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JP2002046281A - インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置

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Publication number
JP2002046281A
JP2002046281A JP2000233245A JP2000233245A JP2002046281A JP 2002046281 A JP2002046281 A JP 2002046281A JP 2000233245 A JP2000233245 A JP 2000233245A JP 2000233245 A JP2000233245 A JP 2000233245A JP 2002046281 A JP2002046281 A JP 2002046281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
substrate
piezoelectric element
path forming
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000233245A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Furuhata
豊 古畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000233245A priority Critical patent/JP2002046281A/ja
Publication of JP2002046281A publication Critical patent/JP2002046281A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14233Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm
    • B41J2002/14241Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm having a cover around the piezoelectric thin film element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14491Electrical connection

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隔壁の剛性を向上すると共に圧力発生室を高
密度に配設することのできるインクジェット式記録ヘッ
ド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置を
提供する。 【解決手段】 ノズル開口に連通する圧力発生室12が
画成される単結晶シリコンからなる流路形成基板10
と、該流路形成基板10の一方面側に振動板を介して設
けられる下電極60、圧電体層70及び上電極80から
なる圧電素子300とを具備するインクジェット式記録
ヘッドにおいて、前記流路形成基板10の前記圧電素子
300側に封止部材40を介して接合される単結晶シリ
コンからなる接合基板30を設け、該接合基板30の前
記流路形成基板10との接合面側の前記圧電素子300
に対向する領域に、集積回路31を一体的に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
るノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構
成し、この振動板を介して圧電素子を設けて、圧電素子
の変位によりインク滴を吐出させるインクジェット式記
録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出するノズル開口と連通す
る圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧
電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦
振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、た
わみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの
2種類が実用化されている。
【0003】前者は圧電素子の端面を振動板に当接させ
ることにより圧力発生室の容積を変化させることができ
て、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反
面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛
歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた
圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必
要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
【0004】これに対して後者は、圧電材料のグリーン
シートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼
