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JP2001522344A - ホウ酸カルシウムの製法 - Google Patents

ホウ酸カルシウムの製法

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JP2001522344A
JP2001522344A JP54621298A JP54621298A JP2001522344A JP 2001522344 A JP2001522344 A JP 2001522344A JP 54621298 A JP54621298 A JP 54621298A JP 54621298 A JP54621298 A JP 54621298A JP 2001522344 A JP2001522344 A JP 2001522344A
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シュバート,デビッド,エム.
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ユー.エス.ボラックス インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 水性スラリー中でホウ酸を石灰と反応させることにより結晶性ヘキサホウ酸カルシウム四水和物を製造する改良方法を提供する。反応条件は0.25:1より大きい[ホウ酸]対[水]のモル比、0.05〜0.15:1の範囲にある[石灰]対[ホウ酸]とのモル比、及び60〜85℃の範囲にある温度からなる。生成物の水性スラリー中には少なくとも25重量%の濃度の溶解しない固形物がある。

Description

【発明の詳細な説明】 ホウ酸カルシウムの製法 本発明はホウ酸カルシウムの製法に関するものであり、更に詳細には結晶性ヘ キサホウ酸カルシウム四水和物、鉱物のノブライト(nobleite)の合成形態、を 水性スラリー中でホウ酸と石灰の反応により製造する改良方法に関する。 発明の背景 ホウ酸カルシウム類は多くの工業上の用途を有する。それらは、例えば、織物 用ガラス繊維のように、望みのガラス組成がナトリウムの添加を制限することを 要求する場合に、ガラス繊維製造においてホウ素源として使用される。それらは 、プラスチックス、ゴムポリマー、セルロース、樹脂、油類等の材料中で難燃剤 としても使用される。更にそれらは鋼鉄及びセラミックスの製造においても有用 である。 多種多様のホウ酸カルシウム組成物が、天然物及び合成物両者共、既知であり 、それらは大抵水和化合物の形をしている。一般に商業的に使用されている天然 ホウ酸カルシウム類には、化学組成2CaO・3B23・5H2Oを有するコー ルマン石(colemanite)、及び組成Na2O・2CaO・5B23・16H2Oのホ ウ酸ナトリウムカルシウム混合物であるユレキサイト(ulexite)が含まれる。こ れらの天然ホウ酸カルシウムの不利な点としては、鉱物性不純物の存在、非常に 微細な粒子の大きさが求められる場合、例えば、防火用途のためにポリマー樹脂 中に微粒子分散を達成する場合には微粉砕の必要、及びユレキサイトの場合には ナトリウム及びかなりの水分の存在などが挙げられる。コールマン石及びユレキ サイトのホウ酸塩含有量はそれぞれB23約51%及びB2343%である。 既知の合成ホウ酸カルシウムの例はメタホウ酸カルシウムの四水和物及び六水 和物形、CaO・B23・4H2O及びCaO・B23・6H2Oを含み、これら はそれぞれB23を約35%及び30%含有する。これらの合成組成物は高い純 度となる潜在性を有するが、それらは天然のコールマン石及びユレキサイトに見 られる天然の不純物を欠いているので、それらは比較するとホウ酸カルシ ウム含有量が相対的に低い。