窒化珪素よりなる制御絶縁
膜56を約50〜100nmの厚みで形成する。
【0083】続いて、例えば、制御絶縁膜56上に、約
600〜700°Cの範囲内における基板温度条件下に
おいて、CVD法またはスパッタリング法により、不純
物を添加した非単結晶シリコン(多結晶シリコンまたは
非晶質シリコン)よりなる選択用制御電極57およびメ
モリ用制御電極18のそれぞれを選択的に形成する。
【0084】続いて、図14に示したように、例えば、
選択用制御電極57およびメモリ用制御電極18の双方
をマスクとして、イオンインプランテーションにより半
導体層100に対して不純物Iを注入し、第3の不純物
領域53、第4の不純物領域54および第5の不純物領
域55のそれぞれを選択的に形成する。不純物Iとして
は、例えば、選択トランジスタ50aおよびメモリトラ
ンジスタ20の双方がn型チャネル構造を有するように
する場合にはV族元素であるリンなどを用いるように
し、一方、p型チャネル構造を有するようにする場合に
はIII族元素であるボロンなどを用いるようにする。
半導体層100のうち、不純物Iが注入されない部分
は、選択用伝導領域52およびメモリ用伝導領域12と
なる。
【0085】続いて、例えば、ELAにより全体を加熱
し、第3の不純物領域53、第4の不純物領域54およ
び第5の不純物領域55のそれぞれに添加された不純物
を活性化させる。これにより、選択トランジスタ50a
およびメモリトランジスタ50bが形成される。
【0086】続いて、図15に示したように、例えば、
制御絶縁膜56を形成した場合と同様の形成材料および
形成方法を用いて、選択用制御電極57およびメモリ用
制御電極18の双方を覆うように分離絶縁膜58を形成
する。
【0087】続いて、例えば、RIEによるエッチング
処理により、第5の不純物領域55の上方における分離
絶縁膜58および制御絶縁膜56のそれぞれの一部を選
択的に除去して開口部58kを形成し、第5の不純物領
域55の一部を露出させる。続いて、例えば、スパッタ
リング法により、分離絶縁膜58上にITOなどの透明
電極が搭載された基板よりなる駆動電極61を形成す
る。駆動電極61を形成する際には、その一端部が開口
部58kを通じて延在し、第5の不純物領域55の露出
部分と電気的に接続されるようにする。
【0088】なお、図11に示した保護膜62を形成す
る以降の工程(液晶パネル60の形成工程)は、上記第
1の実施の形態において保護膜22を形成した以降の工
程(図1参照)と同様であるので、その説明を省略す
る。液晶パネル60の形成が完了することにより、表示
素子が完成する。
【0089】本実施の形態に係る表示素子では、異なる
機能を有する2つのトランジスタ、すなわち、駆動機能
を有する選択トランジスタ50aとメモリ機能を有する
メモリトランジスタ20とを備えるようにしたので、メ
モリトランジスタ20が双方の機能を兼ねていた上記第
1の実施の形態の場合とは異なり、画像表示を目的とし
て印加するゲート電位および画像記録を目的として印加
するゲート電位をそれぞれ独立に制御することができ
る。
【0090】なお、本実施の形態の表示素子の構造およ
び製造方法に関する上記以外の作用、効果および変形例
等は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
【0091】なお、本実施の形態では、図11に示した
ように、選択トランジスタ50a、メモリトランジスタ
50bおよび液晶パネル60をこの順に配設するように
したが、必ずしもこれに限られるものではなく、上記の
各部位の配列順は回路設計等に応じて自由に変更するこ
とが可能である。例えば、図16に示したように、メモ
リトランジスタ50b、選択トランジスタ50aおよび
液晶パネル60をこの順に配設するようにしてもよい。
このような場合には、第3の不純物領域53および第4
の不純物領域54のそれぞれがメモリトランジスタ50
bにおける「ソース領域」および「ドレイン領域」とし
て機能し、また第4の不純物領域54および第5の不純
物領域55のそれぞれが選択トランジスタ50aにおけ
る「ソース領域」および「ドレイン領域」として機能す
ることとなる。このような構成を有する表示素子におい
ても、上記実施の形態の場合と同様の作用および効果を
得ることができる。なお、図16における上記以外の部
位の構造的特徴等は図11に示した場合と同様である。
【0092】[第3の実施の形態]次に、図17を参照
して、本発明の第3の実施の形態に係る表示素子につい
て説明する。
【0093】本発明の第3の実施の形態に係る表示素子
は、メモリトランジスタ50bが1のメモリ用制御電極
18を備える上記第2の実施の形態の場合とは異なり、
メモリトランジスタ50dが2つの制御電極(メモリ用
制御電極18,メモリ用補助電極71)を備えるように
した点を除き、上記第2の実施の形態における表示素子
と同様の構造を有するものである。なお、図17におい
て、上記第2の実施の形態における構成要素と同一の構
成要素については、同一の符号を付すものとし、これら
の要素に関する詳細な説明は、適宜省略する。
【0094】この表示素子は、下地部10と、この下地
部10上に配設された選択トランジスタ50cおよびメ
モリトランジスタ50dと、双方のトランジスタ上に配
設された分離絶縁膜58と、液晶パネル60とを備えて
いる。
【0095】メモリトランジスタ50dは、上記第2の
実施の形態におけるメモリトランジスタ50bを構成す
る各部位の他、下地部10上に配設されたメモリ用補助
電極71と、このメモリ用補助電極71とメモリ用伝導
領域12等との間を電気的に分離するための補助絶縁膜
72とを含んで構成されている。このメモリ用補助電極
71は、例えば、メモリ用伝導領域12を挟んでメモリ
用制御電極18と対向するように配設されており、主
に、「画像データの読み出し」時における意図しない電
荷の遷移を抑制するためのものである。メモリ用補助電
極71とメモリ用伝導領域12との間の領域における補
助絶縁膜72の厚みは、例えば、メモリ用制御電極18
と蓄積領域16との間の領域における制御絶縁膜56の
厚みよりも小さくなっている。具体的には、例えば、前
者の厚み(例えば25nm)は、後者の厚み(例えば5
0nm)のほぼ1/2倍になっている。ここで、メモリ
用補助電極71が本発明における「補助電極」の一具体
例に対応する。
【0096】選択トランジスタ50cは、上記第2の実
施の形態における選択トランジスタ50aを構成する各