成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作
り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関
係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難
であるという問題がある。
【0005】一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消す
べく、特開平5−286131号公報に見られるよう
に、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧
電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法に
より圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生
室毎に独立するように圧電素子を形成したものが提案さ
れている。
【0006】これによれば圧電素子を振動板に貼付ける
作業が不要となって、リソグラフィ法という精密で、か
つ簡便な手法で圧電素子を作り付けることができるばか
りでなく、圧電素子の厚みを薄くできて高速駆動が可能
になるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力発
生室を形成する基板として、例えば、直径が6〜12イ
ンチ程度の比較的大きなものを用いようとする場合、ハ
ンドリング等の問題により基板の厚さを厚くせざるを得
ず、それに伴い圧力発生室の深さも深くなってしまう。
そのため、各圧力発生室を区画する隔壁の厚さを厚くし
ないと十分な剛性が得られず、クロストークが発生し、
所望の吐出特性が得られないという問題がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、隔壁の
剛性を向上すると共に圧力発生室を高密度に配設するこ
とのできるインクジェット式記録ヘッド及びその製造方
法並びにインクジェット式記録装置を提供することを課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、ノズル開口に連通する圧力発生室が
画成される単結晶シリコンからなる流路形成基板と、該
流路形成基板の一方面側に振動板を介して設けられる下
電極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子とを具備す
るインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記流路形成
基板の前記圧電素子側に封止部材を介して接合される単
結晶シリコンからなる接合基板を有し、該接合基板の前
記流路形成基板との接合面側の前記圧電素子に対向する
領域には、集積回路が一体的に形成されていることを特
徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0010】かかる第1の態様では、圧電素子と集積回
路とを比較的容易に接続でき、且つヘッドを小型化する
ことができる。また、集積回路が一体的に形成された接
合基板が流路形成基板に接合されているため、流路形成
基板の厚さを薄くして圧力発生室の高さを低くすること
ができる。
【0011】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記圧電素子を構成する前記下電極又は上電極の何
れか一方には導電部材が接続されており、該導電部材が
前記集積回路の接続配線に当接することにより、前記圧
電素子と前記集積回路とが電気的に接続されていること
を特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0012】かかる第2の態様では、流路形成基板と接
合基板とを接合することで、導電部材と集積回路の接続
配線とが当接させることができるので、圧電素子と集積
回路とを電気的に容易に接続することができる。
【0013】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記圧電素子は、前記接合基板と前記封止部
材によって画成される空間内に封止されていることを特
徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0014】かかる第3の態様では、圧電素子が外部環
境と遮断されるため、大気中の水分等の外部環境に起因
する圧電素子の破壊が防止される。
【0015】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記封止部材が接着剤であることを特
徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0016】かかる第4の態様では、流路形成基板と接
合基板とを接着剤によって容易に接合することができ
る。
【0017】本発明の第5の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記封止部材が酸化シリコン又はガラ
スからなり、前記流路形成基板と前記接合基板とが前記
封止部材を介して陽極接合によって接合されていること
を特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0018】かかる第5の態様では、流路形成基板と接
合基板とを容易且つ確実に接合することができる。
【0019】本発明の第6の態様は、第2〜5の何れか