合成ゴウエライト(gowerite)は、ヘキサホウ酸カル シウム五水和物(CaO・3B23・5H2O)から成るが、B23約59%を 含有するので、それは前記メタホウ酸カルシウム組成物よりもホウ酸塩含有量に おいてかなり高い。しかし、ゴウエライトは粗粒形に結晶する傾向があり、従っ て多くの用途に要求される微細な粒子の大きさを達成するためには摩砕を必要と する。 ヘキサホウ酸カルシウム四水和物は、式CaO・3B23・4H2Oを有し、 合成ゴウエライトと同じ[ホウ素]対[カルシウム]比を有するが、より少ない水を 含有する。B23 62%において、それはゴウエライト、前記のメタホウ酸カ ルシウム及び鉱物のコールマン石及びユレキサイトよりも高いホウ酸含有量を有 する。それは工業上利用できるほどの量は存在しないが、それは鉱物のノブライ トとして天然に産することが知られている。 鉱物のノブライトとゴウエライトの合成形態を製造するためにいろいろな方法 が知られている。例えば、合成のノブライトは、マイヤエルホッフェライト(me yerhofferite)(2CaO・3B23・7H2O)をホウ酸溶液中で85℃におい て8日間の水熱処理を行なうことにより製造されることができる。米国特許第3 ,337,292号明細書を参照されたい。 「ディッテ(Ditte):Acad .Sci.Paris Coptes rendus,77,783〜785( 1873)」は、アイスランドスパー(Iceland spar)(ホウカイ石)と飽和ホウ酸 溶液との反応による石灰ホウ酸塩の生成を記載する。その結果生成した塩は、” 3BoO2,CaOと4HO、それはまた(2BoO2,CaO,HO)(BoO2 ,3HO)とも書かれることができる”を含む「水和石灰ホウ酸塩」の小さい 針状物として記載されている。その後、「エルド(Erd),マクアリスタ(McAllist er),ビリシディス(Vlisidis):American Mineralogist,46,560〜571( 1961)」は、ディッテの生成物がノブライトであったことを示唆した。また 、エルド等はCaOとホウ酸を水中に30時間48℃で攪拌し、次にその生成物 を68℃に10日間保つことによりノブライトを合成した。 「ケンプ(Kemp):The Chemistry of Borates ,Part 1,70頁(1956)」は 、ホウ酸水溶液を40℃に3日間保つとCaO・3B23・4H2Oと 2CaO・3B23・9H2Oの混合物を析出することを報告した。ケンプはま た、CaO・3B23・8H2Oは分解してCaO・3B23・4H2Oを生成す ることも報告した。「Supplement to Mellor's Comprehensive Treatise on Ino rganic and Theoretical Chemistry ,第V巻,Part A:Boron-Oxygen Compounds, 550〜551頁(1980)」によれば、CaO・3B23・4H2OはNa2O −CaO−B23−H2OとCaO−NaCl−B23−H2Oの系において25 ℃及びpH5.5〜6.5において固相として生成する。マイエルホッフライト をホウ酸溶液中に85〜250℃で水熱処理するとギネライト(ginerite)(2C aO・7B23・8H2O)と共に四水和物及び五水和物両者の結晶を生成した 。 メラー(Mellor)は更に、ノブライトは25℃と45℃においてCaO−B23 −H2O系中の安定な相であり、そしてまた石灰(CaO)とホウ酸の水性混合 液から60℃で形成されることを報告した。また、メラーは551頁にCaO・ 3B23・5H2O(ゴウエライト)が水性媒体中の石灰とホウ酸から100℃ で形成されることを報告している。 Chemie,346巻,12〜20頁(1966)」は、CaO,H3BO3及び水から のゴウエライトの生成は比較的高い温度(100℃)及びより高いCaO濃度によ り有利になるが、ノブライトの生成は一層低いCaO濃度を有する比較的低い濃 度の溶液において及び一層低い温度(60℃)で有利に行うことを教示する。 