部位の他、下地部10と選択用伝導領域52等との間の
領域に配設された補助絶縁膜72を含んで構成されてい
る。
【0097】次に、図17を参照して、この表示素子の
作用について説明する。なお、以下では、例えば、選択
トランジスタ50cおよびメモリトランジスタ50dの
双方がn型チャネル構造を有するものとする。双方のト
ランジスタがp型チャネル構造を有する場合には、各電
極に対して印加される電位の正負を逆転させることによ
り同様に作用することとなる。
【0098】この表示素子において、画像を表示すると
共に画像データを記録する場合には、例えば、メモリ用
補助電極71の電位を0Vとした状態において、メモリ
用制御電極18に対して正の電位(例えば+15V)を
印加し、選択用制御電極57に対して正の電位(例えば
+10V)を印加し、ソース電極51に対して正の電位
(例えば+10V)を印加する。これにより、液晶パネ
ル60が駆動して画像が表示されると共に、メモリトラ
ンジスタ50dにおいて「画像データの記録」が行われ
る。
【0099】また、記録された画像データを読み出すと
共に記録画像を表示する場合には、例えば、メモリ用制
御電極18の電位を0Vとした状態において、メモリ用
補助電極71に対して正の電位(例えば10V)を印加
し、選択用制御電極57に対して正の電位(例えば+1
0V)を印加し、ソース電極51に対して正の電位(例
えば+10V)を印加する。これにより、メモリトラン
ジスタ50dにおいて「画像データの読み出し」が行わ
れると共に、液晶パネル60において記録画像が表示さ
れる。
【0100】この表示素子では、上記したように、記録
された画像データを読み出す際に、メモリ用補助電極7
1に対して電位が印加される。このため、メモリ用制御
電極18に対して電位が印加される上記の各実施の形態
の場合とは異なり、電位印加時におけるメモリ用伝導領
域12〜蓄積領域16間の電位変化が抑制される。
【0101】また、記録した画像データを消去する場合
には、例えば、メモリ用補助電極71の電位を0Vとし
た状態において、メモリ用制御電極18に対して負の電
位(例えば−15V)を印加し、選択用制御電極57に
対して正の電位(例えば+10V)を印加し、ソース電
極51に対して正の電位(例えば+10V)を印加す
る。これにより、メモリトランジスタ50dにおいて
「画像データの消去」が行われる。
【0102】この表示素子は、上記第2の実施の形態の
場合と同様の製造工程を経て製造することが可能であ
る。なお、メモリ用補助電極71および補助絶縁膜72
のそれぞれの形成材料および形成方法等は、上記第2の
実施の形態におけるメモリ用制御電極18および制御絶
縁膜56の場合と同様である。
【0103】本実施の形態に係る表示素子では、「画像
データの読み出し」を行う際に、メモリ用補助電極71
の双方に対して電位が印加されるため、メモリ用伝導領
域12〜蓄積領域16間の電位変化が抑制され、この電
位変化に起因する電荷の遷移が抑制される。このため、
「画像データの読み出し」時における意図しない画像デ
ータの記録や消去が抑制され、記録された画像データを
正確に読み出すことができる。
【0104】また、本実施の形態では、補助絶縁膜72
の厚みが制御絶縁膜56の厚みよりも小さくなるように
したので、メモリ用補助電極71と蓄積領域16との間
の距離は、メモリ用制御電極18と蓄積領域16との間
の距離よりも小さくなる。このような場合には、「画像
データの読み出し」時において、メモリ用制御電極18
に対して電位を印加する場合に要する電位よりも小さい
電位をメモリ用補助電極71に対して印加することで、
メモリトランジスタ50dを駆動させることが可能とな
る。このため、メモリトランジスタ50dを駆動させる
ために必要な消費電力を減少させることができる。
【0105】なお、本実施の形態の表示素子の構造およ
び製造方法に関する上記以外の作用、効果および変形例
等は、上記各実施の形態の場合と同様である。
【0106】[第4の実施の形態]次に、図18〜図2
0を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る表示装
置について説明する。なお、以下では、例えば、上記第
1の実施の形態における表示素子を複数集積して表示装
置を構成するものとする。
【0107】図18は、表示素子を集積した表示装置
(LCD)の平面構造を表すものであり、図19は、図
18におけるA−A線に沿った矢視断面構造を表すもの
である。また、図20は、図18に示した表示装置の回
路構成を表すものである。図18では、図20に示した
複数の表示素子のうち、例えば4つの表示素子111,
112,121,122を示している。なお、以下で
は、図18〜図20において、各表示素子の配列方向の
うち、図中のX軸方向を「行(または行方向)」と表記
すると共に、図中のY方向を「列(または列方向)」と
表記するものとする。また、各図において、上記第1の
実施の形態における構成要素と同一の構成要素について
は同一の符号を付すものとし、これらの要素に関する詳
細な説明は適宜省略する。
【0108】表示素子111のうち、上記第1の実施の
形態においてソース電極11が配設されていた領域に
は、ソース電極11と同様の機能を有するデータ線D1
が配設されている。このデータ線D1は、例えば、「列
方向」に延在しており、同一の「列」に配設されている
表示素子111以外の他の複数の表示素子(例えば表示
素子121等)もまたデータ線D1を介して配設されて
いる。
【0109】表示素子111のうち、上記第1の実施の
形態においてメモリ用制御電極18が配設されていた領
域には、メモリ用制御電極18と同様の機能を有するゲ
ート線G1が配設されている。このゲート線G1の一部
は、例えば、「行」方向に延在しており、同一の「行」
に配設されている表示素子111以外の他の複数の表示
素子(例えば表示素子112等)もまたゲート線G1を
介して配設されている。
【0110】なお、表示素子112と同一の「列」に配
設されている他の複数の表示素子(例えば表示素子12
2等)は、上記した表示素子111等の場合と同様にデ
ータ線D2を介して配設されている。また、表示素子1
21と同一の「行」に配設されている他の複数の表示素
子(例えば表示素子122等)は、上記した表示素子1
11の場合と同様にゲート線G2を介して配設されてい
る。もちろん、表示装置を構成する他の複数の表示素子