の態様において、前記導電部材が、一端が前記一方の電
極に接続されると共に他端が前記流路形成基板上に固定
されたボンディングワイヤであることを特徴とするイン
クジェット式記録ヘッドにある。
【0020】かかる第6の態様では、ボンディングワイ
ヤを介して圧電素子と集積回路とが電気的に接続され
る。
【0021】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記圧力発生室が異方性エッチングに
より形成され、前記振動板及び前記圧電素子を構成する
各層が成膜及びリソグラフィ法により形成されたもので
あることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0022】かかる第7の態様では、高密度のノズル開
口を有するインクジェット式記録ヘッドを大量に且つ比
較的容易に製造することができる。
【0023】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様のインクジェット式記録ヘッドを具備することを
特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0024】かかる第8の態様では、ヘッドのインク吐
出特性を向上したインクジェット式記録装置を実現でき
る。
【0025】本発明の第9の態様は、単結晶シリコンか
らなりノズル開口に連通する圧力発生室が画成される流
路形成基板と、該流路形成基板の一方面側に振動板を介
して設けられる下電極、圧電体層及び上電極からなる圧
電素子と、前記流路形成基板の前記圧電素子側に接合さ
れる単結晶シリコンからなる接合基板とを具備するイン
クジェット式記録ヘッドの製造方法において、前記流路
形成基板上に前記振動板を介して前記下電極、前記圧電
体層及び前記上電極を積層及びパターニングして前記圧
電素子を形成する工程と、前記接合基板の一方面の前記
圧電素子に対向する領域に集積回路を一体的に形成する
工程と、前記流路形成基板の前記圧電素子側と前記接合
基板の前記集積回路側とを封止部材を介して接合する工
程と、前記流路形成基板及び前記接合基板を所定の厚さ
に加工する工程と、前記圧力発生室を形成する工程とを
有することを特徴とするインクジェット式記録ヘッドの
製造方法にある。
【0026】かかる第9の態様では、流路形成基板に接
合基板を接合し、その後流路形成基板を所定の厚さに加
工するようにしたので、流路形成基板の厚さを比較的容
易に薄くすることができる。
【0027】本発明の第10の態様は、第9の態様にお
いて、前記圧力発生室を形成する工程では、前記流路形
成基板をエッチングすることによって前記圧力発生室を
形成すると共に、前記接合基板をエッチングすることに
より前記圧力発生室にインクを供給する流路を形成する
ことを特徴とするインクジェット式記録ヘッドの製造方
法にある。
【0028】かかる第10の態様では、圧力発生室とこ
の圧力発生室にインクを供給する流路とを同時に形成す
るため、製造工程が簡略化される。
【0029】本発明の第11の態様は、第9又は10の
態様において、導電性を有しその一端が前記圧電素子を
構成する前記下電極又は上電極の何れか一方に接続され
る導電部材を設け、前記流路形成基板と前記接合基板と
を接合する際に、前記導電部材と前記集積回路の接続配
線とを接触させることにより、前記圧電素子と前記集積
回路とを電気的に接続することを特徴とするインクジェ
ット式記録ヘッドの製造方法にある。
【0030】かかる第11の態様では、流路形成基板と
接合基板とを接合することにより、同時に、圧電素子と
駆動回路とが電気的に接続されるため、製造工程を簡略
化することができる。
【0031】本発明の第12の態様は、第11の態様に
おいて、前記圧力発生室を形成する工程では、前記流路
形成基板をエッチングすることによって前記圧力発生室
を形成すると共に、前記接合基板をエッチングすること
により前記圧電素子を構成する他方の電極と外部配線と
を接続する接続口を形成することを特徴とするインクジ
ェット式記録ヘッドの製造方法にある。
【0032】かかる第12の態様では、圧力発生室と共
に圧電素子の電極と外部配線とを接続する接続口が同時
に形成されるため、製造工程が簡略化される。
【0033】本発明の第13の態様は、第9〜12の何
れかの態様において、前記封止部材がガラス、又は前記
流路形成基板及び前記接合基板のそれぞれの接合面側に
設けられた酸化シリコン層であり、当該封止部材を介し
て前記流路形成基板と前記接合基板とを陽極接合により
接合することを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
の製造方法にある。
【0034】かかる第13の態様では、流路形成基板と
接合基板とを容易且つ確実に接合することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0036】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図
であり、図2は、インクジェット式記録ヘッドの1つの
圧力発生室の長手方向における断面構造を示す図であ
る。
【0037】図示するように、流路形成基板10は、例
えば、50〜150μmの厚さの単結晶シリコン基板か
らなり、その一方面は開口面となり、他方面には予め熱
酸化により形成した二酸化シリコンからなる、厚さ0.
1〜2μmの弾性膜50が形成されている。
【0038】流路形成基板10の開口面には、異方性エ
ッチングにより複数の隔壁11によって区画された圧力
発生室12が形成されている。また、各圧力発生室12