本発明者は、水性の生成物中で溶解しない固形物の最終的な濃度が高水準であ り、また加えられる[石灰]対[ホウ酸]のモル比(CaO:H3BO3)が特定の範 囲にある限り、水性スラリー中で石灰をホウ酸と約60〜85℃の範囲の温度で 反応することにより、示差的な晶相を有する新規な結品性ヘキサホウ酸カルシウ ム四水和物の組成物を製造できることを見出している。得られる生成物である結 晶性四水和物は一般に、ほぼ球形の放射状クラスターに配列されている、混じり 合って成長した薄い小板からなる所望の晶相を有するであろう。 発明の概要 本発明は、ホウ酸と石灰とを約60〜85℃の範囲の温度で水性スラリー中で 反応することにより、結晶性ヘキサホウ酸カルシウム四水和物を製造する改良さ れた方法を提供するものであり、この場合、[ホウ酸]対[水]のモル比(H3BO3 :H2O)が約0.25:1より大きく、また[石灰]対[ホウ酸]のモル比(Ca O:H3BO3)が約0.05〜約0.15:1の範囲にあり、また生成物の水性 スラリー中の溶解しない固形物を少なくとも25重量%とするのに十分な濃度で 反応物が存在する。本発明の方法では大きな反応速度、高い製品収率及び微粒子 の粒径分布のような好ましい製品特性とともに良好な流れとバルク取扱い特性と がもたらされる。更に、示差的な晶相を有する新規な結晶性ヘキサホウ酸カルシ ウム四水和物の組成物が提供される。 発明の詳細な説明 本発明の方法は、約60°〜約85℃の範囲にある高い温度において高濃度の ホウ酸を石灰と反応させて結晶性ヘキサホウ酸カルシウム四水和物を生成させる ことからなる。望ましい反応温度は高い温度であって、約70°〜約85℃の範 囲にあるのが好ましい。最終生成物のスラリー中での溶解しない固形物が少くと も25重量%、望ましくは少なくとも30重量%与えられるであろうように、反 応混合物中の溶解しない固形物の濃度が高いことが要求される。 反応物の濃度は本発明の方法によるヘキサホウ酸カルシウム四水和物の製造の ために重要である。特に、反応混合物中のホウ酸の水に対する高い比率は本発明 の高温度条件においてゴウエライトよりむしろノブライトを生成するであろう。 ホウ酸は高温度で水に非常に溶けやすく、これらの温度でノブライトを生成する ために、ホウ酸はその溶解度限界よりもかなり多い量で加えられるべきである。 出発混合物における[ホウ酸]対[水]のモル比(H3BO3:H2O)は約0.25 :1よりも大きく、例えば約0.25〜0.5:1の範囲であり、好ましくは約 0.3〜0.45:1の範囲にあるべきである。これは60〜85℃の温度にお けるホウ酸の溶解度の限界である、水1モル当りH3BO3約0.04〜約0.0 8モルの範囲よりもかなり高い。 出発混合物中の[石灰]対[ホウ酸]のモル比(CaO:H3BO3)は約0.05 〜0.15:1、好ましくは約0.1〜0.14:1の範囲にある。ここで使用 される石灰には、焼き石灰、生石灰等の酸化カルシウム;水和石灰、消石灰; 石灰水和物等の水酸化カルシウム;及び、方解石、石灰岩等の炭酸カルシウムが 含まれる。 本発明の方法は、回分法、連続法又は半連続法でヘキサホウ酸カルシウム四水 和物を製造するのに用いてよい。回分法ではホウ酸と石灰が水中で一緒にされそ して反応を開始するのに必要な温度範囲で加熱されてよい。或いは別に、先行す る操作から循環される母液または新規に作った母液が反応媒体として使用されて よい。連続法又は半連続法では所望の生成物が反応槽から連続的に取り出されそ して残留する母液は追加のホウ酸及び石灰が添加し、次いで反応物を反応温度で 加熱することにより循環される。 反応は一般に1時間以内に実質的に完結するが、反応混合物を約4時間以下の 間加熱することにより生成物B23の分析についての僅かな改善がなされよう。 反応物として酸化カルシウム又は水酸化カルシウムを使用するとき、約15分〜 25分以内で反応が起きて発熱を認めることができ、この時出発物質の大部分が 所望の生成物に転化される。 