もまた、上記した4つの表示素子(111,112,1
21,122)の場合と同様に、複数のデータ線、ゲー
ト線およびワード線のそれぞれを介して配設されてい
る。各表示素子における上記以外の構造は、上記第1の
実施の形態の場合(図1参照)と同様である。
【0111】この表示装置では、図18に示したよう
に、例えば、ゲート線とデータ線とが直交するように配
設されている。メモリトランジスタ20および液晶パネ
ル30を含んで構成される1の表示素子が、画像を構成
する「一画素」に相当する。
【0112】このような構成を有する表示装置におい
て、例えば、表示素子111のみを駆動させる場合に
は、上記第1の実施の形態において説明した<表示素子
の作用>のうち、「メモリ用制御電極18」を「ゲート
線G1」に置き換えると共に「ソース電極11」を「デ
ータ線D1」に置き換え、各配線に対して電位を印加す
るようにする。これにより、上記第1の実施の形態の場
合と同様に、表示素子111において一連の機能(画像
データの記録等)を実行することが可能となる。なお、
表示素子111を駆動させる際、上記した配線(ゲート
線G1,データ線D1)以外の他の配線(ゲート線G
2,データ線D2等)の電位は、例えば0Vとする。
【0113】この表示装置は、例えば、上記第1の実施
の形態において説明した表示素子の製造方法を反復し、
1の下地部10上に複数のメモリトランジスタ20およ
び液晶パネル30をマトリックス状に配列させることに
より製造可能である。なお、データ線およびゲート線の
それぞれの形成材料および形成方法等は、例えば、上記
第1の実施の形態におけるソース電極11およびメモリ
用制御電極18の場合と同様である。
【0114】本実施の形態に係る表示装置では、上記第
1の実施の形態において示したメモリ機能を有する複数
の表示素子により構成されるようにしたので、メモリ装
置等の周辺機器を別途付設することなくレジューム機能
を有することとなる。このため、表示装置の製造コスト
を削減することができる。また、上記した周辺機器と表
示装置とを接続させるための複雑な配線接続工程等が不
要となるため、表示装置の製造に係る製造工程数を削減
し、製造時間を短縮することができる。
【0115】[第5の実施の形態]次に、図21〜図2
3を参照して、本発明の第5の実施の形態に係る表示装
置について説明する。なお、以下では、例えば、上記第
2の実施の形態における表示素子を複数集積して表示装
置を構成するものとする。
【0116】図21は、表示素子を集積した表示装置の
平面構造を表すものであり、図22は、図21における
B−B線に沿った矢視断面構造を表すものである。ま
た、図23は、図21に示した表示装置の回路構成を表
すものである。図21では、マトリックス状に配列され
た複数の表示素子(図23参照)のうち、例えば4つの
表示素子211,212,221,222を示してい
る。図21〜図23において、上記第2の実施の形態に
おける構成要素と同一の構成要素については同一の符号
を付すものとし、これらの要素に関する詳細な説明は、
適宜省略する。
【0117】表示素子211における選択トランジスタ
50aのうち、上記第2の実施の形態においてソース電
極51が配設されていた領域には、データ線D11が配
設されている。このデータ線D11は、例えば、「列」
方向に延在しており、同一の「列」に配列されている表
示素子211以外の他の複数の表示素子(表示素子22
1等)もまたデータ線D11を介して配設されている。
【0118】また、上記第2の実施の形態において選択
用制御電極57が配設されていた領域には、選択用制御
電極57と同様の機能を有するゲート線G11が配設さ
れている。ゲート線G11の一部は、例えば、「行」方
向に延在しており、同一の「行」に配設されている表示
素子211以外の他の複数の表示素子(表示素子212
等)もまたゲート線G11を介して配設されている。
【0119】表示素子211におけるメモリトランジス
タ50bのうち、上記第2の実施の形態においてメモリ
用制御電極18が配設されていた領域には、メモリ用制
御電極18と同様の機能を有するワード線W11が配設
されている。このワード線W11の一部は、例えば、
「行」方向に延在しており、同一の「行」に配設されて
いる表示素子211以外の他の複数の表示素子(表示素
子212等)もまたワード線W11を介して配設されて
いる。
【0120】なお、表示素子212以外の他の複数の表
示素子(212,221,222等)もまた、表示素子
212の場合と同様に複数の各種配線(データ線D1
1,D12,ゲート線G11,G12,ワード線W1
1,W12)を介して配設されている。各表示素子にお
ける上記以外の構造は、上記第2の実施の形態の場合
(図11参照)と同様である。
【0121】この表示装置では、図21に示したよう
に、例えば、データ線と、ゲート線およびワード線のそ
れぞれとが直交するように各配線が配設されている。選
択トランジスタ50a、メモリトランジスタ50bおよ
び液晶パネル60を含んで構成される1の表示素子が、
画像を構成する「一画素」に相当する。
【0122】このような構成を有する表示装置におい
て、例えば、表示素子211のみを駆動させる場合に
は、上記第2の実施の形態において説明した表示素子の
作用のうち、「選択用制御電極57」を「ゲート線G1
1」に置き換え、「メモリ用制御電極18」を「ワード
線W11」に置き換え、「第3の不純物領域53」を
「データ線D11」に置き換え、各配線に対して電位を
印加するようにする。これにより、上記第2の実施の形
態の場合と同様に、表示素子211において一連の機能
(画像データの記録等)を実行することが可能となる。
なお、表示素子211を駆動させる際、上記した配線
(ゲート線G11,ワード線W11,データ線D11)
以外の他の配線(ゲート線G12,ワード線W12,デ
ータ線D12等)の電位は、例えば0Vとする。
【0123】この表示装置は、例えば、上記第2の実施
の形態において説明した表示素子の製造方法を反復し、
1の下地部10上に複数の選択トランジスタ50a、メ
モリトランジスタ50bおよび液晶パネル60をマトリ
ックス状に配列させることにより製造可能である。な
お、データ線、ゲート線およびワード線のそれぞれの形
成材料および形成方法等は、例えば、上記第2の実施の
形態におけるソース電極51、選択用制御電極57およ
びメモリ用制御電極18の場合と同様である。
【0124】本実施の形態に係る表示装置では、上記第