の長手方向一端部には、各圧力発生室12の共通のイン
ク室であるリザーバ13が形成され、インク供給路14
を介して各圧力発生室12と連通されている。
【0039】なお、これらリザーバ13及びインク供給
路14は、圧力発生室12と共に異方性エッチングによ
って形成されている。また、インク供給路14は、圧力
発生室12のインクの流出入を制御するためのものであ
り、圧力発生室12及びリザーバ13よりも浅く形成さ
れている。
【0040】ここで、異方性エッチングは、単結晶シリ
コン基板をKOH等のアルカリ溶液に浸漬すると、徐々
に侵食されて(110)面に垂直な第1の(111)面
と、この第1の(111)面と約70度の角度をなし且
つ上記(110)面と約35度の角度をなす第2の(1
11)面とが出現し、(110)面のエッチングレート
と比較して(111)面のエッチングレートが約1/1
80であるという性質を利用して行われるものである。
かかる異方性エッチングにより、二つの第1の(11
1)面と斜めの二つの第2の(111)面とで形成され
る平行四辺形状の深さ加工を基本として精密加工を行う
ことができ、圧力発生室12を高密度に配列することが
できる。
【0041】本実施形態では、各圧力発生室12の長辺
を第1の(111)面で、短辺を第2の(111)面で
形成している。この圧力発生室12は、流路形成基板1
0をほぼ貫通して弾性膜50に達するまでエッチングす
ることにより形成されている。なお、弾性膜50は、シ
リコン単結晶基板をエッチングするアルカリ溶液に侵さ
れる量がきわめて小さい。
【0042】この流路形成基板10の開口面側には、各
圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通す
るノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接
着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。な
お、ノズルプレート20は、厚さが例えば、0.1〜1
mmで、線膨張係数が300℃以下で、例えば2.5〜
4.5[×10-6/℃]であるガラスセラミックス、又
は不錆鋼などからなる。ノズルプレート20は、一方の
面で流路形成基板10の一面を全面的に覆い、シリコン
単結晶基板を衝撃や外力から保護する補強板の役目も果
たす。また、ノズルプレート20は、流路形成基板10
と熱膨張係数が略同一の材料で形成するようにしてもよ
い。この場合には、流路形成基板10とノズルプレート
20との熱による変形が略同一となるため、熱硬化性の
接着剤等を用いて容易に接合することができる。
【0043】ここで、インク滴吐出圧力をインクに与え
る圧力発生室12の大きさと、インク滴を吐出するノズ
ル開口21の大きさとは、吐出するインク滴の量、吐出
スピード、吐出周波数に応じて最適化される。例えば、
1インチ当たり360個のインク滴を記録する場合、ノ
ズル開口21は数十μmの直径で精度よく形成する必要
がある。
【0044】一方、流路形成基板10の弾性膜50上に
は、厚さが例えば、約0.2〜0.5μmの下電極膜6
0と、厚さが例えば、約1μmの圧電体層70と、厚さ
が例えば、約0.1μmの上電極膜80とが、後述する
プロセスで積層形成されて、圧電素子300を構成して
いる。ここで、圧電素子300は、下電極膜60、圧電
体層70及び上電極膜80を含む部分をいう。一般的に
は、圧電素子300の何れか一方の電極を共通電極と
し、他方の電極及び圧電体層70を各圧力発生室12毎
にパターニングして構成する。そして、ここではパター
ニングされた何れか一方の電極及び圧電体層70から構
成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる
部分を圧電体能動部という。本実施形態では、下電極膜
60を圧電素子300の共通電極とし、上電極膜80を
圧電素子300の個別電極としているが、駆動回路や配
線の都合でこれを逆にしても支障はない。何れの場合に
おいても、各圧力発生室毎に圧電体能動部が形成されて
いることになる。また、ここでは、圧電素子300と当
該圧電素子300の駆動により変位が生じる弾性膜とを
合わせて圧電アクチュエータと称する。なお、上述した
例では、弾性膜50及び下電極膜60が振動板として作
用するが、下電極膜が弾性膜を兼ねるようにしてもよ
い。
【0045】また、流路形成基板10の圧電素子300
側、本実施形態では、弾性膜50及び下電極膜60上に
は、封止部材40を介して接合基板30が形成されてい
る。
【0046】この接合基板30は、150μm以上の厚
さを有する単結晶シリコン基板からなり、圧電素子30
0に対向する領域には、所定の集積回路(IC)、例え
ば、本実施形態では、圧電素子300を駆動するための
駆動回路31が一体的に形成されている。なお、この駆
動回路31は、本実施形態では、単結晶シリコン基板か
らなる接合基板30に半導体プロセスによって一体的に
形成された半導体集積回路である。
【0047】また、この駆動回路31と圧電素子300
の上電極膜80とは、上電極膜80上に設けられたリー
ド電極90を介して電気的に接続されている。すなわ
ち、流路形成基板10と接合基板30とを封止部材40
を介して接合する際に、リード電極90と駆動回路31
とを接触させることにより、上電極膜80と駆動回路3
1とがリード電極90を介して電気的に接続される。
【0048】また、この接合基板30及び封止部材40
によって、圧電素子300に対向する領域には、その運
動を阻害しない程度の空間を確保した状態でこの空間を