反応期間にわたって反応混合物が撹拌によるなどしてかき混ぜられるのが好ま しい。反応が完結した後、濾過又は遠心分離又は好適な別な固−液分離手段によ るなどして熱い母液からノブライト生成物が分離される。同伴される母液を全て 除去するために、湿った固形物が水などにより除去され、引続いて乾燥されて結 晶性のヘキサホウ酸カルシウム四水和物が得られる。 B23の含有率がより大きい生成物が所望であるなら、少くとも約235℃、 望ましくは約450℃〜約600℃の範囲で加熱することによってホウ酸カルシ ウム四水和物が脱水されることができ、B23約79%を含有する新規な無定形 無水ヘキサホウ酸カルシウム、CaO・3B23が生成される。 本発明の結晶性の製品を粒径分析すると、直径が75μm未満のものが典型的 には約90%であり、平均粒径分布が比較的小さいことが示される。この小さい 平均粒径は固形物の微細な分散が要求される多くの応用、例えばポリマー樹脂中 での燃焼剤として有利である。そのうえ本発明の製品を濾過するのは容易であり 、そのために母液からの固体生成物の分離が容易になり、母液は次に工程中に循 環されることができる。更に球状の晶相は、極めて微細な粒径分布にもかかわら ず 乾燥された固形物の優れた取扱い特性及び流動性をもたらす。またこの結晶性製 品はケーキングを起こす傾向が著しくないことも見出された。 この製品は三つの別個の段階で脱水され、約91°、177°及び312℃で 水を失う。この製品は約927℃で融解することが判った。この製品の脱水によ り製造された無水ホウ酸カルシウム製品は、脱水された大抵の金属ホウ酸塩化合 物よりも吸湿性が少ない。 例 1 12リットルフラスコに還流コンデンサ、機械式撹拌機及び温度調節器を取り 付けた。フラスコに5kgの脱イオン水、1448g(23.42モル)のホウ 酸及び31.7g(0.43モル)の水酸化カルシウムを装入して母液を調製し た。混合物を80℃に加熱し、次いで1876g(30.34モル)のホウ酸、 417g(5.63モル)の水酸化カルシウム及び3gの合成ノブライト種晶を 添加した。1876gのホウ酸と417gの水酸化カルシウムとを再び添加して 、ホウ酸と水とのモル比(H3BO3:H2O)が0.30:1で、石灰とホウ酸 とのモル比(CaO:H3BO3)が0.14:1である反応スラリーを得た。石 灰の固体ノブライト生成物への転化が完全であることを仮定して、溶解しない固 形物を約36重量%含有する最終生成物のスラリーを生成するように反応物の量 を算定した。反応物を添加した結果、温度が72℃に低下したが、加熱を継続す ると9分以内で80℃に戻った。反応物を添加して20〜25分した後、発熱が 起き、86℃までの温度上昇があった。混合物は制御温度の80℃に徐々に戻り 、そこで撹拌によってこの温度に推持した。固相を化学分析すると、全部で16 5分たった後にB2361.2%が得られ、これは反応が実質的に完全であるこ とを示した。反応物を80℃で1晩撹拌し続けた。21時間後に生成物スラリー を濾過し、次いで濾過した固形物を水洗し、次いで空気乾燥した結果、自由に流 動する白色粉末を得た。X線回折によって結晶性生成物がノブライトであること を知った。化学分析により、最終生成物はB23 62.3%を含有することが 示された。生成物は、99重量%が100メッシュ(150μm)の試験篩を通 過し、97重量%が200メッシュ(75μm)の試験篩を通過しそして94重 量%が325メッシュ(45μm)の試験篩を通過する粒径分布を有した。この 物質は良好な流動特性を有するようにみえるが、容易に流動化する傾向があり、 双峰性の流動挙動を生じた。 例 2 ホウ酸(603.4g)及び13.2gの水酸化カルシウム(Ca(OH)2) を撹拌下のタンク内で2083.5gの脱イオン水中に混入して合成的な母液の バッチを造った。この混合物を撹拌し、60℃に加熱し、次いで781.7gの ホウ酸と173.8gの水酸化カルシウムとからそれぞれなる二つのバッチを添 加して、[石灰]対[ホウ酸]のモル比(CaO:H3BO3)が0.14:1で、ま た[ホウ酸]対[水]のモル比(H3BO3:H2O)が0.30:1である反応スラ リーを得た。