2の実施の形態において示した選択トランジスタ50a
およびメモリトランジスタ50bを有する複数の表示素
子により構成されるようにしたので、画像表示を目的と
して印加するゲート電位および画像記録を目的として印
加するゲート電位をそれぞれ独立に制御することができ
る。
【0125】[第6の実施の形態]次に、図24〜図2
6を参照して、本発明の第6の実施の形態に係る表示装
置について説明する。
【0126】本実施の形態の表示装置は、例えば、上記
第5の実施の形態において示したゲート線の配設位置お
よびワード線の延在方向を変更したものである。
【0127】図24は、表示素子を集積した表示装置の
平面構造を表すものであり、図25は、図24における
C−C線に沿った矢視断面構造を表すものである。ま
た、図26は、図24に示した表示装置の回路構成を表
すものである。図24では、マトリックス状に配列され
た複数の表示素子(図26参照)のうち、例えば4つの
表示素子311,312,321,322を示してい
る。なお、図24〜図26において、上記第5の実施の
形態における構成要素と同一の構成要素については同一
の符号を付すものとし、これらの要素に関する詳細な説
明は、適宜省略する。
【0128】この表示装置では、図25に示したよう
に、分離絶縁膜58と液晶パネル60との間の領域に層
間絶縁膜80が配設されている。表示素子311では、
分離絶縁膜58上にワード線W21が配設されており、
その一部は分離絶縁膜58を貫通してメモリ用制御電極
18と電気的に接続されている。このワード線W21
は、上記第5の実施の形態におけるワード線W11に対
応するものであり、例えば、データ線D11に対して平
行になるように、すなわち、「列」方向に延在するよう
に配設されている。図24に示したように、表示素子3
11と同一の「列」に配設されている他の複数の表示素
子(表示素子321等)はワード線W21を介して配設
されている。なお、表示素子312と同一の「列」に配
設されている他の複数の表示素子(表示素子322等)
もまた、表示素子311等の場合と同様にワード線W2
2を介して配設されている。なお、ワード線W21およ
び層間絶縁膜80のそれぞれの形成材料および形成方法
等は、例えば、データ線D11および分離絶縁膜58の
場合と同様である。
【0129】ゲート線G21,G22は、上記第5の実
施の形態におけるゲート線G11,G12に対応するも
のである。図24に示したように、ゲート線G21,G
22は、例えば、ゲート線G11,G12が図21中に
おける選択トランジスタ50aの下側の領域に配設され
ていた上記第5の実施の形態の場合とは異なり、選択ト
ランジスタ50aの上側の領域に配設されている。
【0130】このように、表示装置を構成する各種配線
(例えば、ワード線W21,ゲート線G21等)の配設
位置および延在方向等を変更した場合においても、上記
第5の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができ
る。なお、各種配線の配設位置および延在方向等は、必
ずしも上記した場合に限られるものではなく、回路設計
等に応じて自由に変更することが可能である
【0131】[第7の実施の形態]次に、図27〜図2
9を参照して、本発明の第7の実施の形態に係る表示装
置について説明する。なお、以下では、例えば、上記第
3の実施の形態における表示素子と同様の構造を有する
複数の表示素子を集積して表示装置を構成するものとす
る。
【0132】図27は、表示素子を集積した表示装置の
平面構造を表すものであり、図28は、図27における
D−D線に沿った矢視断面構造を表すものである。ま
た、図29は、図27に示した表示装置の回路構成を表
すものである。図27では、マトリックス状に配列され
た複数の表示素子(図29参照)のうち、例えば4つの
表示素子411,412,421,422を示してい
る。図27〜図29において、上記第3の実施の形態に
おける構成要素と同一の構成要素については同一の符号
を付すものとし、これらの要素に関する詳細な説明は、
適宜省略する。
【0133】表示素子411におけるメモリトランジス
タ50dのうち、上記第3の実施の形態においてメモリ
用補助電極71が配設されていた領域には、メモリ用補
助電極71と同様の機能を有する下側ワード線WL31
が配設されている。この下側ワード線WL31は、例え
ば、「列」方向に延在しており、同一の「列」に配設さ
れている表示素子411以外の他の複数の表示素子(表
示素子421等)もまた下側ワード線WL31を介して
配設されている。この下側ワード線WL31の形成材料
および形成方法等は、例えば、メモリ用補助電極71の
場合と同様である。なお、表示素子412と同一の
「列」に配設されている他の複数の表示素子(表示素子
422等)もまた、表示素子411の場合と同様に下側
ワード線WL32を介して構成されている。
【0134】表示素子411のうち、メモリトランジス
タ50dにおける上側ワード線WU31、選択トランジ
スタ50cにおけるデータ線D31およびゲート線G3
1のそれぞれは、例えば、上記第5の実施の形態におけ
るデータ線D11、ゲート線G11およびワード線11
のそれぞれと同様の構造的特徴および機能等を有するも
のである。すなわち、表示素子411以外の他の複数の
表示素子(表示素子412,421,422等)は、表
示素子411の場合と同様に、各種配線(上側ワード線
WU31,WU32等,データ線D31,D32等,ゲ
ート線G31,G32等)を介して配設されている。
【0135】各表示素子における上記以外の構造は、上
記第3の実施の形態の場合(図17参照)と同様であ
る。
【0136】このような構成を有する表示装置におい
て、例えば、表示素子411のみを駆動させる場合に
は、上記第3の実施の形態において説明した表示素子の
作用のうち、「選択用制御電極57」を「ゲート線G3
1」に置き換え、「メモリ用制御電極18」を「上側ワ
ード線WU31」に置き換え、「メモリ用補助電極7
1」を「下側ワード線WL31」に置き換え、「第3の
不純物領域53」を「データ線D31」に置き換え、各
配線に対して電位を印加するようにする。これにより、
上記第3の実施の形態の場合と同様に、表示素子411
において一連の機能(画像データの記録等)を実行する
ことが可能となる。なお、表示素子411を駆動させる
際、上記した各配線以外の他の全ての配線(ゲート線G