密封可能な圧電素子保持部41及び圧力発生室12の共
通のインク室であるリザーバ13にインクを供給するた
めのインク導入路42が形成され、さらに、圧電素子3
00の共通電極である下電極膜60及び駆動回路31の
駆動用信号線と外部配線とを接続する接続口43が画成
されている。
【0049】また、本実施形態では、例えば、図3に示
すように、接合基板30の流路形成基板10との接合面
側には、圧電素子300の並設方向の端部近傍に、駆動
回路31とFPC等の外部配線100とを接続するため
の接続配線32が形成されており、接続配線32と外部
配線とは、異方性導電材(ACF)等からなる接続層3
3を介して電気的に接続されている。なお、接続配線3
2は接続口43に配線を延設させて形成してもよい。こ
の場合には、下電極膜60と駆動回路用の信号線が一括
で実装でき、実装工程の簡略化とヘッドの小型化を図る
ことができる。
【0050】ここで、本実施形態のインクジェット式記
録ヘッドの製造工程について説明する。なお、図4〜図
6は、圧力発生室12の長手方向の断面図である。ま
た、図4の(a)〜(c)は、流路形成基板10の断面
図であり、(d)は、接合基板30の断面図である。
【0051】まず、図4(a)に示すように、所定の厚
さ、本実施形態では、220μm程度の流路形成基板1
0となる単結晶シリコン基板のウェハを約1100℃の
拡散炉で熱酸化して二酸化シリコンからなる弾性膜50
を形成する。
【0052】次に、図4(b)に示すように、この弾性
膜50上に下電極膜60、圧電体層70及び上電極膜8
0を順次積層し、パターニングすることにより圧電素子
300を形成する。
【0053】すなわち、まず、弾性膜50上にスパッタ
リングで下電極膜60を形成する。この下電極膜60の
材料としては、白金等が好適である。これは、スパッタ
リング法やゾル−ゲル法で成膜する後述の圧電体層70
は、成膜後に大気雰囲気下又は酸素雰囲気下で600〜
1000℃程度の温度で焼成して結晶化させる必要があ
るからである。すなわち、下電極膜60の材料は、この
ような高温、酸化雰囲気下で導電性を保持できなければ
ならず、殊に、圧電体層70としてチタン酸ジルコン酸
鉛(PZT)を用いた場合には、酸化鉛の拡散による導
電性の変化が少ないことが望ましく、これらの理由から
白金が好適である。
【0054】次に、下電極膜60上に圧電体層70を成
膜する。例えば、本実施形態では、金属有機物を触媒に
溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾燥してゲル化し、
さらに高温で焼成することで金属酸化物からなる圧電体
層70を得る、いわゆるゾル−ゲル法を用いて形成し
た。圧電体層70の材料としては、PZT系の材料がイ
ンクジェット式記録ヘッドに使用する場合には好適であ
る。なお、この圧電体層70の成膜方法は、特に限定さ
れず、例えば、スパッタリング法又はMOD法(有機金
属熱塗布分解法)等のスピンコート法により成膜しても
よい。
【0055】さらに、ゾル−ゲル法又はスパッタリング
法もしくはMOD法等によりチタン酸ジルコン酸鉛の前
駆体膜を形成後、アルカリ水溶液中での高圧処理法にて
低温で結晶成長させる方法を用いてもよい。
【0056】何れにしても、このように成膜された圧電
体層70は、バルクの圧電体とは異なり結晶が優先配向
しており、且つ本実施形態では、圧電体層70は、結晶
が柱状に形成されている。なお、優先配向とは、結晶の
配向方向が無秩序ではなく、特定の結晶面がほぼ一定の
方向に向いている状態をいう。また、結晶が柱状の薄膜
とは、略円柱体の結晶が中心軸を厚さ方向に略一致させ
た状態で面方向に亘って集合して薄膜を形成している状
態をいう。勿論、優先配向した粒状の結晶で形成された
薄膜であってもよい。なお、このように薄膜工程で製造
された圧電体層の厚さは、一般的に0.2〜5μmであ
る。
【0057】さらに、圧電体層70上に上電極膜80を
成膜する。上電極膜80は、導電性の高い材料であれば
よく、アルミニウム、金、ニッケル、白金等の多くの金
属や、導電性酸化物等を使用できる。本実施形態では、
白金をスパッタリングにより成膜している。
【0058】次に、圧電体層70及び上電極膜80のみ
をエッチングして圧電素子300のパターニングを行
う。
【0059】次に、図4(c)に示すように、リード電
極90を流路形成基板10の全面に亘って形成すると共
に各圧電素子300の長手方向一端部側の上電極膜80
上にパターニングする。
【0060】次に、図4(d)に示すように、所定の厚
さ、本実施形態では、220μm程度の接合基板30と
なる単結晶シリコン基板の前記流路形成基板10との接
合面側で前記圧電素子300に対応する領域に、駆動回
路31を一体的に形成する。この駆動回路31の形成方
法は、特に限定されず、例えば、駆動回路31を半導体
プロセスで一体的に形成すればよい。
【0061】次に、図5(a)に示すように、流路形成
基板10の圧電素子300側と接合基板30の駆動回路
31側とを封止部材40を介して接合する。このとき、
圧電素子300に対向する領域に圧電素子保持部41が
画成されると共に、前記リザーバ13に対向する領域に
インク導入路42が画成される。さらに、このインク導
入路42の外側に接続口43が画成される。本実施形態
では、封止部材40は接着剤であり、所定の領域に所定
量の接着剤を塗布して流路形成基板10と接合基板30
とを接合することにより、これら圧電素子保持部41、
インク導入路42及び接続口43を画成する。
【0062】さらに、これら流路形成基板10と接合基
板30とを接合する際に、リード電極90と駆動回路3