これは、計算によると、溶解しないノブライト固形物を約36重量 %含有する最終的生成物のスラリーを与えるものであった。反応物の各々のバッ チを添加した後、温度が僅に低下した。ノブライト生成物の結晶化を促進するた めに、ホウ酸と石灰を最終的に添加した後、既につくった合成的なノブライトを 種晶物質として約3.0g添加した。ノブライトの種晶の添加後約25分すると 、63.1℃までの温度上昇が認められた。温度を60℃に保ちつつ反応混合物 を試験開始から20時間にわたつて連続的に撹拌した。この20時間が終了した 時に反応スラリーを濾過しまた濾過ケーキを1500gの脱イオン水で洗浄して 付着する液体を除去し、次いで約60℃で4日間乾燥した。B23約63.8% とCaO 16.1%を含有する、得られた結晶性生成物はX線回折分析により ノブライトであることが決定された。 例 3 2,000gの水に579.2gのホウ酸と17.1gの炭酸カルシウム径3μm)を入れ、次いで得られた混合物を80℃に加熱した。835.6gの ホウ酸と225.3gの炭酸カルシウムとの混合物をゆっくりと添加し、二酸化 炭素ガスの放出及び70℃への温度降下によってスラリーを発生させた。発泡が おさまりそして温度が80℃に戻った後、835.6gのホウ酸と225.3g の炭酸カルシウムとの第2の混合物を添加した。スラリーを再び80℃に加熱し 、この温度に保った。ホウ酸:水のモル比、及び石灰:ホウ酸のモル比はそれぞ れ 0.33:1及び0.13:1であった。反応混合物は、溶解しないノブライト 固形物を約35重量%含有する最終的な生成物のスラリーを生成すると算出され た。3時間後に反応混合物から試料採取しそしてバッチ全体を濾過しそして5時 間後に脱イオン水で洗浄し、次いで60℃で数日間乾燥した。滴定によって生成 物を分析すると、5時間の反応時間の後にB23を63.4重量含有することが わかった。X線回折によって最終生成物がノブライトであることが判った。 例 4 例3と同じ手順に従った。但し、80℃でなく60℃で反応を実施し、また二 酸化炭素ガスの発生によって惹起される発泡を受け入れるようにバッチを25% だけ減少した。例3におけるように、溶解しないノブライト固形物を約35重量 %を含有するように計算された最終的な生成物のスラリーを得るために、ホウ酸 :水、及び石灰:ホウ酸のモル比はそれぞれ0.31:1及び0.14:1であ った。3時間後、反応混合物は極めて濃稠になった。反応混合物を1晩撹拌し続 けると、この期間に渡って反応混合物は極めて濃稠になったため、反応混合物が その中心部でのみ撹拌されるように見えた。混合物を濾過しようとする前にスラ リーを稀薄にするために60℃の脱イオン水を2リットル添加した。しかし、生 成物を濾過するのは極めて困難であり、また極めて微細な粒状固形物を含むよう に見えた。X線回折により固形の生成物を分析し、ノブライトであることを知っ た。走査電子顕微鏡による検鏡によって生成物を評価するとノブライトが六角形 の小板(platelets,小さな板状)として生成していることが示されたが、小板の多 くが付着し合わないので、より高い温度で球形の放射状クラスターが形成される 独特な形態は概ね存在しなかった。滴定によって生成物を分析するとB23が約 62.3重量%含まれることが判った。 例 5〜6 75℃で、そしてホウ酸:水の比をより低くして(従って最終的な固形物濃度 を低くして)、石灰源として水酸化カルシウムを使用することによって反応を実 施した。例5ではホウ酸(1.448g)と31.7gの水酸化カルシウムとを 5リットルの脱イオン水と一緒にし、次いで75℃に加熱した。追加的な1,5 06gのホウ酸と300.7gの水酸化カルシウムとを添加した。ホウ酸:水及 び石灰:ホウ酸のモル比はそれぞれ0.17:1及び0.09:1であった。