32等,上側ワード線WU32等,下側ワード線WL3
2等,データ線D32等)の電位は、例えば0Vとす
る。
【0137】この表示装置は、例えば、上記第3の実施
の形態において説明した表示素子の製造方法を反復し、
1の下地部10上に複数の選択トランジスタ50c、メ
モリトランジスタ50dおよび液晶パネル60をマトリ
ックス状に配列させることにより製造可能である。
【0138】本実施の形態に係る表示装置では、上記第
3の実施の形態において示した複数の表示素子により構
成され、「画像データの読み出し」時において、各表示
素子における下側ワード線(例えば、下側ワード線WL
31等)に対して電位が印加されるようにしたので、意
図しない画像データの記録や消去が抑制され、記録画像
を正確に再現することができる。
【0139】以上、各実施の形態を挙げて本発明を説明
したが、本発明は上記各実施の形態に限定されるもので
はなく、種々変形可能である。例えば、上記の各実施の
形態では、基板1上に絶縁膜2,3を順次積層して下地
部10を構成するようにしたが、基板1上に絶縁膜2
(窒化珪素)または絶縁膜3(二酸化珪素)のいずれか
一方のみを形成して下地部10を構成するようにしても
よい。あるいは、例えば、基板1上に酸化窒化珪素より
なる絶縁膜を形成して下地部10を構成するようにして
もよい。なお、下地部10としては、メモリトランジス
タ等を形成する際の下地となり得るものであればどのよ
うなものでもよく、例えば、適宜な基板の上に任意の半
導体素子を介して形成された絶縁膜を下地部として用い
るようにしてもよい。
【0140】また、上記各実施の形態では、メモリ用伝
導領域12、第1の不純物領域13、第2の不純物領域
14、選択用伝導領域52、第3の不純物領域53、第
4の不純物領域54および第5の不純物領域55のそれ
ぞれを多結晶シリコンまたは非晶質シリコンにより構成
するようにしたが、必ずしもこれに限られるものではな
い。例えば、上記の各部位を多結晶シリコンと非晶質シ
リコンとの複合体などにより構成するようにしてもよい
し、シリコン以外の材料(例えばゲルマニウム等)によ
り構成するようにしてもよいし、または化合物半導体
(例えばシリコン・ゲルマニウムやガリウム砒素(Ga
As)等)により構成するようにしてもよい。
【0141】また、上記各実施の形態では、トンネル絶
縁膜15を酸化膜により構成するようにしたが、必ずし
もこれに限られるものではなく、例えば、窒化膜や酸化
窒化膜により構成するようにしてもよい。窒化膜よりな
るトンネル絶縁膜15は、例えば、アンモニア(N
3 )または窒素(N2 )を交流電磁場中に導入して窒
素原子(N)を含む電離気体を生成したのち、この電離
気体中に半導体層100を曝すことにより形成可能とな
る。一方、酸化窒化膜よりなるトンネル絶縁膜15は、
例えば、一酸化二窒素(N2 O)を交流電磁場中に導入
して酸素原子と窒素原子とを含む電離気体を生成したの
ち、この電離気体中に半導体層100を曝すことにより
形成可能となる。
【0142】また、上記各実施の形態では、エネルギー
ビームを照射してトンネル絶縁膜15を加熱することに
より、トンネル絶縁膜15中の構造欠陥を減少させるよ
うにしたが、必ずしもこれに限られるものではない。ト
ンネル絶縁膜15に対する加熱方法としては、上記した
エネルギービームの照射の他、例えば、ランプやヒータ
等の加熱機器を用いるようにしてもよい。ただし、トン
ネル絶縁膜を加熱する際には、基板1が変形しないよう
な温度領域を選択して過熱処理を行うようにするのが好
ましい。
【0143】また、上記第3の実施の形態(図17参
照)では、メモリ用伝導領域12とメモリ用制御電極1
8との間の領域に蓄積領域16が配設されるようにした
が、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、メ
モリ用伝導領域12とメモリ用補助電極71との間の領
域に蓄積領域16が配設されるようにしてもよい。この
ような構成を有する表示素子においても、上記第3の実
施の形態の場合と同様の作用および効果を得ることがで
きる。もちろん、この蓄積領域16の配設位置を変更さ
せた表示素子を複数用いて表示装置を構成するようにし
てもよい。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項23のいずれか1項に記載の表示素子または請求項
24ないし請求項29のいずれか1項に記載の表示素子
の製造方法によれば、駆動部が、伝導領域から遷移され
た電荷を蓄積する蓄積領域を備えるようにしたので、蓄
積領域の内部に電荷が蓄積されることにより、表示素子
自体において画像データの記録が行われる。これによ
り、メモリ装置等の周辺機器が不要となるため、表示素
子の製造コストを削減することができると共に、製造時
間を短縮することができる。
【0145】特に、請求項5記載の表示素子または請求
項29記載の表示素子の製造方法によれば、下地部と伝
導領域との間の領域に配設された補助電極を備えるよう
にしたので、「画像データの読み出し」時において補助
電極に対して電位が印加されることにより、伝導領域〜
蓄積領域間における電位変化が抑制され、この電位変化
に起因する電荷の移動が抑制される。このため、意図し
ない画像データの書き込みや消去を抑制し、記録された
画像データを正確に読み出すことができる。
【0146】また、請求項7記載の表示素子によれば、
補助絶縁膜の厚みが制御絶縁膜の厚みよりも小さくなる
ようにしたので、補助電極に対して印加する電位を制御
電極に対して印加する電位よりも小さくすることができ
る。このため、メモリ素子を駆動させるための消費電力
を減少させることができる。
【0147】また、請求項10記載の表示素子によれ
ば、蓄積領域が分散された複数の微粒子を含んで構成さ
れるようにしたので、電荷のリークに起因する意図しな
い「画像データの消去」を抑制し、記録された画像デー
タを長期に渡って安定的に保存することができる。
【0148】また、請求項15記載の表示素子によれ
ば、伝導領域の厚みが0.01μm以上0.1μm以下
の範囲内であるようにしたので、適正に結晶化された非
単結晶シリコンよりなる伝導領域を備えた高性能のメモ
リ素子を構成することができる。
【0149】また、請求項25ないし請求項27のいず
れか1項に記載の表示素子の製造方法によれば、半導体
層を酸素原子および窒素原子のうちの少なくとも一方を
含む電離気体に曝すことによりトンネル絶縁膜を形成す