1とを接触させることにより、各圧電素子300の個別
電極である上電極膜80と駆動回路31とが電気的に接
続される。このとき、このリード電極90は、圧力発生
室12となる領域の外側に設けられていることが好まし
い。これにより、圧電素子300の駆動による振動板の
変形の阻害を防止することができる。
【0063】次に、図5(b)に示すように、このよう
に接合した流路形成基板10及び接合基板30を所定の
厚さに加工する。具体的には、流路形成基板10及び接
合基板30の表面を研磨又はエッチングすることによ
り、所定の厚さに加工する。本実施形態では、上述した
ように、流路形成基板10を50μm〜150μmと
し、接合基板30を150μm程度の厚さとした。
【0064】次に、図5(c)に示すように、流路形成
基板10と接合基板30とのそれぞれの表面に二酸化シ
リコンからなるマスク層55A,55Bを所定の領域に
スパッタリング又はCVD法等により成膜する。
【0065】次いで、図6(a)に示すように、マスク
層55Aを介して流路形成基板10をエッチングするこ
とにより、圧力発生室12、リザーバ13及びインク供
給路14を形成する。また、同時に、マスク層55Bを
介して接合基板30をエッチングすることにより、イン
ク導入路42を開口させると共に、接続口43を開口さ
せる。さらに、リザーバ13に対応する領域の弾性膜5
0及び下電極膜60を除去してリザーバ13とインク導
入路42とを連通するインク連通孔51を形成する。
【0066】その後、図6(b)に示すように、流路形
成基板10の開口面側にノズル開口21が穿設されたノ
ズルプレートを接合する。
【0067】なお、以上説明した一連の膜形成及び異方
性エッチングによって、一枚のウェハ上に多数のチップ
を同時に形成し、プロセス終了後、図1に示すような一
つのチップサイズの流路形成基板10毎に分割し、イン
クジェット式記録ヘッドとする。
【0068】このように製造された本実施形態のインク
ジェット式記録ヘッドは、図示しない外部インク供給手
段からインク導入路42を介してリザーバ13にインク
を取り込み、リザーバ13からノズル開口21に至るま
で内部をインクで満たした後、外部配線100から駆動
回路31を介して出力された記録信号に従い、圧力発生
室12に対応するそれぞれの下電極膜60と上電極膜8
0との間に電圧を印加し、弾性膜50、下電極膜60及
び圧電体層70をたわみ変形させることにより、各圧力
発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク
滴が吐出する。
【0069】このような構成のインクジェット式記録ヘ
ッドでは、圧電素子300が形成された流路形成基板1
0と、圧電素子300に対向する領域に駆動回路31を
一体的に形成した接合基板30とを接合するようにした
ので、流路形成基板10及び接合基板30の厚さを薄く
することができ、ヘッドを小型化することができると共
に複数の圧力発生室12を高密度に配列することができ
る。また、各圧力発生室12を区画する隔壁11の剛性
を高めることができると共に隔壁11のコンプライアン
スを小さくすることができ、インクの吐出特性が向上す
る。
【0070】また、流路形成基板10と接合基板30と
は、これらを接合後にそれぞれ薄く加工するようにした
ので、大きなサイズのウェハとしても取り扱いが容易と
なる。したがって、ウェハ一枚当たりのチップの取り数
を増加することができ、製造コストを低減することがで
きる。また、チップサイズを大きくできるので、長尺の
ヘッドも製造することができる。
【0071】なお、本実施形態では、圧電素子300の
上電極膜80と駆動回路31とをリード電極90を介し
て電気的に接続するようにしたが、これに限定されず、
例えば、図7に示すように、一端が上電極膜80に接続
されると共に他端が流路形成基板10上に固定されるボ
ンディングワイヤ等の配線110を設け、駆動回路31
がこの湾曲して設けられた配線110の一部を押圧する
ように流路形成基板10と接合基板30とを接合するこ
とにより、この配線110を介して上電極膜80と駆動
回路31とを電気的に接続するようにしてもよい。な
お、配線110の他端は下電極膜60と導通しないよう
に固定する必要があり、本実施形態では、下電極膜60
の一部を除去し、除去した部分に配線110の他端を固
定するようにしたが、下電極膜60と導通しなければそ
の固定方法は特に限定されない。
【0072】また、本実施形態では、封止部材40とし
て接着剤を用いるようにしたが、これに限定されず、例
えば、酸化シリコン(SiO2)又はガラス等を用いる
ようにしてもよい。この場合には、封止部材を介して陽
極接合することにより流路形成基板と接合基板とを接合
することができる。例えば、図8に示すように、ガラス
からなる封止部材40Aを用いた場合には、全体を45
0℃程度に加熱し、単結晶シリコンからなる流路形成基
板10及び接合基板30のそれぞれと封止部材40とを
間に、200〜1000V程度の電位を印加することに
より、すなわち、陽極接合することにより、流路形成基
板10及び接合基板30のそれぞれと封止部材40とが
化学結合する。なお、この場合、流路形成基板10の封
止部材40が接合される領域は、下電極膜60及び弾性
膜50を除去しておく必要がある。
【0073】また、酸化シリコンからなる封止部材を用
いる場合には、流路形成基板10及び接合基板30のそ
れぞれの接合面の所定領域に、スパッタリング又はCV
D法等により封止部材をそれぞれ設ける。そして、これ
らの封止部材同士を当接させて、上述同様、所定条件下
で流路形成基板10と接合基板30との間に電位を印加