石 灰の固体ノブライト生成物への転化が完全であると仮定することで、混合物は、 溶解しない固形物を約18重量%含有する最終的な生成物のスラリーを生成する と計算された。45分後、粒子の群が認められた。3時間後、反応混合物から試 料採取し、次いでこれを温水によって50%まで稀釈しそして濾過した。濾過ケ ーキを約3リットルの脱イオン水で洗浄して付着している液体を除去した。滴定 により固形の生成物を分析するとB23が61.8重量%含まれることが判った 。X線回折分析に基き、生成物がノブライトからなり、ゴウエライトを推定上7 %含むことが判った。 例6は例5に類似した。但し、例6は著しく一層低いホウ酸濃度で操作した。 例6ではホウ酸(1,321g)と水酸化カルシウム20gとをの脱イオン水6 ,419gと一緒にし、次いで75℃に加熱した。追加のホウ酸100g及び水 酸化カルシウム140gを添加した。ホウ酸:水、及び石灰:ホウ酸のモル比は それぞれ0.06:1及び0.09:1であった。石灰の固体ノブライト生成物 への転化が完全であると仮定することで、混合物は、溶解しない固形物を約9重 量%含有する最終的な生成物のスラリーを生成すると計算された。3時間後、反 応混合物から試料を採取し、次いで濾過した。固形の生成物はノブライトとゴウ エライトとの結晶化の劣る混合物を含むことが判った。滴定によって生成物を分 析し、B23が46.5重量%しか含まれないことが判った。 本発明について様々な変更と修正が可能であり、またかかる変形が本発明の趣 旨を包含する限り、それが添付の請求の範囲にあると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 結晶性ヘキサホウ酸カルシウム四水和物の製法において、ホウ酸と石灰と を約60〜約85℃の範囲の温度で水性スラリー中で反応させる工程であって[ ホウ酸]対[水]のモル比が約0.25:1より大きく、且つ、[石灰]対[ホウ酸] のモル比が約0.05〜約0.15:1の範囲にあり、しかも反応物が、生成物 の水性スラリー中の溶解しない固形物を少なくとも25重量%与えるのに十分な 濃度で存在させる該工程と、前記生成物の水性スラリーから前記結晶性ヘキサホ ウ酸カルシウム四水和物を分離する工程とを含む、上記製法。 2. [ホウ酸]対[水]のモル比が約0.3〜約0.45:1の範囲にある、請求 項1記載の方法。 3. [石灰]対[水]のモル比が約0.1〜約0.14:1の範囲にある、請求項 1記載の方法。 4. 温度が約70〜約85℃の範囲にある、請求項1記載の方法。 5. 石灰が炭酸カルシウムである、請求項1記載の方法。 6. 石灰が水和石灰である、請求項1記載の方法。 7. 生成物の水性のスラリー中の溶けていない固形物の濃度が少なくとも約3 0重量%である、請求項1記載の方法。 8. 結晶性ヘキサホウ酸カルシウム四水和物の製法において、水性スラリー中 のホウ酸と石灰とを約70〜約85℃の範囲の温度で反応させる工程であって[ ホウ酸]対[水]のモル比が約0.3〜約0.45:1の範囲にあり、且つ[石灰] 対[ホウ酸]のモル比が約0.1〜約0.14:1の範囲にあり、しかも、反応物 の濃度が生成物の水性スラリー中の溶解しない固形物を少なくとも30重量%与 える該工程と、前記水性スラリーから前記結晶性ヘキサホウ酸カルシウム四水和 物を分離する工程とを含む、上記製法。 9. ほぼ球形の放射性クラスターに配置されている、混じり合って成長した薄 い小板からなる結晶性ヘキサホウ酸カルシウム四水和物。 10.請求項9に記載の結晶性ヘキサホウ酸カルシウム四水和物組成物を脱水す る方法であって、該組成物を約325℃以上の温度に加熱する上記方法。 11.温度が約450〜約600℃の範囲にある、請求項10記載の方法。 12.請求項10に記載の方法によって製造される無定形ヘキサホウ酸カルシウ ム組成物。
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