るようにしたので、比較的低い温度条件下においてトン
ネル絶縁膜を形成することが可能となる。このため、ト
ンネル絶縁膜の形成を容易化することができると共に、
下地部の形成材料として比較的耐熱特性が低く、かつ安
価な材料を用いることができる。
【0150】また、請求項26または請求項27に記載
の表示素子の製造方法によれば、トンネル絶縁膜を形成
したのち、このトンネル絶縁膜に対してエネルギービー
ムを照射するようにしたので、下地部の温度を高くする
ことなく、トンネル絶縁膜およびトンネル絶縁膜とメモ
リ用伝導領域との間の界面における構造欠陥を低減させ
ることができる。このため、比較的低い温度条件下にお
いてトンネル絶縁膜を形成した場合においても、上記の
構造欠陥に起因する電荷のリークを防止し、記録された
画像データを長期に渡って安定的に保存することができ
る。
【0151】また、請求項30記載の表示装置によれ
ば、本発明の複数の表示素子により構成されるようにし
たので、メモリ装置等の周辺機器を必要とせずに画像デ
ータの記録を有することとなる。これにより、表示装置
の製造コストを削減することができると共に、製造時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示素子の構
成を説明するための断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る表示素子の製
造方法における一工程を説明するための断面図である。
【図3】図2に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図4】図3に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図5】図4に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図6】図5に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る表示素子の製
造方法に関する変形例を説明するための断面図である。
【図8】図7に続く工程を説明するための断面図であ
る。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る表示素子の構
造に関する変形例を説明するための断面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る表示素子の
構造に関する他の変形例を説明するための断面図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る表示素子の
構成を説明するための断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る表示素子の
製造方法における一工程を説明するための断面図であ
る。
【図13】図12に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図14】図13に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図15】図14に続く工程を説明するための断面図で
ある。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る表示素子の
構造に関する変形例を説明するための断面図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る表示素子の
構成を説明するための断面図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置の
構成を説明するための平面図である。
【図19】図18に示した表示装置のA−A線に沿った
断面図である。
【図20】図18に示した表示装置の回路構成を説明す
るための回路図である。
【図21】本発明の第5の実施の形態に係る表示装置の
構成を説明するための平面図である。
【図22】図21に示した表示装置のB−B線に沿った
断面図である。
【図23】図21に示した表示装置の回路構成を説明す
るための回路図である。
【図24】本発明の第6の実施の形態に係る表示装置の
構成を説明するための平面図である。
【図25】図24に示した表示装置のA−A線に沿った
断面図である。
【図26】図24に示した表示装置の回路構成を説明す
るための回路図である。
【図27】本発明の第7の実施の形態に係る表示装置の
構成を説明するための平面図である。
【図28】図27に示した表示装置のA−A線に沿った
断面図である。
【図29】図27に示した表示装置の回路構成を説明す
るための回路図である。
【符号の説明】
1…基板、2,3…絶縁膜、10…下地部、11,51
…ソース電極、12…メモリ用伝導電極、13…第1の
制御絶縁膜、14…第2の不純物領域、15…トンネル
絶縁膜、16…蓄積領域、16B…半導体微粒子、1
7,56…制御絶縁膜、18…メモリ用制御電極、2
0,50b,50d…メモリトランジスタ、21,4
1,61…駆動電極、22,62…保護膜、23,4
4,63…対向電極、24,64…液晶、30,60…
液晶パネル、40…発光パネル、42…発光層、43…
電荷輸送層、45…p型半導体、46…n型半導体、5
0a,50c…選択トランジスタ、52…選択用制御電
極、53…第3の不純物領域、54…第4の不純物領
域、55…第5の不純物領域、57…選択用制御電極、
58…分離絶縁膜、71…メモリ用補助電極、72…補
助絶縁膜、80…層間絶縁膜、100…半導体層、11
1,112,121,122,211,212,22
1,222, 311,312,321,322,41
1,412,421,422…表示素子、D1,D2,
D11,D12,D21,D22,D31,D32…デ
ータ線、G1,G2,G11,G12,G21,G2
2,G31,G32…ゲート線、I…不純物、W11,
W12,W21,W22…ワード線、WU31,WU3
2…上側ワード線、WL31,WL32…下側ワード