して陽極接合することにより、流路形成基板10と接合
基板30とを封止部材を介して接合することができる。
【0074】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的
構成は上述したものに限定されるものではない。
【0075】例えば、封止部材としては、上述した例の
他に、圧電素子300を構成する各層とは不連続の下電
極膜、圧電体層及び上電極膜で構成するようにしてもよ
い。
【0076】また、例えば、上述の各実施形態では、成
膜及びリソグラフィプロセスを応用して製造される薄膜
型のインクジェット式記録ヘッドを例にしたが、勿論こ
れに限定されるものではなく、例えば、グリーンシート
を貼付する等の方法により形成される厚膜型のインクジ
ェット式記録ヘッドにも本発明を採用することができ
る。
【0077】また、これら各実施形態のインクジェット
式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するイン
ク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成し
て、インクジェット式記録装置に搭載される。図9は、
そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図であ
る。
【0078】図9に示すように、インクジェット式記録
ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、イ
ンク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着
脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1
Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けら
れたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられてい
る。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、
それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物
を吐出するものとしている。
【0079】そして、駆動モータ6の駆動力が図示しな
い複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリ
ッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及
び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿っ
て移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に
沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ロ
ーラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シ
ートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるように
なっている。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、圧電素
子が形成された流路形成基板と、圧電素子に対向する領
域に集積回路を一体的に形成した接合基板とを接合する
ようにしたので、流路形成基板及び接合基板の厚さを薄
くすることができ、ヘッドを小型化することができると
共に、複数の圧力発生室を高密度に配列することができ
る。また、隔壁の剛性を高めることができると共に隔壁
のコンプライアンスを小さくすることができ、インクの
吐出特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの概略を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの概略を示す上面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの変形例を示す断面図である。
【図8】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの変形例を示す断面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録装置の概略図である。
【符号の説明】
10 流路形成基板 11 隔壁 12 圧力発生室 13 リザーバ 14 インク供給路 20 ノズルプレート 21 ノズル開口 30 接合基板 31 駆動回路 40 封止部材 50 弾性膜 60 下電極膜 70 圧電体層 80 上電極膜 300 圧電素子

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口に連通する圧力発生室が画成
    される単結晶シリコンからなる流路形成基板と、該流路
    形成基板の一方面側に振動板を介して設けられる下電
    極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子とを具備する
    インクジェット式記録ヘッドにおいて、 前記流路形成基板の前記圧電素子側に封止部材を介して
    接合される単結晶シリコンからなる接合基板を有し、該
    接合基板の前記流路形成基板との接合面側の前記圧電素
    子に対向する領域には、集積回路が一体的に形成されて
    いることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記圧電素子を構成
    する前記下電極又は上電極の何れか一方には導電部材が
    接続されており、該導電部材が前記集積回路の接続配線
    に当接することにより、前記圧電素子と前記集積回路と
    が電気的に接続されていることを特徴とするインクジェ
    ット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記圧電素子
    は、前記接合基板と前記封止部材によって画成される空
    間内に封止されていることを特徴とするインクジェット
    式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記封
    止部材が接着剤であることを特徴とするインクジェット
    式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記封
    止部材が酸化シリコン又はガラスからなり、前記流路形
    成基板と前記接合基板とが前記封止部材を介して陽極接
    合によって接合されていることを特徴とするインクジェ
    ット式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5の何れかにおいて、前記導
    電部材が、一端が前記上電極に接続されると共に他端が
    前記流路形成基板上に固定されたボンディングワイヤで
    あることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記圧
    力発生室が異方性エッチングにより形成され、前記振動
    板及び前記圧電素子を構成する各層が成膜及びリソグラ
    フィ法により形成されたものであることを特徴とするイ
    ンクジェット式記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかのインクジェット
    式記録ヘッドを具備することを特徴とするインクジェッ
    ト式記録装置。
  9. 【請求項9】 単結晶シリコンからなりノズル開口に連
    通する圧力発生室が画成される流路形成基板と、該流路
    形成基板の一方面側に振動板を介して設けられる下電
    極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子と、前記流路
    形成基板の前記圧電素子側に接合される単結晶シリコン
    からなる接合基板とを具備するインクジェット式記録ヘ
    ッドの製造方法において、 前記流路形成基板上に前記振動板を介して前記下電極、
    前記圧電体層及び前記上電極を積層及びパターニングし
    て前記圧電素子を形成する工程と、前記接合基板の一方
    面の前記圧電素子に対向する領域に集積回路を一体的に
    形成する工程と、前記流路形成基板の前記圧電素子側と
    前記接合基板の前記集積回路側とを封止部材を介して接
    合する工程と、前記流路形成基板及び前記接合基板を所
    定の厚さに加工する工程と、前記圧力発生室を形成する
    工程とを有することを特徴とするインクジェット式記録
    ヘッドの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記圧力発生室を
    形成する工程では、前記流路形成基板をエッチングする
    ことによって前記圧力発生室を形成すると共に、前記接
    合基板をエッチングすることにより前記圧力発生室にイ
    ンクを供給する流路を形成することを特徴とするインク
    ジェット式記録ヘッドの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において、導電性を
    有しその一端が前記圧電素子を構成する前記下電極又は
    上電極の何れか一方に接続される導電部材を設け、前記
    流路形成基板と前記接合基板とを接合する際に、前記導
    電部材と前記集積回路の接続配線とを接触させることに
    より、前記圧電素子と前記集積回路とを電気的に接続す
    ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドの製造
    方法。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記圧力発生室
    を形成する工程では、前記流路形成基板をエッチングす
    ることによって前記圧力発生室を形成すると共に、前記
    接合基板をエッチングすることにより前記圧電素子を構
    成する他方の電極と外部配線とを接続する接続口を形成
    することを特徴とするインクジェット式記録ヘッドの製
    造方法。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12の何れかにおいて、前
    記封止部材がガラス、又は前記流路形成基板及び前記接
    合基板のそれぞれの接合面側に設けられた酸化シリコン
    層であり、当該封止部材を介して前記流路形成基板と前
    記接合基板とを陽極接合により接合することを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッドの製造方法。
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