線。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8247 H01L 27/10 434 5F110 27/115 29/78 371 29/788 612B 29/792 Fターム(参考) 2H090 JB02 JB03 2H092 JA21 JA24 JA33 JA36 JA40 JA41 JB13 JB21 JB69 KA04 KA05 KA08 KA10 KA18 KB11 KB25 MA05 MA08 MA18 MA23 MA27 MA30 5C094 AA22 AA33 AA43 AA44 AA54 BA03 BA09 BA23 BA27 BA43 CA19 CA24 DA14 DA15 EA04 EA07 EB02 FB12 FB14 FB15 5F001 AA11 AB02 AC01 AD12 AD41 AD70 AG12 AG21 5F083 EP17 EP22 EP42 ER03 ER14 PR21 PR36 5F110 AA04 AA16 AA17 BB02 BB08 CC10 DD01 DD02 DD03 DD13 DD14 EE02 EE03 EE04 EE09 EE44 EE45 FF02 FF03 FF04 FF09 FF23 FF28 FF29 FF36 GG02 GG13 GG15 GG25 GG43 GG44 HJ01 HJ13 HJ23 HK02 HK03 HK04 HK07 HK33 NN02 NN23 NN24 NN34 NN35 NN62 NN71 PP03 PP29 QQ11

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を表示するための表示部と、この表
    示部を駆動させるための駆動部とを有し、前記表示部お
    よび前記駆動部が1の下地部上に配設された表示素子で
    あって、 前記駆動部が、 半導体よりなる伝導領域と、 この伝導領域に隣接して配設された第1の不純物領域
    と、 この第1の不純物領域と離間されると共に、前記伝導領
    域に隣接して配設された第2の不純物領域と、 前記伝導領域を挟んで前記下地部の配設領域と反対側の
    領域に配設された制御電極と、 この制御電極と前記伝導領域との間の領域に配設され、
    前記伝導領域から遷移された電荷を蓄積する蓄積領域
    と、 この蓄積領域と前記伝導領域との間の領域に配設された
    トンネル絶縁膜と、 前記制御電極と前記蓄積領域との間の領域に配設された
    制御絶縁膜とを備えたことを特徴とする表示素子。
  2. 【請求項2】 前記下地部は、所定の材料よりなる基板
    と、この基板の表面を覆うように配設された下地絶縁膜
    とを含んで構成されるものであることを特徴とする請求
    項1記載の表示素子。
  3. 【請求項3】 前記基板は、石英、ガラスまたは樹脂の
    いずれかを含む材料よりなるものであることを特徴とす
    る請求項2記載の表示素子。
  4. 【請求項4】 前記下地絶縁膜は、窒化珪素および二酸
    化珪素のうちの少なくとも一方を含む材料よりなるもの
    であることを特徴とする請求項2記載の表示素子。
  5. 【請求項5】 さらに、 前記下地部と前記伝導領域との間の領域に配設された補
    助電極と、 この補助電極と前記伝導領域との間の領域に配設された
    補助絶縁膜とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    表示素子。
  6. 【請求項6】 前記制御電極および前記補助電極のうち
    の少なくとも一方は、前記蓄積領域の内部に蓄積された
    電荷量および前記伝導領域の伝導度を制御するものであ
    ることを特徴とする請求項5記載の表示素子。
  7. 【請求項7】 前記補助絶縁膜の厚みは、前記制御絶縁
    膜の厚みよりも小さくなっていることを特徴とする請求
    項5記載の表示素子。
  8. 【請求項8】 前記制御電極および前記補助電極の双方
    は、金属、多結晶シリコンまたは非晶質シリコンのいず
    れかを含む材料よりなるものであることを特徴とする請
    求項5記載の表示素子。
  9. 【請求項9】 前記トンネル絶縁膜、前記制御絶縁膜お
    よび前記補助絶縁膜のそれぞれは、二酸化珪素、窒化ケ
    イ素またはシリコンと酸素と窒素との化合物のいずれか
    を含む材料よりなるものであることを特徴とする請求項
    5記載の表示素子。
  10. 【請求項10】 前記蓄積領域は、分散された複数の微
    粒子を含んで構成されるものであることを特徴とする請
    求項1記載の表示素子。
  11. 【請求項11】 前記微粒子は、シリコンまたはゲルマ
    ニウムのいずれかを含む半導体、金属または窒化珪素の
    いずれかを含む材料よりなるものであることを特徴とす
    る請求項10記載の表示素子。
  12. 【請求項12】 前記伝導領域、前記第1の不純物領域
    および第2の不純物領域のそれぞれは、非単結晶半導体
    を含む材料よりなるものであることを特徴とする請求項
    1記載の表示素子。
  13. 【請求項13】 前記伝導領域、前記第1の不純物領域
    および第2の不純物領域のうちの少なくとも1は、多結
    晶シリコンを含む材料よりなるものであることを特徴と
    する請求項12記載の表示素子。
  14. 【請求項14】 前記伝導領域、前記第1の不純物領域
    および第2の不純物領域のうちの少なくとも1は、非晶
    質シリコンを含む材料よりなるものであることを特徴と
    する請求項12記載の表示素子。
  15. 【請求項15】 前記伝導領域の厚みは、0.01μm
    以上0.1μm以下の範囲内であることを特徴とする請
    求項1記載の表示素子。
  16. 【請求項16】 前記制御電極および前記第1の不純物
    領域の双方に対して正の電位が印加されることにより、
    前記蓄積領域内の電荷量が増加して画像データの記録が
    行われ、 前記制御電極に対して正の電位が印加され、前記蓄積領
    域に電荷が蓄積されている場合には前記伝導領域が導通
    しないが、前記蓄積領域に電荷が蓄積されていない場合
    には前記伝導領域が導通することにより、この前記伝導
    領域の導通の有無に応じて画像データの表示が行われ、 前記制御電極に対して負の電位が印加されると共に前記
    第2の不純物領域に対して正の電位が印加されることに
    より、前記蓄積領域内の電荷量が減少して画像データの
    消去が行われることを特徴とする請求項1記載の表示素
    子。
  17. 【請求項17】 記制御電極および前記第1の不純物領
    域の双方に対して負の電位が印加されることにより、前
    記蓄積領域内の電荷量が増加して画像データの記録が行
    われ、 前記制御電極に対して負の電圧が印加され、前記蓄積領
    域に電荷が蓄積されている場合には前記伝導領域が導通
    しないが、前記蓄積領域に電荷が蓄積されていない場合
    には前記伝導領域が導通することにより、この前記伝導
    領域の導通の有無に応じて画像データの表示が行われ、 前記制御電極に対して正の電位が印加されると共に前記
    第2の不純物領域に対して負の電位が印加されることに
    より、前記蓄積領域内の電荷量が減少して画像データの
    消去が行われることを特徴とする請求項1記載の表示素
    子。
  18. 【請求項18】 前記制御電極および前記第1の不純物
    領域の双方に対して正の電位が印加されることにより、
    前記蓄積領域内の電荷量が増加して画像データの記録が
    行われ、 前記補助電極に対して正の電位が印加され、前記蓄積領
    域に電荷が蓄積されている場合には前記伝導領域が導通
    しないが、前記蓄積領域に電荷が蓄積されていない場合
    には前記伝導領域が導通することにより、この前記伝導
    領域の導通の有無に応じて画像データの表示が行われ、 前記制御電極に対して負の電位が印加されると共に前記
    第2の不純物領域に対して正の電位が印加されることに
    より、前記蓄積領域内の電荷量が減少して画像データの
    消去が行われることを特徴とする請求項5記載の表示素
    子。
  19. 【請求項19】 前記制御電極および前記第1の不純物
    領域の双方に対して負の電位が印加されることにより、
    前記蓄積領域内の電荷量が増加して画像データの記録が
    行われ、 前記補助電極に対して負の電位が印加され、前記蓄積領
    域に電荷が蓄積されている場合には前記伝導領域が導通
    しないが、前記蓄積領域に電荷が蓄積されていない場合
    には前記伝導領域が導通することにより、この前記伝導
    領域の導通の有無に応じて画像データの表示が行われ、 前記制御電極に対して正の電位が印加されると共に前記
    第2の不純物領域に対して負の電位が印加されることに
    より、前記蓄積領域内の電荷量が減少して画像データの
    消去が行われることを特徴とする請求項5記載の表示素
    子。
  20. 【請求項20】 前記表示部は、液晶分子の配向変化を
    利用して画像を表示するものであることを特徴とする請
    求項1記載の表示素子。
  21. 【請求項21】 前記表示部は、発光ダイオードを利用
    して画像を表示するものであることを特徴とする請求項
    1記載の表示素子。
  22. 【請求項22】 前記表示部は、有機エレクトロルミネ
    センスを利用して画像を表示するものであることを特徴
    とする請求項1記載の表示素子。
  23. 【請求項23】 前記表示部は、レーザダイオードを利
    用して画像を表示するものであることを特徴とする請求
    項1記載の表示素子。
  24. 【請求項24】 画像を表示するための表示部と、この
    表示部を駆動させるための駆動部とを有し、前記表示部
    および前記駆動部が1の下地部上に配設された表示素子
    の製造方法であって、 前記駆動部を形成する工程が、 前記下地部の上方領域に半導体よりなる伝導領域を形成
    する工程と、 この伝導領域に隣接するように第1の不純物領域を形成
    する工程と、 この第1の不純物領域と離間されると共に前記伝導領域
    に隣接するように第2の不純物領域を形成する工程と前
    記伝導領域上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、 このトンネル絶縁膜上に分散された複数の微粒子よりな
    る蓄積領域を形成する工程と、 この蓄積領域上に制御絶縁膜を形成する工程と、 この制御絶縁膜上に制御電極を形成する工程と、 を含むことを特徴とする表示素子の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記伝導領域の前準備層である半導体
    層を酸素原子(O)および窒素原子(N)のうちの少な
    くとも一方を含む電離気体中に曝すことにより前記トン
    ネル絶縁膜を形成することを特徴とする請求項24記載
    の表示素子の製造方法。
  26. 【請求項26】 さらに、 前記トンネル絶縁膜を形成したのち、前記半導体層の表
    面を加熱する工程を含むことを特徴とする請求項25記
    載の表示素子の製造方法。
  27. 【請求項27】 エネルギービームを照射することによ
    り前記半導体層の表面を加熱することを特徴とする請求
    項26記載の表示素子の製造方法。
  28. 【請求項28】 気相成長法、スパッタリング法または
    真空蒸着法のいずれかを用いて、前記トンネル絶縁膜に
    対する被覆率が1よりも小さくなるように前記蓄積領域
    を形成することを特徴とする請求項24記載の表示素子
    の製造方法。
  29. 【請求項29】 さらに、 前記下地部上またはその一部に設けられた凹部に補助電
    極を形成する工程と、 この補助電極上に補助絶縁膜を形成する工程とを含むこ
    とを特徴とする請求項24記載の表示素子の製造方法。
  30. 【請求項30】 画像を表示するための表示部と、この
    表示部を駆動させるための駆動部とを有する複数の表示
    素子が1の下地部上に配列された表示装置であって、 各表示素子における前記駆動部が、 半導体よりなる伝導領域と、 この伝導領域に隣接して配設された第1の不純物領域
    と、 この第1の不純物領域と離間されると共に、前記伝導領
    域に隣接して配設された第2の不純物領域と、 前記伝導領域を挟んで前記下地部の配設領域と反対側の
    領域に配設された制御電極と、 この制御電極と前記伝導領域との間の領域に配設され、
    前記伝導領域から遷移された電荷を蓄積する蓄積領域
    と、 この蓄積領域と前記伝導領域との間の領域に配設された
    トンネル絶縁膜と、 前記制御電極と前記蓄積領域との間の領域に配設された
    制御絶縁膜とを備えたことを特徴とする表示装置。
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